JP2004262798A

JP2004262798A - Hair permanent wave treatment method

Info

Publication number: JP2004262798A
Application number: JP2003053037A
Authority: JP
Inventors: Atsuo Niwa; 篤夫丹羽; Takumi Kaneko; 巧金子; Kazuyuki Suzuta; 和之鈴田
Original assignee: Milbon Co Ltd
Current assignee: Milbon Co Ltd
Priority date: 2003-02-28
Filing date: 2003-02-28
Publication date: 2004-09-24

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a hair permanent wave treatment method by which hair can easily and strongly be waved in a state little damaged. <P>SOLUTION: This hair permanent wave treatment method is characterized by using an electrically heatable rod through the following processes (1) to (4) for imparting the waves to the hair. (1) The process for coating the hair with the first permanent wave agent containing a reducing agent, leaving the coated hair for 5 to 20 min to sufficiently soften the hair, and then washing the hair with water. (2) The process for lightly wiping off the water from the washed hair and then winding the hair on the electrically heatable rod. (3) The process for energizing the hair-wound rod to heat the rod and leaving the rod at 80 to 140°C for 1 to 30 min. And (4) the process for coating the hair or the hair unwound from the rod with the second liquid permanent wave agent containing a oxidizing agent, leaving the coated hair for 1 to 15 min, washing the hair, and then drying the washed hair. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、毛髪のパーマネントウエーブ処理方法に関し、さらに詳しくは、通電により加熱可能なロッドを用いた毛髪のパーマネントウエーブ処理方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
毛髪のパーマネントウエーブ処理は、例えば、毛髪にロッドを巻き付けて引っ張った状態にし、その状態の毛髪に還元剤を含有するパーマネントウエーブ用第１剤を塗布して、毛髪の構成タンパク（蛋白）であるケラチンのジスルフィド結合を上記還元剤で還元開裂してメルカプト基を生成させて毛髪を軟化させ、ついで酸化剤を含有する第２剤を毛髪に塗布して、メルカプト基を酸化して新たな位置でジスルフィド結合を再形成させることによって毛髪にウェーブを形成するものである。
【０００３】
上記のようなロッドに毛髪を巻きつけて常温でウェーブ形成をする技術は、多くの熟練を必要とせず、広く一般の美容技術者に普及した技術となっている。しかしながら、上記のような従来のロッドを用い、常温でパーマネントウエーブ処理した場合の毛髪のウェーブ形状は充分に満足すべきものとはいえなかった。
【０００４】
そこで、毛髪を温度が６０〜２２０℃のウェーブ用ヘアアイロンのロッド部に巻き付けて加熱下でパーマネントウエーブ処理することが提案されている（例えば、特許文献１参照）。
【０００５】
【特許文献１】
特開２００２−３５６４０６号公報（第８頁および図１）
【０００６】
上記のように、温度が６０〜２２０℃のウェーブ用ヘアアイロンを用い、加熱下でパーマネントウエーブ処理した場合のウェーブ形状は、従来のロッドを用いて常温でパーマネントウエーブ処理した場合のウェーブ形状に比べて優れたものとなるが、この温度が６０〜２２０℃のウェーブ用ヘアアイロンを用いて加熱下でパーマネントウエーブ処理する場合、毛髪にパーマネントウエーブ用第１剤を塗布し、毛髪を軟化させた後、水洗し、充分に乾燥させなければ、ウェーブ形成後の毛髪に大きな損傷を与えるという問題があった。これは、乾燥していない状態の毛髪に高温状態で上記アイロンを接触させた場合、毛髪内部の水分が急激に膨張し、ウェーブ形成後の毛髪に大きな損傷を与えるからである。
【０００７】
さらに、ウェーブ用ヘアアイロンの場合、それ自体が高価になるため、直径の異なる多種類のウェーブ用ヘアアイロンを準備することが難しく、そのため、大きさの異なるウェーブを形成する場合でも、限られたウェーブ用ヘアアイロンでパーマネントウエーブ処理をしなければならず、そのため、ウェーブ用ヘアアイロンを用いて大きさの異なるウェーブを適切に形成するには熟練した技術を必要とし、未熟練の技術者では、適切なウェーブを形成することができないという問題があった。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような従来のパーマネントウエーブ処理方法の問題点を解決し、パーマネントウエーブ処理による毛髪の損傷が少なく、毛髪に強力なウェーブを付与することができ、しかも容易にパーマネントウエーブ処理を行い得るパーマネントウエーブ処理方法を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、通電により加熱可能なロッドを用い、毛髪にウェーブを付与するために下記の（１）〜（４）の工程
（１）毛髪に還元剤を含有するパーマネントウエーブ用第１剤を塗布し、５〜２０分間放置して毛髪を充分に軟化させた後、水洗する工程
（２）水洗後の毛髪の水分を軽く拭き取り、上記毛髪を通電により加熱可能なロッドに巻き付ける工程
（３）上記毛髪を巻き付けたロッドに通電してロッドを加熱し、８０〜１４０℃で１〜２０分間放置する工程
（４）上記ロッドに巻き付けた毛髪または上記通電により加熱可能なロッドから外した毛髪に、酸化剤を含有するパーマネントウエーブ用第２剤を塗布し、１〜１５分間放置した後、水洗し、乾燥する工程を経由してパーマネントウエーブ処理するときは、毛髪に損傷を与えず、かつ毛髪に強力なウェーブを付与し、しかも容易にパーマネントウエーブ処理を行うことができることを見出し、本発明を完成するにいたった。
【００１０】
すなわち、本発明によれば、毛髪を通電により加熱可能なロッドに巻き付けてから、該ロッドに通電してロッドとそれに巻き付けられた毛髪を加熱するので、従来のウェーブ用ヘアアイロンを用いてパーマネントウエーブ処理する場合のように、毛髪に急激に高熱（通常、１８０℃）がかかることなく、徐々に熱がかかるので、パーマネントウエーブ処理による毛髪の損傷が少ない。また、パーマネントウエーブ処理の一部を加熱状態で行うので、毛髪に強力なウェーブを付与することができる。しかも、通電により加熱可能なロッドがウェーブ用ヘアアイロンほどには高価でないので、各種直径のロッドを用意でき、未熟練の技術者でもパーマネントウエーブ処理を行うことができる。さらに、第１剤塗布後に水洗を行った際に、従来のウェーブ用ヘアアイロンを用いてパーマネントウエーブ処理する場合のように完全に乾燥する必要がなく、タオルドライ程度の軽い乾燥でよいので、乾燥に要する時間が少なくて済む。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態について詳細に説明する。
本発明において用いる通電により加熱可能なロッドは、外周部が熱硬化性樹脂などの耐熱性材料で構成され、内部に加熱用ヒーターを内蔵し、その一端に外部電源に接続した引出しコードとの接続用端子が露出した状態で設けられていることを基本構成としている。
【００１２】
本発明において用いるパーマネントウエーブ用第１剤には還元剤を含有していることが必要であるが、この還元剤としては、例えば、チオグリコール酸やチオグリコール酸アンモニウムなどのチオグリコール酸塩類、システインやシステイン塩酸塩などのシステイン酸塩類、Ｎ−アセチルシステインやシステアミンなどのシステイン誘導体、チオグリセリルアルキルエーテル、メルカプトアルキルアミド、亜硫酸塩、亜硫酸水素塩などを用いることができる。
【００１３】
そして、上記還元剤はそれぞれ単独でまたは２種以上を組み合わせて用いることができるが、そのパーマネントウエーブ用第１剤中における含有量としては、２〜１１質量％であることが好ましく、特に４〜１１質量％であることが好ましい。そのパーマネントウエーブ用第１剤中における還元剤の含有量が２質量％より少ない場合は、毛髪を充分に軟化させることができず、還元剤の含有量が１１質量％より多い場合は、毛髪に大きな損傷を与え、毛先のチリつきやパサつきを引き起こすようになるおそれがある。
【００１４】
また、本発明において用いるパーマネントウエーブ用第１剤はｐＨが７〜１２に調整されていることが好ましく、そのためにアルカリ剤を添加するが、そのようなアルカリ剤としては、例えば、炭酸水素アンモニウム、アンモニア水、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、ホウ酸ナトリウム、炭酸ナトリウムなどを用いることができる。
【００１５】
本発明において用いるパーマネントウエーブ用第１剤において、そのｐＨが７〜１２であることを好ましいとするのは、ｐＨが７以上とでないと還元剤の還元作用が充分に発揮できず、また、パーマネントウエーブ用第１剤のｐＨが１２より高い場合は、毛髪が損傷を受け、毛先のチリつきやパサつきを引き起こすようになるからである。そして、このパーマネントウエーブ用第１剤のｐＨは８〜１１であることが特に好ましい。
【００１６】
本発明において用いるパーマネントウエーブ用第１剤は、上記のように還元剤を含有し、ｐＨが７〜１２に調整される以外には、カチオン性界面活性剤を含有していることが好ましい。
【００１７】
上記カチオン性界面活性剤としては、例えば、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、臭化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジココイルジメチルアンモニウム、塩化ミリスチルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミドプロピルエチルジメチルアンモニウム、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミドなどが挙げられ、なかでも塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルセチルアンモニウムが好ましい。
【００１８】
上記カチオン性界面活性剤のパーマネントウエーブ用第１剤における含有量としては、０．１〜１５質量％が好ましく、特に１〜１０質量％が好ましい。パーマネントウエーブ用第１剤中におけるカチオン性界面活性剤の含有量が０．１質量％より少ない場合は、毛髪に柔軟性や良好な指通り性を付与することができなくなるおそれがあり、カチオン性界面活性剤の含有量が１５質量％より多い場合は、製剤化することが困難になるだけでなく、強いウェーブを形成するのを妨げるおそれがある。
【００１９】
本発明のパーマネントウエーブ用第１剤は、上記成分を水または水を主剤とする水性液中に溶解または分散を分散させることによって調製される。その際、必要に応じて、例えば、セタノール、ステアリルアルコールなどの高級アルコール、アボガド油、シアバターのような植物油脂、ミンク油、卵黄油などの動物油脂、マッコウ鯨油、ミツロウ、ラノリンなどの動物性ロウ、ホホバ油などの植物油ロウ、モンタンロウなどの鉱物性固体ロウ、パラフィン、ポリエチレン、ワセリンなどの炭化水素、オレイン酸などの高級脂肪酸、ミリスチン酸イソプロピルなどのエステル類、パーフルオロポリエーテルなどのフッ素オイル、ジメチルポリシロキサン、環状シロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーンなどのシリコーンオイル、ジチオグリコール酸またはその塩類などのような反応調整剤、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤などの各種界面活性剤、カルボキシメチルセルロースまたはその塩、プルランまたはその誘導体、カラギーナン、キサンタンガム、各種アルキロールアミドなどの増粘剤、プロピレングリコール、１，３−ブチレングリコール、グリセリンなどの湿潤剤、コラーゲン、ケラチン、絹、大豆タンパク、小麦タンパクなどの動植物由来のタンパク質の加水分解物やその誘導体、防腐剤、安定剤、抗炎症剤、着色剤、キレート剤、香料などを適宜含有させることができる。
【００２０】
そして、本発明のパーマネントウエーブ用第１剤は、ジェル状、クリーム状など、いずれの剤型もとり得ることができ、剤型に関して特に限定されることはない。
【００２１】
一方、本発明において用いるパーマネントウエーブ用第２剤には酸化剤を含有していることが必要であるが、その酸化剤としては、例えば、臭素酸カリウム、臭素酸ナトリウム、過ホウ酸ナトリウム、過酸化水素などが挙げられる。
【００２２】
上記酸化剤はそれぞれ単独または２種以上を組み合わせて用いることができるが、そのパーマネントウエーブ用第２剤中における含有量としては、１〜２０質量％が好ましく、特に２〜１２質量％が好ましい。パーマネントウエーブ用第２剤中における酸化剤の含有量が１質量％より少ない場合は毛髪に充分なウェーブを付与することができず、酸化剤の含有量が２０質量％より多い場合は、毛髪が損傷を受け、毛先のチリつきやパサつきを引き起こすようになる。
【００２３】
本発明において用いるパーマネントウエーブ用第２剤は、上記成分を水また水を主剤とする水性液中に溶解または分散を分散させることによって調製される。その際、必要に応じて、例えば、セタノール、ステアリルアルコールなどの高級アルコール、アボガド油、シアバターのような植物油脂、ミンク油、卵黄油などの動物油脂、マッコウ鯨油、ミツロウ、ラノリンなどの動物性ロウ、ホホバ油などの植物油ロウ、モンタンロウなどの鉱物性固体ロウ、パラフィン、ポリエチレン、ワセリンなどの炭化水素、オレイン酸などの高級脂肪酸、ミリスチン酸イソプロピルなどのエステル類、パーフルオロポリエーテルなどのフッ素オイル、ジメチルポリシロキサン、環状シロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーンなどのシリコーンオイル、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤などの各種界面活性剤、カルボキシメチルセルロースまたはその塩、プルランまたはその誘導体、カラギーナン、キサンタンガム、各種アルキロールアミドなどの増粘剤、プロピレングリコール、１，３−ブチレングリコール、グリセリンなどの湿潤剤、コラーゲン、ケラチン、絹、大豆タンパク、小麦タンパクなどの動植物由来のタンパク質の加水分解物やその誘導体、防腐剤、安定剤、抗炎症剤、着色剤、キレート剤、香料などを適宜含有させることができる。
【００２４】
そして、本発明において用いるパーマネントウエーブ用第２剤は液状であることを必要とし、その粘度は１，０００ｍＰａ・ｓ以下であることが好ましく、特に１００ｍＰａ・ｓ以下であることが好ましい。これは、粘度が１，０００ｍＰａ・ｓより高くなると、毛髪を通電により加熱可能なロッドから取り外した後、毛髪にパーマネントウエーブ用第２剤を塗布した時に、パーマネントウエーブ用第２剤が毛髪上に過剰に残留して、形成されたウェーブを伸びさせてしまうからである。なお、本発明において、粘度は２５℃にてＢ型回転粘度計で、ローターＮｏ．２を用い、１２ｒｐｍ、１分間回転させた後に測定したものをいい、本発明において、「液状」とは、上記粘度が１，０００ｍＰａ・ｓ以下の状態をいう。
【００２５】
つぎに、本発明の通電により加熱可能なロッドを用いたパーマネントウエーブ処理の工程の一例を説明する。
【００２６】
（１）まず、毛髪にパーマネントウエーブ用第１剤を塗布し、毛髪の損傷度合いを考慮して５〜２０分間放置した後、毛髪を充分に軟化させた後、水洗する。
（２）つぎに、水洗後の毛髪の水分を軽く拭き取る（好ましくは適度にタオルドライした程度にする）。この状態（つまり、上記パーマネントウエーブ用第１剤が毛髪の組織中に浸透した状態）で上記毛髪を通電により加熱可能なロッドに巻き付ける。
（３）この毛髪を巻き付けたロッドに通電し、ロッドを加熱し、１〜２０分間放置する。
（４）上記ロッドに巻き付けた毛髪または上記ロッドから外したウェーブが形成されている毛髪に液体のパーマネントウエーブ用第２剤を塗布し、１〜１５分間放置した後、水洗し、乾燥する。
【００２７】
【発明の効果】
本発明によれば、パーマネントウエーブ処理による毛髪の損傷が少なく、毛髪に強力なウェーブを付与することができ、しかも毛髪に対して容易にパーマネントウエーブ処理を行うことができる。
【００２８】
【実施例】
つぎに、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明する。ただし、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。なお、以下の実施例などにおいて、溶液または分散液の濃度を示す％は質量％である。
【００２９】
実施例１
この実施例１で用いるパーマネントウエーブ用第１剤の組成を表１に示し、パーマネントウエーブ用第２剤の組成を表２に示す。
【００３０】
上記パーマネントウエーブ用第１剤や第２剤の調製にあたって、各成分の配合量を示す数値は質量部によるものであり、また、パーマネントウエーブ用第１剤はｐＨ９．１に調整し、パーマネントウエーブ用第２剤はｐＨが７．０で粘度が７０ｍＰａ・ｓ（２５℃）に調整した。
【００３１】
【表１】

【００３２】
【表２】

【００３３】
パーマネントウエーブ処理にあたっては、試験用毛束として健康毛で長さ２３ｃｍ、重さ０．８ｇの毛束を作製し、この毛束をあらかじめ５％ポリオキシエチレン（９）ラウリルエーテル水溶液で洗浄、乾燥しておいた。そして、この実施例１で用いる通電により加熱可能なロッドとしては、外周部が耐熱性材料で構成され、内部に加熱用ヒーターを内蔵し、その一端に外部電源に接続した引出しコードとの接続用端子が露出した状態で設けられていて、通電により加熱が可能になっているロッドであって、外径が２０ｍｍものを用いた。
【００３４】
そして、パーマネントウエーブ処理は、次に示すように行った。まず、前記健康毛で作製した毛束に前記パーマネントウエーブ用第１剤を３ｍｌ塗布し、１５分間放置して毛髪を充分に軟化させた後、水洗した。
【００３５】
つぎに、上記水洗後の毛束を構成する毛髪の水分をタオルで軽く拭き取り、上記毛束を前記通電により加熱可能なロッドに巻き付けた（約３回巻き付ける）。
【００３６】
ついで、上記毛束を巻き付けたロッドに通電してロッドを１分間で９０℃まで加熱し、その状態で１０分間放置した。第１剤塗布後から、この通電による加熱状態での放置時間を含めたトータル時間は３０分間であった。
【００３７】
つぎに、上記毛束をロッドから外した後、該毛束に前記パーマネントウエーブ用第２剤を３ｍｌ塗布し、１０分間放置した後、再び水洗し、乾燥してパーマネントウエーブ処理を終了した。
【００３８】
比較例１
実施例１と同様のパーマネントウエーブ用第１剤、パーマネントウエーブ用第２剤および健康毛で作製した毛束を用い、次に示すようにパーマネントウエーブ処理を行った。なお、上記パーマネントウエーブ処理にあたっては、通常のロッド、つまり、直径２０ｍｍで加熱できないプラスチック製のロッドを用いた。
【００３９】
まず、前記健康毛で作製した毛束に実施例１と同様のパーマネントウエーブ用第１剤を３ｍｌ塗布し、上記プラスチック製ロッドに巻き付け（約３回巻き付ける）た後、上記毛束を１５分間放置して毛髪を充分に軟化させた後、水洗した。
【００４０】
つぎに、上記水洗後の毛束を構成する毛髪の水分をタオルで軽く拭き取った後、上記毛束に実施例１と同様のパーマネントウエーブ用第２剤を３ｍｌ塗布し、１０分間放置した。第１剤塗布後から、このロッドに巻き付け後の放置時間を含めたトータル時間は３０分間であった。
【００４１】
比較例２
実施例１と同様のパーマネントウエーブ用第１剤、パーマネントウエーブ用第２剤および健康毛で作製した毛束を用い、次に示すようにパーマネントウエーブ処理を行った。なお、上記パーマネントウエーブ処理にあたっては、下記構成のウェーブ用ヘアアイロンを用いた。
【００４２】
このウェーブ用ヘアアイロンについては、本出願人による特開２００２−３５６４０８号公報に詳しく記載しているが、その主構成部材について概略を示すと、このウェーブ用ヘアアイロンは、握り部と、電熱ヒータを備えたロッド部と、前記握り部とロッド部との間に位置する中央部とを有する本体と、前記本体のロッド部に対向する押え部と、レバー部と、そのレバー部と押え部との間に位置し、本体の中央部と係合する支点部とを有する押え部材とからなり、握り部が筒状になっていてロッド部と中央部が回転できるように構成されていることを特徴としている。
【００４３】
そして、本体のロッド部の上面側部分（この部分が押え部材の押え部と対向する）は凸面で均一な曲面に形成されているが、そのロッド部の下面側部分には複数のリブが形成されている。一方、押え部材の押え部は、そのロッド部への対向側部分が凹面に形成され、ロッド部に巻き付けた毛髪を押さえることができ、その上面には複数のリブが形成されている。
【００４４】
そして、パーマネントウエーブ処理は、次に示すように行った。まず、前記健康毛で作製した毛束に前記パーマネントウエーブ用第１剤を３ｍｌ塗布し、１５分間放置して毛髪を充分に軟化させた後、水洗した。
【００４５】
つぎに、上記水洗後の毛髪の水分をタオルで軽く拭き取り、上記毛束を１８０℃に加熱されたウェーブ用ヘアアイロンのロッド部に巻き付け（約３回巻き付ける）、レバー部の後端部を引き上げ、押え部の先端部を下げてロッド部に巻き付けた毛髪を押え部で押さえて、上記毛束を２０秒間加熱処理した。第１剤塗布後から、このウェーブ用ヘアアイロンでの加熱が終了するまでのトータル時間は約１８分間であった。
【００４６】
つぎに、上記毛束をウェーブ用ヘアアイロンから外した後、該毛束に前記パーマネントウエーブ用第２剤を３ｍｌ塗布し、１０分間放置した後、再び水洗し、乾燥してパーマネントウエーブ処理を終了した。
【００４７】
上記実施例１および比較例１〜２でパーマネントウエーブ処理した毛髪の感触について２０名のパネラーに手触りで評価させ、下記の評価基準により、その評価結果を評点化させた。その結果を２０名の平均値で後記の表１に示す。なお、上記の評価基準より明らかなように、評価点が高いほど、感触が優れていることを示している。
【００４８】
評価基準（未処理毛と比較して）
同等・・・５点
少しパサついている・・・４点
パサついている・・・３点
毛先が少しチリつき、パサつきもある・・・２点
毛先がチリつき、パサつきも強い・・・１点
【００４９】
また、上記実施例１および比較例１〜２でパーマネントウエーブ処理後の毛束を荷重をかけずに吊り下げて、１時間経過後の状態を図１、図２および図３に模式的に示すとともに、その長さ（垂直長さ）を測定した。その結果を表１に示す。なお、図１は実施例１でパーマネントウエーブ処理した毛束を模式的に示すものであり、図２は比較例１でパーマネントウエーブ処理した毛束を模式的に示すものであり、図３は比較例２でパーマネントウエーブ処理した毛束を模式的に示すものである。
【００５０】
【表３】

【００５１】
表１に示すように、実施例１でパーマネントウエーブ処理した毛髪は、感触の評価点が高く、パーマネントウエーブ処理による毛髪の損傷が少ないことを示しており、また、その毛束の長さが短く、毛髪に強力なウェーブを付与することができることを示していた。
【００５２】
これに対して、従来のロッド（つまり、加熱できないロッド）を用いた比較例１でパーマネントウエーブ処理した毛髪は、表１に示すように、感触の評価点が高く、パーマネントウエーブ処理による毛髪の損傷は少ないものの、その毛束の長さが実施例１でパーマネントウエーブ処理した毛髪に比べて長く、毛髪へのウェーブの付与が充分でないことを示していた。
【００５３】
また、ウェーブ用ヘアアイロンを用いた比較例２でパーマネントウエーブ処理した毛髪は、表１に示すように、その毛束の長さが短く、毛髪に強力なウェーブを付与することができるものの、感触の評価点が低く、パーマネントウエーブ処理による毛髪の損傷が大きいことを示していた。
【図面の簡単な説明】
【図１】実施例１でパーマネントウエーブ処理した毛束を毛先側を下にして荷重をかけずに１時間吊り下げた後の状態を模式的に示す図である。
【図２】比較例１でパーマネントウエーブ処理した毛束を毛先側を下にして荷重をかけずに１時間吊り下げた後の状態を模式的に示す図である。
【図３】比較例２でパーマネントウエーブ処理した毛束を毛先側を下にして荷重をかけずに１時間吊り下げた後の状態を模式的に示す図である。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a permanent wave treatment method for hair, and more particularly, to a permanent wave treatment method for hair using a rod that can be heated by energization.
[0002]
[Prior art]
In the permanent wave treatment of the hair, for example, a rod is wound around the hair so as to be in a pulled state, the first agent for a permanent wave containing a reducing agent is applied to the hair in that state, and the hair is composed protein (protein). The disulfide bond of keratin is reductively cleaved with the above reducing agent to form a mercapto group to soften the hair, and then a second agent containing an oxidizing agent is applied to the hair, and the mercapto group is oxidized to a new position. A wave is formed on the hair by reforming disulfide bonds.
[0003]
The technique of forming hair at normal temperature by winding hair around a rod as described above does not require much skill and is a technique widely used by general beauty engineers. However, when the conventional rod as described above is subjected to permanent wave treatment at ordinary temperature, the wave shape of the hair was not sufficiently satisfactory.
[0004]
Therefore, it has been proposed to wind the hair around a rod part of a wave curling iron having a temperature of 60 to 220 ° C. and perform a permanent wave treatment under heating (for example, see Patent Document 1).
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-2002-356406 (page 8 and FIG. 1)
[0006]
As described above, using a hair curling iron having a temperature of 60 to 220 ° C., the wave shape when permanent wave treatment is performed under heating is compared with the wave shape when permanent wave treatment is performed at room temperature using a conventional rod. When the permanent wave treatment is performed while heating using a hair curling iron having a temperature of 60 to 220 ° C. under heating, the first agent for permanent wave is applied to the hair, and the hair is softened. If the hair is not washed and dried sufficiently, there is a problem that the hair after the wave formation is seriously damaged. This is because, when the iron is brought into contact with hair that is not dried in a high temperature state, the water inside the hair rapidly expands, and the hair after wave formation is greatly damaged.
[0007]
Furthermore, in the case of a curling iron for waves, it is difficult to prepare various kinds of curling irons for waves with different diameters, because it is expensive in itself, and therefore, even when forming waves of different sizes, it is limited. Permanent wave processing must be performed with a curling iron for waves, and therefore, skillful techniques are required to appropriately form waves of different sizes using curling irons for waves, and unskilled engineers, There was a problem that an appropriate wave could not be formed.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention solves the problems of the conventional permanent wave treatment method as described above, and reduces damage to the hair due to the permanent wave treatment, can impart a powerful wave to the hair, and can easily perform the permanent wave treatment. It is an object of the present invention to provide a permanent wave processing method that can be performed.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The present inventors have conducted intensive studies in order to solve the above-mentioned problems. As a result, the following steps (1) to (4) were carried out in order to use a rod that can be heated by energization and impart a wave to hair. 1) applying the first agent for permanent wave containing a reducing agent to the hair, leaving it for 5 to 20 minutes to sufficiently soften the hair, and then rinsing with water (2) gently wiping off the moisture of the hair after rinsing; Step of winding the hair around a rod that can be heated by energization (3) Step of heating the rod by energizing the rod around which the hair is wound and leaving it at 80 to 140 ° C. for 1 to 20 minutes (4) Winding the rod A second agent for a permanent wave containing an oxidizing agent is applied to the hair or the hair detached from the rod which can be heated by energization and left for 1 to 15 minutes, washed with water, and dried through a process of drying. When Touebu process, without damaging the hair and impart a strong wave to the hair, and easily found that it is possible to perform a permanent wave treatment, they have accomplished the present invention.
[0010]
That is, according to the present invention, the hair is wound around a rod that can be heated by energization, and then the rod is energized to heat the rod and the hair wound therearound. As in the case of the treatment, the hair is gradually heated without suddenly applying high heat (usually 180 ° C.), so that the hair is hardly damaged by the permanent wave treatment. Further, since a part of the permanent wave treatment is performed in a heated state, a strong wave can be imparted to the hair. Moreover, since a rod that can be heated by energization is not as expensive as a curling iron for waves, rods of various diameters can be prepared, and even an unskilled technician can perform permanent wave processing. Furthermore, when washing with water after the first agent is applied, there is no need to completely dry as in the case of permanent wave treatment using a conventional curling iron, and light drying such as towel drying is sufficient. Requires less time.
[0011]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail.
The rod that can be heated by energization used in the present invention has an outer peripheral portion made of a heat-resistant material such as a thermosetting resin, has a built-in heating heater inside, and has one end connected to a drawer cord connected to an external power supply. The basic configuration is that the terminal for use is provided in an exposed state.
[0012]
The first agent for permanent wave used in the present invention must contain a reducing agent. Examples of the reducing agent include thioglycolic acid salts such as thioglycolic acid and ammonium thioglycolate, and cysteine. And cysteine salts such as cysteine hydrochloride, cysteine derivatives such as N-acetylcysteine and cysteamine, thioglyceryl alkyl ether, mercaptoalkylamide, sulfite, bisulfite and the like.
[0013]
The reducing agents can be used alone or in combination of two or more, and the content in the first agent for permanent wave is preferably 2 to 11% by mass, and particularly preferably 4 to 11% by mass. It is preferably 11% by mass. When the content of the reducing agent in the first agent for permanent wave is less than 2% by mass, the hair cannot be sufficiently softened, and when the content of the reducing agent is more than 11% by mass, It can cause severe damage and cause the hair tips to become dusty and dry.
[0014]
Further, the pH of the first agent for permanent wave used in the present invention is preferably adjusted to 7 to 12, and an alkali agent is added for that purpose. Examples of such an alkali agent include ammonium bicarbonate, Ammonia water, monoethanolamine, diethanolamine, triethanolamine, potassium hydroxide, sodium hydroxide, sodium borate, sodium carbonate, and the like can be used.
[0015]
In the first agent for permanent wave used in the present invention, it is preferable that the pH is 7 to 12 because the reducing agent cannot sufficiently exert its reducing action unless the pH is 7 or more. If the pH of the first waving agent is higher than 12, the hair is damaged, causing the hair tips to become dusty or dry. And it is especially preferable that the pH of this 1st agent for permanent waves is 8-11.
[0016]
The first agent for permanent wave used in the present invention preferably contains a reducing agent as described above and contains a cationic surfactant, except that the pH is adjusted to 7 to 12.
[0017]
Examples of the cationic surfactant include stearyltrimethylammonium chloride, cetyltrimethylammonium chloride, stearyltrimethylammonium bromide, cetyltrimethylammonium bromide, behenyltrimethylammonium chloride, lauryltrimethylammonium chloride, lauryltrimethylammonium bromide, and chloride. Distearyl dimethyl ammonium, dicocoyl dimethyl ammonium chloride, myristyl dimethyl benzyl ammonium chloride, stearyl dimethyl benzyl ammonium chloride, ethyl lanolin sulfate fatty acid amide propyl ethyl dimethyl ammonium, dimethyl amino propyl amide stearate, etc., among which stearyl trimethyl ammonium chloride Preferred, stearyl cetyl ammonium chloride
[0018]
The content of the cationic surfactant in the first agent for permanent wave is preferably 0.1 to 15% by mass, particularly preferably 1 to 10% by mass. When the content of the cationic surfactant in the first agent for a permanent wave is less than 0.1% by mass, the hair may not be able to be imparted with flexibility and good finger passing property, and the cationic When the content of the surfactant is more than 15% by mass, it may not only be difficult to formulate a formulation but also may prevent formation of a strong wave.
[0019]
The first agent for permanent wave of the present invention is prepared by dissolving or dispersing the above components in water or an aqueous liquid containing water as a main component. At that time, if necessary, for example, cetanol, higher alcohols such as stearyl alcohol, avocado oil, vegetable oils such as shea butter, mink oil, animal oils such as egg yolk oil, sperm whale oil, beeswax, animal properties such as lanolin Vegetable oil waxes such as wax, jojoba oil, mineral solid waxes such as montan wax, hydrocarbons such as paraffin, polyethylene and petrolatum, higher fatty acids such as oleic acid, esters such as isopropyl myristate, and fluorine oils such as perfluoropolyether Reaction modifiers such as dimethylpolysiloxane, cyclic siloxane, methylphenylpolysiloxane, methylpolysiloxane, silicone oils such as polyether-modified silicone and amino-modified silicone, dithioglycolic acid or salts thereof, anionic surfactant Agents, various surfactants such as nonionic surfactants, carboxymethylcellulose or its salts, pullulan or its derivatives, carrageenan, xanthan gum, thickeners such as various alkylolamides, propylene glycol, 1,3-butylene glycol, glycerin Wetting agents such as collagen, keratin, silk, soy protein, hydrolysates of proteins derived from animals and plants such as wheat protein and derivatives thereof, preservatives, stabilizers, anti-inflammatory agents, coloring agents, chelating agents, fragrances, etc. It can be contained.
[0020]
The first agent for permanent wave of the present invention can take any dosage form such as a gel or a cream, and there is no particular limitation on the dosage form.
[0021]
On the other hand, the second agent for permanent wave used in the present invention needs to contain an oxidizing agent. Examples of the oxidizing agent include potassium bromate, sodium bromate, sodium perborate, and sodium perborate. And hydrogen oxide.
[0022]
The above-mentioned oxidizing agents can be used alone or in combination of two or more, but the content in the second agent for permanent wave is preferably from 1 to 20% by mass, particularly preferably from 2 to 12% by mass. When the content of the oxidizing agent in the second agent for permanent wave is less than 1% by mass, it is not possible to impart a sufficient wave to the hair, and when the content of the oxidizing agent is more than 20% by mass, the hair is It will be damaged and will cause the hair to become dusty and dry.
[0023]
The second agent for permanent wave used in the present invention is prepared by dissolving or dispersing the above components in water or an aqueous liquid mainly containing water. At that time, if necessary, for example, cetanol, higher alcohols such as stearyl alcohol, avocado oil, vegetable oils such as shea butter, mink oil, animal oils such as egg yolk oil, sperm whale oil, beeswax, animal properties such as lanolin Vegetable oil waxes such as wax, jojoba oil, mineral solid waxes such as montan wax, hydrocarbons such as paraffin, polyethylene and petrolatum, higher fatty acids such as oleic acid, esters such as isopropyl myristate, and fluorine oils such as perfluoropolyether Silicone oils such as dimethylpolysiloxane, cyclic siloxane, methylphenylpolysiloxane, methylpolysiloxane, polyether-modified silicone, and amino-modified silicone; various surfactants such as anionic surfactants and nonionic surfactants; Methylcellulose or a salt thereof, pullulan or a derivative thereof, carrageenan, xanthan gum, thickeners such as various alkylolamides, wetting agents such as propylene glycol, 1,3-butylene glycol, glycerin, collagen, keratin, silk, soy protein, wheat A hydrolyzate of a protein or other protein derived from animals and plants or a derivative thereof, a preservative, a stabilizer, an anti-inflammatory agent, a coloring agent, a chelating agent, a fragrance, and the like can be appropriately contained.
[0024]
The second agent for permanent wave used in the present invention needs to be in a liquid state, and has a viscosity of preferably 1,000 mPa · s or less, particularly preferably 100 mPa · s or less. This is because, when the viscosity becomes higher than 1,000 mPa · s, after the hair is removed from the rod that can be heated by energization, the second agent for permanent wave is applied to the hair when the second agent for permanent wave is applied to the hair. This is because they remain excessively and extend the formed wave. In the present invention, the viscosity was measured at 25 ° C. with a B-type rotational viscometer using a rotor No. 2, which was measured after rotating at 12 rpm for 1 minute. In the present invention, "liquid" refers to a state where the viscosity is 1,000 mPa · s or less.
[0025]
Next, an example of a permanent wave treatment process using a rod that can be heated by energization according to the present invention will be described.
[0026]
(1) First, apply the first agent for permanent wave to the hair, leave it for 5 to 20 minutes in consideration of the degree of damage to the hair, soften the hair sufficiently, and wash with water.
(2) Next, lightly wipe off the moisture of the hair after washing with water (preferably to a degree to which the hair is appropriately towel-dried). In this state (that is, the state where the first agent for permanent wave has penetrated into the tissue of the hair), the hair is wound around a rod that can be heated by energization.
(3) The rod around which the hair is wound is energized, the rod is heated, and left for 1 to 20 minutes.
(4) A liquid second agent for permanent wave is applied to the hair wound around the rod or the hair having a wave removed from the rod, left for 1 to 15 minutes, washed with water, and dried.
[0027]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the damage of the hair by a permanent wave process is few, a powerful wave can be given to hair, and also a permanent wave process can be easily performed to hair.
[0028]
【Example】
Next, the present invention will be described more specifically with reference to examples. However, the present invention is not limited to only these examples. In the following examples,% indicating the concentration of the solution or dispersion is% by mass.
[0029]
Example 1
Table 1 shows the composition of the first permanent wave agent used in Example 1, and Table 2 shows the composition of the second permanent wave agent.
[0030]
In preparing the above-mentioned first and second agents for permanent wave, the numerical values indicating the amount of each component are based on parts by mass, and the first agent for permanent wave has a pH of 9. The pH of the second agent for permanent wave is adjusted to 7. At 0, the viscosity was adjusted to 70 mPa · s (25 ° C.).
[0031]
[Table 1]

[0032]
[Table 2]

[0033]
For permanent wave treatment, a hair bundle of 23 cm in length and 0.8 g in weight was prepared as a test hair bundle using healthy hair, and this hair bundle was washed with a 5% aqueous solution of polyoxyethylene (9) lauryl ether in advance and dried. I did it. As the rod which can be heated by energization used in the first embodiment, the outer peripheral portion is made of a heat-resistant material, a heating heater is built in, and one end of the rod is connected to a drawer cord connected to an external power supply. A rod provided with the terminal exposed and capable of being heated by energization, having an outer diameter of 20 mm was used.
[0034]
Then, the permanent wave processing was performed as shown below. First, 3 ml of the first agent for permanent wave was applied to the hair bundle made of the healthy hair, left for 15 minutes to sufficiently soften the hair, and then washed with water.
[0035]
Next, the moisture of the hair constituting the washed hair bundle was lightly wiped off with a towel, and the hair bundle was wound around a rod that can be heated by the current supply (wrapped about three times).
[0036]
Then, a current was applied to the rod around which the hair bundle was wound, and the rod was heated to 90 ° C. in one minute, and left in that state for 10 minutes. After application of the first agent, the total time including the standing time in the heated state by the current supply was 30 minutes.
[0037]
Next, after removing the hair bundle from the rod, the hair bundle was coated with 3 ml of the second agent for permanent wave, allowed to stand for 10 minutes, washed again with water, and dried to complete the permanent wave treatment.
[0038]
Comparative Example 1
Using the same first agent for permanent wave, second agent for permanent wave, and a hair bundle made of healthy hair as in Example 1, a permanent wave treatment was performed as shown below. In the permanent wave treatment, a normal rod, that is, a plastic rod that cannot be heated and has a diameter of 20 mm was used.
[0039]
First, 3 ml of the first agent for permanent wave as in Example 1 was applied to the hair bundle made of the healthy hair and wound around the plastic rod (about three times), and the hair bundle was left for 15 minutes. After sufficiently softening the hair, the hair was washed with water.
[0040]
Next, after gently wiping off the moisture of the hair constituting the washed hair bundle with a towel, 3 ml of the second permanent wave agent similar to that of Example 1 was applied to the hair bundle and allowed to stand for 10 minutes. After application of the first agent, the total time including the standing time after winding on the rod was 30 minutes.
[0041]
Comparative Example 2
Using the same first agent for permanent wave, second agent for permanent wave, and a hair bundle made of healthy hair as in Example 1, a permanent wave treatment was performed as shown below. In the permanent wave treatment, a wave curling iron having the following configuration was used.
[0042]
The wave curling iron is described in detail in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2002-356408 by the present applicant. The outline of the main constituent members is as follows. And a main body having a central portion located between the grip portion and the rod portion, a pressing portion facing the rod portion of the main body, a lever portion, and a lever portion and a pressing portion. And a pressing member having a fulcrum that engages with the central portion of the main body, and the grip portion is formed in a tubular shape so that the rod portion and the central portion can rotate. Features.
[0043]
The upper surface side portion of the rod portion of the main body (this portion faces the pressing portion of the pressing member) is formed in a convex and uniform curved surface, but a plurality of ribs are formed on the lower surface side portion of the rod portion. Have been. On the other hand, the pressing portion of the pressing member has a concave portion on the side opposite to the rod portion, can hold down the hair wound around the rod portion, and has a plurality of ribs formed on its upper surface.
[0044]
Then, the permanent wave processing was performed as shown below. First, 3 ml of the first agent for permanent wave was applied to the hair bundle made of the healthy hair, left for 15 minutes to sufficiently soften the hair, and then washed with water.
[0045]
Next, the moisture of the hair after the above-mentioned water washing is gently wiped off with a towel, and the hair bundle is wound around a rod part of a wave curling iron heated to 180 ° C. (wrapped about three times), and the rear end of the lever part is pulled up. The hair bundle wound around the rod was heated for 20 seconds by lowering the distal end of the pressing portion and holding the hair wound around the rod portion with the pressing portion. The total time from the application of the first agent to the end of the heating with the wave curling iron was about 18 minutes.
[0046]
Next, after removing the hair bundle from the curling iron for wave, 3 ml of the second agent for permanent wave was applied to the hair bundle, left for 10 minutes, washed again with water, dried, and the permanent wave treatment was completed. did.
[0047]
The feel of the hair subjected to the permanent waving treatment in Example 1 and Comparative Examples 1 and 2 was evaluated by hand by 20 panelists, and the evaluation results were rated according to the following evaluation criteria. The results are shown in Table 1 below as an average value of 20 persons. As is clear from the above evaluation criteria, the higher the evaluation point, the better the feel.
[0048]
Evaluation criteria (compared to untreated hair)
Equivalent: 5 points have a little piss ... 4 points have a puzzle ... 3 points hair tips are a little sticky, and there is also a piss ... ..One point [0049]
In addition, the hair bundle after the permanent wave treatment in Example 1 and Comparative Examples 1 and 2 was suspended without applying a load, and the state after 1 hour has been schematically shown in FIGS. 1, 2 and 3. At the same time, the length (vertical length) was measured. Table 1 shows the results. FIG. 1 schematically shows a hair bundle subjected to permanent wave treatment in Example 1, FIG. 2 schematically shows a hair bundle subjected to permanent wave treatment in Comparative Example 1, and FIG. FIG. 4 schematically shows a hair bundle subjected to permanent wave treatment in Example 2. FIG.
[0050]
[Table 3]

[0051]
As shown in Table 1, the hair subjected to the permanent wave treatment in Example 1 had a high evaluation of feel, indicating that the hair was not damaged by the permanent wave treatment, and the length of the hair bundle was short. It showed that a powerful wave could be imparted to the hair.
[0052]
On the other hand, as shown in Table 1, the hair subjected to the permanent wave treatment in Comparative Example 1 using the conventional rod (that is, the rod that cannot be heated) had a high evaluation of the feel, and the hair was damaged by the permanent wave treatment However, the length of the hair bundle was longer than that of the hair subjected to the permanent wave treatment in Example 1, indicating that the wave was not sufficiently applied to the hair.
[0053]
Further, as shown in Table 1, the hair subjected to the permanent wave treatment in Comparative Example 2 using the curling iron for a wave has a short hair bundle and can impart a powerful wave to the hair, but has a soft touch. Was low, indicating that permanent hair treatment caused significant damage to the hair.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a view schematically showing a state after a hair bundle subjected to a permanent wave treatment in Example 1 is hung with a hair tip side down for 1 hour without applying a load.
FIG. 2 is a view schematically showing a state after a hair bundle subjected to a permanent wave treatment in Comparative Example 1 is hung with a hair tip side down for 1 hour without applying a load.
FIG. 3 is a diagram schematically showing a state in which a hair bundle subjected to a permanent wave treatment in Comparative Example 2 is suspended for 1 hour without applying a load with the hair tip side down.

Claims

A permanent wave treatment method for hair, which comprises using a rod that can be heated by energization and applying a wave to hair through the following steps (1) to (4).
(1) A first agent for permanent wave containing a reducing agent is applied to the hair and left for 5 to 20 minutes to sufficiently soften the hair, followed by washing with water (2) Lightening the moisture of the hair after washing with water Wiping and winding the hair around a heatable rod by energization (3) energizing the rod around which the hair is wound to heat the rod and leaving it at 80-140 ° C. for 1-30 minutes (4) A step of applying a liquid permanent wave second agent containing an oxidizing agent to the wound hair or the hair removed from the rod, leaving the hair to stand for 1 to 15 minutes, washing with water, and drying

The first agent for permanent wave contains 2 to 11% by mass of a reducing agent, 0.1 to 15% by mass of a cationic surfactant, and is adjusted to pH 7 to 12. The method for permanent hair treatment of hair according to claim 1, wherein

2. The permanent wave treatment method for hair according to claim 1, wherein the second agent for permanent wave contains 1 to 20% by mass of an oxidizing agent.

The viscosity of the second agent for permanent wave is 1,000 mPa.s at 25 ° C. 2. The method according to claim 1, wherein the value is not more than s.