JP2004245489A - ファンコイルユニット - Google Patents

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JP2004245489A JP2003035241A JP2003035241A JP2004245489A JP 2004245489 A JP2004245489 A JP 2004245489A JP 2003035241 A JP2003035241 A JP 2003035241A JP 2003035241 A JP2003035241 A JP 2003035241A JP 2004245489 A JP2004245489 A JP 2004245489A
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Ichiro Doi
井 一 郎 土
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Kurogane Kosakusho Ltd
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Kurogane Kosakusho Ltd
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Abstract

【目的】本発明は、特に多床室の病室を各ベッドごとに個別に空調するファンコイルユニットに関するものであり、簡単な構造で、安価に製作出来、各被空調空間の温度設定が、稼働している送風機の数(空調している被空調空間の数)に関係なく、安定した空調温度を得る事が出来るファンコイルユニットを得ることを目的とする。
【構成】機体内部に吸い込まれた空気を複数の被空調空間に個別に給気するファンコイルユニットであって、機体内部は、複数の被空調空間に対応して複数個の分室に区画され、各分室は、それぞれ独立して駆動する送風機と、分室ごとに使用される範囲が区画された共用の熱交換コイルを内部に有しているものである。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に多床室の病室を各ベッドごとに個別に空調するファンコイルユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、一つの空調機で複数のベッド(被空調空間)を個別に空調する場合、空調機から複数の被空調空間にダクトを配設し、各被空調空間のダクトの吹出口に可変風量(VAV)ユニットを設けて、空調を行う方法があった。
しかし、この方法では、各被空調空間の風量を変化させながら静圧もコントロールする場合、制御装置が複雑化しコスト高となる欠点があった。
そこで、空調機の機体内に熱交換コイルを設けた熱交換室と、この熱交換室と連通する複数の分流路とを形成し、この各分流路に熱交換室から分流路の向かう方向に空気を送る送風機と、上記被空調空間からの逆流を防止するダンパー機構を設けた構成のファンコイルユニットが提供されるようになった。(例えば特許文献1参照。)
【0003】
上記構成によると、熱交換コイルは、各被空調空間部のすべてを空調する場合も、一箇所のみを空調し、他の被空調空間を空調しない場合であっても、熱交換コイルを全幅に渡って常に使用するので、被空調空間ごとでの吹出し温度の制御が非常に困難であった。
すなわち、熱交換コイルを通過する風量は稼働している送風機の数(空調している被空調空間の数)によって常に変化するのに対し、熱交換コイルは風量に関係なく最大幅で使用されるため、被空調空間への高、中、低の設定吹出温度が、稼働している送風機の数によって、一定ではなかった。
又、各分流路が熱交換室を介して連通しているので、被空調空間同士も熱交換コイルを通過せず空気が流通することとなり、この被空調空間からの逆流防止のためのダンパーが必要となり、その分コストアップの原因となっていた。
【0004】
【特許文献1】
特許第2930295号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、簡単な構造で、安価に製作出来、各被空調空間の温度設定が、稼働している送風機の数(空調している被空調空間の数)に関係なく、安定させ得るファンコイルユニットの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】
上記課題を解決する為、本発明が手段とする第1の特徴は、機体内部に吸い込まれた空気を複数の被空調空間に個別に給気するファンコイルユニットであって、機体内部は、複数の被空調空間に対応して複数個の分室に区画され、各分室は、それぞれ独立して駆動する送風機と、分室ごとに使用される範囲が区画された共用の熱交換コイルを内部に有しているものである。
【0007】
次に、本発明が手段とする第2の特徴は、前記第1の特徴に加え、被空調空間は、複数の個別空間と一つの共用空間よりなり、個別空間はダクトを介して分流した調和空気によって空気調和し、共用空間は機体本体下方の長手方向全幅から吹き出した調和空気によって空気調和するものである。
【0008】
次に、本発明が手段とする第3の特徴は、機体内部に吸い込まれた空気を分流して、複数の被空調空間に給気するファンコイルユニットであって、機体内の上部に左右に所定間隔を有して平行に2つの熱交換コイルが配設され、吸込んだ空気を上方向けて吹出す送風機の吹出口が臨む仕切板が2つの熱交換コイルの下方に配設され、機体の左右側板の内側に所定間隔を有して内側仕切壁が配設されて、機体と仕切壁と内側仕切板で吹出部が形成され、仕切板と内側仕切板で吸込部が形成され、熱交換コイル間及び熱交換コイルと左右側板間に上前後隔壁が配設され、さらに、上前後隔壁と機体の前後板間に前分割板が配設されて、第1分室、第2分室、第3分室、第4分室が構成され、上前後隔壁と仕切板にて第5分室が構成され、それぞれ個別のモーターにて駆動する個別の送風機より、各分室に送り出された空気は、共有の熱交換コイルのそれぞれの使用区画を使用して調和され、被空調空間に吹き出されるものである。
【0009】
【実施例】
以下、添付図面に基いて実施例を説明する。
図1において、符号10は本発明のファンコイルユニットを示している。
ファンコイルユニット10は、天井内部に据付けられる機体1と、機体1の下方で天井の室内側に面する化粧パネル部5より構成されている。
符号100・・・は分岐ダクトを示し、符号4・・・は各被空調空間の手元スイッチ(リモコン)を示し、符号41は手元スイッチ(リモコン)4・・・のコントロール盤を示し、符号42は結露水の水抜き部を示し、符号43、44は熱交換コイルの給排水管を示している。
【0010】
機体1は左右側板11、11、前後側板12、12と、上面板13から形成された下方が開口する箱型をなしている。
そして、機体1内の上部に左右に所定間隔を有して2つの熱交換コイル14、14が平行に配設され、熱交換コイル14、14の下方にドレンパン15、15が配設され、ドレンパン15、15間と、ドレンパン15、15の下方に、空気漏れを防ぐ為に仕切板16が配設され、仕切板16の下方に被空調空間に対応する数の送風機17・・・が配設され、吸込んだ空気を上方向けて吹出す送風機吹出口171を仕切板16に臨ませている。
符号161は送風機17のモーター取り付け板を示している。
【0011】
そして、機体1の左右側板11、11の内側で、熱交換コイルの左右側板11、11側に、左右側板11、11と所定間隔を有し、平行に内側仕切壁18、18が配設されて、機体1と仕切板16と内側仕切壁18、18で、吹出部20が形成され、仕切板16と内側仕切壁18、18で吸込部30が形成されている。
吹出部20は、熱交換コイル14、14間、及び、熱交換コイル14、14と左右側板11、11間に配設された上前後隔壁21、22にて前後方向に3分割されると共に、上前隔壁21の左右方向中央部と機体1の前板12の左右方向中央部間に前分割板23が配設され、第1分室A、第2分室Bが構成される。
【0012】
さらに、上記同様、上後隔壁22の左右方向中央部と機体1の後板12の左右方向中央部間に後分割板24が配設され、第3分室C、第4分室Dが構成されている。
そして、第1分室A、第2分室B、と第3分室C、第4分室D間には上前後隔壁21、22にて形成される第5分室Eが構成される。
【0013】
すなわち、それぞれ個別のモーター4・・・にて駆動する個別の送風機17・・・より、第1分室A、第2分室B、第3分室C、第4分室D、第5分室Eに送り出された空気は、共有の熱交換コイル14、14のそれぞれの使用区画を通過して調和空気となる。
【0014】
一方、第1分室A、第2分室B、第3分室C、第4分室Dの内側仕切壁18、18の上端部と左右側板11、11間と、機体1の前後板12、12と上前後隔壁21、22の下端間に送風仕切板19、19が配設されている。
そして、左右側板11、11の上部に上記各分室A、B、C、Dに対応して調和空気吹出口25・・・が形成され、各分室A、B、C、Dの調和空気は調和空気吹出口25・・・より吹出され、ダクト100・・・にて被空調空間の個別空間(病室のカーテン等で区画された患者のベッド廻り)に導かれる。
又、分室Eの調和空気は機体1の左右側板11、11と、内側仕切板18、18と、上前後隔壁21、22と、送風仕切板19、19間より化粧パネル5方向に吹き出される。
【0015】
化粧パネル部5は、周部上面が天井面の室内側に当接する外枠体51と、外枠体51の左右端部と所定間隔を有して内側に配設され、機体1の左右側板11、11と内側仕切板18、18間に連通する吹出溝52、52が形成され、フィルター53が設けられた内枠体54と、内枠体54の左右端部と所定間隔を有して配設され、吸込部30に連通する吸込溝55、55となした着脱パネル56より構成されている。
すなわち、分室Eより吹き出された調和空気は、機体1の左右側板11、11と内側仕切板18、18と送風仕切板19、19間より拡散した状態で、吹出溝52、52より被空調空間の共用空間(病室内の通路等)に吹き出される。
【0016】
本発明は上記の如く構成され、病室内の共用空間の中央部の天井面に設置されるが、病室の構成によっては廊下側に設置し、共用空間にダクトを介して、調和空気を吹出すようにしても良い。
この場合、上前後隔壁21、22の下端部間を閉塞し、分室Eに対応する左右側板11、11に調和空気吹出口を設けダクト100・・・にて共用空間に導かれる事となる。
【0017】
【発明の効果】
特許請求の範囲の請求項1に記載の発明によれば、複数の被空調空間に対応して複数個の分室に区画され、各分室は、それぞれ独立して駆動する送風機と、分室ごとに使用される範囲が区画された共用の熱交換コイルを内部に有しているので、熱交換コイルを通過する風量は稼働している送風機の数(空調している被空調空間の数)に影響されることがなく、高、中、低の設定温度が常に安定したものとなるだけでなく、内部に設けられた熱交換コイルを通過する空気の通過抵抗より、送風機の吸込み側の抵抗のほうがはるかに少ないので、ダンパーを設けなくても被空調空間からの逆流が防止でき、その分安価に製作できる。
特許請求の範囲の請求項2に記載の発明によれば、上記効果に加え、共用空間は機体本体下方の長手方向全幅から吹出した調和空気によって調和する構成としているので、共用空間を広範囲に渡って空調することができる。
特許請求の範囲の請求項3に記載の発明によれば、請求項1の発明と同じ効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の正面図
【図2】第1、第2分室部分の要部縦断面図
【図3】第5分室部分の要部縦断面図
【図4】本発明の要部横断面図
【図5】図3のF−F線要部断面図
【符号の説明】
1 機体
10 ファンコイルユニット
14 熱交換コイル
16 仕切板
17 送風機
18 内側仕切壁
20 吹出部
21 上前隔壁
22 上後隔壁
23 前分割板
24 後分割板
A 第1分室
B 第2分室
C 第3分室
D 第4分室
E 第5分室

Claims (3)

  1. 機体内部に吸い込まれた空気を複数の被空調空間に個別に給気するファンコイルユニットであって、機体内部は、複数の被空調空間に対応して複数個の分室に区画され、各分室は、それぞれ独立して駆動する送風機と、分室ごとに使用される範囲が区画された共用の熱交換コイルを内部に有していることを特徴とするファンコイルユニット。
  2. 被空調空間は、複数の個別空間と一つの共用空間よりなり、個別空間はダクトを介して分流した調和空気によって空調し、共用空間は機体本体下方の長手方向全幅から吹き出した調和空気によって空気調和することを特徴とする請求項2に記載のファンコイルユニット。
  3. 機体内部に吸い込まれた空気を分流して、複数の被空調空間に給気するファンコイルユニットであって、機体内の上部に左右に所定間隔を有して平行に2つの熱交換コイルが配設され、吸い込んだ空気を上方に向けて吹き出す送風機の吹出口が臨む仕切板が2つの熱交換コイルの下方に配設され、機体の左右側板の内側に所定間隔を有して内側仕切壁が配設されて、機体と仕切壁と内側仕切板で吹出部が形成され、仕切板と内側仕切板で吸込部が形成され、熱交換コイル間及び熱交換コイルと左右側板間に上前後隔壁が配設され、さらに、上前後隔壁と機体の前後板間に前分割板が配設されて、第1分室、第2分室、第3分室、第4分室が構成され、上前後隔壁と仕切板にて第5分室が構成され、それぞれ個別のモーターにて駆動する個別の送風機より、各分室に送り出された空気は、共有の熱交換コイルのそれぞれの使用区画を使用して空調され、被空調空間に吹き出される事を特徴とするファンコイルユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007057174A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Shimizu Corp パーソナル空調システム
EP1798491A1 (en) * 2005-12-19 2007-06-20 AERMEC S.p.A. Modular air-conditioning unit

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