JP2004266562A - リモート端末用利用者管理ノード、リモート制御方法およびシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】リモート制御を行うにあたり利用者の負担を軽減する。
【解決手段】管理ノード3は、各被リモート制御装置5a1〜5anをリモート制御できる権限が与えられた利用者の利用者識別子と各被リモート制御装置5a1〜5anを特定できる機器属性識別子とが互いに対応付けて記憶された利用者情報管理テーブルT1(図2参照)を含む利用者情報管理部31と、リモート端末1から送信されてきた利用者識別子を受信し、その利用者識別子に基づいて利用者情報管理テーブルT1を参照し、利用者識別子に対応する被リモート制御装置を特定する被制御装置特定手段(図4におけるステップS4の処理参照)と、特定された被リモート制御装置の機器属性識別子を含む被リモート制御装置情報をリモート端末1に対して送信する被制御装置情報送信手段(図4におけるステップS5の処理参照)と、を備えている。
【選択図】 図1
【解決手段】管理ノード3は、各被リモート制御装置5a1〜5anをリモート制御できる権限が与えられた利用者の利用者識別子と各被リモート制御装置5a1〜5anを特定できる機器属性識別子とが互いに対応付けて記憶された利用者情報管理テーブルT1(図2参照)を含む利用者情報管理部31と、リモート端末1から送信されてきた利用者識別子を受信し、その利用者識別子に基づいて利用者情報管理テーブルT1を参照し、利用者識別子に対応する被リモート制御装置を特定する被制御装置特定手段(図4におけるステップS4の処理参照)と、特定された被リモート制御装置の機器属性識別子を含む被リモート制御装置情報をリモート端末1に対して送信する被制御装置情報送信手段(図4におけるステップS5の処理参照)と、を備えている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネット等のデータ通信網に接続されたリモート端末から、そのデータ通信網を介して被制御装置をリモート制御(遠隔制御)するためのリモート端末用利用者管理ノード、リモート制御方法およびシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
データ通信網である例えばインターネットに接続されたリモート端末から被リモート制御装置をデータ通信網を介してリモート制御するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この種のリモート制御システムによれば、リモート端末から被リモート制御装置を制御する際、利用者は、制御したい被リモート制御装置またはその上位層のゲートウェイ装置の情報、例えばアドレス情報を事前に調べておく。
【0004】
そして、利用者は、リモート端末を操作して上記アドレス情報を含む制御に必要な情報をそのリモート端末からデータ通信網を介して被リモート制御装置またはゲートウェイ装置に送信することにより、リモート制御を実現している。
【0005】
また、所定の被リモート制御装置の制御に必要な情報を備えた中継サーバがリモート制御システム内に存在する場合には、利用者は、その中継サーバの情報、例えばアドレス情報や制御可能な被リモート制御装置の名前等の情報を予め調べておき、リモート端末を操作し、調べた中継サーバの情報に基づいて中継サーバにアクセスし、その中継サーバを介して制御対象となる被リモート制御装置またはその上位層のゲートウェイ装置に対してその装置の制御に必要な情報を送信し、リモート制御を実現している。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−345945号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のリモート制御システムによれば、リモート制御の対象となる被リモート制御装置、またはその上位層のゲートウェイ装置を利用者が指定する必要があるため、被リモート制御装置、またはその上位層のゲートウェイ装置の情報、例えばアドレス情報や制御するのに必要な情報を利用者がリモート制御時に認知しておく必要がある。
【0008】
また、中継ノードを経由してリモート制御を行う場合には、確かに、利用者自らが制御対象の被リモート制御装置の制御に必要な情報を調査・生成する必要がないため制御対象の被リモート制御装置の制御に必要な情報の生成に関しては、利便性を向上させることができる。
【0009】
しかしながら、中継ノードを用いてリモート制御を行う場合でも、利用者は、制御対象となる被リモート制御装置に対応する中継ノードの情報、例えばアドレス情報や制御可能な被リモート制御装置の名前等の情報を事前に認知しておく必要があるため、利用者側の負担が大きく、利便性の高いシステムとはいえなかった。
【0010】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、リモート制御を行うにあたり利用者の負担を軽減することができるリモート端末用利用者管理ノード、リモート制御方法およびシステムを提供することをその目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、請求項1に記載されたように、複数の被制御装置をデータ通信網を介してリモート端末によりリモート制御するシステムにおける前記リモート端末から前記データ通信網を介してアクセス可能であり、前記リモート端末の利用者を管理するためのリモート端末用利用者管理ノードであって、前記各被制御装置をリモート制御できる権限が与えられた少なくとも一人の利用者の識別情報と前記各被制御装置を特定できる特定情報とが互いに対応付けて記憶された利用者情報管理テーブルを含む利用者情報記憶手段と、前記リモート端末から前記データ通信網を介して送信されてきた前記少なくとも1人の利用者の識別情報を受信し、受信した利用者識別情報に基づいて前記利用者情報管理テーブルを参照し、当該利用者識別情報に対応する被制御装置を特定する被制御装置特定手段と、特定された被制御装置の特定情報を含む被制御装置情報を前記リモート端末に対して前記データ通信網を介して送信する被制御装置情報送信手段と、を備えている。
【0012】
本発明によれば、請求項2に記載されたように、複数の被制御装置に対して当該複数の被制御装置に対応付けられた複数のゲートウェイ装置およびデータ通信網を介してリモート端末によりリモート制御するシステムにおける前記リモート端末から前記データ通信網を介してアクセス可能であり、前記リモート端末の利用者を管理するためのリモート端末用利用者管理ノードであって、前記各被制御装置をリモート制御できる権限が与えられた少なくとも一人の利用者の識別情報と前記各被制御装置に対応する各ゲートウェイ装置を特定する特定情報とが互いに対応付けて記憶された利用者情報管理テーブルを記憶する利用者情報記憶手段と、前記リモート端末から前記データ通信網を介して送信されてきた前記少なくとも1人の利用者の識別情報を受信し、受信した利用者識別情報に基づいて前記利用者情報管理テーブルを参照し、当該利用者識別情報に対応するゲートウェイ装置を特定するゲートウェイ装置特定手段と、
特定されたゲートウェイ装置に対応する被制御装置を識別するための被制御装置識別情報を前記リモート端末に対して前記データ通信網を介して送信する被制御装置情報送信手段と、を備えている。
【0013】
本発明によれば、請求項3に記載されたように、複数の被制御装置に対してデータ通信網を介して通信可能なリモート端末、当該リモート端末の利用者管理用の管理ノードおよび前記複数の被制御装置それぞれを特定できる特定情報と当該被制御装置それぞれのリモート制御プログラムとが対応付けられた装置特定情報が分散して記憶された複数のリモート制御用中継ノードを含むリモート制御システムであって、前記リモート端末は、前記少なくとも1人の利用者の識別情報を前記データ通信網を介して前記管理ノードに送信する利用者識別情報送信手段を備え、前記管理ノードは、前記各被制御装置をリモート制御できる権限が与えられた少なくとも一人の利用者の識別情報と前記各被制御装置の特定情報とが互いに対応付けて記憶された利用者情報管理テーブルを含む利用者情報記憶手段と、前記データ通信網を介して送信されてきた前記少なくとも1人の利用者の識別情報に基づいて、前記利用者情報管理テーブルを参照して当該利用者識別情報に対応する被制御装置を特定する被制御装置特定手段と、特定された被制御装置の特定情報を含む被制御装置情報を前記データ通信網を介して前記リモート端末へ送信する被制御装置情報送信手段とを備えている。
【0014】
特に、本発明によれば、請求項4に記載されたように、前記リモート端末は、前記管理ノードから送信されてきた被制御装置情報における前記被制御装置の特定情報に基づいて、当該被制御装置の特定情報を含む中継ノードを前記複数の中継ノードの中から検索して特定する検索特定手段と、前記特定された中継ノードに対して、前記被制御装置の特定情報および当該被制御装置に対する制御内容を含む制御情報を前記データ通信網を介して送信する制御情報送信手段とをさらに備えている。
【0015】
特に、本発明によれば、請求項5に記載されたように、前記特定された中継ノードは、前記送信されてきた制御情報における制御内容を前記被制御装置の特定情報に対応する制御プログラムに対して組み込んで制御要求を作成し、作成された制御要求を対応する被制御装置に対して前記データ通信網を介して送信する手段を備えている。
【0016】
本発明によれば、請求項6に記載されたように、複数の被制御装置に対して当該複数の被制御装置に対応付けられた複数のゲートウェイ装置およびデータ通信網を介して通信可能なリモート端末、当該リモート端末の利用者管理用の管理ノードおよび前記複数の被制御装置それぞれを特定できる特定情報と当該被制御装置それぞれのリモート制御プログラムとが対応付けられた装置特定情報が分散して記憶された複数のリモート制御用中継ノードを含むリモート制御システムであって、前記リモート端末は、前記少なくとも1人の利用者の識別情報を前記データ通信網を介して前記管理ノードに送信する利用者識別情報送信手段を備え、前記管理ノードは、前記各ゲートウェイ装置に対応する被制御装置をリモート制御できる権限が与えられた少なくとも一人の利用者の識別情報と当該各ゲートウェイ装置を特定できるゲートウェイ装置特定情報とが互いに対応付けて記憶された利用者情報管理テーブルを含む利用者情報記憶手段と、前記リモート端末から前記データ通信網を介して送信されてきた前記少なくとも1人の利用者の識別情報に基づいて、前記利用者情報管理テーブルを参照して当該利用者識別情報に対応するゲートウェイ装置を特定するゲートウェイ装置特定手段と、特定されたゲートウェイ装置に対応する被制御装置を識別するための被制御装置識別情報を前記リモート端末に対して前記データ通信網を介して送信する被制御装置情報送信手段とを備えている。
【0017】
特に、本発明によれば、請求項7に記載されたように、前記リモート端末は、前記管理ノードから送信されてきた被制御装置情報を受信し、受信された被制御装置情報における前記被制御装置の特定情報に基づいて、当該被制御装置の特定情報を含む中継ノードを前記複数の中継ノードの中から検索して特定する検索特定手段と、前記特定された中継ノードに対して、前記被制御装置の特定情報および当該被制御装置に対する制御内容を含む制御情報を前記データ通信網を介して送信する制御情報送信手段とをさらに備えている。
【0018】
特に、本発明によれば、請求項8に記載されたように、前記特定された中継ノードは、前記リモート端末から送信されてきた制御情報における制御内容を前記被制御装置の特定情報に対応する制御プログラムに対して組み込んで制御要求を作成し、作成された制御要求を、対応するゲートウェイ装置に対して前記データ通信網を介して送信する手段を備えている。
【0019】
本発明によれば、請求項9に記載されたように、複数の被制御装置に対してデータ通信網を介して通信可能なリモート端末、当該リモート端末の利用者管理用の管理ノードおよび前記複数の被制御装置それぞれを特定できる特定情報と当該被制御装置それぞれのリモート制御プログラムとが対応付けられた装置特定情報が分散して記憶された複数のリモート制御用中継ノードを用いて当該複数の被制御装置をリモート制御するためのリモート制御方法であって、前記各被制御装置から前記データ通信網を介して送信された自被制御装置をリモート制御できる権限が与えられた少なくとも一人の利用者の識別情報および自被制御装置の特定情報に基づいて、前記管理ノードにより、当該利用者識別情報と前記特定情報とを対応付けて利用者情報管理テーブルとして記憶するステップと、前記リモート端末により、前記少なくとも1人の利用者の識別情報を前記データ通信網を介して前記管理ノードに送信するステップと、前記データ通信網を介して送信されてきた前記少なくとも1人の利用者の識別情報に基づいて、前記管理ノードにより、前記利用者情報管理テーブルを参照して当該利用者識別情報に対応する被制御装置を特定するステップと、前記管理ノードにより、特定された被制御装置の特定情報を含む被制御装置情報を前記リモート端末に対して前記データ通信網を介して送信するステップと、を備えている。
【0020】
特に、本発明によれば、請求項10に記載されたように、前記送信されてきた被制御装置情報における前記被制御装置の特定情報に基づいて、前記リモート端末により、当該被制御装置の特定情報を含む中継ノードを前記複数の中継ノードの中から検索して特定するステップと、前記特定された中継ノードに対して、前記リモート端末により、前記被制御装置の特定情報および当該被制御装置に対する制御内容を含む制御情報を前記データ通信網を介して送信するステップと、前記特定された中継ノードにより、前記送信されてきた制御情報における制御内容を前記被制御装置の特定情報に対応する制御プログラムに対して組み込んで制御要求を作成し、作成された制御要求を対応する被制御装置に対して前記データ通信網を介して送信するステップと、を備えている。
【0021】
本発明によれば、請求項11に記載されたように、複数の被制御装置に対して当該複数の被制御装置に対応付けられた複数のゲートウェイ装置およびデータ通信網を介して通信可能なリモート端末、当該リモート端末の利用者管理用の管理ノードおよび前記複数の被制御装置それぞれを特定できる特定情報と当該被制御装置それぞれのリモート制御プログラムとが対応付けられた装置特定情報が分散して記憶された複数のリモート制御用中継ノードを用いて当該複数の被制御装置をリモート制御するためのリモート制御方法であって、前記各ゲートウェイ装置から前記データ通信網を介して送信された自ゲートウェイ装置に対応する被制御装置をリモート制御できる権限が与えられた少なくとも一人の利用者の識別情報および自ゲートウェイ装置を特定できるゲートウェイ特定情報に基づいて、前記管理ノードにより、当該利用者識別情報とゲートウェイ特定情報とを互いに対応付けて利用者情報管理テーブルとして記憶するステップと、前記リモート端末により、前記少なくとも1人の利用者の識別情報を前記データ通信網を介して前記管理ノードに送信するステップと、前記データ通信網を介して送信されてきた前記少なくとも1人の利用者の識別情報に基づいて、前記管理ノードにより、前記利用者情報管理テーブルを参照して当該利用者識別情報に対応するゲートウェイ装置を特定するステップと、前記管理ノードにより、特定されたゲートウェイ装置に対応する被制御装置を識別するための被制御装置識別情報を前記リモート端末に対して前記データ通信網を介して送信するステップと、を備えている。
【0022】
特に、本発明によれば、請求項12に記載されたように、前記リモート端末により、前記送信されてきた被制御装置情報を受信し、受信された被制御装置情報における被制御装置の特定情報に基づいて、当該リモート端末により、前記被制御装置の特定情報を含む中継ノードを前記複数の中継ノードの中から検索して特定するステップと、前記特定された中継ノードに対して、前記リモート端末により、前記被制御装置の特定情報および当該被制御装置に対する制御内容を含む制御情報を前記データ通信網を介して送信するステップと、前記特定された中継ノードにより、前記送信されてきた制御情報における制御内容を前記被制御装置の特定情報に対応する制御プログラムに対して組み込んで制御要求を作成し、作成された制御要求を、対応するゲートウェイ装置に対して前記データ通信網を介して送信するステップと、を備えている。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明に係わるリモート端末用利用者管理ノード、リモート制御方法およびシステムの実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
【0024】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係わるリモート制御システムの概略構成を示すブロック図である。
【0025】
図1に示すように、リモート制御システムは、パーソナルコンピュータや携帯端末(CPU、メモリ、入力部、通信インタフェース等を含む)等のリモート制御用端末(本明細書では、リモート端末と記載する)1と、このリモート端末1から、インターネット{TCP/IP、HTTP(Hyper Text Link Transformer Protocol)等のプロトコルに基づいて相互リンクされたネットワークの集合体}等のデータ通信網を介してアクセス可能であり、そのリモート端末1の利用者を管理するためのリモート端末用利用者管理ノード(以下、管理ノードと記載する)3とを備えており、この管理ノード3は、例えば少なくとも1つのコンピュータ(CPU、メモリ、入力部、通信インタフェース等を含む)等から構成された通信端末である。
【0026】
また、リモート制御システムは、リモート端末1からデータ通信網2を介して通信される制御情報等の情報を中継するための複数の中継ノード4a1〜4anと、リモート制御端末1からデータ通信網2および中継ノード4a1〜4anを介してリモート制御するための被制御装置である被リモート制御装置5a1〜5anとを備えている。各中継ノード4a1〜4anは、CPU、メモリ、入力部、通信インタフェース等を含んでおり、また、各被リモート制御装置5a1〜5anも、CPU、メモリ、通信インタフェース等を含んでいる。
【0027】
リモート制御端末1は、データ通信網2を介して情報閲覧および情報受け渡し可能な記述言語である例えばXML(eXtensible Markup Language)で記述された情報{オブジェクト単位のデータ、プログラム等のXMLファイル}を自由に通信して交換するためのプロトコルであるSOAP{Simple Object Access Protocol; (http://www.w3.org/TR/SOAP)等参照}に基づいて実現された上記オブジェクト通信機能であるSOAP通信部10を備えており、このSOAP通信部10は、例えば、リモート制御端末1のメモリに記憶された上記データ通信網2を経由したデータの閲覧用のソフトウェア(インターネットの場合WWWサーバ)に対してSOAPをバインディング(結合)させることにより、構築される。
【0028】
また、SOAP通信部10は、UDDI{Universal Description, Discovery and Integration; (http://www.w3.uddi.org/)等参照}機能を有しており、このUDDIに基づいて、データ通信網2に接続された端末のメモリにおけるUDDIディレクトリに格納されたXMLファイルを検索できるようになっている。
【0029】
管理ノード3は、リモート端末1と同様に、SOAPに基づいて実現されたUDDI機能を含むSOAP通信部30を備えており、このSOAP通信部30も、例えば、管理ノード3のメモリに記憶された上記データ通信網2を経由したデータの閲覧用のソフトウェア(インターネットの場合WWWサーバ)に対してSOAPをバインディングさせることにより、構築される。
【0030】
さらに、管理ノード3は、各被リモート制御装置5a1〜5anをリモート制御できる権限が与えられた少なくとも一人の利用者の識別情報である利用者識別子と各被リモート制御装置5a1〜5anの属性(各被リモート制御装置5a1〜5anを特徴付ける個々の情報)を表す機器属性識別子、および各被リモート制御装置5a1〜5anのデータ通信網2経由の通信場所を表す通信アドレス(例えば、インターネットでは、IPアドレスに相当するもの、以下、単にアドレスまたは被リモート制御装置アドレスともいう)がそれぞれフィールドとして表された利用者情報管理テーブルT1(図2参照)を管理する利用者情報管理部31を備えており、この利用者情報管理部31は、管理ノード3のメモリに記憶されたプログラムに基づく管理ノード3の機能として実現される。
【0031】
利用者情報管理テーブルT1は、管理ノード3のメモリにおけるUDDIディレクトリに格納されている。
【0032】
そして、各中継ノード4a1〜4anは、管理ノード3と同様に、SOAPに基づいて実現されたUDDI機能を含むSOAP通信部40を備えており、このSOAP通信部40も、例えば、各中継ノード4a1〜4anのメモリに記憶された上記データ通信網2を経由したデータの閲覧用のソフトウェア(インターネットの場合WWWサーバ)に対してSOAPをバインディングさせることにより、構築される。
【0033】
さらに、各中継ノード4a1〜4anは、自中継ノード4a1〜4anが中継する少なくとも1つの被リモート制御装置の属性を表す機器属性識別子、少なくとも1つの被リモート制御装置の機種名(型番)および少なくとも1つの被リモート制御装置のリモート制御用の制御プログラムがそれぞれフィールドとして記憶された機器情報管理テーブルT2(図3参照)を管理する機器情報管理部41を備えており、この機器情報管理部41は、各中継ノード4a1〜4anのメモリに記憶されたプログラムに基づく各中継ノード4a1〜4anの機能として実現される。
【0034】
機器情報管理テーブルT2は、各中継ノード4a1〜4anのメモリにおけるUDDIディレクトリに格納されている。
【0035】
各被リモート制御装置5a1〜5anは、管理ノード3、各中継ノード4a1〜4anと同様に、SOAPに基づいて実現されたUDDI機能を含むSOAP通信部50を備えており、このSOAP通信部50も、例えば、各被リモート制御装置5a1〜5anのメモリに記憶された上記データ通信網2を経由したデータの閲覧用のソフトウェア(インターネットの場合WWWサーバ)に対してSOAPをバインディングさせることにより、構築される。
【0036】
さらに、各被リモート制御装置5a1〜5anのメモリのUDDIディレクトリには、自被リモート制御装置5a1〜5anの属性を表す機器属性識別子、機種名(型番)およびアドレスを含む装置情報IがXMLファイルとして格納されている。
【0037】
次に、本実施形態に係わるリモート制御システムの全体動作について、図4を用いて説明する。
【0038】
各被リモート制御装置5a1〜5anは、自装置5a1〜5anの装置情報Iから自装置5a1〜5anの機器属性識別子およびアドレスを読み出し、読み出した自装置5a1〜5anの機器属性識別子およびアドレスを、自装置5a1〜5anに対してリモート制御権限が与えられた利用者の利用者識別子と組み合わせて被リモート制御装置情報を生成し、生成した被リモート制御装置情報を、SOAP通信部50に基づく処理によりSOAPメッセージとして管理ノード3に対してデータ通信網2を介して通知する(図4;ステップS1)。
【0039】
管理ノード3は、SOAP通信部30を介してSOAPメッセージを受け取り、そのSOAPメッセージに含まれる各被リモート制御装置5a1〜5anの被リモート制御装置情報を、利用者情報管理部31の処理により、メモリのUDDIディレクトリに構築された利用者情報管理テーブルT1の対応するフィールドにそれぞれ格納して登録する(ステップS2)。
【0040】
この結果、図2に示すように、利用者情報管理テーブルT1には、各被リモート制御装置毎に、その各被リモート制御装置5a1〜5anの機器属性識別子およびアドレスと、各被リモート制御装置5a1〜5anに対してリモート制御権限を有する利用者の利用者識別子とが利用者識別子毎に互いに対応付けられたレコードとして記憶される。
【0041】
一方、リモート端末1は、その利用者から入力部を介して利用者識別子が入力された際に、その利用者識別子を含む利用者情報をSOAP通信部30の処理によりSOAPメッセージとしてデータ通信網2を介して管理ノード3に送信する(ステップS3)。
【0042】
管理ノード3は、データ通信網2を介して送信されてきたSOAPメッセージをSOAP通信部30の処理により受信し、利用者情報管理部31に基づく処理により、受信SOAPメッセージに含まれている利用者識別子と利用者情報管理テーブルT1に格納されている各レコードとを照合し、受信SOAPメッセージに含まれた利用者識別子をフィールドとして含む被リモート制御装置{例えば、被リモート制御装置5ak(1≦k≦n)とする}を特定し(ステップS4)、少なくとも特定した被リモート制御装置5akの機器属性識別子を含む識別情報としての被リモート制御装置情報をSOAP通信部30の処理によりSOAPメッセージとしてデータ通信網2を介してリモート端末1に送信する(ステップS5)。
【0043】
なお、利用者識別子に対応するレコードが複数存在した場合、管理ノード3は、その複数のレコードから制御対象となり得る複数の被リモート制御装置の機器属性識別子を含む複数の被リモート制御装置情報をSOAPメッセージとしてリモート端末1に送信することができる。
【0044】
リモート端末1は、データ通信網2を介して送信されてきたSOAPメッセージをSOAP通信部10の処理により受信し、その受信SOAPメッセージに含まれている被リモート制御装置情報における被リモート制御装置5akの機器属性識別子から、SOAP通信部10に基づくUDDI機能により、各中継ノード4a1〜4anのメモリにおけるUDDIディレクトリに格納された機器情報管理テーブルT2を検索し、被リモート制御装置5akを中継する中継ノード{例えば、中継ノード4ak(1≦k≦nとする}を特定し、特定した中継ノード4akに対して、被リモート制御装置5akの機器属性識別子およびリモート制御の内容を含む制御情報をSOAP通信部10の処理によりSOAPメッセージとしてデータ通信網2を介して送信する(ステップS6)。
【0045】
なお、上記中継ノード4akの検索特定処理は、必ずしも利用者端末1側で行う必要はない。例えば、管理ノード3が、ステップS5の処理として、被リモート制御装置5akの機器属性識別子から、SOAP通信部30に基づくUDDI機能により、各中継ノード4a1〜4anのメモリにおけるUDDIディレクトリに格納された機器情報管理テーブルT2を検索し、被リモート制御装置5akを中継する中継ノード4akを特定し、特定した中継ノード4akをSOAP通信部30の処理によりSOAPメッセージとしてデータ通信網2を介してリモート端末1に通知することも可能である。
【0046】
中継ノード4akは、データ通信網2を介して送信されてきたSOAPメッセージをSOAP通信部40の処理により受信し、受信SOAPメッセージに含まれている制御情報の内容を解釈し、機器情報管理部41に基づく処理により、解釈結果における被リモート制御装置5akを表す機器属性識別子に対応する制御プログラムを機器情報管理テーブルT2から読み出し、読み出した制御プログラムに対して解釈結果により得られたリモート制御内容を組込んだ制御要求を作成する(ステップS7)。
【0047】
このとき、上記被リモート制御装置情報が被リモート制御装置5akのアドレスを含んでおり、リモート制御を行う被リモート制御装置5akのアドレスが前記制御情報に包含されている場合には、中継ノード4akは、ステップS8の処理として、SOAP通信部10の処理により、作成した制御要求をSOAPメッセージとしてデータ通信網2を介して被リモート制御装置5akに送信する。
【0048】
また、上記被リモート制御装置情報が被リモート制御装置5akのアドレスを包含せず、リモート制御を行う被リモート制御装置5akのアドレスが前記制御情報に包含されていない場合には、中継ノード4akは、ステップS8の処理として、管理ノード3もしくはリモート端末1に被リモート制御装置5akのアドレスを問合せに行き、その結果得られたアドレスを宛先として制御要求をSOAPメッセージとして被リモート制御装置5akに送信するか、あるいは中継ノード4akは、管理ノード3もしくはリモート端末1経由で前記制御要求をSOAPメッセージとして被リモート制御装置5akに送信する。
【0049】
被リモート制御装置5akは、データ通信網2を介して送信されてきたSOAPメッセージをSOAP通信部50の処理により受信し、受信した制御要求に基づく制御内容(制御プログラム)を実行する。
【0050】
以上述べたように、本実施形態によれば、利用者は、自らがリモート制御する権限を有する被リモート制御装置5akの機器属性識別子等の被リモート制御装置を特定する情報が未知であっても、リモート端末1を介して自らの利用者識別子を含む利用者情報を管理ノード3に送信することにより、この管理ノード3の処理により、その利用者識別子に対応する被リモート制御装置5akの機器属性識別子を含む被リモート制御装置情報をリモート端末1に対して提供することができる。
【0051】
この結果、利用者は、リモート制御権限がある被リモート制御装置5akの機器属性識別子に基づいて、被リモート制御装置5akに対応する中継ノード4akを経由して、対応するリモート制御プログラムを含む制御要求を被リモート制御装置5akに対して送信することができ、その制御要求に基づいて被リモート制御装置5akのリモート制御を実施することができる。
【0052】
したがって、リモート制御を行うにあたり、利用者の負担を大幅に軽減することができ、利用者にとって利便性の高いリモート制御システムを提供することができる。
【0053】
(第2の実施の形態)
図5は、本発明の第2の実施の形態に係わるリモート制御システムの概略構成を示すブロック図である。
【0054】
図5に示すように、第2の実施の形態に係わるリモート制御システムは、被リモート制御装置5a1〜5anに対してLAN等のネットワークN1〜Nnを介してそれぞれ接続されており、被リモート制御装置5a1〜5anに対して上位層を構成するゲートウェイ装置60a1〜60anを備えている。
【0055】
この各ゲートウェイ装置60a1〜60anは、例えば少なくとも1つのコンピュータ(CPU、メモリ、入力部、通信インタフェース等を含む)等から構成された通信端末であり、データ通信網2と上記ネットワークN1〜Nnとの間の情報通信に係わるインタフェース処理を行うようになっている。
【0056】
管理ノード3の利用者情報管理部31aの利用者情報管理テーブルT10には、図6に示すように、各被リモート制御装置5a1〜5anをリモート制御できる権限が与えられた少なくとも一人の利用者の識別情報である利用者識別子と各被リモート制御装置5a1〜5anに対応する各ゲートウェイ装置60a1〜60anの通信アドレス(以下、単にアドレス、またはゲートウェイ装置アドレスともいう)とがそれぞれフィールドとして表されており、この利用者情報管理テーブルT10は、管理ノード3のメモリにおけるUDDIディレクトリに格納されている。
【0057】
そして、各ゲートウェイ装置60a1〜60anは、管理ノード3、中継ノード4a1〜4an等と同様に、SOAPに基づいて実現されたUDDI機能を含むSOAP通信部61を備えており、このSOAP通信部61は、例えば、各ゲートウェイ装置60a1〜60anのメモリに記憶された上記データ通信網2を経由したデータの閲覧用のソフトウェア(インターネットの場合WWWサーバ)に対してSOAPをバインディングさせることにより、構築される。
【0058】
さらに、各ゲートウェイ装置60a1〜60anは、自ゲートウェイ装置60a〜60anに対応する被リモート制御装置5a1〜5anの属性を表す機器属性識別子とその被リモート制御装置5a1〜5anのアドレスとがそれぞれフィールドとして記憶された被リモート制御装置情報管理テーブルT11(図7参照)を管理する被リモート制御装置情報管理部62を備えている。
【0059】
本実施形態においては、各ゲートウェイ装置60a1〜60anと被リモート制御装置5a1〜5anとが1対1対応であるため、例えばゲートウェイ装置60a1の被リモート制御装置情報管理テーブルT11には、そのゲートウェイ装置60a1に対応する被リモート制御装置5a1の機器属性識別子とその被リモート制御装置5a1のアドレスとがそれぞれフィールドとして記憶されることになる。
【0060】
この被リモート制御装置情報管理部62は、各ゲートウェイ装置60a1〜60anのメモリに記憶されたプログラムに基づく各ゲートウェイ装置60a1〜60anの機能として実現される。
【0061】
また、被リモート制御装置情報管理テーブルT11は、各ゲートウェイ装置60a1〜60anのメモリにおけるUDDIディレクトリに格納されている。
【0062】
なお、第2の実施の形態に係わるリモート制御システムにおけるその他の構成要素については、第1の実施の形態に係わるリモート制御システムの構成要素と略同様であるため、その説明は省略する。
【0063】
次に、本実施形態に係わるリモート制御システムの全体動作について、図8を用いて説明する。
【0064】
各被リモート制御装置5a1〜5anは、自装置5a1〜5anの装置情報Iから自装置5a1〜5anの機器属性識別子およびアドレスを読み出し、読み出した自装置5a1〜5anの機器属性識別子およびアドレスを含む被リモート制御装置情報を、SOAP通信部50に基づく処理によりSOAPメッセージとして、対応する各ゲートウェイ装置60a1〜60anに対してデータ通信網2を介して通知する(図8;ステップS10)。
【0065】
なお、ステップS10の処理としては、各ゲートウェイ装置60a1〜60anから各被リモート制御装置5a1〜5anに対して被リモート制御装置情報を取得しに行くことも可能である。
【0066】
各ゲートウェイ装置60a1〜60anは、通知されたSOAPメッセージに含まれる各被リモート制御装置5a1〜5anの被リモート制御装置情報を、被リモート制御装置情報管理部62の処理により、メモリのUDDIディレクトリに構築された被リモート制御装置情報管理テーブルT11の対応するフィールドにそれぞれ格納して登録する。
【0067】
次いで、各ゲートウェイ装置60a1〜60anは、自ゲートウェイ装置60a1〜60anと対応する各被リモート制御装置5a1〜5anに対してリモート制御権限が与えられた利用者の利用者識別子とを組み合わせてゲートウェイ装置情報を生成し、生成したゲートウェイ装置情報をSOAP通信部61に基づく処理によりSOAPメッセージとして、管理ノード3に対してデータ通信網2を介して通知する(ステップS11)。
【0068】
管理ノード3は、SOAP通信部30を介してSOAPメッセージを受け取り、そのSOAPメッセージに含まれる各ゲートウェイ装置60a1〜60anのゲートウェイ装置情報を、利用者情報管理部31の処理により、メモリのUDDIディレクトリに構築された利用者情報管理テーブルT10の対応するフィールドにそれぞれ格納して登録する(ステップS12)。
【0069】
この結果、図6に示すように、利用者情報管理テーブルT10には、各ゲートウェイ装置毎に、その各ゲートウェイ装置60a1〜60anのアドレスと、各ゲートウェイ装置60a1〜60anに対応する各被リモート制御装置5a1〜5anに対してリモート制御権限を有する利用者の利用者識別子とが利用者識別子毎に互いに対応付けられたレコードとして記憶される。
【0070】
一方、リモート端末1は、その利用者から入力部を介して利用者識別子が入力された際に、その利用者識別子を含む利用者情報をSOAP通信部30の処理によりSOAPメッセージとしてデータ通信網2を介して管理ノード3に送信する(ステップS13)。
【0071】
管理ノード3は、データ通信網2を介して送信されてきたSOAPメッセージをSOAP通信部30の処理により受信し、利用者情報管理部31に基づく処理により、受信SOAPメッセージに含まれている利用者識別子と利用者情報管理テーブルT10に格納されている各レコードと照合し、受信SOAPメッセージに含まれた利用者識別子をフィールドとして含むゲートウェイ装置{例えば、ゲートウェイ装置60ak(1≦k≦n)とする}を特定し(ステップS14)、少なくとも特定したゲートウェイ装置60akに対して、被リモート制御装置情報の提供を要求するための被リモート制御装置情報要求を、SOAP通信部30の処理によりSOAPメッセージとしてデータ通信網2を介して被リモート制御装置5akに送信する(ステップS15)。
【0072】
特定されたゲートウェイ装置60akは、データ通信網2を介して送信されてきたSOAPメッセージをSOAP通信部61の処理により受信し、受信SOAPメッセージに含まれている被リモート制御装置情報要求に従って、被リモート制御装置情報管理部62に基づく処理により、被リモート制御装置情報管理テーブルT11に格納されている被リモート制御装置情報(機器属性識別子、被リモート制御装置アドレス)を読み出し、読み出した被リモート制御装置情報を、SOAP通信部50の処理によりSOAPメッセージとしてデータ通信網2を介して管理ノード3に送信する(ステップS16)。
【0073】
管理ノード3は、データ通信網2を介して送信されてきたSOAPメッセージをSOAP通信部30の処理により受信し、利用者情報管理部31に基づく処理により、受信SOAPメッセージに含まれている被リモート制御装置情報を解釈し、その被リモート制御装置情報(機器属性識別子、被リモート制御装置アドレス)を、SOAP通信部30の処理によりSOAPメッセージとしてデータ通信網2を介してリモート端末1に送信する(ステップS17)
リモート端末1は、データ通信網2を介して送信されてきたSOAPメッセージをSOAP通信部10の処理により受信し、その受信SOAPメッセージに含まれている被リモート制御装置情報における被リモート制御装置5akの機器属性識別子から、SOAP通信部10に基づくUDDI機能により、各中継ノード4a1〜4anのメモリにおけるUDDIディレクトリに格納された機器情報管理テーブルT2を検索し、被リモート制御装置5akを中継する中継ノード{例えば、中継ノード4ak(1≦k≦nとする}を特定し、特定した中継ノード4akに対して、被リモート制御装置5akの機器属性識別子およびリモート制御の内容を含む制御情報をSOAP通信部10の処理によりSOAPメッセージとしてデータ通信網2を介して送信する(ステップS18)。
【0074】
なお、本実施形態においても、上記中継ノード4akの検索特定処理は、必ずしも利用者端末1側で行う必要はない。例えば、管理ノード3が、ステップS17の処理として、被リモート制御装置5akの機器属性識別子から、SOAP通信部30に基づくUDDI機能により、各中継ノード4a1〜4anのメモリにおけるUDDIディレクトリに格納された機器情報管理テーブルT2を検索し、被リモート制御装置5akを中継する中継ノード4akを特定し、特定した中継ノード4akを、SOAP通信部30の処理によりSOAPメッセージとしてデータ通信網2を介してリモート端末1に通知することも可能である。
【0075】
中継ノード4akは、データ通信網2を介して送信されてきたSOAPメッセージをSOAP通信部40の処理により受信し、受信SOAPメッセージに含まれている制御情報の内容を解釈し、機器情報管理部41に基づく処理により、解釈結果における被リモート制御装置5akを表す機器属性識別子に対応する制御プログラムを機器情報管理テーブルT2から読み出し、読み出した制御プログラムに対して解釈結果により得られたリモート制御内容を組込んだ制御要求を作成する(ステップS19)。
【0076】
このとき、上記被リモート制御装置情報が被リモート制御装置5akの上位層のゲートウェイ装置60akのアドレスを含んでおり、このゲートウェイ装置60akのアドレスが前記制御情報に包含されている場合には、中継ノード4akは、SOAP通信部10の処理により、作成した制御要求をSOAPメッセージとしてデータ通信網2を介してゲートウェイ装置60akに送信する。
【0077】
また、上記被リモート制御装置情報が被リモート制御装置5akの上位層のゲートウェイ装置60akのアドレスを包含せず、そのゲートウェイ装置60akのアドレスが前記制御情報に包含されていない場合には、中継ノード4akは、管理ノード3もしくはリモート端末1にゲートウェイ装置60akのアドレスを問合せに行き、その結果得られたアドレスを宛先として制御要求をSOAPメッセージとしてゲートウェイ装置60akに送信するか、あるいは中継ノード4akは、管理ノード3もしくはリモート端末1経由で前記制御要求をSOAPメッセージとしてゲートウェイ装置60akに送信する(ステップS20)。
【0078】
ゲートウェイ装置60akは、データ通信網2を介して送信されてきたSOAPメッセージをSOAP通信部62の処理により受信し、受信SOAPメッセージにおける制御要求に含まれる機器属性識別子等から、被リモート制御装置情報管理部62に基づく処理により、被リモート制御装置情報管理テーブルT11に格納されている被リモート制御装置情報(機器属性識別子、被リモート制御装置アドレス)とを照合して、制御要求に対応する被リモート制御装置5akを特定し、上記制御要求を、SOAP通信部62の処理によりSOAPメッセージとして被リモート制御装置5akに対してデータ通信網2を介して送信する(ステップS21)。
【0079】
被リモート制御装置5akは、データ通信網2を介して送信されてきたSOAPメッセージをSOAP通信部50の処理により受信し、受信した制御要求に基づく制御内容(制御プログラム)を実行する。
【0080】
以上述べたように、本実施形態においても、利用者は、自らがリモート制御する権限を有する被リモート制御装置5akの機器属性識別子や、その上位層のゲートウェイ装置60akの機器属性識別子等の情報、すなわち、自らがリモート制御権限を有する被リモート制御装置5akを特定できる情報およびその上位層のゲートウェイ装置60akを特定できる情報がそれぞれ未知であっても、リモート端末1を介して自らの利用者識別子を含む利用者情報を管理ノード3に送信することにより、この管理ノード3の処理により、その利用者識別子に対応するゲートウェイ装置60akを特定し、そのゲートウェイ装置60akに対応する被リモート制御装置5akの機器属性識別子を含む被リモート制御装置情報をリモート端末1に対して提供することができる。
【0081】
この結果、利用者は、リモート制御権限がある被リモート制御装置5akの機器属性識別子に基づいて、被リモート制御装置5akに対応する中継ノード4akおよびゲートウェイ装置60akを経由して、対応するリモート制御プログラムを含む制御要求を被リモート制御装置5akに対して送信することができ、その制御要求に基づいて被リモート制御装置5akのリモート制御を実施することができる。
【0082】
したがって、第1の実施形態と同様に、リモート制御を行うにあたり、利用者の負担を大幅に軽減することができ、利用者にとって利便性の高いリモート制御システムを提供することができる。
【0083】
なお、第2の実施の形態においては、説明を容易にするため、複数の被リモート制御装置5a1〜5anと複数のゲートウェイ装置60a1〜60anとは、互いに1対1対応するものとして構成したが、本発明はこの構成に限定されるものではなく、各ゲートウェイ装置60a1〜60anが複数の被リモート制御装置の上位層として対応付けられていてもよい。
【0084】
この場合、図7に示す被リモート制御装置情報管理テーブルT11には、各ゲートウェイ装置60a〜60anが上位層となる少なくとも1つの被リモート制御装置の属性を表す機器属性識別子とその少なくとも1つの被リモート制御装置のアドレスとがそれぞれフィールドとして記憶されている。
【0085】
例えば、図5に示す構成において、ゲートウェイ装置60a1が複数の被リモート制御装置5a1〜5aiの上位層として対応付けられ、ゲートウェイ装置60a2が複数の被リモート制御装置5ai+1〜5aj(i<j)の上位層として対応付けられ、以下、各ゲートウェイ装置60a3〜60anが複数の被リモート制御装置に対応付けられていてもよい。
【0086】
すなわち、ゲートウェイ装置60a1が複数の被リモート制御装置5a1〜5aiの上位層として対応付けられている場合には、ゲートウェイ装置60a1の被リモート制御装置情報管理テーブルT11には、そのゲートウェイ装置60a1に対応する被リモート制御装置5a1〜5aiそれぞれの機器属性識別子とアドレスとがそれぞれフィールドとして記憶されることになる。
【0087】
なお、各ゲートウェイ装置60a1〜60anが複数の被リモート制御装置の上位層として対応付けられている場合において、例えばゲートウェイ装置60akが複数の被リモート制御装置5ak〜5ak+sの上位層に対応する場合には、中継ノード4akは、ステップS19の処理として、受信SOAPメッセージにおける制御要求に含まれる機器属性識別子と被リモート制御装置情報(機器属性識別子、被リモート制御装置アドレス)とを照合して、制御要求に対応する被リモート制御装置5ak+q(0≦q≦s)を複数の被リモート制御装置5ak〜5ak+sから特定することができる。
【0088】
また、第1および第2の実施形態においては、リモート端末1は、受信SOAPメッセージに含まれている被リモート制御装置情報における被リモート制御装置5akの機器属性識別子に基づいて、対応する中継ノード4akを検索し、この中継ノード4akの処理により被リモート制御装置5akに制御要求を送信したが、本発明はこれに限定されるものではなく、機器属性識別子に基づいて、リモート端末1から制御要求を直接被リモート制御装置5akに対して送信することも可能である。
【0089】
さらに、第1および第2の実施形態においては、各被リモート制御装置およびゲートウェイ装置を特定できる情報として、識別子および通信アドレスの内の少なくとも一方としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、各被リモート制御装置およびゲートウェイ装置を特定できる情報であれば、他の情報であってもよい。
【0090】
そして、第1および第2の実施形態では、データ通信網2を経由した通信を、SOAPに従って、XMLファイルに基づくSOAPメッセージとして行ったが、上記SOAPに従った通信は、あくまで一例であり、他の通信プロトコルに基づく通信であってもよく、その場合、通信される情報もXMLファイルでなくてもよい。
【0091】
他の通信プロトコルを採用した場合、SOAP通信部10、30、40、50および61は、その採用通信プロトコル(データ通信網2を介して情報閲覧可能な記述言語で記述された情報を自由に通信できるプロトコル)に基づいて実現された通信部となる。
【0092】
【発明の効果】
以上述べたように本発明に係わるリモート端末用利用者管理ノード、リモート制御方法およびシステムによれば、利用者は、自らがリモート制御する権限が与えられた被制御装置を特定できる情報が未知であっても、リモート端末を介して自らの識別情報をリモート端末用利用者管理ノードに送信することにより、このリモート端末用利用者管理ノードの処理により、その識別情報に対応する被制御装置の特定情報を含む被制御装置情報をリモート端末に対して提供することができる。
【0093】
この結果、利用者は、リモート制御権限がある被制御装置の特定情報に基づいて、その被制御装置に対する制御プログラムを含む制御要求をリモート端末を介して被制御装置に対して送信することができ、その制御要求に基づいて被制御装置のリモート制御を実施することができる。
【0094】
したがって、リモート制御を行うにあたり、利用者の負担を大幅に軽減することができ、利用者にとって利便性の高いリモート制御システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わるリモート制御システムの概略構成を示すブロック図。
【図2】図1に示す管理ノードの利用者情報管理部により管理される利用者情報管理テーブルの概略構成を示す図。
【図3】図1に示す中継ノードの機器情報管理部により管理される機器情報管理テーブルの概略構成を示す図。
【図4】図1に示すリモート制御システムの各構成要素の処理を示すシーケンス図。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係わるリモート制御システムの概略構成を示すブロック図。
【図6】図5に示す管理ノードの利用者情報管理部により管理される利用者情報管理テーブルの概略構成を示す図。
【図7】図5に示すゲートウェイ装置の被リモート制御装置情報管理部により管理される被リモート制御装置情報管理テーブルの概略構成を示す図。
【図8】図5に示すリモート制御システムの各構成要素の処理を示すシーケンス図。
【符号の説明】
1…リモート端末
2…データ通信網
3…管理ノード
4a1〜4an…中継ノード
5a1〜5an…被リモート制御装置
30、40、50、62…SOAP通信部
31、31a…利用者情報管理部
41…機器情報管理部
60a1〜60an…ゲートウェイ装置
62…被リモート制御装置情報管理部
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネット等のデータ通信網に接続されたリモート端末から、そのデータ通信網を介して被制御装置をリモート制御(遠隔制御)するためのリモート端末用利用者管理ノード、リモート制御方法およびシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
データ通信網である例えばインターネットに接続されたリモート端末から被リモート制御装置をデータ通信網を介してリモート制御するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この種のリモート制御システムによれば、リモート端末から被リモート制御装置を制御する際、利用者は、制御したい被リモート制御装置またはその上位層のゲートウェイ装置の情報、例えばアドレス情報を事前に調べておく。
【0004】
そして、利用者は、リモート端末を操作して上記アドレス情報を含む制御に必要な情報をそのリモート端末からデータ通信網を介して被リモート制御装置またはゲートウェイ装置に送信することにより、リモート制御を実現している。
【0005】
また、所定の被リモート制御装置の制御に必要な情報を備えた中継サーバがリモート制御システム内に存在する場合には、利用者は、その中継サーバの情報、例えばアドレス情報や制御可能な被リモート制御装置の名前等の情報を予め調べておき、リモート端末を操作し、調べた中継サーバの情報に基づいて中継サーバにアクセスし、その中継サーバを介して制御対象となる被リモート制御装置またはその上位層のゲートウェイ装置に対してその装置の制御に必要な情報を送信し、リモート制御を実現している。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−345945号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のリモート制御システムによれば、リモート制御の対象となる被リモート制御装置、またはその上位層のゲートウェイ装置を利用者が指定する必要があるため、被リモート制御装置、またはその上位層のゲートウェイ装置の情報、例えばアドレス情報や制御するのに必要な情報を利用者がリモート制御時に認知しておく必要がある。
【0008】
また、中継ノードを経由してリモート制御を行う場合には、確かに、利用者自らが制御対象の被リモート制御装置の制御に必要な情報を調査・生成する必要がないため制御対象の被リモート制御装置の制御に必要な情報の生成に関しては、利便性を向上させることができる。
【0009】
しかしながら、中継ノードを用いてリモート制御を行う場合でも、利用者は、制御対象となる被リモート制御装置に対応する中継ノードの情報、例えばアドレス情報や制御可能な被リモート制御装置の名前等の情報を事前に認知しておく必要があるため、利用者側の負担が大きく、利便性の高いシステムとはいえなかった。
【0010】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、リモート制御を行うにあたり利用者の負担を軽減することができるリモート端末用利用者管理ノード、リモート制御方法およびシステムを提供することをその目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、請求項1に記載されたように、複数の被制御装置をデータ通信網を介してリモート端末によりリモート制御するシステムにおける前記リモート端末から前記データ通信網を介してアクセス可能であり、前記リモート端末の利用者を管理するためのリモート端末用利用者管理ノードであって、前記各被制御装置をリモート制御できる権限が与えられた少なくとも一人の利用者の識別情報と前記各被制御装置を特定できる特定情報とが互いに対応付けて記憶された利用者情報管理テーブルを含む利用者情報記憶手段と、前記リモート端末から前記データ通信網を介して送信されてきた前記少なくとも1人の利用者の識別情報を受信し、受信した利用者識別情報に基づいて前記利用者情報管理テーブルを参照し、当該利用者識別情報に対応する被制御装置を特定する被制御装置特定手段と、特定された被制御装置の特定情報を含む被制御装置情報を前記リモート端末に対して前記データ通信網を介して送信する被制御装置情報送信手段と、を備えている。
【0012】
本発明によれば、請求項2に記載されたように、複数の被制御装置に対して当該複数の被制御装置に対応付けられた複数のゲートウェイ装置およびデータ通信網を介してリモート端末によりリモート制御するシステムにおける前記リモート端末から前記データ通信網を介してアクセス可能であり、前記リモート端末の利用者を管理するためのリモート端末用利用者管理ノードであって、前記各被制御装置をリモート制御できる権限が与えられた少なくとも一人の利用者の識別情報と前記各被制御装置に対応する各ゲートウェイ装置を特定する特定情報とが互いに対応付けて記憶された利用者情報管理テーブルを記憶する利用者情報記憶手段と、前記リモート端末から前記データ通信網を介して送信されてきた前記少なくとも1人の利用者の識別情報を受信し、受信した利用者識別情報に基づいて前記利用者情報管理テーブルを参照し、当該利用者識別情報に対応するゲートウェイ装置を特定するゲートウェイ装置特定手段と、
特定されたゲートウェイ装置に対応する被制御装置を識別するための被制御装置識別情報を前記リモート端末に対して前記データ通信網を介して送信する被制御装置情報送信手段と、を備えている。
【0013】
本発明によれば、請求項3に記載されたように、複数の被制御装置に対してデータ通信網を介して通信可能なリモート端末、当該リモート端末の利用者管理用の管理ノードおよび前記複数の被制御装置それぞれを特定できる特定情報と当該被制御装置それぞれのリモート制御プログラムとが対応付けられた装置特定情報が分散して記憶された複数のリモート制御用中継ノードを含むリモート制御システムであって、前記リモート端末は、前記少なくとも1人の利用者の識別情報を前記データ通信網を介して前記管理ノードに送信する利用者識別情報送信手段を備え、前記管理ノードは、前記各被制御装置をリモート制御できる権限が与えられた少なくとも一人の利用者の識別情報と前記各被制御装置の特定情報とが互いに対応付けて記憶された利用者情報管理テーブルを含む利用者情報記憶手段と、前記データ通信網を介して送信されてきた前記少なくとも1人の利用者の識別情報に基づいて、前記利用者情報管理テーブルを参照して当該利用者識別情報に対応する被制御装置を特定する被制御装置特定手段と、特定された被制御装置の特定情報を含む被制御装置情報を前記データ通信網を介して前記リモート端末へ送信する被制御装置情報送信手段とを備えている。
【0014】
特に、本発明によれば、請求項4に記載されたように、前記リモート端末は、前記管理ノードから送信されてきた被制御装置情報における前記被制御装置の特定情報に基づいて、当該被制御装置の特定情報を含む中継ノードを前記複数の中継ノードの中から検索して特定する検索特定手段と、前記特定された中継ノードに対して、前記被制御装置の特定情報および当該被制御装置に対する制御内容を含む制御情報を前記データ通信網を介して送信する制御情報送信手段とをさらに備えている。
【0015】
特に、本発明によれば、請求項5に記載されたように、前記特定された中継ノードは、前記送信されてきた制御情報における制御内容を前記被制御装置の特定情報に対応する制御プログラムに対して組み込んで制御要求を作成し、作成された制御要求を対応する被制御装置に対して前記データ通信網を介して送信する手段を備えている。
【0016】
本発明によれば、請求項6に記載されたように、複数の被制御装置に対して当該複数の被制御装置に対応付けられた複数のゲートウェイ装置およびデータ通信網を介して通信可能なリモート端末、当該リモート端末の利用者管理用の管理ノードおよび前記複数の被制御装置それぞれを特定できる特定情報と当該被制御装置それぞれのリモート制御プログラムとが対応付けられた装置特定情報が分散して記憶された複数のリモート制御用中継ノードを含むリモート制御システムであって、前記リモート端末は、前記少なくとも1人の利用者の識別情報を前記データ通信網を介して前記管理ノードに送信する利用者識別情報送信手段を備え、前記管理ノードは、前記各ゲートウェイ装置に対応する被制御装置をリモート制御できる権限が与えられた少なくとも一人の利用者の識別情報と当該各ゲートウェイ装置を特定できるゲートウェイ装置特定情報とが互いに対応付けて記憶された利用者情報管理テーブルを含む利用者情報記憶手段と、前記リモート端末から前記データ通信網を介して送信されてきた前記少なくとも1人の利用者の識別情報に基づいて、前記利用者情報管理テーブルを参照して当該利用者識別情報に対応するゲートウェイ装置を特定するゲートウェイ装置特定手段と、特定されたゲートウェイ装置に対応する被制御装置を識別するための被制御装置識別情報を前記リモート端末に対して前記データ通信網を介して送信する被制御装置情報送信手段とを備えている。
【0017】
特に、本発明によれば、請求項7に記載されたように、前記リモート端末は、前記管理ノードから送信されてきた被制御装置情報を受信し、受信された被制御装置情報における前記被制御装置の特定情報に基づいて、当該被制御装置の特定情報を含む中継ノードを前記複数の中継ノードの中から検索して特定する検索特定手段と、前記特定された中継ノードに対して、前記被制御装置の特定情報および当該被制御装置に対する制御内容を含む制御情報を前記データ通信網を介して送信する制御情報送信手段とをさらに備えている。
【0018】
特に、本発明によれば、請求項8に記載されたように、前記特定された中継ノードは、前記リモート端末から送信されてきた制御情報における制御内容を前記被制御装置の特定情報に対応する制御プログラムに対して組み込んで制御要求を作成し、作成された制御要求を、対応するゲートウェイ装置に対して前記データ通信網を介して送信する手段を備えている。
【0019】
本発明によれば、請求項9に記載されたように、複数の被制御装置に対してデータ通信網を介して通信可能なリモート端末、当該リモート端末の利用者管理用の管理ノードおよび前記複数の被制御装置それぞれを特定できる特定情報と当該被制御装置それぞれのリモート制御プログラムとが対応付けられた装置特定情報が分散して記憶された複数のリモート制御用中継ノードを用いて当該複数の被制御装置をリモート制御するためのリモート制御方法であって、前記各被制御装置から前記データ通信網を介して送信された自被制御装置をリモート制御できる権限が与えられた少なくとも一人の利用者の識別情報および自被制御装置の特定情報に基づいて、前記管理ノードにより、当該利用者識別情報と前記特定情報とを対応付けて利用者情報管理テーブルとして記憶するステップと、前記リモート端末により、前記少なくとも1人の利用者の識別情報を前記データ通信網を介して前記管理ノードに送信するステップと、前記データ通信網を介して送信されてきた前記少なくとも1人の利用者の識別情報に基づいて、前記管理ノードにより、前記利用者情報管理テーブルを参照して当該利用者識別情報に対応する被制御装置を特定するステップと、前記管理ノードにより、特定された被制御装置の特定情報を含む被制御装置情報を前記リモート端末に対して前記データ通信網を介して送信するステップと、を備えている。
【0020】
特に、本発明によれば、請求項10に記載されたように、前記送信されてきた被制御装置情報における前記被制御装置の特定情報に基づいて、前記リモート端末により、当該被制御装置の特定情報を含む中継ノードを前記複数の中継ノードの中から検索して特定するステップと、前記特定された中継ノードに対して、前記リモート端末により、前記被制御装置の特定情報および当該被制御装置に対する制御内容を含む制御情報を前記データ通信網を介して送信するステップと、前記特定された中継ノードにより、前記送信されてきた制御情報における制御内容を前記被制御装置の特定情報に対応する制御プログラムに対して組み込んで制御要求を作成し、作成された制御要求を対応する被制御装置に対して前記データ通信網を介して送信するステップと、を備えている。
【0021】
本発明によれば、請求項11に記載されたように、複数の被制御装置に対して当該複数の被制御装置に対応付けられた複数のゲートウェイ装置およびデータ通信網を介して通信可能なリモート端末、当該リモート端末の利用者管理用の管理ノードおよび前記複数の被制御装置それぞれを特定できる特定情報と当該被制御装置それぞれのリモート制御プログラムとが対応付けられた装置特定情報が分散して記憶された複数のリモート制御用中継ノードを用いて当該複数の被制御装置をリモート制御するためのリモート制御方法であって、前記各ゲートウェイ装置から前記データ通信網を介して送信された自ゲートウェイ装置に対応する被制御装置をリモート制御できる権限が与えられた少なくとも一人の利用者の識別情報および自ゲートウェイ装置を特定できるゲートウェイ特定情報に基づいて、前記管理ノードにより、当該利用者識別情報とゲートウェイ特定情報とを互いに対応付けて利用者情報管理テーブルとして記憶するステップと、前記リモート端末により、前記少なくとも1人の利用者の識別情報を前記データ通信網を介して前記管理ノードに送信するステップと、前記データ通信網を介して送信されてきた前記少なくとも1人の利用者の識別情報に基づいて、前記管理ノードにより、前記利用者情報管理テーブルを参照して当該利用者識別情報に対応するゲートウェイ装置を特定するステップと、前記管理ノードにより、特定されたゲートウェイ装置に対応する被制御装置を識別するための被制御装置識別情報を前記リモート端末に対して前記データ通信網を介して送信するステップと、を備えている。
【0022】
特に、本発明によれば、請求項12に記載されたように、前記リモート端末により、前記送信されてきた被制御装置情報を受信し、受信された被制御装置情報における被制御装置の特定情報に基づいて、当該リモート端末により、前記被制御装置の特定情報を含む中継ノードを前記複数の中継ノードの中から検索して特定するステップと、前記特定された中継ノードに対して、前記リモート端末により、前記被制御装置の特定情報および当該被制御装置に対する制御内容を含む制御情報を前記データ通信網を介して送信するステップと、前記特定された中継ノードにより、前記送信されてきた制御情報における制御内容を前記被制御装置の特定情報に対応する制御プログラムに対して組み込んで制御要求を作成し、作成された制御要求を、対応するゲートウェイ装置に対して前記データ通信網を介して送信するステップと、を備えている。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明に係わるリモート端末用利用者管理ノード、リモート制御方法およびシステムの実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
【0024】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係わるリモート制御システムの概略構成を示すブロック図である。
【0025】
図1に示すように、リモート制御システムは、パーソナルコンピュータや携帯端末(CPU、メモリ、入力部、通信インタフェース等を含む)等のリモート制御用端末(本明細書では、リモート端末と記載する)1と、このリモート端末1から、インターネット{TCP/IP、HTTP(Hyper Text Link Transformer Protocol)等のプロトコルに基づいて相互リンクされたネットワークの集合体}等のデータ通信網を介してアクセス可能であり、そのリモート端末1の利用者を管理するためのリモート端末用利用者管理ノード(以下、管理ノードと記載する)3とを備えており、この管理ノード3は、例えば少なくとも1つのコンピュータ(CPU、メモリ、入力部、通信インタフェース等を含む)等から構成された通信端末である。
【0026】
また、リモート制御システムは、リモート端末1からデータ通信網2を介して通信される制御情報等の情報を中継するための複数の中継ノード4a1〜4anと、リモート制御端末1からデータ通信網2および中継ノード4a1〜4anを介してリモート制御するための被制御装置である被リモート制御装置5a1〜5anとを備えている。各中継ノード4a1〜4anは、CPU、メモリ、入力部、通信インタフェース等を含んでおり、また、各被リモート制御装置5a1〜5anも、CPU、メモリ、通信インタフェース等を含んでいる。
【0027】
リモート制御端末1は、データ通信網2を介して情報閲覧および情報受け渡し可能な記述言語である例えばXML(eXtensible Markup Language)で記述された情報{オブジェクト単位のデータ、プログラム等のXMLファイル}を自由に通信して交換するためのプロトコルであるSOAP{Simple Object Access Protocol; (http://www.w3.org/TR/SOAP)等参照}に基づいて実現された上記オブジェクト通信機能であるSOAP通信部10を備えており、このSOAP通信部10は、例えば、リモート制御端末1のメモリに記憶された上記データ通信網2を経由したデータの閲覧用のソフトウェア(インターネットの場合WWWサーバ)に対してSOAPをバインディング(結合)させることにより、構築される。
【0028】
また、SOAP通信部10は、UDDI{Universal Description, Discovery and Integration; (http://www.w3.uddi.org/)等参照}機能を有しており、このUDDIに基づいて、データ通信網2に接続された端末のメモリにおけるUDDIディレクトリに格納されたXMLファイルを検索できるようになっている。
【0029】
管理ノード3は、リモート端末1と同様に、SOAPに基づいて実現されたUDDI機能を含むSOAP通信部30を備えており、このSOAP通信部30も、例えば、管理ノード3のメモリに記憶された上記データ通信網2を経由したデータの閲覧用のソフトウェア(インターネットの場合WWWサーバ)に対してSOAPをバインディングさせることにより、構築される。
【0030】
さらに、管理ノード3は、各被リモート制御装置5a1〜5anをリモート制御できる権限が与えられた少なくとも一人の利用者の識別情報である利用者識別子と各被リモート制御装置5a1〜5anの属性(各被リモート制御装置5a1〜5anを特徴付ける個々の情報)を表す機器属性識別子、および各被リモート制御装置5a1〜5anのデータ通信網2経由の通信場所を表す通信アドレス(例えば、インターネットでは、IPアドレスに相当するもの、以下、単にアドレスまたは被リモート制御装置アドレスともいう)がそれぞれフィールドとして表された利用者情報管理テーブルT1(図2参照)を管理する利用者情報管理部31を備えており、この利用者情報管理部31は、管理ノード3のメモリに記憶されたプログラムに基づく管理ノード3の機能として実現される。
【0031】
利用者情報管理テーブルT1は、管理ノード3のメモリにおけるUDDIディレクトリに格納されている。
【0032】
そして、各中継ノード4a1〜4anは、管理ノード3と同様に、SOAPに基づいて実現されたUDDI機能を含むSOAP通信部40を備えており、このSOAP通信部40も、例えば、各中継ノード4a1〜4anのメモリに記憶された上記データ通信網2を経由したデータの閲覧用のソフトウェア(インターネットの場合WWWサーバ)に対してSOAPをバインディングさせることにより、構築される。
【0033】
さらに、各中継ノード4a1〜4anは、自中継ノード4a1〜4anが中継する少なくとも1つの被リモート制御装置の属性を表す機器属性識別子、少なくとも1つの被リモート制御装置の機種名(型番)および少なくとも1つの被リモート制御装置のリモート制御用の制御プログラムがそれぞれフィールドとして記憶された機器情報管理テーブルT2(図3参照)を管理する機器情報管理部41を備えており、この機器情報管理部41は、各中継ノード4a1〜4anのメモリに記憶されたプログラムに基づく各中継ノード4a1〜4anの機能として実現される。
【0034】
機器情報管理テーブルT2は、各中継ノード4a1〜4anのメモリにおけるUDDIディレクトリに格納されている。
【0035】
各被リモート制御装置5a1〜5anは、管理ノード3、各中継ノード4a1〜4anと同様に、SOAPに基づいて実現されたUDDI機能を含むSOAP通信部50を備えており、このSOAP通信部50も、例えば、各被リモート制御装置5a1〜5anのメモリに記憶された上記データ通信網2を経由したデータの閲覧用のソフトウェア(インターネットの場合WWWサーバ)に対してSOAPをバインディングさせることにより、構築される。
【0036】
さらに、各被リモート制御装置5a1〜5anのメモリのUDDIディレクトリには、自被リモート制御装置5a1〜5anの属性を表す機器属性識別子、機種名(型番)およびアドレスを含む装置情報IがXMLファイルとして格納されている。
【0037】
次に、本実施形態に係わるリモート制御システムの全体動作について、図4を用いて説明する。
【0038】
各被リモート制御装置5a1〜5anは、自装置5a1〜5anの装置情報Iから自装置5a1〜5anの機器属性識別子およびアドレスを読み出し、読み出した自装置5a1〜5anの機器属性識別子およびアドレスを、自装置5a1〜5anに対してリモート制御権限が与えられた利用者の利用者識別子と組み合わせて被リモート制御装置情報を生成し、生成した被リモート制御装置情報を、SOAP通信部50に基づく処理によりSOAPメッセージとして管理ノード3に対してデータ通信網2を介して通知する(図4;ステップS1)。
【0039】
管理ノード3は、SOAP通信部30を介してSOAPメッセージを受け取り、そのSOAPメッセージに含まれる各被リモート制御装置5a1〜5anの被リモート制御装置情報を、利用者情報管理部31の処理により、メモリのUDDIディレクトリに構築された利用者情報管理テーブルT1の対応するフィールドにそれぞれ格納して登録する(ステップS2)。
【0040】
この結果、図2に示すように、利用者情報管理テーブルT1には、各被リモート制御装置毎に、その各被リモート制御装置5a1〜5anの機器属性識別子およびアドレスと、各被リモート制御装置5a1〜5anに対してリモート制御権限を有する利用者の利用者識別子とが利用者識別子毎に互いに対応付けられたレコードとして記憶される。
【0041】
一方、リモート端末1は、その利用者から入力部を介して利用者識別子が入力された際に、その利用者識別子を含む利用者情報をSOAP通信部30の処理によりSOAPメッセージとしてデータ通信網2を介して管理ノード3に送信する(ステップS3)。
【0042】
管理ノード3は、データ通信網2を介して送信されてきたSOAPメッセージをSOAP通信部30の処理により受信し、利用者情報管理部31に基づく処理により、受信SOAPメッセージに含まれている利用者識別子と利用者情報管理テーブルT1に格納されている各レコードとを照合し、受信SOAPメッセージに含まれた利用者識別子をフィールドとして含む被リモート制御装置{例えば、被リモート制御装置5ak(1≦k≦n)とする}を特定し(ステップS4)、少なくとも特定した被リモート制御装置5akの機器属性識別子を含む識別情報としての被リモート制御装置情報をSOAP通信部30の処理によりSOAPメッセージとしてデータ通信網2を介してリモート端末1に送信する(ステップS5)。
【0043】
なお、利用者識別子に対応するレコードが複数存在した場合、管理ノード3は、その複数のレコードから制御対象となり得る複数の被リモート制御装置の機器属性識別子を含む複数の被リモート制御装置情報をSOAPメッセージとしてリモート端末1に送信することができる。
【0044】
リモート端末1は、データ通信網2を介して送信されてきたSOAPメッセージをSOAP通信部10の処理により受信し、その受信SOAPメッセージに含まれている被リモート制御装置情報における被リモート制御装置5akの機器属性識別子から、SOAP通信部10に基づくUDDI機能により、各中継ノード4a1〜4anのメモリにおけるUDDIディレクトリに格納された機器情報管理テーブルT2を検索し、被リモート制御装置5akを中継する中継ノード{例えば、中継ノード4ak(1≦k≦nとする}を特定し、特定した中継ノード4akに対して、被リモート制御装置5akの機器属性識別子およびリモート制御の内容を含む制御情報をSOAP通信部10の処理によりSOAPメッセージとしてデータ通信網2を介して送信する(ステップS6)。
【0045】
なお、上記中継ノード4akの検索特定処理は、必ずしも利用者端末1側で行う必要はない。例えば、管理ノード3が、ステップS5の処理として、被リモート制御装置5akの機器属性識別子から、SOAP通信部30に基づくUDDI機能により、各中継ノード4a1〜4anのメモリにおけるUDDIディレクトリに格納された機器情報管理テーブルT2を検索し、被リモート制御装置5akを中継する中継ノード4akを特定し、特定した中継ノード4akをSOAP通信部30の処理によりSOAPメッセージとしてデータ通信網2を介してリモート端末1に通知することも可能である。
【0046】
中継ノード4akは、データ通信網2を介して送信されてきたSOAPメッセージをSOAP通信部40の処理により受信し、受信SOAPメッセージに含まれている制御情報の内容を解釈し、機器情報管理部41に基づく処理により、解釈結果における被リモート制御装置5akを表す機器属性識別子に対応する制御プログラムを機器情報管理テーブルT2から読み出し、読み出した制御プログラムに対して解釈結果により得られたリモート制御内容を組込んだ制御要求を作成する(ステップS7)。
【0047】
このとき、上記被リモート制御装置情報が被リモート制御装置5akのアドレスを含んでおり、リモート制御を行う被リモート制御装置5akのアドレスが前記制御情報に包含されている場合には、中継ノード4akは、ステップS8の処理として、SOAP通信部10の処理により、作成した制御要求をSOAPメッセージとしてデータ通信網2を介して被リモート制御装置5akに送信する。
【0048】
また、上記被リモート制御装置情報が被リモート制御装置5akのアドレスを包含せず、リモート制御を行う被リモート制御装置5akのアドレスが前記制御情報に包含されていない場合には、中継ノード4akは、ステップS8の処理として、管理ノード3もしくはリモート端末1に被リモート制御装置5akのアドレスを問合せに行き、その結果得られたアドレスを宛先として制御要求をSOAPメッセージとして被リモート制御装置5akに送信するか、あるいは中継ノード4akは、管理ノード3もしくはリモート端末1経由で前記制御要求をSOAPメッセージとして被リモート制御装置5akに送信する。
【0049】
被リモート制御装置5akは、データ通信網2を介して送信されてきたSOAPメッセージをSOAP通信部50の処理により受信し、受信した制御要求に基づく制御内容(制御プログラム)を実行する。
【0050】
以上述べたように、本実施形態によれば、利用者は、自らがリモート制御する権限を有する被リモート制御装置5akの機器属性識別子等の被リモート制御装置を特定する情報が未知であっても、リモート端末1を介して自らの利用者識別子を含む利用者情報を管理ノード3に送信することにより、この管理ノード3の処理により、その利用者識別子に対応する被リモート制御装置5akの機器属性識別子を含む被リモート制御装置情報をリモート端末1に対して提供することができる。
【0051】
この結果、利用者は、リモート制御権限がある被リモート制御装置5akの機器属性識別子に基づいて、被リモート制御装置5akに対応する中継ノード4akを経由して、対応するリモート制御プログラムを含む制御要求を被リモート制御装置5akに対して送信することができ、その制御要求に基づいて被リモート制御装置5akのリモート制御を実施することができる。
【0052】
したがって、リモート制御を行うにあたり、利用者の負担を大幅に軽減することができ、利用者にとって利便性の高いリモート制御システムを提供することができる。
【0053】
(第2の実施の形態)
図5は、本発明の第2の実施の形態に係わるリモート制御システムの概略構成を示すブロック図である。
【0054】
図5に示すように、第2の実施の形態に係わるリモート制御システムは、被リモート制御装置5a1〜5anに対してLAN等のネットワークN1〜Nnを介してそれぞれ接続されており、被リモート制御装置5a1〜5anに対して上位層を構成するゲートウェイ装置60a1〜60anを備えている。
【0055】
この各ゲートウェイ装置60a1〜60anは、例えば少なくとも1つのコンピュータ(CPU、メモリ、入力部、通信インタフェース等を含む)等から構成された通信端末であり、データ通信網2と上記ネットワークN1〜Nnとの間の情報通信に係わるインタフェース処理を行うようになっている。
【0056】
管理ノード3の利用者情報管理部31aの利用者情報管理テーブルT10には、図6に示すように、各被リモート制御装置5a1〜5anをリモート制御できる権限が与えられた少なくとも一人の利用者の識別情報である利用者識別子と各被リモート制御装置5a1〜5anに対応する各ゲートウェイ装置60a1〜60anの通信アドレス(以下、単にアドレス、またはゲートウェイ装置アドレスともいう)とがそれぞれフィールドとして表されており、この利用者情報管理テーブルT10は、管理ノード3のメモリにおけるUDDIディレクトリに格納されている。
【0057】
そして、各ゲートウェイ装置60a1〜60anは、管理ノード3、中継ノード4a1〜4an等と同様に、SOAPに基づいて実現されたUDDI機能を含むSOAP通信部61を備えており、このSOAP通信部61は、例えば、各ゲートウェイ装置60a1〜60anのメモリに記憶された上記データ通信網2を経由したデータの閲覧用のソフトウェア(インターネットの場合WWWサーバ)に対してSOAPをバインディングさせることにより、構築される。
【0058】
さらに、各ゲートウェイ装置60a1〜60anは、自ゲートウェイ装置60a〜60anに対応する被リモート制御装置5a1〜5anの属性を表す機器属性識別子とその被リモート制御装置5a1〜5anのアドレスとがそれぞれフィールドとして記憶された被リモート制御装置情報管理テーブルT11(図7参照)を管理する被リモート制御装置情報管理部62を備えている。
【0059】
本実施形態においては、各ゲートウェイ装置60a1〜60anと被リモート制御装置5a1〜5anとが1対1対応であるため、例えばゲートウェイ装置60a1の被リモート制御装置情報管理テーブルT11には、そのゲートウェイ装置60a1に対応する被リモート制御装置5a1の機器属性識別子とその被リモート制御装置5a1のアドレスとがそれぞれフィールドとして記憶されることになる。
【0060】
この被リモート制御装置情報管理部62は、各ゲートウェイ装置60a1〜60anのメモリに記憶されたプログラムに基づく各ゲートウェイ装置60a1〜60anの機能として実現される。
【0061】
また、被リモート制御装置情報管理テーブルT11は、各ゲートウェイ装置60a1〜60anのメモリにおけるUDDIディレクトリに格納されている。
【0062】
なお、第2の実施の形態に係わるリモート制御システムにおけるその他の構成要素については、第1の実施の形態に係わるリモート制御システムの構成要素と略同様であるため、その説明は省略する。
【0063】
次に、本実施形態に係わるリモート制御システムの全体動作について、図8を用いて説明する。
【0064】
各被リモート制御装置5a1〜5anは、自装置5a1〜5anの装置情報Iから自装置5a1〜5anの機器属性識別子およびアドレスを読み出し、読み出した自装置5a1〜5anの機器属性識別子およびアドレスを含む被リモート制御装置情報を、SOAP通信部50に基づく処理によりSOAPメッセージとして、対応する各ゲートウェイ装置60a1〜60anに対してデータ通信網2を介して通知する(図8;ステップS10)。
【0065】
なお、ステップS10の処理としては、各ゲートウェイ装置60a1〜60anから各被リモート制御装置5a1〜5anに対して被リモート制御装置情報を取得しに行くことも可能である。
【0066】
各ゲートウェイ装置60a1〜60anは、通知されたSOAPメッセージに含まれる各被リモート制御装置5a1〜5anの被リモート制御装置情報を、被リモート制御装置情報管理部62の処理により、メモリのUDDIディレクトリに構築された被リモート制御装置情報管理テーブルT11の対応するフィールドにそれぞれ格納して登録する。
【0067】
次いで、各ゲートウェイ装置60a1〜60anは、自ゲートウェイ装置60a1〜60anと対応する各被リモート制御装置5a1〜5anに対してリモート制御権限が与えられた利用者の利用者識別子とを組み合わせてゲートウェイ装置情報を生成し、生成したゲートウェイ装置情報をSOAP通信部61に基づく処理によりSOAPメッセージとして、管理ノード3に対してデータ通信網2を介して通知する(ステップS11)。
【0068】
管理ノード3は、SOAP通信部30を介してSOAPメッセージを受け取り、そのSOAPメッセージに含まれる各ゲートウェイ装置60a1〜60anのゲートウェイ装置情報を、利用者情報管理部31の処理により、メモリのUDDIディレクトリに構築された利用者情報管理テーブルT10の対応するフィールドにそれぞれ格納して登録する(ステップS12)。
【0069】
この結果、図6に示すように、利用者情報管理テーブルT10には、各ゲートウェイ装置毎に、その各ゲートウェイ装置60a1〜60anのアドレスと、各ゲートウェイ装置60a1〜60anに対応する各被リモート制御装置5a1〜5anに対してリモート制御権限を有する利用者の利用者識別子とが利用者識別子毎に互いに対応付けられたレコードとして記憶される。
【0070】
一方、リモート端末1は、その利用者から入力部を介して利用者識別子が入力された際に、その利用者識別子を含む利用者情報をSOAP通信部30の処理によりSOAPメッセージとしてデータ通信網2を介して管理ノード3に送信する(ステップS13)。
【0071】
管理ノード3は、データ通信網2を介して送信されてきたSOAPメッセージをSOAP通信部30の処理により受信し、利用者情報管理部31に基づく処理により、受信SOAPメッセージに含まれている利用者識別子と利用者情報管理テーブルT10に格納されている各レコードと照合し、受信SOAPメッセージに含まれた利用者識別子をフィールドとして含むゲートウェイ装置{例えば、ゲートウェイ装置60ak(1≦k≦n)とする}を特定し(ステップS14)、少なくとも特定したゲートウェイ装置60akに対して、被リモート制御装置情報の提供を要求するための被リモート制御装置情報要求を、SOAP通信部30の処理によりSOAPメッセージとしてデータ通信網2を介して被リモート制御装置5akに送信する(ステップS15)。
【0072】
特定されたゲートウェイ装置60akは、データ通信網2を介して送信されてきたSOAPメッセージをSOAP通信部61の処理により受信し、受信SOAPメッセージに含まれている被リモート制御装置情報要求に従って、被リモート制御装置情報管理部62に基づく処理により、被リモート制御装置情報管理テーブルT11に格納されている被リモート制御装置情報(機器属性識別子、被リモート制御装置アドレス)を読み出し、読み出した被リモート制御装置情報を、SOAP通信部50の処理によりSOAPメッセージとしてデータ通信網2を介して管理ノード3に送信する(ステップS16)。
【0073】
管理ノード3は、データ通信網2を介して送信されてきたSOAPメッセージをSOAP通信部30の処理により受信し、利用者情報管理部31に基づく処理により、受信SOAPメッセージに含まれている被リモート制御装置情報を解釈し、その被リモート制御装置情報(機器属性識別子、被リモート制御装置アドレス)を、SOAP通信部30の処理によりSOAPメッセージとしてデータ通信網2を介してリモート端末1に送信する(ステップS17)
リモート端末1は、データ通信網2を介して送信されてきたSOAPメッセージをSOAP通信部10の処理により受信し、その受信SOAPメッセージに含まれている被リモート制御装置情報における被リモート制御装置5akの機器属性識別子から、SOAP通信部10に基づくUDDI機能により、各中継ノード4a1〜4anのメモリにおけるUDDIディレクトリに格納された機器情報管理テーブルT2を検索し、被リモート制御装置5akを中継する中継ノード{例えば、中継ノード4ak(1≦k≦nとする}を特定し、特定した中継ノード4akに対して、被リモート制御装置5akの機器属性識別子およびリモート制御の内容を含む制御情報をSOAP通信部10の処理によりSOAPメッセージとしてデータ通信網2を介して送信する(ステップS18)。
【0074】
なお、本実施形態においても、上記中継ノード4akの検索特定処理は、必ずしも利用者端末1側で行う必要はない。例えば、管理ノード3が、ステップS17の処理として、被リモート制御装置5akの機器属性識別子から、SOAP通信部30に基づくUDDI機能により、各中継ノード4a1〜4anのメモリにおけるUDDIディレクトリに格納された機器情報管理テーブルT2を検索し、被リモート制御装置5akを中継する中継ノード4akを特定し、特定した中継ノード4akを、SOAP通信部30の処理によりSOAPメッセージとしてデータ通信網2を介してリモート端末1に通知することも可能である。
【0075】
中継ノード4akは、データ通信網2を介して送信されてきたSOAPメッセージをSOAP通信部40の処理により受信し、受信SOAPメッセージに含まれている制御情報の内容を解釈し、機器情報管理部41に基づく処理により、解釈結果における被リモート制御装置5akを表す機器属性識別子に対応する制御プログラムを機器情報管理テーブルT2から読み出し、読み出した制御プログラムに対して解釈結果により得られたリモート制御内容を組込んだ制御要求を作成する(ステップS19)。
【0076】
このとき、上記被リモート制御装置情報が被リモート制御装置5akの上位層のゲートウェイ装置60akのアドレスを含んでおり、このゲートウェイ装置60akのアドレスが前記制御情報に包含されている場合には、中継ノード4akは、SOAP通信部10の処理により、作成した制御要求をSOAPメッセージとしてデータ通信網2を介してゲートウェイ装置60akに送信する。
【0077】
また、上記被リモート制御装置情報が被リモート制御装置5akの上位層のゲートウェイ装置60akのアドレスを包含せず、そのゲートウェイ装置60akのアドレスが前記制御情報に包含されていない場合には、中継ノード4akは、管理ノード3もしくはリモート端末1にゲートウェイ装置60akのアドレスを問合せに行き、その結果得られたアドレスを宛先として制御要求をSOAPメッセージとしてゲートウェイ装置60akに送信するか、あるいは中継ノード4akは、管理ノード3もしくはリモート端末1経由で前記制御要求をSOAPメッセージとしてゲートウェイ装置60akに送信する(ステップS20)。
【0078】
ゲートウェイ装置60akは、データ通信網2を介して送信されてきたSOAPメッセージをSOAP通信部62の処理により受信し、受信SOAPメッセージにおける制御要求に含まれる機器属性識別子等から、被リモート制御装置情報管理部62に基づく処理により、被リモート制御装置情報管理テーブルT11に格納されている被リモート制御装置情報(機器属性識別子、被リモート制御装置アドレス)とを照合して、制御要求に対応する被リモート制御装置5akを特定し、上記制御要求を、SOAP通信部62の処理によりSOAPメッセージとして被リモート制御装置5akに対してデータ通信網2を介して送信する(ステップS21)。
【0079】
被リモート制御装置5akは、データ通信網2を介して送信されてきたSOAPメッセージをSOAP通信部50の処理により受信し、受信した制御要求に基づく制御内容(制御プログラム)を実行する。
【0080】
以上述べたように、本実施形態においても、利用者は、自らがリモート制御する権限を有する被リモート制御装置5akの機器属性識別子や、その上位層のゲートウェイ装置60akの機器属性識別子等の情報、すなわち、自らがリモート制御権限を有する被リモート制御装置5akを特定できる情報およびその上位層のゲートウェイ装置60akを特定できる情報がそれぞれ未知であっても、リモート端末1を介して自らの利用者識別子を含む利用者情報を管理ノード3に送信することにより、この管理ノード3の処理により、その利用者識別子に対応するゲートウェイ装置60akを特定し、そのゲートウェイ装置60akに対応する被リモート制御装置5akの機器属性識別子を含む被リモート制御装置情報をリモート端末1に対して提供することができる。
【0081】
この結果、利用者は、リモート制御権限がある被リモート制御装置5akの機器属性識別子に基づいて、被リモート制御装置5akに対応する中継ノード4akおよびゲートウェイ装置60akを経由して、対応するリモート制御プログラムを含む制御要求を被リモート制御装置5akに対して送信することができ、その制御要求に基づいて被リモート制御装置5akのリモート制御を実施することができる。
【0082】
したがって、第1の実施形態と同様に、リモート制御を行うにあたり、利用者の負担を大幅に軽減することができ、利用者にとって利便性の高いリモート制御システムを提供することができる。
【0083】
なお、第2の実施の形態においては、説明を容易にするため、複数の被リモート制御装置5a1〜5anと複数のゲートウェイ装置60a1〜60anとは、互いに1対1対応するものとして構成したが、本発明はこの構成に限定されるものではなく、各ゲートウェイ装置60a1〜60anが複数の被リモート制御装置の上位層として対応付けられていてもよい。
【0084】
この場合、図7に示す被リモート制御装置情報管理テーブルT11には、各ゲートウェイ装置60a〜60anが上位層となる少なくとも1つの被リモート制御装置の属性を表す機器属性識別子とその少なくとも1つの被リモート制御装置のアドレスとがそれぞれフィールドとして記憶されている。
【0085】
例えば、図5に示す構成において、ゲートウェイ装置60a1が複数の被リモート制御装置5a1〜5aiの上位層として対応付けられ、ゲートウェイ装置60a2が複数の被リモート制御装置5ai+1〜5aj(i<j)の上位層として対応付けられ、以下、各ゲートウェイ装置60a3〜60anが複数の被リモート制御装置に対応付けられていてもよい。
【0086】
すなわち、ゲートウェイ装置60a1が複数の被リモート制御装置5a1〜5aiの上位層として対応付けられている場合には、ゲートウェイ装置60a1の被リモート制御装置情報管理テーブルT11には、そのゲートウェイ装置60a1に対応する被リモート制御装置5a1〜5aiそれぞれの機器属性識別子とアドレスとがそれぞれフィールドとして記憶されることになる。
【0087】
なお、各ゲートウェイ装置60a1〜60anが複数の被リモート制御装置の上位層として対応付けられている場合において、例えばゲートウェイ装置60akが複数の被リモート制御装置5ak〜5ak+sの上位層に対応する場合には、中継ノード4akは、ステップS19の処理として、受信SOAPメッセージにおける制御要求に含まれる機器属性識別子と被リモート制御装置情報(機器属性識別子、被リモート制御装置アドレス)とを照合して、制御要求に対応する被リモート制御装置5ak+q(0≦q≦s)を複数の被リモート制御装置5ak〜5ak+sから特定することができる。
【0088】
また、第1および第2の実施形態においては、リモート端末1は、受信SOAPメッセージに含まれている被リモート制御装置情報における被リモート制御装置5akの機器属性識別子に基づいて、対応する中継ノード4akを検索し、この中継ノード4akの処理により被リモート制御装置5akに制御要求を送信したが、本発明はこれに限定されるものではなく、機器属性識別子に基づいて、リモート端末1から制御要求を直接被リモート制御装置5akに対して送信することも可能である。
【0089】
さらに、第1および第2の実施形態においては、各被リモート制御装置およびゲートウェイ装置を特定できる情報として、識別子および通信アドレスの内の少なくとも一方としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、各被リモート制御装置およびゲートウェイ装置を特定できる情報であれば、他の情報であってもよい。
【0090】
そして、第1および第2の実施形態では、データ通信網2を経由した通信を、SOAPに従って、XMLファイルに基づくSOAPメッセージとして行ったが、上記SOAPに従った通信は、あくまで一例であり、他の通信プロトコルに基づく通信であってもよく、その場合、通信される情報もXMLファイルでなくてもよい。
【0091】
他の通信プロトコルを採用した場合、SOAP通信部10、30、40、50および61は、その採用通信プロトコル(データ通信網2を介して情報閲覧可能な記述言語で記述された情報を自由に通信できるプロトコル)に基づいて実現された通信部となる。
【0092】
【発明の効果】
以上述べたように本発明に係わるリモート端末用利用者管理ノード、リモート制御方法およびシステムによれば、利用者は、自らがリモート制御する権限が与えられた被制御装置を特定できる情報が未知であっても、リモート端末を介して自らの識別情報をリモート端末用利用者管理ノードに送信することにより、このリモート端末用利用者管理ノードの処理により、その識別情報に対応する被制御装置の特定情報を含む被制御装置情報をリモート端末に対して提供することができる。
【0093】
この結果、利用者は、リモート制御権限がある被制御装置の特定情報に基づいて、その被制御装置に対する制御プログラムを含む制御要求をリモート端末を介して被制御装置に対して送信することができ、その制御要求に基づいて被制御装置のリモート制御を実施することができる。
【0094】
したがって、リモート制御を行うにあたり、利用者の負担を大幅に軽減することができ、利用者にとって利便性の高いリモート制御システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わるリモート制御システムの概略構成を示すブロック図。
【図2】図1に示す管理ノードの利用者情報管理部により管理される利用者情報管理テーブルの概略構成を示す図。
【図3】図1に示す中継ノードの機器情報管理部により管理される機器情報管理テーブルの概略構成を示す図。
【図4】図1に示すリモート制御システムの各構成要素の処理を示すシーケンス図。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係わるリモート制御システムの概略構成を示すブロック図。
【図6】図5に示す管理ノードの利用者情報管理部により管理される利用者情報管理テーブルの概略構成を示す図。
【図7】図5に示すゲートウェイ装置の被リモート制御装置情報管理部により管理される被リモート制御装置情報管理テーブルの概略構成を示す図。
【図8】図5に示すリモート制御システムの各構成要素の処理を示すシーケンス図。
【符号の説明】
1…リモート端末
2…データ通信網
3…管理ノード
4a1〜4an…中継ノード
5a1〜5an…被リモート制御装置
30、40、50、62…SOAP通信部
31、31a…利用者情報管理部
41…機器情報管理部
60a1〜60an…ゲートウェイ装置
62…被リモート制御装置情報管理部
Claims (12)
- 複数の被制御装置をデータ通信網を介してリモート端末によりリモート制御するシステムにおける前記リモート端末から前記データ通信網を介してアクセス可能であり、前記リモート端末の利用者を管理するためのリモート端末用利用者管理ノードであって、
前記各被制御装置をリモート制御できる権限が与えられた少なくとも一人の利用者の識別情報と前記各被制御装置を特定できる特定情報とが互いに対応付けて記憶された利用者情報管理テーブルを含む利用者情報記憶手段と、
前記リモート端末から前記データ通信網を介して送信されてきた前記少なくとも1人の利用者の識別情報を受信し、受信した利用者識別情報に基づいて前記利用者情報管理テーブルを参照し、当該利用者識別情報に対応する被制御装置を特定する被制御装置特定手段と、
特定された被制御装置の特定情報を含む被制御装置情報を前記リモート端末に対して前記データ通信網を介して送信する被制御装置情報送信手段と、
を備えたことを特徴とするリモート端末用利用者管理ノード。 - 複数の被制御装置に対して当該複数の被制御装置に対応付けられた複数のゲートウェイ装置およびデータ通信網を介してリモート端末によりリモート制御するシステムにおける前記リモート端末から前記データ通信網を介してアクセス可能であり、前記リモート端末の利用者を管理するためのリモート端末用利用者管理ノードであって、
前記各被制御装置をリモート制御できる権限が与えられた少なくとも一人の利用者の識別情報と前記各被制御装置に対応する各ゲートウェイ装置を特定する特定情報とが互いに対応付けて記憶された利用者情報管理テーブルを記憶する利用者情報記憶手段と、
前記リモート端末から前記データ通信網を介して送信されてきた前記少なくとも1人の利用者の識別情報を受信し、受信した利用者識別情報に基づいて前記利用者情報管理テーブルを参照し、当該利用者識別情報に対応するゲートウェイ装置を特定するゲートウェイ装置特定手段と、
特定されたゲートウェイ装置に対応する被制御装置を識別するための被制御装置識別情報を前記リモート端末に対して前記データ通信網を介して送信する被制御装置情報送信手段と、
を備えたことを特徴とするリモート端末用利用者管理ノード。 - 複数の被制御装置に対してデータ通信網を介して通信可能なリモート端末、当該リモート端末の利用者管理用の管理ノードおよび前記複数の被制御装置それぞれを特定できる特定情報と当該被制御装置それぞれのリモート制御プログラムとが対応付けられた装置特定情報が分散して記憶された複数のリモート制御用中継ノードを含むリモート制御システムであって、
前記リモート端末は、前記少なくとも1人の利用者の識別情報を前記データ通信網を介して前記管理ノードに送信する利用者識別情報送信手段を備え、
前記管理ノードは、
前記各被制御装置をリモート制御できる権限が与えられた少なくとも一人の利用者の識別情報と前記各被制御装置の特定情報とが互いに対応付けて記憶された利用者情報管理テーブルを含む利用者情報記憶手段と、
前記データ通信網を介して送信されてきた前記少なくとも1人の利用者の識別情報に基づいて、前記利用者情報管理テーブルを参照して当該利用者識別情報に対応する被制御装置を特定する被制御装置特定手段と、
特定された被制御装置の特定情報を含む被制御装置情報を前記データ通信網を介して前記リモート端末へ送信する被制御装置情報送信手段とを備えたことを特徴とするリモート制御システム。 - 前記リモート端末は、
前記管理ノードから送信されてきた被制御装置情報における前記被制御装置の特定情報に基づいて、当該被制御装置の特定情報を含む中継ノードを前記複数の中継ノードの中から検索して特定する検索特定手段と、
前記特定された中継ノードに対して、前記被制御装置の特定情報および当該被制御装置に対する制御内容を含む制御情報を前記データ通信網を介して送信する制御情報送信手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項3記載のリモート制御システム。 - 前記特定された中継ノードは、前記送信されてきた制御情報における制御内容を前記被制御装置の特定情報に対応する制御プログラムに対して組み込んで制御要求を作成し、作成された制御要求を対応する被制御装置に対して前記データ通信網を介して送信する手段を備えたことを特徴とする請求項4記載のリモート制御システム。
- 複数の被制御装置に対して当該複数の被制御装置に対応付けられた複数のゲートウェイ装置およびデータ通信網を介して通信可能なリモート端末、当該リモート端末の利用者管理用の管理ノードおよび前記複数の被制御装置それぞれを特定できる特定情報と当該被制御装置それぞれのリモート制御プログラムとが対応付けられた装置特定情報が分散して記憶された複数のリモート制御用中継ノードを含むリモート制御システムであって、
前記リモート端末は、前記少なくとも1人の利用者の識別情報を前記データ通信網を介して前記管理ノードに送信する利用者識別情報送信手段を備え、
前記管理ノードは、
前記各ゲートウェイ装置に対応する被制御装置をリモート制御できる権限が与えられた少なくとも一人の利用者の識別情報と当該各ゲートウェイ装置を特定できるゲートウェイ装置特定情報とが互いに対応付けて記憶された利用者情報管理テーブルを含む利用者情報記憶手段と、
前記リモート端末から前記データ通信網を介して送信されてきた前記少なくとも1人の利用者の識別情報に基づいて、前記利用者情報管理テーブルを参照して当該利用者識別情報に対応するゲートウェイ装置を特定するゲートウェイ装置特定手段と、
特定されたゲートウェイ装置に対応する被制御装置を識別するための被制御装置識別情報を前記リモート端末に対して前記データ通信網を介して送信する被制御装置情報送信手段とを備えたことを特徴とするリモート制御システム。 - 前記リモート端末は、
前記管理ノードから送信されてきた被制御装置情報を受信し、受信された被制御装置情報における前記被制御装置の特定情報に基づいて、当該被制御装置の特定情報を含む中継ノードを前記複数の中継ノードの中から検索して特定する検索特定手段と、
前記特定された中継ノードに対して、前記被制御装置の特定情報および当該被制御装置に対する制御内容を含む制御情報を前記データ通信網を介して送信する制御情報送信手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項6記載のリモート制御システム。 - 前記特定された中継ノードは、前記リモート端末から送信されてきた制御情報における制御内容を前記被制御装置の特定情報に対応する制御プログラムに対して組み込んで制御要求を作成し、作成された制御要求を、対応するゲートウェイ装置に対して前記データ通信網を介して送信する手段を備えたことを特徴とする請求項7記載のリモート制御システム。
- 複数の被制御装置に対してデータ通信網を介して通信可能なリモート端末、当該リモート端末の利用者管理用の管理ノードおよび前記複数の被制御装置それぞれを特定できる特定情報と当該被制御装置それぞれのリモート制御プログラムとが対応付けられた装置特定情報が分散して記憶された複数のリモート制御用中継ノードを用いて当該複数の被制御装置をリモート制御するためのリモート制御方法であって、
前記各被制御装置から前記データ通信網を介して送信された自被制御装置をリモート制御できる権限が与えられた少なくとも一人の利用者の識別情報および自被制御装置の特定情報に基づいて、前記管理ノードにより、当該利用者識別情報と前記特定情報とを対応付けて利用者情報管理テーブルとして記憶するステップと、
前記リモート端末により、前記少なくとも1人の利用者の識別情報を前記データ通信網を介して前記管理ノードに送信するステップと、
前記データ通信網を介して送信されてきた前記少なくとも1人の利用者の識別情報に基づいて、前記管理ノードにより、前記利用者情報管理テーブルを参照して当該利用者識別情報に対応する被制御装置を特定するステップと、
前記管理ノードにより、特定された被制御装置の特定情報を含む被制御装置情報を前記リモート端末に対して前記データ通信網を介して送信するステップと、を備えたことを特徴とするリモート制御方法。 - 前記送信されてきた被制御装置情報における前記被制御装置の特定情報に基づいて、前記リモート端末により、当該被制御装置の特定情報を含む中継ノードを前記複数の中継ノードの中から検索して特定するステップと、
前記特定された中継ノードに対して、前記リモート端末により、前記被制御装置の特定情報および当該被制御装置に対する制御内容を含む制御情報を前記データ通信網を介して送信するステップと、
前記特定された中継ノードにより、前記送信されてきた制御情報における制御内容を前記被制御装置の特定情報に対応する制御プログラムに対して組み込んで制御要求を作成し、作成された制御要求を対応する被制御装置に対して前記データ通信網を介して送信するステップと、
を備えたことを特徴とする請求項9記載のリモート制御方法。 - 複数の被制御装置に対して当該複数の被制御装置に対応付けられた複数のゲートウェイ装置およびデータ通信網を介して通信可能なリモート端末、当該リモート端末の利用者管理用の管理ノードおよび前記複数の被制御装置それぞれを特定できる特定情報と当該被制御装置それぞれのリモート制御プログラムとが対応付けられた装置特定情報が分散して記憶された複数のリモート制御用中継ノードを用いて当該複数の被制御装置をリモート制御するためのリモート制御方法であって、
前記各ゲートウェイ装置から前記データ通信網を介して送信された自ゲートウェイ装置に対応する被制御装置をリモート制御できる権限が与えられた少なくとも一人の利用者の識別情報および自ゲートウェイ装置を特定できるゲートウェイ特定情報に基づいて、前記管理ノードにより、当該利用者識別情報とゲートウェイ特定情報とを互いに対応付けて利用者情報管理テーブルとして記憶するステップと、
前記リモート端末により、前記少なくとも1人の利用者の識別情報を前記データ通信網を介して前記管理ノードに送信するステップと、
前記データ通信網を介して送信されてきた前記少なくとも1人の利用者の識別情報に基づいて、前記管理ノードにより、前記利用者情報管理テーブルを参照して当該利用者識別情報に対応するゲートウェイ装置を特定するステップと、
前記管理ノードにより、特定されたゲートウェイ装置に対応する被制御装置を識別するための被制御装置識別情報を前記リモート端末に対して前記データ通信網を介して送信するステップと、
を備えたことを特徴とするリモート制御方法。 - 前記リモート端末により、前記送信されてきた被制御装置情報を受信し、受信された被制御装置情報における被制御装置の特定情報に基づいて、当該リモート端末により、前記被制御装置の特定情報を含む中継ノードを前記複数の中継ノードの中から検索して特定するステップと、
前記特定された中継ノードに対して、前記リモート端末により、前記被制御装置の特定情報および当該被制御装置に対する制御内容を含む制御情報を前記データ通信網を介して送信するステップと、
前記特定された中継ノードにより、前記送信されてきた制御情報における制御内容を前記被制御装置の特定情報に対応する制御プログラムに対して組み込んで制御要求を作成し、作成された制御要求を、対応するゲートウェイ装置に対して前記データ通信網を介して送信するステップと、
を備えたことを特徴とする請求項11記載のリモート制御方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008538426A (ja) * | 2005-03-22 | 2008-10-23 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 高性能な無線医療センサネットワークに対するアドレッシング・スキーム |
US8537841B2 (en) | 2005-02-24 | 2013-09-17 | Fujitsu Limited | Connection support apparatus and gateway apparatus |
CN114679202A (zh) * | 2022-03-07 | 2022-06-28 | 深圳华瑞物联科技有限公司 | 通信中继系统、方法、中继设备及计算机可读存储介质 |
-
2003
- 2003-02-28 JP JP2003054547A patent/JP2004266562A/ja active Pending
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CN114679202B (zh) * | 2022-03-07 | 2023-12-01 | 深圳华瑞物联科技有限公司 | 通信中继系统、方法、中继设备及计算机可读存储介质 |
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