JP2004263407A - ふとん篭 - Google Patents

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Tsunehiko Shirai
常彦 白井
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Abstract

【課題】内部に石詰めした状態で吊り上げたり持ち上げたりしても、栗石の重みで底面が変形するおそれのない、石詰め状態での取り扱い性に勝れたふとん篭を得る。
【解決手段】矩形の底面部10Aと、該底面部10Aの各辺に連結された矩形の側面部11,12,13,14と、搬送装置の持上手段を係止させるための係止部28とを有し、内部に石詰めした状態で取り扱われるふとん篭において、上記底面部10Aに各側面部11,12,13,14より高い剛性を保持させると共に、この底面部10Aの剛性を、石詰めした状態で上記搬送装置により持ち上げた際に石の重量による塑性的変形を生じない大きさとする。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内部に石詰めした状態で取り扱うのに適したふとん篭に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、護岸工事や道路工事等の各種工事に使用されるふとん篭(角形蛇篭)は、菱形金網や亀甲金網、溶接金網等によって六面体状に形成されていて、その施工に当たっては、空のふとん篭を施工現場に運搬して設置したあと、別途に搬入した骨材(栗石)を充填するのが一般的であった。ところが、この場合の作業の主体は人力であるため、工事が完成するまでに多くの手数と時間とが必要であり、効率的とはいえなかった。
【0003】
そこで、このような問題を解決するため、特許文献1及び特許文献2には、空のふとん篭を骨材の生産現場に搬入して石詰めすることにより、必要量の栗石が予め充填されている「石詰篭」を形成し、この石詰篭を施工現場へ搬送して設置する方法が開示されている。この方法によれば、ふとん篭と骨材とを施工現場に別々に搬送する必要がなく、しかも、現場での充填作業も必要ないため、作業が大幅に簡略化されることになる。
【0004】
しかし、上記のような石詰篭は重量が非常に大きく、例えば、ふとん篭の容積が200cm×100cm×50cmである場合、石詰め後の重量は計算上凡そ2500Kg前後にも達する。このため、建設資材としての流通段階や現場での施工段階などで石詰篭をワイヤーロープで吊り上げたとき、その底面が栗石の重量で下方に向けて大きく湾曲し、それに引っ張られて側面も変形するため、篭全体が形崩れを起こし易い。そして、一旦このような形崩れを起こすと、中の栗石も動いてその形に馴染んでしまうため、石詰篭を保管場所や設置場所に下ろしても、変形した底面や側面は元の形に戻りにくい。
【0005】
【特許文献1】
特許第3047263号公報
【特許文献2】
特開2002−97616号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の技術的課題は、内部に石詰めした状態で吊り上げたり持ち上げたりしても、栗石の重みで底面が変形するおそれのない、石詰め状態での取り扱い性に勝れたふとん篭を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明によれば、矩形の底面部と、該底面部の各辺に連なる矩形の側面部と、搬送装置の持上手段を係止させるための係止部とを有し、内部に石詰めした状態で取り扱われるふとん篭が提供される。このふとん篭は、上記底面部が各側面部より高い剛性を有していて、この底面部の剛性は、内部に石詰めした状態で上記搬送装置により持ち上げた際に石の重量による塑性的変形を生じない大きさである。
【0008】
上記構成を有する本発明のふとん篭は、底面部の剛性が大きいため、内部に石詰めした「石詰篭」の状態で搬送装置により吊り上げたり持ち上げたりしても、石の重みで底面部が変形することがない。そして、このように底面部が変形しないから、各側面部が低剛性で柔軟性を有していても、これらの側面部が底面部の変形につられて変形することもなく、従って、石詰篭としての流通段階や施工段階での取り扱い性に勝れる。しかも、底面部以外の側面部は低剛性で、必要な柔軟性を有しているため、ふとん篭本来の機能が損なわれることはなく、通常のふとん篭と同様に設置場所への適応性にも勝れる。
【0009】
本発明の一つの具体的な構成態様によれば、上記各側面部が、菱形金網からなる低剛性の金網パネルにより形成され、また、上記底面部が、菱形金網からなる低剛性の金網パネルと、必要な剛性を付与するための高剛性の補強パネルとを、相互に組み合わせて形成されている。
【0010】
この場合に、上記補強パネルは、複数の剛性線材を格子状又は並列状に配設することにより形成することができる。あるいは、上記補強パネルを、1枚以上のプレートで形成することも、複数の自然木を並べて形成することもできる。
【0011】
本発明の他の具体的な構成態様によれば、上記各側面部が、菱形金網からなる低剛性の金網パネルにより形成され、上記底面部が、所要の剛性を有する高剛性パネルで形成されている。
【0012】
この場合に、上記高剛性パネルは、複数の剛性線材を、栗石が脱落しない程度の間隔を保って格子状又は並列状に配設することにより形成することができる。あるいは、上記高剛性パネルを、1枚以上のプレートで形成することも、複数の剛性線材を格子状又は並列状に配設したパネル部材と、1枚以上のプレートからなるパネル部材とを、互いに組み合わせて形成することもできる。更には、上記高剛性パネルを、複数の剛性線材を格子状又は並列状に配設したパネル部材の上に、複数の自然木を並べることにより形成しても良い。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1〜図3は本発明に係るふとん篭の第1実施例を示すものである。このふとん篭1Aは、底面部10Aと、この底面部10Aの前後の辺に連結された相対する一対の第1側面部11及び第2側面部12と、左右の辺に連結された他の相対する一対の第3側面部13及び第4側面部14と、必要に応じて取り付けられる上面部15とを有していて、矩形形状を有するこれらの各面部10A,11,12,13,14,15によって六面体状に形成され、図4に示すように、内部に骨材としての栗石16を充填した「石詰篭」の状態で、建設資材として取り扱われるものである。
【0014】
上記ふとん篭1Aは、各面部10A,11,12,13,14,15の剛性が互いに同じではなく、側面部11,12,13,14と上面部15とは、一般のふとん篭の場合と同様に低剛性で、ある程度の柔軟性を有するように形成されているが、底面部10Aの剛性はそれらよりも大きく、簡単には変形しないように形成されている。この底面部10Aの剛性は、図4に示すように石詰めした状態でふとん篭1Aを吊り上げた際に、この底面部10Aが栗石16の重量による実質的な塑性的変形を生じない程度の大きさである。ここでいう「塑性的変形を生じない程度」とは、完全に変形しない場合はもちろんであるが、若干(例えば5cm前後)下方に膨らんでも平らな場所に下ろせば元の平坦形状に復元できる程度の変形、つまり復元可能な一時的変形もその範囲に含むものである。
【0015】
上記各面部10A,11,12,13,14,15は、図2に示すように、それぞれが個別に形成されて相互に連結されている。これらの各面部のうち側面部11,12,13,14と上面部15とは、扁平螺旋形状に折曲した複数の列線17aを順次連係してなる柔軟構造の菱形金網17を素材とし、この菱形金網17を矩形の外周枠18内に張設してなる低剛性の金網パネル20により形成されている。上記外周枠18は、上記列線17aと同じ太さかそれよりやや太めの針金で形成されている。また、上記各側面部11,12,13,14及び上面部15の中間位置には、外周枠18の上枠辺18aと下枠辺18bとの間に、該外周枠18と同じ太さの針金からなる補強枠線19が1本又は複数本取り付けられている。
【0016】
一方、上記底面部10Aは、上述したような菱形金網17を矩形の外周枠21内に張設してなる低剛性の金網パネル22と、この金網パネル22に必要な剛性を付与するための高剛性の補強パネル23とを、相互に組み合わせることにより形成されている。上記補強パネル23としては各種形態のものを用いることができるが、この第1実施例では、金属製の複数の剛性線材23a,23bを格子状に組み合わせ、各剛性線材23a,23bの端部を矩形のパネル枠23cに固定したものが使用されている。この場合、縦横の剛性線材23a,23bは、それらの交叉点で溶接等の手段で相互に連結しても良い。あるいは、このように剛性線材23a,23bを格子状に組み合わせる代わりに、所要の間隔で並列状に配設しても良い。上記剛性線材23a,23bとしては、例えば、太径の針金や、コンクリートの補強等に用いられる異形鉄筋等を用いることができるが、もちろんそれ以外の線材を使用することもできる。
【0017】
上記補強パネル23は、図2及び図3から分かるように、上記金網パネル22と実質的に同じ大きさに形成されていて、該金網パネル22の上面又は下面に重設されており、これによって上記底面部10Aが形成されている。この場合、これらの金網パネル22と補強パネル23とは、それらの外周枠21とパネル枠23cとの相対する枠辺同士を適宜の連結金具で相互に連結するか、あるいは溶接することによって、部分的あるいは全体的に結合したり、菱形金網17の列線17aと剛性線材23a,23bとを適宜の連結金具で相互に連結したりすることが望ましいが、補強パネル23をふとん篭1A内で金網パネル22上に重ねて載置する場合には、それらを特に連結する必要はない。
【0018】
また、上記補強パネル23における剛性線材23a,23bの配列間隔は、それらの間から栗石が抜け出さない程度の大きさであることが望ましいが、栗石の脱落を防止する役目は基本的には金網パネル22が果たすため、栗石の径より若干大きめであっても構わない。特に、この補強パネル23を金網パネル22の下面(外面)に重設する場合には、その内側で上記金網パネル22が栗石16を受け止めるため、剛性線材23a,23bの配列間隔はある程度大きくても特に問題はない。
【0019】
上記底面部10Aと各側面部11,12,13,14とは、金網パネル22及び20における外周枠21及び18の互いに対応する枠辺同士を、スクリューストッパーのような連結金具26によって相互に連結されており、また上面部15は、栗石16を詰めた後に必要に応じて、同様の連結金具26で各側面部11,12,13,14の上枠辺18aに連結される。
【0020】
上記ふとん篭1Aはまた、搬送装置の持上手段を係止させるための係止部28を有している。このような搬送装置としては、クレーンやパワーショベルあるいはフォークリフト等が一般に使用される。このうちクレーンやパワーショベルの場合は、ふとん篭1Aを上記持上手段即ちワイヤーロープ29で吊り上げて搬送し、フォークリフトの場合は、ふとん篭1Aをフォークで持ち上げて搬送する。この実施例のふとん篭1Aは、クレーンやパワーショベル等によりワイヤーロープ29を使用して吊り上げるように構成されており、従って、上記ワイヤーロープ29を係止させるための係止部28を設けた例が示されている。
【0021】
即ち、上記ふとん篭1Aの四隅には、環状又は鍵状をしたフック形の上記係止部28が形成され、この係止部28に上記ワイヤーロープ29を係止させるように構成されている。この係止部28は、環状又は鍵状をした金具を上記側面部11,12,13,14の外周枠18に連結して形成しても、上端を環状又は鍵状に折り曲げた棒材や、環状又は鍵状の金具を上端に備えた棒材等を、ふとん篭1Aの四隅の位置で外周枠18の縦枠辺18cに取り付けるか、あるいは底面部10Aに連結して形成しても良い。この場合、石詰めしたふとん篭1Aを保管場所等に段積する際にこの係止部28が邪魔にならないように、該係止部28は、ふとん篭1Aからできるだけ上方に突出しないように形成するか、起倒自在に形成するのが望ましい。
【0022】
上記係止部28は、図示したようにふとん篭1Aの四隅に設ける代わりに、ふとん篭1Aの4つの辺の中間位置に設けることもできる。この場合、該係止部28を各側面部11,12,13,14の外周枠18の上枠辺18aの中間位置に取り付けるときは、外周枠18のその位置に、該上枠辺18aと下枠辺18bとを結ぶ上記補強枠線19を取り付けておくことが望ましい。
【0023】
あるいは、上記フック状の係止部28を設ける代わりに、ふとん篭1Aの四隅か又は4つの辺の中間位置に、ワイヤーロープ29の先端に取り付けたフックを引っ掛けるための係止部を設けることもできる。この場合の係止部は、各側面部11,12,13,14の外周枠18の一部に、上記ワイヤーロープ29の先端のフックを引っ掛けるための領域を確保することにより形成することができる。従ってこの場合には、係止部の位置に上述したような環状又は鍵状の部材は取り付けられない。なお、上記係止部となる領域では、外周枠18の上枠辺18aと下枠辺18bとの間に、一本以上の補強枠線19を取り付けておくことが望ましい。
【0024】
上記構成を有するふとん篭1Aは、上面部15を開放した状態で、パワーショベル等を使用してその内部に栗石16を充填し、必要に応じて上記上面部15を取り付けることにより「石詰篭」とされ、この石詰篭の状態で建設資材として取り扱われる。そして、この石詰篭を、製造段階や流通段階あるいは施工段階等において、石詰め場所から保管場所に移したり、この保管場所からトラック等に積み込んだり、施工現場でトラックから降ろしたり、所定の場所に設置したりするような場合には、図4に示すように、この石詰篭がワイヤーロープ29で吊り上げられるが、上記ふとん篭1Aの底面部10Aの剛性が大きいため、栗石の重みで該底面部10Aが変形することがない。そして、このように底面部10Aが変形しないから、各側面部11,12,13,14が低剛性で柔軟性を有していても、これらの側面部11,12,13,14が底面部10Aの変形につられて変形することもなく、従って、石詰篭としての流通段階や施工段階での取り扱い性に勝れる。しかも、上記底面部10A以外の側面部11,12,13,14は低剛性で柔軟性を有しているため、ふとん篭1A本来の機能が損なわれることはなく、通常のふとん篭1Aと同様に設置場所への適応性にも勝れる。
【0025】
上記第1実施例では、ふとん篭1Aの底面部10Aが、補強パネル23を金網パネル22の上面又は下面に重ねることによって形成されているが、図5に示す第2実施例のふとん篭の底面部10Bのように、補強パネル23の各剛性線材23a,23bを、金網パネル22の列線17aの螺旋部内に挿入して形成することもできる。この場合に各剛性線材23a,23bは、列線17aの内部空間に挿通したあとパネル枠23cに固定されることになる。なお、この例では、金網パネル22の外周枠21と補強パネル23のパネル枠23cとが共通化されているが、それらは別々に形成されていても良い。また、この第2実施例では底面部10Bのみが示されているが、この底面部10B以外のふとん篭の構成は、上記第1実施例と実質的に同じである。
【0026】
あるいは、図6及び図7に示す第3実施例のふとん篭1Cのように、補強パネル23を一枚以上の多孔のあるいは無孔の金属プレートにより形成し、この金属プレートを金網パネル22の上に重積することによって底面部10Cを形成することもできる。この第3実施例では、係止部の図示が省略されている。また、この第3実施例のふとん篭1Cにおける底面部10C以外の構成は、上記第1実施例と実質的に同じである。
【0027】
図8及び図9に示す第4実施例のふとん篭1Dは、底面部10Dの構成が更に異なっている。この実施例では、複数の自然木23dを密に並べ、必要に応じて各自然木23dの両端部を共通の側枠23eに固定することにより補強パネル23を形成し、この補強パネル23を金網パネル22の上に載置することによって上記底面部10Dが形成されている。上記自然木23dには、間伐材や廃材等を用いることができる。また、この自然木23dの断面形状は、図示したような半円形であっても、円形であっても、矩形であっても、その他の形状であっても良いが、好ましくは全ての自然木の断面形状と寸法とがほぼ揃えられていることである。この第4実施例では、係止部の図示が省略されている。また、この第4実施例のふとん篭1Dにおける底面部10D以外の構成は、上記第1実施例と実質的に同じである。
【0028】
なお、上記各実施例のように、ふとん篭の底面部10A〜10Dを金網パネル22と補強パネル23とを組み合わて形成する場合には、この底面部の金網パネル22と、第1及び第2の側面部11,12と、上面部15がある場合には必要に応じてこの上面部15とを、1枚の菱形金網により形成し、各面部の境界にそれぞれ共通の枠線を挿通するようにしても良い。
【0029】
また、上記各実施例では、上述したように、ふとん篭の底面部10A〜10Dが、金網パネル22と補強パネル23とを組み合わせることによって形成されているが、この底面部は、上記金網パネル22を用いることなく、所要の剛性を有する高剛性パネルだけで形成することもできる。即ち、図10及び図11に示す第5実施例では、ふとん篭1Eの各側面部11,12,13,14と上面部(図示を省略)とが、上記各実施例と同様に、菱形金網17からなる低剛性の金網パネル20により形成され、底面部10Eが、上記各実施例とは異なって高剛性パネル33により形成されている。
【0030】
上記高剛性パネル33としては各種形態のものを用いることができるが、この第5実施例では、上記第1実施例の補強パネル23と同様の構成を有するもの、即ち、金属製の複数の剛性線材33a,33bを格子状に組み合わせ、各剛性線材33a,33bの端部を矩形のパネル枠33cに固定したものが使用されている。そして、この高剛性パネル33のパネル枠33cと各側面部11,12,13,14の外周枠18とを連結することによってふとん篭1Eが組み立てられている。
【0031】
この場合の上記各剛性線材33a,33bの配列間隔は、それらの間から栗石が抜け出さない程度の大きさであることが重要である。また、縦横の剛性線材33a,33bは、各交点の位置で溶接等の手段で相互に連結しても良い。あるいは、上述したように剛性線材33a,33bを格子状に組み合わせる代わりに、所要の間隔で並列状に配設しても良い。上記剛性線材33a,33bとしては、例えば、太径の針金や、コンクリートの補強等に用いられる異形鉄筋などを用いることができるが、それ以外の線材であっても良い。
【0032】
上記高剛性パネル33の上には、上記第4実施例における補強パネル23のように、複数の自然木を密に並べて載置することもできる。これらの自然木の両端部は、必要に応じて共通の側枠に固定することができる。あるいは、上記高剛性パネル33の上に、多孔の金属プレート又は無孔の金属プレートを載置しても良い。
【0033】
更には、上記高剛性パネル33を、一枚以上の多孔又は無孔の金属プレートにより形成することもできる。
【0034】
【発明の効果】
以上に詳述したように本発明によれば、内部に石詰めした状態で吊り上げたり持ち上げたりしても、栗石の重みで底面が変形するおそれのない、石詰め状態での取り扱い性に勝れたふとん篭を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るふとん篭の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】図1のふとん篭の分解状態での斜視図である。
【図3】図1のふとん篭の断面図である。
【図4】図1のふとん篭に石詰めして吊り上げた状態を示す斜視図である。
【図5】本発明に係るふとん篭の第2実施例における底面部の平面図である。
【図6】本発明に係るふとん篭の第3実施例の断面図である。
【図7】図6のふとん篭の底面部の部分破断平面図である。
【図8】本発明に係るふとん篭の第4実施例の断面図である。
【図9】図8のふとん篭の底面部の部分破断平面図である。
【図10】本発明に係るふとん篭の第5実施例の断面図である。
【図11】図10のふとん篭の底面部の平面図である。
【符号の説明】
1A,1B,1C,1D,1E ふとん篭
10A,10B,10C,10D,10E 底面部
11,12,13,14 側面部
15 上面部
16 栗石
17 菱形金網
17a 列線
20,22 金網パネル
23 補強パネル
23a,23b 剛性線材
28 係止部
33 高剛性パネル
33a,33b 剛性線材

Claims (11)

  1. 矩形の底面部と、該底面部の各辺に連なる矩形の側面部と、搬送装置の持上手段を係止させるための係止部とを有し、内部に石詰めした状態で取り扱われるふとん篭であって、
    上記各面部のうち底面部の剛性が最も大きく、各側面部の剛性はそれより小さく形成されており、上記底面部の剛性は、内部に石詰めした状態で上記搬送装置により持ち上げた際に、石の重量による塑性的変形を生じない程度の大きさであることを特徴とするふとん篭。
  2. 上記各側面部がそれぞれ、菱形金網からなる低剛性の金網パネルにより形成され、また、上記底面部が、菱形金網からなる低剛性の金網パネルと、必要な剛性を付与するための高剛性の補強パネルとを、相互に組み合わせて形成されていることを特徴とする請求項1に記載のふとん篭。
  3. 上記補強パネルが、複数の剛性線材を並列状又は格子状に配設することにより形成されていることを特徴とする請求項2に記載のふとん篭。
  4. 上記補強パネルが1枚以上のプレートで形成されていることを特徴とする請求項2に記載のふとん篭。
  5. 上記補強パネルが、複数の自然木を並べて形成されていることを特徴とする請求項2に記載のふとん篭。
  6. 上記各側面部がそれぞれ、菱形金網からなる低剛性の金網パネルにより形成され、また、上記底面部が、所要の剛性を有する高剛性パネルで形成されていることを特徴とする請求項1に記載のふとん篭。
  7. 上記高剛性パネルが、複数の剛性線材を、詰石が脱落しない程度の間隔を保って並列状又は格子状に配設することにより形成されていることを特徴とする請求項6に記載のふとん篭。
  8. 上記高剛性パネルがプレートで形成されていることを特徴とする請求項6に記載のふとん篭。
  9. 上記高剛性パネルが、複数の剛性線材を格子状又は並列状に配設したパネル部材と、1枚以上のプレートからなるパネル部材とを、互いに組み合わせて形成されていることを特徴とする請求項6に記載のふとん篭。
  10. 上記高剛性パネルが、複数の剛性線材を並列状又は格子状に配設したパネル部材の上に、複数の自然木を並べることにより形成されていることを特徴とする請求項6に記載のふとん篭。
  11. 請求項1から10までの何れかに記載のふとん篭に、栗石を充填して形成したことを特徴とする石詰篭。
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