JP2004249623A - 印刷装置操作方法 - Google Patents
印刷装置操作方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004249623A JP2004249623A JP2003043447A JP2003043447A JP2004249623A JP 2004249623 A JP2004249623 A JP 2004249623A JP 2003043447 A JP2003043447 A JP 2003043447A JP 2003043447 A JP2003043447 A JP 2003043447A JP 2004249623 A JP2004249623 A JP 2004249623A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- environment setting
- value
- operation menu
- setting value
- screen
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Facsimiles In General (AREA)
Abstract
【課題】本発明は、環境設定値の変更のために、環境設定値がどのように設定されているかを容易に調査できるようにし、システムの操作性を向上させることを課題としている。
【解決手段】本発明は、ユーザがシステムを操作するための操作メニューの画面を表示する操作パネルと、システムを動作させるマザーボードと、操作メニューを制御する操作メニュープログラム、操作メニューの画面データ、環境設定値の現在値、及び工場出荷値とを記憶する不揮発性記憶装置と、実際に印刷を行うエンジンとを備えた印刷装置において、全ての前記環境設定値の現在値と前記工場出荷値とを比較し、その比較結果を操作パネルに表示する環境設定値比較表示プログラムと、環境設定値比較表示用画面データとを設けたことを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明は、ユーザがシステムを操作するための操作メニューの画面を表示する操作パネルと、システムを動作させるマザーボードと、操作メニューを制御する操作メニュープログラム、操作メニューの画面データ、環境設定値の現在値、及び工場出荷値とを記憶する不揮発性記憶装置と、実際に印刷を行うエンジンとを備えた印刷装置において、全ての前記環境設定値の現在値と前記工場出荷値とを比較し、その比較結果を操作パネルに表示する環境設定値比較表示プログラムと、環境設定値比較表示用画面データとを設けたことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、操作パネルより環境設定値を変更、記憶させることが可能である印刷装置操作方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2は、従来の、操作パネルを用いての環境設定値を変更できる印刷装置の構成を示す概略図である。
【0003】
印刷装置1は、操作パネル2、マザーボード3、不揮発性記憶装置4、エンジン5を備えている。また、マザーボード3は、ネットワークを介して、ユーザが利用することができるコンピュータ6に接続されている。図3に、印刷装置1に対するネットワーク環境の一例を示す。図3のコンピュータA、Bは、図2のコンピュータ6と同等のものである。ユーザはネットワーク上のコンピュータ6、A、Bから、専用のプログラムを実行することで、印刷装置1を用いて印刷を行ったり、システムの環境設定値を変更したりすることができる。マザーボード3は、コンピュータ6、A、Bからユーザによって印刷装置1に送信された印刷データを、エンジン5が印刷を行うのに適合したデータに変換してエンジン5に送信する。エンジン5はその変換されたデータに従って印刷を行う。また環境設定値の変更に関しては、印刷装置1の仕様次第ではあるが、ネットワーク上のコンピュータ6、A、Bからは所望値に変更できない環境設定値も存在する。逆に、コンピュータ6、A、Bからのみ所望値に変更できる環境設定値も存在する。
【0004】
環境設定値の変更は、操作パネル2からの操作によっても実行することができる。以下、操作パネル2からの環境設定値の変更に関して説明する。
【0005】
操作パネル2は、ユーザがシステムを操作するためのボタンやユーザへのメッセージ等が描画されている操作メニューの画面データを、マザーボード3から受信して表示する。また、ユーザが操作パネル2に触れると、操作パネル2は、ユーザが操作パネル2のどの部分に触れたかの情報を、マザーボード3に送信する。
【0006】
不揮発性記憶装置4は、各々の操作メニューにおいてユーザが操作パネル2のどの部分に触れた場合にどのような処理を行うかを制御する操作メニュープログラム7と、各々の操作メニューの画面データ8と、システムの環境設定値の現在値9および工場出荷値10とを記憶している。
【0007】
マザーボード3は、ユーザが操作パネル2のどの部分に触れたかの情報を操作パネル2から受信すると、操作メニュープログラム7に従い、必要に応じて環境設定値の現在値9を変更し、また新たに表示する操作メニューの画面データを操作パネル2へと送信する。
【0008】
また、前述のネットワーク上のコンピュータ6、A、Bからの環境設定値の変更と同様に、印刷装置1の仕様次第では、操作パネル2からは所望値に変更できない環境設定値や、操作パネル2からのみ所望値に変更できる環境設定値も存在する。
【0009】
また、操作メニューの中には、全ての環境設定値に対して、環境設定値の現在値9を、工場出荷値10に戻すことのできる操作メニューが設けられていることが多い。これは、ユーザによっては、一般的な環境設定値である工場出荷値10にて印刷を行いたい場合と、特定の環境設定条件下で印刷を行いたい場合とが発生するためである(例えば、特許文献1参照。)。
【0010】
図4に、操作パネル2に表示される操作メニュー画面の遷移の一例を示す。
【0011】
操作メニューIは、システムの電源を立ち上げた後、最初に表示される初期メニューである。操作メニューIの画面にて、「システム」と表示されているボタンに触れると、操作メニューIIに遷移し、操作パネル2には操作メニューIIの画面が表示される。
【0012】
操作メニューIIは、システムに対する様々な操作を行う操作メニューである。
操作メニューIIの画面にて、「操作パネル」と表示されているボタンに触れると、操作メニューIIIに遷移し、操作パネル2には操作メニューIIIの画面が表示される。
【0013】
操作メニューIIIは、操作パネル2に対する設定を行う操作メニューである。
操作メニューIIIの画面にて、「コントラスト」と表示されているボタンに触れると、操作メニューIVに遷移し、操作パネル2には操作メニューIVの画面が表示される。
【0014】
操作メニューIVは、環境設定値のひとつである操作パネル2のコントラスト値を設定する操作メニューである。操作メニューIVの画面にて、「Up」と表示されているボタンに触れると、操作パネル2のコントラスト値が1増加し、「Down」と表示されているボタンに触れると、操作パネル2のコントラスト値が1減少する。また、操作メニューIVの画面には、ユーザへのメッセージとして、操作パネル2のコントラスト値の現在値が表示されている。今、操作パネル2のコントラスト値の現在値は16であるとする。また、操作パネル2のコントラスト値の工場出荷値は10であるとする。
【0015】
操作メニューIIの画面にて、「工場出荷値」と表示されているボタンに触れると、操作メニューVに遷移し、操作パネル2には操作メニューVの画面が表示される。
【0016】
操作メニューVは、全ての環境設定値を工場出荷値10に戻すための操作メニューである。操作メニューVの画面には、ユーザへのメッセージとして、「環境設定値を工場出荷値に戻しますか?」と表示されている。操作メニューVの画面にて、「Yes」と表示されているボタンに触れると、全ての環境設定値が工場出荷値10に戻る。また、「No」と表示されているボタンに触れると、環境設定値の変更は行われず、操作メニューIIへと戻り、操作パネル2には再び操作メニューIIの画面が表示される。
【0017】
もしも操作メニューVの画面において、「Yes」と表示されているボタンに触れたとすると、環境設定値は工場出荷値10に戻るので、操作パネル2のコントラスト値もまた、16から10へと変更される。
【0018】
以上の様にして、ユーザは操作パネル2から、任意の環境設定値を所望値に変更したり、工場出荷値10に戻したりすることができる。
【特許文献1】
特開平7−20098号公報
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ひとつの印刷装置1を多数のユーザが使用している場合、知らない間に環境設定値が変更されており、所望の印刷が出来ない場合がある。前述の通り、印刷装置1の仕様次第では、操作パネル2からしか設定ができない環境設定値も存在するため、操作メニュー等を熟知していないユーザには、どの環境設定値が変更されているために所望の印刷が出来ないのか調べるのに手間がかかるという問題があった。
【0020】
本発明は、環境設定値の変更のために、環境設定値がどのように設定されているかを容易に調査できるようにすることによって、システムの操作性を向上させることを目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、全ての環境設定値の現在値と工場出荷値とを比較し、その比較結果を操作パネルに表示する環境設定値比較表示プログラムと、環境設定値比較表示用画面データとを設けることにより達成される。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施例を、図1と図5により説明する。
【0023】
図1は、操作パネルを用いて環境設定値を変更できる印刷装置の構成を示す概略図である。
【0024】
印刷装置1、操作パネル2、マザーボード3、エンジン5、コンピュータ6、操作メニュープログラム7、操作メニューの画面データ8、環境設定値の現在値9、工場出荷値10はそれぞれ図2と同様である。また、不揮発性記憶装置4には、図2におけるものに加えて、環境設定値比較表示プログラム11と、環境設定値比較表示用データ12とが新たに備えられている。
【0025】
環境設定値比較表示プログラム11は、前述の通り、環境設定値の現在値9と工場出荷値10とを比較して、その結果を操作パネル2に表示するプログラムである。また環境設定値比較表示用画面データ12は、環境設定値比較表示プログラム11が環境設定値の現在値9と工場出荷値10との比較結果を操作パネル2に表示するために用いる画面データである。
【0026】
図5は、環境設定値比較表示に対する操作メニュー画面の遷移の一例を示す概略図である。操作メニューI、III、IV、Vはそれぞれ図4と同様である。
【0027】
操作メニューIIには、図4における「操作パネル」、「工場出荷値」と表示されているボタンに触れることによる操作メニュー遷移に加え、「設定値比較」と表示されているボタンに触れることによる操作メニューVIへの遷移が設けられている。操作メニューIIの画面にて、「設定値比較」と表示されているボタンに触れると、操作メニューVIに遷移し、操作メニュープログラム7は、環境設定値比較表示プログラム11を起動する。
【0028】
環境設定値比較表示プログラム11は、最初に環境設定値の現在値9と、工場出荷値10とを比較する。両者の比較が終了すると、環境設定値を比較した一覧を表示するための画面データを作成する。図5においては、操作メニューVIの画面には、環境設定値の名称、環境設定値の現在値9、および工場出荷値10を表示する。
【0029】
図5において、操作メニューVIの画面には、前述の操作パネル2のコントラスト値について表示されている。図4と同様に、コントラスト値の現在値は16、工場出荷値は10とする。また、操作メニューVIの画面の上方には、「設定値名」、「現在値」、「出荷値」という環境設定値比較表示項目がメッセージとして表示され、環境設定値比較表示項目メッセージの下方には、「設定値名」に対しては「コントラスト」、「現在値」に対しては「16」、「出荷値」に対しては「10」と表示される。
【0030】
環境設定値比較表示プログラム11には、操作メニューVIの画面に表示すべき環境設定値が多くてひとつの画面に表示しきれない場合に、操作メニューVIと同様の画面データを複数作成し、操作メニューの画面を分割して表示させる必要がある。一例として、図5では操作メニューVIの画面にて、「次へ」というボタンに触れると、操作メニューVIIへと遷移するようにし、他の環境設定値に対する比較結果を操作メニューVIIの画面にて表示させている。以下、全ての環境設定値に対する比較結果を操作パネル2に表示できるように、操作メニューVIII、IX、X、…といった具合に操作メニューを遷移させていく。
【0031】
環境設定値比較表示プログラム11による操作メニューVIの画面データの作成終了後、マザーボード3は、操作メニューVIの画面データを操作パネル2に送信する。操作パネル2は、操作メニューVIの画面を表示し、ユーザはこの情報を一覧することによって、各々の環境設定値の現在値9はいくつか、またどの環境設定値が工場出荷値10から変更されているかを容易に調査することができる。
【0032】
また、環境設定値の個数は多い場合には、環境設定値比較の画面が大量に作成されてしまい、ユーザが一覧するのに手間がかかる可能性も有るため、環境設定値比較表示プログラム11に、現在値9と工場出荷値10とが異なる環境設定値に対してのみ操作パネル2に表示させるようにするのも良い。
【0033】
さらに、環境設定値の比較結果を一覧したユーザが、任意の環境設定値を変更したくなる場合も考えられる。その場合のユーザへの情報提供として、環境設定値の現在値9、工場出荷値10と共に、その環境設定値を変更できる操作メニューへの遷移の仕方を表示させるのも良い。この場合、環境設定値比較表示プログラム11に、環境設定値を変更できる操作メニューへの遷移の仕方を、環境設定値比較の画面へ表示させる機能を加える必要がある。また、環境設定値比較表示用画面データ12にも、環境設定値を変更できる操作メニューへの遷移の仕方を表示するための画面データを加える必要がある。図6は、図5に対して、環境設定値比較表示項目に「操作メニュー」というメッセージと、その下方に、環境設定値を変更できる操作メニューへの遷移の仕方の表示が加えられらたものである。「操作メニュー」は、「システム→操作パネル→コントラスト」と表示される。ユーザが、操作パネル2のコントラスト値に対する環境設定値比較の画面を一覧して、操作パネルのコントラスト値を変更したくなった場合、前述の「システム→操作パネル→コントラスト」と表示される情報によって、コントラスト値を変更するには、どのように操作メニューを遷移させればよいかを、容易に把握することができる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、環境設定値が工場出荷値と比較して変更されているか否かを、操作メニューやシステムを熟知していないユーザでも容易に調査することが可能となり、システムの操作性を向上させることができる。
【0035】
また、ユーザの知らない間に他のユーザが環境設定値を変更したか否かも容易に調査できることにもなるので、環境設定値が変更されていたことによる不慮の印刷ミス、および印刷ミスによる用紙の無駄な消費の減少が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における、操作パネルを用いて環境設定値を変更できる印刷装置の構成を示す概略図。
【図2】従来の、操作パネルを用いての環境設定値を変更できる印刷装置の構成を示す概略図。
【図3】印刷装置に対するネットワーク環境の一例を示す概略図。
【図4】操作パネルに表示される操作メニュー画面の遷移の一例を示す概略図。
【図5】本発明の実施例における、環境設定値比較表示に対する操作メニュー画面の遷移の一例を示す概略図。
【図6】本発明の実施例における、環境設定値を変更できる操作メニューへの遷移の仕方を環境設定値比較表示に加えた場合の操作メニュー画面の遷移の一例を示す概略図。
【符号の説明】
1は印刷装置、2は操作パネル、3はマザーボード、4は不揮発性記憶装置、5はエンジン、6はマザーボード3にネットワーク接続されているコンピュータ、7は操作メニュープログラム、8は操作メニューの画面データ、9は環境設定値の現在値、10は環境設定値の工場出荷値、11は本発明における環境設定値比較表示プログラム、12は本発明における環境設定値比較表示用画面データである。
【発明の属する技術分野】
本発明は、操作パネルより環境設定値を変更、記憶させることが可能である印刷装置操作方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2は、従来の、操作パネルを用いての環境設定値を変更できる印刷装置の構成を示す概略図である。
【0003】
印刷装置1は、操作パネル2、マザーボード3、不揮発性記憶装置4、エンジン5を備えている。また、マザーボード3は、ネットワークを介して、ユーザが利用することができるコンピュータ6に接続されている。図3に、印刷装置1に対するネットワーク環境の一例を示す。図3のコンピュータA、Bは、図2のコンピュータ6と同等のものである。ユーザはネットワーク上のコンピュータ6、A、Bから、専用のプログラムを実行することで、印刷装置1を用いて印刷を行ったり、システムの環境設定値を変更したりすることができる。マザーボード3は、コンピュータ6、A、Bからユーザによって印刷装置1に送信された印刷データを、エンジン5が印刷を行うのに適合したデータに変換してエンジン5に送信する。エンジン5はその変換されたデータに従って印刷を行う。また環境設定値の変更に関しては、印刷装置1の仕様次第ではあるが、ネットワーク上のコンピュータ6、A、Bからは所望値に変更できない環境設定値も存在する。逆に、コンピュータ6、A、Bからのみ所望値に変更できる環境設定値も存在する。
【0004】
環境設定値の変更は、操作パネル2からの操作によっても実行することができる。以下、操作パネル2からの環境設定値の変更に関して説明する。
【0005】
操作パネル2は、ユーザがシステムを操作するためのボタンやユーザへのメッセージ等が描画されている操作メニューの画面データを、マザーボード3から受信して表示する。また、ユーザが操作パネル2に触れると、操作パネル2は、ユーザが操作パネル2のどの部分に触れたかの情報を、マザーボード3に送信する。
【0006】
不揮発性記憶装置4は、各々の操作メニューにおいてユーザが操作パネル2のどの部分に触れた場合にどのような処理を行うかを制御する操作メニュープログラム7と、各々の操作メニューの画面データ8と、システムの環境設定値の現在値9および工場出荷値10とを記憶している。
【0007】
マザーボード3は、ユーザが操作パネル2のどの部分に触れたかの情報を操作パネル2から受信すると、操作メニュープログラム7に従い、必要に応じて環境設定値の現在値9を変更し、また新たに表示する操作メニューの画面データを操作パネル2へと送信する。
【0008】
また、前述のネットワーク上のコンピュータ6、A、Bからの環境設定値の変更と同様に、印刷装置1の仕様次第では、操作パネル2からは所望値に変更できない環境設定値や、操作パネル2からのみ所望値に変更できる環境設定値も存在する。
【0009】
また、操作メニューの中には、全ての環境設定値に対して、環境設定値の現在値9を、工場出荷値10に戻すことのできる操作メニューが設けられていることが多い。これは、ユーザによっては、一般的な環境設定値である工場出荷値10にて印刷を行いたい場合と、特定の環境設定条件下で印刷を行いたい場合とが発生するためである(例えば、特許文献1参照。)。
【0010】
図4に、操作パネル2に表示される操作メニュー画面の遷移の一例を示す。
【0011】
操作メニューIは、システムの電源を立ち上げた後、最初に表示される初期メニューである。操作メニューIの画面にて、「システム」と表示されているボタンに触れると、操作メニューIIに遷移し、操作パネル2には操作メニューIIの画面が表示される。
【0012】
操作メニューIIは、システムに対する様々な操作を行う操作メニューである。
操作メニューIIの画面にて、「操作パネル」と表示されているボタンに触れると、操作メニューIIIに遷移し、操作パネル2には操作メニューIIIの画面が表示される。
【0013】
操作メニューIIIは、操作パネル2に対する設定を行う操作メニューである。
操作メニューIIIの画面にて、「コントラスト」と表示されているボタンに触れると、操作メニューIVに遷移し、操作パネル2には操作メニューIVの画面が表示される。
【0014】
操作メニューIVは、環境設定値のひとつである操作パネル2のコントラスト値を設定する操作メニューである。操作メニューIVの画面にて、「Up」と表示されているボタンに触れると、操作パネル2のコントラスト値が1増加し、「Down」と表示されているボタンに触れると、操作パネル2のコントラスト値が1減少する。また、操作メニューIVの画面には、ユーザへのメッセージとして、操作パネル2のコントラスト値の現在値が表示されている。今、操作パネル2のコントラスト値の現在値は16であるとする。また、操作パネル2のコントラスト値の工場出荷値は10であるとする。
【0015】
操作メニューIIの画面にて、「工場出荷値」と表示されているボタンに触れると、操作メニューVに遷移し、操作パネル2には操作メニューVの画面が表示される。
【0016】
操作メニューVは、全ての環境設定値を工場出荷値10に戻すための操作メニューである。操作メニューVの画面には、ユーザへのメッセージとして、「環境設定値を工場出荷値に戻しますか?」と表示されている。操作メニューVの画面にて、「Yes」と表示されているボタンに触れると、全ての環境設定値が工場出荷値10に戻る。また、「No」と表示されているボタンに触れると、環境設定値の変更は行われず、操作メニューIIへと戻り、操作パネル2には再び操作メニューIIの画面が表示される。
【0017】
もしも操作メニューVの画面において、「Yes」と表示されているボタンに触れたとすると、環境設定値は工場出荷値10に戻るので、操作パネル2のコントラスト値もまた、16から10へと変更される。
【0018】
以上の様にして、ユーザは操作パネル2から、任意の環境設定値を所望値に変更したり、工場出荷値10に戻したりすることができる。
【特許文献1】
特開平7−20098号公報
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ひとつの印刷装置1を多数のユーザが使用している場合、知らない間に環境設定値が変更されており、所望の印刷が出来ない場合がある。前述の通り、印刷装置1の仕様次第では、操作パネル2からしか設定ができない環境設定値も存在するため、操作メニュー等を熟知していないユーザには、どの環境設定値が変更されているために所望の印刷が出来ないのか調べるのに手間がかかるという問題があった。
【0020】
本発明は、環境設定値の変更のために、環境設定値がどのように設定されているかを容易に調査できるようにすることによって、システムの操作性を向上させることを目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、全ての環境設定値の現在値と工場出荷値とを比較し、その比較結果を操作パネルに表示する環境設定値比較表示プログラムと、環境設定値比較表示用画面データとを設けることにより達成される。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施例を、図1と図5により説明する。
【0023】
図1は、操作パネルを用いて環境設定値を変更できる印刷装置の構成を示す概略図である。
【0024】
印刷装置1、操作パネル2、マザーボード3、エンジン5、コンピュータ6、操作メニュープログラム7、操作メニューの画面データ8、環境設定値の現在値9、工場出荷値10はそれぞれ図2と同様である。また、不揮発性記憶装置4には、図2におけるものに加えて、環境設定値比較表示プログラム11と、環境設定値比較表示用データ12とが新たに備えられている。
【0025】
環境設定値比較表示プログラム11は、前述の通り、環境設定値の現在値9と工場出荷値10とを比較して、その結果を操作パネル2に表示するプログラムである。また環境設定値比較表示用画面データ12は、環境設定値比較表示プログラム11が環境設定値の現在値9と工場出荷値10との比較結果を操作パネル2に表示するために用いる画面データである。
【0026】
図5は、環境設定値比較表示に対する操作メニュー画面の遷移の一例を示す概略図である。操作メニューI、III、IV、Vはそれぞれ図4と同様である。
【0027】
操作メニューIIには、図4における「操作パネル」、「工場出荷値」と表示されているボタンに触れることによる操作メニュー遷移に加え、「設定値比較」と表示されているボタンに触れることによる操作メニューVIへの遷移が設けられている。操作メニューIIの画面にて、「設定値比較」と表示されているボタンに触れると、操作メニューVIに遷移し、操作メニュープログラム7は、環境設定値比較表示プログラム11を起動する。
【0028】
環境設定値比較表示プログラム11は、最初に環境設定値の現在値9と、工場出荷値10とを比較する。両者の比較が終了すると、環境設定値を比較した一覧を表示するための画面データを作成する。図5においては、操作メニューVIの画面には、環境設定値の名称、環境設定値の現在値9、および工場出荷値10を表示する。
【0029】
図5において、操作メニューVIの画面には、前述の操作パネル2のコントラスト値について表示されている。図4と同様に、コントラスト値の現在値は16、工場出荷値は10とする。また、操作メニューVIの画面の上方には、「設定値名」、「現在値」、「出荷値」という環境設定値比較表示項目がメッセージとして表示され、環境設定値比較表示項目メッセージの下方には、「設定値名」に対しては「コントラスト」、「現在値」に対しては「16」、「出荷値」に対しては「10」と表示される。
【0030】
環境設定値比較表示プログラム11には、操作メニューVIの画面に表示すべき環境設定値が多くてひとつの画面に表示しきれない場合に、操作メニューVIと同様の画面データを複数作成し、操作メニューの画面を分割して表示させる必要がある。一例として、図5では操作メニューVIの画面にて、「次へ」というボタンに触れると、操作メニューVIIへと遷移するようにし、他の環境設定値に対する比較結果を操作メニューVIIの画面にて表示させている。以下、全ての環境設定値に対する比較結果を操作パネル2に表示できるように、操作メニューVIII、IX、X、…といった具合に操作メニューを遷移させていく。
【0031】
環境設定値比較表示プログラム11による操作メニューVIの画面データの作成終了後、マザーボード3は、操作メニューVIの画面データを操作パネル2に送信する。操作パネル2は、操作メニューVIの画面を表示し、ユーザはこの情報を一覧することによって、各々の環境設定値の現在値9はいくつか、またどの環境設定値が工場出荷値10から変更されているかを容易に調査することができる。
【0032】
また、環境設定値の個数は多い場合には、環境設定値比較の画面が大量に作成されてしまい、ユーザが一覧するのに手間がかかる可能性も有るため、環境設定値比較表示プログラム11に、現在値9と工場出荷値10とが異なる環境設定値に対してのみ操作パネル2に表示させるようにするのも良い。
【0033】
さらに、環境設定値の比較結果を一覧したユーザが、任意の環境設定値を変更したくなる場合も考えられる。その場合のユーザへの情報提供として、環境設定値の現在値9、工場出荷値10と共に、その環境設定値を変更できる操作メニューへの遷移の仕方を表示させるのも良い。この場合、環境設定値比較表示プログラム11に、環境設定値を変更できる操作メニューへの遷移の仕方を、環境設定値比較の画面へ表示させる機能を加える必要がある。また、環境設定値比較表示用画面データ12にも、環境設定値を変更できる操作メニューへの遷移の仕方を表示するための画面データを加える必要がある。図6は、図5に対して、環境設定値比較表示項目に「操作メニュー」というメッセージと、その下方に、環境設定値を変更できる操作メニューへの遷移の仕方の表示が加えられらたものである。「操作メニュー」は、「システム→操作パネル→コントラスト」と表示される。ユーザが、操作パネル2のコントラスト値に対する環境設定値比較の画面を一覧して、操作パネルのコントラスト値を変更したくなった場合、前述の「システム→操作パネル→コントラスト」と表示される情報によって、コントラスト値を変更するには、どのように操作メニューを遷移させればよいかを、容易に把握することができる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、環境設定値が工場出荷値と比較して変更されているか否かを、操作メニューやシステムを熟知していないユーザでも容易に調査することが可能となり、システムの操作性を向上させることができる。
【0035】
また、ユーザの知らない間に他のユーザが環境設定値を変更したか否かも容易に調査できることにもなるので、環境設定値が変更されていたことによる不慮の印刷ミス、および印刷ミスによる用紙の無駄な消費の減少が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における、操作パネルを用いて環境設定値を変更できる印刷装置の構成を示す概略図。
【図2】従来の、操作パネルを用いての環境設定値を変更できる印刷装置の構成を示す概略図。
【図3】印刷装置に対するネットワーク環境の一例を示す概略図。
【図4】操作パネルに表示される操作メニュー画面の遷移の一例を示す概略図。
【図5】本発明の実施例における、環境設定値比較表示に対する操作メニュー画面の遷移の一例を示す概略図。
【図6】本発明の実施例における、環境設定値を変更できる操作メニューへの遷移の仕方を環境設定値比較表示に加えた場合の操作メニュー画面の遷移の一例を示す概略図。
【符号の説明】
1は印刷装置、2は操作パネル、3はマザーボード、4は不揮発性記憶装置、5はエンジン、6はマザーボード3にネットワーク接続されているコンピュータ、7は操作メニュープログラム、8は操作メニューの画面データ、9は環境設定値の現在値、10は環境設定値の工場出荷値、11は本発明における環境設定値比較表示プログラム、12は本発明における環境設定値比較表示用画面データである。
Claims (3)
- ユーザがシステムを操作するための操作メニューの画面を表示する操作パネルと、システムを動作させるマザーボードと、操作メニューを制御する操作メニュープログラム、操作メニューの画面データ、環境設定値の現在値、及び工場出荷値とを記憶する不揮発性記憶装置と、実際に印刷を行うエンジンとを備えた印刷装置において、全ての前記環境設定値の現在値と前記工場出荷値とを比較し、その比較結果を操作パネルに表示する環境設定値比較表示プログラムと、環境設定値比較表示用画面データとを設けたことを特徴とする印刷装置操作方法。
- ユーザがシステムを操作するための操作メニューの画面を表示する操作パネルと、システムを動作させるマザーボードと、操作メニューを制御する操作メニュープログラム、操作メニューの画面データ、環境設定値の現在値、及び工場出荷値とを記憶する不揮発性記憶装置と、実際に印刷を行うエンジンとを備えた印刷装置において、全ての前記環境設定値の現在値と前記工場出荷値とを比較し、その比較結果を操作パネルに表示する環境設定値比較表示プログラムと、環境設定値比較表示用画面データとを設けるとともに、前記環境設定値を変更可能な操作メニューへの遷移の仕方を表示することを特徴とする印刷装置操作方法。
- 前記環境設定値表示プログラムにより操作パネルに表示される環境設定値の比較結果は、現在値と工場出荷値とが異なる環境設定値に対してのみであることを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置操作方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003043447A JP2004249623A (ja) | 2003-02-21 | 2003-02-21 | 印刷装置操作方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003043447A JP2004249623A (ja) | 2003-02-21 | 2003-02-21 | 印刷装置操作方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004249623A true JP2004249623A (ja) | 2004-09-09 |
Family
ID=33026425
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003043447A Pending JP2004249623A (ja) | 2003-02-21 | 2003-02-21 | 印刷装置操作方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004249623A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9080009B2 (en) | 2005-04-22 | 2015-07-14 | Mitsubishi Chemical Corporation | Biomass-resource-derived polyester and production process thereof |
-
2003
- 2003-02-21 JP JP2003043447A patent/JP2004249623A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9080009B2 (en) | 2005-04-22 | 2015-07-14 | Mitsubishi Chemical Corporation | Biomass-resource-derived polyester and production process thereof |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5790120A (en) | Individually configurable panel user interface with selective launching, sticky windows, hot keys, start up options and configurable background | |
JP2010093777A (ja) | 画像形成装置、操作画面更新方法およびプログラム | |
JP2013157860A (ja) | 画像処理システム、情報端末装置、画面表示方法およびプログラム | |
US8904288B2 (en) | Image forming device, user-interface image creating method, and computer-readable recording medium | |
JP7263732B2 (ja) | 情報処理装置およびプログラム | |
JP6044400B2 (ja) | 端末装置、端末装置のプログラム、システム、およびシステムの制御方法 | |
JP2009276889A (ja) | サーバ装置、クライアント装置、サーバベース・コンピューティング・システム、サーバ制御プログラム、クライアント制御プログラム | |
JP2008234082A (ja) | 画面データ生成装置、画像処理装置、画面データ生成方法及び記録媒体 | |
JP6819196B2 (ja) | 情報処理装置およびプログラム | |
US20040080546A1 (en) | Print menu macros for printing devices | |
TW591533B (en) | Method to set up a re-configurable task bar | |
JP2015210787A (ja) | 画像処理装置及び画像処理装置の制御方法 | |
JP2002312092A (ja) | グラフィカルユーザインタフェース作成装置 | |
JP2007066077A (ja) | Gui生成方法、gui生成装置、コンピュータプログラム及び記憶媒体 | |
JP2007166259A (ja) | 画像処理装置および表示制御プログラム | |
WO2023284762A1 (zh) | 应用通知显示方法、装置和电子设备 | |
JP2010191720A (ja) | コンピュータプログラム | |
JP2018151820A (ja) | 表示装置または表示制御方法 | |
JP2004249623A (ja) | 印刷装置操作方法 | |
JP2010009167A (ja) | 画面表示装置、画面表示方法及び画面表示プログラム | |
KR20050122022A (ko) | 프린터 드라이버를 구비한 인쇄제어장치 및 그를 이용한인쇄옵션 제어방법 | |
JP2005313413A (ja) | 画像処理システム、画像処理装置及びプログラム | |
US20160219161A1 (en) | Image processing system, image processing device, terminal device and non-transitory readable recording medium | |
JP2012059106A (ja) | カスタマイズ装置、印刷システム、カスタマイズ方法およびカスタマイズプログラム | |
KR100714684B1 (ko) | 저장된 메모의 리스트를 표시하는 방법 및 장치 |