JP2004269371A - パーマネントウェーブ用剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】システアミンと同等以上のパーマネントウェーブ効果を発現し、皮膚への浸透性を遅延させるパーマネントウェーブ用剤を提供すること、ならびに皮膚への浸透性を遅延させる化粧料および毛髪剤を提供すること。
【解決手段】一般式(I):
R1 −NH−CH2 −CH2 −SH (I)
(式中、R1 は炭素数1〜18の直鎖または分岐したアルキル基を示す)
で表される2−アルキルアミノエタンチオールを含有してなるパーマネントウェーブ用剤、前記2−アルキルアミノエタンチオールを含有してなる化粧料、および前記2−アルキルアミノエタンチオールを含有してなる毛髪剤。
【選択図】 なし
【解決手段】一般式(I):
R1 −NH−CH2 −CH2 −SH (I)
(式中、R1 は炭素数1〜18の直鎖または分岐したアルキル基を示す)
で表される2−アルキルアミノエタンチオールを含有してなるパーマネントウェーブ用剤、前記2−アルキルアミノエタンチオールを含有してなる化粧料、および前記2−アルキルアミノエタンチオールを含有してなる毛髪剤。
【選択図】 なし
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パーマネントウェーブ用剤、化粧料および毛髪剤に関する。さらに詳しくは、パーマネントウェーブ用第一剤として好適に使用し得るパーマネントウェーブ用剤、化粧料および毛髪剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
パーマネントウェーブの歴史は、頭髪に粘土を塗って天日で乾かし、カールを得るという技法が原点とされ、古代エジプト時代にまで遡る。
【0003】
我が国におけるパーマネントウェーブは、熱を用いた方式が昭和初期から取り入れられ、その後1940年代にシスチン結合を常温で切断しうるチオグリコール酸塩の出現によって急速に発展した。しかし、この急激な普及に伴い、保健衛生上の事故も発生し、当時の厚生省当局および業界有識者の働きにより、化粧品として初めて品質基準が制定された。これにより、パーマネントウェーブ用剤の有効性と安全性を担保する基本的な要件が打ち出され、現在でもその基本姿勢が引き継がれている。
【0004】
パーマネントウェーブ用剤の有効成分は、チオグリコール酸塩類とシステイン塩類に大別されるが、チオグリコール酸塩類を用いたパーマネントウェーブ用剤では有効成分の濃度、pH、アルカリ度の設定で幅広い効力を持った製品の調整が可能である。しかし、効力が強い反面、毛髪や皮膚への影響が大となるので、安全性に十分に留意する必要がある。
【0005】
これに対して、システイン塩類を有効成分とするパーマネントウェーブ用剤は、安全性の面で有意な点が多いが、総じて効力の強い薬剤を調製することが困難であるため、おのずと損傷毛が中心的対象の薬剤となる。
【0006】
一方、システアミン(アミノエタンチオール)塩類を主成分としたパーマネントウェーブ用剤が注目を浴びている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。このパーマネントウェーブ用剤は、従来の薬剤と比較して、アミノ基とメルカプタン基を併せもつので、チオグリコール酸よりも強い効力を持つパーマネントウェーブ用剤の調製が可能である。しかし、前記システアミンは、その分子量が小さいので、皮膚の中に入りやすく、反応しやすいという欠点がある。従って、システアミンもまた、チオグリコール酸と同様に、安全性に十分に留意する必要がある。
【0007】
【特許文献1】
特開平6−24946号公報
【特許文献2】
特開平7−69846号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記従来技術に鑑みてなされたものであり、システアミンと同等以上のパーマネントウェーブ効果を発現し、皮膚への浸透性を遅延させるパーマネントウェーブ用剤を提供することを目的とする。さらに、本発明は、皮膚への浸透性を遅延させる化粧料および毛髪剤を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、
(1)一般式(I):
R1 −NH−CH2 −CH2 −SH (I)
(式中、R1 は炭素数1〜18の直鎖または分岐したアルキル基を示す)
で表される2−アルキルアミノエタンチオールを含有してなるパーマネントウェーブ用剤、
(2)前記2−アルキルアミノエタンチオールを含有してなる化粧料、および
(3)前記2−アルキルアミノエタンチオールを含有してなる毛髪剤
に関する。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明のパーマネントウェーブ用剤は、還元剤として一般式(I)で表される2−アルキルアミノエタンチオールが含有されている点に、大きな特徴がある。
【0011】
通常、還元剤としてシステアミンが含有されているパーマネントウェーブ用剤は、システアミンの分子量が小さいことに起因して、皮膚の中に入りやすく、反応しやすいという欠点がある。
【0012】
これに対して、本発明のパーマネントウェーブ用剤は、システアミンと対比して、分子量が大きく、水溶性が低い一般式(I)で表される2−アルキルアミノエタンチオールが含有されているので、皮膚についたときの浸透性が遅く、安全性の面でも優位である。さらに、本発明のパーマネントウェーブ用剤は、システアミンと同等以上のパーマネントウェーブ効果を発現するという優れた性質を有するものである。
【0013】
一般式(I)において、R1 は、炭素数1〜18の直鎖または分岐したアルキル基である。
【0014】
前記アルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ヘキシル基、シクロヘキシル基、2−エチルヘキシル基、tert−オクチル基、デシル基、ラウリル基、ステアリル基、イソステアリル基などが挙げられる。これらの中では、例えば、水への分散を行いやすくするなどの水ベースでの処方を行いやすくする観点から、n−ブチル基が好ましい。
【0015】
2−アルキルアミノエタンチオールの中では、例えば、水への分散を行いやすくするなどの水ベースでの処方を行いやすくし、パーマネントウェーブ効果を高める観点から、2−ブチルアミノエタンチオールが好ましい。
【0016】
2−アルキルアミノエタンチオールは、システアミンとハロゲン化アルキルなどの適当なアルキル化剤とを反応させることによって容易に合成することができる。なお、2−アルキルアミノエタンチオールを合成する際に、アルキル化剤のアルキル基に水酸基などの官能基を付加することにより、親水性などの物性を付与することができる。
【0017】
なお、2−アルキルアミノエタンチオールは、酸、(メタ)アクリル酸系高分子化合物またはフェノール系化合物で中和されていてもよい。このように、2−アルキルアミノエタンチオールを中和させた場合には、2−アルキルアミノエタンチオールの水への溶解性を高めることができ、また臭気を低減させることができるという利点がある。
【0018】
中和に用いられる酸としては、例えば、塩酸、硫酸、硝酸などの無機酸、酢酸、プロピオン酸、炭酸、グリコール酸、チオグリコール酸、乳酸、チオ乳酸、リンゴ酸、チオリンゴ酸、グリセリン酸、マロン酸、コハク酸、クエン酸、燐酸、ラウリン酸、ステアリン酸、糖酸などの有機酸が挙げられ、(メタ)アクリル酸系高分子化合物としては、例えば、グッドリッチ社製、商品名「カーボポール」などが挙げられ、フェノール系化合物としては、例えば、アルブチン、没食子酸などが挙げられる。
【0019】
2−アルキルアミノエタンチオールの中和度は、パーマネントウェーブ効果を高め、臭気を低減させ、また水への溶解性を高める観点から、好ましくは25〜100モル%、より好ましくは40〜60モル%である。
【0020】
本発明のパーマネントウェーブ用剤における2−アルキルアミノエタンチオールの含有量は、毛髪および皮膚の損傷を抑制し、パーマネントウェーブ効果を高める観点から、好ましくは5〜80重量%、より好ましくは10〜40重量%である。
【0021】
本発明のパーマネントウェーブ用剤には、必要に応じて、アルカリ剤を添加することができる。
【0022】
アルカリ剤としては、例えば、アンモニア、モノエタノールアミン、トリエタノールアミンなどが挙げられ、これらは、それぞれ単独でまたは2種以上を混合して用いることができる。
【0023】
パーマネントウェーブ用剤におけるアルカリ剤の含有量は、皮膚への刺激性を低減させ、パーマネントウェーブ効果を高める観点から、通常、0.01〜20重量%程度であればよい。
【0024】
なお、本発明のパーマネントウェーブ用剤における残部は、水である。かかる水としては、蒸留水、市水、精製水などが挙げられる。
【0025】
本発明のパーマネントウェーブ用剤のpHは、毛髪および皮膚の損傷を抑制し、パーマネントウェーブ効果を高める観点から、好ましくは4〜12、より好ましくは7〜11である。
【0026】
本発明のパーマネントウェーブ用剤は、従来のシステアミンを含有するパーマネントウェーブ用剤と同等以上のパーマネントウェーブ効果を発現しつつ、皮膚への浸透性が遅延するという優れた性質を有するので、パーマネントウェーブ用第一剤として好適に用いることができる。
【0027】
パーマネントウェーブ用第一剤に対するパーマネントウェーブ用第二剤としては、臭素酸ナトリウム、過酸化水素などを含有する水溶液が挙げられる。
【0028】
本発明の化粧料は、前記2−アルキルアミノエタンチオールを含有するものである。化粧料としては、化粧水、ローション、乳液、クリーム、ペーストなどが挙げられる。
【0029】
本発明の化粧料における2−アルキルアミノエタンチオールの含有量は、還元性を高め、皮膚への刺激性を低減させる観点から、好ましくは0.01〜50重量%、より好ましくは5〜30重量%である。
【0030】
本発明の化粧料には、本発明の目的が阻害されない範囲で、例えば、乳化剤、ゲル化剤、界面活性剤、pH調整剤、香料、防腐剤、顔料、ビタミン、栄養剤、保湿剤、紫外線防止剤などの添加剤を適宜含有させることができる。本発明の化粧料における添加剤の含有量は、化粧料の種類によって異なるので、一概には決定することができない。従って、化粧料の種類に応じて、その含有量を適宜調整することが好ましい。
【0031】
本発明の毛髪剤は、2−アルキルアミノエタンチオールを含有するものである。毛髪剤としては、例えば、染毛剤、毛髪硬度改善剤などが挙げられる。
【0032】
本発明の毛髪剤における2−アルキルアミノエタンチオールの含有量は、該毛髪剤の種類に応じた効果、例えば、染毛剤の場合には、染毛性を高め、毛髪硬度改善剤の場合には、毛髪の硬度を改善させるとともに、皮膚への刺激性を低減させる観点から、好ましくは0.01〜40重量%、より好ましくは0.5〜20重量%である。
【0033】
本発明の毛髪剤には、本発明の目的が阻害されない範囲で、例えば、乳化剤、ゲル化剤、界面活性剤、pH調整剤、香料、防腐剤、顔料、ビタミン、栄養剤、保湿剤、紫外線防止剤などの添加剤を適宜含有させることができる。本発明の毛髪剤における添加剤の含有量は、毛髪剤の種類によって異なるので、一概には決定することができない。従って、毛髪剤の種類に応じて、その含有量を適宜調整することが好ましい。
【0034】
また、本発明においては、前記2−アミノエタンチオールを皮膚外用医薬品に含有させることもできる。皮膚外用医薬品としては、抗老化皮膚外用剤、美白剤、コラーゲン架橋防止用皮膚外用剤などが挙げられる。
【0035】
【実施例】
次に、本発明を実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではない。
【0036】
実施例1
還元剤として2−ブチルアミノエタンチオールを用いたパーマネントウェーブ用剤を、以下の処方にて各成分を混合することにより、第一剤を得た。
(処方) (重量%)
2−ブチルアミノエタンチオール 12.1
モノエタノールアミン 1.5
精製水 86.4
臭素酸ナトリウム4%水溶液を第二剤として使用した。
【0037】
実施例2
還元剤として2−ブチルアミノエタンチオール塩酸塩を用いたパーマネントウェーブ用剤を、以下の処方にて各成分を混合することにより、第一剤を得た。
(処方) (重量%)
2−ブチルアミノエタンチオール塩酸塩 15.3
モノエタノールアミン 1.5
精製水 83.3
臭素酸ナトリウム4%水溶液を第二剤として使用した。
【0038】
比較例1
還元剤としてチオグリコール酸アンモニウム塩を用いたパーマネントウェーブ用剤を、以下の処方にて各成分を混合することにより、第一剤を得た。
(処方) (重量%)
チオグリコール酸アンモニウム塩 10.0
モノエタノールアミン 1.5
精製水 88.5
臭素酸ナトリウム4%水溶液を第二剤として使用した。
【0039】
比較例2
還元剤としてシステアミン塩酸塩を用いたパーマネントウェーブ用剤を、以下の処方にて各成分を混合することにより、第一剤を得た。
(処方) (重量%)
システアミン塩酸塩 10.3
モノエタノールアミン 1.5
精製水 88.2
臭素酸ナトリウム4%水溶液を第二剤として使用した。
【0040】
実施例1〜2および比較例1〜2で得られたパーマネントウェーブ用剤について、還元剤の含有量、pH、カール保持率、カール復元性および皮膚への浸透の遅延性を調べた。なお、カール保持率、カール復元率および皮膚への浸透の遅延性は、以下の方法に従って調べた。その結果を表1に示した。
【0041】
(1)カール保持率およびカール復元率
毛髪(長さ:30cm、重量:2g)を直径1cmの棒に連続して巻きつけ、固定した。棒に連続して巻きつけた毛髪の毛先から根元までの直線距離は11cmであった。棒に巻きつけた毛髪に第一剤5gを筆で塗布し、15分間、室温で放置した。この毛髪を棒に巻きつけた状態のまま水洗いを行い、毛髪に塗布した第一剤を完全に洗い流した。毛髪を乾いた布で拭き、さらに室温で30分間乾燥させた。
【0042】
乾燥後、毛髪に第二剤5gを筆で塗布し、10分間放置した。放置終了後、棒から毛髪を外し、水で毛髪に塗布された第二剤を完全に洗い流した。カールした毛髪の長さを測定し、カール保持率は、式:
[カール保持率](%)=[(30−測定値)/(30−11)]×100
に基づいて求めた。また、カール復元率は、式:
[カール復元率](%)=(11/測定値)×100
に基づいて求めた。
【0043】
(2)皮膚への浸透の遅延性の評価方法
3名の被験体の前腕部の直径約1cmの範囲に、第一剤を約0.01g/cm2 の割合で塗布し、パッチテストを行った。パッチテスト開始から1時間後、テスト箇所の皮膚の状態を観察した。その皮膚の状態から、皮膚への浸透の遅延性を以下の評価基準に従って評価した。
[ 評価基準]
○:3名とも異常なし。
△:1〜3名に紅斑反応が観察された。
×:1〜3名に強度の浮腫反応が観察された。
【0044】
【表1】
【0045】
表1に示された結果から、実施例1および2で得られたパーマネントウェーブ用剤は、いずれも、比較例1および2で得られたパーマネントウェーブ用剤と対比して、同等以上のパーマネントウェーブ効果を発現することがわかる。さらに、実施例1および2で得られたパーマネントウェーブ用剤は、比較例1および2で得られたパーマネントウェーブ用剤と対比して、皮膚への浸透の遅延性に優れていることがわかる。
【0046】
処方例1(染毛剤)
(処方) (重量%)
2−ブチルアミノエタンチオール塩酸塩 13.0
25%アンモニア水 3
ジエチレングリコールエチルエーテル 10
色素 0.3
香料 適量
精製水 残部
上記の処方にて各成分を混合することにより、毛髪剤として染毛剤を調製した。
【0047】
処方例2(毛髪硬度改質剤)
(処方) (重量%)
2−ブチルアミノエタンチオール塩酸塩 3
グリセリン 5
硬化ひまし油 1
香料 適量
精製水 残部
上記の処方にて各成分を混合することにより、毛髪剤として毛髪硬度改質剤を調製した。
【0048】
処方例3(抗老化皮膚外用剤)
(処方) (重量%)
2−ブチルアミノエタンチオール塩酸塩 1
酢酸トコフェロール 0.05
グリセリン 4
トリブチレングリコール 4
エタノール 8
硬化ひまし油 0.5
pH調整剤 適量
精製水 残部
上記の処方にて各成分を混合することにより、抗老化皮膚外用剤を調製した。
【0049】
【発明の効果】
本発明のパーマネントウェーブ用剤は、システアミンと同等以上のパーマネントウェーブ効果を発現し、皮膚への浸透性を遅延させるという効果を奏する。さらに、本発明の化粧料および毛髪剤は、皮膚への浸透性を遅延させるという効果を奏する。
【発明の属する技術分野】
本発明は、パーマネントウェーブ用剤、化粧料および毛髪剤に関する。さらに詳しくは、パーマネントウェーブ用第一剤として好適に使用し得るパーマネントウェーブ用剤、化粧料および毛髪剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
パーマネントウェーブの歴史は、頭髪に粘土を塗って天日で乾かし、カールを得るという技法が原点とされ、古代エジプト時代にまで遡る。
【0003】
我が国におけるパーマネントウェーブは、熱を用いた方式が昭和初期から取り入れられ、その後1940年代にシスチン結合を常温で切断しうるチオグリコール酸塩の出現によって急速に発展した。しかし、この急激な普及に伴い、保健衛生上の事故も発生し、当時の厚生省当局および業界有識者の働きにより、化粧品として初めて品質基準が制定された。これにより、パーマネントウェーブ用剤の有効性と安全性を担保する基本的な要件が打ち出され、現在でもその基本姿勢が引き継がれている。
【0004】
パーマネントウェーブ用剤の有効成分は、チオグリコール酸塩類とシステイン塩類に大別されるが、チオグリコール酸塩類を用いたパーマネントウェーブ用剤では有効成分の濃度、pH、アルカリ度の設定で幅広い効力を持った製品の調整が可能である。しかし、効力が強い反面、毛髪や皮膚への影響が大となるので、安全性に十分に留意する必要がある。
【0005】
これに対して、システイン塩類を有効成分とするパーマネントウェーブ用剤は、安全性の面で有意な点が多いが、総じて効力の強い薬剤を調製することが困難であるため、おのずと損傷毛が中心的対象の薬剤となる。
【0006】
一方、システアミン(アミノエタンチオール)塩類を主成分としたパーマネントウェーブ用剤が注目を浴びている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。このパーマネントウェーブ用剤は、従来の薬剤と比較して、アミノ基とメルカプタン基を併せもつので、チオグリコール酸よりも強い効力を持つパーマネントウェーブ用剤の調製が可能である。しかし、前記システアミンは、その分子量が小さいので、皮膚の中に入りやすく、反応しやすいという欠点がある。従って、システアミンもまた、チオグリコール酸と同様に、安全性に十分に留意する必要がある。
【0007】
【特許文献1】
特開平6−24946号公報
【特許文献2】
特開平7−69846号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記従来技術に鑑みてなされたものであり、システアミンと同等以上のパーマネントウェーブ効果を発現し、皮膚への浸透性を遅延させるパーマネントウェーブ用剤を提供することを目的とする。さらに、本発明は、皮膚への浸透性を遅延させる化粧料および毛髪剤を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、
(1)一般式(I):
R1 −NH−CH2 −CH2 −SH (I)
(式中、R1 は炭素数1〜18の直鎖または分岐したアルキル基を示す)
で表される2−アルキルアミノエタンチオールを含有してなるパーマネントウェーブ用剤、
(2)前記2−アルキルアミノエタンチオールを含有してなる化粧料、および
(3)前記2−アルキルアミノエタンチオールを含有してなる毛髪剤
に関する。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明のパーマネントウェーブ用剤は、還元剤として一般式(I)で表される2−アルキルアミノエタンチオールが含有されている点に、大きな特徴がある。
【0011】
通常、還元剤としてシステアミンが含有されているパーマネントウェーブ用剤は、システアミンの分子量が小さいことに起因して、皮膚の中に入りやすく、反応しやすいという欠点がある。
【0012】
これに対して、本発明のパーマネントウェーブ用剤は、システアミンと対比して、分子量が大きく、水溶性が低い一般式(I)で表される2−アルキルアミノエタンチオールが含有されているので、皮膚についたときの浸透性が遅く、安全性の面でも優位である。さらに、本発明のパーマネントウェーブ用剤は、システアミンと同等以上のパーマネントウェーブ効果を発現するという優れた性質を有するものである。
【0013】
一般式(I)において、R1 は、炭素数1〜18の直鎖または分岐したアルキル基である。
【0014】
前記アルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ヘキシル基、シクロヘキシル基、2−エチルヘキシル基、tert−オクチル基、デシル基、ラウリル基、ステアリル基、イソステアリル基などが挙げられる。これらの中では、例えば、水への分散を行いやすくするなどの水ベースでの処方を行いやすくする観点から、n−ブチル基が好ましい。
【0015】
2−アルキルアミノエタンチオールの中では、例えば、水への分散を行いやすくするなどの水ベースでの処方を行いやすくし、パーマネントウェーブ効果を高める観点から、2−ブチルアミノエタンチオールが好ましい。
【0016】
2−アルキルアミノエタンチオールは、システアミンとハロゲン化アルキルなどの適当なアルキル化剤とを反応させることによって容易に合成することができる。なお、2−アルキルアミノエタンチオールを合成する際に、アルキル化剤のアルキル基に水酸基などの官能基を付加することにより、親水性などの物性を付与することができる。
【0017】
なお、2−アルキルアミノエタンチオールは、酸、(メタ)アクリル酸系高分子化合物またはフェノール系化合物で中和されていてもよい。このように、2−アルキルアミノエタンチオールを中和させた場合には、2−アルキルアミノエタンチオールの水への溶解性を高めることができ、また臭気を低減させることができるという利点がある。
【0018】
中和に用いられる酸としては、例えば、塩酸、硫酸、硝酸などの無機酸、酢酸、プロピオン酸、炭酸、グリコール酸、チオグリコール酸、乳酸、チオ乳酸、リンゴ酸、チオリンゴ酸、グリセリン酸、マロン酸、コハク酸、クエン酸、燐酸、ラウリン酸、ステアリン酸、糖酸などの有機酸が挙げられ、(メタ)アクリル酸系高分子化合物としては、例えば、グッドリッチ社製、商品名「カーボポール」などが挙げられ、フェノール系化合物としては、例えば、アルブチン、没食子酸などが挙げられる。
【0019】
2−アルキルアミノエタンチオールの中和度は、パーマネントウェーブ効果を高め、臭気を低減させ、また水への溶解性を高める観点から、好ましくは25〜100モル%、より好ましくは40〜60モル%である。
【0020】
本発明のパーマネントウェーブ用剤における2−アルキルアミノエタンチオールの含有量は、毛髪および皮膚の損傷を抑制し、パーマネントウェーブ効果を高める観点から、好ましくは5〜80重量%、より好ましくは10〜40重量%である。
【0021】
本発明のパーマネントウェーブ用剤には、必要に応じて、アルカリ剤を添加することができる。
【0022】
アルカリ剤としては、例えば、アンモニア、モノエタノールアミン、トリエタノールアミンなどが挙げられ、これらは、それぞれ単独でまたは2種以上を混合して用いることができる。
【0023】
パーマネントウェーブ用剤におけるアルカリ剤の含有量は、皮膚への刺激性を低減させ、パーマネントウェーブ効果を高める観点から、通常、0.01〜20重量%程度であればよい。
【0024】
なお、本発明のパーマネントウェーブ用剤における残部は、水である。かかる水としては、蒸留水、市水、精製水などが挙げられる。
【0025】
本発明のパーマネントウェーブ用剤のpHは、毛髪および皮膚の損傷を抑制し、パーマネントウェーブ効果を高める観点から、好ましくは4〜12、より好ましくは7〜11である。
【0026】
本発明のパーマネントウェーブ用剤は、従来のシステアミンを含有するパーマネントウェーブ用剤と同等以上のパーマネントウェーブ効果を発現しつつ、皮膚への浸透性が遅延するという優れた性質を有するので、パーマネントウェーブ用第一剤として好適に用いることができる。
【0027】
パーマネントウェーブ用第一剤に対するパーマネントウェーブ用第二剤としては、臭素酸ナトリウム、過酸化水素などを含有する水溶液が挙げられる。
【0028】
本発明の化粧料は、前記2−アルキルアミノエタンチオールを含有するものである。化粧料としては、化粧水、ローション、乳液、クリーム、ペーストなどが挙げられる。
【0029】
本発明の化粧料における2−アルキルアミノエタンチオールの含有量は、還元性を高め、皮膚への刺激性を低減させる観点から、好ましくは0.01〜50重量%、より好ましくは5〜30重量%である。
【0030】
本発明の化粧料には、本発明の目的が阻害されない範囲で、例えば、乳化剤、ゲル化剤、界面活性剤、pH調整剤、香料、防腐剤、顔料、ビタミン、栄養剤、保湿剤、紫外線防止剤などの添加剤を適宜含有させることができる。本発明の化粧料における添加剤の含有量は、化粧料の種類によって異なるので、一概には決定することができない。従って、化粧料の種類に応じて、その含有量を適宜調整することが好ましい。
【0031】
本発明の毛髪剤は、2−アルキルアミノエタンチオールを含有するものである。毛髪剤としては、例えば、染毛剤、毛髪硬度改善剤などが挙げられる。
【0032】
本発明の毛髪剤における2−アルキルアミノエタンチオールの含有量は、該毛髪剤の種類に応じた効果、例えば、染毛剤の場合には、染毛性を高め、毛髪硬度改善剤の場合には、毛髪の硬度を改善させるとともに、皮膚への刺激性を低減させる観点から、好ましくは0.01〜40重量%、より好ましくは0.5〜20重量%である。
【0033】
本発明の毛髪剤には、本発明の目的が阻害されない範囲で、例えば、乳化剤、ゲル化剤、界面活性剤、pH調整剤、香料、防腐剤、顔料、ビタミン、栄養剤、保湿剤、紫外線防止剤などの添加剤を適宜含有させることができる。本発明の毛髪剤における添加剤の含有量は、毛髪剤の種類によって異なるので、一概には決定することができない。従って、毛髪剤の種類に応じて、その含有量を適宜調整することが好ましい。
【0034】
また、本発明においては、前記2−アミノエタンチオールを皮膚外用医薬品に含有させることもできる。皮膚外用医薬品としては、抗老化皮膚外用剤、美白剤、コラーゲン架橋防止用皮膚外用剤などが挙げられる。
【0035】
【実施例】
次に、本発明を実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではない。
【0036】
実施例1
還元剤として2−ブチルアミノエタンチオールを用いたパーマネントウェーブ用剤を、以下の処方にて各成分を混合することにより、第一剤を得た。
(処方) (重量%)
2−ブチルアミノエタンチオール 12.1
モノエタノールアミン 1.5
精製水 86.4
臭素酸ナトリウム4%水溶液を第二剤として使用した。
【0037】
実施例2
還元剤として2−ブチルアミノエタンチオール塩酸塩を用いたパーマネントウェーブ用剤を、以下の処方にて各成分を混合することにより、第一剤を得た。
(処方) (重量%)
2−ブチルアミノエタンチオール塩酸塩 15.3
モノエタノールアミン 1.5
精製水 83.3
臭素酸ナトリウム4%水溶液を第二剤として使用した。
【0038】
比較例1
還元剤としてチオグリコール酸アンモニウム塩を用いたパーマネントウェーブ用剤を、以下の処方にて各成分を混合することにより、第一剤を得た。
(処方) (重量%)
チオグリコール酸アンモニウム塩 10.0
モノエタノールアミン 1.5
精製水 88.5
臭素酸ナトリウム4%水溶液を第二剤として使用した。
【0039】
比較例2
還元剤としてシステアミン塩酸塩を用いたパーマネントウェーブ用剤を、以下の処方にて各成分を混合することにより、第一剤を得た。
(処方) (重量%)
システアミン塩酸塩 10.3
モノエタノールアミン 1.5
精製水 88.2
臭素酸ナトリウム4%水溶液を第二剤として使用した。
【0040】
実施例1〜2および比較例1〜2で得られたパーマネントウェーブ用剤について、還元剤の含有量、pH、カール保持率、カール復元性および皮膚への浸透の遅延性を調べた。なお、カール保持率、カール復元率および皮膚への浸透の遅延性は、以下の方法に従って調べた。その結果を表1に示した。
【0041】
(1)カール保持率およびカール復元率
毛髪(長さ:30cm、重量:2g)を直径1cmの棒に連続して巻きつけ、固定した。棒に連続して巻きつけた毛髪の毛先から根元までの直線距離は11cmであった。棒に巻きつけた毛髪に第一剤5gを筆で塗布し、15分間、室温で放置した。この毛髪を棒に巻きつけた状態のまま水洗いを行い、毛髪に塗布した第一剤を完全に洗い流した。毛髪を乾いた布で拭き、さらに室温で30分間乾燥させた。
【0042】
乾燥後、毛髪に第二剤5gを筆で塗布し、10分間放置した。放置終了後、棒から毛髪を外し、水で毛髪に塗布された第二剤を完全に洗い流した。カールした毛髪の長さを測定し、カール保持率は、式:
[カール保持率](%)=[(30−測定値)/(30−11)]×100
に基づいて求めた。また、カール復元率は、式:
[カール復元率](%)=(11/測定値)×100
に基づいて求めた。
【0043】
(2)皮膚への浸透の遅延性の評価方法
3名の被験体の前腕部の直径約1cmの範囲に、第一剤を約0.01g/cm2 の割合で塗布し、パッチテストを行った。パッチテスト開始から1時間後、テスト箇所の皮膚の状態を観察した。その皮膚の状態から、皮膚への浸透の遅延性を以下の評価基準に従って評価した。
[ 評価基準]
○:3名とも異常なし。
△:1〜3名に紅斑反応が観察された。
×:1〜3名に強度の浮腫反応が観察された。
【0044】
【表1】
【0045】
表1に示された結果から、実施例1および2で得られたパーマネントウェーブ用剤は、いずれも、比較例1および2で得られたパーマネントウェーブ用剤と対比して、同等以上のパーマネントウェーブ効果を発現することがわかる。さらに、実施例1および2で得られたパーマネントウェーブ用剤は、比較例1および2で得られたパーマネントウェーブ用剤と対比して、皮膚への浸透の遅延性に優れていることがわかる。
【0046】
処方例1(染毛剤)
(処方) (重量%)
2−ブチルアミノエタンチオール塩酸塩 13.0
25%アンモニア水 3
ジエチレングリコールエチルエーテル 10
色素 0.3
香料 適量
精製水 残部
上記の処方にて各成分を混合することにより、毛髪剤として染毛剤を調製した。
【0047】
処方例2(毛髪硬度改質剤)
(処方) (重量%)
2−ブチルアミノエタンチオール塩酸塩 3
グリセリン 5
硬化ひまし油 1
香料 適量
精製水 残部
上記の処方にて各成分を混合することにより、毛髪剤として毛髪硬度改質剤を調製した。
【0048】
処方例3(抗老化皮膚外用剤)
(処方) (重量%)
2−ブチルアミノエタンチオール塩酸塩 1
酢酸トコフェロール 0.05
グリセリン 4
トリブチレングリコール 4
エタノール 8
硬化ひまし油 0.5
pH調整剤 適量
精製水 残部
上記の処方にて各成分を混合することにより、抗老化皮膚外用剤を調製した。
【0049】
【発明の効果】
本発明のパーマネントウェーブ用剤は、システアミンと同等以上のパーマネントウェーブ効果を発現し、皮膚への浸透性を遅延させるという効果を奏する。さらに、本発明の化粧料および毛髪剤は、皮膚への浸透性を遅延させるという効果を奏する。
Claims (5)
- 一般式(I):
R1 −NH−CH2 −CH2 −SH (I)
(式中、R1 は炭素数1〜18の直鎖または分岐したアルキル基を示す)
で表される2−アルキルアミノエタンチオールを含有してなるパーマネントウェーブ用剤。 - 2−アルキルアミノエタンチオールが中和されたものである請求項1記載のパーマネントウェーブ用剤。
- 2−アルキルアミノエタンチオールが2−ブチルアミノエタンチオールである請求項1または2記載のパーマネントウェーブ用剤。
- 一般式(I):
R1 −NH−CH2 −CH2 −SH (I)
(式中、R1 は炭素数1〜18の直鎖または分岐したアルキル基を示す)
で表される2−アルキルアミノエタンチオールを含有してなる化粧料。 - 一般式(I):
R1 −NH−CH2 −CH2 −SH (I)
(式中、R1 は炭素数1〜18の直鎖または分岐したアルキル基を示す)
で表される2−アルキルアミノエタンチオールを含有してなる毛髪剤。
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JP2003058716A JP2004269371A (ja) | 2003-03-05 | 2003-03-05 | パーマネントウェーブ用剤 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004269371A true JP2004269371A (ja) | 2004-09-30 |
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Cited By (1)
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---|---|---|---|---|
JP2009132652A (ja) * | 2007-11-30 | 2009-06-18 | Showa Denko Kk | メルカプト化合物を含有する毛髪処理剤 |
-
2003
- 2003-03-05 JP JP2003058716A patent/JP2004269371A/ja active Pending
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