JP2004235873A - 欠陥画素補正システムおよび欠陥画素補正方法、並びに欠陥画素補正プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】欠陥画素の出力値の補正値をより少ないハードウェア資源を用いてより正確に算出する。
【解決手段】欠陥画素を含むライン上の左側に位置する直近の同一色の第1の画素の値に第1の重み付けをしたものと、欠陥画素を含むライン上の右側に位置する直近の同一色の第2の画素の値に第2の重み付けをしたものとを加算して欠陥画素の値を補間する補間手段と、欠陥画素の近傍の画素の変化量に基づいて、第1の画素の値に対して第1の重み付けをするために第1の画素の値に乗算される第1の係数の値と、第2の画素の値に対して第2の重み付けをするために第2の画素の値に乗算される第2の係数の値とを演算する係数値演算手段とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】欠陥画素を含むライン上の左側に位置する直近の同一色の第1の画素の値に第1の重み付けをしたものと、欠陥画素を含むライン上の右側に位置する直近の同一色の第2の画素の値に第2の重み付けをしたものとを加算して欠陥画素の値を補間する補間手段と、欠陥画素の近傍の画素の変化量に基づいて、第1の画素の値に対して第1の重み付けをするために第1の画素の値に乗算される第1の係数の値と、第2の画素の値に対して第2の重み付けをするために第2の画素の値に乗算される第2の係数の値とを演算する係数値演算手段とを備える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、欠陥画素補正システムおよび欠陥画素補正方法、並びに欠陥画素補正プログラムに関し、特に、エリアセンサの欠陥画素の出力値を周辺画素の値の変化に基づいて補正する欠陥画素補正システムおよび欠陥画素補正方法、並びに欠陥画素補正プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
エリアセンサは、光を電気信号に変換する素子(画素)の集合体であるが、エリアセンサを構成する画素の中には、正常な値を出力しない(期待される値から大きくはずれた値を出力する)ものがある。これらの画素は欠陥画素と呼ばれる。欠陥画素の出力値は、周囲の正常な画素の出力値から欠陥画素の出力値として予測される値により置き換えられる。
欠陥画素を補正する方法としては、DCT(discrete cosinetransform)変換を利用するもの(例えば、特許文献1参照)や、欠陥画素の上下左右の画素の出力値の変化量を利用して補正するもの(例えば、特許文献2参照)や、上下左右および斜めの画素のうち、変化量が少ないものの組み合わせを選択して算出するもの(例えば、特許文献3参照)がある。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−105241号公報(図1)
【特許文献2】
特開平6−105242号公報(図1)
【特許文献3】
特開2001−307079号公報(図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1,2,3に記載の発明はいずれも、フレームメモリまたはかなりの量のラインメモリを必要とするという問題があった。また、特許文献1に記載の発明は、DCT変換ブロックを持たないシステムの場合、負荷が大きいという問題があった。また、特許文献2に記載の発明は、かなり多くの計算量を必要とし、システムにかかる負荷が大きいという問題があった。
【0005】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、欠陥画素の出力値の補正値をより少ないハードウェア資源を用いてより正確に算出することができるようにするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の欠陥画素補正システムは、光を検出する画素が格子状に配列されたエリアセンサの欠陥画素の値を補正するものであって、欠陥画素を含むライン上の左側に位置する直近の同一色の第1の画素の値に第1の重み付けをしたものと、欠陥画素を含むライン上の右側に位置する直近の同一色の第2の画素の値に第2の重み付けをしたものとを加算して欠陥画素の値を補正する補正手段と、欠陥画素の近傍の画素の変化量に基づいて、第1の画素の値に対して第1の重み付けをするために第1の画素の値に乗算される第1の係数の値と、第2の画素の値に対して第2の重み付けをするために第2の画素の値に乗算される第2の係数の値とを演算する係数値演算手段とを備えることを特徴とするものである。これにより、欠陥画素の値を同一ライン上の直近の画素を用いて算出することができる。
【0007】
請求項2に記載の欠陥画素補正システムは、その係数値演算手段が、欠陥画素を含むラインと隣接する上のライン上の、欠陥画素と同一列に位置する第3の画素の値と、欠陥画素を含むラインと隣接する上のライン上の、第1の画素と同一列の第4の画素の値の差分の絶対値と、欠陥画素を含むラインと隣接する下のライン上の、欠陥画素と同一列に位置する第5の画素の値と、欠陥画素を含むラインと隣接する下のライン上の、第1の画素と同一列の第6の画素の値の差分の絶対値を加算して得られる値を第1の変化量とし、欠陥画素を含むラインと隣接する上のライン上の、欠陥画素と同一列に位置する第3の画素の値と、欠陥画素を含むラインと隣接する上のライン上の、第2の画素と同一列の第7の画素の値の差分の絶対値と、欠陥画素を含むラインと隣接する下のライン上の、欠陥画素と同一列に位置する第5の画素の値と、欠陥画素を含むラインと隣接する下のライン上の、第2の画素と同一列の第8の画素の値の差分の絶対値を加算して得られる値を第2の変化量とし、第1の変化量と第2の変化量を加算した総変化量に対する第2の変化量の割合を第1の係数の値とし、総変化量に対する第2の変化量の割合を第1の係数の値とすることができる。これにより、欠陥画素の上下2ライン分のラインメモリのみを用いて欠陥画素の値を算出することができる。
【0008】
或いは、請求項3に記載の欠陥画素補正システムは、その係数値演算手段が、欠陥画素を含むラインと隣接する上のライン上の、欠陥画素と同一列に位置する第3の画素の値と、欠陥画素を含むラインと隣接する上のライン上の、第1の画素と同一列の第4の画素の値の差分の絶対値を第1の変化量とし、欠陥画素を含むラインと隣接する上のライン上の、欠陥画素と同一列に位置する第3の画素の値と、欠陥画素を含むラインと隣接する上のライン上の、第2の画素と同一列の第5の画素の値の差分の絶対値を第2の変化量とし、第1の変化量と第2の変化量を加算した総変化量に対する第2の変化量の割合を第1の係数の値とし、総変化量に対する第2の変化量の割合を第1の係数の値とすることができる。これにより、欠陥画素の上の1ライン分のラインメモリのみを用いて欠陥画素の値を算出することができる。
【0009】
或いは、請求項4に記載の欠陥画素補正システムは、その係数値演算手段が、欠陥画素を含むラインと隣接する下のライン上の、欠陥画素と同一列に位置する第3の画素の値と、欠陥画素を含むラインと隣接する下のライン上の、第1の画素と同一列の第4の画素の値の差分の絶対値を第1の変化量とし、欠陥画素を含むラインと隣接する下のライン上の、欠陥画素と同一列に位置する第3の画素の値と、欠陥画素を含むラインと隣接する下のライン上の、第2の画素と同一列の第5の画素の値の差分の絶対値を第2の変化量とし、第1の変化量と第2の変化量を加算した総変化量に対する第2の変化量の割合を第1の係数の値とし、総変化量に対する第1の変化量の割合を第2の係数の値とすることができる。これにより、欠陥画素の下の1ライン分のラインメモリのみを用いて欠陥画素の値を算出することができる。
【0010】
また、請求項5に記載の欠陥画素補正システムは、第1の変化量の値、および第2の変化量の値の精度を下げたものを入力とし、第1の係数、および第2の係数を出力するルックアップテーブルをさらに備えるようにすることができる。これにより、演算の負荷を軽減することができる。
【0011】
また、請求項6に記載の欠陥画素補正システムは、第1の変化量の値、および第2の変化量の値を二進数で表記し、値を表す上位2ビット以外のビット、または上位1ビット以外のビットを0にしたものを入力とし、第1の係数、および第2の係数を出力するルックアップテーブルをさらに備えることができる。これにより、演算の負荷を軽減することができる。
【0012】
請求項7に記載の欠陥画素補正方法は、光を検出する画素が格子状に配列されたエリアセンサの欠陥画素の値を補正するものであって、欠陥画素を含むライン上の左側に位置する直近の同一色の第1の画素の値に第1の重み付けをしたものと、欠陥画素を含むライン上の右側に位置する直近の同一色の第2の画素の値に第2の重み付けをしたものとを加算して欠陥画素の値を補正する補正ステップと、欠陥画素の近傍の画素の変化量に基づいて、第1の画素の値に対して第1の重み付けをするために第1の画素の値に乗算される第1の係数の値と、第2の画素の値に対して第2の重み付けをするために第2の画素の値に乗算される第2の係数の値とを演算する係数値演算ステップとを備えることを特徴とするものである。これにより、欠陥画素の値を同一ライン上の直近の画素を用いて算出することができる。
【0013】
請求項8に記載の欠陥画素補正プログラムは、光を検出する画素が格子状に配列されたエリアセンサの欠陥画素の値の補正処理を欠陥画素補正システムに実行させるものであって、欠陥画素を含むライン上の左側に位置する直近の同一色の第1の画素の値に第1の重み付けをしたものと、欠陥画素を含むライン上の右側に位置する直近の同一色の第2の画素の値に第2の重み付けをしたものとを加算して欠陥画素の値を補正する補正ステップと、欠陥画素の近傍の画素の変化量に基づいて、第1の画素の値に対して第1の重み付けをするために第1の画素の値に乗算される第1の係数の値と、第2の画素の値に対して第2の重み付けをするために第2の画素の値に乗算される第2の係数の値とを演算する係数値演算ステップとを欠陥画素補正システムに実行させることを特徴とするものである。これにより、欠陥画素の値を同一ライン上の直近の画素を用いて算出することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の欠陥画素補正システムを応用した一実施の形態の構成例を示すブロック図である。同図に示すように、本実施の形態は、光を集光し、後述するエリアセンサ102上に被写体の画像を結像させるレンズ101と、レンズ101により集光され、結像した被写体の画像に対応する信号を出力するエリアセンサ102と、エリアセンサ102を制御するセンサ制御部103と、エリアセンサ102からの出力信号に基づいて、欠陥画素の出力値の補正を行う欠陥補正部(補正手段、係数値演算手段)104と、欠陥補正部104からの出力信号に基づいて、色補間・色変換・オートホワイトバランス等の各種処理を実行する画像処理部(各機能ブロック)105とから構成されている。
【0015】
図2は、エリアセンサ102を構成する素子(画素)の一部分の配列を示している。エリアセンサ102は、赤(R)の光を検出し、光の強度に対応する大きさの電気信号に変換して出力する素子(以下では適宜、画素と記載し、素子の出力値を画素の値と記載する)と、緑(G)の光を検出し、光の強度に対応する大きさの電気信号に変換して出力する素子と、青(B)の光を検出し、光の強度に対応する大きさの電気信号に変換して出力する素子とからなり、各素子は、例えば、図2に示すように格子状に配列されている。図2において、R11,R13、・・・は、赤の光を検出する画素であり、「R」は赤を示し、「11」、「13」はエリアセンサ102上での位置を示している。G12,G14、・・・は、緑の光を検出する画素であり、「G」は緑を示し、「12」、「14」はエリアセンサ102上での位置を示している。B22,B24、・・・は、青の光を検出する画素であり、「B」は青を示し、「22」、「24」はエリアセンサ102上での位置を示している。また、計算式においてR11等を用いたときは、R11等に対応する画素の値を表すものとする。
【0016】
本実施の形態では、欠陥補正部104は、欠陥画素の近傍の画素の値の変化量を利用して、欠陥画素の値を補正する。例えば、図2において、画素(R35)が欠陥画素であるとすると、欠陥画素(R35)の値を周囲の画素の値に基づいて、次式(1)に従って補正する。
【0017】
R35 ← α×R33 + β×R37 ・・・式(1)
ただし、係数αと係数βは、α+β=1 の関係がある。
【0018】
上記式(1)において、係数αと係数βの値を、欠陥画素の周囲の画素の値の変化の状態によって切り替えることにより、エッジ部等でも適当な値を算出することができる。
【0019】
次に、上記式(1)の係数αと係数βの算出方法について説明する。まず最初に、欠陥画素を含むラインの上下のラインの画素を用いた算出方法について説明する。係数αと係数βの算出は、欠陥画素の左右に存在する画素に対して、欠陥画素がいずれの画素と相関が強いかを判別することにより行われる。
【0020】
画素(R35)が欠陥画素である場合、同一ライン上の左の直近の画素(R33)と、右の直近の画素(R37)を用いて、上記式(1)に従って、欠陥画素(R35)の値を算出する。このとき、係数αおよび係数βの値は、欠陥画素(R35)、画素(R33)、および画素(R37)とそれぞれ同一列に位置し、かつ欠陥画素に対して最も近傍の位置にある画素(G23)、画素(G25)、画素(G27)と、画素(G43)、画素(G45)、画素(G47)の値を用いて、次式(2)乃至式(5)に従って算出される。
【0021】
k0 = abs(G25−G23)+abs(G45−G43) 式(2)
k1 = abs(G25−G27)+abs(G45−G47) 式(3)
α = k1/(k0+k1) 式(4)
β = k0/(k0+k1) 式(5)
【0022】
ここで、abs(A)は、Aの絶対値を算出することを意味している。
【0023】
上記式(2)乃至式(5)は、欠陥画素(R35)と同一列の上のラインの画素(G25)、および下のラインの画素(G45)と、欠陥画素(R35)と同一ライン上にある左側の近傍の画素(R33)と同一列の上のラインの画素(G23)、および下のラインの画素(G43)と、欠陥画素(R35)と同一ライン上にある右側の近傍の画素(R37)と同一列の上のラインの画素(G27)、および下のラインの画素(G47)について、各ライン毎に各画素の値の変化量(k0,k1)を求め、その変化量が欠陥画素を含むラインでも同一であると仮定して、係数αおよび係数βを算出している。
【0024】
係数αおよび係数βの値は、α+β=1の条件下で0乃至1の間でそれぞれ変化し、欠陥画素(R35)の左右の画素(R33,R37)のそれぞれに施す係数(α、β)は、変化量が少ないほど1に近い値となる。即ち、変化量k0の値が変化量k1の値より小さければ小さいほど、係数αの値が1に近くなり、逆に係数βの値は0に近くなる。また、変化量k1の値が変化量k0の値より小さければ小さいほど、係数βの値が1に近くなり、逆に係数αの値は0に近くなる。
【0025】
上記式(1)より、係数αの値が1に近ければ近いほど、欠陥画素(R35)の値は、画素(R33)の値に近くなる。逆に、係数βの値が1に近ければ近いほど、欠陥画素(R35)の値は、画素(R37)の値に近くなる。
【0026】
上述した欠陥画素の上下ラインの画素から係数αおよび係数βを算出する方法では、注目ラインの他、2ライン分のデータが必要となる。すなわち、少なくとも2ライン分のラインメモリが必要となる。そこで、欠陥画素の上のラインのみの画素を用いて係数αおよび係数βを算出することにする。この方法では、ラインメモリを1ライン分削減することができる。以下、その算出方法について説明する。
【0027】
図2より、画素(R35)が欠陥画素である場合、画素(R33)と画素(R37)を用いて、上記式(1)に従って、画素(R35)の値を算出する。このとき、係数αおよび係数βの値は、欠陥画素(R35)と、画素(R33)および画素(R37)とそれぞれ同一列に位置し、かつ欠陥画素(R35)に対して最も近傍の位置にある画素(G23)、画素(G25)、および画素(G27)の値を用いて、次式(6)乃至式(9)に従って算出される。
【0028】
k0 = abs(G25−G23) 式(6)
k1 = abs(G25−G27) 式(7)
α = k1/(k0+k1) 式(8)
β = k0/(k0+k1) 式(9)
【0029】
上記式(6)乃至式(9)は、欠陥画素(R35)と同一列の上のラインの画素(G25)と、欠陥画素(R35)と同一ライン上にある左側の近傍の画素(R33)と同一列の上のラインの画素(G23)と、欠陥画素(R35)と同一ライン上にある右側の近傍の画素(R37)と同一列の上のラインの画素(G27)について、各画素の値の変化量を求め、その変化量が欠陥画素(R35)を含むラインでも同一であると仮定して、係数αおよび係数βを算出している。
【0030】
係数αおよび係数βの値は、α+β=1の条件下で0乃至1の間でそれぞれ変化し、欠陥画素(R35)の左右の画素(R33,R37)のそれぞれに施す係数(α、β)は、変化量が少ないほど1に近い値となる。即ち、k0の値がk1の値より小さければ小さいほど、係数αの値が1に近くなり、逆に係数βの値は0に近くなる。また、k1の値がk0の値より小さければ小さいほど、係数βの値が1に近くなり、逆に係数αの値は0に近くなる。
【0031】
上記式(1)より、係数αの値が1に近ければ近いほど、欠陥画素(R35)の値は、画素(R33)の値に近くなる。逆に、係数βの値が1に近ければ近いほど、欠陥画素(R35)の値は、画素(R37)の値に近くなる。
【0032】
次に、処理を簡略化する方法について説明する。上記式(4)、式(5)、式(8)、式(9)は、それぞれ除算を含んでいるため、負荷が大きく、各処理をハードウェア(H/W)化する場合において問題となる。そこで、負荷を軽減するために上記変化量k0の値、および変化量k1の精度を低くする。
【0033】
例えば、オリジナルの値(01100110(二進数表記))を、上位2ビット精度で表すと、値(01100000)となる。また、上位1ビット精度で表すと、値(01000000)となる。また、オリジナルの値(00101010)を、上位2ビット精度で表すと、値(00100000)となる。また、上位1ビット精度で表すと、値(00100000)となる。
【0034】
さらに、係数αおよび係数βの値に算出される値を以下の値に制限する
制限1(Lim1)
0 0.125 0.25 0.375 0.5 0.625 0.75 0.875 1.0
制限2(Lim2)
0 0.25 0.5 0.75 1.0
【0035】
欠陥補正部104は、変化量k0の値、および変化量k1の値を入力し、係数α、および係数βの値を出力するルックアップテーブルを有している。上記簡略化を行うことにより、ルックアップテーブルのサイズを小さくすることができる。
【0036】
上述した簡略化を行わない場合と、上記2つの簡略化を行った場合について、欠陥画素補正された値の誤差の大小を比較検証した。
【0037】
図3は、上記比較検証に用いた画像である。この画像の数画素が欠陥画素であるという情報を与え、その画素の値を上記簡略化を行わない方法と、簡略化を行う方法によって補正する。図中、1乃至13は欠陥画素の位置を表している。平坦部では、欠陥画素補正の手法による差があまりないので、欠陥画素は全てエッジに関わる部分に設定し、その効果を確認する。
【0038】
上記比較検証は、本来は欠陥画素ではない画素を欠陥画素と仮定して行っているので、欠陥画素の正解の画素値が得られる。従って、上述した方法を用いて欠陥画素を補正した値と、欠陥画素の正解の画素値(真値)とを比較することにより、欠陥画素補正処理の誤差を算出することができる。図4は、その誤差を欠陥画素毎にグラフに表したものである。横軸は欠陥画素の位置を表し、縦軸は誤差の大きさを表している。画素の階調は0乃至255としている。
【0039】
図4のグラフにおいて、左1右1のグラフは、注目する欠陥画素に対し、その左右の同色の画素の平均を補正値とする場合の結果である。すなわち、R35を欠陥とすると、
R35 ← 0.5×R33 + 0.5×R37
により欠陥画素を算出している。Dif2のグラフは、上下2ラインを用いて係数を算出する方法により欠陥画素の補正を行った場合の結果を表している。Dif1のグラフは、上1ラインのみを用いて係数を算出する方法により欠陥画素の補正を行った場合の結果を表している。さらに、制限1を用いた場合の結果をLim1、制限2を用いた場合の結果をLim2と記載している。また、精度に関しては、上位2ビット精度を用いた場合をP2、上位1ビット精度を用いた場合をP1と記載している。
【0040】
上下2ラインから上1ラインへの簡略化、2ビット精度から1ビット精度への簡略化、また、制限1から制限2への簡略化に応じて誤差が大きくなる傾向があるが、極端に精度が低下することは少ないと言える。
【0041】
以上説明したように、本実施の形態により、欠陥画素の補正値をより少ないハードウェア資源を用いてより正確に算出することが可能となる。
【0042】
なお、上記実施の形態では、エリアセンサ102のフィルタがR,G,Bで構成されている例を示したが、Cy(シアン)、Ye(黄色)、Mg(マゼンタ)、Gr(緑)のような補色フィルタで構成されている場合も同様に適用可能である。
【0043】
また、上記実施の形態では、欠陥画素の上下のライン、または上のラインのみの画素を用いて係数αおよび係数βを算出する方法について説明したが、欠陥画素の下のラインのみを用いて係数αおよび係数βを算出することもできる。
【0044】
また、上記実施の形態の構成および動作は例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができることは言うまでもない。
【0045】
次に、本発明の実施の形態によるコンピュータが実行するためのプログラムについて説明する。
図1における欠陥画素補正システムにおけるコンピュータシステムのCPUが実行するためのプログラムは、本発明によるプログラムを構成する。
このプログラムを格納するための記録媒体としては、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ、磁気記録媒体等を用いることができ、これらをROM、RAM、CD−ROM、フレキシブルディスク、メモリカード等に構成して用いてよい。
【0046】
また上記記録媒体は、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部のRAM等の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持するものも含まれる。
【0047】
また上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから伝送媒体を介して、あるいは伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されるものであってもよい。上記伝送媒体とは、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体をいうものとする。
【0048】
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
【0049】
従って、このプログラムを図1のシステム又は装置とは異なるシステム又は装置において用い、そのシステム又は装置のコンピュータがこのプログラムを実行することによっても、上記実施の形態で説明した機能及び効果と同等の機能及び効果を得ることができ、本発明の目的を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
【図2】画素の配列および欠陥画素の位置を示す図である。
【図3】比較検証に用いた画像上の欠陥画素の位置を示す図である。
【図4】比較検証結果を示すグラフである。
【符号の説明】
101 レンズ 102 エリアセンサ 103 センサ制御部 104 欠陥補正部 105 画像処理部(各機能ブロック)
【発明の属する技術分野】
本発明は、欠陥画素補正システムおよび欠陥画素補正方法、並びに欠陥画素補正プログラムに関し、特に、エリアセンサの欠陥画素の出力値を周辺画素の値の変化に基づいて補正する欠陥画素補正システムおよび欠陥画素補正方法、並びに欠陥画素補正プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
エリアセンサは、光を電気信号に変換する素子(画素)の集合体であるが、エリアセンサを構成する画素の中には、正常な値を出力しない(期待される値から大きくはずれた値を出力する)ものがある。これらの画素は欠陥画素と呼ばれる。欠陥画素の出力値は、周囲の正常な画素の出力値から欠陥画素の出力値として予測される値により置き換えられる。
欠陥画素を補正する方法としては、DCT(discrete cosinetransform)変換を利用するもの(例えば、特許文献1参照)や、欠陥画素の上下左右の画素の出力値の変化量を利用して補正するもの(例えば、特許文献2参照)や、上下左右および斜めの画素のうち、変化量が少ないものの組み合わせを選択して算出するもの(例えば、特許文献3参照)がある。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−105241号公報(図1)
【特許文献2】
特開平6−105242号公報(図1)
【特許文献3】
特開2001−307079号公報(図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1,2,3に記載の発明はいずれも、フレームメモリまたはかなりの量のラインメモリを必要とするという問題があった。また、特許文献1に記載の発明は、DCT変換ブロックを持たないシステムの場合、負荷が大きいという問題があった。また、特許文献2に記載の発明は、かなり多くの計算量を必要とし、システムにかかる負荷が大きいという問題があった。
【0005】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、欠陥画素の出力値の補正値をより少ないハードウェア資源を用いてより正確に算出することができるようにするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の欠陥画素補正システムは、光を検出する画素が格子状に配列されたエリアセンサの欠陥画素の値を補正するものであって、欠陥画素を含むライン上の左側に位置する直近の同一色の第1の画素の値に第1の重み付けをしたものと、欠陥画素を含むライン上の右側に位置する直近の同一色の第2の画素の値に第2の重み付けをしたものとを加算して欠陥画素の値を補正する補正手段と、欠陥画素の近傍の画素の変化量に基づいて、第1の画素の値に対して第1の重み付けをするために第1の画素の値に乗算される第1の係数の値と、第2の画素の値に対して第2の重み付けをするために第2の画素の値に乗算される第2の係数の値とを演算する係数値演算手段とを備えることを特徴とするものである。これにより、欠陥画素の値を同一ライン上の直近の画素を用いて算出することができる。
【0007】
請求項2に記載の欠陥画素補正システムは、その係数値演算手段が、欠陥画素を含むラインと隣接する上のライン上の、欠陥画素と同一列に位置する第3の画素の値と、欠陥画素を含むラインと隣接する上のライン上の、第1の画素と同一列の第4の画素の値の差分の絶対値と、欠陥画素を含むラインと隣接する下のライン上の、欠陥画素と同一列に位置する第5の画素の値と、欠陥画素を含むラインと隣接する下のライン上の、第1の画素と同一列の第6の画素の値の差分の絶対値を加算して得られる値を第1の変化量とし、欠陥画素を含むラインと隣接する上のライン上の、欠陥画素と同一列に位置する第3の画素の値と、欠陥画素を含むラインと隣接する上のライン上の、第2の画素と同一列の第7の画素の値の差分の絶対値と、欠陥画素を含むラインと隣接する下のライン上の、欠陥画素と同一列に位置する第5の画素の値と、欠陥画素を含むラインと隣接する下のライン上の、第2の画素と同一列の第8の画素の値の差分の絶対値を加算して得られる値を第2の変化量とし、第1の変化量と第2の変化量を加算した総変化量に対する第2の変化量の割合を第1の係数の値とし、総変化量に対する第2の変化量の割合を第1の係数の値とすることができる。これにより、欠陥画素の上下2ライン分のラインメモリのみを用いて欠陥画素の値を算出することができる。
【0008】
或いは、請求項3に記載の欠陥画素補正システムは、その係数値演算手段が、欠陥画素を含むラインと隣接する上のライン上の、欠陥画素と同一列に位置する第3の画素の値と、欠陥画素を含むラインと隣接する上のライン上の、第1の画素と同一列の第4の画素の値の差分の絶対値を第1の変化量とし、欠陥画素を含むラインと隣接する上のライン上の、欠陥画素と同一列に位置する第3の画素の値と、欠陥画素を含むラインと隣接する上のライン上の、第2の画素と同一列の第5の画素の値の差分の絶対値を第2の変化量とし、第1の変化量と第2の変化量を加算した総変化量に対する第2の変化量の割合を第1の係数の値とし、総変化量に対する第2の変化量の割合を第1の係数の値とすることができる。これにより、欠陥画素の上の1ライン分のラインメモリのみを用いて欠陥画素の値を算出することができる。
【0009】
或いは、請求項4に記載の欠陥画素補正システムは、その係数値演算手段が、欠陥画素を含むラインと隣接する下のライン上の、欠陥画素と同一列に位置する第3の画素の値と、欠陥画素を含むラインと隣接する下のライン上の、第1の画素と同一列の第4の画素の値の差分の絶対値を第1の変化量とし、欠陥画素を含むラインと隣接する下のライン上の、欠陥画素と同一列に位置する第3の画素の値と、欠陥画素を含むラインと隣接する下のライン上の、第2の画素と同一列の第5の画素の値の差分の絶対値を第2の変化量とし、第1の変化量と第2の変化量を加算した総変化量に対する第2の変化量の割合を第1の係数の値とし、総変化量に対する第1の変化量の割合を第2の係数の値とすることができる。これにより、欠陥画素の下の1ライン分のラインメモリのみを用いて欠陥画素の値を算出することができる。
【0010】
また、請求項5に記載の欠陥画素補正システムは、第1の変化量の値、および第2の変化量の値の精度を下げたものを入力とし、第1の係数、および第2の係数を出力するルックアップテーブルをさらに備えるようにすることができる。これにより、演算の負荷を軽減することができる。
【0011】
また、請求項6に記載の欠陥画素補正システムは、第1の変化量の値、および第2の変化量の値を二進数で表記し、値を表す上位2ビット以外のビット、または上位1ビット以外のビットを0にしたものを入力とし、第1の係数、および第2の係数を出力するルックアップテーブルをさらに備えることができる。これにより、演算の負荷を軽減することができる。
【0012】
請求項7に記載の欠陥画素補正方法は、光を検出する画素が格子状に配列されたエリアセンサの欠陥画素の値を補正するものであって、欠陥画素を含むライン上の左側に位置する直近の同一色の第1の画素の値に第1の重み付けをしたものと、欠陥画素を含むライン上の右側に位置する直近の同一色の第2の画素の値に第2の重み付けをしたものとを加算して欠陥画素の値を補正する補正ステップと、欠陥画素の近傍の画素の変化量に基づいて、第1の画素の値に対して第1の重み付けをするために第1の画素の値に乗算される第1の係数の値と、第2の画素の値に対して第2の重み付けをするために第2の画素の値に乗算される第2の係数の値とを演算する係数値演算ステップとを備えることを特徴とするものである。これにより、欠陥画素の値を同一ライン上の直近の画素を用いて算出することができる。
【0013】
請求項8に記載の欠陥画素補正プログラムは、光を検出する画素が格子状に配列されたエリアセンサの欠陥画素の値の補正処理を欠陥画素補正システムに実行させるものであって、欠陥画素を含むライン上の左側に位置する直近の同一色の第1の画素の値に第1の重み付けをしたものと、欠陥画素を含むライン上の右側に位置する直近の同一色の第2の画素の値に第2の重み付けをしたものとを加算して欠陥画素の値を補正する補正ステップと、欠陥画素の近傍の画素の変化量に基づいて、第1の画素の値に対して第1の重み付けをするために第1の画素の値に乗算される第1の係数の値と、第2の画素の値に対して第2の重み付けをするために第2の画素の値に乗算される第2の係数の値とを演算する係数値演算ステップとを欠陥画素補正システムに実行させることを特徴とするものである。これにより、欠陥画素の値を同一ライン上の直近の画素を用いて算出することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の欠陥画素補正システムを応用した一実施の形態の構成例を示すブロック図である。同図に示すように、本実施の形態は、光を集光し、後述するエリアセンサ102上に被写体の画像を結像させるレンズ101と、レンズ101により集光され、結像した被写体の画像に対応する信号を出力するエリアセンサ102と、エリアセンサ102を制御するセンサ制御部103と、エリアセンサ102からの出力信号に基づいて、欠陥画素の出力値の補正を行う欠陥補正部(補正手段、係数値演算手段)104と、欠陥補正部104からの出力信号に基づいて、色補間・色変換・オートホワイトバランス等の各種処理を実行する画像処理部(各機能ブロック)105とから構成されている。
【0015】
図2は、エリアセンサ102を構成する素子(画素)の一部分の配列を示している。エリアセンサ102は、赤(R)の光を検出し、光の強度に対応する大きさの電気信号に変換して出力する素子(以下では適宜、画素と記載し、素子の出力値を画素の値と記載する)と、緑(G)の光を検出し、光の強度に対応する大きさの電気信号に変換して出力する素子と、青(B)の光を検出し、光の強度に対応する大きさの電気信号に変換して出力する素子とからなり、各素子は、例えば、図2に示すように格子状に配列されている。図2において、R11,R13、・・・は、赤の光を検出する画素であり、「R」は赤を示し、「11」、「13」はエリアセンサ102上での位置を示している。G12,G14、・・・は、緑の光を検出する画素であり、「G」は緑を示し、「12」、「14」はエリアセンサ102上での位置を示している。B22,B24、・・・は、青の光を検出する画素であり、「B」は青を示し、「22」、「24」はエリアセンサ102上での位置を示している。また、計算式においてR11等を用いたときは、R11等に対応する画素の値を表すものとする。
【0016】
本実施の形態では、欠陥補正部104は、欠陥画素の近傍の画素の値の変化量を利用して、欠陥画素の値を補正する。例えば、図2において、画素(R35)が欠陥画素であるとすると、欠陥画素(R35)の値を周囲の画素の値に基づいて、次式(1)に従って補正する。
【0017】
R35 ← α×R33 + β×R37 ・・・式(1)
ただし、係数αと係数βは、α+β=1 の関係がある。
【0018】
上記式(1)において、係数αと係数βの値を、欠陥画素の周囲の画素の値の変化の状態によって切り替えることにより、エッジ部等でも適当な値を算出することができる。
【0019】
次に、上記式(1)の係数αと係数βの算出方法について説明する。まず最初に、欠陥画素を含むラインの上下のラインの画素を用いた算出方法について説明する。係数αと係数βの算出は、欠陥画素の左右に存在する画素に対して、欠陥画素がいずれの画素と相関が強いかを判別することにより行われる。
【0020】
画素(R35)が欠陥画素である場合、同一ライン上の左の直近の画素(R33)と、右の直近の画素(R37)を用いて、上記式(1)に従って、欠陥画素(R35)の値を算出する。このとき、係数αおよび係数βの値は、欠陥画素(R35)、画素(R33)、および画素(R37)とそれぞれ同一列に位置し、かつ欠陥画素に対して最も近傍の位置にある画素(G23)、画素(G25)、画素(G27)と、画素(G43)、画素(G45)、画素(G47)の値を用いて、次式(2)乃至式(5)に従って算出される。
【0021】
k0 = abs(G25−G23)+abs(G45−G43) 式(2)
k1 = abs(G25−G27)+abs(G45−G47) 式(3)
α = k1/(k0+k1) 式(4)
β = k0/(k0+k1) 式(5)
【0022】
ここで、abs(A)は、Aの絶対値を算出することを意味している。
【0023】
上記式(2)乃至式(5)は、欠陥画素(R35)と同一列の上のラインの画素(G25)、および下のラインの画素(G45)と、欠陥画素(R35)と同一ライン上にある左側の近傍の画素(R33)と同一列の上のラインの画素(G23)、および下のラインの画素(G43)と、欠陥画素(R35)と同一ライン上にある右側の近傍の画素(R37)と同一列の上のラインの画素(G27)、および下のラインの画素(G47)について、各ライン毎に各画素の値の変化量(k0,k1)を求め、その変化量が欠陥画素を含むラインでも同一であると仮定して、係数αおよび係数βを算出している。
【0024】
係数αおよび係数βの値は、α+β=1の条件下で0乃至1の間でそれぞれ変化し、欠陥画素(R35)の左右の画素(R33,R37)のそれぞれに施す係数(α、β)は、変化量が少ないほど1に近い値となる。即ち、変化量k0の値が変化量k1の値より小さければ小さいほど、係数αの値が1に近くなり、逆に係数βの値は0に近くなる。また、変化量k1の値が変化量k0の値より小さければ小さいほど、係数βの値が1に近くなり、逆に係数αの値は0に近くなる。
【0025】
上記式(1)より、係数αの値が1に近ければ近いほど、欠陥画素(R35)の値は、画素(R33)の値に近くなる。逆に、係数βの値が1に近ければ近いほど、欠陥画素(R35)の値は、画素(R37)の値に近くなる。
【0026】
上述した欠陥画素の上下ラインの画素から係数αおよび係数βを算出する方法では、注目ラインの他、2ライン分のデータが必要となる。すなわち、少なくとも2ライン分のラインメモリが必要となる。そこで、欠陥画素の上のラインのみの画素を用いて係数αおよび係数βを算出することにする。この方法では、ラインメモリを1ライン分削減することができる。以下、その算出方法について説明する。
【0027】
図2より、画素(R35)が欠陥画素である場合、画素(R33)と画素(R37)を用いて、上記式(1)に従って、画素(R35)の値を算出する。このとき、係数αおよび係数βの値は、欠陥画素(R35)と、画素(R33)および画素(R37)とそれぞれ同一列に位置し、かつ欠陥画素(R35)に対して最も近傍の位置にある画素(G23)、画素(G25)、および画素(G27)の値を用いて、次式(6)乃至式(9)に従って算出される。
【0028】
k0 = abs(G25−G23) 式(6)
k1 = abs(G25−G27) 式(7)
α = k1/(k0+k1) 式(8)
β = k0/(k0+k1) 式(9)
【0029】
上記式(6)乃至式(9)は、欠陥画素(R35)と同一列の上のラインの画素(G25)と、欠陥画素(R35)と同一ライン上にある左側の近傍の画素(R33)と同一列の上のラインの画素(G23)と、欠陥画素(R35)と同一ライン上にある右側の近傍の画素(R37)と同一列の上のラインの画素(G27)について、各画素の値の変化量を求め、その変化量が欠陥画素(R35)を含むラインでも同一であると仮定して、係数αおよび係数βを算出している。
【0030】
係数αおよび係数βの値は、α+β=1の条件下で0乃至1の間でそれぞれ変化し、欠陥画素(R35)の左右の画素(R33,R37)のそれぞれに施す係数(α、β)は、変化量が少ないほど1に近い値となる。即ち、k0の値がk1の値より小さければ小さいほど、係数αの値が1に近くなり、逆に係数βの値は0に近くなる。また、k1の値がk0の値より小さければ小さいほど、係数βの値が1に近くなり、逆に係数αの値は0に近くなる。
【0031】
上記式(1)より、係数αの値が1に近ければ近いほど、欠陥画素(R35)の値は、画素(R33)の値に近くなる。逆に、係数βの値が1に近ければ近いほど、欠陥画素(R35)の値は、画素(R37)の値に近くなる。
【0032】
次に、処理を簡略化する方法について説明する。上記式(4)、式(5)、式(8)、式(9)は、それぞれ除算を含んでいるため、負荷が大きく、各処理をハードウェア(H/W)化する場合において問題となる。そこで、負荷を軽減するために上記変化量k0の値、および変化量k1の精度を低くする。
【0033】
例えば、オリジナルの値(01100110(二進数表記))を、上位2ビット精度で表すと、値(01100000)となる。また、上位1ビット精度で表すと、値(01000000)となる。また、オリジナルの値(00101010)を、上位2ビット精度で表すと、値(00100000)となる。また、上位1ビット精度で表すと、値(00100000)となる。
【0034】
さらに、係数αおよび係数βの値に算出される値を以下の値に制限する
制限1(Lim1)
0 0.125 0.25 0.375 0.5 0.625 0.75 0.875 1.0
制限2(Lim2)
0 0.25 0.5 0.75 1.0
【0035】
欠陥補正部104は、変化量k0の値、および変化量k1の値を入力し、係数α、および係数βの値を出力するルックアップテーブルを有している。上記簡略化を行うことにより、ルックアップテーブルのサイズを小さくすることができる。
【0036】
上述した簡略化を行わない場合と、上記2つの簡略化を行った場合について、欠陥画素補正された値の誤差の大小を比較検証した。
【0037】
図3は、上記比較検証に用いた画像である。この画像の数画素が欠陥画素であるという情報を与え、その画素の値を上記簡略化を行わない方法と、簡略化を行う方法によって補正する。図中、1乃至13は欠陥画素の位置を表している。平坦部では、欠陥画素補正の手法による差があまりないので、欠陥画素は全てエッジに関わる部分に設定し、その効果を確認する。
【0038】
上記比較検証は、本来は欠陥画素ではない画素を欠陥画素と仮定して行っているので、欠陥画素の正解の画素値が得られる。従って、上述した方法を用いて欠陥画素を補正した値と、欠陥画素の正解の画素値(真値)とを比較することにより、欠陥画素補正処理の誤差を算出することができる。図4は、その誤差を欠陥画素毎にグラフに表したものである。横軸は欠陥画素の位置を表し、縦軸は誤差の大きさを表している。画素の階調は0乃至255としている。
【0039】
図4のグラフにおいて、左1右1のグラフは、注目する欠陥画素に対し、その左右の同色の画素の平均を補正値とする場合の結果である。すなわち、R35を欠陥とすると、
R35 ← 0.5×R33 + 0.5×R37
により欠陥画素を算出している。Dif2のグラフは、上下2ラインを用いて係数を算出する方法により欠陥画素の補正を行った場合の結果を表している。Dif1のグラフは、上1ラインのみを用いて係数を算出する方法により欠陥画素の補正を行った場合の結果を表している。さらに、制限1を用いた場合の結果をLim1、制限2を用いた場合の結果をLim2と記載している。また、精度に関しては、上位2ビット精度を用いた場合をP2、上位1ビット精度を用いた場合をP1と記載している。
【0040】
上下2ラインから上1ラインへの簡略化、2ビット精度から1ビット精度への簡略化、また、制限1から制限2への簡略化に応じて誤差が大きくなる傾向があるが、極端に精度が低下することは少ないと言える。
【0041】
以上説明したように、本実施の形態により、欠陥画素の補正値をより少ないハードウェア資源を用いてより正確に算出することが可能となる。
【0042】
なお、上記実施の形態では、エリアセンサ102のフィルタがR,G,Bで構成されている例を示したが、Cy(シアン)、Ye(黄色)、Mg(マゼンタ)、Gr(緑)のような補色フィルタで構成されている場合も同様に適用可能である。
【0043】
また、上記実施の形態では、欠陥画素の上下のライン、または上のラインのみの画素を用いて係数αおよび係数βを算出する方法について説明したが、欠陥画素の下のラインのみを用いて係数αおよび係数βを算出することもできる。
【0044】
また、上記実施の形態の構成および動作は例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができることは言うまでもない。
【0045】
次に、本発明の実施の形態によるコンピュータが実行するためのプログラムについて説明する。
図1における欠陥画素補正システムにおけるコンピュータシステムのCPUが実行するためのプログラムは、本発明によるプログラムを構成する。
このプログラムを格納するための記録媒体としては、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ、磁気記録媒体等を用いることができ、これらをROM、RAM、CD−ROM、フレキシブルディスク、メモリカード等に構成して用いてよい。
【0046】
また上記記録媒体は、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部のRAM等の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持するものも含まれる。
【0047】
また上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから伝送媒体を介して、あるいは伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されるものであってもよい。上記伝送媒体とは、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体をいうものとする。
【0048】
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
【0049】
従って、このプログラムを図1のシステム又は装置とは異なるシステム又は装置において用い、そのシステム又は装置のコンピュータがこのプログラムを実行することによっても、上記実施の形態で説明した機能及び効果と同等の機能及び効果を得ることができ、本発明の目的を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
【図2】画素の配列および欠陥画素の位置を示す図である。
【図3】比較検証に用いた画像上の欠陥画素の位置を示す図である。
【図4】比較検証結果を示すグラフである。
【符号の説明】
101 レンズ 102 エリアセンサ 103 センサ制御部 104 欠陥補正部 105 画像処理部(各機能ブロック)
Claims (8)
- 光を検出する画素が格子状に配列されたエリアセンサの欠陥画素の値を補正する欠陥画素補正システムであって、
前記欠陥画素を含むライン上の左側に位置する直近の同一色の第1の画素の値に第1の重み付けをしたものと、前記欠陥画素を含むライン上の右側に位置する直近の同一色の第2の画素の値に第2の重み付けをしたものとを加算して前記欠陥画素の値を補正する補正手段と、
前記欠陥画素の近傍の画素の変化量に基づいて、前記第1の画素の値に対して前記第1の重み付けをするために前記第1の画素の値に乗算される第1の係数の値と、前記第2の画素の値に対して前記第2の重み付けをするために前記第2の画素の値に乗算される第2の係数の値とを演算する係数値演算手段と
を備えることを特徴とする欠陥画素補正システム。 - 前記係数値演算手段は、前記欠陥画素を含むラインと隣接する上のライン上の、前記欠陥画素と同一列に位置する第3の画素の値と、前記欠陥画素を含むラインと隣接する上のライン上の、前記第1の画素と同一列の第4の画素の値の差分の絶対値と、前記欠陥画素を含むラインと隣接する下のライン上の、前記欠陥画素と同一列に位置する第5の画素の値と、前記欠陥画素を含むラインと隣接する下のライン上の、前記第1の画素と同一列の第6の画素の値の差分の絶対値を加算して得られる値を第1の変化量とし、前記欠陥画素を含むラインと隣接する上のライン上の、前記欠陥画素と同一列に位置する前記第3の画素の値と、前記欠陥画素を含むラインと隣接する上のライン上の、前記第2の画素と同一列の第7の画素の値の差分の絶対値と、前記欠陥画素を含むラインと隣接する下のライン上の、前記欠陥画素と同一列に位置する前記第5の画素の値と、前記欠陥画素を含むラインと隣接する下のライン上の、前記第2の画素と同一列の第8の画素の値の差分の絶対値を加算して得られる値を第2の変化量とし、前記第1の変化量と前記第2の変化量を加算した総変化量に対する前記第2の変化量の割合を前記第1の係数の値とし、前記総変化量に対する前記第1の変化量の割合を前記第2の係数の値とする
ことを特徴とする請求項1に記載の欠陥画素補正システム。 - 前記係数値演算手段は、前記欠陥画素を含むラインと隣接する上のライン上の、前記欠陥画素と同一列に位置する第3の画素の値と、前記欠陥画素を含むラインと隣接する上のライン上の、前記第1の画素と同一列の第4の画素の値の差分の絶対値を第1の変化量とし、前記欠陥画素を含むラインと隣接する上のライン上の、前記欠陥画素と同一列に位置する前記第3の画素の値と、前記欠陥画素を含むラインと隣接する上のライン上の、前記第2の画素と同一列の第5の画素の値の差分の絶対値を第2の変化量とし、前記第1の変化量と前記第2の変化量を加算した総変化量に対する前記第2の変化量の割合を前記第1の係数の値とし、前記総変化量に対する前記第1の変化量の割合を前記第2の係数の値とする
ことを特徴とする請求項1に記載の欠陥画素補正システム。 - 前記係数値演算手段は、前記欠陥画素を含むラインと隣接する下のライン上の、前記欠陥画素と同一列に位置する第3の画素の値と、前記欠陥画素を含むラインと隣接する下のライン上の、前記第1の画素と同一列の第4の画素の値の差分の絶対値を第1の変化量とし、前記欠陥画素を含むラインと隣接する下のライン上の、前記欠陥画素と同一列に位置する前記第3の画素の値と、前記欠陥画素を含むラインと隣接する下のライン上の、前記第2の画素と同一列の第5の画素の値の差分の絶対値を第2の変化量とし、前記第1の変化量と前記第2の変化量を加算した総変化量に対する前記第2の変化量の割合を前記第1の係数の値とし、前記総変化量に対する前記第1の変化量の割合を前記第2の係数の値とする
ことを特徴とする請求項1に記載の欠陥画素補正システム。 - 前記第1の変化量の値、および前記第2の変化量の値の精度を下げたものを入力とし、前記第1の係数、および前記第2の係数を出力するルックアップテーブルをさらに備える
ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の欠陥画素補正システム。 - 前記第1の変化量の値、および前記第2の変化量の値を二進数で表記し、前記値を表す上位2ビット以外のビット、または上位1ビット以外のビットを0にしたものを入力とし、前記第1の係数、および前記第2の係数を出力するルックアップテーブルをさらに備える
ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の欠陥画素補正システム。 - 光を検出する画素が格子状に配列されたエリアセンサの欠陥画素の値を補正する欠陥画素補正方法であって、
前記欠陥画素を含むライン上の左側に位置する直近の同一色の第1の画素の値に第1の重み付けをしたものと、前記欠陥画素を含むライン上の右側に位置する直近の同一色の第2の画素の値に第2の重み付けをしたものとを加算して前記欠陥画素の値を補正する補正ステップと、
前記欠陥画素の近傍の画素の変化量に基づいて、前記第1の画素の値に対して前記第1の重み付けをするために前記第1の画素の値に乗算される第1の係数の値と、前記第2の画素の値に対して前記第2の重み付けをするために前記第2の画素の値に乗算される第2の係数の値とを演算する係数値演算ステップと
を備えることを特徴とする欠陥画素補正方法。 - 光を検出する画素が格子状に配列されたエリアセンサの欠陥画素の値の補正処理を欠陥画素補正システムに実行させる欠陥画素補正プログラムであって、
前記欠陥画素を含むライン上の左側に位置する直近の同一色の第1の画素の値に第1の重み付けをしたものと、前記欠陥画素を含むライン上の右側に位置する直近の同一色の第2の画素の値に第2の重み付けをしたものとを加算して前記欠陥画素の値を補正する補正ステップと、
前記欠陥画素の近傍の画素の変化量に基づいて、前記第1の画素の値に対して前記第1の重み付けをするために前記第1の画素の値に乗算される第1の係数の値と、前記第2の画素の値に対して前記第2の重み付けをするために前記第2の画素の値に乗算される第2の係数の値とを演算する係数値演算ステップと
を前記欠陥画素補正システムに実行させることを特徴とする欠陥画素補正プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003020802A JP2004235873A (ja) | 2003-01-29 | 2003-01-29 | 欠陥画素補正システムおよび欠陥画素補正方法、並びに欠陥画素補正プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003020802A JP2004235873A (ja) | 2003-01-29 | 2003-01-29 | 欠陥画素補正システムおよび欠陥画素補正方法、並びに欠陥画素補正プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=32950336
Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004235873A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012511872A (ja) * | 2008-12-11 | 2012-05-24 | アイティーティー マニュファクチャリング エンタープライジーズ, インコーポレイテッド | 五つの最近隣接を用いた欠陥画素置換 |
DE102014006717A1 (de) * | 2014-05-05 | 2015-11-05 | Carl Zeiss Microscopy Gmbh | Verfahren zur Erzeugung einer dreidimensionalen Information eines Objektes mit einem Digitalmikroskop und Datenverarbeitungsprogramm zur Abarbeitung des Verfahrens |
-
2003
- 2003-01-29 JP JP2003020802A patent/JP2004235873A/ja active Pending
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JP2012511872A (ja) * | 2008-12-11 | 2012-05-24 | アイティーティー マニュファクチャリング エンタープライジーズ, インコーポレイテッド | 五つの最近隣接を用いた欠陥画素置換 |
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