JP2004252450A - 定着器を制御する方法および装置 - Google Patents

定着器を制御する方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、画像形成媒体上に生成される、結果として生じる画像の品質を向上させることができる定着器を制御する方法および装置を提供する。
【解決手段】 画像形成装置(10)における定着器(100、200)を制御する装置であって、
並列に隣接し、シート媒体を間に挟んで受け取るように構成された第1の定着器ローラ(102)および第2の定着器ローラ(104)と、
該第1の定着器ローラ(102)と該第2の定着器ローラ(104)の間に印加される電圧源(106)と、
前記第1の定着器ローラ(102)と前記第2の定着器ローラ(104)の間でシート媒体を挟んで受け取ったときの前記第1の定着器ローラと前記第2の定着器ローラの間の電圧差を測定し、これに応答して電圧差信号を生成するように構成された電圧差測定装置(108)と、
前記電圧差信号を受け取り、これに応答して定着器パラメータ制御信号を生成するように構成されたコントローラ(30)と、
前記定着器パラメータ制御信号に応答する定着器制御装置(124、126、199)と、
を備えた、定着器を制御する装置。
【選択図】 図1

Description

静電画像形成装置によって行われる電子写真式画像形成プロセスでは、画像形成物質(通常、乾式トナー)が静電プロセスによって感光体から画像形成シート媒体に(直接あるいは間接的に)転写される。静電画像形成装置の例としては、上記画像形成プロセスのうちの2つ以上を実行するプリンタ、写真複写機、ファクシミリ機および「多機能」画像形成装置が挙げられる。このような画像形成装置は、静電画像が選択的にパルス化されたレーザの使用を通して感光体上に形成されることから、一般に「レーザプリンタ」として知られている。このような静電画像形成装置において使用される画像形成媒体としては、たとえば、枚葉紙、透明シート、封筒およびカードストックを挙げることができる。画像形成物質が画像形成媒体に転写された後、画像形成物質は定着プロセスによって画像形成媒体に定着する。定着プロセスは通常、画像形成媒体を定着器の一部である2個のローラの間を通過させることを含む。定着器ローラは、熱および/または圧力を画像形成媒体に加えて、画像形成物質を画像形成媒体に定着させる。
定着器は通常、2個の並列に隣接した定着器ローラを含み、定着プロセス中に画像形成媒体が定着器ローラを通過する。定着プロセスに影響を及ぼすパラメータには、定着器ローラ間の圧力(実質的に画像形成媒体に加えられる)、定着ローラの一方または両方への加熱入力、および画像形成媒体が定着器ローラを通過する速度が含まれる。理想的には、これらパラメータは定着プロセスを最適化するように選択される。定着プロセスの最適化は、形成された画像の品質を劣化させることなく、または画像形成媒体の品質に悪影響を及ぼすことなく、画像形成物質を画像形成媒体に定着させるに足るエネルギーを供給することを含む。たとえば、十分な熱および/または圧力が定着プロセス中に加えられない場合は、画像形成物質が後に画像形成媒体から剥がれる傾向がありうる。さらに、過度の熱および/または圧力が定着プロセス中に加えられた場合は、画像形成媒体に過度の巻き癖がつく可能性があり、かつ/または画像形成物質が画像形成媒体上で「流れる」(すなわち、意図される塗布位置を越えて拡散する)ことになる。
定着プロセスの結果は、画像形成媒体の種類および/または状態によって影響を受けうる。より具体的に言えば、少なくとも画像形成媒体の厚さ、幅、含水率および構築材料が定着プロセスの結果に影響を及ぼしうる。たとえば、所与の定着プロセスが第1の厚さを有する第1の画像形成シート媒体に適用され、同じプロセスがその後、第1の厚さと異なる第2の厚さを有する第2の画像形成シート媒体に適用される場合、定着プロセスは第1のシートまたは第2のシートのうちの少なくとも一方に関して妥協しうる。
したがって、電気写真式画像形成装置における定着プロセスが、定着プロセスにより処理される画像形成媒体の変動に適応するように調整可能であることが望ましい。
このようにして、本発明は、画像形成媒体上に生成される、結果として生じる画像の品質を向上させることができる定着器を制御する方法および装置を提供する。さらに、画像形成媒体自体への悪影響もまた低減することが可能である。
非限定的な一実施形態において、画像形成装置における定着器を制御する装置は、並列に隣接した第1の定着器ローラおよび第2の定着器ローラであって、シート媒体をその間に挟んで受け取るように構成された第1の定着器ローラおよび第2の定着器ローラを備える。本装置は、定着器ローラ間に印加される電圧源をさらに備える。本装置は、第1の定着器ローラと第2の定着器ローラの間でシート媒体を挟んで受け取ったときの第1の定着器ローラと第2の定着器ローラ間の電圧差を測定し、これに応答して電圧差信号を生成するように構成された電圧差測定装置も備える。本装置は、電圧差信号を受け取り、これに応答して定着器パラメータ制御信号を生成するように構成されたコントローラを備える。本装置は、定着器パラメータ制御信号に応答する定着器制御装置も備える。
別の実施形態において、シート媒体の特性を決定する方法は、並列に接した第1および第2の導電性ローラを設けること、および第1のローラと第2のローラの間に予め選択された電圧を印加することを含む。次に、シート媒体が第1のローラと第2のローラの間に配置され、第1のローラと第2のローラ間の電圧差が測定される。次に、測定された電圧差を用いてシート媒体の特性が決定される。
これより、本発明のこれらおよび他の態様および実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
本発明の実施形態では、電気写真式画像形成装置での定着プロセスが、定着プロセスにより処理される画像形成媒体(シート媒体)の変動に適応するように制御可能である。さらに、本発明の実施形態では、シート媒体の相違をリアルタイムで測定することが可能である。このようにして、望ましくない生成物が画像形成された後ではなく、画像形成プロセス中に画像形成媒体上に生成される画像の品質を向上させることができる。別の実施形態では、本発明の実施形態による方法および装置では、定着プロセス以外の目的でも、シート媒体の特性を決定することが可能である。以下により十分に述べるように、本発明の実施形態は、2つの対向した接触部材(定着器ローラ等)間に既知の電圧を印加することを提供する。次に、2つの部材(たとえば、2個のローラによって形成されるニップ中にシートを通過させることにより)の間に1枚のシート媒体を配置し、その後2個のローラ間の電圧降下が測定される。電圧降下はシート媒体の特性を示すものとなる。たとえば、他の変数が固定の場合、以下の結果がもたらされる。すなわち、異なる厚さを有する2枚のシートの場合、厚いシートのほうがローラ間の電圧降下は大きくなり、異なる含水率を有する2枚のシートの場合、含水率が高いシートのほうがローラ間の電圧降下は大きくなり、表面のテクスチャが異なる2枚のシートの場合、荒い表面テクスチャを有するシートのほうがローラ間の電圧降下は大きくなり、透明シートおよび紙シートの場合、一般に透明シートのほうが紙よりもローラ間の電圧降下は大きくなり、幅の異なる2枚のシートの場合、狭いシートのほうがローラ間の電圧降下は大きくなる。
電圧差測定値(一般に電気抵抗測定値に等しいが、静電容量等他の電気特性も含む)が、2つの部材間にシート媒体が存在することから得られると、様々な目的のために、この情報を直接、あるいは他の情報と併せて用いることができる。たとえば、以下に十分に述べるように、電圧差測定値を用いて、定着プロセスに影響を及ぼす制御可能なパラメータを制御することができる。電圧差測定値の他の使用例としては、シート媒体のソート、シート媒体の品質制御、およびシート媒体に関連するプロセス(シート媒体へのトナー定着、シート媒体上への画像形成またはシート媒体の切断等)の制御が挙げられる。
これより、本発明の実施形態の特定の例について述べる。しかし、以下の考察は特定の実施形態の例のみに関し、併記の本発明の特許請求の範囲の記載を制限するものではないことは理解されよう。
これより図1の側面断面図を参照して、本発明の実施形態を組み込むことが可能な、簡略化形態の画像形成装置10の主な構成要素を示す。画像形成装置10は、たとえば、写真複写機、プリンタ、ファクシミリ機、または今述べた画像形成装置例の機能のうちの1つまたは複数を組み込んだ、いわゆる「オールインワン」機器であることができる。画像形成装置10は、異なる種類(たとえば、異なるサイズ、重さ等)のシート媒体を収容可能な1つまたは複数のシート媒体給紙トレイ12A、12Bを備える。シート媒体は、リモートコンピュータ(図示せず)を介して、またはユーザインタフェース50等のユーザインタフェースを通して自動的に選択することが可能である。シート媒体を各媒体トレイ12A、12Bから各媒体供給パス16A、16B中に選択的に移動させるために、ピックローラ14Aおよび14Bが使用される。シート媒体は、電動ローラ(これは媒体パス16Bのローラ17として例示的に示されるが、さらに述べる他の媒体パスとともに使用することも可能である)によって媒体パスに沿って移動する。電動ローラはモータ26によって駆動することができる。一例では、モータ26には、ローラ17の速度、ひいてはシート媒体が媒体パスに沿って移動する速度を調整する速度コントローラ28を設けることができる。シート媒体は、電気写真式画像形成プロセスを用いて乾式トナー等をシート媒体に塗布し、それによってシート媒体上に画像を形成することができる画像形成セクション18を通り過ぎる。画像形成セクション18によって行われるプロセスは当分野においてよく知られており、本明細書にてさらに述べる必要はない。画像形成セクション18は、電気写真式画像形成セクションである場合、転写電圧コントローラ19をさらに備えてシート媒体への乾式画像形成トナーの転写を制御することができ、これについては以下にさらに十分に述べる。画像形成セクション18を出たシート媒体は、媒体パス20上を搬送されて定着セクション100に着き、ここで乾式トナーを画像形成装置に定着させることができる。定着セクション(すなわち「定着器」)100は第1および第2の定着器ローラ102、104を含み、これらローラ102、104は熱および/または圧力をシート媒体に加えてトナーをシート媒体に定着させることができる。定着器ローラ102および104は、図2に関連して以下にさらに十分に説明するように、互いに接しており、シート媒体を受け取るニップを形成する。媒体排紙パス22が、完成した(画像が形成された)シート媒体を排紙トレイ24に搬送することができる。
画像形成装置10はコントローラ30をさらに含むことができ、コントローラ30はプロセッサ32およびコンピュータ可読メモリ装置34を含むことができる。コンピュータ可読メモリ装置34はRAMおよびROMメモリ構成要素を含むことができ、また、半導体メモリチップならびに他の形態のデータ記憶装置を使用してメモリ機能を行うことができる。コントローラ30は、ユーザインタフェース50ならびに画像形成セクション18および定着セクション100と通信することができる。したがって、コントローラ30は、画像形成セクション18によって行われる画像形成プロセスならびに定着セクション100によって行われる定着プロセスを制御することができるとともに、ユーザインタフェース50からの命令(生成するコピー部数、画像濃度、シート媒体選択等)を処理することができる。コントローラ30はリモートコンピュータ(図示せず)と通信することも可能であり、このリモートコンピュータは、画像形成ジョブおよび画像形成ジョブに関連する特定の命令をコントローラ30に送ることができる。
図示のように、定着セクション100は、第1の定着器ローラ102と第2の定着器ローラ104の間に印加される電圧源106と、第1と第2の定着器ローラ102,104間に印加される電圧差を測定するように構成された電圧差測定装置(オーム計と同類)108と、を含む。より具体的には、電圧差測定装置108は、第1の定着器ローラ102と第2の定着器ローラ104の間でシート媒体を挟んで受け取ったときに、第1の定着器ローラ102と第2の定着器ローラ104の間に印加される電圧差を測定し、これに応答して電圧差信号を生成するために使用される。次に、電圧差信号をコントローラ30に提供することができる。第1と第2の定着器ローラ102,104間に印加される電圧の差は、定着器ローラ102,104間の電圧降下として記述することも可能であるため、以下の考察ではこれら2つの表現は区別なく使用される。
図2は、図1の定着器ローラ102および104と、本発明の実施形態に従って使用可能な電気回路と、を示す斜投影図である。定着器ローラ102はシャフト114で支持することができ、定着器ローラ104はシャフト116で支持することができる。定着器ローラ102および104は並列に隣接しており、その間のニップ113でシート媒体を受け取るように構成される。通常、定着器ローラ102および104は、シート媒体がローラ102,104間にないときは互いに接しているが、予想される厚さのシート媒体を収容するに足るコンプライアンス(the compliance)をその間に有するように構成される。コンプライアンスは、ローラ102、104のうちの一方または両方を覆う弾性表面によって、またはバネなどを有する弾性支持体にシャフト(114および/または116)を取り付けることによって提供することが可能である。定着器ローラ102は、発熱素子(図示せず)を組み込んだセラミックストリップ110等の中央コアと、ストリップ110を覆って支持され、ストリップ110を中心としてまたストリップ110に接して回転する定着器フィルム112と、を備えることができる。図示のように、電圧源106が、リード121を介してブラシ接点118により定着器ローラ102の定着器フィルム112に印加される。電圧源106は、リード127を介して(シャフト116の)第2のローラ104から接地される。すなわち、電圧源106はローラ102、104間に印加される。構成要素(フィルム112、ローラ114およびシャフト116)は少なくとも部分的に導電性であり、電圧をローラ102,104間に印加することができる。電圧源106は、定着器フィルム112から静電トナー粒子をはじくように選択されるバイアス電圧であることができる。この場合、電圧源106は、直流バイアスを有する交流電圧としてバイアス電圧を供給するように構成可能である。接地122とシャフト116間のダイオード120が、バイアス電圧の極性を定着器フィルム112から静電トナー粒子をはじくに正しい極性に維持する。バイアス電圧の例示的な振幅は、約−700ボルト〜約−500ボルトの範囲にあることができ、一例では、約−600ボルトのバイアス電圧が使用された。しかし、電圧の極性および大きさは通常、他のシステムパラメータに従って選択されることになる。たとえば、電圧がバイアス電圧の場合、極性は使用されているトナーの種類に基づいて選択され(すなわち、正電荷トナーの場合には負の電圧、また負電荷トナーの場合には正の電圧)、大きさはローラ102,104からトナー粒子をはじくに足るように選択される。見て取れるように、電圧差測定装置108は、リード123および125により電圧源106と第2のローラ104のシャフト116の間に配置され、それによって第1および第2の定着器ローラ102,104間の電圧差の測定が可能になる。電圧差測定装置108は、第1の定着器ローラ102と第2の定着器ローラ104の間の電圧差の測定に応答して電圧差信号を生成するように構成される。以下に述べるように、電圧差測定装置108によって測定される電圧差信号は、定着器ローラ102,104の間に配置されたシート媒体の特性を示す。
別の構成では、電圧が電圧源106を使用して定着器ローラ102,104間に印加されるのではなく、予め選択された電流が第1の定着器ローラ102に印加され(たとえば、図2にて仮想線で示される電流供給源106Aを使用して)、第2の定着器ローラ104のシャフト116を介して接地122に接続される。この場合、電圧差測定装置108と、リード123および125とは、第2の定着器ローラ104と接地122の間のリード127に直列に配置される電流測定装置108A(仮想線で示す)で置き換えることができる。電流測定装置108Aは、特にシート媒体が定着ローラ102,104間に配置されているときに、第1および第2の定着器ローラ102および104を直列して流れる電流を測定することが可能である。シート媒体がローラ102とローラ104の間に配置されているときに第2の定着器ローラ104から流れる電流を測定することにより、ローラ102,104間にあるシート媒体の特性を決定することが可能である。
図3A〜図3Dは、本発明の実施形態による方法および装置を使用して、異なる特性を有するシート媒体を測定した電圧差を示すオシロスコープ波形トレースを示す。図3A〜図3Dに示す波形トレースは、たとえば図2に示す装置を使用して得ることができる。図3Aに示す例では、再現オシロスコープトレース210が、互いに相対的に配置されてその間にシートパスを形成する第1と第2のシート受け取り構成要素(図2の定着器ローラ102および104等)の間に印加される電圧の測定可能な差を示す。この例では、−600ボルトのバイアス電圧がシート受け取り構成要素間に印加され、紙シートを含む4枚のシート媒体がシート受け取り構成要素間を順次通過した。各シート媒体がシート受け取り構成要素間を通過するとき、参照番号211、212、213および214で示すように、零入力電圧レベル(quiescent voltage level)「Q」からの電圧信号変化が記録された。この例では、各シート媒体がシート受け取り構成要素間を通過したときに、シート受け取り構成要素間の電圧差31.75ボルト(矢印「A」と「B」間の距離で示される)が記録された。
図3Bは、6枚の媒体が図3Aの例に使用されたものと同じシート受け取り構成要素間を通過したときの結果を示す再現オシロスコープトレース220を表す。図3Bの例では、第2の例(図3B)で使用された紙が第1の例で使用された紙よりも2%高い含水率を有すること以外は、図3Aに示す例と同じ種類の紙が使用された。図3Bに示す例では、参照番号221〜226で示すように、6枚の媒体についての−600ボルトの零入力電圧からの電圧変化は69ボルトであった。見て取れるように、たった2%の紙の含水率の変化により、測定電圧差が37.25ボルト変化した。したがって、同様の紙の電圧差変化を用いて紙の含水率の差を検出することができる。シート受け取り構成要素が定着器ローラ(図2のローラ102および104等)であり、乾式トナーが紙シートに定着されている場合、含水率の差が定着プロセスに影響を及ぼしうる。したがって、異なる含水率を有する紙シートについて測定された電圧差の変化を用いて定着プロセスを制御すること、ひいては向上した完成品を生成することが可能であり、これについては以下により十分に述べる。さらに、電圧差は、シート媒体がローラのニップ(たとえば、図2のローラ102とローラ104の間のニップ113)に入るとき記録されるため、定着プロセスを本質的にリアルタイムで制御することが可能である。
図3Cは、8枚の媒体が図3Aおよび図3Bの例で使用したものと同じシート受け取り構成要素間を通過したときの結果を示す再現オシロスコープトレース230を表す。図3Cの例では、最初の5枚の紙(番号231〜235で示す)が「20ポンド」紙であり、最後の3枚の紙(番号236〜238で示す)は「16ポンド」紙であった。(ボンド紙の場合、ポンド単位の重量はそれぞれ22インチ×17インチ寸法の用紙500枚を指す)。見て取れるように、零入力電圧(この場合、「Q」で表される−600ボルト)がシート受け取り構成要素間に印加され、最初の20ポンド紙(参照番号231で示される)が2つのシート受け取り構成要素に接しながらその間を通過した。矢印「J」と「K」の間の距離で示される電圧差が最初のシートについて測定された。続けて本質的に同一の4枚のシートが2つのシート受け取り構成要素を通過し、矢印「J」および「K」で示される同じ電圧差が測定される。しかし、最初の16ポンド紙がシート受け取り構成要素間を通過したとき(参照番号236で示される)、異なる、より低い電圧差(矢印「E」と「F」の間の距離で示される)が測定された。続く2枚の16ポンド紙(参照番号237および238で示す)についても同じ電圧差(「E」と「F」の間)が測定された。したがって、この方法を用いて、シート媒体のシート重量(シートの厚さを示す)の差を正確に検出することができる。この情報を用いて、たとえば定着パラメータを制御することができ、これについては以下により十分に述べる。
図3Dは、9枚の媒体が図3A〜図3Cの例に使用されたものと同じシート受け取り構成要素間を通過したときの結果を示す再現オシロスコープトレース240を表す。図3Dの例では、最初の4枚の媒体(番号241〜244で示される)は「Z」字状に折り畳まれた封筒であり、最後の4枚の媒体(番号245〜249で示される)は「16ポンド」紙であった。見て取れるように、零入力電圧「Q」がシート受け取り構成要素間に印加され、最初の封筒(参照番号241で示される)が2つのシート受け取り構成要素に接しながらその間を通過した。矢印「L」と「N」の間の距離で示される電圧差が、最初の封筒について測定された。次に、続けて本質的に同一の3枚の封筒が2つのシート受け取り構成要素間を通過し、矢印「L」および「N」で示される同じ電圧差が測定された。しかし、最初の16ポンド紙がシート受け取り構成要素間を通過したとき(参照番号245で示される)、異なる、より低い電圧差(矢印「R」と「S」の間の距離で示される)が測定された。続く3枚の16ポンド紙(参照番号246〜249で示される)についても同じ電圧差(「R」と「S」の間)が測定された。図3Dに示す例の結果が図3Cに示す例の結果とかなり似ていることが認められよう。
図3A〜図3Dに示す結果と同様の結果を、異なる種類のシート媒体(たとえば、紙とプラスチック透明シート)、等級の異なる同種類の媒体(たとえば、ボンド紙と光沢写真等級紙)、幅の異なる同種類のシート媒体等についても確認することができる。
図3Cに示す例で得られる結果と図3Dに示す例で得られる結果とを比較することからわかるように、2つの異なるシート媒体の電圧差を単に測定するだけでは、シート媒体についての絶対的な情報が常に提供されるとは限らない。たとえば、図3D中の参照番号241で示される封筒は、図3C中の参照番号231で示される20ポンド紙のシートによってもたらされる結果と非常によく似た結果をもたらした。場合によっては、これは問題ない。たとえば、定着プロセスにおいて、任意のシート媒体によって生成される電圧差のみが、定着プロセスがどのように調整可能かを示すことができる。すなわち、電圧差の増大はいずれも、加熱された定着ローラの温度を比例して増大すべきであることを示すことができる。他の用途では、電圧差測定値をさらなる情報で補足することが望ましい場合がある。たとえば、同じ種類のシート媒体が図2の定着器ローラ102および104に提供されている場合、測定される電圧差の変化は(図3Aのように)紙の含水率の変化を示し、この変化を考慮に入れて、定着温度に対して最初の調整を行うことができる。しかし、定着セクションが2つの給紙トレイ(図1のトレイ12Aおよび12B等)を有する画像形成装置で使用される場合、また画像形成装置が2つのトレイに紙の種類が異なる紙(たとえば、トレイ12Aには24ポンド紙、トレイ12Bには20ポンド紙)を収容するように前もって構成されていた場合、プロセッサ32は、どのトレイから紙が引き出されているかを判定することが可能である。この場合、プロセッサ30はこの「シート情報」を用いて、測定される電圧差の変化がシートの厚さの変化によるものである(そして、含水率の変化によるものではない)と判定することができ、それから第2の異なる調整を定着温度に対して適用することが可能である。
先に考察したように、シート媒体が2つのシート受け取り構成要素(図2の定着器ローラ102および104等)の間を通過するときに電圧差、ならびに(たとえば、図3Aに示されるように)測定電圧差の変化を測定することによって得られる情報は、様々な異なる目的で使用することができる。一例では、電圧差測定値は、画像形成装置中の定着器を制御する装置に使用することができる。1つのこのような装置の一例を、定着セクション200および定着セクションの制御に使用可能な構成要素から選択された構成要素を示す正面図である図4に示す。定着器200は、第1および第2の定着器ローラ102および104と、電圧供給源106と、電圧差測定装置108とを含み、図2に関連して上述したものと同様に付番された構成要素を含む。電圧差測定装置108は、シート媒体がローラ間で受け取られているときに第1および第2の定着器ローラ102、104間の電圧差を測定し、これに応答して電圧差信号を生成するように構成される。定着器200は、電圧差信号を受け取り、これに応答して定着器パラメータ制御信号を生成するように構成された図1のコントローラ30をさらに含む。アナログ/デジタル変換器130を使用して、コントローラ30がより容易に使用可能なように、電圧差信号をアナログ形態からデジタル形態に変換することができる。
図4の定着器200は、定着器パラメータ制御信号に応答する1つまたは複数の定着器制御装置を含むこともできる。たとえば、第1の定着器ローラ102には、第1の定着器ローラを加熱するように構成されたヒータ(図示していないが、図2のローラ102のセラミックストリップ110に関連して上述した)を設けることができる。この場合、定着器制御装置は、ヒータへの加熱入力を制御するように構成された加熱コントローラ124であることができる。(他の形態の定着器ヒータとしては、中空定着器ローラ内に配置されたハロゲンランプおよび電気抵抗性ローラが挙げられる)。第1および第2の定着器ローラ102,104が接触エリアに沿って互いに接し、接触エリアに沿って互いに圧力を加える別の例では、定着器制御装置は、第1および第2の定着器ローラ102,104の間に圧力を調整するように構成された圧力コントローラ126であることができる。たとえば、定着器圧力コントローラは、各定着器ローラ102および104のシャフト114および116を係合させることができ、また、シャフト114,116を共に引き寄せ、それによってローラ102,104間の圧力を増大させるか、またはシャフト114,116を押してわずかに離してローラ102,104間の圧力を低減させることができる。この場合、通常ローラ102,104の一方に、ローラとシート媒体との接触をなお維持しながら、より広い範囲の圧力調整を可能にする弾性被覆が提供される。さらに別の例では、第1および第2の定着器ローラ102,104の少なくとも一方は、モータ128等の定着器駆動ユニットによって回転駆動することができる。この場合、定着器制御装置は、定着器駆動ユニット128の速度を調整するように構成された速度コントローラ199であることができる。速度コントローラ199は、たとえば、可変電源または可変歯車減速ユニットであることができる。
先に示したように、測定装置108から電圧差信号を受け取り、これに応答して定着器パラメータ制御信号を生成するために使用することができる図3のコントローラ30は、いくつかの異なる形状で構成することが可能である。図1に示すように、コントローラ30は、プロセッサ32およびプロセッサによって読み取り可能なコンピュータ可読メモリ装置34を含むことができる。図5を参照して、コンピュータ可読メモリ装置34に記憶することができ、コントローラ30に定着器パラメータ制御信号を生成させるために使用可能な構成要素を図に示す。図5のメモリ装置34は、測定装置(図4の108)から現在の電圧差測定値を記憶することが可能なRAMロケーション40を含む。メモリ装置34は、プロセッサ32(図1)によって実行可能であり、定着器パラメータ制御信号に従って1つまたは複数の定着器制御装置(たとえば、図4に関連して上に述べた定着器制御装置124,126および199のいずれか)を動作させる「定着パラメータ調整ルーチン」36をさらに含むことができる。メモリ装置34はルックアップテーブル38をさらに含み、ルックアップテーブル38はプロセッサ(図1の32)によって読み取り可能であり、プロセッサに定着器パラメータ制御信号を生成させることができる。ルックアップテーブル38は、電圧差値テーブル37ならびに定着器パラメータ調整サブルーチンテーブル39を含む。図5に示す構成要素をどのように使用して定着プロセスを制御することができるかの一例について、図7のフローチャート300に関連して以下に述べる。
一変形形態では、メモリ装置34は、ルックアップテーブル38を含む代わりに、プロセッサ(図1の30)によって実行可能であり、定着器パラメータ制御信号を生成させる、図6に示す1つまたは複数の「定着器パラメータ調整アルゴリズム」42を含むことができる。たとえば、1つの定着器パラメータ調整アルゴリズム42は、定着器温度「T」を、図5のRAMロケーション40に記憶されている電圧差(「ΔV」)測定値の第1の関数「f1」として計算することにより、(たとえば、図4の温度コントローラ124を介して)定着器パラメータの温度を制御することが可能である。別の例では、定着器パラメータ調整アルゴリズム42は、定着器速度を、図5のRAMロケーション40に記憶されている電圧差測定値の第2の関数「f2」として計算することにより、(たとえば、図4の速度コントローラ199を介して)定着器速度「FS」を制御することが可能である。さらに別の例では、定着器パラメータ調整アルゴリズム42は、定着器圧力を、図5のRAMロケーション40に記憶されている電圧差測定値の第3の関数「f3」として計算することにより、(たとえば、図4の圧力コントローラ126を介して)定着器圧力「FP」を制御することが可能である。各例では、各定着器パラメータ調整アルゴリズム42を使用して実際の定着器パラメータ(温度、速度および圧力)を計算する必要がなく、その代わりに、値(定着器ヒータに印加された電流、またはモータ128もしくは圧力コントローラ126に印加された電圧等)を計算可能なことは理解されよう。図6に示す構成要素をどのように使用して定着プロセスを制御することができるかの一例について、図8のフローチャート400に関連して以下に述べる。
これより図7を参照すると、フローチャート300は、定着器パラメータを制御するために図4および図5に示すシステムによって行うことができる例示的なステップを示す。フローチャート300のステップ302において、(たとえば、図1の画像形成セクション18により)1枚のシート媒体上に画像が生成され、そのシートが定着セクション(図4の定着器200等)に進められる。ステップ304において、予め選択されたバイアス電圧(たとえば、−600ボルト)が第1の定着器ローラに印加される。これは、電圧供給源106がローラ102に印加されることにより図4に示すように達成することができる。ステップ306において、シート媒体が定着器ローラ(たとえば、図2のローラ102および104)間のニップ(たとえば、図2のニップ113)中に移動し、シートがローラ間で移動し始める。ステップ310において、定着器ローラ間の電圧降下が測定され(これは、図4の電圧差測定装置108を使用して行うことができる)、ステップ312において、測定された電圧差(すなわち電圧降下)が(図4のA/D変換器130等により)アナログ信号からデジタル信号に変換され、デジタル信号がRAM(たとえば、図5のRAMロケーション40)に記憶される。ステップ314において、プロセッサ(図1の32)がRAMに記憶されているデジタル信号を読み取り、ルックアップテーブル(図5の38)にアクセスする。具体的に言えば、ステップ316に示すように、プロセッサ(図1の32)が電圧差測定値テーブル(図5の37)にアクセスし、RAM(図5の40)に記憶されている実際の(デジタル化された)電圧降下測定値に最も整合する電圧差テーブル中の値を識別する。次に、ステップ318において、プロセッサ(図1の32)は定着器パラメータ調整サブルーチンテーブル(図5の39)から、識別された電圧降下値に対応する「定着器パラメータ調整サブルーチン」を識別する。ステップ320において、プロセッサ(図1の32)は(図5の「定着器パラメータ調整サブルーチン」36のような)選択された「定着器パラメータ調整サブルーチン」を実行して、適切な定着器制御装置(たとえば、図5の制御装置124、126または199)に、現在定着器ローラ(たとえば、図4のローラ102、104)の間にある特定のシートについて測定された電圧降下に従って定着器パラメータを調整させる。次にステップ322において、その特定のシートの定着プロセスが行われる。
図8を参照して、フローチャート400は、定着器パラメータを制御するために図4および図5に示すシステムによって行うことができる例示的なステップを示し、図5のルックアップテーブル38が図6の「定着器パラメータ調整アルゴリズム」42で置き換えられている。フローチャート400のステップ402、404、406、408および409は、上に述べた図7のフローチャート300の各ステップ302、304、306、310および312に対応するため、再び説明する必要はない。フローチャート400のステップ410において、プロセッサ(図1の32)が、RAM(図5の40)に記憶されている(デジタル化された)電圧測定値を使用して「定着器パラメータ調整アルゴリズム」(図6の42)の1つまたは複数を実行して、制御値を生成する。次に、結果として生じる値が、ステップ320において「定着パラメータ調整ルーチン」(図5の36)によって使用されて、適切な定着器制御装置(たとえば、図5の制御装置124、126または199)に、現在定着器ローラ(たとえば、図4のローラ102、104)間にある特定のシート媒体について測定された電圧差に従って定着器パラメータを調整させる。次にステップ412において、その特定のシートの定着プロセスが行われる。
図7および図8それぞれのフローチャート300および400に示したステップは例示にすぎず、追加の、異なる、またはより少数のステップを使用しうることは理解されよう。たとえば、画像形成装置のセットアップ中にユーザが、特定の種類のシート媒体が特定の用紙トレイから出てくる(たとえば、図1のトレイ12Aから封筒、トレイ12Bからレターサイズ紙)と指定した場合、シート媒体の種類毎に別個のルックアップテーブル(図5のテーブル38)を提供することができる。この場合、プロセッサ(図1の32)は、媒体が引き出されるトレイが分かっており、また適切なルックアップテーブルを使用することが可能である。同様に、シート媒体の種類毎に別個の「定着器パラメータ調整アルゴリズム」(図6の42)を提供することができる。このようにして、定着プロセスを制御する際に、シート媒体情報で電圧差測定値信号を補足することができる。フローチャート300および400は、定着プロセスに関連する1つまたは複数のパラメータの制御に向けて示されているが、同様のプロセスを、シート媒体に対して行われる他のプロセスの制御にも使用することができる。たとえば、図1の画像形成セクション18に「転写電圧コントローラ」19が設けられる場合、トナーをシート媒体に転写するために使用される電圧が被制御パラメータであることができる。
プロセッサ(図1のプロセッサ32等)を有するコントローラがシート媒体の処理に関連するパラメータを制御する必要がないことも理解されよう。たとえば、コントローラはトランジスタであることができ、図4の電圧差測定装置108からの信号をトランジスタのベースに提供される電流として使用して、トランジスタのエミッタから流れる電流を制御することができる。この被制御電流は、たとえば、定着器ヒータに提供される電流として使用することが可能である。他の回路(たとえば、状態装置を使用する状態回路)も、マイクロプロセッサを使用しないコントローラとして使用することができる。
図1および図4を併せて見ることによって理解されるように、本発明の別の実施形態は、画像形成セクション18および定着器セクション(たとえば、図1の定着器セクション10に取って代わることができる図4の定着セクション200)を含む画像形成装置10を提供する。定着器セクションは、互いに相対して配置されてその間にシートパスを形成する第1および第2の定着器構成要素102、104を含む。「定着器構成要素」102、104は回転する円筒体またはローラとして示されているが、これは要件ではなく、定着器構成要素の一方または両方は静止していてもよく、また円筒体以外の形状であってもよい。概して、定着器構成要素は、定着器構成要素間を移動するシート媒体にそれぞれ接するように構成される。画像形成装置10は、制御信号を受け取り、その制御信号を使用して画像形成装置の操作パラメータを制御するように構成されたパラメータ制御装置(たとえば、装置18(図1)、124(図4)、126(図4)および/または199(図4))をさらに含む。画像形成装置10は、画像形成セクション18および定着器セクション(図4の200)を通るシート媒体の移動に役立つように構成された複数のシート媒体パス(図1の16A、16B、20および22)も有する。電圧源(図1および図4の106)は、バイアス電圧を第1および第2の定着器構成要素102、104間に印加するように構成される。電圧差測定装置(図1および図4の108)は、第1および第2の定着器構成要素102、104間の電圧差を測定し、これに応答して電圧差信号を生成するように構成される。画像形成装置10は、電圧差信号を使用して制御信号を生成するように構成されたコントローラ(図1および図4の30)をさらに含むことができる。コントローラ30は、プロセッサ(図1の32)およびプロセッサによって読み取り可能なコンピュータ可読メモリ装置(図1および図6の34)を含むことができる。メモリ装置34は、プロセッサ(図1の32)によって実行されて制御信号を生成することができるパラメータ調整アルゴリズム(図6の「定着器パラメータ調整アルゴリズム」42と同様)をさらに含みうる。
一変形形態では、図1の画像形成装置10の画像形成セクション18は、トナーのシート媒体への転写に役立つ転写電圧を生成するように構成されたトナー転写装置(図には示されていないが当分野において既知のコロナ放電素子または帯電ローラ等)を含むことができる。この場合、パラメータ制御装置は転写電圧コントローラ19であることができる。別の変形形態では、シート媒体パス16A、16B、20および22は、選択された速度でシート媒体パスに沿ってシート媒体を移動するように構成されたシート移動装置(たとえば、電動ローラ17)を含むことができる。この後者の変形形態では、パラメータ制御装置は、たとえば、電動ローラ17を駆動するモータ26の速度を制御するシート移動装置速度コントローラ28であることができる。
2つのシート受け取り構成要素(たとえば、図4の定着器ローラ102および104)の間に配置されたシート媒体によって課される電圧差を測定し、測定された電圧差を用いて画像形成装置(図1の10)および定着器(図4の200)におけるパラメータを制御する例について上に述べた。電圧差測定値は、2つのシート受け取り構成要素間に配置されたシート媒体の特性を示すため、電圧差測定値の用法は先に述べた特定の用途に限定されず、電圧差測定値の他の用法も使用しうることは理解されよう。したがって、本発明の別の実施形態は、シート媒体の特性を決定する装置を提供する。この装置は、互いに相対して配置されてその間にシートパスを形成する第1および第2のシート受け取り構成要素を含む。図4の定着器ローラ102および104は、各第1および第2のシート受け取り構成要素の非限定的な一例を提供する。概して、シート受け取り構成要素は、シート受け取り構成要素間を移動するシート媒体にそれぞれ接するように構成される。装置は、(電圧源106が定着器ローラ102、104間に印加される図4に示す様式と同様に)第1および第2のシート受け取り構成要素間に電圧を印加するように構成された電圧源(この非限定的な一例は図4の電圧源106である)をさらに含む。装置は、シート媒体が第1および第2のシート受け取り構成要素間で受け取られているとき、第1および第2のシート受け取り構成要素間の電圧を測定し、これに応答して電圧差測定信号を生成するように構成された電圧差測定手段も有する。電圧差測定手段の非限定的な一例は、図4の電圧差測定装置108である。装置には、電圧差測定信号を使用してシート特性情報を生成するように構成されたプロセッサ(図1のプロセッサ32等)も設けることができる。シート特性情報の例としては、含水率、媒体種類、媒体の厚さ、媒体の幅等が挙げられる。次に、シート特性情報は、任意の適切な目的のために使用することができる。
上記から、本発明の別の実施形態は、画像形成装置(図1の例示的な画像形成装置10等)中の定着器(図4の例示的な定着器200等)を制御する方法を提供することは理解されよう。この方法は、並列に接した第1の定着器ローラ(たとえば、図4の定着器ローラ102)および第2の定着器ローラ(たとえば、図4の定着器ローラ104)を設けることを含む。予め選択された電圧が第1と第2の定着器ローラ(たとえば、図4の電圧供給源106等)間に印加される。一例では、予め選択された電圧は、第1の定着器ローラから静電粒子をはじくように選択されたバイアス電圧であることができる。バイアス電圧は、たとえば、直流バイアスを有する交流電圧であることができる、1枚のシート媒体が第1および第2の定着器ローラの間に配置され、電圧が定着器ローラ間に印加されると、定着器ローラ間の電圧変化が測定される(たとえば、図4の電圧差測定装置108を使用して)。次に、測定された電圧変化を用いて定着器パラメータが制御される。
ここで述べた方法を使用して制御可能な定着器パラメータの非限定的な例としては、定着器温度、定着器速度(すなわち、シート媒体が定着器ローラを通って移動する速度)、および定着器圧力(すなわち、定着器ローラによってシート媒体に加えられる圧力)が挙げられる。すなわち、一例では、方法は、(図2の加熱されるセラミックストリップ110等を使用することにより)第1の定着器ローラに熱量を提供することをさらに含むことができ、この場合、定着器パラメータは第1の定着器ローラに提供される熱量である。別の例では、方法は、(たとえば、図4のモータ128等を使用することにより)第1および第2の定着器ローラを回転速度で回転させることをさらに含むことができ、この場合、定着器パラメータは回転速度である。さらに別の例では、方法は、(たとえば、図4の定着器ローラ圧力コントローラ126等を使用することにより)第1および第2の定着器ローラが接しているところに圧力を加えることをさらに含むことができ、この場合、定着器パラメータは、第1および第2の定着器ローラが接しているところに加えられる圧力である。
上に述べた方法では、定着器ローラ間で測定される電圧変化を用いて定着器パラメータを制御することは、測定された電圧変化を用いて定着器パラメータ制御信号を生成することを含むことができる。次に、定着器パラメータ制御信号を用いて定着器パラメータを制御することができる。この一例は、図8のフローチャート400に関連して上述した。その例では、測定された電圧変化(図5のRAM40に記憶される)が「定着器パラメータ調整アルゴリズム」(図6の42)によって使用されて制御値が生成され、次にこの制御値が「定着パラメータ調整ルーチン」(図5の36)により使用された。これに応答して、「定着パラメータ調整ルーチン」は、図4の定着パラメータ制御装置(たとえば、装置124、126および/または199)のいずれも使用可能な制御信号を生成した。
図2に関連して上述したように、本発明の一方法は、電圧を定着器ローラ間に印加することによって実施することができるが、本発明の別の方法は、予め選択された電流を(図2の電流供給源106A等を使用することにより)第1の定着器ローラ、第1の定着器ローラと第2の定着器ローラの間に配置されたシート媒体、第2の定着器ローラおよび接地に順次印加することにより画像形成装置中の定着器を制御することを提供する。(たとえば、図2の電流計108Aを使用することにより)第2の定着器ローラからの電流が測定され、次に、測定された電流が定着器パラメータの制御に使用される。定着器パラメータは、本発明の他の方法に関連して上述したパラメータと同様であることができる。
本発明のさらなる実施形態は、シート媒体の特性を決定する方法を提供する。この方法は、並列に接した第1および第2の導電性ローラを設けることを含む。このようなローラの非限定的な例は図4の定着器ローラ102および104であるが、非定着ローラも使用することができる。一変形形態では、ローラを使用するのではく、上で考察したように、一対のシート受け取り構成要素を使用しうる。予め選択された電圧が第1と第2のローラ間に印加され(これは、例として、図4の電圧供給源106を使用して達成することができる)、シート媒体が第1のローラと第2のローラの間に配置される。次に、第1および第2のローラ間の電圧差が測定される。電圧差を測定する例示的な一方法は、図4の電圧差測定装置108を使用することによるものである。次に、測定された電圧差を用いてシート媒体の特性を決定する。電圧差測定値をどのように使用してシート媒体の特性を決定することができるかの非限定的な例は、図3A〜図3Dに示す例において提供された。たとえば、図3Aおよび図3Bでは、シート媒体の含水率特性が電圧差測定値の変化によって決定可能なことが実証された。より具体的に言えば、図3Aに示す例で使用されるシート媒体は第1の電圧差をもたらし、図3Bに示す例で使用されたシート媒体は第1の電圧差よりも大きい第2の電圧差をもたらした。図3Bに示す例で使用されるシート媒体は、図3Aに示す例で使用されるシート媒体よりも2%高い含水率を有した。したがって、これら2つの例での電圧差測定値を用いて、シート媒体の含水率特性、より具体的に言えば各例で使用されるシート間の含水率の差が決定された。
図5および図7に関連して上述したように、この方法は、シート媒体の特性を予め選択された電圧差に相関付ける(直接あるいは間接的に)ルックアップテーブル(図5のルックアップテーブル38等)を提供することをさらに含むことができる。この方法は次に、測定された電圧差に最も密接に対応する、ルックアップテーブルから予め選択された電圧差を識別することを含むことができる。(たとえば、図7のフローチャート300のステップ316を参照のこと)。この場合、方法は次に、予め選択された電圧差に対応するシート媒体の特性を選択し、それによってシート媒体の特性を決定することを含むことができる。たとえば、ルックアップテーブルは、(上で考察したように、予め提供されるシート媒体情報から決定可能である)特定のシート媒体の種類について、特定の電圧差測定値が特定の媒体含水率を表すことができることを示すことが可能である。次に、シートへの画像形成、シートのソートに関連するプロセスの制御等、この情報を任意の有用な目的のために用いることができる。この方法は、シート媒体のシート媒体情報を取得すること、およびシート媒体情報を用いて、ルックアップテーブルからの予め選択された電圧差の識別を容易にすること、をさらに含むことができる。この後者の変形形態は、図7のフローチャート300に対する変形形態に関連して上述した。ここで、シート媒体情報は(たとえば、図1の画像形成装置10のユーザインタフェース50を通して)ユーザによって提供することができるか、または媒体の出所またはソース、ひいては媒体の種類(たとえば、媒体が図1の画像形成装置10のトレイ12Aから引き出されたか、それともトレイ12Bから引き出されたか)を判定可能なプロセッサ(たとえば、図1のプロセッサ32)によって決定することができると述べた。シート媒体情報を得ることができる場合、シート媒体の確定可能な種類毎に別個のルックアップテーブルを提供することができる。
図6および図8に一致する方法に対する別の変形形態では、測定された電圧差を相互参照するルックアップテーブルを提供するのではなく、方法は、測定された電圧差を用いてシート媒体の特性を決定するシート媒体特性アルゴリズムを提供することをさらに含むことができる。シート媒体特性アルゴリズムの非限定的な一例は、図6の「定着器パラメータ調整アルゴリズム」42であり、この適用は図8のフローチャート400に例示的に説明された。この場合、シート媒体特性アルゴリズムは、特定のシート媒体が、別のシート媒体と区別される特定の特性(たとえば、含水率、厚さ、幅、構築材料、表面の粗さ等)を有することを決定可能である。したがって、考慮中の特定のシート媒体に、別のシート媒体と異なるプロセスを適用することができる。ルックアップテーブルを使用する場合と同様に、シート媒体特性アルゴリズムは、上に述べたようにシート媒体のシート媒体情報を得ることによって補足することができる。この場合、シート媒体特性アルゴリズムは、シート媒体情報を用いてシート媒体の特性を決定することができる。たとえば、シート媒体情報を得ることができる場合(上に述べたようにして)、第1のシート媒体特性アルゴリズムに第1の既知のシート媒体属性(たとえば、「媒体幅が10号封筒である」)について問い合わせることができ、第2のシート媒体特性アルゴリズムに第2の既知のシート媒体属性(たとえば、「媒体幅がレターサイズ紙である」)について問い合わせることができる。
先に述べたように、本発明の実施形態による方法および装置は、プロセスの品質制御に使用することができる。非限定的な一例では、連続したシート媒体(新聞または定期刊行物印字プロセスでの紙等)の電気抵抗を、本明細書に記載の方法および装置を使用して継続して監視することができる。この例では、シート媒体がプリントされる前に、シート媒体の電気抵抗を継続して測定することができる。次に、電気抵抗測定情報は、シート媒体が加熱素子を通過するときに、シート媒体を均一の含水率まで乾燥させるように加熱素子を可変調整するために使用することができる。乾燥後、シート媒体を次に画像形成することができる。シート媒体を加熱することの別法として、またはそれに加えて、シート媒体を冷却してシート媒体の特性を制御することができる。
以上本発明の各実施例について説明したが、実施例の理解を容易にするために、実施例ごとの要約を以下に列挙する。
〔1〕 画像形成装置(10)における定着器(100、200)を制御する装置であって、
並列に隣接し、シート媒体を間に挟んで受け取るように構成された第1の定着器ローラ(102)および第2の定着器ローラ(104)と、
該第1の定着器ローラ(102)と該第2の定着器ローラ(104)の間に印加される電圧源(106)と、
前記第1の定着器ローラ(102)と前記第2の定着器ローラ(104)の間でシート媒体を挟んで受け取ったときの前記第1の定着器ローラと前記第2の定着器ローラの間の電圧差を測定し、これに応答して電圧差信号を生成するように構成された電圧差測定装置(108)と、
前記電圧差信号を受け取り、これに応答して定着器パラメータ制御信号を生成するように構成されたコントローラ(30)と、
前記定着器パラメータ制御信号に応答する定着器制御装置(124、126、199)と、
を備えた、定着器を制御する装置。
〔2〕 前記第1の定着器ローラ(102)は前記第1の定着器ローラを加熱するように構成されたヒータを備え、
前記定着器制御装置は、前記ヒータへの加熱入力を制御するように構成された加熱コントローラ(124)である、〔1〕に記載の定着器を制御する装置。
〔3〕 前記第1および第2の定着器ローラ(102、104)は接触エリアに沿って互いに接し、前記接触エリアに沿って互いを加圧し、
前記定着器制御装置は、前記第1および第2の定着器ローラの間の圧力を調整するように構成された圧力コントローラ(126)である、〔1〕に記載の定着器を制御する装置。
〔4〕 前記第1および第2の定着器ローラ(102、104)の少なくとも一方は定着器駆動ユニット(128)によって回転駆動され、
前記定着器制御装置は前記定着器駆動ユニット(128)の速度を調整するように構成された速度コントローラ(199)である、 〔1〕に記載の定着器を制御する装置
〔5〕 前記コントローラ(30)は、
プロセッサ(32)および該プロセッサによって読み取り可能なコンピュータ可読メモリ装置(34)と、
前記メモリ装置(34)に記憶され、前記プロセッサ(32)によって実行可能であり、前記定着器パラメータ制御信号を生成する定着器パラメータ調整アルゴリズム(36)と、
を備えた、〔1〕に記載の定着器を制御する装置。
〔6〕 前記コントローラ(30)は、
プロセッサ(32)および該プロセッサによって読み取り可能なコンピュータ可読メモリ装置(34)と、
前記メモリ装置(34)に記憶され、前記プロセッサ(32)によって読み取り可能であり、前記定着器パラメータ制御信号を生成するルックアップテーブル(37、39)と、
を備えた、〔1〕に記載の定着器を制御する装置。
〔7〕 画像形成装置(10)における定着器(100、200)を制御する方法であって、
並列に接した第1の定着器ローラ(102)および第2の定着器ローラ(104)を設けること、
前記第1の定着器ローラ(102)と前記第2の定着器ローラ(104)の間に予め選択された電圧(V)を印加すること、
前記第1の定着器ローラ(102)と前記第2の定着器ローラ(104)の間にシート媒体を配置すること、
前記第1の定着器ローラ(102)と前記第2の定着器ローラ(104)間の前記電圧の変化(M)を測定すること、および
前記測定された電圧変化を用いて定着器パラメータを制御すること、
を含む、定着器を制御する方法。
〔8〕 前記第1の定着器ローラ(102)にある熱量(H)を供給することをさらに含み、前記定着器パラメータは前記第1の定着器ローラに供給される前記熱量である、〔6〕に記載記載の定着器を制御する方法。
〔9〕 前記第1および第2の定着器ローラ(102、104)をある回転速度で回転させることをさらに含み、前記定着器パラメータは前記回転速度である、〔7〕に記載の定着器を制御する方法。
〔10〕 前記第1および第2の定着器ローラ(102、104)が接する場所に圧力を加えることをさらに含み、前記定着器パラメータは、前記第1および第2の定着器ローラが接する場所に加えられる前記圧力である、〔7〕に記載の定着器を制御する方法。
本発明を構造的特徴および方法論的特徴に多少なりとも固有の用語で上述したが、本明細書に開示した手段は本発明の実施に好ましい形態を含むため、本発明は図示し説明した特定の特徴に限定されないことは理解されよう。したがって、本発明は、均等論に従って適宜解釈される併記の本発明の特許請求の範囲内の適当な、いかなる形態または変更形態においても特許請求される。
本発明の実施形態を組み込むことが可能な、簡略化形態の画像形成装置の主な構成要素を示す側面の断面図である。 2個の定着器ローラおよび本発明の一実施形態に従って使用可能な電気回路を示す斜視図である。 本発明の実施形態による方法および装置を使用して測定された電圧差を示すオシロスコープ波形トレースである。 本発明の実施形態による方法および装置を使用して測定された電圧差を示すオシロスコープ波形トレースである。 本発明の実施形態による方法および装置を使用して測定された電圧差を示すオシロスコープ波形トレースである。 本発明の実施形態による方法および装置を使用して測定された電圧差を示すオシロスコープ波形トレースである。 本発明の別の実施形態に従って使用可能な2個の定着器ローラおよび電気回路を示す正面図である。 コンピュータ可読メモリ装置に記憶可能であり、本発明の実施形態による方法および装置に使用可能な構成要素を示す図である。 本発明の実施形態による方法および装置に使用可能な定着器パラメータ調整アルゴリズムを示す図である。 本発明のさらなる実施形態による例示的な方法を示すフローチャートである。 本発明のさらに別の実施形態による別の例示的な方法を示すフローチャートである。
符号の説明
10 画像形成装置
12A、12B シート媒体給紙トレイ
30 コントローラ
32 プロセッサ
34 メモリ装置(コンピュータ可読メモリ装置)
36 定着器パラメータ調整アルゴリズム
37 電圧差値テーブル(ルックアップテーブル)
38 ルックアップテーブル
39 定着器パラメータ調整サブルーチンテーブル(ルックアップテーブル)
100,200 定着器
102,104 定着器ローラ
106 電圧源
108 電圧差測定装置
124,126,199 定着器制御装置

Claims (10)

  1. 画像形成装置における定着器を制御する装置であって、
    並列に隣接し、シート媒体を間に挟んで受け取るように構成された第1の定着器ローラおよび第2の定着器ローラと、
    該第1の定着器ローラと該第2の定着器ローラの間に印加される電圧源と、
    前記第1の定着器ローラと前記第2の定着器ローラの間でシート媒体を挟んで受け取ったときの前記第1の定着器ローラと前記第2の定着器ローラの間の電圧差を測定し、これに応答して電圧差信号を生成するように構成された電圧差測定装置と、
    前記電圧差信号を受け取り、これに応答して定着器パラメータ制御信号を生成するように構成されたコントローラと、
    前記定着器パラメータ制御信号に応答する定着器制御装置と、
    を備えた、定着器を制御する装置。
  2. 前記第1の定着器ローラは前記第1の定着器ローラを加熱するように構成されたヒータを備え、
    前記定着器制御装置は、前記ヒータへの加熱入力を制御するように構成された加熱コントローラである、請求項1に記載の定着器を制御する装置。
  3. 前記第1および第2の定着器ローラは接触エリアに沿って互いに接し、前記接触エリアに沿って互いを加圧し、
    前記定着器制御装置は、前記第1および第2の定着器ローラの間の圧力を調整するように構成された圧力コントローラである、請求項1に記載の定着器を制御する装置。
  4. 前記第1および第2の定着器ローラの少なくとも一方は定着器駆動ユニットによって回転駆動され、
    前記定着器制御装置は前記定着器駆動ユニットの速度を調整するように構成された速度コントローラである、請求項1に記載の定着器を制御する装置。
  5. 前記コントローラは、
    プロセッサおよび該プロセッサによって読み取り可能なコンピュータ可読メモリ装置と、
    前記メモリ装置に記憶され、前記プロセッサによって実行可能であり、前記定着器パラメータ制御信号を生成する定着器パラメータ調整アルゴリズムと、
    を備えた、請求項1に記載の定着器を制御する装置。
  6. 前記コントローラは、
    プロセッサおよび該プロセッサによって読み取り可能なコンピュータ可読メモリ装置と、
    前記メモリ装置に記憶され、前記プロセッサによって読み取り可能であり、前記定着器パラメータ制御信号を生成するルックアップテーブルと、
    を備えた、請求項1に記載の定着器を制御する装置。
  7. 画像形成装置における定着器を制御する方法であって、
    並列に接した第1の定着器ローラおよび第2の定着器ローラを設けること、
    前記第1の定着器ローラと前記第2の定着器ローラの間に予め選択された電圧(V)を印加すること、
    前記第1の定着器ローラと前記第2の定着器ローラの間にシート媒体を配置すること、
    前記第1の定着器ローラと前記第2の定着器ローラ間の前記電圧の変化(M)を測定すること、および
    前記測定された電圧変化を用いて定着器パラメータを制御すること、
    を含む、定着器を制御する方法。
  8. 前記第1の定着器ローラにある熱量(H)を供給することをさらに含み、前記定着器パラメータは前記第1の定着器ローラに供給される前記熱量である、請求項7に記載の定着器を制御する方法。
  9. 前記第1および第2の定着器ローラをある回転速度で回転させることをさらに含み、前記定着器パラメータは前記回転速度である、請求項7に記載の定着器を制御する方法。
  10. 前記第1および第2の定着器ローラが接する場所に圧力を加えることをさらに含み、前記定着器パラメータは、前記第1および第2の定着器ローラが接する場所に加えられる前記圧力である、請求項7に記載の定着器を制御する方法。
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