JP2004260511A - 情報処理装置、画像投影装置、情報処理システム及び情報処理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】PDA1から無線LANデバイス13を用いてワイヤレスプロジェクタ2に対し、撮影コマンドを無線信号によって送信する。ワイヤレスプロジェクタ2はこのコマンドを受信し、撮像部23を用いて撮影を行い、撮影した画像データを圧縮する。ワイヤレスプロジェクタ2は圧縮画像データを無線信号によって送信する。PDA1はこの画像データを受信し、復号処理を行った後、文字認識プログラム15により、文字認識を行う。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は例えばPDA(Personal Digital Assistants)のような情報処理装置および液晶プロジェクタのような画像投影装置、これらの情報処理装置からなる情報処理装置システム、及び情報処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、PDA、ノートブック型パーソナルコンピュータのような様々な携帯型情報処理装置が開発されている。多くの携帯型情報処理装置は無線通信機能を有しており、他の情報処理装置および各種コンシューマ電子機器に無線接続することができる。
【0003】
情報処理装置の無線通信機能を用いた応用システムとしては、情報処理装置から無線によって送信される画像データをプロジェクタによって大型スクリーンに表示するという情報表示システムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。この情報表示システムにおいては、情報処理装置の記憶装置に蓄積された画像データが、無線によってプロジェクタに送信される。
【0004】
また、画像投影装置が資料として投影した画像に関して、文字認識を行い、認識後のデータを用いて情報処理を行うためには、画像投影装置が使用したドキュメントを別途スキャナ等の装置にて読取り処理を行い、読取り後の画像データに基づいて文字認識処理を行う必要があった。
【0005】
なお、画像投影装置にCCDカメラを使用した装置の例として、CCDカメラOHPに関する公開特許公報がある(特許文献2参照。)。
【0006】
また、本発明に関連する、撮像装置と文字認識機能との組合せに関する装置の例として、デジタルカメラに文字認識機能を組み合わせたものが知られている(例えば特許文献3参照。)このデジタルカメラにおいては、撮影した画像に含まれる文字の画像をもとに、文字認識機能を実行し、テキストデータとして出力する。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−218420号公報(第2頁、図1)
【特許文献2】
特開平7−250267号公報(第2頁、図1)
【特許文献3】
特開平11−167532号公報(第5頁、第6頁、図1)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来、文字認識機能に関して、撮像部を具備しないPDAのような情報処理装置と、撮像部として書画カメラを具備したプロジェクタのような画像投影装置とが連携して、文字認識機能を実現するような情報処理システム等は存在しなかった。
【0009】
また、情報処理装置とプロジェクタとを無線接続する環境においては、通常、利用可能な通信帯域は制限されるため、画面イメージを無線によって効率よく送信する工夫が必要になる。
【0010】
本発明は上述の事情を考慮してなされたものであり、無線を用いた文字認識機能の実現を可能とする、PDAのような情報処理装置や、画像投影装置、情報処理システム及び情報処理方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、撮像部を有する外部機器との無線通信を実行可能な情報処理装置であって、前記外部機器に対し、無線通信により前記撮像部による撮影を指示するコマンドを送信する送信部と、前記外部機器から、無線通信により前記撮像部が撮影した画像データを受信する受信部と、前記外部機器から受信した画像データに基づき、文字認識処理を実行し、テキストデータを作成する文字認識処理部と、前記テキストデータを表示する表示部とを具備することを特徴とする。
【0012】
この情報処理装置によれば、無線を用いた文字認識機能の実現が可能となる。
【0013】
また、本発明は、撮像部と、前記撮像部が撮影した画像を外部に対して投影する投影部と、前記撮像部により画像を撮影するよう、外部からのコマンドを受信する受信部と、前記受信部が受信したコマンドに応じて前記撮像部が撮影した画像を、圧縮処理する画像処理部と、前記画像処理部が圧縮処理した圧縮画像を送信する送信部とを具備することを特徴とする。
【0014】
この画像投影装置によれば、無線を用いた文字認識機能の実現が可能となる。
【0015】
また、本発明は、撮像部と、前記撮像部が撮影した画像を外部に対して投影する投影部と、前記撮像部により画像を撮影するよう、外部からのコマンドを無線通信により受信する受信部と、前記受信部が受信したコマンドに応じて前記撮像部が撮影した画像データを圧縮処理する画像処理部と、前記画像処理部が圧縮処理した圧縮画像データを無線通信により送信する送信部とを具備する画像投影装置と、前記画像投影装置に対し、無線通信により前記撮像部による静止画の撮影を指示するコマンドを送信する送信部と、前記外部機器から、無線通信により前記撮像部が撮影した画像データを受信する受信部と、前記外部機器からの画像データに基づき、文字認識処理を実行し、テキストデータを作成する文字認識処理部と、前記文字認識処理部により作成されたテキストデータを表示する表示部とを具備する情報処理装置と、を有することを特徴とする。
【0016】
この情報処理システムによれば、無線を用いた文字認識機能の実現が可能となる。
【0017】
また、本発明は、無線接続された情報処理装置と画像投影装置とで画像イメージ情報を処理する情報処理方法であって、前記情報処理装置から前記画像投影装置へ無線により撮影を指示する撮影指示ステップと、前記画像投影装置が前記撮影の指示を受けて撮影を行う撮影ステップと、前記画像投影装置が撮影ステップで撮影した画像データを圧縮して圧縮画像データを作成する圧縮ステップと、前記情報処理装置から前記画像投影装置に対し、前記圧縮画像データを前記情報処理装置に対して送信するよう、無線により指示する送信指示ステップと、前記送信指示ステップの指示により送信された圧縮画像データを前記情報処理装置において復号する復号ステップと、前記復号ステップにより復号された画像データをもとに、前記情報処理装置において文字認識処理を実行する文字認識ステップとを具備することを特徴とする。
【0018】
この情報処理方法によれば、無線を用いた文字認識機能の実現が可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1には、本発明の一実施形態に係る情報処理装置と画像投影装置とが示されている。この情報処理装置はPDAとして実現されている。画像投影装置はワイヤレスプロジェクタとして実現されている。このPDA1は、移動端末として機能する携帯型情報処理装置である。PDA1は無線LANデバイス13を備えている。無線LANデバイス13は、例えばIEEE802.11a/IEEE 802.11b規格に従って、無線通信を実行するように構成された無線通信デバイスである。
【0020】
PDA1には、ワイヤレスユーティリティプログラム12や文字認識プログラム15、ビューアプログラム16が予めインストールされている。ワイヤレスユーティリティプログラム12はPDA1とワイヤレスプロジェクタ2との間の無線通信を制御するためのプログラムである。このワイヤレスユーティリティプログラム12は、PDA1に設けられたコマンド入力インタフェース11からのユーザによるコマンド入力を受け、そのコマンドを無線LANデバイス13を用いてワイヤレスプロジェクタ2に無線信号によって送信する。また、後述するようにワイヤレスプロジェクタ2から、圧縮画像データを受信した後、ワイヤレスユーティリティプログラム12はPDA1内で当該圧縮画像データを処理するために画像復号部14へ圧縮画像データを送信する。画像復号部14は圧縮画像データを復号して、画像データを生成する機能、いわゆるデコード機能を果たす。この画像復号部14はデコーダチップのようなハードウェアで実現されても良いし、プロセッサとデコードソフトウェアとの組合せにより実現されても構わない。
この画像復号部は使用する画像圧縮方法に対応しておくことが好ましい。例えば、zlib方式や、PNG方式といった圧縮方法が挙げられる。
【0021】
PDA1内で、画像復号部14が復号した画像は、ビューアプログラム16がLCD17に表示する。また、ユーザが当該画像データについて、文字認識処理を実行したいという場合、文字認識プログラム15が画像復号部14からの画像データに基づいて文字認識処理を実行する。文字認識処理の結果、得られた文字データ(テキストデータ)を、ビューアプログラム16がLCD17に表示することができる。このビューアプログラム16により表示された画像データや文字データは、ユーザの希望に応じてメモリ18にファイルとして格納・保存することが可能である。
【0022】
ワイヤレスプロジェクタ2もPDA1と同様に、無線LANデバイス21を備えている。無線LANデバイス21は、例えばIEEE802.11a/IEEE802.11b規格に従って、無線通信を実行するように構成された無線通信デバイスである。PDA1とワイヤレスプロジェクタ2との間はこれらの無線通信LANデバイス13と無線通信LANデバイス21とを利用して実現される。
【0023】
ワイヤレスプロジェクタ2は、外部から入力された画像データや撮像部23が撮像した画像データに基づき、この画像データに対応する光学像を投影用の大型スクリーン等(図示せず)に投影するものである。
【0024】
ワイヤレスプロジェクタ2がPDA1からのコマンドを無線LANデバイス21で受信した後、ワイヤレスプロジェクタ2内のコントローラ22がそのコマンドの内容等を判別し、コマンドに応じた動作制御を行う。例えば、後述するように、PDA1から撮影コマンドを受信した場合、コントローラ22は撮像部23に対して静止画を撮影するようにコマンドを送出する。その後、コントローラ22は撮像部23からの画像データを画像圧縮部24に対して送る。画像圧縮部24はこの画像データに基づき、画像圧縮処理を実行する。
【0025】
また、コントローラ22がコマンドの内容を、後述するGetコマンドであると判別した場合、コントローラ22は圧縮画像データを無線LANデバイス21を介してPDA1に対して送出する。圧縮画像データを保持していない場合は、無線LANデバイス21を介して、PDA1に対しエラーの通知を行う。
【0026】
次に、図2を参照して、PDA1のシステム構成を説明する。PDA1は、上述の無線LANデバイス13、LCD17、メモリ18に加え、図示のように、CPU101、システムコントローラ102、グラフィックスコントローラ103、VRAM104、タブレットコントローラ105、タブレット106、I/Oコントローラ107、メモリカード108、および操作ボタン群109などを備えている。
【0027】
CPU101は本PDA1の動作を制御するために設けられたプロセッサであり、オペレーティングシステム(OS)および各種アプリケーションプログラム/ユーティリティプログラムを実行する。オペレーティングシステム(OS)は、ペン入力操作を実現するためのタブレット制御機能を有している。
【0028】
システムコントローラ102は、CPU101のローカルバスとシステムバス100との間を接続するブリッジデバイスである。システムコントローラ102は、メモリ18を制御するメモリコントローラも内蔵している。グラフィックスコントローラ103はLCD17を制御することによって、VRAM104に描画された画面イメージデータをLCD17に表示する。LCD17の表示解像度は、VGA(640×480)の1/4の解像度であるQVGA(320×240)である。各アプリケーションプログラムおよびユーティリティプログラムは、表示ドライバなどを介してQVGAサイズの画面イメージをVRAM104に描画する。
【0029】
メモリ18は、オペレーティングシステム(OS)および各種アプリケーションプログラム/ユーティリティプログラムが格納された不揮発性メモリと、主メモリとして使用されるRAMとを備えている。不揮発性メモリには、上述のワイヤレスユーティリティプログラム12、文字認識プログラム15、ビューアプログラム16も格納されている。
【0030】
VRAM104は、オンスクリーンエリアとオフスクリーンエリアとを有している。オンスクリーンエリアはLCD17に表示される画面イメージデータを格納する記憶領域であり、フレームバッファとして使用される。グラフィックスコントローラ103は、オンスクリーンエリアから画面イメージデータを順次読み出し、それをLCD17に表示する。
【0031】
タブレットコントローラ105は、タブレット106を制御する。タブレット106は、LCD17の表示面上に設けられた透明の座標検出装置から構成されている。LCD17とタブレット106とにより、ペン入力操作可能なタッチスクリーンが構成される。
【0032】
I/Oコントローラ107は、PDA1に取り外し自在に装着されるメモリカード108の制御、および操作ボタン群109の制御を行う。操作ボタン群109は、例えば、パワーボタン、特定のアプリケーションを起動するためのアプリケーションボタン、カーソルキー、などの複数の操作ボタンから構成されている。
【0033】
次に図3を参照して、ワイヤレスプロジェクタ2のシステム構成について説明する。ワイヤレスプロジェクタ2は上述の無線LANデバイス21、コントローラ22、撮像部23、画像圧縮部24のほかに、操作ボタン201、画像出力部202、液晶パネル203を具備している。操作ボタン201をユーザが操作することで、ワイヤレスプロジェクタ2の電源操作や、投影時の操作等を行うことができる。コントローラ22はこのワイヤレスプロジェクタ2の制御をつかさどるコントローラであり、操作ボタン201からの入力や、無線LANデバイス21を介したコマンドの受信、画像データの送信、撮像部23からの画像データの処理等を実行する。
【0034】
撮像部23は、このワイヤレスプロジェクタ2が有するカメラであり、この撮像部23が撮影した画像はリアルタイムでコントローラ22、画像出力部202を介して液晶パネル203に表示され、壁面やスクリーン(図示せず)に投影される。この撮像部23は、リアルタイムで動画を撮影する他に、コントローラ22からの指示によって静止画を撮影することが可能である。撮像部23が撮影した画像を無線LANデバイス21で送信する場合等、画像データを取り扱いやすくするために、画像圧縮部23が画像圧縮を行う。画像圧縮部23は上述の通り、デコーダチップのようなハードウェア的処理で実現しても構わないし、プロセッサとソフトウェアによるソフトウェア的処理で実現しても構わない。画像圧縮の方式はzlibやPNGなど、適宜選択することが可能である。
【0035】
次に、ワイヤレスユーティリティプログラム12によって実行されるPDA1とワイヤレスプロジェクタ2との間の接続処理の手順について図4、図5を参照して説明する。
【0036】
ワイヤレスユーティリティプログラム12が起動された時、ワイヤレスユーティリティプログラム12は、PDA1の周囲に存在するワイヤレスプロジェクタを検出する。この検出の際、PDA1と通信可能なデバイスを検出のための機器発見処理(デバイスディスカバリー処理)が実行される。
【0037】
すなわち、ワイヤレスユーティリティプログラム12は、無線LANデバイス13を用いて機器発見のためのデバイスディスカバリーコマンドをブロードキャストし、そのデバイスディスカバリーコマンドに対する応答を待つ。デバイスディスカバリーコマンドを受信した各ワイヤレスプロジェクタ2は、自身の無線LANデバイス21に割り当てられたMACアドレスと自身のデバイスタイプ(=プロジェクタ)を示す識別子とを含む応答をPDA1に返す。この応答により、ワイヤレスユーティリティプログラム12は、PDA1から送信される無線信号が届く範囲内に存在する各ワイヤレスプロジェクタを検出することが出来る。
【0038】
そして、ワイヤレスユーティリティプログラム12は、検出されたワイヤレスプロジェクタの一覧をプロジェクタリストとして表示する(図4の画面中、「Projector」欄参照。)。プロジェクタリスト上のあるワイヤレスプロジェクタがユーザによって選択された時、ワイヤレスユーティリティプログラム12は、このウィンドウに[GO]ボタンを表示する。
【0039】
図4は、ワイヤレスユーティリティプログラム12によってLCD17に表示されるワイヤレスユーティリティウィンドウを示している。ユーザによってワイヤレスユーティリティプログラム12が起動された時、図4のワイヤレスユーティリティウィンドウ301がLCD12の画面上に表示される。
【0040】
ワイヤレスユーティリティウィンドウ301には、図示のように、[GO]ボタン、[STOP]ボタン、[撮影]ボタン、[Get]ボタンが配置されている。[GO]ボタンは、PDA1からワイヤレスプロジェクタ2との間の接続を確立させるためのボタンであり、また、ワイヤレスプロジェクタ2にPDA1で表示している画面イメージデータを自動送信するための画面キャプチャ機能の開始を指示するためのボタンである。[GO]ボタンがユーザのペン操作によってタップ(クリック)された時、画面キャプチャ機能が開始される。[STOP]ボタンは画面キャプチャ機能の停止を指示するためのボタンである。
【0041】
[撮影]ボタンは、PDA1からワイヤレスプロジェクタ2に対して、ワイヤレスプロジェクタ2が具備する撮像部23により静止画を撮影するように指示するためのボタンである。画面上の[撮影]ボタンがユーザのペン操作によってタップ(クリック)されると、PDA1から撮影を指示するコマンドがワイヤレスプロジェクタ2に送出され、ワイヤレスプロジェクタ2にて、撮像部23を用いた静止画の撮影が実行される。
【0042】
[Get]ボタンは[撮影]ボタンにより指示されて撮影された静止画について、その静止画のデータの入手を指示するためのボタンである。画面上の[Get]ボタンがユーザのペン操作によってタップ(クリック)されると、PDA1からワイヤレスプロジェクタ2に対して、ワイヤレスプロジェクタ2で圧縮処理された圧縮画像データをPDA1に対して送出するように指示するコマンドが送出される。[撮影]ボタンにより指示した静止画について取り込みが不要である場合は、この[Get]ボタンを用いなければよい。必要な画像が現れた時に[撮影]ボタンで指示し、そこで[Get]ボタンを使用すればよい。[撮影]ボタンだけで画像データの受信まで行うと、あやまって[撮影]ボタンを押した時も画像データの転送が行われてしまい、無駄があるが、このように[Get]ボタンを設けることで、そのような無駄を避けることができる。
【0043】
図5は、PDA1とワイヤレスプロジェクタ2との間での、撮像部23に対する撮影コマンド送出や、撮影後の静止画の画像データに基づく文字認識処理に関する動作について示した図である。
【0044】
まず、PDA1上で、[GO]ボタンがユーザによってタップされた時、ワイヤレスユーティリティプログラム12は、プロジェクタリストから選択されたワイヤレスプロジェクタ2に接続要求を送信する。選択されたワイヤレスプロジェクタ2から接続許可を受信することで、対象のワイヤレスプロジェクタ2との無線接続を確立する。この段階で、PDA1と選択されたワイヤレスプロジェクタ2との間の物理無線リンクの確立のみならず、その間のセッションも確立される。
【0045】
続いてユーザがPDA1の画面上で、[撮影]ボタンをタップしたとき、PDA1からワイヤレスプロジェクタ2に対して、無線LANデバイス13を介して撮影コマンドが送出される。ワイヤレスプロジェクタ2はこの撮影コマンドを無線LANデバイス21で受信し、コントローラ22がコマンドの解釈を行う。コントローラ22が受信したコマンドについて、撮像部23を用いて静止画を撮影するための撮影コマンドである、と判別した場合、コントローラ22は撮像部23に対して静止画の撮影を指示する。撮像部23はこの指示を受けて、静止画の撮影を実行する。
【0046】
静止画の撮影を実行した後、画像データはコントローラ22を介して画像圧縮部24に送られる。ここで画像圧縮部24が画像データの圧縮処理を行う。圧縮された画像データは次の撮影が行われるまで、ワイヤレスプロジェクタ2に保持されている。
【0047】
ユーザがPDA1上で続いて[Get]ボタンをタップした場合、PDA1はこのGetコマンドをワイヤレスプロジェクタ2に対して送出する。このGetコマンドは、ワイヤレスプロジェクタ2から、圧縮された画像データ(圧縮画像データ)を無線で受信するためのコマンドである。このコマンドを受信したワイヤレスプロジェクタ2は、無線LANデバイス21を介してPDA1に対し圧縮画像データを伝送する。
【0048】
PDA1から撮影コマンドを送出して、ワイヤレスプロジェクタ2の側に圧縮画像データが存在する場合は上記の処理が行われるが、仮に、撮影コマンドを送出する前にユーザがGetコマンドを送出してしまった場合、ワイヤレスプロジェクタ2から画像データを得ることができない。この場合、ワイヤレスプロジェクタ2のコントローラ22は、無線LANデバイス21を介し、エラー通知をPDA1に対して送出する。
【0049】
PDA1はワイヤレスプロジェクタ2に対してGetコマンドを送出した後、受信した情報がエラー通知かどうか判別する。エラー通知である場合、エラーを表示する。エラー通知ではなく、圧縮画像データを受信した場合、PDA1は引き続き、画像復号を行う。画像復号を行った後、この画像データを用いてPDA1はLCD17の画面に表示を行う。
【0050】
図6はワイヤレスユーティリティプログラム12によってLCD17に表示されるワイヤレスユーティリティウィンドウであり、ユーザが[Get]ボタンをタップして入手した画像を表示している画面の例を示す図である。この時点ではまだ文字認識機能を実行していないため、画面上に表示される画像はイメージデータのままである。このことを示すため、画面の左上方に「Image」という文字を表示している。この画面では[読取り]、[保存]、[Cancel]といったボタンが表示されている。
【0051】
この状態でユーザが[読取り]ボタンをタップすると、PDA1は文字認識プログラム15を呼び出して、画面上に表示した画像データについて文字認識を実行し、テキストファイルを作成する。この文字認識プログラムは従来から用いられている光学式文字認識プログラム等を流用することができる。[保存]ボタンは、画面に表示している画像データをメモリ18に保存するためのボタンである。[Cancel]ボタンをタップすると、この画像データの表示がキャンセルされる。
【0052】
図7は図6における[読取り]ボタンのタップで文字認識プログラム15が動作を開始し、文字認識が終了した時点の画面の例を示す図である。文字認識機能が実行されたため、画面上に表示される画像は、テキストデータに基づくものである。このことを示すため、画面の左上方に「Text」という文字を表示している。この画面では[保存]、[Cancel]のボタンが表示されている。ユーザが[保存]ボタンをタップすると、PDA1は画面に表示しているテキストデータをテキストファイルとしてメモリ18に保存する。[Cancel]ボタンをタップすると、このテキストデータの表示がキャンセルされる。
【0053】
このようにして、ユーザがPDA1を用いて、簡単にワイヤレスプロジェクタ2の撮像部23による静止画撮影を行い、無線通信でその画像データを入手した後、文字認識を実行することで、テキストデータ化することが可能となる。また、ワイヤレスプロジェクタ2の側で画像圧縮を実行するので、無線通信におけるデータ量を削減することが可能となり、無線通信の効率を上げることができる。
【0054】
特に、ワイヤレスプロジェクタ2の撮像部23を用いて、ある原稿を投影しているとき、その原稿の内容をすぐにテキストデータ化したい場合などに好適である。
【0055】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0056】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、画面イメージを無線によって効率よくプロジェクタのような外部機器に送信することが可能な情報処理装置を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る情報処理装置及び画像投影装置の機能を説明するためのブロック図。
【図2】同実施形態の情報処理装置のシステム構成を示すブロック図。
【図3】同実施形態の画像投影装置のシステム構成を示すブロック図。
【図4】同実施形態のワイヤレスユーティリティソフトウェアの動作時における情報処理装置の画面の例を示す図。
【図5】同実施形態の情報処理装置とプロジェクタとの間で実行される通信の様子と、各処理の流れを示す図。
【図6】同実施形態のワイヤレスユーティリティソフトウェアの動作時における情報処理装置の画面の例を示す図。
【図7】同実施形態のワイヤレスユーティリティソフトウェアの動作時における情報処理装置の画面の例を示す図。
【符号の説明】
1…PDA、2…ワイヤレスプロジェクタ、11…コマンド入力インタフェース、12…ワイヤレスユーティリティプログラム、13…無線LANデバイス、14…画像復号部、15…文字認識プログラム、16…ビューアプログラム、17…LCD、18…メモリ、21…無線LANデバイス、22…コントローラ、23…撮像部、24…画像圧縮部、101…CPU、102…システムコントローラ、103…グラフィックスコントローラ、104…VRAM、105…タブレットコントローラ、106…タブレット、107…I/Oコントローラ、108…メモリカード、109…操作ボタン、201…操作ボタン、202…画像出力部、203…液晶パネル
Claims (9)
- 撮像部を有する外部機器との無線通信を実行可能な情報処理装置において、
前記外部機器に対し、無線通信により前記撮像部による撮影を指示するコマンドを送信する送信部と、
前記外部機器から、無線通信により前記撮像部が撮影した画像データを受信する受信部と、
前記外部機器から受信した画像データに基づき、文字認識処理を実行し、テキストデータを作成する文字認識処理部と、
前記テキストデータを表示する表示部とを具備することを特徴とする情報処理装置。 - 前記情報処理装置は更に、前記外部機器に対し、無線通信により画像データを入手するためのコマンドを送信する第二の送信部を具備することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 前記情報処理装置は更に、前記テキストデータ変換部が変換したテキストデータをテキストファイルとして格納する格納部を具備することを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理装置。
- 前記情報処理装置は更に、前記受信部が受信した画像データが圧縮された画像データであった場合、これを復号する画像復号部を具備することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 前記情報処理装置は、更に、タブレット入力部を具備し、前記表示部は前記画像データを入手するためのコマンドの送信指示を行うための入力ボタンを表示し、前記タブレット入力部のうち、前記入力ボタンに対応する部分を指定することで、コマンド送信指示を実行することを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
- 撮像部と、
前記撮像部が撮影した画像を外部に対して投影する投影部と、
前記撮像部により画像を撮影するよう、外部からのコマンドを受信する受信部と、
前記受信部が受信したコマンドに応じて前記撮像部が撮影した画像を、圧縮処理する画像処理部と、
前記画像処理部が圧縮処理した圧縮画像を送信する送信部とを具備することを特徴とする画像投影装置。 - 前記受信部は無線によりコマンドを受信し、前記送信部は無線により圧縮静止画像を送信することを特徴とする請求項6記載の情報処理装置。
- 撮像部と、前記撮像部が撮影した画像を外部に対して投影する投影部と、前記撮像部により画像を撮影するよう、外部からのコマンドを無線通信により受信する受信部と、前記受信部が受信したコマンドに応じて前記撮像部が撮影した画像データを圧縮処理する画像処理部と、前記画像処理部が圧縮処理した圧縮画像データを無線通信により送信する送信部とを具備する画像投影装置と、
前記画像投影装置に対し、無線通信により前記撮像部による静止画の撮影を指示するコマンドを送信する送信部と、前記外部機器から、無線通信により前記撮像部が撮影した画像データを受信する受信部と、前記外部機器からの画像データに基づき、文字認識処理を実行し、テキストデータを作成する文字認識処理部と、前記文字認識処理部により作成されたテキストデータを表示する表示部とを具備する情報処理装置と、を有することを特徴とする情報処理システム。 - 無線接続された情報処理装置と画像投影装置とで画像イメージ情報を処理する情報処理方法であって、
前記情報処理装置から前記画像投影装置へ無線により撮影を指示する撮影指示ステップと、
前記画像投影装置が前記撮影の指示を受けて撮影を行う撮影ステップと、
前記画像投影装置が撮影ステップで撮影した画像データを圧縮して圧縮画像データを作成する圧縮ステップと、
前記情報処理装置から前記画像投影装置に対し、前記圧縮画像データを前記情報処理装置に対して送信するよう、無線により指示する送信指示ステップと、
前記送信指示ステップの指示により送信された圧縮画像データを前記情報処理装置において復号する復号ステップと、
前記復号ステップにより復号された画像データをもとに、前記情報処理装置において文字認識処理を実行する文字認識ステップとを具備することを特徴とする情報処理方法。
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JP2006185009A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Fuji Xerox Co Ltd | 携帯端末文書の印刷システム、サーバ装置および印刷方法 |
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