JP3975289B2 - インターネット端末 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネット端末に関する。さらに詳しくは、公共の場で手軽に利用できるインターネット端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、いわゆるインターネットカフェなど、パソコンなどのインターネット端末を公衆の利用に供するビジネス形態が出現している。
【0003】
インターネットカフェは、一般に店員等いる店舗内部にインターネット端末を自由に利用できるような態様で設置し、利用者の入店から出店までの時間に基づいて利用手数料を徴収するシステムとされるものが多い。
【0004】
ところが、このような従来のインターネットカフェは、専用店舗の確保や利用手数料を徴収する店員等の配置に要するコストが高く、結果としてインターネット端末の利用手数料を引下げることが困難になるといった問題がある。
【0005】
このため、従来、専用店舗にインターネット端末を設置するのではなく、ゲームセンターやファミコンゲームショップなどの施設の余剰スペースに、インターネット機器を設置するように構成されてなるインターネット利用システムが提案されている(特許第3090446号公報参照、以下従来システムという)。
【0006】
この従来システムは、インターネット機器にコインタイマ装置およびコントロールボックスを付設し、コインタイマ装置へのコイン投入・未投入の判断に基づいて、コントロールボックスがコインタイマ装置および他機器への電源供給、キーボードとパソコン本体との信号接続状態などを制御し、これによって店員等による利用手数料の管理を不要とし、専用店舗の確保を不要とするものとされるものである。
【0007】
しかしながら、かかる従来システムにおいてもインターネットカフェにおけると同様に、インターネット機器の起動および停止(シャットダウン)は店員等が操作する必要があり、またシステムがフリーズしたような場合の再起動も店員等の操作による必要がある。
【0008】
したがって、この従来技術においてはインターネット機器の設置場所が前掲したようなゲームセンターやファミコンゲームショップなどの有人施設、つまり片手間であれインターネット機器の状態を監視する現場管理人を確保することができる施設に限定されてしまい、完全な省力化が困難であるといった問題がある。
【0009】
また、前掲従来システムにおいては、インターネット機器の利用中にシステムがフリーズし、利用者が投入金額に相当する時間のインターネット機器の利用ができなくなったような場合については何ら考慮されておらず、店員等の現場管理人の臨機応変な処置に委ねるものと思われる。このため、この点においても完全な省力化は困難であり、インターネット機器の設置場所が限定されてしまうといった問題がある。
【0010】
さらに、利用者の手数料支払に応じたインターネット機器の利用を管理するため、コインタイマ装置とコントロールボックスとをパソコン本体とは別に設けるものとしているため、装置のコンパクト化が困難になるといった問題もある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はかかる従来技術の課題に鑑みなされたものであって、店員等の現場管理人による監視を要することなく、公衆が手軽に利用できるようインターネット端末を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明のインターネット端末は、情報処理部と、作動制御部と、計数手段と、操作部と、出力部とを備えてなるインターネット端末であって、
前記情報処理部は、管理者がアクセス可能とされ、かつ利用者に隠されたマスタドライブと、利用者がアクセス可能とされた利用者ドライブとを有し、
前記マスタドライブは、マスタオペレーティングシステムと、マスタアプリケーション部と、マスタ課金管理部と、利用者ドライブ生成部とを有し、
前記利用者ドライブは、利用者オペレーティングシステムと、利用者アプリケーション部と、利用者課金管理部とを有し、
前記作動制御部は、内蔵したタイマ手段によりインターネット端末の所定時刻における起動および/または所定時刻における停止を制御するよう構成され、
前記計数手段は、利用者が投入した硬貨、コイン、紙幣などを計数し、その計数した値を、前記マスタ課金管理部および利用者課金管理部に送出するよう構成され、
前記利用者課金管理部は、前記計数手段からの入力に応答して前記利用者アプリケーション部を起動するよう構成され、
前記操作部は、利用者が所望のインターネット操作がなし得るよう構成され、
前記出力部は、利用者のインターネット操作に対応した出力がなし得るよう構成されてなる
ことを特徴とする。
【0013】
本発明のインターネット端末においては、利用者課金管理部は、計数手段により計数された値に対応した時間が終了する一定時間前に、追加の硬、コイン、紙幣などの投入を促すメッセージを出力部から出力さるよう構成されてなるのが好ましい。
【0014】
また、本発明のインターネット端末においては、利用者課金管理部は、利用者アプリケーション部の動作中に硬、コイン、紙幣などが追加投入された場合、その投入された硬貨、コイン、紙幣などに対応した時間だけ利用者ドライブの動作時間延長さるよう構成されてなるのが好ましい。
【0015】
さらに、本発明のインターネット端末においては、利用者課金管理部は、特定の情報が出力された場合、その情報が出力された時間だけ利用者ドライブの動作時間延長さるよう構成されてなるのが好ましい。
【0016】
さらに、本発明のインターネット端末においては、利用者の利用中において利用者ドライブに不具合が生じた場合、利用残存時間情報がマスタ課金管理部に保持され、前記残存時間情報に基づいて前記利用者ドライブの再稼働後における動作時間が制御されるよう構成されてなるのが好ましい。
【0017】
さらに、本発明のインターネット端末においては、管理装置の状態監視部からの電気通信回線を介する指令を媒介する遠隔操作媒介部を備えてなるのが好ましい。
【0018】
さらに、本発明のインターネット端末においては、出力部が画像表示手段を有してなるのが好ましい。
【0019】
さらに、本発明のインターネット端末においては、画像表示手段が、第1の画像表示部と第2の画像表示部とを備え、前記第1の画像表示部は、利用者のインターネット操作に対応した出力をなし得るよう構成され、前記第2の画像表示部は、特定の情報を出力するよう構成されてなるのが好ましい。その場合、第2の画像表示部が、第1の画像表示部の上方に位置させられてなるのがさらに好ましい。
【0020】
さらに、本発明のインターネット端末においては、利用者オペレーティングシステムは、硬、コイン、紙幣などが投入されない状態では、操作部の操作を受付けないよう構成されてなるのが好ましい。
【0021】
さらに、本発明のインターネット端末においては、利用者ドライブが損傷した場合、マスタドライブの利用者ドライブ生成部が損傷した利用者ドライブを復元するよう構成されてなるのが好ましい。
【0022】
【作用】
本発明のインターネット端末は、前記の如く構成されているので、店員等の現場管理人による端末の起動や停止の操作を要することなく、公衆が手軽に支払金額に応じた時間だけインターネットを利用できる。
【0023】
また、本発明のインターネット端末の好ましい形態によれば、第1の画像表示部と第2の画像表示部とを有しているので、利用者の利用を妨げることなく第2の表示に広告などの特定の情報を出力することができてその利便性が向上する。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら本発明を実施形態に基づいて説明するが、本発明はかかる実施形態のみに限定されるものではない。
【0025】
図1に本発明の一実施形態に係るインターネット端末を利用したインターネット端末利用システムの概略構成を示し、図2にインターネット端末利用システムの管理装置の構成を示し、図3にインターネット端末の構成を示し、図4にインターネット端末の設置態様の一例を斜視図で示す。
【0026】
図1に示すように、インターネット端末利用システム(以下単にシステムという)Kは、管理装置1と、この管理装置1にインターネットLおよび電気通信回線Mを介して接続されるインターネット端末(以下端末という)2,2,…とから構成される。
【0027】
図2に示すように、管理装置1は、インターネットLを介して端末2から要求される情報を端末に送信するウェブサーバ部11と、ウェブメール管理部12と、端末2の状態を監視する状態監視部13とを備えてなるものとされる。
【0028】
ウェブサーバ部11は、インターネットLに接続されている全てのサーバ、端末2からアクセス可能ないわゆるウェブサイトとして機能するように、ニュース、画像、映像、音楽などの各種コンテンツを格納し、端末等からの要求に応じて所望のコンテンツを送信する。
【0029】
また、ウェブサーバ部11は、システムKを構成する端末2,2,…(以下各端末を代表して端末2と記する)から要求された場合にのみ送信する特別のコンテンツを格納する。このような特別のコンテンツは、配信権を得た楽曲、映像などとされる。
【0030】
ウェブメール管理部12は、端末2の利用者の要求に応じて設定したアカウントについて、当該利用者がシステムKの端末2または他のサーバ、端末によりウェブメール管理部12にアクセスし、当該アカウントにより送信した電子メール(以下送信メールという)を保存するとともに、当該アカウント宛の電子メール(受信メール)を受信し保存するものとされる。
【0031】
これにより、利用者は、外出先で端末2によりウェブメール管理部12にアクセスし自らのアカウントにおいて電子メールの送受信および確認ができるのは勿論のこと、家庭、オフィスのパソコンからウェブメール管理部12にアクセスし、自らのアカウントにおいて電子メールの送受信および確認することができる。したがって、ウェブメール管理部12において作成したアカウントを常用のものとして電子メールを利用することが可能となる。
【0032】
状態監視部13は、電話回線などの電気通信回線Mを介して端末2の状態を監視し、端末2の異常を検知するとその異常を回復するための適宜処置を実施する。例えば、状態監視部13が端末2のシステムのフリーズを検知すると、後掲する端末2の遠隔操作媒介部23にシステムをリセットするよう電気通信回線Mを介して指令を発し、端末2を再起動させる。
【0033】
次に、図3および図4を参照して端末2を説明する。
【0034】
端末2は設置場所における管理者(現場管理者)が不要な無人機械として構成されてなるものであって、風雨の浸入が遮断されかつ好ましくはある程度以上人が集る場所に設置され、利用者が所定のコインなどを投入することによって手軽にインターネットを介して情報を閲覧し、取得し、発信することができるようにされている。
【0035】
図3に示すように、端末2は、情報処理部21と、作動制御部22と、遠隔操作媒介部23と、コイン計数機(計数手段)24と、マウス、キーボードなどの操作入力機器からなる操作部25と、ディスプレイ装置、プリンタ、フロッピディスクドライブ、カードリーダ(カードリーダ・アンド・ライタ)などの情報出力機器からなる出力部26から構成される。
【0036】
情報処理部21は、マスタドライブ31と、利用者ドライブ32とを含むものとされる。
【0037】
マスタドライブ31は、利用者に対して隠されたドライブとされ、マスタオペレーティングシステム41と、マスタアプリケーション部42と、マスタ課金管理部43と、利用者ドライブ生成部44とを含む。なお、管理者(システム管理者)がマスタドライブ31にアクセスする際にはパスワードの入力が必要とされ、これによってセキュリティの確保が図られる。
【0038】
利用者ドライブ32は、マスタドライブ31の内容に基づいてその内容が生成および復元される、利用者によりアクセスされるドライブとされ、利用者オペレーティングシステム51と、利用者アプリケーション部52と、利用者課金管理部53とを含む。
【0039】
マスタオペレーティングシステム41および利用者オペレーティングシステム51は、操作部25および出力部26の制御、ならびにインターネットLを介した通信の制御を行う機能を有する。なお、通常の稼働状態においては利用者オペレーティングシステム51がこれらの制御を実施する。
【0040】
ここで、利用者オペレーティングシステム51は、マスタオペレーティングシステム41とほぼ同一の内容とされるが、システムKやアプリケーションを破壊するおそれのある機能を実行させるコマンド(マスタドライブ31や利用者ドライブ32のフォーマットコマンドなど)などは削除される。
【0041】
マスタアプリケーション部42と利用者アプリケーション部52とは同一の内容とされ、インターネットLを介して世界中のウェブサーバにアクセスするためのブラウザ、および楽曲、映像を再生するためのプレイヤなどのアプリケーションソフトウェアを含むものとされる。利用者は、利用者側アプリケーション部52のブラウザ、プレイヤなどを操作してインターネットを利用する。
【0042】
また、アプリケーション部42、52には管理装置1のウェブメール管理部12にアクセスする機能が設けられる。このような機能は、例えばブラウザにより管理装置のウェブサーバ部11にアクセスしたときに表示されるウェブページにおいてウェブメール管理部12にアクセスするためのハイパーリンクを設けるようにして実現される。
【0043】
マスタ課金管理部43および利用者課金管理部53は、コイン計数機24における投入金額に応じた時間、利用者が端末2によりインターネットを利用することができるように、各アプリケーション部42、52の操作を許可または不許可とするよう管理する課金管理処理を実施する。課金管理処理の詳細は後で説明する。
【0044】
利用者ドライブ生成部44は、利用者の操作などに起因して利用者ドライブ32の内容がソフト的に損傷されたときに、利用者ドライブ32の内容を復元する利用者ドライブ復元処理を実施する。利用者ドライブ復元処理の詳細は後で説明する。
【0045】
ここで、マスタドライブ31と、利用者ドライブ32とは、物理的に別異である2つのドライブから構成するものとしてもよいし、マスタドライブ31を実装ドライブとし、利用者ドライブ32を仮想ドライブとするようにして構成してもよい。
【0046】
作動制御部22はタイマ手段を有し、設定時刻(例えば、朝夕の所定時刻)に端末2の起動および停止を行うように、端末2の利用状況を監視しつつ端末2の電源スイッチを操作する。
【0047】
遠隔操作媒介部23は、電気通信回線Mを介して管理装置1の状態監視部13と接続され、端末2に異常が生じた場合に管理装置1に異常の内容を通知する信号(以下異常通知信号という)を送信するとともに、状態監視部13からの指令にしたがって端末2をリセットするなどの処置を実施する。
【0048】
コイン計数機24は例えばRS−232C(シリアルインタフェース規格)による接続線を介して情報処理部21と接続され、作動制御部22により端末2が起動されてから停止されるまでの間、図示しないコイン投入口に投入されるコイン(100円硬貨など)を計数し、投入金額に対応する信号(以下、投入コインデータと称する)をマスタ課金制御部43および利用者課金制御部53に送信する。
【0049】
次に、図4を参照して端末2の具体的な設置の態様を説明する。
【0050】
端末2は、図4に示すように、椅子2aが付設されるとともに、配線、コネクタなどを隠し、かつモニタ画面26aやキーボードおよびカードスロット26bなどのマンマシンインターフェースのみを露出させるようコンパクトにボックスに収納された状態で設置される。
【0051】
また、広告等を表示させる副画面26c(第2表示部)をモニタ画面26a(第1表示部)の上方にタンデムに配設し、スペースの有効利用を図るようにしても良い。
【0052】
次に、図5および図6を参照してシステムKの動作を説明する。図5は端末2の起動から停止までの処理の流れを示す。図6は課金管理部における処理の流れを示す。
【0053】
図5に示すように、作動制御部22により所定時刻に端末2の電源が投入される(ステップS1)と、マスタオペレーティングシステム41が起動する(ステップS2)。
【0054】
ついで、マスタ課金管理部43および利用者課金管理部53が起動され(ステップS3)、利用者課金管理部53の制御によりコイン計数機24において投入コインをスルーさせるブロッカーの閉鎖を解除し、これによりコイン計数機24は投入金額に応じた信号を出力するコイン計数可能状態に移行する(ステップS4)。これと同時に、利用者課金管理部53がモニタ画面26aにコイン計数機24におけるコイン投入を促すように所定の待受け画面を表示する(ステップS5)。
【0055】
また、前掲ステップS3においては利用者ドライブ生成部44が起動される。利用者ドライブ生成部44は、利用者ドライブ32の内容に不具合があるか否かをチェックし、不具合がある場合はその不具合を除去するように利用者ドライブ32の内容をその保存しているデータに基づいて復元する。また、利用者オペレーティングシステム51も同時に起動され、これ以後、マスタオペレーティングシステム41に代って利用者オペレーティングシステム51が制御を実施する。
【0056】
前掲ステップS5の状態でコイン計数機24にコインが投入されると、コイン計数機24が情報処理部21に投入コインデータNを出力し、投入コインデータNはマスタ課金管理部43および利用者課金管理部53に入力される。利用者課金管理部53は、投入コインデータNを受取ると利用者アプリケーション部52の所定のソフトウェア、例えばブラウザを起動し、これにより初期画面、例えばウェブサーバ部11により管理されるウェブサイトのトップページが表示される(ステップS6)。
【0057】
また、待受け画面が表示されかつコイン未投入の状態では、利用者オペレーティングシステム51が操作部25による操作を受付けないようにして端末2の利用が拒否される。
【0058】
次に、前掲ステップS6で利用者による利用中にコイン計数機24における投入金額に相当する時間が経過すると、利用者課金管理部53は起動中の利用者アプリケーション部52のソフトウェアを利用者の利用履歴を抹消して終了し(ステップS7)、前掲ステップS5と同様の待受け画面をモニタ画面に表示する(ステップS8)。この場合、前掲ステップS6で投入金額相当時間が経過する所定時間前に追加手数料の投入を促すメッセージを表示させるようにしてもよい。そして、端末2の利用中、具体的には利用者ドライブ32の動作中にさらにコインが投入された場合は、利用可能残時間が投入金額に相当する時間だけ延長される。
【0059】
営業終了時刻など、端末2の停止時刻の設定がある場合、作動制御部22は端末2が利用中ではないことを条件として端末2を停止(シャットダウン)し(ステップS9)、同時にコイン計数機24において例えばブロッカーを閉鎖するようにしてコイン計数機24におけるコイン計数を終了する(ステップS10)。
【0060】
また、前掲ステップS9で端末2が利用中である場合は、投入金額に相当する時間の利用が終了した時点、つまり利用可能残時間が零になった時点に端末2を停止する。なお、前掲ステップS6では特定のウェブページ、例えば所定の広告ページや操作説明画面を閲覧している間は、各課金管理部43、53が計時をストップするようにしてもよい。この場合、所定時間(例えば30秒)に亘ってなんら操作が行われなければ、計時を再開するように構成して放置された場合の不都合を回避することができる。
【0061】
次に、図6を参照して利用中に再起動処理を実施する場合の流れを説明する。前掲したように、コイン計数機24からの投入コインデータNはマスタ課金管理部43および利用者課金管理部53の両方に入力され、これに基づき各管理部43、53において利用時間の計時が実行される。
【0062】
ここで、利用中に利用者ドライブ32に不具合が発生し、その利用者ドライブ32を継続して利用させることが不適当である場合や、状態監視部13の指令に基づくリセットが行われる場合は、利用者ドライブ32の内容を一旦消去し、マスタドライブ31の内容に基づいて、新たに利用者ドライブ32の内容を生成する再起動処理Rを実施する。このとき、マスタ課金管理部43には利用可能残時間を示す情報(以下利用残時間情報という)が保持される。また、再起動処理Rを実施する際には、利用者にその旨通知するメッセージをモニタ画面26aに表示する。あるいは、再起動処理Rの開始を利用者に促すようにしてもよい。例えば、リセットボタンの押下を指示するようにして、再起動処理Rの開始を利用者に促すようにしてもよい。
【0063】
再起動処理Rが終了し、利用者ドライブ32の内容が新たに生成されると、マスタ課金管理部43に保持された利用残時間情報が利用者課金管理部53に受渡され、各課金管理部43,53において利用時間の計時が再開される。
【0064】
このように、実施形態のシステムKにおいては、作動制御部22の制御により端末2の起動および停止が自動的に行われるとともに、状態監視部13により端末2の状態が監視されて例えばオペレーティングシステムがフリーズしたような場合には、状態監視部13の指令にしたがって遠隔操作媒介部23がシステムKをリセットする。これにより、店員などの現場管理人の監視を要することなく、端末2を起動、停止およびリセットが可能となる。
【0065】
したがって、現場管理人を確保することは容易ではないが時間的余裕のある人が集る場所、たとえば空港ロビーやホテルロビーや鉄道の駅待合室の空きスペースといった場所に端末2を設置することが可能となり、ビジネスチャンスが拡がる。
【0066】
また、マスタドライブ31と利用者ドライブ32とを有し、利用者のアクセスが利用者ドライブ32のみに制限されるので、利用者の不用意な操作や悪意のある操作によって、アプリケーションソフトおよびオペレーティングシステムが損傷したような場合にも、マスタドライブ31の内容に基づいて利用者ドライブ32の内容を回復することができるので、保守が極めて容易となる。
【0067】
さらに、マスタドライブ31において利用可能残時間を示すデータが保持されるので、利用中に利用者ドライブ32の利用停止および更新が必要となったような場合にも、利用者に与える不利益を最小限としつつ利用者ドライブ32の内容を更新することができる。
【0068】
以上、本発明を実施形態に基づいて説明してきたが、本発明はかかる実施形態のみに限定されるものではなく、種々改変が可能である。本実施形態では、コインや硬貨の投入により端末2が利用可能とされているが、硬貨と紙幣の両方が利用可能とされてもよく、さらにカードの利用が可能とされてもよい。
【0069】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明のインターネット端末によれば、店員等の現場管理人による端末の起動や停止の操作を要することなく、公衆が手軽に支払金額に応じた時間だけインターネットを利用できるという優れた効果が得られる。
【0070】
また、本発明のインターネット端末の好ましい形態によれば、第1の画像表示部と第2の画像表示部とを有しているので、利用者の利用を妨げることなく第2の表示に広告などの特定の情報を出力することができてその利便性が向上するという優れた効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るインターネット端末利用システムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】同インターネット端末利用システムの管理装置の構成を示す概略ブロック図である。
【図3】同インターネット端末利用システムに適用されるインターネット端末の構成を示すブロック図である。
【図4】同インターネット端末の設置例を示す斜視図である。
【図5】同インターネット端末の起動から停止までの処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】同インターネット端末の利用中おける再起動処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
K インターネット端末利用システム
L インターネット
M 電気通信回線
1 管理装置
2 インターネット端末
11 ウェブサーバ部
12 ウェブメール管理部
13 状態監視部
21 情報処理部
22 作動制御部
23 遠隔操作媒介部
24 コイン計数機
31 マスタドライブ
32 利用者ドライブ
43 マスタ課金管理部
44 利用者ドライブ生成部
53 利用者課金管理部

Claims (11)

  1. 情報処理部と、作動制御部と、計数手段と、操作部と、出力部とを備えてなるインターネット端末であって、
    前記情報処理部は、管理者がアクセス可能とされ、かつ利用者に隠されたマスタドライブと、利用者がアクセス可能とされた利用者ドライブとを有し、
    前記マスタドライブは、マスタオペレーティングシステムと、マスタアプリケーション部と、マスタ課金管理部と、利用者ドライブ生成部とを有し、
    前記利用者ドライブは、利用者オペレーティングシステムと、利用者アプリケーション部と、利用者課金管理部とを有し、
    前記作動制御部は、内蔵したタイマ手段によりインターネット端末の所定時刻における起動および/または所定時刻における停止を制御するよう構成され、
    前記計数手段は、利用者が投入した硬貨、コイン、紙幣などを計数し、その計数した値を、前記マスタ課金管理部および利用者課金管理部に送出するよう構成され、
    前記利用者課金管理部は、前記計数手段からの入力に応答して前記利用者アプリケーション部を起動するよう構成され、
    前記操作部は、利用者が所望のインターネット操作がなし得るよう構成され、
    前記出力部は、利用者のインターネット操作に対応した出力がなし得るよう構成されてなる
    ことを特徴とするインターネット端末。
  2. 利用者課金管理部は、計数手段により計数された値に対応した時間が終了する一定時間前に、追加の硬貨、コイン、紙幣などの投入を促すメッセージを出力部から出力させることを特徴とする請求項1記載のインターネット端末。
  3. 利用者課金管理部は、利用者アプリケーション部の動作中に硬、コイン、紙幣などが追加投入された場合、その投入された硬貨、コイン、紙幣などに対応した時間だけ利用者ドライブの動作時間を延長させることを特徴とする請求項1記載のインターネット端末。
  4. 利用者課金管理部は、特定の情報が出力された場合、その情報が出力された時間だけ利用者ドライブの動作時間を延長させることを特徴とする請求項1記載のインターネット端末。
  5. 利用者の利用中において利用者ドライブに不具合が生じた場合、利用残存時間情報がマスタ課金管理部に保持され、前記残存時間情報に基づいて前記利用者ドライブの再稼働後における動作時間が制御されるよう構成されてなることを特徴とする請求項1記載のインターネット端末。
  6. 管理装置の状態監視部からの電気通信回線を介する指令を媒介する遠隔操作媒介部を備えてなることを特徴とする請求項1記載のインターネット端末。
  7. 出力部が画像表示手段を有してなることを特徴とする請求項1記載のインターネット端末。
  8. 画像表示手段が、第1の画像表示部と第2の画像表示部とを備え、
    前記第1の画像表示部は、利用者のインターネット操作に対応した出力をなし得るよう構成され、
    前記第2の画像表示部は、特定の情報を出力するよう構成されてなる
    ことを特徴とする請求項7記載のインターネット端末。
  9. 第2の画像表示部が、第1の画像表示部の上方に位置させられてなることを特徴とする請求項8記載のインターネット端末。
  10. 利用者オペレーティングシステムは、硬貨、コイン、紙幣などが投入されない状態では、操作部の操作を受付けないよう構成されてなることを特徴とする請求項1記載のインターネット端末。
  11. 利用者ドライブが損傷した場合、マスタドライブの利用者ドライブ生成部が損傷した利用者ドライブを復元するよう構成されてなることを特徴とする請求項1記載のインターネット端末。
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