JP2004249741A - インキジェット装置 - Google Patents

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恵一 中尾
Satoshi Tomioka
聡志 富岡
Hideyuki Okinaka
秀行 沖中
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Abstract

【課題】インキジェットノズル近傍でインキが沈殿または凝集し、インキが詰まるという課題を有していた。
【解決手段】内部にインキ2を充填するインキタンク11と、このインキ2を吸引機構13を介して吸引する第1のチューブ14と、この第1のチューブ14に連結され前記インキ2を必要量噴出するインキ噴出部3と、このインキ噴出部3に連結されこのインキ噴出部3より噴出されないインキ2を前記インキタンク11に循環する第2のチューブ17にて構成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、積層セラミックコンデンサ、LCフィルタ、複合高周波部品等の電子部品の製造に用いるインキジェット装置に関するものである。
従来の電子部品の一例である積層セラミック電子部品は、セラミック粉末及びポリビニールブチラール樹脂及び若干の可塑剤よりなるグリーンシート上に、内部電極となる電極インキを所定パターンに印刷形成し、これを所定枚数積層し、切断、焼成した後、外部電極を形成して作製されている。このような電極インキとしては、スクリーン印刷用に、例えば特許文献1で提案されたニッケル金属粉末を3本ロールで混練されたスクリーンインキ用の積層セラミックコンデンサ内部電極用インキが、あるいは特許文献2で提案されたパラジウムでコーティングされたセラミック粉末を用いたスクリーンインキ用の電極インキが提案されている。
さらに、特許文献3ではスクリーン印刷技術用に、酸化ニッケルを含む導体ペーストが提案されている。また特許文献4では、スクリーン用導電性ペーストにロジンの添加が提案されている。また、特許文献5でも、スクリーン用導体ペーストに鱗片形状粉を用いることが提案されている。特許文献6でも、同様に有機リン酸を添加したスクリーン印刷用導電性ペーストが提案されている。また、特許文献7ではジルコニア粉末にニッケル等の卑金属をコーティングした、スクリーン印刷用の導電性ペーストが提案されている。また特許文献8では、ポリエーテルウレタン樹脂を用いて、内部電極をスクリーン印刷する積層セラミックコンデンサの製造方法が提案されている。
また、積層セラミックコンデンサ等の積層セラミック電子部品の製造方法としては、スクリーン印刷により内部電極が印刷形成されていたが、特許文献9や特許文献10では、よりコストダウン、高性能化を行うためにグラビア印刷工法が提案されている。また特許文献11では、積層セラミックコンデンサ用のグラビア印刷された電極のカレンダー処理について提案されている。
また従来のインキジェット装置は、市販されているインキジェットプリンタに付属されているインキカートリッジに、インキを充填した後、印刷していた。
特開平5−205970号公報 特開平5−275263号公報 特開平5−55075号公報 特開平5−90069号公報 特開平5−226179号公報 特開平5−242724号公報 特開平5−275263号公報 特開平5−299288号公報 特公平5−25381号公報 特公平8−8200号公報 米国特許第5,101,319号明細書
しかしながら、前記従来の構成であるインキジェット装置により印刷すると、インキを噴出するインキジェットノズル近傍でインキが沈殿または凝集し、インキが詰まるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、インキジェットを用いる電子部品の製造装置を提供することを目的とするものである。
前記従来の課題を解決するために、本発明は内部にインキを充填するインキタンクと、このインキタンク内のインキを吸引機構を介して吸引する第1のチューブと、この第1のチューブに連結され前記インキを必要量噴出するインキ噴出部と、このインキ噴出部に連結されこのインキ噴出部より噴出されない前記インキを前記インキタンクに循環する第2のチューブとからなるものである。
本発明の電子部品用のインキジェット装置はインキが詰まることがない電子部品の製造装置を提供することができる。
(実施例1)
以下、本発明の実施例1における電子部品用インキについて説明する。
本実施例1における電子部品用インキは、「水または有機溶剤と、この水または有機溶剤に1重量%以上80重量%以下で粘度が2ポイズ以下となるように粒径が0.001μm以上10μm以下の金属粉を分散してなる」ものである。
この電子部品用インキは、まず、粒径約3μmのPd粉末100gに、添加剤または樹脂を1g加えた有機溶剤もしくは水150gを添加する。
ここで金属粉末としては、銀、パラジウム、白金、銅等を添加する。添加剤としては、「フタル酸ブチル等のフタル酸系溶剤またはポリエチレンオキサイド等」を添加するものである。樹脂としては、「セルロース系樹脂、ビニール系樹脂または石油系樹脂等」を添加することにより、印刷塗膜の結着力を良好にすることができ、乾燥後にインキの高強度化が図れる。有機溶剤としては、「エチルアルコール、イソプロピルアルコール等のアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、酢酸ブチル等のエステル類、または、ナフサ等の炭化水素類等」を添加するものである。また、必要により分散剤として「脂肪酸エステル、多価アルコール脂肪酸エステル、アルキルグリセリルエーテルやその脂肪酸、各種レシチン誘導体、プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル等」を添加することにより、粉体の分散性が良好となり粉体の再凝集による沈殿を防ぐことができる。
次に、直径0.5mmのジルコニアビーズを用いて3時間分散する。
その後、直径が5μmのメンブランフィルタを用いて濾過して粘度を2ポイズとした有機溶剤系の電極インキとしてのインキを作製する。
ここで、金属粉の粒径が0.001μm以上であるのは、0.001μm未満とすると通常状態において金属として存在しにくいからである。特にニッケル、銅、銀、アルミニウム、亜鉛等の卑金属またはこれらの合金粉をESCAによる表面分析装置を用いて分析すると、表面層のみならず粉体内部まで酸化物または水酸化物化したセラミックに変質していた。10μm以下であるのは、10μmより大きくなると、インキ中で金属粉が沈殿しやすくなるからである。この金属粉が1重量%以上であるのは、1重量%未満ではインキ焼成後に電気的導通が得られない場合があるからである。80重量%以下であるのは、85重量%以上の場合インキが沈殿しやすくなるからである。また、粘度が2ポイズ以下とするのは、粘度が高すぎるとインキ噴出部から安定してインキを噴出することは困難で、例えインキが噴出されたとしてもインキ切れが悪く印刷精度が悪くなるからである。
なお、本実施例1の電子部品用インキは有機溶剤系であるが、水系の電子部品用インキとしても良い。この水系電子部品用インキは、まず、粒径約0.5μmのNi粉末100gに、添加剤または樹脂を1gに、水または水系(もしくは水溶性)の有機溶剤を150g添加する。
次に、直径0.5mmのジルコニアビーズを用いて約3時間分散する。
その後、直径が5μmのメンブランフィルタを用いて濾過して粘度を2ポイズとした水系の電極インキを作製する。
ここで、水系(あるいは水溶性)の有機溶剤としては、エチレングリコール、グリセリン、ポリエチレングリコール等を添加する。樹脂としては、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等のセルロース系樹脂、ポリビニルアルコール等のビニール系樹脂、スチレンブタジエンゴム等のラテックス樹脂等の水溶性樹脂を添加することにより、印刷塗膜の結着力を良好にすることができ、乾燥後にインキの高強度化が図れる。分散剤としては、各種レシチン誘導体、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリカルボン酸または各種石鹸を添加することで、粉体の分散性を向上でき、粉体の再凝集による沈殿を防げる。
以上のように構成された電子部品用インキについて、以下にこの電子部品用インキを用いた電子部品の製造方法を、図面を参照しながら説明する。本実施例1では、電子部品の一例として、積層セラミック電子部品について説明する。
図1は本発明の実施例1における積層セラミック電子部品の製造方法を説明する図である。
まず、JIS規格によるX7B特性を有する粒径0.5μmのチタン酸バリウムを主体とした誘電体粉末を、ブチラール樹脂、フタル酸系可塑剤および有機溶剤とともに分散して誘電体スラリーとし、このスラリーを10μmのフィルタで濾過した後、樹脂フィルムに塗布し、厚みが30μmの有機系のセラミック生シート1を作製する。
次に、図1に示すように、このセラミック生シート1の上面から印字品質が720dpiとした後述するインキジェット装置12のインキ噴出部3より、内部電極を形成する上述した実施例1で説明した電子部品用インキ4のインキ小滴5を噴射する。このインキ小滴5により、セラミック生シート1の上面にインキパターン6を形成するものである。
次に、前工程でインキパターン6を有するセラミック生シート1から樹脂フィルムを剥離しながら、数10枚および必要に応じて最上面および最下面にセラミック生シート1を上下よりプレス装置により加圧圧着させて、セラミック生積層体を形成する。
最後に、このセラミック生積層体を所望の寸法に切断し焼成した後、内部電極であるインキパターン6と電気的に接続する外部電極を形成し、積層セラミック電子部品を作製するものである。
以上のように製造された積層セラミック電子部品の内部電極となるインキパターンを形成するのに用いるインキジェット装置について、図面を参照しながら説明する。
図2は本発明の実施例1におけるインキジェット装置を説明する図である。
図において、11はインキタンクで、内部に内部電極を形成する上述した実施例1の電子部品用インキ4を充填してなるものである。このインキタンク11内には、中途にポンプ等からなる吸引機構13を介してインキ2を吸引する透明または半透明な樹脂等からなる第1のチューブ14を備えている。この第1のチューブ14のインキタンク11側と半対側には、インキ噴出部3を連結している。インキ噴出部3は、第1のチューブ14から供給されたインキ2を被印刷体に向かって必要量だけインキ小滴5として、外部へ噴出するものである。このインキ噴出部3の第1のチューブ14側と反対側には、透明または半透明な樹脂等からなる第2のチューブ17を連結している。この第2のチューブ17は、ポンプ等からなる調整用吸引機構18を介して、インキ噴出部3で噴出されなかったインキ2を吸引して、インキタンク11内に循環させている。調整用吸引機構18は、インキ噴出部3におけるインキ2の圧力を調整し、インキ噴出量を安定化するものである。
以上のように構成されたインキジェット装置を、市販されているインキジェットプリンタに付属されているインキカートリッジに相当する部分に装着して、インキジェット印刷装置として用いるものである。
以上のように構成されたインキジェット装置の印字安定性について、従来のインキジェット装置と比較する。
図3は本発明の実施例1におけるインキジェット装置と従来のインキジェット装置との印刷安定性を比較する連続印刷枚数とインキ塗着量との関係を示す図である。本図において、白丸は従来のインキを循環させることなく印刷したインキジェット装置によるもので、印刷枚数の増加とともにインキ塗着量が急激に低下し、6枚後にはインキ噴出部が詰まってしまい印刷できなかった。一方、黒丸に示す本実施例1におけるインキを循環させるインキジェット装置は、100枚を超えても安定して印刷ができる。
これは、第1のチューブ14の内部にインキを流すことで、インキ2中の粉体がブラウン運動以外に、チューブ内壁ではインキの進行速度は0、チューブの中央部でズリ速度が最大となるHagen-Poiseuilleの法則により、せん断運動(または、ズリ速度)を受けるため、インキ2が沈殿したり再凝集することがないためである。
なお、本実施例1の吸引機構13とインキ噴出部3との間の第1のチューブ14に、フィルタを備え、印刷直前のインキ2を濾過することにより、インキタンク11内で発生したインキ2の凝集体や沈殿物を確実に取り除くことができるため、再凝集しやすいインキであっても安定して印刷できる。
また、インキタンク11を株式会社シンマルエンタープライゼス(SHINMARU ENTERPRISES CORPORATION)製のダイノ−ミル(DYNO-MILL)または回転架台を用いたボールミル等の分散機とすると、分散性の悪いインキでも長時間安定した印刷ができる。
また、チキソ性の高いインキを用いる場合、第1、第2のチューブ14、17の直径が大きいと中央部にプラグフローとよばれるせん断がかからない流動領域が発生し、このプラグフロー部分に凝集体が集中しやすくなるため、第1、第2のチューブ14、17の直径を10μm以下とし、流量を0.1cc/分以上かつ10l/分以下とすると良い。流量は、0.1cc/分未満の場合、チューブ内でのせん断運動が小さくなりすぎてインキ中に含まれている粉体成分が凝集したり沈殿したりすることがある。また、流量が10l/分を超える場合、チューブ内のインキの圧力が高くなりインキジェット装置のインキ噴出部よりインキが自然に噴出したり滲み出して、印字品質を落とすことがある。
なお、本実施例1ではインキ噴出部3で噴出されなかったインキ2を吸引して、常時インキタンク11内に循環するようにしたが、インキ噴出部3でインキ2を噴出している最中つまり印刷時に必要により、循環させなくても良い。この際、インキ噴出部3が単一方向に印刷の際のキャリッジリターン時間、双方向のインキ噴出部3の移動時に循環させれば良い。第1、第2のチューブは、透明または半透明にすることで、チューブ内のインキの状態を観察できる。また、チューブはフレキシブルなものにすることで取扱い易くできる。
なお、電極インキを水系インキとすることで、セラミック生シート1の厚みが15μm以下と薄くなった場合でもショート防止ができる。
(実施例2)
以下、本発明の実施例2における電子部品用インキについて説明する。
本実施例2における電子部品用セラミックインキは、「水または有機溶剤と、この水または有機溶剤に1重量%以上80重量%以下で粘度が2ポイズ以下となるように粒径が0.001μm以上10μm以下のセラミック粉を分散してなる」ものである。
この電子部品用インキは、まず、粒径が0.001μm以上10μm以下のセラミック粉末100gに、添加剤または樹脂を1g加えた有機溶剤もしくは水200gを添加する。
ここでセラミック粉としては、アルミナ、チタン酸バリウム、チタン酸ストロンチウム等を添加する。添加剤としては、「フタル酸ブチル等のフタル酸系溶剤またはポリエチレンオキサイド等」を添加するものである。樹脂としては、「セルロース系樹脂、ビニール系樹脂または石油系樹脂等」を添加することにより、印刷塗膜の結着力を良好にすることができ、乾燥後にインキの高強度化が図れる。有機溶剤としては、「エチルアルコール、イソプロピルアルコール等のアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、酢酸ブチル等のエステル類、または、ナフサ等の炭化水素類等」を添加するものである。また、必要により分散剤として「脂肪酸エステル、多価アルコール脂肪酸エステル、アルキルグリセリルエーテルやその脂肪酸、各種レシチン誘導体、プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル等」を添加することにより、粉体の分散性が良好となり粉体の再凝集による沈殿を妨げることができる。
次に、直径0.5mmのジルコニアビーズを用いて約3時間分散する。その後、ポア径が5μmのメンブランフィルタを用いて濾過して粘度を0.1ポイズとした有機溶剤系のセラミックインキを作製する。
ここで、セラミック粉の粒径が0.001μm以上であるのは、0.001μm未満の場合、コストが高くなるからであり、10μm以下であるのは、10μmより大きくなるとインキ中でセラミック粉が沈殿しやすいためだからである。
このセラミック粉が1重量%以上であるのは、1重量%未満ではインキ焼成後に層間剥離や孔等により不良が発生しやすくなる場合があるからである。80重量%以下であるのは、85重量%以上の場合インキが沈殿しやすくなるからである。また、粘度が2ポイズ以下とするのは、粘度が高すぎるとインキ噴出部から安定してインキを噴出することは困難で、例えインキが噴出されたとしてもインキ切れが悪く印刷精度が悪くなるからである。
なお、本実施例2の電子部品用セラミックインキは有機溶剤系であるが、水系の電子部品用セラミックインキとしても良い。この水系電子部品用セラミックインキは、まず、粒径約0.5μmのセラミック粉末100gに、添加剤または樹脂を1gに、水100または水系(あるいは水溶性)の有機溶剤を100g添加する。
次に、直径0.5mmのジルコニアビーズを用いて約3時間分散する。その後、ポア径が5μmのメンブランフィルタを用いて濾過して粘度を2ポイズとした水系の電極インキを作製する。
ここで、水系(あるいは水溶性)の有機溶剤としては、エチレングリコール、グリセリン、ポリエチレングリコール等を添加する。樹脂としては、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等のセルロース系樹脂、ポリビニルアルコール等のビニール系樹脂、スチレンブタジエンゴム等のラテックス樹脂等の水溶性樹脂を添加することにより、印刷塗膜の結着力を良好にすることができ、乾燥後にインキの高強度化が図れる。分散剤としては、各種レシチン誘導体、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリカルボン酸または各種石鹸を添加することで、粉体の分散性を向上でき、粉体の再凝集による沈殿を防げる。
以上のように構成された電子部品用インキについて、以下にこの電子部品用インキを用いた電子部品の製造方法を、図面を参照しながら説明する。本実施例2では、電子部品の一例として、積層セラミック電子部品について説明する。
図4は本発明の実施例2における積層セラミック電子部品の製造方法を説明する図である。
まず、JIS規格によるX7B特性を有する粒径0.5μmのチタン酸バリウムを主体とした誘電体粉末を、ブチラール樹脂、フタル酸系可塑剤および有機溶剤とともに分散して誘電体スラリーとし、このスラリーをポア径10μmのフィルタで濾過した後、樹脂フィルムに塗布し、厚みが30μmの有機系のセラミック生シート1を作製する。
次に、図4に示すように、このセラミック生シート1の上面から印字品質が720dpiとした後述する第1のインキジェット装置21にセットした第1のインキ噴出部22より、内部電極を形成する実施例1で説明した第1の電子部品用インキ23よりなる第1のインキ小滴24を噴射する。この第1のインキ小滴24により、セラミック生シート1の上面に内部電極となる第1のインキパターン25を形成するものである。この第1のインキパターン25を形成する工程は、実施例1で説明したものと同様である。
第1のインキパターン25を形成するのと同時に、セラミック生シート1の上面から印字品質が720dpiとした後述する第2のインキジェット装置31にセットした第2のインキ噴出部32より、セラミックパターンを形成する実施例2で説明した第2の電子部品用インキ33よりなる第2のインキ小滴34を噴射する。この第2のインキ小滴34により、セラミック生シート1の上面に内部電極となる第2のインキパターン35を形成するものである。ここで用いる第2のインキジェット装置31は、実施例1で説明したインキジェット装置と同様の構成を有するものである。ここで少なくとも第1の電子部品用インキ23と、第2の電子部品用インキ33のいずれかもしくは両方を水系インキとすることでセラミック生シート1の厚みが15μm以下と薄くなった場合でもショート発生の防止ができる。
次に、前工程で第1、第2のインキパターン25、35を有するセラミック生シート1から樹脂フィルムを剥離しながら、数10枚および必要に応じて最上面および最下面にセラミック生シート1を上下よりプレス装置により加圧圧着させて、セラミック生積層体を形成する。
最後に、このセラミック生積層体を所望の寸法に切断し焼成した後、内部電極である第1のインキパターン25と電気的に接続する外部電極を形成し、積層セラミック電子部品を作製するものである。
(実施例3)
以下、本発明の実施例3における電子部品用インキについて説明する。
本実施例3における電子部品用インキは、実施例1および実施例2で説明した電極パターンを形成する電子部品用インキを第1のインキとし、同セラミックパターンを形成する電子部品用インキを第2のインキとして説明する。ここで、第1のインキおよび第2のインキは有機溶剤系および水系のどちらもあるが、どちらを用いるかは必要により選択できるものとする。
以下に、本発明の実施例3における電子部品用インキを用いた電子部品の製造方法について、図面を参照しながら説明する。本実施例3では、電子部品の一例として、積層セラミック電子部品について説明する。
図5は本発明の実施例3における積層セラミック電子部品の製造方法を説明する図である。
まず、図5(a)に示すように、ベースフィルム41の上面にセラミック生シート42の上面に向かって、第1のインキ(本図には、図示せず。)である第1のインキ小滴43を第1のインキジェット装置(本図では、図示せず。)の第1のインキ噴出部(本図には、図示せず。)から噴出して、第1のインキパターン44を形成する。
次に、図5(b)に示すように、少なくとも第1のインキパターン44を覆うようにベースフィルム41の上面にセラミック生シート42の上面に向かって、第2のインキ(本図では、図示せず。)である第2のインキ小滴51を第2のインキジェット装置(本図では、図示せず。)の第2のインキ噴出部(本図では、図示せず。)から噴出して、第2のインキパターン52を形成する。この際、セラミック生シート42において、第1のインキパターン44間の上面に相当する部分には、必要に応じて第2のインキ小滴51を多めに噴出して第2のインキパターン突出部53を形成しておく。
次に、乾燥させると、図5(c)に示すように、第2のインキパターン突出部53が、セラミック生シート42において、第1のインキパターン44間の上面に相当する部分に埋め込まれ、第2のインキパターン52の上面が平滑化し、セラミック生シート42と一体化したセラミック層54を形成する。
以上の工程を複数回繰り返す。
次に、図5(d)に示すように、一体化したセラミック層54からベースフィルム41を剥離しながら、別の一体化したセラミック層54の上面に積層し加圧・圧着し、セラミック生積層体61を形成する。
最後に、ベースフィルム41を剥離し、このセラミック生積層体を所望の寸法に切断し焼成した後、内部電極である第1のインキパターン44と電気的に接続する外部電極を形成し、積層セラミック電子部品を作製するものである。
なお、本実施例1ではインキジェット装置を用いて第1のインキパターン44を形成したが、グラビア印刷で形成しても良い。このグラビア印刷は、図6に示すように、インキ2を有するインキ溜まり45内を、インキ印刷パターン孔46を備えたグラビア版47を回転してこのインキ印刷パターン孔46内にドクターブレード48により所定量のインキ2を調整する。その後、ベースフィルム41を有するセラミック生シート42に接するようにグラビア版47を配置し、圧胴49と挟み込みながら移動させて、第1のインキパターン44を形成しても良い。
(実施例4)
以下、本発明の実施例4における電子部品用インキについて説明する。
本実施例4における電子部品用インキは電極インキであり、実施例1または実施例2で説明した電極パターンを形成する電子部品用インキであり、インキは有機溶剤系および水系のどちらもあるが、どちらを用いるかは必要により選択できるものとする。
以下に、本発明の実施例4における電子部品用インキを用いた電子部品の製造方法について、図面を参照しながら説明する。本実施例4では、電子部品の一例として、コイルについて説明する。
図7は本発明の実施例4におけるコイルの製造方法を説明する図である。
まず、図7(a)に示すように、ステージ71上に固定されたビア孔72を連通してなるベースフィルム73を有するセラミック生シート74の上面からインキジェット装置(本図には、図示せず。)のインキ噴出部(本図では、図示せず。)により電極インキ(本図では、図示せず。)としてのインキ小滴75を噴出して、電極パターン76を形成する。この際、電極パターン76は、セラミック生シート74の上面に所望のパターンを有するとともに、少なくともビア孔72内に充填している。
次に、図7(b)に示すように、セラミック生シート74内のビア孔72を埋めた後、ステージ71から外すとともに、ベースフィルム73を剥離する。
上述した工程を複数回繰り返し、所望の電極パターン76を備えたセラミック生シート74を作製する。
次に、図7(c)に示すように、前工程で作製したセラミック生シート74を所望の枚数上下間の電極パターン76を電気的に接続するように積層して、プレスして一体化したセラミック生積層体を形成する。
最後に、このセラミック生積層体を所望の寸法に切断し焼成した後、最上下層の電極パターン76と電気的に接続する外部電極を形成し、コイルを作製するものである。
(実施例5)
以下、本発明の実施例5における電子部品用インキについて説明する。
本実施例5における電子部品用インキは、「水または有機溶剤と、この水または有機溶剤に1重量%以上80重量%以下で粘度が2ポイズ以下となるように粒径が0.001μm以上10μm以下の抵抗粉を分散してなる」抵抗インキである。
また、「水または有機溶剤と、この水または有機溶剤に1重量%以上80重量%以下で粘度が2ポイズ以下となるように粒径が0.001μm以上10μm以下のガラス粉を分散してなる」ガラスインキである。
抵抗インキとしての電子部品用インキは、まず、粒径が0.001μm以上10μm以下の抵抗粉100gに、添加剤または樹脂を1g加え、有機溶剤もしくは水200gを添加する。
ここで抵抗粉としては、銀、パラジウム、銀−パラジウム等の金属材料、酸化ルテニウム等のルチル型酸化物、Pb2Ru26としてのパイロクロア酸化物等を添加して、シート抵抗値が0.1〜10MΩ/□とする。添加剤としては、「フタル酸ブチル等のフタル酸系溶剤またはポリエチレンオキサイド等」を添加するものである。樹脂としては、「セルロース系樹脂、ビニール系樹脂または石油系樹脂等」を添加することにより、印刷塗膜の結着力を良好にすることができ、乾燥後にインキの高強度化が図れる。有機溶剤としては、「エチルアルコール、イソプロピルアルコール等のアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、酢酸ブチル等のエステル類、または、ナフサ等の炭化水素類等」を添加するものである。また、必要により分散剤として「脂肪酸エステル、多価アルコール脂肪酸エステル、アルキルグリセリルエーテルやその脂肪酸、各種レシチン誘導体、プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル等」を添加することにより、粉体の分散性が良好となり粉体の再凝集による沈殿を妨げることができる。
次に、直径0.5mmのジルコニアビーズを用いて約3時間分散する。その後、ポア径が5μmのメンブランフィルタを用いて濾過して粘度を0.05ポイズとした有機溶剤系の抵抗体インキとしてのインキを作製する。
なお、上述した電子部品用インキは、有機溶剤系としたが実施例2のように水系としても良い。
また、ガラスインキとしては、まず、粒径が0.001μm以上10μm以下のガラス粉100gに、添加剤または樹脂を1g加え、有機溶剤もしくは水100gを添加する。
ここでガラス粉としては、Pb−SiO2−B23を添加する。添加剤としては、「酸化ビスマス、酸化銅、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化マンガン等」を添加し、アルミナ基板と抵抗体の密着力を高めるとともに、TCRを調整するために用いるものである。また、TCRを負に移行する際の添加物として、「チタン、タングステン、モリブデン、ニオブ、アンチモン、タンタル等」を用いる。TCRを正に移行する際の添加物として、「銅、コバルト等」を用いる。樹脂としては、「セルロース系樹脂、ビニール系樹脂または石油系樹脂等」を添加することにより、印刷塗膜の結着力を良好にすることができ、乾燥後にインキの高強度化が図れる。有機溶剤としては、「エチルアルコール、イソプロピルアルコール等のアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、酢酸ブチル等のエステル類、または、ナフサ等の炭化水素類等」を添加するものである。また、必要により分散剤として「脂肪酸エステル、多価アルコール脂肪酸エステル、アルキルグリセリルエーテルやその脂肪酸、各種レシチン誘導体、プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル等」を添加することにより、粉体の分散性が良好となり粉体の再凝集による沈殿を防ぐことができる。
次に、直径0.5mmのジルコニアビーズを用いて約3時間分散する。その後、ポア径が5μmのメンブランフィルタを用いて濾過して粘度を0.05ポイズとした有機溶剤系のガラスインキとしてのインキを作製する。
なお、上述した電子部品用インキは、有機溶剤系としたが実施例2のように水系としても良い。
上述した電子部品用インキについて、以下にこの電子部品用インキを用いた電子部品の製造方法を説明する。本実施例5では、電子部品の一例として、角型チップ抵抗器について説明する。
まず、予め縦横に割溝を有するシート基板の縦溝の近傍に、実施例1または実施例2で説明した電極形成用のインキを用いて、インキジェット装置により上面電極層を形成する。
次に、この上面電極層を跨ぐようにインキジェット装置により、本実施例5で説明した抵抗インキを用いて、抵抗体を形成する。
次に、少なくともこの抵抗体を覆うように、本実施例5で説明したガラスインキを用いて、ガラス保護層を形成する。
次に、横溝に沿ってシート基板を分割し、上面電極に電気的に接続するように分割された面に、側面電極層を形成する。
最後に、個片に分割して、必要により側面電極を覆うようにメッキ層を形成して、角型チップ抵抗器を製造するものである。
ここで用いるインキジェット装置は、実施例1で説明したインキジェット装置と同様なもので説明は省略する。
以上のように、上述した抵抗インキを用いたインキジェット方法で電子部品を製造することにより、抵抗値を予め調整できるのでトリミングの必要がなくなるとともに、抵抗インキを変えるだけで1枚1枚抵抗値の異なる抵抗パターンを形成しやすくなるため少量多品種を短納期に製造できる。また、上述した抵抗インキおよびガラスインキを用いたインキジェット方法で電子部品を製造することにより、基板の寸法誤差、寸法バランス、厚みばらつき重ね印刷が容易に出来るため、パターン変更の自由度、インキ塗膜の厚み精度や厚み調整が容易に出来る。
(実施例6)
以下、本発明の実施例6における電子部品用インキについて説明する。
本実施例6における電子部品用インキは、「水または有機溶剤と、この水または有機溶剤に1重量%以上80重量%以下で粘度が2ポイズ以下となるように粒径が0.001μm以上10μm以下の磁性粉を分散してなる」磁性インキである。
磁性インキとしての電子部品用インキは、まず、粒径が0.001μm以上10μm以下の磁性粉100gに、添加剤または樹脂を1g加えた有機溶剤もしくは水100gを添加する。
ここで磁性粉としては、ニッケル亜鉛系を添加する。添加剤としては、「フタル酸ブチル等のフタル酸系溶剤またはポリエチレンオキサイド等」を添加するものである。樹脂としては、「セルロース系樹脂、ビニール系樹脂または石油系樹脂等」を添加することにより、印刷塗膜の結着力を良好にすることができ、乾燥後にインキの高強度化が図れる。有機溶剤としては、「エチルアルコール、イソプロピルアルコール等のアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、酢酸ブチル等のエステル類、または、ナフサ等の炭化水素類等」を添加するものである。
また、必要により分散剤として「脂肪酸エステル、多価アルコール脂肪酸エステル、アルキルグリセリルエーテルやその脂肪酸、各種レシチン誘導体、プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル等」を添加することにより、粉体の分散性が良好となり粉体の再凝集による沈殿を防ぐことができる。
次に、直径0.5mmのジルコニアビーズを用いて約3時間分散する。その後、ポア径が5μmのメンブランフィルタを用いて濾過して粘度を0.05ポイズとした有機溶剤系の磁性インキとしてのインキを作製する。
上述した電子部品用インキについて、以下にこの電子部品用インキを用いた電子部品の製造方法を説明する。本実施例6では、電子部品の一例として、LCフィルタについて説明する。
まず、支持基板の上面に上述した磁性インキと実施例1または実施例2で説明した電極インキを交互にインキジェット装置により所定のパターンとなるように噴出し、内部に電極インキがコイル状に印刷され、この電極インキを磁性インキが覆うような3次元構造体のブロック体を形成する。
最後に、このブロック体を所定形状に切断し、焼成しLCフィルタを形成するものである。
なお、高周波用フィルタや1A以下の小電力用の電子部品を製造する場合は、ニッケル−亜鉛系の磁性粉を用いると良く、さらに銅等を添加することにより、焼成温度を下げたり、焼結性を改善できるためさらに良い。電源用部品や大電流に用いる電子部品を製造する場合は、マンガン−亜鉛系の磁性粉を用いると良い。
(実施例7)
以下、本発明の実施例7における電子部品用インキについて説明する。
本実施例7における電子部品用インキは、「水または有機溶剤と、この水または有機溶剤に1重量%以上80重量%以下で粘度が2ポイズ以下となるように樹脂を分散してなる」樹脂インキである。
樹脂インキとしての電子部品用インキは、まず、「樹脂として平均分子量が350のビスフェノールA型エポキシ樹脂」を「有機溶剤としてのメチルケトン」で希釈し粘度を0.05ポイズとする。
その後、ポア径が5μmのメンブランフィルタを用いて濾過して樹脂インキとしてのインキを作製する。
上述した樹脂インキを実施例5で説明したガラス保護層の代わりに、インキジェット装置により用いることにより、低温で硬化することが出来るため、抵抗値変動の少ない電子部品を製造できる。
なお、上述した樹脂インキに充填剤として粒径が1μm以下のセラミック粉末を添加することにより、内蔵されるデバイスや電子部品との膨張係数を調整でき、耐湿性を向上させることが出来る。
また、金属粉末を添加することで、電子部品用インキに導電性を持たせることができ、インキジェット装置により噴射することにより、はんだ実装の代わりに回路基板や電子部品を接着することができる。
以上のように本発明は、製造コストが低減でき、歩留まりが向上し、信頼性が向上したインキジェット装置を提供できるものである。
本発明の実施例1における積層セラミック電子部品の製造方法を説明する図 本発明の実施例1におけるインキジェット装置を説明する図 本発明の実施例1におけるインキジェット装置と従来のインキジェット装置との印刷安定性を比較する連続印刷枚数とインキ塗着量との関係を示す図 本発明の実施例2における積層セラミック電子部品の製造方法を説明する図 本発明の実施例3における積層セラミック電子部品の製造方法を説明する図 他の実施例における積層セラミック電子部品の製造方法を説明する図 本発明の実施例4におけるコイルの製造方法を説明する図
符号の説明
1、42、74 セラミック生シート
2 インキ
3 インキ噴出部
4 電子部品用インキ
5、75 インキ小滴
6 インキパターン
11 インキタンク
12 インキジェット装置
13 吸引機構
14 第1のチューブ
17 第2のチューブ
18 調整用吸引機構
21 第1のインキジェット装置
22 第1のインキ噴出部
23 第1の電子部品用インキ
24、43 第1のインキ小滴
25、44 第1のインキパターン
31 第2のインキジェット装置
32 第2のインキ噴出部
33 第2の電子部品用インキ
34、51 第2のインキ小滴
35、52 第2のインキパターン
41、73 ベースフィルム
45 インキ溜まり
46 インキ印刷パターン孔
47 グラビア版
48 ドクターブレード
49 圧胴
53 第2のインキパターン突出部
71 ステージ
72 ビア孔
76 電極パターン

Claims (6)

  1. 内部にインキを充填するインキタンクと、このインキタンク内のインキを吸引機構を介して吸引する第1のチューブと、この第1のチューブに連結され前記インキを必要量噴出するインキ噴出部と、このインキ噴出部に連結されこのインキ噴出部より噴出されない前記インキを前記インキタンクに循環する第2のチューブとからなるインキジェット装置。
  2. 内部にインキを充填する分散機と、この分散機内のインキを吸引機構を介して吸引する第1のチューブと、この第1のチューブに連結され前記インキを必要量噴出するインキ噴出部と、このインキ噴出部に連結されこのインキ噴出部より噴出されない前記インキを前記分散機に循環する第2のチューブとからなるインキジェット装置。
  3. 請求項1または2において、第2のチューブ内に調整用吸引機構を連結したインキジェット装置。
  4. 請求項1または2において、第1のチューブ内にフィルタを連結したインキジェット装置。
  5. 請求項1または2において、第1、第2のチューブは、透明または半透明であるインキジェット装置。
  6. 請求項1または2において、第1、第2のチューブの直径は10mm以下でかつ流量は0.1cc/分以上かつ10l/分以下であるインキジェット装置。
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