JP2004254814A - 液体塗布器 - Google Patents

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JP2004254814A JP2003047153A JP2003047153A JP2004254814A JP 2004254814 A JP2004254814 A JP 2004254814A JP 2003047153 A JP2003047153 A JP 2003047153A JP 2003047153 A JP2003047153 A JP 2003047153A JP 2004254814 A JP2004254814 A JP 2004254814A
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Isao Sugano
功 菅野
Masakazu Sumiyama
正和 角山
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HOOKII GIKEN KK
Sekisui Life Tec Co Ltd
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HOOKII GIKEN KK
Sekisui Life Tec Co Ltd
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Abstract

【課題】手軽に被塗布面に液体を塗布することができる液体塗布器を提供する。
【解決手段】被塗布面に液体を塗布する液体塗布器において、底面側に第1の貫通孔が穿設され、内部に液体を充填可能なタンクと、タンクを上面側に配設し、上面側と下面側とを連通する第2の貫通孔が上面側に配設されるタンクの第1の貫通孔近傍に穿設された本体部と、タンクの第1の貫通孔内の所定位置に位置したときにタンクの内部に充填された液体の本体部の上面側への供給を遮断し、所定位置から移動したときにタンクの内部に充填された液体の本体部の上面側への供給を許容する制御部材と、所定の付勢力によって、制御部材を所定位置に位置決めする弾性部材とを有するようにした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体塗布器に関し、さらに詳細には、ワックス、塗料、薬剤などの液体を適宜供給しながら、当該液体を床面などの被塗布面に略均一に塗布することのできる液体塗布器に関し、特に、当該被塗布面に薬剤を塗ったり、あるいは当該被塗布面を清掃したりする際に用いて好適な液体塗布器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、床面などの被塗布面にワックス、塗料、薬剤などの液体を塗布するには、モップや刷毛が用いられている。
【0003】
こうしたモップや刷毛を用いて液体を被塗布面に塗布するには、ワックス、塗料、薬剤などの液体を満たしたバケツにモップや刷毛を浸して液体を十分しみこませ、モップや刷毛にしみこんだ液体を適宜きってから、モップや刷毛を被塗布面にこすりつけることによって、被塗布面に液体を塗布するものである。
【0004】
しかしながら、モップや刷毛により被塗布面に液体を塗布する際には、モップや刷毛の他に、液体を入れておくバケツや、モップや刷毛にしみこんだ液体をきるための道具などが必要になったり、また、液体を塗布する場所を移動するたびにバケツなどの道具を移動したりする必要があるなど、手軽に被塗布面に液体を塗布することができないという問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来の技術の有するこのような種々の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、手軽に被塗布面に液体を塗布することができる液体塗布器を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、被塗布面に液体を塗布する液体塗布器において、底面側に第1の貫通孔が穿設され、内部に液体を充填可能なタンクと、上記タンクを上面側に配設し、上記上面側と下面側とを連通する第2の貫通孔が上記上面側に配設される上記タンクの上記第1の貫通孔近傍に穿設された本体部と、上記タンクの上記第1の貫通孔内の所定位置に位置したときに上記タンクの内部に充填された液体の上記本体部の上面側への供給を遮断し、上記所定位置から移動したときに上記タンクの内部に充填された液体の上記本体部の上面側への供給を許容する制御部材と、所定の付勢力によって、上記制御部材を上記所定位置に位置決めする弾性部材とを有し、上記タンクを上記本体部の下面側に向かって押圧したときに、上記弾性部材の付勢力に抗して上記制御部材が上記所定位置から移動して、上記タンクの内部に充填された液体が上記本体部の上面側に供給され、上記本体部の上面側に供給された液体が上記第2の貫通孔を通って上記本体部の下面側に供給されるようにしたものである。
【0007】
また、本発明のうち請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記制御部材は、上記タンクの上記第1の貫通孔内に位置する先端部と、上記先端部と所定の間隔を有して形成された係止部とを有して構成されるプッシュロッドと、上記先端部と上記係止部との間に外挿される弁ブッシュとからなり、上記弾性部材の一端が上記プッシュロッドの上記係止部に係止されるとともに上記弾性部材の他端が上記タンクの内部に形成された係止部に係止され、上記弾性部材の所定の付勢力によって、上記プッシュロッドの上記先端部が上記所定位置に位置決めされて位置したときに、上記弁ブッシュが上記タンクの内部側から上記タンクの上記第1の貫通孔を塞いで、上記タンクの内部に充填された液体の上記本体部の上面側への供給を遮断し、上記弾性部材の付勢力に抗して、上記ブッシュロッドの上記先端部が上記所定位置から移動したときに、上記弁ブッシュが上記タンクの上記第1の貫通孔から離隔して、上記タンクの内部に充填された液体の上記本体部の上面側への供給を許容するようにしたものである。
【0008】
また、本発明のうち請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の発明において、さらに、上記本体部の下面側に配設され、上記本体部の上記第2の貫通孔を通って上記本体部の上面側から上記本体部の下面側に供給された液体を受け、互いに所定の間隔を有するようにして下面側に穿設された複数の吐出口に供給するチャンネルが形成された塗布板を有するようにしたものである。
【0009】
また、本発明のうち請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、さらに、上記塗布板は、上記下面側に形成された複数の突起を有するようにしたものである。
【0010】
また、本発明のうち請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、さらに、上記塗布板の下面側に形成された複数の突起は、所定の押圧力が付加されたときに弾性変形して屈曲するとともに、所定の押圧力が解除されたときに弾性変形して伸張する複数の弾性突起であるようにしたものである。
【0011】
また、本発明のうち請求項6に記載の発明は、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5のいずれか1項に記載の発明において、上記タンクは、上記タンクの内部へ液体を注入するための開口部と、上面に第1の孔が穿設されるとともに上記開口部に開閉自在に嵌合するキャップと、第2の孔が穿設されるとともに上記キャップの上記第1の孔を覆うようにして上記キャップの内側に配設されたパッキンとを有するようにしたものである。
【0012】
また、本発明のうち請求項7に記載の発明は、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または請求項6のいずれか1項に記載の発明において、上記本体部は、上記本体部の下面側または上記塗布板の下面側に捲回される塗布布の両端部を保持する保持機構を上記上面側に形成したものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面に基づいて、本発明による液体塗布器の実施の形態の一例を詳細に説明するものとする。
【0014】
ここで、図1は本発明による液体塗布器の実施の形態の一例の一部を省略して示した概略構成斜視図であり、図2は塗布布を装着した状態の図1に示す液体塗布器を示す概略構成斜視図であり、図3は図1のA−A線による一部断面図であり、図4は図3に示す液体塗布器と同一の方向におけるタンクの一部を省略して示す概略構成説明図であり、図5(a)は図4のB矢視図であり、図5(b)は図4のC矢視図であり、図6(a)は図3のD−D線による断面図に対応するタンクキャップを中心に示した要部拡大一部断面図であり、図6(b)はパッキンを示す概略構成説明図であり、図7は図3のE矢視図に対応する液体塗布器の弾性体を示す概略構成説明図であり、図8(a)は図7のE矢視図であり、図8(b)は図7のF−F線による断面図であり、図8(c)は図7のG−G線による断面図であり、図9は作動状態を説明するための図3の要部拡大一部断面図であり、図10は作動状態を説明するための図3の要部拡大一部断面図である。
【0015】
液体塗布器10は、下面12b側に塗布板14が配設された略矩形平板状の本体部12と、本体部12の上面12a側に配設されたタンク16と、タンク16に取り付けられたハンドル18とを有している。
【0016】
本体部12の上面12aは、液体塗布器10の前後方向(図1参照)における断面が凸状となるような曲面に形成されており、この上面12aの左右両端部位には、例えば、不織布からなる化学雑巾などのシート状の塗布布100を本体部12に保持するための切り欠き20aが形成されたクロスキャッチ20が配設されている。
【0017】
また、本体部12の上面12aの略中央部位には、液体塗布器10の左右方向(図1参照)に沿って延長され前後方向の断面が略半円形形状の凹部であるタンク受け部12cが形成されている。このタンク受け部12c内にはタンク16が配設され、タンク16がタンク受け部12cから抜け出るのを抑止するために、タンク受け部12cに位置するタンク16を被覆するカバー22が本体部12の上面12aに取り付けられる。
【0018】
なお、タンク受け部12cの底部12ccの左右両端部位に形成された凹部12dL,12dR内には、バネ24,26が配設されている。このバネ24,26は拡開方向への付勢力を備えており、バネ24,26の一方の端部は凹部12dL,12dRの底部12eL,12eRに位置し、バネ24,26の他方の端部にはバネヘッド28,30が被覆されている。従って、バネヘッド28,30は、バネ24,26の付勢力によって、凹部12dL,12dRの底部12eL,12eRから開口部12fL,12fRに向かう方向に常に付勢されており、タンク受け部12c内にタンク16が配設された際には、バネヘッド28,30がタンク16の下部タンク部16bの外側16bo(後述する。)に当接してクッションとなる。
【0019】
また、タンク受け部12cの底部12ccの中央部位には、上端面12gL,12gRの高さがタンク受け部12cの底部12ccの高さと略一致する突部12hL,12hRと、突部12hL,12hRの基部側に位置し本体部12の上面12a側と下面12b側とを連通する貫通孔12iL−1〜12iL−4,12iR−1〜12iR−4とが形成されている。
【0020】
従って、これら貫通孔12iL−1〜12iL−4ならびに貫通孔12iR−1〜12iR−4は、タンク受け部12cの底部12cc側と本体部12の下面12b側とにおいて開口している。また、貫通孔12iL−1〜12iL−4ならびに貫通孔12iR−1〜12iR−4がタンク受け部12cの底部12ccに穿設される位置は、タンク受け部12c内に配設されるタンク16のタンク孔16fL,16fR(後述する。)の近傍となるように寸法設定されている。
【0021】
そして、貫通孔12iL−1〜12iL−4と貫通孔12iR−1〜12iR−4とはそれぞれ、液体塗布器10の左右方向に沿った直線上に集中して穿設されている。より詳細には、突部12hLの左方側には貫通孔12iL−1ならびに貫通孔12iL−2が穿設され、突部12hLの右方側には貫通孔12iL−3ならびに貫通孔12iL−4が穿設されている。また、突部12hRの左方側には貫通孔12iR−1ならびに貫通孔12iR−2が穿設され、突部12hRの右方側には貫通孔12iR−3ならびに貫通孔12iR−4が穿設されている。
【0022】
一方、タンク16は、液体を充填可能な中空の内部16cを有する略円柱状体であって、開口部16dが形成された上部タンク部16aと、上部タンク部16aに嵌合する下部タンク部16bとにより構成されている。このタンク16は、本体部12の上面12aのタンク受け部12c内に配設可能なようにして寸法設定されている。
【0023】
そして、上部タンク部16aの外周側の略中央部位には、取り付け部16eが突設されており、当該取り付け部16eにハンドル18が取り付けられる。この取り付け部16eに取り付けられたハンドル18は、タンク16がタンク受け部12c内に位置されカバー22によって被覆された状態で、液体塗布器10の左右方向ならびに前後方向に移動自在となされている。
【0024】
上部タンク部16aに形成された開口部16dは、タンク16の内部16cにワックス、塗料、薬剤などの液体を注入するための開口部であって、開口部16dに嵌合可能なタンクキャップ32により開閉自在とされている。なお、タンクキャップ32により開口部16dを開閉を行うために、上部タンク部16aの左方側の端部16aaはスライド式で着脱自在となされている。
【0025】
図4ならびに図5(a)には、上部タンク部16aの端部16aaをスライドしてタンクキャップ32を取り外し、開口部16dが開放された状態が示されており、図6(a)には、タンクキャップ32を開口部16dを取り付けて開口部16dを閉めた状態が示されている。
【0026】
また、図6(a)に示すように、タンクキャップ32の上面32aには孔32bが穿設されており、内側32cから孔32bを覆うようにしてパッキン34(図6(b)参照)が配設されている。このパッキン34は、タンクキャップ32の内側32cに嵌合するようにして寸法設定されており、円盤状の本体部34aと、略中央部位に突設された略リング状の突部34bと、外縁部に穿設された孔34cとを有して構成されている。
【0027】
従って、タンクキャップ32を上部タンク部16aの開口部16dに付けた状態であっても、パッキン34の孔34cとタンクキャップ32の孔32bとによって、タンク16の内部16cと外部との通気が確保される。
【0028】
一方、下部タンク部16bには、タンク16の底面側に位置するようにタンク孔16fL,16fRが穿設されている。このタンク孔16fL,16fRは開口部が略円形形状の貫通孔であって、内径側に向かって突設する4つの突起16gL,16gRを備えている。このため、タンク孔16fL,16fR内に可動自在に位置されるプッシュロッド40,42の先端部40a,42a(後述する。)は、タンク孔16fL,16fRの内周と所定の間隙W(図5(c)参照)を有するようになる。
【0029】
なお、タンク孔16fLならびにタンク孔16fRが下部タンク部16bに穿設される位置は、タンク16が本体部12のタンク受け部12c内に位置され、タンク孔16fL内に位置するプッシュロッド40の先端部40aが、タンク受け部12cの突部12hLの上端面12gLと対向するとともに、タンク孔16fR内に位置するプッシュロッド42の先端部42aが、タンク受け部12cの突部12hRの上端面12gRと対向するようにして設定されている。
【0030】
また、タンク孔16fL,16fRが下部タンク部16bの内側16biにおいて開口する開口部16hL,16hRの外周側には、下部タンク部16bの内側16biが立ち上がり形成された略円筒状の筒状部16iL,16iRが形成されている。この筒状部16iL,16iRには、上下方向に沿って延長される一対の切り欠き16j(図6(a)参照)が形成されている。
【0031】
そして、タンク孔16fL,16fR内にはプッシュロッド40,42が可動自在に配設される。このプッシュロッド40,42は略円柱状体であって、タンク孔16fL,16fR内に位置する先端部40a,42aと、当該先端部40a,42aと所定の間隔を有して形成された係止部40b,42bと、先端部40a,42aと係止部40b,42bの間に形成された凹部40c,42cと、係止部40b,42bから延設された軸部40d,42dとを有して構成されている。
【0032】
このプッシュロッド40,42の凹部40c,42cには、弁ブッシュ44,46が外挿されている。
【0033】
また、プッシュロッド40,42の係止部40b,42bには、軸部40d,42dに外挿されたバネ48,50の一端が係止されている。このバネ48,50は拡開方向への付勢力を備えており、バネ48,50の他方の端部は筒状部16iL,16iRの上端に配設されたバネ押さえ52,54に係止されている。
【0034】
従って、プッシュロッド40,42は、バネ48,50の付勢力によってタンク孔16fL,16fRへ向かう方向に常に付勢されている状態で、タンク16の内部16cにおいて可動自在に配設される。
【0035】
そして、タンク16が本体部12のタンク受け部12c内に位置され、下部タンク部16bの外側16boにバネヘッド28,30が当接してクッションとなっている状態においては、タンク孔16fL,16fR内に位置するプッシュロッド40,42はバネ48,50によって位置決めされて、先端部40a,42aの最前部40aa,42aaがタンク孔16fL,16fRからタンク16の外部に突出している。こうしてタンク孔16fL,16fR内の所定位置に位置するプッシュロッド40,42の先端部40a,42aの最前部40aa,42aaとタンク受け部12cの突部12hL,12hRの上端面12gL,12gRとが所定の間隙を有して対向している状態(図3ならびに図9に示す状態参照)においては、プッシュロッド40,42の凹部40c,42cに外挿された弁ブッシュ44,46が、下部タンク部16bの内側16biにおいて開口するタンク孔16fL,16fRの開口部16hL,16hRを覆って塞いでいる。
【0036】
塗布板14は、本体部12の下面12b側に配設されており、例えば、ゴムまたはその発泡体、あるいは軟質のプラスチックまたはその発泡体、あるいは熱可塑性エラストマーなどにより形成されている。
【0037】
この塗布板14の下面14aの外側14aoには、多数の突起である可撓性薄片14bが突出形成されている。これら多数の可撓性薄片14bはそれぞれ、断面略矩形状に形成されるとともに、液体塗布器10の左右方向と平行に市松模様状に整列されて配置されている。そして、可撓性薄片14bは所定の押圧力が付加されたときに弾性変形して屈曲するとともに、所定の押圧力が解除されたときに弾性変形して伸張するものである。
【0038】
また、塗布板14の下面14aの左方側においては、4つの吐出口14cL−1,14cL−2,14cL−3,14cL−4が互いに所定の間隔を有するようにして穿設され、これら散在する吐出口14cL−1,14cL−2,14cL−3,14cL−4のそれぞれに至るチャンネル14dL−1,14dL−2,14dL−3,14dL−4が下面14aの内側14aiに形成されている。一方、塗布板14の下面14aの右方側においては、4つの吐出口14cR−1,14cR−2,14cR−3,14cR−4が互いに所定の間隔を有するようにして穿設され、これら散在する吐出口14cR−1,14cR−2,14cR−3,14cR−4のそれぞれに至るチャンネル14dR−1,14dR−2,14dR−3,14dR−4が下面14aの内側14aiに形成されている。
【0039】
そして、左方側のチャンネル14dL−1〜14dL−4はそれぞれ、本体部12の下面12b側において開口する貫通孔12iL−1〜12iL−4と対向して位置する受け部14eL−1〜14eL−4と、受け部14eL−1〜14eL−4から吐出口14cL−1〜14cL−4に傾斜して至る斜面14fL−1〜14fL−4とを有して構成されている。一方、右方側のチャンネル14dR−1〜14dR−4はそれぞれ、本体部12の下面12b側において開口す貫通孔12iR−1〜12iR−4と対向して位置する受け部14eR−1〜14eR−4と、受け部14eR−1〜14eR−4から吐出口14cR−1〜14cR−4に傾斜して至る斜面14fR−1〜14fR−4とを有して構成されている。
【0040】
なお、図7において符号14gは、チャンネル14dL−1〜14dL−4やチャンネル14dR−1〜14dR−4の周囲に穿設された開口部である。また、符号14hは、塗布板14を本体部12の下面12b側にビス止めして配設するための孔であり、符号14iは、塗布板14を本体部12の下面12b側に位置決めするために本体部12の下面12bに形成された突起(図示せず。)が嵌合する孔である。
【0041】
以上の構成において、液体塗布器10を使用する場合には、まず、使用者は、上部タンク部16aの左方側の端部16aaをスライドさせ、タンクキャップ32を取り外して開口部16dを開放させる。そして、開口部16dからワックス、塗料、薬剤などの液体を注入し、タンク16の内部16cに液体を充填する。こうして液体がタンク16の内部16cに充填された後、タンクキャップ32を開口部16dに取り付けて開口部16dを閉めてから、上部タンク部16aの左方側の端部16aaを取り付ける。
【0042】
そして、液体塗布器10の使用者は、塗布板14の下面14aにシート状の塗布布100を捲回するとともに、当該塗布布100の対向する両側端の端部100a,100bを、切り欠き20aからクロスキャッチ20内に押し込んで、これら端部100a,100bを切り欠き20aに係止させて保持させる。
【0043】
こうして塗布布100が取り付けられた液体塗布器10を、使用者はハンドル18を把持して、床面などの被塗布面上に載置するようにして液体塗布器10を被塗布面上に位置させる。
【0044】
この際、本体部12のタンク受け部12c内に位置しているタンク16の下部タンク部16bの外側16boには、バネヘッド28,30が当接してクッションとなる。このため、タンク孔16fL,16fR内の所定位置に位置するプッシュロッド40,42の先端部40a,42aの最前部40aa,42aaと、タンク受け部12cの突部12hL,12hRの上端面12gL,12gRとが所定の間隙を有して対向するようになる(図9に示す状態参照)。
【0045】
従って、プッシュロッド40,42の凹部40c,42cに外挿された弁ブッシュ44,46が、下部タンク部16bの内側16biにおいて開口するタンク孔16fL,16fRの開口部16hL,16hRを内部16c側から覆って塞ぐようになり、タンク16の内部16cに充填された液体のタンク16の外部への供給は遮断され、液体がタンク16の外部に漏れることはない。
【0046】
こうしてタンク16の内部16cに充填された液体の供給が遮断された状態から、タンク16の下部タンク部16bの外側16boに当接しているバネ24,26の付勢力に抗して、下部タンク部16bの外側16boが本体部12のタンク受け部12cの底部12ccに当接するまで、使用者がハンドル18を把持してタンク16を本体部12の下面12b側に向かって下方へ押圧する。
【0047】
すると、タンク16の外部に突出していたプッシュロッド40,42の先端部40a,42aの最前部40aa,42aaが、タンク受け部12cの底部12ccの高さと略一致する突部12hL,12hRの上端面12gL,12gRに当接して、プッシュロッド40,42の先端部40a,42aの最前部40aa,42aaはタンク孔16fL,16fR内に位置するようになる。つまり、タンク孔16fL,16fR内の所定位置に位置していたプッシュロッド40,42は、バネ48,50の付勢力に抗してタンク16の内部16cに向かう方向で所定位置から移動する(図10に示す状態参照)。
【0048】
こうしてタンク孔16fL,16fR内においてプッシュロッド40,42が所定位置から移動するのに伴って、プッシュロッド40,42の凹部40c,42cに外挿された弁ブッシュ44,46が、下部タンク部16bの内側16biにおいて開口するタンク孔16fL,16fRの開口部16gL,16gRから離隔する。
【0049】
その結果、タンク16の内部16cに充填された液体のタンク16の外部への供給が許容される。より詳細には、筒状部16iL,16iRの切り欠き16jから筒状部16iL,16iRの内径側16kL,16kRに流入している液体が、タンク孔16fL,16fRの内周とタンク孔16fL,16fR内に位置するプッシュロッド40,42の先端部40a,42aとによって形成される所定の間隙W(図5(c)参照)から、タンク16の外部に流出する。
【0050】
そして、タンク孔16fLの内周とタンク孔16fL内に位置するプッシュロッド40の先端部40aとによって形成される所定の間隙Wからタンク16の外部に流出した液体は、プッシュロッド40の先端部40aが当接する突部12hLの基部側に位置する貫通孔12iL−1〜12iL−4を通って、本体部12の上面12a側から下面12b側に供給される。
【0051】
本体部12の下面12b側に供給された液体は、貫通孔12iL−1〜12iL−4と対向して位置するチャンネル14dL−1〜14dL−4の受け部14eL−1〜14eL−4に滴下して受けられ、傾斜している斜面14fL−1〜14fL−4を下降して吐出口14cL−1〜14cL−4に供給される。こうして塗布板14に形成されたチャンネル14dL−1〜14dL−4によって流動を規制された液体は、塗布板14の下面14aの左方側に散在して穿設された吐出口14cL−1,14cL−2,14cL−3,14cL−4のそれぞれから、塗布板14の下面14a側に供給される。
【0052】
一方、タンク孔16fRの内周とタンク孔16fR内に位置するプッシュロッド42の先端部42aとによって形成される所定の間隙Wからタンク16の外部に流出した液体は、プッシュロッド42の先端部42aが当接する突部12hRの基部側に位置する貫通孔12iR−1〜12iR−4を通って、本体部12の上面12a側から下面12b側に供給される。
【0053】
そして、本体部12の下面12b側に供給された液体は、貫通孔12iR−1〜12iR−4と対向して位置するチャンネル14dR−1〜14dR−4の受け部14eR−1〜14eR−4に滴下して受けられ、傾斜している斜面14fR−1〜14fR−4を下降して吐出口14cR−1〜14cR−4に供給される。こうして塗布板14に形成されたチャンネル14dR−1〜14dR−4によって流動を規制された液体は、塗布板14の下面14aの右方側に散在して穿設された吐出口14cR−1,14cR−2,14cR−3,14cR−4のそれぞれから、塗布板14の下面14a側に供給される。
【0054】
こうして、左方側の吐出口14cL−1〜14cL−4と右方側の吐出口14cR−1〜14cR−4とから塗布板14の下面14a側に供給された液体は、塗布板14の下面14aに捲回されたシート状の塗布布100内に染み込み、塗布布100を介して被塗布面に塗布される。
【0055】
ここで、タンク16の内部16cに充填されている液体は、まず、下部タンク部16bに穿設された2つのタンク孔16fL,16fRから本体部12の上面12a側に供給され、液体塗布器10の左右方向に沿った直線上に集中して穿設されている貫通孔12iL−1〜12iL−4ならびに貫通孔12iR−1〜12iR−4を通って、本体部12の下面12b側に供給される。つまり、タンク16から本体部12の下面12b側に供給されるまでは、液体の流路は2つのタンク孔16fL,16fRの周囲に集中している。
【0056】
一方、塗布板14のチャンネル14dL−1〜14dL−4ならびにチャンネル14dR−1〜14dR−4のそれぞれにおいては、貫通孔12iL−1〜12iL−4と対向して位置する受け部14eL−1〜14eL−4と貫通孔12iR−1〜12iR−4と対向して位置する受け部14eR−1〜14eR−4とはそれぞれ、液体塗布器10の左右方向に沿った直線上に集中して位置しているものの、4つの吐出口14cL−1,14cL−2,14cL−3,14cL−4は塗布板14の下面14aの左方側において散在して穿設されるとともに、4つの吐出口14cR−1,14cR−2,14cR−3,14cR−4は塗布板14の下面14aの右方側において散在して穿設されている。このため、チャンネル14dL−1〜14dL−4ならびにチャンネル14dR−1〜14dR−4から塗布板14の下面14a側に供給されるまでには、液体の流路は散在して位置する総数8つの吐出口に向かって分散するようになる。
【0057】
その結果、たった2つのタンク孔16fL,16fRからタンク16の外部に流出した液体ではあるが、塗布板14の下面14aに捲回されたシート状の塗布布100の全域にわたってほぼ均一に供給することができる。
【0058】
なお、使用者が液体塗布器10を床面などの被塗布面上において移動すると、塗布板14のチャンネル14dL−1〜14dL−4,14dR−1〜14dR−4内を流動する液体が、チャンネル14dL−1〜14dL−4,14dR−1〜14dR−4の外にこぼれてしまうおそれがある。しかしながら、チャンネル14dL−1〜14dL−4,14dR−1〜14dR−4の外にこぼれて塗布板14の下面14aの内側14aiに供給された液体は、チャンネル14dL−1〜14dL−4,14dR−1〜14dR−4の周囲に穿設された複数の開口部14gから、塗布板14の下面14a側に供給されるので、結果的に、塗布板14の下面14aに捲回されたシート状の塗布布100内に染み込み、塗布布100を介して被塗布面に塗布される。
【0059】
上記したように液体塗布器10においては、タンク16の内部16cに充填された液体が、本体部12を介して塗布布100に供給されるので、別途に液体を入れておくバケツなどを用意する必要がなく、従ってバケツを移動する必要もないので、手軽に被塗布面に液体を塗布することができる。
【0060】
即ち、本発明による液体塗布器10によれば、バケツなどの道具を用いることなく、使用者が単にタンク16を下方へ押圧するという簡単な操作で手軽に本体部12に液体を供給することができる。また、液体塗布作業中においても、タンク16を下方へ押圧することにより本体部12に液体を随時供給することができるので、本体部12への液体の供給の自由度が向上し、被塗布面に液体を薄くかつ均一に塗布することができるようになる。従って、本発明による液体塗布器10を用いた場合には、液体塗布作業の開始時に液体が被塗布面に大量に塗布されてしまうようなことはない。
【0061】
また、本発明による液体塗布器10においては、タンクキャップ32の孔32bを内側32cから覆うようにしてパッキン34を配設するようにしたため、使用者が液体塗布器10を床面などの被塗布面上において移動することによってタンク16の内部16cにおいて充填された液体の飛沫が生起されても、当該液体の飛沫がタンクキャップ32の孔32bを封止するようなことがない。
【0062】
その結果、本発明による液体塗布器10の使用を継続しても、タンク16の内部16cと外部との通気を維持できるので、液体塗布器10を使用するときには常に、液体がタンク16の内部16を重力に従って下降するようになり、本体部12への液体の供給が安定し、被塗布面に液体を薄くかつ均一に塗布することが一層確実にできるようになる。
【0063】
さらに、液体塗布器10のタンク16を下方へ押圧することにより、バネ48,50の付勢力に抗してプッシュロッド40,42が所定位置から移動し、これにより弁ブッシュ44,46がタンク孔16fL,16fRの開口部16hL,16hRから離隔して、タンク16の内部16cに充填された液体の本体部12の上面12a側への供給が許容されるという簡単な機構であるため、装置の全体構成が簡素化されて製造コスト高を押さえることができるとともに、全体の小型化ならびに軽量化を実現することができる。
【0064】
そして、本発明による液体塗布器10においては、塗布板14および可撓性薄片14bにより、塗布布100の単位面積あたりの接地面圧を増大することができるとともに、被塗布面の凹凸の状態に追従させて塗布布100を擦過することができるようになるので、効率よく液体を塗布することができるとともに、拭き残しの発生が防止されて清掃能力を著しく向上させることができる。
【0065】
また、上記した実施の形態は、以下の(1)乃至(7)に示すように変形してもよい。
【0066】
(1)上記した実施の形態においては、液体塗布器10の各構成部材の材料については特に限定するものではないが、例えば、本体部12、タンク16、タンクキャップ32などにはABSのような樹脂を用いることができ、プッシュロッド40,42などにはPOMのような樹脂を用いることができ、弁ブッシュ44,46、パッキン34にはゴムまたは熱可塑性エラストマーなどを用いることができる。
【0067】
また、バネ24,26やバネ48,50としては、コイルバネに限られるものではなく、板バネなどの適宜の弾性のある弾性部材を用いることができる。
【0068】
(2)上記した実施の形態の液体塗布器10ならびに各液体塗布器10を構成する部材の形状は、上記において説明したり図1乃至図10において図示したものに限定されるものではなく、例えば、本体部12は略矩形平板状ではなくて円形平板状でもよく、タンクは略円柱状に限られず角柱状でもよい。
【0069】
(3)上記した実施の形態においては、液体塗布器10の塗布板14の下面14aにはシート状の塗布布100を捲回して使用するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、塗布板14の下面14aに塗布布100を配設することなしに液体塗布器10を使用してもよいことは勿論である。
【0070】
また、塗布布100の種類、あるいは、塗布布100の使用の有無、液体の種類などの各種選択によって、液体塗布器10によって液体を塗布することが可能な被塗布面は、室内の床面や、窓ガラス面、建物や浴室の壁面、車のボディなど多様となる。このため、被塗布面の種類に応じてハンドル18の形状や液体塗布器10全体の大きさなど各種変更を行うようにするとよい。例えば、フローリングなどの室内の床面に、アレルギー対策のための薬液を液体塗布器10によって塗布することができる。
【0071】
さらに、上記した実施の形態においては塗布布100はクロスキャッチ20によって保持されるようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、例えば、バンドなどによって本体部12から外れないようにして取り付けて保持するようにしてもよい。
【0072】
(4)上記した実施の形態においては、ハンドル18は液体塗布器10の左右方向ならびに前後方向に移動自在としたが、これに限られるものではないことは勿論であり、例えば、ユニバーサルジョイントでハンドル18をタンク16に取り付けるようにしてもよい。
【0073】
(5)上記した実施の形態においては、塗布板14の可撓性薄片14bは断面略矩形状に形成されるようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、塗布板14の可撓性薄片14bの形状は、断面略矩形状に限られることなく任意の形状を選択できるものである。例えば、針状の可撓性薄片を用いれば、塗布布100を面でなく点で支持することができるため、被塗布面に対してより一層良好な追従性を有した弾性突起を形成することができるようになる。
【0074】
また、塗布板14の可撓性薄片14bは、液体塗布器10の左右方向と平行に市松模様状に整列されて配置されるばかりでなく、可撓性薄片14bを塗布板14の長手方向全幅にわたって延長するように平行に配置したり、任意の配列によって構成してもよいことは勿論である。
【0075】
さらにまた、塗布板14の下面14aに形成されるのは、可撓性薄片14bのように弾性変形可能な弾性突起に限られるものではないことは勿論であり、例えば、略半球状の突起が複数形成されるようにしたり、あるいは下面14aの外側14aoを平滑に形成したりしてもよい。
【0076】
(6)上記した実施の形態においては、本体部12の下面12b側に塗布板14を配設するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、塗布板14を配設することなしに、本体部12の上面12a側に供給された液体が、貫通孔を通って本体部12の下面12bから被塗布面に塗布されるようにしてもよい。
【0077】
このように塗布板14が配設されない場合には、本体部12の下面12b側に塗布布100が捲回されるようにすればよく、また、塗布板14に形成された吐出ロ14cL−1〜14cL−4,14cR−1〜14cR−4やチャンネル14dL−1〜14dL−4,チャンネル14dR−1〜14dR−4に対応する構成を本体部12に構成してもよい。
【0078】
(7)上記した実施の形態ならびに上記した変形例(1)乃至変形例(6)を、適宜組み合わせて構成してもよい。
【0079】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、手軽に被塗布面に液体を塗布することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液体塗布器の実施の形態の一例の一部を省略して示した概略構成斜視図である。
【図2】塗布布を装着した状態の図1に示す液体塗布器を示す概略構成斜視図である。
【図3】図1のA−A線による一部断面図である。
【図4】図3に示す液体塗布器と同一の方向におけるタンクを示す概略構成説明図である。
【図5】(a)は図4のB矢視図であり、(b)は図4のC矢視図である。
【図6】(a)は図3のD−D線による断面図に対応するタンクキャップを中心に示した要部拡大一部断面図であり、(b)はパッキンを示す概略構成説明図である。
【図7】図3のE矢視図に対応する液体塗布器の弾性体を示す概略構成説明図である。
【図8】(a)は図7のE矢視図であり、(b)は図7のF−F線による断面図であり、(c)は図7のG−G線による断面図である。
【図9】作動状態を説明するための図3の要部拡大一部断面図である。
【図10】作動状態を説明するための図3の要部拡大一部断面図である。
【符号の説明】
10 液体塗布器
12 本体部
12a 上面
12b 下面
12c タンク受け部
12cc 底部
12dL,12dR 凹部
12eL,12eR 底部
12fL,12fR 開口部
12gL,12gR 上端面
12hL,12hR 突部
12iL−1〜12iL−4,12iR−1〜12iR−4 貫通孔
14 塗布板
14a 下面
14ao 外側
14b 可撓性薄片
14cL−1〜14cL−4,14cR−1〜14cR−4 吐出口
14dL−1〜14dL−4,14dR−1〜14dR−4 チャンネル
14eL−1〜14eL−4,14eR−1〜14eR−4 受け部
14fL−1〜14fL−4,14fR−1〜14fR−4 斜面
14g 開口部
14h,14i 孔
16 タンク
16a 上部タンク部
16aa 端部
16b 下部タンク部
16bo 外側
16c 内部
16d 開口部
16e 取り付け部
16fL,16fR タンク孔
16gL,16gR 突起
16hL,16hR 開口部
16iL,16iR 筒状部
16j 切り欠き
18 ハンドル
20 クロスキャッチ
20a 切り欠き
22 カバー
24,26 バネ
28,30 バネヘッド
32 タンクキャップ
32a 上面
32b 孔
32c 内側
34 パッキン
34a 本体部
34b 突部
34c 孔
40,42 プッシュロッド
40a,42a 先端部
40aa,42aa 最前部
40b,42b 係止部
40c,42c 凹部
40d,42d 軸部
44,46 弁ブッシュ
48,50 バネ
52,54 バネ押さえ
100 塗布布
100a,100b 端部

Claims (7)

  1. 被塗布面に液体を塗布する液体塗布器において、
    底面側に第1の貫通孔が穿設され、内部に液体を充填可能なタンクと、
    前記タンクを上面側に配設し、前記上面側と下面側とを連通する第2の貫通孔が前記上面側に配設される前記タンクの前記第1の貫通孔近傍に穿設された本体部と、
    前記タンクの前記第1の貫通孔内の所定位置に位置したときに前記タンクの内部に充填された液体の前記本体部の上面側への供給を遮断し、前記所定位置から移動したときに前記タンクの内部に充填された液体の前記本体部の上面側への供給を許容する制御部材と、
    所定の付勢力によって、前記制御部材を前記所定位置に位置決めする弾性部材と
    を有し、
    前記タンクを前記本体部の下面側に向かって押圧したときに、前記弾性部材の付勢力に抗して前記制御部材が前記所定位置から移動して、前記タンクの内部に充填された液体が前記本体部の上面側に供給され、前記本体部の上面側に供給された液体が前記第2の貫通孔を通って前記本体部の下面側に供給される
    ことを特徴とする液体塗布器。
  2. 請求項1に記載の液体塗布器において、
    前記制御部材は、前記タンクの前記第1の貫通孔内に位置する先端部と、前記先端部と所定の間隔を有して形成された係止部とを有して構成されるプッシュロッドと、前記先端部と前記係止部との間に外挿される弁ブッシュとからなり、
    前記弾性部材の一端が前記プッシュロッドの前記係止部に係止されるとともに前記弾性部材の他端が前記タンクの内部に形成された係止部に係止され、
    前記弾性部材の所定の付勢力によって、前記プッシュロッドの前記先端部が前記所定位置に位置決めされて位置したときに、前記弁ブッシュが前記タンクの内部側から前記タンクの前記第1の貫通孔を塞いで、前記タンクの内部に充填された液体の前記本体部の上面側への供給を遮断し、前記弾性部材の付勢力に抗して、前記ブッシュロッドの前記先端部が前記所定位置から移動したときに、前記弁ブッシュが前記タンクの前記第1の貫通孔から離隔して、前記タンクの内部に充填された液体の前記本体部の上面側への供給を許容する
    ことを特徴とする液体塗布器。
  3. 請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の液体塗布器において、さらに、
    前記本体部の下面側に配設され、前記本体部の前記第2の貫通孔を通って前記本体部の上面側から前記本体部の下面側に供給された液体を受け、互いに所定の間隔を有するようにして下面側に穿設された複数の吐出口に供給するチャンネルが形成された塗布板を有する
    ことを特徴とする液体塗布器。
  4. 請求項3に記載の液体塗布器において、さらに、
    前記塗布板は、前記下面側に形成された複数の突起を有する
    ことを特徴とする液体塗布器。
  5. 請求項4に記載の液体塗布器において、さらに、
    前記塗布板の下面側に形成された複数の突起は、所定の押圧力が付加されたときに弾性変形して屈曲するとともに、所定の押圧力が解除されたときに弾性変形して伸張する複数の弾性突起である
    ことを特徴とする液体塗布器。
  6. 請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5のいずれか1項に記載の液体塗布器において、
    前記タンクは、前記タンクの内部へ液体を注入するための開口部と、上面に第1の孔が穿設されるとともに前記開口部に開閉自在に嵌合するキャップと、第2の孔が穿設されるとともに前記キャップの前記第1の孔を覆うようにして前記キャップの内側に配設されたパッキンとを有する
    ことを特徴とする液体塗布器。
  7. 請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または請求項6のいずれか1項に記載の液体塗布器において、
    前記本体部は、前記本体部の下面側または前記塗布板の下面側に捲回される塗布布の両端部を保持する保持機構を前記上面側に形成した
    ことを特徴とする液体塗布器。
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JP2010259491A (ja) * 2009-04-30 2010-11-18 Kao Corp 清掃具
JP2017176749A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 株式会社ダスキン 清掃具

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