JP2004242149A - 光スイッチ増設方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】多段の光スイッチ装置において入出力数の拡張を容易に行う。
【解決手段】光スイッチ装置は、複数個の入力部と複数個の出力部とを持ち、任意の入力部から任意の出力部への選択可能な光スイッチ単体部を複数個並列に配置したスイッチ群を1段とし、複数の段を1列に配置し、それらの段の間を接続してN個の入力部とM個の出力部を設ける。ここで、いずれかの段は、n個(n<N)の入力部と、m個(m<M)の出力部と、n個の入力光をスルー出力するスルー出力部と、m個の出力部に光をスルー出力するスルー出力部とを持つスイッチ単体部4個を、互いにスルー出力部と入力部とを接続し、スルー入力部と出力部とを接続した複合スイッチ部を含むことを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】光スイッチ装置は、複数個の入力部と複数個の出力部とを持ち、任意の入力部から任意の出力部への選択可能な光スイッチ単体部を複数個並列に配置したスイッチ群を1段とし、複数の段を1列に配置し、それらの段の間を接続してN個の入力部とM個の出力部を設ける。ここで、いずれかの段は、n個(n<N)の入力部と、m個(m<M)の出力部と、n個の入力光をスルー出力するスルー出力部と、m個の出力部に光をスルー出力するスルー出力部とを持つスイッチ単体部4個を、互いにスルー出力部と入力部とを接続し、スルー入力部と出力部とを接続した複合スイッチ部を含むことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光通信に用いられる光スイッチ装置の入出力数の拡張に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光通信において、ネットワークや伝送システムの広帯域化・大容量化を実現するため、光ネットワークの構築が望まれている。光クロスコネクト(OXC)装置は、光ネットワークを構築する上で核となる装置である。光クロスコネクト装置の1つの重要な課題は、初期に設置した光スイッチ部を情報容量の増大に伴って増設していくことである。したがって、光クロスコネクト装置では、入出力数の拡張が容易であることが望まれる。
【0003】
特開2002−124918号公報に記載された光クロスコネクト装置では、たとえばn×n光マトリクススイッチ(以下、光スイッチという)を4個使用し、(2n)×(2n)の光スイッチに拡張している。各光スイッチは、同じ4個の入力ポート、予備入力ポート、出力ポート、予備出力ポートを備える。拡張する場合は、4個の光スイッチを組み合わせて、入力信号が、次の4つの経路、すなわち、(1)第1の光スイッチの入力ポート→出力ポート→第4の光スイッチの予備入力ポート→出力ポート、(2)第1の光スイッチの入力ポート→予備出力ポート→第3の光スイッチの入力ポート→出力ポート、(3)第2の光MSWの入力ポート→出力ポート→第3の光スイッチの予備入力ポート→出力ポート、(4)第2の光スイッチの入力ポート→予備出力ポート→第4の光スイッチの入力ポート→出力ポート、と流れるように接続する。こうして、信号は常に2つの光スイッチを流れるので、損失を低減でき、また出力光レベルの較差を小さくできる。
【0004】
大規模な光スイッチ装置では、光スイッチ単体を複数個並列に配置して1つの段を構成し、各段の間を光ファイバで接続する多段構成を用いる。特開2000−244951号公報では、3段からなる光クロスコネクト装置における光スイッチの増設が記載されている。たとえば、第2段の単位スイッチは初めにすべて設置しておき、第1段と第3段の単位スイッチは初期設定時の数から増設していく。しかし、この光クロスコネクト装置では、初期の段階でも第2段の単位スイッチはすべて設置しておく必要があり、初期のハードウェア数が多いという問題がある。また、将来的に達成できるスイッチ規模は第2段のスイッチで決定されるため、拡張レベルに限界がある。
【0005】
また、別の構成では、第2段のスイッチを増設可能とし、第2段スイッチの増設に併せて第1段と第3段のスイッチを増設する。しかし、第2段スイッチは初期設置時には部分的にしか利用されておらず、使用ポートの数に対するハードウェアの効率は悪い。また、先の例と同様に、将来的に達成できるスイッチ規模は第2段のスイッチの性能で決定されるため、拡張レベルに限界がある。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−244951号公報
【特許文献2】
特開2002−124918号公報(図1、図13)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特開2000−244951号公報に記載された多段の光スイッチ装置では、ハードウェアの使用効率が低い。また、増設は、運用中の光信号を遮断し、パスを変更しないとできない。なお、特開2002−124918号公報に記載された光クロスコネクト装置では、入出力数の拡張において、構成要素であるn×n光スイッチの数を増やして規模を拡大しているだけである。また、多段の光スイッチ装置については記載されていない。したがって、多段の光スイッチ装置において、入出力数の拡張が容易に行えるようにすることが望ましい。
【0008】
この発明の目的は、多段の光スイッチ装置において、処理容量の増大に従って、その入力数を拡張するようにすることである。
この発明の他の目的は、多段の光スイッチ装置の入出力数を、運用中の光信号を遮断、パス変更することなく拡張増設できるようにすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る光スイッチ増設方法は、複数個の入力部と複数個の出力部とを持ち、任意の入力部から任意の出力部への選択が可能な単位光スイッチを複数個並列に配置したスイッチ群を1段とし、複数の段の出力部と入力部との間を接続ラインで逐次接続した、N個の入力部とM個の出力部を設けた光スイッチ装置の入出力数を拡張するための方法である。前記の単位光スイッチは、n個(n<N)の入力部と、m個(m<M)の出力部と、n個の入力光をスルー出力するスルー出力部と、m個の出力部に光をスルー出力するスルー出力部とを持ち、物理的に分割できないスイッチ単体、4個の前記のスイッチ単体を、互いにスルー出力部と入力部とを接続し、出力部とスルー入力部とを接続した複合光スイッチ、および/または、4個の前記の複合スイッチ単体を、互いにスルー出力部と入力部とを接続し、出力部とスルー入力部とを接続した拡大複合光スイッチを含む。光スイッチ装置の入出力数を拡張するとき、各段において、それに含まれる単位光スイッチの数を2倍にするか、または、単位光スイッチそれぞれに対し新たに3個を組み合わせて、単位光スイッチ4個を、互いにスルー出力部と入力部とを接続し、スルー入力部と出力部とを接続する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、図面において、同じ参照記号は同一または同等のものを示す。
【0011】
多段の光クロスコネクト装置(以下光スイッチ装置という)において、入出力数の拡張が容易に行えることが望ましい。このため、本発明の多段の光スイッチ装置では、一つの段に、複数個の入力部と複数個の出力部とを持ち、任意の入力部から任意の出力部への選択が可能な単位光スイッチが複数個並列に配置され、複数の段の出力部と入力部との間は接続ラインで逐次接続される。1つの段において、1つの単位光スイッチは、他の単位光スイッチの入力部または出力部とは接続されていない。単位光スイッチは、たとえば、光スイッチ単体、すなわち、n個の入力部と、m個(m<M)の出力部と、n個の入力光をスルー出力するスルー出力部と、m個の出力部に光をスルー出力するスルー出力部とを持ち、物理的に分割できないものである。ここに、光スイッチ装置の入力部の数をN個、出力部の数をM個とすると、m<M、かつ、n<Nである。単位光スイッチは、さらに、4個の光スイッチ単体を組み合わせた複合スイッチを含む。複合スイッチでは、4個の光スイッチ単体を、互いにスルー出力部と入力部とを光ファイバで接続し、出力部とスルー入力部とを光ファイバで接続する。複合光スイッチにおける4個の光スイッチ単体の接続の手法をスルー接続という。単位光スイッチは、さらに複合光スイッチを複数個(たとえば4個)スルー接続で組み合わせた拡大複合光スイッチであってもよい。
【0012】
実施の形態1.
図1は、本発明の第1の実施の形態の光スイッチ装置を示す。光スイッチ単体は、実線または破線の四角で示される。この例では、ハッチングで示した光スイッチ単体が初期状態で設定され、破線は、将来の増設位置を示す。この光スイッチ装置は、初期設定時は6×6スイッチを、増設時には24×24スイッチを構成する。初期設定時は、光信号が入力される第1段は3個の2×4スイッチ10から構成され、第2段は4個の3×3スイッチ12から構成され、光信号が出力される第3段は、3個の4×2スイッチ14から構成され、各段の間は光ファイバの接続ラインで接続される。n×mスイッチとは、n個の入力部とm個の出力部を備える光スイッチ単体である。図示の煩雑を避けるために、各段の間の接続ラインは一部しか示されていない。(以下の図4などについても同様に、各段の間の接続ラインは一部しか示されていない。)たとえば第1段と第2段との間の接続について説明すると、第1段の各光スイッチ単体10は4本の出力部を備え、4本の出力部のうち最も左側の出力部は、第2段の最も下側の光スイッチ単体12の3つの入力部のいずれかに接続される。同様に、図示しないが、第1段の各光スイッチ単体10の4本の出力部のうち左側から2番目の出力部は、第2段の下から2番目の光スイッチ単体12の3つの入力部のいずれかに接続され、また、第1段の各光スイッチ単体10の4本の出力部のうち左側から3番目の出力部は、第2段の下から3番目の光スイッチ単体12の3つの入力部のいずれかに接続される。また、第一段の各光スイッチ単体10の4本の出力部のうち最も右側の出力部は、第2段の下から4番目の光スイッチ単体12の3つの入力部のいずれかに接続される。第2段と第3段との間の接続も同様である。第2段の各光スイッチ単体12は3本の出力部を備え、3本の出力部のうち最も左側の出力部は、第3段の最も下側の光スイッチ単体14の4つの入力部のいずれかに接続される。同様に、第2段の各光スイッチ単体12の3本の出力部のうち左側から2番目の出力部は、第3段の下から2番目の光スイッチ単体14の4つの入力部のいずれかに接続され、また、第2段の各光スイッチ単体12の3本の出力部のうち最も右側の出力部は、第3段の下から3番目の光スイッチ単体14の3つの入力部のいずれかに接続される。なお、光スイッチ装置には、実際には、さらに各スイッチ単体を駆動するためのドライバ回路とその電源回路が設けられるが、図示を省略する。また、波長多重がある場合、波長多重光信号が波長分波器で複数の入力波長の信号に分けられ、光スイッチ網に入る。光スイッチ網を出た光信号は、必要ならば波長変換器で波長が変換された後、波長合波器で波長多重光信号に合成される。波長分波器、波長合波器などについても図示を省略する。
【0013】
次に、図2に、ここで使用する光スイッチ単体のスルー接続の原理を示す。各スイッチ単体は、入出力の光路がマトリックス上に交差しており、その各交差点において光が直進するか、反射して光路を切り替えることができるようになっている。たとえば、4角で示した2×4スイッチ(たとえばスイッチ1)の場合、2つの入力ポートから入射した2本の光信号は、交差する4本の光路との交差点において、下側に反射するか、真っ直ぐ透過するかの選択をすることができる。反射させる交差点を選択することで、任意の2本の入力信号を任意の4本の出力ポートに出力できる。よって、この光スイッチ単体は、2×4スイッチとして機能する。さらに、この光スイッチ単体は、光信号をそのまま透過するスルー出力ポートとスルー入力ポートを持っている。たとえば、入力ポートから光の光路上の交差点をすべて透過とした場合、光信号は、このスイッチをこのまま透過していき、スルー出力ポートから出力することになる。同様に、スルー入力の光路上の交差点をすべて透過とした場合には、光信号はそのままスイッチを透過していき、出力ポートから出力することになる。
【0014】
このようなスルーポート機能を持つ光スイッチ単体としては、たとえば特開2002−174784号公報に記載されているスイッチが使える。このスイッチでは、図3に示すように、ポリイミド光導波路に溝を形成し、さらにこの光導波路を横断するように切れ目を設ける。切れ目の間隙を接近および離隔させることによって溝を開閉することによって光の進路(透過と反射)を切り替える。
【0015】
実施の形態2.
次に、光スイッチ装置における入出力の拡張について説明する。光スイッチ装置の入出力数を2倍に拡張するとき、各段において、それに含まれる光スイッチ単体の数を2倍にするか、または、光スイッチ単体それぞれに対し新たに(2*2−1)=3個を組み合わせて、光スイッチ単体2*2個を、互いにスルー出力部と入力部とを接続し、スルー入力部と出力部とを接続した複合光スイッチとする。したがって、初期状態では、必要な光スイッチ単体のみを設置しておき、処理容量の増大に伴ってハードウェア(光スイッチ単体)を増やしていくことができる。
【0016】
通常、光スイッチ装置装置では、波長多重の場合、光スイッチ部の前段に波長分波素子を配置し、ファイバから伝送された多重波長を波長ごとに分波する。また、光スイッチ網の後段に波長合波素子を配置し、波長を合波してファイバに送信する。図4に示す例では、図1に初期設置状態を示した光スイッチ装置(6×12スイッチ)においてポート数(ファイバ数)を例えば2倍に増設する場合に、クロスハッチングで示すように、第1段の2×4スイッチ10と第3段の4×2スイッチ14の数を2倍に増やし、また、第2段の3×3スイッチ12の周りに3個の3×3スイッチ12を新たに配置し、スルー接続して、6×6スイッチとして機能させる。これにより、12×24の光スイッチ装置が構成される。このように、第1段と第3段の光スイッチ単体10,14の数を2倍とし、第2段では、光スイッチ単体12それぞれに対し新たに3個を組み合わせて、光スイッチ単体4個を、互いにスルー出力部と入力部とを接続し、スルー入力部と出力部とを接続した複合光スイッチとする。これにより、ポート数を増やす場合に適したスイッチ増設を行える。
【0017】
さらに、2倍に拡張して24×48スイッチを構成する場合には、図4に破線部で示した部分にも光スイッチ単体を配置する。したがって、第1段目としては4個の2×4スイッチ10を1ユニット(複合光スイッチ)として6ユニット(合計24個)、第2段目には、4個の3×3スイッチ12を1ユニット(複合光スイッチ)として8ユニット(合計32個)、第3段目には、4個の4×2スイッチ14を1ユニット(複合光スイッチ)として6ユニット(合計24個)を用いる。このように、第1段と第3段においても、光スイッチ単体それぞれに対し新たに3個を組み合わせて、4個の光スイッチ単体を、互いにスルー出力部と入力部とを接続し、スルー入力部と出力部とを接続した複合光スイッチとする。
【0018】
ここで、各段の間の接続について説明すると、図4において、第1段の下から4番目から6番目までの増設されたスイッチ単体の出力部は、第2段の複合光スイッチの下から4番目から6番目までの入力部に接続される。また、第2段の各複合光スイッチの左から4番目から6番目までの出力部は、第3段の下から4番目から6番目までの複合光スイッチの入力部に接続される。
【0019】
実施の形態3.
別の増設法の例として、波長多重の場合にファイバに伝送する波長数を2倍に増設する場合について説明すると、第2段における光スイッチ単体の数を2倍とし、また、第1段と第3段では、光スイッチ単体それぞれに対し新たに3個を組み合わせて、光スイッチ単体4個を、互いにスルー出力部と入力部とを接続し、スルー入力部と出力部とを接続した複合光スイッチとする。たとえば、図5に示すように、3段の光スイッチ装置において、6×12スイッチを2倍の拡張である12×24スイッチに拡張する場合、第1段の2×4スイッチ10と第3段の4×2スイッチ14の周りに3個の2×4スイッチ、4×2スイッチを新たに配置し、スルー接続によりあたかも4×8スイッチ、8×4スイッチとして機能させる。また、第2段のスイッチの数を2倍に増やす。これにより、波長数を増やす場合に適したスイッチ増設を行える。
【0020】
ここで、各段の間の接続について説明すると、第1段の単位スイッチを4×8の複合光スイッチとしているが、図5において、各複合光スイッチの左から5番目から8番目までの出力部は、第2段の下から5番目から8番目までの光スイッチ単体の入力部に接続される。また、第2段の左から5番目から8番目までの光スイッチ単体の出力部は、第3段の各複合光スイッチの下から5番目から8番目までの入力部に接続される。
【0021】
実施の形態4.
本発明の拡張方法では、複数のスイッチを配置するボード(以下スイッチボードという)を増設し、各スイッチボードの間を光ファイバで接続することで、光スイッチ装置の入出力数の拡張を行うことができる。ここで、初期設定では光スイッチ装置を構成するすべての光スイッチを1つのスイッチボード上に配置する。次に、入出力数を拡張するとき、増設される光スイッチ単体はすべて新たなスイッチボード上に配置し、そのスイッチボードと既存のスイッチボードの間に接続ラインを設ける。増設の際には、これを繰り返し、その都度、増設される光スイッチ単体(ハードウェア)を新たなスイッチボード上に配置できる。なお、図示しないが、各スイッチ単体を駆動するためのドライバ回路とその電源回路も必要に応じて増設する。
【0022】
図6には、24×48の規模にまで増設するときのスイッチ構成の1例を示している。ここで、四角は光スイッチ単体を表し、▲1▼、▲2▼、▲3▼、▲4▼と記した光スイッチ単体は、それぞれ別のスイッチボード内に収容させる。つまりこの構成では、光スイッチ装置は、4つのスイッチボードを備える。光スイッチ単体を備えるスイッチボード20は、図1に示した初期設定時の光スイッチ単体群からなる光スイッチ装置である。スイッチボード22、24,26は、増設に用いた別個のボードであり、スイッチボード22には、スイッチボード20上の光スイッチ単体にスルー接続する光スイッチ単体も配置している。また、スイッチボード24には、スイッチボード20、22上の光スイッチ単体にスルー接続する光スイッチ単体をも配置している。以下同様にスルー接続を行ってスイッチ増設を行う。
【0023】
図7は、スイッチボード20の構成を示す。図6において▲1▼と記した第1段、第2段、第3段の光スイッチ単体がこのスイッチボードに配置されている。各スイッチ単体は、斜線で示したファイバアレイで接続される。また、各光スイッチ単体のスルー入力ポートとスルー出力ポートにもファイバアレイが接続されている。これらファイバアレイの一端は、ボードの片端面に設置されている。ここで、斜線で示しているファイバは、光信号の入力・出力用として使用される。一方、スルー入力ポートとスルー出力ポートからのファイバアレイは、増設時に、別ボードのスイッチとの接続に使用される。また、図示していないが、各ボードには、制御プレーンからのスイッチ制御信号を受けとるインターフェース部も配置してある。
【0024】
図8は、これらのスイッチボードを組み込んだ光スイッチ装置の概略を示す。4枚のスイッチボード20〜26はラック28の中に収容されている。各スイッチボードに入出力用の光ファイバが接続され、また、各スイッチボードの間は光ファイバで接続されている。
【0025】
入出力数を拡張するとき、増設できるスイッチ規模は有限でなく、原理的には無限に増やすことができる。前述の説明では、光スイッチ装置の入出力数を拡張するとき、各段において、それに含まれる光スイッチ単体の数を2倍にするか、または、光スイッチ単体それぞれに対し新たに3個を組み合わせて、光スイッチ単体4個を、互いにスルー出力部と入力部とを接続し、スルー入力部と出力部とを接続した複合光スイッチとする。さらに、スルー接続で組み合わされた複合光スイッチに対し、新たに3つの複合光スイッチを組み合わせてスルー接続をした拡大複合光スイッチを構成することもできる。したがって、これを繰り返すことにより、入出力数は無限に拡張できる。すなわち、あらかじめ設置しているスイッチに、並列にスイッチを配置すること、または、スルーポートを利用して複数のスイッチを接続して入れ子構造とすることで、スイッチ規模は無限に拡大できる。
【0026】
たとえば、図6に示した例では、24×48スイッチにまで拡張できるが、さらに拡張したい場合は、たとえば、第1段と第3段の複合光スイッチの数を2倍にし、第2段の各複合光スイッチを新たに3つの複合光スイッチを組み合わせて、拡大複合光スイッチとする。これにより、48×96に規模が拡大できる。さらに第1段と第3段の複合光スイッチをスルー接続をした拡大複合スイッチとし、第2段の拡大複合スイッチの数を2倍にすることにより、96×192に規模を拡大できる。
【0027】
したがって、一般的に表現すれば、N個の入力部とM個の出力部を設けた多段の光スイッチ装置において、1つの段を、複数個の入力部と複数個の出力部とを持ち、任意の入力部から任意の出力部への選択が可能な単位光スイッチを複数個並列に配置したスイッチ群とし、複数の段の出力部と入力部との間を接続ラインで逐次接続する。ここで、この単位光スイッチは、n個(n<N)の入力部と、m個(m<M)の出力部と、n個の入力光をスルー出力するスルー出力部と、m個の出力部に光をスルー出力するスルー出力部とを持ち、物理的に分割できないスイッチ単体を含む。さらに、単位光スイッチは、4個の前記のスイッチ単体を、互いにスルー出力部と入力部とを接続し、出力部とスルー入力部とを接続した複合光スイッチも、また、さらに、4個の前記の複合スイッチ単体を、互いにスルー出力部と入力部とを接続し、出力部とスルー入力部とを接続した拡大複合光スイッチをも含められる。すなわち、図9に示すように、単位光スイッチは様々な形態であってもよい。そして、この光スイッチ装置の入出力数を拡張するとき、各段において、それに含まれる単位光スイッチの数を2倍にするか、または、単位光スイッチそれぞれに対し新たに3個を組み合わせて、複合光スイッチ、拡大複合スイッチとする。
【0028】
本発明に係る光スイッチ装置においては、初期の設置状態においても、各スイッチのポートは稼動状態となっており(図1参照)、使用ポートに対するハードウェア効率は非常に高い。ここで、表1に、6×12スイッチを24×48スイッチに拡張する場合について、初期設置状態で使用するスイッチの種類と個数を比較例1,2と比較する。また、設置規模が分かりやすいようにクロスポイントの合計数も併せて比較した。このクロスポイント数とは、N×Mスイッチであれば、N×M個の光路切替ポイントを持ち、スイッチハードウェアの規模は一般的にこのクロスポイント数に比例する。比較例1、2のスイッチは、特開2000−244951号公報に基づくものであり、その構成を図10と図11に示す。図10の例では、初期段階では、第1段に2×4スイッチを4個、第2段に12×12スイッチを4個、第3段に4×2スイッチを4個用いていて、増設時には、第1段で2×4スイッチを12個、第3段で4×2スイッチを12個に増設している。図11の例では、初期段階では、第1段に1×2スイッチを6個、4×4スイッチを3個、第2段に6×6スイッチを4個、第3段に4×4スイッチを3個、2×1スイッチを6個用いていて、増設時には、1×2スイッチを24個、4×4スイッチを12個、第2段に6×6スイッチを6個、第3段に4×4スイッチを12個、2×1スイッチを24個に増設している。
【0029】
【表1】
表1 初期設置状態で使用するスイッチの種類と個数
【0030】
表1におけるクロスポイント合計数のデータから分かるように、比較例2は比較例1と比べスイッチ規模が264/624=約42%に縮小されているが、本発明では、比較例2に比べ、スイッチ規模をさらに84/264=32%に縮小できている。
【0031】
なお、以上では、波長多重の場合の入出力数の拡張について説明したが、波長多重でない場合の光スイッチ装置においても、入出力数の拡張は同様に行える。
【0032】
【発明の効果】
多段の光スイッチ装置において、スルー接続を用いて入出力数の拡張が容易に行える。具体的には、運用中の光信号を遮断、パス変更することなく光スイッチが増設できる。また、処理容量の増大に伴ってハードウェア(複数の単位光スイッチ)を効率的に増設できる。また、増設するスイッチ単体は別のボードに搭載できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光スイッチ装置のブロック図
【図2】スイッチ単体デバイスの図
【図3】スルーポート機能を持つ光スイッチ単体の斜視図
【図4】光スイッチ装置の設置を説明するための図
【図5】光スイッチの増設の1例を説明するための図
【図6】光スイッチの増設の他の1例を説明するための図
【図7】スイッチボードの構成を示す図
【図8】複数のスイッチボードを組み込んだ装置の図
【図9】各種単位光スイッチを示す図
【図10】比較例1の光スイッチ装置の構成の1例の図
【図11】比較例2の光スイッチ装置の構成の他の1例の図
【符号の説明】
10,12,14 光スイッチ単体、 20,22,24,26 スイッチボード、 28 ラック。
【発明の属する技術分野】
本発明は、光通信に用いられる光スイッチ装置の入出力数の拡張に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光通信において、ネットワークや伝送システムの広帯域化・大容量化を実現するため、光ネットワークの構築が望まれている。光クロスコネクト(OXC)装置は、光ネットワークを構築する上で核となる装置である。光クロスコネクト装置の1つの重要な課題は、初期に設置した光スイッチ部を情報容量の増大に伴って増設していくことである。したがって、光クロスコネクト装置では、入出力数の拡張が容易であることが望まれる。
【0003】
特開2002−124918号公報に記載された光クロスコネクト装置では、たとえばn×n光マトリクススイッチ(以下、光スイッチという)を4個使用し、(2n)×(2n)の光スイッチに拡張している。各光スイッチは、同じ4個の入力ポート、予備入力ポート、出力ポート、予備出力ポートを備える。拡張する場合は、4個の光スイッチを組み合わせて、入力信号が、次の4つの経路、すなわち、(1)第1の光スイッチの入力ポート→出力ポート→第4の光スイッチの予備入力ポート→出力ポート、(2)第1の光スイッチの入力ポート→予備出力ポート→第3の光スイッチの入力ポート→出力ポート、(3)第2の光MSWの入力ポート→出力ポート→第3の光スイッチの予備入力ポート→出力ポート、(4)第2の光スイッチの入力ポート→予備出力ポート→第4の光スイッチの入力ポート→出力ポート、と流れるように接続する。こうして、信号は常に2つの光スイッチを流れるので、損失を低減でき、また出力光レベルの較差を小さくできる。
【0004】
大規模な光スイッチ装置では、光スイッチ単体を複数個並列に配置して1つの段を構成し、各段の間を光ファイバで接続する多段構成を用いる。特開2000−244951号公報では、3段からなる光クロスコネクト装置における光スイッチの増設が記載されている。たとえば、第2段の単位スイッチは初めにすべて設置しておき、第1段と第3段の単位スイッチは初期設定時の数から増設していく。しかし、この光クロスコネクト装置では、初期の段階でも第2段の単位スイッチはすべて設置しておく必要があり、初期のハードウェア数が多いという問題がある。また、将来的に達成できるスイッチ規模は第2段のスイッチで決定されるため、拡張レベルに限界がある。
【0005】
また、別の構成では、第2段のスイッチを増設可能とし、第2段スイッチの増設に併せて第1段と第3段のスイッチを増設する。しかし、第2段スイッチは初期設置時には部分的にしか利用されておらず、使用ポートの数に対するハードウェアの効率は悪い。また、先の例と同様に、将来的に達成できるスイッチ規模は第2段のスイッチの性能で決定されるため、拡張レベルに限界がある。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−244951号公報
【特許文献2】
特開2002−124918号公報(図1、図13)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特開2000−244951号公報に記載された多段の光スイッチ装置では、ハードウェアの使用効率が低い。また、増設は、運用中の光信号を遮断し、パスを変更しないとできない。なお、特開2002−124918号公報に記載された光クロスコネクト装置では、入出力数の拡張において、構成要素であるn×n光スイッチの数を増やして規模を拡大しているだけである。また、多段の光スイッチ装置については記載されていない。したがって、多段の光スイッチ装置において、入出力数の拡張が容易に行えるようにすることが望ましい。
【0008】
この発明の目的は、多段の光スイッチ装置において、処理容量の増大に従って、その入力数を拡張するようにすることである。
この発明の他の目的は、多段の光スイッチ装置の入出力数を、運用中の光信号を遮断、パス変更することなく拡張増設できるようにすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る光スイッチ増設方法は、複数個の入力部と複数個の出力部とを持ち、任意の入力部から任意の出力部への選択が可能な単位光スイッチを複数個並列に配置したスイッチ群を1段とし、複数の段の出力部と入力部との間を接続ラインで逐次接続した、N個の入力部とM個の出力部を設けた光スイッチ装置の入出力数を拡張するための方法である。前記の単位光スイッチは、n個(n<N)の入力部と、m個(m<M)の出力部と、n個の入力光をスルー出力するスルー出力部と、m個の出力部に光をスルー出力するスルー出力部とを持ち、物理的に分割できないスイッチ単体、4個の前記のスイッチ単体を、互いにスルー出力部と入力部とを接続し、出力部とスルー入力部とを接続した複合光スイッチ、および/または、4個の前記の複合スイッチ単体を、互いにスルー出力部と入力部とを接続し、出力部とスルー入力部とを接続した拡大複合光スイッチを含む。光スイッチ装置の入出力数を拡張するとき、各段において、それに含まれる単位光スイッチの数を2倍にするか、または、単位光スイッチそれぞれに対し新たに3個を組み合わせて、単位光スイッチ4個を、互いにスルー出力部と入力部とを接続し、スルー入力部と出力部とを接続する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、図面において、同じ参照記号は同一または同等のものを示す。
【0011】
多段の光クロスコネクト装置(以下光スイッチ装置という)において、入出力数の拡張が容易に行えることが望ましい。このため、本発明の多段の光スイッチ装置では、一つの段に、複数個の入力部と複数個の出力部とを持ち、任意の入力部から任意の出力部への選択が可能な単位光スイッチが複数個並列に配置され、複数の段の出力部と入力部との間は接続ラインで逐次接続される。1つの段において、1つの単位光スイッチは、他の単位光スイッチの入力部または出力部とは接続されていない。単位光スイッチは、たとえば、光スイッチ単体、すなわち、n個の入力部と、m個(m<M)の出力部と、n個の入力光をスルー出力するスルー出力部と、m個の出力部に光をスルー出力するスルー出力部とを持ち、物理的に分割できないものである。ここに、光スイッチ装置の入力部の数をN個、出力部の数をM個とすると、m<M、かつ、n<Nである。単位光スイッチは、さらに、4個の光スイッチ単体を組み合わせた複合スイッチを含む。複合スイッチでは、4個の光スイッチ単体を、互いにスルー出力部と入力部とを光ファイバで接続し、出力部とスルー入力部とを光ファイバで接続する。複合光スイッチにおける4個の光スイッチ単体の接続の手法をスルー接続という。単位光スイッチは、さらに複合光スイッチを複数個(たとえば4個)スルー接続で組み合わせた拡大複合光スイッチであってもよい。
【0012】
実施の形態1.
図1は、本発明の第1の実施の形態の光スイッチ装置を示す。光スイッチ単体は、実線または破線の四角で示される。この例では、ハッチングで示した光スイッチ単体が初期状態で設定され、破線は、将来の増設位置を示す。この光スイッチ装置は、初期設定時は6×6スイッチを、増設時には24×24スイッチを構成する。初期設定時は、光信号が入力される第1段は3個の2×4スイッチ10から構成され、第2段は4個の3×3スイッチ12から構成され、光信号が出力される第3段は、3個の4×2スイッチ14から構成され、各段の間は光ファイバの接続ラインで接続される。n×mスイッチとは、n個の入力部とm個の出力部を備える光スイッチ単体である。図示の煩雑を避けるために、各段の間の接続ラインは一部しか示されていない。(以下の図4などについても同様に、各段の間の接続ラインは一部しか示されていない。)たとえば第1段と第2段との間の接続について説明すると、第1段の各光スイッチ単体10は4本の出力部を備え、4本の出力部のうち最も左側の出力部は、第2段の最も下側の光スイッチ単体12の3つの入力部のいずれかに接続される。同様に、図示しないが、第1段の各光スイッチ単体10の4本の出力部のうち左側から2番目の出力部は、第2段の下から2番目の光スイッチ単体12の3つの入力部のいずれかに接続され、また、第1段の各光スイッチ単体10の4本の出力部のうち左側から3番目の出力部は、第2段の下から3番目の光スイッチ単体12の3つの入力部のいずれかに接続される。また、第一段の各光スイッチ単体10の4本の出力部のうち最も右側の出力部は、第2段の下から4番目の光スイッチ単体12の3つの入力部のいずれかに接続される。第2段と第3段との間の接続も同様である。第2段の各光スイッチ単体12は3本の出力部を備え、3本の出力部のうち最も左側の出力部は、第3段の最も下側の光スイッチ単体14の4つの入力部のいずれかに接続される。同様に、第2段の各光スイッチ単体12の3本の出力部のうち左側から2番目の出力部は、第3段の下から2番目の光スイッチ単体14の4つの入力部のいずれかに接続され、また、第2段の各光スイッチ単体12の3本の出力部のうち最も右側の出力部は、第3段の下から3番目の光スイッチ単体14の3つの入力部のいずれかに接続される。なお、光スイッチ装置には、実際には、さらに各スイッチ単体を駆動するためのドライバ回路とその電源回路が設けられるが、図示を省略する。また、波長多重がある場合、波長多重光信号が波長分波器で複数の入力波長の信号に分けられ、光スイッチ網に入る。光スイッチ網を出た光信号は、必要ならば波長変換器で波長が変換された後、波長合波器で波長多重光信号に合成される。波長分波器、波長合波器などについても図示を省略する。
【0013】
次に、図2に、ここで使用する光スイッチ単体のスルー接続の原理を示す。各スイッチ単体は、入出力の光路がマトリックス上に交差しており、その各交差点において光が直進するか、反射して光路を切り替えることができるようになっている。たとえば、4角で示した2×4スイッチ(たとえばスイッチ1)の場合、2つの入力ポートから入射した2本の光信号は、交差する4本の光路との交差点において、下側に反射するか、真っ直ぐ透過するかの選択をすることができる。反射させる交差点を選択することで、任意の2本の入力信号を任意の4本の出力ポートに出力できる。よって、この光スイッチ単体は、2×4スイッチとして機能する。さらに、この光スイッチ単体は、光信号をそのまま透過するスルー出力ポートとスルー入力ポートを持っている。たとえば、入力ポートから光の光路上の交差点をすべて透過とした場合、光信号は、このスイッチをこのまま透過していき、スルー出力ポートから出力することになる。同様に、スルー入力の光路上の交差点をすべて透過とした場合には、光信号はそのままスイッチを透過していき、出力ポートから出力することになる。
【0014】
このようなスルーポート機能を持つ光スイッチ単体としては、たとえば特開2002−174784号公報に記載されているスイッチが使える。このスイッチでは、図3に示すように、ポリイミド光導波路に溝を形成し、さらにこの光導波路を横断するように切れ目を設ける。切れ目の間隙を接近および離隔させることによって溝を開閉することによって光の進路(透過と反射)を切り替える。
【0015】
実施の形態2.
次に、光スイッチ装置における入出力の拡張について説明する。光スイッチ装置の入出力数を2倍に拡張するとき、各段において、それに含まれる光スイッチ単体の数を2倍にするか、または、光スイッチ単体それぞれに対し新たに(2*2−1)=3個を組み合わせて、光スイッチ単体2*2個を、互いにスルー出力部と入力部とを接続し、スルー入力部と出力部とを接続した複合光スイッチとする。したがって、初期状態では、必要な光スイッチ単体のみを設置しておき、処理容量の増大に伴ってハードウェア(光スイッチ単体)を増やしていくことができる。
【0016】
通常、光スイッチ装置装置では、波長多重の場合、光スイッチ部の前段に波長分波素子を配置し、ファイバから伝送された多重波長を波長ごとに分波する。また、光スイッチ網の後段に波長合波素子を配置し、波長を合波してファイバに送信する。図4に示す例では、図1に初期設置状態を示した光スイッチ装置(6×12スイッチ)においてポート数(ファイバ数)を例えば2倍に増設する場合に、クロスハッチングで示すように、第1段の2×4スイッチ10と第3段の4×2スイッチ14の数を2倍に増やし、また、第2段の3×3スイッチ12の周りに3個の3×3スイッチ12を新たに配置し、スルー接続して、6×6スイッチとして機能させる。これにより、12×24の光スイッチ装置が構成される。このように、第1段と第3段の光スイッチ単体10,14の数を2倍とし、第2段では、光スイッチ単体12それぞれに対し新たに3個を組み合わせて、光スイッチ単体4個を、互いにスルー出力部と入力部とを接続し、スルー入力部と出力部とを接続した複合光スイッチとする。これにより、ポート数を増やす場合に適したスイッチ増設を行える。
【0017】
さらに、2倍に拡張して24×48スイッチを構成する場合には、図4に破線部で示した部分にも光スイッチ単体を配置する。したがって、第1段目としては4個の2×4スイッチ10を1ユニット(複合光スイッチ)として6ユニット(合計24個)、第2段目には、4個の3×3スイッチ12を1ユニット(複合光スイッチ)として8ユニット(合計32個)、第3段目には、4個の4×2スイッチ14を1ユニット(複合光スイッチ)として6ユニット(合計24個)を用いる。このように、第1段と第3段においても、光スイッチ単体それぞれに対し新たに3個を組み合わせて、4個の光スイッチ単体を、互いにスルー出力部と入力部とを接続し、スルー入力部と出力部とを接続した複合光スイッチとする。
【0018】
ここで、各段の間の接続について説明すると、図4において、第1段の下から4番目から6番目までの増設されたスイッチ単体の出力部は、第2段の複合光スイッチの下から4番目から6番目までの入力部に接続される。また、第2段の各複合光スイッチの左から4番目から6番目までの出力部は、第3段の下から4番目から6番目までの複合光スイッチの入力部に接続される。
【0019】
実施の形態3.
別の増設法の例として、波長多重の場合にファイバに伝送する波長数を2倍に増設する場合について説明すると、第2段における光スイッチ単体の数を2倍とし、また、第1段と第3段では、光スイッチ単体それぞれに対し新たに3個を組み合わせて、光スイッチ単体4個を、互いにスルー出力部と入力部とを接続し、スルー入力部と出力部とを接続した複合光スイッチとする。たとえば、図5に示すように、3段の光スイッチ装置において、6×12スイッチを2倍の拡張である12×24スイッチに拡張する場合、第1段の2×4スイッチ10と第3段の4×2スイッチ14の周りに3個の2×4スイッチ、4×2スイッチを新たに配置し、スルー接続によりあたかも4×8スイッチ、8×4スイッチとして機能させる。また、第2段のスイッチの数を2倍に増やす。これにより、波長数を増やす場合に適したスイッチ増設を行える。
【0020】
ここで、各段の間の接続について説明すると、第1段の単位スイッチを4×8の複合光スイッチとしているが、図5において、各複合光スイッチの左から5番目から8番目までの出力部は、第2段の下から5番目から8番目までの光スイッチ単体の入力部に接続される。また、第2段の左から5番目から8番目までの光スイッチ単体の出力部は、第3段の各複合光スイッチの下から5番目から8番目までの入力部に接続される。
【0021】
実施の形態4.
本発明の拡張方法では、複数のスイッチを配置するボード(以下スイッチボードという)を増設し、各スイッチボードの間を光ファイバで接続することで、光スイッチ装置の入出力数の拡張を行うことができる。ここで、初期設定では光スイッチ装置を構成するすべての光スイッチを1つのスイッチボード上に配置する。次に、入出力数を拡張するとき、増設される光スイッチ単体はすべて新たなスイッチボード上に配置し、そのスイッチボードと既存のスイッチボードの間に接続ラインを設ける。増設の際には、これを繰り返し、その都度、増設される光スイッチ単体(ハードウェア)を新たなスイッチボード上に配置できる。なお、図示しないが、各スイッチ単体を駆動するためのドライバ回路とその電源回路も必要に応じて増設する。
【0022】
図6には、24×48の規模にまで増設するときのスイッチ構成の1例を示している。ここで、四角は光スイッチ単体を表し、▲1▼、▲2▼、▲3▼、▲4▼と記した光スイッチ単体は、それぞれ別のスイッチボード内に収容させる。つまりこの構成では、光スイッチ装置は、4つのスイッチボードを備える。光スイッチ単体を備えるスイッチボード20は、図1に示した初期設定時の光スイッチ単体群からなる光スイッチ装置である。スイッチボード22、24,26は、増設に用いた別個のボードであり、スイッチボード22には、スイッチボード20上の光スイッチ単体にスルー接続する光スイッチ単体も配置している。また、スイッチボード24には、スイッチボード20、22上の光スイッチ単体にスルー接続する光スイッチ単体をも配置している。以下同様にスルー接続を行ってスイッチ増設を行う。
【0023】
図7は、スイッチボード20の構成を示す。図6において▲1▼と記した第1段、第2段、第3段の光スイッチ単体がこのスイッチボードに配置されている。各スイッチ単体は、斜線で示したファイバアレイで接続される。また、各光スイッチ単体のスルー入力ポートとスルー出力ポートにもファイバアレイが接続されている。これらファイバアレイの一端は、ボードの片端面に設置されている。ここで、斜線で示しているファイバは、光信号の入力・出力用として使用される。一方、スルー入力ポートとスルー出力ポートからのファイバアレイは、増設時に、別ボードのスイッチとの接続に使用される。また、図示していないが、各ボードには、制御プレーンからのスイッチ制御信号を受けとるインターフェース部も配置してある。
【0024】
図8は、これらのスイッチボードを組み込んだ光スイッチ装置の概略を示す。4枚のスイッチボード20〜26はラック28の中に収容されている。各スイッチボードに入出力用の光ファイバが接続され、また、各スイッチボードの間は光ファイバで接続されている。
【0025】
入出力数を拡張するとき、増設できるスイッチ規模は有限でなく、原理的には無限に増やすことができる。前述の説明では、光スイッチ装置の入出力数を拡張するとき、各段において、それに含まれる光スイッチ単体の数を2倍にするか、または、光スイッチ単体それぞれに対し新たに3個を組み合わせて、光スイッチ単体4個を、互いにスルー出力部と入力部とを接続し、スルー入力部と出力部とを接続した複合光スイッチとする。さらに、スルー接続で組み合わされた複合光スイッチに対し、新たに3つの複合光スイッチを組み合わせてスルー接続をした拡大複合光スイッチを構成することもできる。したがって、これを繰り返すことにより、入出力数は無限に拡張できる。すなわち、あらかじめ設置しているスイッチに、並列にスイッチを配置すること、または、スルーポートを利用して複数のスイッチを接続して入れ子構造とすることで、スイッチ規模は無限に拡大できる。
【0026】
たとえば、図6に示した例では、24×48スイッチにまで拡張できるが、さらに拡張したい場合は、たとえば、第1段と第3段の複合光スイッチの数を2倍にし、第2段の各複合光スイッチを新たに3つの複合光スイッチを組み合わせて、拡大複合光スイッチとする。これにより、48×96に規模が拡大できる。さらに第1段と第3段の複合光スイッチをスルー接続をした拡大複合スイッチとし、第2段の拡大複合スイッチの数を2倍にすることにより、96×192に規模を拡大できる。
【0027】
したがって、一般的に表現すれば、N個の入力部とM個の出力部を設けた多段の光スイッチ装置において、1つの段を、複数個の入力部と複数個の出力部とを持ち、任意の入力部から任意の出力部への選択が可能な単位光スイッチを複数個並列に配置したスイッチ群とし、複数の段の出力部と入力部との間を接続ラインで逐次接続する。ここで、この単位光スイッチは、n個(n<N)の入力部と、m個(m<M)の出力部と、n個の入力光をスルー出力するスルー出力部と、m個の出力部に光をスルー出力するスルー出力部とを持ち、物理的に分割できないスイッチ単体を含む。さらに、単位光スイッチは、4個の前記のスイッチ単体を、互いにスルー出力部と入力部とを接続し、出力部とスルー入力部とを接続した複合光スイッチも、また、さらに、4個の前記の複合スイッチ単体を、互いにスルー出力部と入力部とを接続し、出力部とスルー入力部とを接続した拡大複合光スイッチをも含められる。すなわち、図9に示すように、単位光スイッチは様々な形態であってもよい。そして、この光スイッチ装置の入出力数を拡張するとき、各段において、それに含まれる単位光スイッチの数を2倍にするか、または、単位光スイッチそれぞれに対し新たに3個を組み合わせて、複合光スイッチ、拡大複合スイッチとする。
【0028】
本発明に係る光スイッチ装置においては、初期の設置状態においても、各スイッチのポートは稼動状態となっており(図1参照)、使用ポートに対するハードウェア効率は非常に高い。ここで、表1に、6×12スイッチを24×48スイッチに拡張する場合について、初期設置状態で使用するスイッチの種類と個数を比較例1,2と比較する。また、設置規模が分かりやすいようにクロスポイントの合計数も併せて比較した。このクロスポイント数とは、N×Mスイッチであれば、N×M個の光路切替ポイントを持ち、スイッチハードウェアの規模は一般的にこのクロスポイント数に比例する。比較例1、2のスイッチは、特開2000−244951号公報に基づくものであり、その構成を図10と図11に示す。図10の例では、初期段階では、第1段に2×4スイッチを4個、第2段に12×12スイッチを4個、第3段に4×2スイッチを4個用いていて、増設時には、第1段で2×4スイッチを12個、第3段で4×2スイッチを12個に増設している。図11の例では、初期段階では、第1段に1×2スイッチを6個、4×4スイッチを3個、第2段に6×6スイッチを4個、第3段に4×4スイッチを3個、2×1スイッチを6個用いていて、増設時には、1×2スイッチを24個、4×4スイッチを12個、第2段に6×6スイッチを6個、第3段に4×4スイッチを12個、2×1スイッチを24個に増設している。
【0029】
【表1】
表1 初期設置状態で使用するスイッチの種類と個数
【0030】
表1におけるクロスポイント合計数のデータから分かるように、比較例2は比較例1と比べスイッチ規模が264/624=約42%に縮小されているが、本発明では、比較例2に比べ、スイッチ規模をさらに84/264=32%に縮小できている。
【0031】
なお、以上では、波長多重の場合の入出力数の拡張について説明したが、波長多重でない場合の光スイッチ装置においても、入出力数の拡張は同様に行える。
【0032】
【発明の効果】
多段の光スイッチ装置において、スルー接続を用いて入出力数の拡張が容易に行える。具体的には、運用中の光信号を遮断、パス変更することなく光スイッチが増設できる。また、処理容量の増大に伴ってハードウェア(複数の単位光スイッチ)を効率的に増設できる。また、増設するスイッチ単体は別のボードに搭載できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光スイッチ装置のブロック図
【図2】スイッチ単体デバイスの図
【図3】スルーポート機能を持つ光スイッチ単体の斜視図
【図4】光スイッチ装置の設置を説明するための図
【図5】光スイッチの増設の1例を説明するための図
【図6】光スイッチの増設の他の1例を説明するための図
【図7】スイッチボードの構成を示す図
【図8】複数のスイッチボードを組み込んだ装置の図
【図9】各種単位光スイッチを示す図
【図10】比較例1の光スイッチ装置の構成の1例の図
【図11】比較例2の光スイッチ装置の構成の他の1例の図
【符号の説明】
10,12,14 光スイッチ単体、 20,22,24,26 スイッチボード、 28 ラック。
Claims (4)
- 複数個の入力部と複数個の出力部とを持ち、任意の入力部から任意の出力部への選択が可能な単位光スイッチを複数個並列に配置したスイッチ群を1段とし、複数の段の出力部と入力部との間を接続ラインで逐次接続した、N個の入力部とM個の出力部を設けた光スイッチ装置の入出力数を拡張するための光スイッチ増設方法であって、
前記の単位光スイッチは、n個(n<N)の入力部と、m個(m<M)の出力部と、n個の入力光をスルー出力するスルー出力部と、m個の出力部に光をスルー出力するスルー出力部とを持ち、物理的に分割できないスイッチ単体、4個の前記のスイッチ単体を、互いにスルー出力部と入力部とを接続し、出力部とスルー入力部とを接続した複合光スイッチ、および/または、4個の前記の複合スイッチ単体を、互いにスルー出力部と入力部とを接続し、出力部とスルー入力部とを接続した拡大複合光スイッチを含み、
光スイッチ装置の入出力数を拡張するとき、各段において、それに含まれる単位光スイッチの数を2倍にするか、または、単位光スイッチそれぞれに対し新たに3個を組み合わせて、単位光スイッチ4個を、互いにスルー出力部と入力部とを接続し、スルー入力部と出力部とを接続することを特徴とする光スイッチ増設方法。 - 前記の段の数が3であり、光スイッチ装置の入出力数を拡張するとき、
第1段と第3段の光スイッチ単体の数を2倍とし、
第2段では、光スイッチ単体それぞれに対し新たに3個を組み合わせて、光スイッチ単体4個を、互いにスルー出力部と入力部とを接続し、スルー入力部と出力部とを接続した複合光スイッチとすることを特徴とする請求項1に記載された光スイッチ増設方法。 - 前記の段の数が3であり、光スイッチ装置の入出力数を拡張するとき、
第2段における光スイッチ単体の数を2倍とし、
第1段と第3段では、光スイッチ単体それぞれに対し新たに3個を組み合わせて、光スイッチ単体4個を、互いにスルー出力部と入力部とを接続し、スルー入力部と出力部とを接続した複合光スイッチとすることを特徴とする請求項1に記載された光スイッチ増設方法。 - 初期設定では光スイッチ装置を構成するすべての光スイッチ単体を1つのボード上に配置し、光スイッチ装置の入出力数を拡張するとき、増設される光スイッチ単体はすべて新たなボード上に配置し、そのボードと既存のボードの間に接続ラインを設けることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載された光スイッチ増設方法。
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