JP2004268923A - 糊噴射状態検査システムおよび糊噴射状態検査方法 - Google Patents

糊噴射状態検査システムおよび糊噴射状態検査方法 Download PDF

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誠 清水
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Abstract

【課題】糊の噴射が正常か異常か、および糸引きが発生したかどうかを非接触で検出できる糊噴射状態検査システムおよび糊噴射状態検査方法の提供。
【解決手段】噴射ノズルから被着物に向かって糊を噴射して塗布するアプリケータにおいて、前記噴射ノズルから前記被着物に向かって噴射される糊の流量を検出する糊流量検出手段と、前記糊流量検出手段で検出された糊の流量に基づいて前記噴射ノズルにおいて糊の噴射が正常に行われているか否かを判定する判定部とを備える糊噴射状態検査システム、および、前記アプリケータにおいて、前記噴射ノズルから前記被着物に向かって噴射される糊の流量を検出する糊流量検出段階と、前記糊流量検出段階で検出された糊の流量に基いて糊の噴射の正否を判定する判定段階とを有する糊噴射状態検査方法。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、糊噴射状態検査システムおよび糊噴射状態検査方法に関し、特に、アプリケータにおいて糊を被接着物に噴射して塗布する際に生じる各種トラブルを非接触で検出できる糊噴射状態検査システムおよび糊噴射状態検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
紙箱などの紙器に商品を装入して封緘する際には、前記紙器のフラップ部にホットメルト接着剤やコールドグルーなどの流動性の糊を塗布して閉じ、蓋を形成することが広く行われている。
【0003】
前記糊を噴射する噴射ノズルを有するアプリケータ(糊噴射装置)を用い、前記噴射ノズルから前記紙器などの被着物にホットメルト接着剤やコールドグルーなどの糊を噴射して付着させることにより、前記被着物に糊を塗布する。
【0004】
しかしながら、前記アプリケータにおいては、噴射ノズルが詰まることがあるので、紙箱のフラップ部に糊を噴射する度毎に、糊が確実に付着したかどうか確認する必要がある。
【0005】
前記フラップ部などの被着物に糊が確実に付着したかどうかを確認する方法は、従来から種々提案されてきた。
【0006】
このような方法としては、ホットメルト接着剤が加熱されて噴射される故に周囲温度よりも高温であることを利用し、ホットメルト接着剤から放射される赤外線や熱を検出してホットメルト接着剤が塗布されたかどうかを検知する熱検知方式(特許文献1〜4)、被着物に可視光を照射して受光レベルの変化を利用して被着物の塗布面を検査する可視光検知方式(特許文献5)、ホットメルト接着剤の塗布された被着物をCCDカメラなどによって撮影した画像を用いて検査する画像検査方式(特許文献6〜10)、被着物に高周波を照射してその吸収度の変化を利用して塗布面を検査する高周波方式(特許文献11〜13)などが提案されている。前記画像検査方式および前記高周波方式については非特許文献1にも示されている。また、非特許文献2には、レーザセンサを用い、噴射ノズルから噴射されるホットメルト接着剤の有無を検出するレーザ検知方式が示されている。
【0007】
【特許文献1】
特開昭61−127427号公報
【特許文献2】
特開平6−263118号公報
【特許文献3】
特開平7−101423号公報
【特許文献4】
特開平10−3114651号公報
【特許文献5】
特開平10−101028号公報
【特許文献6】
特開平7−333154号公報
【特許文献7】
特開平5−46738号公報
【特許文献8】
特開平7−333156号公報
【特許文献9】
特開平9−142415号公報
【特許文献10】
特開2000−275186号公報
【特許文献11】
特開平5−340892号公報
【特許文献12】
特開平6−273353号公報
【特許文献13】
特開平8−122280号公報
【非特許文献1】
カタログ「スキップマスタ(R)糊付けシステム」((株)ニレコ)
【非特許文献2】
カタログ「2002総合カタログVol.2」61頁((株)キーエンス)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記アプリケータにおいては、ホットメルトガンが詰まって糊が吐出されないトラブル以外に、ホットメルトガンに噴射停止指示を入力しても、糊が噴射し放しになったり、糊の噴射が完全には停止せず、末端が尾を引いたりする「糸引き」を生じることがある。
【0009】
糸引きを生じると、被着物における目的外の部分に糊が付着したり、アプリケータそのものが噴射した糊で汚れたりするというトラブルが発生する。
【0010】
特許文献1〜13および非特許文献1に記載された検査方法および検査装置は、何れも被着物において糊が塗布された塗布面を検査することにより、前記被着物に所定量の糊が塗布されたか否かを検知する方式を採っている。
【0011】
前記検査方法および検査装置においては、前記被着物において糊が塗布された面を検査するのに、熱検知方式、可視光検知方式、画像検査方式、および高周波方式を使用しているので、高価な機器が必要な上、前記被着物の塗布面を直接に検査できるように、被着物と検査装置との間に空間を設ける必要があった。
【0012】
したがって、プラスチックケースに写真フィルムのパトローネを装入したもの(以下、「P詰品」という)をサックカートンに箱詰包装する箱詰包装装置のように、空間的な制約の厳しい箱詰包装装置にこのような検査装置を設けることは困難であった。
【0013】
一方、特許文献2に記載された検査方法および検査装置においては、レーザセンサーを噴射ノズルの近傍に設け、噴出する糊で光が反射されたかどうかによって糊の有無を検出している。したがって、反射光量の変化を噴射される糊の量と関係付けることができず、単に糊があるかないかのみの検出しかできず、微妙な糸引きの検出はできなかった。
【0014】
また、被着物に塗布されなかった糊が噴射ノズル付近に堆積し、糸引きに至らないまでも、細く短い糊の細片が噴射ノズル付近に付着したままになると、前記センサーの検出レベルが変化する。そして、糊の噴出が止まっているのに、糊が噴射されているという誤検出をする問題が生じることがあった。
【0015】
さらに、前記誤検出を減らすために前記センサーの閾値を変化させると、今度は、糊が正常に噴射されているのに、糊が噴射されていないという誤検出をするという問題があった。
【0016】
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、ホットメルトガンからの糊の噴射が正常か異常か、および糸引きが発生したかどうかを非接触で直接に検出できる糊噴射状態検査システムおよび糊噴射状態検査方法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、噴射ノズルから被着物に向かって糊を噴射して塗布するアプリケータにおいて、前記噴射ノズルから前記被着物に向かって噴射される糊の流量を検出する糊流量検出手段と、前記糊流量検出手段で検出された糊の流量に基づいて前記噴射ノズルにおいて糊の噴射が正常に行われているか否かを判定する判定部とを備えてなることを特徴とする糊噴射状態検査システムに関する。
【0018】
前記糊噴射状態検査システムにおいては、噴射ノズルから噴射される糊の流量を前記糊流量検出手段において直接に測定しているから、瞬間毎の糊の噴射量を知ることができる。また、前記糊流量検出手段で測定された糊の流量を時間で積分すれば、前記噴射ノズルから前記被着物に噴射された糊の総量も求められる。
【0019】
前記糊噴射状態検査システムにおいては、このようにして前記糊流量検出手段において検知した糊の噴射量に基き、前記噴射ノズルにおいて糊の噴射が正常に行われているか否か前記判定部において判定する。
【0020】
したがって、噴射前後における糊の噴射流量が検出できるから、噴射時において所定量の糊が被着物に塗布されたかどうかだけでなく、糊が正常な噴射量で噴射されたかどうか、および噴射後において糸引きが発生したかどうかを非接触で検知できる。
【0021】
前記糊としては、ホットメルト接着剤およびコールドグルーのように、紙器や段ボール箱、封筒、および紙袋などの作製、封緘に使用されるものが挙げられる。
【0022】
前記糊流量検出手段は、前記糊の流量を非接触で測定乃至検出する機能を有し、通常は、前記噴射ノズルの近傍であって前記噴射経路の近傍に配設される。
【0023】
前記糊流量検出手段の具体例としては、前記噴射経路における糊の流量を光学的に検出する光学的流量検出装置が挙げられる。
【0024】
但し、糊の流量を非接触で測定できるのであれば、前記光学的流量検出装置には限定されない。
【0025】
請求項2に記載の発明は、前記判定部が、前記糊流量検出手段で検出された糊の流量を、予め設定された閾値と比較し、前記比較結果に基づき、前記噴射ノズルにおいて糊の噴射が正常に行われているか否かを判定する糊噴射状態検査システムに関する。
【0026】
前記糊噴射状態検査システムにおいては、前記糊流量検出手段で検出された糊の流量を、予め設定された閾値と比較して前記噴射ノズルにおいて糊の噴射が正常に行われているか否かを判定しているから、判定部における論理構成を簡略化できる。
【0027】
請求項3に記載の発明は、前記判定部において、前記閾値として、前記噴射ノズルにおいて糊が正常に噴射されているか否かを判定する基準となる第1の閾値と、前記第1の閾値以下の値であって、前記噴射ノズルにおいて糊の噴射が正常に停止されたか否かを判定する基準となる第2の閾値とが設定されてなり、前記糊流量検出手段で検出された糊の流量が、前記噴射ノズルにおける噴射時において前記第1の閾値よりも大きいとき、前記噴射ノズルにおいて糊の噴射が正常に行われたと判定し、前記噴射ノズルにおける噴射後において前記第2の閾値よりも小さいとき、前記噴射ノズルにおいて糊の噴射が正常に停止されたと判定する糊噴射状態検査システムに関する。
【0028】
糸引きは、前述のように、アプリケータにおいて前記噴射時が経過し、糊の噴射を停止すべき時点においても糊を噴射し続ける状態をいう。糸引き時の糊の噴射量は、正常な噴射時の糊の噴射量よりも少ない。
【0029】
前記糊噴射状態検査システムにおいては、前記噴射時の経過後には、第1の閾値よりも低い値に設定された第2の閾値を基準にして前記噴射ノズルでの糊の噴射が正常に停止したものと判定する。具体的には、前記噴射時の経過後における糊の流量が前記第2の閾値よりも小さければ前記噴射ノズルでの糊の噴射が正常に停止したものと判定し、前記第2の閾値以上であれば、噴射後に糸引きが生じたものと判定する。
【0030】
このように、前記糊噴射状態検査システムによれば、糸引きの発生の有無も知ることができる。
【0031】
請求項4に記載の発明は、前記判定部において、噴射ノズルにおける噴射前、噴射時、および噴射後における前記糊流量検出手段が検出した糊の流量の過去データに基づき、前記閾値を設定する糊噴射状態検査システムに関する。
【0032】
前記糊流量検出手段として光学的流量検出装置を用いる場合においては、受光部に糊が少しづつ付着した場合などのように、発光部における発光光量が一定であっても、受光部における受光量が刻々と変化する場合がある。
【0033】
前記糊噴射状態検査システムにおいては、過去データに基づき、前記閾値(第1の閾値および第2の閾値)を自動的に設定・更新するから、前記受光量の変化に柔軟に追従できる。
【0034】
過去データに基づいて閾値(第1の閾値および第2の閾値)を設定・更新する手順としては、たとえば、噴射前、噴射時、および噴射後において糊流量検出手段が検出した糊の流量のデータを過去数回分、たとえば5回分記憶しておき、噴射前の過去データの平均値と噴射時の過去データの平均値とを求め、前記2つの平均値の中間に、適当な比で按分した値を、第1の閾値および第2の閾値として再設定するなどの手順がある。この按分方法の一例としては、第1の閾値を、7:3で噴射時の過去データに近い値になるように按分し、第2の閾値を、3:7で噴射前の過去データに近い値になるように按分するなどの方法が挙げられる。また、第1の閾値を、7:3で噴射時の過去データに近い値になるように按分する代わりに、後述する実施形態1に示すように、噴射時の過去データと噴射前の過去データとの中間値になるように按分してもよい。
【0035】
請求項5に記載の発明は、前記糊流量検出手段が、前記糊流量を光学的に検出する光学的流量検出装置である糊塗布状態検出装置に関する。
【0036】
ホットメルト接着剤やコールドグルーは、白色乃至淡色であり、半透明乃至不透明なものが一般的である。故に、前記噴射経路を通過する糊は、浅い角度で照射された光線を反射し、深い角度で照射された光線を吸収する。
【0037】
前記糊の流量が多いときは、前記糊に照射された光線のうち前記糊によって反射または吸収される光線も多くなる。一方、前記糊の流量が少ないときは、前記糊に照射された光線のうち前記糊によって反射または吸収される光線も少なくなる。
【0038】
したがって、光学的流量検出装置を用い、前記噴射経路を通過する糊に照射された光線のうち、どのくらいの割合の光線が反射または吸収されたかを測定することにより、糊の流量の大小を検出できる。
【0039】
前記光学的流量検出装置としては、たとえば、前記噴射経路を挟むように発光素子と受光素子とを配設し、前記発光素子からの透過光を前記受光素子で受光し、受光した透過光の強度から前記糊の噴射量を求める透過光検出型流量検出装置が挙げられる。
【0040】
請求項6に記載の発明は、前記光学的流量検出装置が、前記噴射経路を挟む位置に配設されてなる発光部と受光部とを備えてなり、前記受光部における受光量に基づいて糊流量を求める透過光検出型流量検出装置である糊噴射状態検査システムに関する。
【0041】
前記糊噴射状態検査システムは、請求項5に記載の糊噴射状態検査システムにおいて、前記光学的流量検出装置として透過光検出型流量検出装置を用いた例である。
【0042】
前記糊噴射状態検査システムに用いられた透過光検出型流量検出装置は、光軸の調整が容易である点、および前記糊として一般的なホットメルト接着剤やコールドグルーには不透明なものが多いが、このような糊であっても効果的に検出できる点で特に好ましい。前記透過光検出型流量検出装置は、たとえば光ファイバーセンサーFS(商品名)のような微細な光電センサーを用い、投受光センサに接続されている光ファイバの先端を噴射ノズルの近傍に、前記ノズルを挟んで対抗して配設することにより構成できる。
【0043】
請求項7に記載の発明は、前記判定部において、前記透過光検出型流量検出装置で検出された透過光の強さが、前記糊の非噴射時において一定値より小さな場合、前記透過光検出型流量検出装置が異常であると判定する糊噴射状態検査システムに関する。
【0044】
請求項6に記載の糊噴射状態検査システムにおいては、透過光検出型流量検出装置の受光部における受光量が低下したことを以って糊が前記噴射経路を通過したことを検出する。
【0045】
したがって、糊が付着したり、受光センサが劣化したり、受光センサの取付け方向が光軸からずれるなどの理由により、前記受光部における受光量が低下すると、実際には噴射ノズルから糊が噴射されていないにもかかわらず、糊が噴射されたと誤って判定されることがある。
【0046】
請求項7に記載の塗布状態検査装置においては、このような場合には前記透過光検出型流量検出装置が異常であるとの判定を行うから、前記誤判定が生じるまえに、作業員が、前記受光部に付着した糊を除去したり、劣化した光電センサを新品に交換したり、受光部の位置を修正したりするなどの処置を講じることができる。
【0047】
請求項8に記載の発明は、前記判定部において、前記透過光検出型流量検出装置において検出された透過光の強さの差が、前記噴射時および非噴射時において一定値より小さな場合、前記透過光検出型流量検出装置が異常であると判定する糊噴射状態検査システムに関する。
【0048】
請求項6に記載の糊噴射状態検査システムにおいては、前記受光部における受光量が低下すると、前記誤判定の発生に加え、噴射時と非噴射時との受光量の差が小さくなり、噴射ノズルから糊が噴射されたことを確実には検知できなくなる可能性がある。
【0049】
しかし、請求項8に記載の塗布状態検査装置においては、噴射時と非噴射時との受光量の差が一定値よりも小さくなると、前記透過光検出型流量検出装置が異常であるとの判定をおこなうから、噴射ノズルからの糊の噴射が検出されなくなるまえに、作業員が同様の処置を講じることができる。
【0050】
請求項9に記載の発明は、噴射ノズルから被着物に向かって糊を噴射して塗布するアプリケータにおいて、前記噴射ノズルから前記被着物に向かって噴射される糊の流量を検出する糊流量検出段階と、前記糊流量検出段階で検出された糊の流量に基いて前記噴射ノズルにおいて糊の噴射が正常に行われたか否かを判定する判定段階とを有することを特徴とする糊噴射状態検査方法に関する。
【0051】
請求項1のところで述べたのと同様の理由により、前記糊噴射状態検査方法においても、噴射前後における糊の流量を検出することにより、噴射時において所定量の糊が被着物に塗布されたかどうかだけでなく、噴射後において糸引きが発生したかどうかも非接触で検出できる。
【0052】
糊については、請求項1で述べたとおりである。
【0053】
また、前記糊流量検出段階において糊の流量を検出する方法には、請求項1の発明と同様に、光学的に検出する光学的流量検出方法などがある。
【0054】
【発明の実施の形態】
1.実施形態1
本発明に係る糊噴射状態検査システムの一例につき、以下に説明する。
【0055】
実施形態1に係る糊噴射状態検査システム300は、P詰品Pをコートボール紙製のサックカートンCに箱詰包装するカートナー1000の備えるホットメルトガン20およびホットメルトガン22に設けられた糊噴射状態検査システムである。
【0056】
カートナー1000は、図1および図2に示すように、カートン供給装置2と回転テーブル4とカートン開口形成部6とP詰品装入部8と上蓋組み立て部10と下蓋組み立て部12とカートン排出部14とを備える。
【0057】
カートン供給装置2とカートン開口形成部6とP詰品装入部8と上蓋組み立て部10と下蓋組み立て部12とカートン排出部14とは、回転テーブル4の周囲に図1における時計回り方向に配設されている。
【0058】
回転テーブル4は、上下方向に同心状に配設された略円盤状のインデックステーブル4Aおよび4Bを備える。インデックステーブル4Aとインデックステーブル4Bとは、それぞれ、外周部において、ヘッダーC2が外側に位置するようにサックカートンCの上端部および下端部を保持して中心点の回りに回転方向aに沿って間歇的に回転し、サックカートンCを、カートン開口形成部6、P詰品装入部8、上蓋組み立て部10、下蓋組み立て部12、およびカートン排出部14の順で搬送する。
【0059】
カートン供給装置2は、カートン供給シュート100からカートナー1000の備えるカートン開口形成部6にカートンCを供給する機能を有する。
【0060】
カートン開口形成部6は、カートン供給装置2に相対する位置に設けられ、カートン供給装置2から供給されたサックカートンCを、折畳まれた状態から組み立ててヘッダーC2の設けられた側の開口部が下方を向くように回転テーブル4の外周部に装着し、下側のフラップ部の一部を組み立てて下側の開口を部分的に覆蓋する。
【0061】
P詰品装入部8は、カートン開口形成部6によって開口形成されたサックカートンCの下側の開口を部分的に覆蓋し、上側の開口部から所定の個数、たとえば4個のP詰品を装入する。
【0062】
なお、P詰品Pの装入は、次の上蓋組み立て部10で行ってもよい。
【0063】
上蓋組み立て部10は、回転方向aに対してP詰品装入部8の下流側に隣接して設けられ、前記下側のフラップ部C12の残りを組み立てて上蓋C8を形成する。
【0064】
下蓋組み立て部12は、上蓋組み立て部10によって上蓋C8が形成されたサックカートンCの上側のフラップ部を組み立て、サックカートンCの下蓋C10を形成する、
カートン排出部14は、下蓋組み立て部12において下蓋C10が形成されたサックカートンCを外部に排出する。
【0065】
ホットメルトガン20は、上蓋組み立て部10と下蓋組み立て部12との中間に設けられ、サックカートンCの上蓋C8を形成するフラップ部C12にホットメルト接着剤を塗布する。一方、ホットメルトガン22は、下蓋組み立て部12における第1プッシャ12Cとそれより下流の第2プッシャ12Dとの間に設けられ、外側フラップC22の一方の内側面にホットメルト接着剤を塗布する。なお、外側フラップC22は、内側フラップC20とともに下蓋C10を形成する。
【0066】
糊噴射状態検査システム300は、図3に示すように、ホットメルトガン20から噴射されるホットメルト接着剤の通過経路を挟むようにホットメルトガン20の噴射口の近傍に配設された光ファイバセンサー302と、ホットメルトガン22から噴射されるホットメルト接着剤の通過経路を挟むようにホットメルトガン22の噴射口の近傍に配設された光ファイバセンサー304と、光ファイバセンサー302および光ファイバセンサー304からのアナログ信号が入力され、入力されたアナログ信号に基づき、ホットメルトガン20およびホットメルトガン22においてホットメルト接着剤の噴射が正常に行われたか否かを判定し、前記噴射が正常に行われなかったときは各種の警報をディスプレー(図示せず。)などの表示手段に出力する論理制御装置(PLC)306と、光ファイバセンサー302からのアナログ信号を増幅して論理制御装置306に入力するセンサーアンプ308と、光ファイバセンサー304からのアナログ信号を増幅して論理制御装置306に入力するセンサーアンプ310とを備えている。
【0067】
図4において(A)は、ホットメルトガン20および光ファイバセンサー302を上方から見たところを示し、(B)は側方から見たところを示す。
【0068】
図4に示すように、光ファイバセンサー302は、ホットメルトガン20から噴射されたホットメルト接着剤が飛行する経路であり、矢印bで示された噴射経路に向かって可視光を照射する発光部302Aと、発光部302Aからの光を受光する受光部302Bと、発光部302Aと受光部302Bとを保持する基台302Cとを備えている。
【0069】
発光部302Aと受光部302Bとは、発光部302Aから照射する光線が受光部302Bの受光素子に当るように基台302Cに固定されている。
【0070】
基台302Cの一端にはフランジ部302Dが形成されている。フランジ部302Dは、ボルト302Eおよびボルト302Fによってカートナー1000におけるホットメルトガン20の近傍に取り付けられ、ボルト302Fを緩めると、図4において矢印cで示すように、ボルト302Eを中心として回転するように形成されている。したがって、ボルト302Eおよびボルト302Fを緩めて基台302Cを回転させることにより、発光部302Aから受光部302Bに照射する光線の光軸を噴射経路bに合わせることができる。
【0071】
図5において(A)は、ホットメルトガン22および光ファイバセンサー304を上方から見たところを示し、(B)は側方から見たところを示す。
【0072】
図5に示すように、光ファイバセンサー304は、ホットメルトガン22から噴射されたホットメルト接着剤の飛行する経路であって、矢印dで示された噴射経路に向かって可視光を照射する発光部304Aと、発光部304Aからの光を受光する受光部304Bと、発光部304Aと受光部304Bとを保持する基台304Cとを備えている。
【0073】
発光部304Aと受光部304Bとは、発光部304Aから照射する光線が受光部304Bの受光素子に当るように基台304Cに固定されている。
【0074】
一方、カートナー1000におけるホットメルトガン22の近傍には、長尺片状の光ファイバセンサ取付け台304Dの先端部がホットメルトガン22に向かって延在するように、根元部において一対のボルト304Eによって固定されている。光ファイバセンサ304の基台304Cは、光ファイバセンサ取付け台304Dの先端部に固定されている。光ファイバセンサ取付け台304Dの根元部には、光ファイバセンサ取付け台304Dの基台304Cを固定した側の端部の高さを調節する調節ボルト304Fがボルト304Eに隣接して設けられている。調節ボルト304Fを時計回りまたは反時計回りの方向に回転させることにより、基台304Cを上下させ、発光部304Aから受光部304Bに照射する光線の光軸を噴射経路dに合わせることができる。
【0075】
論理制御装置306は、図3に示すように、アナログ入力部306Aとデジタル入力部306Bとデジタル出力部306CとCPU部306Dとを備える。
【0076】
アナログ入力部306Aには、光ファイバセンサー302および光ファイバセンサー304における受光強度に関するアナログ信号が、センサーアンプ308およびセンサーアンプ310を介して入力される。
【0077】
デジタル入力部306Bには、カートナー1000を制御する制御コンピュータ(図示せず。)からのホットメルトガン噴射指令(以下、単に「噴射指令」ということもある。)が入力される。
【0078】
デジタル出力部306Cにおいては、CPU部306Dからの指令に基いてホットメルトガン22に関する警報である下蓋側警報出力▲1▼〜下蓋側警報出力▲4▼およびホットメルトガン20に関する警報である上蓋側警報出力▲1▼〜上蓋側警報出力▲4▼を出力し、ディスプレーなどの適宜の表示手段に表示する。
【0079】
CPU部306Dにおいては、アナログ入力部306Aに入力されたアナログ信号とデジタル入力部306Bに入力された噴射指令に基づいてホットメルトガン20およびホットメルトガン22において噴射が正常に行われているか否かを判定し、判定結果に基づいて前記警報出力を発生すべく、デジタル出力部306Cを制御する。
【0080】
CPU部306Dにおける情報の流れおよび判定手順を図6に示す。
【0081】
図6において、「噴射指令ON」は、制御コンピュータからカートナー1000に噴射指令が入力されたことを示す信号であり、「噴射指令OFF」は、制御コンピュータからカートナー1000に噴射を停止すべき旨の指令が入力されたことを示す信号である。
【0082】
以下、ホットメルトガン20について、前記判定手順および警報出力を発生手順を説明する。
【0083】
図6に示すように、ステップS2において「噴射指令ON」がデジタル入力部306Bから入力されると、ステップS4において、アナログ入力部306Aを通して光ファイバセンサー302における受光強度を透光時データt1として読み込む。図6における「透光時データ」は前記受光強度である。
【0084】
透光時データt1が入力されたら、ステップS6において前記受光強度が予め定められた設定値t0以上かどうかを判定する。
【0085】
図7において(A)に示すように、前記透光時データt1が設定値t0よりも高い場合には、光ファイバーセンサー302における発光部302Aは充分な強さの光線を受光部302Bに照射しているとともに、受光部302Bは前記光線を正常に受光しているから、CPU部306Dは、光ファイバセンサー302、およびセンサーアンプ308の何れも正常であると判定する。
【0086】
一方、図7において(B)に示すように、前記透光時データt1が設定値t0以下の場合には、発光部302Aの発光強度が弱いか、受光部302Bの受光素子に異常が生じたか、または受光部302Bにホットメルト接着剤が付着して発光部302Aからの光線が遮られた可能性がある。また、センサーアンプ308に異常が生じて受光部302Bからのアナログ信号がアナログ入力部306Aに入力されなくなった可能性もある。そこで、CPU部306Dは、光ファイバセンサー302における発光部302A,受光部302B,およびセンサーアンプ308のうちの少なくとも1つに異常があると判定する。デジタル出力部306Cは、CPU部306Dにおける前記判定結果に基づいて警報出力▲3▼即ちアンプレベル低下警報出力を出力してディスプレー(図示せず。)に表示する。
【0087】
CPU部306Dは、ステップS6において正常と判定したときは、ステップS8において、今回分を含めて過去5回分の透光時データt1を平均して平均値Aを求め、メモリに格納する。
【0088】
ホットメルトガン20およびホットメルトガン22の何れにおいても、噴射指令が入力されてから実際にホットメルト接着剤が噴射されるまで、ある程度のタイムラグがある。そこで、CPU部306Dにおいては、ステップS6において正常であると判定したときは、図6に示すように、前記タイムラグを考慮して20ms待ってから、ステップS10でアナログ入力部306Aを通して光ファイバセンサー302における受光強度を読み込む。図6の「噴射時データ」は、前記受光強度に相当する。噴射時データt2を読み込んだら、ステップS12において、遮光時データと噴射時データt2との差であるレベル差Δを計算し、ステップS14において、レベル差Δが、予め定められた設定値Δより大きいか否かを判定する。
【0089】
図8において(A)に示すように、レベル差Δが設定値Δよりも大きな場合は、CPU306Dは、光ファイバセンサー302の発光部302Aおよび受光部302Bの何れも正常であると判定する。一方、図8において(B)に示すように、レベル差Δが設定値Δ以下の場合には、発光部302Aからの光線が、ホットメルトガン20から噴射されたホットメルト接着剤によって充分には遮られずに受光部302Bに到達したか、または受光部302Bに異常が生じ、発光部302Aからの光線が遮られた場合においても光電電流を発生していると考えられるから、CPU306Dは、受光部302Bかまたはホットメルトガン20に異常があるものと判定する。デジタル出力部306Cは、CPU部306Dにおける前記判定結果に基づき、警報出力▲4▼即ちレベル差低下警報出力を出力し、ディスプレー(図示せず。)に表示する。
【0090】
CPU部306Dは、ステップS14において正常と判定したときは、ステップS16において、今回分を含めて過去5回分の噴射時データt2を平均して平均値Bを求め、メモリに格納する。
【0091】
そして、ステップS18において平均値Aと平均値Bとをメモリから読出し、たとえば、平均値Aと平均値Bとを加算して2で除した値を、ホットメルト接着剤が正常に噴射されたかどうかを判定する基準値である閾値tvとして設定する。但し、平均値Aと平均値Bとに基いて閾値tvを設定する手順は、この方法には限定されない。
【0092】
ステップS18において閾値tvが設定されたら、CPU306Dは、ステップS20において、最初の噴射時データt2が閾値tvよりも小さいかどうか判定する。そして図9において(A)に示すように、前記噴射時データt2が閾値tvよりも小さいときは、発光部302Aからの光線が、ホットメルトガン20から噴射されたホットメルト接着剤の流れによって充分に遮られていると考えられるから、ホットメルト接着剤が充分な噴射量で噴射されていると判定する。一方、図9において(B)に示すように、前記噴射時データt2が閾値tv以上であるときは、発光部302Aからの光線が、前記ホットメルト接着剤の流れによって充分には遮られていないと考えられるから、ホットメルト接着剤の噴射量が不足していると判定する。そして、デジタル出力部306Cは、CPU部306Dにおける前記判定結果に基づき、警報出力▲1▼即ち糊量異常警報出力を出力してディスプレー(図示せず。)に表示するとともに、前記噴射時データt2を異常データとしてメモリに格納する。
【0093】
CPU306Dは、ステップS20においてホットメルト接着剤の噴射量が正常であると判定したときは、10ms待機したあと、ステップS22において噴射指令が未だONかどうか確認する。ステップS22で噴射指令がONであると確認されたときは、ステップS24において、アナログ入力部306Aを通して噴射時データt2を読み込み、ステップS20においてホットメルト接着剤の噴射量が正常か異常かを判定する。このように、噴射指令がOFFになるまでステップS20、ステップS22、およびステップS24をこの順で繰り返し実行する。そして、ステップS20、ステップS22、およびステップS24を繰り返し実行するうちに、図10に示すように、ステップS20において噴射時データt2が閾値tv以上になったときも、その時点でホットメルト接着剤の噴射量が正常値よりも小さくなったものと判定し、デジタル出力部306Cから糊量異常警報出力を出力する。
【0094】
噴射指令がONからOFFになったときは、CPU306Dは、次のステップに移行することなく待機する。そして、ホットメルトガン20において噴射指令がOFFになってからホットメルト接着剤の噴射を停止するのに必要な時間である150msを経過したら、ステップS26においてアナログ入力部306Aを通して光ファイバセンサー302の受光量を停止時データt3として読み込む。そして、ステップS28において、停止時データt3が、閾値tvよりも透光時データt1に近い値として、設定値t0とは別に設定された基準値tdより大きいか否かを判定する。
【0095】
図11において(A)に示すように、停止時データt3が基準値tdよりも大きな場合は、発光部302Aと受光部302Bとの間に光線を遮るものは存在しないと考えられるから、CPU306Dは、ホットメルトガン20において、糸引きを生じることなく、ホットメルト接着剤の噴射が正常に終了したものと判定する。
【0096】
一方、図11において(B)に示すように、停止時データt3が基準値td以下の場合は、発光部302Aと受光部302Bとの間に光線を大きく遮るホットメルト接着剤の流れが存在すると考えられるから、ホットメルトガン20において糸引きが生じていると判定する。そして、デジタル出力部306Cは、CPU部306Dにおける前記判定結果に基づき、警報出力▲2▼即ち糸引き警報出力を出力してディスプレー(図示せず。)に表示するとともに、前記停止時データt3を異常データとしてメモリに格納する。
【0097】
以上、ホットメルトガン20について、前記判定手順および警報出力発生手順を説明してきたが、CPU306Dは、ホットメルトガン22についても、光ファイバセンサー304からの入力に基き、同様の手順に基いて前記判定および警報出力の発生を行う。
【0098】
実施形態1に係る糊噴射状態検査システム300によれば、ホットメルトガン20およびホットメルトガン22からホットメルト接着剤が正常に噴射されたかが検知できる。そして、ホットメルト接着剤が正常に噴射されなかった場合には警報が出力され、カートナー1000が停止する。したがって、サックカートンCのフラップ部C12が外側フラップ部C18に糊付けされず、上蓋C8が開いたままのカートンや、外側フラップC22同士が糊付けされず、下蓋C10が開いたままのカートンがカートン排出部14から排出されることが防止される。
【0099】
また、噴射後に糸引きが生じなかったかどうかも検知できるから、サックカートンCのような被着物の目的外の部分に糊が付着して製品品質を低下させたり、カートナー1000、およびホットメルトガン20やホットメルトガン22のようなアプリケータそのものが噴射した糊で汚れたりするトラブルが防止されるほか、光ファイバセンサー302および光ファイバセンサー304がホットメルト接着剤で汚れて感度が低下することが防止される。
【0100】
さらに、光ファイバセンサー302や光ファイバセンサー304、およびセンサアンプ308およびセンサーアンプ310の異常の有無も検知できる。
【0101】
加えて、異常の種類毎に異なる警報が表示されるから、作業員は、表示された警報の種類から、異常の種類を知ることができ、適切な対応が迅速にとれる。
【0102】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ホットメルトガンからの糊の噴射が正常か異常か、および糸引きが発生したかどうかを非接触で検出できる糊噴射状態検査システムおよび糊噴射状態検査方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施形態1に係る糊噴射状態検査システムが使用できるカートナーの一例を示す斜視図である。
【図2】図2は、図1に示すカートナーにおけるサックカートンおよびP詰品の流れを示す流れ図である。
【図3】図3は、実施形態1に係る糊噴射状態検査システムの構成および各構成要素の機能の概略を示すブロック図である。
【図4】図4は、実施形態1に係る糊噴射状態検査システムが備える2つの光ファイバセンサーの一方につき、構成の詳細および図1に示すカートナーの備える2つのホットメルトガンの一方との相対的な位置関係を示す上面図および側面図である。
【図5】図5は、前記2つの光ファイバセンサーの他方につき、構成の詳細および前記2つのホットメルトガンの他方との相対的な位置関係を示す上面図および側面図である。
【図6】図6は、実施形態1に係る糊噴射状態検査システムが備えるCPU部における情報の流れ、および前記ホットメルトガンにおいてホットメルト接着剤が正常に噴射されたか否かなどを判定する手順を示すブロック図である。
【図7】図7は、前記CPU部において、ホットメルト接着剤を噴射する前の光ファイバセンサーにおける受光量が正常か否かを判定するときの各数値の関係を示すグラフである。
【図8】図8は、前記CPU部において、ホットメルト接着剤の噴射を開始したときの光ファイバセンサーにおける受光量が正常か否かを判定するときの各数値の関係を示すグラフである。
【図9】図9は、前記CPU部において、ホットメルト接着剤を噴射しているときの噴射量が正常であると判定するとき、および前記噴射量が異常であると判定するときの各数値の関係を示すグラフである。
【図10】図10は、前記CPU部において、ホットメルト接着剤を噴射しているときの噴射量が、最初は正常であったものが、途中から異常であると判定するときの各数値の関係につき、一例を示すグラフである。
【図11】図11は、前記CPU部において、ホットメルト接着剤を噴射した後に糸引きが生じていないと判定するとき、および糸引きが発生していると判定するときの各数値の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
300 糊噴射状態検査システム
302 光ファイバセンサー
304 光ファイバセンサー
306 論理制御装置
306D CPU

Claims (9)

  1. 噴射ノズルから被着物に向かって糊を噴射して塗布するアプリケータにおいて、前記噴射ノズルから前記被着物に向かって噴射される糊の流量を検出する糊流量検出手段と、
    前記糊流量検出手段で検出された糊の流量に基づいて前記噴射ノズルにおいて糊の噴射が正常に行われているか否かを判定する判定部とを
    備えてなることを特徴とする糊噴射状態検査システム。
  2. 前記判定部は、前記糊流量検出手段で検出された糊の流量を、予め設定された閾値と比較し、前記比較結果に基づき、前記噴射ノズルにおいて糊の噴射が正常に行われているか否かを判定する請求項1に記載の糊噴射状態検査システム。
  3. 前記判定部においては、
    前記噴射ノズルにおいて糊が正常に噴射されているか否かを判定する基準となる第1の閾値と、第1の閾値以下の値であって、前記噴射ノズルにおいて糊の噴射が正常に停止されたか否かを判定する基準となる第2の閾値とが設定されてなり、
    前記糊流量検出手段で検出された糊の流量が、前記噴射ノズルにおける噴射時において前記第1の閾値よりも大きいとき、前記噴射ノズルにおいて糊の噴射が正常に行われたと判定し、前記噴射ノズルにおける噴射後において前記第2の閾値よりも小さいとき、前記噴射ノズルにおいて糊の噴射が正常に停止されたと判定する
    請求項2に記載の糊噴射状態検査システム。
  4. 前記判定部においては、噴射ノズルにおける噴射前、噴射時、および噴射後における前記糊流量検出手段が検出した糊の流量の過去データに基づき、前記閾値を設定する請求項2または3に記載の糊噴射状態検査システム。
  5. 前記糊流量検出手段は、前記糊流量を光学的に検出する光学的流量検出装置である請求項1〜4の何れか1項に記載の糊噴射状態検査システム。
  6. 前記光学的流量検出装置は、噴射された糊が飛行する噴射経路を挟む位置に配設されてなる発光部と受光部とを備えてなり、前記受光部における受光量に基づいて噴射された糊の流量を求める透過光検出型流量検出装置である請求項5に記載の糊噴射状態検査システム。
  7. 前記判定部においては、前記透過光検出型流量検出装置で検出された透過光の強さが、前記糊の非噴射時において一定値より小さな場合、前記透過光検出型流量検出装置が異常であると判定する請求項6に記載の糊噴射状態検査システム。
  8. 前記判定部においては、前記透過光検出型流量検出装置において検出された透過光の強さの差が、前記噴射時および非噴射時において一定値より小さな場合、前記透過光検出型流量検出装置が異常であると判定する請求項6または7に記載の糊噴射状態検査システム。
  9. 噴射ノズルから被着物に向かって糊を噴射して塗布するアプリケータにおいて、前記噴射ノズルから前記被着物に向かって噴射される糊の流量を検出する糊流量検出段階と、
    前記糊流量検出段階で検出された糊の流量に基いて前記噴射ノズルにおいて糊の噴射が正常に行われたか否かを判定する判定段階とを
    有することを特徴とする糊噴射状態検査方法。
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