JP2004255015A - 生体情報測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】測定の際に被測定者の情報である体重、身長、性別等を測定時に入力する必要があり使い勝手に課題があった。
【解決手段】人体載置部2と把持部4をケーブル7で接続し、ケーブル7の引き出し量を計測し、測定開始スイッチ5に性別の情報をもたせることで、入力の煩雑さが軽減する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は身体インピーダンスに基づき、生体に関する情報を算出する生体情報測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の生体情報測定装置は、被測定者の身体情報をあらかじめ入力して測定を行うものが一般的であった(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図9に従来の生体測定装置の外観を示す。この装置は本体22の両手で把持できる把持部4に手用の電極3を有し、ケーブル7で接続された、フット電極部21に電極1を有し、被測定者は身長、体重、性別の被測定者情報をキー群5で入力した後、両手で装置本体22を把持し、フット電極部21に乗って決められた姿勢を取って測定すれば、把持部4及びフット電極部21に備えられた電極1及び3が手のひら及び足の裏に接触することによって手足間のインピーダンスを測定し、インピーダンスと、入力された被測定者情報に基づいて演算により生体に関する情報を得ることができるようになっていた。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−59744号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の生体情報測定装置では例えば特許文献1のものでは、測定の際に被測定者の情報である体重、身長、性別等を測定時に入力する必要があり使い勝手に課題があった。
【0006】
現在では、前述の課題を軽減するために、被測定者の情報をメモリして測定開始時に呼び出し、測定時の入力操作の軽減を目的としたものもあるが、メモリの呼び出し操作や、成長期などで身長が変化が著しい等の際にはメモリ内容の更新が都度必要となり、操作性という面では依然課題が残っていた。
【0007】
また被測定者の情報のひとつである身長については、一般家庭において身長計はあまり普及しておらず、正確に測ることは困難を伴う。したがって身長を記憶に頼って入力される場合が多く、測定結果も不正確になる可能性があった。
【0008】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、測定時、ケーブル長さの自動測定により、被測定者の身体情報入力数を削減し操作性と測定精度を向上させた生体情報測定装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、男/女毎に設けられた測定開始スイッチと、ケーブル長さ測定手段を設け、操作された測定開始スイッチから得られる性別情報と、測定ケーブル長さを被測定者情報に加えて生体に関する情報の演算を行うため、性別、身長を入力する必要がなくなり、記憶に頼った身長ではなく、その場で実測した体長情報を元に生体に関する情報の演算をするため、精度がよくなる。また、入力誤りによる誤演算も発生せず、正確な測定ができる。
【0010】
また、生体に関する情報の一つである体脂肪率の測定等においては、演算上あまり寄与しない頭部の長さを省いて、測定に直接関連する手から足の長さを直接測定できるようになるので、より正確な測定が行える。
【0011】
しかも、これらは、人体載置部に巻き取り手段により収納されるケーブルの引き出し長さにより測定されるので、一般の身長計のような大型の機構は必要がなく、装置自体は非常にコンパクトにでき、占有体積が少なく、収納、移動等も非常に容易となる。
【0012】
さらに、身長や体重や性別等の入力が不要となるため、例えば被測定者の情報を入力する際に必要であった身長等の数値を可変させるスイッチや、入力後の登録スイッチが不要であり、外観的にもスッキリとしたものになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、被測定者の足に接触する足部電極と、前記足部電極を備え測定時に被測定者が乗り体重計を兼ねる人体載置部と、被測定者の手に接触する手部電極と、前記手部電極を備え測定時に被測定者が手で把持する把持部と、前記足部電極と前記手部電極の間のインピーダンスを測定するインピーダンス測定手段と、男/女毎に設けられた測定開始スイッチと、把持部と人体載置部を電気的に接続するケーブルと、ケーブルを巻き取るための巻き取り手段と、ケーブルの引き出し長さを測定するケーブル長さ測定手段と、被測定者情報から被測定者の生体に関する情報を演算する演算手段と、前記演算手段の演算結果を報知する報知手段を備えたことにより、演算手段は、前記足部電極と前記手部電極間のインピーダンスと、体重計から得られる体重値と、ケーブル長さ測定手段から得られる引き出されたケーブルの長さと、測定開始スイッチから得られる性別を被測定者情報として演算を行うため、測定に際し被測定者は、測定結果を得るための事前情報の入力が不要となり使い勝手が向上する。
【0014】
また、事前情報の入力の必要がないため、入力のための入力手段、例えば身長の数値選択や、入力項目選択等のスイッチが不要となり、装置におけるスイッチの数が減り、外観的にもすっきりとしたものになる。
【0015】
請求項2に記載の発明は、特に請求項1記載の演算手段が、引き出されたケーブルの長さが所定長さ以下の場合は、被測定者がこどもとし、所定長さを超える場合は被測定者が大人として、被測定者情報に加えて演算を行うため、被測定者の大人/こどもの判別も自動で行うため、様々な被測定者に対しても測定結果を得るための事前情報の入力が不要となり使い勝手が向上する。
【0016】
請求項3に記載の発明は、特に請求項1記載の演算手段が、押された測定開始スイッチに応じて男/女/大人/こどもとして演算を行うため、測定に際し様々な被測定者に対しても測定結果を得るための事前情報の入力が不要となり使い勝手が向上する。
【0017】
請求項4記載の発明は、特に請求項1から3記載のケーブル長さ測定手段が、引き出されるケーブルが所定の量巻き取られていることを検出した後に長さの測定を開始するために、必ず引き出し開始時の状態が一定となり、把持部が何かに引っ掛けられた状態から測定を行った場合等に発生しやすい、測定するケーブル長さが同一被験者で異なるということがなくなる。
【0018】
請求項5記載の発明は、把持部が収納部に収納されていることを検出する収納検出手段を有し、ケーブル長さ測定手段は収納検出手段により把持部が収納されていることを検出した後に長さの測定を開始するために、必ず引き出し開始時の状態が一定となり、把持部が何かに引っ掛けられた状態から測定を行った場合等に発生しやすい、測定するケーブル長さが同一被験者で異なるということがなくなる。
【0019】
【実施例】
以下本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0020】
説明を具体的にするために、本実施例では、生体に関する情報を体脂肪率として説明しているが、生体インピーダンスと、被測定者の身体的特徴をあらわす被測定者情報から算出される生体に関する情報を測定算出するものであれば、例えば、筋肉の量や、筋肉の疲労度を測定するものであっても本発明の主旨を逸脱するものではない。
【0021】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1における生体情報測定装置の外観図、図2はそのブロック図、図3は測定時の説明図である。本実施例の生体情報測定装置は人体載置部2を装置本体外殻としており、ここに足部電極1a、1b、1c、1dが取り付けられている。本実施例において1aと1bは電気的に短絡接続され、一対で構成される定電流電源部9aの電極の一端であり、1cと1dは電気的に短絡接続され、一対で構成される人体抵抗電位検出部9bの電極の一端であり、前述の定電流電源部9aと人体抵抗電位検出部9bでインピーダンス測定手段9を構成する。人体載置部2には、男女の性別毎に設けられた測定を開始する測定開始スイッチ5、報知手段として液晶表示器6が備えられている。人体載置部2と把持部4はケーブル7で接続されている。点線で記載した8は人体載置部2内部に設けたケーブル7を巻き取る巻き取り手段である。
【0022】
手部電極3a、3bは導電性の金属材料で把持部4に巻き付け固定したものであり、3aは前述の足部電極1a、1bと対をなす定電流電源部9aの電極の一端であり、3bは前述の足部電極1c、1dと対をなす人体抵抗電位検出部9bの電極の一端である。
【0023】
被測定者10は図3のように把持部4を握って引っ張ることにより、巻き取り手段8に巻き取られているケーブル7を所望の長さに引き出しながら若しくは、引き出した後に人体載置部2の上に素足で乗る。このとき手部電極3a、3bは被測定者10の手のひらに、足部電極1a、1b、1c、1dは被測定者10の足の裏に接触する。
【0024】
図2に示すように足部電極1a、1b、1c、1dならびに手部電極3a、3bはインピーダンス測定手段9に接続されている。インピーダンス測定手段9は4端子法により、短絡された足部電極1a、1bと手部電極3a間に定電流電源部9aにより定電流を流し、短絡された足部電極1c、1dと手部電極3b間で人体抵抗電位検出部9bにより電圧を測定することによって、インピーダンスを測定できるよう構成されている。本実施例では、50kHz、500μAの人体が感じることのない微弱な電流を使用している。測定したインピーダンスは演算手段としてのマイクロコンピュータ11に入力される。マイクロコンピュータ11には先に説明した測定開始スイッチ5と液晶表示器6とケーブル7の引き出し量を測定するケーブル長さ測定手段12が接続されている。実施例中の足電極1a、1bと1c、1dはそれぞれ短絡した状態で説明したが、1aと1cのみで1bと1dがない構成、或いは1aと1cが無くて1bと1dのみの構成でも、手−足間のインピーダンスの測定は可能であり、本発明の範囲を逸脱するものではない。加えて、インピーダンス測定手段9における定電流源部9aの電極を1a、1bと3aとし、人体抵抗電位検出部9bの電極を1c、1dと3bとしたが、定電流源部9aの電極を1c、1dと3bとし人体抵抗電位検出部9bの電極を1a、1bと3aとしても手−足間のインピーダンスの測定は可能であり、本発明の範囲を逸脱するものではない。(以降説明を簡略化するために足部電極1a、1b、1c、1dを総称して足部電極1とし、手部電極3a、3bを総称して手部電極3と称する)。
【0025】
次に動作、作用について説明する。測定に先立ち、被測定者10は、自身の性別にあった測定開始スイッチ5を選択操作して、機器を起動させた後、把持部4を握ってケーブル7を所望の長さに引き出し人体載置部2の上に素足で乗る。次に、被測定者10は図3に示すように、本実施例における規定の測定姿勢とした腕を前方にかつ水平にのばした状態で把持部4を握り、人体載置部2に乗る。このとき、手部電極3は被測定者10の手のひらに、足部電極4は被測定者10の足の裏に接触する。手部電極3及び足部電極4はインピーダンス測定手段9に接続されており、被測定者10の手足間のインピーダンスを測定する。インピーダンス測定手段9からのインピーダンスがマイクロコンピュータ11に入力されると、マイクロコンピュータ11はプログラムによりインピーダンスと、被測定者10が機器を起動させた測定開始スイッチ5より得られる性別情報と、ケーブル長さ測定手段12から得られる引き出されたケーブル7の長さ、人体載置部2から得られる体重値から体脂肪率を演算し、結果を液晶表示器6に出力する。体脂肪率を求める式は各種のものが知られているが、本実施例では、体密度より求めるBrozecの式(Brozecらの報告書J.Brozec、F.Grande、J.T.Anderson and A.Key;”An NY Acad.sci 110(1963)113−40)を応用している。この式はたとえば男性の場合
体密度=1.1554−0.0841×体重×インピーダンス/(身長)、体脂肪率(%)=(4.95/体密度−4.50)×100から求められる。
【0026】
本実施例での測定では、引き出されたケーブルの長さを身長相当の被測定者情報としているが、本測定姿勢では、肩の高さがケーブルの引き出し量となるため、身長=ケーブル長さ×k(kは多数の人の肩の高さと身長の相関から得られた係数)とすることで、本測定姿勢によりケーブル長さが身長そのものを測定できなくともBrozecの式の応用は可能である。なお、この式は男性の場合の式であるが、女性の場合も各部の係数を変えることにより適用でき、測定開始スイッチを選択された時に得られる性別を元に式を切り換える。また、体脂肪率を求める式はこの他にも多くの式が報告されているが、インピーダンスから体脂肪率を求める式であれば、どのような式を用いて、本発明の趣旨を逸脱するものではない。
【0027】
また、引き出されたケーブル7の長さが所定長さ以下の場合は、体脂肪率を求める式の係数を子どもに切替ることで、体脂肪率の演算の精度が向上する。
【0028】
なお、本実施例においては、インピーダンスより求めた体脂肪率をそのまま表示しているが、体脂肪率から求められる、体脂肪重量、徐脂肪重量、徐脂肪率等で表示を行ってもよい。また、定電流は人体に感じない範囲であれば、その周波数、電流の大小は任意に変えることができる。また、本実施例においては右手−両足間でインピーダンスを測定しているが手足間のインピーダンスを測定できれば左手−両足間、右手−右足間、右手−左足間、左手−右足間、左手−左足間、その組み合わせは自由である。また、把持部は片手にもてる円筒形のものを使用しているが、その形状に制限はなく、握りやすく、手部電極が手に確実に接触できるものであれば、形状は任意である。
【0029】
このことにより、体脂肪測定時の操作としては、測定の開始キーを操作するのみで、従来機器で必要であった、身長の入力、性別の入力の手間が省け、簡単に測定できるだけでなく、体脂肪測定時に個別の被測定者データ(性別、身長相当長さ、体重)が毎回自動で入力できるため、従来機器に必要であった使用者個人別の性別、身長、をメモリする機能自体が必要なくなり、繰り返し測定する場合でも操作が簡単になる。
【0030】
(実施例2)
図4は本発明の実施例2における生体情報測定装置の外観図である。実施例1と異なる点は、測定開始スイッチが年齢に相当する大人/こども別と性別毎の4つの測定開始スイッチ設けた点で、大人男性、大人女性、こども男性、こども女性とそれぞれ配設し、被測定者10が機器を起動する際、自分の性別、大人/こども別に応じたどれかのキーを操作して測定を開始し、マイクロコンピュータは、選択操作されたキーから測定者の性別、大人/こども別の情報を得、体脂肪を得る演算式を切替、体脂肪率を演算する。
【0031】
生体に関する代表的な情報の一つである体脂肪率の測定に関しては実施例1と同様であるので、説明は割愛する。
【0032】
このことにより、体脂肪測定時の操作としては、測定の開始キーを操作するのみで、従来機器で必要であった、身長の入力、年齢(大人/こども)、性別の入力の手間が省け、簡単に測定できるだけでなく、体脂肪測定時に個別の被測定者データ(性別、身長相当長さ、体重)が毎回自動で入力できるため、従来機器に必要であった使用者個人別の性別、身長、年齢(大人/こども)をメモリする機能自体が必要なくなり、繰り返し測定する場合でも操作が簡単になる。
【0033】
(実施例3)
図5は本発明の実施例3における生体情報測定装置に配設されるケーブル長さ測定手段12の説明図である。本実施例では、ケーブル長さ測定手段12として、ケーブル7を巻き取るボビン14の中心軸にロータリーエンコーダ15を取りつけ、ケーブル7が引き出されることで回転するボビン14の回転数をロータリーエンコーダ15から得られるパルス数をカウントし、引き出し量を算出する。
【0034】
またケーブル7が引き出し時に絞られる方向に配設されたゼンマイバネ13がボビン14に固定されていることで、測定終了時には引き出されたケーブル7は絞られたゼンマイバネ13により自動的にボビン14に巻き取られる。ケーブル7の巻き終わり部分に何箇所かのマーキングを施し、そのマーキング箇所近辺に発光素子と受光素子をセンサとして用いてマーキングの検出を行うことで、ケーブル7がボビン13に完全に巻き取られた状態かどうかを判断することができる。具体的には発光素子15aの光はケーブル7のマーキングに応じて反射する光量が変化し、その変化する光量を受光素子15bで受け取り、光量に応じた電気信号に変換する。パルス係数手段15は、受光素子15bが出力する電気信号の強弱をカウントすることで、測定開始後、ケーブル長さ測定手段12が動作開始時にパルス係数手段15によりパルスが検出できれば完全に巻き取られた状態からケーブル7が引き出されたことが判別でき、中途半端にケーブル7が引き出された状態から測定が開始され、あやまったケーブル7の引き出し量を体長として体脂肪率を算出してしまうということがなくなり、常に正しい引き出し量で体脂肪率の算出が可能となる。
【0035】
図6は本実施例と実施例2を組み合わせた構成における一連の動作を示したフローチャートである。
【0036】
説明を簡単に行うために、本発明の主旨以外である体重およびインピーダンスの測定シーケンスについては説明を割愛するとともに、各シーケンスにおける細かなエラー処理についても説明を割愛する。
【0037】
まず、S1で測定開始スイッチの検出を行い、測定開始時は、S2においてケーブル7が完全に巻き取られているかの検出を受光素子15bから得られるパルスの有無で行う。ケーブル7が引き出されるとロータリーエンコーダー(以後エンコーダーとする)12aからのパルスも得られるため、S2でパルスカウントがないにも関わらず、S14でエンコーダーのパルスが得られた場合は、ケーブル7が巻き取り途中から引き出されたとしてS15でエラー処理を行い、S16でエラー内容を表示し、誤った体長をもとに体脂肪率を演算することを防ぐ。
【0038】
ケーブル7の引き出し開始時に受光素子15bからパルスが得られた場合は、S3、S4でパルス数が安定するまで計測を継続し、S5にてエンコーダーのパルス数から被験者の体長を算出する。次にS6からS9において、人体載置部に設けた4つの測定開始スイッチのうちどれが押されたかを判別し、押されたスイッチに応じて、S10からS13のどれかの処理に移行し、測定された体重値(フローに図示せず)とインピーダンス(フローに図示せず)と、S5で得られた体長から体脂肪率を演算し、S16で演算結果を表示するものである。
【0039】
このことにより、被測定者の身体情報の一つである身長に非常に相関の高い手から足までの距離がケーブルの長さで置き換えらるため、前述のBrozecの式を更に応用し、被測定者の体脂肪率の演算時に、身長の代わりに引き出されるケーブル7の長さを使用するような演算式にすることでも、身長を別途入力する必要がなくなり入力の手間を大幅に改善することができるとともに、記憶に頼った身長ではなく、インピーダンス測定時に同時に実測した体長情報を元に体脂肪率を演算するため、精度がよくなる。また、入力誤りによる誤演算も発生せず、正確な測定ができる。
【0040】
(実施例4)
図7は実施例4における把持部の収納状態検出手段の構成図であり、斜視図による外観と把持部4が収納部16に収納されスイッチ17aを押してある状態を斜視図のB方向から見た図を示す。図7において、16は把持部4を収納する人体載置部2に一体的に設けられた収納部であり、17は把持部4が収納部16に収納されていることを検出する収納検出手段である。
【0041】
図では把持部4が収納部16に収納されたとき押される位置に配設したスイッチ17aで収納検出手段を構成している。
【0042】
本実施例では、把持部4が収納部16に確実に収納されたときスイッチ17aが把持部4に押されてオンになり、収納部より取り出されたときにスイッチ17aがオフとなることで、把持部4の収納状態を判別することが可能となる。これにより、測定開始時に把持部4の状態を判別することで、所定状態からケーブル7が引き出され、正しい体長を測定できるかどうかを判断することが可能となる。ケーブル7は、実施例3で説明した、ゼンマイバネ13とボビン14からなる巻き取り手段構成とすることで、把持部4が収納部16にある場合は、自動で巻き取られているため、把持部4の収納部16への収納状態を確認後、引出し長さをカウントする。
【0043】
ここでは、把持部4の収納状態を機械式のスイッチで説明したが、把持部4が収納部16に収納されていることを検出する手段であれば、例えば把持部4に磁石を設けと収納部16に設けた磁気によりオンオフするリードスイッチでも収納状態の検出は可能で、収納状態の検出を機械式スイッチに限定するものではない。
【0044】
図8は本実施例と実施例1を組み合わせた構成における一連の動作を示したフローチャートである。
【0045】
ここでも説明を簡単に行うために、本発明の主旨以外である体重およびインピーダンスの測定シーケンスについては説明を割愛するとともに、各シーケンスにおける細かなエラー処理についても説明を割愛する。
【0046】
まず、S21で測定開始スイッチの検出を行い、測定開始時は、S22においてケーブル7が完全に巻き取られているかどうかの検出を収納部16の収納検出手段17であるスイッチ17aがON状態であることを判断する。ケーブル7が引き出されるとロータリーエンコーダー(以後エンコーダーとする)12aからのパルスが得られるため、S22でスイッチ17aのON信号がないにも関わらず、S34でエンコーダーのパルスが得られた場合は、把持部4が正しく収納されていない状態つまりケーブル7が巻き取り途中から引き出されたとしてS35でエラー処理を行い、S16でエラー内容を表示し、誤った体長をもとに体脂肪率を演算することを防ぐ。スイッチ17aのON状態を確認後は、S23、S24でパルス数が安定するまで計測を継続し、S25にてエンコーダーのパルス数から被験者の体長を算出する。次にS26とS30において、人体載置部に設けた2つの測定開始スイッチのうちどれが押されたかを判別し、押されたスイッチに応じて、S27とS31でS25から得られたケーブル7の引き出し量が100cm以下かどうかの判断を行い、100cm以下の場合は、こども、100cmを超える場合は大人としてS28、S29、S32、S33のどれかの処理に移行し、測定された体重値(フローに図示せず)とインピーダンス(フローに図示せず)と、S25で得られた体長から体脂肪率を演算し、S36で演算結果を表示するものである。
【0047】
ここでは、大人とこどもの区別をする所定長さ(ケーブル引出し長さ)を仮に100cmとして説明しているが、プログラム中の演算式によりその数値は自由に設定可能である。
【0048】
このことにより、中途半端にケーブル7が引き出された状態から測定が開始され、あやまったケーブル7の引き出し量を体長として体脂肪率を算出してしまうということがなくなり、常に正しい引き出し量で体脂肪率の算出が可能となる。
【0049】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、入力に一番手間のかかる身長情報を自動で測定するとともに、測定時に性別等の入力が測定開始時に選択されてしまう構成のため、操作が非常に簡単になり、従来個人を特定し操作を少しでも簡単にするためのメモリ機能さえも不要となり、日々繰り返し測定する行為においても操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における生体情報測定装置の外観図
【図2】本発明の実施例1における生体情報測定装置のブロック図
【図3】本発明の実施例1における生体情報測定装置の測定時の説明図
【図4】本発明の実施例2における生体情報測定装置の外観図
【図5】本発明の実施例3における生体情報測定装置に配設されるケーブル長さ測定手段の説明図
【図6】本発明の実施例2と実施例3を組み合わせた構成における一連の動作を示したフローチャート
【図7】(a)本発明の実施例4における生体情報測定装置の斜視図
(b)本発明の実施例4における矢印B方向から見た部分図
【図8】本発明実施例1と実施例4を組み合わせた構成における一連の動作を示したフローチャート
【図9】従来の生体測定装置の外観図
【符号の説明】
1、1a、1b、1c、1d 足部電極
2 人体載置部
3、3a、3b 手部電極
4 把持部
5 測定開始スイッチ
6 液晶表示器(報知手段)
7 ケーブル
8 巻き取り手段
9 インピーダンス測定手段
9a 定電流電源部
9b 人体抵抗電位検出部
10 被測定者
11 マイクロコンピュータ(演算手段)
12 ケーブル長さ測定手段
12a ロータリーエンコーダ
13 ゼンマイバネ
14 ボビン
15 パルス係数手段
15a 発光素子
15b 受光素子
16 収納部
17 収納検出手段
17a スイッチ
22 装置本体
21 フット電極部
22 本体
23 キー群

Claims (5)

  1. 被測定者の足に接触する足部電極と、前記足部電極を備え測定時に被測定者が乗り体重計を兼ねる人体載置部と、被測定者の手に接触する手部電極と、前記手部電極を備え測定時に被測定者が手で把持する把持部と、前記足部電極と前記手部電極の間のインピーダンスを測定するインピーダンス測定手段と、男/女毎に設けられた測定開始スイッチと、前記把持部と前記人体載置部を電気的に接続するケーブルと、前記ケーブルを巻き取るための巻き取り手段と、前記ケーブルの引き出し長さを測定するケーブル長さ測定手段と、被測定者情報から被測定者の生体に関する情報を演算する演算手段と、前記演算手段の演算結果を報知する報知手段を有し、前記演算手段は、前記足部電極と前記手部電極間のインピーダンスと、前記体重計から得られる体重値と、前記ケーブル長さ測定手段から得られる引き出されたケーブルの長さと、前記測定開始スイッチから得られる性別を被測定者情報として演算を行う生体情報測定装置。
  2. 演算手段は、引き出されたケーブルの長さが所定長さ以下の場合は被測定者がこどもとし、所定長さを超える場合は被測定者が大人として、被測定者情報に加えて演算を行う請求項1に記載の生体情報測定装置。
  3. 被測定者の足に接触する足部電極と、前記足部電極を備え測定時に被測定者が乗り体重計を兼ねる人体載置部と、被測定者の手に接触する手部電極と、前記手部電極を備え測定時に被測定者が手で把持する把持部と、前記足部電極と前記手部電極の間のインピーダンスを測定するインピーダンス測定手段と、男/女/大人/こども毎に設けられた測定開始スイッチと、前記把持部と前記人体載置部を電気的に接続するケーブルと、前記ケーブルを巻き取るための巻き取り手段と、前記ケーブルの引き出し長さを測定するケーブル長さ測定手段と、被測定者情報から被測定者の生体に関する情報を演算する演算手段と、前記演算手段の演算結果を報知する報知手段を有し、前記演算手段は、前記足部電極と前記手部電極間のインピーダンスと、体重計から得られる体重値と、前記ケーブル長さ測定手段から得られる引き出されたケーブルの長さと、前記測定開始スイッチから得られる性別/大人/こどもを被測定者情報として演算を行う生体情報測定装置。
  4. ケーブル長さ測定手段は、引き出されるケーブルが所定の量巻き取られていることを検出した後に長さの測定を開始することを特徴とした請求項1から3のいずれか1項に記載の生体情報測定装置。
  5. 把持部を収納する収納部を人体載置部に一体的に設けるとともに、前記把持部が前記収納部に収納されていることを検出する収納検出手段を有し、ケーブル長さ測定手段は前記収納検出手段により把持部が収納されていることを検出した後に長さの測定を開始することを特徴とした請求項1から3のいずれか1項に記載の生体情報測定装置。
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