JP2004252523A - データ転送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記憶装置から複数のリソースへのデータの転送効率を高める。
【解決手段】記憶装置1には、リソース7a,7bが共有するデータDat0,Dat1が記憶される。転送調停回路2は、転送量Trs0,Trs1に従って、データDat0,Dat1を優先度の高いリソース7a,7bに転送する。バッファ3a,3bは、データDat0,Dat1を一時格納して、リソース7a,7bに出力する。転送量調整回路5は、バッファ3a,3b毎の空き領域Siz0,Siz1が、閾値レジスタ4a,4bに設定されている閾値Th0,Th1に達したか否かによって、転送量Trs0,Trs1を増減する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はデータ転送装置に関し、特に複数のリソースへのデータ転送を調停するデータ転送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子機器には、複数のリソースが、データを1つの記憶装置で共有し、パイプライン処理するものがある。例えば、デジタルカメラでは、画像データを撮り込むリソース、撮り込んだ画像データの補間処理を行うリソース等が、1つの記憶装置でデータを共有し、パイプライン処理を行っている。
【0003】
このような、複数のリソースが1つの記憶装置を共有する場合、各リソースの記憶装置に対するアクセス要求を調停し、各リソースと記憶装置間のデータ転送を制御するデータ転送装置が必要である。図11は、従来のデータ転送装置の回路図である。図に示すように、データ転送装置は、記憶装置101、転送調停回路102、バッファ103a,103b、レジスタ104a,104b、制御回路105a,105b、及びリソース106a,106bを有している。図に示す転送CH0は、リソース106aにデータDat0を転送するための回路の集まりを示し、バッファ103a、レジスタ104a、及び制御回路105aを有している。転送CH1は、リソース106bにデータDat1を転送するための回路の集まりを示し、バッファ103b、レジスタ104b、及び制御回路105bを有している。
【0004】
転送調停回路102は、転送CH0,CH1の制御回路105a,105bからリクエスト信号Req0,Req1を受け付けると、データ転送をすべきリソース106a,106bの優先度を判定し、判定した優先度の高いリソース106a,106bに対応した制御回路105a,105bに、応答信号Ack0,Ack1を出力する。そして、転送調停回路102は、記憶装置101に記憶されているデータDat0,Dat1を、レジスタ104a,104bに設定された転送量Trs0,Trs1に従って、バッファ103a,103bに出力する。なお、優先度の高いリソースにデータアクセスを集中させない分散方法として、ラウンドロビンがある。
【0005】
転送CH0,CH1のバッファ103a,103bは、転送調停回路102から転送されるデータDat0,Dat1を一時格納し、リソース106a,106bに出力する。制御回路105a,105bは、バッファ103a,103bの空き領域が所定の大きさになった場合、リクエスト信号Req0,Req1を出力する。レジスタ104a,104bには、転送調停回路102が1回にデータ転送を行うときの転送量Trs0,Trs1が格納される。
【0006】
以下、動作について説明する。図12は、図11のデータ転送装置の動作を説明するタイミングチャートである。図12に示すように、転送調停回路102は、リクエスト信号Req0を受け付けると、リクエスト信号Req0に対応するリソース106aの優先度を判定する。リソース106aが他のリソース106bより優先度が高ければ、転送調停回路102は、応答信号Ack0を制御回路105aに返す。そして、転送調停回路102は、レジスタ104aに設定されている転送量Trs0(記憶装置101の16アドレス分転送(固定))に従って、データDat0をバッファ103aに転送する。これによって、バッファ103aの空サイズSiz0は、図12に示すように‘1Ch’から‘0Dh’(h:16進数であることを示す)と16アドレス分減少する。
【0007】
ところで、バッファ103a,103bに格納されるデータDat0,Dat1が空になると、リソース106a,106bは処理を実行することができなくなり、エラーが発生する。そのため、バッファ103a,103bには、常にデータDat0,Dat1が格納されているよう転送量Trs0,Trs1を設定する必要がある。
【0008】
なお、データ転送を調停する装置として、バスを使用する回路が、転送するデータの転送量を調停回路に通知して、バスの使用率の片寄りをなくすようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0009】
【特許文献1】
特開平10−49485号公報(第3頁、第1図)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、常にバッファにデータが格納されているようにするためには、データの転送量を大きめに設定する必要があり、さらに、転送量は固定されているため、リソースが少量のデータしか必要としないときでも多くのデータがバッファに転送され、多くのデータを必要とするときには少量のデータしかバッファに転送されないなどデータの転送効率が悪いという問題点があった。
【0011】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、リソースが必要とするデータ量に応じてデータを転送し、記憶装置から複数のリソースへのデータの転送効率を高めたデータ転送装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記課題を解決するために、図1に示すような、データの転送を調停するデータ転送装置において、複数のリソース7a,7bが共有するデータDat0,Dat1が記憶される記憶装置1と、データDat0,Dat1を転送優先度の高いリソース7a,7bに指示される転送量Trs0,Trs1に従って転送する転送調停回路2と、リソース7a,7b毎に設けられ、転送調停回路2から転送されるデータDat0,Dat1を一時格納して出力するバッファ3a,3bと、バッファ3a,3b毎の領域に関する閾値Th0,Th1が設定される閾値レジスタ4a,4bと、バッファ3a,3b毎の空き領域が閾値Th0,Th1に達したか否かによって、転送量Trs0,Trs1を増減する転送量調整回路5と、を有することを特徴とするデータ転送装置が提供される。
【0013】
このようなデータ転送装置によれば、複数のリソース7a,7b毎に設けたバッファ3a,3bの空き領域が、閾値レジスタ4a,4bに設定された閾値Th0,Th1に達したか否かによって、記憶装置1からリソース7a,7bに転送するデータDat0,Dat1の転送量Trs0,Trs1を増減する。よって、記憶装置1から複数のリソース7a,7bへのデータDat0,Dat1の転送効率を高める。
【0014】
また、上記課題を解決するために、データの転送を調停するデータ転送装置において、複数のリソースが共有するデータが記憶される記憶装置と、前記データを転送優先度の高い前記リソースに指示される転送量に従って転送する転送調停回路と、前記リソース毎に設けられ、前記転送調停回路から転送される前記データを一時格納して出力するバッファと、前記バッファ毎の過去の空き領域を記憶し、前記過去の空き領域の統計に基づいて、次に前記データが転送されたときの前記バッファ毎の空き領域を予測し、前記転送量を増減する転送量調整回路と、を有することを特徴とするデータ転送装置が提供される。
【0015】
このようなデータ転送装置よれば、複数のリソース毎に設けたバッファの過去の空き領域を記憶し、過去の空き領域の統計に基づいて、次にデータが転送されたときのバッファ毎の空き領域を予測し、転送量を増減する。よって、記憶装置1から複数のリソース7a,7bへのデータDat0,Dat1の転送効率を高める。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。本発明のデータ転送装置は、例えばデジタルカメラなどに適用される。デジタルカメラの画像データを撮り込むリソース、撮り込んだ画像データの補間処理を行うリソース等は、1つの記憶装置でデータを共有し、パイプライン処理を行う。データ転送装置は、記憶装置に記憶されたデータを優先度の高いリソースに効率よく転送する。
【0017】
図1は、第1の実施の形態に係るデータ転送装置の回路図である。図に示すように、データ転送装置は、記憶装置1、転送調停回路2、バッファ3a,3b、閾値レジスタ4a,4b、転送量調整回路5、及びリソース7a,7bを有している。図に示す転送CH0は、リソース7aにデータDat0を転送するための回路の集まりを示し、バッファ3a、閾値レジスタ4a、及び制御回路6aを有している。転送CH1は、リソース7bにデータDat1を転送するための回路の集まりを示し、バッファ3b、閾値レジスタ4b、及び制御回路6bを有している。
【0018】
記憶装置1は、リソース7a,7bが共有するデータDat0,Dat1が記憶される。記憶装置1は、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)などである。
【0019】
転送調停回路2は、制御回路6a,6bから出力されるリクエスト信号Req0,Req1を受け付けると、データ転送すべき優先度の高いリソース7a,7bを判定する。転送調停回路2は、優先度の高いリソース7a,7bを判定すると、そのリソース7a,7bに対応する転送CH0,CH1の制御回路6a,6bに、応答信号Ack0,Ack1を出力する。転送調停回路2は、転送量調整回路5から出力されている転送量Trs0,Trs1に従って、応答信号Ack0,Ack1を出力した転送CH0,CH1のバッファ3a,3bに、記憶装置1に記憶されていたデータDat0,Dat1を出力する。
【0020】
転送量Trs0,Trs1は、転送調停回路2が、1回のリクエスト信号Req0,Req1に応じて転送するデータDat0,Dat1の転送量であり、記憶装置1のアドレスの大きさで示される。例えば、転送量Trs0の値が‘8’であれば、転送調停回路2は、1回の転送で、記憶装置1の8アドレス分のデータDat0をバッファ3aに出力する。
【0021】
なお、優先度の高いリソースにデータアクセスを集中させない分散方法として、ラウンドロビンがある。
バッファ3a,3bは、リソース7a,7bの各々に設けられている。バッファ3aは、転送調停回路2から転送されるデータDat0を一時格納して、リソース7aに出力する。バッファ3bは、転送調停回路2から転送されるデータDat1を一時格納して、リソース7bに出力する。バッファ3a,3bは、FIFO方式によって、データDat0,Dat1を格納し、出力する。また、バッファ3a,3bは、空き領域の大きさを示す空サイズSiz0,Siz1を転送量調整回路5、制御回路6a,6bに出力する。
【0022】
閾値レジスタ4a,4bには、転送量調整回路5がバッファ3a,3bの空サイズSiz0,Siz1と大小比較するための閾値Th0,Th1(バッファ3a,3bの領域に関する値)が設定される。
【0023】
転送量調整回路5は、バッファ3a,3b毎において、空サイズSiz0,Siz1が閾値レジスタ4a,4bに設定されている閾値Th0,Th1以上か否かを判定し、転送調停回路2に出力している転送量Trs0,Trs1を増減する。具体的には、バッファ3aの空サイズSiz0が閾値Th0以上である場合、転送量調整回路5は転送量Trs0を増加する。バッファ3aの空サイズSiz0が、閾値Th0以上の状態から、閾値Th0より小さい値となった場合、転送量調整回路5は、転送量Trs0を増加した前の値に低減する。すなわち、転送量調整回路5は、バッファ3a、3bの空サイズSiz0,Siz1が、閾値Th0,Th1以上になると、転送調停回路2のデータDat0,Dat1の転送量Trs1,Trs1を増加させ、バッファ3a,3bの空サイズSiz0,Siz1が小さくなるようにする。
【0024】
図2は、図1の転送量調整回路の具体的な回路図である。図に示すように、転送量調整回路5は、減算回路11a,11b、負検出回路12a,12b、及び選択回路13a,13bを有している。
【0025】
減算回路11aには、閾値Th0、空サイズSiz0が入力される。減算回路11aは、閾値Th0から空サイズSiz0を減算し、その結果を負検出回路12aに出力する。減算回路11bには、閾値Th1、空サイズSiz1が入力される。減算回路11bも減算回路11aと同様にして、閾値Th1から空サイズSiz1を減算し、その結果を負検出回路12bに出力する。
【0026】
負検出回路12a,12bは、減算回路11a,11bから出力された減算結果の正負を検出し選択回路13a,13bに出力する。
選択回路13aには、転送量Trs0となる値‘8’、‘16’が入力されている。選択回路13aは、負検出回路12aの検出結果に応じて、入力されている‘8’、‘16’を選択し、転送量Trs0として出力する。具体的には、負検出回路12aから負の検出結果が出力された場合、すなわち、バッファ3aの空サイズSiz0が閾値Th0以上の場合、選択回路13aは、‘16’を転送量Trs0として出力する。負検出回路12aから正の検出結果が出力された場合、すなわち、バッファ3aの空サイズSiz0が閾値Th0より小さかった場合、選択回路13aは、‘8’を転送量Trs0として出力する。
【0027】
図1の説明に戻る。制御回路6a,6bは、転送調停回路2にデータDat0,Dat1の転送要求を行うためのリクエスト信号Req0,Req1を出力する。制御回路6a,6bは、応答信号Ack0,Ack1を受信することにより、データDat0,Dat1がバッファ3a,3bに転送されることを認識する。
【0028】
制御回路6a,6bは、バッファ3a,3bの空サイズSiz0,Siz1の大きさによって、リクエスト信号Req0,Req1を出力する。例えば、空サイズSiz0,Siz1が所定の値より大きくなったとき、リクエスト信号Req0,Req1を出力する。または、制御回路6a,6bは、一定時間毎にリクエスト信号Req0,Req1を出力するようにしてもよい。
【0029】
リソース7a,7bは、共有するデータDat0,Dat1をパイプライン処理する。記憶装置1に記憶されているデータDat0,Dat1は、バッファ3a,3bに一時格納され、リソース7a,7bは、バッファ3a,3bに一時格納されたデータDat0,Dat1を受け取って処理を行う。
【0030】
以下、図1の動作についてタイミングチャートを用いて説明する。図1において、リソース7aの転送優先度はリソース7bより大きいとする。図3は、図1のデータ転送装置の動作を説明するタイミングチャートである。図3に示すTh0の‘1Ah’(h:16進数であることを示す)は、閾値レジスタ4aに設定されている値を示している。Req0、Ack0は、リクエスト信号Req0、応答信号Ack0のタイミング波形を示している。Siz0の‘18h’,‘19h’,…‘0Eh’は、バッファ3aの空サイズSiz0の変化を示している。Trs0は、データDat0の転送量Trs0の変化を示している。
【0031】
バッファ3aは、図3に示すように、一時格納したデータDat0をリソース7aに1つずつ出力する。よって、バッファ3aの空サイズSiz0は、‘18h’,‘19h’,…と1ずつ増加していく。
【0032】
バッファ3aの空サイズSiz0は、転送量調整回路5に出力されている。転送量調整回路5は、バッファ3aの空サイズSiz0が、閾値レジスタ4aに設定されている閾値Th0以上か否かを判定する。
【0033】
閾値レジスタ4aに設定されている閾値Th0は、図3に示すように‘1Ah’である。従って、空サイズSiz0が‘1Ah’以上になると、転送量調整回路5は、転送量Trs0を‘8’(8アドレス分転送)から‘16’(16アドレス分転送)に増加する。
【0034】
制御回路6a,6bが、転送調停回路2にリクエスト信号Req0,Req1を出力したとする。転送調停回路2は、リクエスト信号Req0,Req1を受け、リソース7a,7bの優先度の高低を判定し、応答信号Ack0,Ack1を出力する。ここでは、リソース7aの優先度が高いと仮定しているので、転送調停回路2は、リソース7aに対応する転送CH0の制御回路6aに、図3に示すよう応答信号Ack0を出力する。そして、転送調停回路2は、転送量Trs0に従って、データDat0をバッファ3aに出力する。
【0035】
このときの転送量Trs0は、図3に示すように、‘16’である。従って、転送調停回路2は、記憶装置1の16アドレス分のデータDat0をバッファ3aに出力する。
【0036】
バッファ3aは、16アドレス分のデータDat0が、記憶装置1から転送されたことにより、その空サイズSiz0は、‘1Ch’から‘0Dh’となる。
転送量調整回路5は、空サイズSiz0が、閾値Th0の‘1Ah’より小さい‘0Ch’になったことから、‘8’の転送量Trs0を出力する。
【0037】
同様に、転送CH1においても、バッファ3bの空サイズSiz1が閾値Th1に達したか否かによって、転送量調整回路5は、転送量Trs1を増減する。そして、制御回路6bがリクエスト信号Req1を出力して、応答信号Ack1が帰ってきたら、転送量Trs1のデータDat1がバッファ3bに転送される。
【0038】
このように、リソース7a,7bに設けたバッファ3a,3bの空サイズSiz0,Siz1が、閾値レジスタ4a,4bに設定された閾値Th0,Th1以上か否かによって、記憶装置1からリソース7a,7bに転送するデータDat0,Dat1の転送量Trs0,Trs1を増減するようにした。これにより、記憶装置1からリソース7a,7bへのデータ転送の効率を高めることができる。
【0039】
なお、上記では、バッファ3a,3bの空サイズSiz0,Siz1が、閾値Th0,Th1以上か否かによって、転送量Trs0,Trs1を増減するようにしたが、バッファ3a,3bに一時格納されるデータDat0,Dat1が、閾値レジスタ4a,4bに設定される値以上か否かによって、転送量Trs0,Trs1を増減するようにしてもよい。
【0040】
また、優先度の高いリソース7aの転送量Trs0が増加した場合、優先度の低いリソース7bの転送量Trs1を増加させないようにして、データ転送の効率を高めることもできる。図4は、転送量調整回路の回路図の他の例である。図3では、図2に示した負検出回路12a,12bの検出結果を、AND回路14でAND演算して選択回路13bに出力する。例えば、図3において、負検出回路12a,12bから共に、負の検出結果を示すH状態が出力された場合、AND回路14は、L状態を出力する。選択回路13aは、負検出回路12aのH状態より、‘16’を転送量Trs0として出力し、選択回路13bは、AND回路14のL状態より、‘8’を転送量Trs1として出力する。このようにして、優先度の低いリソース7bの転送量Trs1を増加させないようにする。
【0041】
なお、リソースの数は2以上であってもよく、この場合、各リソースに対して図1の転送CH0,CH1,…を具備するようにすればよい。
次に本発明の第2の実施の形態について説明する。図5は、第2の実施の形態に係るデータ転送装置の回路図である。図に示すように、データ転送装置は、記憶装置21、転送調停回路22、バッファ23a,23b、閾値レジスタ24aa,24ba、転送UPマスクレジスタ24ab,24bb、転送DN要求レジスタ24ac,24bc、転送量調整回路25、制御回路26a,26b、及びリソース27a,27bを有している。図に示す転送CH0は、リソース27aにデータDat0を転送するための回路の集まりを示し、バッファ23a、閾値レジスタ24aa、転送UPマスクレジスタ24ab、転送DN要求レジスタ24ac、及び制御回路26aを有している。転送CH1は、リソース27bにデータDat1を転送するための回路の集まりを示し、バッファ23b、閾値レジスタ24ba、転送UPマスクレジスタ24bb、転送DN要求レジスタ24bc、及び制御回路26bを有している。なお、図5に示す記憶装置21、転送調停回路22、バッファ23a,23b、制御回路26a,26b、及びリソース27a,27bは、図1で示した記憶装置1、転送調停回路2、バッファ3a,3b、制御回路6a,6b、及びリソース7a,7bと同様であり、その説明を省略する。
【0042】
閾値レジスタ24aa,24baには、転送量調整回路25がバッファ23a,23bの空サイズSiz0,Siz1と大小比較するための、バッファ23a,23bの領域に関する閾値Th0,Th1が設定される。転送UPマスクレジスタ24ab,24bbには、転送量調整回路25がバッファ23a,23bの空サイズSiz0,Siz1と大小比較するための、バッファ23a,23bの領域に関するUPマスク値Mask0,Mask1が設定される。転送DN要求レジスタ24ac,24bcには、転送量調整回路25がバッファ23a,23bの空サイズSiz0,Siz1と大小比較するための、バッファ23a,23bの領域に関するDN要求値Reqdn0,Reqdn1が設定される。閾値Th0<UPマスク値Mask0<DN要求値Reqdn0、閾値Th1<UPマスク値Mask1<DN要求値Reqdn1の関係がある。
【0043】
転送量調整回路25は、バッファ23a,23b毎において、空サイズSiz0,Siz1が、閾値Th0,Th1以上か否かを判定し、転送量Trs0,Trs1を増減する。具体的には、バッファ23aの空サイズSiz0が、閾値Th0以上の場合、転送量調整回路25は、転送量Trs0を増加する。バッファ23aの空サイズSiz0が、閾値Th0以上の状態から、閾値Th0より小さい値となった場合、転送量調整回路25は、転送量Trs0を増加した前の値に低減する。すなわち、転送量調整回路25は、バッファ23a、23bの空サイズSiz0,Siz1が、閾値Th0,Th1以上になると、転送調停回路22のデータDat0,Dat1の転送量Trs1,Trs0を増加させ、バッファ23a,23bの空サイズSiz0,Siz1が小さくなるようにする。
【0044】
また、転送量調整回路25は、バッファ23a,23b毎において、空サイズSiz0,Siz1が、UPマスク値Mask0,Mask1以上か否かを判定し、優先度の低いリソース27a,27bにおけるデータDat0,Dat1の転送量Trs0,Trs1を増加しないようにする(変更(増減)しないようにする)。具体的には、リソース27aのデータ転送の優先度がリソース27bより高い場合において、バッファ23aの空サイズSiz0が、UPマスク値Mask0以上のとき、バッファ23aの空サイズSiz1が、閾値Th1以上になっても、転送量Trs1を増加しない。すなわち、優先度の高いリソース27a,27bにおけるバッファ23a,23bの空サイズSiz0,Siz1が、UPマスク値Mask0,Mask1以上となった場合、他方の優先度の低いリソース27a,27bのデータDat0,Dat1の転送量Trs0,Trs1を増加しないようにする。
【0045】
さらに、転送量調整回路25は、バッファ23a,23b毎において、空サイズSiz0,Siz1が、DN要求値Reqdn0,Reqdn1以上か否かを判定し、優先度の低いリソース27a,27bにおけるデータDat0,Dat1の転送量Trs0,Trs1を低減する。具体的には、リソース27aのデータ転送の優先度がリソース27bより高い場合において、バッファ23aの空サイズSiz0が、DN要求値Reqdn0以上のとき、優先度の低いリソース27bにおける転送量Trs1を低減する。すなわち、優先度の高いリソース27a,27bにおけるバッファ23a,23bの空サイズSiz0,Siz1が、DN要求値Reqdn0,Reqdn1以上となった場合、他方の優先度の低いリソース27a,27bのデータDat0,Dat1の転送量Trs0,Trs1を低減する。
【0046】
ところで、上述したように、閾値Th0<UPマスク値Mask0、閾値Th1<UPマスク値Mask1の関係がある。よって、優先度の高いリソースのバッファの空サイズが閾値より大きく、さらにUPマスク値より大きい場合に、優先度の低いリソースにおけるバッファへの転送量の増加が禁止される。すなわち、優先度の低いリソースのデータ転送時間が抑制され、この転送時間が抑制された分、優先度の高いリソースへのデータ転送に割り振られ、記憶装置からリソースへのデータ転送効率をより高める。
【0047】
また、UPマスク値Mask0<DN要求値Reqdn0、UPマスク値Mask1<DN要求値Reqdn0の関係がある。よって、優先度の高いリソースのバッファの空サイズがUPマスク値より大きく、さらにDN要求値より大きい場合に、優先度の低いリソースにおけるバッファへの転送量が低減される。すなわち、優先度の低いリソースの転送時間が低減され、この転送時間が低減された分、優先度の高いリソースへのデータ転送に割り振られ、記憶装置からリソースへのデータ転送効率をより高める。
【0048】
以下、図5の動作についてタイミングチャートを用いて説明する。図5において、リソース27aの転送優先度はリソース27bより大きいとする。また、閾値レジスタ24aaには、閾値Th0として‘1Ah’が設定されているとする。転送UPマスクレジスタ24abには、UPマスク値Mask0として‘1Eh’が設定されているとする。転送DN要求レジスタ24acには、DN要求値Reqdn0として‘20h’が設定されている。閾値レジスタ24baには、閾値Th1として‘4Ah’が設定されているとする。転送UPマスクレジスタ24bbには、UPマスク値Mask1として‘4Eh’が設定されているとする。
【0049】
図6は、図5のデータ転送装置の動作を説明するタイミングチャートである。図に示すように、Siz0の‘18h’,‘19h’,…は、バッファ23aの空サイズSiz0の変化を示している。転送UP0は、空サイズSiz0が、閾値Th0以上になったときのタイミングを示している。Trs0は、転送量調整回路25が転送調停回路22に指示するデータDat0の転送量Trs0を示している。また、Siz1の‘43h’,‘44h’,…は、バッファ23bの空サイズSiz1の変化を示している。転送UP1は、空サイズSiz1が、UPマスク値Mask1以上になったときのタイミングを示している。転送DN1は、空サイズSiz0が、DN要求値Reqdn1より大きくなったときのタイミングを示している。Trs1は、転送量調整回路25が転送調停回路22に指示するデータDat1の転送量Trs0を示している。
【0050】
図6に示すように、バッファ3aの空サイズSiz0が、閾値Th0である‘1Ah’以上になると、転送量調整回路25は、転送量Trs0を‘8’(8アドレス分転送)から‘16’(16アドレス分転送)に増加させる。よって、転送調停回路22は、データDat0を転送するとき、記憶装置21の16アドレス分転送することとなる。
【0051】
バッファ3aの空サイズSiz0が、UPマスク値Mask0である‘1Eh’以上になると、転送量調整回路25は、バッファ3bの空サイズSiz1が、閾値Th1である‘4Ah’以上になっても、転送量Trs1を増加しない。
【0052】
バッファ3aの空サイズSiz0が、DN要求値Reqdn0である‘20h’以上になると、転送量調整回路25は、転送量Trs1を‘8’(8アドレス分転送)から‘4’(4アドレス分転送)に低減する。よって、転送調停回路22は、データDat1を転送するとき、記憶装置21の8アドレス分転送することとなる。
【0053】
このように、リソース27a,27bに設けたバッファ23a,23bの空サイズSiz0,Siz1が、閾値レジスタ24aa,24baに設定された閾値Th0,Th1以上か否かによって、記憶装置21からリソース27a,27bに転送するデータDat0,Dat1の転送量Trs0,Trs1を増減するようにした。これにより、記憶装置21からリソース27a,27bへのデータの転送効率を高めることができる。
【0054】
また、バッファ23a,23bの空サイズSiz0,Siz1がさらに大きくなり、転送UPマスクレジスタ24ab,24bbに設定されたUPマスク値Mask0,Mask1以上になると、優先度の低いリソース27a,27bにおけるデータDat0,Dat1の転送量Trs0,Trs1を増加(変更)させないようにした。これにより、優先度の低いリソースの転送時間が抑制される分、優先度の高いリソースへのデータ転送に割り振られ、記憶装置21からリソース27a,27bへのデータの転送効率を高めることができる。
【0055】
さらに、バッファ23a,23bの空サイズSiz0,Siz1が大きくなり、転送DN要求レジスタ24ac,24bcに設定されたDN要求値Reqdn0,Reqdn1以上になると、優先度の低いリソース27a,27bにおけるデータDat0,Dat1の転送量Trs0,Trs1を低減するようにした。これにより、優先度の低いリソースの転送時間が低減される分、優先度の高いリソースへのデータの転送に割り振られ、記憶装置21からリソース27a,27bへのデータの転送効率を高めることができる。
【0056】
なお、閾値Th0をUPマスク値Mask0、閾値Th1をUPマスク値Mask1としてもよい。すなわち、閾値レジスタ24aa,24bbに設定される閾値Th0,Th1によって、転送量Trs0,Trs1を増加(変更)するか否かを判定するようにする。これにより、転送UPマスクレジスタ24ab,24bbは不要となり、コストを低減することができる。
【0057】
また、閾値Th0をDN要求値Reqdn0、閾値Th1をDN要求値Reqdn1としてもよい。すなわち、閾値レジスタ24aa,24bbに設定される閾値Th0,Th1によって、転送量Trs0,Trs1を低減するか否かを判定するようにする。これにより、転送DN要求レジスタ24ab,24bbは不要となり、コストを低減することができる。
【0058】
また、複数の閾値レジスタ24aa,24baを複数設け、複数の閾値と空サイズSiz0,Siz1とを比較するようにし、空サイズSiz0,Siz1が、複数の閾値以上になる毎に、段階的に転送量Trs0,Trs1を増減するようにしてもよい。これにより、記憶装置21からリソース27a,27bへのデータの転送効率をより高めることができる。
【0059】
また、閾値レジスタ24aa,24ba、転送UPマスクレジスタ24ab,24bb、及び転送DN要求レジスタ24ac,24bcのそれぞれを1つにして、1つの閾値、UPマスク値、及びDN要求値で、各バッファ23a,23bの空サイズSiz0,Siz1と比較するようにしてもよい。すなわち、各バッファにおいて、閾値、UPマスク値、及びDN要求値を共通にすることにより、閾値レジスタ、転送UPマスクレジスタ、及び転送DN要求レジスタが1つで済み、コストを低減することができる。
【0060】
さらに、転送量調整回路25の動作を、例えばCPUなどの制御装置によって、データを高い転送効率で転送する場合には活性化し、高い転送効率で転送する必要がない場合には非活性化することにより、消費電力を低減することができる。
【0061】
なお、リソースの数は2以上であってもよく、この場合、各リソースに対して図1の転送CH0,CH1,…を具備するようにすればよい。
次に本発明の第3の実施の形態について説明する。図7は、第3の実施の形態に係るデータ転送装置の回路図である。図に示すように、データ転送装置は、記憶装置31、転送調停回路32、バッファ33a,33b、転送量調整回路34a,34b、制御回路35a,35b、及びリソース36a,36bを有している。図に示す転送CH0は、リソース36aにデータDat0を転送するための回路の集まりを示し、バッファ33a、制御回路35aを有している。転送CH1は、リソース36bにデータDat1を転送するための回路の集まりを示し、バッファ33b、制御回路35bを有している。なお、図7に示す記憶装置31、転送調停回路32、バッファ33a,33b、制御回路35a,35b、及びリソース36a,36bは、図1で示した記憶装置1、転送調停回路2、バッファ3a,3b、制御回路6a,6b、リソース7a,7bと同様であり、その説明を省略する。
【0062】
第3の実施の形態では、転送量調整回路34a,34bは、バッファ33a,33bの過去の空サイズSiz0,Siz1を記憶し、その記憶した空サイズSiz0,Siz1の統計に基づいて、次にデータDat0,Dat1の転送が行われるときのバッファ33a,33bの空サイズSiz0,Siz1を予測する。そして、転送量調整回路34a,34bは、予測した空サイズSiz0,Siz1に基づいて転送量Trs0,Trs1を増減する。
【0063】
転送量調整回路34aは、前回データDat0の転送が行われたときのバッファ33aの空サイズSiz0と、現在行われたデータDat0の転送が行われたときのバッファ33aの空サイズSiz0との差分をとり、内蔵する記憶装置に記憶していく。転送量調整回路34aは、記憶していた過去の差分の傾きから、次にデータが転送されたときのバッファの空き領域を予測して転送量Trs0を増減する。転送量調整回路34bも転送量調整回路34aと同様にして、バッファ33bの空サイズSiz1を予測して転送量Trs1を増減する。図8は、転送量調整回路の回路図である。図に示すように、転送量調整回路34aは、ラッチ回路41、差分回路42、記憶装置43、傾き予測回路44、及び制御回路45を有している。
【0064】
ラッチ回路41には、空サイズSiz0、応答信号Ack0が入力されている。ラッチ回路41は、応答信号Ack0が入力されると、保持していた前回の転送時における空サイズSiz0を差分回路42に出力し、現在入力されている空サイズSiz0を保持する。
【0065】
差分回路42には、現在の空サイズSiz0と、ラッチ回路41に保持された前回の空サイズSiz0が入力されている。差分回路42は、入力されている現在の空サイズSiz0と前回の空サイズSiz0との差分をとり、記憶装置43に記憶する。
【0066】
記憶装置43は、差分回路42から出力された空サイズSiz0の差分値を複数回分に渡って記憶する。記憶装置43は、応答信号Ack0に同期して差分回路42から出力される空サイズSiz0の差分値を記憶する。また、記憶装置43は、制御回路45の指示に応じて、記憶していた空サイズSiz0の差分値を傾き予測回路44に出力する。
【0067】
傾き予測回路44は、記憶装置43に記憶されていた空サイズSiz0の差分値の傾きに応じて、次回データDat0転送が行われたときのバッファ33aの空サイズSiz0を予測する。図9は、記憶装置に記憶された空サイズの差分値のグラフである。図に示すグラフの横軸は時間を示し、縦軸は空サイズSiz0の差分値を示している。また、図に示す‘○’は、記憶装置43に記憶された空サイズSiz0の差分値である。図中において、‘○’が右に行くほど空サイズSiz0の差分値は過去ものとなる。
【0068】
図9において、空サイズSiz0の差分値は、増加の傾向にある。傾き予測回路44は、記憶装置43に記憶されている空サイズの差分値の増加する傾きに応じて、次回データDat0の転送が行われたときのバッファ33aの空サイズSiz0が増加することを予測する。
【0069】
制御回路45は、傾き予測回路44によるバッファ33aの空サイズSiz0の予測に基づいて、データDat0の転送量Trs0を増減する。制御回路45には、応答信号Ack0が入力され、応答信号Ack0に同期して、転送量Trs0を増減する。
【0070】
図9において、傾き予測回路44は、バッファ33aの空サイズSiz0が増加することを予測するので、制御回路45は、データDat0の転送量を増加する。
【0071】
なお、転送量調整回路34bは、図8で示す転送量調整回路34aと同じ構成を有し、その説明を省略する。
以下、図7の動作について説明する。図7において、リソース36aの転送優先度はリソース36bより大きいとする。制御回路35a,35bが、転送調停回路32にリクエスト信号Req0,Req1を出力したとする。転送調停回路32は、リクエスト信号Req0,Req1を受けて、リソース36a,36bの優先度を判定する。ここでは、リソース36aの優先度が高いので、転送調停回路32は、制御回路35aに応答信号Ack0を出力する。そして、転送調停回路32は、転送量調整回路34aから出力されている転送量Trs0に従って、データDat0をバッファ33aに出力する。
【0072】
転送量調整回路34aは、応答信号Ack0を受けて、バッファ33aから出力されている現在の空サイズSiz0と、前回の転送におけるバッファ33aの空サイズSiz0との差分をとり、図8で示したように、空サイズSiz0の差分値を記憶装置43に記憶する。
【0073】
転送量調整回路34aの傾き予測回路44は、記憶装置43に記憶されている空サイズSiz0の差分値の傾きから、次回データDat0が転送されたときのバッファ33aの空サイズSiz0を予測する。転送量調整回路34aの制御回路45は、傾き予測回路44が、空サイズSiz0が増加すると予測したならば転送量Trs0を増加し、低減すると予測したならば転送量Trs0を低減する。
【0074】
このように、バッファ33a,33bにおいて、過去の空サイズSiz0,Siz1を記憶し、記憶した空サイズSiz0,Siz1の統計に基づいて、次にデータDat0,Dat1が転送されたときのバッファ33a,33bの空き領域を予測し、転送量を増減するようにした。これにより、記憶装置31からリソース36a,36bへのデータの転送効率を高めることができる。
【0075】
なお、転送量調整回路34a,34bの動作を、例えばCPUなどの制御装置によって、データを高い転送効率で転送する場合には活性化し、高い転送効率で転送する必要がない場合には非活性化することにより、消費電力を低減することができる。
【0076】
また、リソースの数は2以上であってもよく、この場合、各リソースに対して図7の転送CH0,CH1,…を具備するようにすればよい。
次に本発明の第4の実施の形態について説明する。図10は、第4の実施の形態に係るデータ転送装置の回路図である。図に示すように、データ転送装置は、記憶装置51、転送調停回路52、バッファ53a,53b、転送量調整回路54a,54b、CH間調停回路55、制御回路56a,56b、及びリソース57a,57bを有している。図に示す転送CH0は、リソース57aにデータDat0を転送するための回路の集まりを示し、バッファ53a、制御回路56aを有している。転送CH1は、リソース57bにデータDat1を転送するための回路の集まりを示し、バッファ53b、制御回路56bを有している。なお、図10に示す記憶装置51、バッファ53a,53b、制御回路56a,56b、及びリソース57a、57bは、図7で示した記憶装置31、バッファ33a,33b、制御回路35a,35b、及びリソース36a,36bと同様であり、その説明を省略する。
【0077】
第4の実施の形態では、CH間調停回路55が、リソース57a,57bの優先度を変更する。CH間調停回路55は、リソース57a,57bの予め設定されている固定された優先度に、転送量調整回路54a,54bが算出する優先度を加算及び減算してリソース57a,57bの優先度を変更する。
【0078】
転送量調整回路54a,54bは、図7の転送量調整回路34a,34bと同様の機能を有し、さらに、バッファ53a,53bの空サイズSiz0,Siz1の差分値の傾きから、加減する優先度を算出する機能を有する。例えば、転送量調整回路54aは、空サイズSiz0の差分値の傾きが増加するようであれば、バッファ53aの空サイズSiz0が増加すると予測し、リソース57aの固定された優先度に、所定の優先度を加算する。
【0079】
転送調停回路52は、CH間調停回路55の優先度に基づいて、転送すべきリソース57a,57bを判定する。
また、CH間調停回路55は、リソース57a,57bの優先度が、設定された所定の値以上になったとき、そのリソース57a,57bにおけるデータDat0,Dat1の転送量Trs0,Trs1を増加させる。また、設定された所定の値は複数設けられ、CH間調停回路55は、リソース57a,57bの優先度が、複数設けられた所定の値以上になる度に、段階的に転送量Trs0,Trs1を増加させる。
【0080】
以下、図10の動作について説明する。なお、転送量Trs0は、リソース57aの優先度が‘3’以上にならなければ増加されないとする。また、転送量Trs0は、リソース57aの優先度が‘4’以上で、記憶装置51の8アドレス分まで増加可能とする。さらに、転送量Trs0は、リソース57aの優先度が‘5’以上で、記憶装置51の10アドレス分まで増加可能とする。
【0081】
CH間調停回路55は、リソース57a,57bの予め設定されている固定された優先度に、転送量調整回路54a,54bが算出する優先度を加算及び減算する。
【0082】
CH間調停回路55は、加算及び減算したリソース57aの優先度が‘1’〜‘3’であれば、転送量調整回路54aが出力する転送量Trs0を増加させないようにする。
【0083】
CH間調停回路55は、リソース57aの優先度が‘4’以上に変更されれば、転送量調整回路54aが出力する転送量Trs0を記憶装置51の8アドレス分まで増加可能とする。
【0084】
CH間調停回路55は、リソース57aの優先度が‘5’以上に変更されれば、転送量調整回路54aが出力する転送量Trs0を記憶装置51の10アドレス分まで増加可能とする。
【0085】
このように、CH間調停回路55によって、リソース57a,57bの優先度を変更し、優先度が所定の値に段階的に達することによって、転送量Trs0,Trs1の増減幅を変更するようにした。これにより、記憶装置51からリソース57a,57bへのデータの転送効率を高めることができる。
【0086】
なお、転送量調整回路54a,54bの動作を、例えばCPUなどの制御装置によって、データを高い転送効率で転送する場合には活性化し、高い転送効率で転送する必要がない場合には非活性化することにより、消費電力を低減することができる。
【0087】
また、リソースの数は2以上であってもよく、この場合、各リソースに対して図7の転送CH0,CH1,…を具備するようにすればよい。
(付記1) データ転送を調停するデータ転送装置において、
複数のリソースが共有するデータが記憶される記憶装置と、
前記データを転送優先度の高い前記リソースに指示される転送量に従って転送する転送調停回路と、
前記リソース毎に設けられ、前記転送調停回路から転送される前記データを一時格納して出力するバッファと、
前記バッファ毎の領域に関する閾値が設定される閾値レジスタと、
前記バッファ毎の空き領域が前記閾値に達したか否かによって、前記転送量を増減する転送量調整回路と、
を有することを特徴とするデータ転送装置。
【0088】
(付記2) 前記転送量調整回路は、前記バッファ毎に一時格納された前記データが前記閾値に達したか否かによって、前記転送量を増減することを特徴とする付記1記載のデータ転送装置。
【0089】
(付記3) 転送量増減禁止閾値が設定される増減禁止レジスタをさらに有し、
前記転送量調整回路は、前記バッファ毎の空き領域が前記転送量増減禁止閾値に達した場合、他の転送優先度の低い前記リソースにおける前記転送量を増減しないことを特徴とする付記1記載のデータ転送装置。
【0090】
(付記4) 転送量低減要求閾値が設定される低減要求レジスタをさらに有し、
前記転送量調整回路は、前記バッファ毎の空き領域が前記転送量低減要求閾値に達した場合、他の転送優先度の低い前記リソースにおける前記転送量を低減することを特徴とする付記1記載のデータ転送装置。
【0091】
(付記5) 前記転送量調整回路は、前記バッファ毎の空き領域が前記閾値に達した場合、他の転送優先度の低い前記リソースにおける前記転送量を増減しないことを特徴とする付記1記載のデータ転送装置。
【0092】
(付記6) 前記転送量調整回路は、前記バッファ毎の空き領域が前記閾値に達した場合、他の転送優先度の低い前記リソースにおける前記転送量を低減することを特徴とする付記1記載のデータ転送装置。
【0093】
(付記7) 前記閾値は、前記閾値レジスタに複数設定され、
前記転送量調整回路は、前記空き領域が前記複数の閾値に達する毎に、段階的に前記転送量を増減することを特徴とする付記1記載のデータ転送装置。
【0094】
(付記8) 転送量調整回路は、選択信号によって活性化及び非活性化されることを特徴とする付記1記載のデータ転送装置。
(付記9) 前記閾値は、前記バッファのすべての空き領域で共通であることを特徴とする付記1記載のデータ転送装置。
【0095】
(付記10) 前記転送量増減禁止閾値は、前記バッファのすべての空き領域で共通であることを特徴とする付記3記載のデータ転送装置。
(付記11) 前記転送量低減要求閾値は、前記バッファのすべての空き領域で共通であることを特徴とする付記4記載のデータ転送装置。
【0096】
(付記12) データ転送を調停するデータ転送装置において、
複数のリソースが共有するデータが記憶される記憶装置と、
前記データを転送優先度の高い前記リソースに指示される転送量に従って転送する転送調停回路と、
前記リソース毎に設けられ、前記転送調停回路から転送される前記データを一時格納して出力するバッファと、
前記バッファ毎の過去の空き領域を記憶し、前記過去の空き領域の統計に基づいて、次に前記データが転送されたときの前記バッファ毎の空き領域を予測し、前記転送量を増減する転送量調整回路と、
を有することを特徴とするデータ転送装置。
【0097】
(付記13) 前記転送量調整回路は、現在の空き領域と前回前記データの転送が行われたときの空き領域との差分を記憶していき、前記記憶された差分の傾きから次に前記データが転送されたときの前記バッファ毎の空き領域を予測することを特徴とする付記12記載のデータ転送装置。
【0098】
(付記14) 前記複数のリソースの転送優先度を前記バッファ毎の空き領域に基づいて変更する転送間調停回路を有することを特徴とする付記12記載のデータ転送装置。
【0099】
(付記15) 前記転送量調整回路は、変更された前記転送優先度に基づいて、前記転送量の増減を行うことを特徴とする付記14記載のデータ転送装置。
(付記16) 前記転送量調整回路は、選択信号によって活性化及び非活性化されることを特徴とする付記12記載のデータ転送装置。
【0100】
【発明の効果】
以上説明したように本発明では、複数のリソース毎に設けたバッファの空き領域が、閾値レジスタに設定された閾値に達したか否かによって、記憶装置からリソースに転送するデータの転送量を増減するようにした。これにより、記憶装置から複数のリソースへのデータの転送効率を高めることができる。
【0101】
また本発明では、複数のリソース毎に設けたバッファの過去の空き領域を記憶し、記憶した過去の空き領域の統計に基づいて、次にデータが転送されたときのバッファ毎の空き領域を予測し、転送量を増減するようにした。これにより、記憶装置から複数のリソースへのデータの転送効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るデータ転送装置の回路図である。
【図2】図1の転送量調整回路の具体的な回路図である。
【図3】図1のデータ転送装置の動作を説明するタイミングチャートである。
【図4】転送量調整回路の回路図の他の例である。
【図5】第2の実施の形態に係るデータ転送装置の回路図である。
【図6】図5のデータ転送装置の動作を説明するタイミングチャートである。
【図7】第3の実施の形態に係るデータ転送装置の回路図である。
【図8】転送量調整回路の回路図である。
【図9】記憶装置に記憶された空サイズの差分値のグラフである。
【図10】第4の実施の形態に係るデータ転送装置の回路図である。
【図11】従来のデータ転送装置の回路図である。
【図12】図11のデータ転送装置の動作を説明するタイミングチャートである。
【符号の説明】
1,21,31,43,51 記憶装置
2,22,32,52 転送調停回路
3a,3b,23a,23b,33a,33b,53a,53b バッファ
4a,4b,24aa,24ba 閾値レジスタ
5,25,34a,34b,54a,54b 転送量調整回路
6a,6b,26a,26b,35a,35b,45,56a,56b 制御回路
7a,7b,27a,27b,36a,36b,57a,57b リソース
24ab,24bb 転送UPマスクレジスタ
24ac,24bc 転送DN要求レジスタ
41 ラッチ回路
42 差分回路
44 傾き予測回路
55 CH間調停回路

Claims (10)

  1. データ転送を調停するデータ転送装置において、
    複数のリソースが共有するデータが記憶される記憶装置と、
    前記データを転送優先度の高い前記リソースに指示される転送量に従って転送する転送調停回路と、
    前記リソース毎に設けられ、前記転送調停回路から転送される前記データを一時格納して出力するバッファと、
    前記バッファ毎の領域に関する閾値が設定される閾値レジスタと、
    前記バッファ毎の空き領域が前記閾値に達したか否かによって、前記転送量を増減する転送量調整回路と、
    を有することを特徴とするデータ転送装置。
  2. 前記転送量調整回路は、前記バッファ毎に一時格納された前記データが前記閾値に達したか否かによって、前記転送量を増減することを特徴とする請求項1記載のデータ転送装置。
  3. 転送量低減要求閾値が設定される低減要求レジスタをさらに有し、
    前記転送量調整回路は、前記バッファ毎の空き領域が前記転送量低減要求閾値に達した場合、他の転送優先度の低い前記リソースにおける前記転送量を低減することを特徴とする請求項1記載のデータ転送装置。
  4. 前記転送量調整回路は、前記バッファ毎の空き領域が前記閾値に達した場合、他の転送優先度の低い前記リソースにおける前記転送量を増減しないことを特徴とする請求項1記載のデータ転送装置。
  5. 前記転送量調整回路は、前記バッファ毎の空き領域が前記閾値に達した場合、他の転送優先度の低い前記リソースにおける前記転送量を低減することを特徴とする請求項1記載のデータ転送装置。
  6. 前記閾値は、前記閾値レジスタに複数設定され、
    前記転送量調整回路は、前記空き領域が前記複数の閾値に達する毎に、段階的に前記転送量を増減することを特徴とする請求項1記載のデータ転送装置。
  7. データ転送を調停するデータ転送装置において、
    複数のリソースが共有するデータが記憶される記憶装置と、
    前記データを転送優先度の高い前記リソースに指示される転送量に従って転送する転送調停回路と、
    前記リソース毎に設けられ、前記転送調停回路から転送される前記データを一時格納して出力するバッファと、
    前記バッファ毎の過去の空き領域を記憶し、前記過去の空き領域の統計に基づいて、次に前記データが転送されたときの前記バッファ毎の空き領域を予測し、前記転送量を増減する転送量調整回路と、
    を有することを特徴とするデータ転送装置。
  8. 前記転送量調整回路は、現在の空き領域と前回前記データの転送が行われたときの空き領域との差分を記憶していき、前記記憶された差分の傾きから次に前記データが転送されたときの前記バッファ毎の空き領域を予測することを特徴とする請求項7記載のデータ転送装置。
  9. 前記複数のリソースの転送優先度を前記バッファ毎の空き領域に基づいて変更する転送間調停回路を有することを特徴とする請求項7記載のデータ転送装置。
  10. 前記転送量調整回路は、変更された前記転送優先度に基づいて、前記転送量の増減を行うことを特徴とする請求項9記載のデータ転送装置。
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