JP2004240702A - インターネット端末 - Google Patents

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Mineo Shiozaki
峰夫 塩崎
Takashi Fujii
貴志 藤井
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TOYO DENSHI KOGYO KK
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TOYO DENSHI KOGYO KK
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Abstract

【課題】インターネット操作に無用の制限を加えることなく、しかも正常な課金管理状態を確保しながら公衆が手軽に利用できるインターネット端末を提供する。
【解決手段】計数手段24が、利用者が投入した硬貨、コイン、紙幣などを計数し、その計数した値Nを情報処理部21に送出するよう構成されたインターネット端末2であって、前記計数手段24により計数された利用可能時間を超えて端末2が動作するようになった場合、課金可能な状態に復帰させる処理をなすよう構成されてなるインターネット端末2である。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネット端末に関する。さらに詳しくは、公共の場で手軽に利用できるインターネット端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、いわゆるインターネットカフェなど、パソコンなどのインターネット端末を公衆の利用に供するビジネス形態が出現している。
【0003】
インターネットカフェは、一般に店員等のいる店舗内部にインターネット端末を自由に利用できるような態様で設置し、利用者の入店から出店までの時間に基づいて利用手数料を徴収するシステムとされるものが多い。
【0004】
ところが、このような従来のインターネットカフェは、専用店舗の確保や利用手数料を徴収する店員等の配置に要するコストが高く、結果としてインターネット端末の利用手数料を引下げることが困難になるといった問題がある。
【0005】
このため、従来、専用店舗にインターネット端末を設置するのではなく、ゲームセンターやファミコンゲームショップなどの施設の余剰スペースにインターネット機器を設置するように構成されてなるインターネット利用システムが提案されている(特許第3090446号公報参照、以下従来システムという)。
【0006】
この従来システムは、インターネット機器にコインタイマ装置およびコントロールボックスを付設し、コインタイマ装置へのコイン投入・未投入の判断に基づいて、コントロールボックスがコインタイマ装置および他機器への電源供給、キーボードとパソコン本体との信号接続状態などを制御し、これによって店員等による利用手数料の管理を不要とし、専用店舗の確保を不要とするものとされるものである。
【0007】
しかしながら、かかる従来システムにおいてもインターネットカフェにおけると同様に、インターネット機器の起動および停止(シャットダウン)は店員等が操作する必要があり、またシステムがフリーズしたような場合の再起動も店員等の操作による必要がある。
【0008】
したがって、この従来技術においてはインターネット機器の設置場所が前掲したようなゲームセンターやファミコンゲームショップなどの有人施設、つまり片手間であれインターネット機器の状態を監視する現場管理者を確保することができる施設に限定されてしまい、完全な省力化が困難であるといった問題がある。
【0009】
また、前掲従来システムにおいては、インターネット機器の利用中にシステムがフリーズし、利用者が投入金額に相当する時間のインターネット機器の利用ができなくなったような場合については何ら考慮されておらず、店員等の現場管理者の臨機応変な処置に委ねるものと思われる。このため、この点においても完全な省力化は困難であり、インターネット機器の設置場所が限定されてしまうといった問題がある。
【0010】
このような問題を解決するため、店員等の現場管理者を要することなく設定時刻に自動的にシステムの起動および停止を行い、またシステムがフリーズしたようなときにも自動的に回復するよう構成された無人機械としてのインターネット端末が本出願人により提案されている(特願2003−2794号参照、以下提案システムという)。
【0011】
この提案システムにおいては、インターネット端末に組込まれた課金管理部がコイン計数機に投入されたコイン数に対応する時間だけブラウザなどのアプリケーションソフトウェアの利用を許可する課金管理処理を実施するとともに、電話回線などを通じてシステムの状態を監視し、異常が発生した場合には遠隔操作によりシステムを回復するようされている。
【0012】
ところが、この提案システムにおいては、自由なインターネットの利用を妨げないようにブラウザの設定が本来の機能を無用に制限しない操作自由度の高い設定とされているので、ある種の状況ではアプリケーションソフトウェアの作動状況が前掲した課金管理処理による管理を逸脱し、課金が正常に行えなくなるといった問題がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はかかる本出願人の先の提案の課題に鑑みなされたものであって、インターネット操作に無用の制限を加えることなく、しかも正常な課金管理状態を確保しながら公衆が手軽に利用できるインターネット端末を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明のインターネット端末の第1形態は、情報処理部と、作動制御部と、計数手段と、操作部と、出力部とを備えてなるインターネット端末であって、前記情報処理部は、管理者がアクセス可能とされたマスタドライブと、利用者がアクセス可能とされた利用者ドライブとを有し、前記作動制御部は、タイマ手段を内蔵し、該タイマ手段によりインターネット端末の起動および/または停止を制御するよう構成され、前記計数手段は、利用者が投入した硬貨、コイン、紙幣などを計数し、その計数した値を情報処理部に送出するよう構成され、前記操作部は、利用者が所望のインターネット操作がなし得るよう構成され、前記出力部は、利用者のインターネット操作に対応した出力がなし得るよう構成され、前記計数手段により計数された利用可能時間を超えて前記利用者ドライブが動作するようになった場合、課金可能な状態に復帰させる処理をなすよう構成されてなることを特徴とする。
【0015】
本発明のインターネット端末の第2形態は、情報処理部と、作動制御部と、計数手段と、操作部と、出力部とを備えてなるインターネット端末であって、前記情報処理部は、管理者がアクセス可能とされたマスタドライブと、利用者がアクセス可能とされた利用者ドライブとを有し、前記作動制御部は、タイマ手段を内蔵し、該タイマ手段によりインターネット端末の起動および/または停止を制御するよう構成され、前記計数手段は、利用者が投入した硬貨、コイン、紙幣などを計数し、その計数した値を情報処理部に送出するよう構成され、前記操作部は、利用者が所望のインターネット操作がなし得るよう構成され、前記出力部は、利用者のインターネット操作に対応した出力がなし得るよう構成され、前記計数手段により計数された利用可能時間を超えて前記利用者ドライブが動作するようになった場合、同利用者ドライブを強制終了させるよう構成されてなることを特徴とする。
【0016】
本発明のインターネット端末の第1形態においては、出力部が画像表示装置を備え、当該端末を利用している利用者に課金可能な状態に復帰させる処理をなすよう促すメッセージを前記画像表示装置に表示するよう構成されてなるのが好ましい。
【0017】
また、本発明のインターネット端末の第1形態においては、利用者が課金可能な状態に復帰させる処理をなさなかった場合、利用者ドライブを強制的に課金可能な状態に復帰させるよう構成されてなるのが好ましい。
【0018】
【作用】
本発明のインターネット端末は、前記の如く構成されているので、店員等の現場管理人による端末の起動や停止の操作を要することなく、何等かの理由により利用可能時間を超えて端末が動作するようになっても、課金可能な状態に復帰させることができたり、自動的にその利用を終了させることができる。そのため、何等かの理由により利用可能時間を超えて端末が動作するようになっても、その状態が長時間にわたることはない。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら本発明を実施形態に基づいて説明するが、本発明はかかる実施形態のみに限定されるものではない。
【0020】
図1に本発明の一実施形態に係るインターネット端末を利用したインターネット端末利用システムの概略構成を示し、図2にインターネット端末利用システムの管理装置の構成を示し、図3にインターネット端末の構成を示し、図4にインターネット端末の設置態様の一例を斜視図で示す。
【0021】
図1に示すように、インターネット端末利用システム(以下、単にシステムという)Kは、管理装置1と、この管理装置1にインターネットLおよび電気通信回線Mを介して接続されるインターネット端末(以下、端末という)2,2,…とから構成される。
【0022】
図2に示すように、管理装置1は、インターネットLを介して端末2から要求される情報を端末に送信するウェブサーバ部11と、ウェブメール管理部12と、端末2の状態を監視する状態監視部13とを備えてなるものとされる。
【0023】
ウェブサーバ部11は、インターネットLに接続されている全てのサーバ、端末2からアクセス可能ないわゆるウェブサイトとして機能するように、ニュース、画像、映像、音楽などの各種コンテンツを格納し、端末等からの要求に応じて所望のコンテンツを送信する。ウェブサーバ部11が管理するウェブページは、後述するように、システムKを構成する端末2,2,…の利用が開始された時点に端末2,2,…において表示される初期画面を構成する。
【0024】
また、ウェブサーバ部11は、システムKを構成する端末2,2,…(以下、各端末を代表して端末2と記する)から要求された場合にのみ送信する特別のコンテンツを格納する。このような特別のコンテンツは、配信権を得た楽曲、映像などとされる。
【0025】
ウェブメール管理部12は、端末2の利用者の要求に応じて設定したアカウントについて、当該利用者がシステムKの端末2または他のサーバ、端末によりウェブメール管理部12にアクセスし、当該アカウントにより送信した電子メール(以下、送信メールという)を保存するとともに、当該アカウント宛の電子メール(受信メール)を受信し保存するものとされる。
【0026】
これにより、利用者は、外出先で端末2によりウェブメール管理部12にアクセスし、自らのアカウントにおいて電子メールの送受信および確認ができるのは勿論のこと、家庭、オフィスのパソコンからウェブメール管理部12にアクセスし、自らのアカウントにおいて電子メールの送受信および確認をすることができる。したがって、ウェブメール管理部12において作成したアカウントを常用のものとして電子メールを利用することが可能となる。
【0027】
状態監視部13は、電話回線などの電気通信回線Mを介して端末2の状態を監視し、端末2の異常を検知すると、その異常を回復するための適宜処置を実施する。例えば、状態監視部13が端末2のシステムのフリーズを検知すると、後掲する端末2の遠隔操作媒介部23にシステムをリセットするよう電気通信回線Mを介して指令を発し、端末2を再起動させる。
【0028】
次に、図3および図4を参照して端末2を説明する。
【0029】
端末2は、設置場所における管理者(現場管理者)が不要な無人機械として構成されてなるものであって、風雨の浸入が遮断されかつ好ましくはある程度以上人が集る場所に設置され、利用者が所定のコインなどを投入することによって手軽にインターネットを介して情報を閲覧し、取得し、発信することができるようにされている。
【0030】
図3に示すように、端末2は、情報処理部21と、作動制御部22と、遠隔操作媒介部23と、コイン計数機(計数手段)24と、マウス、キーボードなどの操作入力機器からなる操作部25と、ディスプレイ装置、プリンタ、フロッピディスクドライブ、カードリーダ(カードリーダ・アンド・ライタ)などの情報出力機器からなる出力部26から構成される。
【0031】
情報処理部21は、マスタドライブ31と、利用者ドライブ32とを含むものとされる。
【0032】
マスタドライブ31は、利用者に対して隠されたドライブとされ、マスタオペレーティングシステム41と、マスタアプリケーション部42と、マスタ課金管理部43と、利用者ドライブ調整処理部44とを含む。管理者(システム管理者)がマスタドライブ31にアクセスする際にはパスワードの入力が必要とされ、これによってセキュリティの確保が図られる。
【0033】
利用者ドライブ32は、マスタドライブ31の内容に基づいてその内容が生成あるいは復元される、利用者によりアクセスされるドライブとされ、利用者オペレーティングシステム51と、利用者アプリケーション部52と、利用者課金管理部53とを含む。
【0034】
ここで、マスタドライブ31と、利用者ドライブ32とは、物理的に別異である2つのドライブから構成するものとしてもよいし、マスタドライブ31を実装ドライブとし、利用者ドライブ32を仮想ドライブとするようにして構成してもよい。
【0035】
マスタオペレーティングシステム41および利用者オペレーティングシステム51は、操作部25および出力部26の制御、ならびにインターネットLを介した通信の制御を行う機能を有する。なお、通常の稼働状態においては、利用者オペレーティングシステム51がこれらの制御を実施する。
【0036】
ここで、利用者オペレーティングシステム51は、マスタオペレーティングシステム41とほぼ同一の内容とされるが、システムKやアプリケーションを破壊するおそれのある機能を実行させるコマンド(例えば、マスタドライブ31や利用者ドライブ32のフォーマットコマンド)などは削除される。
【0037】
また、利用者オペレーティングシステム51は、例えばコイン計数機24による計数が開始された段階で操作部25におけるマウス操作およびキーボード操作を有効とするように設定されている。
【0038】
マスタアプリケーション部42と利用者アプリケーション部52とは、図4に示すように同一の構成とされ、ウェブ・ブラウザ(以下、単にブラウザという)61およびプレイヤ62といった各種アプリケーションソフトウェアを含むものとされる。
【0039】
ブラウザ61は、インターネットLに接続された、管理装置1のウェブサーバ部11を含む世界中のウェブサーバにアクセスし、各ウェブサーバが有する情報を取得し、利用者が閲覧できるように出力部26のディスプレイ装置に表示する機能を有する。ここで、ブラウザ61は、利用者が各ウェブサーバの情報を次々に芋蔓式に閲覧する、いわゆるネットサーフィンを行うことを可能とするなど操作自由度の高い設定とされている。
【0040】
プレイヤ62は、ブラウザ61により取得される楽曲、動画映像などブラウザ61が直接表示することのできない情報を再生し、出力部26を構成するディスプレイ装置およびイヤフォン装置などに出力する。
【0041】
また、各アプリケーション部42、52を構成する各種ソフトウェアは、所定のソフトウェア、具体的にはブラウザ61を介して操作されかつ単独では動作しないように設定されている。例えば、プレイヤ62はブラウザ61が楽曲、動画映像などの情報を取得することにより、自動的にまたは表示画面上で所定の操作を行うことにより起動され、ブラウザ61が終了するとプレイヤ62も共に終了するように設定されている。
【0042】
マスタ課金管理部43および利用者課金管理部53は、コイン計数機24における投入金額に応じた時間、利用者にインターネットを利用させるように利用者アプリケーション部52の所定のソフトウェア、具体的にはブラウザ61の起動および終了を制御する。なお、マスタ課金管理部43および利用者課金管理部53によるブラウザ61の制御は、後掲するようにコイン投入時に起動されたブラウザ61のタスクを対象として実施される。
【0043】
また、図5に示すように、マスタ課金管理部43および利用者課金管理部53は、ある種の状況において正常な課金管理が行えなくなったときに、利用者ドライブ調整処理部44に後掲する利用者ドライブ調整処理R(図8参照)の開始を指示して正常な課金管理状態を回復するための、利用者アプリケーション部52の状態を監視するアプリケーション状態監視部63を含む。
【0044】
なお、利用者ドライブ調整処理Rは、ブラウザ61がインターネット回線の不具合などに起因して異常終了し、インターネットの利用が継続できなくなったような場合や、端末2の電源投入時に利用者オペレーションシステム51が起動しないなど、利用者ドライブ32に発生したソフト的な損傷を修復する処理としても実施される。
【0045】
すなわち、コンピュータシステムは作動中に様々な原因により不具合が発生するが、このような不具合に対処するために不具合毎の個別の修復処理を設けるのはプログラム構造の複雑化を招くことになり、このことがさらにシステムの不安定化を招くなど得策とはいえない。したがって、後で説明するように、様々な不具合を自動的に解消し得る単一の処理(利用者ドライブ調整処理R)を設け、これにより不具合を網羅的に解消するようにして、無人機械としての端末2における不具合を確実かつ結果として迅速に解消することができる構成とされている。
【0046】
利用者ドライブ調整処理部44は、前掲したような場合に利用者ドライブ32の内容を一旦消去し、マスタドライブ31に基づき利用者ドライブ32を復元する利用者ドライブ調整処理Rを実行する。
【0047】
作動制御部22はタイマ手段を有し、設定時刻(例えば、朝夕の所定時刻)に端末2の起動および停止を行うように、端末2の利用状況を監視しつつ端末2の電源スイッチを操作する。
【0048】
遠隔操作媒介部23は、電気通信回線Mを介して管理装置1の状態監視部13と接続され、端末2にシステムのフリーズなどの異常が生じた場合、管理装置1に異常内容を通知する信号(以下異常通知信号という)を送信するとともに、状態監視部13からの指令にしたがって、異常を解消するよう端末2を電源スイッチの操作によりリセットするなどの処置を実施する。
【0049】
コイン計数機24は、例えばRS−232C(シリアルインタフェース規格)による接続線を介して情報処理部21と接続され、作動制御部22により端末2が起動されてから停止されるまでの間、図示しないコイン投入口に投入されるコイン(100円硬貨など)を計数し、投入金額に対応する信号(以下、投入コインデータと称する)をマスタ課金制御部43および利用者課金制御部53に送信する。
【0050】
次に、図5を参照して端末2の具体的な設置の態様を説明する。
【0051】
端末2は、図5に示すように、椅子2aが付設されるとともに、配線、コネクタなどを隠し、かつモニタ画面26aやキーボードおよびカードスロット26bなどのマンマシンインターフェースのみを露出させるようコンパクトにボックスに収納された状態で設置される。
【0052】
また、広告等を表示させる副画面26c(第2表示部)をモニタ画面26a(第1表示部)の上方にタンデムに配設し、スペースの有効利用を図るようにしても良い。
【0053】
次に、図7および図8を参照してシステムKの動作を説明する。図7は端末2の起動から停止までの処理の流れを示す。図8は課金管理部における処理の流れを示す。
【0054】
図7に示すように、作動制御部22により所定時刻に端末2の電源が投入される(ステップS1)と、マスタオペレーティングシステム41が起動する(ステップS2)。
【0055】
ついで、マスタ課金管理部43および利用者課金管理部53が起動され(ステップS3)、利用者課金管理部53の制御によりコイン計数機24において投入コインをスルーさせるブロッカーの閉鎖を解除し、これによりコイン計数機24は投入金額に応じた信号を出力するコイン計数可能状態に移行する(ステップS4)。これと同時に、利用者課金管理部53がモニタ画面26aにコイン計数機24におけるコイン投入を促すように所定の待受け画面を表示する(ステップS5)。
【0056】
また、前掲ステップS3においては利用者ドライブ調整処理部44が起動される。利用者ドライブ調整処理部44は、利用者ドライブ32の内容に不具合があるか否かをチェックし、不具合がある場合は、その不具合を除去するように利用者ドライブ32の内容をその保存しているデータに基づいて復元する。また、利用者オペレーティングシステム51も同時に起動される。そしてこれ以後、マスタオペレーティングシステム41に代って利用者オペレーティングシステム51が制御を実施する。つまり、操作部25および出力部26などの制御がマスタオペレーティングシステム41から利用者オペレーティングシステム51に切り替えられる。
【0057】
前掲ステップS5の状態でコイン計数機24にコインが投入されると、コイン計数機24が情報処理部21に投入コインデータNを出力し、投入コインデータNはマスタ課金管理部43および利用者課金管理部53に入力される。利用者課金管理部53は、投入コインデータNを受取ると利用者アプリケーション部52の所定のソフトウェア、具体的にはブラウザ61を起動し、これにより初期画面、例えばウェブサーバ部11により管理されるウェブサイトのトップページが表示される(ステップS6)。
【0058】
次に、前掲ステップS6で利用者による利用中にコイン計数機24における投入金額に相当する時間が経過すると、利用者課金管理部53はコイン投入時に起動されたブラウザ61を利用者の利用履歴を抹消して終了し(ステップS7)、前掲ステップS5と同様の待受け画面をモニタ画面に表示する(ステップS8)。この場合、前掲ステップS6で投入金額相当時間が経過する所定時間前に追加手数料の投入を促すメッセージを表示させるようにしてもよい。そして、端末2の利用中、具体的には利用者ドライブ32の動作中にさらにコインが投入された場合は、利用可能残時間が投入金額に相当する時間だけ延長される。
【0059】
営業終了時刻など、端末2に停止時刻の設定がある場合、作動制御部22は端末2が利用中ではないことを条件として端末2を停止(シャットダウン)し(ステップS9)、同時にコイン計数機24において例えばブロッカーを閉鎖するようにしてコイン計数機24におけるコイン計数を終了する(ステップS10)。
【0060】
また、前掲ステップS9で端末2が利用中である場合は、投入金額に相当する時間の利用が終了した時点、つまり利用可能残時間が零になった時点で端末2を停止する。なお、前掲ステップS6では特定のウェブページ、例えば所定の広告ページや操作説明画面を閲覧している間は、各課金管理部43、53が計時をストップするようにしてもよい。この場合、所定時間(例えば30秒)に亘ってなんら操作が行われなければ、計時を再開するように構成して放置された場合の不都合を回避することができる。
【0061】
次に、図8を参照して利用者ドライブ調整処理Rを説明する。
【0062】
前掲したように、コイン計数機24からの投入コインデータNは、マスタ課金管理部43および利用者課金管理部53の両方に入力され、これに基づき各管理部43、53において利用時間の計時が実行される。
【0063】
ここで、利用中(図7のステップS6の状態)に、ブラウザ61がインターネット回線の不具合などに起因して異常終了し、利用可能残時間があるにも拘らずインターネット端末2を利用できなくなったような場合(第1の場合)、およびある種の状況で正常な課金管理が行えなくなったような場合(第2の場合)に、利用者ドライブ調整処理Rが実施される。
【0064】
前掲第1の場合においては、利用者課金管理部53は、利用者ドライブ32のソフト的な不具合を全て除去し、不具合の具体的な原因によらずシステムを確実に回復するように、利用者ドライブ調整処理部44に対して利用者ドライブ32の内容を一旦消去し、マスタドライブ31の内容に基づいて新たに利用者ドライブ32の内容を生成する利用者ドライブ調整処理Rの実行を指示する。
【0065】
あるいは、利用者を端末2の不意の再起動により困惑させないために、利用者課金管理部53は、例えばモニタ画面26aの画面下部の図示しないタスクバーに処理開始ボタン表示するとともに、そのボタンのマウスクリックを促すメッセージを表示して、利用者に対して利用者ドライブ調整処理Rを開始させる操作の実施を促す。この状態で所定時間内(設定によるが、例えば1分)に手動により利用者ドライブ調整処理Rの開始が指示されない場合は、利用者課金管理部53が、利用者ドライブ調整処理部44に利用者ドライブ調整処理Rを開始するよう指令を発する。
【0066】
このとき、マスタ課金管理部43は利用可能残時間を示す情報(以下、利用残時間情報という)を保持している。
【0067】
利用者ドライブ調整処理Rが終了し、利用者ドライブ32の内容が調整されると、マスタ課金管理部43の保持する利用残時間情報が利用者課金管理部53に受渡され、各課金管理部43,53において利用時間の計時が再開される。
【0068】
次に前掲第2の場合、すなわち利用者アプリケーション部52が利用者課金管理部53による課金管理を逸脱し正常な課金が行えない場合を説明する。
【0069】
利用者アプリケーション部52が利用者課金管理部53による課金管理を逸脱する状況としては、コイン投入時に起動されたブラウザ61のタスクとは別のタスクでブラウザ61が起動される場合がある。例えば、ウェブサーバ部11が管理するウェブページのリンクにより別のウェブサイトに移動し、そこからさらに別のウェブサイトに次々と移動するようなネットサーフィンが行われた場合、移動先のウェブサイトが別のタスクでブラウザ61を立ち上げる設定であれば、これにより立ち上げられたブラウザ61は、利用者課金管理部53の制御の対象とはならない。
【0070】
このため、投入金額に相当する時間が経過し初期のブラウザ61が終了された後においても、別タスクで立上がったブラウザ61は終了されず、利用者が無制限にインターネットを利用できる管理不能状態に陥る。この状態が維持されることを防止するために以下の処理が実施される。
【0071】
(1)アプリケーション状態監視部63が、投入コインデータNに基づく利用可能残時間情報を参照しながら、利用者アプリケーション部52を構成する各ソフトウェアの状態を監視し、利用可能残時間が零であるにも拘らず動作しているソフトウェアがあるか否かを判定する。
【0072】
(2A)アプリケーション状態監視部63が、利用可能残時間が零であるにも拘らず動作しているソフトウェアを発見した場合、利用者課金管理部53は、例えばモニタ画面26aの画面下部の図示しないタスクバーに処理開始ボタン表示するとともに、そのボタンのマウスクリックを促すメッセージを表示して、利用者に対して利用者ドライブ調整処理Rを開始させる操作の実施を促す。メッセージを表示した時点から設定時間(例えば1分)が経過しても手動による利用者ドライブ調整処理Rの開始が行われない場合、利用者課金管理部53は、利用者ドライブ調整処理部44に利用者ドライブ調整処理Rを開始するよう指令を発する。これにより起動中のソフトウェアが強制終了され、課金管理可能状態が回復される。
【0073】
(2B)あるいは、アプリケーション状態監視部63が、利用可能残時間が零であるにも拘らず動作しているソフトウェアを発見した場合、利用者課金管理部53は、利用時間が超過しているので間もなく終了する旨のメッセージをモニタ画面26aに表示し、それから一定時間経過後に利用者ドライブ32の動作を終了させる。
【0074】
このように、実施形態のシステムKにおいては、作動制御部22の制御により端末2の起動および停止が自動的に行われるとともに、状態監視部13により端末2の状態が監視されて、例えばオペレーティングシステム51がフリーズしたような場合には、状態監視部13の指令にしたがって遠隔操作媒介部23が端末2をリセットする。これにより、店員などの現場管理人の監視を要することなく、端末2を起動、停止およびリセットが可能となる。
【0075】
したがって、現場管理人を確保することは容易ではないが時間的余裕のある人が集る場所、たとえば空港ロビーやホテルロビーや鉄道の駅待合室の空きスペースといった場所に端末2を設置することが可能となり、ビジネスチャンスが拡がる。
【0076】
また、マスタドライブ31と利用者ドライブ32とを有し、利用者のアクセスが利用者ドライブ32のみに制限されるので、利用者の不用意な操作や悪意のある操作によって、アプリケーションソフトおよびオペレーティングシステム51が損傷したような場合にも、マスタドライブ31の内容に基づいて利用者ドライブ32の内容を回復することができるので、保守が極めて容易となる。
【0077】
さらに、マスタドライブ31において利用可能残時間を示すデータが保持されるので、利用中に利用者ドライブ32の利用停止や調整が必要となったような場合にも、利用者に与える不利益を最小限としつつ利用者ドライブ32の内容を調整することができる。
【0078】
また、アプリケーション状態監視部63が投入コインデータNに基づく使用可能残時間情報を参照しつつ、利用者アプリケーション部52の各ソフトウェアの動作状態を監視し、その監視結果により利用者ドライブ32を制御するので、利用者課金管理部52による課金管理を逸脱し、無制限にインターネットが利用されるのを防止することが可能となる。
【0079】
以上、本発明を実施形態に基づいて説明してきたが、本発明はかかる実施形態のみに限定されるものではなく、種々改変が可能である。本実施形態では、コインや硬貨の投入により端末2が利用可能とされているが、硬貨と紙幣の両方が利用可能とされてもよく、さらにカードの利用が可能とされてもよい。
【0080】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明のインターネット端末によれば、店員等の現場管理人による端末の起動や停止の操作を要することなく、何等かの理由により利用可能時間を超えて端末が動作するようになっても、課金可能な状態に復帰させることができたり、自動的にその利用を終了させることができ、そのため何等かの理由により利用可能時間を超えて端末が動作するようになっても、その状態が長時間にわたることはないという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るインターネット端末利用システムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】同インターネット端末利用システムの管理装置の構成を示す概略ブロック図である。
【図3】同インターネット端末利用システムに適用されるインターネット端末の構成を示すブロック図である。
【図4】同インターネット端末利用システムに適用されるインターネット端末のマスタアプリケーション部および利用者アプリケーション部の構成を示すブロック図である。
【図5】同インターネット端末利用システムに適用されるインターネット端末のマスタ課金管理部および利用者課金管理部の構成を示すブロック図である。
【図6】同インターネット端末の設置例を示す斜視図である。
【図7】同インターネット端末の起動から停止までの処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】同インターネット端末の利用中おける再起動処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
K インターネット端末利用システム
L インターネット
M 電気通信回線
1 管理装置
2 インターネット端末
11 ウェブサーバ部
12 ウェブメール管理部
13 状態監視部
21 情報処理部
22 作動制御部
23 遠隔操作媒介部
24 コイン計数機
31 マスタドライブ
32 利用者ドライブ
43 マスタ課金管理部
44 利用者ドライブ調整部
53 利用者課金管理部
63 アプリケーション状態監視部

Claims (4)

  1. 情報処理部と、作動制御部と、計数手段と、操作部と、出力部とを備えてなるインターネット端末であって、
    前記情報処理部は、管理者がアクセス可能とされたマスタドライブと、利用者がアクセス可能とされた利用者ドライブとを有し、
    前記作動制御部は、タイマ手段を内蔵し、該タイマ手段によりインターネット端末の起動および/または停止を制御するよう構成され、
    前記計数手段は、利用者が投入した硬貨、コイン、紙幣などを計数し、その計数した値を情報処理部に送出するよう構成され、
    前記操作部は、利用者が所望のインターネット操作がなし得るよう構成され、
    前記出力部は、利用者のインターネット操作に対応した出力がなし得るよう構成され、
    前記計数手段により計数された利用可能時間を超えて前記利用者ドライブが動作するようになった場合、課金可能な状態に復帰させる処理をなすよう構成されてなることを特徴とするインターネット端末。
  2. 情報処理部と、作動制御部と、計数手段と、操作部と、出力部とを備えてなるインターネット端末であって、
    前記情報処理部は、管理者がアクセス可能とされたマスタドライブと、利用者がアクセス可能とされた利用者ドライブとを有し、
    前記作動制御部は、タイマ手段を内蔵し、該タイマ手段によりインターネット端末の起動および/または停止を制御するよう構成され、
    前記計数手段は、利用者が投入した硬貨、コイン、紙幣などを計数し、その計数した値を情報処理部に送出するよう構成され、
    前記操作部は、利用者が所望のインターネット操作がなし得るよう構成され、
    前記出力部は、利用者のインターネット操作に対応した出力がなし得るよう構成され、
    前記計数手段により計数された利用可能時間を超えて前記利用者ドライブが動作するようになった場合、同利用者ドライブを強制終了させるよう構成されてなることを特徴とするインターネット端末。
  3. 出力部が画像表示装置を備え、当該端末を利用している利用者に課金可能な状態に復帰させる処理をなすよう促すメッセージを前記画像表示装置に表示するよう構成されてなることを特徴とする請求項1記載のインターネット端末。
  4. 利用者が課金可能な状態に復帰させる処理をなさなかった場合、利用者ドライブを強的に課金可能な状態に復帰させるよう構成されてなることを特徴とする請求項3記載のインターネット端末。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009032254A (ja) * 2008-07-14 2009-02-12 Hitachi Ltd 情報処理装置およびプロセス制御方法

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