JP2004246849A - 拡張カードアダプタ装置 - Google Patents
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- Y02D10/00—Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management
Abstract
【課題】従来、PDA等の保持電力が少なく当該電力を本体に対する電力供給以外の目的に使用することに適さない携帯型コンピュータ機器において、消費電力の多いタイプの機能拡張カードを使用することは、当該PDAの少ない保持電力を使用し当該PDAの動作時間を急激に縮めてしまうので、事実上当該カードの使用に耐えなかった。
【解決手段】携帯型コンピュータ機器に消費電力の少ないタイプの無線通信機能または無線通信カードを設置し、それに加えて無線通信部、カードスロット部、カードスロット制御部および電源部により拡張カードアダプタ装置を構成する。当該拡張カードアダプタ装置は前記無線通信部により被機能拡張装置である携帯型コンピュータ機器と無線で接続・交信し、また当該電源部には取替え可能なバッテリーを接続することにより当該アダプタ装置への電源供給を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】携帯型コンピュータ機器に消費電力の少ないタイプの無線通信機能または無線通信カードを設置し、それに加えて無線通信部、カードスロット部、カードスロット制御部および電源部により拡張カードアダプタ装置を構成する。当該拡張カードアダプタ装置は前記無線通信部により被機能拡張装置である携帯型コンピュータ機器と無線で接続・交信し、また当該電源部には取替え可能なバッテリーを接続することにより当該アダプタ装置への電源供給を行う。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータ機器が有しない機能を、前記コンピュータ機器に拡張カードを間接的に接続することにより前記機能を前記コンピュータ機器に供給する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来においてコンピュータ機器に機能を拡張する場合、デスクトップ型のパーソナルコンピュータ(以下「PC」という。)においては機能拡張ボードをバススロットへ接続する方法、ノート型PCや携帯型情報機器(以下「PDA等」という。)においては機能拡張カード(以下「拡張カード」という。)をメモリ(拡張)カード用スロットへ装着する方法が採られている。具体的にはPalmm500シリーズが拡張カードを装着することが可能なPDAである(非特許文献1参照)。
【0003】
また、接続したい拡張カードに対応するスロットを目的のコンピュータ機器が具備していない場合には、規格の違うスロットやコネクタに直接またはケーブルを使用して接続し間接的にカードを接続するインターフェース変換アダプタがある。PDAに拡張カードスロット装置を直接接続するものとしは、HAGIWARA SYS−COM Communication Card Adapterがある(非特許文献2参照)。
【0004】
また、従来においてはPDA等に拡張カードを接続する場合、拡張カードが使用する電力は前記PDA等から供給されていた。しかし携帯端末に有線で接続する拡張カードアダプタで前記拡張カードアダプタが電源を具備しているものが特開2001−28836においては示されている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2001−28836
【非特許文献1】http://www.palm−japan.com/catalog/m500/m500−index.html、ウェブページ、12月4日現在
【非特許文献2】http://www.hscjpn.co.jp/products_s.php?idno=30、ウェブページ、12月4日現在
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術における第一の課題としては、従来型のカードアダプタはPDA等の軽量性、小型性を優位な特徴とする携帯機器の軽量性、小型性を失わせるということが挙げられる。PDA等は持ち運び使用することを前提とした機器であるので、小型、軽量であることが求められる。しかしながら、従来型の拡張カードアダプタは直接装着されるか有線で接続されるためPDA等と一体となってしまいPDA等の小型性、軽量性が失われる。
【0006】
第二の課題としては、軽量性、小型性を保持しながらかつカード使用による電力の消費を抑えたいということが挙げられる。カードの中には電力を多く使用するタイプのものがあり、当該カードの使用電力を前記携帯端末から供給することは、保持電力の少なく、コード接続により外部AC電源を供給することが適切でないこれら携帯端末にとっては致命的な欠点であった。
【0007】
第三の課題として、屋内で通信カードを使用したい場合、コンピュータ機器を使用する場所においては電波が弱く、この場所では通信カードを使用できないということがある。特にデスクトップ型のPCでは電波状態のよいところに移動して使用することは現実的でないため、不便である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる問題を解決するため、本発明では、拡張カードアダプタ装置を前記コンピュータ機器が有する無線通信機能に接続可能な無線通信手段と、拡張カードを接続するためのカード接続手段と、装置内の動作を制御するための制御手段と、当該拡張カードアダプタ装置および当該拡張カードに電力を供給する電力供給手段とを有する構成で作成した。これにより、前記コンピュータ機器と拡張カードアダプタ装置は無線にて接続されることとなるとともに、当該拡張カードアダプタ装置に供給される電力は前記コンピュータ危機から供給されるのではなく当該アダプタ自体でまかなうことができるようになった。ここで、前記のコンピュータ機器が有する無線通信機能とは、前記コンピュータ機器に無線通信機能が拡張機能として装着された場合を含む。
【0009】
以上の結果、第一にPDA等の携帯端末の場合、当該拡張カードアダプタ装置をかばん等の中に入れたままでPDA等を使用しインターネット接続等の拡張機能が使用できるので、使用者は当該拡張カードアダプタ装置の存在を意識する必要はなく使用でき、当該携帯端末自体の重量及び大きさが増すことはないので当該携帯端末の携帯性が損なわれることはない。また、当該外部拡張カードアダプタ装置に使用される電力は当該装置独自で補っており前記携帯端末の電力を使用することはないので、当該携帯端末の使用時間に影響を与えることはない。
【0010】
第二にPC等の使用において、屋内の電波状況の悪い場所でPHSカードを使用してインターネットに接続したい等の場合、PCの位置は変更せず、PHSカードを挿入した前記拡張カードアダプタ装置を窓際に持って行く等することによって、快適に無線によるインターネット接続が行える。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明のひとつの実施形態として、携帯端末100と拡張カードアダプタ装置110(以下「アダプタ装置」という。)とを接続する無線通信方式にBluetooth(登録商標)、前記アダプタ装置110がサポートする拡張カードにPCMCIA規格に準拠したカード130を使用し、前記PCMCIAカードは通信機能を前記携帯端末に拡張する通信カードである場合について説明する。
【0012】
まず、前記携帯端末100が前記アダプタ装置110とBluetoothを使用して通信するためには前記携帯端末100もBluetoothをサポートする必要がある。Bluetoothを標準でサポートしている携帯端末であれば問題ないが、もしサポートしていない場合、前記携帯端末100の拡張カードスロットに市販のBluetoothカードを挿入し、Bluetoothを使用できるようにしてやる必要がある。この場合当該Bluetoothカードは消費する電力を前記携帯端末100から得るが前記Bluetoothカードは消費電力が少ないタイプのカードであるので直接消費電力が多いタイプのカードを前記携帯端末100に接続する場合と比べて実質的に問題とはならない。
【0013】
次に、前記アダプタ装置110の内部モジュールについて図1のブロック図を基に説明する。まず、当該アダプタ装置には独自に電力を取得するための電源部116が備えられている。当該電源部116は1つまたは複数の電池を接続するためのスロットおよび外部AC電源モジュールを有する。外部AC電源を使用する場合には一般供給されるAC電源から専用のコードを使用して電力を取得する必要がある。電池から電力を供給したい場合には電池を挿入する必要がある。また、外部AC電源により充電可能な電源モジュールを使用することも可能である。当該電源部116からの電力は当該アダプタ装置110および当該アダプタ装置のカードスロット部126に挿入される通信カード130に送られる。
【0014】
DC/DCコンバータ114は当該電力を内部動作用(Bluetoothモジュール121、シリアル通信コントローラ122、マイクロコンピュータ123、スイッチ部111、電池残量表示用LED112、電源コントロールマイクロコンピュータ113およびバッファ&レベルシフトICモジュール125の一部)に送る。DC/DCコンバータ115は前記電力をバッファ&レベルシフトICモジュール125の残りの部分、PCMCIAスロット126および通信カード130に送る。なお、DC/DCコンバータ115は、通信カード130の動作電圧に合わせ出力電圧がコントロールできるものである。
【0015】
スイッチ部111はパワースイッチおよびリセットスイッチを有し、ユーザの行うパワースイッチのON/OFF切り替えに対応して電源コントロールマイクロコンピュータ113に当該アダプタ装置110の立ち上げおよびシャットダウンの指示を出す。また、ユーザがハードリセットスイッチを押した場合、スイッチ部111は前記電源コントロールマイクロコンピュータ123にハードリセットの指示を出す。
【0016】
電源コントロールマイクロコンピュータ113は、前記電源部で使用する電源が電池であるか外部AC電源であるかを見分けるとともに、もし使用電源が電池であるならばその電池残量を監視し、当該残量にしたがって電池残量表示用LED112の表示方法を変える。また、マイクロコンピュータ123に必要な情報を送信する。
【0017】
Bluetoothモジュール121は、当該モジュール内に接続されたアンテナを介して前記携帯端末100から送られたデータを受け取り、当該データをBluetoothの上位層プロトコルへの接続インターフェースとして規定されるHCI(Host Control Interface)を介してシリアル通信コントローラ122に送る。また、この逆の操作も行う。当該Bluetoothモジュール121ではBluetoothの下位層プロトコルにしたがって通信制御が行われる。
【0018】
HCIはBluetooth接続インターフェースとして外部接続の手段として提供されるもので、物理層の上に実装される論理的なインターフェースであり、Bluetoothモジュールを外部から操作するための手段を提供するものである。当該インターフェースは、無線特有の高精度のタイミング処理を意識することなく扱えるインターフェースとなっている。
【0019】
Bluetoothモジュール121にはCPUが搭載されているので、当該CPUの制御を図2に示すフローチャートに従い説明する。Bluetoothモジュール121においては、まず、当該モジュール内のアンテナを介し通信データが受信されたかどうかをチェックする(ステップ201)。もし受信されていたら、当該通信データをBluetoothの下位層プロトコルに従って処理し、前記HCIを介して上位層プロトコルに送れる形に変換する(ステップ202)。当該データを変換したら、シリアル通信コントローラに接続されたHCIに送信する(ステップ203)。
【0020】
ステップ201のチェックでもしアンテナを介して通信データが受信されていない場合は、前記HCIを介してデータが受信されているかどうかをチェックする(ステップ204)。もしされていたら、当該通信データをBluetoothの下位層プロトコルに従って処理し、前記アンテナを介して他のBluetooth通信機器に送れる形に変換する(ステップ205)。当該データを変換したら、アンテナを介して無線で接続された携帯端末に送信する(ステップ206)。当該モジュールはアンテナおよびHCIを介してのデータ受信を常時監視する。
【0021】
次に図1のブロック図に戻り各モジュールの説明を続ける。シリアル通信コントローラ122は、Bluetoothモジュール121からHCIを介して携帯端末から送られたデータを受け取り、マイクロコンピュータ123に送る。また、この逆も行う。シリアル通信コントローラにおいてはBluetoothの上位層プロトコルを制御する。
【0022】
当該シリアル通信コントローラ122においてもCPUが搭載されているのでその制御について図3に示すフローチャートに従って説明する。
シリアル通信コントローラ122においては、まず、Bluetoothモジュール121に接続された前記HCIを介してデータが受信されたかどうかをチェックする(ステップ301)。もしされていたら、当該データをBluetoothの上位層プロトコルに従って処理しさらに上位のプロトコルにあわせて変換しマイクロコンピュータ123に送れる形にしたうえで(ステップ302)、当該変換データを当該マイクロコンピュータに送信する(ステップ303)。
【0023】
ステップ301のチェックでもし前記HCIを介して通信データが受信されていない場合は、前記マイクロコンピュータ123からデータが受信されているかどうかをチェックする(ステップ304)。もしされていたら、当該通信データをBluetoothの上位層プロトコルに従って処理し、前記HCIを介して他のBluetoothモジュール121に送れる形に変換する(ステップ305)。当該データを変換したら、前記HCIを介してBluetoothモジュール121に送信する(ステップ306)。当該シリアル通信コントローラでは接続されている両インタフェースからデータを受信していないかどうか常時監視する。
【0024】
再び図1のブロック図に戻る。マイクロコンピュータ123はシリアルインターフェースであるHCIから受け取ったデータを最終的にパラレルインターフェースであるPCMCIAを通して拡張カードに渡すためにシリアル/パラレル変換を行い、FPGA PCMCIAインターフェース124に渡す。また、この逆も行う。
【0025】
次に、当該マイクロコンピュータ123のCPUの処理を図4に示すフローチャートに従って説明する。
電源スイッチ111を入れるか電源スイッチが既に入った状態でリセットスイッチを押すと、電源コントロールマイクロコンピュータ113から指示を受け、マイクロコンピュータ123は当該アダプタ装置110の立ち上げ処理を行う(ステップ401)。立ち上がった状態では、当該マイクロコンピュータ123は前記シリアル通信コントローラ122から通信データが受信されているかをチェックする(ステップ402)。もしされていれば、シリアルデータである当該通信データを最終的にPCMCIAカード130へ送るために、パラレルデータに変換する(ステップ403)。変換されたパラレルデータはFPGA PCMCIAインターフェース124に渡される(ステップ404)。
【0026】
ステップ402の分岐において、もしシリアル通信コントローラ122から通信データを受信していなければ、FPGA PCMCIAインターフェース124から通信データを受信しているかどうかを確認する(ステップ405)。もししていれば、PCMCIA規格に則り受信されデコードされたパラレルデータをBluetoothプロトコルに則り送信するためシリアルデータに変換する(ステップ406)。変換したら当該データはマイクロコンピュータに送られる(ステップ407)。当該マイクロコンピュータも双方のインターフェースからのデータ受信を常時監視する。
【0027】
図1のブロック図に戻り説明を続ける。FPGA PCMCIAインターフェース124は、パラレルデータに変換された前記データをマイクロコンピュータ123より受け取り、当該データを拡張カードに送るための信号送受信に関するタイミングの制御および信号のエンコード/デコードを行う。また、拡張カード側から送られたデータを携帯端末に送るためにも同様に信号送受信に関するタイミングの制御および信号のエンコード/デコードを行う。
【0028】
PCMCIAスロット126には前記通信カード130が挿入され、これによりカード130のコネクタ部はスロット126のコネクタ部に結合し、カードとスロットの各信号線がそれぞれ接続される。
当該アダプタ装置は3.3ボルトおよび5ボルトの電圧のPCMCIAカード130をサポートするので、バッファ&レベルシフトICモジュール125では挿入されたカード130のサポート電圧を認識し、それに従いスロット126の電圧を変化させる。また、当該バッファ&レベルシフトICモジュール125では、バッファも備えており、前記PCMCIAスロット126を介して拡張カード130に送られるデータおよび当該PCMCIAスロット126を介して拡張カード130から送られてきたデータを一時退避する。
【0029】
次に、当該アダプタ装置110の電源コントロールに関しさらに詳細に説明する。図5に示すフローチャートに基づき電源コントロールマイクロコンピュータ113の制御の流れを以下に説明する。
電源スイッチ111を入れるか電源スイッチが既に入った状態でリセットスイッチを押すと、電源コントロールマイクロコンピュータ113はマイクロコンピュータ123に当該アダプタ装置110の立ち上げ指示を出す(ステップ401)。その後、当該電源コントロールマイクロコンピュータ113はまず、外部AC電源から電源が供給されているかをチェックする(ステップ502)。もし、されていれば電池が接続されているかどうかにかかわらず、電源を外部AC電源からとる(ステップ503)。もし供給されていなければ、電池が接続されているので電源を当該電池からとる(ステップ504)。電源を電池からとる場合には、当該マイクロコンピュータ123は電池の残量をチェックする(ステップ505)。もし、電池の残量が80%以上あれば(ステップ506)、電池残量表示用LED112を緑色で表示する(ステップ507)。電池の残量が20%未満であれば(ステップ506)、当該残量が5%未満かどうかチェックする(ステップ508)。もし、5%以上であれば、電池残量表示用LED112を赤色で表示する(ステップ509)。もし、5%未満であれば(ステップ508)、電池残量表示用LED112を赤色で表示し、かつ点滅させる(ステップ508)。当該マイクロコンピュータは常に当該電源種別および電池残量を監視する。
【0030】
最後に当該携帯端末100において当該アダプタ装置110を介して前記通信カード130を使用する場合の通信データの流れを説明する。当該携帯端末110には当該アダプタ装置110に挿入する通信カード130に対応したデバイスドライバが事前にインストールされなければならない。当該デバイスドライバは拡張カード130を制御するためのソフトウェアであり、携帯端末100上のアプリケーションに対しユーザが出した指示をカード130が認識できる形の命令に置き換えてカード130に対し当該命令を送信する。また、拡張カードアダプタ装置110から受け取ったデータを前記アプリケーションが解釈できる形に変換しこれを渡す。本実施形態の場合、拡張カード130は通信カードであり例えばこれを具体的にPHSカードとすると、電話回線の接続および当該接続後の通信が具体的な用途として考えられる。
【0031】
なお、当該アダプタ装置110の基本的な動作は通信以外の他の拡張カード130の場合でも同様である。カード特有な部分、すなわちカードに対するコマンド種別やどのような形式でデータを送受信するか等は前記デバイスドライバが制御し、当該アダプタ装置110においては、デバイスドライバが送信した通信データを拡張カード130に適切に届けること、また、通信先から拡張カード130に届いたデータおよび拡張カード130が発信するデータを前記デバイスドライバに届けることが基本的な処理となる。
【0032】
したがって、結局当該アダプタ装置130の処理は携帯端末100から拡張カード130への通信データの送信と拡張カードから携帯端末への通信データの受信に集約される。通信データには携帯端末100から拡張カード130への命令となるコマンドデータや通信データとして通信機能を介して外部に送信されるデータ、外部から受信されるデータ等がある。
基本的なデータの流れは、携帯端末から発せられたデータに関する場合、Bluetoothモジュール121、シリアル通信コントローラ1221、マイクロコンピュータ123、FPGA PCMCIAインターフェース124、バッファ&レベルシフトICモジュール125、PCMCIAスロット126、拡張カード130の順に送信されそれぞれの通信階層に対応したプロトコル変換が行われる。また、拡張カードから送られるデータに関しては、この逆の経路を通る。
【0033】
以下この流れをもう少し具体的に説明する。携帯端末100から送られたデータは当該デバイスドライバによって変換された後、Bluetoothサポート機能によりBluetoothプロトコルに則って当該拡張カードアダプタ装置110に送られる。当該拡張カードアダプタ装置内では、これに対しBluetoothモジュール121が、当該モジュール内に具備されたアンテナを介して当該携帯端末100より送られたデータを受け取る。
【0034】
当該Bluetoothモジュール121では受け取ったデータを上位層プロトコルへ渡せる形に変換し、前記HCIを介してシリアル通信コントローラ122に送る。シリアル通信コントローラ122においては、前記HCIを介して受信したデータをさらに上のレベルに変換し、マイクロコンピュータ123に渡す。次に、マイクロコンピュータ123ではシリアル通信コントローラ122から受け取ったデータを、当該データはシリアルデータであるのでこれをパラレルデータに変換し、次のFPGA PCMCIAインターフェース124に渡す。
【0035】
当該FPGA PCMCIAインターフェース124は受け取ったデータをエンコードすると共にタイミング制御を行いバッファ&レベルシフトICモジュール125とPCMCIAスロット126を介し、拡張カードに送る。PCMCIAカード130では送られてきた命令を解釈しそれを実行する。
【0036】
なお、本実施形態においては、携帯端末100と当該アダプタ装置110を接続する無線通信方式はBluetoothであったが、本発明はこれに限ったものではない、現在存在する他の無線通信方式や将来開発される無線通信方式を使用しても同様な効果を得ることができる。また、本実施形態において当該拡張カードアダプタ装置110がサポートする拡張カードの規格はPCMCIAであったが、本発明はこれに限ったものではない。CF(CompactFlash)やSDIO等他のあらゆるカード規格を用いて本発明は実施可能である。加えて、通信カードとしてはPHSカード、無線LANカード、またはFOMA、DoPa等の回線に対応したものが考えられ、またその他の通信カードであってもよい。拡張カードの機能は通信に限ったものではなく、通信以外の機能を実現するカード例えばメモリカード、カメラカード、GPSカード等、あるいはそれらの機能の結合したカードでもよい。
【0037】
また、前記アダプタ装置を使用しコンピュータ機器をインターネットに接続し電子メールを使用する場合、前記アダプタ装置はプッシュ機能を提供することができる。プッシュ機能とは電子メールを受信する際の方式の一つでコンピュータ機器側主導で電子メールデータを取得するのではなく、プロバイダ側から電子メールデータをコンピュータ機器側に送り出してくる方式のことである。一般にPCでは前者の方式を採用し、携帯電話等ではプッシュ機能を使用している。プッシュ機能は前記アダプタ装置にBluetoothのオブジェクトプッシュプロファイルをサポートさせることにより実現できる。
【0038】
本発明の第二の実施形態として、以下に、請求項6記載の発明にかかる実施の形態を説明する。当該発明はある特定の拡張カード130、例えば特定メーカーのカードのみを当該拡張カードアダプタで実行することのできるようした機能を前述した実施形態に付加したものである。したがって、マイクロコンピュータの制御およびメモリ機能が付加されること以外は前述の第1の実施形態と同じであるので、マイクロコンピュータの制御のみを以下に説明する。
【0039】
マイクロコンピュータ123に接続されたメモリ装置に当該アダプタ装置110で実行可能な拡張カード130に関する情報例えば製造メーカー情報を入れておく。一方拡張カード130側にも当該製造メーカー情報をあらかじめ入れておく。マイクロコンピュータ123では当該拡張カード130がスロット126に挿入されたことを検地し(ステップ601)、当該カードの保持する製造メーカー情報を取得する(ステップ602)。次に当該情報とメモリ装置にあらかじめ保持しておいた製造メーカー情報を比較し(ステップ603)、もし、一致すれば(ステップ604)カード制御を引き続き行い(ステップ402)、もし、一致しなければ、エラーを出力しその後の携帯端末からの命令および通信先からの命令を無視する(ステップ604のおける「No」分岐)。
【0040】
これにより、例えば当該アダプタを製造・販売する会社はある特定の会社が製造・販売する拡張カードのみを当該アダプタ装置で使用可能にすることができ、自己に有利なビジネスを展開することができる。
次に第三の実施の形態として、請求項12に記載された発明に基づく実施の形態を以下に説明する。現在電子メールをコンピュータ機器に受信する方法としては、コンピュータ機器側から着信メールをメールサーバに探しに行く方法と、メールサーバ側からコンピュータ機器に送り込む方法の二種類がある。後者の方法を実現する機能をプッシュ機能という。前記アダプタ装置はBluetoothのオブジェクトプッシュプロファイルをサポートすることにより当該プッシュ機能を行う。
【0041】
次に第四の実施の形態として、請求項13に記載された発明に基づく実施の形態を以下に説明する。本実施の形態は、前記コンピュータ機器がBluetoothハンドセットまたはBluetoothヘッドセットである場合に、これらを電話として使用する場合の例である。前記BluetoothハンドセットおよびBluetoothヘッドセットとは、音声の双方向通信をおこなうための機器で、ハンドセットは電話の受話器のような形態で音声の入口と出口がそれぞれ機器の両端部に位置ようにデザインされている。これに対し、ヘッドセットは所謂ヘッドフォーンとマイクを合体させた形態で、マイク部から音声を入力しヘッドフォーン部から出力する。
【0042】
BluetoothハンドセットおよびBluetoothヘッドセットは上記のものにBluetooth通信機能を具備させたもので、前記アダプタ装置とBluetoothにより接続されるとともに前記アダプタ装置に音声対応の通信カードを装着しネットワーク接続を行うことにより前記ハンドセットおよびヘッドセットを電話として使用することができる。この機能を前記アダプタ装置で実現するには前記アダプタ装置においてBluetoothのヘッドセットプロファイルをサポートするようにすればよい。また、通信カードが音声対応でない場合でも前記ハンドセットまたはヘッドセットまたはPDA等をコンピュータ機器に使用しインターネット電話として使用することができる。ハンドセットまたはヘッドセットとPDA等の両方を接続した場合にはテレビ電話として使用することもできる。
【0043】
次に第五の実施の形態として請求項11に記載された発明に基づく実施例について説明する。本発明は前記アダプタ装置を無線LANアクセスポイントとして使用するものである。これを実施するためには、前記コンピュータ機器がワイヤレスLAN規格であるIEEE802.11規格に準拠した無線LAN通信をサポートすること、またはサポートするように拡張されていることが必要となる。また、前記アダプタ装置の無線通信手段がIEEE802.11に対応したものである必要があるため、前記第一の実施形態におけるBluetoothモジュールの代わりに無線LANモジュール(IEEE802.11モジュール)が搭載される必要がある。当該アダプタ装置のスロットには拡張カードとして通信カードが装着されなければならない。通信カードはFOMA等の高速通信カードであることが望ましい。
【0044】
【発明の効果】
本発明の第一の効果は、携帯端末の保持電力を極力消費することなく機能拡張カードを使用可能としたことにより、携帯端末の電力消費を気にすることなく消費電力の多いタイプの拡張カードを使用できることである。第二の効果は、携帯端末の小型性、軽量性等の利便性を損なうことなく、当該携帯端末に直接接続できないまたは直接接続したくない機能拡張カードを接続可能としたことにある。第三の効果は、本発明に基づくアダプタ装置に通信カードを装着したものを窓際等に設置することにより屋内の電波が弱く通信が不可能な場所に設置されたPCを窓際等へ移動させることなく通信を行えるようにしたことにある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における全体構造を示す機能ブロック図である。
【図2】Bluetoothモジュールの制御の流れを示すフローチャートである。
【図3】シリアル通信コントローラの制御の流れを示すフローチャートである。
【図4】第一の実施形態におけるマイクロコンピュータの制御の流れを示すフローチャートである。
【図5】電源コントロールマイクロコンピュータの制御の流れを示すフローチャートである。
【図6】第二の実施形態におけるマイクロコンピュータの制御の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 携帯端末
110 拡張カードアダプタ装置
111 スイッチ部
112 電池残量表示用LED
113 電源コントロールマイクロコンピュータ
114 DC/DCコンバータ
115 DC/DCコンバータ
116 電源部
121 Bluetoothモジュール
122 シリアル通信コントローラ
123 マイクロコンピュータ
124 FPGA PCMCIAインターフェース
125 バッファ&レベルシフトICモジュール
126 PCMCIAスロット
130 PCMCIAカード
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータ機器が有しない機能を、前記コンピュータ機器に拡張カードを間接的に接続することにより前記機能を前記コンピュータ機器に供給する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来においてコンピュータ機器に機能を拡張する場合、デスクトップ型のパーソナルコンピュータ(以下「PC」という。)においては機能拡張ボードをバススロットへ接続する方法、ノート型PCや携帯型情報機器(以下「PDA等」という。)においては機能拡張カード(以下「拡張カード」という。)をメモリ(拡張)カード用スロットへ装着する方法が採られている。具体的にはPalmm500シリーズが拡張カードを装着することが可能なPDAである(非特許文献1参照)。
【0003】
また、接続したい拡張カードに対応するスロットを目的のコンピュータ機器が具備していない場合には、規格の違うスロットやコネクタに直接またはケーブルを使用して接続し間接的にカードを接続するインターフェース変換アダプタがある。PDAに拡張カードスロット装置を直接接続するものとしは、HAGIWARA SYS−COM Communication Card Adapterがある(非特許文献2参照)。
【0004】
また、従来においてはPDA等に拡張カードを接続する場合、拡張カードが使用する電力は前記PDA等から供給されていた。しかし携帯端末に有線で接続する拡張カードアダプタで前記拡張カードアダプタが電源を具備しているものが特開2001−28836においては示されている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2001−28836
【非特許文献1】http://www.palm−japan.com/catalog/m500/m500−index.html、ウェブページ、12月4日現在
【非特許文献2】http://www.hscjpn.co.jp/products_s.php?idno=30、ウェブページ、12月4日現在
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術における第一の課題としては、従来型のカードアダプタはPDA等の軽量性、小型性を優位な特徴とする携帯機器の軽量性、小型性を失わせるということが挙げられる。PDA等は持ち運び使用することを前提とした機器であるので、小型、軽量であることが求められる。しかしながら、従来型の拡張カードアダプタは直接装着されるか有線で接続されるためPDA等と一体となってしまいPDA等の小型性、軽量性が失われる。
【0006】
第二の課題としては、軽量性、小型性を保持しながらかつカード使用による電力の消費を抑えたいということが挙げられる。カードの中には電力を多く使用するタイプのものがあり、当該カードの使用電力を前記携帯端末から供給することは、保持電力の少なく、コード接続により外部AC電源を供給することが適切でないこれら携帯端末にとっては致命的な欠点であった。
【0007】
第三の課題として、屋内で通信カードを使用したい場合、コンピュータ機器を使用する場所においては電波が弱く、この場所では通信カードを使用できないということがある。特にデスクトップ型のPCでは電波状態のよいところに移動して使用することは現実的でないため、不便である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる問題を解決するため、本発明では、拡張カードアダプタ装置を前記コンピュータ機器が有する無線通信機能に接続可能な無線通信手段と、拡張カードを接続するためのカード接続手段と、装置内の動作を制御するための制御手段と、当該拡張カードアダプタ装置および当該拡張カードに電力を供給する電力供給手段とを有する構成で作成した。これにより、前記コンピュータ機器と拡張カードアダプタ装置は無線にて接続されることとなるとともに、当該拡張カードアダプタ装置に供給される電力は前記コンピュータ危機から供給されるのではなく当該アダプタ自体でまかなうことができるようになった。ここで、前記のコンピュータ機器が有する無線通信機能とは、前記コンピュータ機器に無線通信機能が拡張機能として装着された場合を含む。
【0009】
以上の結果、第一にPDA等の携帯端末の場合、当該拡張カードアダプタ装置をかばん等の中に入れたままでPDA等を使用しインターネット接続等の拡張機能が使用できるので、使用者は当該拡張カードアダプタ装置の存在を意識する必要はなく使用でき、当該携帯端末自体の重量及び大きさが増すことはないので当該携帯端末の携帯性が損なわれることはない。また、当該外部拡張カードアダプタ装置に使用される電力は当該装置独自で補っており前記携帯端末の電力を使用することはないので、当該携帯端末の使用時間に影響を与えることはない。
【0010】
第二にPC等の使用において、屋内の電波状況の悪い場所でPHSカードを使用してインターネットに接続したい等の場合、PCの位置は変更せず、PHSカードを挿入した前記拡張カードアダプタ装置を窓際に持って行く等することによって、快適に無線によるインターネット接続が行える。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明のひとつの実施形態として、携帯端末100と拡張カードアダプタ装置110(以下「アダプタ装置」という。)とを接続する無線通信方式にBluetooth(登録商標)、前記アダプタ装置110がサポートする拡張カードにPCMCIA規格に準拠したカード130を使用し、前記PCMCIAカードは通信機能を前記携帯端末に拡張する通信カードである場合について説明する。
【0012】
まず、前記携帯端末100が前記アダプタ装置110とBluetoothを使用して通信するためには前記携帯端末100もBluetoothをサポートする必要がある。Bluetoothを標準でサポートしている携帯端末であれば問題ないが、もしサポートしていない場合、前記携帯端末100の拡張カードスロットに市販のBluetoothカードを挿入し、Bluetoothを使用できるようにしてやる必要がある。この場合当該Bluetoothカードは消費する電力を前記携帯端末100から得るが前記Bluetoothカードは消費電力が少ないタイプのカードであるので直接消費電力が多いタイプのカードを前記携帯端末100に接続する場合と比べて実質的に問題とはならない。
【0013】
次に、前記アダプタ装置110の内部モジュールについて図1のブロック図を基に説明する。まず、当該アダプタ装置には独自に電力を取得するための電源部116が備えられている。当該電源部116は1つまたは複数の電池を接続するためのスロットおよび外部AC電源モジュールを有する。外部AC電源を使用する場合には一般供給されるAC電源から専用のコードを使用して電力を取得する必要がある。電池から電力を供給したい場合には電池を挿入する必要がある。また、外部AC電源により充電可能な電源モジュールを使用することも可能である。当該電源部116からの電力は当該アダプタ装置110および当該アダプタ装置のカードスロット部126に挿入される通信カード130に送られる。
【0014】
DC/DCコンバータ114は当該電力を内部動作用(Bluetoothモジュール121、シリアル通信コントローラ122、マイクロコンピュータ123、スイッチ部111、電池残量表示用LED112、電源コントロールマイクロコンピュータ113およびバッファ&レベルシフトICモジュール125の一部)に送る。DC/DCコンバータ115は前記電力をバッファ&レベルシフトICモジュール125の残りの部分、PCMCIAスロット126および通信カード130に送る。なお、DC/DCコンバータ115は、通信カード130の動作電圧に合わせ出力電圧がコントロールできるものである。
【0015】
スイッチ部111はパワースイッチおよびリセットスイッチを有し、ユーザの行うパワースイッチのON/OFF切り替えに対応して電源コントロールマイクロコンピュータ113に当該アダプタ装置110の立ち上げおよびシャットダウンの指示を出す。また、ユーザがハードリセットスイッチを押した場合、スイッチ部111は前記電源コントロールマイクロコンピュータ123にハードリセットの指示を出す。
【0016】
電源コントロールマイクロコンピュータ113は、前記電源部で使用する電源が電池であるか外部AC電源であるかを見分けるとともに、もし使用電源が電池であるならばその電池残量を監視し、当該残量にしたがって電池残量表示用LED112の表示方法を変える。また、マイクロコンピュータ123に必要な情報を送信する。
【0017】
Bluetoothモジュール121は、当該モジュール内に接続されたアンテナを介して前記携帯端末100から送られたデータを受け取り、当該データをBluetoothの上位層プロトコルへの接続インターフェースとして規定されるHCI(Host Control Interface)を介してシリアル通信コントローラ122に送る。また、この逆の操作も行う。当該Bluetoothモジュール121ではBluetoothの下位層プロトコルにしたがって通信制御が行われる。
【0018】
HCIはBluetooth接続インターフェースとして外部接続の手段として提供されるもので、物理層の上に実装される論理的なインターフェースであり、Bluetoothモジュールを外部から操作するための手段を提供するものである。当該インターフェースは、無線特有の高精度のタイミング処理を意識することなく扱えるインターフェースとなっている。
【0019】
Bluetoothモジュール121にはCPUが搭載されているので、当該CPUの制御を図2に示すフローチャートに従い説明する。Bluetoothモジュール121においては、まず、当該モジュール内のアンテナを介し通信データが受信されたかどうかをチェックする(ステップ201)。もし受信されていたら、当該通信データをBluetoothの下位層プロトコルに従って処理し、前記HCIを介して上位層プロトコルに送れる形に変換する(ステップ202)。当該データを変換したら、シリアル通信コントローラに接続されたHCIに送信する(ステップ203)。
【0020】
ステップ201のチェックでもしアンテナを介して通信データが受信されていない場合は、前記HCIを介してデータが受信されているかどうかをチェックする(ステップ204)。もしされていたら、当該通信データをBluetoothの下位層プロトコルに従って処理し、前記アンテナを介して他のBluetooth通信機器に送れる形に変換する(ステップ205)。当該データを変換したら、アンテナを介して無線で接続された携帯端末に送信する(ステップ206)。当該モジュールはアンテナおよびHCIを介してのデータ受信を常時監視する。
【0021】
次に図1のブロック図に戻り各モジュールの説明を続ける。シリアル通信コントローラ122は、Bluetoothモジュール121からHCIを介して携帯端末から送られたデータを受け取り、マイクロコンピュータ123に送る。また、この逆も行う。シリアル通信コントローラにおいてはBluetoothの上位層プロトコルを制御する。
【0022】
当該シリアル通信コントローラ122においてもCPUが搭載されているのでその制御について図3に示すフローチャートに従って説明する。
シリアル通信コントローラ122においては、まず、Bluetoothモジュール121に接続された前記HCIを介してデータが受信されたかどうかをチェックする(ステップ301)。もしされていたら、当該データをBluetoothの上位層プロトコルに従って処理しさらに上位のプロトコルにあわせて変換しマイクロコンピュータ123に送れる形にしたうえで(ステップ302)、当該変換データを当該マイクロコンピュータに送信する(ステップ303)。
【0023】
ステップ301のチェックでもし前記HCIを介して通信データが受信されていない場合は、前記マイクロコンピュータ123からデータが受信されているかどうかをチェックする(ステップ304)。もしされていたら、当該通信データをBluetoothの上位層プロトコルに従って処理し、前記HCIを介して他のBluetoothモジュール121に送れる形に変換する(ステップ305)。当該データを変換したら、前記HCIを介してBluetoothモジュール121に送信する(ステップ306)。当該シリアル通信コントローラでは接続されている両インタフェースからデータを受信していないかどうか常時監視する。
【0024】
再び図1のブロック図に戻る。マイクロコンピュータ123はシリアルインターフェースであるHCIから受け取ったデータを最終的にパラレルインターフェースであるPCMCIAを通して拡張カードに渡すためにシリアル/パラレル変換を行い、FPGA PCMCIAインターフェース124に渡す。また、この逆も行う。
【0025】
次に、当該マイクロコンピュータ123のCPUの処理を図4に示すフローチャートに従って説明する。
電源スイッチ111を入れるか電源スイッチが既に入った状態でリセットスイッチを押すと、電源コントロールマイクロコンピュータ113から指示を受け、マイクロコンピュータ123は当該アダプタ装置110の立ち上げ処理を行う(ステップ401)。立ち上がった状態では、当該マイクロコンピュータ123は前記シリアル通信コントローラ122から通信データが受信されているかをチェックする(ステップ402)。もしされていれば、シリアルデータである当該通信データを最終的にPCMCIAカード130へ送るために、パラレルデータに変換する(ステップ403)。変換されたパラレルデータはFPGA PCMCIAインターフェース124に渡される(ステップ404)。
【0026】
ステップ402の分岐において、もしシリアル通信コントローラ122から通信データを受信していなければ、FPGA PCMCIAインターフェース124から通信データを受信しているかどうかを確認する(ステップ405)。もししていれば、PCMCIA規格に則り受信されデコードされたパラレルデータをBluetoothプロトコルに則り送信するためシリアルデータに変換する(ステップ406)。変換したら当該データはマイクロコンピュータに送られる(ステップ407)。当該マイクロコンピュータも双方のインターフェースからのデータ受信を常時監視する。
【0027】
図1のブロック図に戻り説明を続ける。FPGA PCMCIAインターフェース124は、パラレルデータに変換された前記データをマイクロコンピュータ123より受け取り、当該データを拡張カードに送るための信号送受信に関するタイミングの制御および信号のエンコード/デコードを行う。また、拡張カード側から送られたデータを携帯端末に送るためにも同様に信号送受信に関するタイミングの制御および信号のエンコード/デコードを行う。
【0028】
PCMCIAスロット126には前記通信カード130が挿入され、これによりカード130のコネクタ部はスロット126のコネクタ部に結合し、カードとスロットの各信号線がそれぞれ接続される。
当該アダプタ装置は3.3ボルトおよび5ボルトの電圧のPCMCIAカード130をサポートするので、バッファ&レベルシフトICモジュール125では挿入されたカード130のサポート電圧を認識し、それに従いスロット126の電圧を変化させる。また、当該バッファ&レベルシフトICモジュール125では、バッファも備えており、前記PCMCIAスロット126を介して拡張カード130に送られるデータおよび当該PCMCIAスロット126を介して拡張カード130から送られてきたデータを一時退避する。
【0029】
次に、当該アダプタ装置110の電源コントロールに関しさらに詳細に説明する。図5に示すフローチャートに基づき電源コントロールマイクロコンピュータ113の制御の流れを以下に説明する。
電源スイッチ111を入れるか電源スイッチが既に入った状態でリセットスイッチを押すと、電源コントロールマイクロコンピュータ113はマイクロコンピュータ123に当該アダプタ装置110の立ち上げ指示を出す(ステップ401)。その後、当該電源コントロールマイクロコンピュータ113はまず、外部AC電源から電源が供給されているかをチェックする(ステップ502)。もし、されていれば電池が接続されているかどうかにかかわらず、電源を外部AC電源からとる(ステップ503)。もし供給されていなければ、電池が接続されているので電源を当該電池からとる(ステップ504)。電源を電池からとる場合には、当該マイクロコンピュータ123は電池の残量をチェックする(ステップ505)。もし、電池の残量が80%以上あれば(ステップ506)、電池残量表示用LED112を緑色で表示する(ステップ507)。電池の残量が20%未満であれば(ステップ506)、当該残量が5%未満かどうかチェックする(ステップ508)。もし、5%以上であれば、電池残量表示用LED112を赤色で表示する(ステップ509)。もし、5%未満であれば(ステップ508)、電池残量表示用LED112を赤色で表示し、かつ点滅させる(ステップ508)。当該マイクロコンピュータは常に当該電源種別および電池残量を監視する。
【0030】
最後に当該携帯端末100において当該アダプタ装置110を介して前記通信カード130を使用する場合の通信データの流れを説明する。当該携帯端末110には当該アダプタ装置110に挿入する通信カード130に対応したデバイスドライバが事前にインストールされなければならない。当該デバイスドライバは拡張カード130を制御するためのソフトウェアであり、携帯端末100上のアプリケーションに対しユーザが出した指示をカード130が認識できる形の命令に置き換えてカード130に対し当該命令を送信する。また、拡張カードアダプタ装置110から受け取ったデータを前記アプリケーションが解釈できる形に変換しこれを渡す。本実施形態の場合、拡張カード130は通信カードであり例えばこれを具体的にPHSカードとすると、電話回線の接続および当該接続後の通信が具体的な用途として考えられる。
【0031】
なお、当該アダプタ装置110の基本的な動作は通信以外の他の拡張カード130の場合でも同様である。カード特有な部分、すなわちカードに対するコマンド種別やどのような形式でデータを送受信するか等は前記デバイスドライバが制御し、当該アダプタ装置110においては、デバイスドライバが送信した通信データを拡張カード130に適切に届けること、また、通信先から拡張カード130に届いたデータおよび拡張カード130が発信するデータを前記デバイスドライバに届けることが基本的な処理となる。
【0032】
したがって、結局当該アダプタ装置130の処理は携帯端末100から拡張カード130への通信データの送信と拡張カードから携帯端末への通信データの受信に集約される。通信データには携帯端末100から拡張カード130への命令となるコマンドデータや通信データとして通信機能を介して外部に送信されるデータ、外部から受信されるデータ等がある。
基本的なデータの流れは、携帯端末から発せられたデータに関する場合、Bluetoothモジュール121、シリアル通信コントローラ1221、マイクロコンピュータ123、FPGA PCMCIAインターフェース124、バッファ&レベルシフトICモジュール125、PCMCIAスロット126、拡張カード130の順に送信されそれぞれの通信階層に対応したプロトコル変換が行われる。また、拡張カードから送られるデータに関しては、この逆の経路を通る。
【0033】
以下この流れをもう少し具体的に説明する。携帯端末100から送られたデータは当該デバイスドライバによって変換された後、Bluetoothサポート機能によりBluetoothプロトコルに則って当該拡張カードアダプタ装置110に送られる。当該拡張カードアダプタ装置内では、これに対しBluetoothモジュール121が、当該モジュール内に具備されたアンテナを介して当該携帯端末100より送られたデータを受け取る。
【0034】
当該Bluetoothモジュール121では受け取ったデータを上位層プロトコルへ渡せる形に変換し、前記HCIを介してシリアル通信コントローラ122に送る。シリアル通信コントローラ122においては、前記HCIを介して受信したデータをさらに上のレベルに変換し、マイクロコンピュータ123に渡す。次に、マイクロコンピュータ123ではシリアル通信コントローラ122から受け取ったデータを、当該データはシリアルデータであるのでこれをパラレルデータに変換し、次のFPGA PCMCIAインターフェース124に渡す。
【0035】
当該FPGA PCMCIAインターフェース124は受け取ったデータをエンコードすると共にタイミング制御を行いバッファ&レベルシフトICモジュール125とPCMCIAスロット126を介し、拡張カードに送る。PCMCIAカード130では送られてきた命令を解釈しそれを実行する。
【0036】
なお、本実施形態においては、携帯端末100と当該アダプタ装置110を接続する無線通信方式はBluetoothであったが、本発明はこれに限ったものではない、現在存在する他の無線通信方式や将来開発される無線通信方式を使用しても同様な効果を得ることができる。また、本実施形態において当該拡張カードアダプタ装置110がサポートする拡張カードの規格はPCMCIAであったが、本発明はこれに限ったものではない。CF(CompactFlash)やSDIO等他のあらゆるカード規格を用いて本発明は実施可能である。加えて、通信カードとしてはPHSカード、無線LANカード、またはFOMA、DoPa等の回線に対応したものが考えられ、またその他の通信カードであってもよい。拡張カードの機能は通信に限ったものではなく、通信以外の機能を実現するカード例えばメモリカード、カメラカード、GPSカード等、あるいはそれらの機能の結合したカードでもよい。
【0037】
また、前記アダプタ装置を使用しコンピュータ機器をインターネットに接続し電子メールを使用する場合、前記アダプタ装置はプッシュ機能を提供することができる。プッシュ機能とは電子メールを受信する際の方式の一つでコンピュータ機器側主導で電子メールデータを取得するのではなく、プロバイダ側から電子メールデータをコンピュータ機器側に送り出してくる方式のことである。一般にPCでは前者の方式を採用し、携帯電話等ではプッシュ機能を使用している。プッシュ機能は前記アダプタ装置にBluetoothのオブジェクトプッシュプロファイルをサポートさせることにより実現できる。
【0038】
本発明の第二の実施形態として、以下に、請求項6記載の発明にかかる実施の形態を説明する。当該発明はある特定の拡張カード130、例えば特定メーカーのカードのみを当該拡張カードアダプタで実行することのできるようした機能を前述した実施形態に付加したものである。したがって、マイクロコンピュータの制御およびメモリ機能が付加されること以外は前述の第1の実施形態と同じであるので、マイクロコンピュータの制御のみを以下に説明する。
【0039】
マイクロコンピュータ123に接続されたメモリ装置に当該アダプタ装置110で実行可能な拡張カード130に関する情報例えば製造メーカー情報を入れておく。一方拡張カード130側にも当該製造メーカー情報をあらかじめ入れておく。マイクロコンピュータ123では当該拡張カード130がスロット126に挿入されたことを検地し(ステップ601)、当該カードの保持する製造メーカー情報を取得する(ステップ602)。次に当該情報とメモリ装置にあらかじめ保持しておいた製造メーカー情報を比較し(ステップ603)、もし、一致すれば(ステップ604)カード制御を引き続き行い(ステップ402)、もし、一致しなければ、エラーを出力しその後の携帯端末からの命令および通信先からの命令を無視する(ステップ604のおける「No」分岐)。
【0040】
これにより、例えば当該アダプタを製造・販売する会社はある特定の会社が製造・販売する拡張カードのみを当該アダプタ装置で使用可能にすることができ、自己に有利なビジネスを展開することができる。
次に第三の実施の形態として、請求項12に記載された発明に基づく実施の形態を以下に説明する。現在電子メールをコンピュータ機器に受信する方法としては、コンピュータ機器側から着信メールをメールサーバに探しに行く方法と、メールサーバ側からコンピュータ機器に送り込む方法の二種類がある。後者の方法を実現する機能をプッシュ機能という。前記アダプタ装置はBluetoothのオブジェクトプッシュプロファイルをサポートすることにより当該プッシュ機能を行う。
【0041】
次に第四の実施の形態として、請求項13に記載された発明に基づく実施の形態を以下に説明する。本実施の形態は、前記コンピュータ機器がBluetoothハンドセットまたはBluetoothヘッドセットである場合に、これらを電話として使用する場合の例である。前記BluetoothハンドセットおよびBluetoothヘッドセットとは、音声の双方向通信をおこなうための機器で、ハンドセットは電話の受話器のような形態で音声の入口と出口がそれぞれ機器の両端部に位置ようにデザインされている。これに対し、ヘッドセットは所謂ヘッドフォーンとマイクを合体させた形態で、マイク部から音声を入力しヘッドフォーン部から出力する。
【0042】
BluetoothハンドセットおよびBluetoothヘッドセットは上記のものにBluetooth通信機能を具備させたもので、前記アダプタ装置とBluetoothにより接続されるとともに前記アダプタ装置に音声対応の通信カードを装着しネットワーク接続を行うことにより前記ハンドセットおよびヘッドセットを電話として使用することができる。この機能を前記アダプタ装置で実現するには前記アダプタ装置においてBluetoothのヘッドセットプロファイルをサポートするようにすればよい。また、通信カードが音声対応でない場合でも前記ハンドセットまたはヘッドセットまたはPDA等をコンピュータ機器に使用しインターネット電話として使用することができる。ハンドセットまたはヘッドセットとPDA等の両方を接続した場合にはテレビ電話として使用することもできる。
【0043】
次に第五の実施の形態として請求項11に記載された発明に基づく実施例について説明する。本発明は前記アダプタ装置を無線LANアクセスポイントとして使用するものである。これを実施するためには、前記コンピュータ機器がワイヤレスLAN規格であるIEEE802.11規格に準拠した無線LAN通信をサポートすること、またはサポートするように拡張されていることが必要となる。また、前記アダプタ装置の無線通信手段がIEEE802.11に対応したものである必要があるため、前記第一の実施形態におけるBluetoothモジュールの代わりに無線LANモジュール(IEEE802.11モジュール)が搭載される必要がある。当該アダプタ装置のスロットには拡張カードとして通信カードが装着されなければならない。通信カードはFOMA等の高速通信カードであることが望ましい。
【0044】
【発明の効果】
本発明の第一の効果は、携帯端末の保持電力を極力消費することなく機能拡張カードを使用可能としたことにより、携帯端末の電力消費を気にすることなく消費電力の多いタイプの拡張カードを使用できることである。第二の効果は、携帯端末の小型性、軽量性等の利便性を損なうことなく、当該携帯端末に直接接続できないまたは直接接続したくない機能拡張カードを接続可能としたことにある。第三の効果は、本発明に基づくアダプタ装置に通信カードを装着したものを窓際等に設置することにより屋内の電波が弱く通信が不可能な場所に設置されたPCを窓際等へ移動させることなく通信を行えるようにしたことにある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における全体構造を示す機能ブロック図である。
【図2】Bluetoothモジュールの制御の流れを示すフローチャートである。
【図3】シリアル通信コントローラの制御の流れを示すフローチャートである。
【図4】第一の実施形態におけるマイクロコンピュータの制御の流れを示すフローチャートである。
【図5】電源コントロールマイクロコンピュータの制御の流れを示すフローチャートである。
【図6】第二の実施形態におけるマイクロコンピュータの制御の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 携帯端末
110 拡張カードアダプタ装置
111 スイッチ部
112 電池残量表示用LED
113 電源コントロールマイクロコンピュータ
114 DC/DCコンバータ
115 DC/DCコンバータ
116 電源部
121 Bluetoothモジュール
122 シリアル通信コントローラ
123 マイクロコンピュータ
124 FPGA PCMCIAインターフェース
125 バッファ&レベルシフトICモジュール
126 PCMCIAスロット
130 PCMCIAカード
Claims (13)
- CPUを内蔵するコンピュータ機器に無線通信により接続し、前記コンピュータ機器の機能を拡張するための拡張カードを前記コンピュータ機器に間接的に接続するための拡張カードアダプタ装置であって、
前記拡張カードアダプタ装置は、
前記コンピュータ機器が有する無線通信機能に接続するための無線通信手段と、
拡張カードを接続するためのカード接続手段と、
前記拡張カードアダプタ装置内の動作を制御するための制御手段と、
前記拡張カードアダプタ装置および前記拡張カードに電力を供給するための電力供給手段とを有することを特徴とする拡張カードアダプタ装置。 - 請求項1記載の拡張カードアダプタ装置であって、当該電力供給手段には取り替え可能な1つまたは複数の電池を接続することを特徴とする拡張カードアダプタ装置。
- 請求項1または2記載の拡張カードアダプタ装置であって、当該電力供給手段は外部AC電源から電力を得ることを特徴とする拡張カードアダプタ装置。
- 請求項3に記載の拡張カードアダプタ装置であって、当該電力供給手段は外部AC電源から得た電力を蓄えることができることを特徴とする拡張カードアダプタ装置。
- 請求項1から4いずれかに記載の拡張カードアダプタ装置であって、当該拡張カードアダプタ装置はさらに前記電池または前記外部AC電源より蓄えた電力の残量を表示する電池残量表示手段を有することを特徴とする拡張カードアダプタ装置。
- 請求項1から5いずれかに記載の拡張カードアダプタ装置であって、当該拡張カードアダプタ装置はさらに特定の拡張カードのみを使用可能にするための特定カード識別手段を有することを特徴とする拡張カードアダプタ装置。
- 請求項1から6いずれかに記載の拡張カードアダプタ装置であって、前記拡張カードのインターフェース規格はPCMCIAであることを特徴とする拡張カードアダプタ装置。
- 請求項1から7いずれかに記載の拡張カードアダプタ装置であって、前記拡張カードが提供する機能は通信機能であることを特徴とする拡張カードアダプタ装置。
- 請求項8に記載の拡張カードアダプタ装置であって、前記通信機能が使用する回線の種類はPHSまたはFOMA(登録商標)またはDoPa(登録商標)であることを特徴とする拡張カードアダプタ装置。
- 請求項1から9いずれかに記載の拡張カードアダプタ装置であって、前記無線通信手段が準拠する無線通信規格はBluetoothであることを特徴とする拡張カードアダプタ装置。
- 請求項8または9に記載の拡張カードアダプタ装置であって、前記無線通信手段が無線LAN規格のIEEE802.11に準拠することにより前記拡張カードアダプタ装置を無線LANアクセスポイントとして使用可能となしたことを特徴とする拡張カードアダプタ装置。
- 請求項1から10いずれかに記載の拡張カードアダプタ装置であって、前記拡張カードアダプタ装置はBluetoothにおけるオブジェクトプッシュプロファイルをサポートすることにより電子メールを前記コンピュータ機器に自動的に送り込む機能を有することを特徴とする拡張カードアダプタ装置。
- 請求項1から10いずれかまたは12に記載の拡張カードアダプタ装置であって、前記拡張カードアダプタ装置はBluetoothにおけるヘッドセットプロファイルをサポートすることにより音声データの送受信を前記コンピュータ機器との間で行える機能を有することを特徴とする拡張カードアダプタ装置。
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Cited By (2)
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CN100378638C (zh) * | 2005-06-28 | 2008-04-02 | 群联电子股份有限公司 | 外接式ms记忆卡介面转接装置 |
CN113050767A (zh) * | 2021-03-30 | 2021-06-29 | 联想(北京)有限公司 | 扩展插槽通道分配方法、装置、电子设备及介质 |
-
2003
- 2003-02-13 JP JP2003079039A patent/JP2004246849A/ja active Pending
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