JP2005313413A - 画像処理システム、画像処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の入力手段のうちの何れの入力手段からの操作指示を優先とするかを設定することを可能とする。また、複数の機能を有する画像処理装置において同時に実行することができる機能についての操作指示は排他制御せず、同時に操作指示可能とする
【解決手段】 画像処理装置と、該画像処理装置に接続され該画像処理装置の操作指示が可能な拡張コントローラとからなる画像処理システムであって、前記画像処理装置からの操作指示と前記拡張コントローラからの操作指示のどちらを優先するかを設定する設定手段を有し、非優先側での所定の機能に対応する項目を非表示にする。
【選択図】 図17

Description

本発明は、プリンタ、画像入力、文書ファイリング、文書送受信、画像変換等の機能を有する画像処理装置に対して付加してその機能を拡張する拡張コントローラに関するものである。
近年、画像処理装置においては、様々なニーズによる多機能化、ネットワーク化が進んでおり、遠隔制御等、複数の入力手段を備えるものも見られるようになった。
このような画像処理装置においては、複数の機能のそれぞれについて、自身が有する操作パネル上から指示を行えると同時に、遠隔の外部装置からも該画像処理装置の操作指示を行えるものがある。
そこで、外部装置から遠隔に操作可能な画像処理装置において外部装置からの操作要求がされた場合と、画像処理装置本体上の操作パネルにおいて操作要求がされた場合のそれぞれを排他制御する技術がある(特許文献1参照)。これにより、画像処理装置の操作を行うための複数の入力手段から該画像処理装置を同時に操作することで生じる誤作動を防ぐことが可能となっている。
特開平3−241449
しかしながら、上記従来例においては、画像処理装置本体の操作パネルにおける操作指示と、外部装置からの遠隔の操作指示のうち、先に操作指示を行った方を無条件に優先とし、何れかの入力手段からの操作指示がされている場合には、他方からの操作指示を受けることはできなかった。
また、複数の機能を有する複合機のような画像処理装置においては、ある機能(例えばプリント機能)を使用する為に遠隔の外部装置から操作指示がなされている場合であっても、別の機能(例えばスキャン機能)は動作可能である場合がある。このような場合に、操作パネルにおいてスキャン指示を行いたくても、上記従来例では操作パネルからの操作指示が外部装置からの操作指示に対して後発であるといった理由で該操作指示を行うことはできなかった。
本発明はこれらの課題を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、画像処理装置の操作を行うための複数の入力手段から該画像処理装置を同時に操作することで生じる誤作動を防ぐと同時に、複数の入力手段のうちの何れの入力手段からの操作指示を優先とするかを設定することを可能とすることを目的とする。
また、複数の機能を有する画像処理装置において同時に実行することができる機能についての操作指示は排他制御せず、同時に操作指示可能とすることで、ユーザにとってより操作性のよい画像処理装置の操作環境を提供することを目的とする。
上記目的を達成する為に、本発明における画像処理システムは、画像処理装置と、該画像処理装置に接続され該画像処理装置の操作指示が可能な拡張コントローラとからなる画像処理システムであって、前記画像処理装置からの操作指示と前記拡張コントローラからの操作指示のどちらを優先するかを設定する設定手段と、前記設定手段において前記画像処理装置からの操作指示を優先する設定がされていた場合、前記拡張コントローラにおいて所定の機能に対応する項目を選択不可能に表示する拡張コントローラ側表示制御手段と、前記設定手段において前記拡張コントローラからの操作指示を優先する設定がされていた場合、前記画像処理装置において所定の機能に対応する項目を選択不可能に表示する画像処理装置側表示制御手段とを有することを特徴とする。
また、上記目的を達成する為に、本発明における画像処理システムは、画像処理装置と、該画像処理装置に接続され該画像処理装置の操作指示が可能な拡張コントローラとからなる画像処理システムであって、前記画像処理装置からの操作指示と前記拡張コントローラからの操作指示のどちらを優先するかを設定する設定手段と、前記設定手段において前記画像処理装置からの操作指示を優先する設定がされていた場合、前記拡張コントローラにおいて所定の機能に対応する項目が選択されるのに応じて、所定のメッセージを表示する拡張コントローラ側表示制御手段と、前記設定手段において前記拡張コントローラからの操作指示を優先する設定がされていた場合、前記画像処理装置において所定の機能に対応する項目が選択されるのに応じて、所定のメッセージを表示する画像処理装置側表示制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によると、画像処理装置の操作を行うための複数の入力手段から該画像処理装置を同時に操作することで生じる誤作動を防ぐと同時に、複数の入力手段のうちの何れの入力手段からの操作指示を優先とするかを設定することが可能となる。
また、複数の機能を有する画像処理装置において同時に実行することができる機能についての操作指示は排他制御せず、同時に操作指示可能とすることで、ユーザにとってより操作性のよい画像処理装置の操作環境を提供することができる。
図1は、拡張画像処理システムが利用されるネットワーク環境の一例を示す模式図である。
拡張画像処理システム10は画像処理装置100と拡張コントローラ103から構成されるシステムであり、プリンタ、画像入力、文書ファイリング、文書送受信、画像変換等の機能を有する画像処理装置100に対してさらに拡張された機能を提供する。画像処理装置100と拡張コントローラ103はそれぞれLAN400に接続され、LAN400を介して他のネットワークノードと通信する。
クライアントパーソナルコンピュータ(PC)11は個人向けの情報処理装置であり、主にユーザの机上に置かれ各種のアプリケーションプログラムが実行される。クライアントPC11はLAN400に接続され、LAN400を介して他のネットワークノードが提供するサービスを利用したり、他のネットワークノードにサービスを提供したりする。
サーバコンピュータ12は大規模な情報処理装置であり、LAN400に接続され、LAN400を介して主に他のネットワークノードに対するサービスを提供する。
プリンタ13はネットワーク対応した周辺機器であり、LAN400に接続され、LAN400を介して他のネットワークノードに対して画像処理装置のサービスを提供する。
ルータ15はネットワークとネットワークを接続するネットワークノードであり、インターネットやバーチャルプライベートネットワークなどの広域ネットワーク16とLAN400とを接続する。
LAN400はユーザのオフィスなどに敷設されたローカルエリアネットワークである。
図2は、画像処理装置と拡張コントローラの組み合わせによって構成された拡張画像処理システムのブロック図である。
画像処理装置100は、プリンタ、画像入力、文書ファイリング、文書送受信、画像変換など各種の基本的な画像処理機能を提供する。
リーダー部(画像入力装置)200は、原稿画像を光学的に読み取り、画像データに変換する。リーダー部200は、原稿を読取るための機能を持つスキャナユニット210と、原稿用紙を搬送するための機能を持つ原稿給紙ユニット250とで構成される。
プリンタ部(画像出力装置)300は、記録紙を搬送し、その上に画像データを可視画像として印字して装置外に排紙する。プリンタ部300は、複数種類の記録紙カセットを持つ給紙ユニット360と、画像データを記録紙に転写、定着させる機能を持つマーキングユニット310と、印字された記録紙をソート、ステイプルして機外へ出力する機能を持つ排紙ユニット370とで構成される。
制御装置110は、リーダー部200、プリンタ部300と電気的に接続され、さらにLAN400にと接続されている。制御装置110は、リーダー部200を制御して、原稿の画像データを読込み、プリンタ部300を制御して画像データを記録用紙に出力してコピー機能を提供する。また、リーダー部200から読取った画像データを、コードデータに変換し、LAN400を介して図示しないホストコンピュータへ送信するスキャナ機能、ホストコンピュータからLAN400を介して受信したコードデータを画像データに変換し、プリンタ部300に出力するプリンタ機能を提供する。
操作部150は、制御装置110に接続され、液晶タッチパネルで構成され、画像入出力システムを操作するためのユーザI/Fを提供する。
拡張コントローラ103は制御装置本体170と操作部171と周辺機器172から構成される。拡張コントローラ本体170は、よく知られているパーソナルコンピュータと同等のハードウェアアーキテクチャで構成され、汎用オペレーティングシステムや各種デバイスドライバや各種アプリケーションプログラムを含む一般的なソフトウェアを実行することができる。操作部171はユーザが拡張コントローラ103を操作するためのユーザインタフェースを提供する。周辺機器172は一般的なパーソナルコンピュータ用に提供されている各種の周辺機器であり、拡張コントローラ170のハードウェアを拡張する。
画像処理装置100と拡張コントローラ103はLAN400を介して接続され相互に通信できる。ローカルインタフェース201は両者の間に専用の通信経路を提供するためのオプションインタフェースであり、USBや専用バスなどによって実装される。
図3は、画像処理装置と拡張コントローラの組み合わせによって構成された拡張画像処理システムの外観図である。
画像処理装置100は各種の画像処理機能を提供する複合機である。拡張コントローラ170は画像処理装置100の背面に設置される。操作部171は透明タッチパネルを表面に貼った液晶ディスプレイであり、拡張コントローラ171と電気的に接続されている。周辺機器172は拡張コントローラ171と電気的に接続されたI/O装置であり、たとえばICカードリーダライタ、メモリメディアドライブなどである。拡張コントローラ170の操作部171と周辺機器172は専用スタンドに設置され、画像処理装置100の前に立ったユーザによって容易に操作できるように配置されている。
図4は、画像処理装置の制御装置110のハードウェア構成を示すブロック図である。
メインコントローラ111は、主にCPU112と、バスコントローラ113、各種I/Fコントローラ回路とから構成される。
CPU112とバスコントローラ113は制御装置110全体の動作を制御するものであり、CPU112はROM114からROM I/F115を経由して読込んだプログラムに基いて動作する。また、ホストコンピュータから受信したPDL(ページ記述言語)コードデータを解釈し、ラスターイメージデータに展開する動作も、このプログラムに記述されており、ソフトウェアによって処理される。バスコントローラ113は各I/Fから入出力されるデータ転送を制御するものであり、バス競合時の調停やDMAデータ転送の制御を行う。
DRAM116はDRAM I/F117によってメインコントローラ111と接続されており、CPU112が動作するためのワークエリアや、画像データを蓄積するためのエリアとして使用される。
Codec118は、DRAM116に蓄積されたラスターイメージデータをMH/MR/MMR/JBIG/JPEG等の方式で圧縮し、また逆に圧縮され蓄積されたコードデータをラスターイメージデータに伸長する。SRAM119はCodec118の一時的なワーク領域として使用される。Codec118はI/F120を介してメインコントローラ111と接続され、DRAM116との間のデータの転送は、バスコントローラ113によって制御されDMA転送される。
Graphic Processor135は、画像回転、変倍処理、色空間変換等の処理を行う。
外部通信I/F121はI/F122によってメインコントローラ111と接続され、コネクタ122によって外部ネットワークと接続される。
汎用高速バス125には、拡張ボードを接続するための拡張コネクタ124とI/O制御部126とが接続される。汎用高速バスとしては、一般的にPCIバスがあげられる。
I/O制御部126には、リーダー部200、プリンタ部300の各CPUと制御コマンドを送受信するための調歩同期シリアル通信コントローラ127が2チャンネル装備されており、I/Oバス128によって外部I/F回路140,145に接続されている。
パネルI/F132は、LCDコントローラ131に接続され、操作部150上の液晶画面に表示を行うためのI/Fと、ハードキーやタッチパネルキーの入力を行うためのキー入力I/F130とから構成される。
操作部150は液晶表示部と液晶表示部上に張り付けられたタッチパネル入力装置と、複数個のハードキーを有する。タッチパネルまたはハードキーにより入力された信号は前述したパネルI/F132を介してCPU112に伝えられ、液晶表示部はパネルI/F520から送られてきた画像データを表示するものである。液晶表示部には、本画像処理装置の操作における機能表示や画像データ等を表示する。
リアルタイムクロックモジュール133は、機器内で管理する日付と時刻を更新/保存するためのもので、バックアップ電池134によってバックアップされている。
E−IDEインタフェース161は、外部記憶装置を接続するためのものである。本実施例においては、このI/Fを介してハードディスクドライブ160を接続し、ハードディスク162へ画像データを記憶させたり、ハードディスク162から画像データを読み込ませたりする動作を行う。
コネクタ142と147は、それぞれリーダー部200とプリンタ部300とに接続され、同調歩同期シリアルI/F(143,148)とビデオI/F(144,149)とから構成される。
スキャナI/F140は、コネクタ142を介してリーダー部200と接続され、また、スキャナバス141によってメインコントローラ111と接続されており、リーダー部200から受け取った画像に対して所定の処理を施す機能を有し、さらに、リーダー部200から送られたビデオ制御信号をもとに生成した制御信号を、スキャナバス141に出力する機能も有する。
スキャナバス141からDRAM116へのデータ転送は、バスコントローラ113によって制御される。
プリンタI/F145は、コネクタ147を介してプリンタ部300と接続され、また、プリンタバス146によってメインコントローラ111と接続されており、メインコントローラ111から出力された画像データに所定の処理を施して、プリンタ部300へ出力する機能を有し、さらに、プリンタ部300から送られたビデオ制御信号をもとに生成した制御信号を、プリンタバス146に出力する機能も有する。
DRAM116上に展開されたラスターイメージデータのプリンタ部への転送は、バスコントローラ113によって制御され、プリンタバス146、ビデオI/F149を経由して、プリンタ部300へDMA転送される。
図5は、画像処理装置のコントローラのソフトウェアのモジュール構造を示すブロック図である。
画像処理装置に内蔵されるコントローラ110によって処理されるソフトウェアは、いわゆるファームウェアとして実装されており、装置のCPU112によって実行される。
リアルタイムOS5001はリアルタイムオペレーティングシステムであり、組み込みシステムの制御に最適化された各種資源管理のサービスと枠組みをその上で動作するソフトウェアのために提供する。リアルタイムOSが提供する各種資源管理のサービスと枠組みには、CPUによる処理の実行コンテクストを複数管理することによって複数の処理を実質的に並行動作させるマルチタスク管理(スレッド管理)、タスク間の同期やデータ交換を実現するタスク間通信、メモリ管理、割り込み管理、各種のデバイスドライバ、ローカルインタフェースやネットワークや通信などの各種プロトコルの処理を実装したプロトコルスタック、などがある。
ファイルシステム5002はハードディスクやメモリなどの記憶装置上に構築されたデータを格納するための機構である。画像処理装置コントローラ110が扱うジョブをスプールしたり各種データを保存したりするために用いる。
ジョブ制御・装置制御モジュール5003は、画像処理装置のハードウェアを制御し、また、画像処理装置の主にハードウェアが提供する基本機能(プリント、スキャン、通信、画像変換など)を利用するジョブを制御する。
管理モジュール5004は画像処理装置コントローラ110の動作に係る内部状態を制御するなど、コントローラの動作を管理する。
制御API5005は、この層よりも下位のソフトウェアモジュール群が提供するサービスをこの層よりも上位の組み込みアプリケーション群が利用するために設けられたアプリケーションプログラミングインタフェースである。
ネットワークサービス5006は、制御API5005とネットワークプロトコルとを相互変換することによって、クライアントPCなど外部のネットワークノードから装置の基本機能を利用可能とする。また特にネットワークプリントのための各種プロトコル(LPR、NetWare、SMB、PAP、IPPなど)を実装したネットワークサーバ機能を備え、クライアントPCなど外部のネットワークノードからのプリントジョブの投入を可能とする。
組み込みアプリケーションロジック5007、プレゼンテーションインタフェース5008、組み込みアプリケーションUI5009は、組み込みアプリケーションを構成する。組み込みアプリケーションは、画像処理装置の基本機能に加えてさらにコピー、画像スキャン、文書送受信、文書ファイリングなどの上位機能を、制御APIの基本機能を利用して実現する。組み込みアプリケーションロジック5007は、組み込みアプリケーションのビジネスロジック部分に相当する。プレゼンテーションインタフェース5008は組み込みアプリケーションのビジネスロジックとプレゼンテーションロジックを分離するために設けられたインタフェースである。組み込みアプリケーションUI5009は組み込みアプリケーションのプレゼンテーションロジックに相当し、ユーザによる組み込みアプリケーションの操作を可能とするためにグラフィカルユーザインタフェース(GUI)の表示や入力の制御を行う。組み込みアプリケーションUI5009は、画像処理装置の操作部150上にローカルなユーザインタフェースを提供するだけでなく、HTMLなどのマークアップ言語とHTTPなどのWeb技術を用いて実現したWebアプリケーションも提供する。ユーザはクライアントPCなどの上で動作するWebブラウザからこのWebアプリケーションに接続して、画像処理装置を遠隔操作できる。Webアプリケーションとして実装した組み込みアプリケーションのプレゼンテーション層のことをここではリモートUIと呼ぶ。
組み込みJava(登録商標)環境5010は、Java(登録商標)仮想機械を中心に構成されるインタプリタ環境である。組み込みJava(登録商標)環境5010はJava(登録商標)のバイトコードで記述された命令列データを実行時に読み込み結合し、Java(登録商標)仮想機械が命令を逐次的に読み込み解釈し実行するように構成されている。したがって、リアルタイムOSも含めてあらかじめ全体が単一のロードモジュールに静的結合されているファームウェア上にあって、ごく部分的ながらソフトウェアを動的に追加したり入れ替えたりできる拡張性や柔軟性を確保できる。リアルタイムOSやジョブ制御・装置制御APIなどを含むファームウェア(ネイティブシステム)の資源やサービスをJava(登録商標)のプログラムから利用可能なように構成したJava(登録商標)のクラスライブラリ群が、Java(登録商標) Native Interface(JNI)によって提供されている。
図6は、操作部上に表示する操作画面の例である。操作部上部には、コピー501、送信/FAX502、ボックス503、VNC504(Virtual Network Computing)のように複数の機能毎にタブ表示されたタッチキーが表示されている。図5はコピー501のタッチキーが押下されたときのコピー機能の初期画面を表している。コピー機能に関する表示は506で囲った部分であり、図の上から、「コピーできます」の表示している領域には、コピー機能で表示するステータスを表示し、その下には、倍率、選択給紙段、置数を表示する領域がある。また、コピー機能の動作モードを設定するためのタッチキーとして、等倍、倍率、用紙選択、ソータ、両面、割込み、文字、濃度調整用として薄くするに対応する左矢印キー、濃くするに対応する右矢印キー、濃度を自動調整する自動キーが表示され、初期画面に表示しきれない動作モードの指定は応用モードキーを押下することで階層的に領域506内に設定画面が表示されるようになっている。
また、507の表示領域は、画像処理装置501のステータスを表示する領域であり、例えば、ジャムなどのアラームメッセージや、PDLプリントが行われているときにPDLプリント中であることを示すステータスメッセージを表示する領域である。システム状況/中止508タッチキーを押下すると、画像処理装置501のデバイス情報を表示する画面や、プリントジョブ状況を表示する画面を表示し(図示せず)、この画面ではジョブの中止を行うことが可能になっている。
送信/FAX502キーを押下すると、画像処理装置501で読み取った画像をLAN506上の機器にE−mail送信、FTP送信したり、またFAXにより公衆回線1007を使って送信するための設定画面を表示する(図示せず)。
ボックス503キーを押下すると、画像処理装置501上で読み取った画像をハードディスク2004内のボックス領域に保存したり、ボックス領域に保存されている画像データを指定して印刷したり、LAN1006上の機器に送信するための設定画面を表示する(図示せず)。
図7は、拡張コントローラのハードウェア構成を示すブロック図である。
メインCPU4101は、全体の制御を行う中央演算装置であり、ROM4105およびハードディスクユニット4105に記憶されたプログラムを実行する。ネットワークインタフェース4102は、他の機器との間でネットワークを介したデータ通信を行うための制御部である。CPU4101によって実行されるソフトウェアは、LAN400を介して、印刷デバイスや他のネットワーク機器、あるいは他のコンピュータと双方向のデータのやり取りを行うことができる。周辺インタフェース4103は、周辺機器の制御を行うための制御部である。メモリ4104は、CPU4101で実行する命令や、データなどを保存するための、一般的には揮発性の記憶部である。ROM4105は、基本的なハードウェア制御を行うためのプログラムやデータなどを保存するための読み取り専用記憶部である。ハードディスクユニット4105は、計算機4100本体で実行されるプログラムや演算されたデータなどを保存するための、一般的には不揮発性の記憶部である。ブートプログラム(起動プログラム:ハードやソフトの実行(動作)を開始するプログラム)、複数のアプリケーション、編集ファイル、ユーザファイルそしてネットワーク管理プログラム等を記憶する。ディスプレイインタフェース4107は、拡張コントローラの内部状態や、実行状態などを表示するための表示部を接続するため制御部である。キーボードインタフェース4108やマウスインタフェース4109は、計算機4100に対してユーザがデータや命令を入力するための入力装置を接続できる。周辺機器インタフェース4103は、USB、RS−232Cシリアル、IEEE1394などの仕様を実装した周辺機器172を接続するための制御部である。周辺機器172は、例えば、CD−ROMドライブやメモリメディアドライブなどの外部記憶装置や、ユーザを特定するためのユーザ認証装置などである。操作部171は液晶ディスプレイ4203とその表面に透明なシート状に貼られたタッチパネル4202とから構成される。タッチパネル4202はマウスと同様のポインティングデバイスである。CPU4101で実行されるソフトウェアはタッチパネル4202によってユーザがポイントした表示上の位置を座標データとして検出することができる。タッチパネル4202は周辺機器インタフェース4103によって駆動される。液晶ディスプレイ4203は拡張コントローラの内部状態や、実行状態などを表示するための表示部である。CPU4101で実行されるソフトウェアは液晶ディスプレイ4203上にグラフィカルユーザインタフェースを描画できる。液晶ディスプレイ4203はディスプレイインタフェース4107によって駆動される。
図8は、拡張コントローラ内のアプリケーションが画像処理装置とインタフェースするためのAPIを示す図である。
図のブロックは拡張コントローラ本体103のCPU4101によって実行されるソフトウェアのプログラム的なモジュールに対応する。
アプリケーション8001は拡張コントローラ本体103で実行される各種アプリケーションに対応する。
API8002はアプリケーション8001が画像処理装置コントローラ110上のソフトウェアとインタフェースするためのアプリケーションプログラムインタフェースである。
プリンタドライバ8003はアプリケーション8001によるプリントを可能とするモジュールである。プリントを実現するために、プリントサービスのプロトコルに従って実装されたクライアントとして、画像処理装置のネットワークサービス5006とインタフェースする。
スキャナドライバ8004はアプリケーション8001による画像スキャンを可能とするモジュールである。スキャンを実現するために、画像処理装置内の制御API5005に相当するプロトコルにしたがって実装されたクライアントとして、制御API5005とインタフェースする。
ジョブ制御・装置制御インタフェース8005はアプリケーション8001による基本的なジョブ制御と装置制御を可能とするモジュールである。基本的なジョブ制御と装置制御を実現するために、画像処理装置内の制御API5005に相当するプロトコルにしたがって実装されたクライアントとして、制御API5005とインタフェースする。
プレゼンテーション拡張インタフェース8006は、アプリケーション8001による画像処理装置内組み込みアプリケーションUI5009の拡張を可能とするためのモジュールである。このモジュールは、プレゼンテーションインタフェース5008に相当するプロトコルにしたがって実装されたクライアントとして、プレゼンテーションインタフェース5008とインタフェースする。このモジュールが提供するAPIによって、拡張コントローラ内のアプリケーション8001は、画像処理装置に組み込まれた組み込みアプリケーションのUI5009に相当するプレゼンテーションロジック(つまりアプリケーションのUI)を実装することができる。また、アプリケーション8001の実装次第で、組み込みアプリケーションUI5009にはない機能を拡張したりカスタマイズしたりすることもできる。
組み込みアプリケーション拡張インタフェース8007は、アプリケーション8001による画像処理装置内組み込みアプリケーションロジック5007のカスタマイズを可能とするためのモジュールである。このモジュールは、組み込みアプリケーションロジック内部が備えるプラグインのためのインタフェース(不図示)に相当するプロトコルにしたがって実装されたクライアントであり、組み込みアプリケーションロジック5007とインタフェースする。このモジュールが提供するAPIによって、拡張コントローラ内のアプリケーション8001は、画像処理装置に組み込まれた組み込みアプリケーションのビジネスロジック5007の一部を置き換えたり拡張したりするプラグインを実装することができる。
画像ジョブ制御インタフェース8008は、アプリケーション8001による特に高速の画像処理を可能とするためのモジュールである。このモジュールは、ジョブ制御・装置制御モジュール内部の内部APIに相当するプロトコルにしたがって実装されたクライアントであり、また、ローカルインタフェース201による画像転送を組み合わせることによって、拡張コントローラと画像処理装置の間で画像や文書をやり取りするジョブの高速化を達成する。
図9は、拡張コントローラのソフトウェアのモジュール群の階層構造を示すブロック図である。
汎用オペレーティングシステム(OS)9001は拡張コントローラのオペレーティングシステムである。リアルタイムOSと異なり汎用OSは主に情報処理装置やコンピュータの土台を提供するソフトウェアとして開発されてきている。汎用OSの例として、Windows(登録商標)、MacOS、Solaris、Linux、FreeBSD、NetBSD、OpenBSDなどがある。汎用OS9001は拡張コントローラが備えるハードウェア的およびソフトウェア的な各種資源を抽象化して、より上位のソフトウェアから容易かつ効率的に利用可能とする。汎用OSが提供する機構にはたとえば以下がある。すなわち、CPUによる処理の実行コンテクストを複数管理することによって複数の処理を実質的に並行動作させるマルチプロセス機構やスレッド機構、プロセス間およびスレッド間の同期やデータ交換を実現するプロセス間通信やスレッド間通信、プロセスごとに保護されたメモリ管理、割り込み管理、各種のデバイスドライバ、ローカルインタフェースやネットワークや通信などの各種プロトコルの処理を実装したプロトコルスタック、などが提供される。特筆すべきは、市販されている一般のコンピュータ周辺機器のデバイスドライバは汎用OS用のものが多く提供されていることである。この理由は、一般にコンピュータ周辺機器は汎用OSが稼動するパーソナルコンピュータなど汎用の情報処理装置のために開発されるためである。汎用OSを採用することで、市場に出回っている多種多様なコンピュータ周辺機器のハードウェアとデバイスドライバをそのまま、または比較的容易に、拡張コントローラ103のために流用することができる。拡張コントローラ103は画像処理装置100の拡張性や柔軟性を補うために付加されるアクセサリであるが、その目的は汎用の情報処理装置と同等のハードウェア構成を採用するだけでなくさらにソフトウェア的には汎用のOSを採用することによってより効率的に達成される。
拡張コントローラプラットフォーム9002は拡張コントローラ103のソフトウェアの動作環境を提供する土台となるソフトウェア(ライブラリ、フレームワーク、およびランタイムモジュールなど)である。
本体アプリケーション連携サービス9003は画像処理装置100に内蔵された組み込みアプリケーションと連携するアプリケーションを拡張コントローラ103内に容易に構築可能とするために用意されたユーティリティライブラリ、フレームワーク、およびランタイムモジュール群である。
システムアプリケーション9004は拡張コントローラ103に標準搭載され、ユーザによる拡張画像処理システムの利用や管理を助けるためのユーティリティアプリケーション群である。
ユーザランドアプリケーション9005に分類されるアプリケーション群は、拡張画像処理システムの拡張された機能をユーザに提供するためのアプリケーション群である。ユーザランドアプリケーション9005に分類されるアプリケーションはアプリケーションを単位としてインストールによって追加することもアンインストールによって削除することも可能である。また、アプリケーションプログラムの実体だけでなく、ユーザがそのアプリケーションプログラムを実行する許諾(ライセンス)を購入したときのみアプリケーションを活性化(アクティベート)するように制御することもできる。
MFP統合アプリケーション9006は画像処理装置100の組み込みアプリケーションに対応するユーザランドアプリケーションであり、画像処理装置100が提供する上位機能や基本機能を拡張コントローラから利用可能とする。MFP統合アプリケーション9006はプレゼンテーション拡張インタフェース8006や組み込みアプリケーション拡張インタフェース8007によって、画像処理装置100の組み込みアプリケーションとインタフェースする。MFP統合アプリケーション9006は単に画像処理装置100の組み込みアプリケーションとまったく同様な機能性やユーザインタフェースを提供するだけでなくそれらを拡張して提供することもできる。MFP統合アプリケーションは9007から9012のアプリケーション部品を内部に含み統合している。
コピー9007は画像処理装置100の組み込みアプリケーションの一機能であるコピー機能に相当するアプリケーション部品である。
ボックス9008は画像処理装置100の組み込みアプリケーションの一機能である文書ファイリング機能に相当するアプリケーション部品である。
送信9009は画像処理装置100の組み込みアプリケーションの一機能である文書送受信機能に相当するアプリケーション部品である。
ポータル9010はユーザの好みに応じてよく使う機能や定型処理を簡単に呼び出すための入り口を提供するアプリケーション部品である。MFP統合アプリケーション9006のアプリケーション部品をまたがって動作パラメータの設定や一連の操作などをマクロ化し、複数のマクロを実行するためのカスタマイズボタン群を自在に配置可能なユーザインタフェースを提供する。
本体ジョブモニタ9011は画像処理装置100内部で実行中のジョブの状況や完了したジョブの履歴などを参照するためのアプリケーション部品である。
デバイス管理9012は画像処理装置100のハードウェアを管理するためのユーザインタフェースを提供するアプリケーション部品である。
メモリメディア操作9013は拡張コントローラに周辺機器として接続された各種のリムーバブルストレージ(光磁気メディアドライブ、USBストレージ、スマートカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)に代表されるメモリカードなど)の操作を行うためのユーザランドアプリケーションである。メモリメディア内部に格納された文書を画像処理装置100に引き渡してプリント、送信、またはファイリングしたり、画像処理装置100が画像スキャンまたは受信した文書やファイリングされていた文書を受け取ってメモリメディアに格納したりすることができる。
暗号化セキュアプリント9014は、クライアントPCから暗号化されたプリント要求を受信して暗号化されたままいったん格納し、許可されたユーザによる操作であることがユーザ認証された場合のみ複合化して実際の画像処理装置100へのプリントを行うという、暗号化留め置きプリント機能を提供するユーザランドアプリケーションである。
ブラウザ9015は拡張コントローラ103の操作部でWebなどのブラウジング機能を提供するユーザランドアプリケーションである。
9016、9017、9018は他のユーザランドアプリケーションである。前述したように、ユーザランドアプリケーションは柔軟に追加や削除または活性化や不活性化することができる。
図10は、拡張コントローラのシステムアプリケーション群を説明するブロック図である。
拡張コントローラ103のシステムアプリケーション9004として分類されるソフトウェアモジュール(パッケージ)には以下のユーティリティプログラムやランタイムモジュールなどが含まれる。
ファンクションキーパネル10001は機能メニューやソフトウェアキー等を拡張コントローラ操作部表示部のデスクトップに配置するフレームワークとコンテナである。ファンクションキーとして以下を配置することができる。システム既定のキー(たとえばログアウト、シャットダウン、カウンタ確認、余熱、システム状況、システム設定、スクリーンキーボード呼び出し)、選択中のアプリケーションに応じて動作が切り替わるアプリケーションコンテキストキー(たとえばガイド、アプリケーション設定、アプリケーション状況)、選択中のアプリケーションがその操作を助けるために追加配置するカレントアプリケーション追加キー(たとえばアプリケーション内部の固有メニューの一部をキーとして展開配置したもの)、など。キーのレイアウトとルック&フィールはユーザの好みに応じてカスタマイズ(パーソナライズ)できる。ファンクションキーパネルのルック&フィールは、システム全体のテーマと連動して切り替わる。たとえば高コントラストや反転などのテーマが選ばれると、ファンクションキーパネルの表示もそれぞれの特性を反映するように切り替わる。ファンクションキーパネルにはソフトウェアキーやメニューだけでなく時計やメール着信フラグなどのアプリケーションコンポーネントも配置できる。
スクリーンキーボード10002は物理的なフルキーボードをエミュレーションするためのソフトウェアキーボードである。タッチパネルを指で操作するために操作性を最適化してある。拡張コントローラ103にはオプションで物理的なキーボードが装着される場合もあることを考慮して、システムのできるだけ低レベルで物理キーボードをエミュレートする(すなわちシステムのほとんどのレベルで、物理キーボードと区別する必要がないように構成される)。スクリーンキーボードの表示が前面を覆うことによって、入力の宛先となるアプリケーションの操作性は低下してしまうが、できるだけ邪魔にならないように配慮され、たとえば、表示・非表示の切り替えや表示位置の移動が指で簡単に操作できる。またディスプレイがより高解像度化したとき指での操作にむかないほどキートップが小さくならないように、解像度独立に構成される。スクリーンキーボードは国際化の対象であり、拡張コントローラ103の出荷される仕向けのロカール(locale)に応じて入力言語などが切り替わる。
操作パネルエミュレータ10003は、画像処理装置100の物理的な操作パネルをエミュレーションするためのソフトウェアパネルである。操作パネルを構成するスタートキー・ストップキー・テンキーなどをソフトウェアによってエミュレートする。各種キーのコンポーネントが押されたとき生成するキーコードは、拡張コントローラにオプションとして接続される物理的なキーボードが生成するキーコードにマッピングされる。たとえば、テンキーのキーが押されたとき、各キーに相当する物理フルキーボードのキーコードが生成される。操作パネルエミュレータのGUIはアプリケーションからの要求に応じて表示される。また、ユーザの明示的な操作によって表示させることもできる。操作パネルエミュレータは、画像処理装置100の機種依存な差異を選択するために複数のモードを持つ。たとえば画像処理装置100がファクス対応機である場合はファクス用キー(*や#など)を備えたモードで動作する。また、アプリケーションが操作パネルエミュレータを呼び出す場合には、アプリケーションからキーごとの表示・非表示を選択できる。
アイコンボックス10004は、カレントアプリケーションを切り替えるためのシステムアプリケーションである。その時点で操作対象とするユーザランドアプリケーションをユーザが選択するためのアプリケーション選択リストのプレゼンテーションロジックを提供する。アイコンボックス10004には、アイコン画像、および/または、アプリケーション名がリスト表示され、ユーザが選択するとカレントアプリケーションがそのアプリケーションに切り替わる。アプリケーション名はテキスト、または、画像のどちらの形式で与えられても表示できる。テキストは国際化フレームワークに連動したローカライズ対象である。アイコン画像やアプリケーション名のリソースは、各ユーザランドアプリケーションモジュールの中に含まれるリソースを利用する。ユーザがアイコンの表示順序を編集することができる。ルック&フィールはテーマと連動して切り替わる。アイコンボックスそのものはアプリケーションのセレクタであってラウンチャではない。ただし、ライフサイクル管理の遅延起動機構を提供することにより、アプリケーションは最初に選択されたときにはじめて起動されるように登録することもできる。アプリケーションごとの強制終了やアラート表示などの機能を追加してもよい。
インストーラ10005は拡張コントローラを構成する各種のソフトウェアをインストールするためのインストーラである。インストール対象のソフトウェアは、ユーザランドアプリケーション、システムアプリケーション、ライブラリ、ドライバ、拡張コントローラプラットフォームのモジュール群などがある。インストールするソフトウェアモジュールはリムーバブルメディアなどローカルファイルシステムから供給するだけでなく、ネットワーク経由で供給することもできる。
アップデータ10006は拡張コントローラ103を構成する各種のソフトウェアをアップデートするためのシステムアプリケーションである。アップデート対象のソフトウェアはインストーラ10005のインストール対象と同様である。アップデートするソフトウェアモジュールはローカルファイルシステム(リムーバブルメディアも含む)から供給するだけでなく、ネットワーク経由で供給することもできる。サーバに存在するアップデータの更新をネットワーク経由で検出し、更新されていれば管理者ユーザにアップデートを促す機能も有する。
カウンタ参照10007は、カウンタ値を参照するためのシステムアプリケーションである。画像処理装置100のカウンタと拡張コントローラ103のアプリケーション利用をカウントするカウンタの両方を参照できる。
アンチウィルス10008はウィルス感染の予防と検出、および、感染時の修復を行うシステムアプリケーションである。
システム環境設定10009は拡張コントローラ103のシステムソフトウェアやハードウェアの各種の環境設定項目(プリファレンス、プロパティ)を参照したり編集したりするためのシステムアプリケーションである。システム環境設定は複数のコンポーネントをプラグイン可能なコンテナであり、各種の環境設定項目はそのカテゴリにしたがってそれぞれを設定するためのコンポーネントによって処理される。設定対象(設定項目)によって、たとえばシステム管理者のみが参照可能であったり設定可能であったりというように適切にアクセス制御される。
テーマ10010は、アプリケーションごとに有するカスタマイズ項目(プリファレンス)を、統一感を維持して一元的に設定するための機構を提供するシステムアプリケーションである。たとえば、ユーザが自身の好みや身体的特性に合わせて全体的な色調設定やコンポーネントの表示サイズ設定などをテーマとして指定すると、各種アプリケーションはテーマに連動した動作モードで動作する。
起動アプリケーション選択10011は、ユーザ毎に、アプリケーションの起動と停止を制御するシステムアプリケーションである。ユーザはシステムにインストールされているアプリケーションの一覧から、アプリケーションを選択し、実行状態に状態遷移させることができる。実際に実行が許可されるかどうかはユーザの権限に基づく。また、実行状態にあるアプリケーションの中からアプリケーションを選択し停止状態に状態遷移させることができる。システム管理者は、全ユーザに共通の共通設定を行うこともできる。
ログインダイアログ10012はログイン機構に対応するシステムアプリケーションである。拡張画像処理システムをユーザが利用するユーザセッションの開始に必要なユーザとの対話を行う。必要な対話とは、たとえば、システムがユーザに対してユーザ認証に必要な情報(ドメイン名、ユーザ名、パスワード)のエントリを求める。ユーザ名のエントリは、テキスト入力だけでなく、より簡易にユーザリストから選択可能なように設定できる。特にゲストユーザ(認証不要のユーザ)による操作を許す運用を行う場合、ゲストユーザによるログイン操作は簡易に行えるように設定できる。ログイン方法の設定変更はシステム管理者ユーザが行う。ユーザがログインしていない状態(ユーザセッション中ではないシステムセッション中)に表示されるユーザインタフェースを備えるので、システムセッションの管理操作(シャットダウンなど)を行うための機能を付加したり、画像処理装置100の状態表示を行う機能を付加したりする場合もある。ユーザセッションの開始に際して、ICカード(スマートカード)や生体認証などに基づくユーザ認証を行う場合、専用のログインダイアログ実装で置き換えられるように構成されている(ログイン機構の実装も同様に置き換えられる)。
ユーザ管理10013は拡張画像処理システムを利用するユーザの管理とユーザの権限の管理を行うシステムアプリケーションである。
アドレス帳10014はシステム内部または外部のディレクトリサービスに接続しディレクトリ情報を編集操作するためのシステムアプリケーションである。宛先情報を含むが、これに限定されず、ユーザ、組織、デバイス、あるいはサービスなどの各種エンティティごとにその諸属性をディレクトリ情報として扱う。
ステータスティッカ10015はシステムとアプリケーションが通知するステータス情報やメッセージを表示するためのシステムアプリケーションである。テキストやアイコン画像などを表示することができる。ステータスティッカ10015は、並行する複数のメッセージ表示要求に対し優先度ベースの調停や時分割表示なども行う。ステータスティッカのメッセージ表示はアニメーションなどによるさまざまな表示効果に対応している。
図11は、拡張コントローラのソフトウェアプラットフォーム群を説明するブロック図である。
・システムセッション管理
FECシステム全体の構成および設定を管理する。
ブートアップからシャットダウンまで、システム全体のセッション管理を行う。
デーモン型サービス(NTサービスまたは常駐型アプリケーションとして実装されたシステムアプリケーションとユーザアプリケーション)のライフサイクル管理を行う。
・FEC電源制御
FECシステムの電力制御を行う。Wake On LAN、ACPIなどハードウェアシステムとBIOS設定を管理する。
・ユーザセッション管理
ログインからログアウトまで、ユーザによるログインセッションを管理する。
コンソール型アプリケーション(ユーザのログインセッション中に動作するシステムアプリケーションとユーザアプリケーション)のライフサイクル管理を行う。
Webアプリケーションのログインセッション管理機構を助ける。
・ログイン機構
ユーザがユーザセッションを開始する機構。ユーザ管理・認証パッケージによりユーザの特定を行う。
ユーザ環境へのインテグレーションのために、個別のニーズに合わせたソリューション対応をプラグイン可能とする。
・アクセス制御
ユーザ毎に、および、ユーザが所属するグループ毎に、FECシステムを構成する各種リソースのアクセス権限を管理する。
・ユーザ管理・認証
システムを利用するユーザの管理を行う。
ユーザの特定を行う。パスワードなどによるwhat−you−know型の認証だけなくスマートカードなどによるwhat−you−have型や生体認証などによるwhat−you−are型の認証にも 拡張可能とする。
・ディレクトリサービス連携認証
ユーザ認証をディレクトリサービスに基づく認証システムに委譲する。
・ディレクトリ
ユーザ、および、各種リソースの情報を管理する。管理する情報は、ディレクトリサービスが管理対象とするあらゆるエンティティの属性とエンティティ間の関係である。たとえばNDSなどのディレクトリサービスが管理するエンティティの例には、ユーザ、プリンタ、ファイルサーバなどがあげられる。FECシステム内部のリソースやiR本体内部のリソースに関する属性を管理することも考えられる。
・アプリケーションライフサイクル管理
システムアプリケーションおよびユーザアプリケーションのライフサイクル(インストール、アップデート、アンインストール、起動、中断、停止)を管理する。
・ライセンス管理
アプリケーションの利用許諾を管理する。
・アプリケーションカウンタ
アプリケーションの利用量と、アプリケーションの利用に伴うシステムリソースの利用量をカウントする。
ユーザ毎のカウントも可能とする。
図12は、画像処理装置の拡張コントローラ操作部の表示画面例を示す図である。
このコントローラはPCを使用しており、表示モニタは1024ドットx768ドットの解像度のLCDタッチパネルを使用している。画面中央付近がアプリケーション表示エリア12001であり、図にあるようにコピー画面をはじめとして、複数のウインドウが同じサイズに重なっている。ユーザから見た場合は最前面のウインドウがひとつだけ動いているように見える。画面左端のアイコンボックス12002は、前述のウインドウ切り替え手段に該当する。各ウインドウに一対一で対応したアプリケーション名とアイコンが表示されており、利用可能なアプリケーションが多数存在し画面内に収まりきらない場合は、スクロールして表示を行うことが出来る。アイコンボックス上の任意のアイコンを押すことで、アプリケーション表示エリア上に該当するウインドウが表示される。画面上部のファンクションキーパネル12003は拡張コントローラ操作部で共通に利用する機能ボタンの集合である。この各ボタンを押すことで、アプリケーションガイドや、後述するスクリーンキーボード、操作部パネルエミュレータなど別アプリケーションの起動を行うことが可能であり、さらに、別アプリケーションに対してリセットキーなどのキーコードを送信することが可能である。図12では、ファンクションキーパネル12003において、バージョン表示ボタンを押したときの画面を示している。ボタンを押すと2つの選択肢を持つメニュー12004が表示され、現在最前面で表示中のアプリケーションのバージョン情報を表示するのか本画像処理システムの基本ソフトウェアのバージョン情報を表示するのかを選択することが出来る。画面下部のステータスティッカ12005はアプリケーションが発生するメッセージを表示するエリアであり、複数のアプリケーションから送られるメッセージのうち優先度の最も高いメッセージを表示する。メッセージはスクロール表示可能であるため長いメッセージに関しても全てを確認することが可能である。ソフトタリー12006は画像処理装置のタリーランプをエミュレートしたものであり、拡張コントローラの状態(例えば正常、警告、エラーなど)を赤および青の点滅、点灯、消灯によって通知することが出来る。
図13は、ファンクションキーパネル12003から起動されるスクリーンキーボードである。
スクリーンキーボードは、LCDタッチパネル上での文字入力を可能にするものである。キーボード設定に応じて、101キーボードや106キーボードのようにレイアウトを変更することが可能である。
図14は、ファンクションキーパネル12003から起動される画像処理装置の操作部パネルエミュレータである。
操作部パネルエミュレータは、画像処理装置のハード操作部のテンキーやスタートキー、ストップキーと同様の入力を可能にするものである。
図15は、拡張コントローラに搭載されるユーザランドアプリケーションの一つである暗号化セキュアプリントの画面である。
暗号化セキュアプリントは、出力装置において排紙された印刷原稿が第三者の目に触れないようにする機密保持、およびネットワーク上を流れる印刷データの機密保持を目的としたアプリケーションである。ユーザはクライアントPCにおいて印刷ジョブを発行する際に、任意の暗証番号やパスワードの入力や、ICカードを利用して、印刷データを暗号化し拡張コントローラへ送信する。暗号化された印刷データは拡張コントローラ上において暗号化された状態でスプールされる。その後、ユーザは拡張コントローラにおいて、任意の暗証番号やパスワードの入力やICカードを挿入することにより、暗号化された印刷データを復号化し、所望の印刷原稿の機密性を保持して入手することが可能となる。
以下に本発明における実施例を示す。
実施例1では、画像処理装置及び拡張コントローラのどちらかを優先とする設定をユーザが設定可能とし、どちらかが優先された際に、優先されていない側で非表示とする項目を予め設定しておき、優先する側が決定した際に、その設定によって優先されていない側のいくつかの機能を操作パネル上で非表示にする処理を説明する。
図16は実施例1の処理の流れを示すフローチャートである。
まず、Step101において画像処理装置の操作パネルにおいて優先スイッチが選択されたか否かの判断が行われる。
Step101において、優先スイッチが選択されたと判断された際は、Step102においてStep101で優先すると選択されたのが拡張コントローラ側であるか否かの判断が行われる。
Step102において拡張コントローラ側が優先されていると判断された際は、Step103において、予め設定しておいた非表示項目を画像処理装置側の操作パネル上で非表示とする。ここで、予め画像処理装置における非表示項目を設定しておく処理については後述する。
Step102において画像処理装置側が優先されていると判断された際はStep104において、予め設定しておいた非表示項目を拡張コントローラ側の操作パネル上で非表示とする。ここで、予め拡張コントローラにおける非表示項目を設定しておく処理については後述する。
Step101において優先スイッチが選択されていないと判断された際は処理を終了する。
図17は、上記予め拡張コントローラにおける非表示項目を設定しておく処理について、画像処理装置の操作パネル上に表示される設定画面の例である。
図18は、上記予め画像処理装置における非表示項目を設定しておく処理について、画像処理装置の操作パネル上に表示される設定画面の例である。
ユーザは、図17及び図18の設定画面に基づいて、他方が優先された際に表示する機能と表示しない機能の設定を行う。図17の例では、画像処理装置側が優先された場合に拡張コントローラ側の表示画面において表示する機能と表示しない機能とを設定する設定画面であり、「コピー」「送信/ファクス」「ボックス」の機能は表示せず、「Webブラウザ」の機能は表示する様に設定された場合を示している。
以上実施例1により、ユーザは画像処理装置と拡張コントローラのどちらを優先させて画像処理装置が有する各機能に対応する項目を表示させるかを設定することができ、非優先側において、表示されていない項目に対応する機能が指示されることを防ぐことができる。
次に、本発明の実施例2について説明する。
実施例2では、優先スイッチにより選択された側の機能を非優先側で使用する為に選択された場合に、優先側を使用するようメッセージが表示されることを特徴とする。
図19は実施例2の処理の流れを示すフローチャートである。
まず、Step201において、優先スイッチにより拡張コントローラと画像処理装置のどちらを優先するかを決定する。
次にStep202においてStep201による選択が拡張コントローラ側であるか否かの判定がされる。Step202において拡張コントローラ側が優先であると判断された場合はStep203において拡張コントローラ側が使用している機能に対応するフラグを立て、それ以外の機能に対応するフラグを戻す処理が行われる。
次にStep204において、画像処理装置側で機能が選択されたか否かの判定がされる。Step204において、画像処理装置側で機能の選択が行われていないと判断された際は、Step203へ戻り処理が繰り返される。
Step204において、画像処理装置側で機能の選択が行われていると判断された際は、Step205において、Step203で設定されたフラグをもとに、画像処理装置側で選択された機能を拡張コントローラ側で使用しているか否かの判断が行われ、拡張コントローラ側で使用中の機能ではないと判断された際は、Step207において画像処理装置側操作パネルに機能の表示を行う。
Step205において、現在拡張コントローラ側で使用中の機能であると判断された際は、Step206において画像処理装置側操作パネル上に拡張コントローラ側を使用するよう促すメッセージの表示を行う。
Step202において、画像処理装置側が優先であると判断された場合はStep208において画像処理装置側が使用している機能に対応するフラグを立て、それ以外の機能に対応するフラグを戻す処理が行われる。
次にStep209において、拡張コントローラ側で機能が選択されたか否かの判定がされる。Step209において、拡張コントローラ側で機能の選択が行われていないと判断された際は、Step208へ戻り処理が繰り返される。
Step209において拡張コントローラ側で機能の選択が行われていると判断された際は、Step210において、Step208で選択されたフラグをもとに、拡張コントローラ側で選択された機能を画像処理装置側で使用しているか否かの判断が行われ、画像処理装置側で使用中の機能ではないと判断された際は、Step207において拡張コントローラ側操作パネルに機能の表示を行う。
Step210において、現在画像処理装置側で使用中の機能であると判断された際は、Step211において拡張コントローラ側操作パネル上に、画像処理装置側を使用するよう促すメッセージの表示を行う。
次に、本発明の実施例3について説明する。
実施例1は、拡張コントローラ及び画像処理装置それぞれにおいて、非優先側となった際に、表示する項目と表示しない項目を予め設定しておくものであったのに対して、実施例3では、非優先側では優先側が持つ機能又は優先側で実行中の機能の妨げになる機能を表示画面上で非表示にすることを特徴とする。
例えば、優先スイッチにより拡張コントローラ側が優先されている際、拡張コントローラ側が持つ機能又は拡張コントローラ側で実行中の機能の妨げになる機能は画像処理装置側操作パネル上で非表示とし、画像処理装置側が優先されている際、画像処理装置側が持つ機能又は画像処理装置側で実行中の機能の妨げになる機能は拡張コントローラ側操作パネル上で非表示とする。
図20は、実施例3の処理の流れを示すフローチャートである。
まず、Step301において、優先スイッチ選択の有無の判断が行われる。
Step301において優先スイッチの選択が無いと判断された際は画像処理装置側操作パネル、拡張コントローラ側操作パネル上にはそれぞれが持つ機能が全て表示される。
Step302において、優先スイッチにより拡張コントローラ側が優先されているか、画像処理装置側が優先されているかの判断が行われる。
Step302において拡張コントローラ側が優先であると判断された際は、Step303において拡張コントローラ側の機能の抽出が行われる。次に、Step304において、画像処理装置側操作パネル上の機能のうち、拡張コントローラ側が持つ機能又は拡張コントローラ側で実行中の機能の妨げになるものを非表示にする処理が行われる。
Step302において、画像処理装置が優先であると判断された際は、Step305において画像処理装置側の機能の抽出が行われる。次に、Step306において、拡張コントローラ側の操作パネル上の機能のうち、画像処理装置側が持つ機能又は画像処理装置側で実行中の機能の妨げになるものを非表示にする処理が行われる。
尚、表示、非表示の切り換えは一例であり、選択することが不可能な状態で表示されるのであれば必ずしも非表示にする必要はなく、グレーアウトさせることや、網掛け表示することでも同様の目的が達成される。
また、上記実施例3では、優先スイッチによって拡張コントローラを優先とするか画像処理装置を優先とするかを決定しているが、ユーザによって先に操作されている方が拡張コントローラ側であるか画像処理装置側であるかによって動的に優先側を決定するようにしてもよい。つまり、ユーザが拡張コントローラ側で操作を始めている際、動的に拡張コントローラ側を優先と判断し、画像処理装置側操作パネル上には拡張コントローラ側が持つ機能又は拡張コントローラ側で実行中の機能の妨げになる機能を非表示とし、画像処理装置側で操作を始めている際、動的に画像処理装置側を優先と判断し、拡張コントローラ側操作パネル上には画像処理装置側が持つ機能又は画像処理装置側で実行中の機能の妨げになる機能を非表示とする。
図21は動的に優先側を切り換える場合の処理の流れを示したフローチャートである。
まず、Step701においてユーザによる操作が行われ、次にStep702においてユーザの操作が拡張コントローラ側か、画像処理装置側かの判断が行われる。
Step702においてユーザの操作が拡張コントローラ側であると判断された際は、Step703において、拡張コントローラ側が優先とされる。
次にStep704において拡張コントローラ側の機能の抽出が行われる。次に、Step705において、画像処理装置側の操作パネル上の機能のうち、拡張コントローラ側が持つ機能又は拡張コントローラ側の機能の妨げになるものを非表示にする処理が行われる。
Step702においてユーザの操作が画像処理装置側であると判断された際は、Step706において、画像処理装置側が優先とされる。
次にStep707において画像処理装置側の機能の抽出が行われる。次にStep708において、拡張コントローラ側操作パネル上の機能のうち、画像処理装置側が持つ機能又は画像処理装置側の機能の妨げになるものを非表示にする処理が行われる。
(その他の実施形態)
なお、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、DVD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、ネットワーク上のファイルサーバが有する記憶装置、或いは、インターネット上のFTPサーバが有する記憶装置など、あらゆる記録媒体を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
拡張画像処理システムが利用されるネットワーク環境の一例を示す模式図 画像処理装置と拡張コントローラの組み合わせによって構成された拡張画像処理システムのブロック図 画像処理装置と拡張コントローラの組み合わせによって構成された拡張画像処理システムの外観図 画像処理装置の制御装置110のハードウェア構成を示すブロック図 画像処理装置のコントローラのソフトウェアのモジュール構造を示すブロック図 操作部上に表示する操作画面の例 拡張コントローラのハードウェア構成を示すブロック図 拡張コントローラ内のアプリケーションが画像処理装置とインタフェースするためのAPIを示す図 拡張コントローラのソフトウェアのモジュール群の階層構造を示すブロック図 拡張コントローラのシステムアプリケーション群を説明するブロック図 拡張コントローラのソフトウェアプラットフォーム群を説明するブロック図 画像処理装置の拡張コントローラ操作部の表示画面例を示す図 ファンクションキーパネルから起動されるスクリーンキーボード ファンクションキーパネルから起動される画像処理装置の操作部パネルエミュレータ 拡張コントローラに搭載されるユーザランドアプリケーションの一つである暗号化セキュアプリントの画面 本発明における実施例1の処理の流れを示すフローチャート 本発明における拡張コントローラにおける非表示項目を設定しておく設定画面の例 本発明における画像処理装置における非表示項目を設定しておく設定画面の例 本発明における実施例2の処理の流れを示すフローチャート 本発明における実施例3の処理の流れを示すフローチャート 動的に優先側を切り換える場合の処理の流れを示したフローチャート
符号の説明
10 拡張画像処理システム
11 クライアントコンピュータ
12 サーバコンピュータ
13 プリンタ
15 ルータ
400 LAN
103 拡張コントローラ
100 画像処理装置

Claims (9)

  1. 画像処理装置と、該画像処理装置に接続され該画像処理装置の操作指示が可能な拡張コントローラとからなる画像処理システムであって、
    前記画像処理装置からの操作指示と前記拡張コントローラからの操作指示のどちらを優先するかを設定する設定手段と、
    前記設定手段において前記画像処理装置からの操作指示を優先する設定がされていた場合、前記拡張コントローラにおいて所定の機能に対応する項目を選択不可能に表示する拡張コントローラ側表示制御手段と、
    前記設定手段において前記拡張コントローラからの操作指示を優先する設定がされていた場合、前記画像処理装置において所定の機能に対応する項目を選択不可能に表示する画像処理装置側表示制御手段と、
    を有することを特徴とする画像処理システム。
  2. 前記拡張コントローラ側表示制御手段及び画像処理装置側表示制御手段は、所定の機能に対応する項目を非表示にすることで該項目を選択不可能にすることを特徴とする請求項1記載の画像処理システム。
  3. 前記所定の機能は、前記設定手段において優先すると設定されている装置が有する機能又は該装置で実行中の機能の妨げになる機能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理システム。
  4. 画像処理装置と、該画像処理装置に接続され該画像処理装置の操作指示が可能な拡張コントローラとからなる画像処理システムであって、
    前記画像処理装置からの操作指示と前記拡張コントローラからの操作指示のどちらを優先するかを設定する設定手段と、
    前記設定手段において前記画像処理装置からの操作指示を優先する設定がされていた場合、前記拡張コントローラにおいて所定の機能に対応する項目が選択されるのに応じて、所定のメッセージを表示する拡張コントローラ側表示制御手段と、
    前記設定手段において前記拡張コントローラからの操作指示を優先する設定がされていた場合、前記画像処理装置において所定の機能に対応する項目が選択されるのに応じて、所定のメッセージを表示する画像処理装置側表示制御手段と、
    を有することを特徴とする画像処理システム。
  5. 前記所定のメッセージは、前記設定手段において優先すると設定された装置の操作を促すメッセージであることを特徴とする請求項4記載の画像処理システム。
  6. 拡張コントローラと接続され、該拡張コントローラからの操作指示に応じて操作される画像処理装置であって、
    前記画像処理装置からの操作指示と前記拡張コントローラからの操作指示のどちらを優先するかを設定する設定手段と、
    前記設定手段において前記拡張コントローラからの操作指示を優先する設定がされていた場合、前記画像処理装置において所定の機能に対応する項目を選択不可能に表示する表示制御手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  7. 前記表示制御手段は、所定の機能に対応する項目を非表示にすることで該項目を選択不可能にすることを特徴とする請求項6記載の画像処理装置。
  8. 前記所定の機能は、前記設定手段において優先すると設定されている装置が有する機能又は該装置で実行中の機能の妨げになる機能であることを特徴とする請求項6又は7に記載の画像処理装置。
  9. 拡張コントローラと接続され、該拡張コントローラからの操作指示に応じて操作される画像処理装置において実行されるプログラムであって、
    前記画像処理装置からの操作指示と前記拡張コントローラからの操作指示のどちらを優先するかを設定する設定ステップと、
    前記設定ステップにおいて前記拡張コントローラからの操作指示を優先する設定がされていた場合、前記画像処理装置において所定の機能に対応する項目を選択不可能に表示する表示制御ステップと、
    を有することを特徴とするプログラム。
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