JP2004241925A - 信号伝送方法、双方向通信システム、表示装置およびベース装置 - Google Patents

信号伝送方法、双方向通信システム、表示装置およびベース装置 Download PDF

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厚志 岩村
Kazuyuki Ikeda
和行 池田
Daisuke Kawaguchi
大介 川口
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Abstract

【課題】異なる搬送波周波数で変調された複数メーカーのAV機器のリモコン操作を行うことができる双方向通信システムを提供することを目的とする。
【解決手段】外部入力装置300の遠隔操作手段310より無線信号で送られてくる操作信号を搬送波を含んだ状態でサンプリング処理してデジタルデータ化し、該データをベース装置200に通信回線320経由で送信する表示装置100と、この外部入力装置300が接続され、この表示装置100から送信されたこのデータを基にこの操作信号を復元し、この外部入力装置300に対し復元されたこの操作信号の無線信号を送信するベース装置200とからなり、この外部入力装置300においてこのベース装置200から送信されたこの操作信号に応じた処理がなされるとともに情報信号が形成され、該情報信号がこのベース装置200を介してこの表示装置100に送信されるようにする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、ベース装置と表示装置と間で双方向に通信を行い、ベース装置に接続された外部入力装置を、同じくベース装置に接続されたAVリモコンを用い、遠隔操作手段から表示装置およびベース装置等の中継機器を中継して遠隔操作する信号伝送方法、双方向通信システム、表示装置およびベース装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、図6に示すような表示装置100とベース装置200が無線または有線の通信回線(以下、ネットワークと称する。)320によって双方向で通信を行い、ベース装置200に接続されたDVD(Digital Versatile Disc)プレーヤ300等の外部入力機器を、同じくベース装置200に接続されたAVマウスなどといわれるような無線操作信号送信手段であるリモコン信号送信部330によって、表示装置100およびベース装置200を中継して遠隔操作することが可能な双方向通信システムとして、例えば、特開2002−34023号公報(特許文献1)のようなものがある。
【0003】
このシステムは表示装置100のLCD(Liquid Crystal Display)110にタッチパネル115を積層させた表示画面上にソフトリモコンなどといわれるリモートコマンダ(以下、リモコンと称する。)表示111を行い、ソフトウェアによって所望のキー操作を実現するものである。
【0004】
図7に上述の双方向通信システムの例のブロック線図を示す。表示装置100のリモコン表示111がされている状態で、所望の操作キー112を図示しないタッチペン等で押下すると、タッチパネルコントローラ116がタッチパネル115の押下された位置を検出し、検出された画面上の位置に応じてどの操作キーが押されたかを判断する。
【0005】
そして、押下された操作キー112に応じた操作信号が、CPU(Central Processing Unit )バスI/F(インターフェイス)104を介しCPUバス115を通じて中央処理装置のCPU105に供給され、ネットワーク通信部106から有線または無線のネットワーク320を介してベース装置200のネットワーク通信部201に送信される。このネットワーク320は、例えばIEEE802.11規格準拠の無線LANや有線のEthernet(登録商標)(登録商標)等が適用できる。
【0006】
そして、ベース装置200側のCPU202に供給されて、CPUバス215、CPUバスI/F203を介してマイコン(microprocessor)204などの信号処理装置によりアナログ信号に変換し、リモコン信号出力部205を経て、リモコン信号送信部330からの無線信号が到達する位置に配置されたDVDプレーヤ300に操作信号が送信され、このDVDプレーヤ300が動作する。
【0007】
そして、この操作信号に応じたDVDプレーヤ300からの映像データ等の情報信号をベース装置200に供給し、例えばNTSC(National Television Standards Committee )デコーダ231、MPEG(Moving Picture Experts Group)2エンコーダ232等を経て、それぞれ映像データの所定の復号、圧縮が行われCPUバスI/F203、CPUバス215を介して、CPU202に供給され、ネットワーク通信部201よりネットワーク320を通じてベース装置100のネットワーク通信部106に供給される。そして、ネットワーク通信部106からCPU105に供給されて、CPUバス115、CPUバスI/Fを介して、MPEG2デコーダ131に供給される。
【0008】
MPEG2デコーダ131により情報信号が復号され、例えば映像信号は図示しないグラフィック等を介して所定処理が行われた後LCD110に表示され、また音声信号は図示しない増幅器等を介して表示装置100に設けられた図示しないスピーカに供給され放音される。このように、表示装置100から離れた位置にあるDVDプレーヤ300を、LCD110に表示されるリモコン表示の操作キー112より操作することができる。
【0009】
このシステムでは、LCD110に表示されたリモコン表示111の各操作ボタンの位置を、接続された外部入力装置の操作信号に対応付けるためのメーカー別/機種カテゴリー別変換テーブル(ソフトウェア)を出荷時などにあらかじめモニタ装置の機器内に持つ必要がある。
【0010】
使用者はDVDリモコン310を操作する前に、ベース装置200に接続した操作したい外部入力装置のメーカー名と機種カテゴリーを表示装置画面上の設定画面などからあらかじめ選択入力して、機器内の図示しない記録媒体にその設定情報を記憶登録し、用意されている変換テーブルと外部入力装置を対応づける作業を行う。
【0011】
登録後は、表示装置画面上のリモコン表示111の各操作ボタンをタッチパネル115などのポインティングデバイスによって、使用者が選択すると、それに対応した操作信号がその外部入力装置のメーカーにより決定されている搬送波で変調されて、リモコン信号送信部330からDVDプレーヤ300などの外部入力装置に出力され、使用者はLCD110を見ながらタッチパネル115をタッチするだけで、簡単に外部入力装置の遠隔操作を行うことができる。
【0012】
一方で、図6に示すような、使用者がDVDプレーヤ300の専用リモコンとして付属されてくるDVDリモコン310を操作して赤外線操作信号を送信し、表示装置100が赤外線受光部101にてDVDリモコン310の操作信号を受光して、ベース装置200に接続されたDVDプレーヤ300を遠隔操作するようにしたものとして、例えば、本願出願人の特願2002−059129号公報(特許文献2)に記載のように、受光した赤外線操作信号から搬送波を除去した後の信号をサンプリングしてデータ化し、そのデータをベース装置にネットワークを通じて転送した後、再度搬送波を乗せて操作信号を復元してAVマウスからDVDプレーヤに出力するという技術がある。
【0013】
図8に上述の双方向通信システムの例のブロック線図を示す。この図8において、図7と対応する部分には同一符号を付して示す。表示装置100にはDVDリモコン310より送信される赤外線操作信号を受光する赤外線受光部101、赤外線受光部101で受光した赤外線操作信号の搬送波成分を除去する搬送波除去部102、搬送波成分の除去された操作信号をデジタルデータ化するマイコン(microprocessor)103を有し、マイコン103でデジタルデータ化された操作信号は、CPUバスI/F104、CPUバス115を介してCPU105に供給され、CPU105は操作信号をネットワーク通信部106よりネットワーク320を介してベース装置200に送信する。表示装置100のその他の構成は図7例と同様である。また、図8のベース装置200の構成についても図7例と同様である。
【0014】
図8例のシステムの動作について、図10に示すフローチャートを参照して説明する。まず、DVDリモコン310を操作して表示装置100の赤外線受光部101に対し赤外線操作信号を発信する。表示装置100は赤外線受光部101にて赤外線操作信号を受信し、増幅処理およびリミッタ処理が行われて(ステップS1)、搬送波除去部102に供給されて搬送波成分が除去された後、マイコン103にてアナログ/デジタル変換してデジタルデータ化される(ステップS3)。
【0015】
このときの、赤外線受光部101より搬送波除去部102へ送信される操作信号、搬送波除去部102により搬送波成分を除去された操作信号、マイコン103にてアナログ/デジタル変換された操作信号をそれぞれ、図9(A)、(B)、(C)に示す。
【0016】
図9(A)に示すような赤外線受光部101で受信したリモコン信号の操作信号から搬送波を除去すると、図9(B)に示すようなパルス波形が得られ、これを符号化して図9(C)のような形態となる。この例では、図9(B)に示すように、オン信号の長さで符号を決定しており、例えば、b部に対しa部は2倍の長さがあるが、デジタル化されたときの符号は、図9(C)のように、b部が”0”、a部が”1”となるようにしている。尚、符号の決定方法についてはこの例に限るものではない。
【0017】
そして、このデジタルデータ化された操作信号はCPUバスI/F104、CPUバス115を介してCPU105に供給され、ネットワーク通信部106からネットワーク320を通じてベース装置200に送信される(ステップS4)。
【0018】
そしてさらに、この操作信号はネットワーク通信部201を介してCPU202に供給され、CPUバス215、CPUバスI/F203を介してマイコン204に供給される。このマイコン204では供給されるデジタルデータに基き操作信号をアナログ信号に復元する(ステップS5)。
【0019】
復元された操作信号はリモコン信号出力部205を介してリモコン信号送信部330よりDVDプレーヤ300に無線送信されて(ステップS6)、この操作信号に応じてDVDプレーヤ300を動作させる。 そして、図7例と同様にDVDプレーヤ300より映像データなどの情報信号がベース装置200に供給され、ベース装置200より表示装置100に対し情報信号を送信され、LCD110に表示される映像や放音される音声を使用者が楽しむことができる。
【0020】
【特許文献1】
特開2002−34023号公報
【特許文献2】
特願2002−059129号公報
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1のようなシステムは、ベース装置200に接続された外部入力装置300が上述の変換テーブルに登録されている機種でない場合は操作することができないし、また、この変換テーブルにメーカー登録されていても操作信号の登録がなされていない場合、このシステムを介すと付属リモコンでできる操作の一部しか実行できない不都合があった。
【0022】
また、通常、リモコンからの赤外線操作信号の搬送波は約32kHz〜40kHzの間でメーカー毎に異なるものである。しかし、特許文献2に記載の方法は、搬送波を除去する際に搬送波周波数を判別する機能と、その判別情報を基にリモコン信号を復元する際に搬送波まで精度良く復元する機能がないため、単一の搬送波周波数の赤外線操作信号しか発信できない。以上のことから、メーカー毎に異なる搬送波周波数に対応できないので、異なるAV機器メーカーの機器のリモコン操作をするときに誤動作を招くおそれがある不都合があった。
【0023】
斯かる点に鑑み、本発明は、異なる搬送波周波数で変調された複数メーカーのAV機器のリモコン操作を行うことができる信号伝送方法、双方向通信システム、表示装置およびベース装置を提案することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】
本発明信号伝送方法は、外部入力装置の遠隔操作手段より中継機器に無線信号で送られてくる操作信号を搬送波を含んだ状態でサンプリング処理してデジタルデータ化し、該データを基にこの操作信号を復元し、当該中継機器と接続された外部入力装置に対し復元されたこの操作信号の無線信号を送信するようにしたものである。
【0025】
斯かる本発明によれば、遠隔操作手段より中継機器に無線信号で送られてくる操作信号を搬送波を含んだ状態でサンプリング処理してデジタルデータ化し、該データを基にこの操作信号を復元し、復元された操作信号を外部入力装置に無線送信するようにしたので、遠隔操作信号の搬送波成分の周波数に関係なく、任意の外部入力装置をこの中継機器を介して付属の遠隔操作手段より遠隔操作することができる。
【0026】
本発明信号伝送方法は、外部入力装置の遠隔操作手段より中継機器に無線信号で送られてくる操作信号の搬送波の周波数を判別するとともにこの操作信号の搬送波成分を除去して得られる信号をデジタルデータ化し、この周波数判別情報およびこのデータを基にこの操作信号を再生し、当該中継機器と接続された外部入力装置に対し再生されたこの操作信号の無線信号を送信するようにしたものである。
【0027】
斯かる本発明によれば、遠隔操作手段より中継機器に無線信号で送られてくる操作信号の搬送波の周波数を判別するとともにこの操作信号の搬送波成分を除去して得られる信号をデジタルデータ化し、この周波数判別情報およびこのデータを基にこの操作信号を再生し、再生された操作信号を外部入力装置に無線送信するようにしたので、遠隔操作信号の搬送波成分の周波数に関係なく、任意の外部入力装置をこの中継機器を介して付属の遠隔操作手段より遠隔操作することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図5を参照して、本発明双方向通信システム、表示装置およびベース装置の実施の形態の例につき説明する。図1、図3、図5において、図6、図7、図8にそれぞれ対応する部分については同一符号を付して示し詳細な説明は省略する。
【0029】
図5に、この発明による双方向通信システムが適用されるシステム構成の一例を示す。 この図5に示すように、例えばこの実施の形態の双方向通信システムは、表示装置100、ベース装置200、外部入力装置として例えばDVD(Digital Versatile Disc)プレーヤ300、そしてこのDVDプレーヤ300を離れたところから操作可能にするDVDリモートコマンダ(以下、リモコンと称する。 )310とからなる。
【0030】
この外部入力装置としては、リモコンで遠隔操作される機器であればDVDプレーヤに限るものでなく、テレビジョン放送信号を受信するアンテナを備えテレビジョン放送を選局するチューナ、VCR(ビデオ・カセット・レコーダ)等、その他種々のものが適用できる。また、これらの機器をベース装置に同時に複数台接続して、それぞれの機器に付属のリモコンによりその中から1台の機器を選択的に遠隔操作するようにしてもよい。
【0031】
表示装置100は、この発明による表示装置が適用されたものであり、この表示素子としてLCD110を備えたものである。 この表示装置100は、無線または有線通信によりベース装置200と接続され、ベース装置200からの情報信号を受信することができるとともに、DVDプレーヤ300を操作するためのDVDリモコン310からの例えば赤外線のリモコン信号を受光する赤外線受光部101を備え、ベース装置200に対して操作信号を送信することができるものである。
【0032】
ベース装置200は、この発明によるベース装置が適用されたものであり、この実施の形態のベース装置200は、後述もするように、外部入力端子を備え、外部入力装置としてこの例ではDVDプレーヤ300が接続され、DVDに記録された映像データおよび音声データ等の情報信号を光ピックアップにより読み取って再生したり外部からの映像データなどを記録したりする。
【0033】
そして、ベース装置200は、DVDプレーヤ300のDVDに記録されている映像データや音声データ等を符号化圧縮等して表示装置100に送信してLCD110に表示等して使用者が視聴することができる。
【0034】
表示装置100は、ベース装置200からの情報信号を受信して復調し、復調した情報信号から映像信号を抽出して、この映像信号に応じた映像をLCD110に表示するとともに、復調した情報信号から音声信号を抽出して、この音声信号に応じた音声を図示しないスピーカから放音する。
【0035】
ベース装置200には、AVマウスなどと呼ばれる例えば赤外線操作信号(以下、リモコン信号と称する。)を送出するリモコン信号送信部330が、リモコン信号送信部330との接続端子242を通じて接続されており、表示装置100からの操作信号に応じたリモコン信号を形成し、これをリモコン信号送信部330からDVDプレーヤ300に送信する。
【0036】
DVDプレーヤ300は、DVDリモコン310からのリモコン信号を受光するためのフォトディテクタなどからなるリモコン信号受光部301を備えており、ベース装置200に接続され、そのリモコン信号がリモコン信号受光部301に届く位置に配置された、リモコン信号送信部330からのリモコン信号を受光して、そのリモコン信号に応じた制御、例えば、電源のオン/オフや、表示する映像の変更を行うなどの遠隔操作をすることができる。
【0037】
したがって、使用者は、DVDリモコン310から表示装置100に向けて赤外線リモコン信号を送信しDVDプレーヤ300に対する操作入力を行って、表示装置100およびベース装置200を通じてDVDプレーヤ300を遠隔操作することができ、例えば、LCD110に表示された映像を切り換えるなどすることができる。
【0038】
このように、表示装置100とベース装置200との間においては、双方向に無線または有線による通信が可能であり、また、ベース装置200と外部入力装置300との間においても双方向に通信が可能なようにされている。
【0039】
図1に、この実施の形態の双方向通信システムのブロック線図を示す。まず、表示装置100について説明する。図中に示すように、表示装置100は、赤外線受光部101、サンプリング部121、搬送波除去部102、マイコン(microprocessor)103、CPUバスI/F104、CPU(Central Processing Unit )105、ネットワーク通信部106、MPEG2デコーダ131等を備えている。
【0040】
この実施の形態の表示装置100の各部は、CPU105などからなる制御部によって制御するようにされている。 CPU105にはPCIバスなどのCPUバス115を介して、図示しないが各種の処理プログラムや処理に必要なデータなどが記録されたROM(Read Only Memory)、主に各種の処理の作業領域として用いられるRAM(Random Access Memory)、不揮発性のメモリであるEEPROM(Electrionically Erasable and Programmable Read Only Memory)等が接続されている。
【0041】
赤外線受光部101は、外部入力装置のDVDプレーヤ300を操作するDVDリモコン310からの赤外線リモコン信号を受光する遠隔操作信号受信手段であり、受光するリモコン信号は微弱であるので信号増幅する図示しない増幅回路を通した後、リミッタ回路を経てサンプリング部121および搬送波除去部102に出力される。
【0042】
サプリング部121は、赤外線受光部101から受信した、図9(A)に示す波形の搬送波成分を含んだ操作信号を、必要かつ搬送波周波数より十分に高い周波数で搬送波ごとサンプリングし、デジタルデータ化するサンプリング処理手段であり、このデジタルデータはCPUバスI/F104を介してCPU105に供給される。 サンプリング周波数は高いほど後述するベース装置200側での操作信号の復元精度が増すが、必要以上に高くするとデジタルデータのデータ量が増大し、処理にかかる時間やメモリ容量も増大するので、適切なサンプリング周波数を選択するようにする。
【0043】
搬送波除去部102は、赤外線受光部101から受信した操作信号から搬送波成分を除去し、図9(B)に示すようなパルス波形信号を得る搬送波除去手段であり、このパルス波形信号をマイコン103に出力する。
【0044】
マイコン103は、搬送波除去部102から出力されたパルス波形信号をアナログ/デジタル変換し、デジタルデータ化するデジタル変換手段であり、デジタルデータ化された操作信号103aはCPUバスI/F104からCPUバス115を介しCPU105に供給される。
【0045】
マイコン103にてデジタルデータ化された操作信号は、外部入力装置のリモコンから送られてくるリモコン信号のコードとして利用され、一般に、テレビジョン受像機やVCRといったその商品のカテゴリーを表すカテゴリーコードの情報と、リモコンの操作キーに基く制御内容を表すリモコンコードの情報を含むものである。
【0046】
したがって、このコード構成を調べることにより、DVDリモコン310から表示装置100に対して発信されたリモコン信号が、自機即ち表示装置またはベース装置に対する制御信号か、あるいはDVDプレーヤ310等の外部入出力装置に対する制御信号かを判断することができる。
【0047】
また、上述の自機に対する制御信号が、例えば表示装置100を購入時に付属してくる図示しない自機専用リモコンから発信された場合も同様である。
【0048】
また、このマイコン103は搬送波除去部102からのパルス波形信号から、赤外線受光部101で受信したリモコン信号が正常なリモコン信号であるか否かを判断する機能を有し、正常でないものやノイズ等によってリモコン信号として読みとることができない信号などについてはこれを排除することができる。例えば、正常なリモコン信号であると判断した場合のみ、サンプリング部121でサンプリング処理された操作信号をCPUバスI/F104からCPUバス105に乗せてCPU105に送信する許可を与える許可信号103bを、マイコン103からCPUバスI/F104に出力するようにする。
【0049】
即ち、この例では、マイコン103において赤外線受光部101が受信したリモコン信号が正常であると判断された場合、送信許可信号103bが出力され操作信号103aおよびサンプリング部121からの操作信号がCPUバスI/F104、CPUバス115を介してCPU105に送信される。一方、リモコン信号が正常でないと判断された場合、送信許可信号103bは出力されず、CPU105への操作信号の送信は行われない。
【0050】
制御手段としてのCPU105は、マイコン103からの操作信号103aおよびサンプリング部121からの操作信号を受信すると、操作信号103aのコード情報を調べ、表示装置100に対し送信されたリモコン信号がDVDプレーヤ300に対する制御信号であるか自機に対する制御信号であるかを判断する。
【0051】
上述リモコン信号がDVDプレーヤ300に対する制御信号であると判断されたときは、CPU105はサンプリング部121からの操作信号をネットワーク通信部106を通じてベース装置200へ送信する。
【0052】
一方、上述リモコン信号の制御内容が自機に対するものであると判断されたときは、サンプリング部121からの操作信号はベース装置200には送信されず、CPU105はそのリモコン信号の制御内容に応じてモニタ装置100および/またはベース装置200が動作するよう制御し、必要があればマイコン103からの操作信号103aをベース装置200に送信する。
【0053】
このように構成することで、表示装置100の赤外線受光部101で受光したリモコン信号を必要なときに必要な信号だけをベース装置200に送信すればよいので、無駄なデータ通信をしなくて済み、表示装置100とベース装置200と間のデータ通信に係る負荷を軽減することができる。
【0054】
上述例において、表示装置100に送信されたリモコン信号がDVDプレーヤ300に対する制御信号であるか自機に対する制御信号であるかをCPU105にて判断するようにしたが、この判断をマイコン103にて行うようにしてもよい。 即ち、マイコン103にて、赤外線受光部101が受信したリモコン信号が正常であるか否かを調べて出力する送信許可信号103bに加え、上述の判断結果を出力するようにする。
【0055】
例えば、リモコン信号が正常かつDVDプレーヤ300に対する制御信号である場合に、送信許可信号103bとともにDVDプレーヤ300に対する制御信号であるという判断結果を出力し(図示せず)、サンプリング部121からの操作信号をCPUバス115に乗せてベース装置200に送信する。また、リモコン信号が正常であっても自機に対する制御信号である場合には、送信許可信号103bのみが出力され、マイコン103の操作信号103aがCPU105へ送信されるようにする。
【0056】
このように構成することで、上述のリモコン信号が外部入力装置に対する制御信号であるか否かをCPU105で判断する場合の効果に加え、CPU105の処理に係る負荷の軽減およびCPUバス115のトラフィックの減少に寄与することができる。
【0057】
操作信号送信手段であるネットワーク通信部106は、例えば、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers )802. 11規格準拠等の無線、またはEthernet(登録商標)などの有線のネットワーク320を通じてデータを送受信することが可能であり、ネットワーク320を通じて表示装置100からの操作信号をベース装置200に送信する。
【0058】
表示装置100のCPUバスI/F104には、ベース装置200を通じてDVDプレーヤ300から送信されるデータ圧縮された映像データや音声データ等の情報信号をデコードする、例えば、MPEG2デコーダ131が接続され、映像信号および音声信号とに分離され、伸長する如くする。 そして、映像信号は図示しないグラフィックスなどの処理を経てLCD110に映像として表示され、また音声信号は音声信号増幅回路を経てスピーカから放音される。
【0059】
次に、ベース装置200について説明する。 図1に示すように、表示装置200は、ネットワーク通信部201、CPU202、CPUバスI/F104、リモコン信号復元部221、NTSCデコーダ231、MPEG2エンコーダ232を備えている。
【0060】
この実施の形態のベース装置200の各部は、CPU202などからなる制御部によって制御するようにされている。 CPU202にはPCIバスなどのCPUバス215を介して、図示しないが各種の処理プログラムや処理に必要なデータなどが記録されたROM、主に各種の処理の作業領域として用いられるRAM、不揮発性のメモリであるEEPROM等が接続されている。
【0061】
操作信号受信手段であるネットワーク通信部201は、上述のネットワーク通信部106と同様、IEEE802. 11やEthernet(登録商標)規格の、無線または有線のネットワークを通じてデータの送受信を行うことができ、表示装置100から送信される操作信号のデータを受信することができ、そのデータをCPU202に供給する。
【0062】
CPU202は、ネットワーク通信部201から受信した操作信号のデータから、この操作信号が自機に対するものか、DVDプレーヤ300に対するものか判断する。受信したデータがサンプリング部121からのデータである場合、PCIバス等のCPUバス215およびCPUバスI/F203を介してリモコン信号復元部221に送信される。一方、受信したデータがマイコン103からの操作信号103aである場合、この操作信号に含まれるリモコンコードに従い、ベース装置200を制御する。
【0063】
リモコン信号復元部221は、CPU202からのデータをCPUバス215およびCPUバスI/F203を介してデータを受信し、このデータからデジタル/アナログ変換を行い、表示装置100の赤外線受光101で受光したリモコン信号の操作信号を復元する操作信号復元手段であり、復元された操作信号はリモコン信号送信部330に送信される。
【0064】
リモコン信号送信部330は、リモコン信号復元部221より受信した操作信号を赤外線のリモコン信号にして、DVDプレーヤ300に送信する無線操作信号送信手段である。
【0065】
外部入力装置のDVDプレーヤ300は、リモコン信号送信部330からのリモコン信号を受信して、このリモコン信号の制御内容に応じた制御を行い、例えば、ベース装置200のNTSC(National Television Standards Committee )デコーダ231にビデオ信号を送信する如くする。
【0066】
NTSCデコーダ231は、DVDプレーヤ300からのビデオ信号をNTSC方式で復調し、この復調されたビデオ信号をMPEG2エンコーダ232に送信する。そして、このMPEG2エンコーダ232で符号化圧縮されたビデオ信号をベース装置200よりネットワーク320を介して表示装置100に送信するようにする。
【0067】
次に、図2に示すフローチャートを参照して、本例の信号伝送方法について説明する。まず、使用者がDVDリモコン310から表示装置100の赤外線受光部101へ向けて赤外線リモコン信号を送信すると、表示装置100の赤外線受光部101ではこの赤外線リモコン信号の操作信号を受信し(ステップS11)、図示しない増幅回路およびリミッタ回路を経て、それぞれ増幅処理およびリミッタ処理が行われる(ステップS12)。
【0068】
そして、増幅処理およびリミッタ処理が終了後、この操作信号はサンプリング部121および搬送波除去部102にそれぞれ送信される。サンプリング部121は、搬送波成分を含んだままの操作信号を所定の適切なサンプリング周波数でサンプリング処理を行いデジタルデータ化する(ステップS13)。
【0069】
一方、搬送波除去部102に送信された操作信号は、搬送波成分が除去されパルス波形信号となってマイコン103に送信され、このマイコン103によりアナログ/デジタル変換されデジタルデータ化される(ステップS14)。
【0070】
ここで、マイコン103はこの操作信号が正常な信号であるか否か判断するとともに、DVDリモコン310から表示装置100に対し送信された操作信号が自機に対する制御信号か否かを判断する。または、上述したようにこの操作信号が自機に対するものか否かをCPU105に判断させるようにしてもよい(ステップS15)。
【0071】
操作信号が自機、特に表示装置100に対しての制御信号である場合、表示装置100は操作信号103aの制御信号に応じた制御、例えば音量調整や明るさ調整などを行うようにする(ステップS16)。
【0072】
また、操作信号が自機に対する制御信号でなくDVDプレーヤ300に対するものである場合、サンプリング部121からのサンプリング処理された操作信号はネットワーク320を通じてネットワーク通信部106よりベース装置200のネットワーク通信部201に送信され、そしてCPU202へと送信される(ステップS17)。
【0073】
ここで、CPU202は表示装置100から受信した操作信号が、自機即ちベース装置への制御信号か、DVDプレーヤ300への制御信号なのかを判断する(ステップS18)。
【0074】
この操作信号が自機、特にベース装置200への制御信号である場合、例えば電源を切断する、ソースを切り替える等、この操作信号の制御内容に応じた動作を行うようにする(ステップS16)。
【0075】
また、DVDプレーヤ300に対する操作信号である場合、操作信号はCPU202よりCPUバス215およびCPUバスI/F203を介してリモコン信号復元部221へと供給され、デジタルデータからデジタル/アナログ変換されて赤外線受光部101で受光した操作信号に復元される(ステップS19)。
【0076】
そして、操作信号復元部221からリモコン信号送信部330に操作信号が送信され、このリモコン信号送信部330から、赤外線リモコン信号がベース装置200に接続されたDVDプレーヤ300に送信される(ステップS20)。
【0077】
この赤外線リモコン信号を受信したDVDプレーヤ300では、このリモコン信号の制御内容に応じた制御・処理が行われた後、DVDプレーヤ300からベース装置200のNTSCデコーダ231にビデオ信号が送信され、MPEG2エンコーダ232へ入力され所定形式のデータに変換される。そして、ネットワーク320を経由してベース装置200から表示装置100にビデオ信号が送信され、MPEG2デコーダ131を通じて映像信号および音声信号に分離され、所定の処理を経て、使用者はLCD110に表示される映像やスピーカから放音される音声を楽しむことができる。
【0078】
以上述べたように、表示装置100は受信したDVDリモコン310の赤外線リモコン信号の搬送波成分を除去せずそのままサンプリング処理してデジタルデータ化し、ネットワーク経由でベース装置200に送信し、このデータをベース装置200でデジタル/アナログ変換してリモコン信号を復元して、リモコン信号送信部330からDVDプレーヤ300に無線送信するようにしたので、搬送波の周波数、即ちDVDプレーヤ300のメーカーに関係なく、表示装置100に向けてリモコン信号を発信し、ネットワーク320を介し、ベース装置200に接続されたDVDプレーヤ300を遠隔操作することができる。
【0079】
次に、図3に、双方向通信システムの実施の形態の他の例のブロック線図を示す。図3において、図1、図7、図8に対応する部分については同一符号を付しその詳細説明は省略する。
【0080】
まず、表示装置100について説明する。 図3に示すように、表示装置100は、赤外線受光部101、搬送波周波数判別部122、搬送波除去部102、マイコン103、CPUバスI/F104、CPU105、ネットワーク通信部106、MPEG2デコーダ131等を備えている。
【0081】
図1例と同様、表示装置100の各部は、例えばCPU105からなる制御部によって制御されるようになされており、CPU105にはPCIバスなどのCPUバス115を介して、図示しないROM、RAM、EEPROM等が、CPUバス115を通じて接続されている。
【0082】
DVDリモコン310から発信されたリモコン信号を受信する遠隔操作信号受信手段である赤外線受光部101は、この操作信号を搬送波周波数判別部122および搬送波除去部102に送信する。
【0083】
搬送波周波数判別部122は、赤外線受光部101から受信したリモコン信号の操作信号の搬送波周波数を判別する搬送波判別手段であり、例えば図示しないEEPROM等に、搬送波周波数とメーカーとを対応させたテーブルを持ち、判別した周波数からDVDリモコン310、即ちDVDプレーヤ300のメーカーを特定し、周波数判別情報を作成する。
【0084】
一方、赤外線受光部101からの操作信号は、搬送波除去部102を通じてマイコン103に送信される。マイコン103は、搬送波除去部102から受信したパルス波形信号をアナログ/デジタル変換し、デジタルデータ化するデジタル変換手段である。
【0085】
ここで、図1例と同様に、マイコン103はこの操作信号が正常な信号であるか否か判断するとともに、DVDリモコン310から表示装置100に対し送信された操作信号が自機に対する制御信号か否かを判断する。または、この操作信号が自機に対するものか否かをCPU105に判断させるようにしてもよい。
【0086】
上述の操作信号が正常な信号であり、かつその制御内容がDVDプレーヤ300に対するものである場合、周波数判別情報とマイコン103からの操作信号103aはCPUバスI/F104からCPUバス115を介してCPU105に送信され、ネットワーク通信部106へと送信される。
【0087】
一方、上述リモコン信号が正常な信号であってもその制御内容が自機に対するものである場合、周波数判別情報はベース装置200には送信されず、CPU105はそのリモコン信号の制御内容に応じてモニタ装置100および/またはベース装置200が動作するよう制御し、必要があればマイコン103からの操作信号103aをベース装置200に送信する。
【0088】
次に、ベース装置200について説明する。 図3に示すように、表示装置200は、例えばネットワーク通信部201、CPU202、CPUバスI/F104、搬送波生成部222、マイコン214、搬送波重畳部223、NTSCデコーダ231、MPEG2エンコーダ232を備えている。
【0089】
図1例と同様、ベース装置200の各部は、CPU202からなる制御部によって制御するようにされており、CPU202にはPCIバスなどのCPUバス215を介して、図示しないROM、RAM、EEPROM等が、CPUバス215を通じて接続されている。
【0090】
CPU202は、ネットワーク通信部201から受信した操作信号のデータから、この操作信号が自機に対するものか、DVDプレーヤ300に対するものか判断する。受信したデータが搬送波周波数判別部122からのデータを含む場合、PCIバス等のCPUバス215およびCPUバスI/F203を介して、搬送波生成部222に搬送波判別情報が送信されるとともに、マイコン214にマイコン103からの操作信号がそれぞれ送信される。一方、受信したデータがマイコン103からの操作信号103aのみの場合、この操作信号103aに含まれるリモコンコードに従い、ベース装置200を制御する。
【0091】
搬送波生成部222は、CPU202から受信した搬送波判別情報より、搬送波除去部102で除去されたものと同じ搬送波を生成する搬送波生成手段であり、生成した搬送波を搬送波重畳部223に送信する。
【0092】
マイコン214は、表示装置100から送られてきた操作信号のデジタルデータを、デジタル/アナログ変換して上述のマイコン103にてデジタル変換される前のパルス波形信号に戻すアナログ変換手段であり、このパルス波形の操作信号を搬送波重畳部223に送信する。
【0093】
搬送波重畳部223は、搬送波生成部222からの搬送波に、マイコン214から供給されるパルス波形の操作信号を重畳し、表示装置100の赤外線受光部101が受信した赤外線リモコン信号の操作信号を再生する操作信号再生手段であり、再生された操作信号はリモコン信号送信部330に送信され、リモコン信号送信部330からDVDプレーヤ300に送信される。
【0094】
次に、図4に示すフローチャートを参照して、本例の信号伝送方法について説明する。まず、DVDリモコン310から表示装置100の赤外線受光部101へ向けて赤外線リモコン信号を送信する。表示装置100の赤外線受光部101ではこの赤外線リモコン信号の操作信号を受信し(ステップS21)、図示しない増幅回路およびリミッタ回路を経て、それぞれ増幅処理およびリミッタ処理が行われる(ステップS22)。
【0095】
そして、増幅処理およびリミッタ処理が終了後、この操作信号は搬送波周波数判別部122および搬送波除去部102にそれぞれ送信される。搬送波周波数判別部122は、搬送波成分の周波数を判別して周波数判別情報を作成する(ステップS23)。
【0096】
一方、搬送波除去部102に送信された操作信号は、搬送波成分が除去されパルス波形信号となってマイコン103に送信され、このマイコン103によりアナログ/デジタル変換されデジタルデータ化される(ステップS24)。
【0097】
ここで、マイコン103はこの操作信号が正常な信号であるか否か判断するとともに、DVDリモコン310から表示装置100に対し送信された操作信号が自機に対する制御信号か否かを判断する。または、上述したようにこの操作信号が自機に対するものか否かを判断するのにCPU105にて判断するようにしてもよい(ステップS25)。
【0098】
操作信号が自機、特に表示装置100に対しての制御信号である場合、表示装置100は操作信号103aの制御信号に応じた制御、例えば音量調整や明るさ調整などを行うようにする(ステップS26)。
【0099】
また、操作信号が自機に対する制御信号でなくDVDプレーヤ300に対するものである場合、周波数判別情報および操作信号103aが表示装置100からネットワーク320を通じてベース装置200のネットワーク通信部201に送信され、そしてCPU202へと送信される(ステップS27)。
【0100】
ここで、CPU202は表示装置100から受信した操作信号が、自機即ちベース装置への制御信号か、DVDプレーヤ300への制御信号なのかを判断する(ステップS28)。
【0101】
この操作信号が自機、特にベース装置200への制御信号である場合、例えば電源を切断する、ソースを切り替える等、この操作信号の制御内容に応じた動作を行うようにする(ステップS26)。
【0102】
また、DVDプレーヤ300に対しての操作信号である場合、周波数判別情報および操作信号はCPU202よりCPUバス215およびCPUバスI/F203を介して、搬送波生成部222およびマイコン214へとそれぞれ供給される。
【0103】
搬送波生成部222は、周波数判別情報からDVDプレーヤ300のメーカー情報を知ることができ、このメーカーの使用する周波数で搬送波を生成し、搬送波重畳部223にてこの生成した搬送波をマイコン214からのパルス波形信号の操作信号に重畳し、リモコン信号を再生する(ステップS29)。
【0104】
そして、搬送波重畳部223からリモコン信号送信部330に、再生された操作信号が送信され、このリモコン信号送信部330から、赤外線リモコン信号がベース装置200に接続されたDVDプレーヤ300に送信される(ステップS30)。
【0105】
この赤外線リモコン信号を受信したDVDプレーヤ300では、このリモコン信号の制御内容に応じた制御・処理が行われた後、DVDプレーヤ300からベース装置200を介して表示装置100にビデオ信号が送信され、所定の処理を経てLCD110に表示される映像やスピーカから放音される音声を楽しむことができる。
【0106】
以上述べたように、表示装置100は受信したDVDリモコン310の赤外線リモコン信号の搬送波の周波数判別情報を得、この周波数判別情報を搬送波除去後の操作信号のデータとともにベース装置200にネットワーク経由で送信し、ベース装置200は受信した周波数判別情報を基に搬送波を生成し、この搬送波をアナログ変換された上記操作信号のデータに重畳するようにしてリモコン信号を再生し、リモコン信号送信部330からDVDプレーヤ300に無線送信するようにしたので、搬送波の周波数、即ちDVDプレーヤ300のメーカーに関係なく、表示装置100に向けてリモコン信号を発信し、ネットワーク320を介し、ベース装置200に接続されたDVDプレーヤ300を遠隔操作することができる。
【0107】
その他、図3例は、図1例と同様の作用効果が得られることは用意に理解できよう。
【0108】
尚、本発明は上述した実施の形態の例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成を取り得ることは勿論である。
【0109】
【発明の効果】
斯かる本発明によれば、遠隔操作信号の搬送波成分の周波数に関係なく、任意の外部入力装置をこの中継機器を介して付属の遠隔操作手段より遠隔操作することができるので、異なる搬送波周波数で変調された複数メーカーの外部入力装置の遠隔操作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明信号伝送方法が適用される双方向通信システムの実施の形態の例を示すブロック線図である。
【図2】本発明信号伝送方法の説明に供するフローチャートである。
【図3】本発明信号伝送方法が適用される双方向通信システムの実施の形態の他の例を示すブロック線図である。
【図4】本発明信号伝送方法の説明に供するフローチャートである。
【図5】本発明双方向通信システムの実施の形態の例を示す構成図である。
【図6】双方向通信システムの例を示す構成図である。
【図7】従来の信号伝送方法が適用される双方向通信システムの例を示すブロック線図である。
【図8】従来の信号伝送方法が適用される双方向通信システムの他の例を示すブロック線図である。
【図9】図8の各部における操作信号の状態を示す線図である。
【図10】図8の双方向通信システムに適用される信号伝送方法の説明に供するフローチャートである。
【符号の説明】
100・・・・表示装置、101・・・・赤外線受光部(遠隔操作信号受信手段)、102・・・・搬送波除去部(搬送波除去手段)、103・・・・マイコン(デジタル変換手段)、110・・・・LCD、121・・・・サンプリング部(サンプリング処理手段)、105・・・・CPU(制御手段)、106・・・・ネットワーク通信部(操作信号送信手段)、122・・・・搬送波周波数判別部(搬送波周波数判別手段)、200・・・・ベース装置、201・・・・ネットワーク通信部(操作信号受信手段)、214・・・・マイコン(アナログ変換手段)、221・・・・リモコン信号復元部(操作信号復元手段)、222・・・・搬送波生成部(搬送波生成手段)、223・・・・搬送波重畳部(操作信号再生手段)、330・・・・リモコン信号送信部(無線操作信号送信手段)、300・・・・DVDプレーヤ(外部入力装置)、310・・・・DVDリモコン(遠隔操作手段)、320・・・・ネットワーク(通信回線)

Claims (14)

  1. 外部入力装置の遠隔操作手段より中継機器に無線信号で送られてくる操作信号を搬送波を含んだ状態でサンプリング処理してデジタルデータ化し、
    該データを基に前記操作信号を復元し、
    当該中継機器と接続された外部入力装置に対し復元された前記操作信号の無線信号を送信する
    ようにしたことを特徴とする信号伝送方法。
  2. 請求項1に記載の信号伝送方法において、
    前記中継機器は、前記遠隔操作手段からの操作信号を受信する表示装置と、該表示装置と通信回線で接続され前記外部入力装置に操作信号を送信するベース装置とから構成されている
    ことを特徴とする信号伝送方法。
  3. 外部入力装置の遠隔操作手段より中継機器に無線信号で送られてくる操作信号の搬送波の周波数を判別するとともに前記操作信号の搬送波成分を除去して得られる信号をデジタルデータ化し、
    前記周波数判別情報および前記データを基に前記操作信号を再生し、
    当該中継機器と接続された外部入力装置に対し再生された前記操作信号の無線信号を送信する
    ようにしたことを特徴とする信号伝送方法。
  4. 請求項3に記載の信号伝送方法において、
    前記中継機器は、前記遠隔操作手段からの操作信号を受信する表示装置と、該表示装置と通信回線で接続され前記外部入力装置に操作信号を送信するベース装置とから構成されている
    ことを特徴とする信号伝送方法。
  5. 外部入力装置の遠隔操作手段より無線信号で送られてくる操作信号を搬送波を含んだ状態でサンプリング処理してデジタルデータ化し、該データをベース装置に通信回線経由で送信する表示装置と、
    前記外部入力装置が接続され、前記表示装置から送信された前記データを基に前記操作信号を復元し、前記外部入力装置に対し復元された前記操作信号の無線信号を送信するベース装置とからなり、
    前記外部入力装置において前記ベース装置から送信された前記操作信号に応じた処理がなされるとともに情報信号が形成され、該情報信号が前記ベース装置を介して前記表示装置に送信される
    ようにしたことを特徴とする双方向通信システム。
  6. 外部入力装置の遠隔操作手段より無線信号で送られてくる操作信号を受信し、サンプリング処理手段および搬送波除去手段に出力する遠隔操作信号受信手段と、
    前記遠隔操作信号受信手段からの前記操作信号をサンプリング処理してデジタルデータ化するサンプリング処理手段と、
    前記操作信号受信手段からの前記操作信号より搬送波成分を除去する搬送波除去手段と、
    搬送波成分が除去された前記操作信号をデジタルデータ化するデジタル変換手段と、
    前記サンプリング処理手段およびデジタル変換手段にてデジタルデータ化された操作信号を送信する操作信号送信手段と
    を備える表示装置と、
    前記外部入力装置が接続され、
    前記表示装置から送信された前記操作信号を通信回線を介し受信する操作信号受信手段と、
    受信された操作信号より前記遠隔操作信号受信手段が受信した操作信号を復元する操作信号復元手段と、
    復元された操作信号を前記外部入力装置に無線信号にて送信する無線操作信号送信手段と
    を備えるベース装置とからなり、
    前記外部入力装置において前記ベース装置から送信された前記操作信号に応じた処理がなされるとともに情報信号が形成され、該情報信号が前記ベース装置を介して前記表示装置に送信される
    ようにしたことを特徴とする双方向通信システム。
  7. 請求項5または6に記載の双方向通信システムにおいて、
    前記表示装置は、該表示装置の動作を制御する制御手段または前記デジタル変換手段において、前記遠隔操作手段より送られた操作信号が前記外部入力装置に対する制御信号でないと判断された場合、サンプリング処理された前記操作信号を前記ベース装置に送信しないようにしたことを特徴とする双方向通信システム。
  8. 外部入力装置の遠隔操作手段より無線信号で送られてくる操作信号の搬送波の周波数を判別するとともに前記操作信号の搬送波成分を除去して得られる信号をデジタルデータ化し、前記周波数判別情報および前記データをベース装置に通信回線経由で送信する表示装置と、
    前記外部入力装置が接続され、前記表示装置から送信された前記周波数判別情報および前記データを基に前記操作信号を再生し、前記外部入力装置に対し再生された前記操作信号の無線信号を送信するベース装置とからなり、
    前記外部入力装置において前記ベース装置から送信された前記操作信号に応じた処理がなされるとともに情報信号が形成され、該情報信号が前記ベース装置を介して前記表示装置に送信される
    ようにしたことを特徴とする双方向通信システム。
  9. 外部入力装置の遠隔操作手段より無線信号で送られてくる操作信号を受信し、搬送波周波数判別手段および搬送波除去手段に出力する遠隔操作信号受信手段と、
    前記遠隔操作信号受信手段からの前記操作信号の搬送波成分の周波数を判別する搬送波周波数判別手段と、
    前記遠隔操作信号受信手段からの前記操作信号より搬送波成分を除去する搬送波除去手段と、
    前記搬送波除去手段にて前記搬送波成分が除去された前記操作信号をデジタルデータ化するデジタル変換手段と、
    前記周波数判別情報および前記デジタルデータ化された操作信号を送信する操作信号送信手段と
    を備える表示装置と、
    前記外部入力装置が接続され、
    前記表示装置から送信された前記周波数判別情報および前記操作信号を通信回線を介し受信する操作信号受信手段と、
    受信された周波数判別情報に基いて搬送波を生成する搬送波生成手段と、
    受信された操作信号をデジタルデータ化される前のアナログ操作信号に変換するアナログ変換手段と、
    前記生成された搬送波に前記アナログ変換手段により変換された操作信号を重畳して、前記遠隔操作信号受信手段が受信した操作信号を再生する操作信号再生手段と、
    再生された操作信号を前記外部入力装置に無線信号にて送信する無線操作信号送信手段と
    を備えるベース装置とからなり、
    前記外部入力装置において前記ベース装置から送信された前記操作信号に応じた処理がなされるとともに情報信号が形成され、該情報信号が前記ベース装置を介して前記表示装置に送信される
    ようにしたことを特徴とする双方向通信システム。
  10. 請求項8または9に記載の双方向通信システムにおいて、
    前記表示装置は、該表示装置の動作を制御する制御手段または前記デジタル変換手段において、前記遠隔操作手段より送られた操作信号が前記外部入力装置に対する制御信号でないと判断された場合、前記周波数判別情報を前記ベース装置に送信しないようにしたことを特徴とする双方向通信システム。
  11. 外部入力装置の遠隔操作手段より無線信号で送られてくる操作信号を受信し、サンプリング処理手段および搬送波除去手段に出力する遠隔操作信号受信手段と、
    前記遠隔操作信号受信手段からの前記操作信号をサンプリング処理してデジタルデータ化するサンプリング処理手段と、
    前記操作信号受信手段からの前記操作信号から搬送波成分を除去する搬送波除去手段と、
    搬送波成分が除去された前記操作信号をデジタルデータ化するデジタル変換手段と、
    前記サンプリング処理手段および/またはデジタル変換手段にてデジタルデータ化された操作信号を送信する操作信号送信手段と
    を備えることを特徴とする表示装置。
  12. 外部入力装置の遠隔操作手段より無線信号で送られてくる操作信号を受信し、搬送波周波数判別手段および搬送波除去手段に出力する遠隔操作信号受信手段と、
    前記遠隔操作信号受信手段からの前記操作信号の搬送波成分の周波数を判別する搬送波周波数判別手段と、
    前記遠隔操作信号受信手段からの前記操作信号より搬送波成分を除去する搬送波除去手段と、
    前記搬送波除去手段にて前記搬送波成分が除去された前記操作信号をデジタルデータ化するデジタル変換手段と、
    前記周波数判別情報および/または前記デジタルデータ化された操作信号を送信する操作信号送信手段と
    を備えることを特徴とする表示装置。
  13. 外部入力装置が接続され、
    前記外部入力装置の遠隔操作手段の操作信号の搬送波を含んだ状態でサンプリング処理しデジタルデータ化した操作信号を受信する操作信号受信手段と、
    受信された操作信号より前記遠隔操作手段から前記表示装置に送信された操作信号を復元する操作信号復元手段と、
    復元された操作信号を前記外部入力装置に無線信号にて送信する無線操作信号送信手段と
    を備えることを特徴とするベース装置。
  14. 外部入力装置が接続され、
    前記外部入力装置の遠隔操作手段の操作信号の搬送波周波数を判別した情報と前記操作信号の搬送波成分を除去して得られる信号をデジタルデータ化した操作信号を受信する操作信号受信手段と、
    受信された周波数判別情報に基いて搬送波を生成する搬送波生成手段と、
    受信された操作信号をデータ化される前のアナログ信号に変換するアナログ変換手段と、
    前記生成された搬送波に前記アナログ変換手段により変換された操作信号を重畳して、前記遠隔操作手段から前記表示装置に出力された操作信号を再生する操作信号再生手段と、
    再生された操作信号を前記外部入力装置に無線信号にて送信する無線操作信号送信手段と
    を備えることを特徴とするベース装置。
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