JP2004255649A - カラー画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】色再現域を大きく広げるとともに、イエロー、マゼンタ染料、シアン染料で構成された色三角形のカラーバランスを良くすることである。
【解決手段】少なくとも黒以外の3色以上のインクを使用するインクジェット記録用インクセットにおいて、400〜500nmに吸収波長を持ち、500〜700nmに主な反射波長がある少なくとも1つのイエロー色が、蛍光インクを含有することを特徴とするカラー画像形成方法。さらに、500〜600nmに吸収波長を持ち、600〜700nmに主な反射波長があるマゼンタ染料と、550〜700nmに吸収波長を持ち、400〜550nmに主な反射波長があるシアン染料で形成される色相図上の色三角形の内角のばらつきが29°より低いことを特徴とするカラー画像形成方法である。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット記録用インクセットに関し、更に詳しくは被記録メディアとして、普通紙又はインクジェット記録用紙の何れを用いても、発色性及び耐光性の何れにも優れた文字及び/又は画像を形成し得るインクジェット記録用インクセット、インクジェット記録方法及び記録装置並びに記録物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方法は、周知のごとく、インクの小滴を飛翔させ、紙等の記録媒体に付着させて印刷を行う印刷方法である。この印刷方法は、安価な装置で高解像度、高品位な画像を高速かつ簡便に印刷することができ、特に、カラー印刷においては、近年、写真に代わりうる画像形成方法として技術開発が行われている。
【0003】
ここでインクジェット記録に使用されるインクは、カラー画像を形成する場合にはブラックインクに加えてマゼンタ、イエロー、シアンの各色のインクからなるインクセットを用いることが一般的である。
【0004】
このインクジェット記録に使用されるインクは、水を主成分とし、これに着色成分、目詰まり防止を目的としたグリセリンなどの湿潤剤等を含有したものが一般的である。そして、インクジェット記録用のインクに用いられる着色剤としては、色剤の彩度・色再現性等の画像品質が比較的優れ、利用できる色剤の種類の豊富であること、水への溶解性、目詰まりなどの信頼性の点から水溶性染料が多く使用されている。
又、耐光性や耐水性の点から有機顔料が使用されることもある。
【0005】
しかしながら、一般に複写機やプリンタにおいて減法混色により記録された画像はディスプレイなどの加法混色による出力画像よりも色再現域が狭く、不十分である。
【0006】
そこで、色再現域を広げたり、色相を改良したりすることを目的として、色材の探索がなされたり、蛍光物質を用いるなどの検討がなされている。
【0007】
上述の目的を達成するための方法としては、カラー画像形成方法がある。(特許文献1参照)
【0008】
【特許文献1】
特開2000−181170号公報
【0009】
上記公報記載の従来技術は減法混色のみで構成されているハードコピーに対し、蛍光物質と非蛍光物質を混合して使用することにある。
従来技術においては、色相を変えない範囲内で色再現域を広げようとするものであり、色再現域の拡大は不十分である。
又、カラー画像を形成するために用いられるマゼンタ、イエロー、シアンの3色のうち、視覚的明るさの観点から最も重要と考えられるのが黄系の色を再現するために用いられるイエローインクである。黄系の色は人間の視覚に最も敏感な550nm付近に高い反射率をもつため、最も明るさに影響を及ぼす色であるので、インクジェット方式により形成された画像の画質を高めるためには、黄系の色が十分にかつ安定して発色していることが重要となる。
【0010】
ここで、マゼンタ、イエロー、シアンの3色のインクからなるインクセットとして、カラーバランスの良い染料のみ組み合わせ、あるいはカラーバランスの良い顔料のみの組み合わせを選択することは非常に困難であるという問題点がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、色再現域を大きく広げるとともに、イエロー、マゼンタ染料、シアン染料で構成された色三角形のカラーバランスを良くすることである。また、本発明は、極めて品質の高い記録が実現でき、被記録媒体として普通紙又はインクジェット記録用紙の何れを用いても、発色性及び耐光性の何れにも優れた文字及び/又は画像を形成することが可能なインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、少なくとも黒以外の3色以上のインクを使用するインクジェット記録用インクセットにおいて、400〜500nmに吸収波長を持ち、500〜700nmに主な反射波長がある少なくとも1つのイエロー色が、蛍光インクを含有することを特徴とすることにより上記の課題を解決できることを見出し本発明を完成するに至った。
【0013】
又、本発明は、少なくとも黒以外の3色以上のインクを使用するインクジェット記録用インクセットにおけるイエロー色が、蛍光インクを含有するものであって、400〜500nmに吸収波長を持ち、500〜700nmに主な反射波長があるイエローと、500〜600nmに吸収波長を持ち、600〜700nmに主な反射波長があるマゼンタ染料と、550〜700nmに吸収波長を持ち、400〜550nmに主な反射波長があるシアン染料で形成される色相図上の色三角形の内角のばらつきが29°より低いことを特徴とすることにより上記の課題を解決できることを見出し本発明を完成するに至った。
【0014】
又、本発明は、少なくとも黒インク以外の3色以上のカラーインクからなるインクセットと、前記カラーインクを吐出口から小液滴として吐出、飛翔させ、被記録媒体に付着させて記録を行うインクジェット記録部とを備えたインクジェット記録装置において、前記インクセットは、上記したインクジェット記録用インクセットであり、前記インクジェット記録部は、上記したインクジェット記録用インクセットのカラーインクを被記録媒体に付着させて記録を行うことを特徴とするインクジェット記録装置である。
【0015】
【発明の実施の形態】
(インク組成物)
本発明に係るインク組成物は、インク組成物を用いた記録方式に用いられる。インク組成物を用いた記録方式とは、例えば、インクジェット記録方式、ペン等による筆記具による記録方式、その他各種の印字方式が挙げられる。特に本発明に係るインク組成物は、インクジェット記録方法に好ましく用いられる。
【0016】
(蛍光インク)
本発明に係るインク組成物に含まれる蛍光インクとは、励起光を照射することにより蛍光を発生するインクを意味し、蛍光インクは蛍光染料、蛍光顔料のいずれのものであってもよい。
【0017】
蛍光インクの例としては、ジアミノスチルベンスルホン酸、ジスチルベン等のスチルベン系着色剤、ベンジジン、ベンジンスルホン酸、ジアミノフルオレン等のジアミノジフェニル系着色剤、イミダゾロン、トリアゾール等のイミダゾール系着色剤、チアゾール系着色剤、オキサゾール系着色剤、クマリン系着色剤、カルボスチル系着色剤、ナフタールイミド系着色剤、ピラゾロン系着色剤、ジヒドロピリジン系着色剤、等の蛍光染料、が挙げられる。これら具体例としては、C.I.Fluorescent Brightening Agent 14、24、30、32、52、54、69、79、84、85、86、87、90、104、112、113、114、119、121、134、135、152、166、167、168、169、191、192、201、204、214、216、217、218、223、226、229、234、236、239、240、242、257、260、271、290、310、311、312、314、315、C.I.Basic イエロー35、40、p−クオータフェニル、p−テルフェニル、2,5−ジフェニルオキサゾール、2−(1−ナフチル)−5−フェニルオキサゾール、2−フェニル−5−(4−ビフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール、3−フェニル−7−(1,2−2H−ナフトトリアゾリル)−クマリン、3,7−ビス(ジエチルアミノ)フェノキサゾニウム硝酸塩、3,7−ビス(ジエチルアミノ)フェノキサゾニウムナイトレート、ユーロピウム−テノイルトリフルオロアセトンキレート体、DTTCI、HDITCI、IR−125、IR−132、IR−140、H.I.D.C.Iodide、などが挙げられる。
【0018】
又、本発明の蛍光インクとして市販品を利用することも可能であり、その具体例としては、カチオンブリリアントフラビン(発光色黄)、スパイロンイエロー(発光色黄)(保土ヶ谷化学株式会社製)やFZ2005(発光色黄)、FZ2002(発光色緑)、FZ5012(発光色緑)、FZ5006(発光橙黄)、FZ5005(発光色黄)、SF5015(発光色黄)、SF6015(発光色黄)、IJB3015(発光色黄)、(以上いずれもシンロイヒ製)などが挙げられる。
【0019】
本発明によるインク組成物における蛍光インクの含有量は、0.001〜50重量%程度が好ましく、より好ましくは10〜30重量%程度である。
【0020】
(蛍光インクでないカラー顔料インク)
本発明において用いられるカラー顔料の具体例を示す。
マゼンタ顔料としては、C.I.ピグメントレッド122およびC.I.ピグメントレッド202のキナクリドン顔料、C.I.ピグメントレッド149、C.I.ピグメントレッド190およびC.I.ピグメントレッド224のペリレン顔料、ならびにC.I.ピグメントレッド175、C.I.ピグメントレッド176およびC.I.ピグメントレッド185のナフトールAS−ベンズイミダゾロン顔料などが挙げられる。
【0021】
シアン顔料およびブルー顔料としては、C.I.ピグメントブルー15、C.I.ピグメントブルー15:3およびC.I.ピグメントブルー15:4のフタロシアニン顔料などが挙げられる。
グリーン顔料としては、C.I.ピグメントグリーン7およびC.I.ピグメントグリーン36のフタロシアニン顔料が挙げられる。
レッド顔料としては、C.I.ピグメントレッド238のナフトールAS顔料、およびC.I.ピグメントレッド221の縮合アゾ顔料などが挙げられる。
【0022】
本発明の比較例として使用されるイエロー顔料としては、C.I.ピグメントイエロー74のモノアゾイエロー顔料、C.I.ピグメントイエロー128の縮合アゾ顔料、ならびにC.I.ピグメントイエロー151、C.I.ピグメントイエロー180およびC.I.ピグメントイエロー194のベンズイミダゾロン顔料などが挙げられる。
【0023】
本発明のインク組成物に含まれるカラー顔料の含有量は、2〜15重量%が好ましく、3〜8重量%がより好ましい。カラー顔料が2重量%未満の場合には、印字濃度が低くなるので好ましくない。また、カラー顔料、又はカラー水溶性染料が15重量%を超える場合には、粘度が高く、分散安定性に劣るので好ましくない。
【0024】
(蛍光インクでないカラー染料インク)
本発明において用いられる水溶性カラー染料の具体例を示す。
マゼンタインクの染料として、アシッドレッド52、リアクティブレッド58、リアクティブレッド180、ダイレクトレッド227、アシッドレッド289などがある。
シアンインク用の染料として、アシッドブルー7、アシッドブルー9、ダイレクトブルー199などがある。
【0025】
本発明の比較例として使用されるイエローインク用の染料として、アシッドイエロー17、アシッドイエロー23、アシッドイエロー23、ダイレクトイエロー132、ダイレクトイエロー142などがある。
【0026】
本発明のインク組成物に含まれる、カラー水溶性染料は、2〜15重量%が好ましく、3〜8重量%がより好ましい。カラー水溶性染料が2重量%未満の場合には、印字濃度が低くなるので好ましくない。また、カラー顔料、又はカラー水溶性染料が15重量%を超える場合には、粘度が高く、分散安定性に劣るので好ましくない。
【0027】
(ブラックインク)
ブラックインクとして、フードブラック2、ダイレクトブラック62、ダイレクトブラック168、ダイレクトブラック196、ダイレクトブラック154、カーボンブラックなどが用いられる。
【0028】
(水溶性ポリマー)
本発明において用いられる水溶性ポリマーは、特に定着後の着色剤の高彩度発色に重要な役割を担うと同時に、耐擦過性を確保するのにも大きく寄与する。また、有機顔料の親水性が充分でない場合には、分散剤としても機能する。このことから、好ましい水溶性ポリマーとしては、カルボキシル基を有する酸価50〜300(好ましくは80〜25)の樹脂、スチレン単位および/またはα−メチルスチレン単位を35%以上含有する重量平均分子量が2000〜20000(好ましくは2500〜15000)の重合体が挙げられる。
【0029】
水溶性ポリマーとしては、スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−α−メチルスチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−アクリル酸−アクリル酸エステル(C1〜C4程度のアルキルエステル、以下同様)共重合体、スチレン−メタクリル酸−アクリル酸エステル共重合体、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドンなどが挙げられる。
【0030】
また、水溶性ポリマーとして、顔料や水溶性染料又は蛍光インク色素の官能基と水素結合または共有結合が可能な官能基を分子の末端あるいは中間に有する部分と分子末端に親水基とを有し、分子が規則正しく配列する構造で、交互共重合やブロック共重合が含まれる規制重合型水溶性樹脂を用いることもできる。規制重合型水溶性樹脂としては、ソルスパースS20000、S27000、S12000、S22000、S24000GR、S26000、S28000、S13240、S5000(ゼネカ社製)などが挙げられる。
【0031】
水溶性ポリマーとしては、顔料や水溶性染料又は蛍光インク色素と強い相互作用を示し、高彩度発色とメディアへの定着性に優れたものであれば、上記のものに限定されない。これらは1種を単独で、または2種以上を適宜組み合わせて用いられる。その含有量は、1〜15重量%が好ましく、2〜8重量%がより好ましい。水溶性ポリマーが2重量%未満の場合には、定着性が劣化するので好ましくない。また、水溶性ポリマーが15重量%を超える場合には、粘度が高くなり、分散安定性に劣るので好ましくない。
【0032】
(浸透剤)
本発明において用いられる浸透剤は、乾燥性を速めるだけではなく、メディア表面に効率的に定着させたり、あるいは普通紙において滲みを防止するといった重要な役割を果たす。
このような浸透剤の具体例としては、エチレングリコール−n−ブチルエーテル、ジエチレングリコール−n−ブチルエーテル、トリエチレングリコール−n−ブチルエーテル、プロピレングリコール−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコール−n−ブチルエーテルなどのグリコールエーテル類、アニオン型であるパーフルオロアルキルスルホン酸アンモニウム塩、パーフルオロアルキルスルホン酸カリウム塩、パーフルオロアルキルカルボン酸カリウム塩、ないしは、ノニオン型であるパーフルオロアルキルポリオキシエチレンエタノール、パーフルオロアルキルアルコキシレート、フッ素化アルキルエステルなどのフッ素系界面活性剤などが挙げられる。表面張力を低下させる機能をもつものであれば、これらに限定されるものではない。
【0033】
本発明のインク組成物には、上記の浸透剤の1種を単独で、または2種以上を適宜組み合わせて用いられる。その含有量は、0.1〜5重量%が好ましく、0.5〜4重量%がより好ましい。浸透剤が0.1重量%未満の場合には、乾燥が遅くなるので好ましくない。また、浸透剤が5重量%を超える場合には、滲み防止効果が劣化するので好ましくない。
本発明のインク組成物は、本発明の効果を阻害しない範囲で通常インク組成物に用いられる、pH調整剤、湿潤剤などの公知の添加剤を含んでいてもよい。
【0034】
(PH調整剤)
pH調整剤の好ましい例としては、尿素、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−イミダゾリジノン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンなどの窒素含有化合物が挙げられる。これらの窒素含有化合物はインクの乾燥に伴う目詰まり防止剤としても機能し、有効に用いられる。インク組成物への窒素含有化合物の添加量としては、1〜10重量%が好適である。
【0035】
(湿潤剤)
湿潤剤の好ましい例としては、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、テトラプロピレングリコール、ペンタエチレングリコール、ヘキサエチレングリコール、ヘプタエチレングリコール、オクタエチレングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、チオグリコール、ヘキシレングリコール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパンなどが挙げられる。
【0036】
湿潤剤はインク組成物の保存安定性、記録特性およびメディアに対する定着性の向上にも寄与する。また、窒素含有化合物と同様に、インクの乾燥によるノズルやオリフィスでの目詰まり防止剤としても機能する。インク組成物への湿潤剤の添加量としては、0.5〜40重量%程度が好ましい。
本発明の好ましい態様によれば、本発明のインク組成物には、例えばグリセリン、ジグリセリンなどの3価以上の多価アルコール、ポリグリセリンのような親水親油バランス(HLB)の高いものを添加することができる。その添加量としては、2〜20重量%程度が好ましい。
【0037】
(インク溶剤)
本発明のインク組成物には、さらに低沸点有機溶剤を添加するのが好ましく、一価アルコールが特に好ましい。低沸点有機溶剤の好ましい例としては、メタノール、エタノール、n−プロパノール、iso−プロパノール、n−ブタノール、sec−ブタノール、tert−ブタノール、iso−ブタノール、n−ペンタノールなどの1級、2級、3級アルコールが挙げられる。インク組成物への低沸点有機溶剤の添加量は、0.5〜10重量%、好ましくは1.5〜6重量%の範囲である。
【0038】
(調整剤)
本発明のインク組成物には、さらにインクの諸物性を改善するために必要に応じて適当な調整剤を添加することができる。物性調整剤としては、例えば、粘度調整剤、防カビ剤、防腐剤などが挙げられる。
本発明のインク組成物は、上記の各成分を適宜、適当な方法で水に分散あるいは混合することによって調製することができる。
【0039】
本発明のインク組成物を用いることにより、極めて品質の高い記録が実現でき、かつそれを用いた記録装置が得られる。また、イエロー、マゼンタ、シアンの3色以外に、補色であるブルー、グリーン、レッドの3色を加えて6色とすることで、より、高彩色な記録が達成できる。
記録装置としては、インクジェットプリンターのような公知の装置を用いることができる。
【0040】
(イエローインク)
本発明の少なくとも黒以外の3色以上のインクを使用するインクジェットプリンタにおいて、400〜500nmに吸収波長を持ち、500〜700nmに主な反射波長がある少なくとも1つのイエロー色が、蛍光インクを含有することを特徴とするカラー画像形成方法によれば、イエローインクは顔料や水溶性染料に蛍光インクを混合して使用してもかまわないが、蛍光インクだけで使用する方がより好ましい。
【0041】
一般に蛍光インクは顔料や水溶性染料に比べて、彩度(=(a*^2+b*^2)^1/2)が大きく色再現域が広くなることが特徴であるが、顔料や水溶性染料と混合しその添加量を増やすとともに、彩度も小さくなる傾向にある。
イエローを蛍光インクだけで使用することにより、色再現域を広げる効果がより大きくなるのである。
【0042】
(マゼンタ、シアン)
本発明の少なくとも黒以外の3色以上のインクを使用するインクジェットプリンタにおいて、400〜500nmに吸収波長を持ち、500〜700nmに主な反射波長がある少なくとも1つのイエロー色が、蛍光インクを含有することを特徴とするカラー画像形成方法によれば、マゼンタ、シアンはイエローと同時に蛍光インクを使用してもよいが、イエローと同時に蛍光インクを使用しない方がより好ましい。
【0043】
一般に蛍光インクは顔料や水溶性染料に比べて、褪色しやすい欠点があり、基材上に多孔質のインク受容層を有するインクジェット用記録媒体に蛍光インクを吐出することにより得られた記録物は、インク受容層が多孔質であるため、インク中の蛍光インクが外気と接触することで、空気中に含まれるオゾン、窒素酸化物、硫黄酸化物などのガスにより褪色することがある。
しかしながら、イエローだけを蛍光インク、マゼンタ、シアンを顔料や水溶性染料といった耐ガス性のある色材を使用することで、イエロー、マゼンタ、シアンの組み合わせで作られるグリーン,レッド,ブルーといったいわゆる2次色は、蛍光イエローの上にマゼンタやシアンがカバーリングされ、褪色が抑えられるという効果が期待できる。
【0044】
(評価方法)
マゼンタ、イエロー、シアンを一定量(1.0ml)採取し、専用コート紙上にアプリケータ塗布したものを乾燥後、X−Rite938分光測色計で色相(a*、b*)を測定し、色相図として評価した。
この時の色再現域の広さの計算はマゼンタ、イエロー、シアンで構成される(a*、b*)の色三角形の面積の大きさを比較することで行った。
つまり色三角形の面積が大きいほど、色再現域が広いと考えられる。
【0045】
カラーバランスの良さは、マゼンタ、イエロー、シアンの色三角形の内角のばらつきで評価した。
つまり、色三角形の内角のばらつき(内角の最大値−内角の最小値)が小さいほど、カラーバランスが良いと考えられ、色三角形が正三角形(内角全てが 60°)を示し、色三角形の内角のばらつきが0であることが理想的である。
【0046】
(色面積)
マゼンタ、イエロー、シアンで構成される(a*、b*)の色三角形の面積が大きいほど、色再現域が広いと考えられる。
【0047】
(カラーバランス)
マゼンタ、イエロー、シアンで構成される(a*、b*)の色三角形の内角のばらつき(内角の最大値−内角の最小値)が小さいほど、カラーバランスが良いと考えられる。色三角形が正三角形(内角全てが 60°)を示し、色三角形の内角のばらつきが0であることが理想的である。
【0048】
しかしながら、現実には、マゼンタ、イエロー、シアンの3色のインクからなるインクセットとして、色三角形の内角のばらつきが0であるようなカラーバランスのよい組み合わせを選択することは非常に困難である。本発明によれば好ましくは29°より小さくすることで、カラーバランスを著しく向上することができる。
【0049】
【実施例】
以下、実施例および比較例を用いて、本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例によって限定されるものではない。
【0050】
実施例1
本発明のインクセットはマゼンタインク、イエローインク、シアンインクからなるインクセットであって、イエローインクが蛍光インクであり、他のインクの着色剤が蛍光インクではない顔料のインクセットである。
本発明のインクセットとして、蛍光インクであるイエローはシンロイヒ製IJB−3015(固形分濃度25%)の水分散体に下記混合比で溶剤を添加したものを使用した。顔料インクであるマゼンタ、シアンは下記の混合比で作成したものを使用した。
【0051】
イエロー(蛍光インク)
シンロイヒIJB−3015(固形分濃度25%) 80.5重量%
ソルスパース27000 2.5重量%
n−プロパノール 2重量%
尿素 5重量%
ジプロピレングリコール 5重量%
テトラプロピレングリコール 5重量%
【0052】
マゼンタ(顔料インク)
C.Iピグメントレッド122 3.5重量%
ソルスパース27000 2.5重量%
n−プロパノール 2重量%
尿素 5重量%
ジプロピレングリコール 5重量%
テトラプロピレングリコール 5重量%
イオン交換水 残量
【0053】
シアン(顔料インク)
C.Iピグメントブルー15:3 3.5重量%
ソルスパース27000 2.5重量%
n−プロパノール 2重量%
尿素 5重量%
ジプロピレングリコール 5重量%
テトラプロピレングリコール 5重量%
イオン交換水 残量
【0054】
比較例1
本発明の実施例1の比較に係るインクセットは、マゼンタインク、イエローインク、シアンインクからなるインクセットであって、マゼンタ、イエロー、シアンが蛍光色素インクではない顔料のインクセットである。
イエロー、マゼンタ、シアンのインクとして下記混合比でインクを作成した。
なお、マゼンタとシアンの顔料インクは、実施例1で使用したものと同一の組成である。
【0055】
イエロー(顔料インク)
C.Iピグメントイエロー74 4.5重量%
ソルスパース27000 3重量%
n−プロパノール 2重量%
尿素 5重量%
ジプロピレングリコール 5重量%
テトラプロピレングリコール 5重量%
イオン交換水 残量
【0056】
マゼンタ(顔料インク)
C.Iピグメントレッド122 3.5重量%
ソルスパース27000 2.5重量%
n−プロパノール 2重量%
尿素 5重量%
ジプロピレングリコール 5重量%
テトラプロピレングリコール 5重量%
イオン交換水 残量
【0057】
シアン(顔料インク)
C.Iピグメントブルー15:3 3.5重量%
ソルスパース27000 2.5重量%
n−プロパノール 2重量%
尿素 5重量%
ジプロピレングリコール 5重量%
テトラプロピレングリコール 5重量%
イオン交換水 残量
【0058】
このマゼンタ、イエロー、シアンの3色のインク組成物を一定量(1.0ml)採取し、専用コート紙上にアプリケータ塗布したものを乾燥後、X−Rite938分光測色計でその色相(a*、b*)を評価した。
実施例1と比較例1の色相(a*、b*)を評価した結果を、図1に示す。
図1に示すように、イエロー色に蛍光色素を有するインクを含有したもの(実施例1)は、顔料インクを含有するもの(比較例1)に比較して、マゼンタ、イエロー、シアンで構成される色三角形が大きく広がることがわかる。図1中の▲1▼の部分は色面積の増加分に相当する。
【0059】
以上のように、本発明の実施例1のインクセットと従来の比較例1のインクセットについて、色面積の大きさと色三角形の内角のばらつきを比較すると表1に記載した値になる。
【表1】
Figure 2004255649
本発明の実施例1のインクセットは、従来の比較例1のインクセットと比較して、色面積は20%以上大きくなることがわかる。
【0060】
実施例2
本発明に係るインクセットは、マゼンタインク、イエローインク、シアンインクからなるインクセットであって、イエローインクが着色剤として蛍光インクであり、マゼンタとシアンのインクの着色剤が染料のインクセットである。
【0061】
本発明のインクセットとして、蛍光インクであるイエローはシンロイヒ製IJB−3015(固形分濃度25%)の水分散体に下記混合比で溶剤を添加したものを使用した。染料インクであるマゼンタ、シアンは下記の混合比で作成したものを使用した。
【0062】
イエロー(蛍光インク)
シンロイヒIJB−3015(固形分濃度25%) 80.5重量%
ソルスパース27000 2.5重量%
n−プロパノール 2重量%
尿素 5重量%
ジプロピレングリコール 5重量%
テトラプロピレングリコール 5重量%
【0063】
マゼンタ(染料インク)
C.Iアシッドレッド289 5重量%
表面張力調整剤
3、6−ジメチル−4−オクチル−3、6−ジオール 3重量%
ポリエチレングリコール 10重量%
1,4−ジオキサン 5重量%
イオン交換水 残量
【0064】
シアン(染料インク)
C.Iダイレクトブルー199 3重量%
表面張力調整剤
3、6−ジメチル−4−オクチル−3、6−ジオール 3重量%
グリセリン 10重量%
ジメチルスルホキシド 10重量%
イオン交換水 残量
【0065】
比較例2
本発明の比較に係るインクセットはマゼンタインク、イエローインク、シアンインクからなるインクセットであって、マゼンタ、イエロー、シアンインクの着色剤が蛍光インクではない染料のインクセットである。
イエロー、マゼンタ、シアンのインクとして下記混合比でインクを作成した。なお、マゼンタとシアンの染料は実施例1に使用したものと同一の組成である。
【0066】
イエロー(染料インク)
C.Iダイレクトイエロー86 4.5重量%
表面張力調整剤
3、6−ジメチル−4−オクチル−3、6−ジオール 3重量%
グリセリン 10重量%
トリエチレングリコール 5重量%
イオン交換水 残量
【0067】
マゼンタ(染料インク)
C.Iアシッドレッド289 5重量%
表面張力調整剤
3、6−ジメチル−4−オクチル−3、6−ジオール 3重量%
ポリエチレングリコール 10重量%
1,4−ジオキサン 5重量%
イオン交換水 残量
【0068】
シアン(染料インク)
C.Iダイレクトブルー199 3重量%
表面張力調整剤
3、6−ジメチル−4−オクチル−3、6−ジオール 3重量%
グリセリン 10重量%
ジメチルスルホキシド 10重量%
イオン交換水 残量
【0069】
このマゼンタ、イエロー、シアンの3色のインク組成物を、一定量(1.0ml)採取し、専用コート紙上にアプリケータ塗布したものを乾燥後、X−Rite938分光測色計で色相(a*、b*)を評価した。
【0070】
実施例2と比較例2の色相(a*、b*)を評価した結果を、図2、図3に示す。
図2に示すように、イエロー色に蛍光色素を有するインクを含有したもの(実施例2)は、染料インクを含有するもの(比較例2)に比べ、マゼンタ、イエロー、シアンで構成される色三角形が大きく広がることがわかる。図2中の▲2▼−▲3▼の部分が色面積の増加分に相当している。
【0071】
又、図3に示すように、イエロー色に蛍光色素を有するインクを含有したもの(実施例2)は、染料インクを含有するもの(比較例2)に比べ、色三角形の内角のばらつき(内角の最大角度−内角の最小角度)が小さく、カラーバランスは良好であることがわかる。実施例2の内角のばらつきは29°(内角の最大角度77°−最小角度48°)、比較例2の内角のばらつきは49°(内角の最大角度90°−最小角度41°)であることから、本発明では内角のばらつきが減少している。
【0072】
以上のように、本発明の実施例2のインクセットと従来の比較例2のインクセットについて、色面積の大きさと色三角形の内角のばらつきを比較すると表2に記載した値になる。
【表2】
Figure 2004255649
【0073】
本発明の実施例2のインクセットは従来の比較例2のインクセットと比較して、色面積は20%以上大きくなるとともに、色三角形の内角のばらつきも減少し、カラーバランスについても良化していることがわかる。
【0074】
【発明の効果】
本発明の少なくとも黒以外の3色以上のインクを使用するインクジェットプリンタにおいて、400〜500nmに吸収波長を持ち、500〜700nmに主な反射波長がある少なくとも1つのイエロー色が、蛍光インクを含有することを特徴とするカラー画像形成方法によれば、マゼンタ、イエロー、シアンで構成される(a*、b*)の色三角形の面積が大きくなり、従って、色再現域が広くなる。
【0075】
本発明の、少なくとも黒以外の3色以上のインクを使用するインクジェットプリンタにおいて、400〜500nmに吸収波長を持ち、500〜700nmに主な反射波長がある蛍光インクを含有したイエローと、500〜600nmに吸収波長を持ち、600〜700nmに主な反射波長があるマゼンタ染料と、550〜700nmに吸収波長を持ち、400〜550nmに主な反射波長があるシアン染料で形成される(a*、b*)の色三角形の内角のばらつき(内角の最大値−内角の最小値)が小さくなり、従って、カラーバランスが良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】イエロー色が蛍光インクを含有したもの(実施例1)と顔料インクを含有したもの(比較例1)との色面積の比較を示した図。
【図2】イエロー色が蛍光インクを含有したもの(実施例2)と染料インクを含有したもの(比較例2)との色面積の比較を示した図。
【図3】イエロー色が蛍光インクを含有したもの(実施例2)と染料インクを含有したもの(比較例2)との内角のばらつきの比較を示した図。

Claims (3)

  1. 少なくとも黒以外の3色以上のインクを使用するインクジェット記録用インクセットにおいて、400〜500nmに吸収波長を持ち、500〜700nmに主な反射波長がある少なくとも1つのイエロー色が、蛍光インクを含有することを特徴とするカラー画像形成方法。
  2. 少なくとも黒以外の3色以上のインクを使用するインクジェット記録用インクセットにおけるイエロー色が蛍光インクを含有するものであって、400〜500nmに吸収波長を持ち、500〜700nmに主な反射波長があるイエローと、500〜600nmに吸収波長を持ち、600〜700nmに主な反射波長があるマゼンタ染料と、550〜700nmに吸収波長を持ち、400〜550nmに主な反射波長があるシアン染料で形成される色相図上の色三角形の内角のばらつきが29°より低いことを特徴とするカラー画像形成方法。
  3. 少なくとも黒インク以外の3色以上のカラーインクからなるインクセットと、前記カラーインクを吐出口から小液滴として吐出、飛翔させ、被記録媒体に付着させて記録を行うインクジェット記録部とを備えたインクジェット記録装置において、
    前記インクセットは、上記請求項1または2に記載のインクジェット記録用インクセットであり、前記インクジェット記録部は、上記請求項1または2に記載のインクジェット記録用インクセットのカラーインクを被記録媒体に付着させて記録を行うことを特徴とするインクジェット記録装置。
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