JP2004250408A - ハイビスカスの成分抽出法並びに化粧料及び洗浄料への利用 - Google Patents

ハイビスカスの成分抽出法並びに化粧料及び洗浄料への利用 Download PDF

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Abstract

【課題】ハイビスカスに含有されている粘稠物質を利用した化粧料や洗浄料などに関し、ハイビスカスの粘稠物質の効果的な抽出方法とこの粘稠物質と相性の良いワックス成分との配合を実現する。
【解決手段】ハイビスカス属、アルピニア属、シトラス属、ガルシニア属、シカス属又はサッカローム属の中の1又は2以上の属のワックス抽出物とハイビスカスをショ糖で抽出した粘稠物質を配合してなるハイビスカス加工品である。前記のハイビスカス属としてハイビスカスを使用し、前記のアルピニア属として月桃を使用し、前記のシトラス属としてヒラミレモンを使用し、前記のガルシニア属として福木の葉を使用し、前記のシカス属としてソテツの葉を使用し、前記のサッカローム属としてサトウキビの茎を使用することが望ましい。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ハイビスカスに含有されている粘稠物質を利用した化粧料や洗浄料などハイビスカス加工品に関する。
【0002】
【従来の技術】
ハイビスカスの成分を化粧品等へ応用することは、例えば特開平9−295928号公報や特開平5 −306210号公報、特開平9−87188 号公報などに掲載されているように、従来から種々のアイディアが提案されている。
【0003】例えば、特開平9−295928号公報のハイビスカス品は、老化防止化粧料であり、また特開平5 −306210号公報のハイビスカス品は、ハイビスカスの葉の汁とアロエの葉肉の混合物による化粧料であり、特開平9−87188 号公報のハイビスカス品は、花の抽出物を利用したものである。
【0004】このようなハイビスカス成分の含有品は、従来から、保湿効果やエモリエント効果、抗酸化作用、消炎効果、紫外線防御作用などに優れた効果を発揮することが知られている。したがって、化粧料及び洗浄料などに応用したアイディアが種々提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ハイビスカスが化粧料や洗浄料として有効なのは、ハイビスカスに含まれている粘稠物質の作用によるが、粘稠物質の効果的な抽出方法が見つからず、粘稠物質を効率良くかつ高い粘性で抽出することが困難であった。
【0006】そこで、種々試みた結果、ショ糖(スクロース)を加えて抽出する方法によると、粘稠物質は、なお一層粘性を増すことが判明し、従来の抽出方法よりゲル化し易いという利点が生じることも究明できた。
【0007】また、ハイビスカスの抽出成分である粘稠物質をワックスと配合することで、より優れた効果を発揮する化粧料や洗浄料を実現できることを究明した。
【0008】本発明の技術的課題は、このような問題に着目し、ハイビスカスの粘稠物質の効果的な抽出方法とこの粘稠物質と相性の良いワックス成分との配合を実現することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の技術的課題は次のような手段によって解決される。請求項1は、ショ糖で抽出したハイビスカス粘稠物質を含有していることを特徴とするハイビスカス加工品である。
【0010】このように、ハイビスカスの粘稠物質をショ糖で抽出する方法によると、有効成分である粘稠物質の粘性が増し、ゲル化しやすいという利点が有り、アラバン・ガラクタンや他の有効成分も効率的に抽出可能である。粘性が増すと、保湿効果もよい。ショ糖濃度50%以上の高濃度で使用したときは腐敗防止にもなり、微生物安定性もある。したがって、化粧料や洗浄料などの抽出方法として好適である。
【0011】請求項2は、ハイビスカス属、アルピニア属、シトラス属、ガルシニア属、シカス属又はサッカローム属の中の1又は2以上の属のワックス抽出物とハイビスカスの粘稠物質を配合してなることを特徴とするハイビスカス加工品で ある。
【0012】このように、ハイビスカス属、アルピニア属、シトラス属、ガルシニア属、シカス属又はサッカローム属などから抽出したワックス成分とハイビスカスの粘稠物質を配合してなるハイビスカス加工品は、光沢があり、均一化しやすいといった効果を奏する。
【0013】請求項3は、請求項2に記載のハイビスカス属としてハイビスカスを使用し、前記のアルピニア属として月桃を使用し、前記のシトラス属としてヒラミレモンを使用し、前記のガルシニア属として福木の葉を使用し、前記のシカス属としてソテツの葉を使用し、前記のサッカローム属としてサトウキビの茎を使用することを特徴とするハイビスカス加工品である。
【0014】このように、ワックス成分を抽出する各原料として、ハイビスカスや月桃、ヒラミレモン、福木の葉、ソテツの葉、サトウキビの茎を使用するが、これらは沖縄地方で豊富に産出するので、比較的安価に大量に良好な化粧料や洗浄料を製造することができる。
【0015】請求項4は、請求項2または請求項3に記載のハイビスカスの粘稠物質が、ハイビスカスからショ糖で抽出されていることを特徴とするハイビスカス加工品である。
【0016】このように、ショ糖で抽出したハイビスカス粘稠物質とハイビスカス属やアルピニア属などから抽出したワックス成分を配合したハイビスカス加工品は、流動性が高く、肌になじみやすい等といった効果を奏する。
【0017】なお、ショ糖の力でワックスのエマルジョン化が促進され、均一に混ざる。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に本発明によるハイビスカスの成分抽出法並びに化粧料及び洗浄料への利用が実際上どのように具体化されるか実施形態を説明する。図1は本発明によるハイビスカスの粘稠物質の抽出法の実施形態を工程順に説明するフローチャートである。
【0019】本発明は、ハイビスカスの粘稠成分がペクチンを含有することに注目し、ショ糖による抽出を試みた。ショ糖は水酸基8個を有し、他の多価アルコールに比べ強い親水性を有し、ペクチンをゲル化する。ショ糖濃度50%以上で使用したときは腐敗防止にもなり、微生物安定性もある。そのショ糖のもつ特性に注目し、溶剤に適した物質と知見した。
【0020】ハイビスカスの粘稠成分は、アラバン・ガラクタンが付加物としてペクチン鎖にエステル結合或いは、バン・デル・バールス力で付加しているものであろうとされている。
【0021】以上のことから、ペクチンをショ糖によりゲル化して抽出することは、アラバン・ガラクタンの抽出も同時に行われたことになる。また、他の有効成分も効率的に抽出可能である。
【0022】この抽出方法を図1にしたがって説明すると、まずステップS1のように、ハイビスカスの葉や花などの原料を用意する。具体的には、ハイビスカスの新芽部、葉部及び花部或いはこれらの混合物を使用する。ハイビスカスの品種は多数あるが、どの種のハイビスカスでも利用できる。
【0023】そして、0.1 〜70重量%濃度のショ糖水溶液を用意し、ステップS2のように、互いに充分に攪拌し混合する。このとき、ショ糖水溶液に対し、ハイビスカスを1〜50重量%程度の割合で混合する。
【0024】次いで、ステップS3の工程で、フィルターを通過させて濾過し、夾雑物を除去すると、ハイビスカスの粘稠物質を分離できる。
【0025】その結果、ステップS4のような粘稠物質を含有するろ液が得られる。このろ液である粘稠物質を糖度調整した後、ステップS5のように、70℃で30分間殺菌して、溶出酵素の不活性化を図ることによって、粘稠な透明か或いは淡黄色の液体が得られる。なお、糖度調整は、粘性の均一化の目的で、ショ糖を用いて、高濃度のショ糖溶液を添加するようにして行う。
【0026】このような、ショ糖によるハイビスカス抽出方法は、従来の抽出方法と違って粘稠物質にショ糖を結合させる方法が異なっており、その結果、ワックスと粘稠物質とのエマルジョン化が容易に出来るなどの効果を奏する。
【0027】次に、各種の原料からワックス成分を抽出する方法を説明する。図2は溶媒を用いたワックス成分の抽出方法を工程順に説明するフローチャートである。
【0028】まず、ステップS1のように、ワックス成分を抽出する原料を用意する。原料としては、ハイビスカス(Hibiscus)属、アルピニア(Alpinia)属、シトラス(Citrus)属、ガルシニア(Garcinia)属、シカス(Cycas) 属、サッカローム(Saccharum) 属などが適している。
【0029】(1).ハイビスカス属としては、粘稠物質を抽出する場合と同様に、通常のハイビスカスの新芽部、葉部及び花部或いはその混合物を使用する。ハイビスカスには、各種の種類があるが、すべての種類を使用できる。
【0030】(2).アルピニア属としても種々有るが、代表例として月桃(沖縄の方言では「サンニン」とも呼ぶ)などがある。月桃は、沖縄地域では大量に生産されており、野生も有るので容易に入手できる。主として月桃の葉にワックス成分が含まれているが、茎の部分からも採取できる。
【0031】(3).シトラス属の代表例として、ヒラミレモンなどがある。ヒラミレモンは沖縄の方言でシークヮーサーとも呼ぶ。沖縄や台湾なとで産出する。果実の皮や葉にワックス成分が含まれている。
【0032】(4).ガルシニア属の代表例として、福木などがある。福木は沖縄地域で並木などとして利用されている。葉の部分にワックス成分が含まれている。
【0033】(5).シカス属の代表例として、ソテツなどがある。ソテツの葉にワックス成分が含まれている。
【0034】(6).サッカローム属の代表例として、サトウキビなどがある。サトウキビの幹の表皮部分にワックス成分が含まれている。
【0035】以上のように、沖縄地域には、ワックス成分の原料となる植物は種々有る。そして、化粧料や洗浄料の用途によっても多少の違いは有るが、前記の各ワックス成分原料のどれを採用してもよい。
【0036】溶媒としては、既知のエーテルやエタノールなどを用いる。そして、ステップS2のように、前記の各種の原料に有機溶媒を混合してから、ステップS3のように加熱する。そして、ステップS4でろ過し、次いでステップS5で冷却すると、ステップS6のように、水分とワックス成分とが分離するので、図7のように、ワックスが得られる。
【0037】なお、図2の方法はワックス成分を抽出する方法の一例であって、例えば温湯抽出法や減圧抽出法などを採用して抽出してもよい。
【0038】本発明によると、図1の方法で抽出したハイビスカスの粘稠物質を含有させることで、各種の化粧料や洗浄料を製造できる。例えば、粘稠物質をビタミンC誘導体やグリセリンなどと混ぜることで美白などの化粧料を製造できる。また、粘稠物質を脂肪酸やアルカリなどと混ぜることで脂肪酸石けんなどの洗浄料を製造できる。化粧料の場合はハイビスカスの粘稠物質6対副原料4の割合で配合するのがよい。また、洗浄料の場合はハイビスカス粘稠物質2対副原料8の割合で配合するのがよい。
【0039】種々試験した結果によると、前記(1).のハイビスカス属の代表例であるハイビスカスのワックス抽出物と前記のハイビスカスの粘稠物質を配合することによって、保湿や皮膚のハリを出すなどの化粧料やクレンジングフォームなどの洗浄料を製造することができた。化粧料の場合は、ワックス抽出物0.001 対ハイビスカス粘稠物質及び副原料混合物9.99の割合で配合する。また、洗浄料の場合は、ワックス抽出物0.001 対ハイビスカス粘稠物質及び副原料混合物9.999 の割合で配合するのがよい。
【0040】(2).のアルピニア属の月桃の葉のワックス抽出物とハイビスカスの粘稠物質を配合することによって、保湿やツヤを出すなどの化粧料やクレンジングジェルなどの洗浄料を製造できる。化粧料の場合は、ワックス抽出物0.01対ハイビスカス粘稠物質及び副原料混合物9.99の割合で配合する。また洗浄料の場合は、ワックス成分0.001 対ハイビスカス粘稠物質及び副原料混合物9.999 の割合で配合するのがよい。
【0041】(3).のシトラス属のヒラミレモンの果実の皮のワックス抽出物とハイビスカスの粘稠物質を配合することによって、保湿や収れんなどの化粧料やヘアーシャンプーなどの洗浄料を製造できる。化粧料の場合は、ワックス抽出物0.01対ハイビスカス粘稠物質及び副原料混合物9.99の割合で配合する。また、洗浄料の場合は、ワックス抽出物0.001 対ハイビスカス粘稠物質及び副原料混合物9.999 の割合で配合するのがよい。
【0042】(4).のガルシニア属の福木の葉のワックス抽出物とハイビスカスの粘稠物質を配合することによって、保湿や肌をなめらかにするなどの化粧料やボディーソープなどの洗浄料を製造できる。化粧料の場合は、ワックス抽出物0.01対ハイビスカス粘稠物質及び副原料混合物9.99の割合で配合する。また、洗浄料の場合は、ワックス抽出物0.001 対ハイビスカス粘稠物質及び副原料混合物9.999 の割合で配合する。
【0043】(5).のシカス属のソテツの葉のワックス抽出物とハイビスカスの粘稠物質を配合することによって、保湿や皮膚を柔軟にするなどの化粧料やハンドソープなどの洗浄料を製造できる。化粧料の場合は、ワックス抽出物0.01対ハイビスカス粘稠物質及び副原料混合物9.99の割合で配合する。また、洗浄料の場合は、ワックス抽出物0.001 対ハイビスカス粘稠物質及び副原料混合物9.999 の割合で配合する。
【0044】(6).のサッカローム属のサトウキビの幹の表皮のワックス抽出物とハイビスカスの粘稠物質を配合することによって、保湿や皮膚消炎効果のあるなどの化粧料や洗浄料を製造できる。化粧料の場合は、ワックス抽出物0.01対ハイビスカス粘稠物質及び副原料混合物9.99の割合で配合する。また、洗浄料の場合は、ワックス抽出物0.001 対ハイビスカス粘稠物質及び副原料混合物9.999 の割合で配合する。
【0045】なお、前記の副原料の種類は、各表中に例示されているとおりである。
【0046】このように、どの属のワックス成分かによって、化粧料や洗浄料としての作用が多少異なるので、用途に応じて、ワックス成分の原料を選択するのか好ましい。また、2種以上の属のワックス成分を配合して用いてもよい。
【0047】表1は、本発明の方法により、ハイビスカスのショ糖抽出液とハイビスカスのワックス抽出成分を用いて、化粧水を試作した例で、具体的な原料名とその配合例を示してある。
【0048】
【表1】化粧水の例
Figure 2004250408
【0049】表2は、本発明の方法により、ハイビスカスのショ糖抽出液とハイビスカスのワックス抽出成分を用いて、毛髪洗浄料を試作した例で、具体的な原料名とその配合例である。
【0050】
【表2】毛髪洗浄料の例
Figure 2004250408
【0051】表3は、本発明の方法により、ハイビスカスのショ糖抽出液とハイビスカスのワックス抽出成分を用いて、皮膚洗浄料を試作した例で、具体的な原料名とその配合例を示してある。
【0052】
【表3】皮膚洗浄料の例
Figure 2004250408
【0053】表4は、本発明の方法により、ハイビスカスのショ糖抽出液とハイビスカスのワックス抽出成分を用いて、養毛・育毛剤を試作した例で、具体的な原料名とその配合例を示してある。
【0054】
【表4】養毛・育毛剤の例
Figure 2004250408
【0055】表5は、本発明の方法により、ハイビスカスのショ糖抽出液とハイビスカスのワックス抽出成分を用いて、整髪料を試作した例で、具体的な原料名とその配合例を示してある。
【0056】
【表5】整髪料の例
Figure 2004250408
【0057】表6は、本発明の方法により、ハイビスカスのショ糖抽出液とハイビスカスのワックス抽出成分を用いて、皮膚化粧料を試作した例で、具体的な原料名とその配合例を示してある。
【0058】
【表6】皮膚化粧料の例
Figure 2004250408
【0059】次に、前記表2の試作・毛髪洗浄料の試用結果を示す。被験者は、40代2人、30代2人、20代1人の計5人の女性であり、それぞれ、保湿・艶・フケ・消炎につき、官能試験を行なった。その結果を、表7に示す。この表で、3は非常に良い、2は良い、1は変らない、である。
【0060】
【表7】試作品の試用結果
Figure 2004250408
【0061】試作品の試用結果において、保湿や艶の点においては、すべてに効果が出たのに対し、ふけや消炎の点では、皮膚の弱い者ほど、その効果は顕著であったのに対し、健康な肌には効果が分からなかった。
【0062】
【発明の効果】
請求項1のように、ハイビスカスの粘稠物質をショ糖で抽出する方法によると、有効成分である粘稠物質の粘性が増し、ゲル化しやすいという利点が有り、アラバン・ガラクタンや他の有効成分も効率的に抽出可能である。ショ糖濃度50%以上の高濃度で使用したときは腐敗防止にもなり、微生物安定性もある。したがって、化粧料や洗浄料の抽出方法として好適である。
【0063】請求項2のように、ハイビスカス属、アルピニア属、シトラス属、ガルシニア属、シカス属又はサッカローム属などから抽出したワックス成分とハイビスカスの粘稠物質を配合してなるハイビスカス加工品は、光沢があり、均一化しやすいといった効果を発する。
【0064】請求項3のように、ワックス成分を抽出する各原料として、ハイビスカスや月桃、ヒラミレモン、福木の葉、ソテツの葉、サトウキビの茎を使用するが、これらは沖縄地方で豊富に産出するので、比較的安価に大量に良好な化粧料や洗浄料を製造することができる。
【0065】請求項4のように、ショ糖で抽出したハイビスカス粘稠物質とハイビスカス属やアルピニア属などから抽出したワックス成分を配合したハイビスカス加工品は、流動性が高く、肌になじみやすい等といった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるハイビスカスの粘稠物質の抽出方法を工程順に説明するフローチャートである。
【図2】溶媒を用いてワックス成分を抽出する方法を工程順に説明するフローチャートである。

Claims (4)

  1. ショ糖で抽出したハイビスカス粘稠物質を含有していることを特徴とするハイビスカス加工品。
  2. ハイビスカス属、アルピニア属、シトラス属、ガルシニア属、シカス属又はサッカローム属の中の1又は2以上の属のワックス抽出物とハイビスカスの粘稠物質を配合してなることを特徴とするハイビスカス加工品。
  3. 前記のハイビスカス属としてハイビスカスを使用し、前記のアルピニア属として月桃を使用し、前記のシトラス属としてヒラミレモンを使用し、前記のガルシニア属として福木の葉を使用し、前記のシカス属としてソテツの葉を使用し、前記のサッカローム属としてサトウキビの茎を使用することを特徴とする請求項2に記載のハイビスカス加工品。
  4. 前記のハイビスカスの粘稠物質が、ハイビスカスからショ糖で抽出されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のハイビスカス加工品。
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