JP2004234943A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】EL(エレクトロルミネッセンス)素子を挟んで貼り合わせられた一対のガラス板を備えるELディスプレイパネルにおいて、面取りをしないで、マイクロクラックに起因するガラス割れの発生を抑制する。
【解決手段】対向して貼り合わせられた一対のガラス板11、20を有し、一対のガラス板11、20の内面11b、20b同士は、少なくとも周辺部にて接着剤30を介して接着されており、一対のガラス板11、20の内面11b、20bにはEL素子(17)が形成されてなるパネルS1において、一対のガラス板11、20は、当該ガラス板11、20におけるスクライブされた面が内面11b、20bとなるように配置されている。
【選択図】 図1
【解決手段】対向して貼り合わせられた一対のガラス板11、20を有し、一対のガラス板11、20の内面11b、20b同士は、少なくとも周辺部にて接着剤30を介して接着されており、一対のガラス板11、20の内面11b、20bにはEL素子(17)が形成されてなるパネルS1において、一対のガラス板11、20は、当該ガラス板11、20におけるスクライブされた面が内面11b、20bとなるように配置されている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示素子を挟んで貼り合わせられた一対のガラス板を備える表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の表示装置としては、その一面上に順次、第1電極、第1絶縁膜、発光層(EL発光層)、第2絶縁膜、および第2電極を形成してなるガラス基板とカバーガラスとを、EL素子のキズ防止や耐湿保護等のために、接着剤を介して貼り合わせたディスプレイパネルが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、このディスプレイパネルは、FPC(フレキシブルプリント基板)、TABテープ、ゴムコネクタ等のコネクタを介して回路基板に接続され、第1電極及び第2電極は一方を走査電極、他方を駆動電極として、それぞれ回路基板上のドライバICが接続され、パルス状の走査信号に駆動信号を同期することで発光画素を選択し発光させるものである。
【0004】
ここで、上記したガラス基板やカバーガラスは、ガラス大板にカッターの刃などで線を引いて切れ目を入れ、この線(切れ目)を起点にして切れ目が広がる方向へ力を加えることにより任意の大きさに切断したものである。このように、カッターの刃などで線を引くことを一般にスクライブと呼ぶ。
【0005】
しかしながら、このような貼り合せガラス構成を有する表示装置においては、ガラスの端部周辺にて、スクライブされた面すなわち上記切れ目の形成側の面に、上記ガラス大板から切断する際に生じたマイクロクラックが多数存在する。
【0006】
そのため、上述したような回路基板への接続や筐体組付け、製品の取り扱いの際に生じる曲げ応力によって、ガラス板にたわみが生じると、マイクロクラックを起点とする割れが発生しやすいという不都合があった。
【0007】
特に、貼り合せられたガラスの最表面すなわちガラス板の外面では、内面に比べて強い曲げ応力が加わり、それによってマイクロクラックが広がる方向にたわみが生じるので、マイクロクラックに起因する割れが発生しやすく問題となっていた。
【0008】
このマイクロクラックに起因するガラス板の割れを抑制する方法として、一対のガラス板を周辺部に配置された接着剤を介して貼り合わせてなる装置において、ガラスの稜線すなわちガラス板の端部の角部を面取りする方法が提案されている(特許文献2参照)。
【0009】
【特許文献1】
特開2001−76883号公報
【0010】
【特許文献2】
特開2002−287901号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のガラス板に面取りを施す方法では、多少割れの抑制は可能であるものの、面取りをすることで再度マイクロクラックが発生して、結局マイクロクラックは残ってしまい、割れの発生を回避することは難しい。
【0012】
また、この面取りの方法では、面取り装置、工程の追加が必要となってくる。さらに、貼り合せられたガラス板における表示素子側の面は、キズや汚れがあってはならない面であるが、この面に対して面取り時に付くキズや汚れの防止についても対策を施さなければならない。
【0013】
そこで、本発明は上記問題に鑑み、表示素子を挟んで貼り合わせられた一対のガラス板を備える表示装置において、面取りをしないで、マイクロクラックに起因するガラス割れの発生を抑制することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、対向して貼り合わせられた一対のガラス板(11、20)を有し、一対のガラス板の内面(11b、20b)同士は、少なくとも周辺部にて接着剤(30)を介して接着されており、一対のガラス板のうち少なくとも一方の内面には表示素子(17)が形成されてなる表示装置において、一対のガラス板の少なくとも一方は、当該ガラス板におけるスクライブされた面が内面となるように配置されていることを特徴としている。
【0015】
上述したように、このような貼り合わせのガラス板においては、たわみが生じた場合、このたわみにおいて凸方向にたわむガラス板(11、20)の外面(11a、20a)には、内面(11b、20b)に比べて強い曲げ応力が加わる。
【0016】
ここで、本発明では、一対のガラス板の少なくとも一方のガラス板(11、20)において、そのスクライブされた面(11b、20b)すなわちマイクロクラック(M)が存在する面を内面としている。そのため、このガラス板においては、当該スクライブされた面(11b、20b)に加わる曲げ応力を比較的弱いものにできる。
【0017】
また、マイクロクラック(M)はガラス板(11、20)の端部付近すなわちスクライブされた面(11b、20b)の周辺部に多く存在する。そして、本発明では、スクライブされた面を内面(11b、20b)としたガラス板(11、20)においては、スクライブされた面の周辺部は接着剤(30)によって固定されているため、マイクロクラックの進行による割れの発生も、たわみの度合も少なくなる。
【0018】
このように、本発明によれば、一対のガラス板の少なくとも一方のガラス板(11、20)を、そのスクライブされた面(11b、20b)が内面となるように配置することにより、当該ガラス板においてマイクロクラックに起因する割れを生じにくくできる。
【0019】
よって、本発明によれば、表示素子を挟んで貼り合わせられた一対のガラス板を備える表示装置において、面取りをしないで、マイクロクラックに起因するガラス割れの発生を抑制することができる。
【0020】
ここで、請求項2に記載の発明のように、一対のガラス板(11、20)の両方が、当該ガラス板におけるスクライブされた面(11b、20b)が内面となるように配置されていれば、両方のガラス板において上記作用効果を奏することができ、効果的である。
【0021】
また、請求項3に記載の発明のように、表示素子(17)としてはEL素子を採用できる。
【0022】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示す実施形態について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る表示装置としてのEL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイパネルS1の要部概略断面図である。
【0024】
このパネルS1は、大きくは、互いに対向するEL素子17を有するEL素子基板10とカバーガラス20とが、周辺部を含む対向間の略全域にて接着剤30を介して接着されることで貼り合わされたものである。
【0025】
EL素子基板10は、一対のガラス板の一方であるガラス基板11を有し、このガラス基板11の内面11b側に、当該内面11b側から順次、第1電極12、第1絶縁膜13、発光層(EL発光層)14、第2絶縁膜15および第2電極16が積層形成されてなるものである。
【0026】
第1電極12と第2電極16はストライプ状で互いに直交しており、例えばITO(Indium Tin Oxide)膜にて構成されている。この第1電極12と第2電極16とが直交した部分が、両電極12、16間に挟まれている第1絶縁膜13、第2絶縁膜15および発光層14とともに画素を構成しており、両電極12、16間に電圧を印加することで、この画素が発光可能となっている。
【0027】
発光層14は例えば、ZnS、ZnSe等の半導体材料にて構成されており、発光中心としては、Mn、Tb、Sm等を用いることができる。なお、発光中心にMnを用いた場合では黄橙色、Tbを用いた場合では緑色、Smを用いた場合では、赤色の発光を生じる。
【0028】
また、第1絶縁膜13および第2絶縁膜15はTiO2、Al2O3、SiO2、Si3N4等の誘電体により構成されている。このように、ガラス基板11の内面11bには、これら各層12〜16からなる表示素子としてのEL素子17が構成されている。これら各層12〜16は、蒸着やスパッタ等の公知の成膜法やフォトリソグラフ法等のパターニング技術を用いることによって形成できる。
【0029】
ここで、ガラス基板11は電極12、16や絶縁膜13、15、発光層14の成膜温度や電気特性などに考慮して材質選定されたものであり、EL素子基板10はELディスプレイパネルS1よりも大きいガラス(ガラス大板)にて、EL素子17を成膜した後にパネルS1のサイズに切断したものである。
【0030】
その際、ガラス大板にカッターの刃などで線を引いて切れ目を入れ、この線(切れ目)を起点にして任意の大きさに切断する。この、カッターの刃などで線を引くことを一般にスクライブと呼ぶ。
【0031】
そして、このガラス基板11におけるスクライブされた面11bが内面11bすなわちEL素子17の形成面となっている。以下、スクライブされた面をスクライブ面という。これは、後述するように、ガラス基板11におけるスクライブ面11bを内面11bとすることで割れの発生を抑制する効果を発揮させることが一つの理由である。
【0032】
もう一つの理由は、もし、ガラス基板11における素子形成面と反対面すなわち図1中の外面11a側にスクライブを行うと、素子形成面を下にしてスクライブを行うことになるので、異物等でEL素子17にキズがついたりして、素子破壊等を引き起こすことがあるためである。
【0033】
カバーガラス20は、一対のガラス板の他方として構成されるもので、本実施形態では素子が形成されない素ガラスである。このカバーガラス20もガラス基板11と同様、ガラス大板からパネルサイズに合った大きさに切断して使用するが、材質はガラス基板11と同じか熱膨張係数が近いものを用いると良い。
【0034】
熱膨張係数差が大きいと接着剤30で貼り合せた後の温度変化により、ディスプレイパネルS1が湾曲したり、接着剤30が剥れたり、最悪ディスプレイパネルS1が割れたりする恐れがあるためである。
【0035】
そして、このカバーガラス20においても、ガラス基板11と同様に、スクライブ面20bが内面20bとなるように配置されている。この理由も、カバーガラス20におけるスクライブ面20bを内面20bとすることで割れの発生を抑制する効果を発揮させることにある。
【0036】
そして、一対のガラス板11、20はその内面11b、20b同士を、周辺部を含む略全域にて接着剤30を介して接着されることで貼り合わせられている。これにより、EL素子17へのキズ発生防止や耐湿保護等がなされる。
【0037】
ここで、接着剤30は例えば、エポキシ系熱硬化接着剤を用いることができる。なお、接着剤30の屈折率が、ガラス基板11やカバーガラス20を構成するガラスの屈折率に近ければ近いほど、これらガラスと接着剤30の界面での光の反射が抑制され、映り込み等が防止されるので好ましい。
【0038】
このように、本実施形態のパネルS1は、対向して貼り合わせられた一対のガラス板11、20を有し、一対のガラス板11、20の内面11b、20b同士は、少なくともガラス11、20板の周辺部にて接着剤30を介して接着されており、一対のガラス板11、20の一方の内面には表示素子17が形成されてなる表示装置としての構成を有する。
【0039】
そして、本実施形態では、この構成において、さらに、両方のガラス板11、20において、当該ガラス板11、20におけるスクライブ面11b、20bを内面11b、20bとなるように配置した独自の構成を採用している。
【0040】
図2、図3はこのようなELディスプレイパネルS1を発光させるために回路に接続した構成を示す図であり、図2はカバーガラス20の上から見た概略平面図、図3は図2中のA−A線に沿った概略断面図である。
【0041】
図2、図3に示すように、カバーガラス20からはみ出しているガラス基板11の端部にて回路基板40が接続される。具体的には、回路基板40と第1電極12および第2電極16とがゴムコネクタ41を介して電気的に接続される。このゴムコネクタ41は一般に知られている異方性導電性コネクタを採用できる。
【0042】
また、図3に示すように、ガラス基板11、ゴムコネクタ41および回路基板40は、金属製の下カバー51と上カバー52とによって挟まれており、両カバー51、52の間には、ゴムコネクタ41の厚さおよび上下カバー51、52間の間隔を確保するためのスペーサ60が設けられている。
【0043】
そして、これら上下カバー51、52をスクリュー70を用いてネジ結合することにより、ELディスプレイパネルS1と回路基板40とが電気的に接続され、且つ、一体に固定されている。そして、回路基板40からの信号によって、パネルS1の表示が可能となっている。
【0044】
ところで、本実施形態のパネルS1においては、上述したように、両方のガラス板11、20において、当該ガラス板11、20におけるスクライブ面11b、20bを内面11b、20bとなるように配置した独自の構成を採用している。
【0045】
上述したように、このような貼り合わせのガラス板11、20においては、たわみが生じた場合、このたわみによって凸方向にたわむガラス板11、20の外面11a、20aでは、内面11b、20bに比べてたわみ量が大きく曲げ応力も強いものとなる。
【0046】
ここで、本実施形態では、一対のガラス板11、20において、そのスクライブ面11b、20bすなわちマイクロクラックM(図1参照)が存在する面を内面11b、20bとしている。そのため、このガラス11、20板においては、当該スクライブ面11b、20bに加わる曲げ応力を比較的弱いものにできる。
【0047】
こうすることで、ガラス切断時に発生したマイクロクラックMが多く曲げ強度の弱いスクライブ面11b、20bを、たわみ発生時において内面に比べてマイクロクラックMがより大きく広がることとなるガラス板11、20の外面(最表面)11a、20aから避けることで、ガラス割れを抑制することが可能となる。
【0048】
具体的に、ガラス板11、20について、スクライブ面とその反対側の面(スクライブされていない面)とで曲げ強度を測定して比較した。その結果を図4に示す。
【0049】
図4に示すように、本発明者の検討によれば、スクライブされていない面(図4では、スクライブなし面と示す)の方がスクライブ面よりも大幅に曲げ強度が大きいことが判明した。すなわち、本実施形態では、ガラス板11、20において曲げに対して強度的に強い面を外面(最表面)11a、20aに配置している。
【0050】
例えば、上記図2や図3に示すように、パネルS1を組み付けた場合には、パネルS1はカバー51、52、回路基板40、スペーサ60等のうねりや、スクリュー70の締め付けが大きいと曲げ応力を受けやすい。例えば、図の例では、パネルS1は下側に凸となるように反りやすい。
【0051】
このとき、もし、カバーガラス20の外面20aがスクライブ面であると、そこに存在するマイクロクラックには、当該マイクロクラックが広がる方向に強う曲げ応力が加わる。その結果、カバーガラス20の端面に多数存在しているマイクロクラックを起点とする割れを引き起こす。
【0052】
しかし、本実施形態では、カバーガラス20において、曲げ強度の強いスクライブされていない面を外面(最表面)20a側に配置し、曲げ強度の弱いスクライブ面を内面(貼り合せ面)20b側にすることにより、ガラス割れを抑制することができる。
【0053】
また、マイクロクラックMはガラス板11、20の端部付近すなわちスクライブ面11b、20bの周辺部に多く存在する。そして、本実施形態では、スクライブ面11b、20bを内面11b、20bとしたガラス板11、20においては、スクライブ面11b、20bの周辺部は接着剤30によって固定されているため、マイクロクラックの進行による割れの発生もたわみの度合も少なくなる。
【0054】
このように、本実施形態によれば、一対のガラス板11、20を、そのスクライブ面11b、20bが内面11b、20bとなるように配置することにより、当該ガラス板11、20においてマイクロクラックMに起因する割れを生じにくくできる。
【0055】
よって、本実施形態によれば、パネルS1において、面取りをしないでも、マイクロクラックMに起因するガラス割れの発生を抑制することができる。
【0056】
なお、ガラス基板11やカバーガラス20の切断後にスクライブ面を管理する方法として、図5に示すように、オリフラ(オリエンテーションフラット)80をつけると良い。こうすることで、確実に曲げ強度の強い面をELディスプレイパネルS1の最表面に持ってくることができる。この際、オリフラ80の形状、大きさは特に限定されない。
【0057】
(他の実施形態)
なお、一対のガラス板のどちらか一方のみが、当該ガラス板におけるスクライブ面が内面となるように配置させても良い。例えば、上記パネルS1において、カバーガラス20の内面20bのみをスクライブ面とし、EL素子基板10におけるガラス基板11の外面11aをスクライブ面としても良い。
【0058】
また、接着剤30は、ガラス板11、20の内面の端部すなわち周辺部にのみ配置されており、中央部には充填されていない形であっても良い。
【0059】
また、両方のガラス板の内面に表示素子が形成されていても良い。例えば、2枚のEL素子基板をEL素子形成面を対向させて貼り合わせた積層型ELディスプレイパネルに対しても本発明を適用することができる。
【0060】
また、表示素子としては、EL素子以外にも、液晶表示素子やプラズマ発光素子等を採用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る表示装置としてのELディスプレイパネルの要部概略断面図である。
【図2】上記ELディスプレイパネルを発光させるために回路に接続した構成を示す概略平面図である。
【図3】図2中のA−A線に沿った概略断面図である。
【図4】ガラス板についてスクライブ面とスクライブされていない面とで曲げ強度を測定した結果を示す図である。
【図5】ガラス板にオリフラを形成した構成を示す図である。
【符号の説明】
11…ガラス基板、11b…ガラス基板の内面、17…EL素子、
20…カバーガラス、20b…カバーガラスの内面、30…接着剤。
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示素子を挟んで貼り合わせられた一対のガラス板を備える表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の表示装置としては、その一面上に順次、第1電極、第1絶縁膜、発光層(EL発光層)、第2絶縁膜、および第2電極を形成してなるガラス基板とカバーガラスとを、EL素子のキズ防止や耐湿保護等のために、接着剤を介して貼り合わせたディスプレイパネルが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、このディスプレイパネルは、FPC(フレキシブルプリント基板)、TABテープ、ゴムコネクタ等のコネクタを介して回路基板に接続され、第1電極及び第2電極は一方を走査電極、他方を駆動電極として、それぞれ回路基板上のドライバICが接続され、パルス状の走査信号に駆動信号を同期することで発光画素を選択し発光させるものである。
【0004】
ここで、上記したガラス基板やカバーガラスは、ガラス大板にカッターの刃などで線を引いて切れ目を入れ、この線(切れ目)を起点にして切れ目が広がる方向へ力を加えることにより任意の大きさに切断したものである。このように、カッターの刃などで線を引くことを一般にスクライブと呼ぶ。
【0005】
しかしながら、このような貼り合せガラス構成を有する表示装置においては、ガラスの端部周辺にて、スクライブされた面すなわち上記切れ目の形成側の面に、上記ガラス大板から切断する際に生じたマイクロクラックが多数存在する。
【0006】
そのため、上述したような回路基板への接続や筐体組付け、製品の取り扱いの際に生じる曲げ応力によって、ガラス板にたわみが生じると、マイクロクラックを起点とする割れが発生しやすいという不都合があった。
【0007】
特に、貼り合せられたガラスの最表面すなわちガラス板の外面では、内面に比べて強い曲げ応力が加わり、それによってマイクロクラックが広がる方向にたわみが生じるので、マイクロクラックに起因する割れが発生しやすく問題となっていた。
【0008】
このマイクロクラックに起因するガラス板の割れを抑制する方法として、一対のガラス板を周辺部に配置された接着剤を介して貼り合わせてなる装置において、ガラスの稜線すなわちガラス板の端部の角部を面取りする方法が提案されている(特許文献2参照)。
【0009】
【特許文献1】
特開2001−76883号公報
【0010】
【特許文献2】
特開2002−287901号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のガラス板に面取りを施す方法では、多少割れの抑制は可能であるものの、面取りをすることで再度マイクロクラックが発生して、結局マイクロクラックは残ってしまい、割れの発生を回避することは難しい。
【0012】
また、この面取りの方法では、面取り装置、工程の追加が必要となってくる。さらに、貼り合せられたガラス板における表示素子側の面は、キズや汚れがあってはならない面であるが、この面に対して面取り時に付くキズや汚れの防止についても対策を施さなければならない。
【0013】
そこで、本発明は上記問題に鑑み、表示素子を挟んで貼り合わせられた一対のガラス板を備える表示装置において、面取りをしないで、マイクロクラックに起因するガラス割れの発生を抑制することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、対向して貼り合わせられた一対のガラス板(11、20)を有し、一対のガラス板の内面(11b、20b)同士は、少なくとも周辺部にて接着剤(30)を介して接着されており、一対のガラス板のうち少なくとも一方の内面には表示素子(17)が形成されてなる表示装置において、一対のガラス板の少なくとも一方は、当該ガラス板におけるスクライブされた面が内面となるように配置されていることを特徴としている。
【0015】
上述したように、このような貼り合わせのガラス板においては、たわみが生じた場合、このたわみにおいて凸方向にたわむガラス板(11、20)の外面(11a、20a)には、内面(11b、20b)に比べて強い曲げ応力が加わる。
【0016】
ここで、本発明では、一対のガラス板の少なくとも一方のガラス板(11、20)において、そのスクライブされた面(11b、20b)すなわちマイクロクラック(M)が存在する面を内面としている。そのため、このガラス板においては、当該スクライブされた面(11b、20b)に加わる曲げ応力を比較的弱いものにできる。
【0017】
また、マイクロクラック(M)はガラス板(11、20)の端部付近すなわちスクライブされた面(11b、20b)の周辺部に多く存在する。そして、本発明では、スクライブされた面を内面(11b、20b)としたガラス板(11、20)においては、スクライブされた面の周辺部は接着剤(30)によって固定されているため、マイクロクラックの進行による割れの発生も、たわみの度合も少なくなる。
【0018】
このように、本発明によれば、一対のガラス板の少なくとも一方のガラス板(11、20)を、そのスクライブされた面(11b、20b)が内面となるように配置することにより、当該ガラス板においてマイクロクラックに起因する割れを生じにくくできる。
【0019】
よって、本発明によれば、表示素子を挟んで貼り合わせられた一対のガラス板を備える表示装置において、面取りをしないで、マイクロクラックに起因するガラス割れの発生を抑制することができる。
【0020】
ここで、請求項2に記載の発明のように、一対のガラス板(11、20)の両方が、当該ガラス板におけるスクライブされた面(11b、20b)が内面となるように配置されていれば、両方のガラス板において上記作用効果を奏することができ、効果的である。
【0021】
また、請求項3に記載の発明のように、表示素子(17)としてはEL素子を採用できる。
【0022】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示す実施形態について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る表示装置としてのEL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイパネルS1の要部概略断面図である。
【0024】
このパネルS1は、大きくは、互いに対向するEL素子17を有するEL素子基板10とカバーガラス20とが、周辺部を含む対向間の略全域にて接着剤30を介して接着されることで貼り合わされたものである。
【0025】
EL素子基板10は、一対のガラス板の一方であるガラス基板11を有し、このガラス基板11の内面11b側に、当該内面11b側から順次、第1電極12、第1絶縁膜13、発光層(EL発光層)14、第2絶縁膜15および第2電極16が積層形成されてなるものである。
【0026】
第1電極12と第2電極16はストライプ状で互いに直交しており、例えばITO(Indium Tin Oxide)膜にて構成されている。この第1電極12と第2電極16とが直交した部分が、両電極12、16間に挟まれている第1絶縁膜13、第2絶縁膜15および発光層14とともに画素を構成しており、両電極12、16間に電圧を印加することで、この画素が発光可能となっている。
【0027】
発光層14は例えば、ZnS、ZnSe等の半導体材料にて構成されており、発光中心としては、Mn、Tb、Sm等を用いることができる。なお、発光中心にMnを用いた場合では黄橙色、Tbを用いた場合では緑色、Smを用いた場合では、赤色の発光を生じる。
【0028】
また、第1絶縁膜13および第2絶縁膜15はTiO2、Al2O3、SiO2、Si3N4等の誘電体により構成されている。このように、ガラス基板11の内面11bには、これら各層12〜16からなる表示素子としてのEL素子17が構成されている。これら各層12〜16は、蒸着やスパッタ等の公知の成膜法やフォトリソグラフ法等のパターニング技術を用いることによって形成できる。
【0029】
ここで、ガラス基板11は電極12、16や絶縁膜13、15、発光層14の成膜温度や電気特性などに考慮して材質選定されたものであり、EL素子基板10はELディスプレイパネルS1よりも大きいガラス(ガラス大板)にて、EL素子17を成膜した後にパネルS1のサイズに切断したものである。
【0030】
その際、ガラス大板にカッターの刃などで線を引いて切れ目を入れ、この線(切れ目)を起点にして任意の大きさに切断する。この、カッターの刃などで線を引くことを一般にスクライブと呼ぶ。
【0031】
そして、このガラス基板11におけるスクライブされた面11bが内面11bすなわちEL素子17の形成面となっている。以下、スクライブされた面をスクライブ面という。これは、後述するように、ガラス基板11におけるスクライブ面11bを内面11bとすることで割れの発生を抑制する効果を発揮させることが一つの理由である。
【0032】
もう一つの理由は、もし、ガラス基板11における素子形成面と反対面すなわち図1中の外面11a側にスクライブを行うと、素子形成面を下にしてスクライブを行うことになるので、異物等でEL素子17にキズがついたりして、素子破壊等を引き起こすことがあるためである。
【0033】
カバーガラス20は、一対のガラス板の他方として構成されるもので、本実施形態では素子が形成されない素ガラスである。このカバーガラス20もガラス基板11と同様、ガラス大板からパネルサイズに合った大きさに切断して使用するが、材質はガラス基板11と同じか熱膨張係数が近いものを用いると良い。
【0034】
熱膨張係数差が大きいと接着剤30で貼り合せた後の温度変化により、ディスプレイパネルS1が湾曲したり、接着剤30が剥れたり、最悪ディスプレイパネルS1が割れたりする恐れがあるためである。
【0035】
そして、このカバーガラス20においても、ガラス基板11と同様に、スクライブ面20bが内面20bとなるように配置されている。この理由も、カバーガラス20におけるスクライブ面20bを内面20bとすることで割れの発生を抑制する効果を発揮させることにある。
【0036】
そして、一対のガラス板11、20はその内面11b、20b同士を、周辺部を含む略全域にて接着剤30を介して接着されることで貼り合わせられている。これにより、EL素子17へのキズ発生防止や耐湿保護等がなされる。
【0037】
ここで、接着剤30は例えば、エポキシ系熱硬化接着剤を用いることができる。なお、接着剤30の屈折率が、ガラス基板11やカバーガラス20を構成するガラスの屈折率に近ければ近いほど、これらガラスと接着剤30の界面での光の反射が抑制され、映り込み等が防止されるので好ましい。
【0038】
このように、本実施形態のパネルS1は、対向して貼り合わせられた一対のガラス板11、20を有し、一対のガラス板11、20の内面11b、20b同士は、少なくともガラス11、20板の周辺部にて接着剤30を介して接着されており、一対のガラス板11、20の一方の内面には表示素子17が形成されてなる表示装置としての構成を有する。
【0039】
そして、本実施形態では、この構成において、さらに、両方のガラス板11、20において、当該ガラス板11、20におけるスクライブ面11b、20bを内面11b、20bとなるように配置した独自の構成を採用している。
【0040】
図2、図3はこのようなELディスプレイパネルS1を発光させるために回路に接続した構成を示す図であり、図2はカバーガラス20の上から見た概略平面図、図3は図2中のA−A線に沿った概略断面図である。
【0041】
図2、図3に示すように、カバーガラス20からはみ出しているガラス基板11の端部にて回路基板40が接続される。具体的には、回路基板40と第1電極12および第2電極16とがゴムコネクタ41を介して電気的に接続される。このゴムコネクタ41は一般に知られている異方性導電性コネクタを採用できる。
【0042】
また、図3に示すように、ガラス基板11、ゴムコネクタ41および回路基板40は、金属製の下カバー51と上カバー52とによって挟まれており、両カバー51、52の間には、ゴムコネクタ41の厚さおよび上下カバー51、52間の間隔を確保するためのスペーサ60が設けられている。
【0043】
そして、これら上下カバー51、52をスクリュー70を用いてネジ結合することにより、ELディスプレイパネルS1と回路基板40とが電気的に接続され、且つ、一体に固定されている。そして、回路基板40からの信号によって、パネルS1の表示が可能となっている。
【0044】
ところで、本実施形態のパネルS1においては、上述したように、両方のガラス板11、20において、当該ガラス板11、20におけるスクライブ面11b、20bを内面11b、20bとなるように配置した独自の構成を採用している。
【0045】
上述したように、このような貼り合わせのガラス板11、20においては、たわみが生じた場合、このたわみによって凸方向にたわむガラス板11、20の外面11a、20aでは、内面11b、20bに比べてたわみ量が大きく曲げ応力も強いものとなる。
【0046】
ここで、本実施形態では、一対のガラス板11、20において、そのスクライブ面11b、20bすなわちマイクロクラックM(図1参照)が存在する面を内面11b、20bとしている。そのため、このガラス11、20板においては、当該スクライブ面11b、20bに加わる曲げ応力を比較的弱いものにできる。
【0047】
こうすることで、ガラス切断時に発生したマイクロクラックMが多く曲げ強度の弱いスクライブ面11b、20bを、たわみ発生時において内面に比べてマイクロクラックMがより大きく広がることとなるガラス板11、20の外面(最表面)11a、20aから避けることで、ガラス割れを抑制することが可能となる。
【0048】
具体的に、ガラス板11、20について、スクライブ面とその反対側の面(スクライブされていない面)とで曲げ強度を測定して比較した。その結果を図4に示す。
【0049】
図4に示すように、本発明者の検討によれば、スクライブされていない面(図4では、スクライブなし面と示す)の方がスクライブ面よりも大幅に曲げ強度が大きいことが判明した。すなわち、本実施形態では、ガラス板11、20において曲げに対して強度的に強い面を外面(最表面)11a、20aに配置している。
【0050】
例えば、上記図2や図3に示すように、パネルS1を組み付けた場合には、パネルS1はカバー51、52、回路基板40、スペーサ60等のうねりや、スクリュー70の締め付けが大きいと曲げ応力を受けやすい。例えば、図の例では、パネルS1は下側に凸となるように反りやすい。
【0051】
このとき、もし、カバーガラス20の外面20aがスクライブ面であると、そこに存在するマイクロクラックには、当該マイクロクラックが広がる方向に強う曲げ応力が加わる。その結果、カバーガラス20の端面に多数存在しているマイクロクラックを起点とする割れを引き起こす。
【0052】
しかし、本実施形態では、カバーガラス20において、曲げ強度の強いスクライブされていない面を外面(最表面)20a側に配置し、曲げ強度の弱いスクライブ面を内面(貼り合せ面)20b側にすることにより、ガラス割れを抑制することができる。
【0053】
また、マイクロクラックMはガラス板11、20の端部付近すなわちスクライブ面11b、20bの周辺部に多く存在する。そして、本実施形態では、スクライブ面11b、20bを内面11b、20bとしたガラス板11、20においては、スクライブ面11b、20bの周辺部は接着剤30によって固定されているため、マイクロクラックの進行による割れの発生もたわみの度合も少なくなる。
【0054】
このように、本実施形態によれば、一対のガラス板11、20を、そのスクライブ面11b、20bが内面11b、20bとなるように配置することにより、当該ガラス板11、20においてマイクロクラックMに起因する割れを生じにくくできる。
【0055】
よって、本実施形態によれば、パネルS1において、面取りをしないでも、マイクロクラックMに起因するガラス割れの発生を抑制することができる。
【0056】
なお、ガラス基板11やカバーガラス20の切断後にスクライブ面を管理する方法として、図5に示すように、オリフラ(オリエンテーションフラット)80をつけると良い。こうすることで、確実に曲げ強度の強い面をELディスプレイパネルS1の最表面に持ってくることができる。この際、オリフラ80の形状、大きさは特に限定されない。
【0057】
(他の実施形態)
なお、一対のガラス板のどちらか一方のみが、当該ガラス板におけるスクライブ面が内面となるように配置させても良い。例えば、上記パネルS1において、カバーガラス20の内面20bのみをスクライブ面とし、EL素子基板10におけるガラス基板11の外面11aをスクライブ面としても良い。
【0058】
また、接着剤30は、ガラス板11、20の内面の端部すなわち周辺部にのみ配置されており、中央部には充填されていない形であっても良い。
【0059】
また、両方のガラス板の内面に表示素子が形成されていても良い。例えば、2枚のEL素子基板をEL素子形成面を対向させて貼り合わせた積層型ELディスプレイパネルに対しても本発明を適用することができる。
【0060】
また、表示素子としては、EL素子以外にも、液晶表示素子やプラズマ発光素子等を採用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る表示装置としてのELディスプレイパネルの要部概略断面図である。
【図2】上記ELディスプレイパネルを発光させるために回路に接続した構成を示す概略平面図である。
【図3】図2中のA−A線に沿った概略断面図である。
【図4】ガラス板についてスクライブ面とスクライブされていない面とで曲げ強度を測定した結果を示す図である。
【図5】ガラス板にオリフラを形成した構成を示す図である。
【符号の説明】
11…ガラス基板、11b…ガラス基板の内面、17…EL素子、
20…カバーガラス、20b…カバーガラスの内面、30…接着剤。
Claims (3)
- 対向して貼り合わせられた一対のガラス板(11、20)を有し、
前記一対のガラス板の内面(11b、20b)同士は、少なくとも周辺部にて接着剤(30)を介して接着されており、
前記一対のガラス板のうち少なくとも一方の内面には表示素子(17)が形成されてなる表示装置において、
前記一対のガラス板の少なくとも一方は、当該ガラス板におけるスクライブされた面が内面となるように配置されていることを特徴とする表示装置。 - 前記一対のガラス板(11、20)の両方が、当該ガラス板におけるスクライブされた面(11b、20b)が内面となるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 前記表示素子(17)はEL素子であることを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
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