JP2004252229A - カメラ用制御回路基板 - Google Patents
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Abstract
【課題】カメラ用制御回路基板においてリード線のコンパクトな固定構造を提供する。
【解決手段】カメラ用制御回路基板0は、配線パタンが形成された配線基材4と、配線基材4に組み付けられカメラの被写体までの距離を光学的に測定する光学測距部品1と、同じく配線基材4に組み付けられ且つ配線パタンを介して相互に接続されカメラ各部の制御を行う回路部品41,42とからなる。光学測距部品1を配線パタンに接続するためにリード線5が使われている。光学測距部品1は、配線基材4に接する底部に案内溝61が形成されている。リード線5は、案内溝61に沿って光学測距部品1側から配線基材4側の配線パタンに導かれている。光学測距部品1は、被写体に光束を投光する投光部2と、被写体から戻ってきた光束を受光する受光部3と、樹脂成形品からなり投光部及び受光部を収納する保持枠6とで構成され、保持枠6の底部に案内溝61が形成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】カメラ用制御回路基板0は、配線パタンが形成された配線基材4と、配線基材4に組み付けられカメラの被写体までの距離を光学的に測定する光学測距部品1と、同じく配線基材4に組み付けられ且つ配線パタンを介して相互に接続されカメラ各部の制御を行う回路部品41,42とからなる。光学測距部品1を配線パタンに接続するためにリード線5が使われている。光学測距部品1は、配線基材4に接する底部に案内溝61が形成されている。リード線5は、案内溝61に沿って光学測距部品1側から配線基材4側の配線パタンに導かれている。光学測距部品1は、被写体に光束を投光する投光部2と、被写体から戻ってきた光束を受光する受光部3と、樹脂成形品からなり投光部及び受光部を収納する保持枠6とで構成され、保持枠6の底部に案内溝61が形成されている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学測距部品や回路部品を組み付けたカメラ用制御回路基板に関する。より詳しくは、光学測距部品と配線基材を接続するリード線の固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
カメラ用の制御回路基板は、プリント配線基板などの配線基材と、光学測距部品と、回路部品とで構成され、カメラ本体に搭載される。配線基材は、所定の配線パタンが形成されている。光学測距部品は、配線基材に組み付けられ、カメラの被写体までの距離を光学的に測定する。回路部品は、同じく配線基材に組み付けられ且つ配線パタンを介して相互に接続されカメラ各部の制御を行う。
【0003】
【特許文献1】特開平11−40956号公報
【特許文献2】特開2001−244698公報
【特許文献3】特開2002−23048公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来、配線基材に搭載された光学測距部品を配線基材上の配線パタンに接続する為、リード線が使われている。このリード線は柔軟性を有し、一端が光学測距部品側に半田付けされ、他端が配線基材上の配線パタンに半田付けされている。中間の部分は配線基材平面から離れて空間に置かれている。リード線の空間に置かれた部分の遊びを規制する為、従来接着剤でリード線を固定していた。しかしながら、固定する場所に対するリード線の位置決めが難しいという問題がある。又、接着剤が硬化するまでの待ち時間が必要であり、作業性が悪いという問題がある。場合によっては、配線基材上でリード線を固定する場所を確保できない場合がある。又、カメラ本体に組み込む関係から、リード線の固定場所を確保する為に必要な高さの余裕がない場合もある。この様な時にはリード線を接着剤で固定することができず、解決すべき課題となっている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した従来の技術の課題に鑑み、本発明はカメラ用制御回路基板においてリード線のコンパクトな固定構造を提供することを目的とする。係る目的を達成するために以下の手段を講じた。即ち、配線パタンが形成された配線基材と、該配線基材に組み付けられカメラの被写体までの距離を光学的に測定する光学測距部品と、同じく該配線基材に組み付けられ且つ該配線パタンを介して相互に接続されカメラ各部の制御を行う回路部品とからなるカメラ用制御回路基板において、前記光学測距部品を該配線パタンに接続するためにリード線が使われており、前記光学測距部品は、該配線基材に接する底部に案内溝が形成されており、前記リード線は、該案内溝に沿って該光学測距部品側から該配線基材側の配線パタンに導かれていることを特徴とする。例えば前記光学測距部品は、被写体に光束を投光する投光部と、被写体から戻ってきた光束を受光する受光部と、樹脂成形品からなり該投光部及び受光部を収納する保持枠とで構成され、前記保持枠の底部に該案内溝が形成されている。
【0006】
本発明はカメラ用制御回路基板に限られるものではなく、一般に回路部品が組み付けられた回路基板にも適用可能である。即ち、本発明にかかる回路基板は、配線パタンが形成された配線基材と、該配線基材に組み付けられ回路を構成する部品と、該部品を該配線パタンに接続するためのリード線とで構成され、前記部品は、該配線基材に接する底部に案内溝が形成されており、前記リード線は、該案内溝に沿って該部品側から該配線基材側の配線パタンに導かれていることを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、光学測距部品の底部に案内溝を彫り、そこにリード線を埋め込む様にしている。この案内溝でリード線を固定することにより、別途接着剤でリード線を固定する必要はなくなる。又、案内溝を用いることでリード線の位置決めが容易になり、配線パタンに対するリード線の端部の半田付け作業も容易になる。特に光学測距部品周りは別途ファインダなどを組み込む関係もあって、高さ制限が厳しい。この場合、リード線を光学測距部品の底部に彫られた案内溝に埋め込むことで、高さ制限などの影響を受けることがない。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明に係るカメラ用制御回路基板の実施形態を示す模式的な斜視図である。尚、本発明はカメラ用制御回路基板に限られることなく、一般の回路基板にも適用可能である。
【0009】
図示する様に、本カメラ用制御回路基板0は、プリント配線基板などの配線基材4と、光学測距部品1と、回路部品41,42とで構成されている。配線基材4は、図示しないが所望の配線パタンが形成されている。光学測距部品1は、配線基材4に組み付けられ、カメラの被写体までの距離を光学的に測定する。回路部品41はマイクロコンピュータチップからなり、配線基材4に組み付けられ且つ配線パタンを介して他の部品と相互に接続されカメラ各部の制御を行う。回路部品としてはマイクロコンピュータチップの他、コンデンサ42やその他図示を省略した種々の電気部品が含まれる。
【0010】
特徴事項として、光学測距部品1を配線基材4の配線パタンに接続する為にリード線5が使われている。光学測距部品1は、配線基材4に接する底部に案内溝61が形成されている。リード線5は、この案内溝61に沿って光学測距部品1側から配線基材4側の配線パタンに導かれている。すなわち、光学測距部品1の底部に案内溝61を彫り、その案内溝61の部分にリード線5を埋め込んでいる。配線基材4の平面に接する光学測距部品1の底部にリード線5の案内用の溝61を彫ることで、リード線5を固定することが可能になる。従って従来の様に別途接着剤でリード線を固定する必要はない。又、光学測距部品1の底部に彫り込んだ溝61をガイドとして用いることにより、リード線5の位置を正確に決めることができる。従って、リード線5の端部を配線基材4の所定の配線パタンに半田付けする際にも、その作業性が改善される。
【0011】
本実施形態では、光学測距部品1は投光部2と受光部3と保持枠6とで構成されている。投光部2は光軸方向前方に位置する被写体に光束を投光する。受光部3は被写体から戻って来た光束を受光する。保持枠6は樹脂成形品からなり投光部2及び受光部3を収納する。本実施例の場合、保持枠6は略コの字状の樹脂成形品であり、左側に投光部2が収納され、右側に受光部3が収納されている。保持枠6の左側には投光部2に加えフラッシュランプが格納されている場合もある。この保持枠6の底部に案内溝61が形成され、リード線5を位置決め固定する様になっている。
【0012】
保持枠6は左側の投光部2を格納する部分と右側の受光部3を格納する部分との間に空間がある。この空間は、カメラ用制御回路基板0をカメラ本体に組み込んだ時、ちょうどファインダが位置する部分となっている。換言すると、保持枠6はファインダを逃がす為に、前述した様に略コの字形状をしている。従って、保持枠6の中央部分はファインダを逃がす為高さ制限が非常に厳しくなっている。リード線5の遊びを固定する適当な接着箇所はない。そこで本発明は、保持枠6の中央部分の底部に案内溝61を形成し、ここにリード線5を埋め込んで固定している。
【0013】
投光部2は、レンズ(図示せず)と基板26とで構成されている。レンズは光軸方向に光束を集束する。保持枠6はこのレンズを保持している。基板26は光束を放射する発光素子(図示せず)を搭載し且つ前述のレンズに対向して保持枠6に取り付けられている。リード線5の一端は回路基板26に半田付けされ、他端は前述した様に配線基材4の配線パタンに半田付けされる。受光部3も基本的に投光部2と同様の構成を有しており、レンズ(図示せず)と基板36とで構成されている。レンズは対象物から戻って来る光束を集光する。保持枠6はこのレンズを保持している。基板36は光束を受光する受光素子(図示せず)を搭載している。受光素子は前述したレンズに対向して基板36に取り付けられている。
【0014】
図2は、図1に示したカメラ用制御回路基板0を組み込んだカメラの例を表わしている。カメラ10はボディ8と撮影用のレンズ鏡筒9を備えている。ボディ8の前面側に、一対の投光部2及び受光部3が露出している。これらの投光部2及び受光部3を支持する配線基材は、カメラ10の内部に組み込まれている。図示の例では、ボディ8の天井部にカメラ用制御回路基板0が取り付けられている。この様にしてカメラ10に組み込まれた投光部2及び受光部3からなる小型の光学測距部品は、被写体距離を自動的に測定して、自動焦点調節などに使われる。尚、投光部2と受光部3との間にはファインダ7が配置している。又、投光部2と隣接してフラッシュランプ11が配されている。
【0015】
図3は、図1に示したカメラ用制御回路基板の正面図である。図示する様に、配線基材4の表面及び裏面に、種々の回路部品が組み付けられている。図示の例では、コンデンサ42やその他のチップ部品が組み付けられている。加えて、配線基材4の上面には光学測距部品1も搭載されている。前述した様に、この光学測距部品1は投光部2及び受光部3を組み込んだ保持枠6からなる。保持枠6は樹脂成形品からなり、配線基材4と接する底面に案内溝61が形成されている。投光部2側の発光素子などを搭載した基板26はリード線5を介して配線基材4の配線パタンに接続されている。その際、リード線5は案内溝61を介して投光部2側から配線基材4側に導かれている。これにより、高さ制限の影響を受けることなくリード線5を位置決め固定可能である。
【0016】
図4は、図1に示したカメラ用制御回路基板の平面図である。図示する様に、配線基材4の上には種々の回路部品に加え、投光部2及び受光部3を組み付けた保持枠6も搭載されている。保持枠6は投光部2と受光部3を連結する中央部の底に案内溝61が形成されている。この案内溝61に沿ってリード線5が位置決めされている。リード線5の一端は配線基材4側の配線パタン45に半田付けされている。リード線5は案内溝61によって位置決めされている為、その先端は配線パタン45に整合し、半田付け作業を容易にしている。
【0017】
図5は、図1に示したカメラ用制御回路基板に搭載される光学測距部品の具体的な構成例を示す模式的な分解斜視図である。図示する様に、光学測距部品は、光軸方向にある対象物(図示省略)に向かって光束LBを投光する投光部2と、対象物から戻って来る光束LBを受光する受光部3とを用いて、対象物の光軸方向距離を三角測量の原理に基づいて測定するものである。投光部2は、光軸方向に光束LBを集光するレンズ21と、このレンズ21を保持する保持枠6と、この保持枠6に取り付けられ、レンズ21に向かって光束LBを発する発光素子23とから構成されている。発光素子23は例えば赤外LEDチップからなり、金属のフレーム24に取り付けられている。赤外LEDチップはフレーム24に搭載されたままモールド25でパッケージされている。フレーム24は基板26に半田付けされる。この様にして発光素子23は基板26を介し保持枠6に取り付けられる。
【0018】
一方受光部3は対象物から戻って来た光束LBを集束するレンズ31と、PSDなどの受光素子33とからなる。レンズ31及び発光素子33共に保持枠6に取り付けられている。実際には、受光素子33は基板36に搭載された状態で、保持枠6に取り付けられる。
【0019】
対象物の光軸方向位置に応じて、投光部2から発した光束LBと対象物から反射して受光部3に向かう光束LBとの成す角θが変化する。このθの値に応じ受光素子33の受光位置が変化する。受光素子33はこの受光位置を電気的に検出して、対応する検出信号を制御回路基板側に送る。制御回路基板に搭載されたマイクロコンピュータチップは、検出信号を解析して対象物の光軸方向位置を測定する。
【0020】
【発明の効果】
本発明によれば、カメラ用制御回路基板において、その上に搭載された光学測距部品は、配線基材に接する底部に案内溝が形成されており、リード線はこの案内溝に沿って光学測距部品側から配線基材側の配線パタンに導かれている。案内溝でリード線を固定することにより、別途固定用の接着剤を用いる必要がなくなり、基板組立時間が短縮される。又、配線基材の平面に接する部品の底部に案内溝を形成することで、高さ制限に影響を受けることなく、リード線を正確に位置決めできる。これにより、配線パタンに対するリード線の半田付けの作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカメラ用制御回路基板の模式的な斜視図である。
【図2】図1に示したカメラ用制御回路基板を組み込んだカメラの一例を示す模式的な斜視図である。
【図3】図1に示したカメラ用制御回路基板の正面図である。
【図4】図1に示したカメラ用制御回路基板の平面図である。
【図5】図1に示したカメラ用制御回路基板に搭載される光学測距部品の具体的な構成例を示す模式的な分解斜視図である。
【符号の説明】
0・・・カメラ用制御回路基板、1・・・光学測距部品、2・・・投光部、3・・・受光部、4・・・配線基材、5・・・リード線、6・・・保持枠、41・・・回路部品、42・・・回路部品、61・・・案内溝
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学測距部品や回路部品を組み付けたカメラ用制御回路基板に関する。より詳しくは、光学測距部品と配線基材を接続するリード線の固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
カメラ用の制御回路基板は、プリント配線基板などの配線基材と、光学測距部品と、回路部品とで構成され、カメラ本体に搭載される。配線基材は、所定の配線パタンが形成されている。光学測距部品は、配線基材に組み付けられ、カメラの被写体までの距離を光学的に測定する。回路部品は、同じく配線基材に組み付けられ且つ配線パタンを介して相互に接続されカメラ各部の制御を行う。
【0003】
【特許文献1】特開平11−40956号公報
【特許文献2】特開2001−244698公報
【特許文献3】特開2002−23048公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来、配線基材に搭載された光学測距部品を配線基材上の配線パタンに接続する為、リード線が使われている。このリード線は柔軟性を有し、一端が光学測距部品側に半田付けされ、他端が配線基材上の配線パタンに半田付けされている。中間の部分は配線基材平面から離れて空間に置かれている。リード線の空間に置かれた部分の遊びを規制する為、従来接着剤でリード線を固定していた。しかしながら、固定する場所に対するリード線の位置決めが難しいという問題がある。又、接着剤が硬化するまでの待ち時間が必要であり、作業性が悪いという問題がある。場合によっては、配線基材上でリード線を固定する場所を確保できない場合がある。又、カメラ本体に組み込む関係から、リード線の固定場所を確保する為に必要な高さの余裕がない場合もある。この様な時にはリード線を接着剤で固定することができず、解決すべき課題となっている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した従来の技術の課題に鑑み、本発明はカメラ用制御回路基板においてリード線のコンパクトな固定構造を提供することを目的とする。係る目的を達成するために以下の手段を講じた。即ち、配線パタンが形成された配線基材と、該配線基材に組み付けられカメラの被写体までの距離を光学的に測定する光学測距部品と、同じく該配線基材に組み付けられ且つ該配線パタンを介して相互に接続されカメラ各部の制御を行う回路部品とからなるカメラ用制御回路基板において、前記光学測距部品を該配線パタンに接続するためにリード線が使われており、前記光学測距部品は、該配線基材に接する底部に案内溝が形成されており、前記リード線は、該案内溝に沿って該光学測距部品側から該配線基材側の配線パタンに導かれていることを特徴とする。例えば前記光学測距部品は、被写体に光束を投光する投光部と、被写体から戻ってきた光束を受光する受光部と、樹脂成形品からなり該投光部及び受光部を収納する保持枠とで構成され、前記保持枠の底部に該案内溝が形成されている。
【0006】
本発明はカメラ用制御回路基板に限られるものではなく、一般に回路部品が組み付けられた回路基板にも適用可能である。即ち、本発明にかかる回路基板は、配線パタンが形成された配線基材と、該配線基材に組み付けられ回路を構成する部品と、該部品を該配線パタンに接続するためのリード線とで構成され、前記部品は、該配線基材に接する底部に案内溝が形成されており、前記リード線は、該案内溝に沿って該部品側から該配線基材側の配線パタンに導かれていることを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、光学測距部品の底部に案内溝を彫り、そこにリード線を埋め込む様にしている。この案内溝でリード線を固定することにより、別途接着剤でリード線を固定する必要はなくなる。又、案内溝を用いることでリード線の位置決めが容易になり、配線パタンに対するリード線の端部の半田付け作業も容易になる。特に光学測距部品周りは別途ファインダなどを組み込む関係もあって、高さ制限が厳しい。この場合、リード線を光学測距部品の底部に彫られた案内溝に埋め込むことで、高さ制限などの影響を受けることがない。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明に係るカメラ用制御回路基板の実施形態を示す模式的な斜視図である。尚、本発明はカメラ用制御回路基板に限られることなく、一般の回路基板にも適用可能である。
【0009】
図示する様に、本カメラ用制御回路基板0は、プリント配線基板などの配線基材4と、光学測距部品1と、回路部品41,42とで構成されている。配線基材4は、図示しないが所望の配線パタンが形成されている。光学測距部品1は、配線基材4に組み付けられ、カメラの被写体までの距離を光学的に測定する。回路部品41はマイクロコンピュータチップからなり、配線基材4に組み付けられ且つ配線パタンを介して他の部品と相互に接続されカメラ各部の制御を行う。回路部品としてはマイクロコンピュータチップの他、コンデンサ42やその他図示を省略した種々の電気部品が含まれる。
【0010】
特徴事項として、光学測距部品1を配線基材4の配線パタンに接続する為にリード線5が使われている。光学測距部品1は、配線基材4に接する底部に案内溝61が形成されている。リード線5は、この案内溝61に沿って光学測距部品1側から配線基材4側の配線パタンに導かれている。すなわち、光学測距部品1の底部に案内溝61を彫り、その案内溝61の部分にリード線5を埋め込んでいる。配線基材4の平面に接する光学測距部品1の底部にリード線5の案内用の溝61を彫ることで、リード線5を固定することが可能になる。従って従来の様に別途接着剤でリード線を固定する必要はない。又、光学測距部品1の底部に彫り込んだ溝61をガイドとして用いることにより、リード線5の位置を正確に決めることができる。従って、リード線5の端部を配線基材4の所定の配線パタンに半田付けする際にも、その作業性が改善される。
【0011】
本実施形態では、光学測距部品1は投光部2と受光部3と保持枠6とで構成されている。投光部2は光軸方向前方に位置する被写体に光束を投光する。受光部3は被写体から戻って来た光束を受光する。保持枠6は樹脂成形品からなり投光部2及び受光部3を収納する。本実施例の場合、保持枠6は略コの字状の樹脂成形品であり、左側に投光部2が収納され、右側に受光部3が収納されている。保持枠6の左側には投光部2に加えフラッシュランプが格納されている場合もある。この保持枠6の底部に案内溝61が形成され、リード線5を位置決め固定する様になっている。
【0012】
保持枠6は左側の投光部2を格納する部分と右側の受光部3を格納する部分との間に空間がある。この空間は、カメラ用制御回路基板0をカメラ本体に組み込んだ時、ちょうどファインダが位置する部分となっている。換言すると、保持枠6はファインダを逃がす為に、前述した様に略コの字形状をしている。従って、保持枠6の中央部分はファインダを逃がす為高さ制限が非常に厳しくなっている。リード線5の遊びを固定する適当な接着箇所はない。そこで本発明は、保持枠6の中央部分の底部に案内溝61を形成し、ここにリード線5を埋め込んで固定している。
【0013】
投光部2は、レンズ(図示せず)と基板26とで構成されている。レンズは光軸方向に光束を集束する。保持枠6はこのレンズを保持している。基板26は光束を放射する発光素子(図示せず)を搭載し且つ前述のレンズに対向して保持枠6に取り付けられている。リード線5の一端は回路基板26に半田付けされ、他端は前述した様に配線基材4の配線パタンに半田付けされる。受光部3も基本的に投光部2と同様の構成を有しており、レンズ(図示せず)と基板36とで構成されている。レンズは対象物から戻って来る光束を集光する。保持枠6はこのレンズを保持している。基板36は光束を受光する受光素子(図示せず)を搭載している。受光素子は前述したレンズに対向して基板36に取り付けられている。
【0014】
図2は、図1に示したカメラ用制御回路基板0を組み込んだカメラの例を表わしている。カメラ10はボディ8と撮影用のレンズ鏡筒9を備えている。ボディ8の前面側に、一対の投光部2及び受光部3が露出している。これらの投光部2及び受光部3を支持する配線基材は、カメラ10の内部に組み込まれている。図示の例では、ボディ8の天井部にカメラ用制御回路基板0が取り付けられている。この様にしてカメラ10に組み込まれた投光部2及び受光部3からなる小型の光学測距部品は、被写体距離を自動的に測定して、自動焦点調節などに使われる。尚、投光部2と受光部3との間にはファインダ7が配置している。又、投光部2と隣接してフラッシュランプ11が配されている。
【0015】
図3は、図1に示したカメラ用制御回路基板の正面図である。図示する様に、配線基材4の表面及び裏面に、種々の回路部品が組み付けられている。図示の例では、コンデンサ42やその他のチップ部品が組み付けられている。加えて、配線基材4の上面には光学測距部品1も搭載されている。前述した様に、この光学測距部品1は投光部2及び受光部3を組み込んだ保持枠6からなる。保持枠6は樹脂成形品からなり、配線基材4と接する底面に案内溝61が形成されている。投光部2側の発光素子などを搭載した基板26はリード線5を介して配線基材4の配線パタンに接続されている。その際、リード線5は案内溝61を介して投光部2側から配線基材4側に導かれている。これにより、高さ制限の影響を受けることなくリード線5を位置決め固定可能である。
【0016】
図4は、図1に示したカメラ用制御回路基板の平面図である。図示する様に、配線基材4の上には種々の回路部品に加え、投光部2及び受光部3を組み付けた保持枠6も搭載されている。保持枠6は投光部2と受光部3を連結する中央部の底に案内溝61が形成されている。この案内溝61に沿ってリード線5が位置決めされている。リード線5の一端は配線基材4側の配線パタン45に半田付けされている。リード線5は案内溝61によって位置決めされている為、その先端は配線パタン45に整合し、半田付け作業を容易にしている。
【0017】
図5は、図1に示したカメラ用制御回路基板に搭載される光学測距部品の具体的な構成例を示す模式的な分解斜視図である。図示する様に、光学測距部品は、光軸方向にある対象物(図示省略)に向かって光束LBを投光する投光部2と、対象物から戻って来る光束LBを受光する受光部3とを用いて、対象物の光軸方向距離を三角測量の原理に基づいて測定するものである。投光部2は、光軸方向に光束LBを集光するレンズ21と、このレンズ21を保持する保持枠6と、この保持枠6に取り付けられ、レンズ21に向かって光束LBを発する発光素子23とから構成されている。発光素子23は例えば赤外LEDチップからなり、金属のフレーム24に取り付けられている。赤外LEDチップはフレーム24に搭載されたままモールド25でパッケージされている。フレーム24は基板26に半田付けされる。この様にして発光素子23は基板26を介し保持枠6に取り付けられる。
【0018】
一方受光部3は対象物から戻って来た光束LBを集束するレンズ31と、PSDなどの受光素子33とからなる。レンズ31及び発光素子33共に保持枠6に取り付けられている。実際には、受光素子33は基板36に搭載された状態で、保持枠6に取り付けられる。
【0019】
対象物の光軸方向位置に応じて、投光部2から発した光束LBと対象物から反射して受光部3に向かう光束LBとの成す角θが変化する。このθの値に応じ受光素子33の受光位置が変化する。受光素子33はこの受光位置を電気的に検出して、対応する検出信号を制御回路基板側に送る。制御回路基板に搭載されたマイクロコンピュータチップは、検出信号を解析して対象物の光軸方向位置を測定する。
【0020】
【発明の効果】
本発明によれば、カメラ用制御回路基板において、その上に搭載された光学測距部品は、配線基材に接する底部に案内溝が形成されており、リード線はこの案内溝に沿って光学測距部品側から配線基材側の配線パタンに導かれている。案内溝でリード線を固定することにより、別途固定用の接着剤を用いる必要がなくなり、基板組立時間が短縮される。又、配線基材の平面に接する部品の底部に案内溝を形成することで、高さ制限に影響を受けることなく、リード線を正確に位置決めできる。これにより、配線パタンに対するリード線の半田付けの作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカメラ用制御回路基板の模式的な斜視図である。
【図2】図1に示したカメラ用制御回路基板を組み込んだカメラの一例を示す模式的な斜視図である。
【図3】図1に示したカメラ用制御回路基板の正面図である。
【図4】図1に示したカメラ用制御回路基板の平面図である。
【図5】図1に示したカメラ用制御回路基板に搭載される光学測距部品の具体的な構成例を示す模式的な分解斜視図である。
【符号の説明】
0・・・カメラ用制御回路基板、1・・・光学測距部品、2・・・投光部、3・・・受光部、4・・・配線基材、5・・・リード線、6・・・保持枠、41・・・回路部品、42・・・回路部品、61・・・案内溝
Claims (3)
- 配線パタンが形成された配線基材と、該配線基材に組み付けられカメラの被写体までの距離を光学的に測定する光学測距部品と、同じく該配線基材に組み付けられ且つ該配線パタンを介して相互に接続されカメラ各部の制御を行う回路部品とからなるカメラ用制御回路基板において、
前記光学測距部品を該配線パタンに接続するためにリード線が使われており、
前記光学測距部品は、該配線基材に接する底部に案内溝が形成されており、
前記リード線は、該案内溝に沿って該光学測距部品側から該配線基材側の配線パタンに導かれていることを特徴とするカメラ用制御回路基板。 - 前記光学測距部品は、被写体に光束を投光する投光部と、被写体から戻ってきた光束を受光する受光部と、樹脂成形品からなり該投光部及び受光部を収納する保持枠とで構成され、前記保持枠の底部に該案内溝が形成されていることを特徴とする請求項1記載のカメラ用制御回路基板。
- 配線パタンが形成された配線基材と、該配線基材に組み付けられ回路を構成する部品と、該部品を該配線パタンに接続するためのリード線とで構成され、
前記部品は、該配線基材に接する底部に案内溝が形成されており、
前記リード線は、該案内溝に沿って該部品側から該配線基材側の配線パタンに導かれていることを特徴とする回路基板。
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JP2003043420A JP2004252229A (ja) | 2003-02-21 | 2003-02-21 | カメラ用制御回路基板 |
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JP2003043420A JP2004252229A (ja) | 2003-02-21 | 2003-02-21 | カメラ用制御回路基板 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014170209A (ja) * | 2013-02-28 | 2014-09-18 | Johnson & Johnson Vision Care Inc | エミッタ−検出器対センサを有する電子眼科レンズ |
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2003
- 2003-02-21 JP JP2003043420A patent/JP2004252229A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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