JP2004241155A - 防水コネクタ - Google Patents

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JP2004241155A
JP2004241155A JP2003026322A JP2003026322A JP2004241155A JP 2004241155 A JP2004241155 A JP 2004241155A JP 2003026322 A JP2003026322 A JP 2003026322A JP 2003026322 A JP2003026322 A JP 2003026322A JP 2004241155 A JP2004241155 A JP 2004241155A
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Takuji Akagi
琢士 赤城
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

【課題】相手側コネクタとの嵌合時にゴムリングに捲れあがりが生じるのを防止する。
【解決手段】ゴムリング41を備えた防水コネクタ10において、コネクタハウジング11の内筒部13の外周面におけるゴムリング装着部13aの端部に段部13cを形成する一方、ゴムリング41の先端に内方へ一体突設した保持片41cを設ける。そして、内筒部13の先端部に装着されるリテーナ21と段部13cとの間でゴムリング41の保持片41cを挟持することで、ゴムリング41先端の捲れ上がりが防止される。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は防水コネクタに関し、詳しくは、相手側コネクタとの嵌合時におけるゴムリングの捲れ防止を図るものである。
【0002】
【従来の技術】
図6(A)は、ゴムリング2を用いた防水コネクタ1の一般的構造を示し、このゴムリング2は、一方のコネクタハウジング3において、端子金具Tを収容する内筒部3aの外周に装着されている。そして、内筒部3aと外周のフード部3bとの間の隙間に他方のコネクタハウジング4における外筒部4aが挿入されたとき、この外筒部4aと内筒部3aとの間にゴムリング2が介在されることにより、コネクタハウジング3、4間がシールされるようになっている。このような一般的構造を有する防水コネクタとしては例えば特許文献1に記載のものが知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−280108号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ゴムリング2は、図6(B)に示すように、円環状をなすと共に、その内周および外周にリップ部2a、2bを備え、コネクタハウジング3の内筒部3aの外周面に密着するようにして装着されている。そして、端子金具Tを二重係止するために内筒部3aに装着されるリテーナ5の端面によってゴムリング2の抜け止めがなされている。ところが、一方のコネクタハウジング3に他方のコネクタハウジング4を嵌合させるに際し、外筒部4aが傾いた状態で嵌合されることがある。このような場合、図6(C)に示すように、外筒部4aの先端がゴムリング2の中間部を押圧する状態となるため、ゴムリング2の先端部が捲れあがったり、位置ずれして変形したりするという問題がある。このような状態になると、ゴムリング2によるシール効果が損なわれるという懸念があった。
【0005】
本発明は、上記した問題に鑑みてなされたものであり、相手側コネクタとの嵌合時にゴムリングに捲れが生じ得るような方向の押圧が作用しても、ゴムリングの捲れを防止できるようにすることを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、端子金具を収容可能なキャビティを備えた内筒部と、該内筒部の外周方向を覆うフード部とを備えたコネクタハウジングと、上記内筒部の外周面に装着されると共に、上記フード部と内筒部との間の間隙部に挿入される相手側コネクタの外筒部の内面に密着するリップ部を備えたゴムリングと、上記内筒部の前端部から基部へ向けて移動させることで装着されて上記端子金具を抜け止め状態とするリテーナとを備えた防水コネクタにおいて、 上記内筒部の外周面におけるゴムリング装着部に段部を形成する一方、上記ゴムリングの先端に内方へ突出する保持片を一体突設し、該保持片を上記リテーナと段部との間で挟持するようにしたことを特徴とする防水コネクタを提供している。
【0007】
上記構成によれば、内筒部の外周に装着されたゴムリングは、その先端に突設した保持片が内筒部の段部とリテーナとの間に挟持されているので、相手側コネクタの外筒部によってこじられても先端部が捲れ上がることがない。
【0008】
更に、上記リテーナは上記内筒部の外周に嵌合する胴部を有すると共に、上記胴部における上記ゴムリングとの対向端部には上記保持片に当接する押圧面と、上記ゴムリングの先端部外周に係合すべく上記押圧面の外周から外方へ突出する鍔部とを設けるのが好ましい。これによれば、リテーナの押圧面によりゴムリング先端の保持片を押圧して段部との間で挟持できると同時に、リテーナの鍔部がゴムリング先端を外方から覆う状態となるので、外力によるゴムリングの捲れ防止をより一層効果的にすることができる。
【0009】
上記鍔部は上記ゴムリングの先端部外周を全周にわたって覆うように周設するのが好ましい。このようにすれば、ゴムリングの先端部を全周にわたって鍔部で保持することができるので、ゴムリングの捲れや位置ずれをより確実に防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の防水コネクタ10の実施形態を示し、合成樹脂製のコネクタハウジング11と、このコネクタハウジング11内に収容される端子金具Tと、端子金具Tを抜け止め保持するためのリテーナ21と、嵌合すべき相手側コネクタ31との間をシールするゴムリング41とからなっている。
【0011】
コネクタハウジング11は、端子金具Tを収容可能な複数のキャビティ12を内部に備えた内筒部13を備えると共に、内筒部13の外周方向を覆うフード部14を備え、フード部14と内筒部13との間の間隙部15を相手側コネクタ31の外筒部32の受け入れ空間としている。キャビティ12の内壁部には端子金具Tの係止孔Taに係合して端子金具Tを一次係止するための可撓性のランス12aを設けている。また、フード部14の上面部には相手側コネクタ31のロック爪34と係合して嵌合状態を固定するためのロックアーム16を備えている。また、キャビティ12に収容される端子金具Tには電線Wの端末と、キャビティ12の内周に密着するゴム栓Rを圧着している。
【0012】
内筒部13の外周基部には、ゴムリング41を装着するための領域としてゴムリング装着部13aを設け、ゴムリング装着部13aから先端方の領域はリテーナ21を装着するためのリテーナ装着部13bとしている。リテーナ装着部13bはゴムリング装着部13aより小径に設定することで両部位の境界部に段部13cを形成している。
【0013】
ゴムリング41は図2に示すように、円環状のゴム部材かなり、外周には相手側コネクタ31の外筒部32の内面に弾性的に密着する3条の外面リップ部41aを周設すると共に、内周にはゴムリング装着部13aの外周に弾性的に密着する内面リップ部41bを周設している。また、ゴムリング41の先端部には内方へ一体的に屈曲された環状の保持片41cを形成している。保持片41cはゴムリング41を内筒部13のゴムリング装着部13aにゴムリング41を装着したとき、段部13cに係合してその周壁面に密着可能な位置に形成している。
【0014】
リテーナ21は合成樹脂製のキャップ状部材よりなり、内筒部13のリテーナ装着部13bの外周に嵌合して装着可能な胴部21aを備えている。リテーナ21の前面には相手側コネクタ31の雄端子33を挿通可能な端子挿入孔21bを備えている。またリテーナ21の内面部にはランス12aの下方の撓み空間12bに挿入されて、ランス12aの撓みを規制することにより端子金具Tを二重係止するための撓み規制片21cを突設している。リテーナ21の外径はゴムリング装着部13aの外径と略同一径に設定し、胴部21aの端面部をゴムリング41の保持片41cに対向して当接可能な押圧面21dとしている。押圧面21dの外周には、全周にわたって外周方向へ断面L状に突出して、ゴムリング41の先端部外周を覆うように係合して先端部の捲れを防止するための鍔部21eを形成している。
【0015】
リテーナ21はリテーナ装着部13bに装着するに際し、撓み規制片21cが撓み空間12b内に挿入される手前位置の仮係止位置(図1)と、更に押し込むことで撓み規制片21cが撓み空間12b内に挿入される本係止位置(図3)へ移動可能とされている。リテーナ21は、係止爪等による図示しない係止手段によって、仮係止位置と本係止位置に係止保持されるようになっている。
【0016】
次に、上記構成からなる防水コネクタ10の作用について説明する。
先ず、図1に示すように、内筒部13のゴムリング装着部13aに対しゴムリング41を装着し、密着させる。同時に、ゴムリング41の先端の保持片41cを段部13cに密着させる。次いで、リテーナ装着部13bに対しリテーナ21を浅い装着位置である仮係止位置に装着する。この状態で、キャビティ12内に端子金具Tを挿入し、ランス12aにより端子金具Tを一次係止する。
【0017】
次いで、図3に示すように、リテーナ21を本係止位置まで更に押し込むと、撓み規制片21cがランス12aの撓み空間12b内に挿入されることでランス12aの撓みが規制され、端子金具Tが二重係止される。これに伴い、内筒部13の段部13cに係合していた保持片41cがリテーナ21の押圧面21dで押圧されることによって保持片41cは段部13cと押圧面21dとの間で挟持される。これにより、相手側コネクタ31との嵌合時にゴムリング41に対しこじりが生じてもゴムリング41の先端部が捲れるのを防止できる。
【0018】
次に、図4に示すように、相手側コネクタ31を嵌合すると、相手側コネクタ31の外筒部32が内筒部13とフード部14との間の間隙部15に挿入される。このとき、外筒部32の挿入に伴ってゴムリング41の外面リップ部41aと外筒部32の内周面とが弾性的に接触し、両者間がシールされる。相手側コネクタ31との嵌合時にフード部14が間隙部15内に真っ直ぐに挿入される状況においては、ゴムリング41の全周に対し均等に接触押圧力が作用するため、ゴムリング41はこじれることなく位置ずれ等を生じることはない。
【0019】
一方、図5に示すように、相手側コネクタ31が傾いた状態で挿入されると、ゴムリング41の一部が外筒部32の先端部に突き上げられるようにして押圧される。しかしながら、ゴムリング41の先端の保持片41cがリテーナ21と段部13cとの間に挟持されているので、ゴムリング41の先端が捲れ上がって位置ずれするのを防止できる。更に、リテーナ21先端の鍔部21eによってゴムリング41の先端部が覆われているので、ゴムリング41の先端の捲れ防止効果をより一層高めることができる。
【0020】
なお、上記実施形態においては、ゴムリング41の保持片41cおよびリテーナ21の押圧面21d、鍔部21eが全周にわたって形成されている例を示したが、複数箇所の分割された部分的なものであってもよい。更に、リテーナ21は、鍔部21eを備えず、押圧面21dのみからなる形状としてもよい。
【0021】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明では、ゴムリングの先端部に設けた保持片を内筒部の段部とリテーナ先端の押圧面との間で挟持するようにしているので、相手側コネクタとの嵌合時におけるゴムリング先端部の捲れを防止できる。よって、ゴムリングの捲れに起因する防水性低下のおそれのない防水コネクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防水コネクタの実施形態を示し、リテーナの仮係止状態の断面図である。
【図2】ゴムリングの断面図である。
【図3】リテーナを本係止位置へ移動した状態の断面図である。
【図4】相手側コネクタとの嵌合状態を示す断面図である。
【図5】相手側コネクタとの嵌合途中における要部の拡大図である。
【図6】従来例を示し、(A)は防水コネクタの嵌合状態の断面図、(B)はゴムリングの断面図、(C)は相手側コネクタとの嵌合途中における要部の拡大図である。
【符号の説明】
10 防水コネクタ
11 コネクタハウジング
12 キャビティ
13 内筒部
13a ゴムリング装着部
13c 段部
14 フード部
15 間隙部
21 リテーナ
21a 胴部
21d 押圧面
21e 鍔部
31 相手側コネクタ
32 外筒部
41 ゴムリング
41a 外面リップ部
41c 保持片
T 端子金具

Claims (3)

  1. 端子金具を収容可能なキャビティを備えた内筒部と、該内筒部の外周方向を覆うフード部とを備えたコネクタハウジングと、上記内筒部の外周面に装着されると共に、上記フード部と内筒部との間の間隙部に挿入される相手側コネクタの外筒部の内面に密着するリップ部を備えたゴムリングと、上記内筒部の前端部から基部へ向けて移動させることで装着されて上記端子金具を抜け止め状態とするリテーナとを備えた防水コネクタにおいて、
    上記内筒部の外周面におけるゴムリング装着部に段部を形成する一方、上記ゴムリングの先端に内方へ突出する保持片を一体突設し、該保持片を上記リテーナと段部との間で挟持するようにしたことを特徴とする防水コネクタ。
  2. 上記リテーナは上記内筒部の外周に嵌合する胴部を有すると共に、上記胴部における上記ゴムリングとの対向端部には上記保持片に当接する押圧面と、上記ゴムリングの先端部外周に係合すべく上記押圧面の外周から外方へ突出する鍔部とを設けている請求項1に記載の防水コネクタ。
  3. 上記鍔部は上記ゴムリングの先端部外周を全周にわたって覆うように周設されている請求項2に記載の防水コネクタ。
JP2003026322A 2003-02-03 2003-02-03 防水コネクタ Withdrawn JP2004241155A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7682191B2 (en) 2007-08-10 2010-03-23 Yazaki Corporation Connector
JP2010153081A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Yazaki Corp 照明ユニット
JP2011159527A (ja) * 2010-02-02 2011-08-18 Yazaki Corp 防水コネクタ

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