JP2004236933A - 電気掃除機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】吸口下ケース2の底面の前端両側には吸口下ケース2に固着された車輪軸13によって前後方向に回転し走行支援手段となる前側車輪14を設け、後端部の幅方向中央部に位置するように同じく車輪軸15によって前後方向に回転し走行支援手段となる後側車輪16を設ける。この後側車輪16は、輪部17と胴部18により構成し、前記胴部18の表面には突起毛19を静電植毛加工により設け、突起毛19は静電植毛加工後の熱処理加工により寝かせて構成している。
これにより、吸口1の前後及び左右方向操作時の操作性を向上し、木床面上の転動音発生の低減、床面の傷付き防止等の目的を達成し、かつ糸屑や髪の毛、塵埃等が車輪表面に絡みにくい車輪としている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気掃除機用に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の電気掃除機の吸口は、例えば特許文献1に開示されているように、吸口の下面に車輪を配置し、この車輪の床面に接する全周に、静電植毛加工を施すことにより、毛足の長い微小突起を設けるようにした技術が開示されている。そして、このように構成することにより、板張りの床面上における走行音を低減させると共に、床面への傷つきを防止するようにしている。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−206633号公報(第2頁右欄第18行〜第26行、図2、図3)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に開示の技術においては、被清掃面上で吸口を操作させる際、被清掃面上にある糸屑や髪の毛等が静電植毛加工した車輪の表面に絡み易いといった欠点があった。
【0005】
そこで本発明は、上記課題を解決し、糸屑や髪の毛等が静電植毛加工した車輪の表面に絡みつくのを防止すると共に、板張りの床面上においても走行音を低減させることができる吸口を備えた電気掃除機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために本発明の特徴とするところは、底面に開口部を有する下ケースに上ケースを被着して形成された左右方向に長い吸口本体と、前後方向に回転する車輪を備えた走行支援手段を設け、かつ前記車輪は静電植毛加工によって微小径で毛足の長い突起毛を設けた電気掃除機の吸口において、前記車輪表面の突起毛を静電植毛加工後の追加工により毛の形状を変化させることにある。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態の一例を添付の図面を用いて説明する。図2は本発明の実施の形態に係る電気掃除機の全体斜視図である。図3において301は集塵室及び電動送風機を収容する掃除機本体、302は掃除機本体301の前部に接続され集塵室と連通するホース継手、303はホース継手302に回動可能に接続されたホース、304はホース303が回動可能に接続され、掃除機の運転の入切を行うスイッチ手段を有する手元操作部、305は手元操作部304に接続された伸縮可能な延長管、1は延長管305に接続され掃除面のゴミを吸い込む吸口である。
【0008】
図1、3は本発明の実施の形態に係る吸口1の下面図及び中央縦断面図である。図4は本発明の実施の形態に係る吸口1の一部を断面した上面図である。図5は走行支援手段の車輪の起毛状態を示す断面図である。
【0009】
掃除機は掃除機本体301で発生した吸引力により、ホース303と延長管305と延長管接続管12を介して吸口下ケース2の開口部3より被清掃面の塵埃を本体の集塵室内に搬送するようにする。この吸口1は吸口前側部に形成した左右(幅)方向に長い横長のブラシ室4に回転自在に収容した回転ブラシ5を設けている。回転ブラシ5は、回転軸の外周にナイロン等の化学繊維または豚等の動物毛を起立させた複数条の刷毛6を螺旋状に設けて構成する。この回転ブラシ5は端部にプーリ7を嵌着し駆動用モータ8とベルト9により接続され回転駆動する。吸口内部のモータ8と左右対称方向にはモータ8の回転を制御するキバン10を設けている。
【0010】
吸口1の後端部には、左右(幅)方向の中央部に位置して延長管継手部11を突設し後方に水平な状態から垂直状態まで起伏するように回動可能に延長管接続管12を取り付ける。またこの延長管接続管12は、左右(幅)方向に180度の範囲で回動可能であり、その一端をブラシ室4、開口部3に連通し、他端は延長管305に接続されている。
【0011】
吸口下ケース2の底面の前端両側には吸口下ケース2に固着された車輪軸13によって前後方向に回転し走行支援手段となる前側車輪14を設け、後端部の幅方向中央部に位置するように同じく車輪軸15によって前後方向に回転し走行支援手段となる後側車輪16を設ける。これらの走行支援手段は、吸口を床面に沿って走行させるときに車輪が吸口の荷重を支えて床面を転動して走行抵抗を軽減すると共に吸口下ケース2の底面と床面との間に所定の対面関係を確保するように機能する。
【0012】
この後側車輪16は、図5に示すように、輪部17と胴部18により構成し、前記胴部18の表面には突起毛19を静電植毛加工により設け、突起毛19は静電植毛加工後の熱処理加工により寝かせて構成している。
【0013】
熱処理加工の具体例として例えば、図6に示すように、床面20上に後側車輪16を置き、加熱されたアイロン21の加熱面22を後側車輪16に押し当て、加熱面22と床面20とで後側車輪16を上下方向で挟み込むようにする。そして、加熱されたアイロン21の加熱面22を後側車輪16に押し当てながら、アイロン21を動かす。図6の場合、アイロン21を矢印のように前方向(図6の左側)に移動させることにより、後側車輪16を矢印の方向(図6の左側)に転がす。後側車輪16の突起毛19は、アイロン21の加熱面22により根元部から押し倒される。図6の場合、後側車輪16の突起毛19の先端部は、後側車輪16の上部(アイロン21の加熱面22側)において車輪の回転方向の後方側(図6の右側)に向かって押し倒されている。この突起毛19の根元部は、アイロン21からの圧力とアイロン21の加熱面22からの熱とが加わることにより、癖が付けられる。
【0014】
これにより、吸口1の前後及び左右方向操作時の操作性を向上し、木床面上の転動音発生の低減、床面の傷付き防止等の目的を達成し、かつ糸屑や髪の毛、塵埃等が車輪表面に絡みにくい車輪としている。
【0015】
この突起毛19は後側車輪16の接地面となる表面の突起毛19がほぼ同じ方向に寝かせており、方向は図5のように接地時により突起毛が寝る方向(車輪下部側で前方向)に向いているとより塵埃等が絡みつきにくい構成としている。
【0016】
上記実施の形態では後側車輪16表面の突起毛19を静電植毛加工にて設けているが、突起毛19を設けた部材を輪部17に巻き付けることにより構成し、その後の熱処理等の加工により突起毛19を寝かせても同様の効果が得られる。
【0017】
また本実施の形態では、突起毛19を根元部から押し倒すように構成しているが、カールさせるようにしてもよい。
【0018】
また、本実施の形態では、後側車輪16の突起毛19を寝かせるようにしたが、これに限らず、前側車輪14あるいは掃除機本体の車輪に適用するようにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、底面に開口部を有する下ケースに上ケースを被着して形成された左右方向に長い吸口本体と、前後方向に回転する車輪を備えた走行支援手段を設け、かつ前記車輪は静電植毛加工によって微小径で毛足の長い突起毛を設けた電動掃除機の吸口において、前記車輪表面の突起毛を静電植毛加工後の追加工により毛の形状を変化させることにより、例えば、熱処理にて毛を寝かせることにより、吸口の前後及び左右方向操作時の操作性の向上、木床面上の転動音の発生の低減、床面の傷付き防止等の目的を達成し、かつ糸屑や髪の毛、塵埃等が車輪表面に絡み易いという問題を解決した電気掃除機用吸口の車輪及びこの車輪を備えた電気掃除機の吸口を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る吸口の下面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る電気掃除機の全体斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る吸口の中央縦断面図である下面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る吸口の一部を断面した上面図である。
【図5】本発明の実施の形態における走行支援手段の車輪の起毛状態を示す断面図である。
【図6】本発明の実施の形態における熱処理加工の具体例を示す図である。
【符号の説明】
1…吸口、2…吸口下ケース、5…回転ブラシ、3…開口部、12…延長管接続管、13、15…車輪軸、14…前側車輪、16…後側車輪、19…突起毛。
Claims (7)
- 底面に開口部を有する下ケースに上ケースを被着して形成された左右方向に長い吸口本体と、前後方向に回転する車輪を備えた走行支援手段を設け、前記車輪は表面を覆う微小径の突起毛を設けた吸口を有する電気掃除機において、
前記車輪表面の突起毛を追加工により毛の形状を変化させたことを特徴とする電気掃除機。 - 底面に開口部を有する下ケースに上ケースを被着して形成された左右方向に長い吸口本体と、前後方向に回転する車輪を備えた走行支援手段を設け、前記車輪は表面を覆う微小径の突起毛を静電植毛加工により設けた吸口を有する電気掃除機において、
前記車輪表面の突起毛を静電植毛加工後の追加工により毛の形状を変化させたことを特徴とする電気掃除機。 - 底面に開口部を有する下ケースに上ケースを被着して形成された左右方向に長い吸口本体と、前後方向に回転する車輪を備えた走行支援手段を設け、前記車輪は表面を突起毛を設けた部材を巻き付けた吸口を有する電気掃除機において、
前記車輪表面の突起毛を追加工により毛の形状を変化させたことを特徴とする電気掃除機。 - 底面に開口部を有する下ケースに上ケースを被着して形成された左右方向に長い吸口本体と、前後方向に回転する車輪を備えた走行支援手段を設け、前記車輪は表面を覆う微小径の突起毛を設けた吸口を有する電気掃除機において、
前記車輪表面の突起毛を、熱処理にて毛の形状を変化させたことを特徴とする電気掃除機。 - 底面に開口部を有する下ケースに上ケースを被着して形成された左右方向に長い吸口本体と、前後方向に回転する車輪を備えた走行支援手段を設け、前記車輪は表面を覆う微小径の突起毛を静電植毛加工により設けた吸口を有する電気掃除機において、
前記車輪表面の突起毛を、静電植毛加工後の熱処理にて毛の形状を変化させたことを特徴とする電気掃除機。 - 底面に開口部を有する下ケースに上ケースを被着して形成された左右方向に長い吸口本体と、前後方向に回転する車輪を備えた走行支援手段を設け、前記車輪は表面を突起毛を設けた部材を巻き付けた吸口を有する電気掃除機において、
前記車輪表面の突起毛を熱処理にて毛の形状を変化させたことを特徴とする電気掃除機。 - 底面に開口部を有する下ケースに上ケースを被着して形成された左右方向に長い吸口本体と、前後方向に回転する車輪を備えた走行支援手段を設け、前記車輪は表面を覆う微小径の突起毛を設けた吸口を有する電気掃除機において、
前記車輪表面の突起毛を熱処理にて毛を寝かせたことを特徴とする電気掃除機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003030650A JP2004236933A (ja) | 2003-02-07 | 2003-02-07 | 電気掃除機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003030650A JP2004236933A (ja) | 2003-02-07 | 2003-02-07 | 電気掃除機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004236933A true JP2004236933A (ja) | 2004-08-26 |
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ID=32957475
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003030650A Pending JP2004236933A (ja) | 2003-02-07 | 2003-02-07 | 電気掃除機 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2004236933A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011177214A (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-15 | Sanyo Electric Co Ltd | 電気掃除機の床用吸込具 |
JP2012249754A (ja) * | 2011-06-01 | 2012-12-20 | Toshiba Corp | 電気掃除機用車輪、電気掃除機の吸込口体および電気掃除機 |
-
2003
- 2003-02-07 JP JP2003030650A patent/JP2004236933A/ja active Pending
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