JP2004257515A - ピボット軸受装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明のピボット軸受装置1は、内輪31と、外輪32と、内輪31と外輪32とを回転自在に支持する玉33と、玉33を保持する保持器34とから構成された軸受10を備え、軸受11が、ほぼ円筒状のハウジング35と軸30との間に組み込まれ、ハウジング35の軸方向における両端部分にシールド板36が固定され、シールド板36は、外輪32におけるハウジング35の開口部側を覆うとともに、内輪31の端面の一部との間に軸方向の隙間を形成し、軸30の外周面との間に径方向の隙間を形成するように配置されている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばHDD装置のスイングアーム等に好適に使用されるピボット軸受装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のスイングアーム用ピボット軸受装置では、軸受は内・外輪、玉、保持器、シールド板、軸、ハウジングで構成され、シールド板を有する軸受2個に予圧をかけて使用されている。さらに、ハウジング両端面にはシールド板が設けられている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
すなわち、図9に示すように、従来のピボット軸受装置100は、両端がケース101に固定された軸102の両端近傍部分に、一対の玉軸受103、104が配置されている。玉軸受103、104は、内輪105の内径面で軸102に、外輪106の外径面でハウジング107の内周面の端部に圧入及び固定されている。玉軸受103、104には潤滑剤として、あらかじめ軌道面に微量の油が注入されている。ハウジング107には、ボイスコイルモータ108及びスイングアーム109が固定されている。
【0004】
一方、軸受103、104には、玉の軸方向両側において、通常のシールド板であるシール110が外輪106に設けられており、シール110と内輪外径面111との間には微小な隙間112が保たれている。また、シールド板113が上下の玉軸受103、104の軸方向外側に配置され、軸102に圧入固定されている。シールド板113の外周面とハウジング107の内周面との間には、微小な隙間114が保たれている。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−166526号公報(第2頁、第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したピボット軸受装置100では、シールド板を装着した際の外輪外径真円度、外輪みぞ真円度の劣化による軸受トルク変動が増大したり、あるいは、軸受内部にシールド板が設けられた構成であるため、ピボット軸受装置100を構成する2つの玉軸受103、104間のボール間スパンLが長く取れずに十分なモーメント剛性(曲げ剛性)が確保できないことがある。さらに、軸受剛性の向上を考えた場合に、従来用いられている深溝玉軸受では組立上の玉径や玉数に限界があり、剛性の向上が難しいという状況にあった。
【0007】
本発明は、軸受の剛性を向上させるとともに、トルク変動を防止することのできるピボット軸受装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係るピボット軸受装置は、内輪と、外輪と、内輪と外輪とを回転自在に支持する玉と、玉を保持する保持器とから構成された軸受を備え、軸受が、ほぼ円筒状のハウジングと軸との間に組み込まれたピボット軸受装置であって、ハウジングの軸方向における両端部分にシールド板が固定され、シールド板は、外輪におけるハウジングの開口部側を覆うとともに、内輪の端面の一部との間に軸方向の隙間を形成し、軸の外周面との間に径方向の隙間を形成するように配置されていることを特徴としている。
【0009】
また、上記目的を達成するための本発明に係るピボット軸受装置は、内輪と、外輪と、内輪と外輪とを回転自在に支持する玉と、玉を保持する保持器とから構成された軸受を備え、軸受が、ほぼ円筒状のハウジングと軸との間に組み込まれたピボット軸受装置であって、ハウジングの軸方向における両端部分にシールド板が固定され、シールド板は、外輪におけるハウジングの開口部側を覆うとともに、内輪の外径面との間に径方向の隙間を形成するように配置されていることを特徴としている。
【0010】
また、上記目的を達成するための本発明に係るピボット軸受装置は、内輪と、外輪と、内輪と外輪とを回転自在に支持する玉と、玉を保持する保持器とから構成された軸受を備え、軸受が、ほぼ円筒状のハウジングと軸との間に組み込まれたピボット軸受装置であって、内輪におけるハウジングの開口部側に内輪シールド板が固定され、ハウジングの軸方向における両端部分にハウジングシールド板が固定され、内輪シールド板は、内輪におけるハウジングの開口部側を覆うとともに、ハウジングの内径面との間に径方向の隙間を形成するように配置され、ハウジングシールド板は、内輪シールド板とラビリンスを構成するとともに、軸の外周面との間に径方向の隙間を形成するように配置されていることを特徴としている。
【0011】
また、上記目的を達成するための本発明に係るピボット軸受装置は、内輪と、外輪と、内輪と外輪とを回転自在に支持する玉と、玉を保持する保持器とから構成された軸受を備え、軸受が、ほぼ円筒状のハウジングと軸との間に組み込まれたピボット軸受装置であって、内輪におけるハウジングの開口部側に内輪シールド板が固定され、ハウジングの軸方向における両端部分にハウジングシールド板が固定され、内輪シールド板は、内輪におけるハウジングの開口部側を覆うとともに、外輪の内径面との間に径方向の隙間を形成するように配置され、ハウジングシールド板は、内輪シールド板とラビリンスを構成するとともに、軸の外周面との間に径方向の隙間を形成するように配置されていることを特徴としている。
【0012】
このように構成されたピボット軸受装置は、軸受の内部にシールド板を使用していないので、シールド板を設けることによる外輪外径、外輪みぞの真円度の劣化を解消することができ、これによる軸受トルク変動の発生が抑制される。また、内輪及び外輪の幅を狭くすることができるため、軸受のボール間スパンを長く設けて、軸受装置のモーメント剛性を向上させることができる。
【0013】
また、上記のピボット軸受装置において、保持器のポケット開口部側にグリースが封入されていることが望ましい。
これにより、内輪の外径面から保持器の内径面、外輪の内径面から保持器の外径面のラビリンスにグリースが架橋しにくく、軸受のトルク変動が防止され、潤滑剤油分が内輪の外径面や外輪の内径面を伝って滲み出すまでの時間を遅らせることが可能になる。さらには、保持器のポケット開口部は、ハウジングの開口部側に向かって配置されていると良い。
【0014】
また、上記のピボット軸受装置において、軸受の内輪と外輪の少なくとも一方が、カウンターボアタイプであることが望ましい。
さらに、カウンターボアタイプの軸受に設けられている玉の数Zは、玉のP.C.DをX(mm)としたときに、下記の式(1)から(4)の何れか1式を満たすことが望ましい。
玉の直径が、1/13(in)の場合、
Z≧2.2857X−0.5143 …(1)
玉の直径が、1.0(mm)の場合、
Z≧1.7143X+0.3429 …(2)
玉の直径が、1.2(mm)の場合、
Z≧1.5000X−0.2143 …(3)
玉の直径が、1/16(in)の場合、
Z≧1.1071X+0.0571 …(4)
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るピボット軸受装置の実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
まず、図1から図4に、本発明に係るピボット軸受装置の第1から第4実施形態を示す。
【0016】
(第1実施形態)
図1に示す第1実施形態のピボット軸受装置1は、ほぼ円筒状に形成されたハウジング35と、ハウジング35の中央に同中心軸状に配置された軸30とが設けられ、これらハウジング35と軸30との間に2つの軸受10が組み込まれている。すなわち、軸30とハウジング35とは、軸受10により相対回転できるように支持されている。
軸受10は、内輪31と、外輪32と、内輪31と外輪32とを回転自在に支持する玉33と、玉33を保持する保持器34とから構成されている。保持器34のポケット開口部側(背面34aと反対側)には、玉33の転動状態を滑らかに維持するためのグリース(潤滑剤)が封入されている。また、保持器34のポケット開口部は、ハウジング35の開口部側に向かって配置されている。
【0017】
また、ハウジング35の軸方向における両端部分には、シールド板36が固定されている。シールド板36は、外輪32におけるハウジング35の開口部側の端面を覆うように装着されており、その内径側の先端近傍部分は、内輪31の端面の一部との間に軸方向の隙間を形成し、さらに、軸30の外周面との間に径方向の隙間を形成するように配置されている。これらの隙間は、それぞれ微小な大きさに形成されており、十分なシール効果が得られるように構成されている。すなわち、シールド板36は、ハウジング35の両端部分において、外輪32及び玉33と内輪31の途中位置まで覆っており、外部から軸受10への異物の混入を防いでいる。
【0018】
このように、軸受10は、軸受内部にシールド板を設けていないため、外輪みぞの真円度劣化が防止され、軸受トルク変動が抑制される。また、内輪31または外輪32にシールド板を設けるための溝等を形成する必要がないので、内輪31と外輪32の幅(軸方向の長さ)を狭くすることが可能になる。よって、2つの軸受10の間のボール間スパンを、従来のピボット軸受装置よりも長く取ることが可能になり、ピボット軸受装置のモーメント剛性の向上が可能になる。さらに、外輪32側からのグリース漏れを防止することができる。
【0019】
また、軸受10のグリースは、保持器34のポケット開口部側に封入されている。
したがって、内輪31の外径面から保持器34の内径面、外輪32の内径面から保持器34の外径面のラビリンスにグリースが架橋しにくくなるため、軸受10のトルク変動が防止され、グリースの潤滑剤油分が内輪31の外径面や外輪32の内径面を伝って軸受外部に滲み出すまでの時間を遅らせることが可能になる。
【0020】
(第2実施形態)
図2に示す第2実施形態のピボット軸受装置2は、ハウジング35の軸方向における両端部分に固定されたシールド板36が、軸受11の外輪32aにおけるハウジング35の開口部側を覆うとともに、内輪31aの外径面との間に径方向の隙間を形成するように配置されている。
この第2実施形態のピボット軸受装置2は、上述したピボット軸受装置1と同様に、軸受の剛性を向上させるとともに、トルク変動を防止することができる。
【0021】
(第3実施形態)
図3に示す第3実施形態のピボット軸受装置3は、ハウジング35の軸方向における両端部分にハウジングシールド板36が固定され、軸受12の内輪31bにおけるハウジング35の開口部側に内輪シールド板37が固定されている。内輪シールド板37は、内輪31bにおけるハウジング35の開口部側を覆うとともに、ハウジング35の内径面との間に径方向の隙間を形成するように配置されている。また、ハウジングシールド板36は、内輪シールド板37と微小な隙間を形成してラビリンスを構成するとともに、軸30の外周面との間に径方向の隙間を形成するように配置されている。
この第3実施形態のピボット軸受装置3は、上述したピボット軸受装置1,2と同様に、軸受の剛性を向上させるとともに、トルク変動を防止することができる。また、シールド板を2つ設けることにより、上述したピボット軸受装置1,2に比べて、シール効果を高めている。
【0022】
(第4実施形態)
図4に示す第4実施形態のピボット軸受装置4は、軸受13の内輪31cにおけるハウジング35の開口部側に内輪シールド板38が固定され、ハウジング35の軸方向における両端部分にハウジングシールド板36が固定されている。内輪シールド板38は、内輪31cにおけるハウジング35の開口部側を覆うとともに、外輪32cの内径面との間に径方向の隙間を形成するように配置されている。また、ハウジングシールド板36は、内輪シールド板38とラビリンスを構成するとともに、軸30の外周面との間に径方向の隙間を形成するように配置されている。
この第4実施形態のピボット軸受装置4は、上述したピボット軸受装置1,2と同様に、軸受の剛性を向上させるとともに、トルク変動を防止することができる。また、シールド板を2つ設けることにより、上述したピボット軸受装置1,2に比べて、シール効果を高めている。
【0023】
(第5から第8実施形態)
次に、図5から図8に、本発明に係るピボット軸受装置の第5から第8実施形態を示す。
これらのピボット軸受装置5,6,7,8は、上述したピボット軸受装置1,2,3,4の軸受10,11,12,13の内外輪の少なくとも一方を、カウンターボアタイプとしたものである。すなわち、軸受14,15,16,17の内輪41,41a,41b,41cと外輪42,42a,42b,42cの少なくとも一方が、カウンターボアタイプである。また、保持器34の開口部側にグリースが封入されていて、軸受14,15,16,17の内部にはシールド板が設けられていない。
【0024】
深溝玉軸受を組み立てる場合には、内輪を外輪の内径部に偏らせて組み合わせた後、その内輪と外輪との隙間に玉を挿入するため、組み込める玉数が少なく制限される。一方、軸受14,15,16,17のように、カウンターボアタイプの軸受の場合には、内輪もしくは外輪の軌道に玉を目一杯配置した場合でも、軸方向から相手側の外輪または内輪を組み付けることができる。そのため、軸受14,15,16,17は、上述した軸受10,11,12,13に比べて、玉数を多く組み込むことができる。
【0025】
軸受14,15,16,17に設けられている玉の数Zは、玉のP.C.D(Pitch Circle Diameter)をX(mm)としたときに、下記の式(1)から(4)の何れか1式を満たすように構成されている。なお、玉のP.C.Dとは、軸受の中心から玉の中心までの距離を半径とする円の直径である。
玉の直径が、1/13(in)の場合、
Z≧2.2857X−0.5143 …(1)
玉の直径が、1.0(mm)の場合、
Z≧1.7143X+0.3429 …(2)
玉の直径が、1.2(mm)の場合、
Z≧1.5000X−0.2143 …(3)
玉の直径が、1/16(in)の場合、
Z≧1.1071X+0.0571 …(4)
これらの式(1)から(4)は、それぞれの玉の直径とP.C.Dにおいて、軸受組み立て時の外輪の変形荷重点にかかる応力が塑性変形の降伏点を超えないための、玉の数の許容値を算出したものである。
このように、ピボット軸受装置5,6,7,8は、軸受14,15,16,17に組み込む玉の数を、従来用いられている深溝玉軸受より増やして、剛性を高めることができる。
【0026】
なお、本発明のピボット軸受装置は、上述した各実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形、改良等が可能である。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るピボット軸受装置によれば、軸受の内部にシールド板を使用していないので、シールド板を設けることによる外輪外径、外輪みぞの真円度の劣化を解消することができ、これによる軸受トルク変動の発生が抑制される。また、内輪及び外輪の幅を狭くすることができるため、軸受のボール間スパンを長く設けて、軸受装置のモーメント剛性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るピボット軸受装置の第1実施形態を示す断面図である。
【図2】本発明に係るピボット軸受装置の第2実施形態を示す断面図である。
【図3】本発明に係るピボット軸受装置の第3実施形態を示す断面図である。
【図4】本発明に係るピボット軸受装置の第4実施形態を示す断面図である。
【図5】本発明に係るピボット軸受装置の第5実施形態を示す断面図である。
【図6】本発明に係るピボット軸受装置の第6実施形態を示す断面図である。
【図7】本発明に係るピボット軸受装置の第7実施形態を示す断面図である。
【図8】本発明に係るピボット軸受装置の第8実施形態を示す断面図である。
【図9】従来のピボット軸受装置の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1〜8 ピボット軸受装置
10〜17 軸受
30 軸
31,31a,31b,31c,41,41a,41b,41c 内輪
32,32a,32b,32c,42,42a,42b,42c 外輪
33 玉
34 保持器
34a 背面
35 ハウジング
36 シールド板(ハウジングシールド板)
37,38 内輪シールド板
Claims (7)
- 内輪と、外輪と、前記内輪と前記外輪とを回転自在に支持する玉と、前記玉を保持する保持器とから構成された軸受を備え、前記軸受が、ほぼ円筒状のハウジングと軸との間に組み込まれたピボット軸受装置であって、
前記ハウジングの前記軸方向における両端部分にシールド板が固定され、
前記シールド板は、前記外輪における前記ハウジングの開口部側を覆うとともに、前記内輪の端面の一部との間に軸方向の隙間を形成し、前記軸の外周面との間に径方向の隙間を形成するように配置されていることを特徴とするピボット軸受装置。 - 内輪と、外輪と、前記内輪と前記外輪とを回転自在に支持する玉と、前記玉を保持する保持器とから構成された軸受を備え、前記軸受が、ほぼ円筒状のハウジングと軸との間に組み込まれたピボット軸受装置であって、
前記ハウジングの前記軸方向における両端部分にシールド板が固定され、
前記シールド板は、前記外輪における前記ハウジングの開口部側を覆うとともに、前記内輪の外径面との間に径方向の隙間を形成するように配置されていることを特徴とするピボット軸受装置。 - 内輪と、外輪と、前記内輪と前記外輪とを回転自在に支持する玉と、前記玉を保持する保持器とから構成された軸受を備え、前記軸受が、ほぼ円筒状のハウジングと軸との間に組み込まれたピボット軸受装置であって、
前記内輪における前記ハウジングの開口部側に内輪シールド板が固定され、前記ハウジングの前記軸方向における両端部分にハウジングシールド板が固定され、前記内輪シールド板は、前記内輪における前記ハウジングの開口部側を覆うとともに、前記ハウジングの内径面との間に径方向の隙間を形成するように配置され、
前記ハウジングシールド板は、前記内輪シールド板とラビリンスを構成するとともに、前記軸の外周面との間に径方向の隙間を形成するように配置されていることを特徴とするピボット軸受装置。 - 内輪と、外輪と、前記内輪と前記外輪とを回転自在に支持する玉と、前記玉を保持する保持器とから構成された軸受を備え、前記軸受が、ほぼ円筒状のハウジングと軸との間に組み込まれたピボット軸受装置であって、
前記内輪における前記ハウジングの開口部側に内輪シールド板が固定され、前記ハウジングの前記軸方向における両端部分にハウジングシールド板が固定され、前記内輪シールド板は、前記内輪における前記ハウジングの開口部側を覆うとともに、前記外輪の内径面との間に径方向の隙間を形成するように配置され、
前記ハウジングシールド板は、前記内輪シールド板とラビリンスを構成するとともに、前記軸の外周面との間に径方向の隙間を形成するように配置されていることを特徴とするピボット軸受装置。 - 請求項1から4の何れか1項に記載のピボット軸受装置において、
前記保持器のポケット開口部側にグリースが封入されていることを特徴とするピボット軸受装置。 - 請求項1から5の何れか1項に記載のピボット軸受装置において、
前記軸受の前記内輪と前記外輪の少なくとも一方が、カウンターボアタイプであることを特徴とするピボット軸受装置。 - 請求項6に記載のピボット軸受装置において、前記軸受に設けられている前記玉の数Zは、前記玉のP.C.DをX(mm)としたときに、下記の式(1)から(4)の何れか1式を満たすことを特徴とするピボット軸受装置。
前記玉の直径が、1/13(in)の場合、
Z≧2.2857X−0.5143 …(1)
前記玉の直径が、1.0(mm)の場合、
Z≧1.7143X+0.3429 …(2)
前記玉の直径が、1.2(mm)の場合、
Z≧1.5000X−0.2143 …(3)
前記玉の直径が、1/16(in)の場合、
Z≧1.1071X+0.0571 …(4)
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---|---|---|---|---|
JP2017116069A (ja) * | 2015-12-25 | 2017-06-29 | セイコーインスツル株式会社 | 軸受装置、情報記録再生装置および軸受装置の製造方法 |
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JP2017116069A (ja) * | 2015-12-25 | 2017-06-29 | セイコーインスツル株式会社 | 軸受装置、情報記録再生装置および軸受装置の製造方法 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090210 |