JP2004257650A - 給湯機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】給湯加熱手段11と、給湯加熱手段11で加熱した温水を貯湯する貯湯槽4と、貯湯槽4の温水を熱源とする放熱手段15と、貯湯槽4に貯湯されている湯量と放熱手段15で放熱する放熱量に応じて給湯加熱手段11で加熱し貯湯槽4に貯湯する給湯運転を制御する制御手段22とを設けているので、長時間の暖房が続いた場合でも湯切れの起こることを少なくすることができる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は放熱手段を備える貯湯式の給湯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の給湯機は貯湯槽の温水を利用した浴槽の追い焚き機能を持ったものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図6は、前記公報に記載された従来の給湯機を示すものである。同図において、給湯加熱手段としてのヒートポンプユニットは、圧縮機1、給湯熱交換器2、大気熱交換器3などが順次接続されて構成される。そして、貯湯槽4から循環ポンプ5で送られてきた水は前記給湯熱交換器2で冷媒熱により加熱されて貯湯槽4の上から貯湯される(給湯加熱運転)。さらに、利用側循環ポンプ6によって送られてきた浴槽7の湯と、熱源側循環ポンプ8によって送られてきた貯湯槽4の上部の湯とが、放熱手段用熱交換器9で熱交換して風呂追い焚きするものである。ところで、この図6の場合は風呂追い焚きをする場合であるが、貯湯槽4の温水を熱源として暖房(例えば床暖房)を行う場合には、図7に示すような構成が考えられる。つまり、図6の浴槽7の代わりに暖房手段10を接続した構成である。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−243274号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
給湯負荷はある程度予測できるので貯湯式の給湯機でも湯切れすることは少なし、逆に、予測される給湯負荷(家族の人数など)に対して、給湯能力が満足するように貯湯槽の大きさを選択して設置することが一般的である。一方、暖房負荷はその予測が難しい。一日のうち何時間使用されるかわからないが、機器としては最大の暖房負荷に対しても満足する必要がある。
【0006】
しかしながら、上記のような構成では、例えば、朝早くから暖房が続いたときで、最大の給湯負荷である浴槽7への湯張りがあると貯湯槽4に貯湯された熱量が不足して、湯切れする場合がある。これを防ぐために、浴槽7への湯張りが開始されてから、上記給湯加熱運転を行っても給湯負荷に対して、給湯加熱能力が追いつかず、結局湯切れを起こす場合があるという課題を有している。湯切れを起こさない方法として、貯湯槽4の大きさを最大暖房負荷に合わせて大きくしても良いが、貯湯槽4の大きさがあまりにも大きくなりすぎ、広い設置スペースが必要であったり、機器コストが高くなるという課題を有している。
【0007】
本発明は上記課題を解決するもので、長時間の暖房が続いた場合でも湯切れが少ない給湯機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明の給湯機は、給湯加熱手段と、前記給湯加熱手段で加熱した温水を貯湯する貯湯槽と、前記貯湯槽に貯湯された温水を熱源とする放熱手段と、前記貯湯槽に貯湯されている湯量と前記放熱手段で放熱する放熱量に応じて前記給湯加熱手段で加熱し前記貯湯槽に貯湯する給湯運転を制御する制御手段とを具備したものである。
【0009】
これによって、長時間の暖房が続いた場合でも湯切れの起こることを少なくすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明は各請求項に記載の形態で実施できるものであり、請求項1記載の発明は、給湯加熱手段と、前記給湯加熱手段で加熱した温水を貯湯する貯湯槽と、前記貯湯槽に貯湯された温水を熱源とする放熱手段と、前記貯湯槽に貯湯されている湯量と前記放熱手段で放熱する放熱量に応じて前記給湯加熱手段で加熱し前記貯湯槽に貯湯する給湯運転を制御するため、長時間の暖房が続いた場合でも湯切れの起こることを少なくすることができる。
【0011】
請求項2記載の発明は、貯湯槽に貯湯されている前記放熱手段を加熱するための有効保有熱量が減少しないように制御するので、長時間の暖房が続いた場合でも湯切れの起こることを少なくすることができる。
【0012】
請求項3記載の発明は、所定の条件が成立する場合として、放熱手段に対して放熱の要求があり、かつ、貯湯槽の残湯量が予め設定された所定の最低残湯量以下になる場合としているので、貯湯量が減少して、かつ、暖房が続いた場合でも湯切れの起こることを少なくすることができる。
【0013】
請求項4記載の発明は、給湯加熱手段で加熱した放熱手段に対して有効な加熱量を検出する有効加熱能力検出手段を設けた構成としているため、暖房に有効な加熱量を正確に把握することができ、長時間の暖房が続いた場合でも湯切れの起こることを少なくすることができる。
【0014】
請求項5記載の発明は、放熱手段用熱交換器において貯湯槽から循環してきた温水と放熱手段から循環してきた媒体とが熱交換した熱量を検出する放熱能力検出手段を設けた構成としているため、放熱量を正確に把握することができ、長時間の暖房が続いた場合でも湯切れの起こることを少なくすることができる。
【0015】
請求項6記載の発明は、前述の構成に加え、給湯加熱手段をヒートポンプとすることによって、高能力省エネルギー化をはかる。
【0016】
請求項7記載の発明は、運転効率が最高付近になるように貯湯槽に貯湯する温水温度の制御を行うため、長時間の暖房が続いた場合でも省エネルギー化をはかるができる。
【0017】
請求項8記載の発明は、ヒートポンプに封入する冷媒を二酸化炭素としているので、高温高効率化と地球環境保全をはかるができる。
【0018】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。図1は本発明の給湯機の構成図、図2は同給湯機の有効保有熱量の説明図、図3は同給湯機の沸き上げ温度に対する運転効率と有効熱量の関係を説明する説明図、図4は同給湯機の第1の他の実施例の構成図、図5は同給湯機の第2の他の実施例の構成図である。
【0019】
図1において、11は給湯加熱手段であり、圧縮機1、給湯熱交換器2、減圧装置12、大気熱を吸熱する大気熱交換器3からなるヒートポンプサイクルを構成したヒートポンプ熱源である。そして、高圧側の冷媒圧力が臨界圧力以上となる二酸化炭素を冷媒とする。4は貯湯槽であり、下部から給水管4aを通って給水し、上部の出湯管4bから端末へ出湯する。そして、貯湯槽4の下部から循環ポンプ5,給湯熱交換器2,貯湯槽4の上部を順次接続する給湯回路を構成することによって、貯湯槽4から循環ポンプ5で送られてきた水は給湯熱交換器2で冷媒熱により加熱されて貯湯槽4の上から貯湯される。13は加熱用出口水温検出手段であり、ヒートポンプ熱源で加熱する湯温を検出するため給湯熱交換器2の出口に設けられている。14は湯水制御手段であり、給湯熱交換器2の出口湯水が所定温度にとなるように循環ポンプ5の回転数を制御して給湯回路の循環流量を制御する。15は放熱手段となる、例えば床暖房機であり、貯湯槽4の上部の温水が循環して暖房する。つまり、利用側循環ポンプ6によって送られてきた放熱手段15の熱媒体と、熱源側循環ポンプ8によって送られてきた貯湯槽4の上部の湯とが、放熱手段用熱交換器9で熱交換して暖房するものである。放熱手段15の他の例としては、浴槽の加熱熱源機としてもよい。このように本発明において、放熱手段15は暖房機能や風呂追い焚き機能、或いは床暖房機能などを付加することができ、給湯機能も含めていわゆる多機能給湯機としての機能を有する。
【0020】
また、本実施例では放熱手段15に対する有効加熱量を検出する有効加熱能力検出手段16として、給湯熱交換器2の出口に設けた加熱用出口水温検出手段13と給湯熱交換器2を循環する水の循環量を検出する加熱用流量検出手段17と放熱手段用熱交換器9の出口に設けた熱源側出口水温検出手段20とを備えている。また、放熱量を検出する放熱能力検出手段18として、貯湯槽4の温水と放熱手段15の熱媒体とが熱交換する放熱手段用熱交換器9の熱源側入口と出口に設けた熱源側入口水温検出手段19と熱源側出口水温検出手段20と放熱手段用熱交換器9の熱源側を循環する温水の循環量を検出する熱源側流量検出手段21とを備えている。さらに制御手段22は、周波数制御手段23に対して圧縮機1の目標回転数を設定することによって能力を制御し、また、湯水制御手段14に対して給湯熱交換器2の出口水温の目標温度を設定することによって沸き上げ温度が所定の温度になるように制御する。また、貯湯槽4の表面には貯湯槽4の温度を検出する残湯温度検出手段24が設けられている。
【0021】
以上のように構成された多機能給湯機について、以下にその動作、作用を説明する。図1において、ヒートポンプ熱源で大気熱を利用して給湯加熱運転する場合について説明する。圧縮機1から吐出する臨界圧力以上の高温高圧の冷媒が給湯熱交換器2に流入し、ここで貯湯槽4の下部から送られてきた水と給湯熱交換器2を介して熱交換する。そして、給湯熱交換器2に流入する高温冷媒で給湯熱交換器2の出口湯水が所定温度となるように循環ポンプ5の回転数を制御し、所定の温度の湯が貯湯槽4の上部から流入し貯湯される。次に、放熱手段15を使用する場合(例えば床暖房)について説明する。放熱手段15で放熱し低温になり利用側循環ポンプ6によって送られてきた熱媒体は、熱源側循環ポンプ8によって送られてきた貯湯槽4上部の高温の湯と、放熱手段用熱交換器9で熱交換して放熱手段15に戻る。一方、熱源側循環ポンプ8によって送られてきた貯湯槽4上部の高温の湯は低温となって貯湯槽4に戻る。なお、放熱手段15を循環する熱媒体としては不凍液や水がある。
【0022】
貯湯槽4に貯湯した湯水で給湯負荷と暖房負荷とをまかなう時、湯切れの危険性が最も大きい場合は、通常、浴槽への湯張り時である。だから、暖房をしている時にいつ浴槽への湯張り負荷があっても、それに必要な湯量を貯湯槽4に蓄えておけばよい。いま、浴槽への湯張り負荷および入浴での給湯負荷などをある程度見込んだ湯量を最低残湯量とする。そして、この最低残湯量を示す貯湯槽4の位置に残湯温度検出手段24を設け、この残湯温度検出手段24が前述の最低残湯量を示す温度になれば、貯湯槽4に貯湯されている暖房するための有効保有熱量、つまり、放熱手段15を加熱するための有効保有熱量が減少しないように上記給湯加熱運転を行う。
【0023】
図2において、暖房運転時の放熱手段用熱交換器9の熱源側の入口、出口水温、循環量をそれぞれT1、T2、Ghとし、また、給湯加熱運転時の給湯熱交換器2の水側の入口、出口水温、循環量をそれぞれT3、T4、Gwとする。暖房のために放熱手段用熱交換器9で熱源側温水から利用側媒体に与えられる熱量Qd(暖房負荷=貯湯槽4に貯湯されている暖房するための有効保有熱量の減少分)は(数1)に示されるようになる。
【0024】
【数1】
【0025】
また、給湯加熱運転時に給湯熱交換器2において、貯湯槽4から循環ポンプ5によって循環してきた湯水に、給湯加熱手段11が与える熱量Qk(貯湯槽4に貯湯されている熱量の増加分)は(数2)に示されるようになる。
【0026】
【数2】
【0027】
貯湯槽4の湯をある程度使用した状態では、通常、放熱手段用熱交換器9の熱源側の出口水温T2よりも、貯湯槽4から循環ポンプ5によって給湯熱交換器2に送られてくる湯水温度T3の方が低い(T3<T2)。だから、給湯加熱運転によって、貯湯槽4に貯湯される暖房のための有効沸き上げ熱量は(数3)に示されるようになる。
【0028】
【数3】
【0029】
つまり、放熱手段用熱交換器9で熱源側温水から利用側媒体に与えられる熱量Qdと貯湯槽4に貯湯される暖房のための有効沸き上げ熱量Qkdとで、(数4)となるように給湯加熱運転を行えば、暖房が続いても、貯湯槽4に貯湯される暖房のための有効熱量が減少しないし、また、浴槽へ湯張りなどの給湯負荷も満足でき、湯切れの可能性は少なくなる。
【0030】
【数4】
【0031】
図3は、横軸に給湯加熱運転時の給湯熱交換器2の水側出口水温である沸き上げ温度をとり、縦軸にそのときの運転効率と暖房のための有効沸き上げ熱量をとって、沸き上げ温度に対する運転効率と暖房のための有効沸き上げ熱量の関係を示したものである。同図において、点Pは暖房負荷Qdと給湯加熱運転時の暖房のための有効沸き上げ熱量Qkdとが等しい点である。また、一般的に、運転効率は沸き上げ温度が低い方が良い。そこで、点Pで示される沸き上げ温度か若干高めの温度になるように沸き上げ温度の制御を行えば、暖房負荷や給湯負荷を満たしつつも運転効率の良い運転が可能となる。
【0032】
この場合、制御手段22は放熱能力検出手段18である熱源側入口水温検出手段19と熱源側出口水温検出手段20から得た温度差と熱源側流量検出手段21から得た水の循環量から放熱量を計算する。さらに、制御手段22は有効加熱能力検出手段16である加熱用出口水温検出手段13と熱源側出口水温検出手段20とから得た温度差と加熱用流量検出手段17から得た水の循環量から暖房に有効な加熱量を計算する。そして、計算で求めた前記放熱量よりも前記加熱量が小さければ制御手段22は周波数制御手段23に対して、圧縮機1の能力が大きくなるように制御し、逆に、計算で求めた前記放熱量よりも前記加熱量が大きければ制御手段22は周波数制御手段23に対して、圧縮機1の能力が小さくなるように制御する。
【0033】
上記のように、放熱手段15における放熱量よりも暖房に対する有効加熱量が大きくなるように給湯加熱手段11における加熱量を制御するため、長時間の暖房が続いた場合でも湯切れの起こることを少なくすることができ、さらに、沸き上げ温度を低くするので、給湯加熱運転の効率も良くなる。
【0034】
また、本実施例では、放熱量を検出する放熱能力検出手段18として、貯湯槽4の温水と放熱手段15の熱媒体とが熱交換する放熱手段用熱交換器9の熱源側入口と出口に設けた熱源側入口水温検出手段19と熱源側出口水温検出手段20と放熱手段用熱交換器9の熱源側を循環する温水の循環量を検出する熱源側流量検出手段21とから構成しているが、図4に示すように、放熱量を検出する放熱能力検出手段18として、貯湯槽4の温水と放熱手段15の熱媒体とが熱交換する放熱手段用熱交換器9の利用側入口と出口に設けた利用側入口温度検出手段25と利用側出口温度検出手段26と放熱手段用熱交換器9の利用側を循環する熱媒体の循環量を検出する利用側流量検出手段27とから構成して、利用側入口温度検出手段25と利用側出口温度検出手段26から得た温度差と利用側流量検出手段27から得た熱媒体の循環量から放熱量を計算しても、前述と同様の作用、効果が得られる。
【0035】
さらに、前述の図1および図4のように、直接有効加熱能力検出手段16や放熱能力検出手段18で加熱量と放熱量を求めなくても、運転状態に対する加熱量や放熱量を予め求めておいて、有効加熱能力記憶手段28と放熱能力記憶手段29に記憶させておけば、間接的な運転状態から加熱量や放熱量が推定できる。
【0036】
例えば、図5に示すように、外気温度を検出する外気温度検出手段30と給湯熱交換器2の入口に設けた加熱用入口水温検出手段31と加熱用出口水温検出手段13と圧縮機1の回転数とから推定した加熱量と、さらに、放熱手段用熱交換器9の利用側入口媒体温度を検出する利用側入口温度検出手段25で得た温度から推定した放熱手段用熱交換器9の熱源側出口媒体温度とで、放熱手段15のための有効沸き上げ熱量を算出し、この算出した有効沸き上げ熱量を有効加熱能力記憶手段28に記憶させる。また、熱源側入口水温検出手段19と利用側入口温度検出手段25と熱源側循環ポンプ8の出力などから放熱量が推定できるので、この関係を放熱能力記憶手段29に記憶させる。そして、放熱手段15を使用中に貯湯槽4の保有熱量が少なくなったときの給湯加熱運転を行う場合に、有効加熱能力記憶手段28と放熱能力記憶手段29とから求めた放熱手段15のための有効沸き上げ熱量と放熱量を用いても、前述と同様の作用、効果が得られる。
【0037】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、放熱手段における放熱量よりも放熱手段に対する有効加熱量が大きくなるように給湯加熱手段における加熱量を制御するので、長時間の暖房が続いた場合でも湯切れの起こることを少なくすることができ、さらに、沸き上げ温度が低くなるように制御するので、給湯加熱運転の効率も良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給湯機の構成図
【図2】有効保有熱量を図示する本発明の給湯機の構成図
【図3】本発明の給湯機の沸き上げ温度に対する運転効率と暖房のための有効沸き上げ熱量の関係を説明する説明図
【図4】同給湯機の第1の他の実施例の構成図
【図5】同給湯機の第2の他の実施例の構成図
【図6】従来例における給湯機の構成図
【図7】従来例における第2の給湯機の構成図
【符号の説明】
4 貯湯槽
11 給湯加熱手段
15 放熱手段
22 制御手段
Claims (8)
- 給湯加熱手段と、前記給湯加熱手段で加熱した温水を貯湯する貯湯槽と、前記貯湯槽に貯湯された温水を熱源とする放熱手段と、前記貯湯槽に貯湯されている湯量と前記放熱手段で放熱する放熱量に応じて前記給湯加熱手段で加熱し前記貯湯槽に貯湯する給湯運転を制御する制御手段とを備えた給湯機。
- 制御手段は、貯湯槽に貯湯されている放熱手段を加熱するための有効保有熱量が減少しないように給湯加熱手段で加熱し前記貯湯槽に貯湯するように制御する請求項1記載の給湯機。
- 制御手段は、放熱手段に対して放熱の要求があり、かつ、貯湯槽の残湯量が予め設定された所定の最低残湯量以下になった場合に、給湯加熱手段で加熱し前記貯湯槽に貯湯するように制御する請求項1記載の給湯機。
- 給湯加熱手段で加熱した放熱手段に対して有効な加熱量を検出する有効加熱能力検出手段を設けた請求項1〜3のいずれか1項に記載の給湯機。
- 放熱手段用熱交換器において貯湯槽から循環してきた温水と放熱手段から循環してきた媒体とが熱交換した熱量を検出する放熱能力検出手段を設けた請求項1〜4のいずれか1項記載の給湯機。
- 給湯加熱手段をヒートポンプとする請求項1〜5のいずれか1項に記載の給湯機。
- 運転効率が最高付近になるように貯湯槽に貯湯する温水の温度を制御する制御手段を備えた請求項1〜6のいずれか1項に記載の給湯機。
- ヒートポンプに封入する冷媒を二酸化炭素とする請求項6記載の給湯機。
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