JP2004259843A - 携帯型電子機器および携帯型電子時計 - Google Patents
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Abstract
【課題】製品のデザインによって配線レイアウトに制約が生じ、微小信号の配線パターンが長くなる回路基板に関して、ノイズの影響による誤動作を防止できる小型の携帯型電子機器および携帯型電子時計を提供する。
【解決手段】回路基板1の片側面に、センサモジュール取付パターン5、センサ信号用配線パターン6、シールドパターン7などを含む配線が存在する。センサ信号用配線パターン6には数μV〜数mVの微小信号が流れる。シールドパターン7はセンサ信号用配線パターン6をその長さ全体にわたって囲んでいる。センサモジュール取付パターン5、センサ信号用配線パターン6及びシールドパターン7が形成された領域の下の配線層において、この領域全体と対向する面にセンサ裏面シールドパターンが形成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】回路基板1の片側面に、センサモジュール取付パターン5、センサ信号用配線パターン6、シールドパターン7などを含む配線が存在する。センサ信号用配線パターン6には数μV〜数mVの微小信号が流れる。シールドパターン7はセンサ信号用配線パターン6をその長さ全体にわたって囲んでいる。センサモジュール取付パターン5、センサ信号用配線パターン6及びシールドパターン7が形成された領域の下の配線層において、この領域全体と対向する面にセンサ裏面シールドパターンが形成されている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、数mV以下の微小信号が流れる配線パターンが形成された回路基板を有する携帯型電子機器および携帯型電子時計に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯型情報端末、携帯型電子時計などの携帯型電子機器は、近年、様々な機能を付加して製品価値を高めることがある。例えばデジタル腕時計では、現在位置での気圧を検出できる圧力センサ、方位を検出できる磁気センサなどを備えたものが提供されている。
【0003】
デジタル腕時計は、暦や時間などを表示する液晶パネルとこの液晶パネルを駆動制御する回路基板を有するムーブメント部、このムーブメント部を駆動するための電池が着脱自在に装着される電池装着部、ムーブメント部及び電池装着部を収めるケースから概ね構成されているが、センサ機能を付加する場合は、回路基板上にセンサモジュールとこれを制御するセンサIC(アナログIC)が搭載される。
【0004】
センサモジュールは数mV〜数μVの微小電圧で動作するため、回路基板上のセンサモジュールとセンサICの間を接続するセンサ信号用配線パターンには、数mV〜数μVのセンサ信号(アナログ信号)が流れることになる。
【0005】
このような微小電圧のセンサ信号は、センサ信号用配線パターン周辺の信号の影響を受けて乱れやすいので、センサモジュールが正確に機能しなくなる、もしくは誤動作することが予想される。
【0006】
したがって、微小信号が流れる配線パターンに対し、その周辺の信号の影響を防ぐ対策が必要とされていた。さらに、携帯型電子機器はその持ち運びできるという性格から、高周波電磁ノイズ環境下におかれることがあり、誤動作防止のために十分なノイズ耐性も必要であった。
【0007】
なお、ノイズ対策の例として特開平9−116240号公報や特開2002−151807号公報がある。
【0008】
特開平9−116240号公報では、回路基板の右半分にアンテナのパターンを形成し、回路基板の左半分に、アンテナで受信した信号を復調する復調器を備えた受信モジュール回路を構成することで、アンテナに受信される信号の影響が受信モジュール回路に及ばないようにすることが提案されている。さらに同公報には、回路基板の左半分の一方の面に受信モジュール回路を構成し、他方の面に信号処理回路を構成し、さらに受信モジュール回路と信号処理回路の間を磁気的にシールドするシールドパターンを形成することで、回路基板の小型化と、両面の回路相互間の影響を除去することが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0009】
また特開2002−151807号公報では、絶縁体層の一面に、複数の信号ラインの配線パターンを形成し、絶縁体層の他面の、複数の信号ラインに対応する箇所にシールドパターンを形成することが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0010】
【特許文献1】
特開平9−116240号公報(段落番号0008〜0009、図1)
【0011】
【特許文献2】
特開2002−151807号公報(段落番号0014、0019、図1(c)、図5)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
通常、携帯型電子機器の回路基板上には、微小信号が流れる配線パターンだけでなく、別の信号の配線パターンも施される。つまり、回路基板に信号レベルの異なる配線パターンが多く混在する。
【0013】
例えば、圧力センサを備えたデジタル腕時計の場合、回路基板上にはセンサ信号用配線パターンの他に、液晶パネルの液晶素子に対し数Vの駆動電圧の液晶パネル信号(デジタル信号)を供給する液晶パネル信号用配線パターンなどが形成される。
【0014】
このため、センサ信号用配線パターンと液晶パネル信号用配線パターンとを近接させない配線レイアウトを行う必要があった。
【0015】
しかし、圧力センサなどは、腕時計のデザイン上、ケース側面近傍に配置しなければならないため、センサICから引き回すセンサ信号用配線パターンの配線長が長くなる。
【0016】
微小信号の配線長が長くなると、微小信号が流れる配線パターンとこの微小信号に比べて大電流の流れる配線パターンとが近接するような配線レイアウトを採らざるを得ない場合がある。また、回路基板の小形化のために多層配線基板を用い、配線パターンを異なる層に分けて配設しても、表裏で配線パターンが交差してしまったりする。さらに、微小信号の配線長が長いと、微小信号に対して電磁波などの外来ノイズの影響も増える。
【0017】
上記のセンサ付きデジタル腕時計では、センサ信号用配線パターンと液晶パネル信号用配線パターンが近接または交差していると、数mV〜数μVのセンサ信号としてのアナログ信号が、数Vの駆動電圧の液晶パネル信号としてのデジタル信号の影響を受けて乱れる。さらに、センサ信号用配線パターンが長いため、高周波電磁ノイズ環境下において外来ノイズの影響が増える。このような要因で、センサモジュールが正確に機能しなくなる、もしくは誤動作する場合がある。
【0018】
なお、特開平9−116240号公報および特開2002−151807号公報は、製品のデザインのために微小信号の配線パターンを長くせざるを得ない場合の課題を解決する思想はない。
【0019】
そこで本発明の目的は、上記従来技術の実状に鑑み、製品のデザインによって配線レイアウトに制約が生じ、微小信号の配線パターンが長くなる回路基板に関して、別の信号線や外来ノイズの影響による誤動作を防止できる小型の携帯型電子機器および携帯型電子時計を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の携帯型電子機器は、複数の配線層を有する回路基板と、回路基板の端部に配置されたセンサと、この回路基板に配置され、前記センサを制御するアナログICとを有する。センサとアナログICを電気的に接続するために回路基板に、信号が流れる第1配線パターンが形成されている。電圧レベルが安定した第1シールドパターンが、前記第1配線パターンをその長さ全体にわたって囲んでいる。回路基板の前記第1配線パターンを含む第1配線層とは別の第2配線層において、電圧レベルが安定した第2シールドパターンが、少なくとも前記第1配線パターン及び前記第1シールドパターンが形成された領域の面全体と対向する面に形成されている。前記第1配線層とは別の第3配線層に、前記第1配線パターンと交差する第2配線パターンが形成されている。なお、第1配線パターンに流れる信号は、数mV〜数μVの微小信号であるのが望ましい。
【0021】
このような構成では、第1シールドパターンにより第1配線パターンをその長さ全体にわたって囲んでいることで、第1配線パターンに流れる信号、特に微小信号に対する、別の信号線からの影響を防ぐことができる。この場合、第1配線パターンと第1シールドパターンの隙間寸法は第1配線パターンの幅の1.5倍以下であること、さらには、第1シールドパターンの幅は回路基板の外形の内側において第1配線パターンの幅以上の寸法を有することが、第1配線パターンに流れる微小信号に対する、別の信号線の影響を防ぐために好ましい。
【0022】
さらに、第1配線層における第1配線パターンと第3配線層における第2配線パターンが配線レイアウトの制約上、交差する場合、第1配線層と第3配線層の間の第2配線層において、少なくとも前記第1配線パターンと前記第1シールドパターンが形成された領域の面全体と対向する面に第2シールドパターンを有するので、第2配線パターンを流れる信号により、第1配線パターンを流れる微小信号を乱すことが防止できる。また、第1配線パターンの周囲を第1シールドパターンと第2シールドパターンで囲んでいるため、外来ノイズの影響も防ぐことができる。
【0023】
また本発明は、少なくとも時間を表示する液晶パネルと、該液晶パネルを駆動制御する、複数の配線層を有する回路基板を含むムーブメント部と、該ムーブメント部を収めるケースとを備えた携帯型電子時計に適用可能である。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。ここでは携帯型電子機器としてデジタル腕時計を例にとって説明するが、本発明はこれに限定されない。
【0025】
図1は本発明の一つの実施形態による携帯型電子機器の回路基板の第1配線層、図2はその回路基板の第2配線層、図3はその回路基板の第3配線層、図4はその回路基板の第4配線層を示す平面図である。図5はその回路基板の縦断面図である。
【0026】
図1〜図5に示す形態の回路基板1は、2枚のガラスエポキシ基板などの絶縁性基板2,3を樹脂接合部材4によって貼り合わせた多層基板である。本例では配線層が4層の回路基板を示すが、本発明はこれに限定されないものである。
【0027】
第1の絶縁性基板2の一面は回路基板1の片方の外側面になっており、第1配線層8を有する(図5)。第1配線層8にはセンサモジュール取付パターン5、センサ信号用配線パターン6、シールドパターン7などを含む配線が存在する(図1)。
【0028】
センサモジュール取付パターン5は、圧力センサや磁気センサなどのセンサモジュール(不図示)を搭載するためのパターンである。このセンサモジュールは数mVの電圧(例えば30mV)で動作し、数μVの検出能力を持つ。
【0029】
センサ信号用配線パターン6は、後述する第4配線層19に搭載されたセンサIC(不図示)とセンサモジュール取付パターン5との間を電気的に接続している。センサモジュールは数mVの電圧(例えば30mV)で動作し、数μVの検出能力を持つ。このため、センサ信号用配線パターン6には数μV〜数mV、具体的には3μV〜30mVの微小信号が流れる。
【0030】
シールドパターン7はセンサ信号用配線パターン6をその長さ全体にわたって囲んでいる。
【0031】
一方、第1の絶縁性基板2の、樹脂接合部材4と接する側の面には第2配線層9が形成されている(図5)。第2配線層9にはセンサ裏面シールドパターン10を含む配線が存在する(図2)。センサ裏面シールドパターン10は、第1配線層8にてセンサモジュール取付パターン5、センサ信号用配線パターン6及びシールドパターン7が形成された領域の面全体と対向する面に形成されている。
【0032】
上記シールドパターン7とセンサ裏面シールパターン10は、グラウンドパターンのように電圧レベルが安定した、もしくは一定であるパターンからなる。
【0033】
また、第2の絶縁性基板3の、樹脂接合部材4と接する側の面には第3配線層11が形成されている(図5)。第3配線層11には液晶パネル信号用配線パターン12を含む配線が存在する(図3)。液晶パネル信号用配線パターン12は、液晶パネル(不図示)の表示動作を行う液晶パネル駆動IC13と、液晶パネルのセグメント端子(不図示)を配置する液晶パネル配置パターン14とを電気的に接続している。
【0034】
液晶パネル信号用配線パターン12は、回路基板1に搭載する電子部品の位置の都合で、第1配線層8におけるセンサ信号用配線パターン6と交差している。液晶パネル駆動IC13は液晶パネル信号用配線パターン12により、液晶パネルのセグメント端子(不図示)に対し数Vの駆動電圧(例えば4.5V)の液晶パネル信号(デジタル信号)を供給する。
【0035】
第2の絶縁性基板3の、樹脂接合部材4とは反対側の面は、回路基板1のもう片方の外側面になっており、第4配線層19を有する(図5)。第4配線層19が形成された回路基板1の片方の外側面には、それぞれ封止された液晶パネル駆動IC13およびセンサIC15が搭載され、また、液晶パネル配置パターン14などが存在する(図4)。
【0036】
液晶パネル駆動IC13はスルーホール16により、第3配線層11の液晶パネル信号用配線パターン12の一端と電気的に接続されている。液晶パネル配置パターン14は、スルーホール17により液晶パネル信号用配線パターン12の他端に接続されている。センサモジュールを制御するセンサIC15はスルーホール18により、第1配線層8におけるセンサ信号用配線パターン6の、センサモジュール取付パターン5とは反対側の端部と電気的に接続されている。
【0037】
本実施形態のようなデジタル腕時計では、製品のデザイン上、圧力センサなどはケース側面近傍に配置されるため、センサモジュール取付パターン5は回路基板1の端部付近に配置される。その結果、センサIC15から引き回すセンサ信号用配線パターン6の配線長が長くなる。
【0038】
このため、配線レイアウトを行う際、センサ信号用配線パターン6と液晶パネル信号用配線パターン12が近接または交差する場合が起こり、数mV〜数μV、具体的には30mV〜3μVのセンサ信号としてのアナログ信号が、数Vの駆動電圧の液晶パネル信号としてのデジタル信号の影響を受けて乱れる。さらに、センサ信号用配線パターン6が長いため、高周波電磁ノイズ環境下において外来ノイズの影響が増える。このような要因で、センサモジュールが正確に機能しなくなる、もしくは誤動作する場合がある。
【0039】
しかし、本実施形態のように、シールドパターン7によりセンサ信号用配線パターン6をその長さ全体にわたって囲んでいることで、センサ信号用配線パターン6に流れる微小信号に対する、別の信号線からの影響を防ぐことができる。センサ信号用配線パターン6とシールドパターン7の隙間寸法はセンサ信号用配線パターン6の幅の1.5倍以下であること、さらには、シールドパターン7の幅は回路基板1の外形の内側においてセンサ信号用配線パターン6の幅以上の寸法を有することが、センサ信号用配線パターン6に流れる微小信号に対する、別の信号線の影響を防ぐために好ましい。
【0040】
さらに、交差するセンサ信号用配線パターン6と液晶パネル信号用配線パターン12の間にセンサ裏面シールドパターン10を有するので、第3配線層11の液晶パネル信号用配線パターン12を流れる信号により、センサ信号用配線パターン6を流れる微小信号を乱すことが防止できる。また、センサ信号用配線パターン6の周囲をシールドパターン7とセンサ裏面シールドパターン10で囲んでいるため、外来ノイズの影響も防ぐことができる。
【0041】
したがって、信頼性の高いセンサ機能を備えるデジタル腕時計を提供することができる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、他の信号線や外来ノイズの影響を受けやすい微小なセンサ信号を流す第1配線パターンの配線長が製品の設計上、長くなる場合、第1シールドパターンにより第1配線パターンをその長さ全体にわたって囲んでいることで、第1配線パターンに流れる微小信号に対する、別の信号線からの影響を防ぐことができる。
【0043】
さらに、第1配線パターンに流れる信号の電圧レベルに比べて大きな信号が流れる第2配線パターンが配線レイアウトの制約上、第1配線パターンと立体的に交差する場合、第1配線パターンと第2配線パターンの間に、少なくとも前記第1配線パターンと前記第1シールドパターンが形成された領域の面全体と対向する面に第2シールドパターンを有するので、第2配線パターンを流れる信号により、第1配線パターンを流れる微小信号を乱すことが防止できる。
【0044】
また、第1配線パターンの周囲を第1シールドパターンと第2シールドパターンで囲んだ構成であるため、外来ノイズの影響も防ぐことができる。
【0045】
したがって、微小なセンサ信号を流す第1配線パターンの配線長が長くても、センサの誤動作を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施形態による携帯型電子機器の回路基板の第1配線層を示す平面図である。
【図2】本発明の一つの実施形態による携帯型電子機器の回路基板の第2配線層を示す平面図である。
【図3】本発明の一つの実施形態による携帯型電子機器の回路基板の第3配線層を示す平面図である。
【図4】本発明の一つの実施形態による携帯型電子機器の回路基板の第4配線層を示す平面図である。
【図5】本発明の一つの実施形態による携帯型電子機器の回路基板の一部の縦断面図である。
【符号の説明】
1 回路基板
2 第1の絶縁性基板
3 第2の絶縁性基板
4 樹脂接合部材
5 センサモジュール取付パターン
6 センサ信号用配線パターン
7 シールドパターン
8 第1配線層
9 第2配線層
10 センサ裏面シールドパターン
11 第3配線層
12 液晶パネル信号用配線パターン
13 液晶パネル駆動IC
14 液晶パネル配置パターン
15 センサIC
16、17、18 スルーホール
19 第4配線層
【発明の属する技術分野】
本発明は、数mV以下の微小信号が流れる配線パターンが形成された回路基板を有する携帯型電子機器および携帯型電子時計に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯型情報端末、携帯型電子時計などの携帯型電子機器は、近年、様々な機能を付加して製品価値を高めることがある。例えばデジタル腕時計では、現在位置での気圧を検出できる圧力センサ、方位を検出できる磁気センサなどを備えたものが提供されている。
【0003】
デジタル腕時計は、暦や時間などを表示する液晶パネルとこの液晶パネルを駆動制御する回路基板を有するムーブメント部、このムーブメント部を駆動するための電池が着脱自在に装着される電池装着部、ムーブメント部及び電池装着部を収めるケースから概ね構成されているが、センサ機能を付加する場合は、回路基板上にセンサモジュールとこれを制御するセンサIC(アナログIC)が搭載される。
【0004】
センサモジュールは数mV〜数μVの微小電圧で動作するため、回路基板上のセンサモジュールとセンサICの間を接続するセンサ信号用配線パターンには、数mV〜数μVのセンサ信号(アナログ信号)が流れることになる。
【0005】
このような微小電圧のセンサ信号は、センサ信号用配線パターン周辺の信号の影響を受けて乱れやすいので、センサモジュールが正確に機能しなくなる、もしくは誤動作することが予想される。
【0006】
したがって、微小信号が流れる配線パターンに対し、その周辺の信号の影響を防ぐ対策が必要とされていた。さらに、携帯型電子機器はその持ち運びできるという性格から、高周波電磁ノイズ環境下におかれることがあり、誤動作防止のために十分なノイズ耐性も必要であった。
【0007】
なお、ノイズ対策の例として特開平9−116240号公報や特開2002−151807号公報がある。
【0008】
特開平9−116240号公報では、回路基板の右半分にアンテナのパターンを形成し、回路基板の左半分に、アンテナで受信した信号を復調する復調器を備えた受信モジュール回路を構成することで、アンテナに受信される信号の影響が受信モジュール回路に及ばないようにすることが提案されている。さらに同公報には、回路基板の左半分の一方の面に受信モジュール回路を構成し、他方の面に信号処理回路を構成し、さらに受信モジュール回路と信号処理回路の間を磁気的にシールドするシールドパターンを形成することで、回路基板の小型化と、両面の回路相互間の影響を除去することが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0009】
また特開2002−151807号公報では、絶縁体層の一面に、複数の信号ラインの配線パターンを形成し、絶縁体層の他面の、複数の信号ラインに対応する箇所にシールドパターンを形成することが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0010】
【特許文献1】
特開平9−116240号公報(段落番号0008〜0009、図1)
【0011】
【特許文献2】
特開2002−151807号公報(段落番号0014、0019、図1(c)、図5)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
通常、携帯型電子機器の回路基板上には、微小信号が流れる配線パターンだけでなく、別の信号の配線パターンも施される。つまり、回路基板に信号レベルの異なる配線パターンが多く混在する。
【0013】
例えば、圧力センサを備えたデジタル腕時計の場合、回路基板上にはセンサ信号用配線パターンの他に、液晶パネルの液晶素子に対し数Vの駆動電圧の液晶パネル信号(デジタル信号)を供給する液晶パネル信号用配線パターンなどが形成される。
【0014】
このため、センサ信号用配線パターンと液晶パネル信号用配線パターンとを近接させない配線レイアウトを行う必要があった。
【0015】
しかし、圧力センサなどは、腕時計のデザイン上、ケース側面近傍に配置しなければならないため、センサICから引き回すセンサ信号用配線パターンの配線長が長くなる。
【0016】
微小信号の配線長が長くなると、微小信号が流れる配線パターンとこの微小信号に比べて大電流の流れる配線パターンとが近接するような配線レイアウトを採らざるを得ない場合がある。また、回路基板の小形化のために多層配線基板を用い、配線パターンを異なる層に分けて配設しても、表裏で配線パターンが交差してしまったりする。さらに、微小信号の配線長が長いと、微小信号に対して電磁波などの外来ノイズの影響も増える。
【0017】
上記のセンサ付きデジタル腕時計では、センサ信号用配線パターンと液晶パネル信号用配線パターンが近接または交差していると、数mV〜数μVのセンサ信号としてのアナログ信号が、数Vの駆動電圧の液晶パネル信号としてのデジタル信号の影響を受けて乱れる。さらに、センサ信号用配線パターンが長いため、高周波電磁ノイズ環境下において外来ノイズの影響が増える。このような要因で、センサモジュールが正確に機能しなくなる、もしくは誤動作する場合がある。
【0018】
なお、特開平9−116240号公報および特開2002−151807号公報は、製品のデザインのために微小信号の配線パターンを長くせざるを得ない場合の課題を解決する思想はない。
【0019】
そこで本発明の目的は、上記従来技術の実状に鑑み、製品のデザインによって配線レイアウトに制約が生じ、微小信号の配線パターンが長くなる回路基板に関して、別の信号線や外来ノイズの影響による誤動作を防止できる小型の携帯型電子機器および携帯型電子時計を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の携帯型電子機器は、複数の配線層を有する回路基板と、回路基板の端部に配置されたセンサと、この回路基板に配置され、前記センサを制御するアナログICとを有する。センサとアナログICを電気的に接続するために回路基板に、信号が流れる第1配線パターンが形成されている。電圧レベルが安定した第1シールドパターンが、前記第1配線パターンをその長さ全体にわたって囲んでいる。回路基板の前記第1配線パターンを含む第1配線層とは別の第2配線層において、電圧レベルが安定した第2シールドパターンが、少なくとも前記第1配線パターン及び前記第1シールドパターンが形成された領域の面全体と対向する面に形成されている。前記第1配線層とは別の第3配線層に、前記第1配線パターンと交差する第2配線パターンが形成されている。なお、第1配線パターンに流れる信号は、数mV〜数μVの微小信号であるのが望ましい。
【0021】
このような構成では、第1シールドパターンにより第1配線パターンをその長さ全体にわたって囲んでいることで、第1配線パターンに流れる信号、特に微小信号に対する、別の信号線からの影響を防ぐことができる。この場合、第1配線パターンと第1シールドパターンの隙間寸法は第1配線パターンの幅の1.5倍以下であること、さらには、第1シールドパターンの幅は回路基板の外形の内側において第1配線パターンの幅以上の寸法を有することが、第1配線パターンに流れる微小信号に対する、別の信号線の影響を防ぐために好ましい。
【0022】
さらに、第1配線層における第1配線パターンと第3配線層における第2配線パターンが配線レイアウトの制約上、交差する場合、第1配線層と第3配線層の間の第2配線層において、少なくとも前記第1配線パターンと前記第1シールドパターンが形成された領域の面全体と対向する面に第2シールドパターンを有するので、第2配線パターンを流れる信号により、第1配線パターンを流れる微小信号を乱すことが防止できる。また、第1配線パターンの周囲を第1シールドパターンと第2シールドパターンで囲んでいるため、外来ノイズの影響も防ぐことができる。
【0023】
また本発明は、少なくとも時間を表示する液晶パネルと、該液晶パネルを駆動制御する、複数の配線層を有する回路基板を含むムーブメント部と、該ムーブメント部を収めるケースとを備えた携帯型電子時計に適用可能である。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。ここでは携帯型電子機器としてデジタル腕時計を例にとって説明するが、本発明はこれに限定されない。
【0025】
図1は本発明の一つの実施形態による携帯型電子機器の回路基板の第1配線層、図2はその回路基板の第2配線層、図3はその回路基板の第3配線層、図4はその回路基板の第4配線層を示す平面図である。図5はその回路基板の縦断面図である。
【0026】
図1〜図5に示す形態の回路基板1は、2枚のガラスエポキシ基板などの絶縁性基板2,3を樹脂接合部材4によって貼り合わせた多層基板である。本例では配線層が4層の回路基板を示すが、本発明はこれに限定されないものである。
【0027】
第1の絶縁性基板2の一面は回路基板1の片方の外側面になっており、第1配線層8を有する(図5)。第1配線層8にはセンサモジュール取付パターン5、センサ信号用配線パターン6、シールドパターン7などを含む配線が存在する(図1)。
【0028】
センサモジュール取付パターン5は、圧力センサや磁気センサなどのセンサモジュール(不図示)を搭載するためのパターンである。このセンサモジュールは数mVの電圧(例えば30mV)で動作し、数μVの検出能力を持つ。
【0029】
センサ信号用配線パターン6は、後述する第4配線層19に搭載されたセンサIC(不図示)とセンサモジュール取付パターン5との間を電気的に接続している。センサモジュールは数mVの電圧(例えば30mV)で動作し、数μVの検出能力を持つ。このため、センサ信号用配線パターン6には数μV〜数mV、具体的には3μV〜30mVの微小信号が流れる。
【0030】
シールドパターン7はセンサ信号用配線パターン6をその長さ全体にわたって囲んでいる。
【0031】
一方、第1の絶縁性基板2の、樹脂接合部材4と接する側の面には第2配線層9が形成されている(図5)。第2配線層9にはセンサ裏面シールドパターン10を含む配線が存在する(図2)。センサ裏面シールドパターン10は、第1配線層8にてセンサモジュール取付パターン5、センサ信号用配線パターン6及びシールドパターン7が形成された領域の面全体と対向する面に形成されている。
【0032】
上記シールドパターン7とセンサ裏面シールパターン10は、グラウンドパターンのように電圧レベルが安定した、もしくは一定であるパターンからなる。
【0033】
また、第2の絶縁性基板3の、樹脂接合部材4と接する側の面には第3配線層11が形成されている(図5)。第3配線層11には液晶パネル信号用配線パターン12を含む配線が存在する(図3)。液晶パネル信号用配線パターン12は、液晶パネル(不図示)の表示動作を行う液晶パネル駆動IC13と、液晶パネルのセグメント端子(不図示)を配置する液晶パネル配置パターン14とを電気的に接続している。
【0034】
液晶パネル信号用配線パターン12は、回路基板1に搭載する電子部品の位置の都合で、第1配線層8におけるセンサ信号用配線パターン6と交差している。液晶パネル駆動IC13は液晶パネル信号用配線パターン12により、液晶パネルのセグメント端子(不図示)に対し数Vの駆動電圧(例えば4.5V)の液晶パネル信号(デジタル信号)を供給する。
【0035】
第2の絶縁性基板3の、樹脂接合部材4とは反対側の面は、回路基板1のもう片方の外側面になっており、第4配線層19を有する(図5)。第4配線層19が形成された回路基板1の片方の外側面には、それぞれ封止された液晶パネル駆動IC13およびセンサIC15が搭載され、また、液晶パネル配置パターン14などが存在する(図4)。
【0036】
液晶パネル駆動IC13はスルーホール16により、第3配線層11の液晶パネル信号用配線パターン12の一端と電気的に接続されている。液晶パネル配置パターン14は、スルーホール17により液晶パネル信号用配線パターン12の他端に接続されている。センサモジュールを制御するセンサIC15はスルーホール18により、第1配線層8におけるセンサ信号用配線パターン6の、センサモジュール取付パターン5とは反対側の端部と電気的に接続されている。
【0037】
本実施形態のようなデジタル腕時計では、製品のデザイン上、圧力センサなどはケース側面近傍に配置されるため、センサモジュール取付パターン5は回路基板1の端部付近に配置される。その結果、センサIC15から引き回すセンサ信号用配線パターン6の配線長が長くなる。
【0038】
このため、配線レイアウトを行う際、センサ信号用配線パターン6と液晶パネル信号用配線パターン12が近接または交差する場合が起こり、数mV〜数μV、具体的には30mV〜3μVのセンサ信号としてのアナログ信号が、数Vの駆動電圧の液晶パネル信号としてのデジタル信号の影響を受けて乱れる。さらに、センサ信号用配線パターン6が長いため、高周波電磁ノイズ環境下において外来ノイズの影響が増える。このような要因で、センサモジュールが正確に機能しなくなる、もしくは誤動作する場合がある。
【0039】
しかし、本実施形態のように、シールドパターン7によりセンサ信号用配線パターン6をその長さ全体にわたって囲んでいることで、センサ信号用配線パターン6に流れる微小信号に対する、別の信号線からの影響を防ぐことができる。センサ信号用配線パターン6とシールドパターン7の隙間寸法はセンサ信号用配線パターン6の幅の1.5倍以下であること、さらには、シールドパターン7の幅は回路基板1の外形の内側においてセンサ信号用配線パターン6の幅以上の寸法を有することが、センサ信号用配線パターン6に流れる微小信号に対する、別の信号線の影響を防ぐために好ましい。
【0040】
さらに、交差するセンサ信号用配線パターン6と液晶パネル信号用配線パターン12の間にセンサ裏面シールドパターン10を有するので、第3配線層11の液晶パネル信号用配線パターン12を流れる信号により、センサ信号用配線パターン6を流れる微小信号を乱すことが防止できる。また、センサ信号用配線パターン6の周囲をシールドパターン7とセンサ裏面シールドパターン10で囲んでいるため、外来ノイズの影響も防ぐことができる。
【0041】
したがって、信頼性の高いセンサ機能を備えるデジタル腕時計を提供することができる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、他の信号線や外来ノイズの影響を受けやすい微小なセンサ信号を流す第1配線パターンの配線長が製品の設計上、長くなる場合、第1シールドパターンにより第1配線パターンをその長さ全体にわたって囲んでいることで、第1配線パターンに流れる微小信号に対する、別の信号線からの影響を防ぐことができる。
【0043】
さらに、第1配線パターンに流れる信号の電圧レベルに比べて大きな信号が流れる第2配線パターンが配線レイアウトの制約上、第1配線パターンと立体的に交差する場合、第1配線パターンと第2配線パターンの間に、少なくとも前記第1配線パターンと前記第1シールドパターンが形成された領域の面全体と対向する面に第2シールドパターンを有するので、第2配線パターンを流れる信号により、第1配線パターンを流れる微小信号を乱すことが防止できる。
【0044】
また、第1配線パターンの周囲を第1シールドパターンと第2シールドパターンで囲んだ構成であるため、外来ノイズの影響も防ぐことができる。
【0045】
したがって、微小なセンサ信号を流す第1配線パターンの配線長が長くても、センサの誤動作を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施形態による携帯型電子機器の回路基板の第1配線層を示す平面図である。
【図2】本発明の一つの実施形態による携帯型電子機器の回路基板の第2配線層を示す平面図である。
【図3】本発明の一つの実施形態による携帯型電子機器の回路基板の第3配線層を示す平面図である。
【図4】本発明の一つの実施形態による携帯型電子機器の回路基板の第4配線層を示す平面図である。
【図5】本発明の一つの実施形態による携帯型電子機器の回路基板の一部の縦断面図である。
【符号の説明】
1 回路基板
2 第1の絶縁性基板
3 第2の絶縁性基板
4 樹脂接合部材
5 センサモジュール取付パターン
6 センサ信号用配線パターン
7 シールドパターン
8 第1配線層
9 第2配線層
10 センサ裏面シールドパターン
11 第3配線層
12 液晶パネル信号用配線パターン
13 液晶パネル駆動IC
14 液晶パネル配置パターン
15 センサIC
16、17、18 スルーホール
19 第4配線層
Claims (6)
- 複数の配線層を有する回路基板と、
前記回路基板の端部に配置されたセンサと、
前記回路基板に配置され、前記センサを制御するアナログICと、
前記センサおよび前記アナログICを電気的に接続するために前記回路基板に形成された、信号が流れる第1配線パターンと、
前記第1配線パターンをその長さ全体にわたって囲む、電圧レベルが安定した第1シールドパターンと、
前記回路基板の前記第1配線パターンを含む第1配線層とは別の第2配線層に形成され、少なくとも前記第1配線パターン及び前記第1シールドパターンが形成された領域の面全体と対向する、電圧レベルが安定した第2シールドパターンと、
前記第1配線層とは別の第3配線層に形成された、前記第1配線パターンと交差する第2配線パターンと、を有する携帯型電子機器。 - 前記第1配線パターンと前記第1シールドパターンの隙間寸法は前記第1配線パターンの幅の1.5倍以下である、請求項1記載の携帯型電子機器。
- 前記第1シールドパターンの幅は前記回路基板の外形の内側において前記第1配線パターンの幅以上の寸法を有する、請求項1記載の携帯型電子機器。
- 少なくとも時間を表示する液晶パネルと、該液晶パネルを駆動制御する、複数の配線層を有する回路基板を含むムーブメント部と、該ムーブメント部を収めるケースとを備えた携帯型電子時計であって、
前記回路基板の一面の端部に配置されたセンサと、
前記回路基板の他面に配置され、前記センサを制御するアナログICと、
前記回路基板の他面に配置され、前記液晶パネルの表示動作を行う液晶パネル駆動ICと、
前記センサおよび前記アナログICを電気的に接続するために前記回路基板の一面に形成された、センサ信号が流れるセンサ信号用配線パターンと、
前記センサ信号用配線パターンをその長さ全体にわたって囲む、電圧レベルが安定した第1シールドパターンと、
前記回路基板の一面の前記センサ信号用配線パターンを含む第1配線層とは別の第2配線層に形成され、少なくとも前記センサ信号用配線パターン及び前記第1シールドパターンが形成された領域の面全体と対向する、電圧レベルが安定した第2シールドパターンと、
前記液晶パネルのセグメント端子と前記液晶パネル駆動ICを電気的に接続するために、前記第1配線層とは別の第3配線層に形成された、前記センサ信号用配線パターンと交差する液晶パネル信号用配線パターンと、を有する携帯型電子時計。 - 前記センサ信号用配線パターンと前記第1シールドパターンの隙間寸法は前記第1配線パターンの幅の1.5倍以下である、請求項4記載の携帯型電子時計。
- 前記センサ信号用配線パターンの幅は前記回路基板の外形の内側において前記センサ信号用配線パターンの幅以上の寸法を有する、請求項4記載の携帯型電子時計。
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JP2003047249A JP2004259843A (ja) | 2003-02-25 | 2003-02-25 | 携帯型電子機器および携帯型電子時計 |
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JP2003047249A JP2004259843A (ja) | 2003-02-25 | 2003-02-25 | 携帯型電子機器および携帯型電子時計 |
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JP2003047249A Pending JP2004259843A (ja) | 2003-02-25 | 2003-02-25 | 携帯型電子機器および携帯型電子時計 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014157043A (ja) * | 2013-02-15 | 2014-08-28 | Casio Comput Co Ltd | 電子機器 |
JP2015121544A (ja) * | 2014-12-25 | 2015-07-02 | カシオ計算機株式会社 | 電子機器 |
-
2003
- 2003-02-25 JP JP2003047249A patent/JP2004259843A/ja active Pending
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