JP2004267787A - 髪処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】マイナスイオン発生装置付き挟み腕型髪処理装置を提供する。
【解決手段】 第1の挟み腕1側に、加熱ブロック5、イオン発生装置10、イオン吹出口及び送風ファンユニット9を備え、対向する第2の挟み腕2は、揺動軸3を介して第1の挟み腕と揺動開閉可能に連結されており、第1の挟み腕の先端側に配置された加熱ブロック5に対応する第2の挟み腕2に加熱ブロック6を配置する。ファンユニット9が、加熱ブロック5に隣接する揺動軸側に配置されており、第1の挟み腕1における第2の挟み腕2との対向面に、張出部22が第2の挟み腕2に向かって膨出形成されており、張出部22の内部にファンユニット9が配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、くせのある毛髪を真直ぐに伸ばし、あるいは直毛を縮れ変形させる際等に使用するマイナスイオン発生装置付き髪処理装置に関する。
一対の挟み腕を備えた髪処理装置において、片方の挟み腕の内部に送風ファンと熱源を収容して、一対の挟み腕間で挟んだ毛髪に加熱空気を供給することは公知である(特許文献1)。ケース内部に蒸気発生機構と放電体が配置されているヘアーセッターもある(特許文献2)。
実開平3−27401号公報 特開平8−80215号公報
特許文献1に係る髪処理装置は、グリップ側のケース内部に送風ファンや熱源ブロックを収容しているので、装置全体が扁平に仕上がる。しかし、グリップ基端に送風ファンを収容するので送風経路が長くなり、その分だけ通風抵抗が大きくなるのを避けられない。ブラシ部分側に送風ファンを配置すると、通風抵抗を小さくできるが、片方の挟み腕のブラシ部分におけるケース厚みが大きくなってしまう。
特許文献2の髪処理装置においては、ブラシ部分のケース内部に蒸気発生機構と放電体を配置してあるので、ブラシ部分がグリップ側より分厚い。ブラシ部分に蒸気発生機構、放電体、および水タンクを配置するので、髪処理装置の使用時に持ち重りがする不利もある。
本発明の目的は、マイナスイオンを送給するための送風ファンおよびその駆動用モーターを挟み腕に収容してあるにもかかわらず、全体厚みを小さくでき、しかも使用時に持ち重りがしない髪処理装置を提供することにある。
本発明の目的は、薄型の髪処理装置でありながら、より大形の送風ファンを収容でき、従って大量の空気でマイナスイオンを髪に満遍なく作用させて、髪のくせ伸ばしや、直毛の縮れ処理などの髪処理が効果的に行え、乾燥した髪であっても手軽に、しかも的確に髪処理できるようにすることにある。
本発明の目的は、大形の送風ファンで空気を送給することにより、より低速で送風ファンを回転駆動して所定量の空気を送給でき、従って使用時の運転騒音を低減化できる静粛な髪処理装置を提供することにある。
そこで本願発明では、髪を挟持する加熱ブロック5・6が設けられる第1・第2の挟み腕1・2と、イオンを発生させるイオン発生装置10と、発生したイオンが放出されるイオン吹出口17とを備えた髪処理装置であって、第1・第2の挟み腕1・2は、揺動軸4を介して揺動開閉可能に連結されており、第1の挟み腕1には、発生したイオンを送給するためのファンユニット9が収容されており、第1の挟み腕1の先端側に加熱ブロック5を配置するとともに加熱ブロック5に対応した第2の挟み腕2に加熱ブロック6を配置しており、ファンユニット9が、加熱ブロック5に隣接する揺動軸側に配置されており、第1の挟み腕1における第2の挟み腕2との対向面に、張出部22が第2の挟み腕2に向かって膨出形成されており、張出部22の内部にファンユニット9が配置されている。
本発明では、一対の挟み腕1・2を有する髪処理装置において、イオンを送給するファンユニット9が、加熱ブロック5に隣接する揺動軸側に配置されており、第1の挟み腕1における第2の挟み腕2との対向面に、張出部22が第2の挟み腕2に向かって膨出形成されており、張出部22の内部にファンユニット9が配置されていることにより、第1の挟み腕1の上下厚み寸法が大きくなるのを避けている。
つまり、加熱ブロック5とファンユニット9とが、上下に重なるのを避けて、これらの機器を収容する第1の挟み腕1の処理部側の上下厚み寸法が小さくなるようにしたので、髪処理装置の全体厚みが小さくなり、コンパクト化できる。また、ファンユニット9を加熱ブロック5に隣接する揺動軸側に配置して装置全体の重心位置をグリップ側に近づけているので、髪処理装置の使用時の慣性モーメントをより小さくでき、持ち重りのない使いやすい髪処理装置が得られる。
第1の挟み腕1における第2の挟み腕2との対向面に張出部22を膨出形成し、この張出部22の内部にファンユニット9を配置してあると、第1の挟み腕1の処理部側全体の厚み寸法が分厚くなるのを避けながら、より大形の送風ファン37を第1の挟み腕1内に収容できるので、薄型の髪処理装置でありながら、より大量の加圧空気をマイナスイオンとともに髪に送給できる。空気供給量を一定とする場合には、送風ファン37をより低速で駆動すればよいので、その分だけファン騒音が減少して髪処理装置を静粛化できる。
髪処理時には、大量の空気とともにマイナスイオンを髪に作用させて、プラスに帯電した髪を中和して髪のぱさつきを防止し、しかもマイナスイオンを髪に浸透させて髪をしなやかにできるので、髪のくせ伸ばしや、直毛の縮れ処理などの髪処理を効果的に行え、乾燥した髪であっても手軽にしかも的確に処理できる。張出部22を第2の挟み腕2との接合面側に設けるので、第1の挟み腕1と第2の挟み腕2との対向隙間を、張出部22で加熱ブロック5・6側とグリップ側とに区分して、加熱ブロック5・6に挟まれた髪が、不必要に広がるのを解消し、髪処理を効果的に行える。(請求項1)
図1ないし図7は、本発明をストレータ(髪処理装置)に適用した実施例を示す。ストレータは、縮れた毛髪やくせのある毛髪を真直ぐに伸ばすために使用する。
図1および図2においてストレータは、上下に対向配置した第1・第2の挟み腕1・2の基端どうしを揺動軸3で連結して構成してある。両挟み腕1・2は揺動軸3まわりに揺動開閉でき、両腕1・2の基端間に設けた圧縮コイル形のばね4で開き勝手に揺動付勢することにより、自由状態においては図1の実線で示す開放姿勢に位置保持されている。開放姿勢にある両挟み腕1・2のグリップ部を片方の手で握り込むことによって、両挟み腕1・2の対向面のそれぞれに設けた上下の加熱ブロック5・6で髪を挟むことができる。
図3において第1挟み腕1は、羽子板状のケース8と、ケース8の内部に配置したファンユニット9、イオン発生装置10、および先の加熱ブロック5などで構成する。第1挟み腕1のグリップ部の中央一側には、左右方向へスライドして電源スイッチをオンオフいずれかに切り換えるスイッチノブ11と、表示灯12とが配置してある(図1参照)。スイッチノブ11をオン操作すると、ファンユニット9、後述する発熱体34、およびイオン発生装置10が同時に駆動され、これらの電気機器が駆動状態にあることを表示灯12で点灯表示できる。
ケース8は、上下に2分割された上ケース8aと下ケース8bとを蓋合わせ状に結合して、中空ケース状に構成してある。上ケース8aは下面側が開口する舟形容器状のプラスチック成形品からなり、図2に示すようにそのグリップ側が細く形成してあるのに対し、加熱ブロック5、ファンユニット9、およびイオン発生装置10を収容する処理部側は幅広に形成してある。
下ケース8bは上ケース8aと同じ外郭線形状の浅い皿状のプラスチック成形品からなり、側面から見て、処理部側がグリップ側より下方に位置するように、両者間が斜め下向きに傾斜しており、その分だけケース8の処理部側の上下寸法が、グリップ側の上下寸法より僅かに大きい。
図2に示すように下ケース8bのグリップ側の底壁の揺動軸4寄りにはファンユニット9の送風効率を上げるための吸風口15が開口しており、処理部側の底壁に加熱ブロック5をケース外へ露出させるための開口を有する。上記のように第2挟み腕2と対向する下ケース8bの下面に吸風口15が開口していると、グリップ部を手で握り締めた状態において、吸風口15の外面が使用者の手で塞がれるのを確実に防止できる。
図2において加熱ブロック5用の開口の左右両側には、ファンユニット9で送給される加圧空気の吹出口16の一群と、イオン吹出口17とがそれぞれ開口している。加圧空気の吹出口16は、加熱ブロック5の長辺部に沿って断続的に開口しており、イオン吹出口17は吹出口16の前後中央に形成されている。
加熱ブロック5に臨む下ケース8bの左右両側には、一群の整髪用の櫛歯18と整髪リブ19とが、互いの隙間に臨む状態で直線列状に突設されている。櫛歯18および整髪リブ19は、両加熱ブロック5・6を通過する前、および通過した後の髪を梳いて、絡んだ髪を整然と梳き通すために設けてある。櫛歯18と整髪リブ19とを千鳥状態で直線列状に突設すると、髪に過度のテンションがかかる傾向があるが、図6に示すように、整髪リブ19の全て(あるいは1つおきの整髪リブ19でもよい)を櫛歯18よりも短く突設すると、髪に過度のテンションがかかるのを防止できる。
ケース8の処理部側の全体厚み寸法が大きくなるのを避けながら、より大形で大容量の送風ファン37を使用できるようにするために、図1および図4に示すように、ケース8の第2挟み腕2との対向面で、加熱ブロック5に隣接する個所には、瘤状の張出部22が第2挟み腕2に向かって膨出形成されている。
この張出部22は、部分円弧面からなる主壁23と、主壁23の前後端と下ケース8bの下面壁とが滑らかに連続するようつなぐ3次元平面からなる傾斜端壁24とで構成する。図4に示すように主壁23は、第2挟み腕2側の加熱ブロック6の周囲壁より下方へ突出する状態で膨出形成されている。下ケース8bの下面壁と傾斜端壁24との境界縁は、図3に示すように加熱ブロック5側へ向かって突弧状に形成されている。
上記のようにケース8の下面側に張出部22が設けられていると、張出部22におけるケース8内の上下間隔を大きくできるので、その内部に収容される送風ファン37のファン直径を大きくできる。このことは、送風ファン37の駆動回転数を大きくするまでもなく、より大量の加圧空気を送給できることを意味する。さらに、駆動回転数が低い分だけファン騒音を低減できることにもなる。
ケース構造の観点からは、ファンユニット9の収容部が上ケース8aの上面側に突出するのを避けることができるので、第1挟み腕1の上面壁を平坦化して、ストレータの外観上の印象をすっきりしたものとすることができる。張出部22は、両挟持腕1・2の間に挟んだ髪が吸風口15の側へずれ動こうとするのを受け止めて、髪が吸風口15から吸込まれるのを防ぐことと、髪を挟んだ状態において、第1・第2の両挟み腕1・2が左右方向へずれ動くのを規制することにも役立っている。因みに、吸風口15が上ケース8a側にあったとしても、一対の加熱ブロック5・6で挟んだ髪が張出部22によって不必要に広がるのを解消できることには変りはなく、このような構造であっても、整髪時において張出部22は有効に機能する。つまり、吸風口15は、グリップ部を手で握り締めた状態において、吸風口15の外面が使用者の手で塞がれるのを確実に防止できる点で、第2挟み腕2と対向する下ケース8bの下面に吸風口15が開口していることが好ましいが、これに限定する必要はなく、ファンユニット9の送風効率を上げることができれば、いずれの部位にあってもよい。
第2挟み腕2は、第1挟み腕1と同じ外郭線形状に形成した羽子板状のケース29と、挟み腕1の加熱ブロック5に対応して第1ケース29の上面に固定される加熱ブロック6とで構成されている。第1ケース29は、上面が開口する浅い皿状の下ケース29bと、下ケース29bの開口上面を塞ぐ上ケース29aとからなる。上下ケース29a・29bは、それぞれプラスチック成形品である。
上ケース29aおよび下ケース29bの処理部側は、第1挟み腕1の下ケース8bの下面形状に沿って下面側に膨出している。上ケース29aの上面には、ヒーターユニット6をケース外へ露出させるための開口が形成されており、この開口に隣接して張出部22を受け入れる凹部30が凹み形成されている(図7参照)。第2挟み腕2側に、張出部22を受け入れる凹部30が凹み形成してあると、第1挟み腕1と第2挟み腕2との対向隙間を、凹部30に嵌り込んだ張出部22で加熱ブロック5・6側とグリップ側とに区分して、加熱ブロック5・6に挟まれた髪が、吸風口15の側へずれ動こうとするのを張出部22で受け止めることができる。従って、髪が吸風口15に吸込まれるのを確実に防止できるうえ、一対の加熱ブロック5・6で挟んだ髪が不必要に広がるのを解消し、髪処理を効果的に行える。また、髪を挟んだ状態において、第1・第2の両挟み腕1・2が左右方向へずれ動くのを規制できるので、加熱ブロック5・6を常に正対させて髪処理を効果的に行える。
図3において加熱ブロック5・6は、前後に長い角箱状の内ケース33と、内ケース33に装填される発熱体34と、内ケース33に締結固定されて発熱体34を内ケース33と協同して挟持固定する金属板製の外ケース35と、発熱体34と外ケース35との間に配置される絶縁シートとを含み、1個のユニット部品として構成してある。
発熱体34は、平板ブロック状の前後一対のPTCヒーターからなり、ケース内に設けたホルダーで遊動不能に固定保持してある。外ケース35はその平坦面で毛髪を挟み、発熱体34から伝導される熱によって毛髪を加熱する。なお、上下の加熱ブロック5・6は同じ構造であり、各挟み腕1・2に上下に反転した状態で装着して使用される。
図4および図5においてファンユニット9は、軸流式の送風ファン37と、送風ファン37を回転駆動するモーター38と、これらを支持するホルダー39とを含む。ホルダー39は、送風ファン37を収容する風洞部40と、モーター38が嵌め込み装填されるホルダー基部41とを一体に備えており、図4に示すように、ホルダー基部41の後端を上ケース8aの内面に設けた爪42で受け止め、さらに風洞部40の外面両側に設けたビス座43(図5参照)を上ケース8aのボスにビス止めすることにより、上ケース8と一体化される。風洞部40内で送風ファン37を駆動すると、空気の流れを風洞部40で整えて指向性を付与できるので、ファン効率が向上する。また、風洞部40を有することによって、図7に示すように風洞部40とファン37間の隙間を全周に亘って一定に保つことができるので、より一層ファン効率が向上することになる。ファンユニット9が、軸流式の送風ファン37と、送風ファン37を回転駆動するモーター38とを含み、送風ファン37の回転領域の一部が張出部22で囲まれる空間内に位置する状態で、ファンユニット9が第1の挟み腕1内に配置されていることにより、送風ファン37で生起した加圧空気の全量を、加熱ブロック5へ向かって無駄なく送給できるので、例えば遠心式の送風ファンを使用して加圧空気を生起する場合に比べて、イオン搬送用の空気を効率よく供給でき、第1の挟み腕1内における気流どうしの干渉もない。さらに、送風ファン37から送給される風の一部で、加熱ブロック5に隣接する張出部22を強制的に冷却できるので、張出部22と第2挟み腕2との間に挟まれた髪が、張出部22によってくせ付けされるのを確実に防止できる。
イオン発生装置10は、加熱ブロック5と同様に構成部品の全てを1個のユニット部品としてまとめてある。図4においてイオン発生装置10は、プラスチック成形品からなる電装ホルダー45と、それぞれ電装ホルダー45に組み付けられる回路基板46、トランス47、および左右一対の放電体48などを含む。電装ホルダー45の左右両側には、放電体48を組み付けるためのボス49が一体に設けられている(図6参照)。
図8において回路基板46には、商用電源(100V)を半波整流する整流回路と、半波整流をパルス電圧・電流に変換するパルス発生回路とを構成する電子部品が実装されている。パルス発生回路から出力されたパルス電圧・電流は、トランス47で例えば4kVに昇圧したのち放電体48に供給する。図6において放電体48は、電装ホルダー45のボス49の中心に固定される針状の中心電極51と、ボス49の外周面に固定される円筒状の周囲電極52と、ボス49の内周面に固定される絶縁筒53とからなる。
中心電極51と周囲電極52との間の放電作用によって、両電極51・52の周辺の空気中に浮遊する酸素分子や水分子がマイナスイオン化され、空気流とともにイオン吹出口17から放出される。イオン吹出口17と、イオン吹出口17に隣接する吹出口16とはケース内部で連通しているので、マイナスイオンの一部は吹出口16からも吹き出される。水分を含むマイナスイオンは、プラスに帯電した髪を中和して髪のぱさつきを防止する。さらに、髪の内部深くまで浸透して水分を補給する。従って、加熱ブロック5・6で加熱される前の髪の水分率を高めて、髪のくせ伸ばしを効果的に行うことができる。加熱ブロック5・6を通過するとき、髪に浸透した水分の一部は蒸散するが、加熱ブロック5・6を通過した髪は、水分を含むマイナスイオンに再び晒されて潤いを取り戻すことができる。
図5においてトランス47と左右の放電体48とは、トランス47から導出した高圧リード線56と、一端が中心電極51に接続してある左右の分岐リード線57とを介して接続する。
詳しくは、高圧リード線56の出力端と左右の分岐リード線57の入力端との導線部分を同時に撚り合わせたうえではんだ付けする。そのうえで、図6に示すようにはんだ付けされた結線部分Cを電装ホルダー45に設けた凹部58内に差し込み、その周囲空間にシリコン接着剤などの絶縁体59を充満させて結線部分Cを絶縁する。
このように、結線部分Cを凹部58内において絶縁して他から遮へいしてあると、結線部分Cが遊動するのを規制して断線を阻止できるうえ、導線が剥き出しになるのを防いで、結線部分Cと周囲電極52との間で不必要な放電が生じるのを確実に防止でき、その分だけ放電体48によるマイナスイオンを効果的に発生させることができる。
上記構造のストレータによれば、加熱ブロック5の左右両側に設けた一対のイオン吹出口17から、マイナスイオン化された酸素分子や水分子を吹き出すので、加熱ブロック5・6を通過する直前の髪と、通過した後の髪の水分率とを高めることができる。つまり、前処理しない状態のままで髪処理を行う場合であっても、くせ付け直前に髪をしなやかで潤いのある状態にして効果的にくせ付けを行うことができ、くせ付け直後の乾燥した髪に水分を染み込ませて潤いのある状態に戻すことができる。
両加熱ブロック5・6で挟んだ髪部分より上方および下方の髪部分に、同時にマイナスイオンを作用させることができるので、ストレータを右手で持って使用する場合と、左手で持って使用する場合のいずれでも、髪に対して同等にマイナスイオンを作用させることができ、髪処理装置を使用する方向に制約を受けない。
図4に示すように、ユニット部品化されたイオン発生装置10は、加熱ブロック5と上ケース8aとの間のスペースに収容されて、加熱ブロック5と小さな隙間を隔てた状態で上ケース8aに締結固定される。これらの機器5・10の揺動軸側の端部に隣接してファンユニット9を配置してある。そのため、ファンユニット9から送給された空気流の一部は、先の隙間を通り抜けるように移動した後、左右の吹出口16からケース外へ吹き出される。つまり、加熱ブロック5から放出される対流熱が隙間に滞留するのを解消し、さらに回路基板46を強制的に冷却して、回路基板46に実装された電子部品が過熱するのを阻止できる。吹出口16やイオン吹出口17から吹き出される空気流の温度は、加熱ブロック5・6で加熱された髪の温度より低い。従って、加熱ブロック5・6でくせ付けされた髪は、吹出口16、イオン吹出口17から吹き出される空気流によって急速に冷却されることとなり、その分だけくせ付け効果を向上できる。
上記の実施例では、髪のくせを伸ばすストレータについて説明したが、本発明の髪処理装置は、真直ぐの髪を縮れ変形処理するワッフルとして構成してあってもよい。その場合には、加熱ブロック5・6の対向面のそれぞれに断面波型の凹凸を形成しておく。
送風ファン37としては軸流式のファン以外に、遠心式ファンを適用でき、その場合には送風ファン37を上ケース8aの内面に隣接させ、モーター38の下端側を張出部22に収容する。発熱体34は、PTCヒーター、コイルヒーターのような電気式に限らずガス式や鉄の酸化反応を利用した発熱方式のものであってもよい。加熱ブロック5・6は、第1・第2の両挟み腕1・2に設けてあることが好ましいが、少なくともイオン発生装置10を備えた第1挟み腕1側に設けてあればよい。イオン吹出口18は左右に長い1個のスロットや、断続する短いスロット、あるいは孔の列で形成してもよい。上記の実施例においては、第1挟み腕2と第2挟み腕3とをばね7で開き勝手に揺動付勢したが、その必要はなく、閉じ勝手に揺動付勢することができる。凹部30はケース29を左右に横切る樋状の凹部で形成することができ、実施例で説明したすり鉢状の凹みである必要はない。
また、ケース8の内部を強制冷却することに加えて、第2挟み腕3の内部を強制冷却することができる。その場合には、両ケース8・29を両者の連結部分で通気可能に連通し、ケース29の揺動先端に吸風口15を開口して、送風ファン9によって吸気される吸入空気を、ケース29先端の吸風口15からケース29内を通過させ、両ケース8・29の連結部分を経由してケース8内に流入させるようにする。その後、吸入空気は送風ファン9によって、イオンとともに吹出口16やイオン吹出口17から吹き出る。このような循環路を形成することによって、両ケース8・29内に滞留する熱を強制的に排出することができる。放電体48は1個または3個以上設けることができる。イオン発生装置10は、実施例で説明したようにユニット部品化してあることが好ましいが、必ずしもその必要はなく、ケース8の構造に応じて、ケース内部に直接組むことができる。
髪処理装置の側面図 第1挟み腕の底面図 第1挟み腕の分解底面図 髪処理装置の縦断側面図 髪処理装置の内部平面図 図4におけるA−A線断面図 図4におけるB−B線断面図 髪処理装置の電気回路の概略を示すブロック図
符号の説明
1 第1の挟み腕
2 第2の挟み腕
4 揺動軸
5 第1の挟み腕側の加熱ブロック
6 第2の挟み腕側の加熱ブロック
8 ケース
9 ファンユニット
10 イオン発生装置
16 加圧空気の吹出口
17 イオン吹出口
22 張出部
30 凹部
37 送風ファン
38 モーター
45 電装ホルダー
46 回路基板
47 トランス
48 放電体

Claims (1)

  1. 髪を挟持する加熱ブロック5・6が設けられる第1・第2の挟み腕1・2と、イオンを発生させるイオン発生装置10と、発生したイオンが放出されるイオン吹出口17とを備えた髪処理装置であって、
    第1・第2の挟み腕1・2は、揺動軸4を介して揺動開閉可能に連結されており、
    第1の挟み腕1には、発生したイオンを送給するためのファンユニット9が収容されており、
    第1の挟み腕1の先端側に加熱ブロック5を配置するとともに加熱ブロック5に対応した第2の挟み腕2に加熱ブロック6を配置しており、
    ファンユニット9が、加熱ブロック5に隣接する揺動軸側に配置されており、
    第1の挟み腕1における第2の挟み腕2との対向面に、張出部22が第2の挟み腕2に向かって膨出形成されており、張出部22の内部にファンユニット9が配置されていることを特徴とする髪処理装置。
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