JP2004238381A

JP2004238381A - Oily solid cosmetic

Info

Publication number: JP2004238381A
Application number: JP2003065729A
Authority: JP
Inventors: Naoichi Koga; 直一古賀; Yoichi Hikita; 洋一曳田
Original assignee: NIPPON NACHIYURARU PROD KK
Current assignee: NIPPON NACHIYURARU PROD KK
Priority date: 2003-02-05
Filing date: 2003-02-05
Publication date: 2004-08-26
Anticipated expiration: 2023-02-05
Also published as: JP4064843B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To prepare an oily solid cosmetic by solving the problems of both good molding property as well as shape-keeping strength and removing property on its use, in the conventional oily solid cosmetic using a petroleum-based or plant-based solid wax, without damaging use feeling and gloss on its application. <P>SOLUTION: This oily solid cosmetic is characterized by containing a candelilla wax having ≥76°C and ≤84°C range melting point. Preferably, the oily solid cosmetic is characterized by containing the candelilla wax having ≥77°C and ≤85°C range melting point and containing ≥25 % and ≤52 % un-saponified substance. Further, the oily solid cosmetic is characterized by containing the candelilla wax having ≥76°C and ≤84°C range melting point, containing ≥25 % and ≤52 % un-saponified substance and exhibiting ≥75 and ≤100 saponification value. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、油性固形化粧料に関するものであり、更に詳しくは、精製された高融点キャンデリラワックスを含有することにより、成型性、保形強度に優れると伴に、使用時の取れ性に優れ、良好な使用感を有する塗り艷に優れた油性固形化粧料を提供するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、油性固形化粧料は多くの場合、固形ワックス成分として結晶性が強く、配合時の構造強度に優れたポリエチレンワックス等の直鎖炭化水素ワックスに代表されるワックス類（以下において、構造性ワックスという）と、配合される液状油脂類に対してゲル化力に優れる、マイクロクリスタリンワックス等の側鎖を有する炭化水素ワックスに代表されるワックス類（以下において、ゲル化性ワックスという）を併用することにより、液状油を固化することで作られている、また、オゾケライトワックスやセレシンワックスの様に双方の特性を併せ持つワックスも汎用されてきた。また、キャンデリラワックス、カルナバワックス、モクロウ、蜜ロウなどの、動植物性ワックスも汎用されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ゲル化性ワックスとしてマイクロマイクロクリスタリンワックスを用いる場合、低分子の直鎖エステル類、軽質のパラフィン油等の液状油成分に対するゲル化力が十分でない為、液状油の選択が制約されるという問題がある、更に使用後の塗り艷に劣るという欠点がある。また、オゾケライトワックスやセレシンワックスの場合、構造性ワックスと、ゲル化性ワックスを既に内在させている為、固形物の強度と感触及び使用性のバランスがとり難く、調整の幅も狭くなるという問題がある、また、選択できる液状油の種類も制約されるという問題がある、更には使用後の塗り艷に劣るという欠点がある。動植物性ワックスについても同様に、構造性ワックスと、ゲル化性ワックスを既に内在させており、尚且つ内容が不明確である為、固形物の強度と感触及び使用性のバランスがとり難く、調整の幅も狭くなるという問題があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、鋭意研究の結果、精製分別された融点が７６℃以上８４℃以下の範囲にあるキャンデリラワックスを配合することにより、上記課題を解決し得ることを見出し本発明を完成するに至った。
【０００５】
すなわち、本発明は、融点が７６℃以上８４℃以下の範囲にあるキャンデリラワックスを含有することを特徴とする油性固形化粧料である。
【０００６】
すなわち、本発明は、融点が７６℃以上８４℃以下の範囲にあり、なお且つ不ケン化物が２５％以上５２％以下であるキャンデリラワックスを含有することを特徴とする油性固形化粧料である。
【０００７】
すなわち、本発明は、融点が７６℃以上８４℃以下の範囲にあり、なお且つ不ケン化物が２５％以上５２％以下であり、なお且つケン化価が７５以上１００以下であるキャンデリラワックスを含有することを特徴とする油性固形化粧料である。
【発明の実施の形態】
【０００８】
本発明で用いるキャンデリラワックスは、キャンデリラ草から採取した粗キャンデリラワックスを精製して製造する。この精製は、例えば、粗キャンデリラワックスをｎ−ヘキサンに溶解して、これをシリカゲルを充填したカラムに通液して、ｎ−ヘキサンで溶離展開し、各フラクションに分ける。このフラクションを、例えば第２０フラクションから第３０フラクションまでというように適宜に集め、ｎ−ヘキサンを留去することによって精製したキャンデリラワックスを得ることができる。
【０００９】
本発明に用いるキャンデリラワックスは、融点が７６℃以上８４℃以下、不ケン化物が２５％以上５２％以下、ケン化価が７５以上１００以下である。本発明に用いるキャンデリラワックスは、従来のキャンデリラワックスと比較して、炭化水素量が著しく低減されたものである。
【００１０】
本発明に用いるキャンデリラワックスの、油性固形化粧料における配合量は特に限定されないが、好ましくは、０．５〜５０％である。
【００１１】
本発明の化粧料には、上記した必須成分の他に化粧料に使用される公知の成分、例えば、液状油、半固形状油、固形油、セレシン、オゾケライト等の鉱物系ワックス、パラフィン、マイクロクリスタリンワックス等の石油系ワックス、ポリエチレンワックス、ポリエチレン・ポリプロピレン共重合体ワックス等の合成ワックス類、蜜蝋、カルナバロウ、モクロウ等の植物系ワックス、有機粉末、パール剤、白色顔料、体質顔料、無機あるいは有機の着色剤、これらの粉末処理物（シリコン処理、テフロン処理等）、アクリル系やシリコン系の樹脂、染料、界面活性剤、高分子化合物、ゲル化剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、多価アルコール類、水、香料、美容成分等を本発明の効果を損なわない範囲で、適宜選択して用いることができる。
【００１２】
本発明の化粧料としては、口紅、リップクリーム、リップグロス、ファンデーション、頬紅、アイシャドウ、眉墨、アイライナー、マスカラ等のメイクアップ化粧料、整髪剤、染毛剤等の毛髪化粧料等が挙げられる。
【００１３】
【実施例】
以下に、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらによって何ら限定されるものではない。
【００１４】
参考例１
粗キャンデリラワックス５ｇを１００ｍｌのｎ−ヘキサンに溶解して、これをシリカゲル３００ｇを充填した内径５０ｍｍ、長さ６５０ｍｍのカラムに通液して、ｎ−ヘキサンで１０ｍｌ／分の通液速度で溶離展開し、５０ｍｌづつのフラクションに分けた。第２０フラクションから第３０フラクションまでを集め、エバポレーターによりｎ−ヘキサンを留去して１．２ｇのキャンデリラワックスを得た。
得られたキャンデリラワックスを分析したところ、融点が８３．５℃、不ケン化物が２５．３％、ケン化価が９９．７であった。
【００１５】
参考例２
粗キャンデリラワックス５ｇを１００ｍｌのｎ−ヘキサンに溶解して、これをシリカゲル３００ｇを充填した内径５０ｍｍ、長さ６５０ｍｍのカラムに通液して、ｎ−ヘキサンで１０ｍｌ／分の通液速度で溶離展開し、５０ｍｌづつのフラクションに分けた。第２０フラクションから第４０フラクションまでを集め、エバポレーターによりｎ−ヘキサンを留去して１．８ｇのキャンデリラワックスを得た。
得られたキャンデリラワックスを分析したところ、融点が７６．０℃、不ケン化物が５２．０％、ケン化価が７５．３であった。
【００１６】
評価例１酸化、ケン化価値、ヨウ素価、融点、外観
参考例１及び２により得られたキャンデリラワックスの酸化、ケン化価、ヨウ素価、融点、臭気、及び外観色について、従来のキャンデリラワックスと比較した。その結果を表１に示す。
【００１７】
【表１】

【００１８】
評価例２棒状成型品の成型性と折れ強度
参考例により得られたキャンデリラワックスと従来のキャンデリラワックス及び、平均分子量６７５のポリエチレンワックスを表２の処方により、熱溶解混合し型に流し込み成型して得られる棒状成型品の成型性と折れ強度（応力（ｇ））を比較した。その結果も、表２に併せて示す。
（製法）
表２にある本発明実施例１、比較例１、及び比較例２の処方に従い、成分を計量混合し、溶解させ１００℃まで加熱した後、放置し９０℃まで冷却し、直径１２ｍｍ、長さ１０ｃｍの円柱状成型に流し込み成型する。更に５℃の恒温室で１時間冷却後、型から取り出し、３５℃の恒温室で２時間保持した後、棒状成型物上部から３ｃｍを切り除き評価測定用サンプルとする。
（評価法）
型からの取り出した時の成型精度（成型性）を下記の基準で評価し、さらに、棒状成型品を間隙４ｃｍのブリッジに横に渡し、中央部をレオメーターＪ型（不動工業（株）製）により折り、応力を測定した。
＜成形性評価基準＞
型内面への付着がほとんど無く、離型もスムーズである。：◎
型内面に僅かに付着があるが、スムーズに離型できる。：○
型内面にかなり付着があるが、離型できる。：△
型から取り出すことができない。：△△
【００１９】
【表２】

【００２０】
上記結果から明らかな如く、本発明品のキャンデリラワックスは、棒状成型品の強度、成形性を損なうことなく構造性ワックスであるポリエチレンワックスと併用して配合することができる。
【００２１】
評価例３棒状成型品の表面硬度
評価例２において用いた実施例１、及び比較例１の棒状成型品について、固形化粧料の使用時の取れ性を代表する値として、棒状成型品側面表面から深度０．３ミリメータまでの表層針入荷重値を測定した結果を表３に示す。
（評価法）
評価例２と同様に調製した棒状成型物をレオメーターＪ型（不動工業（株）製）の測定ステージに横向きに固定し、その重心に対して垂直に直径３ｍｍの円筒針を毎秒０．３ｍｍの速度で針入させ、０．０１１秒毎に荷重値を１秒間測定する。
【００２２】
【表３】

【００２３】
上記結果から明らかな如く、本発明品である実施例１棒状成型品の表面硬度は、比較例１に比べ明らかに低く、皮膚及びスポンジ類、ブラシ等の化粧道具による取れ性に優れたものであった。
【００２４】
実施例２及び比較例３，４スティック状口紅
下記表４に示す処方のスティック状口紅を調製し、折れ強度、離型性、使用感（塗りやすさ、付着性）及び、艷性について下記の方法により試験及び官能評価を行った。その結果も合わせて表４に示す。
【００２５】
【表４】

【００２６】
（製法）
実施例２及び比較例３，４
Ａ．成分１．〜９．を加熱溶解し、均一に混合する。
Ｂ．Ａに成分１０．〜１６．を加えて３本ロールミルで均一分散し、再加熱後、脱泡、充填、冷却成型し製品とする。
【００２７】
（試験法及び評価法）
折れ強度：レオメーターＪ型（不動工業（株）製）により測定し、下記の基準により評価した。
＜基準＞
２３０〜２９９ｇ ◎
２００〜２３０ ○
２００ｇ以下 △
離形成：流し込み型からの型離れ具合を肉眼で判定した。
◎：非常に良い ○：良い △：悪い △△：非常に悪い
使用感（塗りやすさ）：得られたスティック状口紅ついて、２５名からなる女子パネルを対照とした使用テストにより、使用性（塗りやすさ、付着性）について、良いとした人数により、以下の基準に従い評価した。
＜基準＞
良いとした人数
２０名以上： ◎
１５〜１９名： ○
１０〜１４名： △
９名以下： △△
艷性：得られた口紅について、２５名からなる女子パネルを対照とした使用テストにより、艷性について、良いとした人数により、以下の基準に従い評価した。
＜基準＞
良いとした人数
２０名以上： ◎
１５〜１９名： ○
１０〜１４名： △
９名以下： △△
【００２３】
表４から明らかな如く、本発明のスティック状口紅は、強度、成型性、離型性に優れ、なお且つ使用性、艷性ついて良好であった。
【００２８】
実施例３及び比較例５，６スティック状ファンデーション
表５に示す処方のスティック状ファンデーションを調製し、折れ強度、離型性、使用感（塗りやすさ、付着性）について下記の方法により試験及び官能評価を行った。その結果も合わせて表５に示す。
【００２９】
【表５】

【００３０】
（製法）
実施例３及び比較例５，６
Ａ．成分１．〜８．を加熱溶解し、均一に混合する。
Ｂ．Ａに成分９．〜１３．を加えて３本ロールミルで均一分散し、脱泡、充填、冷却成型し製品とする。
【００３１】
（試験法及び評価法）
折れ強度：レオメーターＪ型（不動工業（株）製）により測定し、下記の基準により評価した。
＜基準＞
２３０〜２９９ｇ ◎
２００〜２３０ ○
２００ｇ以下 △
離型性：流し込み型からの型離れ具合を肉眼で判定した。
◎：非常に良い ○：良い △：悪い △△：非常に悪い
使用感（塗りやすさ、及び付着性）：得られたスティック状ファンデーションついて、２５名からなる女子パネルを対照とした使用テストにより、使用性（塗りやすさ、付着性）について、良いとした人数により、以下の基準に従い評価した。
＜基準＞
良いとした人数
２０名以上： ◎
１５〜１９名： ○
１０〜１４名： △
９名以下： △△
【００３２】
表５から明らかな如く、本発明のスティックファン状デーションは、成型性、離型性に優れ、なお且つ使用性ついて良好であった。
【００３３】
実施例４スティック状アイシャドウ

（製法）
Ａ．成分１〜４を加熱溶解する。
Ｂ．Ａに成分５〜８を加えて撹拌混合する。
Ｃ．脱気して繰り出し容器に直接流し込み、冷却して成型しスティック状アイシャドウを得る。
【００３４】
以上の如く得られたスティック状アイシャドウは、成型性、繰り出し容器との離型性に優れ、尚且つ、使用感、付着性において優れたものであった。
【００３５】
実施例５スティック状ヘアワックス

（製法）
Ａ．成分１〜８を加熱溶解する。
Ｂ．脱気して繰り出し容器に直接流し込み、冷却して成型しスティック状ヘアワックスを得る。
【００３６】
以上の如く得られたスティック状ヘアワックスは、成型性、繰り出し容器との離型性に優れ、尚且つ、使用感において優れたものであった。
【００３７】
実施例６固形ファンデーション

（製法）
Ａ．成分１〜６を加熱溶解する。
Ｂ．成分７〜１４を混合して、これにＡを添加して均一に分散する。これを容器に充填して、固形ファンデーションを得る。
【００３８】
以上の如く得られた固形ファンデーションは、形状保持性、使用感に優れたものであった。
【００３９】
【発明の効果】
以上詳述したごとく、本発明の油脂固形化粧料は、成型性、保形強度に優れると伴に、使用時の取れ性に優れた、良好な使用感を有する塗り艷に優れたものであった。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an oily solid cosmetic, and more specifically, by containing a purified high melting point candelilla wax, is excellent in moldability and shape retention strength, and is excellent in removability during use. An object of the present invention is to provide an oily solid cosmetic having a good feeling of use and excellent in gloss.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, oil-based solid cosmetics are often waxes represented by straight-chain hydrocarbon waxes such as polyethylene wax having high crystallinity as a solid wax component and excellent structural strength at the time of compounding (hereinafter referred to as structural waxes). ) And waxes (hereinafter, referred to as gelling wax) represented by hydrocarbon waxes having a side chain such as microcrystalline wax, which have excellent gelling power with respect to the liquid oils and fats to be blended. As a result, waxes having both properties, such as ozokerite wax and ceresin wax, which are made by solidifying liquid oil, have been widely used. In addition, animal and vegetable waxes such as candelilla wax, carnauba wax, mokurou, and beeswax are also widely used.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, when micro-microcrystalline wax is used as the gelling wax, the selection of liquid oil is restricted because the gelling power for liquid oil components such as low molecular weight linear esters and light paraffin oil is not sufficient. There is a problem that it is inferior in the gloss after use. In the case of ozokerite wax or ceresin wax, since the structural wax and the gelling wax are already present, it is difficult to balance the strength, feel and usability of the solid, and the range of adjustment is narrow. In addition, there is a problem in that the type of liquid oil that can be selected is also restricted, and furthermore, there is a disadvantage in that the paint after use is inferior in gloss. Similarly, for animal and plant waxes, structural wax and gelling wax are already contained and the content is unclear, so it is difficult to balance the strength, feel, and usability of solids, and adjustment There was a problem that the width of the space became narrow.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The present inventors have assiduously studied and found that the above-mentioned problems can be solved by blending a candelilla wax having a melting point purified and fractionated within the range of 76 ° C. or more and 84 ° C. or less, thereby completing the present invention. Reached.
[0005]
That is, the present invention is an oil-based solid cosmetic comprising a candelilla wax having a melting point in the range of 76 ° C to 84 ° C.
[0006]
That is, the present invention is an oily solid cosmetic comprising a candelilla wax having a melting point in the range of 76 ° C to 84 ° C and an unsaponifiable substance of 25% to 52%. .
[0007]
That is, the present invention relates to a candelilla wax having a melting point in the range of 76 ° C. to 84 ° C., an unsaponifiable substance of 25% to 52%, and a saponification value of 75 to 100. It is an oil-based solid cosmetic characterized by containing.
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
[0008]
The candelilla wax used in the present invention is produced by purifying crude candelilla wax collected from candelilla grass. For this purification, for example, crude candelilla wax is dissolved in n-hexane, passed through a column filled with silica gel, eluted and developed with n-hexane, and separated into fractions. This fraction is appropriately collected, for example, from the 20th to the 30th fraction, and n-hexane is distilled off to obtain a purified candelilla wax.
[0009]
The candelilla wax used in the present invention has a melting point of 76 to 84 ° C., an unsaponifiable substance of 25 to 52%, and a saponification value of 75 to 100. The candelilla wax used in the present invention has a significantly reduced amount of hydrocarbons as compared with the conventional candelilla wax.
[0010]
The amount of the candelilla wax used in the present invention in the oily solid cosmetic is not particularly limited, but is preferably 0.5 to 50%.
[0011]
In the cosmetic of the present invention, known components used in cosmetics in addition to the essential components described above, for example, liquid wax, semi-solid oil, solid oil, ceresin, mineral wax such as ozokerite, paraffin, micro Petroleum waxes such as crystallin wax, synthetic waxes such as polyethylene wax, polyethylene / polypropylene copolymer wax, vegetable waxes such as beeswax, carnauba wax, and mokuro, organic powders, pearlescent agents, white pigments, extender pigments, inorganic or organic Coloring agents, processed powders of these (silicon treatment, Teflon treatment, etc.), acrylic and silicone resins, dyes, surfactants, polymer compounds, gelling agents, ultraviolet absorbers, antioxidants, preservatives Polyhydric alcohols, water, fragrances, cosmetic ingredients, etc. can be appropriately selected and used as long as the effects of the present invention are not impaired. That.
[0012]
Examples of the cosmetics of the present invention include makeup cosmetics such as lipstick, lip balm, lip gloss, foundation, blusher, eyeshadow, eyebrows, eyeliner, and mascara, and hair cosmetics such as hair styling agents and hair dyes. Can be
[0013]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to Examples, but the present invention is not limited thereto.
[0014]
Reference Example 1
5 g of crude candelilla wax is dissolved in 100 ml of n-hexane, and the solution is passed through a column having an inner diameter of 50 mm and a length of 650 mm packed with 300 g of silica gel, and eluted with n-hexane at a flow rate of 10 ml / min. It was developed and divided into 50 ml fractions. Fractions 20 to 30 were collected and n-hexane was distilled off by an evaporator to obtain 1.2 g of candelilla wax.
When the obtained candelilla wax was analyzed, the melting point was 83.5 ° C., the amount of unsaponifiable substances was 25.3%, and the saponification value was 99.7.
[0015]
Reference Example 2
5 g of crude candelilla wax is dissolved in 100 ml of n-hexane, and the solution is passed through a column having an inner diameter of 50 mm and a length of 650 mm packed with 300 g of silica gel, and eluted with n-hexane at a flow rate of 10 ml / min. It was developed and divided into 50 ml fractions. The 20th to 40th fractions were collected, and n-hexane was distilled off using an evaporator to obtain 1.8 g of candelilla wax.
When the obtained candelilla wax was analyzed, the melting point was 76.0 ° C., the content of unsaponifiable matter was 52.0%, and the saponification value was 75.3.
[0016]
Evaluation Example 1 Oxidation, Saponification Value, Iodine Value, Melting Point, Appearance The oxidation, saponification value, iodine value, melting point, odor, and appearance color of the candelilla wax obtained in Reference Examples 1 and 2 were compared with those of conventional candelilla. Compared to wax. Table 1 shows the results.
[0017]
[Table 1]

[0018]
Evaluation Example 2 Moldability and Folding Strength of a Rod-shaped Molded Product The candelilla wax obtained by the reference example, the conventional candelilla wax, and the polyethylene wax having an average molecular weight of 675 were heat-melted and mixed into a mold according to the formulation in Table 2, and then cast into a mold. The moldability and the bending strength (stress (g)) of the rod-shaped molded product obtained by the above were compared. The results are also shown in Table 2.
(Production method)
According to the formulations of Example 1, Comparative Example 1 and Comparative Example 2 of the present invention in Table 2, the components were weighed and mixed, dissolved and heated to 100 ° C, left to cool to 90 ° C, and had a diameter of 12 mm and a length of 12 mm. Pour into a 10 cm columnar mold and mold. Further, after cooling in a constant temperature room at 5 ° C. for 1 hour, the sample is taken out of the mold, kept in a constant temperature room at 35 ° C. for 2 hours, and 3 cm is cut off from the upper part of the rod-shaped molded product to prepare a sample for evaluation measurement.
(Evaluation method)
The molding accuracy (moldability) at the time of removal from the mold was evaluated according to the following criteria. Further, the rod-shaped molded product was laterally passed over a bridge having a gap of 4 cm, and the center was a rheometer J type (manufactured by Fudo Kogyo Co., Ltd.) ) And the stress was measured.
<Moldability evaluation criteria>
There is almost no adhesion to the mold inner surface, and the mold release is smooth. : ◎
Although there is slight adhesion on the inner surface of the mold, the mold can be released smoothly. ： ○
There is considerable adhesion on the inner surface of the mold, but it can be released. : △
Cannot be removed from the mold. : △△
[0019]
[Table 2]

[0020]
As is clear from the above results, the candelilla wax of the present invention can be blended with polyethylene wax which is a structural wax without impairing the strength and moldability of the rod-shaped molded product.
[0021]
Evaluation Example 3 Regarding the bar-shaped molded products of Example 1 and Comparative Example 1 used in Surface Hardness Evaluation Example 2 of the rod-shaped molded product, the value representing the removability when using the solid cosmetic was determined from the side surface of the rod-shaped molded product. Table 3 shows the results of measuring the surface needle insertion load value up to a depth of 0.3 mm.
(Evaluation method)
The rod-shaped molded product prepared in the same manner as in Evaluation Example 2 was fixed laterally on a measurement stage of a rheometer J type (manufactured by Fudo Kogyo Co., Ltd.), and a cylindrical needle having a diameter of 3 mm and a diameter of 0.3 mm per second was perpendicular to the center of gravity. And the load value is measured for 1 second every 0.011 seconds.
[0022]
[Table 3]

[0023]
As is clear from the above results, the surface hardness of the rod-shaped molded product of Example 1 which is the product of the present invention is clearly lower than that of Comparative Example 1 and is excellent in the removability with a cosmetic tool such as skin, sponges, and a brush. there were.
[0024]
Example 2 and Comparative Examples 3 and 4 Sticky lipsticks Sticky lipsticks having the formulations shown in Table 4 below were prepared, and the breaking strength, releasability, feeling of use (easiness of application and adhesion), and glossiness were as follows. Tests and sensory evaluations were performed by the method. Table 4 also shows the results.
[0025]
[Table 4]

[0026]
(Production method)
Example 2 and Comparative Examples 3 and 4
A. Component 1. ~ 9. Is heated and dissolved uniformly.
B. Component A in A. ~ 16. And uniformly dispersed in a three-roll mill, and after reheating, defoaming, filling, and cooling and molding to obtain a product.
[0027]
(Test method and evaluation method)
Breaking strength: Measured with a rheometer type J (manufactured by Fudo Kogyo Co., Ltd.) and evaluated according to the following criteria.
<Standard>
230-299 g ◎
200-230 ○
200g or less △
Separation: The degree of mold release from the casting mold was visually determined.
：: very good ：: good △: bad △△: very bad feeling of use (ease of application): The obtained stick-like lipstick was evaluated for usability by a use test using a female panel of 25 people as a control. (Easiness of application and adhesion) were evaluated according to the following criteria, based on the number of people who gave good results.
<Standard>
Good number of people 20 or more: ◎
15-19 people: ○
10-14 people: △
9 or less: △△
Glossiness: The obtained lipstick was evaluated by a use test using a female panel of 25 people as a control.
<Standard>
Good number of people 20 or more: ◎
15-19 people: ○
10-14 people: △
9 or less: △△
[0023]
As is clear from Table 4, the stick-like lipstick of the present invention was excellent in strength, moldability and release property, and was good in usability and glossiness.
[0028]
Example 3 and Comparative Examples 5 and 6 Stick Foundations Stick foundations having the formulations shown in Table 5 were prepared, and tested for bending strength, releasability and feeling of use (easiness of application and adhesion) by the following methods. An evaluation was performed. Table 5 also shows the results.
[0029]
[Table 5]

[0030]
(Production method)
Example 3 and Comparative Examples 5 and 6
A. Component 1. ~ 8. Is heated and dissolved uniformly.
B. Component 9 in A. ~ 13. And uniformly dispersed in a three-roll mill, followed by defoaming, filling, and cooling to form a product.
[0031]
(Test method and evaluation method)
Breaking strength: Measured with a rheometer type J (manufactured by Fudo Kogyo Co., Ltd.) and evaluated according to the following criteria.
<Standard>
230-299 g ◎
200-230 ○
200g or less △
Releasability: The degree of mold release from the casting mold was visually determined.
：: Very good 良い: Good △: Bad △△: Very bad feeling of use (easiness of application and adhesion): The obtained stick-like foundation was subjected to a use test using a female panel composed of 25 persons as a control. The usability (ease of application and adhesion) was evaluated by the number of people who were considered good according to the following criteria.
<Standard>
Good number of people 20 or more: ◎
15-19 people: ○
10-14 people: △
9 or less: △△
[0032]
As is evident from Table 5, the stick fan-shaped foundation of the present invention was excellent in moldability and mold release properties, and good in usability.
[0033]
Example 4 Stick Eye Shadow

(Production method)
A. Components 1-4 are heated and dissolved.
B. Add components 5 to 8 to A and stir and mix.
C. Deaerate, pour directly into the delivery container, cool and mold to obtain a stick-shaped eyeshadow.
[0034]
The stick-shaped eyeshadow obtained as described above was excellent in moldability and releasability from the feeding container, and was excellent in usability and adhesion.
[0035]
Example 5 Stick-shaped hair wax

(Production method)
A. Heat and dissolve components 1 to 8.
B. Degas, pour directly into the feeding container, cool and mold to obtain a stick-shaped hair wax.
[0036]
The stick-like hair wax obtained as described above was excellent in moldability and release property from the feeding container, and was excellent in usability.
[0037]
Example 6 Solid Foundation

(Production method)
A. Heat and dissolve components 1 to 6.
B. Components 7-14 are mixed, A is added thereto and uniformly dispersed. This is filled in a container to obtain a solid foundation.
[0038]
The solid foundation obtained as described above was excellent in shape retention and usability.
[0039]
【The invention's effect】
As described in detail above, the oil and fat solid cosmetic of the present invention is not only excellent in moldability and shape-retaining strength, but also excellent in removability during use and excellent in glossiness having a good feeling in use. Was.

Claims

An oily solid cosmetic comprising a candelilla wax having a melting point in the range of 76 ° C to 84 ° C.

An oily solid cosmetic comprising the candelilla wax according to claim 1, wherein the content of unsaponifiable matter is 25% or more and 52% or less.

3. An oily solid cosmetic comprising the candelilla wax according to claim 2 having a saponification value of 75 or more and 100 or less.