JP2004239515A - ガス化溶融炉ガスの利用方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ガス化溶融炉ガスから燃料電池用に水素を多量かつ安価に製造でき、かつ水素ガスを分離した残りであるオフガスの発生量と使用量の変動を吸収でき、燃料性状を安定化させることができて、オフガスを製鉄所内燃料ガスの1つとして有効利用できるようにする。
【解決手段】可燃性廃棄物を高温還元雰囲気により熱分解・ガス化溶融するガス化溶融炉7で発生するガス7a中に含まれる水素ガス8aを全てまたは一部分離して水素ガスを製造するとともに、そのガス化溶融炉ガス7aから水素ガス8aを全てまたは一部分離した残りであるオフガス8bを、製鉄所内燃料として利用する。
【選択図】 図1
【解決手段】可燃性廃棄物を高温還元雰囲気により熱分解・ガス化溶融するガス化溶融炉7で発生するガス7a中に含まれる水素ガス8aを全てまたは一部分離して水素ガスを製造するとともに、そのガス化溶融炉ガス7aから水素ガス8aを全てまたは一部分離した残りであるオフガス8bを、製鉄所内燃料として利用する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば使用済みプラスチックなどの可燃性廃棄物を高温還元雰囲気により熱分解・ガス化溶融するガス化溶融炉で発生するガスを有効に利用する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ガス化溶融炉は、周知のように高温の炉内において、使用済みプラスチック、建設廃材(紙くず、木くず、繊維くず)、シュレッダーダスト(廃棄家電、廃車)、汚泥、燃えがら、動植物性残さ等の可燃性廃棄物を送風酸素と反応させ、炉上部温度を800〜1000℃とし、高温・還元雰囲気により熱分解・ガス化させ、可燃性のガス化溶融炉ガスとして回収するものである(例えば特許文献1参照)。
【0003】
また、従来より、製鉄所副生ガスの中から水素を含有するガスを水素PSA(Pressure Swing Adsorption )プラントに導入して、この水素含有ガスから燃料電池用に水素を分離する技術も知られている(例えば特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−60830号公報
【特許文献2】
特開平11−9934号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ガス化溶融炉ガスは、可燃性廃棄物の種類にもよるが水素を30〜50%含有する。したがって、水素製造原料ガスとして有用なガスの1つである。しかしながら、ガス化溶融炉ガスを水素製造原料ガスとして利用する場合、以下のような問題が存在する。
(a)ガス化溶融炉では、種々の可燃性廃棄物からガス化溶融炉ガスを回収するので、ガス発生量が一定でない。
(b)ガス化溶融炉ガスは廃棄物性状に左右され、瞬時に組成が変動する。このため、発生するガスの組成が一定でなく、発熱量が一定でない。
(c)前記(a)(b)の理由により、水素分を除去した後のオフガスの発生量、および発熱量も一定でない。このため、単独の燃料ガスとして利用するには、発生と使用のバランス調整が困難であるばかりでなく、専用の配管網が必要となり、加熱炉など炉設備でバーナ改造が必要となる。
(d)製鉄所でガス化溶融炉ガスから水素を除去したオフガス専用のガス供給網を構築するには建設費が高価である。
【0006】
したがって、従来はせっかく回収したガス化溶融炉ガスを、有効に利用することなく焼却処理し、無害化して大気に放散していた。また、燃焼させる際には補助燃料の供給が必要であり、ランニングコストも発生していた。
【0007】
本発明の技術的課題は、ガス化溶融炉ガスから燃料電池用に水素を多量かつ安価に製造でき、かつ水素ガスを分離した残りであるオフガスの発生量と使用量の変動を吸収でき、燃料性状を安定化させることができて、オフガスを製鉄所内燃料ガスの1つとして有効利用できるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係るガス化溶融炉ガスの利用方法は、可燃性廃棄物を高温還元雰囲気により熱分解・ガス化溶融するガス化溶融炉で発生するガス中に含まれる水素ガスを全てまたは一部分離して水素ガスを製造するとともに、そのガス化溶融炉ガスから水素ガスを全てまたは一部分離した残りであるオフガスを、製鉄所内燃料として利用することを特徴としている。
【0009】
また、請求項2に係るガス化溶融炉ガスの利用方法は、オフガスを、高炉ガス、コークス炉ガス、転炉ガス、都市ガス、プロパンガス、及び窒素、の中から選択されるガスと混合することを特徴としている。
【0010】
また、請求項3に係るガス化溶融炉ガスの利用方法は、オフガスを、製鉄所で使用される各種燃料ガスの中から選択した低カロリーガス、あるいは高カロリーガスと混合し、この混合ガスを製鉄所内燃料として利用することを特徴としている。
【0011】
また、請求項4に係るガス化溶融炉ガスの利用方法は、オフガスを、都市ガス、プロパンガス、及びコークス炉ガス、の中から選択される単一または複数種のガスと、あるいは高炉ガスまたは窒素のいずれか一方もしくは両方と、混合することを特徴としている。
【0012】
また、請求項5に係るガス化溶融炉ガスの利用方法は、オフガスを、ガスホルダを介在させた配管網を通して製鉄所副生ガスと混合することを特徴としている。
【0013】
また、請求項6に係るガス化溶融炉ガスの利用方法は、オフガスを、製鉄所副生ガスと混合する前に昇圧することを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図示実施形態に基づき本発明のガス化溶融炉ガスの利用方法を説明する。図1は本発明を適用した製銑・製鋼一貫製鉄所における燃料の流れを示す図である。
【0015】
図において、1は操業時に高炉ガス(BFG)1aを副生する高炉、2は操業時にコークス炉ガス(COG)2aを副生するコークス炉、3は操業時に転炉ガス(LDG)3aを副生する転炉である。高炉ガス(BFG)1aは、鉄鉱石を還元する際に発生するCO,CO2,H2,N2から成る約3,350kJ/m3の可燃性ガスであり、ほぼ連続的に発生する。コークス炉ガス(COG)2aは、石炭を乾留する際に発生するH2,CH4,COから成る約20,100kJ/m3の可燃性ガスであり、ほぼ連続的に発生する。転炉ガス(LDG)3aは、銑鉄を鋼に改質する際に発生するCO,CO2 から成る約8,400kJ/m3 の可燃性ガスであり、間欠的に発生する。つまり転炉の吹練によりガスの発生がつねに変動する。
【0016】
4aは外部購入燃料である都市ガスまたはプロパンガス(LPG)、5aは窒素(N2) 、6は外部購入燃料である重油6aの供給源である重油タンクである。都市ガスまたはLPGは、主に高炉の休風等により高炉ガスや転炉ガスが発生しない場合に使用され、N2 は高カロリーの都市ガスまたはLPGの希釈に用いられる。重油は発電所の燃料として供給される。
【0017】
7はガス化溶融炉であって、高温の炉内において、使用済みプラスチック、建設廃材(紙くず、木くず、繊維くず)、シュレッダーダスト(廃棄家電、廃車)、汚泥、燃えがら、動植物性残さ等の可燃性廃棄物を送風酸素と反応させ、炉上部温度を800〜1000℃とし、高温・還元雰囲気により熱分解・ガス化させ、可燃性のガス化溶融炉ガス7aとして回収するもので、発生ガスの性状は約8,000〜11,000kJ/m3であり、炉下部においては、コークス及び炭素の燃焼により、灰分を溶融し、出滓口より排出するものである。
【0018】
11,12,13,14は各炉で発生する可燃ガス(燃料ガス)を無害化・燃焼放散するための燃焼放散塔すなわちフレアスタックであり、通常は使用しないが、各炉の起動・停止時のガス成分不安定時や、各炉に対応して設けられた後述のホルダの備蓄レベルが上限をオーバーした時などに使用される。
【0019】
21は高炉ガス(BFG)を一時貯蔵しバッファとして機能するBFGホルダ、22はコークス炉ガス(COG)を一時貯蔵しバッファとして機能するCOGホルダ、23は転炉ガス(LDG)を一時貯蔵しバッファとして機能するLDGホルダである。これらホルダ21〜23は内部ガス圧力が65kPa と低圧に保持されている。
【0020】
8はガス化溶融炉7とオフガスホルダ24間に直列に設置されたPSA(Pressure Swing Adsorption )からなる水素製造プラントであり、水素を含むガス化溶融炉ガス7aを通すと、水素以外の重い分子のもの(余分な成分)が吸着され、軽い水素だけがすり抜けていく、いわゆる吸着分離方式により高純度水素ガス8aを精製する装置である。水素製造プラント8では、水素を分離するために、昇圧(8気圧)の必要があるため、入り口にコンプレッサ51を配置し、コンプレッサ51によってガス化溶融炉ガス7aを0.8MPaに昇圧している。一方、ガス化溶融炉ガス7aから水素ガス8aを全てまたは一部分離した残りであるオフガス8bの圧力は、水素製造プラント8内での圧力損失を除く0.7MPaである。またガス化溶融炉ガス7aから水素ガス8aを全てまたは一部分離した残りであるオフガス8bは、油シールの低圧乾式ホルダからなる7kPaのガス圧に保持されたオフガスホルダ24に一時貯蔵されるようになっている。このため、水素製造プラント8でガス化溶融炉ガス7aから水素ガス8aを分離した残りのオフガス8bの圧力を減圧するための膨張タービン52が、水素製造プラント8の出口、つまり水素製造プラント8とオフガスホルダ24をつなぐオフガス配管系内に設置されている。また膨張タービン52は、圧力エネルギを無駄にしないために、動力回収する機能も有している。つまり、膨張タービン52は、図には示していないが圧縮しているコンプレッサ51と連結され、コンプレッサ51の圧縮動作に必要な動力を低減している。なお、発電機で電力回収するなど他の動力回収の手法の採用も可能である。
【0021】
31,32,33はBFG配管、COG配管、及びLDG配管にそれぞれ配置された昇圧機すなわちブロワで、これらブロワ31〜33は、それぞれのガスの圧力を約65kPa〜約120kPaに昇圧して、後述するガスミキサーに供給する機能を有する。34はオフガス配管網内においてオフガスホルダ24の下流側に直列に配置された昇圧機すなわちブロワである。ブロワ34をオフガスホルダ24に対して直列に接続したのは、既述したようにガス化溶融炉7では種々の可燃性廃棄物からガス化溶融炉ガス7aを回収するので、ガス発生量が一定でなく圧力変動を生じるため、ガス混合器前に昇圧機を配置して、後述するガスミキサーに供給するオフガス圧力を安定化させる必要があるからである。
【0022】
9は各ブロワ31〜34により昇圧されたガス(BFG、COG、LDG、オフガス)、都市ガス(又はLPG)、及び窒素(N2) が送り込まれるガスミキサーであり、発熱量変動を吸収するために、オフガス8bを、前記ガスの中から選択した低カロリーガス、あるいは高カロリーガスと混合することで燃料性状((イ)発熱量、(ロ)ウオッペインデックスW.I.、(ハ)A0/√γ)を安定させたミックスガス(MXG)9aとして製鉄所内の各工場、つまり製銑工場41、製鋼工場42、鋼板工場43、鋼管や条鋼の工場44や発電所45へ供給する機能を有している。つまり、ガスミキサー9は、(イ)発熱量が一定となるように、オフガス8bに、低カロリーガス、あるいは高カロリーガスを混合する、又は(ロ)ウオッペインデックスW.I.すなわち(発熱量/√ガス密度)が一定となるように、オフガス8bに、低カロリーガス、あるいは高カロリーガスを混合する、又は(ハ)A0/√γつまり(理論空気量/√ガス密度)が一定となるように、オフガス8bに、低カロリーガス、あるいは高カロリーガスを混合することで、燃料性状を安定させる機能を有する。
【0023】
ここで、製鉄所で一般に使用される各種燃料ガスすなわちBFG、COG、LDG、都市ガス(又はLPG)、および窒素(N2) の中から選択される低カロリーガスとは、高炉ガス(BFG)または窒素(N2) を指し、高カロリーガスとは、都市ガス(又はLPG)またはコークス炉ガス(COG)を指す。したがって、燃料性状を安定させる具体的手法は、オフガスのカロリーに応じて、高炉ガス(BFG)または窒素(N2) のいずれか一方もしくは両方と、あるいは都市ガス(又はLPG)またはコークス炉ガス(COG)のいずれか一方もしくは両方と、混合する形態となる。
【0024】
そして、高カロリーガスとしてコークス炉ガス(COG)を、あるいは低カロリーガスとして高炉ガス(BFG)を、優先的に使用することで、外部購入燃料である都市ガス(又はLPG)や窒素(N2)の量を削減することができる。
【0025】
発電所45には、ミックスガス(MXG)9a以外に、高炉ガス(BFG)1a、コークス炉ガス(COG)2a、及び転炉ガス(LDG)3aが直接供給可能になっている。これは各ガスの発生量の変動を吸収するためのもので、ガスミキサー9への供給後に余剰のガスがあった場合、これを発電燃料として使用している。また、外部購入燃料である重油6aも供給可能になっている。そして、各燃料種に応じたバーナを有するボイラ及びタービンが設置されている。つまり、発電所45では、ミックスガス(MXG)の他に、高炉ガス(BFG)、コークス炉ガス(COG)、及び転炉ガス(LDG)を燃料ガスとしているが、通常は不足分として重油を供給して発電している。なお、バーナとして燃料の発熱量変動に耐用性がある管状火炎バーナを採用すれば、使用するバーナの数を減らせることは言うまでもない。
【0026】
本実施形態のように、ガス化溶融炉ガス7aから水素ガス8aを分離した残りのオフガス8bをガスミキサー9に供給することにより、製鉄所燃料として有効利用することができる。そのため、ガス化溶融炉ガスから水素ガスを全て分離することも可能となり、効率良く水素を製造することができて、燃料電池用の安価な水素供給の実現が可能となる。
【0027】
また、ガス化溶融炉ガスから水素ガスを全てまたは一部分離した残りであるオフガス8bを、製鉄所の各副生ガスと組合せて使用することにより、無駄なくエネルギが利用でき、エネルギコスト削減が可能となる。
【0028】
さらに、高炉休風時にオフガス8bを利用することで、都市ガスやLPGの使用量を削減することが可能となる。
【0029】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、可燃性廃棄物を高温還元雰囲気により熱分解・ガス化溶融するガス化溶融炉で発生するガス中に含まれる水素ガスを全てまたは一部分離して水素ガスを製造するとともに、そのガス化溶融炉ガスから水素ガスを全てまたは一部分離した残りであるオフガスを、製鉄所内燃料として利用するようにしたので、燃料電池用の安価な水素供給の実現が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガス化溶融炉ガスの利用方法を適用した製銑・製鋼一貫製鉄所における燃料の流れを示す図である。
【符号の説明】
1 高炉
1a 高炉ガス(BFG)
2 コークス炉
2a コークス炉ガス(COG)
3 転炉
3a 転炉ガス(LDG)
4a 都市ガス(又はLPG)
5a 窒素(N2)
7 ガス化溶融炉
7a ガス化溶融炉ガス
8 水素製造プラント
8a 水素ガス
8b オフガス
9 ガスミキサー
9a ミックスガス(MXG)
24 オフガスホルダ(ガスホルダ)
34 ブロワ(昇圧手段)
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば使用済みプラスチックなどの可燃性廃棄物を高温還元雰囲気により熱分解・ガス化溶融するガス化溶融炉で発生するガスを有効に利用する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ガス化溶融炉は、周知のように高温の炉内において、使用済みプラスチック、建設廃材(紙くず、木くず、繊維くず)、シュレッダーダスト(廃棄家電、廃車)、汚泥、燃えがら、動植物性残さ等の可燃性廃棄物を送風酸素と反応させ、炉上部温度を800〜1000℃とし、高温・還元雰囲気により熱分解・ガス化させ、可燃性のガス化溶融炉ガスとして回収するものである(例えば特許文献1参照)。
【0003】
また、従来より、製鉄所副生ガスの中から水素を含有するガスを水素PSA(Pressure Swing Adsorption )プラントに導入して、この水素含有ガスから燃料電池用に水素を分離する技術も知られている(例えば特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−60830号公報
【特許文献2】
特開平11−9934号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ガス化溶融炉ガスは、可燃性廃棄物の種類にもよるが水素を30〜50%含有する。したがって、水素製造原料ガスとして有用なガスの1つである。しかしながら、ガス化溶融炉ガスを水素製造原料ガスとして利用する場合、以下のような問題が存在する。
(a)ガス化溶融炉では、種々の可燃性廃棄物からガス化溶融炉ガスを回収するので、ガス発生量が一定でない。
(b)ガス化溶融炉ガスは廃棄物性状に左右され、瞬時に組成が変動する。このため、発生するガスの組成が一定でなく、発熱量が一定でない。
(c)前記(a)(b)の理由により、水素分を除去した後のオフガスの発生量、および発熱量も一定でない。このため、単独の燃料ガスとして利用するには、発生と使用のバランス調整が困難であるばかりでなく、専用の配管網が必要となり、加熱炉など炉設備でバーナ改造が必要となる。
(d)製鉄所でガス化溶融炉ガスから水素を除去したオフガス専用のガス供給網を構築するには建設費が高価である。
【0006】
したがって、従来はせっかく回収したガス化溶融炉ガスを、有効に利用することなく焼却処理し、無害化して大気に放散していた。また、燃焼させる際には補助燃料の供給が必要であり、ランニングコストも発生していた。
【0007】
本発明の技術的課題は、ガス化溶融炉ガスから燃料電池用に水素を多量かつ安価に製造でき、かつ水素ガスを分離した残りであるオフガスの発生量と使用量の変動を吸収でき、燃料性状を安定化させることができて、オフガスを製鉄所内燃料ガスの1つとして有効利用できるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係るガス化溶融炉ガスの利用方法は、可燃性廃棄物を高温還元雰囲気により熱分解・ガス化溶融するガス化溶融炉で発生するガス中に含まれる水素ガスを全てまたは一部分離して水素ガスを製造するとともに、そのガス化溶融炉ガスから水素ガスを全てまたは一部分離した残りであるオフガスを、製鉄所内燃料として利用することを特徴としている。
【0009】
また、請求項2に係るガス化溶融炉ガスの利用方法は、オフガスを、高炉ガス、コークス炉ガス、転炉ガス、都市ガス、プロパンガス、及び窒素、の中から選択されるガスと混合することを特徴としている。
【0010】
また、請求項3に係るガス化溶融炉ガスの利用方法は、オフガスを、製鉄所で使用される各種燃料ガスの中から選択した低カロリーガス、あるいは高カロリーガスと混合し、この混合ガスを製鉄所内燃料として利用することを特徴としている。
【0011】
また、請求項4に係るガス化溶融炉ガスの利用方法は、オフガスを、都市ガス、プロパンガス、及びコークス炉ガス、の中から選択される単一または複数種のガスと、あるいは高炉ガスまたは窒素のいずれか一方もしくは両方と、混合することを特徴としている。
【0012】
また、請求項5に係るガス化溶融炉ガスの利用方法は、オフガスを、ガスホルダを介在させた配管網を通して製鉄所副生ガスと混合することを特徴としている。
【0013】
また、請求項6に係るガス化溶融炉ガスの利用方法は、オフガスを、製鉄所副生ガスと混合する前に昇圧することを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図示実施形態に基づき本発明のガス化溶融炉ガスの利用方法を説明する。図1は本発明を適用した製銑・製鋼一貫製鉄所における燃料の流れを示す図である。
【0015】
図において、1は操業時に高炉ガス(BFG)1aを副生する高炉、2は操業時にコークス炉ガス(COG)2aを副生するコークス炉、3は操業時に転炉ガス(LDG)3aを副生する転炉である。高炉ガス(BFG)1aは、鉄鉱石を還元する際に発生するCO,CO2,H2,N2から成る約3,350kJ/m3の可燃性ガスであり、ほぼ連続的に発生する。コークス炉ガス(COG)2aは、石炭を乾留する際に発生するH2,CH4,COから成る約20,100kJ/m3の可燃性ガスであり、ほぼ連続的に発生する。転炉ガス(LDG)3aは、銑鉄を鋼に改質する際に発生するCO,CO2 から成る約8,400kJ/m3 の可燃性ガスであり、間欠的に発生する。つまり転炉の吹練によりガスの発生がつねに変動する。
【0016】
4aは外部購入燃料である都市ガスまたはプロパンガス(LPG)、5aは窒素(N2) 、6は外部購入燃料である重油6aの供給源である重油タンクである。都市ガスまたはLPGは、主に高炉の休風等により高炉ガスや転炉ガスが発生しない場合に使用され、N2 は高カロリーの都市ガスまたはLPGの希釈に用いられる。重油は発電所の燃料として供給される。
【0017】
7はガス化溶融炉であって、高温の炉内において、使用済みプラスチック、建設廃材(紙くず、木くず、繊維くず)、シュレッダーダスト(廃棄家電、廃車)、汚泥、燃えがら、動植物性残さ等の可燃性廃棄物を送風酸素と反応させ、炉上部温度を800〜1000℃とし、高温・還元雰囲気により熱分解・ガス化させ、可燃性のガス化溶融炉ガス7aとして回収するもので、発生ガスの性状は約8,000〜11,000kJ/m3であり、炉下部においては、コークス及び炭素の燃焼により、灰分を溶融し、出滓口より排出するものである。
【0018】
11,12,13,14は各炉で発生する可燃ガス(燃料ガス)を無害化・燃焼放散するための燃焼放散塔すなわちフレアスタックであり、通常は使用しないが、各炉の起動・停止時のガス成分不安定時や、各炉に対応して設けられた後述のホルダの備蓄レベルが上限をオーバーした時などに使用される。
【0019】
21は高炉ガス(BFG)を一時貯蔵しバッファとして機能するBFGホルダ、22はコークス炉ガス(COG)を一時貯蔵しバッファとして機能するCOGホルダ、23は転炉ガス(LDG)を一時貯蔵しバッファとして機能するLDGホルダである。これらホルダ21〜23は内部ガス圧力が65kPa と低圧に保持されている。
【0020】
8はガス化溶融炉7とオフガスホルダ24間に直列に設置されたPSA(Pressure Swing Adsorption )からなる水素製造プラントであり、水素を含むガス化溶融炉ガス7aを通すと、水素以外の重い分子のもの(余分な成分)が吸着され、軽い水素だけがすり抜けていく、いわゆる吸着分離方式により高純度水素ガス8aを精製する装置である。水素製造プラント8では、水素を分離するために、昇圧(8気圧)の必要があるため、入り口にコンプレッサ51を配置し、コンプレッサ51によってガス化溶融炉ガス7aを0.8MPaに昇圧している。一方、ガス化溶融炉ガス7aから水素ガス8aを全てまたは一部分離した残りであるオフガス8bの圧力は、水素製造プラント8内での圧力損失を除く0.7MPaである。またガス化溶融炉ガス7aから水素ガス8aを全てまたは一部分離した残りであるオフガス8bは、油シールの低圧乾式ホルダからなる7kPaのガス圧に保持されたオフガスホルダ24に一時貯蔵されるようになっている。このため、水素製造プラント8でガス化溶融炉ガス7aから水素ガス8aを分離した残りのオフガス8bの圧力を減圧するための膨張タービン52が、水素製造プラント8の出口、つまり水素製造プラント8とオフガスホルダ24をつなぐオフガス配管系内に設置されている。また膨張タービン52は、圧力エネルギを無駄にしないために、動力回収する機能も有している。つまり、膨張タービン52は、図には示していないが圧縮しているコンプレッサ51と連結され、コンプレッサ51の圧縮動作に必要な動力を低減している。なお、発電機で電力回収するなど他の動力回収の手法の採用も可能である。
【0021】
31,32,33はBFG配管、COG配管、及びLDG配管にそれぞれ配置された昇圧機すなわちブロワで、これらブロワ31〜33は、それぞれのガスの圧力を約65kPa〜約120kPaに昇圧して、後述するガスミキサーに供給する機能を有する。34はオフガス配管網内においてオフガスホルダ24の下流側に直列に配置された昇圧機すなわちブロワである。ブロワ34をオフガスホルダ24に対して直列に接続したのは、既述したようにガス化溶融炉7では種々の可燃性廃棄物からガス化溶融炉ガス7aを回収するので、ガス発生量が一定でなく圧力変動を生じるため、ガス混合器前に昇圧機を配置して、後述するガスミキサーに供給するオフガス圧力を安定化させる必要があるからである。
【0022】
9は各ブロワ31〜34により昇圧されたガス(BFG、COG、LDG、オフガス)、都市ガス(又はLPG)、及び窒素(N2) が送り込まれるガスミキサーであり、発熱量変動を吸収するために、オフガス8bを、前記ガスの中から選択した低カロリーガス、あるいは高カロリーガスと混合することで燃料性状((イ)発熱量、(ロ)ウオッペインデックスW.I.、(ハ)A0/√γ)を安定させたミックスガス(MXG)9aとして製鉄所内の各工場、つまり製銑工場41、製鋼工場42、鋼板工場43、鋼管や条鋼の工場44や発電所45へ供給する機能を有している。つまり、ガスミキサー9は、(イ)発熱量が一定となるように、オフガス8bに、低カロリーガス、あるいは高カロリーガスを混合する、又は(ロ)ウオッペインデックスW.I.すなわち(発熱量/√ガス密度)が一定となるように、オフガス8bに、低カロリーガス、あるいは高カロリーガスを混合する、又は(ハ)A0/√γつまり(理論空気量/√ガス密度)が一定となるように、オフガス8bに、低カロリーガス、あるいは高カロリーガスを混合することで、燃料性状を安定させる機能を有する。
【0023】
ここで、製鉄所で一般に使用される各種燃料ガスすなわちBFG、COG、LDG、都市ガス(又はLPG)、および窒素(N2) の中から選択される低カロリーガスとは、高炉ガス(BFG)または窒素(N2) を指し、高カロリーガスとは、都市ガス(又はLPG)またはコークス炉ガス(COG)を指す。したがって、燃料性状を安定させる具体的手法は、オフガスのカロリーに応じて、高炉ガス(BFG)または窒素(N2) のいずれか一方もしくは両方と、あるいは都市ガス(又はLPG)またはコークス炉ガス(COG)のいずれか一方もしくは両方と、混合する形態となる。
【0024】
そして、高カロリーガスとしてコークス炉ガス(COG)を、あるいは低カロリーガスとして高炉ガス(BFG)を、優先的に使用することで、外部購入燃料である都市ガス(又はLPG)や窒素(N2)の量を削減することができる。
【0025】
発電所45には、ミックスガス(MXG)9a以外に、高炉ガス(BFG)1a、コークス炉ガス(COG)2a、及び転炉ガス(LDG)3aが直接供給可能になっている。これは各ガスの発生量の変動を吸収するためのもので、ガスミキサー9への供給後に余剰のガスがあった場合、これを発電燃料として使用している。また、外部購入燃料である重油6aも供給可能になっている。そして、各燃料種に応じたバーナを有するボイラ及びタービンが設置されている。つまり、発電所45では、ミックスガス(MXG)の他に、高炉ガス(BFG)、コークス炉ガス(COG)、及び転炉ガス(LDG)を燃料ガスとしているが、通常は不足分として重油を供給して発電している。なお、バーナとして燃料の発熱量変動に耐用性がある管状火炎バーナを採用すれば、使用するバーナの数を減らせることは言うまでもない。
【0026】
本実施形態のように、ガス化溶融炉ガス7aから水素ガス8aを分離した残りのオフガス8bをガスミキサー9に供給することにより、製鉄所燃料として有効利用することができる。そのため、ガス化溶融炉ガスから水素ガスを全て分離することも可能となり、効率良く水素を製造することができて、燃料電池用の安価な水素供給の実現が可能となる。
【0027】
また、ガス化溶融炉ガスから水素ガスを全てまたは一部分離した残りであるオフガス8bを、製鉄所の各副生ガスと組合せて使用することにより、無駄なくエネルギが利用でき、エネルギコスト削減が可能となる。
【0028】
さらに、高炉休風時にオフガス8bを利用することで、都市ガスやLPGの使用量を削減することが可能となる。
【0029】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、可燃性廃棄物を高温還元雰囲気により熱分解・ガス化溶融するガス化溶融炉で発生するガス中に含まれる水素ガスを全てまたは一部分離して水素ガスを製造するとともに、そのガス化溶融炉ガスから水素ガスを全てまたは一部分離した残りであるオフガスを、製鉄所内燃料として利用するようにしたので、燃料電池用の安価な水素供給の実現が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガス化溶融炉ガスの利用方法を適用した製銑・製鋼一貫製鉄所における燃料の流れを示す図である。
【符号の説明】
1 高炉
1a 高炉ガス(BFG)
2 コークス炉
2a コークス炉ガス(COG)
3 転炉
3a 転炉ガス(LDG)
4a 都市ガス(又はLPG)
5a 窒素(N2)
7 ガス化溶融炉
7a ガス化溶融炉ガス
8 水素製造プラント
8a 水素ガス
8b オフガス
9 ガスミキサー
9a ミックスガス(MXG)
24 オフガスホルダ(ガスホルダ)
34 ブロワ(昇圧手段)
Claims (6)
- 可燃性廃棄物を高温還元雰囲気により熱分解・ガス化溶融するガス化溶融炉で発生するガス中に含まれる水素ガスを全てまたは一部分離して水素ガスを製造するとともに、そのガス化溶融炉ガスから水素ガスを全てまたは一部分離した残りであるオフガスを、製鉄所内燃料として利用することを特徴とするガス化溶融炉ガスの利用方法。
- オフガスを、高炉ガス、コークス炉ガス、転炉ガス、都市ガス、プロパンガス、及び窒素、の中から選択されるガスと混合することを特徴とする請求項1記載のガス化溶融炉ガスの利用方法。
- オフガスを、製鉄所で使用される各種燃料ガスの中から選択した低カロリーガス、あるいは高カロリーガスと混合し、該混合ガスを製鉄所内燃料として利用することを特徴とする請求項1記載のガス化溶融炉ガスの利用方法。
- オフガスを、都市ガス、プロパンガス、及びコークス炉ガス、の中から選択される単一または複数種のガスと、あるいは高炉ガスまたは窒素のいずれか一方もしくは両方と、混合することを特徴とする請求項3記載のガス化溶融炉ガスの利用方法。
- オフガスを、ガスホルダを介在させた配管網を通して製鉄所副生ガスと混合することを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載のガス化溶融炉ガスの利用方法。
- オフガスを、製鉄所副生ガスと混合する前に昇圧することを特徴とする請求項5記載のガス化溶融炉ガスの利用方法。
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