JP2004252999A - 顔画像印刷システム,顔画像印刷方法及び顔画像印刷物 - Google Patents

顔画像印刷システム,顔画像印刷方法及び顔画像印刷物 Download PDF

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Abstract

【課題】 被写体の顔部を画面内の所期位置に位置させるための人手によるカメラの向き調整が不要な顔画像印刷システムを提供する。
【解決手段】
被写体を撮影した画像信号を解析して、前記被写体の顔部の撮影画面内での位置を検出する。そして、前記顔部の撮影画面内での位置に基づいて、顔画像を撮影画面より小さい所定寸法の画枠内に設定し、前記画枠内に設定された前記顔画像を印刷する。
【選択図】 図16

Description

本発明は顔画像印刷システム,顔画像印刷方法及び顔画像印刷物に関し、詳しくは、撮影時に被撮影者の位置ずれがあっても、これを自動的に補償して、被撮影者の顔画像を印刷することができるシステム及び方法に関する。
所謂IDカード(Identification Card)の中でも、特定資格を証明するためのIDカードにおいては、本人の顔画像と、本人の住所,氏名,個人識別番号等IDデータ(文字情報)とを記録する形態とすることが多い。
上記のようなIDカードの作成方法としては、本人の顔画像をビデオカメラで撮影し、このビデオカメラで得られる顔画像データと、別途入力される氏名,住所,個人識別番号等のIDデータとを電気的に合成してIDカード用のイメージデータを作成し、このイメージデータに基づいてIDカードをプリンタによって作成させるものがある(特許文献1参照)。
特開平01−206098号公報
上記のようにビデオカメラを用いてIDカード用の顔画像を撮影する際には、一般的に行なわれている銀塩写真感光材料(銀塩フィルム)による証明写真撮影の場合と同様に、本人をバックスクリーンの前の所定位置に置いた椅子に座らせ、撮影担当者がビューファインダーやモニタ等で確認しながらカメラの向きを上下左右に振って、本人の顔画像が、画枠によって切られることがなくかつ画面内の略中央に位置するように調整してから、シャッタを切ることになる。
即ち、上記のように本人を椅子に座らせる場合には、被撮影者の左右方向の位置ずれは比較的少ないものの、上下方向に関しては各人の座高のばらつきが大きいため、証明写真のように画面内に略一杯に本人の顔画像を撮影したい場合には、専門の担当者がカメラで撮影された画像をモニタで確認しなら、最適位置にカメラの向きを調整する必要が生じるものであり、前記調整作業を必要とすることがIDカードの作成における撮影時間の短縮及び作成用人員の削減を妨げる原因となってしまう。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、被撮影者を画面内の所期位置に位置させるための人手によるカメラの向き調整が不要な顔画像印刷システムを提供し、特に証明写真用としての顔画像の撮影において、撮影のサイクルタイムを短縮し、また、撮影の自動化を図れるようにすることを目的とする。
そのため請求項1の発明に係る顔画像印刷システムは、被写体の光学像を電気信号に変換する撮影手段と、前記被写体と前記撮影手段との距離を所定値に設定する撮影距離設定手段と、前記被写体の顔画像を印刷する印刷手段と、前記撮影手段で得られた前記被写体の画像信号を解析して前記被写体の顔部の撮影画面内での位置を検出する顔画像位置検出手段と、前記顔画像位置検出手段による検出結果に基づいて前記顔画像を前記撮影画面より小さい所定寸法の画枠内に設定する画枠設定手段と、を含んで構成され、前記画枠設定手段により前記画枠内に設定された前記顔画像を前記印刷手段により印刷する構成とした。
かかる構成によると、一定の画面サイズ内に一定の位置関係で顔画像を撮影させた画像を得ることができ、人手によるフレーミングの手間を省いて省力化及び撮影時間の短縮を果たすことが可能である。
請求項2の発明に係る顔画像印刷システムは、被写体の光学像を電気信号に変換する撮影手段と、前記被写体と前記撮影手段との距離を所定値に設定する撮影距離設定手段と、前記被写体の顔画像を印刷する印刷手段と、前記光学像の撮影高さを垂直方向に変更させる撮影高さ変更手段と、前記撮影手段で得られた前記被写体の画像信号を解析して前記被写体の顔部の撮影画面内での高さを検出する顔画像高さ検出手段と、前記顔画像高さ検出手段による検出結果に基づいて前記撮影高さ変更手段を制御する顔画像高さ制御手段と、前記顔画像高さ制御手段による撮影高さ変更後の顔画像を前記撮影画面より小さい所定寸法の画枠内に設定する画枠設定手段と、を含んで構成され、前記画枠設定手段により前記画枠内に設定された前記顔画像を前記印刷手段により印刷する構成とした。
かかる構成によると、画像解析によって顔部の高さを検出して、撮影高さを変更するので、顔部の高さに大きなばらつきがあっても画面内に顔画像を撮影でき、かつ、一定の画面サイズ内に一定の位置関係で顔画像を撮影させた画像を得ることができ、人手によるフレーミングの手間を省いて省力化及び撮影時間の短縮を果たすことが可能である。
請求項3の発明に係る顔画像印刷方法は、被写体と撮影手段との距離を所定値に設定し、前記撮影手段により前記被写体の光学像を電気画像信号に変換し、前記被写体の画像信号を解析して前記被写体の顔部の撮影画面内での位置を検出し、前記被写体の顔部の撮影画面内での位置に基づいて前記顔画像を前記撮影画面より小さい所定寸法の画枠内に設定し、前記画枠内に設定された前記顔画像を印刷する構成とした。
かかる構成によると、一定の画面サイズ内に一定の位置関係で顔画像を撮影させた画像を得ることができ、人手によるフレーミングの手間を省いて省力化及び撮影時間の短縮を果たすことが可能である。
請求項4の発明に係る顔画像印刷方法は、被写体と撮影手段との距離を所定値に設定し、前記撮影手段により前記被写体の光学像を電気画像信号に変換し、前記被写体の画像信号を解析して前記被写体の顔部の撮影画面内での高さを検出し、前記被写体の顔部の撮影画面内での高さに基づいて前記被写体の光学像の撮影高さを垂直方向に変更し、前記撮影高さ変更後の顔画像を前記撮影画面より小さい所定寸法の画枠内に設定し、前記画枠内に設定された前記顔画像を印刷する構成とした。
かかる構成によると、画像解析によって顔部の高さを検出して、撮影高さを変更するので、顔部の高さに大きなばらつきがあっても画面内に顔画像を撮影でき、かつ、一定の画面サイズ内に一定の位置関係で顔画像を撮影させた画像を得ることができ、人手によるフレーミングの手間を省いて省力化及び撮影時間の短縮を果たすことが可能である。
請求項5の発明に係る顔画像印刷物は、請求項1,2のいずれか1つに記載の顔画像印刷システムにより印刷された顔画像印刷物である。
以下に本発明の実施例を説明する。
尚、以下に説明する本実施例の顔画像印刷システムは、IDカードに添付される本人の顔画像(顔及び肩の部分を含む画像)を撮影して印刷するシステムである。
前記IDカードの印刷においては、顔画像信号が、氏名や住所などの文字情報と電気的に合成されてIDカード用のイメージデータが作成され、かかるイメージデータに基づいてIDカードが作成される。
図1は、本発明にかかる顔画像印刷システムに用いる撮影装置の外観斜視図であり、キャスター付き台1の上に設置された手動式エレベータ2に、撮影した光学像を電気画像信号(カラー画像信号)に変換するビデオカメラ3(撮影手段)が支持されている。
前記手動式エレベータ2は、図示しないハンドルを手動で回すことで、ビデオカメラ3本体を平行に上下動させることができるものであり、該手動式エレベータ2によってビデオカメラ3の上下方向の基準位置を設定できる構成としてある。
前記ビデオカメラ3には、該ビデオカメラ3の撮影方向を上下に揺動させるためのアクチュエータ(撮影高さ変更手段)としてのパルスモータ4が付設されており、該パルスモータ4によって撮影レンズ5の光軸に対して直交する軸回りにビデオカメラ3本体を揺動させることで、撮影方向を上下に変化させることができるようにしてある。
具体的には、例えば手動式エレベータ2に対してビデオカメラ3を上下に揺動可能に支持し、かかる揺動軸を前記パルスモータ4によって回転駆動させる構成とすれば良い。
一方、被写体の人物(被撮影者)は、青色のバックスクリーン6の前の所定位置に置かれた椅子7に座らせるようにしてあり、バックスクリーン6及び椅子7を設置した状態で、例えば椅子7の端面から所定距離(例えば2m)の位置に台1を移動させ、被写体に対してビデオカメラ3が真正面から所定距離で対向するようにセットする(撮影距離設定手段)。
そして、椅子7の高さや対象とする人物の平均座高の推定などに基づいて、前記手動式エレベータ2を操作してビデオカメラ3を略水平に向けたときに、椅子7に座った人物の顔画像が撮影できるように、初期状態を設定する。
ここで、上記撮影装置において、以下に示すようなオートフレーミング機能が備えられている。
まず、椅子7に座った被写体人物のビデオカメラ3の撮影範囲に対する上下方向の位置ずれを、ビデオカメラ3で得られた画像信号を解析して検出する。
そして、検出された上下方向の位置ずれに基づいて前記パルスモータ4によってカメラ3の向きを上下に振って調整する(顔画像高さ制御手段)。
次いで、椅子7に座った被写体人物のビデオカメラ3の撮影範囲に対する左右方向の位置ずれを、ビデオカメラ3で得られた画像信号を解析して検出する。
そして、検出された左右方向の位置ずれに基づいて、画像信号から被写体が左右方向の略中央に位置する画像を作成する。
これにより、被写体が画面内の所定位置に位置する画像を自動的に得られるものであり、かかるオートフレーミング機能を実現するための制御回路が以下のように設けられている。
図2は、台1の内部に設けられるオートフレーミング用の制御ユニットの基本構成を示すものであり、この図4に示す制御ユニットは、コンピュータと、オートフレーミング用の回路が組まれたオートフレーミング基板10とを主な要素として構成されている。
前記オートフレーミング基板10には、前記ビデオカメラ3からのアナログカラー画像信号(RGB3原色毎のビデオ信号:電気画像信号)が入力されるようになっており、また、オートフレーミングがなされた画像信号を出力する機能を備えている。
一方、コンピュータは、CPU11,ROM12,RAM13,タイマー14,デバック用の汎用インターフェイス(例えばRS232C)15等を含んで構成され、前記オートフレーミング基板10との間のデータのやり取りは、ペリフェラル・インターフェイス・アダプタ(PiA)を介して行なわれるようになっている。
前記オートフレーミング基板10では、入力されるビデオ信号に基づいて、画面上端から被写体人物の頭(被写体の所定部位)までの距離L、画面左端から頭までの距離HV、更に、頭の幅HWを求め、これらの情報をコンピュータに出力する。
一方、コンピュータでは、前記上下方向の位置データHVに基づいてパルスモータ4を制御する一方、左右方向の位置データL,HWに基づいて、被写体の左右方向の位置ずれを示すデータを演算し、これを前記オートフレーミング基板10に出力すると共に、前記左右方向の位置データL,HWを検出する位置を指定するデータ(横ずれ検査位置指定データ)を前記オートフレーミング基板10に出力する。
コンピュータには、前記パルスモータ4によるビデオカメラ3の揺動位置を3段階(上中下)に検出する撮影方向センサ16a〜16cからの検出信号が入力されると共に、前記パルスモータ4の駆動回路17に駆動制御信号を出力する構成となっている。
前記オートフレーミング基板10は、図3に示すような回路を備えて構成されている。
図3において、ビデオカメラ3から出力されるRGBのビデオ信号は、バッファアンプ21,ローパスフィルタ22,ペデスタルクランプ23を介した後、ADコンバータ24によってディジタル画像信号(8ビット)にそれぞれ変換される。
前記ディジタル画像信号は、本実施例における背景色であるバックスクリーン6の青に対応するブルー検出回路25に入力され、このブルー検出回路25により画面内における青領域(背景色領域)の検出が行われる。
そして、かかる青領域の検出結果に基づいて、各検出回路26〜28が、画面上端から被写体の頭までの距離HV、画面左端から頭までの距離L、更に、頭の幅HWを求め(図11参照)、この検出結果をコンピュータに出力する。
前記ブルー検出回路25は、R,G,Bの各ディジタル画像信号と、背景色の青に対応して予め設定された所定値r,g,bとをそれぞれに比較し、例えばR≦randG≧gandB≧bであるときを背景部に対応する画素とし、それ以外を非背景部(被写体部)に対応する画素として判別し、背景部に対応するか否かを示す1ビット情報を出力する構成とすれば良い。
尚、背景色に応じて、所定値に対する各カラー画像信号の大小関係の設定及び論理演算(論理積又は論理和など)を使い分け、そのときに用いる背景色が判別されるようにすれば良い。
本実施例の場合、背景色がバックスクリーン6の青であるから、被写体の頭の上に一定の空間を有して撮影するものとすれば、画面上方の所定数の走査線については、背景色に対応するカラー画像信号を得るはずである。
従って、画面の上から順番に各走査線の色成分を解析すれば、背景色に対応しないカラー画像信号が初めて表れた走査線を、被写体の頭部の上端に相当する走査線であると推定することができるものであり、前記頭部に相当する走査線が初めて検出されるまでの走査線数として、被写体の頭と画面の上端との間の距離HVを検出できる。
特に、IDカード用の撮影においては、無帽を条件とすることが多く、然も、通常は頭部に表れない色である青を背景色に選んであるので、上記の方法によって画面上端と頭部との間隔HVを高精度に検出できる。
同様にして、画面内の所定高さ位置において、画面左端から背景色に対応する画素が途切れるまでの画素数をカウントすることで、画面左端から被写体右端までの距離Lを検出でき、更に、前記背景色に対応する画素が途切れてから、再度背景色相当のカラー画像信号が得られるようになるまでの画素数をカウントすることで、頭部の幅HWを検出できる。
図4は前記距離HVの検出回路26の構成を示す図であり、図5のタイムチャートを参照しつつこの検出回路26を以下に説明する。
図4において、ブルー検出回路25からは、例えば背景色に対応する画素であるときに1となり、非背景色(被写体領域)であるときにφとなる1ビット情報が出力される。
そして、前記ブルー検出回路25からの1ビットの背景色情報の反転データと、帰線消去信号BLKの反転データとがそれぞれAND回路41に入力され、このAND回路41によって帰線消去期間に生じる非背景色判別を消去する処理が行われ、画面内で非背景色の画素が表れたときにのみ、前記AND回路41の反転出力はローレベルに出力変化するようにしてある。
前記AND回路41の反転出力は、垂直同期信号でリセットされるフリップフロップ42に出力され、このフリップフロップ42の出力Qは、初めて非背景色の画素が表れた時点でハイレベルに反転し、リセット端子に垂直同期信号V.syncが出力されるまで、その状態を保持する。
一方、前記フリップフロップ42の出力Qの反転データと、水平同期信号H.syncの反転データとがAND回路43に入力されるようになっており、前記AND回路43は、フリップフロップ42の出力がローレベルの状態であるときに、水平同期信号H.sync毎に立ち上がるパルス信号を、カウンタ44に出力する。
即ち、画面の上端から順番に非背景色が表れるか否かを監視し、非背景色の画素が表れるまでの間、カウンタ44によって水平同期信号H.sync(走査線数)がカウントされ、非背景色(被写体)の画素が表れると、AND回路41の出力がローレベルに切り換わることによって、フリップフロップ42の出力Qがハイレベルに切り換わり、次に垂直同期信号V.syncが出力されるまでは、AND回路43からのパルス信号の出力が停止されるので、1画面毎に画面上端から被写体上端までの距離HVが、走査線数としてカウンタ44からコンピュータ側に出力される。
このように距離HVの検出回路26は、AND回路41,43、フリップフロップ42、カウンタ44によって構成される。
ここで、前記検出回路26で検出された距離HVと該距離HVの目標値とが比較され、実際の距離HVが前記目標値に一致するように前記パルスモータ4を制御することで、ビデオカメラ3の撮影向きが上下方向に調整される。
即ち、被写体の人物は椅子7に座っており、ビデオカメラ3に対する距離は一定に保たれるが、顔の高さは個人の体格によって大きく変動することになり、標準的な高さに合わせて手動式エレベータ2の高さを調整しても、実際に撮影される顔画像においては、頭部と画面上端との距離HVは大きくばらついてしまい、各被写体に合わせて何らかの調整を行なわないと、頭部が画面の上からはみ出したり、逆に画面上方に空間が空き過ぎて顔の下部分が切れてしまう惧れもある。
そこで、前記のようにして頭と画面の上端との距離HVが検出されると、コンピュータは、予め設定されている所定間隔(目標値)と実際の距離HVとの差に基づいてパルスモータ4に送る駆動パルス信号のパルス数を演算し、かかるパルス数の情報をパルスモータ駆動回路17に出力して、パルスモータ4の駆動によってビデオカメラ3の撮影向きを変え、実際の距離HVを所定間隔に一致させるようにする。
このようなパルスモータ4の駆動制御によって、たとえ被写体の人物に体格差があっても、画面上端と頭部との距離HVが一定した画像を得られる。
即ち、オートフレーミング前の画像における前記距離HVが、所望の値よりも大きいか又は小さい場合であっても(図11参照)、前記距離HVを所定値に近づけるようにビデオカメラ3の撮影向きを自動的に上下させることで、少なくとも画面上での頭部上方の空間を一定幅にするオートフレーミングがなされることになる。
但し、被写体の背が高く頭部が画面の上端からはみ出している場合であって、前記距離HVが0として検出される場合や、逆に、被写体の背が低く画面内に被写体が全く写っていない場合には、前記距離HVを目標値にするために必要なカメラ3の移動量が不明となってしまう。
そこで、このような場合には、距離HVを所定値に近づける方向にカメラ3を所定量ずつ上下動させ、画面上端と被写体上端との間に、空間を有して撮影されるようになった段階で、そのときの距離HVに基づいて距離HVを目標値に一致させるためのカメラ3の移動量を決定させれば良い。
本実施例では、カメラ3の撮影向きを上下に移動させる機構として、カメラ3を水平軸回りに揺動させる構成としたが、前記エレベータ2として電動式のものを用い、この電動式エレベータによってカメラ3を上下に平行移動させる構成であっても良い。
カメラ3を上下に平行移動させる場合には、被写体(人物)を常に真正面から撮影できるという利点があるが、一般的に移動に時間がかかり、オートフレーミングを迅速に実行できないという問題がある。
この点、カメラ3を上下に揺動させる構成の場合には、背の高い人は見上げるように、逆に、背の低い人は上から見下ろすように撮影することになるが、被写体までの距離が長い場合には撮影に大きな支障となることはなく、然も、調整を単時間で終了させることができるという利点がある。
パルスモータ4に送る駆動パルス信号のパルス数の演算は、以下のようにして行われる。
即ち、ビデオカメラ3による画像の水平走査線数をM、距離HVに相当する走査線数をN、距離HVの目標に相当する走査線数をNt、被写体位置で画像信号として切り出される撮影範囲の上下方向の長さをA、カメラ3から被写体までの距離をLs、パルスモータ4に1パルス与えた場合の回転角をθとすると、距離HVを目標値に一致させるためには、水平走査線数で(N−Nt)だけ回転させれば良く、この走査線数(N−Nt)に相当する被写体寸法Bは、
B=(N−Nt)・A/M(mm)
となる。
従って、距離HVを目標値に一致させるために必要となる回転角Θは、
Θ=tan(B/Ls)=tan{(N−Nt)・A/(Ls・M)}
となり、パルスモータ4に送るべきパルス数Pは、
P=Θ/θ=tan{(N−Nt)・A/(Ls・M)}/θとなる。
但し、カメラ3を水平に向けた状態から大きく回転させると、演算で求められる前記被写体寸法B=(N−Nt)・A/M(mm)に対して、実際の撮影範囲の移動が大きくなるので、何らかの補正を行うことが好ましい。
前記回転角Θが非常に小さく水平付近から僅かに回転させる場合には、1パルス当たりの被写体寸法ΔB1は、
ΔB1=Ls・tanθ
となるが、前記回転角Θが非常に大きく水平から大きく回転させる場合には、1パルス当たりの被写体寸法ΔB2は、
ΔB2=Ls・tan(Θ+θ)−Ls・tanΘ(=Ls・tan((tan-1B2/Ls)+θ)−Ls・tan(tan-1B2/Ls))
となる。
従って、水平位置から大きく回転させる場合には、P・(ΔB1/ΔB2)のパルス数を与えるようにすると良い。
尚、上記のように必要回転角Θが大きいと補正が必要となるので、上下方向への平行移動と揺動とを組み合わせ、移動時間が過大とならない範囲でカメラを上下に平行移動させると共に、回転方向での調整を行わせ、カメラと被写体との間隔が短い場合であっても、あおり(見上げたり、見下ろしたり)の少ない画像を得られるようにしても良い。
一方、距離Lの検出回路27及び幅HWの検出回路28は、図6に示すように構成され、以下に図7のタイムチャートを参照しつつこの検出回路27,28について説明する。
尚、上記の検出回路27,28による検出結果は、前記距離HVの検出結果が目標値に一致した段階でのものが最終的に採用されるものとする。
図6において、AND回路51には、ブルー検出回路25の出力、帰線消去信号(ブランク信号BLK)、CPUからの横ずれ検査位置指定データ、更に、フリップフロップ57からのノイズ影響除去用信号が入力される。
前記横ずれ検査位置指定データは、水平同期信号のカウントによって左右方向の位置を検出する走査線であるときにのみハイレベルに出力される信号であり、また、フリップフロップ57から出力されるノイズ影響除去用信号は、後述するように、非背景部(被写体)の最初の検出時にローレベルにクランプされてその後のノイズの影響によって距離Lの検出精度が悪化することを回避するためのものである。
前記AND回路51は、距離Lを検出する走査線の走査が始まってから被写体に対応する画素が初めて出力されるまでの間だけハイレベルを出力し、このAND回路51の出力は、A/D変換器24の画素クロック信号(14.318MHz)が入力されるAND回路52に出力され、前記AND回路52からは、AND回路51の出力がハイレベルのときだけ前記画素クロック信号が出力される。
そして、カウンタ53は、前記AND回路52から出力される画素クロック信号をカウントし、そのカウント結果を距離Lとして出力する。
また、前記AND回路51の出力は、NOT回路54を介してフリップフロップ55に入力される。
前記フリップフロップ55は、NOT回路54から出力される信号の立ち上がりで出力が反転するTフリップフロップであり、NOT回路54の出力は、被写体の左端の部分で立ち上がるから、被写体の左端の部分でフリップフロップ55の反転出力Qバーが反転する。
前記フリップフロップ55の出力Qバーは、CPUからのリセット信号と共に反転されてOR回路56に入力され、このOR回路56の反転出力は、フリップフロップ57のリセット信号として出力される。
フリップフロップ57には、横ずれ検査位置指定データが入力されるNOT回路58の出力がセット信号として入力されるようになっている。
かかる構成により、横ずれ検査位置で被写体の左端部が検出されると、前記フリップフロップ55の反転出力Qバーがローレベルに切り換わり、これによってOR回路56の出力がローレベルに切り換わる。
すると、フリップフロップ57の出力Qはローレベルに切り換わり、フリップフロップ57の出力Qが入力されるAND回路51では、それ以降で背景色に対応する画素が検出されても、出力がハイレベルに反転することがない。
即ち、フリップフロップ55,57、OR回路56、NOT回路58によって、最初に被写体の左端が検出されると、それ以降に背景色に対応する画素の検出があっても距離Lの検出が影響を受けないようになっている。
上記のようにして、フリップフロップ57の出力Qは、被写体の左端でローレベルに切り換わり、フリップフロップ57の反転出力Qバーは、逆に被写体の左端でハイレベルに立ち上がる。
そして、前記フリップフロップ57の反転出力Qバーは、フリップフロップ63に出力され、AND回路59に出力される該フリップフロップ63の出力Qを立ち上げる。
前記AND回路59の他方の入力端子には、ブルー検出回路25の出力が入力されるNOT回路60の出力が入力されるようになっており、フリップフロップ57の反転出力Qバーが被写体の左端の部分で立ち上がると、ブルー検出回路25から出力される信号が被写体の右端部分に立ち上がるまでの間連続的にハイレベル信号を出力する。
前記AND回路59の出力は、AND回路61に入力され、ここで、画素クロック信号との論理積が演算されることで、被写体の左端から右端までの間AND回路61から画素クロック信号が出力される。
そして、AND回路61から出力される画素クロック信号がカウンタ62でカウントされ、このカウンタ62のカウント結果が頭の幅HWとして出力されるようになっている。
ここで、前記AND回路59の出力は、NOT回路64を介してフリップフロップ65に入力され、NOT回路64から出力される信号の立ち上がり、即ち、被写体の右端の部分で立ち下がる出力Qバーがフリップフロップ65から出力される。
前記フリップフロップ65の出力Qバーは、CPUからのリセット信号が反転入力されるOR回路66に反転入力され、前記出力Qバーが立ち下がることで、フリップフロップ63の出力Qが立ち下げられ、一旦被写体の右端が検出されると、それ以降は、AND回路59の出力が立ち上がることを回避して、ブルー検出回路25の出力にノイズが発生しても、幅HWの検出に影響を与えないようにしてある。
以上のように、AND回路51,52、NOT回路54,58、フリップフロップ55,57,OR回路56、カウンタ53によって距離Lの検出回路27が構成され、AND回路59,61、NOT回路60、フリップフロップ63,65,OR回路66、カウンタ62によって幅HWの検出回路28が構成される。
尚、上記実施例では、ブルー検出回路25から出力される背景色(背景領域)であるか非背景色(被写体領域)であるかを示す識別信号に基づいて、被写体の上下・左右の位置を示すパラメータ(HV,L,HW)を検出させたが、照明装置によってバックスクリーン6に被撮影者の影ができた場合、前記ブルー検出回路25では、この影を頭部として誤判定する惧れがある。
そこで、本実施例のように、対象とする被写体が人物の顔である場合には、カラー画像信号から肌色を識別し、この肌色部分の画面内での位置を求め、肌色部分が画面内の所期位置に位置するようにオートフレーミングを行わせるようにしても良い。
具体的には、色覚を説明する際に用いられる2つの基底であるHVS(明度,彩度,色相)基底と反対色プロセス基底に基づくYIQ基底を用いる。
前記HVS基底及びYIQ基底は、RGB基底から以下の式により導かれる(A.R.Smith,”Color Gamut Transform Pairs”Computer Graphics,Vol.12,pp.12-19 1978(Proc.SIGGRAPH 78参照) 。
「HVS基底」
・B≦Gのとき
Figure 2004252999
・B>Gのとき
Figure 2004252999
「YIQ基底」
Figure 2004252999
ここで、上記のH(色相)を前記ブルー検出回路25の代わりに設けた肌色検出回路で演算させれば、上記Hについて顔の肌色が背景のブルーや髪の黒に対して明確なピークを持っているから、前記Hのレベルに基づいて肌色部分であるか否かの判別信号を前記肌色検出回路から前記ブルー検出回路25と同様にして出力させることができる。
そして、肌色部分を主要被写体として、この主要被写体の画面内の上下・左右の位置(例えは前記パラメータHV,L,HW)を検出することで、肌色部分を画面内の所期位置に位置させるオートフレーミングを実行させることができる。
背景色を認識させて被写体位置を検出する場合には、背景に写った被撮影者の影や、髪型などに影響を受けて、顔の中心を画面内の中心に合わせることができなくなる惧れがあるが、上記のようにして顔の肌色部分を検出させれば、前記影や髪型(頭頂の出っ張りや左右非対称)の影響を受けず、顔を画面の所期位置に位置させることができる。
同様に、YIQ基底のI成分も、肌色領域に対して明確なピークを有する成分であるから、このI成分をRGB信号から演算し、I成分のレベルに応じて肌色領域であるか否かの識別信号を出力させるようにすれば良い。
一方、図3において、前記ADコンバータ24によって変換されたディジタル画像信号は、画面上端から被写体上端までの距離HVに基づいてカメラ3の撮影向きが上下方向に調整された時点で、オートフレーミング用の画像メモリ30に記憶される。
そして、かかる画像メモリ30からの読み出し時に、前記距離L,幅HWの情報に基づいて判別される被写体の左右方向の位置ずれ量に基づいて、プログラマブルカウンタ29によってメモリアドレスを指定させることで、読み出し位置を位置ずれ分だけ左右にシフトさせ、被写体が画面左右方向の略中央に位置する画面を切り出して出力するようになっている。
ここで、前記プログラマブルカウンタ29の構成及び読み出し特性を以下に説明する。
まず、前記プログラマブルカウンタ29による読み出し位置の左右方向へのシフト量は以下のようにして決定される。
左右方向の位置を示すパラメータとして、前述のように画面左端から被写体(頭部)の左端までの距離Lと、頭部の幅HWとが検出されると、これらのデータとカメラ3の画面横サイズHD(画素クロック信号が14.318MHzで735画素)とに基づいて画面中央から被写体中央までのずれ量L’(画素数)を、(HD−HW)/2−Lとして演算する。
このずれ量L’は、被写体が画面上で左にずれている場合にはプラスの値として算出され、逆に、右方向にずれている場合にはマイナスの値として算出される。
ここで、前記ずれ量L’をシフト量として、被写体が画面左右方向の略中央に位置するように読み出し位置をシフトさせれば良いことになる。
前記読み出し位置のシフトは、プログラマブルカウンタ29によるメモリアドレスの指示によって行われるが、前記プログラマブルカウンタ29は、図8に示すように構成されている。
図8において、比較器71には、左寄りに被写体が撮影されたときに前記ずれ量L’がCPUから与えられ(ずれが左寄りでない場合には0が与えられる)、カウンタ72における画素クロック信号のカウント数が、前記ずれ量L’を越えるとハイレベル信号を出力する。
比較器71の出力がハイレベルに切り換わると、このハイレベル信号がNOT回路73でローレベル信号に反転されてAND回路74に入力され、画素クロック信号とNOT回路73の出力との論理積演算を行う前記AND回路74の出力がローレベルに固定されて、画素クロック信号のカウントが停止される。
また、前記比較器71の出力は、AND回路75に入力され、このAND回路75で画素クロック信号と比較器71の出力との論理積演算が行われ、比較器71の出力がハイレベルであるときにのみ画素クロック信号がAND回路75から出力される。
AND回路75の出力は、8ビットのプリセットカウンタ76に入力される。そして、この8ビットのプリセットカウンタ76及び2ビットのプリセットカウンタ77によって、AND回路75から出力される画素クロック信号をカウントし、かかるカウント値をトライステートバッファ78を介して読み出しアドレスとして画像メモリ30に出力する。
従って、図9(A)に示すように、被写体が画面内で左寄りであって、比較器71にずれ量L’としてVドット(>0)が与えられたとすると、水平同期信号H.syncから前記Vドットだけ遅れた時点でアドレスが0からスタートされ、次に水平同期信号H.syncが発生したときにアドレスがリセットされるから、結果、1つの走査線上で最後の方のVドットは読み出されずに、Vドット分だけ遅れた時点で0から(HD−V)ドットまでの読み出しが指示される。
このような読み出し時の右方向へのシフトにより、左側にVドットだけずれて撮影された被写体を、画面左右方向の略中央に位置させた画像を得ることができるものである。
一方、図9(B)に示すように、被写体が画面内の右寄りにずれている場合には、そのずれ量L’が前記プリセットカウンタ76に与えられる。
ここで、前記右寄りのずれ量L’がWドットであったとすると、プリセットカウンタ76は、前記Wドットを初期値として画素クロック信号のカウントを始め、画像メモリ30に記憶されている0〜Wまでのデータの読み出しは行われず、カウント数がHD(735 )を越えると、読み出すべき記憶データがないので無効画像信号を出力する。
従って、この場合は右方向にWドットだけずれて撮影された被写体を、読み出し時の左方向へのシフトによって画面左右方向の略中央に位置させた画像とすることができる。
尚、画像メモリ30に対して撮影された画像信号をそのまま書込むときには、トライステートバッファ78を介しての読み出しアドレスの出力を停止し、図示しないカウンタによって設定される通常の書き込みアドレスを、トライステートバッファ79を介して画像メモリ30に出力させる。
ここで、前記プリセットカウンタ76,77によって設定される左右方向にシフトされたアドレスデータを、画像メモリ30に対する画像信号の書き込み時に与え、左右方向へのシフトが行われた画面を画像メモリ30に記憶させる構成であっても良い。
前記画像メモリ30から読み出された画像(RGB毎の画像データ)、即ち、被写体が画面左右方向の略中央に位置するように左右方向へのシフトが行われた画像は、図3に示す構成で、DAコンバータ31によってアナログ信号に戻され、更に、ローパスフィルタ32及びバッファメモリ33を介して外部(IDカードプリンタ)に出力されるようになっている。
そして、前記画像信号からIDカード用のイメージデータの合成に必要なサイズの画面の切出しが行われる。
前記画像メモリ30から読み出されてオートフレーミング基板10から出力される画像信号は、画面の略中央に被写体が位置し、かつ、被写体の上部に一定空間を有する画面である。
従って、図10に示すように、左右方向の両端側を、出力画面サイズ(横735ドット)とIDカードの作成用として最終的に必要な画面サイズ(横385ドット)との差に基づいてそれぞれ同じ画素幅だけトリミングして、画面中央部のみを切り出せば、縦はオリジナルサイズのままで、横方向はトリミングによって余分な部分を除かれた必要サイズの画面を得ることができ、かつ、前記切り出した画面において、被写体の上部には一定の空間が設けられ、かつ、被写体は左右方向の略中央に位置することになる。
ここで、ずれ量L’が大きいと、上記のようにして所定幅の画像を切り出すときに、切り出された画面内に無効画像部分が含まれることになってしまう。
そこで、前記検出回路27,28における検出結果に基づいて被写体の画面内における左右方向のずれが所定値以上であるときには、合成音声や表示などによって被写体の人物にずれ量L’を減少させる方向に寄ることを指示するか、又は、撮影者に警告を発するようにすると良い。
また、カメラ3の画面サイズ及び最終的に必要が画面サイズによっては、上下方向についてもトリミングを行って、IDカード用の顔画像データとして出力されるようにしても良い。
上記のようにして切り出された画像信号は、被写体の名前や住所や個人識別番号などの文字情報と電気的に合成されてIDカードのイメージデータが作成される。
そして、かかるイメージデータに基づいてビデオプリンタ(印刷手段)でIDカードが作成される。
ここで、被写体を画面内の所期位置に位置させるオートフレーミング制御が、確実に行われたことを確認できるように、前記画像メモリ30の読み出し画像又は該読み出し画像から切り出された画像を、CRT等の表示装置に表示させるようにしても良い。
尚、図3において、34は、ビデオカメラ3,各検出回路26〜28,カウンタ29に同期信号(垂直同期信号又は水平同期信号)を出力するビデオクロックである。
次に、図12のフローチャートに従って、上記構成によって行なわれるオートフレーミング制御の様子を、再度処理順に概略説明する。
まず、電源が投入されると(S1)、パルスモータ4により制御される撮影向きを中間位置(初期位置)にセットする(S2)。
そして、次にビデオカメラ3に備えられた図示しないシャッタスイッチのオン・オフを判別する(S3)。
シャッタスイッチが撮影者によって押された場合には、まず、検出回路26(顔画像位置検出手段,顔画像高さ検出手段)によって、ビデオカメラ3による撮影画像における被写体の頭と画面の上端との間の距離HVが検出される(S4)。
ここで、前記検出された距離HVを予め設定されている目標値に近づける方向にビデオカメラ3の撮影向きを上下に変化させるべく、パルスモータ4に送る駆動パルス信号のパルス数を演算する(S5)。
そして、前記パルス数の情報をパルスモータ駆動回路17に出力して、パルスモータ4の駆動によってビデオカメラ3の撮影向きを上下に調整し(S6)、実際の距離HVを目標値に一致させる。
前記距離HVが目標に一致するようになると、画面左端から頭部の左端までの距離Lが、検出回路27で検出されると共に(S7)、検出回路28によって頭部の幅HWが検出される(S8)。
かかる検出においては、頭部上端に相当する走査線を基準とし、この基準走査線よりも予め決められている所定走査線数(尚、この所定走査線数がコンピュータから支持される検出位置データに相当する。)だけ下方に位置する走査線を検出位置として、画面左端から頭部までの距離(画素数)Lが検出される。
前述のように、頭部上端を基準として左右方向位置を検出する走査線(画面上の高さ位置)を設定すれば、本来被写体の頭部を検出したいのに、頸の部分や肩の部分などが検出されてしまうことを回避できる。
上下方向の機械的にフレーミング調整が終了し、かつ、前記距離L及び幅HWが検出されると、そのときの上下方向のフレーミングのみが終了し左右方向の被写体ずれはそのままにされた画像が、画像メモリ30に記憶される(S9)。
次いで、前記画像メモリ30に記憶された画像を読み出すときに、左右方向の位置ずれに応じてシフトして読み出させるためのシフト量データとして、撮影された顔画像における頭部中心と撮影画面の中心との位置ずれ量L’(=(HD−HW)/2−L)が、前記距離L及び幅HWに基づいて演算され(S10)、この左右方向の位置ずれ量L’がプログラマブルカウンタ29に設定される(S11)。
これにより、画像メモリ30から左右方向にシフトされて画像信号が読み出され、被写体が画面の略中央に位置する画像が作成されるから、かかる画像信号の幅方向の中央部からIDカードの作成に必要なサイズの画像を切り出して、IDカード用イメージデータの作成に提供する(S12)。
このように、本実施例によると、被写体としての人物に大きな体格差があったり、椅子7に座ったときに左右の位置ずれが生じても、一定の画面内に一定の位置関係で顔画像を撮影させることができ、人手によるフレーミングの手間を省いて省力化及び撮影時間の短縮を果たすことが可能である。
従って、例えば被撮影者本人にシャッタ操作を行なわせて撮影を行なわせたり、更には、椅子7に設けられたセンサによって被写体の人物が椅子7に座ったことをトリガーとしてシャッタ操作を行なわせることもでき、撮影の無人化を図ることも可能である。
ここで、前述のような無人撮影を実行させる場合には、図13のフローチャートに示すような制御によって、被撮影者に音声による指示を与えることが好ましい。
図13のフローチャートにおいて、カメラを初期位置にセットした状態で(S21)、被撮影者に椅子に座るよう指示する音声(合成音声又は録音された音声)を発生させる(S22)。
そして、被撮影者が椅子に座ったことが検出されるまでは(S23)、前記音声による着座の指示を繰り返させ、被撮影者が椅子に座ったことが検出されると、今度は、カメラのレンズを見ることをやはり音声で指示させる(S24)。
前記椅子に被撮影者が座ったことを検出する構成としては、椅子に設けられた感圧センサを用いたり、光センサを用いたりすれば良く、特に、光センサを用いる場合には、撮影装置側に発光素子及び受光素子を設け、例えば椅子の背面における反射光の有無を検出させる構成とすれば、撮影装置と被撮影者との間の結線が不要となって好ましい。
レンズを見るように音声で指示した後は、実際の撮影に入ることを被撮影者に音声で指示し(S25)、実際の撮影制御に移行する。
また、上記のような音声による指示と共に、又は、音声指示に代えて、指示内容を、図14に示すように、ビデオカメラ3のレンズの上方近傍位置に文字で表示させるようにしても良い。
前記指示文字の表示は、レンズの上方近傍位置以外であっても良いが、その場合、被撮影者の目線が正面を向かなくなることになるから、上記のようにレンズの上方近傍位置とすることが好ましい。
また、撮影終了に伴って退室を許可する指示や、被撮影者の次の行動の指示を行った方が好ましい。
尚、左右方向のオートフレーミングを、上下方向と同様に、ビデオカメラ3の機械的な移動によって行なわせることが可能であるが、ビデオカメラを上下左右に動かすためには、アクチュエータを複数備える必要があるなど装置が複雑化し、コストアップが大きいので、調整要求代の少ない左右方向のオートフレーミングについては、画像信号上での処理で行なえるようにして、オートフレーミングを実行させるためのコストの上昇を抑えている。
ところで、上記では、上下方向はビデオカメラ3を機械的に動かすことにより、また、左右方向についてはメモリに対する画像信号の書き込み又はメモリからの読み出し時に左右方向にシフトさせることで、オートフレーミングを行なわせるようにしたが、上下方向についても電気的な画像信号の切出しによってフレーミング処理する構成とすることができる。
画面の左右方向と共に上下方向についても画像信号を電気的に切り出すことでフレーミング処理を行わせる場合には、前記パルスモータ4,パルスモータドライバ17,カメラ位置センサ16a〜16cは不要となるが、この他の構成はそのまま用いることができる。
即ち、画面上端から被写体の頭までの距離HV、画面左端から頭までの距離L、更に、頭の幅HWの検出結果が入力されるコンピュータでは、これらの検出結果に基づき、画面上端から被写体頭部までの距離が所定値VLであってかつ左右方向の略中央に被写体が位置するような縦VD画素×横HD画素の画面(画枠)を、ビデオカメラ3による撮影画面内に設定する(図15参照:画枠設定手段)。
そして、プログラマブルカウンタ29に対しては、前記切出し画面の設定に基づいてビデオカメラ3から出力された画面上で上下方向及び左右方向それぞれでの読み出し開始位置及び読み出し終了位置を示すデータを出力するようになっており、かかるデータに基づくプログラマブルカウンタ29によるメモリアドレスの指定によって、前記設定された切出し画面がフレーミング用画像メモリ30に記憶される。
このように、最終的に必要とされる画面サイズ(縦VD画素×横HD画素)よりも縦横共に画素数の大きな撮像素子を用いて被写体を撮影することによって、被写体の位置に多少のばらつきがあっても、大きな画面サイズの撮像素子のいずれかの部分で捉えられるようにする(図15参照)。
そして、最終的には、画面内の所定位置に被写体が位置する一定した画像が欲しいので、撮像素子による撮影画面内における被写体の位置を上下及び左右方向でそれぞれ検出し、かかる検出結果に基づいて被写体の上部に一定の空間を有しかつ被写体が左右方向の略中央に位置する所定サイズの画面を切り出すものである。
次に、図16のフローチャートに従って、上記オートフレーミング制御の様子を詳細に説明する。
まず、電源が投入されると(S31)、カメラ3のシャッタスイッチがONされるのを待つ(S32)。そして、シャッタスイッチがONされると、検出回路26では、ビデオカメラ3による撮影画像において、被写体の頭と画面の上端との間の距離HVを検出する(S33:顔画像位置検出手段)。
ここで、頭部と画面上端との間隔HVは大きくばらついてしまうが、前記ばらつきがあっても撮影範囲内に被写体が余裕を持って収まるような比較的広い撮影範囲を設定してある。
具体的には、最終的な切出し画面のサイズVD×HD画素(縦×横)に対して、ビデオカメラ3の画素数を縦横共に充分に大きく設定してあり、被写体は前記切出し画面サイズVD×HD画素に適合する倍率で撮影されるようにしてある。
画面上端から被写体の頭部までの距離HVが検出されると、図15に示すように、予め設定された切出し画面上における画面上端から被写体の頭部までの距離VLと、前記実際の撮像画面上での距離HVとの偏差(HV−VL)を演算し、上下方向での読み出し開始位置のデータを得る(S34)。
同時に、切出し画面の設定サイズVD×HD(縦×横)に基づいて、(HV−VL)+VDとして上下方向での読み出し終了位置のデータを得る。
そして、前記上下方向での読み出し開始位置(上端画枠)及び読み出し終了位置(下端画枠)のデータをレジスタに書き込む(S35)。
続いて、被写体を画面の略中央に位置させるための左右方向での画枠の設定を行う(画枠設定手段)。
まず、画面左端から被写体頭部の左端までの距離L及び頭部の幅HWを検出回路27で検出する(S36,S37:顔画像位置検出手段)。
ここで、横幅HDの切出し画面上で被写体が左右方向の略中央に位置する画像を、ビデオカメラ3の撮影画面上から切出すためには、左端からL−(HD−HW)/2だけ右側にシフトした位置から読み出しを行わせ、かかる読み出し開始位置から右方向に画素数HDの点を読み出し終了位置とすれば良いことになり(S38)、かかる左右方向での読み出し開始位置及び読み出し終了位置のデータをレジスタに書き込む(S39)。
前記レジスタに書き込まれた上下方向及び左右方向の読み出し位置データは、プログラマブルカウンタ29に出力され、プログラマブルカウンタ29は、前記位読み出し位置データに基づいてフレーミング用画像メモリ30のメモリアドレスを指定することで、画面上端から頭部までの距離が一定距離VLでかつ被写体が左右方向の略中央に位置するサイズVD×HDの切出し画面を画像メモリ30に記憶させる(S40)。
従って、一定の画面サイズ内に一定の位置関係で顔画像を撮影させた画像を得ることができ、人手によるフレーミングの手間を省いて省力化及び撮影時間の短縮を果たすことが可能である。
然も、カメラを機械的に動かしてフレーミングを行う構成ではないから、カメラを動かしてフレーミングを行わせる場合に比べ、フレーミングのために長い時間を必要とせず、また、撮影装置を簡素に構成できる。
また、本実施例のビデオカメラ3では、被写体の位置ずれがあっても被写体が確実に撮影されるように撮影範囲を広く設定してあるから、画像認識の技術を用いて被写体が撮影範囲内に入ってきたことを検知し、例えば合成音声によって椅子に座ってカメラの方向を真っ直ぐに向くよう指示し、被写体の動きが略停止しかつ前記上下左右の位置ずれの検出結果が許容範囲内になった時点でシャッタが切れるようにすることもできる。
特に、本実施例の撮影装置を応用して撮影者不在の無人撮影を行わせる場合には、被写体が正規に椅子7に座っていない状態でシャッタが切られる場合があり、これは、前記位置検出データ(HV,L,HW)が過小又は過大になることで検知できるから、この場合には、警告ブザーや合成音声などによって撮影のやり直し及び被写体の撮影姿勢の矯正を指示するようにすると良い。
ところで、例えばIDカード上の顔写真のサイズを30×24mm(縦×横)とし、記録密度を16ドット/mmとすると、前記切出し画面のサイズとしては480×384画素(縦×横)の大きさを必要とする。
ここで、ハイビジョン用ビデオカメラで撮像素子のサイズが2000(横)×1125(縦)画素であるとすると、かかる画面サイズから前記480×384画素の画面を切り出すとすれば、上下方向に2.3倍、左右方向に5.2倍の余裕(可動範囲)が確保できる(図17参照)。
更に、前記ハイビジョン用ビデオカメラを90°だけ寝かせて撮影すれば、図18に示すように撮影されることになり、切出し画面を電気的に90°回転させる処理を施せば正規の画像を得ることができる。
この場合、上下方向の余裕が4.2倍になり、左右方向の余裕は3倍になるから、特に、座高のばらつきが大きい場合には、アスペクト比の大きい方を被写体の上下方向とする撮影を行わせることが、ばらつきを許容する上で有利となる。
また、上記ハイビジョン用ビデオカメラのように撮像素子の画面サイズが大きい場合(最終的に必要とする画面の画素数に対して、撮像素子の画像数が大幅に多い場合)には、被写体の位置ばらつきを容易に吸収して、被写体の胸部から上の部分を欠けることなく撮影することが可能である。
しかしながら、例えば通常のNTSC規格のビデオカメラであって撮像素子の画素数が525(縦)×700(横)画素程度であると、前記480×384画素の画面を切り出す場合に、図19に示すように特に上下方向の余裕が少なくなり、被写体の体格ばらつきによっては、特に頭部上方に所定空間を有する画面を切出すことができなくなる場合がある。
このように、使用するビデオカメラの撮像素子の画素数が少ない場合には、図20に示すようにレンズの倍率を例えば1/2にし、切出し画面のサイズも1/2(240×192画素)として、切出し後の画面を2倍に拡大して480×384画素の画面を得るようにすれば良い。
このように撮影倍率を半分にして切出し画面のサイズを半分にすれば、それだけ被写体の位置ばらつきに対する余裕を大きく確保することができるようになる。
但し、画質の点では、最終的な必要画素サイズをそのまま切出した方が有利である。
前記切出し後の画面の拡大は、公知の単純拡大又は線形補間など技術を用いれば良い。
尚、被写体の撮影は正面に限るものではなく側面の画像を同様にして撮影することも可能であり、被写体の正面を撮影するビデオカメラ3と共に、側面を撮影するビデオカメラを設置し、正面画像と側面画像とを同時に撮影する構成とすることもできる。
また、本実施例では、左右方向の位置ずれを検出する位置として、頭部上端から所定距離だけ下方位置としたが、複数箇所で左右方向の位置ずれを検出し、これらの平均値を用いたり、また、複数箇所での検出結果に所定以上の差異があるときには警告を発するなどすることもできる。
また、本来の撮影を行うカメラを少なくとも含む複数のカメラを設置し、被写体を複数の方向から撮影して得た画像情報に基づいて被写体の状態を3次元的に認識し、かかる認識結果に基づいて被写体位置の矯正などを合成音声で指示することも可能である。
更に、本実施例ではビデオカメラ3から出力されるカラービデオ信号をRGBの3原色信号としたが、通常のカラービデオ信号や、カラー信号と輝度信号とに分かれた信号であっても良く、また、輝度レベルに基づいて輪郭を抽出してオートフレーミングを行なわせる構成であっても良いので、白黒画像であっても良い。
また、オートフレーミング前の画像データをオートフレーミング後も記憶する画像メモリを別途設けると共に、該画像メモリの出力を再生するCRTを別途設け、オートフレーミング前の画像とオートフレーミング後の画像とを2つのCRTにそれぞれ表示させ、オートフレーミングが間違いなく行なわれたことをCRT上で目視確認できるようにしても良い。
また、本実施例では、IDカード作成用としての顔画像撮影について述べたが、上記構成で得られた画像信号を用いて顔画像のみを証明写真としてプリントさせる構成であっても良いし、また、得られた顔の画像信号をプリントなどによる外部出力を行わず、一旦、電子ファイリング装置にファイルする構成であっても良い。
実施例のシステム構成を示す外観斜視図。 オートフレーミング用制御ユニットの構成を示すブロック図。 オートフレーミング基板の構成を示すブロック図。 画面上端から頭までの距離を検出する回路を示すブロック図。 上下位置の検出回路の特性を示すタイムチャート。 左右方向の位置ずれデータを検出する回路を示すブロック図。 左右位置の検出回路の特性を示すタイムチャート。 プログラマブルカウンタの構成を示すブロック図。 画像信号の読み出し時の左右方向シフトの様子を示す図。 IDカード用の画像切出しを示す図。 被撮影者の位置ずれパラメータを示す図。 オートフレーミング制御の様子を示すフローチャート。 無人撮影時の音声指示の様子を示すフローチャート。 無人撮影時の文字による指示を示す図。 上下・左右方向の画面切出し状態を説明するための図。 上下・左右方向の画面切出しを行うオートフレーミング撮影を示すフローチャート。 ハイビジョンカメラにおける画面切出しの一例を示す図。 ハイビジョンカメラを横に寝かせた場合の画面切出しの様子を示す図。 撮像素子の撮影画面に対して切出し画面サイズが不適当である例を示す図。 撮影倍率を下げて切出し画面サイズを縮小した実施例を示す図。
符号の説明
1…台
2…手動式エレベータ
3…ビデオカメラ
4…パルスモータ
5…撮影レンズ
6…バックスクリーン
7…椅子
10…オートフレーミング基板
25…ブルー検出回路
26〜28…検出回路
29…プログラマブルカウンタ
30…画像メモリ

Claims (5)

  1. 被写体の光学像を電気信号に変換する撮影手段と、
    前記被写体と前記撮影手段との距離を所定値に設定する撮影距離設定手段と、
    前記被写体の顔画像を印刷する印刷手段と、
    前記撮影手段で得られた前記被写体の画像信号を解析して前記被写体の顔部の撮影画面内での位置を検出する顔画像位置検出手段と、
    前記顔画像位置検出手段による検出結果に基づいて前記顔画像を前記撮影画面より小さい所定寸法の画枠内に設定する画枠設定手段と、
    を含んで構成され、
    前記画枠設定手段により前記画枠内に設定された前記顔画像を前記印刷手段により印刷することを特徴とする顔画像印刷システム。
  2. 被写体の光学像を電気信号に変換する撮影手段と、
    前記被写体と前記撮影手段との距離を所定値に設定する撮影距離設定手段と、
    前記被写体の顔画像を印刷する印刷手段と、
    前記光学像の撮影高さを垂直方向に変更させる撮影高さ変更手段と、
    前記撮影手段で得られた前記被写体の画像信号を解析して前記被写体の顔部の撮影画面内での高さを検出する顔画像高さ検出手段と、
    前記顔画像高さ検出手段による検出結果に基づいて前記撮影高さ変更手段を制御する顔画像高さ制御手段と、
    前記顔画像高さ制御手段による撮影高さ変更後の顔画像を前記撮影画面より小さい所定寸法の画枠内に設定する画枠設定手段と、
    を含んで構成され、
    前記画枠設定手段により前記画枠内に設定された前記顔画像を前記印刷手段により印刷することを特徴とする顔画像印刷システム。
  3. 被写体と撮影手段との距離を所定値に設定し、前記撮影手段により前記被写体の光学像を電気画像信号に変換し、前記被写体の画像信号を解析して前記被写体の顔部の撮影画面内での位置を検出し、前記被写体の顔部の撮影画面内での位置に基づいて前記顔画像を前記撮影画面より小さい所定寸法の画枠内に設定し、前記画枠内に設定された前記顔画像を印刷することを特徴とする顔画像印刷方法。
  4. 被写体と撮影手段との距離を所定値に設定し、前記撮影手段により前記被写体の光学像を電気画像信号に変換し、前記被写体の画像信号を解析して前記被写体の顔部の撮影画面内での高さを検出し、前記被写体の顔部の撮影画面内での高さに基づいて前記被写体の光学像の撮影高さを垂直方向に変更し、前記撮影高さ変更後の顔画像を前記撮影画面より小さい所定寸法の画枠内に設定し、前記画枠内に設定された前記顔画像を印刷することを特徴とする顔画像印刷方法。
  5. 請求項1,2のいずれか1つに記載の顔画像印刷システムにより印刷された顔画像印刷物。
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