JP2004264863A - タッチ入力方式の液晶ディスプレイ装置 - Google Patents

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和彦 高畑
Takao Hashimoto
孝夫 橋本
Kazuhiro Nishikawa
和宏 西川
Shinya Yamada
真也 山田
Koji Kusuda
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Abstract

【課題】 低反射でコントラストが高く、視認性の高いタッチ入力方式の液晶ディスプレイ装置を提供する。
【解決手段】 透明タッチパネルの下側に液晶ディスプレイを備えたタッチ入力方式の液晶ディスプレイ装置において、可視領域の中心波長の入射光に対し1/4波長の位相遅れを与えるとともに下面に可動電極部を備える上側光学位相差フィルムと、上記可視領域の上記中心波長の入射光に対し1/4波長の位相遅れを与えるとともに上面に固定電極部を備える下側光学位相差フィルムとが空間層を介して配置された上記透明タッチパネルの上面に上側偏光板が配置され、上記液晶ディスプレイの下面に下側偏光板が配置され、上記固定電極部と上記下側光学位相差フィルムとの間に光学等方性を有するガラス基板を備え、光学等方性を有するガラス基板に上記固定電極部が直接形成されているとともに、上記上側光学位相差フィルムの熱変形温度が150℃以上である。
【選択図】 図6

Description

本発明は、屋内での蛍光灯などの反射光や屋外での外光に起因する反射光を抑え、コントラストが高く、視認性の高いタッチ入力方式の液晶ディスプレイ装置に関するものである。
従来より、タッチ入力方式の液晶ディスプレイ装置の構成としては、透明タッチパネル1の下側に液晶ディスプレイ2を備え、透明タッチパネル1は可動側シート20と固定側シート21とが空間層7を介して配置されており、液晶ディスプレイ2の上下面には上側偏光板8並びに下側偏光板9が配置されているものがある(図4参照)。
また、コントラストを高めるために、液晶ディスプレイ2の上面に上側偏光板8を配置するかわりに、透明タッチパネル1の可動側シート20の上面に上側偏光板8を配置したものもある(図5参照)。
しかしながら、上記構成のようなタッチ入力方式の液晶ディスプレイ装置では、図6に示すような蛍光灯504などのある部屋や図7に示すような屋外においては、タッチ入力方式の液晶ディスプレイ装置を有する携帯用パーソナルコンピュータ502又は携帯用端末機500にペン503又は501により入力作業を行うとき、液晶ディスプレイ装置の透明タッチパネル1の空間層と固定側シートの上面に施された固定電極部との界面および透明タッチパネル1の最上面の2ケ所での光の反射があるため、表示画面が非常に見にくいものであった。これは、屈折率の低い媒体から高い媒体へ光が通過する際、その屈折率の差が大きいほど界面での光の反射が起こるためである。
透明タッチパネル1の可動側シート20の上面に上側偏光板8を配置する構成の場合、上側偏光板8上面を梨地状に形成して反射光を防ぐ方法もあるが、十分に反射光を抑えることができない。
従って、本発明の目的は、上記問題点を解決することにより、蛍光灯などのある部屋や屋外においても、低反射でコントラストが高く、視認性の高いタッチ入力方式の液晶ディスプレイ装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明は、透明タッチパネル(1)の下側に液晶ディスプレイ(2)を備えたタッチ入力方式の液晶ディスプレイ装置において、可視領域の中心波長の入射光に対し1/4波長の位相遅れを与えるとともに下面に可動電極部(3)を備える上側光学位相差フィルム(4)と、上記可視領域の上記中心波長の入射光に対し1/4波長の位相遅れを与えるとともに上面に固定電極部(5)を備える下側光学位相差フィルム(6)とが空間層(7)を介して配置された上記透明タッチパネル(1)の上面に上側偏光板(8)が配置され、上記液晶ディスプレイ(2)の下面に下側偏光板(9)が配置され、上記上側光学位相差フィルム(4)の光軸と上記上側偏光板(8)の吸収軸とのなす角度が約45゜であり、上記下側光学位相差フィルム(6)の光軸と上記液晶ディスプレイ(2)から発せられた直線偏光のうち装置表面から出射させたい直線偏光とのなす角度が約45゜であり、上記上側光学位相差フィルム(4)の光軸と上記下側光学位相差フィルム(6)の光軸の角度が約90゜であり、上記液晶ディスプレイ(2)から発せられた直線偏光のうち装置表面から出射させたい直線偏光と上記上側偏光板(8)の吸収軸とのなす角度が90°であり、上記固定電極部(5)と上記下側光学位相差フィルム(6)との間に光学等方性を有するガラス基板(11)を備え、光学等方性を有するガラス基板(11)に上記固定電極部(5)が直接形成されるとともに、上記上側光学位相差フィルム(4)の熱変形温度が150℃以上であるように構成した。。
また、上記構成において、上記上側光学位相差フィルム(4)の熱変形温度が170℃以上であるように構成した。
また、上記各構成において、上記上側光学位相差フィルム(4)の厚みが50μm以上150μm以下であるように構成した。
本発明に係るタッチ入力方式の液晶ディスプレイ装置は、以上のような構成及び作用からなるので、以下のような効果を奏する。
すなわち、上側偏光板の吸収軸と上側光学位相差フィルムの光軸とのなす角度を約45゜に配置することにより、円偏光あるいは略円偏光となって透明タッチパネルの空間層に入り、反射された円偏光あるいは略円偏光が再び上側光学位相差フィルムを通過して上側偏光板の透過軸と垂直の直線偏光になるため、反射光が抑えられる。ここで、上側偏光板8の吸収軸とは、フィルム素材の延伸方向に平行な軸のことである。上側偏光板8を通る光は偏光され、吸収軸と直交する方向のみの直線偏光として上側偏光板8より出射する。なお、吸収軸と直交する軸を透過軸と呼ぶ。この上側偏光板8について直線偏光を透過させるには、透過軸と方向が一致するようにしなければならない。方向が一致しない直線偏光は上側偏光板8を透過することができない。
また、下側光学位相差フィルムの光軸を上側光学位相差フィルムの光軸に対して約90゜の角度になるように、さらに液晶ディスプレイから発せられた直線偏光のうち装置表面から出射させたい直線偏光に対して約45゜の角度になるように透明タッチパネルと液晶ディスプレイとの間に配置することで、観察者側から見たときの表示画面の色付きを抑え、コントラストの高い、色付きのない表示画面が得られる。なお、上記液晶ディスプレイから発せられた直線偏光のうち装置表面から出射させたい直線偏光は、上記上側偏光板の吸収軸と90°の角度をなす関係にある。
以上の改善により、本発明にかかる透明タッチパネルを備えた液晶ディスプレイは、蛍光灯などのある部屋や屋外においても反射が少なく、高コントラストで非常に視認性の良い表示画面を得ることができる。
本発明は、以上のような構成及び作用からなるので、上側偏光板およびその背後の各層により屋内での蛍光灯などの反射光や屋外での外光に起因する反射光を抑え、コントラストが高く、視認性の高いタッチ入力方式の液晶ディスプレイ装置が得られる。
以下、図面を参照して本発明における種々の実施形態にかかるタッチ入力方式の液晶ディスプレイ装置及びその製造方法を詳細に説明する。
図1は本発明に係るタッチ入力方式の液晶ディスプレイ装置(透過型STN)を示す断面図である。
図2は、本発明の上記実施形態に係るタッチ入力方式液晶ディスプレイ装置(TN)における透過軸方向および光軸方向の説明図である。
図中、1は上記透明タッチパネル、2は液晶ディスプレイ、3は可動電極部、4は上側光学位相差フィルム、5は固定電極部、6は下側光学位相差フィルム、7は空間層、8は上側偏光板、9は下側偏光板、10はスペーサ、11はガラス基板13はバックライト導光板、14は光学補償位相差板それぞれ示す。
上記バックライト導光板13の一般的な構造であるエッジライト面発光装置を図5に示す。図3中、13aは線光源、13cは導光板、13dは光反射板、13eは光散乱層、13bは拡散シートを表す。線光源13aより導光板13c内に導かれた光は導光板13cの下面に形成された光散乱層13eおよび光反射板13dによって導光板13cの前面(図3では上面)より光が出射される。さらに、導光板13cの上面に設置された拡散シート13bにより導光板13cより出射した光を全体的に均一に面発光させる。
可動電極部3は、可撓性を有する透明導電膜3aやリード線3b等により構成される。可動電極部3を形成する材料としては、酸化錫、酸化インジウム、酸化アンチモン、酸化亜鉛、酸化カドミウム、若しくは、インジウムチンオキサイト(ITO)等の金属酸化物、これらの金属酸化物を主体とする複合膜、金、銀、銅、錫、ニッケル、アルミニウム、又は、パラジウムなどがある。
上側光学位相差フィルム4は、直線偏光を分解した互いに直交する2成分の偏光に時間的な位相のズレを与えることにより、直線偏光を円偏光あるいは略円偏光に変える機能を持ち、一方の偏光を可視領域の中心波長の入射光に対し1/4波長だけ位相を遅らせる機能を持たせた透明のフィルムのことである。すなわち、この上側光学位相差フィルム4を用いることにより、直線偏光を分解した互いに直交する2成分の偏光の一方が、可視領域の中心波長約550nmの1/4波長つまり約138nmの位相遅れを生ずる。この場合、直交する2成分の偏光の振幅が等しければ円偏光となり、そうでなければ楕円偏光となる。なお、ここで、「可視領域の中心波長約550nm」としたのは、一例として、可視領域の中心波長を約550nmとしたのであり、このように約550nmとしたのは、以下の理由による。すなわち、可視領域の中心波長を人間の視感度曲線との関係で考えると、人間の可視光領域は約400nm〜700nmであるが、その中で視感度のピークは約550nmにあるため、この約550nmの波長での光反射を抑えることにより、人間の目で反射を感じないようにすることができるためである。
上記上側光学位相差フィルム4は、タッチパネルのペンや指の入力部としての機能も兼ねているため、入力を容易にするために可撓性を備えていなければならない。
また、上側光学位相差フィルム4は、可動電極部3の形成および回路形成の際に高温処理されるので、使用するフィルム素材に150℃以上の耐熱性が要求される。熱変形温度が低い(言い換えれば後述するように150℃未満の)フィルム素材では、2成分の偏光の位相遅れの値であるリタデーション値が高温処理によって変化し、本発明の上記実施形態に係るタッチ入力方式の液晶ディスプレイ装置の構成では、表示画面の視認性が劣る。ところが、熱変形温度が高い(言い換えれば後述するように150℃以上の)フィルム素材ほど高温処理時のリタデーション値の変化が実用上無視できる程度まで小さくなることがわかった。このような材料としては、150℃以上の熱変形温度を有する一軸延伸された高分子フィルム、たとえば、ポリアリレート、ポリエーテルスルホン、ノルボルネン系樹脂、又は、ポリスルホンなどである。特に、フィルム素材としては、170℃以上の熱変形温度を有する一軸延伸されたポリアリレート、ポリエーテルスルホン、又は、ポリスルホンフィルムなどが好ましい。
このように、上側光学位相差フィルム4のフィルム素材として150℃以上の熱変形温度を有するフィルム素材を用いる理由、さらに170℃以上の熱変形温度を有することが好ましい理由について以下に詳細に説明する。
まず、上側光学位相差フィルム4のフィルム素材として、150℃以上の熱変形温度を有するフィルム素材を用いる理由を以下に説明する。
一般に、上側光学位相差フィルム4のフィルム素材の熱変形温度以上の熱を上側光学位相差フィルム4のフィルム素材に加えると、その熱により上側光学位相差フィルム4のフィルム素材は変形、歪みなどの劣化を起こす。その場合、上側光学位相差フィルム4は1/4波長の位相差(リタデーション)を保つことができなくなり、その結果、反射を抑えたり、正確な画像を得たりすることができなくなる。したがって、本実施形態で上側光学位相差フィルム4に対して行われる後述する各熱処理の温度によって、使用できるフィルム素材が限定されることになる。
なお、上側光学位相差フィルム4のフィルム素材の熱変形温度が低く(例えば150℃未満)ても、その低い熱変形温度未満の温度で上記熱処理すればその熱による上側光学位相差フィルム4のフィルム素材の変形、劣化は起きないが、その場合、当然、上記熱処理する意味がなくなる、すなわち、後述するような上記熱処理で得られる数々の効果が得られなくなる。 上側光学位相差フィルム4を製造するときの熱処理について、工程順、すなわち熱処理(1)から熱処理(3)の順に以下に説明する。
熱処理(1)
通常は、液晶ディスプレイ装置の上側光学位相差フィルム4を多数枚連続して製造するため、1枚又は任意の枚数の上側光学位相差フィルム4に対応する1枚のフィルム素材を連続的に連結したロール状のフィルム素材が用意されている。このようなロール状のフィルム素材に、可動電極部3の一部を構成する透明導電膜を形成する前に、上記フィルム素材中の残留溶剤を除去するため、できるだけ高温で熱処理を所定時間行う必要がある。これは、フィルム素材中に残留溶剤が存在すると、透明導電膜をフィルム素材に安定して形成することが不可能となる為である。よって、フィルム素材中の残留溶剤を除去したのち、優れた安定性を持ち且つ高強度を持つ透明導電膜をフィルム素材に形成するためには、150℃以上の高温の下で所定時間だけ残留溶剤を除去する熱処理を行ったのち、透明導電膜をフィルム素材上に成膜する必要が有る。この理由は、150℃未満の温度下では残留溶剤を十分に除去することができず、優れた安定性及び高強度を持つ透明導電膜をフィルム素材上で形成することは到底できない。したがって、上記フィルム素材中の残留溶剤除去のため、上記フィルム素材すなわち上側光学位相差フィルム4の熱変形温度は150℃以上である必要がある。
熱処理(2)
上記したように透明導電膜を上記フィルム素材に形成した後、上記ロール状のフィルム素材に対して、すでに形成された上記透明導電膜に接続される所望の回路を形成するために、まず、上記ロール状のフィルム素材を枚葉に裁断して、上側光学位相差フィルム4用のフィルム素材シートとする。そして、このフィルム素材シートに対して、必要に応じて、回路形成の際の寸法誤差をできるだけ小さくするための加熱処理を行う。この加熱処理は、100℃以上130℃未満で約1時間行うことが望ましい。したがって、フィルム素材の熱変形温度が130℃以上である必要があり、好ましくは150℃以上あれば十分である。
熱処理(3)
フィルム素材シートに対する回路形成時には、上記透明導電膜に接続される上記所望の回路を形成したインキのバインダーの硬化および溶剤の除去のために、高温乾燥を行う。この高温乾燥は100℃以上150℃未満で30〜60分行う。したがって、フィルム素材の熱変形温度は150℃以上である必要がある。
このように上記した熱処理(1)から(3)の各種の熱処理を行なうため、上側光学位相差フィルム4のフィルム素材としては、150℃以上の熱変形温度を有する一軸延伸された高分子フィルム、例えばポリアリレート、ポリエーテルスルホン、ポリスルホン、又は、ノルボルネン系樹脂などが挙げられる。上記フィルム素材としては、特に、170℃以上の熱変形温度を有する一軸延伸されたポリアリレート、ポリエーテルスルホン、又は、ポリスルホンフィルムなどが好ましい。上記したようにフィルム素材の熱変形温度が150℃以上あれば、各種熱処理に対応できるが、透明導電膜形成前に170℃以上に熱処理を行うことにより、透明導電膜の結晶化(すなわち高強度)が十分に行われるため、さらに安定な透明電極を得ることができる。170℃以上に熱処理を行うためには、フィルム素材の熱変形温度も熱処理温度以上の170℃以上である必要がある。
また、上側光学位相差フィルム4のフィルムの厚みは50μm以上150μm以下が好ましい。上側光学位相差フィルム4の厚みが150μmを超えると、上側偏光板8と合わせた総厚が厚くなり指やペンでの入力が重くなって文字が綺麗に入力できなくなる。また、上側光学位相差フィルム4の厚みが50μm未満だとフィルム自体に腰が無くなり、また回路形成時にフィルム皺や波打ちが発生し上側偏光板8との貼り合わせも困難となる。よって、上側光学位相差フィルム4の厚さは、50μm以上150μm以下が好ましい。より好ましくは75μm以上125μm以下である。上側光学位相差フィルム4の厚みとして75μm以上125μm以下であることが、より好ましい理由は、上記厚みが50μm以上75μm未満の範囲ではフィルムに腰ができ、フィルム皺は発生しなくなるが、なだらかな山や谷が形成されている波打ちを完全には消すことはできない。上側光学位相差フィルム4の厚みを75μm以上とすることにより波打ちを完全に消すことができる。また、厚みが125μm以上150μm未満でもペンや指による入力は軽くなり綺麗に文字を入力することはできるが、125μmより薄くすれば格別に綺麗に文字を入力することができるためである。
また、図1中に描かれた部材19は、可動電極3と固定電極5に挟まれた空間層7の周囲の部分は両電極3,5を支持する上側光学位相差フィルム4と、固定電極部5を直接形成する基材とを接着する両面テープ19である。上記両面テープ19の代わりに粘着材でもよい。粘着材又は両面テープ19で使用する粘着剤としては、アクリル系、エポキシ系、ウレタン系、又は、それらの共重合体等が有り、両面テープとしては例えば日東電工製532等を用いるのが良い。
固定電極部5は、可動電極部3と同様に、透明導電膜5aやリード線5b等により構成される。固定電極部5を形成する材料としては、酸化錫、酸化インジウム、酸化アンチモン、酸化亜鉛、酸化カドミウム、若しくは、インジウムチンオキサイト(ITO)等の酸化物、これらの金属酸化物を主体とする複合膜、金、銀、銅、錫、ニッケル、アルミニウム、アルミニウム、又は、パラジウムなどがある。
固定電極部5を直接形成する基材としては、光学等方性を有する透明ガラス基板11(図1参照)を用いている。
この基材も、上側光学位相差フィルム4と同様に、固定電極部5の形成及び回路形成の際に、高温処理される。
本発明のように透明導電膜を含む固定電極部5が光学等方性を有するガラス基板11に形成されている場合は、以下のような特性が要求される。
透明導電膜の設けられてない下側光学位相差フィルム6の材料としては、130℃以上の熱変形温度を有する一軸延伸された透明な高分子フィルム、例えば、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリエーテルスルホン、ノルボルネン系樹脂、又は、ポリスルホンなどが挙げられる。この場合は、上記上側光学位相差フィルム4の製造について述べたときのような各熱処理(1)〜(3)は関係ないので、150℃以上の熱変形温度を持つ必要はない。しかし、それでも130℃以上の熱変形温度は必要である。それは、熱変形温度が130℃未満だと、リタデーション値が経時的に変化するおそれがあるためである。
本発明のように光学等方性を有するガラス基板11を用いた場合には、指やペンなどの押圧の安定性、耐久性がより安定する。
一方、対向配置された可動電極部3と固定電極部5との間に多数のスペーサー10が形成されており、指やペンなどで上側光学位相差フィルム4の上から押圧することにより、スペーサー10の無い領域で可動電極部3が固定電極部5に接触して入力が行われる。
なお、図中のスペーサー10は、わかりやすいように誇張して描かれており、実際には目で認識することが困難になっている。実際の一例として、各スペーサー10の高さは1〜15μm、各スペーサー10である円柱の外径は30〜100μm、そして、スペーサー10は0.1mm〜10mmの間の一定値の間隔で配列されている。
上側光学位相差フィルム4の上面には、上側偏光板8を配置するが、その吸収軸は上側光学位相差フィルム4の光軸に対し約45゜傾けて配置する。ここに約45゜とは、直線偏光を円偏光あるいは略円偏光に変えさせるためであり、±3゜まで許容される。このように配置することにより、直交する2成分の偏光の振幅が等しくなり、上側光学位相差フィルム4を通過した直線偏光が円偏光あるいは略円偏光になる。
ここで、上側偏光板8の吸収軸が上側光学位相差フィルム4の光軸に対して45゜に対して±3゜まで許容される理由について説明する。
上側偏光板8の吸収軸が上側光学位相差フィルム4の光軸に対して正確に45°の角度をなすように配置されていない場合には、上側光学位相差フィルム4に入射した直線偏光は円偏光に変わらず、楕円偏光となる。
その後、反射によって戻ってきた円偏光は再び上側光学位相差フィルム4を通ることにより上側光学位相差フィルム4の上面より直線偏光として出射するが、反射によって戻ってきた楕円偏光は上側光学位相差フィルム4の上面より直線偏光に近い楕円偏光として出射する。完全な直線偏光の場合、この後、上側偏光板8の透過軸(スリットのようなもの)に直交するので、上側偏光板8の上面より出射せず、その結果、反射光を抑えることができる。一方、上記のように完全な直線偏光にならなかった場合、上側偏光板8の透過軸に直交する成分については出射を止められるが、上側偏光板8の透過軸に一致する成分は上側偏光板8の上面より出射する。つまり、余分な反射が残る。
ただ、上側偏光板8の吸収軸が上側光学位相差フィルム4の光軸に対して正確に45°の角度にならなくとも±3゜以内であれば、ほとんど円偏光(すなわち略円偏光)と同じであり、最終的に上側偏光板8の上面(液晶ディスプレイ装置上面)から出射する反射光は無視できる。
次に、上側偏光板8の材料としては、一般的には、ポリビニルアルコールに、ヨウ素又は染料などの二色性色素を含浸せて延伸させ、表裏両面にトリアセチルセルロースのようなセルロース系の保護膜を被覆した可撓性のある厚み200μmの偏光板を用いる。そのような上側偏光板8としては、例えば、「日東電工製HEG1425DU」が挙げられる。
また、上側偏光板8の上面に低反射処理を施して低反射処理層を形成してもよい。低反射処理方法としては、フッ素樹脂やシリコン樹脂などの低屈折率樹脂を用いた低反射材料を塗布したり、金属の多層膜を形成したり、低反射フィルムを貼り付けたりする方法がある。ここで、一般に、タッチ入力方式の液晶ディスプレイ装置の全反射のうち、約4%がタッチパネル表面の反射であり、この反射を1%未満に抑える処理のことを、上記低反射処理と呼んでいる。
指やペンなどによる押圧による摩耗から上側偏光板8や上側光学位相差フィルム4を保護するため、上側偏光板8の上にアクリル樹脂、シリコン樹脂、又は、UV硬化樹脂などによるハードコート処理層を形成してもよい。
透明タッチパネル1および上側偏光板8をこのような構成に配置することにより、以下のようにして外部から入射した光に起因する反射光を抑えることができる。
観察者側からの入射光は上側偏光板8を通り直線偏光となる。この直線偏光が上側偏光板8の吸収軸に対し光軸を約45゜傾けた中心波長の入射光に対し1/4波長の位相遅れを与える上側光学位相差フィルム4を通過すると、直線偏光は互いが直交し振幅の等しい2つの偏光成分に分かれ、その一方の偏光成分が1/4波長の位相遅れを生じる。その結果、直線偏光から円偏光又は略円偏光に変わる。そして、最も界面での屈折率の差が大きい空間層7と固定電極部5の界面で反射された円偏光又は略円偏光は、再び上側光学位相差フィルム4を通過する。上側光学位相差フィルム4を通過した光は、円偏又は略円偏光光から直線偏光に変わるが、その際、直線偏光が最初に上側偏光板8を通った直線偏光に対して90゜変化し、上側偏光板8の透過軸に対してほぼ垂直の直線偏光となるため光が通過しなくなる。したがって、反射光が抑えられるのである。
ここでいう略円偏光は極めて円偏光に近い状態である。上側偏光板8の吸収軸に対して上側光学位相差フィルム4の光軸が45゜角度をなすときに円偏光となり、それ以外で楕円偏光となる。本発明の上記実施形態では、上記角度について±3゜の許容差をもって上側偏光板8と上側光学位相差フィルム4とを配置するので、ここで「円偏光又は略円偏光」に変わるという場合の「略円偏光」は、この±3゜の許容範囲にある楕円偏光である。なお、上記上側光学位相差フィルム4の光軸とは、原材料となる上側光学位相差フィルム4のフィルム素材の延伸方向に平行な軸のことである。
また、上側偏光板8の吸収軸(又は吸収軸)は、フィルム素材の延伸方向に平行な軸のことである。上側偏光板8を通る光は偏光され、吸収軸と直交する方向のみの直線偏光として上側偏光板8より出射する。
なお、吸収軸と直交する軸を透過軸と呼ぶ。この上側偏光板8について直線偏光を透過させるには、透過軸と方向が一致するようにしなければならない。方向が一致しない直線偏光は上側偏光板8を透過することができない。
液晶ディスプレイ2から発せられた直線偏光は、もともとバックライトからの光が上記で説明したように偏光板(この場合は下側偏光板)で直線偏光に変わり、その後、液晶ディスプレイ2を通ることによって、たとえばノーマリーホワイト表示モードの場合、しきい値電圧以下では上側偏光板8の透過軸と一致するように出射し、しきい値電圧を超えると上側偏光板8の透過軸と一致しないように出射したものである。なお、ノーマリーブラック表示モードの場合、逆にしきい値電圧を超えると上側偏光板8の透過軸と一致するように出射し、しきい値電圧以下では上側偏光板8の透過軸と一致しないように出射する。
また、上側偏光板8の吸収軸と同様に、下側偏光板9の吸収軸(又は吸収軸)は、フィルム素材の延伸方向に平行な軸のことである。下側偏光板9を通る光は偏光され、吸収軸と直交する方向のみの直線偏光として下側偏光板9より出射する。
また、観察者側から液晶ディスプレイ装置の表示画面を見たときの色付きを抑えるために、透明タッチパネル1の上側光学位相差フィルム4と液晶ディスプレイ2との間に中心波長の入射光に対し1/4波長の位相遅れを与える下側光学位相差フィルム6を配置する。より好ましくは、液晶ディスプレイ2の上面全面に下側光学位相差フィルム6を透明粘着剤等を介して貼り合わせると、表示画面の色付きを抑えるだけでなくさらに効果的に反射光を抑えることができる。
このとき、上側光学位相差フィルム4の光軸と下側光学位相差フィルム6の光軸は約90゜になるように配置しておく。ここに約90゜とは、下側光学位相差フィルム6を通過後の円偏光あるいは略円偏光を上側光学位相差フィルム4にて直線偏光に変えさせるためであり、±3゜まで許容される。
さらに、液晶ディスプレイ2から発せられた直線偏光のうち装置表面から出射させたい直線偏光に対して、下側光学位相差フィルム6の光軸が約45゜になるように配置する。ここに約45゜とは、直線偏光を円偏光あるいは略円偏光に変えさせるためであり、±3゜まで許容される。なお、上面に固定電極部5を備えた下側光学位相差フィルム6を用いた構成の場合は、表示画面の色付きを抑えるとともに透明タッチパネル1の一部ともなっているので、新たに光学位相差フィルムを付加する必要はない。また、上記液晶ディスプレイ2から発せられた直線偏光のうち装置表面から出射させたい直線偏光は、上記上側偏光板8の吸収軸と90°の角度をなす関係にある。
液晶ディスプレイ2に用いられる液晶表示方式としては、透過型および反射型TN液晶表示方式や透過型および反射型STN表示方式などがあるが、いずれの液晶表示方式においても、液晶ディスプレイ2から発せられた直線偏光のうち装置表面から出射させたい直線偏光に対して、下側光学位相差フィルム6の光軸とのなす角度が約45゜になるように下側光学位相差フィルム6を配置すればよい。
透過型及び反射型STN液晶表示方式の場合、液晶ディスプレイ2の構成として一般的に表示画面の色付きをなくし、コントラストを高めるための光学補償用位相差板14が液晶セル上面に配置されている。
一般的なTN液晶表示の場合、図2に示すように、バックライト導光板13から出射された光は偏光板9を通過して直線偏光となる。この直線偏光がしきい値電圧以下で液晶ディスプレイ2を通過すると90゜ねじれた直線偏光となる。さらに、下側光学位相差フィルム6を通過した直線偏光は円偏光となり上側光学位相差フィルム4により再び直線偏光に戻る。このとき、2枚の光学位相差フィルムの光軸の角度が約90゜となるため、この直線偏光の方向はノーマリーホワイト表示モードの場合は上側偏光板8の吸収軸と直交する。つまり、透過軸と一致する。したがって、この直線偏光は偏光板8を通過して、観察者に光が届くことができるのである。
なお、本発明は、添付図面を参照しながら好ましい実施形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。
本発明に係るタッチ入力方式の液晶ディスプレイ装置(透過型STN(Super Twisted Nematic))を示す断面図である。 本発明の上記実施形態に係るタッチ入力方式液晶ディスプレイ装置(TN)における透過軸方向および光軸方向の説明図である。 バックライト導光板の説明図である。 従来の一般的な透明タッチパネルを備えた液晶ディスプレイ装置の一例を示す断面図である。 従来の一般的な透明タッチパネルを備えた液晶ディスプレイの別の例を示す断面図である。 図4の従来の液晶ディスプレイ装置を有する携帯用パーソナルコンピュータを蛍光灯などのある部屋で使用するときの状態を説明するための説明図である。 図5の従来の液晶ディスプレイ装置を有する携帯用端末機を屋外で使用するときの状態を説明するための説明図である。
符号の説明
1 上記透明タッチパネル
2 液晶ディスプレイ
3 可動電極部
4 上側光学位相差フィルム
5 固定電極部
6 下側光学位相差フィルム
7 空間層
8 上側偏光板
9 下側偏光板
10 スペーサ
11 ガラス基板
13 バックライト導光板
13a 線光源
13b 拡散シート
13c 導光板
13d 光反射板
13e 光散乱層
14 光学補償位相差板
19 両面テープ
20 可動側シート
21 固定側シート
500 携帯用端末機
501 ペン
502 携帯用パーソナルコンピュータ
503 ペン
504 蛍光灯

Claims (3)

  1. 透明タッチパネルの下側に液晶ディスプレイを備えたタッチ入力方式の液晶ディスプレイ装置において、
    可視領域の中心波長の入射光に対し1/4波長の位相遅れを与えるとともに下面に可動電極部を備える上側光学位相差フィルムと、上記可視領域の上記中心波長の入射光に対し1/4波長の位相遅れを与えるとともに上面に固定電極部を備える下側光学位相差フィルムとが空間層を介して配置された上記透明タッチパネルの上面に上側偏光板が配置され、上記液晶ディスプレイの下面に下側偏光板が配置され、上記上側光学位相差フィルムの光軸と上記上側偏光板の吸収軸とのなす角度が約45゜であり、上記下側光学位相差フィルムの光軸と上記液晶ディスプレイから発せられた直線偏光のうち装置表面から出射させたい直線偏光とのなす角度が約45゜であり、上記上側光学位相差フィルムの光軸と上記下側光学位相差フィルムの光軸の角度が約90゜であり、上記液晶ディスプレイから発せられた直線偏光のうち装置表面から出射させたい直線偏光と上記上側偏光板の吸収軸とのなす角度が90°であり、
    上記固定電極部と上記下側光学位相差フィルムとの間に光学等方性を有するガラス基板を備え、光学等方性を有するガラス基板に上記固定電極部が直接形成されているとともに、上記上側光学位相差フィルムの熱変形温度が150℃以上であるタッチ入力方式の液晶ディスプレイ装置。
  2. 上記上側光学位相差フィルムの熱変形温度が170℃以上である請求項1に記載のタッチ入力方式の液晶ディスプレイ装置。
  3. 上記上側光学位相差フィルムの厚みが50μm以上150μm以下である請求項1又は請求項2のいずれかに記載のタッチ入力方式の液晶ディスプレイ装置。
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