JP2004261555A - 運動情報を記録する機能つきの靴 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】靴に時刻を記録する手段を設け、本発明の制御機構によって歩行あるいは走行した時刻を一歩毎に記録できるようにする。この運動情報を通信手段によってパソコン等の処理装置に転送し、パソコン等に運動の履歴を表示することによって、例えば通勤の時にどれぐらいの距離あるいは時間を歩いているかを確認することができる。
また、靴に一歩毎の歩幅を測定する手段を設けることによって、実際に運動した時刻と距離を知ることができ、運動量をより正確に知ることができる。
【選択図】図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば歩数計のように歩行あるいは走行を記録する機能が付いた靴、およびその靴から運動の記録を取り出すことができ、運動の情報を表示できる処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
歩数計と靴とを一体化させる技術は、特許公開平10−215915 により公知である。
また、歩帳を測る従来技術は、特許公表2000−513448 により公知である。本発明の歩幅測定技術はこの従来技術とは異なるものである。
また、圧力センサを使用して靴の運動を記録する従来技術は、特許公開平6−14803 に記述されているが、この従来技術では制御機構の動作の詳細について記述されておらず、本発明は制御機構の詳細動作等を規定している点において従来技術と異なっている。
加速度センサを使用して靴の運動を検出する従来技術は、特許公表2002−500768 に記述されているが、この従来技術では靴の運動を加速度センサにより検出してその情報を表示装置に無線で送出する点において本発明とは異なる技術である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の歩数計では、歩いた歩数しか分からないため歩いた距離を求めるためには一歩の歩幅を実測して計算しなければならないという問題がある。
また、運動した時刻が分からないために自分の行動パターンとの関連が明らかではなく、例えば通勤のときに何歩歩いたか知る方法がない。
【0004】
【課題を解決するための手段】
靴に時刻を記録する手段を設け、本発明の制御機構によって歩行あるいは走行した時刻を一歩毎に記録できるようにする。この運動情報を赤外線等の通信手段によってパソコン等の処理装置に転送し、パソコン等に運動の履歴を表示することによって、例えば通勤の時にどれぐらいの距離あるいは時間を歩いているかを確認することができる。
【0005】
また、靴に一歩毎の歩幅を測定する手段を設けることによって、実際に歩いた時刻と距離を知ることができ、運動量をより正確に知ることができる。
通常の場合は、右足と左足での歩幅はほぼ同じと考えられるので、両足ではなく片足だけの靴に本発明の機構を組み込むことで正確な距離と時間が求められる。右と左で歩幅が異なる場合に対応するために、両足の靴に本発明の機構を組み込むことも可能である。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1に本発明の靴を示す。図において、10は本発明の制御機構であって、マイコン、時計、メモリ、通信機構等からなる。20は足の動きを検出するための加速度センサ、30は歩幅を測定するための距離センサ、40は距離センサのための反射板、50は本発明の靴から運動情報を受け取って履歴の表示を行うためのパソコン等の処理装置である。
20の加速度センサは10の制御機構と一体化されていても良い。
【0007】
図2に本発明の制御機構の構成を示す。図において、100はマイコン等、101は歩行情報を記録するためのメモリ、102は時刻を保持するための時計である。103は、パソコン等と通信するための赤外線等の通信機構である。
100のマイコンには、20の加速度センサおよび30の距離センサからの情報が入力される構成となっている。
【0008】
運動時に人が足を降ろしたことにより、加速度の変化を感知すると、制御機構のマイコン100は靴が着地した時刻をメモリ等の記録手段101に記録する。記録された情報は図3の(a)の例のようになる。その記録を通信手段を用いて外部から読み出すことにより、一歩ごとの時刻と歩数を知ることができる。一歩の歩幅を実測した設定値(この例の場合には63cm)によって計算することによって、歩行した距離を求めることができる。また、この歩行距離と体重などの設定データにより、消費したカロリーを計算しパソコン等に表示することが容易に可能となる。
【0009】
請求項2の構成の場合には、上記の歩幅の設定が不要となり、一歩毎の実測した歩幅により直接に正確な距離を計算することができる。
請求項2の構成の場合には、加速度センサにより靴が地面に着地したことを検出し、そのときの時刻と距離センサによる歩幅の情報を記録手段に記録する。
記録された情報は、図3の(b)の例のようになる。
【0010】
本発明の制御機構10のマイコン100の動作フローを図4に示す。制御機構のマイコン100は、通信機構103からの受信データが存在するかどうかの判断を行い、受信データがある場合にはさらにコマンド判定の処理を行う。受信データがデータ要求コマンドである場合には、メモリの記録情報をデータとして送出する。受信データが記録クリアコマンドである場合には、メモリ内の情報をクリアしコマンドを処理したことを通知するために応答を送出する。
受信データがダウンロードコマンドである場合には、プログラムを書替えるための情報を受け取り、自分自身のプログラムを書替える。
【0011】
受信データがない場合には、加速度センサ20からの入力により靴が着地したかどうかを判断し、着地してない場合には最初に戻る。着地した場合には、メモリに記録情報のための空き領域があるかどうか判断し、空き領域がある場合には、歩数、時刻あるいは距離センサ30がある場合には歩幅を記録する。その後、時間待ち処理を行って最初に戻る。
この時間待ち処理は、消費電力を低減するために低消費電力モードとなって行う。また、この時間待ち処理によって、センサの誤動作によって頻繁に時刻情報を記録することを防ぐことができる。
【0012】
図5に本発明のパソコン等の処理装置50の表示例を示す。図において画面の左側には1日毎の移動距離を横の棒グラフで示している。また、画面の右側には、ある日の1分毎の移動距離を縦の棒グラフで示している。
この表示例では、移動距離で示しているが、移動距離と体重等から消費エネルギーを計算することによって、距離ではなく消費カロリーとして表示することも容易に実施できる。
【0013】
以上の説明では、靴に制御機構10を組み込むことを前提として記述したが、本発明の制御機構部分とセンサおよび通信部分等をユニットとして、そのユニットを靴に着脱可能となるように構成した場合においても、同様の効果を持つことができる。
また、上記ユニットを例えば歩数計のように体の一部に取付けて、運動状態を記録するように構成した場合においても、本発明の技術を同様に適用することが容易に実施可能である。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば歩行あるいは走行した時の一歩ごとの時刻あるいは時刻と距離を記録することができ、従来の歩数計に比較して正確な運動に関する情報を得ることができる。また、記録された情報をパソコン等の処理装置で処理して表示することによって、移動した距離あるいはカロリー消費量等を正確に計算し表示することができ、運動に対する動機付けを増進させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の靴の図である。
【図2】本発明の制御機構の構成図である。
【図3】本発明の記録情報の一例である。
【図4】本発明の制御機構の処理フローである。
【図5】本発明の処理装置の表示の一例である。
【符号の説明】
10:制御機構
100:制御マイコン
101:メモリ
102:時計機構
103:赤外線等の通信機構
20:加速度センサ
30:距離センサ
40:反射板
50:パソコン等の処理装置
Claims (4)
- 歩行あるいは走行することによる靴の加速度の変化により足が着地したことを感知する手段と、前記感知した時刻を計測する手段と、赤外線等による他のパソコン等との通信手段と、これらの手段を制御するための制御機構を備え、一歩の歩幅を設定することによって歩いた距離と時間を記録することができ、また赤外線等の外部との通信手段によってこの運動の記録をパソコン等に転送して、パソコン等のプログラムによって運動した時刻と距離の履歴を表示することができることを特徴とする運動記録機能つきの靴。
- 一歩毎の歩幅を赤外線などで測定する機構を片方の靴あるいは両方の靴に備えたことを特徴とする請求項1の靴。
- 外部との通信手段によって、制御機構のプログラムを書替え可能となるように構成し、プログラムのダウンロードができるように構成したことを特徴とする請求項1の靴。
- 請求項1における制御部分すなわち、加速度センサ、時刻計測機構、通信手段、これらを制御するための制御機構をユニットとして一体化し、靴に着脱できるように構成したことを特徴とする運動情報の記録ユニット。このユニットは歩数計のように身体の一部に取付け可能なものであってもよい。
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