JP2004256134A - 段ボール箱およびそれによる収納梱包法 - Google Patents
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Abstract
【課題】収納物の高さが不揃いにならず、目的物を容易に収納梱包でき、肉薄の台紙を使用し多段積み重ねることに十分耐えられる段ボール箱の提供。
【解決手段】底板1に対し主側壁板4,5を直角に起立し、仕切壁板8,9を副側壁板4′,5′に対し直角に折曲し、その副側壁板4′,5′を主側壁板4,5に対し直角に折曲し、底板1に対し主側壁板2を直角に起立し、その補強兼糊代片2′,2″を主側壁板2に対し直角に折曲し、仕切壁板8,9の遊端辺縁の糊代片8′,9′を主側壁板2の内面に貼着し、上記補強兼糊代片2′,2″の外面を主側壁板4,5の内面に貼着して、底板1上に、空室b,b′を区画形成し、主側壁板3を底板1に対し直角に起立して空室b,b′を形成している副側壁板4′,5′の外面に重合貼着し、蓋板12を、主側壁板2に対し直角に折曲して、上記空室b,b′の上面開口を閉鎖してなる段ボール箱。
【選択図】 図2
【解決手段】底板1に対し主側壁板4,5を直角に起立し、仕切壁板8,9を副側壁板4′,5′に対し直角に折曲し、その副側壁板4′,5′を主側壁板4,5に対し直角に折曲し、底板1に対し主側壁板2を直角に起立し、その補強兼糊代片2′,2″を主側壁板2に対し直角に折曲し、仕切壁板8,9の遊端辺縁の糊代片8′,9′を主側壁板2の内面に貼着し、上記補強兼糊代片2′,2″の外面を主側壁板4,5の内面に貼着して、底板1上に、空室b,b′を区画形成し、主側壁板3を底板1に対し直角に起立して空室b,b′を形成している副側壁板4′,5′の外面に重合貼着し、蓋板12を、主側壁板2に対し直角に折曲して、上記空室b,b′の上面開口を閉鎖してなる段ボール箱。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内部を仕切壁板で二つの空室に区画した段ボール箱およびそれによる収納梱包法に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の段ボール箱としては、既に各種構造のものが提案されている。
例えば、特開2001−328620号公報(特許文献1)記載のものは、一重の周壁により形成される箱本体内を、仕切壁板で区画した各室の底部に底板の一重部分と二重部分ができ、そこに収納したペットボトル等の目的物の高さが不揃いになるのを、底部全域で底板を二重にして段差を生じないように改善し、そのことにより同時に、底部全域の強度の向上を図っている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−328620号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
段ボール箱に目的物を収納梱包する作業を、所定の自動収納梱包ラインで自動的に行う場合、底部を二重にする上記のような段ボール箱にあっては、当該段ボール箱を組み立てた後に、その段ボール箱に上面開口を通じて収納物を入れざるを得ないと認められる。
【0005】
それは、組立て途中の一重の底部に目的物を乗載した後で、それらの間に他の底板を挿入することにより二重にすることは困難だからである。
また、目的物を収納梱包した段ボール箱は、その出荷輸送および保管の何れにおいても、複数段に積み重ねられるのが普通であるが、その場合には、特に下段のものが圧し潰されるのを避けなければならない。
そのためには、 特許文献1記載の上記段ボール箱のように、一重の周壁の場合には、肉厚の段ボールを採用するとか、他の補強材を使うなどして所定の補強を行う必要があるという不利が生じる。
【0006】
そこで本発明は、第1に、底部を一重にして、段差が生じることをなくし収納物の高さが不揃いにならないようにするとともに、組立ての初期または途中適宜の時期にその一重の底部に目的物を載せることにより所定の自動収納梱包ラインにおいて極めて容易に目的物を収納梱包することができ、第2に、周壁の対向する一組の主側壁板を二重構造に、他の一組の主側壁板を一重構造にすることにより、比較的肉薄の段ボールを使用しても出荷輸送および保管の際に複数段積み重ねることに、十分耐えられる強度を有する段ボール箱を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明段ボール箱は次の構成からなる。
(1) 台紙aが、横長方形の底板1の両側対向長辺縁にそれと同形同大の主側壁板2,3を連設するとともに、両側対向短辺縁には略正方形の主側壁板4,5を連設し、その主側壁板4,5の一側辺縁には同じく略正方形の副側壁板4′,5′を連設し、その副側壁板4′,5′と上記主側壁板3との間に切込み6,7を形成して、かつ、その主側壁板3と並列する状態にして連設し、上記副側壁板4′,5′の一側辺縁(主側壁板4,5と反対側になる辺縁)に仕切壁板8,9を連設し、さらに、その仕切壁板8,9の遊端辺縁に糊代片8′,9′を連設し、かつ、上記主側壁板2の両側対向短辺縁に補強兼糊代片2′,2″を連設し、該主側壁板2の一側長辺縁(底板1と反対側になる辺縁)には底板1(および主側壁板2,3)と同形同大の蓋板12を連設している。
(2) その台紙aの水平配置した台紙aの底板1に対して、主側壁板4,5を副側壁板4′、5′および仕切壁板8,9とともに直角に起立し、その仕切壁板8,9を副側壁板4′,5′に対して直角に折曲し、かつ、その副側壁板4′,5′を上記主側壁板4,5に対し直角に折曲し、さらに、上記底板1に対して主側壁板2を補強兼糊代片2′,2″とともに直角に起立し、かつ、その補強兼糊代片2′,2″を主側壁板2に対して直角に折曲し、上記仕切壁板8,9の遊端辺縁の糊代片8′,9′を主側壁板2の内面に貼着するとともに、上記補強兼糊代片2′,2″の外面を主側壁板4,5の内面に貼着することによって、底板1上に、主側壁板2,4,5と副側壁板4′,5′および仕切壁板8,9とが囲繞する空室b,b′を、その仕切壁板8,9を隣接重合させた状態で区画形成している。
(3) 主側壁板3を底板1に対し直角に起立し、それを上記空室b,b′を形成している副側壁板4′,5′の外面に重合貼着している。
(4) 蓋板12を、上記主側壁板2に対し直角に折曲して、上記空室b,b′の上面開口を閉鎖するとともに、該蓋板12の糊代片15および12′,12″を主側壁板3,4,5の外面に重合貼着している。
【0008】
請求項2記載の本発明段ボール箱は次の構成からなる。
(1) 台紙aが、横長方形の底板1の両側対向長辺縁にそれと同形同大の主側壁板2,3を連設するとともに、両側対向短辺縁には略正方形の主側壁板4,5を連設し、その主側壁板4,5の一側辺縁には同じく略正方形の副側壁板4′,5′を連設し、その副側壁板4′,5′と上記主側壁板3との間に切込み6,7を形成して、かつ、その主側壁板3と並列する状態にして連設し、上記副側壁板5′の一側辺縁(主側壁板5と反対側になる辺縁)に仕切壁板9を連設し、さらに、その仕切壁板9の遊端辺縁に糊代片9′を連設し、かつ、上記主側壁板2の両側対向短辺縁に補強兼糊代片2′,2″を連設し、該主側壁板2の一側長辺縁(底板1と反対側になる辺縁)には底板1(および主側壁板2,3)と同形同大の蓋板12を連設してなる。
(2) その台紙aの水平配置した台紙aの底板1に対して、主側壁板4,5を副側壁板4′、5′および仕切壁板9とともに直角に起立し、その仕切壁板9を副側壁板5′に対して直角に折曲し、かつ、その副側壁板5′を上記主側壁板4,5に対し直角に折曲し、さらに、上記底板1に対して主側壁板2を補強兼糊代片2′,2″とともに直角に起立し、かつその補強兼糊代片2′,2″を主側壁板2に対して直角に折曲し、上記仕切壁板9の遊端辺縁の糊代片9′を主側壁板2の内面に貼着するとともに、上記補強兼糊代片2′,2″の外面を主側壁板4,5の内面に貼着することによって、底板1上に、主側壁板2,4,5と副側壁板4′,5′および仕切壁板9とが囲繞する空室b,b′を区画形成している。
(3) 主側壁板3を底板1に対し直角に起立し、それを上記空室b,b′を形成している副側壁板4′,5′の外面に重合貼着している。
(4) 蓋板12を、上記主側壁板2に対し直角に折曲して、上記空室b,b′の上面開口を閉鎖するとともに、該蓋板12の糊代片15および12′,12″を主側壁板3,4,5の外面に重合貼着している。
【0009】
請求項3記載の本発明段ボール箱の構成は次のとおりである。
(1) 台紙aが、横長方形の底板1の両側対向長辺縁にそれと同形同大の主側壁板2,3を連設するとともに、両側対向短辺縁には略正方形の主側壁板4,5を連設し、その主側壁板4,5の一側辺縁には同じく略正方形の副側壁板4′,5′を連設し、その副側壁板4′,5′と上記主側壁板3との間に切込み6,7を形成して、かつ、その主側壁板3と並列する状態にして連設し、上記副側壁板5′の一側辺縁(主側壁板5と反対側になる辺縁)に仕切壁板9を連設し、かつ、上記主側壁板2の両側対向短辺縁に補強兼糊代片2′,2″を連設し、該主側壁板2の一側長辺縁(底板1と反対側になる辺縁)には底板1(および主側壁板2,3)と同形同大の蓋板12を連設してなる。
(2) その台紙aの水平配置した台紙aの底板1に対して、主側壁板4,5を副側壁板4′、5′および仕切壁板9とともに直角に起立し、その仕切壁板9を副側壁板5′に対して直角に折曲し、かつ、その副側壁板5′を上記主側壁板4,5に対し直角に折曲し、さらに、上記底板1に対して主側壁板2を補強兼糊代片2′,2″とともに直角に起立し、かつ、その補強兼糊代片2′,2″を主側壁板2に対して直角に折曲し、上記補強兼糊代片2′,2″の外面を主側壁板4,5の内面に貼着することによって、底板1上に、主側壁板2,4,5と副側壁板4′,5′および仕切壁板9とが囲繞する空室b,b′を区画形成している。
(3) 主側壁板3を底板1に対し直角に起立し、それを上記空室b,b′を形成している副側壁板4′,5′の外面に重合貼着している。
(4) 蓋板12を、上記主側壁板2に対し直角に折曲して、上記空室b,b′の上面開口を閉鎖するとともに、該蓋板12の糊代片15および12′,12″を主側壁板3,4,5の外面に重合貼着している。
【0010】
請求項4記載の本発明段ボール箱による収納梱包法は、請求項1,2または3記載の段ボール箱を組み立てる初期において、すなわち、主側壁板4,5を直角に起立する前に、底板1の所定部位に目的物を載せておくことを内容とするものである。
【0011】
請求項5記載の本発明段ボール箱による収納梱包法は、請求項1,2または3記載の段ボール箱を組み立てる途中において、すなわち、上記空室b,b′を囲繞形成した時点で、目的物をその各空室b,b′に収納することを内容とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下本発明段ボール箱を図示の実施形態について詳しく説明する。
【0013】
実施形態1(図1〜4)
aは台紙で、それはまず、底板1の両側対向長辺縁にそれと同形同大の主側壁板2,3を連設している。
4,5は上記底板1の両側対向短辺縁に連設された略正方形の主側壁板で、その主側壁板4,5の一側辺縁には同じく略正方形の副側壁板4′、5′を、その副側壁板4′、5′と上記主側壁板3との間に切込み6,7を形成し、かつ、その主側壁板3と並列する状態にして連設している。
【0014】
8,9は上記副側壁板4′,5′の一側辺縁(主側壁板4,5と反対側になる辺縁)に連設した仕切壁板、8′,9′はその仕切壁板8,9の遊端辺縁に連設した糊代片である。
【0015】
2′,2″は主側壁板2の両側対向短辺縁に連設した補強兼糊代片で、上記主側壁板4,5との間に切込み11,11′を形成している。
【0016】
12は上記主側壁板2の一側長辺縁(底板1と反対側になる辺縁)に連設した蓋板で、この蓋板12は、底板1(および主側壁板2,3)と同形同大の横長方形をなしている。
12′,12″は蓋板12の両側対向短辺縁に連設した糊代片で、上記糊代片2′,2″との間に切込み13,14を形成している。15は蓋板12の外側長辺縁に連設した糊代片である。
【0017】
16……は、補強兼糊代片2′、主側壁板4,5および糊代片12′,12″の所要位置に開設した手掛け用孔である。
【0018】
上記台紙aを、例えば所定の自動収納梱包ライン上で、本発明段ボール箱に組み立てるには以下のようにする。
【0019】
まず、水平配置した台紙aの底板1に対して主側壁板4,5を副側壁板4′、5′および仕切壁板8,9とともに直角に起立し、その仕切壁板8,9を副側壁板4′,5′に対して直角に折曲し、さらに、その副側壁板4′,5′を上記主側壁板4,5に対し直角に折曲する。
かつ、底板1に対して主側壁板2を補強兼糊代片2′,2″とともに直角に起立し、さらに、その補強兼糊代片2′,2″を主側壁板2に対して直角に折曲する。
【0020】
そして、上記仕切壁板8,9の遊端辺縁の糊代片8′,9′を主側壁板2の内面に貼着するとともに、上記補強兼糊代片2′,2″をの外面を主側壁板4,5の内面に貼着する。
これによって、底板1上に、主側壁板2,4,5と副側壁板4′,5′および仕切壁板8,9とが囲繞する空室b,b′が、その仕切壁板8,9を隣接重合させた状態で区画形成される(図2)。
【0021】
続いて、主側壁板3を底板1に対し直角に起立し、それを上記空室b,b′を形成している副側壁板4′,5′の外面に重合貼着する(図3)。
その後、蓋板12を、上記主側壁板2に対し直角に折曲して、上記空室b,b′の上面開口を閉鎖する。
【0022】
さらに、上記糊代片15および12′,12″を蓋板12に対して直角に折曲垂下し、それらを主側壁板3,4,5の外面に重合貼着する。
【0023】
このようにして、所期の段ボール箱A(図4)を組み立てるものであるが、収納梱包しようとする目的物は、その組立ての初期において、すなわち、主側壁板4,5を直角に起立する前に底板1の所定部位に載せておくか、あるいは、組立て途中において、すなわち、主側壁板4,5と副側壁板4′,5′および仕切壁板8,9等とで空室b,b′を囲繞形成した時点で、その各空室b,b′に収納するかするもので、そのいずれを採択するかは、自動収納梱包ラインの仕様等に基づき適宜決定するとよいことである。
【0024】
上記空室b,b′に収納した目的物の取出しは、蓋板12をその輪郭線に沿って切断することにより、あるいは、蓋板12と主側壁板2または3(および副側壁板4′,5′)とをそれらを連続させたままその輪郭線に沿って切断することにより開き、空室b,b′の上面または側面から双方の目的物を取り出せばよいものである。
【0025】
しかし、段ボール箱Aによれば、例えば、一方の空室bまたはb′に収納している目的物だけを取り出し、他方の空室b′またはbの目的物についてはそのまま収納梱包状態にしておき、それについては後刻あらためて取り出すようにすることができる。
【0026】
それには、例えば一方の空室bから目的物を取り出す場合について述べると、蓋板12の空室bの上面開口周縁に対応している部分、および、補強兼糊代片2′との重合部分を含む主側壁板4の辺縁部分、すなわち、図4の点線17で示す部分に沿って所要のカッターによる切込みを入れ、これにより、主側壁板4およびこれに連続する蓋板12の半部を、開くと、空室bがその上面と側面を開放する。
したがって、一方の空室b内の目的物は、この開放部分を通じ容易に取り出すことができる。他方の空室b′は、開放されることなく、当該目的物をそのまま収納梱包状態に維持する。
【0027】
なお、上記のように、蓋板12等をその輪郭線に沿って切断する場合、または点線17で示す部分に沿って切り開く場合、カッターによる以外、例えば、該当部分に予めミシン目を入れておくとかテープ等の切り離し材を沿設しておき、これらに沿って引きちぎるようにしてもよい。
【0028】
実施形態2(図5〜8)
この実施形態2は、上記実施形態1における仕切壁板8とその糊代片8′を備えていないこと、したがって空室b,b′の仕切りを仕切壁板9だけによっていることにおいて、上記実施形態1と相違し、その他の構成および組立ては、その実施形態1と実質上同じである。
【0029】
よって、上記その他の構成および組立てについては、図面の同一部分に同一の符号を付すにとどめ、その説明を省略する。
【0030】
実施形態3(図9〜12)
この実施形態3は、上記実施形態1における仕切壁板8とその糊代片8′を備えていないこと、したがって空室b,b′の仕切りを仕切壁板9だけによっていること、しかもその仕切壁板9に糊代片9′を連設することなく、したがって、該仕切壁板9の遊端辺縁を主側壁板2の内面に貼着していないことにおいて、上記実施形態1と相違し、その他の構成および組立ては、その実施形態1と実質上同じである。
【0031】
よって、上記その他の構成および組立てについては、図面の同一部分に同一の符号を付すにとどめ、その説明を省略する。
【0032】
【発明の効果】
以上詳述したところから明らかなように、本発明によれば次の効果を奏するものである。
【0033】
本発明段ボール箱は、目的物を収納する空室b,b′が、その底部を一重の底板1で形成し、段差を生じることをなくしているから当該収納物の高さを不揃いにすることなく整然と収納できる。
このことは、自動収納梱包ラインにおいて、上記空室b,b′に目的物を収納梱包するのを支障なく正確に実施できることになる。
【0034】
本発明段ボール箱は、主側壁板3と副側壁板4′,5′とによる二重壁部分と、主側壁板4,5と補強兼糊代片2′,2″との重合部分を有するから、その周壁が補強され、比較的肉薄の段ボールを使用しても出荷輸送および保管の際に複数段積み重ねることに、十分耐えられる強度を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る段ボール箱の台紙の展開図である。
【図2】上記段ボール箱の組立て状況を説明するための斜視図である。
【図3】同じく上記段ボール箱の組立て状況を説明するための斜視図である。
【図4】上記段ボール箱の組上がり状態の斜視図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る段ボール箱の台紙の展開図である。
【図6】上記段ボール箱の組立て状況を説明するための斜視図である。
【図7】同じく上記段ボール箱の組立て状況を説明するための斜視図である。
【図8】上記段ボール箱の組上がり状態の斜視図である。
【図9】本発明の第3実施形態に係る段ボール箱の台紙の展開図である。
【図10】上記段ボール箱の組立て状況を説明するための斜視図である。
【図11】同じく上記段ボール箱の組立て状況を説明するための斜視図である。
【図12】上記段ボール箱の組上がり状態の斜視図である。
【符号の説明】
a 台紙
b,b′ 空室
1 底板
2〜5 主側壁板
2′,2″ 補強兼糊代片
4′,5′ 副側壁板
6,7 切込み
8,9 仕切壁板
8′,9′ 糊代片
10,11 切込み
12 蓋板
12′,12″ 糊代片
13,14 切込み
15 糊代片
【発明の属する技術分野】
本発明は、内部を仕切壁板で二つの空室に区画した段ボール箱およびそれによる収納梱包法に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の段ボール箱としては、既に各種構造のものが提案されている。
例えば、特開2001−328620号公報(特許文献1)記載のものは、一重の周壁により形成される箱本体内を、仕切壁板で区画した各室の底部に底板の一重部分と二重部分ができ、そこに収納したペットボトル等の目的物の高さが不揃いになるのを、底部全域で底板を二重にして段差を生じないように改善し、そのことにより同時に、底部全域の強度の向上を図っている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−328620号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
段ボール箱に目的物を収納梱包する作業を、所定の自動収納梱包ラインで自動的に行う場合、底部を二重にする上記のような段ボール箱にあっては、当該段ボール箱を組み立てた後に、その段ボール箱に上面開口を通じて収納物を入れざるを得ないと認められる。
【0005】
それは、組立て途中の一重の底部に目的物を乗載した後で、それらの間に他の底板を挿入することにより二重にすることは困難だからである。
また、目的物を収納梱包した段ボール箱は、その出荷輸送および保管の何れにおいても、複数段に積み重ねられるのが普通であるが、その場合には、特に下段のものが圧し潰されるのを避けなければならない。
そのためには、 特許文献1記載の上記段ボール箱のように、一重の周壁の場合には、肉厚の段ボールを採用するとか、他の補強材を使うなどして所定の補強を行う必要があるという不利が生じる。
【0006】
そこで本発明は、第1に、底部を一重にして、段差が生じることをなくし収納物の高さが不揃いにならないようにするとともに、組立ての初期または途中適宜の時期にその一重の底部に目的物を載せることにより所定の自動収納梱包ラインにおいて極めて容易に目的物を収納梱包することができ、第2に、周壁の対向する一組の主側壁板を二重構造に、他の一組の主側壁板を一重構造にすることにより、比較的肉薄の段ボールを使用しても出荷輸送および保管の際に複数段積み重ねることに、十分耐えられる強度を有する段ボール箱を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明段ボール箱は次の構成からなる。
(1) 台紙aが、横長方形の底板1の両側対向長辺縁にそれと同形同大の主側壁板2,3を連設するとともに、両側対向短辺縁には略正方形の主側壁板4,5を連設し、その主側壁板4,5の一側辺縁には同じく略正方形の副側壁板4′,5′を連設し、その副側壁板4′,5′と上記主側壁板3との間に切込み6,7を形成して、かつ、その主側壁板3と並列する状態にして連設し、上記副側壁板4′,5′の一側辺縁(主側壁板4,5と反対側になる辺縁)に仕切壁板8,9を連設し、さらに、その仕切壁板8,9の遊端辺縁に糊代片8′,9′を連設し、かつ、上記主側壁板2の両側対向短辺縁に補強兼糊代片2′,2″を連設し、該主側壁板2の一側長辺縁(底板1と反対側になる辺縁)には底板1(および主側壁板2,3)と同形同大の蓋板12を連設している。
(2) その台紙aの水平配置した台紙aの底板1に対して、主側壁板4,5を副側壁板4′、5′および仕切壁板8,9とともに直角に起立し、その仕切壁板8,9を副側壁板4′,5′に対して直角に折曲し、かつ、その副側壁板4′,5′を上記主側壁板4,5に対し直角に折曲し、さらに、上記底板1に対して主側壁板2を補強兼糊代片2′,2″とともに直角に起立し、かつ、その補強兼糊代片2′,2″を主側壁板2に対して直角に折曲し、上記仕切壁板8,9の遊端辺縁の糊代片8′,9′を主側壁板2の内面に貼着するとともに、上記補強兼糊代片2′,2″の外面を主側壁板4,5の内面に貼着することによって、底板1上に、主側壁板2,4,5と副側壁板4′,5′および仕切壁板8,9とが囲繞する空室b,b′を、その仕切壁板8,9を隣接重合させた状態で区画形成している。
(3) 主側壁板3を底板1に対し直角に起立し、それを上記空室b,b′を形成している副側壁板4′,5′の外面に重合貼着している。
(4) 蓋板12を、上記主側壁板2に対し直角に折曲して、上記空室b,b′の上面開口を閉鎖するとともに、該蓋板12の糊代片15および12′,12″を主側壁板3,4,5の外面に重合貼着している。
【0008】
請求項2記載の本発明段ボール箱は次の構成からなる。
(1) 台紙aが、横長方形の底板1の両側対向長辺縁にそれと同形同大の主側壁板2,3を連設するとともに、両側対向短辺縁には略正方形の主側壁板4,5を連設し、その主側壁板4,5の一側辺縁には同じく略正方形の副側壁板4′,5′を連設し、その副側壁板4′,5′と上記主側壁板3との間に切込み6,7を形成して、かつ、その主側壁板3と並列する状態にして連設し、上記副側壁板5′の一側辺縁(主側壁板5と反対側になる辺縁)に仕切壁板9を連設し、さらに、その仕切壁板9の遊端辺縁に糊代片9′を連設し、かつ、上記主側壁板2の両側対向短辺縁に補強兼糊代片2′,2″を連設し、該主側壁板2の一側長辺縁(底板1と反対側になる辺縁)には底板1(および主側壁板2,3)と同形同大の蓋板12を連設してなる。
(2) その台紙aの水平配置した台紙aの底板1に対して、主側壁板4,5を副側壁板4′、5′および仕切壁板9とともに直角に起立し、その仕切壁板9を副側壁板5′に対して直角に折曲し、かつ、その副側壁板5′を上記主側壁板4,5に対し直角に折曲し、さらに、上記底板1に対して主側壁板2を補強兼糊代片2′,2″とともに直角に起立し、かつその補強兼糊代片2′,2″を主側壁板2に対して直角に折曲し、上記仕切壁板9の遊端辺縁の糊代片9′を主側壁板2の内面に貼着するとともに、上記補強兼糊代片2′,2″の外面を主側壁板4,5の内面に貼着することによって、底板1上に、主側壁板2,4,5と副側壁板4′,5′および仕切壁板9とが囲繞する空室b,b′を区画形成している。
(3) 主側壁板3を底板1に対し直角に起立し、それを上記空室b,b′を形成している副側壁板4′,5′の外面に重合貼着している。
(4) 蓋板12を、上記主側壁板2に対し直角に折曲して、上記空室b,b′の上面開口を閉鎖するとともに、該蓋板12の糊代片15および12′,12″を主側壁板3,4,5の外面に重合貼着している。
【0009】
請求項3記載の本発明段ボール箱の構成は次のとおりである。
(1) 台紙aが、横長方形の底板1の両側対向長辺縁にそれと同形同大の主側壁板2,3を連設するとともに、両側対向短辺縁には略正方形の主側壁板4,5を連設し、その主側壁板4,5の一側辺縁には同じく略正方形の副側壁板4′,5′を連設し、その副側壁板4′,5′と上記主側壁板3との間に切込み6,7を形成して、かつ、その主側壁板3と並列する状態にして連設し、上記副側壁板5′の一側辺縁(主側壁板5と反対側になる辺縁)に仕切壁板9を連設し、かつ、上記主側壁板2の両側対向短辺縁に補強兼糊代片2′,2″を連設し、該主側壁板2の一側長辺縁(底板1と反対側になる辺縁)には底板1(および主側壁板2,3)と同形同大の蓋板12を連設してなる。
(2) その台紙aの水平配置した台紙aの底板1に対して、主側壁板4,5を副側壁板4′、5′および仕切壁板9とともに直角に起立し、その仕切壁板9を副側壁板5′に対して直角に折曲し、かつ、その副側壁板5′を上記主側壁板4,5に対し直角に折曲し、さらに、上記底板1に対して主側壁板2を補強兼糊代片2′,2″とともに直角に起立し、かつ、その補強兼糊代片2′,2″を主側壁板2に対して直角に折曲し、上記補強兼糊代片2′,2″の外面を主側壁板4,5の内面に貼着することによって、底板1上に、主側壁板2,4,5と副側壁板4′,5′および仕切壁板9とが囲繞する空室b,b′を区画形成している。
(3) 主側壁板3を底板1に対し直角に起立し、それを上記空室b,b′を形成している副側壁板4′,5′の外面に重合貼着している。
(4) 蓋板12を、上記主側壁板2に対し直角に折曲して、上記空室b,b′の上面開口を閉鎖するとともに、該蓋板12の糊代片15および12′,12″を主側壁板3,4,5の外面に重合貼着している。
【0010】
請求項4記載の本発明段ボール箱による収納梱包法は、請求項1,2または3記載の段ボール箱を組み立てる初期において、すなわち、主側壁板4,5を直角に起立する前に、底板1の所定部位に目的物を載せておくことを内容とするものである。
【0011】
請求項5記載の本発明段ボール箱による収納梱包法は、請求項1,2または3記載の段ボール箱を組み立てる途中において、すなわち、上記空室b,b′を囲繞形成した時点で、目的物をその各空室b,b′に収納することを内容とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下本発明段ボール箱を図示の実施形態について詳しく説明する。
【0013】
実施形態1(図1〜4)
aは台紙で、それはまず、底板1の両側対向長辺縁にそれと同形同大の主側壁板2,3を連設している。
4,5は上記底板1の両側対向短辺縁に連設された略正方形の主側壁板で、その主側壁板4,5の一側辺縁には同じく略正方形の副側壁板4′、5′を、その副側壁板4′、5′と上記主側壁板3との間に切込み6,7を形成し、かつ、その主側壁板3と並列する状態にして連設している。
【0014】
8,9は上記副側壁板4′,5′の一側辺縁(主側壁板4,5と反対側になる辺縁)に連設した仕切壁板、8′,9′はその仕切壁板8,9の遊端辺縁に連設した糊代片である。
【0015】
2′,2″は主側壁板2の両側対向短辺縁に連設した補強兼糊代片で、上記主側壁板4,5との間に切込み11,11′を形成している。
【0016】
12は上記主側壁板2の一側長辺縁(底板1と反対側になる辺縁)に連設した蓋板で、この蓋板12は、底板1(および主側壁板2,3)と同形同大の横長方形をなしている。
12′,12″は蓋板12の両側対向短辺縁に連設した糊代片で、上記糊代片2′,2″との間に切込み13,14を形成している。15は蓋板12の外側長辺縁に連設した糊代片である。
【0017】
16……は、補強兼糊代片2′、主側壁板4,5および糊代片12′,12″の所要位置に開設した手掛け用孔である。
【0018】
上記台紙aを、例えば所定の自動収納梱包ライン上で、本発明段ボール箱に組み立てるには以下のようにする。
【0019】
まず、水平配置した台紙aの底板1に対して主側壁板4,5を副側壁板4′、5′および仕切壁板8,9とともに直角に起立し、その仕切壁板8,9を副側壁板4′,5′に対して直角に折曲し、さらに、その副側壁板4′,5′を上記主側壁板4,5に対し直角に折曲する。
かつ、底板1に対して主側壁板2を補強兼糊代片2′,2″とともに直角に起立し、さらに、その補強兼糊代片2′,2″を主側壁板2に対して直角に折曲する。
【0020】
そして、上記仕切壁板8,9の遊端辺縁の糊代片8′,9′を主側壁板2の内面に貼着するとともに、上記補強兼糊代片2′,2″をの外面を主側壁板4,5の内面に貼着する。
これによって、底板1上に、主側壁板2,4,5と副側壁板4′,5′および仕切壁板8,9とが囲繞する空室b,b′が、その仕切壁板8,9を隣接重合させた状態で区画形成される(図2)。
【0021】
続いて、主側壁板3を底板1に対し直角に起立し、それを上記空室b,b′を形成している副側壁板4′,5′の外面に重合貼着する(図3)。
その後、蓋板12を、上記主側壁板2に対し直角に折曲して、上記空室b,b′の上面開口を閉鎖する。
【0022】
さらに、上記糊代片15および12′,12″を蓋板12に対して直角に折曲垂下し、それらを主側壁板3,4,5の外面に重合貼着する。
【0023】
このようにして、所期の段ボール箱A(図4)を組み立てるものであるが、収納梱包しようとする目的物は、その組立ての初期において、すなわち、主側壁板4,5を直角に起立する前に底板1の所定部位に載せておくか、あるいは、組立て途中において、すなわち、主側壁板4,5と副側壁板4′,5′および仕切壁板8,9等とで空室b,b′を囲繞形成した時点で、その各空室b,b′に収納するかするもので、そのいずれを採択するかは、自動収納梱包ラインの仕様等に基づき適宜決定するとよいことである。
【0024】
上記空室b,b′に収納した目的物の取出しは、蓋板12をその輪郭線に沿って切断することにより、あるいは、蓋板12と主側壁板2または3(および副側壁板4′,5′)とをそれらを連続させたままその輪郭線に沿って切断することにより開き、空室b,b′の上面または側面から双方の目的物を取り出せばよいものである。
【0025】
しかし、段ボール箱Aによれば、例えば、一方の空室bまたはb′に収納している目的物だけを取り出し、他方の空室b′またはbの目的物についてはそのまま収納梱包状態にしておき、それについては後刻あらためて取り出すようにすることができる。
【0026】
それには、例えば一方の空室bから目的物を取り出す場合について述べると、蓋板12の空室bの上面開口周縁に対応している部分、および、補強兼糊代片2′との重合部分を含む主側壁板4の辺縁部分、すなわち、図4の点線17で示す部分に沿って所要のカッターによる切込みを入れ、これにより、主側壁板4およびこれに連続する蓋板12の半部を、開くと、空室bがその上面と側面を開放する。
したがって、一方の空室b内の目的物は、この開放部分を通じ容易に取り出すことができる。他方の空室b′は、開放されることなく、当該目的物をそのまま収納梱包状態に維持する。
【0027】
なお、上記のように、蓋板12等をその輪郭線に沿って切断する場合、または点線17で示す部分に沿って切り開く場合、カッターによる以外、例えば、該当部分に予めミシン目を入れておくとかテープ等の切り離し材を沿設しておき、これらに沿って引きちぎるようにしてもよい。
【0028】
実施形態2(図5〜8)
この実施形態2は、上記実施形態1における仕切壁板8とその糊代片8′を備えていないこと、したがって空室b,b′の仕切りを仕切壁板9だけによっていることにおいて、上記実施形態1と相違し、その他の構成および組立ては、その実施形態1と実質上同じである。
【0029】
よって、上記その他の構成および組立てについては、図面の同一部分に同一の符号を付すにとどめ、その説明を省略する。
【0030】
実施形態3(図9〜12)
この実施形態3は、上記実施形態1における仕切壁板8とその糊代片8′を備えていないこと、したがって空室b,b′の仕切りを仕切壁板9だけによっていること、しかもその仕切壁板9に糊代片9′を連設することなく、したがって、該仕切壁板9の遊端辺縁を主側壁板2の内面に貼着していないことにおいて、上記実施形態1と相違し、その他の構成および組立ては、その実施形態1と実質上同じである。
【0031】
よって、上記その他の構成および組立てについては、図面の同一部分に同一の符号を付すにとどめ、その説明を省略する。
【0032】
【発明の効果】
以上詳述したところから明らかなように、本発明によれば次の効果を奏するものである。
【0033】
本発明段ボール箱は、目的物を収納する空室b,b′が、その底部を一重の底板1で形成し、段差を生じることをなくしているから当該収納物の高さを不揃いにすることなく整然と収納できる。
このことは、自動収納梱包ラインにおいて、上記空室b,b′に目的物を収納梱包するのを支障なく正確に実施できることになる。
【0034】
本発明段ボール箱は、主側壁板3と副側壁板4′,5′とによる二重壁部分と、主側壁板4,5と補強兼糊代片2′,2″との重合部分を有するから、その周壁が補強され、比較的肉薄の段ボールを使用しても出荷輸送および保管の際に複数段積み重ねることに、十分耐えられる強度を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る段ボール箱の台紙の展開図である。
【図2】上記段ボール箱の組立て状況を説明するための斜視図である。
【図3】同じく上記段ボール箱の組立て状況を説明するための斜視図である。
【図4】上記段ボール箱の組上がり状態の斜視図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る段ボール箱の台紙の展開図である。
【図6】上記段ボール箱の組立て状況を説明するための斜視図である。
【図7】同じく上記段ボール箱の組立て状況を説明するための斜視図である。
【図8】上記段ボール箱の組上がり状態の斜視図である。
【図9】本発明の第3実施形態に係る段ボール箱の台紙の展開図である。
【図10】上記段ボール箱の組立て状況を説明するための斜視図である。
【図11】同じく上記段ボール箱の組立て状況を説明するための斜視図である。
【図12】上記段ボール箱の組上がり状態の斜視図である。
【符号の説明】
a 台紙
b,b′ 空室
1 底板
2〜5 主側壁板
2′,2″ 補強兼糊代片
4′,5′ 副側壁板
6,7 切込み
8,9 仕切壁板
8′,9′ 糊代片
10,11 切込み
12 蓋板
12′,12″ 糊代片
13,14 切込み
15 糊代片
Claims (5)
- 台紙aが、横長方形の底板1の両側対向長辺縁にそれと同形同大の主側壁板2,3を連設するとともに、両側対向短辺縁には略正方形の主側壁板4,5を連設し、その主側壁板4,5の一側辺縁には同じく略正方形の副側壁板4′,5′を連設し、その副側壁板4′,5′と上記主側壁板3との間に切込み6,7を形成して、かつ、その主側壁板3と並列する状態にして連設し、上記副側壁板4′,5′の一側辺縁(主側壁板4,5と反対側になる辺縁)に仕切壁板8,9を連設し、さらに、その仕切壁板8,9の遊端辺縁に糊代片8′,9′を連設し、かつ、上記主側壁板2の両側対向短辺縁に補強兼糊代片2′,2″を連設し、該主側壁板2の一側長辺縁(底板1と反対側になる辺縁)には底板1(および主側壁板2,3)と同形同大の蓋板12を連設してなり、
その台紙aの水平配置した台紙aの底板1に対して、主側壁板4,5を副側壁板4′、5′および仕切壁板8,9とともに直角に起立し、その仕切壁板8,9を副側壁板4′,5′に対して直角に折曲し、かつ、その副側壁板4′,5′を上記主側壁板4,5に対し直角に折曲し、さらに、上記底板1に対して主側壁板2を補強兼糊代片2′,2″とともに直角に起立し、かつ、その補強兼糊代片2′,2″を主側壁板2に対して直角に折曲し、上記仕切壁板8,9の遊端辺縁の糊代片8′,9′を主側壁板2の内面に貼着するとともに、上記補強兼糊代片2′,2″の外面を主側壁板4,5の内面に貼着することによって、底板1上に、主側壁板2,4,5と副側壁板4′,5′および仕切壁板8,9とが囲繞する空室b,b′を、その仕切壁板8,9を隣接重合させた状態で区画形成し、
主側壁板3を底板1に対し直角に起立し、それを上記空室b,b′を形成している副側壁板4′,5′の外面に重合貼着し、
蓋板12を、上記主側壁板2に対し直角に折曲して、上記空室b,b′の上面開口を閉鎖するとともに、該蓋板12の糊代片15および12′,12″を主側壁板3,4,5の外面に重合貼着してなることを特徴とする段ボール箱。 - 台紙aが、横長方形の底板1の両側対向長辺縁にそれと同形同大の主側壁板2,3を連設するとともに、両側対向短辺縁には略正方形の主側壁板4,5を連設し、その主側壁板4,5の一側辺縁には同じく略正方形の副側壁板4′,5′を連設し、その副側壁板4′,5′と上記主側壁板3との間に切込み6,7を形成して、かつ、その主側壁板3と並列する状態にして連設し、上記副側壁板5′の一側辺縁(主側壁板5と反対側になる辺縁)に仕切壁板9を連設し、さらに、その仕切壁板9の遊端辺縁に糊代片9′を連設し、かつ、上記主側壁板2の両側対向短辺縁に補強兼糊代片2′,2″を連設し、該主側壁板2の一側長辺縁(底板1と反対側になる辺縁)には底板1(および主側壁板2,3)と同形同大の蓋板12を連設してなり、
その台紙aの水平配置した台紙aの底板1に対して、主側壁板4,5を副側壁板4′、5′および仕切壁板9とともに直角に起立し、その仕切壁板9を副側壁板5′に対して直角に折曲し、かつ、その副側壁板5′を上記主側壁板4,5に対し直角に折曲し、さらに、上記底板1に対して主側壁板2を補強兼糊代片2′,2″とともに直角に起立し、かつ、その補強兼糊代片2′,2″を主側壁板2に対して直角に折曲し、上記仕切壁板9の遊端辺縁の糊代片9′を主側壁板2の内面に貼着するとともに、上記補強兼糊代片2′,2″の外面を主側壁板4,5の内面に貼着することによって、底板1上に、主側壁板2,4,5と副側壁板4′,5′および仕切壁板9とが囲繞する空室b,b′を区画形成し、
主側壁板3を底板1に対し直角に起立し、それを上記空室b,b′を形成している副側壁板4′,5′の外面に重合貼着し、
蓋板12を、上記主側壁板2に対し直角に折曲して、上記空室b,b′の上面開口を閉鎖するとともに、該蓋板12の糊代片15および12′,12″を主側壁板3,4,5の外面に重合貼着してなることを特徴とする段ボール箱。 - 台紙aが、横長方形の底板1の両側対向長辺縁にそれと同形同大の主側壁板2,3を連設するとともに、両側対向短辺縁には略正方形の主側壁板4,5を連設し、その主側壁板4,5の一側辺縁には同じく略正方形の副側壁板4′,5′を連設し、その副側壁板4′,5′と上記主側壁板3との間に切込み6,7を形成して、かつ、その主側壁板3と並列する状態にして連設し、上記副側壁板5′の一側辺縁(主側壁板5と反対側になる辺縁)に仕切壁板9を連設し、かつ、上記主側壁板2の両側対向短辺縁に補強兼糊代片2′,2″を連設し、該主側壁板2の一側長辺縁(底板1と反対側になる辺縁)には底板1(および主側壁板2,3)と同形同大の蓋板12を連設してなり、
その台紙aの水平配置した台紙aの底板1に対して、主側壁板4,5を副側壁板4′、5′および仕切壁板9とともに直角に起立し、その仕切壁板9を副側壁板5′に対して直角に折曲し、かつ、その副側壁板5′を上記主側壁板4,5に対し直角に折曲し、さらに、上記底板1に対して主側壁板2を補強兼糊代片2′,2″とともに直角に起立し、かつ、その補強兼糊代片2′,2″を主側壁板2に対して直角に折曲し、上記補強兼糊代片2′,2″の外面を主側壁板4,5の内面に貼着することによって、底板1上に、主側壁板2,4,5と副側壁板4′,5′および仕切壁板9とが囲繞する空室b,b′を区画形成し、
主側壁板3を底板1に対し直角に起立し、それを上記空室b,b′を形成している副側壁板4′,5′の外面に重合貼着し、
蓋板12を、上記主側壁板2に対し直角に折曲して、上記空室b,b′の上面開口を閉鎖するとともに、該蓋板12の糊代片15および12′,12″を主側壁板3,4,5の外面に重合貼着してなることを特徴とする段ボール箱。 - 請求項1,2または3記載の段ボール箱を組み立てる初期において、すなわち、主側壁板4,5を直角に起立する前に、底板1の所定部位に目的物を載せておくことを特徴とする段ボール箱による収納梱包法。
- 請求項1,2または3記載の段ボール箱を組み立てる途中において、すなわち、上記空室b,b′を囲繞形成した時点で、目的物をその各空室b,b′に収納することを特徴とする段ボール箱による収納梱包法。
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-
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