JP2004255305A - 泥砂吸上げ用リフト管構造及び吸上げ方法 - Google Patents

泥砂吸上げ用リフト管構造及び吸上げ方法 Download PDF

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Abstract

【課題】井戸底に堆積している泥砂を吸上げ、この場合に水を分離した状態で泥砂だけをタンクに収容することが出来るバキューム車から延びるホース先端に接続するリフト管であって、堆積した泥砂が固まっている場合であっても、吸上げることが出来るように機能するリフト管構造の提供。
【解決手段】リフト管には圧縮エアーを供給して吸い込み力を強化するエアー管を接続し、そしてリフト管に沿って先端ノズルを取着した高圧噴射管を取付け、このノズルから水を高速噴射して固まった泥砂を砕いて吸上げる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は井戸などの底部に堆積している泥、砂、及び土を吸上げる為のリフト管構造及び吸上げ方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
街の所々には深井戸が設けられているが、この深井戸管のストレーナは目が細かくて泥や砂、サビ、水藻等の異物が付着して目詰まりを発生する。その結果、水が上がり難く、深井戸としての機能を失ってしまう。目詰まりは毎日使用されている深井戸は比較的少ないが、例えば消雪装置用としての深井戸の場合であれば1年のうち冬期だけ使用する為に、水を使用しない期間に深井戸管内に泥やその他の異物が付着してしまう。
【0003】
付着した泥等の異物は乾いて固まり、使用する時には目詰まりを起こして水が上がりにくくなる。それを繰り返して長年経過した後で、水圧が弱くなったところでストレーナの洗浄が行なわれて来ている。しかし、従来の深井戸管内のストレーナの洗浄方法は、櫓を立ててワイヤーブラシを挿入し、該ワイヤーブラシを上下に動かして洗浄したり、或は深井戸管内に差し水を行なってポンプで上下に移動し、水圧により洗浄を行なっている。
【0004】
しかしワイヤーブラシでストレーナ面を擦ったり又は差し水を上下方向に移動するだけでは、該ストレーナの奥深くまで入り込んでいる泥やその他の異物を取除くことが出来ない。すなわち、ストレーナの穴に入り込んだ目詰まりを十分に解消することは出来ない。そこで、特開2002−192094に係る「深井戸管内の洗浄方法及び洗浄装置」が知られている。
【0005】
この方法は、超高圧水ホースの先端に洗浄装置を連結し、該ホースと共に洗浄装置を降ろして深井戸管の洗浄を行なう方法がある。噴射ノズルからは超高圧水を噴射すると共に噴射に伴って噴射ノズルは回転し、そして洗浄装置の上端に取付けた遮蔽板によって超高圧噴射水の逃げ場を遮断し、さらに超高圧水ホースが挿通する穴を遮蔽板中央に設けると共にホースとの間には隙間を形成し、この隙間を通過して水と共に上がる泥や砂等の汚れを遮蔽板上に堆積するように構成している。
【0006】
一方、井戸ではストレーナが目詰まりを発生するだけでなく、井戸底には泥砂が堆積し、時の経過につれて該泥砂は硬く固まってしまう。そこで、井戸底に堆積する泥砂を吸い上げて除去しなくてはならないが、井戸底に堆積した泥砂を吸い上げる装置として、エアーコンプレッサーが使用されている。すなわち、ホースを井戸底へ挿入すると共に、エアーを送り込んで井戸水と共に底に堆積している泥砂を吸上げることが出来る。ところが、該エアーコンプレッサーの吸引力はそれ程大きくなく、特に泥砂が堆積して固まっている場合では該泥砂を吸上げることが出来ない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来のエアーコンプレッサーによって井戸底に堆積している泥砂を吸い上げる場合には上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこの問題点であり、固まった泥砂であっても効率良く吸い上げることが出来る泥砂の吸上げリフト管構造及び吸上げ方法を提供する。
【0008】
【課題を解決する為の手段】
本発明に係る泥砂を吸上げる為のリフト管構造は、バキューム車から延びるホース先端にリフト管が取付けられ、リフト管は井戸底に挿入される。そして、バキューム車はリフト管から吸い上げられた泥砂と水を分離し、水は外へ排出すると共に泥砂だけをタンクに収容する構造と成っている。すなわち、吸い上げた土砂と水を分離する為のフイルター(分離装置)を備えている。
【0009】
一方、リフト管には高圧噴射管を取付けて、先端のノズルから水を高速噴射して固まった泥砂を砕いて吸い上げることが出来る。そして、リフト管にはエアーを送り込み、このエアーによってリフト管から泥砂が吸い上げられ、水を分離してタンクに収容される。以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0010】
【実施例】
図1は井戸底に堆積する泥砂を吸い上げる為に使用されるバキューム車の外観を示している。本発明は該バキューム車の具体的な構造は限定しないことにするが、車両には大きなタンク1が搭載され、井戸底から吸い上げた泥砂を収容することが出来る。そこで、バキューム車の後方には吸入口バルブ2が設けられてホースを繋ぐことが出来、コンプレッサー3を有している。該コンプレッサー3を稼動して泥砂を水と共に吸い込み、水はフイルタータンク4にて泥砂と分離することで外部へ排出され、泥砂だけが上記タンク1に収容される。
【0011】
図2は井戸に挿入されるリフト管5を示している。リフト管5の先端は斜めに切断されることで先が尖っていて、途中にはエアー管6が接続され、又該リフト管5に沿って高圧噴射管7が金具8,8・・を介して取付けられている。そして、高圧噴射管7の先端にはノズル9が取着されて、ノズル9はリフト管5の先端とほぼ同じ位置にある。
【0012】
井戸底に堆積している泥砂を吸い上げるには、リフト管5を井戸底まで挿入し、エアー管6からエアーを送り込むと同時にバキューム車のコンプレッサー3を稼動して吸い上げる。そしてタンク1に泥砂を収容することが出来る。図3(a)はリフト管5を井戸10に挿入した場合であり、井戸底には泥砂11が堆積している。該リフト管5はバキューム車から延びるホース先端に連結され、ホースはバキューム車の吸込口バルブ2に繋がれている。
【0013】
そして、リフト管5の先端を堆積している泥砂11に近づけ、又は泥砂内部まで差し込んだ状態で図3(b)に示すようにコンプレッサー3を稼動して泥砂11を吸い込むと同時にエアー管6からエアーを送り込む。従って泥砂11は井戸水と共にリフト管5に吸い込まれてタンクへ収容される。エアーは外部から送り込まれてリフト管5に入った場合に、エアーは軽い為に降下して先端側へ流れることはなく上昇する。
【0014】
その結果、リフト管5の先端から泥砂11及び水を吸い込み、該リフト管5を上昇する。そして、泥砂11が硬く固まっている場合であれば、リフト管5に沿って取付けた高圧噴射管7の先端ノズル9から水を高速噴射して固まった泥砂11を砕いてリフト管5から吸い込むことが出来る。すなわち、長年にわたって井戸底に堆積した泥、砂、及びその他の異物は固まってしまい、エアーを利用した吸い込み力では十分でなく、その為に先端ノズル9から高速噴射する水によって撹拌しながら吸い込むことが出来る。
【0015】
図4は本発明に係るリフト管を示す他の具体例である。バキューム車から延びるホースにはリフト管12が接続されているが、該リフト管12の先端部は太くなっている。そして先端には切込み溝13が形成されていて、堆積して固まった泥砂に挿入出来て吸い込み易い形状と成っている。又、先端部14は継手15を介して接続され、井戸の内径に応じて使い分けできるように成っている。さらに、リフト管12には前記実施例の場合と同じくエアー管6が接続され、高圧噴射管7が取付けられている。
【0016】
以上述べたように、本発明の泥砂吸上げリフト管構造はリフト管にエアー管を接続すると共に、先端ノズルを備えた高圧噴射管を取付けたものであり、次のような効果を得ることが出来る。
【0017】
【発明の効果】
本発明に係る泥砂の吸上げリフト管構造はリフト管にエアー管を接続し、又リフト管に沿って先端にノズルを備えた高圧噴射管を取付けたものである。従って、バキューム車から延びるホースにリフト管を取付けて井戸へ挿入し、該バキューム車によって井戸底に堆積している泥砂を吸い上げることが出来、しかもタンクには一緒に吸い上げた水を分離して泥砂だけを収容する為に、一度に大量の泥砂を効率良く回収出来る。
【0018】
そして、リフト管にはエアー管から圧縮エアーを送り込むことで、バキューム車の吸い込み力を補助することでリフト管には泥砂が強力に吸い込まれる。又、堆積している泥砂が固まっている場合には、先端ノズルから水を高速噴射することで砕くことが出来、固まった泥砂であっても吸い上げることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バキューム車の外観図。
【図2】リフト管構造の具体例。
【図3】本発明のリフト管を用いた泥砂吸上げ方法。
【図4】リフト管構造を示す他の実施例。
【符号の説明】
1 タンク
2 吸込口バルブ
3 コンプレッサー
4 フイルタータンク
5 リフト管
6 エアー管
7 高圧噴射管
8 金具
9 ノズル
10 井戸
11 泥砂
12 リフト管
13 切込み溝
14 先端部
15 継手

Claims (5)

  1. 井戸底に堆積している泥砂等を吸い上げ、そして水を分離した状態で泥砂等だけをタンクに収容するバキューム車から延びるホース先端に接続して井戸底に挿入するリフト管において、該リフト管には圧縮エアーを供給して吸い込み力を強化する為のエアー管を接続し、そしてリフト管に沿って先端にノズルを取着した高圧噴射管を取付けたことを特徴とする泥砂吸上げ用リフト管構造。
  2. 上記ノズルをリフト管の先端に位置して取付けた請求項1記載の泥砂吸上げ用リフト管構造。
  3. リフト管先端を尖らした請求項1、又は請求項2記載の泥砂吸上げ用リフト管構造。
  4. リフト管の先端部外径を大きくし、継手を介して接続した請求項1、請求項2、又は請求項3記載の泥砂吸上げ用リフト管構造。
  5. 井戸底に堆積している泥砂等を吸い上げると共に水を分離した状態で泥砂等だけをタンクに収容する方法において、バキューム車から延びるホース先端にはリフト管を接続して井戸底へ挿入し、そしてリフト管に接続したエアー管から圧縮エアーを供給して吸い込み力を強化し、又リフト管に沿って取付けた高圧噴射管の先端ノズルから水を高速噴射しながらバキューム車の吸引力によって泥砂等を吸上げることを特徴とする泥砂吸上げ方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015214842A (ja) * 2014-05-12 2015-12-03 VEEma株式会社 井戸底の堆積物吸上げ方法及び吸上げ装置
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CN114182809A (zh) * 2021-11-15 2022-03-15 郑州茂辉置业有限公司 建筑物真空排污系统

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