JP2004238995A - コンクリート壁の構築方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】施工コストの上昇が抑えられるとともに、隣地との隙間に作業者が入り込めないような場合でも施工可能なコンクリート壁の構築方法を提供する。
【解決手段】間隔保持具1の一端側に取り付けられた円柱形状のアタッチメント3aを断熱材部4aの開口部44aに挿通し、板状部4bの開口部に圧力分散板5の雌ネジ形成部5bを挿通する。雄ネジ2aと雌ネジ55bを螺合することにより、アタッチメント3aの開放端と圧力分散板5の平板部5aとにより板状部4bを締結して間隔保持具1の一端に断熱型枠材4を固定する。同様に、間隔保持具1の他端にも断熱型枠材を固定して、間隔保持具1の両端にそれぞれ断熱型枠材4が固定された1対のコンクリート壁構築用型枠を形成する。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンクリート壁の構築方法に関し、特に、建築工事や土木工事において、型枠を用いてコンクリート壁を構築する際に、型枠に補強部材を付加することなくコンクリート壁を構築するコンクリート壁の構築方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コンクリート壁を構築するには、打ち込まれたコンクリートが壁となるように所定の型枠が用いられる。打ち込まれたコンクリートの圧力によって型枠が変形したり破壊されたりするのを防止するために、型枠には外側から補強部材が取り付けられる。
【0003】
そこで、そのような型枠と補強部材を用いたコンクリート壁の構築方法の一例として、たとえば非特許文献に記載されたコンクリート壁の構築方法について説明する。
【0004】
まず、図26に示すように、1対のベニヤ板型枠111,111が所定の間隔を隔てて対向するように配設される。対向するベニヤ板型枠111,111の間には、両端にそれぞれアタッチメント103,103を設けたセパレータ101が取り付けられている。
【0005】
ベニヤ板111,111の取付穴111a,111aに、アタッチメント103,103の雄ネジ103a,103aを挿入する。そのアタッチメント103,103をベニヤ板型枠111,111に当接させた状態で、雄ネジ103a,103aに締結部材112,112の雌ネジ112a,112aを螺合する。
【0006】
これにより、アタッチメント103,103と締結部材112,112とによって、ベニヤ板型枠111,111が挟持されて固定される。
【0007】
次に、一方のベニヤ板型枠111の外側に、所定の間隔をあけて略垂直方向に複数の縦補強部材113を配置する。その縦補強部材113の外側に、所定の間隔を開けて略水平方向に複数の横補強部材114を配置する。
【0008】
その横補強部材114,114の外側に、支持部材115,115を配置する。支持部材115,115の取り付け穴に、ベニヤ板型枠111,111を固定している締結部材112,112の雄ネジ112b,112bを挿通させる。
【0009】
ナット116,116をその雄ネジ112b,112bに螺合することにより、縦補強部材113,113、横補強部材114,114および支持部材115,115を固定する。
【0010】
これにより、ベニヤ板型枠111,111がアタッチメント103,103と締結部材112,112のみで挟持固定された場合よりも補強されて、ベニヤ板型枠111,111を固定する強度が高められる。このようにして、図27に示すように、1対のコンクリート壁構築用型枠117が完成する。
【0011】
その後、ベニヤ板型枠111,111の間にコンクリート(図示せず)が打ち込まれる。コンクリートが固まった後、ナット116,116、支持部材115,115、横補強部材114,114、縦補強部材113,113およびベニヤ板型枠111等が解体されて、コンクリート壁(図示せず)が完成する。
【0012】
【非特許文献1】
畑中和穂著,「図説建築の型わく工事」,第22版,理工学社,1996年7月10日,p.112−113
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のコンクリート壁の構築方法には以下に示すような問題点があった。
【0014】
上述したように、コンクリートが打ち込まれた場合には,ベニヤ板型枠111には内側から外側に向かってコンクリートの圧力が作用することになる。その圧力によってベニヤ板型枠111が変形または破壊されないように、ベニヤ板型枠111の外側に縦補強部材113、横補強部材114および支持部材115を配置して、ナット116により締め付けることで、ベニヤ板型枠111,111を固定する強度が高められる。
【0015】
したがって、このようにベニヤ板型枠111を補強するために縦補強部材113等の補強部材が必要とされ、そのための材料費やその施工に余分な費用が発生し、コストが上昇するという問題があった。
【0016】
また、縦補強部材113等を取り付けたりあるいは取外したりする際に、ベニヤ板型枠111の各外側(表面)の部分には、隣地との間に足場を設置することができるスペースを確保しなければならない問題があった。また、足場を設置するためにコストが上昇するという問題があった。
【0017】
さらに、構築しようとするコンクリート壁と隣地との隙間が狭い場合には、あらかじめベニヤ板型枠111を後退させなければならず、設計どおりのコンクリート壁を形成することができなかった。また、土地の有効利用を阻害することにもなった。
【0018】
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、施工コストの上昇が抑えられるとともに、隣地との隙間に作業者が入り込めないような場合でも施工可能なコンクリート壁の構築方法を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るコンクリート壁の構築方法は、所定長さの棒状部およびその棒状部の少なくとも一端に設けられ、閉塞端および開放端を有するアタッチメントを含む間隔保持具を用い、板状部およびその板状部の一方の面に形成された断熱材部を有し、間隔保持具が取り付けられる所定の位置に開口部が設けられた断熱型枠材を少なくとも一方に含む1対の型枠を、間隔保持具の一端側と他端側とに互いに対向するように固定する工程と、1対の型枠によって挟まれた領域にコンクリートを打ち込む工程とを有している。1対の型枠を固定する工程は、以下の工程を備えている。アタッチメントを断熱型枠材の断熱材部の側から開口部に挿入して、アタッチメントの開放端を断熱型枠材の板状部に当接する。板状部の側に断熱型枠材に作用する圧力を受けとめるための平板部を設け、その平板部に設けられた雌ネジ形成部の雌ネジに間隔保持具の一端に形成された雄ネジを螺合することにより、断熱型枠材を間隔保持具の一端に固定する。
【0020】
この構築方法によれば、1対の型枠によって挟まれた領域にコンクリートを打ち込んだ際に、断熱型枠材に作用する力は断熱型枠材の板状部の側に設けられた平板部によって受けとめられる。このとき、比較的面積の大きい平板部によって断熱型枠材の受ける力が受けとめられることによりその力が分散されて、断熱型枠材が変形したり破壊されたりするのを防止することができる。これにより、従来のコンクリート壁の構築方法のように付加的な補強材を必要とせずに、そして、そのような補強材を取り付けるための足場を設置することなく、断熱型枠材を有するコンクリート壁を構築することができる。その結果、材料費および人件費等の施工に要するコストの削減を図ることができる。さらに、付加的な補強材を取り付ける必要がないことによって、隣地との隙間に作業者が入り込めないような場所でも、コンクリート壁を構築することができる。その結果、特に都市部の過密した地域において、限られた敷地を有効に利用することも可能になる。
【0021】
より具体的には、1対の型枠を固定する工程では、平板部を有し、雌ネジ形成部が平板部が広がる方向と略直交するように平板部に設けられた圧力分散板が用いられ、1対の型枠を固定する工程は、雌ネジ形成部を断熱型枠材の板状部の側から開口部に挿入して平板部を板状部に当接し、間隔保持具の一端に形成された雄ネジと雌ネジを螺合することにより、アタッチメントの開放端と圧力分散板の平板部とで板状部を締結して、断熱型枠材を間隔保持具の一端に固定する工程を含むことが好ましい。
【0022】
この場合には、コンクリートを打ち込んだ際に断熱型枠材に作用する力は、断熱型枠材の板状部に当接する圧力分散板の平板部によって受けとめられることになる。断熱型枠材の受ける力が断熱型枠材との接触面積の比較的大きい平板部によって受けとめられることによってその力が分散されて、断熱型枠材が変形したり破壊されたりするのを確実に防止することができる。
【0023】
特に、アタッチメントの開放端と圧力分散板の平板部とにより断熱型枠材の板状部材を締結するには、断熱型枠材の板状部に形成される開口部は、雌ネジ形成部が挿通される開口径を有し、断熱型枠材の断熱材部に形成される開口部の径は、アタッチメントが挿通される開口径を有して、板状部に形成される開口部の径よりも大きく設定されていることが好ましい。
【0024】
また、より具体的には、1対の型枠を固定する工程では、平板部は断熱型枠材の板状部そのものとし、断熱型枠材として板状部に雌ネジ形成部が設けられた断熱型枠材が用いられ、1対の型枠を固定する工程は、その板状部に設けられた雌ネジ形成部の雌ネジに間隔保持具の一端に形成された雄ネジを螺合することにより、断熱型枠材を間隔保持具の一端に固定する工程を含むことが好ましい。
【0025】
この場合には、コンクリートを打ち込んだ際に断熱型枠材に作用する力は、断熱型枠材の板状部そのものによって受けとめられることになる。断熱型枠材の受ける力が板状部の全体によって受けとめられることによってその力が十分に分散されて、断熱型枠材が変形したり破壊されたりするのをより確実に防止することができる。
【0026】
さらに、1対の型枠の双方に断熱型枠材を用いてもよい。
これにより、材料費および人件費等のコンクリート壁の構築に要するコストの削減をさらに図ることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
実施の形態1
本発明の実施の形態1に係るコンクリート壁の構築方法について説明する。まず、コンクリート壁を構築するためのコンクリート壁構築用型枠に用いられる部材について説明する。コンクリート壁構築用型枠に用いられる部材として、主に間隔保持具、断熱型枠材および圧力分散板等がある。
【0028】
図1に示すように、間隔保持具1は所定の長さの棒状部2とその棒状部2の両端にそれぞれ取り付けられたアタッチメント3aにより構成される。双方のアタッチメント3aはそれぞれ閉塞端および開放端を有し、閉塞端から開放端にわたってほぼ同じ径を有する円柱形状をなしている。
【0029】
図2に示すように、断熱型枠材4は、板状部4bとその一方の面に張り付けられた断熱材部4aとにより構成される。特に、板状部4bは金属または石板等の比較的強度の高い素材からなり、固く容易に変形しないものが好ましい。
【0030】
図2および図3に示すように、断熱型枠材4の断熱材部4aには、間隔保持具1が取り付けられる開口部44aが所定の位置に複数形成されている。また、板状部4bにも、同様に開口部44bが所定の位置に複数形成されている。
【0031】
また、図3に示すように、断熱材部4aに形成される開口部44aの径は、アタッチメント3aが挿通される開口径を有して、板状部4bに形成される開口部44bの径よりも大きく設定されている。板状部4bに形成される開口部44bは、後述するように、圧力分散板の雌ネジ形成部が挿通される開口径を有している。
【0032】
図4に示すように、圧力分散板5は、断熱型枠材4の板状部4bに当接する平板部5aとその平板部5aが広がる方向と略直交する方向に沿って雌ネジ55bが形成された雌ネジ形成部5bとにより構成される。
【0033】
次に、上述した部材を用いたコンクリート壁の構築方法について具体的に説明する。
【0034】
まず、図5に示すように、間隔保持具1の一端側に取り付けられた円柱形状のアタッチメント3aを断熱型枠材4の断熱材部4aの開口部44aに挿通して、アタッチメント3aの開放端を板状部4bに当接する。一方、断熱型枠材4の板状部4bの開口部44bに圧力分散板5の雌ネジ形成部5bを挿通する。
【0035】
間隔保持具1の一端に形成された雄ネジ2aと雌ネジ形成部5bに形成された雌ネジ55bを螺合することにより、アタッチメント3aの開放端と圧力分散板5の平板部5aとにより板状部4bを締結する。これにより、断熱型枠材4が間隔保持具1の一端側に固定される。
【0036】
次に、図6に示すように、間隔保持具1の他端側に取り付けられた円柱形状のアタッチメント3aを断熱型枠材4の断熱材部4aの開口部44aに挿通して、アタッチメント3aの開放端を板状部4bに当接する。
【0037】
次に、図7に示すように、断熱型枠材4の板状部4bの開口部44bに圧力分散板5の雌ネジ形成部5bを挿通する。間隔保持具1の他端に形成された雄ネジ2aと雌ネジ形成部5bに形成された雌ネジ55bを螺合することにより、アタッチメント3aの開放端と圧力分散板5の平板部5aとにより板状部4bを締結する。
【0038】
これにより、断熱型枠材4が間隔保持具1の他端側にも固定される。このようにして、図8に示すように、間隔保持具1の両端にそれぞれ断熱型枠材4が固定された1対のコンクリート壁構築用型枠6が完成する。
【0039】
なお、図9に示すように、断熱型枠材4を横に並べてコンクリート壁構築用型枠6を構築する一つの方法としては、隣合う断熱型枠材4の互いに向かい合う端面に適当な接着材を塗布することによって断熱型枠材を固定する方法がある。
【0040】
また、他の方法として、隣合う断熱型枠材4に跨る適当な大きさの実(さね)を端面に挿し込むことによって断熱型枠材を固定する方法がある。
【0041】
次に、図10に示すように、断熱型枠材4と断熱型枠材4との間にコンクリート7aが打ち込まれる。その後、コンクリートが固まることによって、断熱型枠材4を備えた断熱コンクリート壁7bが完成する。
【0042】
上述したコンクリート壁の構築方法では、間隔保持具1の両端に、アタッチメント3aの開放端と圧力分散板5の平板部5aとにより断熱型枠材4の板状部4bがそれぞれ挟持されることで断熱型枠材4が固定される。
【0043】
断熱型枠材4と断熱型枠材4との間にコンクリート7aを打ち込んだ際には、各断熱型枠材4には互いに引き離そうとする方向に力が作用することになる。そのコンクリート7aの圧力は、まず断熱型枠材4の板状部4bによって受けとめられる。
【0044】
そして、その板状部4bによって受けとめられた断熱型枠材4に作用する力は、圧力分散板5の平板部5aによって受けとめられることになる。
【0045】
このとき、断熱型枠材4の受ける力が断熱型枠材4との接触面積の比較的大きい平板部5aによって受けとめられることによってその力が分散されて、断熱型枠材4が変形したり破壊されたりするのを防止することができる。
【0046】
これにより、付加的な補強部材を用いることなく断熱型枠材4を固定することができる。しかも、断熱型枠材4そのものがコンクリート壁構築用型枠6を構成するとともに、断熱材としての機能も有することで、コンクリート壁の両面に断熱材を備えた断熱コンクリート壁が構築される。
【0047】
また、従来のコンクリート壁の構築方法のようなベニヤ板型枠材等補強するための補強部材を必要とせず、また、そのような補強部材を取り付けるための足場を設置することなく断熱型枠材4を有するコンクリート壁7bを形成することができる。その結果、材料費および人件費等の施工に要するコストを大幅に削減することができる。
【0048】
さらに、コンクリート壁構築用型枠6に対して付加的な補強部材を取り付ける必要がないため、特に、隣地との隙間に作業者が入り込めないような場所でも、コンクリート壁構築用型枠6を構築してコンクリート壁7bを形成することができる。
【0049】
つまり、図11に示すように、付加的な補強部材が必要とされた従来のコンクリート壁の構築方法では、コンクリート壁構築用型枠117に付加的な補強部材を取り付けるために、コンクリート壁構築用型枠117と隣地31(または隣地境界線32)との間に作業者33が入り込んで作業をするスペースが必要とされた。
【0050】
これに対して、上述したコンクリート壁の構築方法では、断熱型枠材4に作用する力は、圧力分散板5の平板部5aによって受けとめられるため、付加的な補強部材が不用になる。
【0051】
そのため、図12に示すように、コンクリート壁構築用型枠6と隣地31(または隣地境界線32)との間に作業者33が入り込むスペースを設ける必要がなくなる。
【0052】
これにより、コンクリート壁構築用型枠6を隣地境界線32に接近させて形成することができる。その結果、特に都市部の過密した地域において、限られた敷地を有効的に利用することが可能になる。
【0053】
実施の形態2
本発明の実施の形態2に係るコンクリート壁の構築方法について説明する。前述した方法では、間隔保持具の両端にそれぞれ断熱型枠材を固定する場合を例に挙げて説明した。ここでは、間隔保持具の一端側だけに断熱型枠材を固定する場合を例に挙げて説明する。
【0054】
図13に示すように、ここで用いられる間隔保持具1は、所定の長さの棒状部12とその棒状部12の両端にそれぞれ取り付けられたアタッチメント13a,13bにより構成される。双方のアタッチメント13a,13bは、それぞれ閉塞端および開放端を有している。
【0055】
一方のアタッチメント13aは閉塞端から開放端にわたってほぼ同じ径を有する円柱形状をなしている。他方のアタッチメント13bは閉塞端から開放端の方向にテーパ状に径が拡大する円錐台形状をなしている。
【0056】
なお、これ以外の部材については、前述した断熱型枠材4、圧力分散板5が用いられるとともにベニヤ板型枠材等が用いられる。
【0057】
次に、上述した部材を用いたコンクリート壁の構築方法について具体的に説明する。
【0058】
まず、図14に示すように、棒状部12の一端側に取り付けられた円柱形状のアタッチメント13aを断熱型枠材4の断熱材部4aの開口部44aに挿通して、アタッチメント13aの開放端を板状部4bに当接する。一方、断熱型枠材4の板状部4bの開口部44bに圧力分散板5の雌ネジ形成部5bを挿通する。
【0059】
棒状部12の一端に形成された雄ネジ12aと雌ネジ形成部5bに形成された雌ネジ55bを螺合することにより、アタッチメント13aの開放端と圧力分散板5の平板部5aとにより板状部4bを締結する。これにより、断熱型枠材4が間隔保持具1の一端側に固定される。
【0060】
次に、図15に示すように、間隔保持具1の他端に形成された雄ネジ12bをベニヤ板型枠材61に形成された開口部61aに挿通して、円錐台形状のアタッチメント13bの開放端をベニヤ板型枠材61に当接する。
【0061】
次に、図16に示すように、その雄ネジ12bに締結部材62の雌ネジ62aを螺合することにより、アタッチメント13bの開放端と締結部材62によってベニヤ板型枠材61を締結する。これにより、ベニヤ板型枠材61が間隔保持具1の他端側に固定される。
【0062】
次に、ベニヤ板型枠材61の外側に、所定の間隔をあけて略垂直方向に縦補強部材63を配置する。次に、その縦補強部材63の外側に、所定の間隔をあけて略水平方向に横補強部材64を複数の縦補強部材63を橋渡すように配置する。
【0063】
その横補強部材64の外側に支持部材65を配置する。支持部材65の取り付け穴にベニヤ板型枠材61を固定している締結部材62の雄ネジ62bを挿通する。締結部材62の雄ネジ62bにナット66を螺合して、横補強部材64、縦補強部材63および支持部材65を固定する。
【0064】
このようにして、図17に示すように、間隔保持具1の一端側には断熱型枠材4が固定され、他端側にはベニヤ板型枠材61が固定された1対のコンクリート壁構築用型枠17が完成する。
【0065】
次に、図18に示すように、断熱型枠材4とベニヤ板型枠材61との間にコンクリート7aが打ち込まれる。コンクリート7aが固まった後、支持部材65、ナット66等を取外すことによって横補強部材64を取外す。
【0066】
さらに、締結部材62と縦補強部材63を取外すことによって、ベニヤ板型枠材61を解体する。これにより、図19に示すように、断熱型枠材4を備えた断熱コンクリート壁7bが完成する。
【0067】
上述したコンクリート壁の構築方法では、間隔保持具1の一端側に、アタッチメント13aの開放端と圧力分散板5の平板部5aとにより断熱型枠材4の板状部4bが締結されることで断熱型枠材4が固定される。
【0068】
断熱型枠材4とベニヤ板型枠材61との間にコンクリートを打ち込んだ際に、断熱型枠材4の側に作用する力は、前述したコンクリート壁の構築方法と同様に、圧力分散板5の平板部5aによって受けとめられることでその力が分散されて、断熱型枠材4が変形したり破壊されたりするのを防止することができる。
【0069】
これにより、断熱型枠材4の側では付加的な補強部材を用いることなく断熱型枠材4を固定することができる。また、断熱型枠材4そのものがコンクリート壁構築用型枠を構成するとともに、断熱材としての機能も有することになる。
【0070】
その結果、断熱型枠材4の側ではベニヤ板型枠材を必要とせず、また、そのような補強部材を取り付けるための足場を設置することなく断熱型枠材4を有するコンクリート壁7bを形成することができる。その結果、材料費および人件費等の施工に要するコストの削減を図ることができる。
【0071】
また、断熱型枠材4に対して付加的な補強部材を取り付ける必要がないため、特に、隣地との隙間に作業者が入り込めないような場所でも、コンクリート壁構築用型枠17を構築してコンクリート壁を形成することができ、特に都市部の過密した地域において、限られた敷地を有効的に利用することができる。
【0072】
なお、この実施の形態では、コンクリート壁構築用型枠17のうち内側に配置される型枠についてすべてベニヤ板型枠材を構築する場合を例に挙げて説明したが、必要に応じてベニヤ板型枠と断熱型枠材と適当に組合わせてコンクリート壁構築用型枠を構築してもよい。
【0073】
また、実施の形態2では、圧力分散板5の平板部5aの平面形状として円形のものを例に挙げて説明した。平板部5aとしてはこのような円形形状に限られるものではなく、たとえば、図20に示すように、断熱型枠材4に設けられた複数の開口部のうち、横(水平)方向に位置する複数の開口部に跨る矩形状の平板部5aを有する圧力分散板5を用いてもよい。
【0074】
また、図21に示すように、断熱型枠材4に設けられた複数の開口部のうち、縦(垂直)方向に位置する複数の開口部に跨る矩形状の平板部5aを有する圧力分散板5を用いてもよい。
【0075】
実施の形態3
本発明の実施の形態3に係るコンクリート壁の構築方法について説明する。前述した2つの方法では、いずれも圧力分散板を用いてコンクリート壁構築用型枠6を形成する場合を例に挙げて説明した。
【0076】
ここでは、そのような圧力分散板を用いずにコンクリート壁構築用型枠を形成してコンクリート壁を構築する方法について説明する。
【0077】
このコンクリート壁構築用型枠に用いられる部材として、主に間隔保持具、雌ネジ形成部が設けられた断熱型枠材およびベニヤ板型枠材等がある。
【0078】
まず、間隔保持具は、前述した図13に示す間隔保持具1と同じ間隔保持具が用いられる。
【0079】
図22に示すように、断熱型枠材8は、板状部8bとその一方の面に張り付けられた断熱材部8aとにより構成される。断熱材部8aには、間隔保持具1が取り付けられる開口部88aが所定の位置に複数形成されている。
【0080】
板状部8bにおいて断熱材部8aの開口部88aが位置する部分には、雌ネジ88cが形成された雌ネジ形成部88bが設けられている。開口部88aの開口径は、アタッチメント13aが挿通される開口径を有し、板状部8bに設けられた雌ネジ形成部88bの径よりも大きく設定されている。
【0081】
なお、板状部8bは、前述したように、金属または石板等の比較的強度の高い素材からなり、固く容易に変形しないものが好ましい。
【0082】
次に、上述した部材を用いたコンクリート壁の構築方法について具体的に説明する。
【0083】
まず、図23に示すように、棒状部12の一端側に取り付けられた円柱形状のアタッチメント13aを、断熱型枠材8の断熱材部8aの開口部88aに挿通する。
【0084】
棒状部12の一端に形成された雄ネジ12aと雌ネジ形成部88bに形成された雌ネジ88cとを螺合することにより、アタッチメント13aの開放端と板状部8bとが締結される。これにより、断熱型枠材8が間隔保持具1の一端側に固定される。
【0085】
次に、図24に示すように、棒状部12の他端側のアタッチメント13bをベニヤ板型枠材61に形成された開口部61aに挿通して、円錐台形状のアタッチメント13bの開放端をベニヤ板型枠材61に当接する。
【0086】
次に、棒状部12の他端に形成された雄ネジ12bに締結部材62の雌ネジ62aを螺合することにより、アタッチメント13bの開放端と締結部材62によってベニヤ板型枠材61を締結する。これにより、ベニヤ板型枠材61が間隔保持具1の他端側に固定される。
【0087】
次に、ベニヤ板型枠材61の外側に、所定の間隔をあけて略垂直方向に縦補強部材63を配置する。次に、その縦補強部材63の外側に、所定の間隔をあけて略水平方向に横補強部材64を複数の縦補強部材63を橋渡すように配置する。
【0088】
支持部材65の取り付け穴にベニヤ板型枠材61を固定している締結部材62の雄ネジ62bを挿通する。締結部材62の雄ネジ62bとナット66とを螺合して、縦補強部材63、横補強部材64および支持部材65を固定する。
【0089】
このようにして、図24に示すように、間隔保持具1の一端側には断熱型枠材8が挟持固定され、他端側には縦補強部材63等によって補強されたベニヤ板型枠材61が挟持固定された1対のコンクリート壁構築用型枠18が完成する。
【0090】
次に、図25に示すように、断熱型枠材8とベニヤ板型枠材61との間にコンクリート7aが打ち込まれる。コンクリートが固まった後、ベニヤ板型枠材61等を解体することによって、断熱型枠材8を備えたコンクリート壁7bが完成する。
【0091】
上述したコンクリート壁の構築方法では、断熱型枠材8とベニヤ板型枠材61との間にコンクリート7aを打ち込んだ際には、断熱型枠材8とベニヤ板型枠材61とを互いに引き離そうとする方向に力が作用することになる。
【0092】
断熱材型枠8に作用する力は断熱材型枠8の板状部8bによって受けとめられる。そのため、断熱材型枠8に作用する力が分散されて、断熱材型枠材8が変形したり破壊されたりするのを防止することができる。
【0093】
上述したコンクリート壁の構築方法においても、断熱型枠材8の側では付加的な補強部材を用いることなく断熱型枠材8を固定してコンクリート壁構築用型枠18を形成することができる。しかも、断熱型枠材8そのものがコンクリート壁構築用型枠17を構成するとともに、断熱材としての機能も有することになる。
【0094】
その結果、従来のコンクリート壁の構築方法と比べると、断熱型枠材8の側では付加的な補強部材を必要とせずに、断熱型枠材8を備えたコンクリート壁7bを形成することができる。
【0095】
また、断熱型枠材8に対して付加的な補強部材を取り付ける必要がないため、特に、隣地との隙間に作業者が入り込めないような場所でも、コンクリート壁構築用型枠18を構築してコンクリート壁を形成することができ、特に都市部の過密した地域において、限られた敷地を有効的に利用することができる。
【0096】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は上記の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0097】
【発明の効果】
本発明に係るコンクリート壁の構築方法によれば、1対の型枠によって挟まれた領域にコンクリートを打ち込んだ際に、断熱型枠材に作用する力は断熱型枠材の板状部の側に設けられた平板部によって受けとめられる。このとき、比較的面積の大きい平板部によって断熱型枠材の受ける力が受けとめられることによりその力が分散されて、断熱型枠材が変形したり破壊されたりするのを防止することができる。これにより、従来のコンクリート壁の構築方法のように付加的な補強材を必要とせずに、そして、そのような補強材を取り付けるための足場を設置することなく、断熱型枠材を有するコンクリート壁を構築することができる。その結果、材料費および人件費等の施工に要するコストの削減を図ることができる。さらに、付加的な補強材を取り付ける必要がないことによって、隣地との隙間に作業者が入り込めないような場所でも、コンクリート壁を構築することができる。その結果、特に都市部の過密した地域において、限られた敷地を有効に利用することも可能になる。
【0098】
より具体的には、1対の型枠を固定する工程では、平板部を有し、雌ネジ形成部が平板部が広がる方向と略直交するように平板部に設けられた圧力分散板が用いられ、1対の型枠を固定する工程は、雌ネジ形成部を断熱型枠材の板状部の側から開口部に挿入して平板部を板状部に当接し、間隔保持具の一端に形成された雄ネジと雌ネジを螺合することにより、アタッチメントの開放端と圧力分散板の平板部とで板状部を締結して、断熱型枠材を間隔保持具の一端に固定する工程を含むことが好ましく、この場合には、コンクリートを打ち込んだ際に断熱型枠材に作用する力は、断熱型枠材の板状部に当接する圧力分散板の平板部によって受けとめられることになる。断熱型枠材の受ける力が断熱型枠材との接触面積の比較的大きい平板部によって受けとめられることによってその力が分散されて、断熱型枠材が変形したり破壊されたりするのを確実に防止することができる。
【0099】
特に、アタッチメントの開放端と圧力分散板の平板部とにより断熱型枠材の板状部材を締結するには、断熱型枠材の板状部に形成される開口部は、雌ネジ形成部が挿通される開口径を有し、断熱型枠材の断熱材部に形成される開口部の径は、アタッチメントが挿通される開口径を有して、板状部に形成される開口部の径よりも大きく設定されていることが好ましい。
【0100】
また、より具体的には、1対の型枠を固定する工程では、平板部は断熱型枠材の板状部そのものとし、断熱型枠材として板状部に雌ネジ形成部が設けられた断熱型枠材が用いられ、1対の型枠を固定する工程は、その板状部に設けられた雌ネジ形成部の雌ネジに間隔保持具の一端に形成された雄ネジを螺合することにより、断熱型枠材を間隔保持具の一端に固定する工程を含むことが好ましく、この場合には、コンクリートを打ち込んだ際に断熱型枠材に作用する力は、断熱型枠材の板状部そのものによって受けとめられることになる。断熱型枠材の受ける力が板状部の全体によって受けとめられることによってその力が十分に分散されて、断熱型枠材が変形したり破壊されたりするのをより確実に防止することができる。
【0101】
さらに、1対の型枠の双方に断熱型枠材を用いてもよく、これにより、材料費および人件費等のコンクリート壁の構築に要するコストの削減をさらに図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るコンクリート壁の構築方法に用いられる間隔保持具を示す図である。
【図2】同実施の形態において、コンクリート壁の構築方法に用いられる断熱型枠材を示す斜視図である。
【図3】同実施の形態において、図2に示す断熱型枠材の部分断面図である。
【図4】同実施の形態において、コンクリート壁の構築方法に用いられる圧力分散板を示す斜視図である。
【図5】同実施の形態において、コンクリート壁の構築方法の一工程を示す図である。
【図6】同実施の形態において、図5に示す工程の後に行なわれる工程を示す図である。
【図7】同実施の形態において、図6に示す工程の後に行なわれる工程を示す図である。
【図8】同実施の形態において、図7に示す工程の後に行なわれる工程を示す斜視図である。
【図9】同実施の形態において、図8に示す工程において断熱型枠材の取付け方を示す斜視図である。
【図10】同実施の形態において、図8に示す工程の後に行なわれる工程を示す図である。
【図11】同実施の形態において、本構築方法の効果を説明するための比較となる従来の構築方法を示す図である。
【図12】同実施の形態において、本構築方法の効果を説明するための図である。
【図13】本発明の実施の形態2に係るコンクリート壁の構築方法に用いられる間隔保持具を示す図である。
【図14】同実施の形態において、コンクリート壁の構築方法の一工程を示す図である。
【図15】同実施の形態において、図14に示す工程の後に行なわれる工程を示す図である。
【図16】同実施の形態において、図15に示す工程の後に行なわれる工程を示す図である。
【図17】同実施の形態において、図16に示す工程の後に行なわれる工程を示す斜視図である。
【図18】同実施の形態において、図17に示す工程の後に行なわれる工程を示す図である。
【図19】同実施の形態において、図18に示す工程の後に行なわれる工程を示す図である。
【図20】実施の形態1または実施の形態2において、圧力分散板の一変形例を示す斜視図である。
【図21】実施の形態1または実施の形態2において、圧力分散板の他の変形例を示す斜視図である。
【図22】本発明の実施の形態3に係るコンクリート壁の構築方法の一工程を示す図である。
【図23】同実施の形態において、図22に示す工程の後に行なわれる工程を示す図である。
【図24】同実施の形態において、図23に示す工程の後に行なわれる工程を示す図である。
【図25】同実施の形態において、図24に示す工程の後に行なわれる工程を示す図である。
【図26】従来のコンクリート壁の構築方法の一工程を示す図である。
【図27】図26に示す工程の後に行なわれる工程を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 間隔保持具、2 棒状部、2a,2b 雄ネジ、3a,3b アタッチメント、4 断熱型枠材、4a 断熱材部、4b 板状部、44a,44b 開口部、5 圧力分散板、5a 平板部、5b 雌ネジ形成部、55b 雌ネジ、6,17,18 1対のコンクリート壁構築用型枠、7a コンクリート、7b コンクリート壁、12 棒状部、12a,12b 雄ネジ、13a,13b アタッチメント、61 ベニヤ板型枠材、61a 開口部、62 締結部材、62a 雌ネジ、62b 雄ネジ、63 縦補強部材、64 横補強部材、65 支持部材、66 ナット。

Claims (5)

  1. 所定長さの棒状部および前記棒状部の少なくとも一端に設けられ、閉塞端および開放端を有するアタッチメントを含む間隔保持具を用い、板状部および前記板状部の一方の面に形成された断熱材部を有し、前記間隔保持具が取り付けられる所定の位置に開口部が設けられた断熱型枠材を少なくとも一方に含む1対の型枠を、前記間隔保持具の一端側と他端側とに互いに対向するように固定する工程と、
    前記1対の型枠によって挟まれた領域にコンクリートを打ち込む工程と
    を有し、
    前記1対の型枠を固定する工程は、
    前記アタッチメントを前記断熱型枠材の前記断熱材部の側から前記開口部に挿入して、前記アタッチメントの前記開放端を前記断熱型枠材の前記板状部に当接する工程と、
    前記板状部の側に前記断熱型枠材に作用する圧力を受けとめるための平板部を設け、前記平板部に設けられた雌ネジ形成部の雌ネジに前記間隔保持具の一端に形成された雄ネジを螺合することにより、前記断熱型枠材を前記間隔保持具の一端に固定する工程と
    を備えた、コンクリート壁の構築方法。
  2. 前記1対の型枠を固定する工程では、前記平板部を有し、前記雌ネジ形成部が前記平板部が広がる方向と略直交するように前記平板部に設けられた圧力分散板が用いられ、
    前記1対の型枠を固定する工程は、前記雌ネジ形成部を前記断熱型枠材の前記板状部の側から前記開口部に挿入して前記平板部を前記板状部に当接し、前記間隔保持具の一端に形成された前記雄ネジと前記雌ネジを螺合することにより、前記アタッチメントの前記開放端と前記圧力分散板の前記平板部とで前記板状部を締結して、前記断熱型枠材を前記間隔保持具の一端に固定する工程を含む、請求項1記載のコンクリート壁の構築方法。
  3. 前記断熱型枠材の前記板状部に形成される前記開口部は、前記雌ネジ形成部が挿通される開口径を有し、
    前記断熱型枠材の前記断熱材部に形成される前記開口部の径は、前記アタッチメントが挿通される開口径を有して、前記板状部に形成される前記開口部の径よりも大きく設定された、請求項2記載のコンクリート壁の構築方法。
  4. 前記1対の型枠を固定する工程では、前記平板部は前記断熱型枠材の前記板状部そのものとし、前記断熱型枠材として前記板状部に前記雌ネジ形成部が設けられた断熱型枠材が用いられ、
    前記1対の型枠を固定する工程は、前記板状部に設けられた前記雌ネジ形成部の前記雌ネジに前記間隔保持具の一端に形成された前記雄ネジを螺合することにより、前記断熱型枠材を前記間隔保持具の一端に固定する工程を含む、請求項1記載のコンクリート壁の構築方法。
  5. 前記1対の型枠の双方に前記断熱型枠材を用いる、請求項1〜3のいずれかに記載のコンクリート壁の構築方法。
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