JP2004261338A - マッサージ装置 - Google Patents

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Nobuyuki Iwata
宜之 岩田
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Abstract

【課題】2つのエアバッグを膨張させた際の押圧力の強さを調整することのできるマッサージ装置を提供する。
【解決手段】重ねられた2つのエアバッグ14,14′,15,15′と、この2つのエアバッグ14,14′,15,15′を膨縮させる給排気手段とを備えたマッサージ装置であって、2つのエアバッグ14,15のうち一方のエアバッグ14′,15′を他方のエアバッグ14,15に対する相対位置を変えられるようにした。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、重ねられた2つのエアバッグを備えたマッサージ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、重ねられた2つのエアバッグを有するマッサージ装置が知られている(特許文献1参照)。
【0003】
かかるマッサージ装置は、図17に示すように、一対のエアバッグ100,101の上に一対の板部材102,103を配置し、この板部材102,103は軸104を中心にして回動するようになっている。また、板部材102,103の上にはエアバッグ105,106が取り付けられており、エアバッグ100とエアバッグ105、エアバッグ101とエアバッグ106は板部材102,103を介してそれぞれ重ねられている。
【0004】
さらに、軸104を中心に回動する回動板108,109がエアバッグ105,106の上に載置され、回動板108,109には揉玉110,111が取り付けられている。そして、各エアバッグ100,101,105,106が膨張することにより、板部材102,103および回動板108,109が軸104を中心にして矢印方向に回動していく。この回動により、揉玉110,111が首や肩を押圧していき、首や肩のマッサージが行われることになる。
【0005】
このようなマッサージ装置によれば、エアバッグ100,101とエアバッグ105,106とが重ねられていることにより、回動板108,109の回動量を大きくとることができ、首や肩を強く押圧することができる。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−28208号公報(段落35,36、図9参照)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなマッサージ装置にあっては、重ねられた2つのエアバッグ(100,104)(101,105)を膨張させた際のそのエアバッグによる押圧力の強さは一定であり、その強さを調整することはできなかった。
【0008】
この発明の目的は、2つのエアバッグを膨張させた際の押圧力の強さを調整することのできるマッサージ装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、重ねられた2つのエアバッグと、この2つのエアバッグを膨縮させる給排気手段とを備えたマッサージ装置であって、
前記2つのエアバッグのうち一方のエアバッグを他方のエアバッグに対する相対位置が変えられることを特徴とする。
【0010】
【実施の形態】
以下、この発明に係るマッサージ装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0011】
図1において、1はマット式のマッサージ装置、2はマッサージ装置1のマット本体である。このマット本体2は、例えば発泡ウレタン等の軟質材料から形成されている。尚、実際には、マット本体2は図示しない布製のカバーで覆われるので、実際には布製のカバーの上面が人体当接面となるが、実質的にはマット本体2の上面2aが利用者の身体を支持する面となるので、説明の便宜上、マット本体2の上面2aを人体当接面として説明する。
【0012】
このマット本体2には、利用者の首・肩,背中,腰部等を配設する部分に対応する凹部3が形成されている。また、この凹部3の首・肩に対応する部分には首・肩用のマッサージ手段4が配設され、凹部3の背中に対応する部分にはプラスチック製で硬質の段ボール板(ベース部材)5がエアバッグ支持板として配設され、凹部3の腰に対応する部分にはプラスチック製の段ボール板(ベース部材)6がエアバッグ支持板として配設されている。
【0013】
このように段ボール板5,6はマット本体2上に長手方向に隣接して配設されている。しかも、段ボール板5,6は僅かに間隔をおいて配設させられている。これにより、マット本体2は段ボール板5,6間で折り畳むことができるようになっている。
【0014】
この段ボール板5,6は、例えばポリプロピレン等の合成樹脂を押し出し成形により形成したものである。
【0015】
この段ボール板5は、図4に示したように上壁5a、下壁5b、及び上壁5aと下壁5bを間隔をおいて一体に連設(結合)する複数の縦壁(支持壁)5cを有する。この複数の縦壁5cは互いに平行に且つ等ピッチ設けられていて、縦壁5c,5c間には断面四角形の空間5dが形成されている。この縦壁5cはマット本体2の長手方向に向けて延設されている。
【0016】
この段ボール板6は、図4に示したように上壁6a、下壁6b、及び上壁6aと下壁6bを連設する複数の縦壁(支持壁)6cを有する。この複数の縦壁6cは互いに平行に且つ等ピッチ設けられていて、縦壁6c,6c間には断面四角形の空間6dが形成されている。この縦壁6cはマット本体2の幅方向(左右方向)に向けて延設されている。
【0017】
そして、段ボール板5の左右の部分上には図1,図2,図5に示した様にエアバッグ7,8及び9,10がそれぞれ配設されている。このエアバッグ7,9はマッサージ手段4側に配設されていて背中の肩に近い側の部分をマッサージするようになっており、エアバッグ8,10は段ボール板6側に配設されて背中の腰に近い側をマッサージする様になっている。
【0018】
しかも、図2に示したように、このエアバッグ7,8の互いに反対側の部分には薄板状のヒンジ7a,8aが取付片として一体に設けられ、エアバッグ9,10の互いに反対側の部分には薄板状のヒンジ9a,10aが取付片として一体に設けられている。このヒンジ7a,8a,9a,10aはネジ11により段ボール板5の上壁5aにそれぞれ取り付けられて固定されている(図2,図5,図6参照)。
【0019】
これにより、エアバッグ7は、ヒンジ7aから自由端に向う方向が、段ボール板5の縦壁(支持壁)5cの延びる方向(マット本体2の長手方向)と一致させられている。同様に、エアバッグ8〜10は、ヒンジ8a,9a,10aから自由端に向う方向が、段ボール板5の縦壁(支持壁)5cの延びる方向(マット本体2の長手方向)と一致させられている。
【0020】
これらの結果、エアバッグ7〜10が膨張させられるときの圧力で、段ボール板5が縦壁(支持壁)5cに沿って折れる様なことが防止される様になっている。
【0021】
また、段ボール板6上には、図3,図5に示した様に、エアバッグ12,13及び14,15がそれぞれ配設されている。このエアバッグ12〜15上にはエアバッグ12′〜15′がそれぞれ配設されている(図7,図8参照)。このエアバッグ12,12′及び13,13′は段ボール板5側の左右にそれぞれ配設されていて腰の背中に近い側の部分をマッサージするようになっており、エアバッグ14,14′及び15,15′は段ボール板5とは反対側の左右にそれぞれ配設されて腰の臀部に近い側をマッサージする様になっている。
【0022】
また、このようにエアバッグ7〜10を硬質の段ボール板5上に取り付けることにより、エアバッグ7〜10を膨張させても、エアバッグ7〜10が沈むようなことはない。
【0023】
しかも、図8に示したようにエアバッグ12,13の互いに対向する側の部分には薄板状のヒンジ12a,13aが取付片として一体に設けられ、図7に示したようにエアバッグ14,15の互いに対向側の部分には薄板状のヒンジ14a,15aが取付片として一体に設けられている。
【0024】
また、図3,図5,図8に示したようにエアバッグ12′,13′の互いに対向する側の部分には薄板状のヒンジ12a′,13a′が取付片として一体に設けられ、図3,図5,図7に示したようにエアバッグ14′,15′の互いに対向側の部分には薄板状のヒンジ14a′,15a′が取付片として一体に設けられている。
【0025】
このヒンジ12a,12a′及び13a,13a′は図8に示したようにネジ16a,16bにより段ボール板6の上壁6aにそれぞれ取り付けられて固定されている(図3,図5参照)。また、ヒンジ14a,14a′及び15a,15a′は図7に示したようにネジ16c,16dにより段ボール板6の上壁6aにそれぞれ取り付けられ(固定され)ている(図3,図5参照)。
【0026】
これにより、エアバッグ12は、ヒンジ12aから自由端に向う方向が、段ボール板6の縦壁(支持壁)6cの延びる方向(マット本体2の左右方向)と一致させられている。同様にエアバッグ13〜15は、ヒンジ13a,14a,15aから自由端に向う方向が、段ボール板6の縦壁(支持壁)6cの延びる方向(マット本体2の左右方向)と一致させられている。また、同様にエアバッグ12′〜15′は、ヒンジ12a′,13a′,14a′,15a′から自由端に向う方向が、段ボール板6の縦壁(支持壁)6cの延びる方向(マット本体2の左右方向)と一致させられている。
【0027】
これらの結果、エアバッグ12〜15及び12′〜15′が膨張させられるときの圧力で、段ボール板6が縦壁(支持壁)6cに沿って折れる様なことが防止される様になっている。
【0028】
また、ダンボール板6の上壁6aおよび下壁6bには、図8に示すように、ネジ16a,16b用のネジ孔N1a,N1b,N2a,N2bが左右方向に沿ってそれぞれ設けられており、ネジ16a,16bを通すネジ孔N1a,N1b,N2a,N2bを変えることによってエアバッグ12,12′とエアバッグ13,13′の取り付け位置が変えられるようになっている。この取り付け位置を変えることによってエアバッグ12,12′とエアバッグ13,13′との間の間隔を変えるものである。
【0029】
同様に、ダンボール板6の上壁6aおよび下壁6bには、図7に示すように、ネジ16c,16d用のネジ孔N3a,N3b,N4a,N4bが左右方向に沿ってそれぞれ設けられており、エアバッグ14,14′とエアバッグ15,15′の取り付け位置が変えられるようになっている。この取り付け位置を変えることによってエアバッグ14,14′とエアバッグ15,15′との間の間隔を変えるものである。
【0030】
さらに、エアバッグ12のヒンジ12aには2つのネジ孔12na,12nbが設けられており、エアバッグ12に対するエアバッグ12′の取り付け位置(相対位置)が変えられるようになっている。
【0031】
エアバッグ13,13′〜15,15′も上記と同様な構成となっており、エアバッグ13〜15に対するエアバッグ13′〜15′の取り付け位置(相対位置)が変えられるようになっている。
【0032】
また、マット本体2の中央部上には、図1に示したように段ボール板6に隣接して左右に延びる大腿部用のエアバッグ17が配設されている。
【0033】
しかも、このようにエアバッグ12〜15及び12′〜15′を硬質の段ボール板6上に取り付けることにより、エアバッグ12〜15及び12′〜15′を膨張させたときに、エアバッグ12〜15及び12′〜15′が沈むようなことはない。
<マッサージ手段4>
このマッサージ手段4は、図1,図9,図10に示したように、板状のベース部材18と、ベース部材18上に配設された可動支持板19と、可動支持板19の左右の部分上に配設された挟持用支持板20,20を有する(図11参照)。
【0034】
このベース部材18の段ボール板5側の縁部には、可動支持板19の縁部がヒンジ21,21を介して上下及び前後に回動可能に取り付けられている。また、可動支持板19には、挟持用支持板20,20間に配設したブラケット22がネジ23により固定されている。尚、ヒンジ21の軸線は左右方向に向けて延びている。
【0035】
このブラケット22には、ヒンジ24,24を介して挟持用支持板20,20の対向縁部が回動可能に取り付けられている。このヒンジ24は、図12に示したようにブラケット22と一体に設けられた筒体25と、筒体25に回動自在に保持され且つ挟持用支持板20に保持された回動軸26を有する。この筒体25及び回動軸26の軸線はヒンジ21の回動軸線に対して間隔をおいて垂直に交差している。これにより、挟持用支持板20,20は、自由端部同士が相対接近・離反可能に回動できるようになっている。この挟持用支持板20,20の自由端部側の部分には、軸状の指圧部材(揉み部材)27,27が指圧手段として一体に突設されている。
【0036】
また、マッサージ手段4は、ベース部材18と可動支持板19との間に配設された複数の第1のエアバッグ28,28,28と、可動支持板19と挟持用支持板20との間に介装された複数の第2のエアバッグ29,29を備えている。この複数の第1のエアバッグ28,28,28は、段ボール板5側の縁部のヒンジ部28aがネジ30によりベース部材18に固定されている。また、複数の第2のエアバッグ29,29は、対向縁部側のヒンジ部29a(図12参照)がブラケット22と可動支持板18の間で挟持固定されている。
【0037】
尚、図示は省略したが、挟持用支持板20はゴム或いはスプリング等の付勢手段で可動支持板19側に回動付勢され、可動支持板19はゴム或いはスプリング等の付勢手段でベース部材18側に回動付勢されている。
<制御回路>
また、エアマッサージ装置1は、図1,図13,図14に示したリモコン31と、リモコン31からの操作信号が入力される図14の演算制御回路(制御手段)32と、演算制御回路32により作動制御されるエア給排気手段(給排気装置)33を有する。
【0038】
このエア給排気手段33は、エア供給源であるエアポンプ34と、エアポンプ34のエア吐出口(図示せず)に接続されたエア分配装置35を有する。このエア分配装置35は、エアポンプ34のエア吐出口をエアバッグ7〜10,12〜15,17,28,29のいずれかに選択的に連通させて、エアポンプ34からのエアをエアバッグ7〜10,12〜15,17,28,29のいずれかに供給できるようになっている。また、エア分配装置35は、エアバッグ7〜10,12〜15,17,28,29を大気に連通させて、エアバッグ7〜10,12〜15,17,28,29からエアを大気に排気させることができるようになっている。この様なエア分配装置35としては、周知のロータリーバルブや電磁弁等を用いることができるので、その詳細な説明は省略する。尚、エアポンプ34及びエア分配装置35は演算制御回路32により作動制御されるようになっている。
【0039】
また、リモコン31は、図13に示したように、「入/切」の電源スイッチ36,停止スイッチ37,首・肩用スイッチ38,首用スイッチ39,肩用スイッチ40,背中用スイッチ41,腰用スイッチ42,大腿用スイッチ43,自動コース用スイッチ44、間隔調整用の+スイッチ45,−スイッチ46等を有する。そして、スイッチ36〜46等からの操作信号(ON信号)は演算制御回路32に入力されるようになっている。
【0040】
次に、この様な構成のエアマッサージ装置1の演算制御回路32によるマッサージ制御について説明する。
【0041】
このようなエアマッサージ装置1を利用する場合において利用者は、首の部分がマッサージ手段4の指圧部材27,27間の上方に位置し、背中がエアバッグ7〜10の上に位置し、腰がエアバッグ12〜15の上に位置し、大腿部がエアバッグ17上に位置するように、マット本体2上に仰向に寝て、リモコン31を操作する。
【0042】
そして、このリモコン31の電源スイッチ36をONさせると演算制御回路32が制御動作の待機状態となる。この状態において、演算制御回路32は、スイッチ36〜44のいずれかを操作すると、エアポンプ34を作動させると共に、エア分配装置35の作動制御を開始する。
(背中)
また、演算制御回路32は、背中用スイッチ41をONさせると、エア分配装置35を作動制御して、エアバッグ7〜10を所定の順に膨張・収縮させて、利用者の背中のマッサージをエアバッグ7〜10により行わせる。
【0043】
しかも、エアバッグ7〜10は、ヒンジ7a,8a,9a,10aから自由端に向う方向が、段ボール板5の縦壁(支持壁)5cの延びる方向(マット本体2の長手方向)と一致させられている。この結果、エアバッグ7〜10が膨張させられるときの圧力が段ボール板5に作用しても、縦壁(支持壁)5cに沿って折れる様な力が段ボール板5に作用しないので、エアバッグ7〜10が膨張させられるときの圧力で、段ボール板5が縦壁(支持壁)5cに沿って折れる様なことが防止され、圧力の全ては人体に作用する。
【0044】
また、エアバッグ7〜10は硬質の段ボール板5上に取り付けられているので、エアバッグ7〜10を膨張させたときに、エアバッグ7〜10が沈むようなことはない。
(腰)
更に、演算制御回路32は、腰用スイッチ42をONさせると、エア分配装置35を作動制御してエアバッグ12〜15及び12′〜15′を所定の順に膨張・収縮させて、利用者の腰のマッサージをエアバッグ12〜15及び12′〜15′により行わせる。
【0045】
尚、エアバッグ12〜15は、ヒンジ12a,13a,14a,15aから自由端に向う方向が、段ボール板6の縦壁(支持壁)6cの延びる方向(マット本体2の左右方向)と一致させられている。しかも、エアバッグ12′〜15′は、ヒンジ12a′,13a′,14a′,15a′から自由端に向う方向が、段ボール板6の縦壁(支持壁)6cの延びる方向(マット本体2の左右方向)と一致させられている。
【0046】
これらの結果、エアバッグ12〜15及び12′〜15′が膨張させられるときの圧力が段ボール板6に作用しても、縦壁(支持壁)6cに沿って折れる様な力が段ボール板6に作用しないので、エアバッグ12〜15が膨張させられるときの圧力で、段ボール板6が縦壁(支持壁)6cに沿って折れる様なことが防止され、圧力の全ては人体に作用する。
【0047】
しかも、エアバッグ12〜15及び12′〜15′は硬質の段ボール板6上に取り付けられているので、エアバッグ12〜15及び12′〜15′を膨張させたときに、エアバッグ12〜15及び12′〜15′が沈むようなことはない。
【0048】
ところで、図8に示す位置に取り付けたエアバッグ12〜13′を膨張させると、図15の実線で示すように各エアバッグ12〜13′が膨張して、エアバッグ12′,13′の部分Paが腰の部分を押圧していく。この押圧力を強くする場合には、図16に示すように、エアバッグ12′をエアバッグ12に対して右側に移動させた位置に、エアバッグ13′をエアバッグ13に対して左側に移動させた位置にそれぞれ取り付ける。このように取り付ければ、図15の鎖線で示すようにエアバッグ12′,13′が膨張し、エアバッグ12′,13′の部分Pa′が上方へ大きく移動することになるのでその押圧力が強くなる。
【0049】
このように、エアバッグ12,13に対するエアバッグ12′,13′の取り付け位置を変えることによって、エアバッグ12,12′,13,13′を膨張させた際の押圧力の強さを調整することができる。同様に、エアバッグ14,15に対するエアバッグ14′,15′の取り付け位置を変えることによって、エアバッグ14,14′,15,15′を膨張させた際のエアバッグ14′,15′の押圧力を調整することができる。
【0050】
また、エアバッグ12,13の取り付け位置を変えることによってエアバッグ12,12′とエアバッグ13,13′との間の間隔を変えることができ、この間隔を変えることによってエアバッグ12′,13′が押圧する部位を変えることができる。
(大腿部)
また、演算制御回路32は、大腿用スイッチ43をONさせると、エア分配装置35を作動制御して、エアバッグ17を膨張・収縮させて、利用者の大腿部のマッサージをエアバッグ17により行わせる。
(首・肩)
また、演算制御回路32は、首・肩用スイッチ38をONさせると、エア給排気手段33のエア分配装置35を作動制御して、複数の第1のエアバッグ28にエアを供給し、複数の第1のエアバッグ28を膨張させる。この第1のエアバッグ28の膨張により、可動支持板19がヒンジ21を中心に利用者の肩側に向けて回動させられ、可動支持板19に取り付けられた挟持用支持板20,20が利用者の肩側に向けて回動させられる。この結果、指圧部材27,27も挟持用支持板20,20と一体に利用者の肩側に向けて回動させられる。
【0051】
この際、演算制御回路32は、エア給排気手段33のエア分配装置35を作動制御して、複数の第2のエアバッグ29にエアを供給し、複数の第2のエアバッグ29を膨張させる。この第2のエアバッグ29の膨張により、挟持用支持板20,20がヒンジ24,24を中心に利用者の首側に(自由端部同士が互いに接近する方向に)向けて回動させられ、指圧部材27,27が挟持用支持板20,20と一体に利用者の首側に向けて回動させられる。
【0052】
この様な動作により、指圧部材27,27は、利用者の首側に向けて回動させられると同時に肩側に向けて回動させられる。この結果、指圧部材27,27は、利用者の首の付け根の近傍を左右から挟持するように押圧しながら、首の付け根側に移動させられて、最終的には首の付け根の部分を左右から挟持するように押圧する。
【0053】
この後、演算制御回路32は、エア分配装置35を作動制御して、複数の第1のエアバッグ28及び第2のエアバッグ29のエアを大気に排気させ、複数の第1のエアバッグ28及び第2のエアバッグ29を収縮させる。これにより、可動支持板19,挟持用支持板20,指圧部材27,27等が上述とは逆に動作させられて、原状に復帰させられる。
【0054】
このようなエアバッグ28,29の膨張・収縮動作の繰り返しにより、利用者の首の付け根の部分のマッサージが行われる。
【0055】
従って、利用者の首の付け根の部分を人が行う指圧動作と同じように指圧部材27,27でマッサージできる。
(首)
また、演算制御回路32は、首用スイッチ39をONさせると、エア給排気手段33のエア分配装置35を作動制御して、複数の第2のエアバッグ29にエアを供給し、複数の第2のエアバッグ29を膨張させる。この第2のエアバッグ29の膨張により、挟持用支持板20,20がヒンジ24,24を中心に利用者の首側に(自由端部同士が互いに接近する方向に)向けて回動させられ、指圧部材27,27が挟持用支持板20,20と一体に利用者の首側に向けて回動させられる。
【0056】
この動作により、指圧部材27,27は、利用者の首側に向けて回動させられて、利用者の首を左右から挟持するように押圧する。従って、利用者の首の左右の部分が指圧部材27,27でマッサージされる。
【0057】
この後、演算制御回路32は、エア分配装置35を作動制御して、複数の第2のエアバッグ29のエアを大気に排気させ、複数の第2のエアバッグ29を収縮させる。これにより、挟持用支持板20,指圧部材27,27等が上述とは逆に動作させられて、原状に復帰させられる。
【0058】
このようなエアバッグ29の膨張・収縮動作の繰り返しにより、利用者の首の左右の部分のマッサージが行われる。
(肩)
また、演算制御回路32は、肩用スイッチ40をONさせると、エア給排気手段33のエア分配装置35を作動制御して、複数の第1のエアバッグ28にエアを供給し、複数の第1のエアバッグ28を膨張させる。この第1のエアバッグ28の膨張により、可動支持板19がヒンジ21を中心に利用者の肩側に向けて回動させられ、可動支持板19に取り付けられた挟持用支持板20,20が利用者の肩側に向けて回動させられる。この結果、指圧部材27,27も挟持用支持板20,20と一体に利用者の肩側に向けて回動させられ、指圧部材27,27が利用者の肩を押圧する。
【0059】
この後、演算制御回路32は、エア分配装置35を作動制御して、複数の第1のエアバッグ28のエアを大気に排気させ、複数の第1のエアバッグ28を収縮させる。これにより、可動支持板19,挟持用支持板20,指圧部材27,27等が上述とは逆に動作させられて、原状に復帰させられる。
【0060】
このようなエアバッグ28の膨張・収縮動作の繰り返しにより、利用者の左右の肩のマッサージが行われる。
【0061】
また、このような肩のマッサージ動作中に+スイッチ45,−スイッチ46を操作することで、指圧部材27,27の先端部同士の間隔を調整して、肩のマッサージ部位を変更することができる。
【0062】
すなわち、演算制御回路32は、肩のマッサージ動作中に−スイッチ46が操作されると、エア給排気手段33のエア分配装置35を作動制御して、複数の第2のエアバッグ29にエアを所定量だけ供給し、複数の第2のエアバッグ29を所定量だけ膨張させる。この第2のエアバッグ29の膨張により、挟持用支持板20,20がヒンジ24,24を中心に利用者の首側に(自由端部同士が互いに接近する方向に)向けて所定量だけ回動させられ、指圧部材27,27の間隔が所定量だけ狭められる。この様にして指圧部材27,27の間隔は、−スイッチ46を押すごとに所定量ずつ段階的に狭められる。
【0063】
また、演算制御回路32は、複数の第2のエアバッグ29が膨張させられている状態で、肩のマッサージ動作中に+スイッチ45が操作されると、エア給排気手段33のエア分配装置35を作動制御して、複数の第2のエアバッグ29のエアを大気中に所定量だけ排気し、複数の第2のエアバッグ29を所定量だけ収縮させる。この第2のエアバッグ29の収縮により、挟持用支持板20,20がヒンジ24,24を中心に利用者の首とは反対方向に(自由端部同士が互いに離反する方向に)向けて所定量だけ回動させられ、指圧部材27,27の間隔が所定量だけ広げられる。この様にして指圧部材27,27の間隔は、+スイッチ45を押すごとに所定量ずつ段階的に広げられる。
【0064】
尚、−スイッチ46が押されている間だけ複数の第2のエアバッグ29にエアを連続的に供給して、指圧部材27,27の間隔を連続的に狭める一方、+スイッチ45が押されている間だけ複数の第2のエアバッグ29のエアを連続的に大気中に排気させて、指圧部材27,27の間隔を連続的に広げるようにすることもできる。
【0065】
このような+スイッチ45,−スイッチ46等の操作をすることなく、自動的に指圧部材27,27の間隔を段階的に狭めたり広げたりするように設定することもできる。この制御は、演算制御回路32によりエアポンプ34及びエア分配装置35を作動制御して、エアバッグ29へエアを所定量ずつ段階的に供給させるか、又はエアバッグ29のエアを所定量ずつ段階的に大気中に排気させることで実行できる。
【0066】
以上説明したように、この発明の実施の形態のマッサージ装置は、軟質材料製のマット本体2上に配設されたエアバッグ7〜10(又は12〜15及び12′〜15′)をエア給排気手段33により膨張・収縮させるようにしている。しかも、このマッサージ装置では、前記マット本体2の上にプラスチック製で硬質の段ボール板5(又は6)が配設され、前記エアバッグ7〜10(又は12〜15及び12′〜15′)が前記段ボール板5(又は6)上に取り付けられている。
【0067】
この構成によれば、軟質材料製のマット本体2上にエアバッグ7〜10(又は12〜15及び12′〜15′)が配設されていても、このエアバッグ7〜10(又は12〜15及び12′〜15′)が膨張するときに沈むことがなく、十分なマッサージ力が得られる。
【0068】
また、この発明の実施の形態のマッサージ装置は、前記段ボール板(5,6)は前記マット本体2の長手方向に複数隣接して配設されていると共に、前記マット本体2は前記隣接する段ボール板(5,6)間で折り畳み可能に設けられている。
【0069】
この構成によれば、膨張時にエアバッグ7〜10(又は12〜15及び12′〜15′)が沈み込むのを防止する段ボール板5(6)をマット本体2上に配設しても、マット本体2を隣接する段ボール板(5,6)間で容易に折り畳んで収納することができる。
【0070】
更に、この発明の実施の形態のマッサージ装置では、前記段ボール板5(6)は上壁5a(6a),下壁5b(6b)及びこれらを間隔をおいて一体に結合している平行な複数の支持壁(縦壁5c,6c)を備え、前記エアバッグ7〜10(又は12〜15及び12′〜15′)は一側縁部に設けたヒンジ7a〜10a(又は12a〜15a及び12a′〜15a′)を介して前記段ボール板5(又は6)の上壁5a(又は6a)に取り付けられていると共に、前記エアバッグ7〜10(又は12〜15及び12′〜15′)はヒンジ7a〜10a(又は12a〜15a及び12a′〜15a′)から自由端部に向かう方向が前記支持壁の延びる方向と一致させられている。
【0071】
この構成によれば、エアバッグ7は、ヒンジ7aから自由端に向う方向が、段ボール板5の縦壁(支持壁)5cの延びる方向(マット本体2の長手方向)と一致させられている。同様に、エアバッグ8〜10は、ヒンジ8a,9a,10aから自由端に向う方向が、段ボール板5の縦壁(支持壁)5cの延びる方向(マット本体2の長手方向)と一致させられている。これらの結果、エアバッグ7〜10が膨張させられるときの圧力で、段ボール板5が縦壁(支持壁)5cに沿って折れる様なことが防止される様になっている。
【0072】
また、エアバッグ12は、ヒンジ12aから自由端に向う方向が、段ボール板6の縦壁(支持壁)6cの延びる方向(マット本体2の左右方向)と一致させられている。同様にエアバッグ13〜15は、ヒンジ13a,14a,15aから自由端に向う方向が、段ボール板6の縦壁(支持壁)6cの延びる方向(マット本体2の左右方向)と一致させられている。また、同様にエアバッグ12′〜15′は、ヒンジ12a′,13a′,14a′,15a′から自由端に向う方向が、段ボール板6の縦壁(支持壁)6cの延びる方向(マット本体2の左右方向)と一致させられている。これらの結果、エアバッグ12〜15及び12′〜15′が膨張させられるときの圧力で、段ボール板6が縦壁(支持壁)6cに沿って折れる様なことが防止される様になっている。
【0073】
上記実施形態では、エアバッグ12′〜15′の取り付け位置を2カ所設けてその取り付け位置を変えられるようになっているが、その取り付け位置を3箇所以上設けてもよい。同様に、エアバッグ12〜15の取り付け位置も3箇所以上設けてもよい。また、長孔を設けてエアバッグ12〜15,12′〜15′の取り付け位置を無段階に調整できるようにしてもよい。
【0074】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、2つのエアバッグを膨張させた際の押圧力の強さを調整することのできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるエアマッサージ装置の概略斜視図である。
【図2】図1の首,肩用のマッサージ手段がわの部分拡大斜視図である。
【図3】図1の腰用のエアバッグ側の部分拡大斜視図である。
【図4】図1の2つの段ボール板の部分拡大斜視図である。
【図5】図1の2つの段ボール板とエアバッグとの関係を示す部分拡大平面図である。
【図6】図5のA1−A1線に沿う断面図である。
【図7】図5のA2−A2線に沿う断面図である。
【図8】図5のA3−A3線に沿う断面図である。
【図9】図1,図2の首,肩用のマッサージ手段の拡大斜視図である。
【図10】図9の首,肩用のマッサージ手段の作用説明図である。
【図11】図9の首,肩用のマッサージ手段の作用説明図である。
【図12】図10のA4−A4線に沿う断面図である。
【図13】図1のリモコンの部分拡大説明図である。
【図14】図1のエアマッサージ装置の制御回路図である。
【図15】重ねられた2つのエアバッグが膨張した状態を示した説明図である。
【図16】エアバッグの取り付け位置を変えた場合を示した説明図である。
【図17】従来のマッサージ装置の構成を示した説明図である。
【符号の説明】
14 エアバッグ
14′ エアバッグ
15 エアバッグ
15′ エアバッグ
33 給排気装置(給排気手段)

Claims (2)

  1. 重ねられた2つのエアバッグと、この2つのエアバッグを膨縮させる給排気手段とを備えたマッサージ装置であって、
    前記2つのエアバッグのうち一方のエアバッグを他方のエアバッグに対する相対位置が変えられることを特徴とするマッサージ装置。
  2. 前記の重ねられた2つのエアバッグが一対設けられ、これら一対のエアバッグが互いに所定間隔隔てて配置されるとともに、その間隔が調整可能となっていることを特徴とする請求項1に記載のマッサージ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007155111A (ja) * 2005-12-09 2007-06-21 Tokyo Institute Of Technology 流体アクチュエータ

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