JP2004241961A - 撮像補正装置及び、撮像装置 - Google Patents

撮像補正装置及び、撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】景色を用いて検知器の出力補正を行うデフォーカスキャリブレーションにおいて、デフォーカスによって充分に均一性の高い画像が得られず 補正後の画像に補正時の画像が焼き付いたように残ってしまったり、あるいはこれを避けるために補正用景色の選択において人為的作業を必要としたりすることなく、自動的に均一性の高い画像が得られるようにする。
【解決手段】撮像方向を変化させるための可動架台と、得られた画像の低空間周波数成分の大きさを測定する画像処理器を持ち、撮像方向を変化させながら低空間周波数成分の大きさを測定し、これが極小となる方向でデフォーカスキャリブレーションを行う。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、撮像補正装置および撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の撮像補正装置としては、補正時にレンズの前に画像補正用シャッタを挿入して補正を行う通常の補正方法と、輝度が均一の思われるもの(例えば「空」など)に視軸を向け、レンズのピントをぼかした状態で補正を行う「デフォーカスキャリブレーション」という方法がある。(例えば特許文献1参照)
【0003】
【特許文献1】特開平10−142065号公報(従来の技術、段落6)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術としては、画像補正用シャッタを挿入して補正を行う通常の補正方式と、前述のデフォーカスキャリブレーションの2方式が代表的であるが、補正はできるだけ撮像対象に近い輝度で行うのが好ましいため、輝度が均一に近い景色を得られるならばデフォーカスキャリブレーションが優れている。ところが、均一に近い輝度の景色が得られる方向は状況によって異なり、そのような景色を人間が探して その方向に撮像装置を向けて補正を行わなければならない場合、▲1▼操作者が必要である、▲2▼撮像装置が正しく均一輝度と思われる方向を向いたかどうかを操作者がリアルタイムに確認するための表示装置が必要となる。そのため、例えば撮像装置が監視装置のような場合であっても装置を完全に自動化できず、また補正操作者用の表示装置の分だけ大型化するという問題があった。
【0005】
また、デフォーカスキャリブレーションによって補正を行う場合、均一に近い輝度の景色がどうしても得られない場合には、レンズのピントをぼかしても景色の輝度変化が残り、これを基準に補正処理を行うと、補正後の画像に補正時の景色の残像があたかも焼き付きをおこしたかのように残ってしまうという問題があった。
【0006】
この発明は、上記のような問題を解消するためになされたもので、良好な景色の選択及び補正方法の選択により、自動的に適切な補正を行うことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る撮像補正装置は、画像信号の均一性を分析する画像処理器と、前記画像処理器の出力から補正タイミング信号を出力する主制御器と、前記補正タイミング信号により前記画像信号のばらつきを補正する補正処理器と、を備えるものである。
【0008】
また、この発明に係わる撮像装置は、ピント調節機構を有する光学的結像器と、前記光学的結像器によって結像された像を電気信号に変換する検知器と、前記光学的結像器の受光方向を変化させる可動架台と、前記検知器の信号のばらつきを補正する補正処理器と、前記補正処理器の出力信号の均一性を分析する画像処理器と、前記画像処理器の分析結果から前記可動架台、前記光学的結像器、前記補正処理器を制御する主制御器と、を備えるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1を示す構成図である。
1は入射光、2は光学的結像器、3は光学的結像器2によって結像された像を光電変換する検知器、4は検知器3が出力する粗画像信号、5は光学的結像器2および検知器3を搭載する可動架台、6は粗画像信号4を補正するための補正処理器、7は補正処理器6の補正処理で必要となる検知器3の素子の補正用データを納めたデータベース、8は補正処理器6が出力する画像信号、9は画像信号8の画像としての特徴を分析する画像処理器、10は画像処理器9が出力する画像分析結果、11は主制御器、12は可動架台5を動かして所望の撮像方向を得るための視軸方向指令、13は光学的結像器2の合焦状態を制御するためのピント量指令、14は補正処理器6に補正用の基準画像を取得させるためのデータベース更新指令である。
【0010】
通常の撮像時には、入射光1は光学的結像器2によって検知器3上に焦点を結ぶ。検知器3は面状に並べられた複数の光電変換素子を有し、光電変換素子上に結像した像を電気信号に変換する。検知器の構造によっては、光電変換素子を直線状に並べたものもあるが、その場合には結像された像をスキャンさせる機構を用いることにより面状に光電変換素子を並べた場合と同様の効果を得ることができる。
【0011】
いずれの方法にせよ、複数の光電変換素子の電気信号を一定の順序で出力することで検知器3は粗画像信号4を出力する。通常、複数の光電変換素子はそれぞれの特性がわずかに異なっているため、同じ光子数を光電変換素子面上に受けても、同じ強度の電気信号にならない。また、光学的結像器2の性能により結像面上の明るさが異なったり、特に撮像対象波長帯が赤外線の場合には装置各部分の赤外線放射による影響で結像面上に輝度差を作り出してしまう。そのため、粗画像信号4には必ずノイズが混入する。特に高感度で撮像する場合にはノイズが顕著になる。
【0012】
そこで、データベース7を用いて粗画像信号4を補正処理器6により適宜修正し、画像信号8を得る。データベース7は、均一な景色を撮像した場合に粗画像信号4がフラットになるように補正処理器6が各光電変換素子の信号を補正するためのパラメータデータベースである。
各光電変換素子の特性は時間経過によって変動したり、電源のON/OFFにより変化することがあるため、データベース7は電源投入時、動作中の一定時間経過後、あるいは画像信号8が劣化した場合に更新する必要がある。その際に必要となるのは均一な景色であり、この均一な景色を撮像した状態で主制御器11から補正処理器6にデータベース更新指令14を送ることで補正処理器6が基準となるデータを基に補正パラメータを計算し、データベース7を更新して補正が完了する。
【0013】
一般に、真に均一な景色というものは通常の景色の中にはなかなかない。均一に近い景色としては、雲の無い空、あるいは雲で覆われている空、海、アスファルトの路面、壁などがあるが、雲のない空を除けば細かい模様があり、均一とは言えない。そこで、補正処理器6にデータベース更新指令14を送る前に主制御器11から光学的結像器2にピント量指令13を送り、ピントを目一杯ぼかして細かい模様を消すことで均一な景色を得る。このようにピントをぼかすことを「デフォーカス」といい、これによって補正を行う方法をデフォーカスキャリブレーションと言う。
【0014】
しかし、デフォーカスしても大きな模様、言い換えれば空間周波数が小さい模様は消すことができない。そこで、この実施の形態が持つ従来の技術にはなかった特徴的な機構として、デフォーカスキャリブレーションを開始する前に以下の動作を行う。すなわち、主制御器11から可動架台5に視軸方向指令12を送り、これによって可動架台5を撮像の対象としている領域内、その周囲、あるいは可動架台5が動く領域内をスキャンするように隈なく動かすことで撮像方向を変化させる。次いで、その間に得られる画像信号8を画像処理器9によって分析して画像信号内の低空間周波数成分の大きさを計る。低空間周波数成分の大きさは、まず一定領域の画像信号を平均化することで単純なローパスフィルタをかけ、高空間周波数成分がなくなった画像信号の分散値を計算することで求めることができる。そして、これが一定値を下回り次第、その方向へ撮像方向を向けることにより、最適な補正用の景色を得る。あるいは、全領域を撮像後にこの値が極小となる方向へ撮像方向を向ける場合もある。
【0015】
このようにすることで、単純にデフォーカスキャリブレーションする場合よりもデフォーカス後の補正用景色の均一性が増し、補正後の画像における補正用景色の残像の影響を少なくすることができる。
【0016】
ここで、画像信号の低空間周波数成分の大きさについては、例えばあらかじめ設定されたしきい値周波数以下の空間周波数において高速フーリエ変換し、これによって得られる信号強度を周波数に対して積分することで得ることができる。
【0017】
このように画像均一性の分析に空間周波数を用いることで、高空間周波成分の影響をなくし、低空間周波数成分の量を正確に計ることができる。また、一般的にフーリエ変換を用いる画像処理は多いが、このような場合にフーリエ変換部の処理を共有することで、全体の処理負荷を低減させることができる。
【0018】
なお、デフォーカスのかわりに可動架台5を高速に動かし手ブレ状態を作り出すことで、デフォーカスと同じ効果を得ることもできる。もちろん、デフォーカスと併用してもよく、この場合はボケを大きくする効果がある。
【0019】
また、最適な景色を探す方法については、例えば撮像装置が周期的に撮像方向を変えながら一定のエリアを撮影するような用途の場合には、その周期動作の中であらかじめ補正に最適な景色を探しておくことができる。その他、補正のためだけに計画的に撮像方向を変えて補正に最適な景色を探すような撮像装置の場合は、ピントをぼかしたまま撮像方向を変化させることで、画像処理器9における低空間周波数成分の抽出機能を削減することができる。これはピントをぼかすこと自体が低空間周波数成分の抽出と等価だからである。これによりコスト削減及び小型化を実現できる。
【0020】
また、画像処理器9による画像信号内の空間周波数の分析において、いくつかの周波数帯域において信号強度を得て、この信号強度が一定の大きさを超える周波数を求め、それ以上の周波数帯域がぼけるようにあらかじめピント量指令13を光学的結像器2に送るようにすることで、晴天の空のように景色の均一性が高い場合には光学的結像器2のピントぼかし量が小さくなるか、あるいはピントをぼかさない状態で補正を行うことができる。ピントを大きくぼかすと像面比照度が変化したり、撮像対象波長帯が赤外線の場合は、シェーディングと呼ばれる鏡筒からの赤外線放射の回り込み量が変化し、これらは補正用の基準データ取得においてはマイナス効果となるが、上記のようにピントぼかし量を最適調整することで、このマイナス効果を低減できる。
【0021】
また、撮像画像がカラー画像の場合、単色あるいは2色のみからなる景色ではたとえ低空間周波数成分が小さくても補正用画像として使うことができない。そこで、画像処理器9にて各色の強度を計れるようにすることで、低空間周波数成分の大きさのみならず補正に適した色を持つ景色を選択することができる。
【0022】
実施の形態2.
図2は、この発明の実施の形態2を示す構成図である。
15はシャッタ、16はシャッタ15を光学的結像器2の前に挿抜するためのシャッタ開閉指令である。
図2に示すように、実施の形態1に対してシャッタ15を加えたものであり、画像処理器9によって得られる画像信号8の低空間周波数成分の大きさが一定の大きさ以下にならない場合、デフォーカスキャリブレーションでは良好な補正が行えないと考えられるため、主制御器11からシャッタ15にシャッタ開閉指令16を送り、シャッタを挿入して補正を行う。
この場合はピントのぼかしは行わなくてもよい。
【0023】
なお、シャッタ15は、すりガラスのような半透明の板でもよいし、撮像対象波長帯が赤外線の場合は一定の温度にコントロールされた黒体板でもよい。また、シャッタは光学的結像器2内の光学経路途中や、光学的結像器2と検知器3との間に挿入できるようにしてもよい。
シャッタとして半透明の板を使った場合、撮像対象となる景色の明るさを反映するため、デフォーカスキャリブレーションに近い良好な効果を得ることができる。
【0024】
このようにすることで、周囲の景色環境に関わらず補正を行うことができ、定期的に補正を行う必要がある場合、不適当な補正用景色でむりやり補正してしまうことがなくなる。
【0025】
実施の形態3.
図3は、この発明の実施の形態3を示す構成図である。
17は高度計、18は高度計17が出力する高度情報、19は姿勢角度計、20は姿勢角度計19が出力する姿勢角度情報、21は撮像装置の位置を計測する位置測定器、22は位置測定器21が出力する位置情報、23は地図データベース、24は地図データベース23が出力する地図情報、25は時計、26は時計25が出力する時刻日付情報である。
実施の形態3は主として航空機のような、移動するプラットフォームに取り付けられた撮像装置に関する実施の形態1の展開であり、補正に適した景色を得るための所要時間を短くするためのものである。主制御器11は、高度情報18、姿勢角度情報20、位置情報22、地図情報24に基づき、補正に適した景色を得るための撮像方向捜索パターンを決定する。
【0026】
具体的には、高度情報18によって得られる自身の高度が一定高度以上であった場合、主制御器11において姿勢角度情報20から得られる自身の姿勢角度を用いて天頂方向へ撮像方向を向けるための可動架台5の設定角度を計算し、撮像方向を可動範囲内でできるだけ天頂に近い高仰角から低仰角へ向かって移動させ、画像分析結果10が示す画像信号8内の低空間周波数成分の大きさが一定以下になったところで直ちにデフォーカスキャリブレーションを実施するものである。
【0027】
このようにすることで、補正に適した景色を高速に見つけることができる。これは、通常 高高度では水平線から天頂にかけては雲のない空が得られる可能性が極めて高いためであり、ほとんどの場合、最初のワンショットで補正に適した景色を得ることができる。なお、姿勢角度情報20は東西南北基準で自身が向いている方向(これを方位角という)を含み、この情報と時刻日付情報26から自分に対する太陽方向を計算することができるため、撮像方向がこの方向を向かないようにする。
【0028】
同じく、位置情報22によって得られる自身の位置が、地図情報24と比較して海上と判断される場合、あるいは時刻日付情報26と併せて比較して雪上、氷上と判断される場合には、姿勢角度情報20から得られる自身の姿勢角度を用いて撮像方向を雪上あるいは氷上方向へ向けるための可動架台5の設定角度を計算し、撮像方向を可動範囲内で直下方向にできるだけ近い低仰角から高仰角へ向かって移動させ、画像分析結果10が示す画像信号8内の低空間周波数成分の大きさが一定以下になったところで直ちにデフォーカスキャリブレーションを実施するものである。
【0029】
このようにすることで、補正に適した景色を高速に見つけることができる。これは、通常 海面や雪上は画像における低空間周波数成分の大きさが小さくデフォーカスさせることにより補正に適した景色を得られる可能性が高いからである。なお、姿勢角度情報20と時刻日付情報26から自分に対する太陽方向を計算することができるため、撮像方向の方位角がこの方向を向かないようにする。これは、海面や雪上では太陽光の反射が激しく、低仰角から水平線へ向かって帯状に高輝度となるためであり、この方向では正しく補正が行えないからである。
【0030】
もちろん、上記の高度による撮像方向捜索パターンと、位置と時間による撮像方向捜索パターンを組み合わせて使用することもできる。両方の条件に適合する場合は、撮像装置が本来の目的のために撮像する方向が可動架台5の設定角度及び姿勢角度情報20から計算して、水平線より上の場合は高度による撮像方向捜索パターンを優先選択し、逆に水平線より下の場合は位置と時間による撮像方向捜索パターンを優先選択する。これは、実際に撮像する領域に近い輝度で補正を行った方が良好な補正が行えるためである。
【0031】
実施の形態4.
図4は、この発明の実施の形態4を示す構成図である。
27は可動架台5と補正処理器6の動作を同調させる同調器、28は補正開始信号、29は可動架台5の指向方向を表す角度情報、30は段階的に補正処理を行う際のタイミング信号である。
同調器27は補正開始信号28を受けて処理を開始し、角度情報29から求められる可動架台5が一定角度動く毎にタイミング信号30を出力する。補正処理器6はタイミング信号30を受ける毎に、画像信号8の一部分を記録していく。
【0032】
図5は実施の形態4における装置の動作を説明するものである。
31はある時点における画像であり、周辺の景色の中でもっとも低空間周波数成分が小さい撮像方向の画像である。32は雲であり、画像31は低空間周波数成分が極小となる撮像方向の画像ながらこの雲を含んでしまっているために低空間周波数成分が一定値以下に下がらず、補正にとって質の良い画像となっていない。33は角度ステップ、34は画像31の時より撮像方向が左側に角度ステップ33分だけ移動した時点での次画像、35は次画像34の時より撮像方向が左側にさらに角度ステップ33分だけ移動した時点での次々画像、36は補正処理器6の内部で作られる補正用画像、37は画像31の一部分であり、タイミング信号30によって補正用画像36の一部としてキャプチャされ、角度ステップ33に相当する幅を持つ領域A、38は次画像34の一部分であり、タイミング信号30によって補正用画像36の一部としてキャプチャされ、角度ステップ33に相当する幅を持つ領域B、39は次々画像35の一部分であり、タイミング信号30によって補正用画像36の一部としてキャプチャされ、角度ステップ33に相当する幅を持つ領域C、40は補正用画像36の横方向を構成する一列の画素の並びである領域Dである。
【0033】
補正処理器6は上記のように、可動架台5が左側に一定角度動く毎に同調器27が出力するタイミング信号30によって領域A37、領域B38、領域C39といった具合に次々とキャプチャし、最終的に補正用画像36を内部に生成する。図5では補正用画像36は特に下側がギザギザしているが、充分にデフォーカスし、角度ステップ33設定値を調整することで、実態としてはギザギザのない、横線のみから成る画像となる。例えば領域D40は横一列の画素の並びからなる領域であり、この列の信号は図6に示すようになる。41は上記方法によって画像を生成した場合に本来得られるべき理想的信号、42は実信号である。すなわち、実信号42がフラットになるように補正すれば良く、これにより横方向について全ラインの補正用データベースを作成することができる。次のステップとして、今度は角度ステップを縦にとって同様の処理を行えば縦方向についても補正を行うことができる。結果、全画面について補正が行えることになる。
【0034】
このような方法により、補正に適した均一な景色を得られない場合についても補正を行うことが可能になる。
【0035】
なお、角度ステップ33を細かくとり、横方向1画素分相当にすることで、補正用画像36を得る時間はかかるものの、デフォーカスしなくても補正を行うことができる。
【0036】
【発明の効果】
この発明は以上説明したように、デフォーカスキャリブレーションを行う前に低空間周波数成分の小さい景色を捜索することにより、均一性のない画像を用いた補正を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による撮像補正装置の構成を示す構成図である。
【図2】この発明の実施の形態2による撮像補正装置の構成を示す構成図である。
【図3】この発明の実施の形態3による撮像補正装置の構成を示す構成図である。
【図4】この発明の実施の形態4による撮像補正装置の構成を示す構成図である。
【図5】この発明の実施の形態4による撮像補正装置における補正用画像の生成方法を説明する図である。
【図6】この発明の実施の形態4による撮像補正装置における補正用画像の横一列の画素信号強度を説明する図である。
【符号の説明】
1 入射光
2 光学的結像器
3 検知器
4 粗画像信号
5 可動架台
6 補正処理器
7 データベース
8 画像信号
9 画像処理器
10 画像分析結果
11 主制御器
12 視軸方向指令
13 ピント量指令
14 データベース更新指令
15 シャッタ
16 シャッタ開閉指令
17 高度計
18 高度情報
19 姿勢角度計
20 姿勢角度情報
21 位置測定器
22 位置情報
23 地図データベース
24 地図情報
25 時計
26 時刻日付情報
27 同調器
28 補正開始信号
29 角度情報
30 タイミング信号
31 画像
32 雲
33 角度ステップ
34 次画像
35 次々画像
36 補正用画像
37 領域A
38 領域B
39 領域C
40 領域D
41 理想的信号
42 実信号

Claims (10)

  1. 光を電気信号に変換する検知器と、
    前記検知器からの画像信号の均一性を空間周波数にて分析する画像処理器と、前記画像処理器の分析により画像が均一と判断された場合に補正タイミング信号を出力する主制御器と、
    前記補正タイミング信号により前記画像信号のばらつきを補正する補正処理器と、を備える撮像補正装置。
  2. 前記空間周波数の分析に高速フーリエ変換を用いる請求項1に記載の撮像補正装置。
  3. ピント調節機構を有する光学的結像器と、
    前記光学的結像器によって結像された像を電気信号に変換する検知器と、
    前記光学的結像器の受光方向を変化させる可動架台と、
    前記検知器の信号のばらつきを補正する補正処理器と、
    前記補正処理器の出力信号の均一性を分析する画像処理器と、
    前記画像処理器の分析結果から均一な補正用データを取り込むため前記可動架台、前記光学的結像器、前記補正処理器を制御する主制御器と、を備える撮像装置。
  4. 前記均一性の分析に空間周波数を用いる請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記空間周波数に応じて前記光学的結像器のぼかし量を調整する請求項4に記載の撮像装置。
  6. ばらつき補正用シャッタを前記光学的結像器の前面に備える請求項3または請求項5に記載の撮像装置。
  7. 均一性の高い景色を高確率で得られる方向を演算する均一性演算器を備える請求項3から請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記均一性の高い背景を高確率で得られる方向を、高度、姿勢角、位置及び時間から演算する請求項7に記載の撮像装置。
  9. 地図データベースを備える請求項8に記載の撮像装置。
  10. 前記可動架台と前記補正処理器との動作を同調させる同調器を備える請求項3に記載の撮像装置。
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JP2013118547A (ja) * 2011-12-05 2013-06-13 Tamron Co Ltd 赤外線カメラ

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