JP2004250285A - 着色ガラスおよび青色フィルター - Google Patents

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Abstract

【課題】良好な透過特性、耐久性を備え、有害成分を含まない着色ガラスを提供する。
【解決手段】酸化物換算の重量%表示で、SiOを50〜75%、Coを0.01%以上含むとともに、実質的にPb、As、Cd、Cr、Fを含まず、青色を呈することを特徴とする着色ガラス。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、着色ガラスおよび青色フィルターに関し、特に青色光(波長300〜500nm)を中心に透過し、その他の可視域の光を吸収する着色ガラスおよび青色フィルターに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ガラス中に着色剤を添加してフィルター機能を発現させた青色フィルター用ガラスとしては鉛やヒ素を含むシリケートガラスが知られていた(例えば非特許文献1参照)。ガラス中の鉛はガラスの溶融成形性の向上、液相温度の低下、化学的耐久性の向上、透過率の調整、ソラリゼーションの防止などの目的で有用な成分である。またガラス中のヒ素もガラスの清澄と着色剤の価数調整による透過率の調整に有用な成分である。
【0003】
しかし近年、Pb、As、Cd、Crのような有害成分を含むガラスは環境に対する負荷が大きいため市場に受け入れられなくなっている。即ち、これらの有害成分を含むガラスを研磨したときに出る切削屑や廃水に含まれるこれらの有害成分によって河川が汚染されたり、フィルターガラスが長期間風雨にさらされたときに有害成分が溶出するなどの問題が指摘されている。
そのため一部ではこれらのガラスおよびガラスを用いた機器の製造、販売を中止したり、他の材料、例えばプラスチックなどで代替するという動向がある。しかしプラスチックでは透過特性、耐久性などガラスに劣る性能が多く、本来の機器の性能が出せないという問題も生じている。
【0004】
【非特許文献1】
ガラス組成データブック 1991 109〜123頁 (社)日本硝子工業会発行
【0005】
【発明の解決しようとする課題】
本発明の目的は、この現状を踏まえ、良好な透過特性、耐久性などを備え、上記有害成分を含まない環境対応型の着色ガラスおよび青色フィルターを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは単に有害成分を除去するだけではなく、化学的耐久性、耐失透性、溶融成形性を維持あるいは向上させながら優れた透過特性を有する着色ガラスおよび青色フィルターを得るべく鋭意研究を重ねた結果、ガラス組成を最適化することにより、これらの特性に優れたガラスを見い出し、本発明を完成した。
【0007】
すなわち、本発明は、
(1)酸化物換算の重量%表示で、SiOを50〜75%、Coを0.01%以上含むとともに、実質的にPb、As、Cd、Cr、Fを含まず、青色を呈することを特徴とする着色ガラス、
(2)酸化物換算による重量%表示で、SiO 50〜75%、B 0〜10%、Al 0〜5%、LiO 0〜10%、NaO 0〜20%、KO 0〜20%(ただしLiO+NaO+KO 10〜30%)、MgO 0〜10%、CaO 0〜20%、SrO 0〜20%、BaO 0〜20%、ZnO 0〜20%(ただしMgO+CaO+SrO+BaO+ZnO 1〜20%)、Co 0.01〜7%、CuO 0〜7%、TiO0〜1%、Sb 0〜3%を含み、実質的にPb、As、Cd、Cr、Fを含まないことを特徴とする着色ガラス、
(3)200〜700nmにおける最高透過率を示す波長が350〜450nmの範囲に存在することを特徴とする上記(1)または(2)に記載の着色ガラス、
(4)上記(1)〜(3)のいずれかに記載の着色ガラスよりなる青色フィルター、
を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の態様の着色ガラスは、酸化物換算の重量%表示で、SiOを50〜75%、Coを0.01%以上含むとともに、実質的にPb、As、Cd、Cr、Fを含まず、青色を呈することを特徴とする着色ガラスである。
上記のようにSiOはガラスの基本成分であり、ガラスの熱的安定性、化学的耐久性ために重要な成分である。50%未満では熱的安定性、化学的耐久性が悪化するため、本発明の目的を達成するためには50%以上のSiOが必須である。またガラスの溶融性を考慮するとSiOを75%以下にする。
【0009】
Coは青以外の可視光を吸収する成分であり、本発明に不可欠な成分である。Coが0.01%未満ではその効果が小さく、十分な吸収を得るにはガラスの厚さを厚くする必要がある。
Pb、As、Cd、Crは環境に悪影響を及ぼすので、導入を排除するべきである。
Fはガラスの粘度を低下させ溶融性向上の効果があるものの、溶融中に気化するガスが環境に悪影響を及ぼし、それを除去するために大規模な浄化装置が必要となり、また溶融中の揮発によりガラス粘度や熱的特性が変化しやすいので、導入を排除すべきである。
Pb、Asなどを排除してもより一層良好な化学的耐久性、清澄効果、透過率特性を得る上から、ZnOおよびSbを導入することが望ましい。
【0010】
本発明の第2の態様の着色ガラスは、酸化物換算による重量%表示で、SiO 50〜75%、B 0〜10%、Al 0〜5%、LiO 0〜10%、NaO 0〜20%、KO 0〜20%(ただしLiO+NaO+KO 10〜30%)、MgO 0〜10%、CaO 0〜20%、SrO 0〜20%、BaO 0〜20%、ZnO 0〜20%(ただしMgO+CaO+SrO+BaO+ZnO 1〜20%)、Co 0.01〜7%、CuO 0〜7%、TiO 0〜1%、Sb 0〜3%を含み、実質的にPb、As、Cd、Cr、Fを含まないことを特徴とする着色ガラスである。
以下、第2の態様の組成範囲について詳述するが、各成分の含有量は重量%表示とする。
【0011】
SiOはガラスの基本成分であり、ガラスの熱的安定性、化学的耐久性ために重要な成分である。50%未満では熱的安定性、化学的耐久性が悪化するため、本発明の目的を達成するためには50%以上のSiOが必須である。また、ガラスの溶融性を考慮するとSiOの含有量を75%以下にする。従ってSiOの含有量は50〜75%である。より好ましい範囲は60〜75%、さらに好ましく範囲は65〜72%である。
【0012】
はガラスの溶融性、熱的安定性を向上させるのに有効な成分であるが、10%を超えると化学的耐久性が低下する。従ってBの含有量は0〜10%とする。より好ましくは0〜5%である。
Alはガラスの分相や失透を抑えるのに有効な成分であるが、5%を超えると逆に液相温度が高くなる。従ってAlの含有量を0〜5%とする。より好ましくは0〜2%である。
LiOはガラスの溶融性を向上させる成分であるが、LiOが10%を超えると化学的耐久性が悪化する。従ってLiOの含有量を0〜10%とする。より好ましくは0〜5%である。
【0013】
NaOもガラスの溶融性を向上させる成分であるが、NaOが20%を超えると化学的耐久性が悪化する。従ってNaOの含有量を0〜20%とする。より好ましくは5〜15%である。
Oもガラスの溶融性を向上させる成分であるが、KOが20%を超えると化学的耐久性が悪化する。従ってKOの含有量を0〜20%とする。より好ましくは5〜15%である。
LiO、NaO、KOの合計含有量が10%未満ではガラスの粘度が高いか、あるいは液相温度が高く溶融成形が困難になる。逆に30%を超えると化学的耐久性が悪化する。従ってLiO+NaO+KOの含有量を10〜30%とする。より好ましくは15〜25%である。
【0014】
MgO、CaO、SrO、BaO、ZnOはガラスの溶融成形性、耐失透性、化学的耐久性を向上させるのに有効な成分である。MgOが10%を超えると失透しやすくなる。CaO、SrO、BaO、ZnOがそれぞれ20%を超えると化学的耐久性が悪化する傾向が高まる。従ってMgOの含有量を0〜10%、CaO、SrO、BaO、ZnOの各含有量をそれぞれ0〜20%とする。より好ましくはMgOが0〜5%、CaO、SrO、BaO、ZnOの各含有量がそれぞれ0〜15%である。
さらにMgO+CaO+SrO+BaO+ZnOの合量が1%未満では溶融成形性、耐失透性、化学的耐久性向上の効果が弱く、20%を超えると逆に耐失透性、化学的耐久性が悪化する傾向になる。従ってMgO+CaO+SrO+BaO+ZnOの合量は1〜20%とする。より好ましくは5〜15%である。
【0015】
Coは青以外の可視光を吸収する成分であり、本発明に不可欠な成分である。Coが0.01%未満ではその効果が小さく、十分な吸収を得るにはガラスの厚さを厚くする必要がある。従ってCoの量を0.01%以上にする必要がある。逆に7%を超えると最高透過率が低下する上、耐失透性が悪化する傾向になる。従ってCoの含有量は0.01〜7%とする。好ましくは0.1〜2%である。
CuOは380nm以下の紫外波長と600nm以上の近赤外波長を吸収するのに有効な成分である。特にCoのみでは700nm以上の透過率が高くなるので前記波長域の透過率を抑えるのに有用である。しかしCuOが7%を超えると最高透過率が低下する上、耐失透性が悪化する傾向になる。従ってCuOの含有量を0〜7%とする。好ましくは0〜3%である。
【0016】
TiOは紫外線の吸収およびソラリゼーションの防止に有用な成分である。最高透過率の波長をシフトさせることも出来る。TiOが1%を超えると最高透過率が低下しやすくなる。従ってTiOの含有量は0〜1%とする。
Sbは清澄剤としての他、着色剤の吸収を調整するのに有用な成分である。3%を超えると逆に清澄と透過特性が悪化する。Sbの含有量は0〜3%とする。より好ましくは0.01〜2%である。ただし上述のようにSbは着色剤の吸収に著しく影響を与えるので、着色剤の含有量と同様に透過特性に合わせて調整することが好ましい。
【0017】
CeO、ZrO、La、Nb、Y、Bi、WO、P、CsO、SnOは任意成分であるが、溶融成形性の向上、清澄、耐失透性の向上、透過率の調整などの目的で合量で5%以下の範囲で適宜用いることが出来る。例えばCeOは紫外線を吸収し、透過ピーク波長を調整することが出来る。これらの合量が5%を超えると耐失透性、透過率などが劣化しやすくなる。
Pb、As、Cd、Crは上述のように環境に悪影響を及ぼすので導入しない。
Fはガラスの粘度を低下させ溶融性向上の効果があるものの、溶融中に気化するガスが環境に悪影響を及ぼし、それを除去するためには大規模な浄化装置が必要となる。また溶融中の揮発によりガラス粘度や熱的特性が変化しやすく、そのためFを導入しない。
また例えばCのようにガラスを著しく還元する成分の導入も好ましくない。
【0018】
第2の態様において好ましい組成範囲は、SiOの含有量が60〜75%のものである。以下に、さらに好ましい組成範囲を示す。
(i)SiO、B、Al、LiO、NaO、KO、MgO、CaO、SrO、BaO、ZnO、Co、CuO、TiO、Sbの合計量が98%以上、より好ましくは99%以上、一層好ましくは100%であるもの。
(ii)SiO 65〜72%、B 0〜5%、Al 0〜2%、LiO 0〜5%、NaO 5〜15%、KO 5〜15%(ただしLiO、NaO、KOの合計含有量 15〜25%)、MgO 0〜5%、CaO 0〜15%、SrO 0〜15%、BaO 0〜15%、ZnO 0〜15%(ただしMgO+CaO+SrO+BaO+ZnOの合量が5〜15%)、Co 0.1〜2%、CuO 0〜3%、TiO 0〜1%、Sb 0.01〜2%のもの。より好ましくは前記各成分の合計量が98%以上、さらに好ましくは99%以上、一層好ましくは100%であるもの。
【0019】
上記各組成範囲(i)および(ii)において特に好ましいものは、SiO、B、NaO、KO、CaO、ZnO、Co、CuO、TiO、Sbの合計含有量が100%のものである。その中でも特に好ましいものは、(イ)SiO、B、NaO、KO、CaO、ZnO、Co、TiO、Sbの合計含有量が100%のものと、(ロ)SiO、NaO、KO、ZnO、Co、CuO、Sbの合計含有量が100%のものである。
なお、第2の態様の着色ガラスの屈折率ngは1.5またはその近傍となる。
【0020】
第1の態様および第2の態様のガラスにおいて、200〜700nmにおける最高透過率を示す波長が350〜450nmの範囲に存在するものが好ましい。上記着色ガラスを互いに平行かつ光学研磨された平面を有し、肉厚2.5mmの平板に加工したとき、波長300nm以下および波長500nm以上の可視波長域における分光透過率が8%以下となる特性を備えるものが好ましく、5%以下となる特性を備えるものがより好ましい。
第1の態様および第2の態様のガラスにおいて、液相温度が認められないものが好ましく、1400℃における粘度が200ポアズ未満のものが好ましい。前記特性によって、より良好な成形性を得ることができる。
【0021】
本発明の着色ガラスの作製方法としては特に制限はなく、従来慣用されている方法を用いることができる。例えば、ガラス原料として酸化物、水酸化物、炭酸塩、硝酸塩、塩化物、硫化物などを適宜用い、所望の組成になるように秤量し、混合して調合原料とする。これを耐熱坩堝に入れ1400〜1500℃程度の温度で溶融し、撹拌、清澄して均質な溶融ガラスとする。ついでガラスを成形枠に鋳込み、ガラスブロックを形成した後、ガラスの徐冷点近くに加熱した炉に移し、室温まで冷却する。このようにして均質かつ高品質な着色ガラスを得ることができる。なお、上記着色ガラスは光学ガラスであって、透過率特性を利用した様々な光学素子に使用することができる。
【0022】
本発明の着色ガラスは、波長350〜450nmにおいて透過率が高く、この波長域よりも短波長および長波長の領域で透過率が低いので可視光のうち、青色光を選択的に透過する青色フィルターとして好適である。青色フィルターは、例えばブロック状の着色ガラスをスライス加工して平板状とし、その両面に光学研磨を施すことにより、また所定量の着色ガラスを加熱軟化してプレス成形することにより所定形状に成形し、必要に応じて表面に光学研磨を施すことによって作製することができる。青色フィルターの光入出射面には必要に応じて反射防止膜等の光学薄膜を設けることができる。
この青色フィルターは、カメラやファイバーオプティクスなどの撮像光学系や液晶プロジェクターなどの投射映像系などに好適である。例えば、RGBに分解された光を3つの撮像素子でそれそれ撮影し、その映像を合成するカメラにおいて青色を選択的に透過するフィルターとして好適である。また、内視鏡などの医療機器に使用されるフィルターとしても好適である。
【0023】
【実施例】
以下、実施例により本発明をさらに説明する。
(実施例1〜5および比較例1〜3)
酸化物、水酸化物、炭酸塩、硝酸塩、塩化物、硫酸塩などの原料を表1の組成になるように秤量して混合した調合原料を、白金坩堝などの耐熱容器に入れ、大気中で1400〜1500℃に加熱、溶融、撹拌し、均質化、清澄を行った後、鋳型に流し込んだ。ガラスが固化した後、次いでガラスの徐冷点近くに加熱しておいた電気炉に移し、室温まで徐冷した。表1に実施例1〜5および比較例1〜3のガラスの組成と各種測定データを示す。ここに実施例1〜5のガラスはPb、As、Cd、CrおよびFを含まない本発明のガラスであり、比較例1のガラスはPb、As、Fを、比較例2のガラスはPb、Fを、比較例3のガラスはFをそれぞれ含む比較のガラスである。
【0024】
【表1】
Figure 2004250285
【0025】
また実施例1および実施例3のガラスの透過率曲線を図1に示す。これは、厚さ2.5mmに両面研磨した上記ガラスを分光光度計を使用して波長域200〜700nmにおいて測定した結果である。
表1および図1より明らかなように、実施例1〜5の着色ガラスは、最高透過率を示す波長が370〜440nmの範囲にある。また液相温度が認められず、また1400℃における粘度が70〜180ポイズと低いので、溶融成形性に優れている。さらに耐水性、耐酸性ともに等級1であり、化学的耐久性に優れている。
なお、液相温度、高温粘度および化学的耐久性の測定方法は下記のとおりである。
【0026】
液相温度(℃):ガラスを蓋付きの白金坩堝に入れ、所定の温度で3時間保持した後に室温まで冷却し、ガラスの内部や表面に結晶析出の有無を顕微鏡で確認し、結晶が析出しない最低温度を求めた。どの温度でも結晶が析出しないものは−と記載した。
【0027】
ガラスの高温粘度(poise):JIS Z 8803共軸二重円筒形回転粘度計(東京工業株式会社製 高温粘度測定装置 RHEOTRONIC)を用いて測定し、1400℃における粘度を求めた。
【0028】
化学的耐久性(耐水性および耐酸性):日本光学硝子工業会規格「光学ガラスの化学的耐久性の測定方法(粉末法)」に基づき測定し、耐水性と耐酸性を等級で示した。
(実施例6)
実施例1〜5で得られた各着色ガラスよりなるガラスブロックを作り、これをスライス加工して平板にした後、両面に光学研磨を施して肉厚2.5mmの青色フィルターとした。各フィルターとも表1に示されているように良好な透過率特性、耐久性(例えば耐水性、耐酸性)を備えている。また実質的にPb、As、Cd、Cr、Fを含まないので、環境上好ましい。さらに研磨加工時にPb、As、Cd、Crを含む研磨屑を排出しない。
上記青色フィルターは、撮像光学系や液晶プロジェクターの投射映像系の青色選択用のフィルターとして好適である。
【0029】
【発明の効果】
本発明によれば、実質的にPb、As、Cd、Cr、Fを含まなくても良好な耐久性、透過率特性を有する着色ガラスを提供することができる。
【0030】
本発明の青色フィルターによれば、環境上問題となる成分を含まず良好な耐久性、透過率特性を備えたフィルターを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1および実施例3で得られた着色ガラスの分光透過率曲線を示す。

Claims (4)

  1. 酸化物換算の重量%表示で、SiOを50〜75%、Coを0.01%以上含むとともに、実質的にPb、As、Cd、Cr、Fを含まず、青色を呈することを特徴とする着色ガラス。
  2. 酸化物換算による重量%表示で、SiO 50〜75%、B 0〜10%、Al 0〜5%、LiO 0〜10%、NaO 0〜20%、KO 0〜20%(ただしLiO+NaO+KO 10〜30%)、MgO 0〜10%、CaO 0〜20%、SrO 0〜20%、BaO 0〜20%、ZnO 0〜20%(ただしMgO+CaO+SrO+BaO+ZnO 1〜20%)、Co 0.01〜7%、CuO 0〜7%、TiO 0〜1%、Sb 0〜3%を含み、実質的にPb、As、Cd、Cr、Fを含まないことを特徴とする着色ガラス。
  3. 200〜700nmにおける最高透過率を示す波長が350〜450nmの範囲に存在することを特徴とする請求項1または2に記載の着色ガラス。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の着色ガラスよりなる青色フィルター。
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