JP2004250231A - リフトトラックにおけるデバイス - Google Patents
リフトトラックにおけるデバイス Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004250231A JP2004250231A JP2003187097A JP2003187097A JP2004250231A JP 2004250231 A JP2004250231 A JP 2004250231A JP 2003187097 A JP2003187097 A JP 2003187097A JP 2003187097 A JP2003187097 A JP 2003187097A JP 2004250231 A JP2004250231 A JP 2004250231A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lift
- chassis
- arms
- lifting
- pivoting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66F—HOISTING, LIFTING, HAULING OR PUSHING, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. DEVICES WHICH APPLY A LIFTING OR PUSHING FORCE DIRECTLY TO THE SURFACE OF A LOAD
- B66F9/00—Devices for lifting or lowering bulky or heavy goods for loading or unloading purposes
- B66F9/06—Devices for lifting or lowering bulky or heavy goods for loading or unloading purposes movable, with their loads, on wheels or the like, e.g. fork-lift trucks
- B66F9/065—Devices for lifting or lowering bulky or heavy goods for loading or unloading purposes movable, with their loads, on wheels or the like, e.g. fork-lift trucks non-masted
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Transportation (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Geology (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
- Handcart (AREA)
Abstract
【課題】リフトトラックにおけるデバイスに関するものであり、操作員の視野向上を図る。
【解決手段】リフトデバイス9は2本のリフトアーム15、16を有し、そのうちリヤ部分15a、16aは連結部19、20により運転室2の背後にてシャッシ3に設けられ、連結部はリフトユニット22、23によるリフトアーム15、16の垂直平面VP15、VP16における旋回を可能にして物品を垂直方向に移動させうると共に、旋回デバイス28、29によるリフトアーム15、16の旋回をフロント部分15b、16bの間またはリフト手段17、18のフロント先端部17e、18eの間の距離がシャッシ3のフロント部分よりも小さい内側位置と、大きい外側位置との間で水平面HP15、HP16にて可能にする。
【選択図】 図4
【解決手段】リフトデバイス9は2本のリフトアーム15、16を有し、そのうちリヤ部分15a、16aは連結部19、20により運転室2の背後にてシャッシ3に設けられ、連結部はリフトユニット22、23によるリフトアーム15、16の垂直平面VP15、VP16における旋回を可能にして物品を垂直方向に移動させうると共に、旋回デバイス28、29によるリフトアーム15、16の旋回をフロント部分15b、16bの間またはリフト手段17、18のフロント先端部17e、18eの間の距離がシャッシ3のフロント部分よりも小さい内側位置と、大きい外側位置との間で水平面HP15、HP16にて可能にする。
【選択図】 図4
Description
【0001】
本発明は、運転室を有するシャッシと物品を持上げるためのリフトデバイスとを備えたリフトトラックにおけるデバイスに関するものであり、ここでリフトデバイスは2本のリフトアームを有し、そのうちリヤ部分を連結部により運転室の背後にてシャッシに設け、連結部はリフトユニットによりリフトアームの旋回を垂直平面で可能にして物品を垂直方向に移動させ、さらに旋回デバイスによりリフトアームの旋回を水平面で可能にしてその少なくともフロント部分またはそのフロント部分に設けられたリフト手段の間の距離および/または角度を変化させ、このフロント部分は物品を取上げかつ供給するのに適する。
【0002】
米国特許第3454176号明細書から公知のリフトトラックは垂直旋回しうるリフトアームを有し、これらアームは運転室の背後にジャーナルされると共に水平方向に或る程度旋回することができる。これらリフトトラックはホイールへの荷重の有利な分配、頑丈かつ低いフォーク構造、並びに向上した信頼性および前方向における視野を有すると言われる。しかしながら、前方向における視野は従来技術のリフトトラックに比べ特に改善されない。何故なら、リフトアームが互いに横ビームによりフロントで接続されて、操作員の視野からの実質的旋回を妨げるからである。
【0003】
本発明の目的はこの問題を排除することであり、これは主として請求項1の特徴を有する本発明によるデバイスを提供することにより達成される。
【0004】
リフトアームがこの種の連結部にジャーナルされると共にこの種の旋回デバイスと連携してそのフロント部分がシャッシ内に位置する隣接した相互位置からフロント部分がシャッシの外側に位置する相互の外側位置まで旋回するので、一方ではリフトアームは小荷重を取上げ或いは取上げるべき荷重における狭い空間に達しうるよう設定することができ、他方では前方向での全体的に自由な視野を与えおよび/または大型もしくは長い荷重を取上げるよう設定することができる。
【0005】
以下、添付図面を参照して更に本発明を説明する。
【0006】
図面に示したリフトトラック1は運転室2を有するカウンタウエイト型リフトトラックである。このリフトトラック1は、地面5上を走行するためのたとえば4個もしくは6個のドライビングホイール4を持ったシャッシ3を備える。シャッシ3のリヤ部分3aはリフトトラック1を地面5上で運転すると共に各種の制御手段を操作するための駆動モータ(図示せず)を有する。さらにシャッシ3のリヤ部分3aもリフトトラック1のカウンタウエイト6を備え、運転室2は前記リヤ部分3aの前側に位置する。運転室2は好ましくは座席8を有する操作員キャビン7を備え、この座席はシャッシ3のフロント部分3bの方向へ前方向に向けて或いは向けることができる。操作員が運転室2に着座している際、操作員はリフトトラック1を駆動させると共にそこに設けられたリフトデバイス9を操作することができねばならない。したがって、運転手/操作員はできるだけ最良の前方向における視野を持たねばならない。
【0007】
リフトデバイス9は物品を持上げるのに適し、保持デバイス10を介しシャッシ3のリヤ部分3aに設けられる。前記デバイスはたとえば2本の上方向に指向したポスト11、12を備え、これらポストは操作員キャビン7の屋根または前記屋根の若干上方のレベルにあって実質的に水平指向した接続部材13により互いに接続される。次いで、接続部材13は中心に設けられたブラケット14を有し、このブラケットは上方向に指向すると共に、好ましくはシャッシ3に沿って中心的に延びる幾何学中心線CLでセンタリングされる。
【0008】
ポスト11、12は好ましくはシャッシ3のリヤ部分3aの対向側部に設けられて、操作員に後方向における大きい視野SBを与える。ポスト11、12を好ましくは中心線CLに対し後方向/外方向に傾斜させ、これらは前記ポスト間の視野SBとしてそれらの間に実質的に同じ角度γを形成することができる。
【0009】
リフトデバイス9は2本のリフトアーム15、16(ジブ)を有し、これらは実質的に真直ぐなリヤ部分15a、16aを有すると共に円弧状の下方向に指向したフロント部分15b、16bを有する。リフトデバイス9を下側位置L(図1参照)に設定すると、リフトアーム15、16のリヤ部分15a、16aは実質的に水平に、指向すると共に運転室2を貫通して延びる幾何学垂直平面VP2の背後もしくは実質的に背後にて中心線CLに対し横方向に見られる。垂直平面VP2は好ましくは中心線CLに対し90°または実質的に90°にて延びる。リフトアーム15、16は前記垂直平面VP2を越えて前方向に延び、上方向からリフトトラック1の方向に見て運転室2の対向側部に位置する。少なくともリフトデバイス9が前記下方位置Lに設定されると、リフトアーム15、16は水平方向もしくは実質的に水平方向に延び、そのフロント部分15b、16bは前記垂直平面VP2の前側に位置する。フロント部分15b、16bはリフトアーム15、16の前記下側位置にて好ましくは前方向/下方向に指向し、したがってフロント部分15b、16bの下側部分15c、16cをシャッシ3のフロント部分3bの前の位置にすることができる。リフト手段17、18を前記下側部分15c、16cに設けると共に取上げ、持上げおよび供給するための物品と連携させるのに適する。リフト手段17、18はフォークリフトとして設計することができる。
【0010】
リフトアーム15、16は連結部19、20により保持デバイス10に設けられる。それぞれ各連結部19、20は2アクスルのリンクなどとして設計され、各リフトアーム15、16を2つの好ましくは垂直平面(すなわちそれぞれ垂直平面VP15およびVP16)並びにそれぞれ水平面HP15およびHP16にて旋回させることができる(図4参照)。
【0011】
連結部19、20は好ましくは垂直平面VP2の背後に設けられると共に、好ましくは上方からリフトトラック1の方向で見てシャッシ3の幅Bより若干小さい相互の距離にて設けられる。それぞれ各連結部19および20はたとえばそれぞれフォーク状支持部材19aおよび20aなどを備えることができ、これらはそれぞれ水平な貫通シャフト19bおよび20bを有し、そこにリフトアーム15および16のそれぞれリヤ部分15aおよび16aをジャーナルして、これらがそれぞれ前記垂直平面VP15およびVP16にて、両連結部19、20に共通としうる水平もしくは実質的に水平な幾何学線21の周囲で旋回しうるようにする。さらに、それぞれ各連結部19および20は垂直指向したそれぞれシャフト19cおよび20cをも備え、これらを介しフォーク状支持部材19aおよび20aを接続部材13にジャーナルして前記支持部材を少なくとも所定位置にて垂直幾何学線19dおよび20dの周囲で旋回させ、これによりリフトアーム15、16をそれぞれ前記水平面HP15およびHP16にて旋回させうるようにする。それぞれ幾何学線19dおよび20dは好ましくは幾何学線21に交差する。
【0012】
各垂直平面VP15、VP16におけるそれぞれリフトアーム15および16の旋回はそれぞれリフトユニット22および23によって行われ、これらユニットはたとえば直立シリンダ/ピストン−デバイスの形状である。リフトユニット22、23は好ましくは垂直平面VP2の背後に設けられ、その下にて下側連結部24、25を介しシャッシ3に並びに上側連結部26、27を介しリフトアーム15、16にジャーナルされる。リフトデバイス9がその下側位置Lに設定されると、リフトユニット22、23は好ましくは垂直もしくは実質的に垂直に指向すると共に好ましくは操作員キャビン7の後縁部ポスト7aおよび7bの背後に斜めに位置して、運転手/操作員が操作員キャビン7のサイドウインドウ7c、7dを介して見る際に運転手/操作員の視野を隠蔽しないようにする。
【0013】
前記下側および上側連結部24〜27は、これらが一方ではリフトユニット22、23とシャッシ3との間および他方ではリフトユニット22、23とリフトアーム15、16との間の移動を可能にするよう設計され、これはリフトアーム15、16をシャッシ3および相互に前記異なる平面にて旋回させうるのに必要とされる。前記連結部24〜27は、たとえば全般的運動を可能にすると共にボールジョイントとして設計することができる。
【0014】
リフトユニット22、23を設けてリフトアーム15、16を前記垂直平面VP15、VP16でリフトデバイス9の前記下側位置Lとその上側位置Uとの間にて旋回させる(図2参照)。前記リフトユニット22、23はリフトアーム15、16を同時的かつ互いに平行して旋回させるよう操作もしくは、制御しうるがリフトアームの一方15もしくは16を一時的に操作もしくは制御して他方に対し個々に旋回させ、たとえば一方が傾斜地面に存在する物品を取上げ或いは物品を傾斜地面に設置する場合に異なる高さにリフト手段17、18を設定することを可能にする。
【0015】
水平面HP15、HP16におけるリフトアーム15、16の旋回は旋回デバイス28、29(たとえばシリンダ/ピストン−デバイス)によって行われ、これらデバイスは背後にてリヤ連結部30、31によりブラケット14に装着されると共に、フロントにて連結部19、20の前側におけるリフトアーム15、16にフロント連結部32、33を介し装着される。リヤ連結部およびフロント連結部30〜33はこれらがブラケット14とリフトアーム15、16との間の移動を可能にするよう設計され、これらはリフトアーム15、16をシャッシ3および相互に対し前記異なる平面にて旋回させるのに必要である。リヤおよびフロント連結部30〜33は、たとえば全般的運動を可能にすると共にボールジョイントとして設計することができる。
【0016】
図5にはリフトアーム15、16を旋回デバイス28、29により水平面にて前記垂直幾何学線19d、20dの周囲に旋回させうる種々異なる位置の例を示す。すなわちリフトアーム15、16は、これらがリフトトラック1の長手中心線CLと実質的に平行して指向し或いはこれらがやや集中する中間位置としうるような位置Nに設定することができる。リフトアーム15、16を実線で示すこれら位置Nにて、前記アームとそこに設けられたリフト手段17、18との間の距離NAはリフトトラック1の幅Bよりも小さくすることができる。リフトアーム15、16は、たとえばリフトトラック1を物品なしに運転すると際に運転手がこれにより充分良好な前方視野を有してリフトトラック1を運転する際に、前記中間位置Nに設定することができる。
【0017】
或る種の場合、たとえばより小さい物品を取上げるべき場合、または狭い空間に達する必要がある場合、またはリフト手段17、18をペーパーロールなどに挿入すべき場合は、リフトアーム15、16を前記中間位置Nから内方向へ互いに図5に破線で示したように内側位置ILまで旋回させてそのリフト手段17、18の間の最小距離かがリフトトラック1の幅Bよりも実質的に小さくなるようにすることができる。他の場合、たとえば運転手/操作員が完全に自由な視野を前方向に大きい領域にて必要とする場合および/または大型もしくは長い物品を取上げるべき場合は、リフトアーム15、16を外方向に互いに外側位置YL(図5に破線で示すまで)旋回させて、それらの間またはそのリフト手段17、18の間の最大距離をリフトトラック1の幅Bよりも大きく或いは実質的に大きくすることができる。
【0018】
図1から明らかなようにリフトアーム15、16は、その旋回領域S15、S16内で、すなわちリフト手段17、18と中心線CLとの間の同距離にて、中心線CLに対し異なる対称位置に設定することができる。しかしながら、リフト手段17、18が中心線CLに対し非対称位置SLに位置するようリフトアーム15、16を設定することも可能である。図5の右手側に示したこの種の位置SLの例は、リフトアーム15、16をそのリフト手段17、18が中心線CLの同じ側部に、たとえば互いに小距離Min1を以て見られるよう設定されることである。
【0019】
旋回デバイス28、29は、リフトアーム15、16を同時的かつ中心線CLに対し対称的に旋回させるよう操作もしくは制御することができる。この旋回デバイス28、29はしかしながら、各リフトアーム15、16に個々の旋回運動を行わせて前記非対称位置SLにリフトアーム15、16を設定すべく個々に操作もしくは制御することもできる。
【0020】
リフトアーム15、16のフロント部分15b、16bおよび/またはそこに設けられたリフト手段17、18は好ましくは前記中心線CLに対し前方向/外方向に傾斜されて、これらが前方向における運転手/操作員のための視野SF2としてそれらの間に実質的に同じ角度βを、好ましくはリフトアーム15、16が互いにこの種の中間位置Nに位置して前記中心線CLに対し平行もしくは実質的に平行に指向するよう位置せしめる際に、形成することができる。
【0021】
旋回デバイス28、29のリヤ連結部30、31は、好ましくは水平もしくは実質的に水平な幾何学線21(その周囲にリフトアーム15、16を旋回させることができる)でセンタリングまたは実質的にセンタリングされる。しかしながらリヤ連結部30、31は更にシャッシ3上に位置しうるが、これらは好ましくは運転室2を介し垂直平面VP2の背後に設けられる。
【0022】
前記旋回デバイス28、29をリフトアーム15、16に関節的に装着する旋回デバイス28、29のフロント連結部32,33は好ましくは垂直平面VP2の背後に設けられるが、さらに前記垂直平面VP2に或いはできれば前記垂直平面の若干前側に位置することもできる。
【0023】
リフトアーム15、16およびそのリフト手段17,18の上記配置により、操作員はリフトアーム15、16とリフト手段17、18との間にて自由であると共にリフトアーム15、16をその外側位置YLに設定することによりできるだけ120°程度にしうる前方向における視野を得る。ポスト11、12の位置およびその傾斜のため操作員は後方向に有利な自由視野SBを得ると共に、リフトユニット22、23が操作員キャビン7の背後に斜めに位置するので操作員は側部に対しても有利な自由視野を得る。
【0024】
リフトアーム15、16の長さは、これらに入れ子式構造を付与することにより変化させることができる。この種の構造を図4に示し、これはそれぞれ各リフトアーム15および16のそれぞれフロント部分15aおよび16bがリヤにてそれぞれ変異自在にそれぞれリヤ部分15aおよび16aに係合する部分15d、16dをそれぞれ有するよう構成される。リフトアーム15、16の長さを変化させると共に変化後に設定された長さを維持するためには、それぞれパワーユニット34および35(たとえばシリンダ/ピストン−デバイス)を存在させることができ、これらは背後にてリフトアーム15、16の各リヤ部分15a、16aおよび前部にて各フロント部分15b、16bに装着される。パワーユニット34、35は両リフトアーム15、16の長さを同程度かつ同時的に変化させるよう操作もしくは制御しうるが、これらは更にリフトアーム15、16の一方のみの長さを一時的に変化させるべく或いは一方のリフトアームの長さを他方のリフトアームの長さよりも大きく一時的に変化させるべく個々に操作もしくは制御することができる。一方のリフトアームを他方よりも長くするためパワーユニット34、35を操作もしくは制御する個別性を用いて、たとえば傾斜した物品を取上げることができる。
【0025】
2つのリストユニット22、23を図面に示すが、場合によりリフトアーム15、16を垂直平面VP15、VP16にて持上げもしくは上昇させるための1個もしくは3個以上のリフトユニットを使用することも可能である。さらに図面には2個の旋回デバイス28、29を示すが、場合により1個もしくは3個以上の旋回デバイスを使用してリフトアーム15、16を水平面HP15、HP16にて旋回させることも可能である。
【0026】
図6および7から見られるように、各リフト手段17、18はフォークリフトで構成することができる。各フォークリフトはそれぞれフォークシャフト17aおよび18a、並びにそれぞれフォークブレード17bおよび18bを備えることができる。フォークシャフト17a、18aはリフトアーム15、16の下側部分15c、16cに設けられる。この目的で、それぞれ各下側部分15cおよび16cはそれぞれフランジ15dおよび16dを備えることができ、ここに水平シャフト15eおよび16eをそれぞれ設ける。U字型リンク部材15fおよび16fをそれぞれ前記水平シャフトに設けて、このシャフトの周囲で旋回もしくは回転しうるようにする。垂直または実質的に垂直に指向したそれぞれシャフト15gおよび16gをそれぞれU字型リンク部材15fおよび16fに設けると共に、それぞれチューブ状部材17cおよび18cを前記シャフトに設けてシャフトの周囲で旋回もしくは回転しうるようにする。この種のそれぞれ各チューブ状部材17cおよび18cにおいて、それぞれフォークシャフト17aおよび18aの1つは長手方向変異自在に装着される。
【0027】
それぞれ第1旋回ユニット37および38を各リフトアーム15、16に設け、これはフォークリフトを水平シャフト15eおよび16eの周囲で旋回させるのに適し、これによりフォークブレード17b、18bと水平面との間の傾斜角度LVを変化させるのに適する。各第1旋回ユニット37、38はシリンダ/ピストン−デバイスなどとすることができ、リンク37a、38aを介しリフトアーム15、16に、およびリンク37bおよび38bを介しフォークシャフト17a、18aの上側部分に装着される。リンク37a、38a、37b、38bは全般的な運動を可能にすると共に、ボールジョイントとして設定することができる。
【0028】
前記第1旋回ユニット37、38はリフト手段17、18を同時的に旋回させるよう、かつそのフォークブレード17b、18bが互いに対応する位置を採るよう操作もしくは制御することができる。第1旋回ユニット37、38は個々に、リフト手段17もしくは18の一方のみを旋回させてフォークブレード17bもしくは18bの一方のみの位置を変化させるべく或いはリフト手段17、18の位置をリフト手段17、18の位置を種々の程度に変化させてフォークブレード17b、18bを水平面に対し種々異なる位置にするため旋回させるよう操作もしくは制御することもできる。
【0029】
フォークシャフト17a、18aはそれぞれシャフト15gおよび16gの周囲で旋回させて、フォークブレード17b、18bを旋回セクタSS内で中心線CLに対し種々異なる位置に設定することができる。フォークシャフト17a、18aの旋回および従ってフォークブレード17b、18bの旋回は、第1旋回ユニット37、38のそばに設けられた第2旋回ユニット39、40により行われる。第2旋回ユニット39、40はシリンダ/ピストン−デバイスなどとすることができ、これらはリンク39a、40aを介し第1旋回ユニット37、38に接続されると共にリンク39b、40bを介しフォークシャフト17a、18aにも接続され、これにより前記リンク39a、40a、39b、40bは全般的な運動を可能にすると共にリフトフォークを旋回させるべく設けられる。
【0030】
第2旋回ユニット39、40は、リフト手段17、18を同時的かつそのフォークブレード17b、18bが中心線CLに対し同じ角度位置を採るよう旋回させるべく操作もしくは制御することができる。第2旋回ユニット39、40は、リフト手段を個々に旋回させてリフト手段の一方のみ17もしくは18の位置および従ってフォークブレード17bもしくは18bの一方のみの角度位置を変化させるべく或いはリフト手段17、18をそれぞれ異なって旋回させることによりフォークブレード17b、18bを中心線CLに対し異なる角度位置にするよう操作もしくは制御することもできる。
【0031】
それぞれ各リフト手段17および18はリフトキャリッジの代わりにそれぞれリフトアーム15および16に設けられるので、この種のキャリッジは必要でなく、更にキャリッジが移動しうるような垂直ビームでもない。これは、運転手/操作員の視野に従来見られた多くの部品および部材が消失すると共にリフトトラックの構造がより複雑でなくなることを意味する。
【0032】
最良可能な運転者/操作員の視野を提供するには、リフトアーム15、16を好ましくはそれらの間に自由もしくは実質的に自由な操作員の視野を、前記操作員が運転室2にいる際に可能にするよう設けられる。操作員の視野はリフトアーム15、16のフロント部分15b、16bが接続部を欠如し或いはいずれにせよ互いに視野を実質的に阻害する接続部を欠如すれば特に良好となる。
【0033】
さらにリフトアーム15、16は好ましくはそれらの間に自由もしくは実質的に自由な視野を可能にして、リフトトラック1の操作員が運転室2からリフトアーム15、16のフロント部分15b、16bに設けられたリフト手段17、18のフロント先端部17e、18eを見うるよう設けられる。
【0034】
リフトアーム15、16がそれらの間に接続部を欠如するので、前記アームおよび運転室2の背後に位置する保持デバイス10は、運転室の前側に位置する垂直ビームおよび前記ビームに設けられたリフトキャリッジを代用することができる。
【0035】
好ましくはリフトアーム15、16またはそこに位置する部材は有利な実施例である。多くの場合は連結部19、20の前側に何ら相互の接続部を持たない。
【0036】
リフト手段17、18はリフトフォークの代わりに或る種の物品、たとえばベールもしくはロールを取上げるための取上アーム(図示せず)で構成することもできる。場合により、クランプデバイス(たとえばシリンダ/ピストン−デバイス)を前記取上アームの間に位置せしめてベールもしくはロールをそれらの間にクランプもしくはグリップし、これらを持上げることができる。さらにリフト手段17、18は板状物品などのためのリフトアセンブリの形態におけるアセンブリとすることもできる。
【0037】
上記説明において軸線、ラインおよび平面は水平もしくは垂直であると述べたが、これらはリフトトラック1が水平もしくは実質的に水平な地面5に位置する場合に該当する所望の理想的位置であると共に、種々異なる構成または現実的な他の因子に応じて前記所望の理想的位置から数%まで或いは実質的に10%まで変位することができる。
【0038】
本発明は、上記しかつ図面に示した実施例のみに限定されず、各種の部品および部材の個数、位置および機能に関し各請求項の範囲内で変化することができる。たとえばリフトアーム15、16は図示したとは異なる他の形状を有することもでき、これらは図示したもの以外の物品のための他の種類のリフト手段を形成もしくは包含することをも特記することができる。連結部19、20は図示すると共に説明した以外の方法で構成することもでき、しかも所望の機能を付与することができる。最後に、本発明はカウンタウエイトトラック以外の他のリフトトラックにも適用しうることに注目すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】背後から斜めに見ると共に下側位置に存在するリフトデバイスを備えた本発明によるリフトトラックの斜視図である。
【図2】上側位置に存在するリフトデバイスを備えた図1のリフトトラックの側面図である。
【図3】互いに外方向旋回した位置に設けられたリフトアームを有する図1のリフトトラックの正面図である。
【図4】図1のリフトトラックの平面図である。
【図5】リフトアーム形成部分を種々異なる位置に有する図4のリフトトラックの平面図である。
【図6】図1のリフトトラックのフロント部材の側面図である。
【図7】幾つかの前記フロント部材の平面図である。
本発明は、運転室を有するシャッシと物品を持上げるためのリフトデバイスとを備えたリフトトラックにおけるデバイスに関するものであり、ここでリフトデバイスは2本のリフトアームを有し、そのうちリヤ部分を連結部により運転室の背後にてシャッシに設け、連結部はリフトユニットによりリフトアームの旋回を垂直平面で可能にして物品を垂直方向に移動させ、さらに旋回デバイスによりリフトアームの旋回を水平面で可能にしてその少なくともフロント部分またはそのフロント部分に設けられたリフト手段の間の距離および/または角度を変化させ、このフロント部分は物品を取上げかつ供給するのに適する。
【0002】
米国特許第3454176号明細書から公知のリフトトラックは垂直旋回しうるリフトアームを有し、これらアームは運転室の背後にジャーナルされると共に水平方向に或る程度旋回することができる。これらリフトトラックはホイールへの荷重の有利な分配、頑丈かつ低いフォーク構造、並びに向上した信頼性および前方向における視野を有すると言われる。しかしながら、前方向における視野は従来技術のリフトトラックに比べ特に改善されない。何故なら、リフトアームが互いに横ビームによりフロントで接続されて、操作員の視野からの実質的旋回を妨げるからである。
【0003】
本発明の目的はこの問題を排除することであり、これは主として請求項1の特徴を有する本発明によるデバイスを提供することにより達成される。
【0004】
リフトアームがこの種の連結部にジャーナルされると共にこの種の旋回デバイスと連携してそのフロント部分がシャッシ内に位置する隣接した相互位置からフロント部分がシャッシの外側に位置する相互の外側位置まで旋回するので、一方ではリフトアームは小荷重を取上げ或いは取上げるべき荷重における狭い空間に達しうるよう設定することができ、他方では前方向での全体的に自由な視野を与えおよび/または大型もしくは長い荷重を取上げるよう設定することができる。
【0005】
以下、添付図面を参照して更に本発明を説明する。
【0006】
図面に示したリフトトラック1は運転室2を有するカウンタウエイト型リフトトラックである。このリフトトラック1は、地面5上を走行するためのたとえば4個もしくは6個のドライビングホイール4を持ったシャッシ3を備える。シャッシ3のリヤ部分3aはリフトトラック1を地面5上で運転すると共に各種の制御手段を操作するための駆動モータ(図示せず)を有する。さらにシャッシ3のリヤ部分3aもリフトトラック1のカウンタウエイト6を備え、運転室2は前記リヤ部分3aの前側に位置する。運転室2は好ましくは座席8を有する操作員キャビン7を備え、この座席はシャッシ3のフロント部分3bの方向へ前方向に向けて或いは向けることができる。操作員が運転室2に着座している際、操作員はリフトトラック1を駆動させると共にそこに設けられたリフトデバイス9を操作することができねばならない。したがって、運転手/操作員はできるだけ最良の前方向における視野を持たねばならない。
【0007】
リフトデバイス9は物品を持上げるのに適し、保持デバイス10を介しシャッシ3のリヤ部分3aに設けられる。前記デバイスはたとえば2本の上方向に指向したポスト11、12を備え、これらポストは操作員キャビン7の屋根または前記屋根の若干上方のレベルにあって実質的に水平指向した接続部材13により互いに接続される。次いで、接続部材13は中心に設けられたブラケット14を有し、このブラケットは上方向に指向すると共に、好ましくはシャッシ3に沿って中心的に延びる幾何学中心線CLでセンタリングされる。
【0008】
ポスト11、12は好ましくはシャッシ3のリヤ部分3aの対向側部に設けられて、操作員に後方向における大きい視野SBを与える。ポスト11、12を好ましくは中心線CLに対し後方向/外方向に傾斜させ、これらは前記ポスト間の視野SBとしてそれらの間に実質的に同じ角度γを形成することができる。
【0009】
リフトデバイス9は2本のリフトアーム15、16(ジブ)を有し、これらは実質的に真直ぐなリヤ部分15a、16aを有すると共に円弧状の下方向に指向したフロント部分15b、16bを有する。リフトデバイス9を下側位置L(図1参照)に設定すると、リフトアーム15、16のリヤ部分15a、16aは実質的に水平に、指向すると共に運転室2を貫通して延びる幾何学垂直平面VP2の背後もしくは実質的に背後にて中心線CLに対し横方向に見られる。垂直平面VP2は好ましくは中心線CLに対し90°または実質的に90°にて延びる。リフトアーム15、16は前記垂直平面VP2を越えて前方向に延び、上方向からリフトトラック1の方向に見て運転室2の対向側部に位置する。少なくともリフトデバイス9が前記下方位置Lに設定されると、リフトアーム15、16は水平方向もしくは実質的に水平方向に延び、そのフロント部分15b、16bは前記垂直平面VP2の前側に位置する。フロント部分15b、16bはリフトアーム15、16の前記下側位置にて好ましくは前方向/下方向に指向し、したがってフロント部分15b、16bの下側部分15c、16cをシャッシ3のフロント部分3bの前の位置にすることができる。リフト手段17、18を前記下側部分15c、16cに設けると共に取上げ、持上げおよび供給するための物品と連携させるのに適する。リフト手段17、18はフォークリフトとして設計することができる。
【0010】
リフトアーム15、16は連結部19、20により保持デバイス10に設けられる。それぞれ各連結部19、20は2アクスルのリンクなどとして設計され、各リフトアーム15、16を2つの好ましくは垂直平面(すなわちそれぞれ垂直平面VP15およびVP16)並びにそれぞれ水平面HP15およびHP16にて旋回させることができる(図4参照)。
【0011】
連結部19、20は好ましくは垂直平面VP2の背後に設けられると共に、好ましくは上方からリフトトラック1の方向で見てシャッシ3の幅Bより若干小さい相互の距離にて設けられる。それぞれ各連結部19および20はたとえばそれぞれフォーク状支持部材19aおよび20aなどを備えることができ、これらはそれぞれ水平な貫通シャフト19bおよび20bを有し、そこにリフトアーム15および16のそれぞれリヤ部分15aおよび16aをジャーナルして、これらがそれぞれ前記垂直平面VP15およびVP16にて、両連結部19、20に共通としうる水平もしくは実質的に水平な幾何学線21の周囲で旋回しうるようにする。さらに、それぞれ各連結部19および20は垂直指向したそれぞれシャフト19cおよび20cをも備え、これらを介しフォーク状支持部材19aおよび20aを接続部材13にジャーナルして前記支持部材を少なくとも所定位置にて垂直幾何学線19dおよび20dの周囲で旋回させ、これによりリフトアーム15、16をそれぞれ前記水平面HP15およびHP16にて旋回させうるようにする。それぞれ幾何学線19dおよび20dは好ましくは幾何学線21に交差する。
【0012】
各垂直平面VP15、VP16におけるそれぞれリフトアーム15および16の旋回はそれぞれリフトユニット22および23によって行われ、これらユニットはたとえば直立シリンダ/ピストン−デバイスの形状である。リフトユニット22、23は好ましくは垂直平面VP2の背後に設けられ、その下にて下側連結部24、25を介しシャッシ3に並びに上側連結部26、27を介しリフトアーム15、16にジャーナルされる。リフトデバイス9がその下側位置Lに設定されると、リフトユニット22、23は好ましくは垂直もしくは実質的に垂直に指向すると共に好ましくは操作員キャビン7の後縁部ポスト7aおよび7bの背後に斜めに位置して、運転手/操作員が操作員キャビン7のサイドウインドウ7c、7dを介して見る際に運転手/操作員の視野を隠蔽しないようにする。
【0013】
前記下側および上側連結部24〜27は、これらが一方ではリフトユニット22、23とシャッシ3との間および他方ではリフトユニット22、23とリフトアーム15、16との間の移動を可能にするよう設計され、これはリフトアーム15、16をシャッシ3および相互に前記異なる平面にて旋回させうるのに必要とされる。前記連結部24〜27は、たとえば全般的運動を可能にすると共にボールジョイントとして設計することができる。
【0014】
リフトユニット22、23を設けてリフトアーム15、16を前記垂直平面VP15、VP16でリフトデバイス9の前記下側位置Lとその上側位置Uとの間にて旋回させる(図2参照)。前記リフトユニット22、23はリフトアーム15、16を同時的かつ互いに平行して旋回させるよう操作もしくは、制御しうるがリフトアームの一方15もしくは16を一時的に操作もしくは制御して他方に対し個々に旋回させ、たとえば一方が傾斜地面に存在する物品を取上げ或いは物品を傾斜地面に設置する場合に異なる高さにリフト手段17、18を設定することを可能にする。
【0015】
水平面HP15、HP16におけるリフトアーム15、16の旋回は旋回デバイス28、29(たとえばシリンダ/ピストン−デバイス)によって行われ、これらデバイスは背後にてリヤ連結部30、31によりブラケット14に装着されると共に、フロントにて連結部19、20の前側におけるリフトアーム15、16にフロント連結部32、33を介し装着される。リヤ連結部およびフロント連結部30〜33はこれらがブラケット14とリフトアーム15、16との間の移動を可能にするよう設計され、これらはリフトアーム15、16をシャッシ3および相互に対し前記異なる平面にて旋回させるのに必要である。リヤおよびフロント連結部30〜33は、たとえば全般的運動を可能にすると共にボールジョイントとして設計することができる。
【0016】
図5にはリフトアーム15、16を旋回デバイス28、29により水平面にて前記垂直幾何学線19d、20dの周囲に旋回させうる種々異なる位置の例を示す。すなわちリフトアーム15、16は、これらがリフトトラック1の長手中心線CLと実質的に平行して指向し或いはこれらがやや集中する中間位置としうるような位置Nに設定することができる。リフトアーム15、16を実線で示すこれら位置Nにて、前記アームとそこに設けられたリフト手段17、18との間の距離NAはリフトトラック1の幅Bよりも小さくすることができる。リフトアーム15、16は、たとえばリフトトラック1を物品なしに運転すると際に運転手がこれにより充分良好な前方視野を有してリフトトラック1を運転する際に、前記中間位置Nに設定することができる。
【0017】
或る種の場合、たとえばより小さい物品を取上げるべき場合、または狭い空間に達する必要がある場合、またはリフト手段17、18をペーパーロールなどに挿入すべき場合は、リフトアーム15、16を前記中間位置Nから内方向へ互いに図5に破線で示したように内側位置ILまで旋回させてそのリフト手段17、18の間の最小距離かがリフトトラック1の幅Bよりも実質的に小さくなるようにすることができる。他の場合、たとえば運転手/操作員が完全に自由な視野を前方向に大きい領域にて必要とする場合および/または大型もしくは長い物品を取上げるべき場合は、リフトアーム15、16を外方向に互いに外側位置YL(図5に破線で示すまで)旋回させて、それらの間またはそのリフト手段17、18の間の最大距離をリフトトラック1の幅Bよりも大きく或いは実質的に大きくすることができる。
【0018】
図1から明らかなようにリフトアーム15、16は、その旋回領域S15、S16内で、すなわちリフト手段17、18と中心線CLとの間の同距離にて、中心線CLに対し異なる対称位置に設定することができる。しかしながら、リフト手段17、18が中心線CLに対し非対称位置SLに位置するようリフトアーム15、16を設定することも可能である。図5の右手側に示したこの種の位置SLの例は、リフトアーム15、16をそのリフト手段17、18が中心線CLの同じ側部に、たとえば互いに小距離Min1を以て見られるよう設定されることである。
【0019】
旋回デバイス28、29は、リフトアーム15、16を同時的かつ中心線CLに対し対称的に旋回させるよう操作もしくは制御することができる。この旋回デバイス28、29はしかしながら、各リフトアーム15、16に個々の旋回運動を行わせて前記非対称位置SLにリフトアーム15、16を設定すべく個々に操作もしくは制御することもできる。
【0020】
リフトアーム15、16のフロント部分15b、16bおよび/またはそこに設けられたリフト手段17、18は好ましくは前記中心線CLに対し前方向/外方向に傾斜されて、これらが前方向における運転手/操作員のための視野SF2としてそれらの間に実質的に同じ角度βを、好ましくはリフトアーム15、16が互いにこの種の中間位置Nに位置して前記中心線CLに対し平行もしくは実質的に平行に指向するよう位置せしめる際に、形成することができる。
【0021】
旋回デバイス28、29のリヤ連結部30、31は、好ましくは水平もしくは実質的に水平な幾何学線21(その周囲にリフトアーム15、16を旋回させることができる)でセンタリングまたは実質的にセンタリングされる。しかしながらリヤ連結部30、31は更にシャッシ3上に位置しうるが、これらは好ましくは運転室2を介し垂直平面VP2の背後に設けられる。
【0022】
前記旋回デバイス28、29をリフトアーム15、16に関節的に装着する旋回デバイス28、29のフロント連結部32,33は好ましくは垂直平面VP2の背後に設けられるが、さらに前記垂直平面VP2に或いはできれば前記垂直平面の若干前側に位置することもできる。
【0023】
リフトアーム15、16およびそのリフト手段17,18の上記配置により、操作員はリフトアーム15、16とリフト手段17、18との間にて自由であると共にリフトアーム15、16をその外側位置YLに設定することによりできるだけ120°程度にしうる前方向における視野を得る。ポスト11、12の位置およびその傾斜のため操作員は後方向に有利な自由視野SBを得ると共に、リフトユニット22、23が操作員キャビン7の背後に斜めに位置するので操作員は側部に対しても有利な自由視野を得る。
【0024】
リフトアーム15、16の長さは、これらに入れ子式構造を付与することにより変化させることができる。この種の構造を図4に示し、これはそれぞれ各リフトアーム15および16のそれぞれフロント部分15aおよび16bがリヤにてそれぞれ変異自在にそれぞれリヤ部分15aおよび16aに係合する部分15d、16dをそれぞれ有するよう構成される。リフトアーム15、16の長さを変化させると共に変化後に設定された長さを維持するためには、それぞれパワーユニット34および35(たとえばシリンダ/ピストン−デバイス)を存在させることができ、これらは背後にてリフトアーム15、16の各リヤ部分15a、16aおよび前部にて各フロント部分15b、16bに装着される。パワーユニット34、35は両リフトアーム15、16の長さを同程度かつ同時的に変化させるよう操作もしくは制御しうるが、これらは更にリフトアーム15、16の一方のみの長さを一時的に変化させるべく或いは一方のリフトアームの長さを他方のリフトアームの長さよりも大きく一時的に変化させるべく個々に操作もしくは制御することができる。一方のリフトアームを他方よりも長くするためパワーユニット34、35を操作もしくは制御する個別性を用いて、たとえば傾斜した物品を取上げることができる。
【0025】
2つのリストユニット22、23を図面に示すが、場合によりリフトアーム15、16を垂直平面VP15、VP16にて持上げもしくは上昇させるための1個もしくは3個以上のリフトユニットを使用することも可能である。さらに図面には2個の旋回デバイス28、29を示すが、場合により1個もしくは3個以上の旋回デバイスを使用してリフトアーム15、16を水平面HP15、HP16にて旋回させることも可能である。
【0026】
図6および7から見られるように、各リフト手段17、18はフォークリフトで構成することができる。各フォークリフトはそれぞれフォークシャフト17aおよび18a、並びにそれぞれフォークブレード17bおよび18bを備えることができる。フォークシャフト17a、18aはリフトアーム15、16の下側部分15c、16cに設けられる。この目的で、それぞれ各下側部分15cおよび16cはそれぞれフランジ15dおよび16dを備えることができ、ここに水平シャフト15eおよび16eをそれぞれ設ける。U字型リンク部材15fおよび16fをそれぞれ前記水平シャフトに設けて、このシャフトの周囲で旋回もしくは回転しうるようにする。垂直または実質的に垂直に指向したそれぞれシャフト15gおよび16gをそれぞれU字型リンク部材15fおよび16fに設けると共に、それぞれチューブ状部材17cおよび18cを前記シャフトに設けてシャフトの周囲で旋回もしくは回転しうるようにする。この種のそれぞれ各チューブ状部材17cおよび18cにおいて、それぞれフォークシャフト17aおよび18aの1つは長手方向変異自在に装着される。
【0027】
それぞれ第1旋回ユニット37および38を各リフトアーム15、16に設け、これはフォークリフトを水平シャフト15eおよび16eの周囲で旋回させるのに適し、これによりフォークブレード17b、18bと水平面との間の傾斜角度LVを変化させるのに適する。各第1旋回ユニット37、38はシリンダ/ピストン−デバイスなどとすることができ、リンク37a、38aを介しリフトアーム15、16に、およびリンク37bおよび38bを介しフォークシャフト17a、18aの上側部分に装着される。リンク37a、38a、37b、38bは全般的な運動を可能にすると共に、ボールジョイントとして設定することができる。
【0028】
前記第1旋回ユニット37、38はリフト手段17、18を同時的に旋回させるよう、かつそのフォークブレード17b、18bが互いに対応する位置を採るよう操作もしくは制御することができる。第1旋回ユニット37、38は個々に、リフト手段17もしくは18の一方のみを旋回させてフォークブレード17bもしくは18bの一方のみの位置を変化させるべく或いはリフト手段17、18の位置をリフト手段17、18の位置を種々の程度に変化させてフォークブレード17b、18bを水平面に対し種々異なる位置にするため旋回させるよう操作もしくは制御することもできる。
【0029】
フォークシャフト17a、18aはそれぞれシャフト15gおよび16gの周囲で旋回させて、フォークブレード17b、18bを旋回セクタSS内で中心線CLに対し種々異なる位置に設定することができる。フォークシャフト17a、18aの旋回および従ってフォークブレード17b、18bの旋回は、第1旋回ユニット37、38のそばに設けられた第2旋回ユニット39、40により行われる。第2旋回ユニット39、40はシリンダ/ピストン−デバイスなどとすることができ、これらはリンク39a、40aを介し第1旋回ユニット37、38に接続されると共にリンク39b、40bを介しフォークシャフト17a、18aにも接続され、これにより前記リンク39a、40a、39b、40bは全般的な運動を可能にすると共にリフトフォークを旋回させるべく設けられる。
【0030】
第2旋回ユニット39、40は、リフト手段17、18を同時的かつそのフォークブレード17b、18bが中心線CLに対し同じ角度位置を採るよう旋回させるべく操作もしくは制御することができる。第2旋回ユニット39、40は、リフト手段を個々に旋回させてリフト手段の一方のみ17もしくは18の位置および従ってフォークブレード17bもしくは18bの一方のみの角度位置を変化させるべく或いはリフト手段17、18をそれぞれ異なって旋回させることによりフォークブレード17b、18bを中心線CLに対し異なる角度位置にするよう操作もしくは制御することもできる。
【0031】
それぞれ各リフト手段17および18はリフトキャリッジの代わりにそれぞれリフトアーム15および16に設けられるので、この種のキャリッジは必要でなく、更にキャリッジが移動しうるような垂直ビームでもない。これは、運転手/操作員の視野に従来見られた多くの部品および部材が消失すると共にリフトトラックの構造がより複雑でなくなることを意味する。
【0032】
最良可能な運転者/操作員の視野を提供するには、リフトアーム15、16を好ましくはそれらの間に自由もしくは実質的に自由な操作員の視野を、前記操作員が運転室2にいる際に可能にするよう設けられる。操作員の視野はリフトアーム15、16のフロント部分15b、16bが接続部を欠如し或いはいずれにせよ互いに視野を実質的に阻害する接続部を欠如すれば特に良好となる。
【0033】
さらにリフトアーム15、16は好ましくはそれらの間に自由もしくは実質的に自由な視野を可能にして、リフトトラック1の操作員が運転室2からリフトアーム15、16のフロント部分15b、16bに設けられたリフト手段17、18のフロント先端部17e、18eを見うるよう設けられる。
【0034】
リフトアーム15、16がそれらの間に接続部を欠如するので、前記アームおよび運転室2の背後に位置する保持デバイス10は、運転室の前側に位置する垂直ビームおよび前記ビームに設けられたリフトキャリッジを代用することができる。
【0035】
好ましくはリフトアーム15、16またはそこに位置する部材は有利な実施例である。多くの場合は連結部19、20の前側に何ら相互の接続部を持たない。
【0036】
リフト手段17、18はリフトフォークの代わりに或る種の物品、たとえばベールもしくはロールを取上げるための取上アーム(図示せず)で構成することもできる。場合により、クランプデバイス(たとえばシリンダ/ピストン−デバイス)を前記取上アームの間に位置せしめてベールもしくはロールをそれらの間にクランプもしくはグリップし、これらを持上げることができる。さらにリフト手段17、18は板状物品などのためのリフトアセンブリの形態におけるアセンブリとすることもできる。
【0037】
上記説明において軸線、ラインおよび平面は水平もしくは垂直であると述べたが、これらはリフトトラック1が水平もしくは実質的に水平な地面5に位置する場合に該当する所望の理想的位置であると共に、種々異なる構成または現実的な他の因子に応じて前記所望の理想的位置から数%まで或いは実質的に10%まで変位することができる。
【0038】
本発明は、上記しかつ図面に示した実施例のみに限定されず、各種の部品および部材の個数、位置および機能に関し各請求項の範囲内で変化することができる。たとえばリフトアーム15、16は図示したとは異なる他の形状を有することもでき、これらは図示したもの以外の物品のための他の種類のリフト手段を形成もしくは包含することをも特記することができる。連結部19、20は図示すると共に説明した以外の方法で構成することもでき、しかも所望の機能を付与することができる。最後に、本発明はカウンタウエイトトラック以外の他のリフトトラックにも適用しうることに注目すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】背後から斜めに見ると共に下側位置に存在するリフトデバイスを備えた本発明によるリフトトラックの斜視図である。
【図2】上側位置に存在するリフトデバイスを備えた図1のリフトトラックの側面図である。
【図3】互いに外方向旋回した位置に設けられたリフトアームを有する図1のリフトトラックの正面図である。
【図4】図1のリフトトラックの平面図である。
【図5】リフトアーム形成部分を種々異なる位置に有する図4のリフトトラックの平面図である。
【図6】図1のリフトトラックのフロント部材の側面図である。
【図7】幾つかの前記フロント部材の平面図である。
Claims (35)
- 運転室(2)を有するシャッシ(3)と物品を持上げるためのリフトデバイス(9)とを備え、
リフトデバイス(9)は2本のリフトアーム(15、16)を有し、そのうちリヤ部分(15a、16a)を連結部(19、20)により運転室(2)の背後におけるシャッシ(3)に設け、前記連結部は
(a)物品を垂直方向に移動させるため垂直平面(VP15、VP16)におけるリフトユニット(22、23)によるリフトアーム(15、16)の旋回を可能にすると共に、
(b)少なくともフロント部分(15b、16b)またはフロント部分(15b、16b)に設けられたリフト手段(17、18)の間の距離(NA)および/または角度(α)を変化させるため水平面(HP15、HP16)における旋回デバイス(28、29)によるリフトアーム(15、16)の旋回を可能にし、フロント部分は物品の取出しおよび供給に適する
リフトトラックにおけるデバイスであって、旋回デバイス(28、29)および/または連結部(19、20)はそのフロント部分(15b、16b)または前記フロント部分(15b、16b)に設けられたリフト手段(17、18)のフロント先端部(17e、18e)の間の距離(Min)がシャッシ(3)のフロント部分より小さくなる内側位置(IL)と、そのフロント部分(15b、16b)の間または前記フロント先端部(17e、18e)の間の距離(Max)がシャッシ(3)の前記フロント部分の幅(B)よりも大となる外側位置(YL)との間のリフトアーム(15、16)の旋回を可能にすることを特徴とするリフトトラックにおけるデバイス。 - 運転室(2)の前側におけるリフトアーム(15、16)のフロント部分(15b、16b)が相互の接続部を欠如し、またはいずれの場合も見通しを実質的に阻害する相互の接続部を欠如して、前記フロント部分(15b、16b)が運転手/操作員の前方向の自由な見通しまたは実質的に自由な見通しを可能にすることを特徴とする請求項1に記載のデバイス。
- リフトアーム(15、16)のフロント部分(15b、16b)を設けてそれらの間の自由もしくは実質的に自由な見通しを可能にし、運転室(2)からのリフトトラップ(1)の運転手/操作員が、リフトアーム(15、16)のフロント部分(15b、16b)に設けられたリフト手段(17、18)のフロント先端部(17e、18e)を見うるようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載のデバイス。
- リフトアーム(15、16)を設けて、そのフロント部分(15b、16b)および好ましくは前記フロント部分(15b、16b)に位置するリフト手段(17、18)のフロント先端部(17e、18e)が、リフトアーム(15,16)をその内側位置(IL)に、外側位置(YL)およびその間の位置に設定した際に運転室(2)から見えるようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のデバイス。
- 位置(IL)におけるリフトアーム(15、16)がそのフロント部分(15b、16b)の間、好ましくは前記フロント先端部(17e、18e)の間の最小距離(Min)を有し、この距離はフロント部分(15b、16b)の間、好ましくは前記先端部(17e、18e)の間の最大距離(Max)よりも実質的に小さいことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のデバイス。
- 前記内側位置と外側位置(IL、YL)との間の中間位置(N)におけるリフトアーム(15、16)が互いに平行もしくは実質的に平行かつシャッシ(3)に沿って中心的に延びる幾何学中心線(CL)に対し平行もしくは実質的に平行に指向することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のデバイス。
- リフトアーム(15、16)がシャッシ(3)に沿って中心的に延びる幾何学中心線(CL)の対向側に設けられると共に、旋回デバイス(28、29)がリフトアーム(15、16)を同時的かつ前記中心線(CL)に対し対称的に同一もしくは実質的に同一の角度を形成するような位置まで相対的に旋回させるよう操作もしくは制御されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のデバイス。
- リフトアーム(15、16)がシャッシ(3)に沿って中心的に延びる幾何学中心線(CL)の対向側に設けられると共に、旋回デバイス(28、29)がリフトアーム(15、16)を同時的かつ前記中心線(CL)に対し非対称的にこれらが異なる角度を形成するような位置まで旋回させるよう運転もしくは制御されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のデバイス。
- 旋回デバイス(28、29)は、リフトアーム(15、16)を前記リフトアーム(15、16)のフロント部分(15b、16b)、好ましくは前記フロント部分(15b、16b)におけるリフト手段(17、18)のフロント先端部(17e、18e)が中心線(CL)の同じ側かつ相互から小間隔(Min1)にて位置するような位置まで旋回させるよう運転もしくは制御されることを特徴とする請求項8に記載のデバイス。
- リフトアーム(15、16)が、少なくとも水平方向もしくは実質的に水平方向に延びる下側位置に設定される際に、水平面(HP15、HP16)にて旋回自在であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のデバイス。
- 旋回デバイス(28、29)を運転室(2)を貫通してシャッシ(3)を中心的に通過する幾何学中心線(CL)に対し横方向に延びるリヤ連結部および垂直平面(VP2)の背後にてシャッシ(3)に関節的に装着すると共に、更に旋回デバイス(28、29)をリフトアーム(15、16)に関節的に装着するフロント連結部(32、33)が、前記垂直平面または前記中面の前側に小距離で前記垂直平面(VP2)の背後に位置せしめることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載のデバイス。
- 旋回デバイス(28、29)をシャッシ(3)およびリフトアーム(15、16)に関節的に装着するリヤおよびフロント連結部(30、31、32、33)が設けられて全般的運動を可能にすることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載のデバイス。
- 各リフトアーム(それぞれ15および16)が、幾何学線(21)に交差する幾何学線(それぞれ19dおよび20d)の周囲で水平面(それぞれHP15およびHP16)にて旋回自在であり、その周囲で各リフトアーム(それぞれ15および16)が垂直平面(それぞれVP15およびVP16)にて旋回自在であることを特徴する請求項1〜12のいずれか一項に記載のデバイス。
- 旋回デバイス(28、29)がリヤ連結部(30、31)を介しシャッシ(3)に関節的に装着され、リヤ連結部はリフトアーム(15、16)が周囲にて旋回自在である水平または実質的に水平な幾何学ライン(21)にセンタリングまたは実質的にセンタリングされることを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載のデバイス。
- リヤ連結部(30、31)が連結部(19、20)の間に位置して、垂直平面および水平面(VP15、VP16;HP15、HP16)におけるリフトアーム(15、16)の旋回を可能にすることを特徴とする請求項14に記載のバイス。
- 旋回デバイス(28、29)を保持デバイス(10)を介しシャッシ(3)のリヤ部分(3a)に設け、保持デバイスにはリフトアーム(15、16)のための連結部(19、20)を設けることを特徴とする請求項1〜15のいずれか一項に記載のデバイス。
- 連結部(19、20)をシャッシ(3)に保持するための保持デバイス(10)が2本の上方向に指向したポスト(11、12)と、これらポストを接続する接続部材(13)とを備え、各ポスト(11、12)をシャッシ(3)のリヤ部分(3a)の対向側に設けて、視野(SB)をそれらの間に運転室(2)から後方向に規定されるようにし、接続部材(13)の上側部分をシャッシ(3)に設けられた操作員キャビン(7)の屋根と実質的に同レベルに位置せしめることを特徴とする請求項1〜16のいずれか一項に記載のデバイス。
- 各ポスト(11、12)をシャッシ(3)に沿って中心的に通過もしくは延びる幾何学中心線(CL)に対し後方向/外方向に傾斜させると共に、各ポスト(11、12)を前記中心線(CL)に対し相対的に傾斜させて、それらの間で同一角度(γ)を形成するようにし、前記ポスト(11、12)の間の視野(SB)を制限することを特徴とする請求項17に記載のデバイス。
- 各リフトアーム(それぞれ15および16)のための各連結部(それぞれ19および20)が水平もしくは実質的に水平なシャフト(それぞれ19bおよび20b)を有するフォーク状支持部材(それぞれ19aおよび20a)を備え、前記シャフトにはリフトアーム(それぞれ15および16)を装着してその垂直平面(それぞれVP15およびVP16)における旋回を可能にすると共に、垂直もしくは実質的に垂直なシャフト(それぞれ19cおよび20c)により各フォーク状支持部材(それぞれ19aおよび20a)をシャッシ(3)またはシャッシ(3)に設けられた保持デバイス(10)にジャーナルさせて、各リフトアーム(それぞれ15および16)を水平面(それぞれHP15およびHP16)にて旋回しうるようにしたことを特徴とする請求項1〜18のいずれか一項に記載のデバイス。
- リフトアーム(15、16)を垂直平面(VP15、VP16)にて旋回させるためのリフトユニット(22、23)が垂直平面(VP2)の背後にてシャッシ(3)とリフトアーム(15、16)との間に位置し、垂直平面は運転室(2)を貫通すると共にシャッシ(3)に沿って中心的に延びる幾何学中心線(CL)に対し横方向に延びることを特徴とする請求項1〜19のいずれか一項に記載のデバイス。
- リフトアーム(15、16)を垂直平面(VP15、VP16)にて旋回させるためのリフトユニット(22、23)を、下側および上側連結部(24、25、26、27)を介してシャッシ(3)およびリフトアーム(15、16)に関節的に接続して全般的な運動を可能にすることを特徴とする請求項1〜20のいずれか一項に記載のデバイス。
- リフトアーム(15、16)を垂直平面(VP15、VP16)にて旋回させるためのリフトユニット(22、23)を制御して、リフトアーム(15、16)を同時的かつ水平面に対し対称的に旋回させると共に、各リフトユニット(それぞれ22および23)をも制御して、各リフトアーム(それぞれ15および16)に垂直平面(それぞれVP15およびVP16)における個々の旋回運動を行わせ、リフトアーム(15、16)を相対的に異なる高さ位置に設定することを特徴とする請求項1〜21のいずれか一項に記載のデバイス。
- リフトアーム(15、16)を垂直平面(VP15、VP16)にて旋回させるためのリフトユニット(22、23)を、運転室(2)が設けられた操作員キャビン(7)に対しリヤ縁部ポスト(7a、7b)の外側かつ背後に斜めに位置せしめることを特徴とする請求項1〜22のいずれか一項に記載のデバイス。
- リフトアーム(15、16)のフロント部分(15b、16b)をシャッシ(3)に沿って中心的に延びる幾何学中心線(CL)に対し前方向/外方向に傾斜させると共に、前記フロント部分(15b、16b)を傾斜させ、好ましくはリフトアーム(15、16)が前記中心線(CL)に対し平行もしくは実質的に平行に指向するような相対的な中間位置(N)に位置する際に、前記フロント部分(15b、16b)の間の視野(SF1)としてそれらの間に実質的に同一角度(β)を形成するよう前記フロント部分を傾斜させることを特徴とする請求項1〜23のいずれか一項に記載のデバイス。
- 各リフトアーム(それぞれ15および16)がリヤ部分(それぞれ15aおよび16a)を備え、これらリヤ部分は下側位置(L)にて水平もしくは実質的に水平に延びると共に、各リフトアーム(それぞれ15および16)がフロント部分(それぞれ15bおよび16b)を備え、これらフロント部分は円弧状であって下方向に指向し、そのうち下側部分(それぞれ15cおよび16c)は下側位置(L)にてシャッシ(3)の前部分(3a)のフロント側に位置することを特徴とする請求項1〜24のいずれか一項に記載のデバイス。
- リフトアーム(15、16)がその長さを変化させうるような入れ子式であると共に、パワーユニット(34、35)を設け、リフトアーム(15、16)の長さを変化させると共に変化後に設定された長さを維持することを特徴とする請求項1〜25のいずれか一項に記載のデバイス。
- 前記パワーユニット(34、35)を運転もしくは制御してリフトアーム(15、16)の長さを同時的かつ同じ程度に変化させると共に、パワーユニット(34、35)を個々に制御して一方のリフトアーム(15もしくは16)のみの長さを変化させて他方の長さを変化させず、または2本のリフトアーム(15、16)の長さを異なって変化させることを特徴とする請求項26に記載のデバイス。
- フォークリフトの形態のリフト手段(17、18)をフロント部分(15b、16b)、好ましくは各リフトアーム(それぞれ15および16)の前記フロント部分(15b、16b)の下側部分(15c、16c)に設けることを特徴とする請求項1〜27のいずれか一項に記載のデバイス。
- 第1旋回ユニット(37、38)を設けてリフト手段(17、18)をこのリフト手段(17、18)のフォークブレード(17b、18b)形成部分が水平位置または前記水平位置に対し傾斜する位置に設定されるようなリフトアーム(17、18)に対する位置まで旋回させることを特徴とする請求項28に記載のデバイス。
- 第1旋回ユニット(37、38)を運転もしくは制御してリフト手段(17、18)を同時的に旋回させると共にそのフォークブレード(17b、18b)を互いに対応する位置に設定し、かつ前記第1旋回ユニット(37、38)を制御してリフト手段(17、18)を個々に旋回させることにより一方のリフト手段(17もしくは18)のみの位置を変化させ、これにより一方のフォークブレード(17bもしくは18b)の角度位置のみを変化させ、またはフォークブレード(17b、18b)を水平面に対し異なる位置に位置せしめるようリフト手段(17、18)をそれぞれ異なって旋回させることを特徴とする請求項29に記載のデバイス。
- 第2旋回ユニット(39、40)を設けてリフト手段(17、18)を、フォークブレード(17b、18b)がシャッシ(3)中を中心的に延びる幾何学ライン(CL)に対するその角度位置を変化させるようなリフトアーム(15、16)に対する位置まで旋回させることを特徴とする請求項1〜30のいずれか一項に記載のデバイス。
- 第2旋回ユニット(39、40)を運転もしくは制御してリフト手段(17、18)を同時的に旋回させると共に、そのフォークブレード(17b、18b)が中心ライン(CL)に対し同一角度を形成するようにし、さらに第2旋回ユニット(39、40)を運転もしくは制御してリフト手段(17、18)を個々に旋回させることにより前記中心線(CL)に対しフォークブレードの一方(17bもしくは18b)のみの角度位置を変化させ、または中心線(CL)に対し異なる角度位置に設定されるようフォークブレード(17b、18b)の位置を変化させることを特徴とする請求項31に記載のデバイス。
- 取出手段の形態、たとえばベール、ロールもしくはプレートを取出すためのリフト手段(17、18)をフロント部分(15b、16b)、好ましくは各リフトアーム(それぞれ15および16)の前記フロント部分(15b、16b)の下側部分(15c、16c)に設けることを特徴とする請求項1〜32のいずれか一項に記載のデバイス。
- 物品を取出アームの間にクランプもしくはグリップして、前記物品を持上げうるようにするクランプデバイスを取出アームの間に設けることを特徴とする請求項33に記載のデバイス。
- リフトアーム(15、16)および前記リフトアーム(15、16)をシャッシ(3)に保持するための運転室(2)の背後に位置する保持デバイス(10)が、運転室(2)の前側に位置する垂直ビームおよび前記ビームに設けられたリフトキャリッジを代替することを特徴とする請求項1〜34のいずれか一項に記載のデバイス。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
SE0202054A SE524619C2 (sv) | 2002-07-03 | 2002-07-03 | Anordning vid lyfttruckar |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004250231A true JP2004250231A (ja) | 2004-09-09 |
Family
ID=20288400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003187097A Pending JP2004250231A (ja) | 2002-07-03 | 2003-06-30 | リフトトラックにおけるデバイス |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6971836B2 (ja) |
EP (1) | EP1378481B1 (ja) |
JP (1) | JP2004250231A (ja) |
AT (1) | ATE367997T1 (ja) |
DE (1) | DE60315094T2 (ja) |
SE (1) | SE524619C2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102009006168A1 (de) * | 2009-01-26 | 2010-07-29 | Jungheinrich Aktiengesellschaft | Gegengewichtsstapler |
US8608130B2 (en) | 2010-04-20 | 2013-12-17 | Shinn Fu Corporation | Lifting apparatus |
US8469338B2 (en) * | 2010-04-20 | 2013-06-25 | Shinn Fu Corporation | Lifting apparatus |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE1506953A1 (de) * | 1966-05-18 | 1969-10-30 | Henriksson Sune Torsten | Hublader |
GB1166514A (en) * | 1966-11-17 | 1969-10-08 | Heinrich Henke | Improvements in or relating to Articulated Yarn Systems for Positioning Liftable Load Supporting Means at One End of a Vehicle |
IT1102219B (it) | 1978-02-02 | 1985-10-07 | Comensoli Cormach | Apparecchiatura di sollevamento a due bracci |
DE2840646A1 (de) * | 1978-09-19 | 1980-04-03 | Dango & Dienenthal Maschbau | Transportfahrzeug fuer werkstuecke |
US4257732A (en) * | 1979-07-20 | 1981-03-24 | Leroy Staffanson | Hay stacker |
US4549845A (en) * | 1983-08-25 | 1985-10-29 | Automation Industries, Inc. | Method and apparatus for handling drums |
DE4427901C2 (de) * | 1994-08-06 | 1996-06-05 | Kaup Gmbh & Co Kg | Vorrichtung zum Beladen von Containern |
-
2002
- 2002-07-03 SE SE0202054A patent/SE524619C2/sv not_active IP Right Cessation
-
2003
- 2003-06-25 DE DE60315094T patent/DE60315094T2/de not_active Expired - Lifetime
- 2003-06-25 EP EP03014238A patent/EP1378481B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2003-06-25 AT AT03014238T patent/ATE367997T1/de not_active IP Right Cessation
- 2003-06-26 US US10/607,354 patent/US6971836B2/en not_active Expired - Lifetime
- 2003-06-30 JP JP2003187097A patent/JP2004250231A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
ATE367997T1 (de) | 2007-08-15 |
SE524619C2 (sv) | 2004-09-07 |
DE60315094T2 (de) | 2008-04-30 |
SE0202054L (sv) | 2004-01-04 |
EP1378481A2 (en) | 2004-01-07 |
EP1378481B1 (en) | 2007-07-25 |
US6971836B2 (en) | 2005-12-06 |
SE0202054D0 (sv) | 2002-07-03 |
EP1378481A3 (en) | 2005-11-23 |
DE60315094D1 (de) | 2007-09-06 |
US20040096306A1 (en) | 2004-05-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN100384316C (zh) | 用于聚集或摊开铺放在地面上的物品的农业机械 | |
US20020064445A1 (en) | Lift boom assembly | |
EP1448857B1 (en) | Sweeping machine with variable wheel tracking | |
CA2617684A1 (en) | A motor grader blade control system | |
US6250423B1 (en) | Mobile lifting platform | |
US5661917A (en) | Civil engineering works machine in which the working tool is mounted at the end of an articulated arm | |
CN106275116B (zh) | 履带式多功能农林设备 | |
US4881865A (en) | Forest machine with crane | |
EP1043127A1 (en) | Panel manipulation device | |
US7384233B2 (en) | Industrial truck | |
US5114294A (en) | Multi-directional lifting and handling attachment for a boom-type vehicle | |
US20060182594A1 (en) | Transfer apparatus | |
US4431363A (en) | Articulated material handling machine | |
JP2004250231A (ja) | リフトトラックにおけるデバイス | |
US3762590A (en) | Material lifting and transporting vehicle | |
CN104045026A (zh) | 窄过道负载搬运件和包括窄过道负载搬运件的材料搬运车辆 | |
ES2887923T3 (es) | Vehículo de volquete | |
JP4537633B2 (ja) | 乗用田植機 | |
JP6435921B2 (ja) | 作業車 | |
US8734082B2 (en) | Implement support device | |
CN210454916U (zh) | 一种电动翻斗推车 | |
CN112739873B (zh) | 横向支撑组件及包括横向支撑组件的前单元和工程机械 | |
US20220356050A1 (en) | Mobile crane | |
US3921833A (en) | Material lifting and transporting vehicle | |
JP2002331261A (ja) | 液体散布装置 |