JP2004247946A - デジタルカメラおよびデジタルカメラにおける欠陥画素補正方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】感度の異なる主画素と副画素とを有する複数の画素を備え、入射した被写体光を受光して電気信号に変換するCCD132と、画素の主画素もしくは副画素に欠陥がある場合に、CCD132にて受光した画像の光量に応じて欠陥画素の画素値の補正処理を行なう画素信号生成部150と、を設ける。そして、主画素の欠陥の場合には、副画素の画素値を補正処理データの一部として用いて欠陥主画素の画素値を補正し、副画素の欠陥の場合には、主画素の画素値を補正処理データの一部として用いて欠陥副画素の画素値を補正する。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、被写体を固体撮像素子上に結像させてその被写体を表す画像信号を取り込む撮影を行なうデジタルカメラおよびデジタルカメラにおける欠陥画素補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、被写体を固体撮像素子上に結像させてその被写体を表す画像信号を取り込む撮影を行なう、所謂デジタルカメラが広く普及しており、その固体撮像素子(以下、単に『撮像素子』と記述する。)としては、例えば、CCD(即ち、Charge Coupled Device)型撮像素子、CMOS(即ち、Complementary Metal Oxide Semiconductor)型撮像素子、等が用いられている。撮像素子には多数の画素が配列されており、当該撮像素子は半導体基板上に多数のフォトダイオード等の感光素子を形成することにより製造される。ここで、撮像素子の製造にあたり、半導体基板に不純物が混入する等の原因により局所的に画素値の取り込みが不能な欠陥画素が発生する場合がある。
【0003】
このような欠陥画素を有する撮像素子を救済するために、欠陥画素に隣接した複数の画素からの合成信号に基づいてその欠陥画素の画素値を補正する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、ルックアップテーブル記憶部に記憶された、正常な画素の出力に対応して算出された補正データに基づいて、欠陥画素の画素値を補正する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−130514号公報(段落番号0015−段落番号0020、第1図)
【特許文献2】
特開平6−334922号公報(段落番号0021−段落番号0025、第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1や特許文献2に記載された技術は、撮像素子の、欠陥画素と物理的に異なる場所に形成された周辺部における画素の画素値に基づいて、欠陥画素の画素値を補正するものである。具体的には、撮像素子が、所謂単板式CCDである場合、画素毎に色成分が異なっており(例えば、R,G,B,Gの様に、R,G,B成分が交互に配置されている)、欠陥画素の画素値を補正する場合、同じ色成分の画素の上方で補正する必要がある。このため、欠陥画素とは物理的に異なる場所に形成された画素の画素値を得るためには、欠陥画素に隣接した画素の画素値ではなく、更に離れた場所に位置する画素の画素値で補正する必要がある。このため、欠陥画素の画素値を精度よく補正することは困難である。
【0007】
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、欠陥画素の補正を精度良く且つ的確に行なえ、補正処理時における演算回数を軽減することが可能なデジタルカメラおよびデジタルカメラにおける欠陥画素補正方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するため、本発明のデジタルカメラは、請求項1に記載したように、
感度の異なる主画素と副画素とを有する複数の画素を備え、入射した被写体光を受光して電気信号に変換する撮像素子と、
前記画素の主画素もしくは副画素に欠陥がある場合に、前記撮像素子にて受光した画像の光量に応じて欠陥画素の画素値の補正処理を行なう画素信号生成部と、
を具備することを特徴としている。
【0009】
請求項1に記載の発明のデジタルカメラによれば、画像の光量に応じて欠陥画素の画素値の補正処理を行なうので、欠陥画素の補正を極めて良好且つ的確に行なうことができ、また、補正処理時における演算回数を軽減することができ、更には、ダイナミックレンジを拡大するような処理を行なう場合に、精度の高い補正を行なうことができる。
【0010】
また、本発明のデジタルカメラは、請求項2に記載したように、前記主画素は前記副画素に対して感度が高くされ、前記画素信号生成部は、前記撮像素子にて受光した画像の光量が低い低輝度領域の場合に、欠陥主画素の周囲の他の主画素の画素値を用いて欠陥主画素の画素値の補正を行なうことを特徴としている。
【0011】
請求項2に記載の発明のデジタルカメラによれば、副画素の画素値が有効でない低輝度領域においては、副画素の画素値を用いずに周囲の主画素の画素値を用いて欠陥主画素の画素値の補正を的確に行なうことができる。
【0012】
また、本発明のデジタルカメラは、請求項3に記載したように、前記画素信号生成部は、前記低輝度領域の場合に、欠陥副画素の画素値をゼロとすることを特徴としている。
【0013】
請求項3に記載の発明のデジタルカメラによれば、副画素の画素値が有効でない低輝度領域においては、欠陥副画素の画素値をゼロとするので、処理の簡略化を図ることができる。
【0014】
また、本発明のデジタルカメラは、請求項4に記載したように、前記画素信号生成部は、前記撮像素子にて受光した画像の光量が、前記副画素により有効な画素値が出力可能な程度の中輝度領域の場合に、欠陥主画素とともに画素を構成する副画素の画素値と、欠陥主画素の周囲の他の画素を構成する主画素および副画素の画素値とを用いて欠陥主画素の画素値の補正を行なうことを特徴としている。
【0015】
請求項4に記載の発明のデジタルカメラによれば、光量が中輝度領域の場合は、欠陥主画素の補正処理を、欠陥主画素とともに画素を構成する副画素の画素値と、周囲の画素の主画素および副画素の画素値とを用いるので、極めて的確且つ高精度な補正処理を行なうことができる。
【0016】
また、本発明のデジタルカメラは、請求項5に記載したように、前記画素信号生成部は、前記中輝度領域の場合に、欠陥副画素の周囲の他の画素を構成する主画素および副画素の画素値を用いて欠陥副画素の画素値の補正を行なうことを特徴としている。
【0017】
請求項5に記載の発明のデジタルカメラによれば、光量が中輝度領域の場合は、欠陥副画素の周囲の他の画素を構成する主画素および副画素の画素値を用いて欠陥副画素の画素値の補正を行なうので、欠陥副画素の画素値を極めて的確且つ高精度に補正することができる。
【0018】
また、本発明のデジタルカメラは、請求項6に記載したように、前記画素信号生成部は、前記撮像素子にて受光した画像の光量が高い高輝度領域の場合に、欠陥主画素の周囲の他の画素を構成する主画素および副画素の画素値を用いて欠陥主画素の画素値の補正を行なうことを特徴としている。
【0019】
請求項6に記載の発明のデジタルカメラによれば、光量が高輝度領域の場合に、欠陥主画素の周囲の他の画素を構成する主画素および副画素の画素値とを用いて欠陥主画素の画素値の補正を行なうので、欠陥主画素の画素値を極めて的確且つ高精度に補正することができる。
【0020】
また、本発明のデジタルカメラは、請求項7に記載したように、前記画素信号生成部は、前記高輝度領域の場合に、欠陥副画素の周囲の他の副画素の画素値を用いて欠陥副画素の画素値の補正を行なうことを特徴としている。
【0021】
請求項7に記載の発明のデジタルカメラによれば、光量が高輝度領域の場合に、欠陥副画素の周囲の他の副画素の画素値を用いて欠陥副画素の画素値の補正を行なうので、欠陥副画素の画素値を確実に補正することができる。
【0022】
また、本発明のデジタルカメラは、請求項8に記載したように、欠陥画素と、この欠陥画素に対して縦横に位置する画素もしくは斜めに位置する画素のいずれの相関が高いかを判定する相関判定部を備え、前記画素信号生成部は、前記相関判定部が判定した相関の高い画素に基づいて前記欠陥画素の画素値を補正することを特徴としている。
【0023】
請求項8に記載の発明のデジタルカメラによれば、相関判定部によって判定した欠陥画素と相関の高い画素に基づいて補正を行なうので、欠陥画素を円滑且つ的確に補正することができる。
【0024】
また、前述した目的を達成するため、本発明のデジタルカメラにおける欠陥画素補正方法は、請求項9に記載したように、
感度の異なる主画素と副画素とを有する複数の画素によって入射した被写体光を受光して電気信号からなる画素値に変換する変換ステップと、
該変換ステップにて変換された画素値から撮影した画像の光量を検出する光量検出ステップと、
前記変換ステップを行なう画素に欠陥が存在する場合に、前記光量検出ステップにて検出した光量に基づいて欠陥画素の画素値を補正する補正処理ステップと、
を行なうことを特徴としている。
【0025】
請求項9に記載の発明のデジタルカメラにおける欠陥画素補正方法によれば、画像の光量に応じて欠陥画素の画素値の補正処理を行なうので、欠陥画素の補正を極めて良好且つ的確に行なうことができ、また、補正処理時における演算回数を軽減することができ、更には、ダイナミックレンジを拡大するような処理を行なう場合に、精度の高い補正を行なうことができる。
【0026】
また、本発明のデジタルカメラにおける欠陥画素補正方法は、請求項10に記載したように、主画素の欠陥の場合に、前記補正処理ステップにて、副画素の画素値を補正処理データの一部として用いて欠陥主画素の画素値を補正することを特徴としている。
【0027】
請求項10に記載の発明のデジタルカメラにおける欠陥画素補正方法によれば、副画素の画素値を補正処理データの一部として用いて欠陥主画素の画素値を補正することにより、主画素の補正を良好且つ的確に行なうことができる。
【0028】
また、本発明のデジタルカメラにおける欠陥画素補正方法は、請求項11に記載したように、副画素の欠陥の場合に、前記補正処理ステップにて、主画素の画素値を補正処理データの一部として用いて欠陥副画素の画素値を補正することを特徴としている。
【0029】
請求項11に記載の発明のデジタルカメラにおける欠陥画素補正方法によれば、主画素の画素値を補正処理データの一部として用いて欠陥副画素の画素値を補正することにより、副画素の補正を良好且つ的確に行なうことができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る好適な実施形態を図面に基づき詳細に説明する。
【0031】
図1(a)〜(d)は、本発明の一実施形態であるデジタルカメラの外観図であり、図1(a)は正面図、図1(b)は上面図、図1(c)は側面図、そして図1(d)は背面図である。
【0032】
図1(a)〜(d)に示すデジタルカメラ100は、被写体を撮像素子上に結像させてその被写体を表す画像信号を取り込むデジタルカメラである。
【0033】
図1(a)に示すように、本実施形態のデジタルカメラ100の正面には、撮影ズームレンズ101が備えられている。また、このデジタルカメラ100の上部には、閃光を発光する閃光発光管105aを有する閃光発光装置105が配備されている。
【0034】
更に、図1(d)に示すように、デジタルカメラ100の背面にはユーザがこのデジタルカメラ100を使用するときに種々の操作を行なうための操作部120が設けられている。
【0035】
この操作部120には、デジタルカメラ100を作動させるための電源投入用電源スイッチ121、撮影と再生とを自在に切り替える撮影・再生切替レバー122、オート撮影やマニュアル撮影等を選択するための撮影モードダイヤル123、各種のメニューの設定や選択あるいはズームを行なうための十字スイッチ124、閃光発光用のスイッチ125、および十字スイッチ124で選択されたメニューの実行を行なうための実行スイッチ126a、キャンセルを行なうためのキャンセルスイッチ126bが備えられている。また、デジタルカメラ100の背面には、撮影画像や再生画像等を表示するための画像表示LCD(即ち、Liquid Crystal Display)102と、操作の手助けを行なうための操作表示LCD103が備えられている。
【0036】
更に、図1(b)に示すように、このデジタルカメラ100の上面にはレリーズ釦104が配備されている。このレリーズ釦104によって撮影の開始指示がデジタルカメラ100の内部に備えられた、後述するメインCPU(即ち、Central Processing Unit)へと伝えられる。このデジタルカメラ100では撮影・再生切替レバー122によって撮影と再生との切り替えが自在になっていて、撮影を行なうときにはユーザによって撮影・再生切替レバー122が撮影側122aに切り替えられ、再生を行なうときには撮影・再生切替レバー122が再生側122bに切り替えられる。
【0037】
更に、図1(c)に示すように、デジタルカメラ100の側面には、このデジタルカメラ100により撮影された被写体の画像信号をテレビ、プロジェクタ、等といった画像表示装置に出力するためのケーブルが接続される映像出力端子106と、このデジタルカメラ100により撮影された被写体の画像信号をUniversal Serial Bus(USB)端子が備えられたパーソナルコンピュータ等に出力し、およびこのようなパーソナルコンピュータ等からデジタルカメラ100に画像信号を入力するためのケーブルが接続されるUSB端子107と、ACアダプタからの直流電圧が入力される直流電圧入力端子108とが備えられている。
【0038】
図2は、図1に示すデジタルカメラの回路構成を示すブロック図である。このデジタルカメラ100には、前述した撮影ズームレンズ101と、絞り131と、それら撮影ズームレンズ101および絞り131を経由して結像された被写体像をアナログの画像信号に変換する撮像素子としてCCD型撮像素子(以下、単に『CCD』と記述する。)132と、が備えられている。CCD132は、そのCCD132に照射された被写体光により発生した電荷を可変の電荷蓄積時間の間蓄積することにより画像信号を生成するものである。
【0039】
また、このデジタルカメラ100には、CCD132からのアナログの画像信号をデジタルの画像データにA/D変換するA/D変換部134と、そのA/D変換部134からの画像データを格納するバッファメモリ135とが備えられている。
【0040】
更に、デジタルカメラ100には、CG(クロックジェネレータ)部136と、測光・測距用CPU137と、充電・発光制御部138と、白バランス・γ処理部139と、YC処理部140と、電源141と、が備えられている。
【0041】
CG部136は、CCD132を駆動するための駆動信号、A/D変換部134および白バランス・γ処理部139を制御するための制御信号を出力する。また、このCG部136には、測光・測距用CPU137からの制御信号が入力される。
【0042】
測光・測距用CPU137は、撮影ズームレンズ101、絞り131を不図示の手段で駆動することにより測光や測距を行ない、CG部136および充電・発光制御部138を制御する。更に、この測光・測距用CPU137は、後述するメインCPU145との間でデータ通信を行なう。
【0043】
充電・発光制御部138は、閃光発光管105aを発光させるために電源141からの電力の供給を受けて閃光発光用のコンデンサ(不図示)を充電したり、その閃光発光管105aの発光を制御する。
【0044】
白バランス・γ処理部139は、バッファメモリ135に格納された画像データをバスライン142を介して読み出して、その画像データが表す被写体像のホワイトバランスを合わせるとともにその被写体像の階調特性における直線の傾き(即ち、γ)を調整する。
【0045】
YC処理部140は、バッファメモリ135に格納された画像データをバスライン142を介して読み出し、輝度信号(Y)と色信号(C)に分離されたカラー映像信号YCを生成する。生成されたカラー映像信号YCは、映像出力端子106(図1(c)参照)から出力される。
【0046】
電源141は、このデジタルカメラ100の各部に電力を供給する。
【0047】
更に、デジタルカメラ100には、圧縮・伸長&ID抽出部143と、I/F部(即ち、インタフェース部)144と、が備えられている。圧縮・伸長&ID抽出部143は、バッファメモリ135に格納された画像データを、バスライン142を介して読み出して圧縮し、I/F部144を経由してメモリカード200に格納する。また、圧縮・伸長&ID抽出部143は、メモリカード200に格納された画像データの読み出しにあたり、メモリカード200固有の識別番号(即ち、ID)を抽出し、そのメモリカード200に格納された画像データを読み出して伸長し、バッファメモリ135に格納する。
【0048】
また、デジタルカメラ100には、メインCPU145と、EEPROM(即ち、Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)146と、YC/RGB変換部147と、表示用のドライバ148と、が備えられている。
【0049】
EEPROM146には、このデジタルカメラ100の各種機能を実現するための処理プログラムが格納されている。メインCPU145は、このEEPROM146に記録されている処理プログラムを実行し且つ該処理プログラムに従ってデジタルカメラ100のシステム全体を制御する制御手段として働く。
【0050】
また、EEPROM146には、このデジタルカメラ100固有の個体データ等が格納されている。また更に、このEEPROM146には、CCD132が製造上の理由等により欠陥画素を有する場合、この欠陥画素の欠陥情報が格納される。
【0051】
YC/RGB変換部147は、YC処理部140で生成されたカラー映像信号YCを3色のRGB信号に変換して表示用のドライバ148を経由して画像表示LCD102に出力する。
【0052】
更に、デジタルカメラ100には、画素信号生成部150および相関判定部151が備えられている。これら画素信号生成部150および相関判定部151の詳細については後述するが、画素信号生成部150は、CCD132が製造上の理由等により欠陥画素を有し、その欠陥画素から正常な画素値の取り込みが不能な場合に、その欠陥画素の画素値を精度よく補正するためのものであり、相関判定部151は欠陥画素と周囲の画素との相関を判定する。
【0053】
ここで、CCD132の構成について説明する。
【0054】
図3は、図2に示すCCDを構成する2つの画素を示す図である。
【0055】
尚、ここでは、例示的に2つの画素を示すが、CCD132には、このような画素が実際には多数配列されている。
【0056】
図3には、CCD132を構成する画素132_1、132_2が示されている。画素132_1は、相対的に面積の広い主画素132_11と、相対的に面積の狭い副画素132_12との複合からなる画素であり、これら主画素132_11、副画素132_12の画素値は、画素132_1の両側に配設された伝送路132aを介して、相互に独立に読み出される。
【0057】
また、画素132_2も、画素132_1と同様にして、相対的に面積の広い主画素132_21と、相対的に面積の狭い副画素132_22との複合からなる画素であり、これら主画素132_21、副画素132_22の画素値は、画素132_2の両側に配設された伝送路132aを介して、相互に独立に読み出される。尚、上記主画素132_11、132_21、副画素132_12、132_22は、例えばフォトダイオードから形成されている。
図4は、図2に示すバッファメモリ135の、主画素と副画素との双方の画素値が格納されるメモリ部分を示す図である。
【0058】
尚、ここでは、例示的に2つのメモリ部分を示すが、バッファメモリ135には、このようなメモリ部が実際には多数備えられている。
【0059】
図4には、バッファメモリ135を構成するメモリ部分135_1、135_2が示されている。メモリ部分135_1には、主画素132_11の画素値(主画素データ)が格納される。また、メモリ部分135_2には、副画素132_12の画素値(副画素データ)が格納される。バッファメモリ135に格納された主画素および副画素の画素値は、画素信号生成部150で読み出されて、以下のようにして処理される。
【0060】
尚、主画素と副画素には、高輝度におけるダイナミックレンジの拡大により高輝度における白飛びした部分のディテイル表現を豊かにすることを目的として感度の違いを持たせている。したがって、主画素と副画素との感度比が10:1であるような場合は、副画素が低輝度であると、副画素の画素値は、振幅が小さく、S/N値も良くなく、画素値としてあまり意味を持たない。
【0061】
このため、画素信号生成部150は、光量に応じて欠陥画素の画素値の補正処理および欠陥画素の周囲の画素の画素値を用いた補正処理を行なう。
【0062】
次に、この画素信号生成部150による欠陥画素の補正処理について説明する。尚、ここでは、図5に示すように、主画素a(x、y)、副画素b(x、y)が配置された3×3画素の単純線形補正の場合を一例として説明する。
画素信号生成部150は、図6に示すように、光量に応じて分けられた3つの輝度領域I、II、III毎に次のような異なった補正を行なう。
【0063】
▲1▼低輝度領域Iにおける補正
(主画素の補正)
低輝度領域Iにおいては、副画素b(x、y)は感度が低く画像の情報としては重要性をあまり持たない。このため、主画素a(x、y)の補正は、次式(1)、(2)に示すように、副画素bの画素値は考慮に入れず、主画素aの画素値のみの線形補正処理を行なう。
【0064】
【数1】
【0065】
ここで、相関判定部151によって縦横の画素との相関が大きいと判定された場合は、式(1)による補正を行ない、斜めの画素との相関が大きいと判定された場合は、式(2)による補正を行なう。
【0066】
(副画素の補正)
低輝度領域Iにおいては、前述したように、副画素b(x、y)は感度が低く画像の情報としては重要性をあまり持たないので、相関判定部151によって縦横の画素との相関が大きいと判断された場合および斜めの画素との相関が大きい場合の両者とも、次式(3)、(4)に示すように、副画素b(x、y)の補正は行なわずゼロ成分とする。
【0067】
【数2】
【0068】
▲2▼中輝度領域IIにおける補正
(主画素の補正)
中輝度領域IIにおいては、副画素bの画像の情報が有効であるので、主画素a(x、y)の補正は、副画素bの画素値を考慮し、次式(5)、(6)に示すように、主画素aの画素値と副画素bの画素値の線形補正の和によって行なう。
【0069】
【数3】
【0070】
ここで、相関判定部151によって縦横の画素との相関が大きいと判定された場合は、式(5)による補正を行ない、斜めの画素との相関が大きいと判定された場合は、式(6)による補正を行なう。尚、上式(5)、(6)において、α1は主画素aの画素値の線形補正値に対する重み係数、β1は副画素bの画素値の線形補正値に対する重み係数であり、ここでは、欠陥の主画素a(x、y)と同じ位置の副画素b(x、y)を考慮して定められている。また、中輝度領域IIにおける主画素a(x、y)の補正では、次式(7)に示すように、主画素aの係数α1をメイン係数とし、副画素bの係数β1を付属係数とし、副画素bの係数β1の影響を中程度としている。
【0071】
【数4】
【0072】
また、欠陥の主画素a(x、y)と同じ位置の副画素b(x、y)の画素情報を周辺の副画素bの画素情報よりも重視するため、式(5)、(6)にて、副画素b(x、y)の係数を2としている。尚、この係数は2に限定されることなく、欠陥主画素a(x、y)と同じ位置の副画素b(x、y)の画素情報の重視の度合いに応じて変更される。
【0073】
(副画素の補正)
中輝度領域IIにおいては、副画素b(x、y)の画素欠陥の補正は、次式(8)、(9)に示すように、主画素aの画素値と副画素bの画素値の線形補正の和によって行なう。
【0074】
【数5】
【0075】
ここで、相関判定部151によって縦横の画素との相関が大きいと判定された場合は、式(8)による補正を行ない、斜めの画素との相関が大きいと判定された場合は、式(9)による補正を行なう。尚、上式(8)、(9)において、δ1は副画素bの画素値の線形補正値に対する重み係数、γ1は主画素aの画素値の線形補正値に対する重み係数であり、次式(10)に示すように、副画素bの係数δ1をメイン係数とし、主画素aの係数γ1を付属係数とし、主画素aの係数γ1の影響を少なくしている。
【0076】
【数6】
【0077】
▲3▼高輝度領域IIIにおける補正
(主画素の補正)
高輝度領域IIIにおいては、副画素bの画像の情報が更に有効であるので、主画素a(x、y)の画素欠陥の補正は、副画素bの画素値を更に考慮し、次式(11)、(12)に示すように、主画素aの画素値と副画素bの画素値の線形補正の和によって行なう。
【0078】
【数7】
【0079】
ここで、相関判定部151によって縦横の画素との相関が大きいと判定された場合は、式(11)による補正を行ない、斜めの画素との相関が大きいと判定された場合は、式(12)による補正を行なう。尚、上式(11)、(12)において、α2は主画素aの画素値の線形補正値に対する重み係数、β2は副画素bの画素値の線形補正値に対する重み係数であり、ここでは、欠陥の主画素a(x、y)と同じ位置の副画素b(x、y)を考慮して定められている。また、高輝度領域IIIにおける主画素a(x、y)の補正では、次式(13)に示すように、主画素aの係数α2をメイン係数とし、副画素bの係数β2を付属係数としている。
【0080】
【数8】
【0081】
ここで、この高輝度領域IIIでは、副画素bの画像情報が中輝度領域IIのときより更に有効であるので、次式(14)に示すように、中輝度領域IIの場合と比較して、主画素aの係数α2をα1より小さくし、副画素bの係数β2をβ1よりも大きくし、副画素bの画素値を更に重視している。
【0082】
【数9】
【0083】
また、ここでも、欠陥の主画素a(x、y)と同じ位置の副画素b(x、y)の画素情報を周辺の副画素bの画素情報よりも重視するため、式(11)、(12)にて、副画素b(x、y)の係数を2としている。
【0084】
(副画素の補正)
高輝度領域IIIにおいては、副画素bの画像情報はS/N値も良好であるため、主画素aの画素値を考慮しなくても副画素bの画素値は十分に情報を有している。したがって、高輝度領域IIIにおいては、副画素b(x、y)の画素欠陥の補正は、次式(15)、(16)に示すように、副画素bの画素値のみの線形補正によって行なう。
【0085】
【数10】
【0086】
ここで、相関判定部151によって縦横の画素との相関が大きいと判定された場合は、式(15)による補正を行ない、斜めの画素との相関が大きいと判定された場合は、式(16)による補正を行なう。
【0087】
次に、本実施形態のデジタルカメラ100の画素信号生成部150による補正処理を図7に示すフローチャート図を参照してステップ毎に説明する。
【0088】
撮影・再生切替レバー122が撮影側122aに切り替えられた状態で電源スイッチ121が押されてデジタルカメラ100に電源が投入されると、この補正処理ルーチンが開始する。
【0089】
(ステップS1)
まず、レリーズ釦104が押されたか否かが判定される。レリーズ釦104が押されていないと判定された場合は、レリーズ釦104が押されるまで、このステップS1を繰り返し実行する。レリーズ釦104が押されたと判定された場合はステップS2に進む。
【0090】
(ステップS2)
ステップS2では、主画素の画素値を読み込んでステップS3に進む。
【0091】
(ステップS3)
ステップS3では、副画素の画素値を読み込んでステップS4に進む。
【0092】
(ステップS4)
ステップS4では、EEPROM146に格納されている欠陥画素の欠陥情報を読み込む。
【0093】
(ステップS5)
次に、ステップS5において、読み込まれた主画素および副画素の画素値を有する画素が上記欠陥情報を持つ欠陥画素であるか否かが判定される。欠陥画素でないと判定された場合は、後述するステップS29に進む。一方、欠陥画素であると判定された場合はステップS6に進む。
【0094】
(ステップS6)
ステップS6では、撮影した画像の光量が、低輝度領域Iの範囲内であるか否かが判定される。低輝度領域Iの範囲内である場合は、ステップS7へ進み、その後の補正処理が行なわれ、低輝度領域Iの範囲外である場合は、ステップS14へ進む。
【0095】
(ステップS7)
ステップS7では、主画素が欠陥であるか否かが判定される。主画素が欠陥であると判定された場合はステップS8に進み、主画素の補正処理が行なわれ、主画素が欠陥でないと判定された場合は、ステップS11に進み、副画素の欠陥補正処理が行なわれる。
【0096】
(ステップS8)
ステップS8では、相関判定部151が、欠陥画素の縦横あるいは斜めの画素との相関関係を判定し、縦横の画素との相関が大きい場合は、ステップS9へ進み、斜めの画素との相関が大きい場合は、ステップS10へ進む。
【0097】
(ステップS9)
ステップS9では、画素信号生成部150が、式(1)に基づいて演算を行ない、主画素の画素値を補正し、ステップS29に進む。
【0098】
(ステップS10)
ステップS10では、画素信号生成部150が、式(2)に基づいて演算を行ない、主画素の画素値を補正し、ステップS29に進む。
【0099】
(ステップS11)
ステップS11では、相関判定部151が、欠陥画素の縦横あるいは斜めの画素との相関関係を判定し、縦横の画素との相関が大きい場合は、ステップS9へ進み、斜めの画素との相関が大きい場合は、ステップS12へ進む。
【0100】
(ステップS12)
ステップS12では、画素信号生成部150が、式(3)に基づいて演算を行ない、副画素の画素値を補正し、ステップS29に進む。
【0101】
(ステップS13)
ステップS13では、画素信号生成部150が、式(4)に基づいて演算を行ない、副画素の画素値を補正し、ステップS29に進む。尚、ステップS12、S13では、低輝度領域Iにおいては、副画素は感度が低く画像の情報としては重要性をあまり持たないので、副画素の補正は行なわれずゼロ成分とされる。
【0102】
(ステップS14)
ステップS14では、撮影した画像の光量が、中輝度領域IIの範囲内であるか否かが判定される。中輝度領域IIの範囲内である場合は、ステップS15へ進み、その後の補正処理が行なわれ、中輝度領域IIの範囲外である場合は、ステップS22へ進む。
【0103】
(ステップS15)
ステップS15では、主画素が欠陥であるか否かが判定される。主画素が欠陥であると判定された場合はステップS16に進み、主画素の欠陥補正処理が行なわれ、主画素が欠陥でないと判定された場合は、ステップS19に進み、副画素の欠陥補正処理が行なわれる。
【0104】
(ステップS16)
ステップS16では、相関判定部151が、欠陥画素の縦横あるいは斜めの画素との相関関係を判定し、縦横の画素との相関が大きい場合は、ステップS17へ進み、斜めの画素との相関が大きい場合は、ステップS18へ進む。
【0105】
(ステップS17)
ステップS17では、画素信号生成部150が、式(5)に基づいて演算を行ない、主画素の画素値を補正し、ステップS29に進む。
【0106】
(ステップS18)
ステップS18では、画素信号生成部150が、式(6)に基づいて演算を行ない、主画素の画素値を補正し、ステップS29に進む。
【0107】
(ステップS19)
ステップS19では、相関判定部151が、欠陥画素の縦横あるいは斜めの画素との相関関係を判定し、縦横の画素との相関が大きい場合は、ステップS20へ進み、斜めの画素との相関が大きい場合は、ステップS21へ進む。
【0108】
(ステップS20)
ステップS20では、画素信号生成部150が、式(8)に基づいて演算を行ない、副画素の画素値を補正し、ステップS29に進む。
【0109】
(ステップS21)
ステップS21では、画素信号生成部150が、式(9)に基づいて演算を行ない、副画素の画素値を補正し、ステップS29に進む。
【0110】
(ステップS22)
ステップS14にて高輝度領域IIIと判定された後、ステップS22では、主画素が欠陥であるか否かが判定される。主画素が欠陥であると判定された場合はステップS23に進み、主画素の欠陥補正処理が行なわれ、主画素が欠陥でないと判定された場合は、ステップS26に進み、副画素の欠陥補正処理が行なわれる。
【0111】
(ステップS23)
ステップS23では、相関判定部151が、欠陥画素の縦横あるいは斜めの画素との相関関係を判定し、縦横の画素との相関が大きい場合は、ステップS24へ進み、斜めの画素との相関が大きい場合は、ステップS25へ進む。
【0112】
(ステップS24)
ステップS24では、画素信号生成部150が、式(11)に基づいて演算を行ない、主画素の画素値を補正し、ステップS29に進む。
【0113】
(ステップS25)
ステップS25では、画素信号生成部150が、式(12)に基づいて演算を行ない、主画素の画素値を補正し、ステップS29に進む。
【0114】
(ステップS26)
ステップS26では、相関判定部151が、欠陥画素の縦横あるいは斜めの画素との相関関係を判定し、縦横の画素との相関が大きい場合は、ステップS27へ進み、斜めの画素との相関が大きい場合は、ステップS28へ進む。
【0115】
(ステップS27)
ステップS27では、画素信号生成部150が、式(15)に基づいて演算を行ない、副画素の画素値を補正し、ステップS29に進む。
【0116】
(ステップS28)
ステップS28では、画素信号生成部150が、式(16)に基づいて演算を行ない、副画素の画素値を補正し、ステップS29に進む。
【0117】
(ステップS29)
ステップS29では、全ての欠陥画素について補正したか否かが判定される。全ての欠陥画素について未だ補正していないと判定された場合は、ステップS5に戻る。一方、全ての欠陥画素について補正したと判定された場合は、このルーチンを終了する。
【0118】
このように、上記実施形態のデジタルカメラによれば、撮影した画像の光量に応じて欠陥画素の補正処理を行なうことによって、欠陥画素の補正を極めて良好且つ的確に行なうことができ、また、補正処理時における演算回数を軽減することができ、更には、ダイナミックレンジを拡大するような処理を行なう場合に、精度の高い補正を行なうことができる。
【0119】
尚、上記の例では、相関判定部151を設けて欠陥画素に対して縦横もしくは斜めの画素との相関の大きい方を判定し、欠陥画素の周囲における縦横に位置する画素もしくは斜めに位置する画素のいずれかの画素値を補正処理に用いるようにしたが、相関判定部151を設けずに、縦横に位置する画素もしくは斜めに位置する画素のいずれか一方の画素値を補正処理に用いるように予め設定しておいても良く、あるいは両者の画素値を用いても良い。
【0120】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明のデジタルカメラおよびデジタルカメラにおける欠陥画素補正方法によれば、撮影した画像の光量に応じて欠陥画素の補正処理を行なうことによって、欠陥画素の補正を極めて良好且つ的確に行なうことができ、また、補正処理時における演算回数を軽減することができ、更には、ダイナミックレンジを拡大するような処理を行なう場合に、精度の高い補正を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のデジタルカメラを説明するデジタルカメラの外観図である。
【図2】図1に示すデジタルカメラの回路構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示すCCDを構成する2つの画素を示す図である。
【図4】図2に示すバッファメモリの、主画素と副画素との双方の画素値が格納されるメモリ部分を示す図である。
【図5】主画素と副画素とを有するCCDの画素の位置関係を説明する図である。
【図6】撮影した画像の光量に対する出力データを表すグラフ図である。
【図7】本実施形態のデジタルカメラの、画素信号生成部における欠陥画素の画素値を補正する補正処理ルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
100 デジタルカメラ
132 CCD(撮像素子)
132_1、132_2 画素
132_11、132_21 主画素
132_12、132_22 副画素
150 画素信号生成部
151 相関判定部
Claims (11)
- 感度の異なる主画素と副画素とを有する複数の画素を備え、入射した被写体光を受光して電気信号に変換する撮像素子と、
前記画素の主画素もしくは副画素に欠陥がある場合に、前記撮像素子にて受光した画像の光量に応じて欠陥画素の画素値の補正処理を行なう画素信号生成部と、
を具備することを特徴とするデジタルカメラ。 - 前記主画素は前記副画素に対して感度が高くされ、前記画素信号生成部は、前記撮像素子にて受光した画像の光量が低い低輝度領域の場合に、欠陥主画素の周囲の他の主画素の画素値を用いて欠陥主画素の画素値の補正を行なうことを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ。
- 前記画素信号生成部は、前記低輝度領域の場合に、欠陥副画素の画素値をゼロとすることを特徴とする請求項2記載のデジタルカメラ。
- 前記画素信号生成部は、前記撮像素子にて受光した画像の光量が、前記副画素により有効な画素値が出力可能な程度の中輝度領域の場合に、欠陥主画素とともに画素を構成する副画素の画素値と、欠陥主画素の周囲の他の画素を構成する主画素および副画素の画素値とを用いて欠陥主画素の画素値の補正を行なうことを特徴とする請求項2または請求項3記載のデジタルカメラ。
- 前記画素信号生成部は、前記中輝度領域の場合に、欠陥副画素の周囲の他の画素を構成する主画素および副画素の画素値を用いて欠陥副画素の画素値の補正を行なうことを特徴とする請求項4記載のデジタルカメラ。
- 前記画素信号生成部は、前記撮像素子にて受光した画像の光量が高い高輝度領域の場合に、欠陥主画素の周囲の他の画素を構成する主画素および副画素の画素値を用いて欠陥主画素の画素値の補正を行なうことを特徴とする請求項2から5のいずれか1項記載のデジタルカメラ。
- 前記画素信号生成部は、前記高輝度領域の場合に、欠陥副画素の周囲の他の副画素の画素値を用いて欠陥副画素の画素値の補正を行なうことを特徴とする請求項6記載のデジタルカメラ。
- 欠陥画素と、この欠陥画素に対して縦横に位置する画素もしくは斜めに位置する画素のいずれの相関が高いかを判定する相関判定部を備え、前記画素信号生成部は、前記相関判定部が判定した相関の高い画素に基づいて前記欠陥画素の画素値を補正することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載のデジタルカメラ。
- 感度の異なる主画素と副画素とを有する複数の画素によって入射した被写体光を受光して電気信号からなる画素値に変換する変換ステップと、
該変換ステップにて変換された画素値から撮影した画像の光量を検出する光量検出ステップと、
前記変換ステップを行なう画素に欠陥が存在する場合に、前記光量検出ステップにて検出した光量に基づいて欠陥画素の画素値を補正する補正処理ステップと、
を行なうことを特徴とするデジタルカメラにおける欠陥画素補正方法。 - 主画素の欠陥の場合に、前記補正処理ステップにて、副画素の画素値を補正処理データの一部として用いて欠陥主画素の画素値を補正することを特徴とする請求項9記載のデジタルカメラにおける欠陥画素補正方法。
- 副画素の欠陥の場合に、前記補正処理ステップにて、主画素の画素値を補正処理データの一部として用いて欠陥副画素の画素値を補正することを特徴とする請求項9または請求項10記載のデジタルカメラにおける欠陥画素補正方法。
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