JP2004238077A - 飲料用容器 - Google Patents

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JP2004238077A
JP2004238077A JP2003070989A JP2003070989A JP2004238077A JP 2004238077 A JP2004238077 A JP 2004238077A JP 2003070989 A JP2003070989 A JP 2003070989A JP 2003070989 A JP2003070989 A JP 2003070989A JP 2004238077 A JP2004238077 A JP 2004238077A
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Toshikazu Furukawa
俊和 古川
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Abstract

【課題】蓋を開けるだけですぐにストローが利用できる飲料とストロー入りの飲料用容器製品を衛生的に実現し提供する。
【解決手段】容器1の内側面2にストローを係止する突起部3,3を設け、このストローを係止する突起部3,3に可撓変形の可能なストロー4の吸い口7が容器口5の下になるように係止した飲料用容器。使用時には、その容器1に飲料8を入れ、次に蓋9を装着する。その後ストローを係止する突起部3,3の外側面6を押圧し、可撓変形の可能なストロー4を係止から解き、吸い口7を蓋9の裏に止める。利用時には、蓋9を開けるだけで、容器口5から突出する吸い口7を飲用に利用出来る。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、蓋と可撓変形の可能なストローを備えた飲料用容器、特に、容器口の下に可撓変形の可能なストロー全体を容器の中に係止しておくことが出来る飲料用容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の、蓋と可撓変形の可能なストローを備えたさまざまの容器においては、飲料を入れた容器に、可撓変形の可能なストローの吸い口を容器口の外に残し差し入れて、次に容器口より突出しているストローの吸い口を容器内に押し下げて収めた後に蓋を装着して、蓋と可撓変形の可能なストローとを備えた飲料入り容器製品を実現していた。(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
[特許文献1]特開2000−318738号公報。
[特許文献2]実用新案登録第3033,036号公報。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の容器にあっては、蓋と可撓変形の可能なストローを備えた飲料入り容器製品を実現する場合は、まず容器に飲料を入れて次に可撓変形の可能なストローを差し入れて吸い口を容器口から突出させ、あるいは差し入れた可撓変形の可能なストローの吸い口を容器口より突出した状態の容器に飲料を入れて蓋を装着していた。そのために蓋の装着時には、上記いずれの場合も容器口より突出する吸い口を容器内に押し下げ収めなければ、蓋と可撓変形の可能なストローを備えた飲料入りの容器製品が実現出来ない問題点があつた。
【0004】そのために、飲料を入れた容器に容器口より可撓変形の可能なストローを差し入れるさいに、飲料と可撓変形の可能なストローの衝突で飛び跳ねた飲料が容器口の上面について残る問題点があり、又、可撓変形の可能なストローを先に入れた容器に飲料を入れるさいにも、やはり飲料が容器口より突出する可撓変形の可能なストローの吸い口を伝って容器口の上面に残ってしまう問題点があつた。
【0005】その結果、上記のいずれの場合にも蓋の装着時には蓋と容器口の間に飲料が挟み込まれてしまい、そのために蓋を開けてすぐに可撓変形の可能なストローを利用出来る飲料入り容器製品が衛生的に実現出来ない問題点が残った。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために、本発明の飲料用容器においては、容器の中部もしくは上部の内側面と一体にストローを係止する突起部を設け、前記容器の全長以上の長さに設定した可撓変形の可能なストローを撓めて、空容器の容器口の下に前記ストロー全体を係止する構成とする。
【0007】本発明を使用するにあたっては、本発明の飲料用容器に飲料を入れ、蓋を装着したのち、前記ストローを係止する突起部を外側面より押圧し、前記ストローを前記ストローを係止する突起部より解放し飲料中を上昇させて、装着した蓋の裏に吸い口を止める。
【0008】その結果、この蓋を開けることにより、可撓変形の可能なストローを復元力によりさらに伸長させて、吸い口を容器口より突出し、飲用時の利用を可能とする飲料入り容器製品が衛生的に実現出来ることとなる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を実施例1、2、3によって図面を参照しながら説明する。尚、実施例1、2においては飲料用容器として透明プラスチック製ペットボトル容器、実施例3においては飲料用容器としてアルミニウム製プルトップ式容器をもちいて図面を参照して説明する。更に、可撓変形の可能なストロー4、14、24は螺旋形をふくむ様々な形状をもちいても可能であるが、以下の実施例1、2、3の説明ではS字状形をもちい、伸長時の長さはそれぞれの容器1、11、21の全長以上で、伸縮時にはそれぞれの容器1、11、21内に無理なくおさまるものとする。
【0010】(実施例1)
図1は実施例1の本発明の飲料用容器を示す。容器1の中部位置の内側面2に、可撓変形の可能なストロー4の直径半分以上の高さで前記直径以下の間隙を有するように設定した複数個のストローを係止する突起部3,3を並列に設ける。
【0011】次に、容器口5より前記ストロー4を差し入れ底部10に着くまで押し下げて、復元力を十分残したまま撓め前記容器口5の下に吸い口7が位置するように前記突起部3,3の間隙に滑り込ませて係止する。この時前記突起部3,3の間隙にある前記ストロー4は軸径形状を楕円形状に変形して係止されることとなる。
【0012】本発明は以上のような構造であるので、これを使用するにあたっては、前記容器口5より前記容器1に飲料8を適量入れるさいの前記容器口5への前記飲料8の飛び跳ねが自然と回避されることとなる。
【0013】その結果として、前記飲料8による汚れのない前記容器口5に、前記吸い口7を押し下げる必要もなく衛生的に蓋9を装着することが出来る。
【0014】次に、前記ストロー4を係止した前記突起部3,3間の外側面6を指や棒状のものの先端等で押圧し、前記突起部3,3間を内方に凸形状に押し出し変形することにより、前記突起部3,3間の間隙を開き、それにより解放され伸長する前記ストロー4の前記吸い口7を、取り付けた前記蓋9の裏面に止める。
【0015】そして前記蓋9を開け、前記ストロー4を復元力によりさらに伸長させて、前記吸い口7を前記容器口5より突出し、飲用時の利用を可能とする飲料用容器製品を実現することが出来る。
【0016】(実施例2)
図2は実施例2の本発明の飲料用容器を示す。容器11の容器口15の下の内側面12に、可撓変形の可能なストロー14の吸い口17先端を係止するにたりる高さ有する円環状のストローを係止する突起部13を周設する。
【0017】次に、前記容器口15より前記ストロー14を差し入れ底部20に着くまで押し下げて、復元力を十分残したまま撓め、前記突起部13の下部に前記吸い口17の先端を掛けて、たえず伸長しようとする前記ストロー14の復元力を利用し係止状態とし、なおかつ前記吸い口17の一部を、前記突起部13の下の前記内側面12に接しさせる。
【0018】本発明は以上のような構造であるのでこれを使用するにあたっては、前記容器口15より前記容器11に飲料18を適量入れるさいの、前記容器口15への前記飲料18の飛び跳ねが自然と回避されることとなる。
【0019】その結果として、前記飲料18による汚れのない前記容器口15に、前記吸い口17を押し下げる必要もなく衛生的に蓋19を装着することが出来る。
【0020】次に、前記吸い口17の一部が接した前記内側面12の外側面16を指や棒状のものの先端等で押圧し、この前記内側面12を内方に凸形状に押し出し変形することにより、前記吸い口17の先端を内方に押し出して前記突起部13から外し、解放され伸長する前記吸い口17を、前記蓋19の裏面に止める。
【0021】そして前記蓋19を開け、前記ストロー14を復元力によりさらに伸長させて、前記吸い口17を前記容器口15より突出し、飲用時の利用を可能とする飲料用容器製品を実現することが出来る。
【0022】(実施例3)
図3は実施例3の本発明の飲料用容器を示す。容器21の上部位置の内側面22に、可撓変形の可能なストロー24の直径半分以上の高さで前記直径以下の間隙を有するように設定した複数個のストローを係止する突起部23,23を並列に設ける。
【0023】次に、容器口25aより前記ストロー24を差し入れ底部30に着くまで押し下げて、復元力を十分残したまま撓め、前記容器口25aの下に吸い口27が位置するように、前記突起部23,23の間隙に滑り込ませて係止する。
【0024】本発明は以上のような構造であるのでこれを使用するにあたっては、前記容器口25aより前記容器21に飲料28を適量入れるさいの前記容器口25aへの前記飲料28の飛び跳ねが自然と回避されることとなる。
【0025】その結果として、前記飲料28による汚れのない前記容器口25aに、前記吸い口27を押し下げる必要もなく、係止した前記吸い口27の上方位置に小蓋29bがくるように衛生的に蓋29aを装着することが出来る。
【0026】次に、前記ストロー24を係止した前記突起部23,23間の外側面26を、棒状のものの先端等で押圧し、前記突起部23,23間を内方に凸形状に押し出し変形することにより、前記突起部23,23間の間隙を開き、解放され伸長する前記ストロー24の前記吸い口27を、前記小蓋29bの裏面に止める。
【0027】そして前記小蓋29bを切り開けて、前記ストロー24を復元力によりさらに伸長させて、前記吸い口27を小容器口25bより突出し飲用時の利用を可能とする飲料用容器製品を実現することが出来る。
【0028】ここに図示しさらに説明したこの発明の実施例1、2、3の形態は、この発明の好ましい例であって、部品の形状、大きさ、配置等についての数多くの変更は、この発明の精神または特許請求の範囲にもとることなく遂行出来るものである。
【0029】
【発明の効果】
本発明は上述の通り構成作用するので次の優れた効果を奏する。即ち実施例1、2、3では蓋を備え飲料と可撓変形の可能なストローを入れた容器の蓋の装着時に、容器口より突出している吸い口を容器口内へ押し下げる必要なく、容器口上面に残った飲料を容器口と蓋との間にはさみ残すことなく、衛生的に蓋を装着することが出来る。
【0030】又、蓋を開けることなく可撓変形の可能なストローの係止を外側面に押圧を与えるだけで解放することが出来る。
【0031】又、実施例1、2では容器口の口径が小さなものであっても、可撓変形の可能なストローを係止可能な深さまで差し入れるだけで周設された突起部に係止することが出来る。
【0032】又、実施例3では容器口が広く開いているので、前記突起部が2個であっても可撓変形の可能なストローを容易に係止することが出来る。
【0033】又、はじめての利用時に、蓋を開けるだけで可撓変形の可能なストローを利用して飲料を飲むことが出来る。
【0034】又、容器口内へ可撓変形の可能なストローの差し入れが困難な、子供や身体の不自由な人も、苦労せずに可撓変形の可能なストローを利用し飲料を飲むことが出来る。
【0035】又、購入後、ストローの用意のある無しを心配せずに、いつでも可撓変形の可能なストローを利用し飲料を飲むことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の飲料用容器を示し、(a)は斜視図で、(b)は(a)のA−A線断面図である。
【図2】実施例2の飲料用容器の一部切欠斜視図である。
【図3】実施例3の飲料用容器を示し、(a)は分解斜視図で、(b)は(a)のB−B線における断面図である。
【符号の説明】
1、11、21 容器
2、12、22 内側面
3、13、23 突起部
4、14、24 ストロー
5、15、25a、25b 容器口及び小容器口
6、16、26 外側面
7、17、27 吸い口
8、18、28 飲料
9、19、29a、29b 蓋及び小蓋
10、20、30 底部

Claims (1)

  1. 蓋と可撓変形の可能なストローを備えた飲料用容器であって、前記容器の内側面にストローを係止する突起部を設け、前記ストローの長さは前記容器の全長以上に設定したことを特徴とする飲料用容器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1626309A2 (en) 2004-03-25 2006-02-15 Fuji Photo Film Co., Ltd. Hologram recording material, hologram recording method and holographic optical element

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