JP2004250303A - モールドプレス成形装置及びガラス光学素子の製造方法 - Google Patents

モールドプレス成形装置及びガラス光学素子の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】母型に支持された複数の成形型の均熱化を図り、均一性能の光学素子を生産性よく製造する。
【解決手段】所定形状に加工された成形面を有する上下一対の成形型413a,413bと、これら上下成形型をそれぞれ支持する上下一対の母型411a,411bと、これら母型の周囲に巻回された高周波誘導加熱コイル410a,410bとを有するモールドプレス成形装置における前記上下母型を、高周波誘導によって発熱する発熱体で形成し、かつ、前記上下母型の少なくとも一方の母型に空隙を形成して、この空隙を前記発熱体とは異なる熱伝導率からなる熱伝導調整部417とした。前記空隙に、発熱体と熱伝導率の異なる物質を入れて、熱伝導率の調整を行うことも可能にしてある。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学レンズ等の製造工程において、予め予備成形した複数のガラス素材(プリフォーム)を加熱軟化させ、複数の成形型でプレス成形して複数個のガラス光学素子を同時に成形するモールドプレス成形装置及びガラス光学素子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ガラス光学素子の精密プレスにおいては、成形型を加熱する手段として、迅速かつ充分な加熱容量が得られる高周波誘導加熱を用いることが知られている。
この場合、成形型を高周波誘導によって発熱しやすい素材で構成すれば、最も熱効率がよくなり、また偏熱も起きにくいと考えられるが、成形型には、高度な面精度と形状精度で加工できる材料であって、しかも、プレス成形の高熱及び荷重に耐える材料が必要とされることから、成形型として最適の素材を選択することは困難であった。そこで、誘導加熱によって発熱する発熱体からの熱伝導によって成形型を加熱することが行われている。しかしながら、成形型を均一に加熱することは容易ではない。
【0003】
このため、従来から高周波誘導加熱を用いたプレス成形装置(方法)においては、種々の改良・工夫がなされている。
例えば、成形するガラスレンズの径が大きい場合あるいは複数のキャビティを設けた場合に、加熱コイルに近い部分のみに加熱が集中することを避けるために、ダイプレートの背面に断熱リング体と加熱バックアップ体を設けることにより、ダイプレートの半径方向の温度差を補償するプレス成形装置が提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、この特許文献1に記載のプレス成形装置では、装置構成が大掛かりになる上、均熱のために装置全体の熱容量を大きくしていることから、熱効率が極めて低い。また、冷却効率が低く、成形サイクルタイムが長くなるため、成形空間に不活性ガスを供給する冷却手段を併用する必要が生じるという問題がある。
【0004】
また、他の例として、上型、下型、胴型、離型部材などのうち、少なくとも一つを超硬合金又はセラミック、他を異なる熱容量及び熱伝導率の超硬合金又はセラミックで成形した装置が提案されている(特許文献2参照)。
この特許文献2に記載の装置では、成形されるレンズ内部の温度分布を意図的に不均一にして、ヒケやダレを抑える工夫がしてあるものの、成形面の均熱、又は複数の成形型各々の均熱によって、成形精度を向上させる点については何ら考慮がなされていない。
【0005】
一方、成形型を支持する母型を、誘導加熱による発熱体で形成し、発熱体からの熱伝導によって成形型を加熱すると有効であることが知られている。しかし、誘導加熱では、誘導電流の大半が発熱体の表皮部分(表面から数ミリ以内の部分)に集中する。
これは、誘導加熱によって発生するうず電流は、発熱体の表面に近いほど大きく、内部になるほど指数関数的に減少するからである。したがって、母型に配置された成形型は、発熱体の表皮部分から、成形型の配置されている母型内部への発熱体中の熱伝導によって加熱されるため、発熱する表皮部分から内側への熱伝導の挙動が、成形型の加熱効率及び温度分布に大きな影響を与えることになる。
【0006】
加熱効率の点からすると、コイルからの距離が小さいほど発生する磁束密度が大きく、発熱体表皮部分に発生するうず電流も大きくなるので、コイルと発熱体は近い方が好ましい。また、発熱体の表皮部分と成形型の距離も近い方が、成形型の加熱が速く、好ましい。これらの点から、母型の発熱体を非円形、好ましくは長尺状とし、そこに複数の成形型をほぼ直線状に配列することが、非常に有利である。
このようにすると、発熱体の表皮部分と成形型の距離を小さくでき、加熱効率が高いコンパクトな設計とすることが可能であるとともに、成形型の部分によって、発熱体表皮との遠近の差があまりできないからである。
成形型を長尺状の母型で支持したものとして、例えば、複数の成形型を長尺状の母型に一列に配置し、発熱体である母型の周辺を誘導加熱コイルで巻回したプレス成形装置がある(特許文献3参照)。
【0007】
なお、特許文献1に示すような、円形の母型に成形型を対称に配列したものは、成形型の部分によって、発熱体の表皮との距離の差が大きくなり、このため温度の不均一が生じやすい。また、発熱体の表面積が大きくなり、ロスが大きい。
【0008】
【特許文献1】
特開昭64−45735号
【特許文献2】
特開平2−275722号
【特許文献3】
特開平11−29333号
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献3に示す、複数の成形型を長尺状の母型に一列に配置し、発熱体である母型の周辺を誘導加熱コイルで巻回したプレス成形装置によれば、母型を極めてコンパクトにし、かつ配置された複数の成形型がいずれもコイルから近い距離にある(すなわち、発熱体の表皮部分から近距離にある)ため、加熱効率の高いプレス成形装置を得ることができる。
ところで、このように、発熱体を非円形にした場合に問題となるのが均熱である。配置された成形型の、両端と中央では、熱的条件が相違しやすく、成形されるレンズの面精度、肉厚が不均一になりやすい。
【0010】
本発明は、非円形の母型に複数の成形型を配列した、コンパクトな成形装置であっても、成形型の温度不均一を抑止し、面精度、肉厚精度の高いガラス光学素子を成形することが可能なモールドプレス成形装置及びガラス光学素子製造方法の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のモールドプレス成形装置は、所定形状に加工された成形面を有する上下一対の成形型と、これら上下成形型をそれぞれ支持する上下一対の母型と、これら母型の周囲に巻回された高周波誘導加熱コイルとを有し、前記上下母型は、高周波誘導によって発熱する発熱体を有するものとし、さらに、前記上下母型の少なくとも一方の母型には、前記発熱体とは異なる熱伝導率からなる熱伝導調整部を形成した構成としてある。
【0012】
このような構成からなる本発明によれば、母型から成形型への熱伝導経路に熱伝導率の異なる熱伝導調整部を設け、ここで、各成形型へ伝わる熱伝導率を調整することができるので、母型上における各成形型の均熱化を図ることができる。
【0013】
本発明のモールドプレス成形装置における熱伝導調整部は、前記発熱体の熱伝導率より小さい熱伝導率で形成することができる。
このようにすると、温度が上がりすぎる傾向にある成形型の温度調整を有効に行うことができるとともに、熱のまわりこみにより温度上昇が不足する傾向にある成形型の温度調整も行える。
【0014】
また、前記熱伝導調整部を、前記発熱体の熱伝導率より小さい熱伝導率とする具体的な手段としては、前記発熱体に空隙を穿設することが考えられる。
このようにすると、空隙を設けるだけで、容易に熱伝導率の小さい熱伝導調整部を実現することができる。
【0015】
この場合、前記熱伝導調整部の前記空隙に、雰囲気ガスを充満させて形成してもよい。
このようにすると、雰囲気ガスは、通常、発熱体よりも熱伝導率が小さいので断熱材として作用し、確実に、熱伝導率を小さくする。
【0016】
また、本発明のモールドプレス成形装置における熱伝導調整部は、前記発熱体の熱伝導率より大きい熱伝導率で形成することもできる。
このようにすると、温度の上がりにくい傾向にある成形型の温度調整を有効に行うことができる。
なお、熱伝導調整部の熱伝導率を大きくする具体的な手段としては、熱伝導調整部を形成する空隙の一端側に隣接して熱伝導率の大きい金属を埋め込んだり、空隙自体に、発熱体よりも熱伝導率の大きい金属等を埋め込むことが考えられる。
【0017】
本発明のモールドプレス成形装置は、母型が非円形であって、前記母型に複数の成形型がほぼ直線上に配置されているタイプの成形装置に用いると好適である。
母型が非円形であって、前記母型に複数の成形型がほぼ直線状に配置されているタイプの成形装置では、各成形型における温度が不均一になりやすいので、熱伝導調整部で各型への熱伝導率を調整することによって、各型の均熱化を図ることができる。
【0018】
また、本発明のガラス光学素子の製造方法は、加熱軟化したガラス素材を、所定形状に加工された成形面を有し、所定温度に加熱された上下一対の成形型によってプレス成形することによって、ガラス光学素子を製造する方法において、前記成形型を支持する母型を発熱体で形成するとともに、その母型の一部に前記発熱体と異なる熱伝導率の熱伝導調整部を形成し、この熱伝導調整部によって、高周波誘導によって発熱する発熱体から前記成形型への熱伝導を調整しつつ前記成形型を加熱する方法としてある。
このような方法によれば、各成形型における均熱化を図ることができるので、成形される複数の光学素子の光学性能を一定に維持することができる。
【0019】
また、本発明のガラス光学素子の製造方法においては、プレス成形の際、前記母型に配置された前記複数の成形型の各成形面の温度分布の差が、10℃以内となるよう前記熱伝導調整部の熱伝導率を設定することが好ましい。
各成形型の成形面の温度分布の差が10℃以内であれば、各成形型で成形される光学素子同士のあいだに、光学性能上の差は生じない。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
なお、以下では、本発明をガラス光学素子の製造装置に適用した実施形態に沿って説明するが、本発明のモールドプレス成形装置は、この実施形態に限られるものではなく、樹脂製光学素子の製造、あるいは、ガラス及び樹脂製の光学素子以外の部品製造にも適用できる。
【0021】
[ガラス光学素子の製造装置]
図1は、本発明に係るモールドプレス成形装置をガラス光学素子の製造装置に適用した場合の概略平断面図である。
図1に示す製造装置は、球状のガラスプリフォームをプレスし、小型のコリメーターレンズを製造するものである。概略的に、球状のガラスプリフォームは、本製造装置筐体内に複数(図の例では6つ)同時に供給され、その加熱により軟化され、成形型によってプレスされ、冷却され、そして筐体外へ搬出される。この繰り返しにより、連続的に多数のコリメーターレンズが製造される。
【0022】
図1に示すように、このガラス光学素子の製造装置10は、加熱室20及び成形室40を備えている。加熱室20と成形室40は、開閉バルブ61を備えた通路60で相互に連通されており、この加熱室20、成形室40及び通路60によって、外部から遮断された一つの密閉空間が形成されている。この密閉空間の外壁は、ステンレスその他の部材により形成されており、シーリング材によって、その気密性が保持されている。この加熱室20、成形室40及び通路60によって形成される密閉空間は、ガラス光学素子の成形に際して、不活性ガス雰囲気にされる。すなわち、図示しないガス交換装置によって、空間内の空気が排気され、代わりに不活性ガスが充填される。不活性ガスとしては、窒素ガス(例えば、N+0.02vol%H)を用いることが好ましい。
【0023】
加熱室20は、供給されるガラスプリフォームをプレスするに先立って予備加熱するための領域であり、ここには、プリフォーム供給装置22、プリフォーム搬送装置23及びプリフォーム加熱装置24が設置される。また、外部からガラスプリフォームを加熱室20内へ供給するための供給準備室21が設置される。
供給準備室21には、図示しない受け皿が6つ配置され、ここに図示しないロボットアームを用いて6つのガラスプリフォームが置かれる。供給準備室21内に設置したプリフォーム供給装置22の吸着パッドによって、この受け皿上のガラスプリフォームが吸着され、加熱室20内へ搬入される。供給準備室21は、加熱室20内への空気の流入を禁止するため、ガラスプリフォームを受け皿に配置した後、密閉されて不活性ガス雰囲気に置換される。
【0024】
プリフォーム搬送装置23は、供給準備室21から搬入されるガラスプリフォームを受け取り、プリフォーム加熱装置24による加熱領域に搬送し、さらに、加熱軟化したガラスプリフォームを成形室40へ搬送する。プリフォーム搬送装置23は、そのアーム25の先端に6つの皿26を備え、その上でガラスプリフォームを保持する。
実施形態のものでは、加熱室20内に固定される駆動部23aによって、皿26を備えるアーム25が水平に支承され、該アーム25はほぼ90度の回転角をもって水平方向に回動される。また、アーム25は、駆動部23aを中心とした半径方向に出退可能に構成されており、これによって、保持したガラスプリフォームを成形室40に搬送する。
【0025】
プリフォーム搬送装置23は、駆動部23a内に、図示しないアーム開閉機構を備え、これによってアーム25の先端を開いて皿26上のガラスプリフォームを前記成形型上に落下させる。
【0026】
プリフォーム加熱装置24は、供給されたガラスプリフォームを、所定の粘度に対応した温度まで加熱するためのものである。ガラスプリフォームを安定して一定の温度まで昇温するために、抵抗素子を用いた抵抗加熱による加熱装置(例えば、Fe−Crヒータ)を用いることが好ましい。プリフォーム加熱装置24は、側面から見て概略コ字状を有しており、その内側の上下面にヒータ部材を備えている。プリフォーム加熱装置24は、図1に示すように、アーム25上に保持したガラスプリフォームの移動軌跡上に設置される。
アーム25は、前記プリフォーム供給装置22からガラスプリフォームを受け取るとき及び成形室40へこれを搬送するときを除き、前記プリフォーム加熱装置24内に置かれる。前記プリフォーム加熱装置24のヒータ表面温度は約1100℃、炉内雰囲気、すなわち上下ヒータ間の雰囲気は約700〜800℃とすることができる。なお、本実施形態においては、上下ヒータ間に温度差を設けることによって、アーム25の縦方向における反りを防止するようにしている。
【0027】
一方、成形室40は、前記加熱室20において予備加熱されたガラスプリフォームをプレスして、所望の形状のガラス光学素子を成形するための領域であり、ここには、プレス装置41及びガラス光学素子の搬出装置42が設置されている。また、プレス成形されたガラス光学素子を外部へ搬出するための取り出し準備室43が設置される。
【0028】
プレス装置41は、プリフォーム搬送装置23によって加熱室20から搬送される6つのガラスプリフォームを同時に受け入れ、これをプレスして所望の形状のガラス光学素子を得る。プレス装置41は、上型及び下型を含む成形型を備えており、その間に供給された6つのガラスプリフォームをそれらの成形面によって同時にプレスする。プリフォーム搬送装置23のアーム25上の6つのガラスプリフォームは、該アームの先端が開かれることによって、前記下型上に落下され、該アームが成形型間から後退した直後に、下型が上型に向けて上昇され、これによってその間に挟まれたガラスプリフォームがプレスされる。
【0029】
前記成形型の周囲には、これを加熱するための誘導加熱コイル410a,410bが設置されている。ガラスプリフォームのプレスに先立って、成形型をこの型加熱装置41aによって加熱し、所定の温度に維持する。プレス時における成形型の温度は、予熱されたガラスプリフォームの温度とほぼ同じであっても、それよりも低い温度であってもよい。
【0030】
搬出装置42は、プレス装置41によってプレスされたガラス光学素子を、前記取り出し準備室43へ受け渡すものである。搬出装置42は、駆動部42aに対し回動自在に支承されたアーム42bの先端に6つの吸着パッド42cを備えている。吸着パッド42cは、成形型の下型上にある6つのガラス光学素子を真空吸着し、搬出装置42による搬送を可能にする。アーム42bの回動により吸着されたガラス光学素子は、取り出し準備室43下に搬送され、ここに設置された図示しない昇降手段上に置かれる。アーム42bの待避後に、該昇降手段が上昇され、ガラス光学素子は取り出し準備室43へ受け渡される。
本実施形態においては、昇降手段のレンズ載置面によって、取り出し準備室43の成形室40と通じる開口が閉鎖され、これによって取り出し準備室43と成形室との間の気体交換が不能な状態となる。取り出し準備室43の上部を開放することによって、ロボットアームその他の搬出手段を用い、その内部のガラス光学素子が順次外部へ搬出される。ガラス光学素子の搬出後、取り出し準備室43は密閉され、ここに不活性ガスが充填される。
【0031】
〔プレス装置〕
次に、プレス装置について説明する。
図2は、本実施形態にかかるガラス光学素子製造装置のプレス装置の要部構造を示す側断面図である。このプレス装置は、長尺状の上母型411a及び下母型411bが、それぞれ上主軸412a及び下主軸412bに取り付けられている。そして、上母型411a及び下母型411bにはそれぞれ6個の上型413a及び下型413bが取り付けられている。また、上母型411a及び下母型411bの周囲には、誘導加熱コイル410a及び410bが設けられている。
さらに、上型413aの外周には下型413bと狭いクリアランスで嵌合して滑動することによりレンズの上下面の軸ずれを防止するスリーブ414が設けられている。上母型411aには、ガイドピン415が突設され、下母型411bにはガイドピン415に係合するガイド孔416が形成されている。
【0032】
上下母型411a,411bの素材は、誘導加熱によって発熱する発熱体を用いている。この発熱体としては、例えば鉄、コバルト、ニッケルなどを用いることができる。また、上下の成形型413a,413bには、例えば炭化ケイ素、窒化ケイ素などのセラミック、あるいは超硬合金などを用いることができる。
ここで、上下母型411a,411bの発熱体としては、熱膨張率が成形型413a,413bの素材と近いものを使用することが好ましい。例えば、成形型の素材としてセラミックを用いる場合には、発熱体として、タングステン合金などを用いることが好ましい。
なお、上下の成形型413a,413bの成形面には離型膜を設けることができる。離型膜としては、貴金属(Pt、Ir,Rhなど)や、炭素を主成分とする膜が適用できる。炭素膜は、特に、安価であって離型効果が優れており、好適である。
【0033】
上下の成形型413a,413bの少なくとも一方には熱伝導調整部が形成してある。ここで、熱伝導調整部とは、最も多く発熱する発熱体の表面から内部への熱伝導を調整し、複数の成形型における加熱効率をそれぞれ調整するための部分である。
図3は、下母型に、熱伝導調整部を形成した状態を示す概略部分断面図を示す。熱伝導調整部417は、下母型411bの下型413より外側の表面に長尺状の穴を穿設することによって形成してある。この熱伝導調整部417を構成する穴の大きさあるいは穴の位置及び数などは、母型及び成形型の材質、成形型の数あるいは、誘導加熱コイルの配置状態などに応じて適宜選択する。このようにすると、各成形型の成形面における温度ばらつきを小さくすることができ、各成形型の温度分布を調整することができる。
【0034】
この熱伝導調整部417は、任意の成形型の加熱効率を下げる場合、あるいは上げる場合に用いる。例えば、いずれかの成形型の温度が上がりすぎる場合には、加熱効率を下げるために、発熱体である母型に穴を穿設して空隙を形成する。母型に空隙が形成されるとその部分で断熱され、熱の伝導経路が変わるので、その近傍に位置する型の温度上昇を抑えることができ、他の型の温度上昇を促進することができる。
なお、成形室に雰囲気ガスが充満しているときは、熱伝導調整部417としての空隙にも雰囲気ガスが満たされることになるが、雰囲気ガスは、通常、母型(発熱体)よりも熱伝導率が小さいため、断熱材として機能する。また、空隙の全部又は一部に、熱伝導率の小さい材質のものを埋めこんで、成形型の加熱効率を下げてもよい。
逆に、任意の成形型の加熱効率を上げる場合には、空隙の全部または一部に、発熱体より熱伝導の大きいもの(例えば金属)を埋めこんで、熱伝導率を大きくする。
【0035】
この熱伝導調整部417は、各成形型の成形面同士における温度のばらつきが10℃以内となるように位置、数、大きさなどを決定する。各成形型の成形面同士における温度のばらつきが10℃以内であると、均質な複数のガラス光学素子を成形することができる。温度のばらつきが8℃以内であると、複数のガラス光学素子をより均質に成形することができるので、好ましい。
【0036】
[熱伝導調整部の作用の推定]
母型(発熱体)411上での熱伝導調整部417の作用については、例えば有限要素法によって確度高く推定することができる。
以下にその推定方法を説明する。ここでは、図4に示す、母型と誘導加熱コイルの1/4モデルを用いた例で説明する。
母型の発熱体には、比透磁率22のタングステン合金を用い、成形型はSiCとした。また誘導コイルは銅で、入力電流、周波数は表1のとおりとした。
【0037】
上記条件において、電流の入力から150秒後の各成形型の加熱温度を解析した。図5(a)は、熱伝導調整部を設けない母型を用いた場合の温度分布を示しており、成形型同士の温度差(最高温度と最低温度の差)は、25℃となった。
次に、母型の外周付近に図5(b)に示すような空隙を設けた。この空隙には雰囲気ガスが満たされ、この雰囲気ガスが断熱材として機能した。このような熱伝導調整部417を形成した場合における温度分布から各成形型の加熱温度を推定したところ、成形型同士の温度差は10℃となった。成形型同士の温度差が10℃程度であれば、成形される複数のガラス光学素子は、肉厚精度、面精度ともに、公差内に入れることができる。
次に、図5(c)に示すように、空隙の一端側に隣接して銅417aを埋め込んで熱伝導調整部417を形成した(銅の熱伝導率394W/K・m)場合の温度分布から、各成形型の加熱温度を推定したところ、その温度差は8℃となった。
以上のように、母型に、熱伝導調整部を形成すると、各成形型の加熱効率を調整することができ、均熱化を図れることが判明した。
【0038】
【表1】
Figure 2004250303
【0039】
本実施態様のように、母型の発熱体に空隙からなる熱伝導調整部を設けると、成形型への熱伝導を調整できると同時に、発熱体の熱容量を小さくすることにより、消費電力を増加させずに、成形型の温度を高くすることができる。また、空隙からなる熱伝導調整部の位置、大きさ、数などを選択することによっても各成形型の温度を調整することができる。
【0040】
[ガラス光学素子の製造方法]
以上のような構成のガラス光学素子製造装置を用いて、本発明に係るガラス光学素子を製造する方法の実施形態について説明する。
(a)加熱工程
前回の成形サイクルが終了した状態の上下成形型は、Tg付近の温度に冷却されているため、プレス成形に適した温度まで加熱する必要がある。すなわち、上母型と下母型の周囲を巻回する高周波誘導コイルに電流を流し、上下母型を発熱させ、この熱伝導によって上下の各成形型を所定温度まで加熱する。このとき、複数の成形型の温度のばらつきをできるだけ小さくすることが重要である。
上下成形型の温度設定値は、通常、上下とも同一とするが、成形されるレンズ形状や径などによっては、上下の成形型に温度差を設けてもよい。
なお、上下母型の熱容量が相違し、加熱効率に差のあることが多いため、この点も考慮して、高周波コイル巻き数、及び出力範囲を決定する。
【0041】
(b)ガラス素材供給工程
加熱された上下型間に、搬送されたガラス素材が供給され、下型上に配置される。ガラス素材の供給は、予め適切な重量の所定形状に予備成形されたガラス素材を用い、成形に適した粘度まで軟化したものを供給するか、あるいは、成形に適した温度よりも低温のガラス素材を上下型間に供給し、成形型においてさらに加熱してもよい。
予め、型の設定温度よりも高温に加熱し、軟化した状態のガラス素材を供給する場合には、特に、型温度の制御を精密に行う必要があるので、本発明を実施すると好適である。すなわち、上下母型における熱伝導調整部によって、複数の成形型に伝導される熱をそれぞれ調整し、各成形型のあいだの温度差が小さく(10℃程度以内と)なるようにする。
このときのガラス素材の温度は、粘度で10ポアズ相当未満の温度とし、好ましくは105.5〜107.5ポアズ相当とする。
なお、軟化したガラス素材を搬送して下型上に配置するときには、ガラス素材が搬送部材に接触して、表面に欠陥が起きると、成形される光学素子の面形状に影響するため、軟化したガラス素材を気体により浮上させた状態で搬送し、下型上にガラス素材を落下させる治具を用いることが好ましい。
【0042】
(c)加圧工程
上下型とガラス素材がそれぞれ所定の温度範囲にあり、ガラス素材が加熱軟化した状態で、下母型を上昇させて加圧し、上下成形型の成形面を転写することによって、所定面形状をもったガラス光学素子を成形する。下型の上昇は、駆動手段(例えばサーボモータ)を作動させて行う。ガラス素材が加熱軟化した状態で供給される場合には、供給後直ちに加圧が行われる。
加圧のための下型の上昇ストロークは、予め、成形する光学素子の肉厚から設定された値であり、この後の冷却工程においてガラスが熱収縮する分を見込んで定めた量とする。加圧のスケジュールは、成形する光学素子の形状や大きさに応じて任意に設定することができ、初期加圧の後、荷重を開放したのち、二次加圧を行うなどの、複数回の加圧方法を採用することもできる。
【0043】
(d)冷却・離型工程
加圧を維持したまま、あるいは加圧を減じた状態で、成形されたガラス光学素子と成形型の密着を保ち、ガラスの粘度出1012ポアズ相当の温度になるまで冷却したのち、離型する。離型温度は、1012.5〜1013.5ポアズ相当で行うことが好ましい。
【0044】
(e)取り出し工程
吸着部材を備えた取り出しアーム等により、成形されたガラス光学素子を自動的に取り出す。
【0045】
次に、参考例と、本発明の成形装置と製造方法を用いてガラス光学素子の製造を行った実施例の結果を示す。
[参考例]
図1に示す、6個取りの成形装置によって、ガラス光学素子(P:24%、B:4%、LiO:20%、NaO:13%、KO:1%、 BaO : 4%、ZnO:2%、TiO:5%、Nb:20%、WO:7% (モル%表示)、Tg:478℃ Ts:527℃)を用いて、径11mmの凹メニスカスレンズを成形した。母型には、タングステン合金を用い、成形型にはSiCを精密加工して成形面を形成し、成形面上に離型膜として炭素膜を設けたものを使用した。母型の形状は、図5(a)に示すもので、熱伝導調整部は設けていない。母型中心付近には、制御用温度センサ(図示せず)を設置した。
予め熱間で、扁平球形状に予備成形したガラスプリフォームを、加熱室20で590℃(10ポアズ相当)に予熱し、アーム25に取り付けられた浮上治具上で浮上状態のまま搬送し、これを下母型上に直線配置された各下型成形面上に同時落下させて供給した。このとき、上下成形型の波形は、母型中心において530℃となるよう、温度センサを用い、加熱時間を調整しておいた。
ただちに、アームを退避させ、下母型を上昇させることによって、上下成形面を接近させ、100Kgf/cmでプレス成形した。成形面を成形された素子に密着させたまま、Tg温度まで冷却し、離型して素子を取出した。プレス成形のときの、各型の温度は、母型に埋めこんだ熱電対(図示せず)により測定した。
その結果、測定温度と、成形された6個の光学素子(ガラスレンズ)は以下のようになった。
【0046】
【表2】
Figure 2004250303
【0047】
[実施例1]
タングステン合金からなる上下の母型に、図5(b)と同一形状の空隙からなる熱伝導調整部を形成した。この熱伝導調整部の空隙には雰囲気ガスが充満した状態であった。母型に、6個のSiC製成形型(参考例1と同じもの)を配置し、参考例と同様の手順で、ガラスレンズを成形した。その結果を表3に示す。
【0048】
【表3】
Figure 2004250303
【0049】
[実施例2]
次に、実施例1で用いた上下母型の空隙の、図5(c)に示すように、空隙の一端側の隣接した位置に銅を埋め込んで熱伝導調整部を形成した。この母型を用いて、参考例と同様のプレス成形を行なった。その結果を表4に示す。
【0050】
【表4】
Figure 2004250303
【0051】
上記の結果から、母型に熱伝導調整部を形成すると、複数の成形型のあいだにおける温度差が小さくなって、製造されるガラス光学素子の光学性能が均一化することが判明した。
【0052】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、母型に支持された成形型の均熱化を図ることができ、特に複数の成形型による複数取りにおいて、均一性能の光学素子が生産性よく製造できる。
本発明は、母型中で発生する熱伝導が、非点対称であるような、非円形の母型において、特に顕著な効果が得られる。すなわち、長尺状の母型上に、ほぼ直線状に配置された成形型を、本発明のように構成して加熱すると、コイルと発熱体表皮部(最も発熱する部分)及び成形型の位置を近接させることができ、加熱効率を上げるとともに、均熱化を行うこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明を適用するモールドプレス成形装置の一実施形態を示す概略平面図である。
【図2】図2は、本発明を適用する成形装置の第一実施形態を示す側断面図である。
【図3】図3は、本発明を適用した成形装置の1/4概略断面斜視面である。
【図4】図4は、熱伝導調整部を形成しない成形装置の1/4概略平面図である。
【図5】図5(a)は熱伝導調整部を形成しない成形装置の熱分布状態を示す1/4概略平面図であり、(b)は空隙からなる熱伝導調整部を形成した成形装置の熱分布状態を示す1/4概略平面図であり、(c)は空隙の一部に銅を埋め込んでなる熱伝導調整部を形成した成形装置の熱分布状態を示す1/4概略平面図である。
【符号の説明】
10 光学ガラス製造装置
20 加熱室
40 成形室
41 プレス装置
410a,410b 高周波誘導コイル
411a,411b 母型
413a,413b 成形型

Claims (7)

  1. 所定形状に加工された成形面を有する上下一対の成形型と、これら上下成形型をそれぞれ支持する上下一対の母型と、これら母型の周囲に巻回された高周波誘導加熱コイルとを有するモールドプレス成形装置であって、
    前記上下母型は、高周波誘導によって発熱する発熱体を有し、さらに、前記上下母型の少なくとも一方の母型には、前記発熱体とは異なる熱伝導率からなる熱伝導調整部が形成されていることを特徴とするモールドプレス成形装置。
  2. 前記熱伝導調整部が、前記発熱体の熱伝導率より小さい熱伝導率で形成されている請求項1記載のモールドプレス成形装置。
  3. 前記熱伝導調整部が、前記発熱体に穿設された空隙によって形成されている請求項1又は2記載のモールドプレス成形装置。
  4. 前記熱伝導調整部が、前記発熱体の熱伝導率より大きい熱伝導率で形成されている請求項1記載のモールドプレス成形装置。
  5. 母型が非円形であって、前記母型に複数の成形型がほぼ直線状に配置されている請求項1〜4のいずれかに記載のモールドプレス成形装置。
  6. 加熱軟化したガラス素材を、所定形状に加工された成形面を有し、所定温度に加熱された上下一対の成形型によってプレス成形することによって、ガラス光学素子を製造する方法において、
    前記成形型を支持する母型を発熱体で形成するとともに、その母型の一部に前記発熱体と異なる熱伝導率の熱伝導調整部を形成し、この熱伝導調整部によって、高周波誘導によって発熱する発熱体から前記成形型への熱伝導を調整しつつ前記成形型を加熱することを特徴とするガラス光学素子の製造方法。
  7. 前記母型に複数の成形型が配置され、プレス成形の際に、前記複数の成形型の各成形面の温度分布の差が10℃以内となるよう前記熱伝導調整部の熱伝導率を設定した請求項6記載のガラス光学素子の製造方法。
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