JP2004248041A - 画像形成装置、その制御方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】情報処理端末が必要とし、登録した項目と、画像形成装置内部監視用が必要とし、登録した項目とが異なることによる記録部の状態情報の不整合の発生を防止することができ、しかも、必要の無い情報まで送られることによる内部USB通信のパフォーマンスの悪化を防止することができる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【解決手段】コピー記録、ファクシミリ受信記録等のローカル記録動作の開始時にも、内部監視に必要な記録部の状態情報の登録を行うシステムであり、情報処理端末を接続し、ドライバソフトから記録部の状態情報を登録することによって、電源投入時に画像形成装置の内部監視用に既に登録してある記録部の状態情報の項目が上書きされても、その後のローカル記録動作の開始時に、再度内部監視用の記録部の状態情報の項目のみを登録する。
【選択図】 図5
【解決手段】コピー記録、ファクシミリ受信記録等のローカル記録動作の開始時にも、内部監視に必要な記録部の状態情報の登録を行うシステムであり、情報処理端末を接続し、ドライバソフトから記録部の状態情報を登録することによって、電源投入時に画像形成装置の内部監視用に既に登録してある記録部の状態情報の項目が上書きされても、その後のローカル記録動作の開始時に、再度内部監視用の記録部の状態情報の項目のみを登録する。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置、その制御方法およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、外部情報処理端末から記録装置(プリンタ)に画像データを記録出力させる場合、外部情報処理端末上で、ドライバソフトを起動し、USB(Universal Serial Bus)インタフェースを介して、記録装置の状態情報を獲得する必要がある。
【0003】
この場合、外部情報処理端末から、USBの論理チャネルであるEndpoint1を使用し、記録部情報登録コマンドを送信し、獲得したい記録部の状態情報の項目を、記録装置に登録し、状態情報を獲得したいタイミングで、外部情報処理端末からUSBの論理チャネルであるEndpoint2を使用したリバース要求(Inトークン)を送信し、これに応じて、記録装置側からEndpoint2を使用し、初期設定時に登録された項目についての情報を返信させ、これによって、外部情報処理端末が、記録装置の状態情報を獲得している。
【0004】
また、上記のような記録装置を搭載し、コンタクトイメージセンサ(CIS)やCCD等によって構成されている読取手段を設けることによって、コピー、PCプリント、ファクシミリ等の複数の機能を実行可能な画像形成装置が知られている。
【0005】
従来の画像形成装置において、本体制御部と記録部とが、USBインタフェースで接続され、上記本体制御部は、外部情報処理端末からの記録出力動作と同様に、上記記録部の状態情報の項目の登録と、リバース要求による状態情報の獲得とを行うことによって、記録部の状態を監視し、適切に制御することができる。
【0006】
上記従来の画像形成装置において、記録部の状態情報の登録と獲得とに関して、上記本体制御部からのみ、上記方法で実行し、外部情報処理端末から、内部の記録部に、直接に状態情報の登録、獲得を行わないようにし、このようにすることによって、外部情報処理端末が要求する記録部の状態情報と、内部監視に必要な状態情報との項目の不整合を防止している。
【0007】
しかし、上記システムを実現するためには、画像形成装置に搭載されている記録装置のオリジナルのプリンタドライバを、大幅に改良し、別のドライバを開発しなければならず、開発コスト、日程の増大という欠点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、画像形成装置に搭載されている記録装置のオリジナルのプリンタドライバをほとんど流用するシステムに変更するためには、以下の問題を解決しなければならない。
【0009】
つまり、情報処理端末上のドライバソフトと、画像形成装置内部の本体制御部との両方から、同じシステムを使用し、記録部の状態情報を登録、獲得するために、情報処理端末を接続し、ドライバソフトから記録部の状態情報を登録する場合、画像形成装置内部監視用に既に登録してある記録部の状態情報の項目が、電源投入時に上書きされ、また、到来したリバース要求が、記録部からのものであるのか、外部情報端末からのものであるかを、記録部が区別できない。
【0010】
したがって、情報処理端末が必要とし、登録した項目と、画像形成装置内部監視用に必要とし、登録した項目とが異なる場合に、リバース要求に応じて返信された記録部の状態情報の整合性がとれないという不具合が生じる。
【0011】
このような不具合を解消するには、プリンタドライバが登録している記録部の状態情報の項目と同じ項目を、内部監視用の項目として登録する方法が考えられる。
【0012】
しかし、この方法では、内部監視用に必要の無い項目まで登録され、記録部から内部監視に、必要の無い情報まで、リバース要求時に送られ、内部USB通信のパフォーマンスを悪化させるという問題が生じる。
【0013】
本発明は、情報処理端末が必要とし、登録した項目と、画像形成装置内部監視用が必要とし、登録した項目とが異なることによる記録部の状態情報の不整合の発生を防止することができ、しかも、必要の無い情報まで送られることによる内部USB通信のパフォーマンスの悪化を防止することができる画像形成装置、その制御方法およびプログラムを提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、画像形成装置の電源投入時の初期設定時に、画像形成装置の内部監視に必要な記録部の状態情報の登録を、本体制御部がUSBインタフェースを経由し、記録部に送信する従来の登録とは別に、コピー記録、ファクシミリ受信記録等のローカル記録動作の開始時にも、内部監視に必要な記録部の状態情報の登録を行うシステムであり、情報処理端末を接続し、ドライバソフトから記録部の状態情報を登録することによって、電源投入時に画像形成装置の内部監視用に既に登録してある記録部の状態情報の項目が上書きされても、その後のローカル記録動作の開始時に、再度内部監視用の記録部の状態情報の項目のみを登録する。
【0015】
【発明の実施の形態および実施例】
図1は、本発明の一実施例である画像形成装置500の概略構成を示すブロック図である。
【0016】
画像形成装置500は、本体制御部100と、記録部200と、外部情報処理装置300とによって構成されている。
【0017】
本体制御部100は、画像記録動作を除く動作、すなわち、画像読取、画像メモリ管理、ユーザ操作等の機能を実行する。
【0018】
記録部200は、インクジェットプリンタによって構成されている記録装置であり、本体制御部100からUSBインタフェースを介して送信された画像データ、時間データ等を受け取り、紙等の記録媒体に印字する。
【0019】
本体制御部100において、CPU101は、システム制御部であり、画像形成装置500の全体を制御する。また、計時手段は、CPU101のクロックに基づいて、時間データを作成している。
【0020】
ROM102は、CPU101が実行する制御プログラムや、組み込みオペレーティングシステム(OS)プログラム等を格納する。上記実施例では、ROM102に格納されている各制御プログラムは、ROM102に格納されている組み込みOSの管理下で、スケジューリングや、タスクスイッチ等のソフトウエア制御を行う。
【0021】
RAM103は、SRAM(static RAM)等で構成され、プログラム制御変数等を格納し、また、オペレータが登録した設定値や画像形成装置500の管理データ等を格納し、各種ワーク用バッファ領域が設けられている。また、上記計時手段によって作成された時間データは、RAM103に格納される。
【0022】
画像メモリ104は、DRAM(dynamic RAM)等で構成され、画像データを蓄積する。データ変換部105は、ページ記述言語(PDL)等の解析や、キャラクタデータのCG(computer graphics)展開等、画像データの変換を行う。
【0023】
読取制御部106は、読取部107が、CISイメージセンサ(密着型イメージセンサ)によって原稿を光学的に読み取り、電気的な画像データに変換した画像信号を、図示しない画像処理制御部を介して、2値化処理や中間調処理等の各種画像処理を施し、高精細な画像データを出力する。なお、上記実施例では、読取制御部106は、原稿を搬送しながら読み取りを行うシート読取制御方式と、原稿台にある原稿をスキャンするブック読取制御方式との両制御方式に対応している。
【0024】
操作表示部108は、数値入力キー、文字入力キー、ワンタッチ電話番号キー、モード設定キー、決定キー、取り消しキー等を備え、ユーザが画像送信相手先データの決定や設定データの登録動作を行うための操作部と、各種キー、LED(発光ダイオード)とLCD(液晶ディスプレイ)等によって構成され、オペレータによる各種入力操作や、画像形成装置500の動作状況、ステータス状況の表示等を行う表示部である。
【0025】
解像度変換処理部109は、画像データのミリ−インチ解像度変換等の解像度変換制御を行う。なお、解像度変換処理部109において、画像データの拡大縮小処理も可能である。符号復号化処理部110は、画像形成装置500で扱う画像データ(MH、MR、MMR、JBIG、JPEG等)を符号復号化処理し、拡大縮小処理を行う。
【0026】
記録制御部111は、図示しない画像処理制御部を介して、印刷される画像データに、スムージング処理や、記録濃度補正処理、色補正等の各種画像処理を施し、高精細な画像データに変換し、USBホスト制御部113に出力する。また、USBホスト制御部113を制御することによって、記録部200の状態情報データを定期的に取得する。
【0027】
USBファンクション制御部112は、USBインタフェースの通信制御を行い、USB通信規格に従って、プロトコル制御を行い、CPU101が実行するUSB制御タスクからのデータを、パケットに変換し、外部の情報処理端末に、USBパケット送信を行い、逆に、外部の情報処理端末からのUSBパケットを、データに変換し、CPU101に送信する。
【0028】
USBホスト制御部113は、USB通信規格で定められたプロトコルで通信を行う為の制御部である。USB通信規格は、双方向のデータ通信を高速に行うことができる規格であり、1台のホスト(マスター)に、複数のハブまたはファンクション(スレーブ)を接続することができる。USBホスト制御部113は、USB通信におけるホストの機能を有する。
【0029】
CPUバス121は、本体制御部100のCPUバスである。信号線122は、本体制御部100と記録部200とを接続し、本体制御部100から記録部200への起動指示や、記録部200からのパワー状態等のやり取りを行う。USBインタフェース123は、本体制御部100と記録部200とを接続し、画像データ、記録部200の状態情報等のやり取りを行う。
【0030】
記録部200において、CPU201は、記録部200内の制御を行い、主に画像記録処理の制御を行う。
【0031】
ROM202は、記録部200内のプログラムコード、初期値データ、テーブルデータ、フォントデータを格納している。
【0032】
USBファンクション制御部203は、USBインタフェースの通信制御を行い、USB通信規格に従って、プロトコル制御を行い、本体制御部100と記録部200との間の内部接続であるUSBインタフェースを介して、データ通信を行う。
【0033】
RAM204は、記録部200内の受信バッファ、ラスタバッファ、プリントバッファ、ワークエリア等からなる。記録ヘッド205は、記録媒体にインクを吐出させる。
【0034】
モータ206は、記録媒体の搬送、記録ヘッド205の移動、記録ヘッド205の吸引回復動作等を行うためのものである。
【0035】
図2は、画像形成装置500の全体を示す斜視図であり、記録紙トレイ1と排紙トレイ2とが装着されている状態を示す図である。
【0036】
記録紙トレイ2は、記録紙を積載するためのものであり、一般にはASFと呼ばれる。排紙トレイ1は、印刷された後に、排出された記録紙を受けるものである。
【0037】
図3は、画像形成装置500におけるCPU101が実行する電源投入処理を示すフローチャートである。
【0038】
画像形成装置500に電源が投入されると、ステップ301では、CPUバス121に接続される周辺回路を初期化する。ステップ302では、信号線122を介して、CPUバス121が記録部200を起動する(ハード電源オン、ソフトパワーオン)。記録部200は、起動時の初期化処理中に本体制御部100が必要とする状態情報の項目を、初期値として登録する。ステップ303では、記録部200の起動が完了したかどうかを、信号線122を介して、監視し、起動が完了したら、ステップ304へ移行する。
【0039】
ステップ304では、CPU101は、USBインタフェース123を使用し、USBホスト制御部113が検出した記録部200の装置構成を取得し、さらには、記録部200を使用可能にするための装置構成決定の命令(Set Configuration命令)を、記録部200に送信する。ステップ305では、画像形成装置500の全体の装置構成を生成する。
【0040】
ステップ306では、画像形成装置500と外部情報処理装置300との通信を許可するために、USBファンクション制御部112を、通信有効の状態に移行させる。ここまでのステップで、画像形成装置500の全体の初期化が終了し、待機状態としてイベント待ちの状態になる。
【0041】
ステップ307では、画像形成装置500が外部情報処理装置300に接続されたか否かを判断する。画像形成装置500が外部情報処理装置300に接続されれば、処理はステップ308へ移行し、画像形成装置500が外部情報処理装置300に接続されていなければ、ステップ307の判断を繰り返す。USBファンクション制御部112のUSBインタフェースが、外部情報処理装置300との接続を検出する。
【0042】
ステップ308では、画像形成装置500が接続されている外部情報処理装置300から、装置構成の取得命令(Get Device Descriptor命令、Get Configuration Descriptor命令、Get String Descriptor命令、Get Device ID命令等)を受信したか否かを判断する。装置構成の取得命令を受信していれば、処理はステップ309へ移行し、装置構成の取得命令を受信していなければ、ステップ308の判断を繰り返す。
【0043】
ステップ309では、CPU101は、ステップ305で生成した画像形成装置500の全体の装置構成を示すデータを、外部情報処理装置300に通知する。ステップ310では、画像形成装置500が外部情報処理装置300から、装置構成決定の命令(Set Configuration命令)を受信したか否かを判断する。装置構成決定の命令を受信していれば、処理はステップ311へ移行し、装置構成決定の命令を受信していなければ、ステップ310を繰り返す。ステップ311において、画像形成装置500は、その装置構成(Configuration)を使用可能にし、印刷データの受信待ち状態へ移行する。
【0044】
ステップ312では、記録部200に異常が発生しているかどうかを調べ、記録部200に異常が発生していなければ、本体制御部100から内部USBインタフェース123を使用し、状態情報の項目を記録部200に登録し(ステップ313)、待機状態に移行する。記録部200にインク無し、トナー無し、記録紙無し、記録紙ジャム等の異常が発生し、記録部200がデータを受け付けない場合は、記録部200の状態情報の項目を登録せず、記録部200に異常が発生した旨の警告を、操作表示部108に表示し、USBファンクション制御部112も、外部情報処理装置300に対し、印刷データを受信する準備が整っていない状態が設定されている等のエラー処理を行う(ステップ314)。
【0045】
この場合、記録部200自身が、登録した状態情報の項目を、返信要求に対して、返信することによって、本体制御部100における記録部200の監視を行う。本体制御部100から記録部200への状態情報の項目の登録(ステップ313)は、必ずしも行う必要はなく、記録部200自身で登録した状態情報の登録項目を使用し、記録部200を監視するようにしてもよい。
【0046】
図4は、上記実施例において、本体制御部100が記録部200の状態監視を実行する記録部200の状態監視処理を示すフローチャートである。
【0047】
本体制御部100は、一定間隔で周期的に記録部200を監視するために、ステップ401では、一定時間経過したかどうかを判断する。ちなみに、本実施例では、基本的に500msec周期で監視している。一定時間経過したら、本体制御部100は、内部USBインタフェース123を使用したリバース要求による記録部200の状態情報の獲得要求を、記録部200に送信する(ステップ402)。
【0048】
記録部200では、上記記録部200の状態情報の獲得要求を受信すると、予め登録してある状態情報を作成し、内部USBインタフェース123を使用し、本体制御部100へ返信する(ステップ403)。本体制御部100は、記録部200から返信された記録部200の状態情報を受信するまで待ち(ステップ404)、受信したら、本体制御部100中のRAM103の所定の場所に書き込む(データ更新する)(ステップ405)。
【0049】
RAM103に格納されている更新された情報を参照し、記録部200にエラーが発生しているかどうかを判断し(ステップ406)、記録部200にエラーが発生していれば、操作表示部108への警告表示等、エラー処理を行い(ステップ407)、その後に、先頭に戻る。記録部200にエラーが発生していなければ、先頭に戻る。
【0050】
次に、画像形成装置500のコピー動作について説明する。
【0051】
図5は、画像形成装置500のコピー動作を示すフローチャートである。
【0052】
ユーザがコピー動作の開始を操作すると、セマフォの獲得や読取タスク、記録タスク等のコピー動作に必要な様々な初期設定を行う(ステップ501)。次に、本体制御部100から記録部200へ、内部USBインタフェース123を使用し、記録部200の状態情報の要求項目を登録する(ステップ502)。記録部200の状態情報の要求項目を登録することによって、前回の記録動作が、外部処理装置からの印刷動作であれば、記録部200に登録されていた状態情報の要求項目が更新され、コピー動作中に必要な内部監視用の記録部200の状態情報を適切に獲得することができる。
【0053】
ステップ503では、図4を使用して説明した記録部200の状態監視処理の方法によって、記録部200の状態情報を周期的に監視し、RAM103に保存し、更新し、これを参照して、記録動作が可能状態であるかどうかを判断する。記録動作可能状態ではないと判断されると、操作表示部108でのエラー表示処理や、セマフォの解放、記録タスクの終了や各種パラメータのクリア等のエラー終了処理を行い(ステップ512)、コピー動作を終了する。
【0054】
記録動作が可能であると判断されると、読取制御部106が読取動作を開始させる(ステップ504)。ステップ504においてデータ変換部105が読み取った画像データを、ステップ505では、記録部200が印刷可能なプリントデータへ変換する等を行う。
【0055】
ステップ506では、ステップ505で作成したプリントデータを、内部USBインタフェースを介して、記録部200に送信する。ステップ507では、ステップ506で送信されたプリントデータを、内部USBインタフェースを介して、記録部200が受信し、ASF(記録紙トレイ2)から供給された記録紙に印刷処理を行う。
【0056】
ステップ508では、図4を使用して説明した記録部200の状態監視処理の方法によって、記録部200の状態情報を周期的に監視し、RAM103に保存、更新してあるデータを参照し、印刷処理中にエラーが発生したかどうかを監視し、記録紙無しやインク無しや記録紙ジャム等のリカバリ可能なエラーが発生した場合、エラーからの復帰を促す表示や、キーの受付等のエラー処理を行い(ステップ509)、エラーから復帰すると、ステップ510に移行する。
【0057】
ステップ510では、全頁分のコピー動作が終了したかどうかを判断し、全頁分のコピー動作が終了していれば、セマフォの解放、記録タスクの終了や各種パラメータのクリア等の正常終了処理を行い(ステップ511)、終了する。全頁分のコピー動作が終了していなければ、ステップ503に戻る。
【0058】
次に、画像形成装置500の外部情報処理装置300から行う印刷動作について説明する。
【0059】
図6は、画像形成装置500の外部情報処理装置300から行う印刷動作を示すフローチャートである。
【0060】
外部情報処理装置300上のドライバソフトからの印刷指示に基づいて、外部USBインタフェース301を介して、データが到来したかどうかを監視(ステップ601)し、上記印刷指示が到来すれば、セマフォの獲得や記録タスク等の印刷動作に必要な様々な初期設定を行う(ステップ602)。
【0061】
次に、外部情報処理装置300から到来した記録部200の状態監視要求指示データを、本体制御部100から内部USBインタフェース123を介して、記録部200へ転送し、記録部200では、上記記録部200の状態監視要求指示データを受信すると、記録部200の状態情報を登録する(ステップ603)。
【0062】
この登録によって、前回の記録動作が、コピー動作等のローカル記録動作であっても、外部情報処理装置300が要求する記録部200の状態情報の要求に更新され、外部情報処理装置300に、記録部200の適切な状態情報を提供できる。
【0063】
ステップ604では、外部情報処理装置300から印刷データが到来したかどうかを判断し、印刷データが到来すれば、内部USBインタフェースを使用して、上記印刷データを、記録部200へ転送し、記録部200は、受信したデータに基づいて、印刷処理を行う(ステップ605)。
【0064】
印刷データでなければ、記録部200の状態情報の返信要求(USBリバース要求)かどうかを判断し(ステップ606)、記録部200の状態情報の返信要求であれば、図4で説明した記録部200の状態監視処理の方法によって、記録部200の状態情報を周期的に監視し、RAM103に保存、更新してあるデータに基づいて、外部USBインタフェース301を使用して、記録部200の状態情報を、外部情報処理装置300に返信する(ステップ607)。
【0065】
ステップ608では、内部監視用に更新されているRAM103に格納されている記録部200の状態情報に基づいて、記録部200が印刷動作を終了したかどうかを判断し、印刷動作を終了していれば、セマフォの解放、記録タスクの終了や各種パラメータのクリア等の印刷終了処理を行い(ステップ609)、印刷動作を終了する。記録部200が印刷動作を終了していないと判断されれば、ステップ604に戻る。
【0066】
つまり、上記実施例は、画像形成装置500の電源投入時の初期設定時に、画像形成装置500の内部監視に必要な記録部200の状態情報の登録を、本体制御部100がUSBインタフェースを経由し、記録部200に送信する従来の登録とは別に、コピー記録、ファクシミリ受信記録等のローカル記録動作の開始時にも、内部監視に必要な記録部200の状態情報の登録を行うシステムであり、情報処理端末を接続し、ドライバソフトから記録部200の状態情報を登録することによって、電源投入時に画像形成装置500の内部監視用に既に登録してある記録部200の状態情報の項目が上書きされても、その後のローカル記録動作の開始時に、再度内部監視用の記録部200の状態情報の項目のみを登録する。
【0067】
したがって、上記実施例によれば、情報処理端末が必要とし、登録した項目と、画像形成装置500内部監視用に必要とし、登録した項目とが異なることによる記録部200の状態情報の不整合の発生を防止することができ、必要の無い情報まで送られることによる内部USB通信のパフォーマンスの悪化を防止することができる。
【0068】
また、上記実施例において、本体制御部100は、記録部200の状態監視を周期的に行うために、内部USBインタフェースを使用したリバース要求によって、記録部200の状態情報の返信要求を指示し、記録部200は、状態情報の返信要求に応じて既に登録されている状態情報を作成し、本体制御部100に返信し、本体制御部100は、これを受信し、RAMに格納する。本体制御部100では、RAMに格納され、周期的に更新される状態情報を参照し、様々な記録動作の制御を可能にし、さらに、外部情報処理装置300から到来した返信要求を、本体制御部100が受信した場合にも、本体制御部100が、状態情報を格納し、更新している場所(データ)と同じ場所(データ)を参照し、外部情報処理装置300に返信する。
【0069】
したがって、上記実施例によれば、外部情報処理装置300が、記録部200の状態情報を内部監視時と整合性の取れたものを取得することができる。
【0070】
さらに、上記実施例は、本体装置100と記録部200との電源投入時に、記録部200に異常が発生していれば、本体制御部100から記録部200への状態情報の登録を行わずに、記録部200自身で、本体制御部100に必要な記録部200の状態情報の項目を登録する。
【0071】
したがって、上記実施例によれば、記録部200に異常が発生しているために本体制御部100からの状態情報の登録が不能となった場合でも、本体制御部100からの返信要求に対して、記録部200自身で登録した状態情報を返信することによって、記録部200を確実に状態監視することができる。
【0072】
なお、上記実施例を、プログラムの発明として把握することができる。
【0073】
つまり、上記実施例は、本体装置の内部制御を行う本体制御部と、画像データを媒体に印刷する印刷手段を具備する記録部とを接続する内部インタフェース手段と、本体装置と外部情報処理装置とを接続する外部インタフェース手段と、読取手段とを有する画像形成装置に実行させるプログラムであって、上記内部インタフェース手段、上記外部インタフェース手段を介して、データを転送する転送手順と、上記読取手段によって原稿から読み取った画像データを、上記内部インタフェース手段を介して、上記印刷手段に送信する読取画像データ送信手順と、上記外部情報処理装置から、上記外部インタフェース手段が受信した画像データを、上記印刷手段に送信する受信画像データ送信手順と、上記本体制御部が上記記録部の状態情報を取得するために、上記内部インタフェース手段を経由し、状態情報の項目を、上記記録部に登録させる第1の状態情報登録手順と、上記外部情報処理装置から上記記録部の状態情報を取得するために、上記転送手順で上記外部情報処理装置から転送された上記記録部の状態情報を登録させる第2の状態情報登録手順と、上記本体制御部が上記記録部の状態を定期的に取得するために、本体電源投入時と、上記読取画像データ送信手順で画像形成する場合は、画像形成開始時に、必要な上記記録部の状態情報の項目を、上記第1の状態情報登録手順で上記記録部に登録し、上記受信画像データ送信手順で受信画像データを送信する場合は、画像形成開始時に、上記外部情報処理装置から、上記外部インタフェース手段を介して、上記記録部の状態を定期的に取得するために必要な上記記録部の状態情報の登録項目が到来し、これを上記第2の状態情報登録手順で上記記録部に登録する手順とを画像形成装置に実行させるプログラムの例である。
【0074】
また、上記実施例は、上記本体制御部が、上記記録部の状態を取得するために、上記内部インタフェース手段を経由し、状態情報の返信を、上記記録部に要求する第1の返信要求手順と、上記記録部が、上記第1の返信要求手順で上記返信要求に応じて、上記第1の状態情報登録手順または上記第2の状態情報登録手順で登録した上記記録部の状態情報の項目を、上記内部インタフェース手段を経由し、返信する第1の返信手順と、上記本体制御部は、上記第1の返信要求手順で上記記録部に定期的に状態情報の返信要求を送信し、これに応じて、上記第1の状態情報登録手順または上記第2の状態情報登録手順で登録した上記記録部の状態情報の項目を、上記第1の返信手順で返信し、上記本体制御部は、これを受信することによって、上記記録部の状態情報を取得する手順とを画像形成装置に実行させるプログラムの例である。
【0075】
さらに、上記実施例は、上記外部情報処理装置が上記記録部の状態を取得するために、上記外部インタフェース手段を経由して、状態情報の返信を、上記記録部に要求する第2の返信要求手順と、上記第1の返信手順で返信した上記記録部の状態情報を、上記本体制御部内のメモリに格納する格納手順と、上記第2の返信要求手順で要求した上記外部情報処理装置から到来する返信要求に応じて、上記格納手順で格納した上記記録部の状態情報の項目を、上記外部インタフェース手段を経由して、返信する第2の返信手順と、上記第2の返信要求手順で要求した上記外部情報処理装置から到来した返信要求を、上記本体制御部が受信した場合、上記格納手順で格納した上記記録部の状態情報を、上記第2の返信手順で外部情報処理装置に返信することによって、上記外部情報処理装置が、上記記録部の状態情報を取得する手順とを画像形成装置に実行させるプログラムの例である。
【0076】
また、上記実施例は、上記記録部の電源投入時に、上記本体制御部が上記記録部を監視するために必要な上記記録部の状態情報の登録を、上記記録部自らが行う第3の状態情報登録手順と、本体装置の電源投入時に、上記記録部に異常が発生しているかどうかを監視する監視手順と、本体装置と上記記録部との電源投入時に、本体制御部が必要な上記記録部の状態情報の項目を、上記記録部自身が登録し、上記記録部に異常が発生していることを上記監視手順で発見した場合、上記本体制御部から上記記録部への状態情報の登録を、上記第1の状態情報登録手順で行わない手順とを画像形成装置に実行させるプログラムの例である。
【0077】
【発明の効果】
本発明によれば、情報処理端末が必要とし、登録した項目と、画像形成装置の内部監視用に必要とし、登録した項目とが異なることによる記録部の状態情報の不整合の発生を防止することができ、必要の無い情報まで送られることによる内部USB通信のパフォーマンスの悪化を防止することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である画像形成装置500の概略構成を示すブロック図である。
【図2】画像形成装置500の全体を示す斜視図であり、記録紙トレイ1と排紙トレイ2とが装着されている状態を示す図である。
【図3】画像形成装置500におけるCPU101が実行する電源投入処理を示すフローチャートである。
【図4】上記実施例において、本体制御部100が記録部200の状態監視を実行する記録部200の状態監視処理を示すフローチャートである。
【図5】画像形成装置500のコピー動作を示すフローチャートである。
【図6】画像形成装置500の外部情報処理装置300から行う印刷動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
500…画像形成装置、
100…本体制御部、
102…ROM、
111…記録制御部、
121…CPUバス、
123…内部USBインタフェース、
200…記録部、
300…外部情報処理装置、
301…外部USBインタフェース。
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置、その制御方法およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、外部情報処理端末から記録装置(プリンタ)に画像データを記録出力させる場合、外部情報処理端末上で、ドライバソフトを起動し、USB(Universal Serial Bus)インタフェースを介して、記録装置の状態情報を獲得する必要がある。
【0003】
この場合、外部情報処理端末から、USBの論理チャネルであるEndpoint1を使用し、記録部情報登録コマンドを送信し、獲得したい記録部の状態情報の項目を、記録装置に登録し、状態情報を獲得したいタイミングで、外部情報処理端末からUSBの論理チャネルであるEndpoint2を使用したリバース要求(Inトークン)を送信し、これに応じて、記録装置側からEndpoint2を使用し、初期設定時に登録された項目についての情報を返信させ、これによって、外部情報処理端末が、記録装置の状態情報を獲得している。
【0004】
また、上記のような記録装置を搭載し、コンタクトイメージセンサ(CIS)やCCD等によって構成されている読取手段を設けることによって、コピー、PCプリント、ファクシミリ等の複数の機能を実行可能な画像形成装置が知られている。
【0005】
従来の画像形成装置において、本体制御部と記録部とが、USBインタフェースで接続され、上記本体制御部は、外部情報処理端末からの記録出力動作と同様に、上記記録部の状態情報の項目の登録と、リバース要求による状態情報の獲得とを行うことによって、記録部の状態を監視し、適切に制御することができる。
【0006】
上記従来の画像形成装置において、記録部の状態情報の登録と獲得とに関して、上記本体制御部からのみ、上記方法で実行し、外部情報処理端末から、内部の記録部に、直接に状態情報の登録、獲得を行わないようにし、このようにすることによって、外部情報処理端末が要求する記録部の状態情報と、内部監視に必要な状態情報との項目の不整合を防止している。
【0007】
しかし、上記システムを実現するためには、画像形成装置に搭載されている記録装置のオリジナルのプリンタドライバを、大幅に改良し、別のドライバを開発しなければならず、開発コスト、日程の増大という欠点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、画像形成装置に搭載されている記録装置のオリジナルのプリンタドライバをほとんど流用するシステムに変更するためには、以下の問題を解決しなければならない。
【0009】
つまり、情報処理端末上のドライバソフトと、画像形成装置内部の本体制御部との両方から、同じシステムを使用し、記録部の状態情報を登録、獲得するために、情報処理端末を接続し、ドライバソフトから記録部の状態情報を登録する場合、画像形成装置内部監視用に既に登録してある記録部の状態情報の項目が、電源投入時に上書きされ、また、到来したリバース要求が、記録部からのものであるのか、外部情報端末からのものであるかを、記録部が区別できない。
【0010】
したがって、情報処理端末が必要とし、登録した項目と、画像形成装置内部監視用に必要とし、登録した項目とが異なる場合に、リバース要求に応じて返信された記録部の状態情報の整合性がとれないという不具合が生じる。
【0011】
このような不具合を解消するには、プリンタドライバが登録している記録部の状態情報の項目と同じ項目を、内部監視用の項目として登録する方法が考えられる。
【0012】
しかし、この方法では、内部監視用に必要の無い項目まで登録され、記録部から内部監視に、必要の無い情報まで、リバース要求時に送られ、内部USB通信のパフォーマンスを悪化させるという問題が生じる。
【0013】
本発明は、情報処理端末が必要とし、登録した項目と、画像形成装置内部監視用が必要とし、登録した項目とが異なることによる記録部の状態情報の不整合の発生を防止することができ、しかも、必要の無い情報まで送られることによる内部USB通信のパフォーマンスの悪化を防止することができる画像形成装置、その制御方法およびプログラムを提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、画像形成装置の電源投入時の初期設定時に、画像形成装置の内部監視に必要な記録部の状態情報の登録を、本体制御部がUSBインタフェースを経由し、記録部に送信する従来の登録とは別に、コピー記録、ファクシミリ受信記録等のローカル記録動作の開始時にも、内部監視に必要な記録部の状態情報の登録を行うシステムであり、情報処理端末を接続し、ドライバソフトから記録部の状態情報を登録することによって、電源投入時に画像形成装置の内部監視用に既に登録してある記録部の状態情報の項目が上書きされても、その後のローカル記録動作の開始時に、再度内部監視用の記録部の状態情報の項目のみを登録する。
【0015】
【発明の実施の形態および実施例】
図1は、本発明の一実施例である画像形成装置500の概略構成を示すブロック図である。
【0016】
画像形成装置500は、本体制御部100と、記録部200と、外部情報処理装置300とによって構成されている。
【0017】
本体制御部100は、画像記録動作を除く動作、すなわち、画像読取、画像メモリ管理、ユーザ操作等の機能を実行する。
【0018】
記録部200は、インクジェットプリンタによって構成されている記録装置であり、本体制御部100からUSBインタフェースを介して送信された画像データ、時間データ等を受け取り、紙等の記録媒体に印字する。
【0019】
本体制御部100において、CPU101は、システム制御部であり、画像形成装置500の全体を制御する。また、計時手段は、CPU101のクロックに基づいて、時間データを作成している。
【0020】
ROM102は、CPU101が実行する制御プログラムや、組み込みオペレーティングシステム(OS)プログラム等を格納する。上記実施例では、ROM102に格納されている各制御プログラムは、ROM102に格納されている組み込みOSの管理下で、スケジューリングや、タスクスイッチ等のソフトウエア制御を行う。
【0021】
RAM103は、SRAM(static RAM)等で構成され、プログラム制御変数等を格納し、また、オペレータが登録した設定値や画像形成装置500の管理データ等を格納し、各種ワーク用バッファ領域が設けられている。また、上記計時手段によって作成された時間データは、RAM103に格納される。
【0022】
画像メモリ104は、DRAM(dynamic RAM)等で構成され、画像データを蓄積する。データ変換部105は、ページ記述言語(PDL)等の解析や、キャラクタデータのCG(computer graphics)展開等、画像データの変換を行う。
【0023】
読取制御部106は、読取部107が、CISイメージセンサ(密着型イメージセンサ)によって原稿を光学的に読み取り、電気的な画像データに変換した画像信号を、図示しない画像処理制御部を介して、2値化処理や中間調処理等の各種画像処理を施し、高精細な画像データを出力する。なお、上記実施例では、読取制御部106は、原稿を搬送しながら読み取りを行うシート読取制御方式と、原稿台にある原稿をスキャンするブック読取制御方式との両制御方式に対応している。
【0024】
操作表示部108は、数値入力キー、文字入力キー、ワンタッチ電話番号キー、モード設定キー、決定キー、取り消しキー等を備え、ユーザが画像送信相手先データの決定や設定データの登録動作を行うための操作部と、各種キー、LED(発光ダイオード)とLCD(液晶ディスプレイ)等によって構成され、オペレータによる各種入力操作や、画像形成装置500の動作状況、ステータス状況の表示等を行う表示部である。
【0025】
解像度変換処理部109は、画像データのミリ−インチ解像度変換等の解像度変換制御を行う。なお、解像度変換処理部109において、画像データの拡大縮小処理も可能である。符号復号化処理部110は、画像形成装置500で扱う画像データ(MH、MR、MMR、JBIG、JPEG等)を符号復号化処理し、拡大縮小処理を行う。
【0026】
記録制御部111は、図示しない画像処理制御部を介して、印刷される画像データに、スムージング処理や、記録濃度補正処理、色補正等の各種画像処理を施し、高精細な画像データに変換し、USBホスト制御部113に出力する。また、USBホスト制御部113を制御することによって、記録部200の状態情報データを定期的に取得する。
【0027】
USBファンクション制御部112は、USBインタフェースの通信制御を行い、USB通信規格に従って、プロトコル制御を行い、CPU101が実行するUSB制御タスクからのデータを、パケットに変換し、外部の情報処理端末に、USBパケット送信を行い、逆に、外部の情報処理端末からのUSBパケットを、データに変換し、CPU101に送信する。
【0028】
USBホスト制御部113は、USB通信規格で定められたプロトコルで通信を行う為の制御部である。USB通信規格は、双方向のデータ通信を高速に行うことができる規格であり、1台のホスト(マスター)に、複数のハブまたはファンクション(スレーブ)を接続することができる。USBホスト制御部113は、USB通信におけるホストの機能を有する。
【0029】
CPUバス121は、本体制御部100のCPUバスである。信号線122は、本体制御部100と記録部200とを接続し、本体制御部100から記録部200への起動指示や、記録部200からのパワー状態等のやり取りを行う。USBインタフェース123は、本体制御部100と記録部200とを接続し、画像データ、記録部200の状態情報等のやり取りを行う。
【0030】
記録部200において、CPU201は、記録部200内の制御を行い、主に画像記録処理の制御を行う。
【0031】
ROM202は、記録部200内のプログラムコード、初期値データ、テーブルデータ、フォントデータを格納している。
【0032】
USBファンクション制御部203は、USBインタフェースの通信制御を行い、USB通信規格に従って、プロトコル制御を行い、本体制御部100と記録部200との間の内部接続であるUSBインタフェースを介して、データ通信を行う。
【0033】
RAM204は、記録部200内の受信バッファ、ラスタバッファ、プリントバッファ、ワークエリア等からなる。記録ヘッド205は、記録媒体にインクを吐出させる。
【0034】
モータ206は、記録媒体の搬送、記録ヘッド205の移動、記録ヘッド205の吸引回復動作等を行うためのものである。
【0035】
図2は、画像形成装置500の全体を示す斜視図であり、記録紙トレイ1と排紙トレイ2とが装着されている状態を示す図である。
【0036】
記録紙トレイ2は、記録紙を積載するためのものであり、一般にはASFと呼ばれる。排紙トレイ1は、印刷された後に、排出された記録紙を受けるものである。
【0037】
図3は、画像形成装置500におけるCPU101が実行する電源投入処理を示すフローチャートである。
【0038】
画像形成装置500に電源が投入されると、ステップ301では、CPUバス121に接続される周辺回路を初期化する。ステップ302では、信号線122を介して、CPUバス121が記録部200を起動する(ハード電源オン、ソフトパワーオン)。記録部200は、起動時の初期化処理中に本体制御部100が必要とする状態情報の項目を、初期値として登録する。ステップ303では、記録部200の起動が完了したかどうかを、信号線122を介して、監視し、起動が完了したら、ステップ304へ移行する。
【0039】
ステップ304では、CPU101は、USBインタフェース123を使用し、USBホスト制御部113が検出した記録部200の装置構成を取得し、さらには、記録部200を使用可能にするための装置構成決定の命令(Set Configuration命令)を、記録部200に送信する。ステップ305では、画像形成装置500の全体の装置構成を生成する。
【0040】
ステップ306では、画像形成装置500と外部情報処理装置300との通信を許可するために、USBファンクション制御部112を、通信有効の状態に移行させる。ここまでのステップで、画像形成装置500の全体の初期化が終了し、待機状態としてイベント待ちの状態になる。
【0041】
ステップ307では、画像形成装置500が外部情報処理装置300に接続されたか否かを判断する。画像形成装置500が外部情報処理装置300に接続されれば、処理はステップ308へ移行し、画像形成装置500が外部情報処理装置300に接続されていなければ、ステップ307の判断を繰り返す。USBファンクション制御部112のUSBインタフェースが、外部情報処理装置300との接続を検出する。
【0042】
ステップ308では、画像形成装置500が接続されている外部情報処理装置300から、装置構成の取得命令(Get Device Descriptor命令、Get Configuration Descriptor命令、Get String Descriptor命令、Get Device ID命令等)を受信したか否かを判断する。装置構成の取得命令を受信していれば、処理はステップ309へ移行し、装置構成の取得命令を受信していなければ、ステップ308の判断を繰り返す。
【0043】
ステップ309では、CPU101は、ステップ305で生成した画像形成装置500の全体の装置構成を示すデータを、外部情報処理装置300に通知する。ステップ310では、画像形成装置500が外部情報処理装置300から、装置構成決定の命令(Set Configuration命令)を受信したか否かを判断する。装置構成決定の命令を受信していれば、処理はステップ311へ移行し、装置構成決定の命令を受信していなければ、ステップ310を繰り返す。ステップ311において、画像形成装置500は、その装置構成(Configuration)を使用可能にし、印刷データの受信待ち状態へ移行する。
【0044】
ステップ312では、記録部200に異常が発生しているかどうかを調べ、記録部200に異常が発生していなければ、本体制御部100から内部USBインタフェース123を使用し、状態情報の項目を記録部200に登録し(ステップ313)、待機状態に移行する。記録部200にインク無し、トナー無し、記録紙無し、記録紙ジャム等の異常が発生し、記録部200がデータを受け付けない場合は、記録部200の状態情報の項目を登録せず、記録部200に異常が発生した旨の警告を、操作表示部108に表示し、USBファンクション制御部112も、外部情報処理装置300に対し、印刷データを受信する準備が整っていない状態が設定されている等のエラー処理を行う(ステップ314)。
【0045】
この場合、記録部200自身が、登録した状態情報の項目を、返信要求に対して、返信することによって、本体制御部100における記録部200の監視を行う。本体制御部100から記録部200への状態情報の項目の登録(ステップ313)は、必ずしも行う必要はなく、記録部200自身で登録した状態情報の登録項目を使用し、記録部200を監視するようにしてもよい。
【0046】
図4は、上記実施例において、本体制御部100が記録部200の状態監視を実行する記録部200の状態監視処理を示すフローチャートである。
【0047】
本体制御部100は、一定間隔で周期的に記録部200を監視するために、ステップ401では、一定時間経過したかどうかを判断する。ちなみに、本実施例では、基本的に500msec周期で監視している。一定時間経過したら、本体制御部100は、内部USBインタフェース123を使用したリバース要求による記録部200の状態情報の獲得要求を、記録部200に送信する(ステップ402)。
【0048】
記録部200では、上記記録部200の状態情報の獲得要求を受信すると、予め登録してある状態情報を作成し、内部USBインタフェース123を使用し、本体制御部100へ返信する(ステップ403)。本体制御部100は、記録部200から返信された記録部200の状態情報を受信するまで待ち(ステップ404)、受信したら、本体制御部100中のRAM103の所定の場所に書き込む(データ更新する)(ステップ405)。
【0049】
RAM103に格納されている更新された情報を参照し、記録部200にエラーが発生しているかどうかを判断し(ステップ406)、記録部200にエラーが発生していれば、操作表示部108への警告表示等、エラー処理を行い(ステップ407)、その後に、先頭に戻る。記録部200にエラーが発生していなければ、先頭に戻る。
【0050】
次に、画像形成装置500のコピー動作について説明する。
【0051】
図5は、画像形成装置500のコピー動作を示すフローチャートである。
【0052】
ユーザがコピー動作の開始を操作すると、セマフォの獲得や読取タスク、記録タスク等のコピー動作に必要な様々な初期設定を行う(ステップ501)。次に、本体制御部100から記録部200へ、内部USBインタフェース123を使用し、記録部200の状態情報の要求項目を登録する(ステップ502)。記録部200の状態情報の要求項目を登録することによって、前回の記録動作が、外部処理装置からの印刷動作であれば、記録部200に登録されていた状態情報の要求項目が更新され、コピー動作中に必要な内部監視用の記録部200の状態情報を適切に獲得することができる。
【0053】
ステップ503では、図4を使用して説明した記録部200の状態監視処理の方法によって、記録部200の状態情報を周期的に監視し、RAM103に保存し、更新し、これを参照して、記録動作が可能状態であるかどうかを判断する。記録動作可能状態ではないと判断されると、操作表示部108でのエラー表示処理や、セマフォの解放、記録タスクの終了や各種パラメータのクリア等のエラー終了処理を行い(ステップ512)、コピー動作を終了する。
【0054】
記録動作が可能であると判断されると、読取制御部106が読取動作を開始させる(ステップ504)。ステップ504においてデータ変換部105が読み取った画像データを、ステップ505では、記録部200が印刷可能なプリントデータへ変換する等を行う。
【0055】
ステップ506では、ステップ505で作成したプリントデータを、内部USBインタフェースを介して、記録部200に送信する。ステップ507では、ステップ506で送信されたプリントデータを、内部USBインタフェースを介して、記録部200が受信し、ASF(記録紙トレイ2)から供給された記録紙に印刷処理を行う。
【0056】
ステップ508では、図4を使用して説明した記録部200の状態監視処理の方法によって、記録部200の状態情報を周期的に監視し、RAM103に保存、更新してあるデータを参照し、印刷処理中にエラーが発生したかどうかを監視し、記録紙無しやインク無しや記録紙ジャム等のリカバリ可能なエラーが発生した場合、エラーからの復帰を促す表示や、キーの受付等のエラー処理を行い(ステップ509)、エラーから復帰すると、ステップ510に移行する。
【0057】
ステップ510では、全頁分のコピー動作が終了したかどうかを判断し、全頁分のコピー動作が終了していれば、セマフォの解放、記録タスクの終了や各種パラメータのクリア等の正常終了処理を行い(ステップ511)、終了する。全頁分のコピー動作が終了していなければ、ステップ503に戻る。
【0058】
次に、画像形成装置500の外部情報処理装置300から行う印刷動作について説明する。
【0059】
図6は、画像形成装置500の外部情報処理装置300から行う印刷動作を示すフローチャートである。
【0060】
外部情報処理装置300上のドライバソフトからの印刷指示に基づいて、外部USBインタフェース301を介して、データが到来したかどうかを監視(ステップ601)し、上記印刷指示が到来すれば、セマフォの獲得や記録タスク等の印刷動作に必要な様々な初期設定を行う(ステップ602)。
【0061】
次に、外部情報処理装置300から到来した記録部200の状態監視要求指示データを、本体制御部100から内部USBインタフェース123を介して、記録部200へ転送し、記録部200では、上記記録部200の状態監視要求指示データを受信すると、記録部200の状態情報を登録する(ステップ603)。
【0062】
この登録によって、前回の記録動作が、コピー動作等のローカル記録動作であっても、外部情報処理装置300が要求する記録部200の状態情報の要求に更新され、外部情報処理装置300に、記録部200の適切な状態情報を提供できる。
【0063】
ステップ604では、外部情報処理装置300から印刷データが到来したかどうかを判断し、印刷データが到来すれば、内部USBインタフェースを使用して、上記印刷データを、記録部200へ転送し、記録部200は、受信したデータに基づいて、印刷処理を行う(ステップ605)。
【0064】
印刷データでなければ、記録部200の状態情報の返信要求(USBリバース要求)かどうかを判断し(ステップ606)、記録部200の状態情報の返信要求であれば、図4で説明した記録部200の状態監視処理の方法によって、記録部200の状態情報を周期的に監視し、RAM103に保存、更新してあるデータに基づいて、外部USBインタフェース301を使用して、記録部200の状態情報を、外部情報処理装置300に返信する(ステップ607)。
【0065】
ステップ608では、内部監視用に更新されているRAM103に格納されている記録部200の状態情報に基づいて、記録部200が印刷動作を終了したかどうかを判断し、印刷動作を終了していれば、セマフォの解放、記録タスクの終了や各種パラメータのクリア等の印刷終了処理を行い(ステップ609)、印刷動作を終了する。記録部200が印刷動作を終了していないと判断されれば、ステップ604に戻る。
【0066】
つまり、上記実施例は、画像形成装置500の電源投入時の初期設定時に、画像形成装置500の内部監視に必要な記録部200の状態情報の登録を、本体制御部100がUSBインタフェースを経由し、記録部200に送信する従来の登録とは別に、コピー記録、ファクシミリ受信記録等のローカル記録動作の開始時にも、内部監視に必要な記録部200の状態情報の登録を行うシステムであり、情報処理端末を接続し、ドライバソフトから記録部200の状態情報を登録することによって、電源投入時に画像形成装置500の内部監視用に既に登録してある記録部200の状態情報の項目が上書きされても、その後のローカル記録動作の開始時に、再度内部監視用の記録部200の状態情報の項目のみを登録する。
【0067】
したがって、上記実施例によれば、情報処理端末が必要とし、登録した項目と、画像形成装置500内部監視用に必要とし、登録した項目とが異なることによる記録部200の状態情報の不整合の発生を防止することができ、必要の無い情報まで送られることによる内部USB通信のパフォーマンスの悪化を防止することができる。
【0068】
また、上記実施例において、本体制御部100は、記録部200の状態監視を周期的に行うために、内部USBインタフェースを使用したリバース要求によって、記録部200の状態情報の返信要求を指示し、記録部200は、状態情報の返信要求に応じて既に登録されている状態情報を作成し、本体制御部100に返信し、本体制御部100は、これを受信し、RAMに格納する。本体制御部100では、RAMに格納され、周期的に更新される状態情報を参照し、様々な記録動作の制御を可能にし、さらに、外部情報処理装置300から到来した返信要求を、本体制御部100が受信した場合にも、本体制御部100が、状態情報を格納し、更新している場所(データ)と同じ場所(データ)を参照し、外部情報処理装置300に返信する。
【0069】
したがって、上記実施例によれば、外部情報処理装置300が、記録部200の状態情報を内部監視時と整合性の取れたものを取得することができる。
【0070】
さらに、上記実施例は、本体装置100と記録部200との電源投入時に、記録部200に異常が発生していれば、本体制御部100から記録部200への状態情報の登録を行わずに、記録部200自身で、本体制御部100に必要な記録部200の状態情報の項目を登録する。
【0071】
したがって、上記実施例によれば、記録部200に異常が発生しているために本体制御部100からの状態情報の登録が不能となった場合でも、本体制御部100からの返信要求に対して、記録部200自身で登録した状態情報を返信することによって、記録部200を確実に状態監視することができる。
【0072】
なお、上記実施例を、プログラムの発明として把握することができる。
【0073】
つまり、上記実施例は、本体装置の内部制御を行う本体制御部と、画像データを媒体に印刷する印刷手段を具備する記録部とを接続する内部インタフェース手段と、本体装置と外部情報処理装置とを接続する外部インタフェース手段と、読取手段とを有する画像形成装置に実行させるプログラムであって、上記内部インタフェース手段、上記外部インタフェース手段を介して、データを転送する転送手順と、上記読取手段によって原稿から読み取った画像データを、上記内部インタフェース手段を介して、上記印刷手段に送信する読取画像データ送信手順と、上記外部情報処理装置から、上記外部インタフェース手段が受信した画像データを、上記印刷手段に送信する受信画像データ送信手順と、上記本体制御部が上記記録部の状態情報を取得するために、上記内部インタフェース手段を経由し、状態情報の項目を、上記記録部に登録させる第1の状態情報登録手順と、上記外部情報処理装置から上記記録部の状態情報を取得するために、上記転送手順で上記外部情報処理装置から転送された上記記録部の状態情報を登録させる第2の状態情報登録手順と、上記本体制御部が上記記録部の状態を定期的に取得するために、本体電源投入時と、上記読取画像データ送信手順で画像形成する場合は、画像形成開始時に、必要な上記記録部の状態情報の項目を、上記第1の状態情報登録手順で上記記録部に登録し、上記受信画像データ送信手順で受信画像データを送信する場合は、画像形成開始時に、上記外部情報処理装置から、上記外部インタフェース手段を介して、上記記録部の状態を定期的に取得するために必要な上記記録部の状態情報の登録項目が到来し、これを上記第2の状態情報登録手順で上記記録部に登録する手順とを画像形成装置に実行させるプログラムの例である。
【0074】
また、上記実施例は、上記本体制御部が、上記記録部の状態を取得するために、上記内部インタフェース手段を経由し、状態情報の返信を、上記記録部に要求する第1の返信要求手順と、上記記録部が、上記第1の返信要求手順で上記返信要求に応じて、上記第1の状態情報登録手順または上記第2の状態情報登録手順で登録した上記記録部の状態情報の項目を、上記内部インタフェース手段を経由し、返信する第1の返信手順と、上記本体制御部は、上記第1の返信要求手順で上記記録部に定期的に状態情報の返信要求を送信し、これに応じて、上記第1の状態情報登録手順または上記第2の状態情報登録手順で登録した上記記録部の状態情報の項目を、上記第1の返信手順で返信し、上記本体制御部は、これを受信することによって、上記記録部の状態情報を取得する手順とを画像形成装置に実行させるプログラムの例である。
【0075】
さらに、上記実施例は、上記外部情報処理装置が上記記録部の状態を取得するために、上記外部インタフェース手段を経由して、状態情報の返信を、上記記録部に要求する第2の返信要求手順と、上記第1の返信手順で返信した上記記録部の状態情報を、上記本体制御部内のメモリに格納する格納手順と、上記第2の返信要求手順で要求した上記外部情報処理装置から到来する返信要求に応じて、上記格納手順で格納した上記記録部の状態情報の項目を、上記外部インタフェース手段を経由して、返信する第2の返信手順と、上記第2の返信要求手順で要求した上記外部情報処理装置から到来した返信要求を、上記本体制御部が受信した場合、上記格納手順で格納した上記記録部の状態情報を、上記第2の返信手順で外部情報処理装置に返信することによって、上記外部情報処理装置が、上記記録部の状態情報を取得する手順とを画像形成装置に実行させるプログラムの例である。
【0076】
また、上記実施例は、上記記録部の電源投入時に、上記本体制御部が上記記録部を監視するために必要な上記記録部の状態情報の登録を、上記記録部自らが行う第3の状態情報登録手順と、本体装置の電源投入時に、上記記録部に異常が発生しているかどうかを監視する監視手順と、本体装置と上記記録部との電源投入時に、本体制御部が必要な上記記録部の状態情報の項目を、上記記録部自身が登録し、上記記録部に異常が発生していることを上記監視手順で発見した場合、上記本体制御部から上記記録部への状態情報の登録を、上記第1の状態情報登録手順で行わない手順とを画像形成装置に実行させるプログラムの例である。
【0077】
【発明の効果】
本発明によれば、情報処理端末が必要とし、登録した項目と、画像形成装置の内部監視用に必要とし、登録した項目とが異なることによる記録部の状態情報の不整合の発生を防止することができ、必要の無い情報まで送られることによる内部USB通信のパフォーマンスの悪化を防止することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である画像形成装置500の概略構成を示すブロック図である。
【図2】画像形成装置500の全体を示す斜視図であり、記録紙トレイ1と排紙トレイ2とが装着されている状態を示す図である。
【図3】画像形成装置500におけるCPU101が実行する電源投入処理を示すフローチャートである。
【図4】上記実施例において、本体制御部100が記録部200の状態監視を実行する記録部200の状態監視処理を示すフローチャートである。
【図5】画像形成装置500のコピー動作を示すフローチャートである。
【図6】画像形成装置500の外部情報処理装置300から行う印刷動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
500…画像形成装置、
100…本体制御部、
102…ROM、
111…記録制御部、
121…CPUバス、
123…内部USBインタフェース、
200…記録部、
300…外部情報処理装置、
301…外部USBインタフェース。
Claims (12)
- 本体装置の内部制御を行う本体制御部と、画像データを媒体に印刷する印刷手段を具備する記録部とを接続する内部インタフェース手段と;
本体装置と外部情報処理装置とを接続する外部インタフェース手段と;
上記内部インタフェース手段、上記外部インタフェース手段を介して、データを転送する転送手段と;
読取手段を有し、上記読取手段によって原稿から読み取った画像データを、上記内部インタフェース手段を介して、上記印刷手段に送信する読取画像データ送信手段と;
上記外部情報処理装置から、上記外部インタフェース手段が受信した画像データを、上記印刷手段に送信する受信画像データ送信手段と;
上記本体制御部が上記記録部の状態情報を取得するために、上記内部インタフェース手段を経由し、状態情報の項目を、上記記録部に登録させる第1の状態情報登録手段と;
上記外部情報処理装置から上記記録部の状態情報を取得するために、上記転送手段によって上記外部情報処理装置から転送された上記記録部の状態情報を登録させる第2の状態情報登録手段と;
を有し、上記本体制御部が上記記録部の状態を定期的に取得するために、本体電源投入時と、上記読取画像データ送信手段が画像形成する場合は、画像形成開始時に、必要な上記記録部の状態情報の項目を、上記第1の状態情報登録手段が上記記録部に登録し、上記受信画像データ送信手段が受信画像データを送信する場合は、画像形成開始時に、上記外部情報処理装置から、上記外部インタフェース手段を介して、上記記録部の状態を定期的に取得するために必要な上記記録部の状態情報の登録項目が到来し、これを上記第2の状態情報登録手段が上記記録部に登録することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1において、
上記本体制御部が、上記記録部の状態を取得するために、上記内部インタフェース手段を経由し、状態情報の返信を、上記記録部に要求する第1の返信要求手段と;
上記記録部が、上記第1の返信要求手段による上記返信要求に応じて、上記第1の状態情報登録手段または上記第2の状態情報登録手段が登録した上記記録部の状態情報の項目を、上記内部インタフェース手段を経由し、返信する第1の返信手段と;
を有し、上記本体制御部は、上記第1の返信要求手段が、上記記録部に定期的に状態情報の返信要求を送信し、これに応じて、上記第1の状態情報登録手段または上記第2の状態情報登録手段が登録した上記記録部の状態情報の項目を、上記第1の返信手段が返信し、上記本体制御部は、これを受信することによって、上記記録部の状態情報を取得することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項2において、
上記外部情報処理装置が上記記録部の状態を取得するために、上記外部インタフェース手段を経由して、状態情報の返信を、上記記録部に要求する第2の返信要求手段と;
上記第1の返信手段が返信した上記記録部の状態情報を、上記本体制御部内のメモリに格納する格納手段と;
上記第2の返信要求手段が要求した上記外部情報処理装置から到来する返信要求に応じて、上記格納手段が格納した上記記録部の状態情報の項目を、上記外部インタフェース手段を経由して、返信する第2の返信手段と;
を有し、上記第2の返信要求手段が要求した上記外部情報処理装置から到来した返信要求を、上記本体制御部が受信した場合、上記格納手段が格納した上記記録部の状態情報を、上記第2の返信手段が外部情報処理装置に返信することによって、上記外部情報処理装置が、上記記録部の状態情報を取得することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1において、
上記記録部の電源投入時に、上記本体制御部が上記記録部を監視するために必要な上記記録部の状態情報の登録を、上記記録部自らが行う第3の状態情報登録手段と;
本体装置の電源投入時に、上記記録部に異常が発生しているかどうかを監視する監視手段と;
を有し、本体装置と上記記録部との電源投入時に、本体制御部が必要な上記記録部の状態情報の項目を、上記記録部自身が登録し、上記記録部に異常が発生していることを上記監視手段が発見した場合、上記本体制御部から上記記録部への状態情報の登録を、上記第1の状態情報登録手段が行わないことを特徴とする画像形成装置。 - 本体装置の内部制御を行う本体制御部と、画像データを媒体に印刷する印刷手段を具備する記録部とを接続する内部インタフェース手段と、本体装置と外部情報処理装置とを接続する外部インタフェース手段と、読取手段とを有する画像形成装置の制御方法において、
上記内部インタフェース手段、上記外部インタフェース手段を介して、データを転送する転送段階と;
上記読取手段によって原稿から読み取った画像データを、上記内部インタフェース手段を介して、上記印刷手段に送信する読取画像データ送信段階と;
上記外部情報処理装置から、上記外部インタフェース手段が受信した画像データを、上記印刷手段に送信する受信画像データ送信段階と;
上記本体制御部が上記記録部の状態情報を取得するために、上記内部インタフェース手段を経由し、状態情報の項目を、上記記録部に登録させる第1の状態情報登録段階と;
上記外部情報処理装置から上記記録部の状態情報を取得するために、上記転送段階で上記外部情報処理装置から転送された上記記録部の状態情報を登録させる第2の状態情報登録段階と;
を有し、上記本体制御部が上記記録部の状態を定期的に取得するために、本体電源投入時と、上記読取画像データ送信段階で画像形成する場合は、画像形成開始時に、必要な上記記録部の状態情報の項目を、上記第1の状態情報登録段階で上記記録部に登録し、上記受信画像データ送信段階で受信画像データを送信する場合は、画像形成開始時に、上記外部情報処理装置から、上記外部インタフェース手段を介して、上記記録部の状態を定期的に取得するために必要な上記記録部の状態情報の登録項目が到来し、これを上記第2の状態情報登録段階で上記記録部に登録することを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - 請求項5において、
上記本体制御部が、上記記録部の状態を取得するために、上記内部インタフェース手段を経由し、状態情報の返信を、上記記録部に要求する第1の返信要求段階と;
上記記録部が、上記第1の返信要求段階で上記返信要求に応じて、上記第1の状態情報登録段階または上記第2の状態情報登録段階で登録した上記記録部の状態情報の項目を、上記内部インタフェース手段を経由し、返信する第1の返信段階と;
を有し、上記本体制御部は、上記第1の返信要求段階で上記記録部に定期的に状態情報の返信要求を送信し、これに応じて、上記第1の状態情報登録段階または上記第2の状態情報登録段階で登録した上記記録部の状態情報の項目を、上記第1の返信段階で返信し、上記本体制御部は、これを受信することによって、上記記録部の状態情報を取得することを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - 請求項6において、
上記外部情報処理装置が上記記録部の状態を取得するために、上記外部インタフェース手段を経由して、状態情報の返信を、上記記録部に要求する第2の返信要求段階と;
上記第1の返信段階で返信した上記記録部の状態情報を、上記本体制御部内のメモリに格納する格納段階と;
上記第2の返信要求段階で要求した上記外部情報処理装置から到来する返信要求に応じて、上記格納段階で格納した上記記録部の状態情報の項目を、上記外部インタフェース手段を経由して、返信する第2の返信段階と;
を有し、上記第2の返信要求段階で要求した上記外部情報処理装置から到来した返信要求を、上記本体制御部が受信した場合、上記格納段階で格納した上記記録部の状態情報を、上記第2の返信段階で外部情報処理装置に返信することによって、上記外部情報処理装置が、上記記録部の状態情報を取得することを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - 請求項5において、
上記記録部の電源投入時に、上記本体制御部が上記記録部を監視するために必要な上記記録部の状態情報の登録を、上記記録部自らが行う第3の状態情報登録段階と;
本体装置の電源投入時に、上記記録部に異常が発生しているかどうかを監視する監視段階と;
を有し、本体装置と上記記録部との電源投入時に、本体制御部が必要な上記記録部の状態情報の項目を、上記記録部自身が登録し、上記記録部に異常が発生していることを上記監視段階で発見した場合、上記本体制御部から上記記録部への状態情報の登録を、上記第1の状態情報登録段階で行わないことを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - 本体装置の内部制御を行う本体制御部と、画像データを媒体に印刷する印刷手段を具備する記録部とを接続する内部インタフェース手段と、本体装置と外部情報処理装置とを接続する外部インタフェース手段と、読取手段とを有する画像形成装置に実行させるプログラムにおいて、
上記内部インタフェース手段、上記外部インタフェース手段を介して、データを転送する転送手順と;
上記読取手段によって原稿から読み取った画像データを、上記内部インタフェース手段を介して、上記印刷手段に送信する読取画像データ送信手順と;
上記外部情報処理装置から、上記外部インタフェース手段が受信した画像データを、上記印刷手段に送信する受信画像データ送信手順と;
上記本体制御部が上記記録部の状態情報を取得するために、上記内部インタフェース手段を経由し、状態情報の項目を、上記記録部に登録させる第1の状態情報登録手順と;
上記外部情報処理装置から上記記録部の状態情報を取得するために、上記転送手順で上記外部情報処理装置から転送された上記記録部の状態情報を登録させる第2の状態情報登録手順と;
上記本体制御部が上記記録部の状態を定期的に取得するために、本体電源投入時と、上記読取画像データ送信手順で画像形成する場合は、画像形成開始時に、必要な上記記録部の状態情報の項目を、上記第1の状態情報登録手順で上記記録部に登録し、上記受信画像データ送信手順で受信画像データを送信する場合は、画像形成開始時に、上記外部情報処理装置から、上記外部インタフェース手段を介して、上記記録部の状態を定期的に取得するために必要な上記記録部の状態情報の登録項目が到来し、これを上記第2の状態情報登録手順で上記記録部に登録する手順と;
を画像形成装置に実行させるプログラム。 - 請求項9において、
上記本体制御部が、上記記録部の状態を取得するために、上記内部インタフェース手段を経由し、状態情報の返信を、上記記録部に要求する第1の返信要求手順と;
上記記録部が、上記第1の返信要求手順で上記返信要求に応じて、上記第1の状態情報登録手順または上記第2の状態情報登録手順で登録した上記記録部の状態情報の項目を、上記内部インタフェース手段を経由し、返信する第1の返信手順と;
上記本体制御部は、上記第1の返信要求手順で上記記録部に定期的に状態情報の返信要求を送信し、これに応じて、上記第1の状態情報登録手順または上記第2の状態情報登録手順で登録した上記記録部の状態情報の項目を、上記第1の返信手順で返信し、上記本体制御部は、これを受信することによって、上記記録部の状態情報を取得する手順と;
を画像形成装置に実行させるプログラム。 - 請求項10において、
上記外部情報処理装置が上記記録部の状態を取得するために、上記外部インタフェース手段を経由して、状態情報の返信を、上記記録部に要求する第2の返信要求手順と;
上記第1の返信手順で返信した上記記録部の状態情報を、上記本体制御部内のメモリに格納する格納手順と;
上記第2の返信要求手順で要求した上記外部情報処理装置から到来する返信要求に応じて、上記格納手順で格納した上記記録部の状態情報の項目を、上記外部インタフェース手段を経由して、返信する第2の返信手順と;
上記第2の返信要求手順で要求した上記外部情報処理装置から到来した返信要求を、上記本体制御部が受信した場合、上記格納手順で格納した上記記録部の状態情報を、上記第2の返信手順で外部情報処理装置に返信することによって、上記外部情報処理装置が、上記記録部の状態情報を取得する手順と;
を画像形成装置に実行させるプログラム。 - 請求項9において、
上記記録部の電源投入時に、上記本体制御部が上記記録部を監視するために必要な上記記録部の状態情報の登録を、上記記録部自らが行う第3の状態情報登録手順と;
本体装置の電源投入時に、上記記録部に異常が発生しているかどうかを監視する監視手順と;
本体装置と上記記録部との電源投入時に、本体制御部が必要な上記記録部の状態情報の項目を、上記記録部自身が登録し、上記記録部に異常が発生していることを上記監視手順で発見した場合、上記本体制御部から上記記録部への状態情報の登録を、上記第1の状態情報登録手順で行わない手順と;
を画像形成装置に実行させるプログラム。
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