JP2004264452A - バックライト装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】液晶パネル等の表示画像の質を低下させることなく、限られたスペースであっても拡散板を効果的に支持する支持体を有するバックライト装置を提供する。
【解決手段】バックライト装置10は、基板12と拡散板14との間を延びて拡散板14を支持する支持ピラー20を有する。支持ピラー20の一端が有する支持面22は平面であるため、支持ピラー20と拡散板14は面接触して拡散板14の自重による歪が低減される。また支持ピラー20は光透過性材料から作製可能であるため、支持ピラー20により遮られるランプ18から拡散板14へ向かう光の量は、支持ピラー20が不透明である場合に比べて大幅に減少する。よって拡散板14に支持ピラー20の影は殆ど生じず、画質の低下を防ぐことができる。
【選択図】 図1
【解決手段】バックライト装置10は、基板12と拡散板14との間を延びて拡散板14を支持する支持ピラー20を有する。支持ピラー20の一端が有する支持面22は平面であるため、支持ピラー20と拡散板14は面接触して拡散板14の自重による歪が低減される。また支持ピラー20は光透過性材料から作製可能であるため、支持ピラー20により遮られるランプ18から拡散板14へ向かう光の量は、支持ピラー20が不透明である場合に比べて大幅に減少する。よって拡散板14に支持ピラー20の影は殆ど生じず、画質の低下を防ぐことができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種の表示装置に広く使用されている液晶パネル等に光を照射するために用いられるバックライト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
比較的面積が大きい大型液晶テレビ又はモニター等においては、高輝度を確保するために拡散板の裏側すなわち液晶パネル等とは反対の側に複数の光源又はランプを並べる、いわゆる直下型バックライト装置が多くは使用される。ここでランプからの光を均一拡散させるための拡散板の取り付けに関して、拡散板の周縁を支持又は固定するだけでは拡散板の中央付近が自重で沈んで反り又は歪が生じる場合がある。するとランプ形状が直視できてしまう等の、拡散板表面の輝度分布の不均一又は異常という問題が生じる。このような問題を回避するために、例えば特許文献1には、拡散板を支持して拡散板の反り量を規制するための支持体が開示されている。
【0003】
特許文献1の支持体又は支持ピラーを有する直下型バックライト装置30を図3に示す。バックライト装置30は、例えば反射板を備えた基板32と、基板32から一般には約20mm離れて基板32に平行に取り付けられる拡散板34と、拡散板34の上に配置される拡散シート35と、拡散シート35に貼り合わせ又は僅かに離れて略平行に配置される被照射体又は液晶パネル36とを有する。基板32と拡散板34との間には、通常は略棒状の少なくとも1つのランプ38が基板32及び拡散板34に概ね平行に配置される。またランプ38が複数設けられる場合は、通常は互いに等間隔(一般に20〜30mm)になるように配置される。複数のランプ38の間には、図3及び図4に示すように、支持ピラー40が配置される。支持ピラー40は、略円錐形状であり、拡散板34を点接触により支持する。
【0004】
【特許文献1】
特開2002―116704号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記装置における支持ピラー40は、少なくともランプが配置されていない場所にしか配設することができない。従って支持ピラーの配設可能位置はランプの配置によって制約を受けることになり、特にランプが密に配置されている場合にはピラーの配設そのものが困難になる。
【0006】
拡散板及び支持ピラーは点接触するため、拡散板は、その接触部位付近において歪が生じやすい。
【0007】
また一般に支持ピラーは必ずしも光透過性ではないため、ランプから拡散板に向かう光の一部は支持ピラーに遮られて、特に接触部位付近の拡散板上に支持ピラーによる影が生じる場合がある。このことは、均一拡散された光が液晶パネルに提供されることが妨げられることを意味し、結果として液晶パネルによる表示画像の質の低下を招く。
【0008】
そこで本発明は、液晶パネル等の表示画像の質を低下させることなく、限られたスペースであっても拡散板を効果的に支持する支持体を有するバックライト装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、基板と、該基板に略平行に取り付けられた拡散板と、該拡散板と前記基板との間に配置される少なくとも1つのランプとを有し、前記拡散板の前記基板とは反対側の面に近接配置される被照射体に前記ランプが発した光を前記拡散板を通して照射するバックライト装置であって、前記基板から前記拡散板まで延びて該拡散板を支持する少なくとも1つの略円筒形状の支持体を有し、該支持体の一端は、前記拡散板に面接触して前記拡散板を支持する概ね平面の支持面を有し、前記支持体は、該支持体が前記ランプに当たらないように切り欠きを有する、ことを特徴とするバックライト装置を提供する。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のバックライト装置において、前記被照射体が液晶表示装置であるバックライト装置を提供する。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のバックライト装置において、前記支持体の直径が15mm以下であるバックライト装置を提供する。
【0012】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のバックライト装置において、前記支持体が透明の光透過性材料から作製されるバックライト装置を提供する。
【0013】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のバックライト装置において、前記光透過性材料がアクリルを含むバックライト装置を提供する。
【0014】
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載のバックライト装置において、前記光透過性材料がポリカーボネートを含むバックライト装置を提供する。
【0015】
請求項7に記載の発明は、請求項4〜6のいずれか1項に記載のバックライト装置において、前記支持面が鏡面であるバックライト装置を提供する。
【0016】
請求項8に記載の発明は、請求項4〜6のいずれか1項に記載のバックライト装置において、前記支持面が梨地面であるバックライト装置を提供する。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明に係る支持ピラーを有する直下型バックライト装置10を図1に示す。バックライト装置10は、例えば反射板を備えた基板12と、基板12から一般には約20mm離れて基板12に平行に取り付けられる拡散板14と、拡散板14の上に配置される拡散シート15と、拡散シート15に貼り合わせ又は僅かに離れて略平行に配置される被照射体又は液晶パネル16とを有する。基板12と拡散板14との間には、通常は略棒状の少なくとも1つのランプ18が基板12及び拡散板14に概ね平行に配置される。ランプ18が複数設けられる場合は、通常は互いに等間隔(一般に15〜35mm)になるように配置される。図1及び図2に示すように、あるランプ18の一部を跨ぐように少なくとも1つの支持ピラー20が配置される。支持ピラー20は、支持する拡散板14の大きさに応じて適当な間隔で複数個配設することもできる。支持ピラー20は概ね円筒形状であり、基板12から概ね垂直に拡散板14まで延びる。支持ピラー20はその一端に概ね平面の支持面22を有し、支持面22が拡散板14に当接すなわち面接触して拡散板14を支持する。支持ピラー20には、ランプ18に当たらないように(例えば跨ぐことができるように)、図4に示すような切り欠きが設けられる。
【0018】
支持ピラー20は拡散板14を面で支持するので、実質的に点で支持する従来のピラーに比べて支持性能に優れ、特に支持面近傍において拡散板14に不都合な歪を生じさせる可能性が非常に低い。
【0019】
また支持ピラー20はランプ18を跨ぐように配設されるため、ランプの配置による制約を受けにくい。例えば、従来技術の支持ピラーであれば配設できないような小さい間隔でランプ18が配置されている場合であっても、本発明の支持ピラーであれば配設可能な場合がある。このことは、ランプ及び支持ピラーの配置の自由度を大きく向上させる。また上記の内容から、支持ピラー20はランプ18を「跨ぐ」必要はなく、例えばランプ18を跨ぐ支持ピラー20の「二股」のうちの1つが無い形状であってもよい。
【0020】
支持ピラー20は、自らの影が拡散板14に生じないように光透過性を有する。具体的には、支持ピラー20は透明な光透過性材料、例えばアクリル又はポリカーボネートから作製されることが好ましい。これにより、支持ピラー20により遮られるランプ18から拡散板14へ向かう光の量は、支持ピラーが不透明である場合に比べて大幅に減少し、拡散板に支持ピラーの影は殆ど生じない。このことにより、液晶パネル16に均一拡散された光が提供されることが確保され、液晶パネル16による表示画像の質の低下を防ぐことができる。また支持ピラー20は光透過性の観点から中空であることが好ましいが、十分な光透過性を有していれば中実であってもよい。また支持ピラー20は、一般的かつコスト的に有利な方法、例えば射出成形又は切削加工により作製可能である。
【0021】
支持ピラー20は、その取扱い又は配設等の観点からできるだけコンパクトであることが望ましい。好ましくは、支持ピラー20の直径は15mm以下である。
【0022】
支持面22は、拡散板を面で支持できる形状であれば鏡面又は梨地面のいずれであってもよい。但し、支持ピラー20の直径が比較的大きくかつ支持面22が鏡面であるときは、拡散板の支持面に接する部分が拡散板の他の部分よりも明るくなってしまう場合がある。従って支持ピラー20の直径が比較的大きいときは、支持面22は梨地加工された面であることが好ましい。これにより支持面付近の光が均一拡散され、より高い画質を確保することが可能になる。
【0023】
【発明の効果】
各請求項に記載の発明は、基板と、該基板に略平行に取り付けられた拡散板と、該拡散板と前記基板との間に配置される少なくとも1つのランプとを有し、前記拡散板の前記基板とは反対側の面に近接配置される被照射体に前記ランプが発した光を前記拡散板を通して照射するバックライト装置であるが、前記基板から前記拡散板まで延びて該拡散板を支持する少なくとも1つの略円筒形状の支持体を有し、該支持体の一端は、前記拡散板に面接触して前記拡散板を支持する概ね平面の支持面を有し、前記支持体は、該支持体が前記ランプに当たらないように切り欠きを有する、ことを特徴としている。従って、ランプ間のスペースが十分にない場合でも支持体を容易に配設することができ、また特に支持面近傍において拡散板に歪を生じさせにくいという効果が得られる。さらにその優れた支持性能故に、今後の技術トレンドであるより大型の拡散板を支持することが可能になる。
【0024】
特に、請求項4の発明のように、支持体を光透過性の材料から作製することにより、支持体自体の影は拡散板に殆ど生じず、支持体による表示画像の実質的な質の低下を防止することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る支持体を有する直下型バックライト装置の概略断面図である。
【図2】図1の支持体の概略の拡大斜視図である。
【図3】従来技術の支持体を有する直下型バックライト装置の概略断面図である。
【図4】図3の支持体の概略の拡大斜視図である。
【符号の説明】
10、30…バックライト装置
12、32…基板
14、34…拡散板
15、35…拡散シート
16、36…液晶パネル
18、38…ランプ
20、40…支持ピラー
22…支持面
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種の表示装置に広く使用されている液晶パネル等に光を照射するために用いられるバックライト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
比較的面積が大きい大型液晶テレビ又はモニター等においては、高輝度を確保するために拡散板の裏側すなわち液晶パネル等とは反対の側に複数の光源又はランプを並べる、いわゆる直下型バックライト装置が多くは使用される。ここでランプからの光を均一拡散させるための拡散板の取り付けに関して、拡散板の周縁を支持又は固定するだけでは拡散板の中央付近が自重で沈んで反り又は歪が生じる場合がある。するとランプ形状が直視できてしまう等の、拡散板表面の輝度分布の不均一又は異常という問題が生じる。このような問題を回避するために、例えば特許文献1には、拡散板を支持して拡散板の反り量を規制するための支持体が開示されている。
【0003】
特許文献1の支持体又は支持ピラーを有する直下型バックライト装置30を図3に示す。バックライト装置30は、例えば反射板を備えた基板32と、基板32から一般には約20mm離れて基板32に平行に取り付けられる拡散板34と、拡散板34の上に配置される拡散シート35と、拡散シート35に貼り合わせ又は僅かに離れて略平行に配置される被照射体又は液晶パネル36とを有する。基板32と拡散板34との間には、通常は略棒状の少なくとも1つのランプ38が基板32及び拡散板34に概ね平行に配置される。またランプ38が複数設けられる場合は、通常は互いに等間隔(一般に20〜30mm)になるように配置される。複数のランプ38の間には、図3及び図4に示すように、支持ピラー40が配置される。支持ピラー40は、略円錐形状であり、拡散板34を点接触により支持する。
【0004】
【特許文献1】
特開2002―116704号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記装置における支持ピラー40は、少なくともランプが配置されていない場所にしか配設することができない。従って支持ピラーの配設可能位置はランプの配置によって制約を受けることになり、特にランプが密に配置されている場合にはピラーの配設そのものが困難になる。
【0006】
拡散板及び支持ピラーは点接触するため、拡散板は、その接触部位付近において歪が生じやすい。
【0007】
また一般に支持ピラーは必ずしも光透過性ではないため、ランプから拡散板に向かう光の一部は支持ピラーに遮られて、特に接触部位付近の拡散板上に支持ピラーによる影が生じる場合がある。このことは、均一拡散された光が液晶パネルに提供されることが妨げられることを意味し、結果として液晶パネルによる表示画像の質の低下を招く。
【0008】
そこで本発明は、液晶パネル等の表示画像の質を低下させることなく、限られたスペースであっても拡散板を効果的に支持する支持体を有するバックライト装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、基板と、該基板に略平行に取り付けられた拡散板と、該拡散板と前記基板との間に配置される少なくとも1つのランプとを有し、前記拡散板の前記基板とは反対側の面に近接配置される被照射体に前記ランプが発した光を前記拡散板を通して照射するバックライト装置であって、前記基板から前記拡散板まで延びて該拡散板を支持する少なくとも1つの略円筒形状の支持体を有し、該支持体の一端は、前記拡散板に面接触して前記拡散板を支持する概ね平面の支持面を有し、前記支持体は、該支持体が前記ランプに当たらないように切り欠きを有する、ことを特徴とするバックライト装置を提供する。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のバックライト装置において、前記被照射体が液晶表示装置であるバックライト装置を提供する。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のバックライト装置において、前記支持体の直径が15mm以下であるバックライト装置を提供する。
【0012】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のバックライト装置において、前記支持体が透明の光透過性材料から作製されるバックライト装置を提供する。
【0013】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のバックライト装置において、前記光透過性材料がアクリルを含むバックライト装置を提供する。
【0014】
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載のバックライト装置において、前記光透過性材料がポリカーボネートを含むバックライト装置を提供する。
【0015】
請求項7に記載の発明は、請求項4〜6のいずれか1項に記載のバックライト装置において、前記支持面が鏡面であるバックライト装置を提供する。
【0016】
請求項8に記載の発明は、請求項4〜6のいずれか1項に記載のバックライト装置において、前記支持面が梨地面であるバックライト装置を提供する。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明に係る支持ピラーを有する直下型バックライト装置10を図1に示す。バックライト装置10は、例えば反射板を備えた基板12と、基板12から一般には約20mm離れて基板12に平行に取り付けられる拡散板14と、拡散板14の上に配置される拡散シート15と、拡散シート15に貼り合わせ又は僅かに離れて略平行に配置される被照射体又は液晶パネル16とを有する。基板12と拡散板14との間には、通常は略棒状の少なくとも1つのランプ18が基板12及び拡散板14に概ね平行に配置される。ランプ18が複数設けられる場合は、通常は互いに等間隔(一般に15〜35mm)になるように配置される。図1及び図2に示すように、あるランプ18の一部を跨ぐように少なくとも1つの支持ピラー20が配置される。支持ピラー20は、支持する拡散板14の大きさに応じて適当な間隔で複数個配設することもできる。支持ピラー20は概ね円筒形状であり、基板12から概ね垂直に拡散板14まで延びる。支持ピラー20はその一端に概ね平面の支持面22を有し、支持面22が拡散板14に当接すなわち面接触して拡散板14を支持する。支持ピラー20には、ランプ18に当たらないように(例えば跨ぐことができるように)、図4に示すような切り欠きが設けられる。
【0018】
支持ピラー20は拡散板14を面で支持するので、実質的に点で支持する従来のピラーに比べて支持性能に優れ、特に支持面近傍において拡散板14に不都合な歪を生じさせる可能性が非常に低い。
【0019】
また支持ピラー20はランプ18を跨ぐように配設されるため、ランプの配置による制約を受けにくい。例えば、従来技術の支持ピラーであれば配設できないような小さい間隔でランプ18が配置されている場合であっても、本発明の支持ピラーであれば配設可能な場合がある。このことは、ランプ及び支持ピラーの配置の自由度を大きく向上させる。また上記の内容から、支持ピラー20はランプ18を「跨ぐ」必要はなく、例えばランプ18を跨ぐ支持ピラー20の「二股」のうちの1つが無い形状であってもよい。
【0020】
支持ピラー20は、自らの影が拡散板14に生じないように光透過性を有する。具体的には、支持ピラー20は透明な光透過性材料、例えばアクリル又はポリカーボネートから作製されることが好ましい。これにより、支持ピラー20により遮られるランプ18から拡散板14へ向かう光の量は、支持ピラーが不透明である場合に比べて大幅に減少し、拡散板に支持ピラーの影は殆ど生じない。このことにより、液晶パネル16に均一拡散された光が提供されることが確保され、液晶パネル16による表示画像の質の低下を防ぐことができる。また支持ピラー20は光透過性の観点から中空であることが好ましいが、十分な光透過性を有していれば中実であってもよい。また支持ピラー20は、一般的かつコスト的に有利な方法、例えば射出成形又は切削加工により作製可能である。
【0021】
支持ピラー20は、その取扱い又は配設等の観点からできるだけコンパクトであることが望ましい。好ましくは、支持ピラー20の直径は15mm以下である。
【0022】
支持面22は、拡散板を面で支持できる形状であれば鏡面又は梨地面のいずれであってもよい。但し、支持ピラー20の直径が比較的大きくかつ支持面22が鏡面であるときは、拡散板の支持面に接する部分が拡散板の他の部分よりも明るくなってしまう場合がある。従って支持ピラー20の直径が比較的大きいときは、支持面22は梨地加工された面であることが好ましい。これにより支持面付近の光が均一拡散され、より高い画質を確保することが可能になる。
【0023】
【発明の効果】
各請求項に記載の発明は、基板と、該基板に略平行に取り付けられた拡散板と、該拡散板と前記基板との間に配置される少なくとも1つのランプとを有し、前記拡散板の前記基板とは反対側の面に近接配置される被照射体に前記ランプが発した光を前記拡散板を通して照射するバックライト装置であるが、前記基板から前記拡散板まで延びて該拡散板を支持する少なくとも1つの略円筒形状の支持体を有し、該支持体の一端は、前記拡散板に面接触して前記拡散板を支持する概ね平面の支持面を有し、前記支持体は、該支持体が前記ランプに当たらないように切り欠きを有する、ことを特徴としている。従って、ランプ間のスペースが十分にない場合でも支持体を容易に配設することができ、また特に支持面近傍において拡散板に歪を生じさせにくいという効果が得られる。さらにその優れた支持性能故に、今後の技術トレンドであるより大型の拡散板を支持することが可能になる。
【0024】
特に、請求項4の発明のように、支持体を光透過性の材料から作製することにより、支持体自体の影は拡散板に殆ど生じず、支持体による表示画像の実質的な質の低下を防止することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る支持体を有する直下型バックライト装置の概略断面図である。
【図2】図1の支持体の概略の拡大斜視図である。
【図3】従来技術の支持体を有する直下型バックライト装置の概略断面図である。
【図4】図3の支持体の概略の拡大斜視図である。
【符号の説明】
10、30…バックライト装置
12、32…基板
14、34…拡散板
15、35…拡散シート
16、36…液晶パネル
18、38…ランプ
20、40…支持ピラー
22…支持面
Claims (8)
- 基板と、該基板に略平行に取り付けられた拡散板と、該拡散板と前記基板との間に配置される少なくとも1つのランプとを有し、前記拡散板の前記基板とは反対側の面に近接配置される被照射体に前記ランプが発した光を前記拡散板を通して照射するバックライト装置であって、
前記基板から前記拡散板まで延びて該拡散板を支持する少なくとも1つの略円筒形状の支持体を有し、該支持体の一端は、前記拡散板に面接触して前記拡散板を支持する概ね平面の支持面を有し、前記支持体は、該支持体が前記ランプに当たらないように切り欠きを有する、ことを特徴とするバックライト装置。 - 前記被照射体が液晶表示装置である請求項1に記載のバックライト装置。
- 前記支持体の直径が15mm以下である請求項1又は2に記載のバックライト装置。
- 前記支持体が透明の光透過性材料から作製される請求項1〜3のいずれか1項に記載のバックライト装置。
- 前記光透過性材料がアクリルを含む請求項4に記載のバックライト装置。
- 前記光透過性材料がポリカーボネートを含む請求項4に記載のバックライト装置。
- 前記支持面が鏡面である請求項4〜6のいずれか1項に記載のバックライト装置。
- 前記支持面が梨地面である請求項4〜6のいずれか1項に記載のバックライト装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003053470A JP2004264452A (ja) | 2003-02-28 | 2003-02-28 | バックライト装置 |
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JP2003053470A JP2004264452A (ja) | 2003-02-28 | 2003-02-28 | バックライト装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=33118061
Family Applications (1)
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JP2003053470A Pending JP2004264452A (ja) | 2003-02-28 | 2003-02-28 | バックライト装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007123125A (ja) * | 2005-10-28 | 2007-05-17 | Kuraray Co Ltd | 照明装置及びそれを用いた表示装置 |
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JP2009193972A (ja) * | 2004-08-17 | 2009-08-27 | Dainippon Printing Co Ltd | 面光源装置 |
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CN104977756A (zh) * | 2015-06-02 | 2015-10-14 | 南京熊猫电子股份有限公司 | 一种改善直下式led背光液晶电视叉影现象的方法 |
-
2003
- 2003-02-28 JP JP2003053470A patent/JP2004264452A/ja active Pending
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