JP2004254279A - 携帯無線通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 良好なアンテナ放射特性を保持したままで、携帯無線通信装置をポケットに入れてもユーザが不快感を感じないようにし、首からぶら下げる場合にバランス良くぶら下げられるようにする。
【解決手段】 携帯無線通信装置101は、その筐体103に接続された両端と、その間に位置する中央部とを有するブーム部110を備え、ブーム部110と筐体103との間に少なくとも1つの貫通孔110hを備える。ブーム部110は、携帯無線通信装置101の幅方向と平行に延在する中央部と、中央部から屈曲された2個の端部とを備える。また、ブーム部110の内部と表面のうちの一方に携帯無線通信装置のアンテナ素子202の少なくとも一部を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一般に携帯無線通信装置に関し、特に、主として携帯電話端末装置等の通信機器の支持装置又は支持部材において特徴を有する携帯無線通信装置に関する。
昨今、携帯電話端末装置等の携帯無線通信装置の小型化、薄型化が急速に進んでいる。また、携帯無線通信装置は、従来技術の電話機として使用されるのみならず、電子メールの送受信や、WWW(ワールド・ワイド・ウェブ)によるウェブページの閲覧などを行うデータ端末装置に変貌を遂げており、そのためディスプレイの大型化が進められている。このような状況にあって、携帯無線通信装置の小型化に適しており、かつディスプレイの大画面化に適していると考えられる折り畳みタイプの携帯電話端末が普及してきている。
図33(a)は、従来技術の折り畳みタイプの携帯無線通信装置151を折り畳んだ状態での平面図であり、図33(b)はその側面図である。図33(a)及び図33(b)において、携帯無線通信装置151は、上側筐体152と下側筐体103がヒンジ部104を介して折り畳み可能となるよう接続されて構成されており、上側筐体152には、携帯無線通信装置により送受信し又は格納した文字や画像などの情報を表示するディスプレイ105と、通話時に通話相手方の音声が出力されるスピーカ用音孔部106と、携帯無線通信装置からの電波の送受信を行うための例えばホイップアンテナである外部アンテナ153とが設けられている。また、下側筐体103には、ボタン操作を行うキーボード107と、充電池108と、マイクロホン109とが設けられている。
また、特許文献1においては、アンテナ素子を有する通信装置用アンテナにおいて、ハウジングに、上記ハウジングと隣接する閉位置からハウジングと角度的に離れた作動位置まで動くように枢着された第1のフリップを含むアンテナが開示されている。当該アンテナにおいて、接地面としての導電素子を有する第2のフリップが上記ハウジングに回転可能に装着され、上記ハウジングと隣接する閉位置と、ハウジング及び第1のフリップの両方から角度的に離れた動作位置との間を動く。第1及び第2のフリップが閉位置にあるとき、それらは、制御装置を覆い、当該アンテナがハウジングの外部に全く露出されない。動作位置では、アンテナ素子及び導電素子が、ユーザによる干渉を受け難い、無線ネットワークの周波数に最適に同調したアンテナを形成している。
特表2002−516503号公報。
しかしながら、図33(a)及び図33(b)に図示された外部アンテナ153は、上側筐体から突出しているため、ポケットから取り出す際に引っかかったり、ズボンのポケットに入れたまま、椅子に座った際に外部アンテナ153が強く押し付けられる場合があるなど、ユーザが不快感を感じる場合があった。また、ポケットに入れずに首からぶら下げる場合には、図34に示すように、外部アンテナ153が当該携帯無線通信装置151の上部の右か左のいずれかの端部に位置する非対称構造であるため、重さの重心が中心からずれてしまい、バランスが悪くなってしまうという課題があった。
また、特許文献1記載の携帯無線通信装置は、ハウジングと第1のフリップと第2のフリップとを備えた複雑な構造を有し、また、アンテナ素子を有する第1のフリップの寸法が大きいのでユーザにとって邪魔になり、操作性が悪いという問題点があった。
本発明の目的は、以上の問題点を解決し、良好なアンテナ放射特性を保持したままで、携帯無線通信装置をポケットに入れてもユーザが不快感を感じないようにすると同時に、携帯無線通信装置を首からぶら下げる場合にバランス良くぶら下げられるように左右対称な構成を可能とし、性能向上とデザイン向上の両方を兼ね備えた携帯無線通信装置を提供するにある。
第1の発明に係る携帯無線通信装置は、携帯無線通信装置の筐体に接続された両端と、その間に位置する中央部とを有するブーム部を備えた携帯無線通信装置であって、上記ブーム部と上記筐体との間に少なくとも1つの貫通孔を備えたことを特徴とする。
上記携帯無線通信装置において、上記ブーム部は、上記携帯無線通信装置の幅方向と平行に延在する中央部と、上記中央部から屈曲された2個の端部とを備えたことを特徴とする。もしくは、上記携帯無線通信装置において、上記ブーム部はアーチ形状を有することを特徴とする。
また、上記携帯無線通信装置において、上記ブーム部の両端の厚さは、上記ブーム部の中央部の厚さよりも大きいことを特徴とする。
さらに、上記携帯無線通信装置において、上記ブーム部の両端の幅は、上記ブーム部の中央部の幅よりも大きいことを特徴とする。
またさらに、上記携帯無線通信装置において、上記ブーム部は上記筐体に対して着脱可能であることを特徴とする。
また、上記携帯無線通信装置において、上記ブーム部は、上記携帯無線通信装置の底面と実質的に同一平面上で延在するように設けられたことを特徴とする。
さらに、上記携帯無線通信装置において、上記ブーム部は、その中央部が上記携帯無線通信装置の底面の平面から突出するように、傾斜されて設けられたことを特徴とする。
またさらに、上記携帯無線通信装置において、上記ブーム部は誘電体にてなることを特徴とする。ここで、上記ブーム部は弾力性のある樹脂材料である誘電体にてなることを特徴とする。とって代わって、上記携帯無線通信装置において、上記ブーム部は導体材料にてなることを特徴とする。
上記携帯無線通信装置において、上記ブーム部の内部と表面のうちの一方に上記携帯無線通信装置のアンテナ素子の少なくとも一部を設けたことを特徴とする。
また、上記携帯無線通信装置において、上記ブーム部と上記筐体との間に形成された補強部材をさらに備え、上記補強部材の内部と表面のうちの一方に上記携帯無線通信装置のアンテナ素子の少なくとも一部を設けたことを特徴とする。
さらに、上記携帯無線通信装置において、上記携帯無線通信装置の非励振素子の少なくとも一部を設けたことを特徴とする。
第2の発明に係る携帯無線通信装置は、携帯無線通信装置の筐体の端部に接続された板形状のストラップ取り付け部を備えた携帯無線通信装置であって、上記ストラップ取り付け部に少なくとも1つの貫通孔を備え、上記ストラップ取り付け部の内部と表面の一方に上記携帯無線通信装置のアンテナ素子の少なくとも一部を設けたことを特徴とする。
上記携帯無線通信装置において、上記ストラップ取り付け部の内部と表面のうちの一方に上記携帯無線通信装置の非励振素子の少なくとも一部を設けたことを特徴とする。
また、上記携帯無線通信装置において、上記ストラップ取り付け部における携帯無線通信装置の筐体の端部との接続部の厚さは、上記ストラップ取り付け部における携帯無線通信装置の筐体から遠隔した部分の厚さよりも大きいことを特徴とする。
さらに、上記携帯無線通信装置において、上記アンテナ素子はヘリカル導体を含むことを特徴とする。
またさらに、上記携帯無線通信装置において、上記アンテナ素子はメアンダ導体を含むことを特徴とする。ここで、上記メアンダ導体は3次元的に屈曲されるように形成されたことを特徴とする。
第1の発明に係る携帯無線通信装置によれば、携帯無線通信装置の筐体に接続された両端と、その間に位置する中央部とを有するブーム部を備えた携帯無線通信装置であって、上記ブーム部と上記筐体との間に少なくとも1つの貫通孔を備える。ここで、上記ブーム部は、上記携帯無線通信装置の幅方向と平行に延在する中央部と、上記中央部から屈曲された2個の端部とを備え、もしくは、上記ブーム部はアーチ形状を有する。さらに、上記ブーム部の内部と表面のうちの一方に上記携帯無線通信装置のアンテナ素子の少なくとも一部を設ける。
従って、従来技術の外部アンテナを用いなくても電波の送受信が可能となるため、携帯無線通信装置をポケットから取り出す際に外部アンテナが引っかかる場合があった従来技術の課題を解決することができる。また、上記ブーム部と筐体との間の空間には少なくとも1つの貫通孔を形成しているために、上記ブーム部にストラップを付けて首からぶら下げることができるが、この場合にも、従来技術の外部アンテナを用いなくてよいので、携帯無線通信装置が左右対称となるように設計でき、上記携帯無線通信装置を首からぶら下げたときに、上記装置の左右のバランスを容易にとることができる。
第2の発明に係る携帯無線通信装置によれば、携帯無線通信装置の筐体の端部に接続された板形状のストラップ取り付け部を備えた携帯無線通信装置であって、上記ストラップ取り付け部に少なくとも1つの貫通孔を備え、上記ストラップ取り付け部の内部と表面の一方に上記携帯無線通信装置のアンテナ素子の少なくとも一部を設ける。
従って、従来技術の外部アンテナを用いなくても電波の送受信が可能となるため、携帯無線通信装置をポケットから取り出す際に外部アンテナが引っかかる場合があった従来技術の課題を解決することができる。また、上記ストラップ取り付け部に少なくとも1つの貫通孔を形成しているために、その貫通孔にストラップを付けて首からぶら下げることができるが、この場合にも、従来技術の外部アンテナを用いなくてよいので、携帯無線通信装置が左右対称となるように設計でき、上記携帯無線通信装置を首からぶら下げたときに、上記装置の左右のバランスを容易にとることができる。
以下、本発明に係る種々の実施形態について図面を参照して説明する。なお、図面において、同様の構成要素については同一の符号を付している。
第1の実施形態.
図1(a)は、本発明に係る第1の実施形態の携帯無線通信装置101を折り畳んだ状態で示した平面図であり、図1(b)はその側面図である。また、図2は、図1(a)に示した携帯無線通信装置101の下側筐体103の具体的な構成の一部を透視図で示した平面図である。図1(a)及び図1(b)において、携帯無線通信装置101は、略直方体形状の上側筐体102と、略直方体形状の下側筐体103と、上側筐体102及び下側筐体103を連結するヒンジ部104と、上部筐体102に設けられたディスプレイ105及びスピーカ用音孔部106と、下部筐体103にそれぞれ設けられたキーボード107、充電池108、マイクロホン109及びブーム部110とを備えて構成される。
図1(a)及び図1(b)において、上側筐体102と下側筐体103がヒンジ部104を介して互いに連結されたことによって、上記携帯無線通信装置101はヒンジ部104により折り畳み可能となっている。携帯無線通信装置101で送受信し又は格納した文字や画像の情報を表示するディスプレイ105は、上側筐体102において、上記携帯無線通信装置101が折り畳まれたときに内側となる内面102sに設けられる。また、上記携帯無線通信装置101の無線受信回路206(図2参照。)に接続されたスピーカ(図示せず。)と、このスピーカ上に位置して通話時に通話相手の音声が出力されるスピーカ用音孔部106とは、上側筐体102のディスプレイ105が設けられた内面102sにおいて、ディスプレイ105を挟んでヒンジ部104と反対の側に設けられる。さらに、ボタン入力操作を行うためのキーボード107は、下側筐体103において、上記携帯無線通信装置101が折り畳まれたときに内側となる内面103sに設けられ、マイクロホン109は、下側筐体103のキーボード107が設けられた内面103sにおいて、キーボード107を挟んでヒンジ部104と反対の側に設けられている。充電池108は下側筐体103のキーボード107とは反対側の外面103t(以下、底面という。)に設けられる。
ブーム部110は、上記携帯無線通信装置101の横幅よりも長い長さを有する円柱形状の誘電体部材にてなり、その長手方向の中心を通る面を対称面として対称となるように、その両端が同じ長さだけ屈曲されている。ブーム部110の両端は、下側筐体103の上面103uに連結されている。ここで、上面103uは、下側筐体103のキーボード107が設けられた内面103sと、その内面103sに対向する反対側の底面103tとを連結する面であって、かつヒンジ部104に隣接している。このとき、ブーム部110は、図1(a)に示すように、ブーム部110を含む上記携帯無線通信装置101の筐体がその幅方向の中心面を対称面として左右対称となり、また、ブーム部110は、図1(b)に示すように、下側筐体103の底面103tよりも外側(図1(b)では、筐体から右側)に突出しないように設けられる。図1(b)を参照すると、ブーム部110の中心部の長手方向は、上記携帯無線通信装置101の側面(図1(b)の紙面の上側)から見たときに、下側筐体103の底面103tと平行となり、ブーム部110が下側筐体103の底面103tと段差無く、底面103tと実質的に同一の面において延在するように連結されるように設けられている。本実施形態において、ブーム部110と下側筐体103とで囲まれる空間内には略台形形状の貫通孔110hが形成されているが重要である。なお、図1(a)及び図1(b)には、外部アンテナ等の他の突出物を備えておらず、アンテナが内蔵された携帯無線通信装置101の構成例を示している。
図2において、下側筐体103の内部に下側基板201が設けられ、また、ブーム部110の内部と下側筐体103の内部とに延在し、送受信する無線信号の波長をλとして、λ/4の長さを有するモノポールのストリップ導体にてなるアンテナ素子202が設けられる。アンテナ素子202は、下側筐体103内に設けられた給電点203を介して下側基板201上に設けられた無線通信回路204と接続されている。詳しくは、無線通信回路204は、無線送信回路205と、無線受信回路206と、サーキュレータ207とを備えて構成される。給電点203は、給電ケーブル208を介してサーキュレータ207に接続される。このとき、アンテナ素子202の入力インピーダンスと、給電ケーブル208の特性インピーダンスと、無線通信回路204の出力インピーダンスとが例えば50Ωなどの所定のインピーダンスとなるように設定されている。サーキュレータ207には、無線送信回路205と無線受信回路206とが接続されている。
上記携帯無線通信装置101から音声、データ、画像等の情報信号を無線送信する場合には、無線送信回路205は、搬送波を上記情報信号に従ってディジタル変調した後、より周波数が高い無線信号に周波数変換しかつ電力増幅することにより、送信無線信号を発生し、当該送信無線信号は、サーキュレータ207、給電ケーブル208及び給電点203を介してアンテナ素子202に入力し、上記送信無線信号はアンテナ素子202から空間に放射される。一方、音声、データ、画像等の情報信号で変調された無線信号を受信無線信号として上記携帯無線通信装置101で受信するときは、アンテナ202で受信された受信無線信号は、給電点203、給電ケーブル208及びサーキュレータ207を介して無線受信回路206に入力され、無線受信回路206は、入力された無線信号を低雑音増幅し、より周波数が低い周波数に周波数変換した後、ディジタル復調することにより、情報信号を発生して出力する。
このように、ブーム部110の内部にアンテナ素子202を形成することにより、従来技術の外部アンテナ153(図33参照。)を用いなくても電波の送受信が可能となるため、本実施形態に係る携帯無線通信装置101によれば、携帯無線通信装置をポケットから取り出す際に外部アンテナが引っかかる場合があった従来技術の携帯無線通信装置の問題点を解決することができる。
図3は、図1(a)及び図1(b)の携帯無線通信装置101を首からぶら下げて使用する場合の一例を示す正面図である。図3の例では、取り付け部111aとストラップ挿通部111bとからなり、いわゆる「コネクタ」と呼ばれるストラップ取り付け部材111を用いて、携帯無線通信装置101にストラップ112を取り付けている。詳しくは、ストラップ取り付け部材111の取り付け部111aは携帯無線通信装置101のブーム部110の長手方向の中央部の外周面に密着して連結され、また、ストラップ112は、ストラップ取り付け部材111のストラップ挿通部111bに通される。ここで、ストラップ挿通部111bは、ストラップを挿通するための、例えば円形の貫通孔を有している。
さらに、本実施形態に係る携帯無線通信装置101には、ブーム部110と下側筐体103とで囲まれる空間内には略台形形状の貫通孔110hが存在しているので、図3に示すように、ブーム部110にストラップ112を取り付けて首からぶら下げることができるが、この場合にも、従来技術の外部アンテナ153(図33参照。)を用いなくてよいために、携帯無線通信装置101を左右対称となるようにデザインすることができるので、上記携帯無線通信装置101を首からぶら下げたときに容易に左右のバランスをとることができる。
また、本実施形態に係る携帯無線通信装置101によれば、携帯無線通信装置101を使用して通信するときに、ブーム部110にユーザの指をかけることも可能となり、それによって、上記携帯無線通信装置101の操作性を向上させることができる。
図4(a)は、本発明に係る第1の実施形態の第1の変形例である、携帯無線通信装置101aの下側筐体103の構成例を示した平面図である。図1(a)及び図1(b)の例では、円柱形状の誘電体を屈曲させてブーム部110を形成したのに対して、図4(a)の変形例では、等脚台形の平行平板形状の誘電体にてなるストラップ取り付け部110aにおいて、ストラップを通過させる矩形形状の貫通孔113,114を形成したことを特徴としている。台形板形状のストラップ取り付け部110aは、台形の互いに平行な辺のうちの一方が、図1(a)及び図1(b)のブーム部110と同様に、上記携帯無線通信装置101aの下側筐体(図1(a)及び図1(b)の103)の上面103uに連結されるように設けられ、また、ストラップ取り付け部110aの中央部には、2個の貫通孔113,114が上記携帯無線通信装置101aの幅方向の中心を通る面に対称となる位置において形成されている。なお、ストラップ取り付け部110aには、図2と同様にアンテナ素子202が埋め込まれる。また、ストラップ取り付け部110aに2個の貫通孔113,114がストラップを取り付けるための開口として形成されたことによって、特別な取り付け部材を用いることなく、ストラップを直接に上記携帯無線通信装置101aに取り付けることができる。
図4(b)は、本発明に係る第1の実施形態の第2の変形例である、携帯無線通信装置101bの下側筐体103の構成例を示した平面図である。図4(b)の変形例では、携帯無線通信装置101bは、矩形の平行平板形状を有する誘電体にてなるストラップ取り付け部110bにおいて、2個の貫通孔113,114を形成したことを特徴としている。当該ストラップ取り付け部110bは、矩形形状であることを除いては図4(a)のストラップ取り付け部110aと同様に構成される。
第2の実施形態.
第1の実施形態では、ブーム部110の内部にストリップ導体のモノポールアンテナであるアンテナ素子202を形成した例を用いて説明したが、他のアンテナ構成を用いてもよい。その例として、図5、図6、図7、図8、図9、並びに図10(a)及び図10(b)を参照して、本発明に係る第2乃至第7の実施形態の携帯無線通信装置101c,101d,1001e,101f,101g,101hの構成について説明する。
図5は、本発明に係る第2の実施形態であって、逆Fアンテナ素子400を用いた携帯無線通信装置101cの具体的な構成例を透視図で示した平面図である。図5において、逆Fアンテナ素子400は、それぞれストリップ導体にてなる、第1のアンテナ部分401と、第2のアンテナ部分402と、第3のアンテナ部分403とを備えて構成される。詳しくは、逆Fアンテナ素子400の第1のアンテナ部分401の一端は給電点203に接続され、その他端は分岐点BPに接続される。また、第2のアンテナ部分402の一端は分岐BPに接続され、その他端は下側筐体103内の下側基板201に形成された接地導体に電気的に接続されて接地される。さらに、第3のアンテナ部分403の一端は分岐部BPに接続され、当該第3のアンテナ部分403は分岐部BPからブーム部110の片側端部からブーム部110内を介してその反対側の端部まで延在している。ここで、第1のアンテナ部分401と、第3のアンテナ部分403との長さの合計は、送受信する無線信号の波長の1/4の長さに設定され、第1と第3のアンテナ部分401,403の組み合わせは1/4波長のモノポールアンテナとして動作する。また、第2のアンテナ部分402と、第3のアンテナ部分403との長さの合計は、送受信する無線信号の波長の1/4の長さに設定され、第2と第3のアンテナ部分402,403の組み合わせは1/4波長のモノポール非励振素子として動作する。
なお、給電点203は給電ケーブル208を介して下側基板201上の無線通信回路204に接続され、このとき、給電点203におけるアンテナ素子202の入力インピーダンスと、給電ケーブル203の特性インピーダンスと、無線通信回路204の出力インピーダンスとは、例えば50Ωであるインピーダンスに実質的に一致するように設定される。
以上のように構成された3個のアンテナ部分401,402,403からなるアンテナ装置は逆F型アンテナ素子400を構成している。本実施形態に係る、携帯無線通信装置101cは、ブーム部110内に逆Fアンテナ素子400を形成したことを除いて、図1(a)及び図1(b)の携帯無線通信装置100と同様の作用効果を有している。
第3の実施形態.
図6は、本発明に係る第3の実施形態であって、ヘリカルアンテナ素子500を用いた携帯無線通信装置101dの具体的な構成例を透視図で示した平面図である。ヘリカルアンテナ素子500は、ブーム部110の内部と下側筐体103の内部とに、例えばストリップ導体を用いて形成され、ヘリカルアンテナ素子500は、そのストリップ導体の中間の一部分において、螺旋形状のヘリカル導体501を備えたことを特徴としている。ヘリカルアンテナ素子500の一端は、給電点203及び給電ケーブル208を介して無線通信回路204と接続されている。本実施形態に係る携帯無線通信装置101dは、ブーム部110内にヘリカルアンテナ素子500を形成したことを除いて、図1(a)及び図1(b)の携帯無線通信装置100と同様の作用効果を有しており、当該ヘリカルアンテナ素子500によれば、円偏波の無線信号を所定の指向特性で送受信することができるという特有の効果を有する。
第4の実施形態.
図7は、本発明に係る第4の実施形態であって、メアンダアンテナ素子600を用いた携帯無線通信装置101eの具体的な構成例を透視図で示した平面図である。メアンダアンテナ素子600は、ブーム部110の内部と下側筐体103の内部とに例えばストリップ導体を用いて形成され、メアンダアンテナ素子600は、ブーム部110内において、メアンダ形状のメアンダ導体601を備えたことを特徴としている。メアンダアンテナ素子600の一端は、給電点203及び給電ケーブル208を介して無線通信回路204と接続されている。
本実施形態に係る携帯無線通信装置101eは、ブーム部110内にメアンダアンテナ素子600を形成したことを除いて、図1(a)及び図1(b)の携帯無線通信装置100と同様の作用効果を有しており、本実施形態のメアンダアンテナ素子600によれば、メアンダ導体601を備えたので、図1(a)及び図1(b)の第1の実施形態と比較して、送受信する無線信号の帯域幅が狭くなり、かつアンテナの利得が低下する。
第5の実施形態.
図8は、本発明に係る第5の実施形態であって、ヘリカル導体701を含むアンテナ素子700を用いた携帯無線通信装置100fの具体的な構成例を透視図で示した平面図である。本実施形態に係る携帯無線通信装置101fのアンテナ素子700は、図8に示すように、ストリップ導体を用いて形成され、螺旋形状のアンテナ長短縮用ヘリカル導体701と、3箇所で曲げられた直線導体である放射導体702と、給電導体703とを備えて構成され、ヘリカル導体701及び給電導体703は携帯無線通信装置101fの下側筐体103内に設けられる一方、放射導体702はブーム部110内に形成される。アンテナ素子700のヘリカル導体701の一端は放射導体702の一端に接続され、ヘリカル導体701の他端はブーム部110内で開放端を形成する。ヘリカル導体701の他端は給電導体703及び給電点203を介して無線通信回路204に接続されている。
本実施形態において、アンテナ素子700のストリップ導体は、送受信する無線信号の波長をλとして約λ/4の電気長を有しており、給電導体703の給電点203側では電流が大きくなり、放射導体702の開放端側では電界が大きくなる。そこで、本実施形態では、アンテナ素子700の給電点203近傍であって下側筐体103内にヘリカル導体701を備えたことで、ヘリカル導体701により電流の経路を長くし、それによって、アンテナ素子700の全体を小さくすることができる。また、アンテナ素子700を励振したときに、放射導体702から放射される電界が他の部分に比較して強いので、放射導体702と、下側基板705の接地導体及びヒンジ部(例えば、図1(a)及び図1(b)のヒンジ部104などであって、導体にてなるとき)との間の電磁界結合が強くなり、イメージ(鏡像)電流が下側基板705の接地導体及びヒンジ部(接地導体)に流れる。この結果、潜在的に、アンテナ素子700から電波を放射しづらくなるおそれがある。この場合、放射導体702と、下側筐体103との間の空間(図8では、貫通孔110h)が誘電体で充填された場合、電磁界結合がさらに強くなるので、より電波を放射しづらくなってしまう。本実施形態では、放射導体702と下側筐体103との間に空隙である貫通孔110hを備えることにより、ここに誘電体が充填されている場合に比べて、上記電磁界結合を低く抑えることができるため、ブーム部110の下側筐体103の上面103uからの突出量を小さくでき、視覚を通じての美感を向上できる。
以上のように構成された携帯無線通信装置101fにおいては、給電点203近傍にヘリカル導体701を含むアンテナ素子700を備えたので、アンテナ素子700の実質的なアンテナ長を大幅に短縮することができる。
第6の実施形態.
図9は、本発明に係る第6の実施形態であって、メアンダ導体711を含むアンテナ素子710を用いた携帯無線通信装置101gの具体的な構成例を透視図で示した平面図である。本実施形態に係るアンテナ素子710は、メアンダ導体711と、放射導体702と、給電導体703とを備えて構成され、図8のヘリカル導体701に代えて、メアンダ形状のメアンダ導体711を備えたことを特徴としている。本実施形態の作用効果は、第5の実施形態と同様である。
第7の実施形態.
図10は、本発明に係る第7の実施形態であって、図10(a)は、3次元的に屈曲したメアンダ導体721を含むアンテナ素子720を用いた携帯無線通信装置101hの具体的な構成例を透視図で示した平面図であり、図10(b)は図10(a)のメアンダ導体721及び放射導体702の側面図である。本実施形態に係るアンテナ素子720は、メアンダ導体721と、放射導体702と、給電導体703とを備えて構成され、図8のヘリカル導体701に代えて、メアンダ形状のメアンダ導体721を備えたことを特徴としている。本実施形態の作用効果は、第5の実施形態と同様である。本実施形態では、特に、メアンダ導体721は、3次元方向で折り曲げて形成したことを特徴としている。
第8の実施形態.
上述した第1乃至第7の実施形態では、折り畳みタイプの携帯無線通信装置の構成例を示したが、ストレートタイプの携帯無線通信装置にブーム部を形成することができる。図11(a)と図11(b)に、ブーム部808を形成したストレートタイプの携帯無線通信装置801の構成例を示す。図11(a)は当該携帯無線通信装置801の平面図であり、図11(b)はその側面図である。
図11(a)及び図11(b)において、携帯無線通信装置801は略直方体形状を有する筐体802を備え、筐体802の操作面802sの上側に、携帯無線通信装置801で送受信し又は格納した文字や画像などの情報を表示するディスプレイ803が設けられ、ディスプレイ803の上側には通話時に通話相手の音声が出力されるスピーカ(図示せず。)と、当該スピーカ上に設けられたスピーカ用音孔部804とが形成されている。一方、ディスプレイ803の下側には、ボタン入力操作を行うためのキーボード805が設けられ、キーボード805の下側にはマイクロホン807が設けられ、操作面802sとは反対側の対向する筐体802の底面802tには、充電池806が設けられる。
さらに、筐体802の操作面802sと底面802tとを連結する上面802uにおいて、アンテナ素子(図示せず。)が埋め込まれたブーム部808が連結されている。ブーム部808は、図1(a)及び図1(b)のブーム部110と同様に、上記携帯無線通信装置801の横幅よりも長い円柱形状の誘電体にてなり、その長手方向の中心を通る面を対称面とし対称となるように、その両端が同じ長さだけ屈曲され、ブーム部808の両端は筐体802の上面802uに連結される。このとき、ブーム部808を含む上記携帯無線通信装置801の筐体802は図11(a)に示すように左右対称となり、かつ、上記携帯無線通信装置801の側面から見たときに、図11(b)に示すように、ブーム部808が筐体802の底面802tに平行であって、ブーム部808と底面802tとが段差なく連結されるように設けられる。
以上のように構成された本実施形態に係る携帯無線通信装置801は、上述の第1乃至第7の実施形態に係る折り畳みタイプの携帯無線通信装置と同様の効果を有する。なお、ブーム部808においては、第1乃至第7の実施形態で説明されたいずれかのアンテナ素子を使用してもよい。
以上の第1乃至第8の実施形態では、誘電体材料にてなるブーム部110,808内にアンテナ素子を形成することにより、当該アンテナ素子の共振周波数を下げることができ、小型化できる。また、アンテナ素子の周囲を樹脂で固めることにより、ブーム部110,808及びアンテナ素子の部分の機械的強度を高めることができ、量産性が増大させることができる。
以上の第1乃至第8の実施形態では、ブーム部110,808内にアンテナ素子を形成した例について示したが、本発明はこれに限らず、ブーム部110,808内にアンテナ素子を形成せず、アンテナ素子を筐体内部に配置してもよい。この場合であっても、従来技術の課題であるポケットから携帯無線通信装置を取り出す際の引っかかりを回避することができる。
第9の実施形態.
図12(a)は本発明に係る第9の実施形態の携帯無線通信装置900を折り畳んだ状態での平面図であり、図12(b)はその側面図である。図12(a)及び図12(b)において、ブーム部901は、上側筐体102において、ヒンジ部104が設けられた上面102uとは反対側であって対向する、スピーカ用音孔部106が設けられた側の下面102dに設けられ、上側筐体102の内面102sに対応する外面102tの中央部に、サブディスプレイ902が設けられている。なお、図12(a)及び図12(b)を参照した説明のために、便宜的に、上面102u及び下面102dとしているが、使用状態により上下関係は変化することに留意すべきである。
以上のように構成された携帯無線通信装置900において、サブディスプレイ902は主として携帯無線通信装置900を折り畳んだ状態で使用され、現在時刻、電波の受信強度の状態、充電池残量及び着信メッセージ等の情報を表示する。一般に、携帯無線通信装置900がサブディスプレイ902を備えた場合には、サブディスプレイ902に表示される文字や絵の向きによって、折り畳んだ状態での携帯無線通信装置900の上側がどちらであるかが決まるが、携帯無線通信装置900を折り畳んだ際にヒンジ部104が下端となるようにサブディスプレイ902を配置するならば、本実施形態のように、ブーム部901をヒンジ部104とは反対側でしかも携帯無線通信装置900の端部である下面102dに配置することにより、首からぶら下げた場合に当該携帯無線通信装置900を手にとったときに、ユーザがサブディスプレイ902に表示される文字や絵を正しい向きで見ることができる。なお、上述の第1乃至第7の実施形態と同様に、ブーム部901内にアンテナ素子を形成してもよい。
図13(a)は、本発明に係る第9の実施形態の変形例である携帯無線通信装置900aを折り畳んだ状態で示した構成例を示す平面図であり、図13(b)はその側面図である。当該携帯無線通信装置900aは、図13(a)及び図13(b)に示すように、第9の実施形態に係る携帯無線通信装置900と比較して、ブーム部901を、下側筐体103の上面103uと対向する下面103dに連結したことが異なる。この場合、第9の実施形態に係る作用効果に加えて、携帯無線通信装置900aを開いて使用する通話時には、ブーム部901が携帯無線通信装置900aの下端となり、ブーム部901と人体との距離を比較的大きく取れるため、SAR(Specific Absorption Rate;比吸収率)の最大値を低減することができる。また、携帯無線通信装置900aのヒンジ部104又はその近傍を掴んで使用するような状態では、人体による電磁的影響を比較的受けにくくすることができ、通話時に良好なアンテナ放射特性を保持できる。
第10の実施形態.
図14(a)は、本発明に係る第10の実施形態のストレートタイプの携帯無線通信装置801aの構成例を示す平面図であり、図14(b)はその側面図である。当該携帯無線通信装置801aは、図14(a)及び図14(b)に示すように、第8の実施形態に比較して、ブーム部808aを筐体802の上面802uに対向する下面802dに連結したことである。ブーム部808aにアンテナ素子を形成した場合、通話時にはブーム部808aが携帯無線通信装置801aの下端となるため、人体と上記携帯無線通信装置801aとの距離を比較的大きく取れるため、SARの最大値を低減できる。また、携帯無線通信装置801aの上部近傍(上面802uの近傍)を掴んで使用するような場合において、人体による電磁的影響を比較的受けにくくすることができ、通話時に良好なアンテナ放射特性を保持できる。
第11の実施形態.
図15は、本発明に係る第11の実施形態の携帯無線通信装置101iの下側筐体の具体的な構成を透視図で示した平面図である。図15において、1/4波長のモノポールアンテナであるアンテナ素子1101はブーム部110の内部に形成され、その一端は給電点203に接続され、その他端は開放端となっている。また、給電点203は給電ケーブル208を介して無線通信回路204と接続されている。さらに、ブーム部110の内部であって下部筐体103側に、導体線1102がアンテナ素子1101とは所定の距離だけ離間しかつアンテナ素子1101に沿って形成されている。導体線1102の両端はそれぞれ、下側筐体103の上面103u近傍の下側筐体103の内部において、それぞれネジ1103,1104に巻回され、そのネジ1103,1104により下側筐体103に固定されている。
以上のように構成された携帯無線通信装置101iにおいては、導体線1102によりブーム部110の強度を高めることができ、量産性を向上させることができる。また、導体線1102をアンテナ素子1101と電磁的に結合するように形成することにより、導体線1102を非励振素子として動作させることができ、これにより、アンテナ素子1101の指向性を変化させることができ、しかも、非励振素子である導体線1102とアンテナ素子1101とが互いに異なる周波数帯をカバーするように共振させることにより、当該携帯無線通信装置101iを2つの周波数帯で動作させることができる。
第12の実施形態.
図16は、本発明に係る第12の実施形態の携帯無線通信装置101jの構成例を透視図で示した平面図である。図16に示すように、非励振素子として動作する導体線1202を、下側筐体103から見て、アンテナ素子1201よりも外側に設けてもよく、この場合においても、第11の実施形態と同様の効果を奏する。
以上説明した第11及び第12の実施形態に係る導体線1102,1202を、第1乃至第10のいずれかの実施形態の携帯無線通信装置に適用してもよい。
以上の実施形態においては、導体線1102,1202をブーム部110内に形成しているが、本発明はこれに限らず、導体線1102,1202に代えて、ブーム部110の外側表面の一部又は全部をマグネシウム合金や亜鉛合金といった導体材料で形成してもよい。この場合においても、当該導体材料を非励振素子として動作させることができる。また、この導体材料の部分に給電して、アンテナ素子1201の一部として動作させてもよく、この場合にも良好なアンテナ放射特性を得ることができる。
第13の実施形態.
図17(a)は、本発明に係る第13の実施形態の携帯無線通信装置101kの具体的な構成の一部を示した平面図であり、図17(b)はその側面図である。本実施形態に係る携帯無線通信装置101kは、図1(a)及び図1(b)に図示された第1の実施形態に係る携帯無線通信装置101に比較して、下側筐体103から遠隔したブーム部1301の中央部分1301aが、下側筐体103の底面103tからの延在面から、ヒンジ部104に向かう方向とは反対方向に突出するように、ブーム部1301が底面103tから傾斜されて設けられている。
以上のように構成された携帯無線通信装置101kによれば、ブーム部1301が底面103tから傾斜して設けられているので、当該携帯無線通信装置101kを机や床などの平面1300上に置いた場合に、図18に示すように、下側筐体103の底面103tがその下側端部を除き、平面1300から浮上した状態となる。従って、携帯無線通信装置101kを平面1300上に置いた状態で引きずるように移動させたとしても、下側筐体103の底面103tに傷がつくことを防止できる。また、携帯無線通信装置101kの角度が傾斜しているため、机等の上に置いた場合でもディスプレイ105やサブディスプレイ(図18において図示せず。例えば、図13(a)に図示されたサブディスプレイ902などをいう。)の表示が見やすくなる。さらに、スチール机等の金属板上に携帯無線通信装置101kを置く場合にも、アンテナ素子が形成されたブーム部1301の先端の中央部分1301aのみがスチール机に接触するだけなので、金属板との電磁界結合によるアンテナ利得の劣化を比較的抑えることができる。
なお、ブーム部1301を弾力性のある樹脂材料で構成することによって、図18のように携帯無線通信装置101kを平面1300上に置いた場合に、誤って踏みつけるなど上側向から圧力をかけた場合に衝撃を吸収できるため、上記携帯無線通信装置101kが壊れにくくなるという利点がある。
以上説明した本実施形態に係るブーム部1301を、第1乃至第12の実施形態の携帯無線通信装置に構成してもよい。
第14の実施形態.
図19(a)は、本発明に係る第14の実施形態の携帯無線通信装置101lを折り畳んだ状態で示した平面図であり、図19(b)はその側面図であり、図20は携帯無線通信装置101lの下側筐体103の具体的な構成を透視図で示したものである。本実施形態に係る携帯無線通信装置101lは、図19(a)及び図19(b)に示すように、図1(a)及び図1(b)の第1の実施形態に係る携帯無線通信装置101に比較して、ブーム部110の長手方向の中央部110cと、下側筐体103の上面103uの幅方向の中央部103ucとの間に連結された、誘電体にてなる円柱形状の補強部材121をさらに備えたことを特徴とする。これにより、ブーム部110と下側筐体103との間の貫通孔は、左右に位置する2個の貫通孔110h1,110h2に分割される。
図19(a)と図19(b)において、外部アンテナ等の他の突出物を備えていない携帯無線通信装置101lの構成例を示している。また、図20において、下側筐体103の内部に下側基板201が設けられており、ブーム部110の内部と下側筐体103の内部に設けられたモノポールのアンテナ素子202の一端は、給電点203及び給電ケーブル208を介して無線通信回路204と接続されている。
以上のように構成された携帯無線通信装置101lによれば、円柱形状の補強部材121を備えることで、ブーム部110への衝撃に対する耐久性を高めることができるため、携帯無線通信装置101lを落下した場合でも破損しにくくすることができる。なお、図20においては、ブーム部110の内部にモノポールのアンテナ素子202を形成しているが、本発明はこれに限らず、第2乃至第7の実施形態に係るアンテナ素子を形成してもよい。さらに、上述のように、ブーム部110の外表面の一部又は全部に導体材料を形成してアンテナ素子を構成してもよく、これにより、ブーム部110の機械的強度を高めることができ、携帯無線通信装置101lが床などの地面に落下した場合に破損しにくくなることができる。
第15の実施形態.
図21(a)は、本発明に係る第15の実施形態の携帯無線通信装置101mを折り畳んだ状態で示した構成例を示す平面図であり、図21(b)はその側面図である。本実施形態に係る携帯無線通信装置101mは、図21(a)及び図21(b)に示すように、図1(a)及び図1(b)の第1の実施形態に係る携帯無線通信装置101に比較して、ブーム部110の中央部110cを除いた両側の部分110a,110bの長手方向の各略中央部間に、下側筐体103の上面103uと実質的に平行となるように連結された、誘電体にてなる円柱形状の補強部材122をさらに備えたことを特徴とする。これにより、ブーム部110と下側筐体103との間の貫通孔は、上下に位置する2個の貫通孔110h3,110h4に分割される。以上のように構成された本実施形態に係る携帯無線通信装置101mは、第14の実施形態に係る携帯無線通信装置101lと同様の作用効果を有する。
なお、補強部材122を例えば導体材料にて構成し、それによって、ブーム部110内二形成されたアンテナ素子(図示せず。)の動作時に、この補強部材122を非励振素子として動作させてもよい。
上述の第14及び第15の実施形態で示した補強部材121,122はブーム部110又は下側筐体103と一体成形されていてもよく、この場合にはさらにブーム部110の機械的強度をさらに大幅に増大することができる。また、補強部材121,122を誘電体材料で構成した例について説明したが、本発明はこれに限らず、補強部材121,122を所定の合金を用いて形成してもよい。
第16の実施形態.
図22(a)は、本発明に係る第16の実施形態の携帯無線通信装置101nを折り畳んだ状態での平面図であり、図22(b)はその側面図である。本実施形態に係る携帯無線通信装置101nは、図19に図示された補強部材121に代えて、それぞれ誘電体にてなる円柱形状の第1と第2の補強部材123,124を備えたことを特徴としている。
図22(a)に示すように、ブーム部110において、その中央部110c近傍であるが、中央部110cを間に挟んだ両側の位置の部分を符号110ca,110cbで付し、下側筐体103の上面103uにおいて、その中央部103uc近傍であるが、中央部103ucを間に挟んだ両側の位置の部分を符号103uca,103ucbで付す。ここで、第1の補強部材123は、ブーム部110の部分110caと、下側筐体103の上面103uの部分103ucaとを連結するように形成され、第2の補強部材124は、ブーム部110の部分110cbと、下側筐体103の上面103uの部分103ucbとを連結するように形成されている。従って、ブーム部1110と下側筐体103との間に形成される貫通孔は、その幅方向の中央部に位置する貫通孔110h11と、その両側に位置する2個の貫通孔110h12,110h13とに分割される。
以上のように構成された携帯無線通信装置101nを紐やストラップ等を用いて首からぶら下げて保持する場合には、図23に示すように、ブーム部110の中央部110cに貫通孔110h11が形成され、その貫通孔110h11を介してストラップ126を結合するためのストラップ取り付け部材125を通すことができるため、携帯無線通信装置101nをストラップ126で首からぶら下げた場合に容易に左右のバランスをとることができる。この場合、補強部材123,124は、ブーム部110の貫通孔110h11に通したストラップ取り付け部材125が幅方向に対して左右に移動することを防ぐストッパーとして機能するため、首からぶら下げた場合の携帯無線通信装置101nを安定して保持できる。
第17の実施形態.
図24(a)は、本発明に係る第17の実施形態の携帯無線通信装置101oを折り畳んだ状態で示した構成例を示す平面図であり、図24(b)はその側面図である。本実施形態に係る携帯無線通信装置101oは、図24(a)及び図24(b)に示すように、図19(a)及び図19(b)の第14の実施形態に比較して、誘電体にてなる円柱形状の補強部材121に代えて、V字形状の補強部材127を備えたことを特徴としている。
図24(a)及び図24(b)において、補強部材127のV字の下端部127aは下側筐体103の上面103uの中央部103ucに連結され、補強部材127のV字の2個の上端部127b,127cはそれぞれ、ブーム部110の中央部110c近傍であって中央部110cの両側の位置の各部分110ca,110cbに連結される。これにより、ブーム部110と下側筐体103との間に形成される貫通孔は、その幅方向の中央部に位置し補強部材127とブーム部110との間に形成された貫通孔110h21と、その両側に位置する2個の貫通孔110h22,110h23とに分割される。以上のように構成された本実施形態に係る携帯無線通信装置101oによれば、第14の実施形態と同様の作用効果を有するとともに、視覚を通じての美感を大幅に向上できる。
以上の実施形態においては、1個又は2個の補強部材121,122,123,124,127を用いた場合について説明したが、本発明はこれに限らず、3個以上の補強部材を用いてもよい。また、補強部材121,122,123,124,127を、誘電体に代えて、マグネシウムや亜鉛等の導電性の材料で構成することにより、補強部材を非励振素子として動作させることができる。この場合、アンテナの指向性を変化させたり、複数の周波数帯で共振させることができる。さらに、上述のように、誘電体にてなるブーム部110内にアンテナ素子を形成した場合、アンテナ素子の共振周波数を下げることができ、ブーム部110内に形成したアンテナ素子を小型化できる。また、アンテナの周囲をブーム部110の樹脂材料で固めることにより、ブーム部110及びアンテナ素子の機械的強度を高めることができ、量産性を増大できる。
なお、第16及び第17の実施形態で示した補強部材123,124,127はブーム部110又は下側筐体103と一体成形されていてもよく、この場合にはブーム部110の強度をさらに強化することができる。また、補強部材123,124,127を誘電体材料で構成した例について説明したが、本発明はこれに限らず、補強部材123,124,127を所定の合金を用いて形成してもよい。
第18の実施形態.
図25(a)は、本発明に係る第18の実施形態の携帯無線通信装置101pを折り畳んだ状態で示した平面図であり、図25(b)はその側面図であり、図26は携帯無線通信装置101pの下側筐体103の具体的な構成の一部を透視図で示したものである。本実施形態に係る携帯無線通信装置101pは、図26に示すように、図20の第14の実施形態に係る携帯無線通信装置101lと比較して、モノポールのアンテナ素子202に代えて、略T字形状のアンテナ素子130を備えたことを特徴としている。
図26において、アンテナ素子130は、ブーム部110に埋め込まれた水平方向のアンテナ部分129と、補強部材121に埋め込まれた垂直方向のアンテナ部分128とから構成され、水平方向のアンテナ部分129は、アンテナ部分128との接続点129cを境として、左アンテナ部分129aと、右アンテナ部分129bとに分割される。接続点129cは、アンテナ部分128、給電点203及び給電ケーブル208を介して無線通信回路204に接続されている。
以上のように構成されたアンテナ素子130において、アンテナ部分128及び129aは1/4波長の第1のモノポールアンテナとして動作する一方、アンテナ部分128及び129bは1/4波長の第1のモノポールアンテナとして動作する。従って、アンテナ素子130は、2個のモノポールアンテナを備えた2共振アンテナとして動作する。このように構成にすることにより、ブーム部110及び補強部材121の機械的強度を強化することができ、また、補強部材121をアンテナ素子の収容部材として利用することにより、アンテナ設計の自由度が向上し、所望のアンテナ特性を容易に得ることができる。また、給電点203を携帯無線通信装置101pの幅方向の中央付近に配置することによって、アンテナ素子130をほぼ左右対称構造とすることができるが、この場合には通話時などで携帯無線通信装置101pを手で保持する場合において、左手で保持する場合と右手で保持する場合とでほぼ同じアンテナ特性を得ることができる。
なお、本実施形態では、補強部材121を携帯無線通信装置101pの幅方向の中央部付近に配置した構成例について説明したが、本発明はこれに限らず、少なくとも補強部材121にアンテナ素子を形成すればよい。また、本実施形態では、1個の補強部材121にアンテナ素子を形成した場合について説明したが、本発明はこれに限らず、2個以上の補強部材を備え、各補強部材の中にアンテナ素子の一部を埋め込むように形成してもよい。さらに、第14乃至第18の実施形態に係る補強部材を、第1乃至第13の実施形態に係る携帯無線通信装置に形成してもよい。
第19の実施形態.
図27(a)は、本発明に係る第19の実施形態の携帯無線通信装置101qを折り畳んだ状態で示した平面図であり、図27(b)はその側面図である。本実施形態に係る携帯無線通信装置101qは、図27(a)及び図27(b)に示すように、図1(a)及び図1(b)の第1の実施形態に比較して、2箇所で屈曲された円柱形状のブーム部110に代えて、円柱形状の誘電体にてなりアーチ形状(円の弧の一部の形状)を有するブーム部131を備えたことを特徴としている。ここで、ブーム部131と、下側筐体103の上面130uとの間に、貫通孔110h31が形成されている。
以上のように構成された実施形態によれば、アーチ形状のブーム部131を備えたので、2箇所で屈曲されたブーム部110に比較して、機械的強度を高めることができる。また、首から携帯無線通信装置101qをぶら下げて保持する場合に、バランスよくぶら下げることができ、また、視覚を通じての美感もさらに向上できる。なお、本実施形態では、補強部材を用いない場合について説明したが、本発明はこれに限らず、本実施形態に係る携帯無線通信装置101qに、第14乃至第18の実施形態に係る1つ以上の補強部材をさらに備えてもよく、これにより、機械的強度がさらに強化できる。
第20の実施形態.
図28(a)は、本発明に係る第20の実施形態の携帯無線通信装置101rを折り畳んだ状態で示した平面図であり、図28(b)はその側面図である。本実施形態に係る携帯無線通信装置101rは、図28(a)及び図28(b)に示すように、図27(a)及び図27(b)の第19の実施形態に比較して、円柱形状の誘電体にてなりアーチ形状を有するブーム部131に代えて、以下に示すように幅及び高さが変化した形状の誘電体にてなりアーチ形状を有するブーム部132を備えたことを特徴としている。ここで、ブーム部132と、下側筐体103の上面130uとの間に、貫通孔110h32が形成されている。
図28(a)及び図28(b)において、ブーム部132の中央部132cの厚さをt1とし、厚さ方向に垂直な面内における幅をw1とするとともに、下側筐体103の上面130uに連結された各端部の付近の厚さをt2とし、幅をw2とする。ここで、図28(a)に示すように、幅w1より幅w2の方が大きくなるようにブーム部132を形成することにより、ブーム部132と下側筐体103との連結部近傍の機械的強度を強化することができ、上記携帯無線通信装置101rの落下に対する耐久性を向上させることができる。また、図28(b)に示すように、厚さt1より厚さt2の方が大きくなるようにブーム部132を構成することにより、ブーム部132と下側筐体103との連結部近傍の機械的強度を強化できる。また、ブーム部132の厚さをt2からt1となるようテーパ形状で滑らかに変化させて形成することにより、ゆるやかなアーチ形状を描き、視覚を通じての美感を大幅に向上できる。
以上の実施形態では、補強部材を用いない場合について説明したが、本発明はこれに限らず、第14乃至第18の実施形態で説明された1つ以上の補強部材を備えてもよく、これにより、機械的強度がさらに強化できる。また、以上の実施形態では、ブーム部132の幅と厚さの両方がブーム部132の中央付近よりも下側筐体103との連結部付近で大きくなるような構成例を示したが、本発明はこれに限らず、ブーム部132上で幅と厚さのいずれか一方だけを変化させても同様の効果を奏する。
第21の実施形態.
図29は、本発明に係る第21の実施形態の折り畳みタイプの携帯無線通信装置101sの構成例を示す図であり、図29(a)は上記携帯無線通信装置101sの平面図であり、図29(b)は上記携帯無線通信装置101sの側面図である。本実施形態に係る携帯無線通信装置101sは、図29(a)及び図29(b)に示すように、以下のことを特徴としている。
(1)図4(a)に図示した等脚台形の平行平板形状の誘電体にてなるストラップ取り付け部110aに代えて、等脚台形の略板形状の誘電体にてなるストラップ取り付け部133を備えた。ここで、ストラップ取り付け部133において、その中央部133cの厚さをt1とし、下側筐体103の上面130uに連結された下側付近の厚さをt2とする。ここで、図29(b)に示すように、厚さt1より厚さt2の方が大きくなるようにストラップ取り付け部133を形成した。
(2)ストラップ取り付け部133の中央部133cにおいて、ストラップを通すための楕円形状の貫通孔133hを形成した。
以上のように構成された実施形態によれば、ストラップ取り付け部133と下側筐体103との連結部近傍の機械的強度を強化することができ、上記携帯無線通信装置101rの落下に対する耐久性を向上させることができる。また、ストラップ取り付け部133の厚さをt2からt1となるようテーパ形状で滑らかに変化させて形成することにより、側面から見たときのストラップ取り付け部133の形状は単なる矩形ではなく、視覚を通じての美感を向上できる。さらに、貫通孔133hをストラップ取り付け部133の中央部133c付近に形成したので、ストラップ等を貫通孔133hに通して首から携帯無線通信装置101sをぶら下げた場合に、ストラップが移動する範囲を狭くできるため、上記携帯無線通信装置101sを安定して保持できる。さらに、図29の例によれば、図23に示されたストラップ取り付け部材125のような特別な器具を用いなくてもストラップを直接ストラップ取り付け部133に取り付けることができる。
図30は、本発明に係る第21の実施形態の変形例である、折り畳みタイプの携帯無線通信装置101sの構成例を示す図であり、図30(a)は上記携帯無線通信装置101sの平面図であり、図30(b)は上記携帯無線通信装置101sの側面図である。本実施形態に係る携帯無線通信装置101sは、図30(a)及び図30(b)に示すように、図29の第21の実施形態に比較して、1個の楕円形状の貫通孔133hに代えて、略台形形状のストラップ取り付け部133の中央付近に、円形の2個の貫通孔133h1,133h2を幅方向に並置形成したことを特徴としている。当該変形例でも、図29に示された携帯無線通信装置101sと同様の作用効果を奏する。また、図30の例によれば、図23に示されたストラップ取り付け部材125のような特別な器具を用いなくてもストラップを直接ストラップ取り付け部133に取り付けることができる。
以上の第19乃至第21の実施形態に係るストラップ取り付け部133を第1乃至第18の実施形態に係る携帯無線通信装置に適用してもよい。
第22の実施形態.
図31(a)は、本発明に係る第22の実施形態の携帯無線通信装置101tを折り畳んだ状態で示した平面図であり、図31(b)はその側面図である。また、図32(a)は携帯無線通信装置101tの背面図であり、図32(b)は携帯無線通信装置101tから取り外した状態のブーム部141の具体的な構成例を示したものであり、図32(c)はブーム部141を携帯無線通信装置101tの下側筐体103に固定するためのネジ部142a及び142bの具体的な構成例の上面図を示したものであり、図32(d)はその側面図である。本実施形態に係る携帯無線通信装置101tは、図31及び図32に示すように、図1のブーム部110に比較して、ブーム部141の両端をネジ部142a,142bを用いて下側筐体103に嵌合して固定したことを特徴としている。
図32(a)において、ブーム部141の両端はネジ部142a及び142bによって下側筐体103の上面103uに連結されている。このとき、下側筐体103において、ネジ部142a及び142bをネジ止めする部分には、ネジ部142a及び142bに対応したネジ溝103na,103nbが形成されている。また、ネジ部142a及び142bは、図32(c)及び図32(d)に示すように、軸方向の中心部付近は空洞142cになっており、外側にはネジ溝142nが形成されている。また、ネジ部142a及び142bの頭部には、ねじ回しなどでネジ止めできるように溝142dが形成されている。このネジ部142a,142bは、図32(b)に示すように、ブーム部141の2個の両端部のそれぞれに設けられており、ネジ部142a,142bがブーム部141から外れないように、ブーム部141の2個の両端部の直径はそれぞれネジ部142a,142bの空洞部の直径よりも大きくなるように形成している。
以上のように構成された携帯無線通信装置101tにおいて、ブーム部141の端部に備えられたネジ部142a,142bは内部が空洞142cになっているため、ブーム部141を固定した状態で軸方向に回転させることができる。これによって、ネジ回し等によりブーム部141を携帯無線通信装置101tから着脱でき、サイズや色、形状の異なるブーム部141を携帯無線通信装置101tに装着できる。
以上の実施形態では、ネジ部142a,142bによって、ブーム部141と下側筐体103とを連結する構成例について説明したが、本発明はこれに限らず、種々の連結手段を用いてこれらを連結してもよい。また、本実施形態では、補強部材を用いない場合について説明したが、本発明はこれに限らず、上述した1つ以上の補強部材を備えてもよく、これにより、機械的強度がさらに強化できる。
なお、ブーム部141のサイズを変更すると、ブーム部141の表面又は内部に設けられたアンテナ素子のサイズも変更することができる。例えば、大きなサイズのブーム部141にはサイズの大きなアンテナ素子を配置でき、そのようなブーム部141内のアンテナ素子は、高利得でかつ広帯域のアンテナとして動作させることができる。また、通話時において人体頭部とアンテナ素子との距離を大きくすることができるため、人体影響によるアンテナ放射特性の劣化を小さくすることができる。
本実施形態に係る着脱可能なブーム部141を、第1乃至第21の実施形態の携帯無線通信装置に適用してもよい。また、第14乃至第22の実施形態では、折り畳みタイプの携帯無線通信装置の構成例を示したが、ストレートタイプの携帯無線通信装置上に、各実施形態で説明されたブーム部又はストラップ取り付け部を形成してもよい。さらに、第14乃至第22の実施形態で示したブーム部内にアンテナ素子を形成することにより、当該アンテナ素子の共振周波数を下げることができ、小型化できる。また、アンテナの周囲を樹脂で固めることにより、ブーム部及びアンテナ部の機械的強度を高めることができ、量産性を増大させることができる。さらに、第14乃至第22の実施形態では、ブーム部内にアンテナ素子を形成する構成例について示したが、本発明はこれに限らず、ブーム部内にアンテナ素子を形成せず、携帯無線通信装置の筐体内にアンテナ素子を形成してもよい。この場合においても、従来技術の課題であるポケットから携帯無線通信装置を取り出す際の引っかかりを回避することができる。またさらに、第14乃至第22の実施形態で示したブーム部の構成及び形状はこれに限定されず、少なくとも1つの貫通孔を備え、ストラップなどの紐を通すことが可能な形状であれば同様の作用効果を奏する。
以上説明したように、本発明に係る携帯無線通信装置によれば、良好なアンテナ放射特性を保持したままで、携帯無線通信装置をポケットに入れてもユーザが不快感を感じないようにすると同時に、携帯無線通信装置を首からぶら下げる場合にバランス良くぶら下げられるように左右対称な構成を可能とする、性能とデザインの両方を兼ね備えた携帯無線通信装置を提供することができる。
本発明に係る第1の実施形態である、折り畳みタイプの携帯無線通信装置101の構成例を示す図であり、(a)は上記携帯無線通信装置101の平面図であり、(b)は上記携帯無線通信装置101の側面図である。 図1(a)に示した携帯無線通信装置101の下側筐体103の具体的な構成例を透視図で示した平面図である。 図1(a)及び図1(b)の携帯無線通信装置101を首からぶら下げて使用する場合の一例を示す正面図である。 (a)は、本発明に係る第1の実施形態の第1の変形例である、携帯無線通信装置101aの下側筐体の構成例を示した平面図であり、(b)は、本発明に係る第1の実施形態の第2の変形例である、携帯無線通信装置101bの下側筐体の構成例を示した平面図である。 本発明に係る第2の実施形態であって、逆Fアンテナ素子400を用いた携帯無線通信装置101cの具体的な構成例を透視図で示した平面図である。 本発明に係る第3の実施形態であって、ヘリカルアンテナ素子500を用いた携帯無線通信装置101dの具体的な構成例を透視図で示した平面図である。 本発明に係る第4の実施形態であって、メアンダアンテナ素子600を用いた携帯無線通信装置101eの具体的な構成例を透視図で示した平面図である。 本発明に係る第5の実施形態であって、ヘリカル導体701を含むアンテナ素子700を用いた携帯無線通信装置101fの具体的な構成例を透視図で示した平面図である。 本発明に係る第6の実施形態であって、メアンダ導体711を含むアンテナ素子710を用いた携帯無線通信装置101gの具体的な構成例を透視図で示した平面図である。 本発明に係る第7の実施形態であって、(a)は、3次元的に屈曲したメアンダ導体721を含むアンテナ素子720を用いた携帯無線通信装置101hの具体的な構成例を透視図で示した平面図であり、(b)は図10(a)のメアンダ導体721及び放射導体702の側面図である。 本発明に係る第8の実施形態のストレートタイプの携帯無線通信装置801の構成例を示す図であり、(a)は上記携帯無線通信装置801の平面図であり、(b)は上記携帯無線通信装置801の側面図である。 本発明に係る第9の実施形態の折り畳みタイプの携帯無線通信装置900の構成例を示す図であり、(a)は上記携帯無線通信装置900の平面図であり、(b)は上記携帯無線通信装置900の側面図である。 本発明に係る第9の実施形態の変形例である、折り畳みタイプの携帯無線通信装置900aの構成例を示す図であり、(a)は上記携帯無線通信装置900aの平面図であり、(b)は上記携帯無線通信装置900aの側面図である。 本発明に係る第10の実施形態のストレートタイプの携帯無線通信装置801aの構成例を示す図であり、(a)は上記携帯無線通信装置801aの平面図であり、(b)は上記携帯無線通信装置801aの側面図である。 本発明に係る第11の実施形態の携帯無線通信装置101iの構成例を透視図で示した平面図である。 本発明に係る第12の実施形態の携帯無線通信装置101jの構成例を透視図で示した平面図である。 本発明に係る第13の実施形態の折り畳みタイプの携帯無線通信装置101kの構成例を示す図であり、(a)は上記携帯無線通信装置101kの平面図であり、(b)は上記携帯無線通信装置101kの側面図である。 図17(a)及び図17(b)に示す携帯無線通信装置101kを平面1300上に置いた場合の例を示す側面図である。 本発明に係る第14の実施形態である、折り畳みタイプの携帯無線通信装置101lの構成例を示す図であり、(a)は上記携帯無線通信装置101lの平面図であり、(b)は上記携帯無線通信装置101lの側面図である。 図19(a)及び図19(b)の携帯無線通信装置101lの下側筐体の具体的な構成例を透視図で示した平面図である。 本発明に係る第15の実施形態の折り畳みタイプの携帯無線通信装置101mの構成例を示す図であり、(a)は上記携帯無線通信装置101mの平面図であり、(b)は上記携帯無線通信装置101mの側面図である。 本発明に係る第16の実施形態の折り畳みタイプの携帯無線通信装置101nの構成例を示す図であり、(a)は上記携帯無線通信装置101nの平面図であり、(b)は上記携帯無線通信装置101nの側面図である。 図22(a)及び図22(b)の携帯無線通信装置101nを首からぶら下げて使用する場合の一例を示す正面図である。 本発明に係る第17の実施形態の折り畳みタイプの携帯無線通信装置101oの構成例を示す図であり、(a)は上記携帯無線通信装置101oの平面図であり、(b)は上記携帯無線通信装置101oの側面図である。 本発明に係る第18の実施形態の折り畳みタイプの携帯無線通信装置101pの構成例を示す図であり、(a)は上記携帯無線通信装置101pの平面図であり、(b)は上記携帯無線通信装置101pの側面図である。 図25(a)及び図25(b)の携帯無線通信装置101pの下側筐体の具体的な構成例を透視図で示した平面図である。 本発明に係る第19の実施形態の折り畳みタイプの携帯無線通信装置101qの構成例を示す図であり、(a)は上記携帯無線通信装置101qの平面図であり、(b)は上記携帯無線通信装置101qの側面図である。 本発明に係る第20の実施形態の折り畳みタイプの携帯無線通信装置101rの構成例を示す図であり、(a)は上記携帯無線通信装置101rの平面図であり、(b)は上記携帯無線通信装置101rの側面図である。 本発明に係る第21の実施形態の折り畳みタイプの携帯無線通信装置101sの構成例を示す図であり、(a)は上記携帯無線通信装置101sの平面図であり、(b)は上記携帯無線通信装置101sの側面図である。 本発明に係る第21の実施形態の変形例である、折り畳みタイプの携帯無線通信装置101sの構成例を示す図であり、(a)は上記携帯無線通信装置101sの平面図であり、(b)は上記携帯無線通信装置101sの側面図である。 本発明に係る第22の実施形態の折り畳みタイプの携帯無線通信装置101tの構成例を示す図であり、(a)は上記携帯無線通信装置101tの平面図であり、(b)は上記携帯無線通信装置101tの側面図である。 図31の携帯無線通信装置101tの詳細構成を示す図であり、(a)は上記携帯無線通信装置101tの下側筐体の具体的な構成例を示す図であり、(b)は上記携帯無線通信装置101tのブーム部の具体的な構成例を示した図であり、(c)は上記携帯無線通信装置101tのネジ部142a,142bの具体的な構成例の上面図であり、(d)は上記携帯無線通信装置101tのネジ部142a,142bの具体的な構成例の側面図である。 従来技術の折り畳みタイプの携帯無線通信装置151の構成例を示す図であり、(a)は上記携帯無線通信装置151の平面図であり、(b)は上記携帯無線通信装置151の側面図である。 従来技術の携帯無線通信装置151を首からぶら下げて使用する場合の一例を示す正面図である。
符号の説明
101,101a乃至101t,801,801a,900,900a…携帯無線通信装置、
102…上側筐体、
103…下側筐体、
104…ヒンジ部、
105,803…ディスプレイ、
106,804…スピーカ用音孔部、
107,805…キーボード、
108,806…充電池、
109,807…マイクロホン、
110,131,132,141,808,808a,901,1301…ブーム部、
110a,110b,133…ストラップ取り付け部、
110h,110h1,110h2,110h3,110h4,110h11,110h12,110h13,110h21,110h22,110h23,110h31,110h32…貫通孔、
111,125…ストラップ取り付け部材、
111a…取り付け部、
111b…ストラップ挿通部、
112,126…ストラップ、
113,114,133h,133h1,133h2…貫通孔、
121,122,123,124,127…補強部材、
142a,142b…ネジ部、
201,705…下側基板
130,202,700,710,720,1101,1201…アンテナ素子、
203…給電点、
204…無線通信回路、
205…無線送信回路、
206…無線受信回路、
207…サーキュレータ、
208…給電ケーブル、
400…逆Fアンテナ素子、
BP…分岐部、
500…ヘリカルアンテナ素子、
501…ヘリカル導体、
600…メアンダアンテナ素子、
601…メアンダ導体、
701…ヘリカル導体、
702…放射導体、
703…給電導体、
711,721…メアンダ導体、
802…筐体、
902…サブディスプレイ、
1102,1202…導体線、
1103,1104…ネジ、
1301a…ブーム部の中央部分。

Claims (20)

  1. 携帯無線通信装置の筐体に接続された両端と、その間に位置する中央部とを有するブーム部を備えた携帯無線通信装置であって、上記ブーム部と上記筐体との間に少なくとも1つの貫通孔を備えたことを特徴とする携帯無線通信装置。
  2. 上記ブーム部は、上記携帯無線通信装置の幅方向と平行に延在する中央部と、上記中央部から屈曲された2個の端部とを備えたことを特徴とする請求項1記載の携帯無線通信装置。
  3. 上記ブーム部はアーチ形状を有することを特徴とする請求項1記載の携帯無線通信装置。
  4. 上記ブーム部の両端の厚さは、上記ブーム部の中央部の厚さよりも大きいことを特徴とする請求項1乃至3のうちのいずれか1つに記載の携帯無線通信装置。
  5. 上記ブーム部の両端の幅は、上記ブーム部の中央部の幅よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至4のうちのいずれか1つに記載の携帯無線通信装置。
  6. 上記ブーム部は上記筐体に対して着脱可能であることを特徴とする請求項1乃至5のうちのいずれか1つに記載の携帯無線通信装置。
  7. 上記ブーム部は、上記携帯無線通信装置の底面と実質的に同一平面上で延在するように設けられたことを特徴とする請求項1乃至6のうちのいずれか1つに記載の携帯無線通信装置。
  8. 上記ブーム部は、その中央部が上記携帯無線通信装置の底面の平面から突出するように、傾斜されて設けられたことを特徴とする請求項1乃至6のうちのいずれか1つに記載の携帯無線通信装置。
  9. 上記ブーム部は誘電体にてなることを特徴とする請求項1乃至8のうちのいずれか1つに記載の携帯無線通信装置。
  10. 上記ブーム部は弾力性のある樹脂材料である誘電体にてなることを特徴とする請求項9記載の携帯無線通信装置。
  11. 上記ブーム部は導体材料にてなることを特徴とする請求項1乃至8のうちのいずれか1つに記載の携帯無線通信装置。
  12. 上記ブーム部の内部と表面のうちの一方に上記携帯無線通信装置のアンテナ素子の少なくとも一部を設けたことを特徴とする請求項1乃至11のうちのいずれか1つに記載の携帯無線通信装置。
  13. 上記ブーム部と上記筐体との間に形成された補強部材をさらに備え、
    上記補強部材の内部と表面のうちの一方に上記携帯無線通信装置のアンテナ素子の少なくとも一部を設けたことを特徴とする請求項1乃至12のうちのいずれか1つに記載の携帯無線通信装置。
  14. 上記ブーム部の内部と表面のうちの一方に上記携帯無線通信装置の非励振素子の少なくとも一部を設けたことを特徴とする請求項1乃至13のうちのいずれか1つに記載の携帯無線通信装置。
  15. 携帯無線通信装置の筐体の端部に接続された板形状のストラップ取り付け部を備えた携帯無線通信装置であって、上記ストラップ取り付け部に少なくとも1つの貫通孔を備え、上記ストラップ取り付け部の内部と表面の一方に上記携帯無線通信装置のアンテナ素子の少なくとも一部を設けたことを特徴とする携帯無線通信装置。
  16. 上記ストラップ取り付け部の内部と表面のうちの一方に上記携帯無線通信装置の非励振素子の少なくとも一部を設けたことを特徴とする請求項15記載の携帯無線通信装置。
  17. 上記ストラップ取り付け部における携帯無線通信装置の筐体の端部との接続部の厚さは、上記ストラップ取り付け部における携帯無線通信装置の筐体から遠隔した部分の厚さよりも大きいことを特徴とする請求項15又は16記載の携帯無線通信装置。
  18. 上記アンテナ素子はヘリカル導体を含むことを特徴とする請求項12乃至17のうちのいずれか1つに記載の携帯無線通信装置。
  19. 上記アンテナ素子はメアンダ導体を含むことを特徴とする請求項12乃至18のうちのいずれか1つに記載の携帯無線通信装置。
  20. 上記メアンダ導体は3次元的に屈曲されるように形成されたことを特徴とする請求項19記載の携帯無線通信装置。
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