JP2004235699A - インナーイヤホン - Google Patents
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Abstract
【課題】イヤホン本体とケーブルとの絡み付きによるケーブル同士の絡み合いを簡単な構成で防止できるインナーイヤホンを提供する。
【解決手段】このインナーイヤホンは、棒状の保持部26A,26Bを有する左右一対のイヤホン本体25A,25Bと、一端が音声機器側に接続され他端が途中で二股に分岐されて保持部を通して各イヤホン本体に接続されたケーブル24A,24Bと、ケーブルに移動可能に貫通された可撓性部材からなる固定部31と、を備え、非使用時に固定部を移動させて各保持部の少なくとも一部に被せるようにして一対のイヤホン本体を一体的に固定する。
【選択図】 図2
【解決手段】このインナーイヤホンは、棒状の保持部26A,26Bを有する左右一対のイヤホン本体25A,25Bと、一端が音声機器側に接続され他端が途中で二股に分岐されて保持部を通して各イヤホン本体に接続されたケーブル24A,24Bと、ケーブルに移動可能に貫通された可撓性部材からなる固定部31と、を備え、非使用時に固定部を移動させて各保持部の少なくとも一部に被せるようにして一対のイヤホン本体を一体的に固定する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケーブルの絡まりを防止するようにしたインナーイヤホンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インナーイヤホンの従来例を図8,図9を用いて説明する。図9の従来のイヤホンは、一端に音声機器側に差し込まれる接続プラグ220を有し適宜な長さのケーブル210がその途中から分岐部23で二股に分岐ケーブル240A,240Bに別れ、その先端にイヤホン本体250A,250Bが設けられている。イヤホンの非使用時には、接続プラグ220を音声機器側から取り外し、これを小さくまとめてポケットやバックに入れたり、或いは接続プラグ220を携帯音声機器に付けたまま、ケーブル210を携帯音声機器に巻き付けてバックなどに入れて持ち運ぶのが一般的である。
【0003】
しかし、イヤホンを小さくまとめてポケットやバックに入れたとき、イヤホン本体250A,250Bが分岐ケーブル240A,240Bやケーブル210に絡まりつくことで、分岐ケーブル240A,240B、ケーブル210が互いに絡まり合うことがことが多く、次の使用時にこの絡みを解くのが面倒で煩雑である。また、絡みがひどくなると、無理にケーブルを引っ張ったりしてしまいケーブルやイヤホンに損傷をもたらすおそれがある。
【0004】
かかる絡みの実際のパターンを図9に示す。図中の実線の矢印はイヤホン本体250A,破線の矢印はイヤホン本体250Bがそれぞれ移動する場合の軌跡を示す。図9のように、イヤホン本体250Aの絡みのパターンは、長い方の分岐ケーブル240Aに絡まるパターンと、短い方の分岐ケーブル240Bに絡まるパターンと、ケーブル210に絡まるパターンとが考えられる。また、他方のイヤホン本体250Bも上述と同様のパターンが考えられ、双方のイヤホン本体250A,250B全体では、6通りのパターンが考えられ得る。これらのパターンの組み合わせでイヤホン本体とケーブルとが絡み付く結果、ケーブル同士が絡み合うのである。
【0005】
上述のようにイヤホン本体がケーブルに絡むことを防止するため、ケーブルの分岐部から左右のイヤホン本体までのケーブル同士を摺動体の移動でファスナにより結合させ一体化するようにしたイヤホンが下記特許文献1に記載されている。しかし、かかるイヤホンは、摺動体により結合・分離させるファスナのため、複雑な構造となり、コスト高になり、また、ケーブルの分岐部から左右のイヤホン本体までのケーブルの重量が増え、使用時に耳に装着したイヤホン本体が外れ易くなったりして使い勝手が悪くなってしまう。
【0006】
【特許文献1】
実開平1−179690号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、イヤホン本体とケーブルとの絡み付きによるケーブル同士の絡み合いを簡単な構成で防止できるインナーイヤホンを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明による第1のインナーイヤホンは、略棒状の保持部を有する左右一対のイヤホン本体と、一端が音声機器側に接続され他端が途中で二股に分岐されて前記保持部を通して前記各イヤホン本体に接続されたケーブルと、前記ケーブルに移動可能に貫通された可撓性部材からなる固定部と、を備え、前記固定部を移動させて前記各保持部の少なくとも一部に被せるようにして前記一対のイヤホン本体を一体的に固定できるようにしたことを特徴とする。
【0009】
このインナーイヤホンによれば、非使用時に固定部を移動させてイヤホン本体の保持部に可撓性部材からなる固定部を被せることで簡単に一体化でき、一対のイヤホン本体を保持部で一体的に固定できる。このため、簡単な構造でイヤホン本体とケーブルとを絡み難くすることができる。
【0010】
本発明による第2のインナーイヤホンは、左右一対のイヤホン本体と、一端が音声機器側に接続され他端が途中で二股に分岐されて前記各イヤホン本体に接続されたケーブルと、前記一対のイヤホン本体に設けられほぼ同一形状に構成され互いに嵌合可能な嵌合部と、を備え、前記嵌合部で嵌合させることで前記一対のイヤホン本体を一体的に固定できるようにしたことを特徴とする。
【0011】
このインナーイヤホンによれば、非使用時に嵌合部で嵌合し、一対のイヤホン本体を一体的に固定でき、簡単な構造でイヤホン本体とケーブルとを絡み難くすることができる。また、各嵌合部はほぼ同一形状であるので、部品コストが嵩むことはない。
【0012】
上記嵌合部は、例えば、各イヤホン本体の背面側に取り付け、断面コ字状の部材で、一端側のサイズを他端側よりも大きく構成し、各イヤホン本体の背面側で一方の嵌合部に一端に他方の嵌合部の他端を嵌合させることで、一対のイヤホン本体を一体的に固定できる。
【0013】
本発明による第3のインナーイヤホンは、左右一対のイヤホン本体と、一端が音声機器側に接続され他端が途中で二股に分岐されて前記各イヤホン本体に接続されたケーブルと、前記一対のイヤホン本体の耳当て部分外周に配置された保持手段と、を備え、前記保持手段により前記一対のイヤホン本体を一体的に固定できるようにしたことを特徴とする。
【0014】
このインナーイヤホンによれば、非使用時にイヤホン本体の耳当て部分同士を接近させると、保持手段により一対のイヤホン本体を一体的に固定でき、簡単な構造でイヤホン本体とケーブルとを絡み難くすることができる。
【0015】
前記保持手段が前記一対のイヤホン本体の両方に設けられた磁石を備えることが好ましい。磁石同士が吸引し吸着することで、一対のイヤホン本体を一体的に固定できる。
【0016】
また、前記保持手段が前記一対のイヤホン本体の一方に設けられた磁石と、他方に設けられた磁性材と、を備えることが好ましい。磁石と磁性体が吸引し吸着することで、一対のイヤホン本体を一体的に固定できる。
【0017】
なお、前記分岐された各ケーブルの前記各イヤホン本体までの長さがほぼ同じであるように構成できるし、また、前記分岐された各ケーブルの前記各イヤホン本体までの長さが異なるように構成してもよく、いずれの場合でも、イヤホン本体とケーブルとを絡み難くできる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による第1,第2及び第3の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0019】
図1は第1の実施の形態によるステレオ式のインナーイヤホンを概略的に示す斜視図であり、図2は図1の一対のイヤホン本体の近傍を拡大した側面図(a)及び一対のイヤホン本体を固定部で固定した状態を示す側面図(b)である。
【0020】
図1に示すように、インナーイヤホン2は、適宜な長さのケーブル21の一端側に携帯音声機器等の接続ジャックに差し込まれる接続プラグ22が取付けられ、他端側はケーブル21の途中から分岐部23で二股に分岐したケーブル24A,24Bに別れている。
【0021】
また、分岐ケーブル24A,24Bの先端には、耳に装着可能な一対の左右イヤホン本体25A,25Bが設けられている。イヤホン本体25A,25Bは公知のインナーイヤホン構造のスピーカ部を有している。なお、分岐ケーブル24Bは他方24Aよりも長くなっているが、同じ長さにしてもよい。
【0022】
図2(a)、(b)に示すように、イヤホン本体25A,25Bは、その各根元から棒状に延びた保持部26A、26Bを一体的に備え、分岐ケーブル24A、24Bが保持部26A、26B内を貫通してイヤホン本体25A、25B内のスピーカ部に電気的に接続している。保持部26A、26Bは、比較的硬い樹脂材料等から構成され、内部の分岐ケーブル24A、24B等を保護し、また、使用者が耳に装着したり耳から外すときイヤホン本体25A、25Bを把持し易くなっている。
【0023】
図1,図2(a)に示すように、分岐部23とイヤホン本体25A,25Bとの間に分岐ケーブル24A,24Bが貫通して固定部31が配置されている。即ち、固定部31は、比較的軟質で可撓性のある樹脂材料から略円筒状に構成され、その内部を分岐ケーブル24A,24Bが貫通し、分岐部23と保持部26A、26Bとの間で移動可能になっている。固定部31のイヤホン本体25A,25B側は、その反対側よりも径が大きく構成され、保持部26A、26Bをまとめて比較的堅く覆うことができるようなサイズとなっている。
【0024】
インナーイヤホン2の非使用時に、使用者は、固定部31を掴んで図2(a)の矢印方向にイヤホン本体25A,25B側に移動させ、図2(b)のように固定部31により保持部26A、26Bに被せることで、一対のイヤホン本体25A,25Bを簡単に固定できる。このとき、固定部31は可撓性があるので、固定部31を保持部26A、26Bに対し比較的きつい状態で簡単に押し込むことができ、一対のイヤホン本体25A,25Bを確実に一体的に固定することができる。これにより、非使用時にイヤホン本体25A,25Bとケーブル21,24A,24Bとを絡み難くすることができるので、ケーブル同士の絡み合いを防止できる。
【0025】
次に、第2の実施の形態について説明する。図3は第2の実施の形態によるインナーイヤホンの一対のイヤホン本体の近傍を拡大して示す斜視図(a)及び一対のイヤホン本体を嵌合部で固定した状態を示す斜視図(b)である。図4は図3の嵌合部の嵌合前の状態を示す斜視図(a)及び嵌合後の状態を示す斜視図(b)である。
【0026】
図3(a)のインナーイヤホンは、図1と基本的に同様の構成であるが、非使用時の固定のために各イヤホン本体に嵌合部を設けたものである。即ち、図3(a)に示すように、一対のイヤホン本体25A,25Bの背面側の保持部26A、26Bに嵌合部32,33を接着等により取り付けている。
【0027】
図3(a),図4(a)のように、嵌合部32,33は、一方端の開口32aが広く他方端の開口33bが狭くなるような傾斜構造を有した断面コ字状の同一形状の部材から構成され、保持部26A、26Bに取り付けられている。嵌合部32,33の広い開口32a,33aが両方ともイヤホン本体25A、25B側に位置するように嵌合部32,33が保持部26A、26Bの長手方向に対し同じ向きに傾斜している。
【0028】
インナーイヤホンの非使用時に、図3(a),図4(a)のように、イヤホン本体25Aと25Bとを相対的に接近させ、イヤホン本体25Aの嵌合部32をその広開口32aからイヤホン本体25Bの嵌合部33の狭開口33bに嵌め込んで押し付けて嵌合させることで、図3(b),図4(b)のように、イヤホン本体25A、25Bとを簡単に一体的に固定することができる。これにより、非使用時にイヤホン本体25A,25Bとケーブル21,24A,24Bとを絡み難くすることができるので、ケーブル同士の絡み合いを防止できる。また、嵌合部32,33は、同一形状の部材から構成できるので、部品コストを低く抑えることができる。なお、イヤホン本体25Aの嵌合部32の狭開口をイヤホン本体25Bの嵌合部33の広開口33aに嵌め込んで嵌合させてもよい。
【0029】
次に、第3の実施の形態について説明する。図5は第3の実施の形態によるインナーイヤホンの一対のイヤホン本体の近傍を拡大して示す斜視図(a)及び一対のイヤホン本体を固定した状態を示す斜視図(b)である。図6はイヤホン本体の要部側断面図である。
【0030】
図5(a)のインナーイヤホンは、図1と基本的に同様の構成であるが、非使用時の固定のために各イヤホン本体にリング状の磁石を設けたものである。即ち、図5(a)に示すように、一対のイヤホン本体25A,25Bの耳装着部分側の外周部に互いに磁極の異なるリング状の磁石34,35を取り付けている。図5(a)には、説明の便宜上、リング状の磁石34,35を露出した状態で示すが、図6のように、イヤホン本体25Aはリング状の磁石34を取り付けた面全体が保護部材36で覆われている。イヤホン本体25Bも同様の保護部材で覆われている。
【0031】
インナーイヤホンの非使用時に、図5(a)のように、イヤホン本体25Aと25Bとの装着部同士を相対的に接近させることで、イヤホン本体25A,25B内のリング状の磁石34,35が互いに吸引し、吸着することで、図5(b)のように、イヤホン本体25A、25Bとを簡単に一体的に固定することができる。これにより、非使用時にイヤホン本体25A,25Bとケーブル21,24A,24Bとを絡み難くすることができるので、ケーブル同士の絡み合いを防止できる。
【0032】
また、イヤホン本体25A,25Bを固定するとき、磁石34,35が互いに吸引し合うので、イヤホン本体25A,25Bの外周が揃った状態で簡単に固定できる。
【0033】
図7に図1,図2の一対のイヤホン本体を一体的に固定した場合のイヤホン本体が移動可能な軌跡を概念的に示し、絡みのパターンを示すが、本実施の形態のインナーイヤホンによれば、図9の従来のインナーイヤホンの絡みパターンに比べ、絡みパターンが少なくなることが分かり、絡み合いを防止できることが理解できる。
【0034】
【実施例】
次に、本発明を実施例により更に説明する。実施例として、図1、図2に示すインナーイヤホン2の構成を基本とし、表1に示すように、分岐ケーブル24A,24Bの長さを同じにし、異ならせ、更にケーブル全体の長さを短くし、長くし、より長くした4種類のインナーイヤホンを作製した。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】
実施例1〜4として、表1の4種類のインナーイヤホンを、図2(b)のようにイヤホン本体25A、25Bが固定部31により一体的に固定された状態で、手の中で転がしてから、イヤホン本体が分岐ケーブルやケーブルに絡まるか否かを観察し、絡まり防止効果の評価を行った。また、比較例1〜4として表1と同様の4種類のインナーイヤホンを表2のように固定部31による固定無しの状態で、同様に絡まるか否かを観察し、絡まり防止効果の評価を行った。実施例1〜4及び比較例1〜4に関し、絡まり防止効果の評価を10回ずつ同様に繰り返して行った結果を表3に示す。
【0038】
【表3】
【0039】
表3から、比較例1〜4のいずれの場合も10回中に5乃至8回の絡まりが発生したのに対し、実施例1〜4ではいずれの場合も絡まりが殆ど発生しなかった。これは、固定部によるイヤホン本体同士の固定でイヤホン本体とケーブルとの絡み合いのパターンが図9の従来の場合と比べて図7のように減り、絡み合いの確率が減少するためと考えられる。
【0040】
次に、実施例5〜8として、表1の4種類のインナーイヤホンを図2(a)のようにイヤホン本体25A、25Bが固定部31により一体的に固定された状態で、携帯音声機器と一体にして袋状の収容物であるポーチの中に入れて振ってから、上述と同様の絡まりを観察し、絡まり防止効果の評価を行った。これを10回ずつ同様に繰り返して行った結果を表4に示す。表4には、表2の比較例の4種類のインナーイヤホンについてイヤホン本体の固定無しで同様の実験を行った比較例5〜8の結果を併せて示す。
【0041】
【表4】
【0042】
表4から、比較例5〜8のいずれの場合も10回中に4乃至7回の絡まりが発生したのに対し、実施例5〜8では最も多くて2回の絡まりしか発生しなかった。これは表2と同様に固定部によるイヤホン本体同士の固定の効果と考えられる。
【0043】
以上のように本発明を実施の形態及び実施例により説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で各種の変形が可能である。例えば、図10のように、嵌合部32を保持部26Aに図3,図4と同じ向きに取り付け、嵌合部33を保持部26Bに狭開口がイヤホン本体25B側に向くように取り付け、図10のようにイヤホン本体25Aと25Bとが保持部26A,26Bの長手方向に関し互いに反対向きになるように固定してもよい。
【0044】
また、図2では、円筒状の固定部31の内面に多数の小突起を設けたり、また固定部31の内面を鱗状面に形成してもよく、これらにより、インナーイヤホンの非使用時に固定部31を使用したときに、固定部31が保持部26A,26Bから滑り落ちてしまうことを防止できる。
【0045】
また、図5では、磁石34,35をリング状に一体に構成しなくともよく、小さな磁石を並べるようにしてもよい。また、図6において、磁石をイヤホン本体側に埋め込むような配置にしてもよい。更に、図5,図6において、磁石34または35の位置に磁石に代えて、同形状の鉄等からなる磁性体を配置してもよい。
【0046】
【発明の効果】
本発明によれば、イヤホン本体とケーブルとの絡み付きによるケーブル同士の絡み合いを簡単な構成で防止できるインナーイヤホンを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態によるステレオ式のインナーイヤホンを概略的に示す斜視図である。
【図2】図1の一対のイヤホン本体の近傍を拡大した側面図(a)及び一対のイヤホン本体を固定部で固定した状態を示す側面図(b)である。
【図3】第2の実施の形態によるインナーイヤホンの一対のイヤホン本体の近傍を拡大して示す斜視図(a)及び一対のイヤホン本体を嵌合部で固定した状態を示す斜視図(b)である。
【図4】図3の嵌合部の嵌合前の状態を示す斜視図(a)及び嵌合後の状態を示す斜視図(b)である
【図5】第3の実施の形態によるインナーイヤホンの一対のイヤホン本体の近傍を拡大して示す斜視図(a)、及び一対のイヤホン本体を固定した状態を示す斜視図(b)である。
【図6】図5のイヤホン本体の要部側断面図である。
【図7】図1,図2の一対のイヤホン本体を一体的に固定した場合のイヤホン本体が移動可能な軌跡を概念的に示し、絡みのパターンを示す図である。
【図8】従来のイヤホンを示す斜視図である。
【図9】図8の従来の一対のイヤホン本体が移動可能な軌跡を概念的に示し、絡みのパターンを示す図である。
【図10】図3,図4の変形例を示す、図3(a)と同様の斜視図である。
【符号の説明】
2・・・インナーイヤホン
21・・・ケーブル
22・・・接続プラグ
23・・・分岐部
24A,24B・・・分岐ケーブル
25A,25B・・・イヤホン本体
26A、26B・・・保持部
31・・・固定部
32,33・・・嵌合部
34,35・・・磁石
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケーブルの絡まりを防止するようにしたインナーイヤホンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インナーイヤホンの従来例を図8,図9を用いて説明する。図9の従来のイヤホンは、一端に音声機器側に差し込まれる接続プラグ220を有し適宜な長さのケーブル210がその途中から分岐部23で二股に分岐ケーブル240A,240Bに別れ、その先端にイヤホン本体250A,250Bが設けられている。イヤホンの非使用時には、接続プラグ220を音声機器側から取り外し、これを小さくまとめてポケットやバックに入れたり、或いは接続プラグ220を携帯音声機器に付けたまま、ケーブル210を携帯音声機器に巻き付けてバックなどに入れて持ち運ぶのが一般的である。
【0003】
しかし、イヤホンを小さくまとめてポケットやバックに入れたとき、イヤホン本体250A,250Bが分岐ケーブル240A,240Bやケーブル210に絡まりつくことで、分岐ケーブル240A,240B、ケーブル210が互いに絡まり合うことがことが多く、次の使用時にこの絡みを解くのが面倒で煩雑である。また、絡みがひどくなると、無理にケーブルを引っ張ったりしてしまいケーブルやイヤホンに損傷をもたらすおそれがある。
【0004】
かかる絡みの実際のパターンを図9に示す。図中の実線の矢印はイヤホン本体250A,破線の矢印はイヤホン本体250Bがそれぞれ移動する場合の軌跡を示す。図9のように、イヤホン本体250Aの絡みのパターンは、長い方の分岐ケーブル240Aに絡まるパターンと、短い方の分岐ケーブル240Bに絡まるパターンと、ケーブル210に絡まるパターンとが考えられる。また、他方のイヤホン本体250Bも上述と同様のパターンが考えられ、双方のイヤホン本体250A,250B全体では、6通りのパターンが考えられ得る。これらのパターンの組み合わせでイヤホン本体とケーブルとが絡み付く結果、ケーブル同士が絡み合うのである。
【0005】
上述のようにイヤホン本体がケーブルに絡むことを防止するため、ケーブルの分岐部から左右のイヤホン本体までのケーブル同士を摺動体の移動でファスナにより結合させ一体化するようにしたイヤホンが下記特許文献1に記載されている。しかし、かかるイヤホンは、摺動体により結合・分離させるファスナのため、複雑な構造となり、コスト高になり、また、ケーブルの分岐部から左右のイヤホン本体までのケーブルの重量が増え、使用時に耳に装着したイヤホン本体が外れ易くなったりして使い勝手が悪くなってしまう。
【0006】
【特許文献1】
実開平1−179690号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、イヤホン本体とケーブルとの絡み付きによるケーブル同士の絡み合いを簡単な構成で防止できるインナーイヤホンを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明による第1のインナーイヤホンは、略棒状の保持部を有する左右一対のイヤホン本体と、一端が音声機器側に接続され他端が途中で二股に分岐されて前記保持部を通して前記各イヤホン本体に接続されたケーブルと、前記ケーブルに移動可能に貫通された可撓性部材からなる固定部と、を備え、前記固定部を移動させて前記各保持部の少なくとも一部に被せるようにして前記一対のイヤホン本体を一体的に固定できるようにしたことを特徴とする。
【0009】
このインナーイヤホンによれば、非使用時に固定部を移動させてイヤホン本体の保持部に可撓性部材からなる固定部を被せることで簡単に一体化でき、一対のイヤホン本体を保持部で一体的に固定できる。このため、簡単な構造でイヤホン本体とケーブルとを絡み難くすることができる。
【0010】
本発明による第2のインナーイヤホンは、左右一対のイヤホン本体と、一端が音声機器側に接続され他端が途中で二股に分岐されて前記各イヤホン本体に接続されたケーブルと、前記一対のイヤホン本体に設けられほぼ同一形状に構成され互いに嵌合可能な嵌合部と、を備え、前記嵌合部で嵌合させることで前記一対のイヤホン本体を一体的に固定できるようにしたことを特徴とする。
【0011】
このインナーイヤホンによれば、非使用時に嵌合部で嵌合し、一対のイヤホン本体を一体的に固定でき、簡単な構造でイヤホン本体とケーブルとを絡み難くすることができる。また、各嵌合部はほぼ同一形状であるので、部品コストが嵩むことはない。
【0012】
上記嵌合部は、例えば、各イヤホン本体の背面側に取り付け、断面コ字状の部材で、一端側のサイズを他端側よりも大きく構成し、各イヤホン本体の背面側で一方の嵌合部に一端に他方の嵌合部の他端を嵌合させることで、一対のイヤホン本体を一体的に固定できる。
【0013】
本発明による第3のインナーイヤホンは、左右一対のイヤホン本体と、一端が音声機器側に接続され他端が途中で二股に分岐されて前記各イヤホン本体に接続されたケーブルと、前記一対のイヤホン本体の耳当て部分外周に配置された保持手段と、を備え、前記保持手段により前記一対のイヤホン本体を一体的に固定できるようにしたことを特徴とする。
【0014】
このインナーイヤホンによれば、非使用時にイヤホン本体の耳当て部分同士を接近させると、保持手段により一対のイヤホン本体を一体的に固定でき、簡単な構造でイヤホン本体とケーブルとを絡み難くすることができる。
【0015】
前記保持手段が前記一対のイヤホン本体の両方に設けられた磁石を備えることが好ましい。磁石同士が吸引し吸着することで、一対のイヤホン本体を一体的に固定できる。
【0016】
また、前記保持手段が前記一対のイヤホン本体の一方に設けられた磁石と、他方に設けられた磁性材と、を備えることが好ましい。磁石と磁性体が吸引し吸着することで、一対のイヤホン本体を一体的に固定できる。
【0017】
なお、前記分岐された各ケーブルの前記各イヤホン本体までの長さがほぼ同じであるように構成できるし、また、前記分岐された各ケーブルの前記各イヤホン本体までの長さが異なるように構成してもよく、いずれの場合でも、イヤホン本体とケーブルとを絡み難くできる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による第1,第2及び第3の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0019】
図1は第1の実施の形態によるステレオ式のインナーイヤホンを概略的に示す斜視図であり、図2は図1の一対のイヤホン本体の近傍を拡大した側面図(a)及び一対のイヤホン本体を固定部で固定した状態を示す側面図(b)である。
【0020】
図1に示すように、インナーイヤホン2は、適宜な長さのケーブル21の一端側に携帯音声機器等の接続ジャックに差し込まれる接続プラグ22が取付けられ、他端側はケーブル21の途中から分岐部23で二股に分岐したケーブル24A,24Bに別れている。
【0021】
また、分岐ケーブル24A,24Bの先端には、耳に装着可能な一対の左右イヤホン本体25A,25Bが設けられている。イヤホン本体25A,25Bは公知のインナーイヤホン構造のスピーカ部を有している。なお、分岐ケーブル24Bは他方24Aよりも長くなっているが、同じ長さにしてもよい。
【0022】
図2(a)、(b)に示すように、イヤホン本体25A,25Bは、その各根元から棒状に延びた保持部26A、26Bを一体的に備え、分岐ケーブル24A、24Bが保持部26A、26B内を貫通してイヤホン本体25A、25B内のスピーカ部に電気的に接続している。保持部26A、26Bは、比較的硬い樹脂材料等から構成され、内部の分岐ケーブル24A、24B等を保護し、また、使用者が耳に装着したり耳から外すときイヤホン本体25A、25Bを把持し易くなっている。
【0023】
図1,図2(a)に示すように、分岐部23とイヤホン本体25A,25Bとの間に分岐ケーブル24A,24Bが貫通して固定部31が配置されている。即ち、固定部31は、比較的軟質で可撓性のある樹脂材料から略円筒状に構成され、その内部を分岐ケーブル24A,24Bが貫通し、分岐部23と保持部26A、26Bとの間で移動可能になっている。固定部31のイヤホン本体25A,25B側は、その反対側よりも径が大きく構成され、保持部26A、26Bをまとめて比較的堅く覆うことができるようなサイズとなっている。
【0024】
インナーイヤホン2の非使用時に、使用者は、固定部31を掴んで図2(a)の矢印方向にイヤホン本体25A,25B側に移動させ、図2(b)のように固定部31により保持部26A、26Bに被せることで、一対のイヤホン本体25A,25Bを簡単に固定できる。このとき、固定部31は可撓性があるので、固定部31を保持部26A、26Bに対し比較的きつい状態で簡単に押し込むことができ、一対のイヤホン本体25A,25Bを確実に一体的に固定することができる。これにより、非使用時にイヤホン本体25A,25Bとケーブル21,24A,24Bとを絡み難くすることができるので、ケーブル同士の絡み合いを防止できる。
【0025】
次に、第2の実施の形態について説明する。図3は第2の実施の形態によるインナーイヤホンの一対のイヤホン本体の近傍を拡大して示す斜視図(a)及び一対のイヤホン本体を嵌合部で固定した状態を示す斜視図(b)である。図4は図3の嵌合部の嵌合前の状態を示す斜視図(a)及び嵌合後の状態を示す斜視図(b)である。
【0026】
図3(a)のインナーイヤホンは、図1と基本的に同様の構成であるが、非使用時の固定のために各イヤホン本体に嵌合部を設けたものである。即ち、図3(a)に示すように、一対のイヤホン本体25A,25Bの背面側の保持部26A、26Bに嵌合部32,33を接着等により取り付けている。
【0027】
図3(a),図4(a)のように、嵌合部32,33は、一方端の開口32aが広く他方端の開口33bが狭くなるような傾斜構造を有した断面コ字状の同一形状の部材から構成され、保持部26A、26Bに取り付けられている。嵌合部32,33の広い開口32a,33aが両方ともイヤホン本体25A、25B側に位置するように嵌合部32,33が保持部26A、26Bの長手方向に対し同じ向きに傾斜している。
【0028】
インナーイヤホンの非使用時に、図3(a),図4(a)のように、イヤホン本体25Aと25Bとを相対的に接近させ、イヤホン本体25Aの嵌合部32をその広開口32aからイヤホン本体25Bの嵌合部33の狭開口33bに嵌め込んで押し付けて嵌合させることで、図3(b),図4(b)のように、イヤホン本体25A、25Bとを簡単に一体的に固定することができる。これにより、非使用時にイヤホン本体25A,25Bとケーブル21,24A,24Bとを絡み難くすることができるので、ケーブル同士の絡み合いを防止できる。また、嵌合部32,33は、同一形状の部材から構成できるので、部品コストを低く抑えることができる。なお、イヤホン本体25Aの嵌合部32の狭開口をイヤホン本体25Bの嵌合部33の広開口33aに嵌め込んで嵌合させてもよい。
【0029】
次に、第3の実施の形態について説明する。図5は第3の実施の形態によるインナーイヤホンの一対のイヤホン本体の近傍を拡大して示す斜視図(a)及び一対のイヤホン本体を固定した状態を示す斜視図(b)である。図6はイヤホン本体の要部側断面図である。
【0030】
図5(a)のインナーイヤホンは、図1と基本的に同様の構成であるが、非使用時の固定のために各イヤホン本体にリング状の磁石を設けたものである。即ち、図5(a)に示すように、一対のイヤホン本体25A,25Bの耳装着部分側の外周部に互いに磁極の異なるリング状の磁石34,35を取り付けている。図5(a)には、説明の便宜上、リング状の磁石34,35を露出した状態で示すが、図6のように、イヤホン本体25Aはリング状の磁石34を取り付けた面全体が保護部材36で覆われている。イヤホン本体25Bも同様の保護部材で覆われている。
【0031】
インナーイヤホンの非使用時に、図5(a)のように、イヤホン本体25Aと25Bとの装着部同士を相対的に接近させることで、イヤホン本体25A,25B内のリング状の磁石34,35が互いに吸引し、吸着することで、図5(b)のように、イヤホン本体25A、25Bとを簡単に一体的に固定することができる。これにより、非使用時にイヤホン本体25A,25Bとケーブル21,24A,24Bとを絡み難くすることができるので、ケーブル同士の絡み合いを防止できる。
【0032】
また、イヤホン本体25A,25Bを固定するとき、磁石34,35が互いに吸引し合うので、イヤホン本体25A,25Bの外周が揃った状態で簡単に固定できる。
【0033】
図7に図1,図2の一対のイヤホン本体を一体的に固定した場合のイヤホン本体が移動可能な軌跡を概念的に示し、絡みのパターンを示すが、本実施の形態のインナーイヤホンによれば、図9の従来のインナーイヤホンの絡みパターンに比べ、絡みパターンが少なくなることが分かり、絡み合いを防止できることが理解できる。
【0034】
【実施例】
次に、本発明を実施例により更に説明する。実施例として、図1、図2に示すインナーイヤホン2の構成を基本とし、表1に示すように、分岐ケーブル24A,24Bの長さを同じにし、異ならせ、更にケーブル全体の長さを短くし、長くし、より長くした4種類のインナーイヤホンを作製した。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】
実施例1〜4として、表1の4種類のインナーイヤホンを、図2(b)のようにイヤホン本体25A、25Bが固定部31により一体的に固定された状態で、手の中で転がしてから、イヤホン本体が分岐ケーブルやケーブルに絡まるか否かを観察し、絡まり防止効果の評価を行った。また、比較例1〜4として表1と同様の4種類のインナーイヤホンを表2のように固定部31による固定無しの状態で、同様に絡まるか否かを観察し、絡まり防止効果の評価を行った。実施例1〜4及び比較例1〜4に関し、絡まり防止効果の評価を10回ずつ同様に繰り返して行った結果を表3に示す。
【0038】
【表3】
【0039】
表3から、比較例1〜4のいずれの場合も10回中に5乃至8回の絡まりが発生したのに対し、実施例1〜4ではいずれの場合も絡まりが殆ど発生しなかった。これは、固定部によるイヤホン本体同士の固定でイヤホン本体とケーブルとの絡み合いのパターンが図9の従来の場合と比べて図7のように減り、絡み合いの確率が減少するためと考えられる。
【0040】
次に、実施例5〜8として、表1の4種類のインナーイヤホンを図2(a)のようにイヤホン本体25A、25Bが固定部31により一体的に固定された状態で、携帯音声機器と一体にして袋状の収容物であるポーチの中に入れて振ってから、上述と同様の絡まりを観察し、絡まり防止効果の評価を行った。これを10回ずつ同様に繰り返して行った結果を表4に示す。表4には、表2の比較例の4種類のインナーイヤホンについてイヤホン本体の固定無しで同様の実験を行った比較例5〜8の結果を併せて示す。
【0041】
【表4】
【0042】
表4から、比較例5〜8のいずれの場合も10回中に4乃至7回の絡まりが発生したのに対し、実施例5〜8では最も多くて2回の絡まりしか発生しなかった。これは表2と同様に固定部によるイヤホン本体同士の固定の効果と考えられる。
【0043】
以上のように本発明を実施の形態及び実施例により説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で各種の変形が可能である。例えば、図10のように、嵌合部32を保持部26Aに図3,図4と同じ向きに取り付け、嵌合部33を保持部26Bに狭開口がイヤホン本体25B側に向くように取り付け、図10のようにイヤホン本体25Aと25Bとが保持部26A,26Bの長手方向に関し互いに反対向きになるように固定してもよい。
【0044】
また、図2では、円筒状の固定部31の内面に多数の小突起を設けたり、また固定部31の内面を鱗状面に形成してもよく、これらにより、インナーイヤホンの非使用時に固定部31を使用したときに、固定部31が保持部26A,26Bから滑り落ちてしまうことを防止できる。
【0045】
また、図5では、磁石34,35をリング状に一体に構成しなくともよく、小さな磁石を並べるようにしてもよい。また、図6において、磁石をイヤホン本体側に埋め込むような配置にしてもよい。更に、図5,図6において、磁石34または35の位置に磁石に代えて、同形状の鉄等からなる磁性体を配置してもよい。
【0046】
【発明の効果】
本発明によれば、イヤホン本体とケーブルとの絡み付きによるケーブル同士の絡み合いを簡単な構成で防止できるインナーイヤホンを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態によるステレオ式のインナーイヤホンを概略的に示す斜視図である。
【図2】図1の一対のイヤホン本体の近傍を拡大した側面図(a)及び一対のイヤホン本体を固定部で固定した状態を示す側面図(b)である。
【図3】第2の実施の形態によるインナーイヤホンの一対のイヤホン本体の近傍を拡大して示す斜視図(a)及び一対のイヤホン本体を嵌合部で固定した状態を示す斜視図(b)である。
【図4】図3の嵌合部の嵌合前の状態を示す斜視図(a)及び嵌合後の状態を示す斜視図(b)である
【図5】第3の実施の形態によるインナーイヤホンの一対のイヤホン本体の近傍を拡大して示す斜視図(a)、及び一対のイヤホン本体を固定した状態を示す斜視図(b)である。
【図6】図5のイヤホン本体の要部側断面図である。
【図7】図1,図2の一対のイヤホン本体を一体的に固定した場合のイヤホン本体が移動可能な軌跡を概念的に示し、絡みのパターンを示す図である。
【図8】従来のイヤホンを示す斜視図である。
【図9】図8の従来の一対のイヤホン本体が移動可能な軌跡を概念的に示し、絡みのパターンを示す図である。
【図10】図3,図4の変形例を示す、図3(a)と同様の斜視図である。
【符号の説明】
2・・・インナーイヤホン
21・・・ケーブル
22・・・接続プラグ
23・・・分岐部
24A,24B・・・分岐ケーブル
25A,25B・・・イヤホン本体
26A、26B・・・保持部
31・・・固定部
32,33・・・嵌合部
34,35・・・磁石
Claims (5)
- 略棒状の保持部を有する左右一対のイヤホン本体と、
一端が音声機器側に接続され他端が途中で二股に分岐されて前記保持部を通して前記各イヤホン本体に接続されたケーブルと、
前記ケーブルに移動可能に貫通された可撓性部材からなる固定部と、を備え、
前記固定部を移動させて前記各保持部の少なくとも一部に被せるようにして前記一対のイヤホン本体を一体的に固定できるようにしたことを特徴とするインナーイヤホン。 - 左右一対のイヤホン本体と、
一端が音声機器側に接続され他端が途中で二股に分岐されて前記各イヤホン本体に接続されたケーブルと、
前記一対のイヤホン本体に設けられほぼ同一形状に構成され互いに嵌合可能な嵌合部と、を備え、
前記嵌合部で嵌合させることで前記一対のイヤホン本体を一体的に固定できるようにしたことを特徴とするインナーイヤホン。 - 左右一対のイヤホン本体と、
一端が音声機器側に接続され他端が途中で二股に分岐されて前記各イヤホン本体に接続されたケーブルと、
前記一対のイヤホン本体の耳当て部分外周に配置された保持手段と、を備え、
前記保持手段により前記一対のイヤホン本体を一体的に固定できるようにしたことを特徴とするインナーイヤホン。 - 前記保持手段が前記一対のイヤホン本体の両方に設けられた磁石を備えることを特徴とする請求項3に記載のインナーイヤホン。
- 前記保持手段が前記一対のイヤホン本体の一方に設けられた磁石と、他方に設けられた磁性材と、を備えることを特徴とする請求項3に記載のインナーイヤホン。
Priority Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101096753B1 (ko) | 2010-04-26 | 2011-12-23 | 안현수 | 이어폰 선 꼬임 방지장치 |
CN103414975A (zh) * | 2013-08-12 | 2013-11-27 | 苏州市正步机器制造有限公司 | 一种防缠绕耳机 |
JP2015053050A (ja) * | 2013-09-05 | 2015-03-19 | 鋭思設計有限公司Combo Studio Limited | Usb装置 |
JP7451736B2 (ja) | 2020-04-30 | 2024-03-18 | 深▲セン▼市韶音科技有限公司 | イヤホン |
-
2003
- 2003-01-28 JP JP2003018561A patent/JP2004235699A/ja not_active Withdrawn
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