JP2004246423A - 施工状況管理システム及びその方法 - Google Patents

施工状況管理システム及びその方法 Download PDF

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Abstract

【課題】住宅等を建築する場合において、施主、施工業者の双方が施工状況の進捗を容易かつ簡単に確認できるシステムを提供する。
【解決手段】管理サーバにアクセスし、管理サーバに登録されている中から所定の施主を指定する機能と、所定の住宅等について施工状況を撮像し、前記指定した施主に対応する施工状況画像として、送信する機能と、を備える第1情報端末と、管理サーバにアクセスし、管理サーバに記憶されている中から所定の施工状況画像を指定する機能と、管理サーバから送信された施工状況画像を受信し、表示する機能と、を備える第2情報端末と、第1情報端末において撮像した施工状況画像を受信し、第1情報端末において指定された施主に対応づけて記憶・管理する機能と、第2情報端末において指定された施工状況画像を読み出し、第2情報端末に送信する機能と、を備える。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅等を建築する際の施工状況を管理するためのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
住宅等を建築する場合、その施工状況の進捗は、施主、工務店等の施工業者の双方にとって、極めて関心の高い重要な情報である。例えば、施主にとっては、高額な購入品に該当する住宅等について、その施工が不備なく進行しているかどうかは非常に気にかかるところであり、一方、施工業者にとっても、スケジュールどおり設計どおりに施工を進行させるべく、施工状況を把握しておくことは必須と考えられるからである。
【0003】
従来においては、施主(又は施主の家族や友人などの関係者;以下まとめて「施主」と呼ぶ)は直接建設現場に赴いて自らの目で進捗を確認するのが通常であった。また、施工業者は、例えば定期的に建設現場の状況を写真に撮り、これをアルバム等に経時的に貼り付けて施工状況を管理するのが一般的であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、施主にとって、自己の日常業務(主婦による家事などを含む)の合間をぬって頻繁に建設現場に行くことは必ずしも容易でなく、現実には休日を利用して月数回程度赴くのが限度の場合が多いため、タイムリーかつ十分に進捗状況を確認することができないという問題があった。
【0005】
また、住宅等を建築する場合、複数の施工業者が様々な段階で同時並行又は時期を変えて関わるのが普通であるが、従来のような進捗管理方法では、これら複数の施工業者間で情報共有して作業の調整を図ることが難しいという問題もあった。
【0006】
そこで、本発明は、住宅等を建築する場合において、施主、施工業者の双方が施工状況の進捗を容易かつ簡単に確認できるシステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の施工状況管理システムは、第1情報端末と、第2情報端末と、管理サーバとを備えた施工状況管理システムであって、第1情報端末は、管理サーバに通信ネットワークを介してアクセスし、管理サーバに登録されている中から所定の施主を指定する機能と、所定の住宅等について施工状況を撮像し、前記指定した施主に対応する施工状況画像として、通信ネットワークを介して送信する機能と、を備え、第2情報端末は、管理サーバに通信ネットワークを介してアクセスし、管理サーバに記憶されている中から所定の施工状況画像を指定する機能と、管理サーバから送信された施工状況画像を受信し、表示する機能と、を備え、管理サーバは、第1情報端末において撮像した施工状況画像を受信し、第1情報端末において指定された施主に対応づけて記憶・管理する機能と、第2情報端末において指定された施工状況画像を読み出し、第2情報端末に送信する機能と、を備えることを特徴とする。第1情報端末と第2情報端末とは同一の端末であってもよい。
【0008】
好適には、第1情報端末は、第1情報端末において撮像した施工状況画像及び前記指定した施主の情報を所定の中継サーバに送信し、管理サーバは、前記所定の中継サーバから施工状況画像及び施主情報を受信し、前記受信した施主情報に基づいて第1情報端末において指定された施主に対応づけて前記受信した施工状況画像を記憶・管理することを特徴とする。
【0009】
本発明の施工状況管理方法は、第1情報端末と、第2情報端末と、管理サーバとを備えた施工状況管理システムを対象とする施工状況管理方法であって、第1情報端末において、所定の住宅等について施工状況を撮像する工程と、第1情報端末において、管理サーバに通信ネットワークを介してアクセスし、管理サーバに登録されている中から所定の施主を指定する工程と、第1情報端末において、前記撮像した施工状況画像を、前記指定した施主に対応する施工状況画像として、通信ネットワークを介して送信する工程と、管理サーバにおいて、第1情報端末で撮像した施工状況画像を受信し、第1情報端末で指定された施主に対応づけて記憶・管理する工程と、第2情報端末において、管理サーバに通信ネットワークを介してアクセスし、管理サーバに記憶されている中から所定の施工状況画像を指定する工程と、管理サーバにおいて、第2情報端末で指定された施工状況画像を読み出し、第2情報端末に送信する工程と、第2情報端末において、管理サーバから送信された施工状況画像を受信し、表示する工程と、を備えたことを特徴とする。第1情報端末と第2情報端末とは同一の端末であってもよい。
【0010】
本発明の施工状況管理方法は、コンピュータ(情報端末を含む)上で、本発明の施工状況管理方法の各工程を規定したプログラムを起動することにより、実現することができる。このようなプログラムは、CD−ROM、磁気ディスク、半導体メモリなどの各種の記録媒体を通じて又は通信ネットワークを介してコンピュータにインストールまたはロードすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下に本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0012】
図1は、本発明の第1の実施形態である施工状況管理システムの構成を表わすブロック図である。図1に示すように、施工状況管理システム1は、管理サーバ10、第1情報端末20、第2情報端末30を含んで構成される。
【0013】
管理サーバ10と第1情報端末20、第2情報端末30とは、通信ネットワーク(LAN、インターネット、専用線、パケット通信網、それらの組み合わせ等のいずれであってもよく、有線、無線の両方を含む)を介して、互いに通信可能に構成されている。なお、図1では、第1情報端末20、第2情報端末30についてそれぞれ1つのみしか示していないが、これらの装置は設計に応じて複数設けることが可能である。また、第1情報端末20が第2情報端末30を兼ねる構成、すなわち第1情報端末と第2情報端末とが同一の端末であってもよい。
【0014】
管理サーバ10は、制御手段(CPU)、入出力手段(キーボード、マウス、ディスプレイなど)、記憶手段(RAM、ROM、ハードディスクなど)等を備えた一般的な構成の情報処理装置によって構成することができる。
【0015】
管理サーバ10は、施主データベース11、施工状況画像データベース12にアクセス可能に構成される。各データベース11、12は、管理サーバ10によって直接又は間接にアクセスできるように構成されていればよく、図では管理サーバ10の一部として構成しているが、他の情報処理装置の制御下にあってもよい。
【0016】
施主データベース11は、施主ごとに割り当てられる施主識別情報に対応付けて、該施主の固有情報、該施主に対応する住宅等の施工工程情報などを記憶している(図2(a)参照)。
【0017】
施主の固有情報としては、例えば、氏名、住所、e−mailアドレス、年齢、職業、性別、電話番号、該施主に対応する住宅等の情報などが考えられる。なお、固有情報は、施主から受け取った情報(例えば登録用紙など)に基づき本システム1の管理者等が入力する構成とすることが考えられるが、施主自身が直接入力できるように構成してもよい。
【0018】
施工工程情報は、該施主に対応する住宅等の施工工程がどのように構成されているかを示す情報である。施工工程は、例えば1)着工前、2)地鎮祭、3)基礎工事、4)軸組工事、5)上棟式といった大分類工程に分けて構成することができ、更に例えば基礎工事であれば、3−1)基礎配筋工程、3−2)型枠施工工程、3−3)基礎工事完了工程といった細分工程に分けて構成することができる。
【0019】
施工状況画像データベース12は、施主識別情報に対応づけて、該施主に対応する住宅等の施工状況を撮像した画像(施工状況画像)を記憶している(図2(b)参照)。図に示すように、本実施形態では、施主ごとの施工状況画像は更に施工工程に対応づけられて管理されている。
【0020】
なお、施主データベース11と施工状況画像データベース12は共に施主識別情報に対応づけて構成されているため、両者を1つのデータベースとして構成してもよい。
【0021】
管理サーバ10は、第1情報端末20において撮像した施工状況画像を受信し、第1情報端末20において指定された施主に対応づけてデータベース12に記憶・管理する画像登録機能と、第2情報端末30において指定された施工状況画像をデータベース12より読み出し、第2情報端末30に送信する画像送信機能を備えている。これらの機能は、管理サーバ10上で、本発明の施工状況管理方法における工程の一部を規定したプログラムを起動することにより、実現することができる。なお、各機能については、施工状況を管理する枠組みの説明において、併せて説明する。
【0022】
第1情報端末20、第2情報端末30は、制御手段(CPU)、入出力手段(キーボード、マウス、ディスプレイなど)、記憶手段(RAM、ROM、ハードディスクなど)、撮像手段等を備えた一般的な構成の情報処理装置(例えば一般的なパソコンや携帯端末)によって構成することができる。ただし、後述するように建築現場において施工状況を撮像する利用形態を考えるならば、第1情報端末20は、例えば通信ネットワーク上のコンテンツ閲覧機能や撮像機能を備えた携帯電話など、携帯性に優れた情報端末を用いて構成することが望ましい。また、第2情報端末30は、施主等が場所や時間等の制約を受けずに施工状況画像を閲覧できるように、通信ネットワーク上のコンテンツ閲覧機能を備えた携帯電話など、第1情報端末20と同様に携帯性に優れた情報端末を用いて構成することが望ましい。なお、第1情報端末20、第2情報端末30を本システム1の専用装置として構成してもよい。
【0023】
第1情報端末20は、管理サーバ10に通信ネットワークを介してアクセスし、管理サーバ10に登録されている中から所定の施主を指定する施主指定機能と、前記指定した施主に対応する施工状況を撮像し、通信ネットワークを介して送信する画像撮像/送信機能と、を備える。また第2情報端末30は、管理サーバ10に通信ネットワークを介してアクセスし、管理サーバ10に記憶されている中から所定の施主に対応づけられている施工状況画像を指定する機能と、管理サーバ10から送信された施工状況画像を受信し、表示する機能と、を備える。これらの機能は、第1情報端末又は第2情報端末上で、本発明の施工状況管理方法における工程の一部を規定したプログラムを起動することにより、実現することができる。
【0024】
次に、本システム1を利用して実現される、施工状況を管理する枠組み(施工状況画像の登録処理、閲覧処理)について、図3、図4に示す処理フローを参照して説明する。なお、各ステップは処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更して、又は並列して実行することができる。
【0025】
(施工状況画像の登録処理:図3)
第1情報端末20は、ユーザからの入力に基づき、管理サーバ10に通信ネットワークを介してアクセスする(S100)。
【0026】
管理サーバ10は、第1情報端末20からのアクセスに対し、ログイン処理を実行する(S101)。ログイン処理は、施工状況画像の登録処理等を実行しようとするユーザが、登録等を行うことが許可されている正規のユーザであるかどうかを判断(認証)する処理である。例えば、予めユーザIDとユーザが選択したパスワードとを対応させて管理サーバ10内の記憶手段に記憶しておく。そして、ログイン処理時に、例えば図5(a)に示すようなログイン画面の情報を第1情報端末20へ送信し、ユーザよりユーザID及びパスワードを受け付け、受け付けた内容と記憶内容とが一致する場合に正規のユーザとして認証する。
【0027】
管理サーバ10は、ログイン処理において正規のユーザとして認証できた場合、施主データベース11を参照して、登録されている施主氏名等を読み出し、例えば図5(b)に示すような施主選択画面の情報を第1情報端末20へ送信する(S102)。
【0028】
第1情報端末20は、管理サーバ10から施主選択画面情報を受信して、これに基づき画面表示を行い、ユーザから施主の選択を受け付ける(S103)。
【0029】
第1情報端末20は、ユーザの選択に基づき施主を指定して、管理サーバ10にメニューの要求を送信する(S104)。
【0030】
管理サーバ10は、第1情報端末20からメニューの要求を受信した場合、図5(c)に示すような所定のメニュー画面の情報を第1情報端末20へ送信する(S105)。図に示す例では、メニューとして、施工状況画像の登録処理や閲覧処理のほか、ユーザ間のコミュニケーションツールである掲示板処理などが選択可能となっている。
【0031】
第1情報端末20は、管理サーバ10からメニュー画面情報を受信して、これに基づき画面表示を行い、ユーザから処理の選択を受け付ける(S106)。ここでは、ユーザが施工状況画像の登録処理を選択したものとして説明を続ける。
【0032】
第1情報端末20は、ユーザの選択に基づき施工状況画像の登録処理の実行要求を管理サーバ10に送信する(S107)。
【0033】
管理サーバ10は、第1情報端末20から登録処理の実行要求を受信した場合、施主データベース11を参照して、第1情報端末20において指定された施主に対応づけて登録されている施工工程の情報を読み出し、例えば図5(d)〜(g)に示すような工程選択画面の情報を第1情報端末20へ送信する(S108)。図に示す例では、工程選択画面は、大分類工程選択画面(図5(d))、細分工程選択画面(図5(e))、補足情報入力画面(図5(f))、確認画面(図5(g))などを含んで構成されている。
【0034】
第1情報端末20は、管理サーバ10から工程選択画面情報を受信して、これに基づき画面表示を行い、ユーザから施工工程の選択、補足情報の入力、登録内容の確認などを受け付ける(S109)。
【0035】
第1情報端末20は、ユーザの選択に基づき施工工程を指定して、管理サーバ10に登録コードの要求を送信する(S110)。
【0036】
管理サーバ10は、第1情報端末20から登録コードの要求を受信した場合、第1情報端末20において指定された施主や施工工程の情報をコード化して登録コードを生成し、第1情報端末20へ送信する(S111)。登録コードは、例えば単純には、施主の識別情報、施工工程の識別情報を数字列として表わし、両者を並べたものとすることができる。ただし、所定の暗号ロジックを利用するなど、セキュリティ性を高めて登録コードを生成するように構成してもよい。
【0037】
第1情報端末20は、管理サーバ10から登録コードを受信する(S112)。
【0038】
次に、第1情報端末20は、ユーザからの入力に基づき、第1情報端末20内に記憶されている施工状況画像を選択する(S113)。なお、施工状況画像は、原則として第1情報端末20の撮像機能を用いて撮像されたものであり、S113の実行までに撮像されていれば、その撮像タイミングはいつであってもよい。例えば、登録処理に先立って予め撮像しておいてもよく、またS112等の工程の実行後に撮像工程を実行してもよい。
【0039】
次に、第1情報端末20は、前記受信した登録コードとともに、前記選択した施工状況画像を送信する(S114)。ここで、施工状況画像等の送信形態として、第1情報端末20から管理サーバ10に対して直接送信する形態と、第1情報端末20から所定の中継サーバを経由して管理サーバ10に送信する形態(図6参照)を考えることができる。例えば前者の形態であれば、第1情報端末20から管理サーバ10へ送信する電子メールの添付ファイルとして、施工状況画像を送信することができる。一方、第1情報端末20から電子メールを送信する際に画像ファイル等を添付できない仕様となっている場合は、後者の形態により施工状況画像を送信する。すなわち、第1情報端末20から所定の中継サーバへ施工状況画像をデータ通信により送信し、中継サーバから管理サーバ10へ施工状況画像を添付して電子メールを送信する。
【0040】
管理サーバ10は、第1情報端末20から(又は中継サーバから)登録コード及び施工状況画像を受信した場合、S111において採用したコード化の手法に基づいて前記受信した登録コードをデコードし、指定施主の情報、施工工程の情報を取得する(S115)。
【0041】
次に、管理サーバ10は、施工状況画像データベース12を参照して、前記取得した指定施主の情報、施工工程の情報に対応する格納場所に、前記受信した施工状況画像を格納する(S116)。
【0042】
(施工状況画像の閲覧処理:図4)
第2情報端末30は、ユーザからの入力に基づき、管理サーバ10に通信ネットワークを介してアクセスする(S200)。
【0043】
管理サーバ10は、第2情報端末30からのアクセスに対し、ログイン処理を実行する(S201)。ログイン処理は、原則として登録処理の場合と同様に構成することができる。
【0044】
管理サーバ10は、ログイン処理において正規のユーザとして認証できた場合、施主データベース11を参照して、登録されている施主氏名等を読み出し、例えば図5(b)に示すような施主選択画面の情報を第2情報端末30へ送信する(S202)。
【0045】
第2情報端末30は、管理サーバ10から施主選択画面情報を受信して、これに基づき画面表示を行い、ユーザから施主の選択を受け付ける(S203)。
【0046】
第2情報端末30は、ユーザの選択に基づき施主を指定して、管理サーバ10にメニューの要求を送信する(S204)。
【0047】
管理サーバ10は、第2情報端末30からメニューの要求を受信した場合、図5(c)に示すような所定のメニュー画面の情報を第2情報端末30へ送信する(S205)。
【0048】
ここで、管理サーバ10は、ログイン処理の際のユーザID等から、管理サーバ10へアクセスしてきたユーザが施主であるかどうかを判断することが可能である。通常、施主が自己以外の施主に対応する施工状況画像の閲覧を希望することは稀であり、また施主によっては他の施主に対して閲覧を許可することを望まない場合もあるため、管理サーバ10へアクセスしてきたユーザが施主である場合は、S202〜S203の工程を省略し、ログイン処理において特定された施主を指定して、直ちにS204に移行する構成としてもよい。
【0049】
第2情報端末30は、管理サーバ10からメニュー画面情報を受信して、これに基づき画面表示を行い、ユーザから処理の選択を受け付ける(S206)。ここでは、ユーザが施工状況画像の閲覧処理を選択したものとして説明を続ける。
【0050】
第2情報端末30は、ユーザの選択に基づき施工状況画像の閲覧処理の実行要求を管理サーバ10に送信する(S207)。
【0051】
管理サーバ10は、第2情報端末30から閲覧処理の実行要求を受信した場合、施工状況画像データベース12を参照して、第2情報端末30において指定された施主(又はログイン処理において特定された施主)に対応づけて登録されている施工状況画像を読み出し、例えば図5(d)、(e)に示すような画像選択画面(工程選択画面)の情報を第2情報端末30へ送信する(S208)。
【0052】
第2情報端末30は、管理サーバ10から画像選択画面情報を受信して、これに基づき画面表示を行い、ユーザから施工状況画像(施工工程)の選択を受け付ける(S209)。
【0053】
第2情報端末30は、ユーザの選択に基づき施工状況画像(施工工程)を指定して、管理サーバ10へ閲覧要求を送信する(S210)。
【0054】
管理サーバ10は、第2情報端末30から施工状況画像の閲覧要求を受信した場合、施工状況画像データベース12を参照して、第2情報端末30において指定された施主(又はログイン処理において特定された施主)に関する、指定された施工状況画像(指定された施工工程に対応する施工状況画像)を読み出し、施工状況表示画面の情報(例えばHDMLドキュメントなど)とともに第2情報端末30へ送信する(S211)。なお、読み出した施工状況画像のサイズ等が第2情報端末30で表示するのに適切でない場合があるため、管理サーバ10において適切なサイズ等に変換してから、第2情報端末30へ送信することが望ましい。
【0055】
第2情報端末30は、管理サーバ10から施工状況画像、施工状況表示画面の情報を受信し、これらに基づき例えば図5(h)に示すように施工状況画像を画面表示する(S212)。
【0056】
このように本実施形態では、第1情報端末20により施工状況を撮像した画像を管理サーバ10において施主や施工工程に対応づけて記憶・管理しておき、第2情報端末30から閲覧要求があった場合に対応する施工状況画像を読み出して第2情報端末30へ送信する構成としているため、例えば施主が第2情報端末30を利用することで、わざわざ建築現場に赴くことなく、施工状況の進捗を容易かつ簡単に確認することが可能となる。また、各施工業者がそれぞれ第2情報端末30を利用することで、施工業者間で施工状況の進捗について情報を共有することができ、スムーズに作業の調整を図ることが可能となる。更に、第1情報端末20から管理サーバ10へ通信ネットワークを介して施工状況画像を送信する構成としているため、通常の写真等で管理する場合に比べて迅速に施工状況の進捗を更新することができ、施主や施工業者はタイムリーに施工状況を把握することが可能となる。
【0057】
(その他)
本発明は、上記各実施の形態に限定されることなく種々に変形して適用することが可能である。
【0058】
例えば、上記実施形態では管理サーバ10において登録コードを生成する構成としているが、第1情報端末20において施主や施工工程の情報をコード化して登録コードを生成する構成としてもよい。ただし、この場合、管理サーバ10は、S115において登録コードをデコードできるように、第1情報端末20におけるコード化の手法を把握している必要がある。
【0059】
また例えば、施工状況画像データベース12に蓄積された施工状況画像を印刷する手段(工程)を設けることで、住宅等の竣工後などに記念アルバムとして施主に贈呈するといった運用形態を考えることもできる。
【0060】
また例えば、掲示板等の機能を利用して、管理サーバ10上に施主と施工業者との間の意見交換の場を設けてもよく、この場合、両者間で相互に質問や要望の伝達、確認などをタイムリーかつ簡単に行うことが可能となる。
【0061】
なお、本発明は、施工状況の管理以外にも適用することができ、ユーザが地理的、時間的な理由で現場に赴いて確認することが困難な場合であれば、上記実施形態と同様の効果を得ることが可能である。
【0062】
【発明の効果】
本発明によれば、住宅等を建築する場合において、施主、施工業者の双方が施工状況の進捗を容易かつ簡単に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る施工状況管理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】施主データベース11、施工状況画像データベース12におけるデータ構造を説明するための図である。
【図3】施工状況画像の登録処理を説明するためのフローチャートである。
【図4】施工状況画像の閲覧処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】登録処理/閲覧処理において使用される画面情報の例を示す図である。
【図6】中継サーバを介して施工状況画像を登録する場合の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 施工状況管理システム
10 管理サーバ
11 施主データベース
12 施工状況画像データベース
20 第1情報端末
30 第2情報端末

Claims (5)

  1. 第1情報端末と、第2情報端末と、管理サーバとを備えた施工状況管理システムであって、
    第1情報端末は、
    管理サーバに通信ネットワークを介してアクセスし、管理サーバに登録されている中から所定の施主を指定する機能と、
    所定の住宅等について施工状況を撮像し、前記指定した施主に対応する施工状況画像として、通信ネットワークを介して送信する機能と、を備え、
    第2情報端末は、
    管理サーバに通信ネットワークを介してアクセスし、管理サーバに記憶されている中から所定の施工状況画像を指定する機能と、
    管理サーバから送信された施工状況画像を受信し、表示する機能と、を備え、
    管理サーバは、
    第1情報端末において撮像した施工状況画像を受信し、第1情報端末において指定された施主に対応づけて記憶・管理する機能と、
    第2情報端末において指定された施工状況画像を読み出し、第2情報端末に送信する機能と、
    を備えることを特徴とする施工状況管理システム。
  2. 第1情報端末と第2情報端末とが同一の端末であることを特徴とする請求項1記載の施工状況管理システム。
  3. 第1情報端末は、第1情報端末において撮像した施工状況画像及び前記指定した施主の情報を所定の中継サーバに送信し、
    管理サーバは、前記所定の中継サーバから施工状況画像及び施主情報を受信し、前記受信した施主情報に基づいて第1情報端末において指定された施主に対応づけて前記受信した施工状況画像を記憶・管理することを特徴とする、請求項1又は2記載の施工状況管理システム。
  4. 第1情報端末と、第2情報端末と、管理サーバとを備えた施工状況管理システムを対象とする施工状況管理方法であって、
    第1情報端末において、所定の住宅等について施工状況を撮像する工程と、
    第1情報端末において、管理サーバに通信ネットワークを介してアクセスし、管理サーバに登録されている中から所定の施主を指定する工程と、
    第1情報端末において、前記撮像した施工状況画像を、前記指定した施主に対応する施工状況画像として、通信ネットワークを介して送信する工程と、
    管理サーバにおいて、第1情報端末で撮像した施工状況画像を受信し、第1情報端末で指定された施主に対応づけて記憶・管理する工程と、
    第2情報端末において、管理サーバに通信ネットワークを介してアクセスし、管理サーバに記憶されている中から所定の施工状況画像を指定する工程と、
    管理サーバにおいて、第2情報端末で指定された施工状況画像を読み出し、第2情報端末に送信する工程と、
    第2情報端末において、管理サーバから送信された施工状況画像を受信し、表示する工程と、
    を備えたことを特徴とする施工状況管理方法。
  5. 第1情報端末と第2情報端末とが同一の端末であることを特徴とする請求項4記載の施工状況管理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016001375A (ja) * 2014-06-11 2016-01-07 株式会社Mxエンジニアリング ウェディング住宅建築受注システム

Cited By (1)

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JP2016001375A (ja) * 2014-06-11 2016-01-07 株式会社Mxエンジニアリング ウェディング住宅建築受注システム

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